川崎市市民ミュージアムでは、動物写真家・岩合光昭の展覧会「岩合光昭写真展 ねこづくし」を、4月23日から6月30日まで、企画展示室1およびアートギャラリー1・2・3にて開催。5月6日には、作家が登場するトークショーとサイン会も開催する。1950年に東京に生まれ、動物写真家の父・岩合徳光に同行したガラパゴス諸島で二十歳を迎えた岩合光昭は、その大自然を目の当たりにし、動物写真家を志す。1979年には『海からの手紙』で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞、世界的グラフ雑誌『ナショナルジオグラフィック』の表紙を二度飾るなど、その作品は国内外で高い評価を得ている。こうした大自然に育まれる野生動物の姿を追う一方で、人々の暮らしの傍らで生きる猫へも眼差しを向け、岩合がとらえた猫たちの写真は多くの人々の心を惹きつけてきた。2012年にはNHK BS プレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」が放送を開始、今年2月には初映画監督作品『ねことじいちゃん』が公開されるなど、その活動の幅を広げている。本展では、「島の猫」、「やきものの里のネコ」シリーズを中心に、岩合が日本各地で撮影した猫たちの写真作品、200余点を紹介する。笠間市、茨城県 ©Mitsuaki Iwago展覧会でまとめて紹介されるのは初めてとなる「島の猫」シリーズからは、40点以上を本展のために新たにプリント。中には100×150cmの大判プリント作品も含まれる。北海道天売島から沖縄県竹富島まで、日本各地の島の猫を集め、春から初夏の展示にふさわしい爽やかな作品が並ぶ。岡山県備前市や茨城県笠間市など、日本各地の陶磁器の産地で撮影された「やきものの里のネコ」シリーズからは、穏やかで愛らしい里の猫の写真、約100点を展示。各地の展覧会で人気を博した本シリーズが紹介されるのは、南関東では本展が初めての機会となる。また「日本各地のネコ」シリーズからは、神奈川県横浜市や鎌倉市、藤沢市で撮影された神奈川の猫たちの写真、約30点をはじめ、山梨県小淵沢町(現・北杜市)の猫など、四季折々の日本各地の猫、約50点を紹介する。小淵沢町(現・北杜市)、山梨県 ©Mitsuaki Iwago5月6日には、岩合が登場するトークショーとサイン会を開催。13時から1階の映像ホールにて行われるトークショーは、定員270名、抽選となり、同館HP()にて4月16日まで事前申し込みを受付中。同日14時半より1階の逍遥展示空間にて行われるサイン会は、当日ミュージアムショップにて対象の写真集を購入した先着300名に整理券を配布。なお、写真集は9時半より販売を開始する。その他関連イベントとして、5月25日と6月8日の14時からギャラリーツアーを開催。6月13日の14時からは、5月1日から30日の期間に事前申し込みの上、抽選で当選した未就学児と保護者6組を対象にしたベビーカーツアーも行われる。岩合光昭 ©Iwago Photographic Office映像ホールでは、関連作品として3作品を上映。ジェイダ・トルン監督による『猫が教えてくれたこと』を5月3日の14時と4日の11時より、エミール・クストリッツァ監督による『黒猫・白猫』を5月3日の11時と5日の14時より、イワン・ポポフ監督による『こねこ』を5月4日の14時と5日の11時より、各回入れ替え制にて上映する。 鑑賞には、別途チケット(一般600円、65歳以上・大高生500円、小中学生400円、未就学児、障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料)が必要となる。【展覧会情報】岩合光昭写真展 ねこづくし会期:4月23日~6月30日会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室 1、アートギャラリー1・2・3住所:神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)時間:9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日、5月7日 ※ゴールデンウィーク期間(4月27日~5月6日)は開館料金:一般800円(640円)、65歳以上・大学生・高校生600円(480円)、中学生以下無料 ※()内は20名以上の団体料金、障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料
2019年04月02日東京・新宿の「ケイズシネマ( K’s cinema)」にて、特集上映「ロシアン・カルト」が、2018年3月3日(土)から3月16日(金)まで開催される。特集上映「ロシアン・カルト」は、ロシアと日本の交流を深めるために設定された、2018年の「ロシアにおける日本年及び日本におけるロシア年」を記念して行われる。トルストイ原作のソ連初SF映画『アエリータ』や、世界のカルト映画史に燦然と輝く超脱力SF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』、未完のネガが50年近い歳月を経て完成されたエイゼンシュテイン幻の傑作『メキシコ万s歳』、猫の名演技に注目の『こねこ』など、カルトファンたちの間で話題のロシア映画作品10作を一挙公開。作品は全て35mmフィルムを使用して上映される。また、2018年3月4日(日)には、トークゲストとして女優・脚本家の近衛はなを迎える。1日限りの特別イベントとなっており、「ロシアン・カルト」をさらに盛り上げてくれそうだ。【詳細】特集上映「ロシアン・カルト」期間:2018年3月3日(土)~3月16日(金)場所:ケイズシネマ( K’s cinema)住所:東京都新宿区新宿3丁目35-13 SHOWAKANビル料金:当日一般 1,500円、学生 1,300円、シニア 1,000円、特別鑑賞券 3回券3,000円上映作品:『アエリータ』(1924 年/84 分/監督:ヤーコフ・プロタザノフ)『火を噴く惑星』(1961 年/83 分/監督:P・クルシャンツェフ)『妖婆 死棺の呪い』(1967 年/78 分/監修:アレクサンドル・プトゥシコ)『スタフ王の野蛮な狩り』(1979 年/109 分/監督:ワレーリー・ルビンチク)『メキシコ万歳』(1979 年/88 分/監督:S.エイゼンシュテイン)『不思議惑星キン・ザ・ザ』 (1986 年/135 分/監督:ゲオルギー・ダネリヤ『ミスター・デザイナー』(1988 年/107 分/監督:オレーグ・テプツォフ)『UFO 少年アブドラジャン』(1992年/88分/監督:ズルフィカール・ムサコフ)『こねこ』(1996 年/84 分/監督:イワン・ポポフ)『フルスタリョフ、車を!』(1998年/142分/ロシア=フランス/監督:アレクセイ・ゲルマン)■関連情報トークゲストとして、女優・脚本家・詩人の近衛はなが登壇日時:2018年3月4日(日)18:30~「不思議惑星キン・ザ・ザ」上映後
2017年12月31日