ジェニファー・ガーナーとポール・ウォルター・ハウザーが新作映画で共演することになった。犯罪映画で、タイトルは『Fruitcake』。ふたりが演じるのは、実在するテキサスの夫婦。夫サンディはコリン・ストリート・ベーカリーという歴史ある店で会計士として働いている。だが、サンディと妻ケイは、その店から多額のお金を盗み取っていたのだった。この映画は一度、ローラ・ダーンとウィル・フェレル主演で映画化されるはずだったが実現せず、今の形になった。監督はマックス・ウィンクラー。ガーナーの次回作は、7月公開予定の『デッドプール&ウルヴァリン』。ハウザーの次回作は声の出演をするピクサーの『インサイド・ヘッド2』。文=猿渡由紀
2024年03月14日テレビ東京で放送されている「午後のロードショー」枠では、3月23日(月)に『ウォルター少年と、夏の休日』をオンエアする。本作は驚きのラストで世界に衝撃を与えた『シックス・センス』や『ペイ・フォワード 可能の王国』、スタンリー・キューブリックの遺志をスティーヴン・スピルバーグが受け継ぎ完成させた『A.I.』などで世界中に愛されたハーレイ・ジョエル・オスメント。『ハンナとその姉妹』でアカデミー助演男優賞に輝き近年では『ダークナイト ライジング』『インターステラー』などで知られるマイケル・ケイン、『地獄の黙示録』でゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞の助演男優賞を受賞したほか、『ゴッドファーザー』などで知られるロバート・デュバル。『7月4日に生まれて』や『ヴィランズ』などのキーラ・セジウィックといったキャストが出演。物語は1960年代初頭のアメリカが舞台。父親がいない14歳の少年ウォルター(ハーレイ)が夏休みの間、母親の都合で2人の大伯父が住むテキサスの田舎に預けられることになる。広大な土地に動物と暮らす大伯父たちは40年間も連絡が取れず、莫大な現金を隠し持っているとのうわさも出るほどのくせ者で、無愛想で子どもが嫌いなハブ(ロバート)と、ガース(マイケル)にウォルターはなかなか馴染めないでいた。2人もまた長い夏を初めて会う子どもと共に過ごすという思いがけない事態に戸惑いを隠せない。テキサスに着いた日の夜、ウォルターは屋根裏のトランクの中から古い写真を見つける。写っているのはジャスミン。2人がフランスの外国人部隊に所属し北アフリカにいた頃、ハブは彼女と恋に落ちたという。もっと深く知りたがるウォルターにガースは、戦争、砂漠のお姫様、アラブのシーク、殺し屋、決闘…アラビアン・ナイトのような奇想天外な自分たちの過去を明かし始めた。その物語にウォルターは強烈に引きつけられていくのだった…というストーリー。孤独な少年とかつてヒーローだった2人の老人が出会った時、生まれた感動の物語『ウォルター少年と、夏の休日』は3月23日(月)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年03月23日イケア(IKEA)は、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクとコラボレーションした「グローダンデ(GLÖDANDE)」コレクションを2016年6月23日(木)より全国のイケアストアで発売する。ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクは、ドリス ヴァン ノッテン、アン ドゥムルメステールらとともに「アントワープ6」の1人として知られるファッションデザイナー。ただ服をデザインするのではなく、ストーリーとともにデザインしていくということを大切にし、数多くの作品を世に送り出している。今回、ウォルターのアイデアを生活用品で表現。「ワンダーモーイ(Wondermooi)」と名付けられた架空のキャラクターたちの物語を布地、文房具、ショッピングバッグ、ラグ、食器、リネンなど約30のアイテムの上で描く。それらはどれも強烈で個性的。しかし、親しみの湧く仕上がりで、日常生活に華を添えてくれそうだ。【アイテム詳細】「グローダンデ(GLÖDANDE)」コレクション発売日:2016年6月23日(木)取扱い店舗:全国のイケアストア(イケア仙台を除く)アイテム例・グローダンデ クッションカバー 999円(税込)・グローダンデ サイドプレート 699円(税込)・グローダンデ Tシャツ 1,299円(税込)
2016年06月25日シューズブランド、ウォルター・ステイガー(WALTER STEIGER)は、1月6日から12日まで、伊勢丹新宿店本館2階婦人靴/プロモーションで期間限定プロモーションを実施する。ウォルター・ステイガーは、1932年革職人であったウォルター・ステイガーがパリで創業したシューズブランド。2016年春夏コレクションから本格的に日本での展開をスタートする同ブランドのシューズは、エレガントなシルエットで足を包み込むフィット感があることで知られる。今回のプロモーションでは、同ブランドの代名詞ともいえる独特な曲線を描く“カーブヒール”パンプスを中心に紹介。会期終了後は、東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネにおいても、1月20日から2月3日まで実施される。
2016年01月03日最近はインド映画がきてます! ボリウッド映画と言って、ハリウッドよりもお金を投入する映画も少なくありません。37億円を投入したインド映画『ロボット』は日本でも話題でした。しかし!お金をかけたからと言ってイイ映画ができるとは限りません。■『クレオパトラ』の転落人生映画史に残る失敗映画と言えばこの『クレオパトラ』です。主演は、当時絶世の美女とされたエリザベス・テイラー。エリザベス・テイラーに世界三大美女のひとり、クレオパトラを演じさせて、華麗なる史劇を展開しようという企画です。企画自体は悪くないですよね。彼女は100万ドルのギャラで契約。映画が企画されたのは1958年、予算は300万ドル(当時の換算で約14億円)でした。この時点で破格の予算です。■脚本なし!予算は倍の600万ドルに!ところが、ここからがいけません(笑)。撮影開始時に脚本ができあがっていませんでした。仕方がないので、撮影しながら脚本は作るという場当たりな対応で、取りあえずゴー。まずはハリウッドに撮影セットの建て込みを始めます。しかし! 「海外にセットを作った方が税金が安く済むよ」という余計なアドバイスをした人がいて、作りかけだったセットを捨ててロンドンに移動します。ロンドンに行ってみると、セットの建設予定地が「これ狭くて入らないかも」ということが判明。前もって土地の広さを確認していなかったことにも驚きますが、その後の対応にはのけぞります。「でも、まあやってみるか」とセットを建て始めたのです。ここまでのくだりで1960年になっており、予算は倍の600万ドルに上方修正(笑)。ちなみに脚本はまだできていませんでした。■予算を3倍の900万ドルに!1960年の夏に脚本が完成して秋から撮影開始。ところが主演女優のエリザベス・テイラーが高熱でダウン。進まなくなります。そうこうするうちに「やっぱり狭くてダメだ」ということになって、ロンドンから撤収決定!予算は3倍の900万ドルに上方修正(笑)。ついでに監督もクビになって、新しくジョゼフ・マンキーヴィッツが監督に就任します。この監督のすえられ方も大問題でした。エリザベス・テイラーのお気に入りだったのです。いわゆる情実人事ってやつですね。結果から言えば、マンキーヴィッツは監督を引き受けるべきじゃなかったのです(笑)。マンキーヴィッツ新監督は「ゼロからやり直しだ」と考えたので脚本もやり直しになりました。ここでエリザベス・テイラーが肺炎で痛恨の入院! 撮影期間がめちゃくちゃになったので、押さえていた他の俳優の契約拘束期間が終了。エリザベス・テイラー以外の配役が全とっかえになります。■さらに1,400万ドル追加!仕方がないので、予算を新しく1,400万ドル積むことになりました。もちろん20世紀FOXはこれで倒産寸前に転落。いやあ映画制作って怖いですね。で、1961年の秋から撮影を始めようとしましたが、今度も脚本が間に合いませんでした。仕方がないので監督のジョゼフ・マンキーヴィッツが撮影しながら脚本を書きました。死ぬほど働いたマンキーヴィッツは何度もぶっ倒れます。脚本がないので、場当たり撮影のため、進行はオシにオシて、結局750万ドルも余計にかかりました。これでも制作は終わらなかったのです。原因は恋です(笑)。エリザベス・テイラーが俳優のリチャード・バートンとつき合い始めたのです。これは「世紀の恋愛」と言われました。制作終盤のこの時期に、恋に落ちたエリザベス・テイラーが撮影所に来なくなってしまいます。監督は心労でドラッグに逃げるようになりましたが最後までなとか踏ん張りました。ここでプロデューサーのウォルター・ウェンジャーがクビになります。彼はそれまではハリウッドを代表するプロデューサーでしたが、この映画でキャリア終了。■ついに完成! 結局10倍のコスト(涙)そして1962年夏についにクランクアップ!企画がスタートしてから4年。最初は300万ドルでスタートして結局総製作費3,111万5,000ドル(当時換算で約150億円)で完成!なんと最初の予算の10倍のお金を突っ込んだのです!映画の神様はこの映画にほほ笑みませんでした。お客さんが来なかったのです。濃い映画ファンなら知ってる話なんですが、このクレオパトラの転落は映画史にさんぜんと輝いています。■コッポラの転落制作『地獄の黙示録』あんまり完成しないので、現場で監督が気がヘンになりそうだった映画というと『地獄の黙示録』があります。監督は『ゴッドファーザー』シリーズで有名なフランシス・フォード・コッポラ。ちなみに地獄の黙示録はベトナム戦争の映画ですが、撮影自体はフィリピンで行われました。企画が企画なので、米軍がまったく協力せず、仕方がないのでフィリピン軍に協力を頼みました。せっかく作ったセットが台風の直撃でぶっ壊れて立て直し。主役のマーロン・ブランドが言うことを聞かないので全然撮影が進まず。コッポラは脚本を毎日書き直しつつ撮影。ついに倒れます。結局1,200万ドルの予算で始まった企画なのに3,100万ドルもかかりました。コケたら映画会社もコッポラも破産でおしまい!でした。ところが映画の神様はコッポラを見放しませんでした。死にそうになりながらコッポラが撮ったフィルムには、物語はよくわからないながらも異様な迫力が宿っており、興行成績は世界的な大ヒット!とにかくヒドイ目に遭う映画というのは一定のパターンがあるようです。●脚本もできてないのに撮影を始める●とにかく大規模なセットを建てる●しかもそのセットを何度も建てる●かつそのセットにはあまり意味がない●主役の俳優(女優)がビッグ●しかも言うことをきかない●監督に妙な自信がある●しかもその自信がおかしい最近ではCG技術が発達し、大規模セットを建てるなんてことはあまりありません。すごい予算をかけた映画がなくってちょっと残念ですね(笑)。(谷門太@dcp)
2012年09月08日