アンドリュー・ロイド=ウェバーとティム・ライスのミュージカル劇『ジョセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』が映画化されることになった。監督は『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウ。製作はアマゾン・スタジオ。ロイド=ウェバーは長年、この作品の映画化を望んでおり、ハリウッドのパートナーを探してきたという。作曲家のロイド=ウェバーと作詞家のライスは、学生時代に、旧約聖書にもとづくこのミュージカルを書いた。15分のバージョンが初めて上演されたのは、1968年。1973年、フルのバージョンがウエストエンドで上演された。チュウは現在、やはりミュージカル劇の映画化である『ウィキッド』をロンドンで撮影中。出演はシンシア・エリヴォ、ミシェル・ヨー、アリアナ・グランデ。文=猿渡由紀
2023年04月13日ティモシー・シャラメが、主演映画『Wonka』(原題)で演じているウィリー・ウォンカのビジュアルをSNSで初公開した。キャプションには「The Suspense is terrible, I hope it will last…」(ハラハラが止まらない。もっと続けばいいのに)とある。これはオスカー・ワイルドの戯曲の一節であり、かつ『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダー演じるウィリー・ウォンカのセリフでもある。つまり、ティモシーが『夢のチョコレート工場』を観て、ジーン版のウォンカを研究していることがうかがえる。ティモシーが衣装を身につけ、ウォンカに扮した姿は「信じられないくらい素敵」「2人のウィリー・ウォンカ(ジーン&ジョニー・デップ)を完璧にミックスさせた感じ」「期待できそう」と好評。『Wonka』は『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚を描き、ティモシーが「歌って踊る」と発表されているミュージカル映画。あるファンがいまよりもっと若い頃のティモシーらしき人物がマイクを持って踊っている動画をツイッターに投稿し、「(『Wonka』の)リハーサルの動画」とツイート。それをティモシー本人がリツイートして話題になっている。動画のBGMは『夢のチョコレート工場』の「ウンパ・ルンパの歌」に替えられている。(Hiromi Kaku)
2021年10月11日「セックス・アンド・ザ・シティ」(以下、「SATC」)で主人公キャリーの親友スタンフォードを演じたウィリー・ガーソンが亡くなった。57歳だった。「USA TODAY」などによると、短期間患ったのち亡くなったとのことだが、詳しい死因は明らかになっていない。ウィリーは近々配信開始となる「SATC」の続編「And Just Like That…」(原題)にカムバックすることが決定しており、すでに撮影を終えていたという。「SATC」の共演者、ミランダ役のシンシア・ニクソンは、「本当に深く、深く悲しんでいます。ウィリー・ガーソンが亡くなりました。私たちみんな彼のことが大好きだったし、一緒に働くのが楽しかった。彼は画面上でも実生活でも果てしなく面白い人でした」とツイート。「SATC」の中で、スタンフォードの夫のアンソニー役を演じたマリオ・カントーネは「あんなに素晴らしいテレビ・パートナーはいません。あまりの悲しみでどうしていいかわからないし、打ちのめされています。あまりにも早く逝ってしまった。ウィリーは神からの素敵な贈り物でした。安らかに…大好きだよ」とインスタグラムで追悼した。ウィリーの最後のツイートは9月5日、「お互いに思いやりを持ちましょう…常に。みなさんに愛を。親切な行為に取り組んで」だった。現在、このツイートは「いいね!」やリツイートの数が伸び続けている。(Hiromi Kaku)■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.SEX and the CITY/セックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.
2021年09月22日ティモシー・シャラメが『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『Wonka』(原題)で、主人公の若きウィリー・ウォンカを演じることが決定した。ティモシーの代理人が認めており、ティモシーが「歌って踊る」ことも明らかにしている。『チャーリーとチョコレート工場』は、世界中で大人気のお菓子を製造しているウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学できるチケットを運よく引き当てたチャーリー・バケットら子どもたちの物語。今作『Wonka』は、その工場がオープンする前の時代の話で、若い頃のウィリー・ウォンカに焦点を当てる。監督は『パディントン』シリーズのポール・キング、公開日はすでに2023年3月17日に設定されている。ウィリー・ウォンカ役については、これまでに1971年の『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダー、前作の『チャーリーとチョコレート工場』ではジョニー・デップが演じた。『Wonka』の公開日が決定した今年1月、ワーナー・ブラザースはウィリー・ウォンカ役にトム・ホランドもしくはティモシー・シャラメを希望していると「Collider」が報じていた。現在ティモシーは『君の名前で僕を呼んで』でタッグを組んだルカ・グァダニーノ監督の最新作『Bones & All』(原題)の撮影中。ボブ・ディランの伝記映画に主演することも決定しており、多忙を極めている。(Hiromi Kaku)
2021年05月25日カワキィ(KA WA KEY)の2021-22年秋冬コレクションが発表された。テーマは「THROUGH THE LOOKING GLASS」。着想源はピーターパンやウィリー・ウォンカ想像力と現実の二面性をテーマに据えた今シーズン。その着想源となったのは、未曾有の状況の中で出会った『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカやコメディ・ドラマ『シッツ・クリーク』のモイラ・ローズ、『不思議の国のアリス』のマッドハッター、ピーター・パンなどのキャラクターたちと彼らの二面性だという。そんな“想像の世界”のキャラクターを表現した、個性豊かなワードローブが展開された。縦・横・斜めにリズミカルな線をまず目を引くのは、縦や横、斜めなどあらゆる方向にリズミカルな線を引いたアイテムだ。斜めの線はシャツやパンツに出現。ひらひらとなびくフリルを織り交ぜながら斜めに切り替えを施したブルーのシャツや、色や柄が異なるテキスタイルを交互に組み合わせることでアクティブな表情に仕上げたチェック柄のパンツなどが披露された。一方、ボーダー柄はニットやTシャツに登場。2つのニットをドッキングさせたセーターは、左右で長さを変えることでプレイフルなムードを演出。色味の異なるボーダー柄を縦に並べたTシャツは、所々色が剥がれ落ちたような加工を施すことで奥行きのあるデザインに仕上げた。ゆったりとしたシルエットのニットシルエットは、男女問わず着用できるユニセックスウェアを提案しているカワキィらしくゆるめのシルエットで。ドロップショルダーのニットやTシャツ、足のラインが出ないパンツなどが展開された。ベストとしても使えるマフラーニット帽やマフラー、ミトンなどコーディネートにアクセントを加えるアイテムも豊富なラインナップで登場。特に注目したいのは、タートルネックのベストとしても使える2WAY仕様のマフラーだ。サイドから毛糸を長く伸ばしたり、前後左右で長さを変えたりなど、ユニークなルックスに仕上げている。鮮やかな原色にダークカラーを織り交ぜてカラーは、赤や青、黄色といった鮮やかな原色を主流としつつ、ネイビーやブラックなどダークカラーのアイテムも展開。ネイビーのラメ糸で編み上げたニットにはショルダーにバラのような装飾をセットし、ブラックのストライプパンツには左右で異なる柄を採用した。いずれも、シンプルなカラーリングながらもエッジの効いたデザインに仕上げているのが印象的だ。
2021年04月25日ZUCCa(ズッカ)から、ミッキーマウスが登場する短編映画『蒸気船ウィリー(STEAM BOAT WILLIE)』をモチーフにした「ミッキーマウス コレクション(MICKEY MOUSE COLLECTION)」が、2017年8月11日(金)より全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOPにて発売される。ZUCCaとディズニーによるアイテムは、ミッキーマウスをモチーフにした「Round Mark Product」を2006年に販売して以来11年ぶり。セカンドコレクションでは、1928年にアメリカで公開されたミッキーマウスの短編映画『蒸気船ウィリー』をテーマに、本作と同様モノトーンカラーで映画の世界を3つのシリーズに落とし込む。船員帽や黒目など、1928年当時のミッキーマウス仕様にした「STANDING MICKEY」シリーズからは、箔プリントのTシャツとダブルジャガード編みのニットが展開される。また、「MICKEY CREST」は、ひび割れプリントによって古着のような風合いを出したシリーズ。Tシャツとワンピースには、プレイフルなプリントが重なっており、その中には一ヶ所だけ本物のポケットが隠れている。ミッキーフェイスを迷彩風にアレンジした「MICKEY CAMO」シリーズからは、Tシャツ、ポケッタブルバッグ、トートバッグ、ベルトスニーカーが登場する。これら豊富なアイテムはメンズ・ウィメンズともに展開。『蒸気船ウィリー』のプレイフルな世界とズッカのカジュアルモードな世界が融合している。【詳細】MICKEY MOUSE COLLECTION発売日:2017年8月11日(金)取り扱い店舗:全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOP価格:・STANDING MICKEY T 10,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ホワイト・ブラック ※ともにシルバー箔プリント※EC限定カラー:ホワイトのボディにゴールド箔プリント・MICKEY CREST T ワンピ―ス 14,000円+税、Tシャツ 12,000円+税展開:ウィメンズ(ワンピース)・メンズ(Tシャツ)色:ホワイト・グレー・MICKEY CAMO T 変形Tシャツ 14,000円+税、Tシャツ 13,000円+税展開:ウィメンズ(変形Tシャツ)・メンズ(Tシャツ)色:ブラック・STANDING MICKEY KNIT 36,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ブラック・MICKEY CAMO BAG トートバッグ 12,000円+税、ポケッタブルバッグ 5,500円+税展開:トートバッグ・ポケッタブルバッグ色:ブラック・MICKEY CAMO SNEAKERS 15,000円+税展開:ウィメンズ・メンズ色:ブラック【問い合わせ先】ZUCCa(A-net Inc.)TEL:03-5624-2626
2017年08月05日昨年10月、ワーナーブラザースが、『チャーリーとチョコレート工場』の工場長ウィリー・ウォンカをテーマとした新たな映画を構想中だと発表した。9か月を経て、新たな情報が入ってきた。ワーナーが主役のウィリー・ウォンカ役に29歳から35歳の主演俳優を探しており、現在36歳でワーナーが求める年齢層よりもほんの少し上ではあるものの、ライアン・ゴズリングが興味を示しているようだと「The Hashtag Show.com」が報じている。ウィリー・ウォンカ役は過去にジーン・ワイルダーが『夢のチョコレート工場』(1971年製作)、ジョニー・デップが『チャーリーとチョコレート工場』(2005年製作)で演じてきた。前者はいまだにカルト的人気を誇り、後者は世界で約4億7,500万ドルを売り上げる大ヒット作に。ライアンが3人目のウィリーを演じるのか、あるいは誰がウィリーを演じるにせよ、作品に対するファンの期待は高そうだ。『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの敏腕プロデューサー・デヴィッド・ヘイマンが手掛けることもあり、かなり規模の大きい映画になることが予想される。『インサイド・ヘッド』のサイモン・リッチが脚本を担当する。(Hiromi Kaku)
2017年07月07日舞台やドラマでの活躍が目覚ましい、大阪府出身の俳優、水田航生が、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたミュージカル『サンセット大通り』に出演する。作品に対する思いを聞いた。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報ミュージカルの歴史に名を残す、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した『サンセット大通り』は、1993年にロンドンで初演。その後ブロードウェイで開幕し、1995年にはトニー賞7部門を受賞した。日本では鈴木裕美の演出で2012年に上演され大きな話題を呼んだ。今回再演が決定し、「あのロイド=ウェバーさんの作品に初めて出演できるなんて、本当に光栄で嬉しいです。しかも演出は、よく舞台を拝見していて面白い作品を作られるなぁと尊敬していた鈴木裕美さん。早く鈴木さんと作品について語り合いたいです」と、舞台稽古に入るのが待ちきれないようだ。ビリー・ワイルダー監督の傑作同名映画をベースに、ハリウッドでかつては名を馳せていた大女優ノーマが、過去の栄光を忘れることができず、仕事や男性に執着し、暴走していく姿をサスペンスやホラー仕立てで描く。「日本版の初演の映像を見たら、劇場の温度が5℃下がっていくような怖さでした(笑)。客席にスモークや霧が漏れていくような感覚ですね」。楽曲を聞くだけで、その独特の世界観が今でも甦るという。「一曲の中で調や拍子がドンドンと変化していくのがロイド=ウェバーさんの楽曲の難しさ。リズムを取るのも大変ですし、セリフの掛け合いが多い。曲を聞かせるだけではなく、会話としても成立させなければいけないんです」ノーマは若い脚本家のジョーと恋に落ちる。水田が演じるのは、ジョーの親友で映画助監督のアーティだ。「アーティは明るくてハッピーな人ですが、彼の婚約者ベティもジョーに恋心を持つんです。アーティが魅力的であればあるほど、観客にアーティを選んだほうがいいのにと思ってもらえる。アーティの魅力との対比で、舞台の重くて妖しい世界がより際立つようにしたいですね」。ジョーはダブルキャストで平方元基と柿澤勇人が務める。「元基くんもカッキ―(柿澤)も気心しれた仲で、会ってもくだらない話しかしない(笑)。でも、ふたりとも今やミュージカル界を引っ張る存在なのですごいです。僕も相手によって芝居を変えるのではなく、そのときのリアルな感情を表現できれば」と意気込む。小学生から習うダンスも舞台に映える水田。ミュージカル界を担う若手のひとりになるであろう、彼に注目したい。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。取材・文米満ゆうこ
2015年06月04日