ほかほかのたい焼きは心まで温かくなる冬の風物詩。薄皮自慢にあんこ自慢……。ここでは、たい焼き通であるグラフィックデザイナー・イワイサトシさんと和菓子好きのイラストレーター&デザイナー・SORRY.さんセレクトの、個性さまざまな“4匹”を紹介します!手みやげにもどうぞ。a:たい焼き鉄次¥153たい焼き界の革命児!?世界初の全自動一丁焼き。世界初の大回転たい焼き機がデパ地下でせっせと焼き上げる、薄皮でパリッと香ばしい丸形たい焼き。「たい焼き機、その名も『鉄次』が全自動で作るたい焼きは、機械でありながら1匹ずつ焼き上げる本格派の一丁焼き。日持ちが気になる場合は、7日間日持ちする一口サイズの『まめたい焼き鉄子』(4個入り¥362)もあります」(イワイサトシさん)。東京駅直結の立地や愛嬌のあるパッケージも魅力。東京都千代田区丸の内1‐9‐1大丸東京店 B1TEL:03・3212・8011(代)10:00~21:00(土・日・祝日~20:00)無休b:たいやき ともえ庵¥180(税込み)甘さ控えめの焼きたてを迫力のパッケージとともに。阿佐ヶ谷で人気の一丁焼き。薄皮に甘さをぎりぎりまで抑えた自家製あんこを詰めたたい焼きは、甘党ならずとも虜になるおいしさ。これを手みやげにするなら、インパクトのある特製箱で渡すのがおすすめ。「自慢のたい焼きを大胆にかたどった手提げ箱はたい焼きが10匹も入る大容量。味だけでなくパッケージにもこだわりたい人にうってつけ。移動中も訪問先でも視線を独り占めできますよ!」(イワイサトシさん)。東京都杉並区阿佐谷南1‐35‐20TEL:03・6383・214411:00~20:00(土・日・祝日10:30~)無休c:たいやき ひいらぎ¥180(税込み)こんがりと焼き上げた皮からあんこがはみ出す豪快な一匹。恵比寿で行列のたいやき屋さんといったらこちら。約30分かけてこんがり焼き上げられたたいやきは、皮からはみ出すあんこが食欲をそそる。「食べごたえはあるのに甘さが口に残らず、あっという間に食べきってしまう魔法の味。しっかり焼き込まれているせいか、冷めても生地のパリッと感が保たれるのも手みやげ向き。持ち帰り用には汗をかかないよう粗熱が取れたものを包んでくれる心遣いもうれしいです」(SORRY.さん)。東京都渋谷区恵比寿1‐4‐1恵比寿アーバンハウス1FTEL:03・3473・705011:00~20:00(売り切れ次第終了)月曜休d:浪花家総本店¥180(税込み)薄皮好きにはたまらない100年続く麻布の名物。創業1909年、麻布十番の老舗が一匹ずつ焼き上げるたい焼きは、ほどよい焼き目の向こうに自家製あんこが透けて見える超薄皮。あんこは一日一釜、8時間かけて煮る自家製だ。「パリパリに焼かれた素朴な味の薄皮と、小豆の風味をしっかり感じさせるあんこが特徴。名曲「およげ!たいやきくん」のモデルと噂される超有名店。未体験の方には一度食べてみていただきたい味です」(SORRY.さん)。冷めてもトーストの要領で焼けばできたての味が復活!お試しを。東京都港区麻布十番1‐8‐14TEL:03・3583・497511:00~19:00火曜、第3水曜休イワイサトシさんグラフィックデザイナー。「一日一鯛」をモットーに、約4000匹のたい焼きを食べ歩き。著書『東京のたい焼き ほぼ百匹手帖』(立東舎)がある。SORRY.さん和菓子好きのイラストレーター&デザイナー。「note」ではこれまで食べた和菓子の記録や漫画を掲載している。※『anan』2019年12月4日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・池田沙織取材、文・大澤千穂撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2019年11月30日