お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良、俳優の木下ほうから、フジテレビ系バラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』のメンバーが、同局系大型バラエティ番組特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』(7月23日18:30~24日21:24)で放送される『サザエさん』に、声優として出演することが決まった。今回は、司会の内村のほかは、木下演じる"イヤミ課長"、菜々緒演じる"悪女エリカ"、山村紅葉・夏川加奈子演じる"迷惑おばさんコンビ"、宍戸美和公演じる"眼鏡のおばさん"というキャラクターで登場。磯野家の周りで起こったさまざまなスカッとする話が展開され、イヤミ課長がカツオや波平に「はい、論破!」と言い放つシーンも見られる。内村は「実際に自分のイラストを見ると、年相応の内村になったなと(笑)。前髪の分け方も、ちゃんとそっくりでうれしいです」、木下は「僕のイラストは実年齢より若々しくしていただいて」と喜んでいる。
2016年07月17日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良がMCを務める、視聴者参加型の単発バラエティ番組『内村カメラ』が、日本テレビで17日(13:15~ ※関東ローカル)に放送される。この番組では、芸能人がSNSなどを通じて、視聴者にさまざまな"お題"を出題。回答場所は、全国に置かれた定点カメラの前で、SNSを見てやってきた人から、偶然カメラの近くを通った一般人、芸能事務所に所属する芸能人と、多種多様な人々が答えていく。"お題"の内容は、オリエンタルラジオ・藤森慎吾の「オリジナルの即興ラップで あなたの日頃のストレスを発散してください!」や、イモトアヤコが東京・高尾山から出題する「大きな声で"ヤッホー"と叫んだ後、小さい声であなたの秘密を教えてください!」といったものなど。スタジオでは、主宰者・内村と、ピース・又吉直樹、サンドウィッチマン・伊達みきおらゲストたちが、心に響いたり、応援したくなったりといった「なんか良いじゃん!」と思ったものを評価し、"お題"ごとにナンバーワンに選ばれた挑戦者には、金一封をプレゼント。さらに、ゲストの面々も回答にチャレンジする。
2016年07月12日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が、フジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』(7月23日18:30~24日21:24)のMCに参戦することが25日、明らかになった。同日放送された南原司会の『超ハマる!爆笑キャラパレード』で発表された。今年で30回目を迎える『27時間テレビ』は、MC陣がリレーでつないでいく形式で、南原は『爆笑キャラパレード』を率いて参戦することが決定。「27時間フェス実行委員会」のピース・綾部祐二が、南原を誘う形で発表された。このほかのMCは、相方の内村光良に加え、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、ネプチューン、松岡茉優。さらにお昼の情報バラエティ『バイキング』から、坂上忍、雨上がり決死隊、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、柳原可奈子、高橋真麻が務める。「27時間フェス実行委員会」としてはピースのほか、陣内智則、山崎弘也、オードリー、指原莉乃らが、MCをサポートし、フジテレビの佐野瑞樹アナ、永島優美アナ、宮司愛海アナの3人が進行を担当する。
2016年06月25日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が、フジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル2016』(7月23日18:30~24日21:24)のMCに参戦することが13日、明らかになった。同日放送された内村司会の『痛快TVスカッとジャパン』で発表された。今年で30回目を迎える『27時間テレビ』は、MC陣がリレーでつないでいく形式で、内村は『痛快TVスカッとジャパン』を率いて参戦することが決定。「27時間フェス実行委員会」の陣内智則が、内村を誘う形で発表された。このほかのMCは、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、ネプチューン、松岡茉優、さらにお昼の情報バラエティ『バイキング』から、坂上忍、雨上がり決死隊、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、柳原可奈子、高橋真麻が務める。「27時間フェス実行委員会」としては陣内のほか、山崎弘也、オードリー、ピースらが、MCをサポートし、フジテレビの佐野瑞樹アナ、永島優美アナ、宮司愛海アナの3人が進行を担当する。
2016年06月13日きょう6日深夜に放送されるテレビ朝日のディレクター育成番組『EXD44』(毎週月曜24:15~24:45 ※一部地域を除く)では、大手芸能事務所・サンミュージックの敏腕マネジャーが、ライバル事務所の芸人をスカウトするという企画を放送する。この番組は、AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏が企画監修を務め、"EXD44"と命名されたテレ朝の若手ディレクター11人が、毎週出されるお題に沿った映像コンテンツを、制作時間・予算も全く同じという条件の中で制作していくもの。今回は、ダンディ坂野、カンニング竹山、鳥居みゆき、小島よしお、スギちゃん、メイプル超合金といった芸人をブレイクさせた、サンミュージックの小林雄司マネジャーが、ライバル事務所に乗り込み、なかなか売れずにくすぶっている芸人を見つけて「うちに譲ってくれませんか?」と移籍交渉に臨む。交渉相手は、オアシズ、アンジャッシュなどを擁するプロダクション人力舎と、ウッチャンナンチャンを筆頭に『EXD44』レギュラー出演者のバカリズムも所属するマセキ芸能社。小林マネジャーは、自らの目で芸人たちのネタを吟味して、ブレイクの可能性を感じた芸人を選出し、「100万円で譲ってください!」と衝撃の移籍金を提示する。
2016年06月06日●嵐の人生に刺激になるようなことを今、注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。第6回の"テレビ屋"は、日本テレビで『世界の果てまでイッテQ!』『月曜から夜ふかし』『嵐にしやがれ』など、多くの人気バラエティ番組を手掛ける古立善之氏。入社後まもなく『電波少年』という"ドキュメントバラエティ"の先駆的な番組にいた経験から、担当するどの番組にも「ストーリーを大事にする」という意識が根底に流れているという――。――今回、古立さんを指名されたフジテレビの木月洋介さんから、古立さんの番組を「あれだけ特徴のある作り方をされているのに、しっかりゴールデンで戦っているというのが、すばらしいと思うし、尊敬に値します」とメッセージをいただきました。答えづらいですね(笑)。『イッテQ』に関しては、幅広い世代の方に見てもらうことを意識して作っていますし、『月曜から夜ふかし』『満天☆青空レストラン』なども、それぞれ時間帯に合わせて作っているつもりです。――逆に木月さんの番組の印象はいかがですか?やっぱり箱の作り方がうまいなと思います。『ヨルタモリ』もそうでしたし、『クイズやさしいね』『痛快TVスカッとジャパン』もそうですけど、企画があって、その企画を見せるためのフィールドの作り方を、舞台演出のようにこだわっていますよね。――早速『嵐にしやがれ』についてからお伺いしていきたいのですが、演出という立場での業務範囲はどのようなものですか?企画を決めたり、ディレクターと個別に演出の打ち合わせをしたりという感じです。僕はどの番組でもそうなんですけど、ディレクターから上がってきたものを最終ジャッジするというよりは、全部のディレクターと場を設けて、一緒に考えていきます。――企画の立案から最後の完成まで、どのような流れで進んでいくのですか?例えば松本(潤)君とムロツヨシさんが「男と男のスマート対決」をやるときは、2人がどんな対決をしたら面白いだろうか、担当ディレクターがいろいろ案を出してきて、それをひとつひとつ想像し、細かい演出を決めます。最終的にVTRをチェックしてスタジオに出して、そのリアクションを撮り、全体の本編にしたときに、最後の調整をするという感じですね。――この番組を担当されてから1年がたちましたが、手応えはいかがですか?手応えは…まだそんなにないですね(笑)。やはり嵐はとてもパフォーマンス力が高くて、僕らが用意したことを完璧にやってくれてはいるんですが、果たしてそれが嵐に対して刺激になってるのかな?というところの手応えでいうと、我々作り手が、嵐の力を借りている面が大きいと感じているので、もう少し頑張らなきゃいけないなと思っています。――嵐にとって刺激になっているか、という部分ですか。僕の番組はストーリーを大事にするんです。例えば、『イッテQ』の「お祭り男」や「イモトワールドツアー」「温泉同好会」などは、根底にその人の人生があるんです。宮川大輔という芸人がお祭り男になり、ブレイクして、年を取っても頑張らなければいけないという大きなストーリーがあるし、イモトにしても無名の子が24時間マラソンもやって、キリマンジャロやマッキンリーにも登って、その中でいろいろ葛藤がある。温泉も女芸人のメンバーがいろいろ変わっていく…。僕は、入社2年目でついた『電波少年』の時からそうなんですけど、人生をフリにして、番組で物語を伝えていくということが一番面白いなと思っているんです。そういう意味で、嵐のメンバーの人生の刺激になるようなことができたりしたら最高だなと思っています。おこがましいのですが、絶対にあると思うんですよ、ここから先に出てくる彼らの新たな魅力が。――先日の放送では、二宮和也さんが大手町のど真ん中でドラム缶風呂に入っていましたし、なかなかアイドルに攻めてるなぁと思いましたが…。いやいや、あんなの二宮さんなら朝飯前ですよ(笑)。そこが嵐のすごいところなんです。僕らテレビの制作者が浅い知恵で「嵐がパンストかぶったら面白くない?」って考えるんですけど、そんな浅いことじゃダメなんですよ、あの人たちと対等にやるには。――信頼関係も必要になってきますよね。はい、もちろん時間も必要です。知り合って1年くらいのよく分からない人に、全部をさらけ出してくれるなんてことはないですから。でも松本君は、もともとすごいクールでカッコいいっていうイメージがありましたが、実はおちゃめで、こっちも笑ってしまうような"お笑い要素"が、ものすごく出てきていますね。――先ほど『イッテQ』の例を挙げられましたが、『青空レストラン』でも宮川大輔さんが地域の人たちとのふれあいで新しい一面を見せていますし、それこそ『月曜から夜ふかし』は街頭で出会った素人さんからどんどんストーリーができていきますよね。ある種完成されている嵐との番組は、古立さんにとってチャレンジという面が強いですか?うん、やっぱり強いですね。簡単ではないですが、そういうことを目指してやっています。●『イッテQ』最大の進化は"スピード感"――『イッテQ』は、古立さんが経験した『電波少年』のイズムを受け継いでいますよね。その時のように、海外で素人がスターになっていくということも意識して立ち上げられたのですか?全然そんなことはないんです。もともと海外が好きだったので『イッテQ』の企画書を書いたんですけど、無名の人を有名にしようという野望はなかったです。ただ、無名の人を使うことへの抵抗もなかったです。だから、イモトを使うにしても、日曜8時で、当時誰なのか分からない人を舞台に上げたことに関しては、いろんな人に「よくチャレンジしたよね」って言われるんですけど、そんな強い決意はなかったんですよ。――また、新メンバーオーディションを始めましたね。そうですね。昨日も行きましたよ。誰も知らない子が世界の果てに(笑)――『電波少年』の全盛期から20年がたちましたが、そこから『イッテQ』が進化している部分はどんなところですか?あの頃ってああいう番組がなかったんですよ。「ドキュメントバラエティ」というジャンルも初めてだったし、編集的に初めての技法もいっぱいあったし。だから知らない子がヒッチハイクをして、片言の英語で道を聞くというだけで面白かった。しかしその後、後を追う番組が続出してドキュバラが当たり前のジャンルになりました。そこから『イッテQ』が一番進化していると思うのは、視聴者が見飽きてしまったであろう要素を全部捨てているんです。――捨てている。具体的には?例えば、オーロラを見に行くロケで、現地のガイドに出会って「私、日本からオーロラを見に来たんですけど、見られますか?」と会話を始める。そういう段取りは、昔のドキュメントバラエティでは流れていたんですけど、そんなことは誰が見ても分かることなので、『イッテQ』では出会いのシーンが無いときもあるし、少なくとも「私、日本からオーロラを見に来たんですけど、見れますか?」というセリフは絶対流れないです。だから、タレントが海外に1週間行っているのに(VTRの)尺がいかないんです。場合によっては内村さんに5日も6日も海外に行ってもらって、25分とか超贅沢にやらせてもらってます。――確かに! そこで「もったいない」という感覚にはならないのですか?もったいないと言ったらもったいないですけど、やっぱりそのスピード感が『イッテQ』の一番進化しているところですからね。――その進化の背景には、視聴者側が「タレントが海外に行って何かにチャレンジする」というフォーマットに慣れてきたということもあるのでしょうか。時代が変わってきたというよりも、テレビってエンターテイメントの中で一番スローじゃないですか。映画はものすごく展開が早く進みますよね。音楽も3分くらいで表現するし、漫画とかと比べても「テレビってどんだけ話が進まないんだよ!」となりたくない。うちは子供がいるんですけど、ヒーロー戦隊ものって遅くないんです。30分で敵が現れて事件が起こって、少し挫折しかけて団結して戦って、巨大化してやっつけてエンドまでいっちゃうんです。子供を楽しませるエンターテイメントのスピードってそういうものだろうなという体感があるので、僕の番組は全部展開が早いですよ。――『月曜から夜ふかし』は特に早いですよね(笑)みんなが分かりきったことを言うとか、誰かが発言したことをナレーションでもう1回言うとか、そういうのが全部ダメなんです。――『イッテQ』が幅広い世代に支持されている理由は、そうしたところにあったんですね。他にも『イッテQ』は、日曜の8時なので、意外と「正義」を大事にするんですよ。イモトがエベレストに登ろうと目標に向かって努力することって正義があるじゃないですか。夢があるし、視聴者にエベレスト頂上からの景色を見てもらいたいというのは、僕らテレビマンの夢でもある。デヴィ夫人の「死ぬまでにやりたい10のコト」という企画も、根本的な精神は「76歳になってもこんなに人生豊かに元気に生きられるんだよ」ということが、テーマなんです。よく「"正"の笑いか、"負"の笑いか」という話をするんですが、何かに関してネガティブに構えて笑いを取ることもできるんだけど、そうではなくて、宮川大輔さんがお祭りに一生懸命参加して、結果はどうであれ現地の人たちに「ありがとうございました」って感謝して、そのお祭りを盛り上げる一翼を担う。これって正義のお話ですよね。そこを大事にしてるから、子供と大人が一緒にテレビを見やすいんじゃないかなと思います。●村上&マツコが「笑える空気感と目線」を作る――先ほどから『月曜から夜ふかし』の話も出ていますが、何と言ってもこの番組の主役は面白い素人さんたちですよね。見つけるコツなどはあるんですか? それともひたすら数を当たっているんですか?やっぱり数は当たってますよね。分母の問題はあります。それと、掛け合いのうまいディレクターがいますね。インタビューして突っ込みがあれば笑いになるけれども、スタッフが一般の方に突っ込むっていうのは、なかなかできないじゃないですか。そこをうまいことギリギリ突っ込んで話を引き出すディレクターはいますね。――株主優待生活ですっかり有名になった桐谷さんも、最初は街頭インタビューでしたっけ?桐谷さんは、株主優待を目当てに株を買う人が増えているらしい…ということをリサーチしてたら、それだけで生活している人がいるという情報を得たんです。その人の生活はどんなもんなんだろう…ということで取材したら、僕らの想像を超えていました(笑)――そういうところからも見つけてくるんですね。はい。そんな方と出会ったときに、それを番組でどのようなニュアンスで扱うかっていうのが、とても重要なんですね。――絶妙な素人さんいじりのナレーションも、攻めていて印象的です。でも『街頭インタビュー』って難しいんですよね。同じインタビューでも、どこの番組でどういう時間にどう放送するかによって、笑えるか笑えないかって意外と変わってくると思うんです。夜中の12時にやっていて、村上君とマツコさんがいて、素人さんを笑う空気を作ってもらっているという部分がとても大きいんですよね。街頭インタビューって、誰かが「何が面白いの、これ」って言った瞬間に、全員が面白くなくなるみたいな質のものだったりするんです。――村上さんとマツコさんの受け皿があって成立しているということですか?まさにそうです。絶対的にこの人面白い!という人はもちろんいますけど、VTRを作った段階ではいまいち面白くないな…という時もあるんです。それでも、スタジオに出すと、皆さんがすごく笑うということが起こるんですよ。それは村上君とマツコさんが、笑える空気感と目線を作ってくれるのが、とても大きいんです。――マツコさんは、VTRで番組側のツッコミが厳しい時に、「やめなさいよ!」って歯止めをかける役割も果たしていますよね。そういうところもありますよね。だから僕の中でも『夜ふかし』はちょっと特殊で面白いんです。お客さんも引かないで笑うし、テレビの前の人もある程度『夜ふかし』を見る時の気持ちというのを持ってくれていると思うんですよ。放送時間が違って、見る人の気持ちが違ったら、批判されたりクレーム受けたり、全然笑えないよって言われる番組なんです。最近「『夜ふかし』の街頭インタビューが面白いね」とか、「よくあんなナレーションを平気で一般の人に言うよね」って言われるんですけど、それは「作り手」と「MCの2人」と「視聴者」の「面白がろう!」という積極性によって成立していると思います。――だからゴールデンタイムに時間を移して放送しても、同じように面白いんですね。あと、最近は「『月曜から夜ふかし』です」と名乗ってインタビューしても、世の中の人が臆することなく答えてくれるんですよね。全国放送されるのに、「歯が出てるから"クソ出っ歯"って言われてるんです。だから歯が乾いて大変なんです」なんてことを言ってくれるんですよ。その感じが楽しいんですよね。全国民と一緒に番組を作ってる感じなんです(笑)――今後こんなことをやってみたいという企画はありますか?今の番組って、みんなの中にある常識や価値観を推測して提示しているので、やってみたいのはみんなが全然知らないことを番組にして、こんなことがあるんだね!と思ってもらうものですね。欽ちゃん(萩本欽一)に教えていただいたことの中に、コントでは宇宙と将棋、ゴルフはダメだというのがあるんです。宇宙はどういう空間か誰も知らない、将棋やゴルフは女の人が知らないから、フリがないと。でも、宇宙ってこういうところなんだよ、将棋ってこういうことなんですよって、なじみのないことをお伝えするような番組をやってみたいですね。『ブラタモリ』も石垣にフォーカスしますし、『歴史秘話ヒストリア』も『プロジェクトX』(以上NHK)もそうですよね。僕らもイモトの「登山」ってやってみて初めて魅力を知った企画なんです。昔で言うと『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』でやっていた社交ダンスもそうでした。――今のテレビ業界では、やりづらいものですか?なかなか難しいと思いますね。たとえば「社交ダンス」って思いついてもどれだけ支持されるかは賭けですからね。山もそうでしたし、そういう題材にチャレンジするのは、なかなか勇気が必要ですよね。――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、古立さんの気になっている"テレビ屋"をお伺いしたいのですが…NHKで『LIFE!~人生に捧げるコント~』をやってる西川毅君。1回ご飯を食べたことがあるんですが、面白いんですよ。NHKでコントをやるっていうことがどれほど大変なのか(笑)
2016年06月04日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、24日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、震災時の"笑い"について持論を展開した。松本は、震災時のバラエティ番組の自粛について、「バラエティをやってはいけないとは思わないけど、内容と番組次第」と発言。「笑いって、仕掛ける方も仕掛けられる方もある程度の余裕がないと成立しないものだと思う。今回のように極度の緊張の中で中途半端な下手な笑いをやると怒りが生まれるのは当然だと思う」との考えを示した。そして、「許される笑いと許されない笑いがある」とし、「ダウンタウンの笑いはこういう時は不謹慎」と断言。「ダウンタウンはこういう時は出る幕はないなと思います」と話した。東野幸治が「どういうタイプのお笑いなら?」と聞くと、ウッチャンナンチャンや『笑点』を挙げ、「『笑っていいとも!』はよかった。安心感あった」と加えた。歌手で俳優の武田鉄矢は、「バラエティでだれが出てるかっていうのが安心のバロメーターになる」と意見。「松ちゃんが全部消えたっていう流し方をした場合、『何か悪いことがまだ起きるんじゃないか』。松本さんが出てくると、『大丈夫だよ、松ちゃん出てる』」と語り、「安定した日常のシンボル」と表現した。
2016年04月24日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの南原清隆が12日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『超ハマる! 爆笑キャラパレード』(23日スタート、毎週土曜19:00~19:57)の初回収録後に取材に応じ、久々のフジでのレギュラーネタ番組に期待を示した。この番組は「キャラ芸」を持つ芸人たちが、"周りにいそうなキャラ"を次々に演じていくもので、新たなネタ番組に、南原は収録中から大喜び。取材中にも、アルコ&ピースの平子祐希演じる"入社式でやたらカマしてくる意識の高い系IT社長・瀬良明正"、ジャングルポケットの斉藤慎二演じる"全く売れてないのに演技論を熱く語りたがる劇団員・倉持"が登場したが、南原は彼らが去った後にそのキャラを突然マネをしだすなど、出演者たちの中で最もハマっている様子だった。一方で、「最近は、芸人さんがコントとかキャラクターとかがやれる場が少ない。フジテレビはそういうことに関してはもともと長けていた局なので、『こういうキャラクターがいるよね』というのを肯定する"人間賛歌"という風になればいいなと思います」と期待。その直後に、「その代わり情報とか、役に立つことは一切ありません。何にもありません!(笑)」と強調した。すでに単発で1回放送していることもあり、キャラを見つけ出すクセがついたのか、南原は観覧客に、オープニングにもかかわらず「眠気を拍手でごまかす人」を発見。あくびを噛み殺しながら、なんとかアクションと拍手の音で目を覚まそうとする姿が目に焼き付き、その後も注目していると、最後のネタで「バカ笑いしてました」といい、この観客もすっかりハマったようだ。同番組のレギュラーには、南原のほか、陣内智則、ピースの綾部祐二が出演。初回のゲストには、木村祐一、紗蘭、羽田美智子、バカリズム、増田貴久(NEWS)、柳原可奈子が出演し、進行は永島優美アナウンサーが担当する。
2016年04月12日2016年3月31日、多くの視聴者から愛されていた『ライオンのごきげんよう』が放送終了して25年間の歴史に幕を下ろしました。2014年には31年間続いていた国民的長寿番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』が終了して話題を呼びましたね。どんなに一世を風靡した人気番組でも、いつかは最終回を迎えてしまうものですが、寂しい思いをしている人も少なくないのではないでしょうか。テレビを見ていると、ふと「あの番組復活しないかな〜」なんて考えていたり……。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「復活して欲しい」と思うテレビ番組について聞いてみました!あなたが大好きだったあの番組も入っているかもしれませんよ!●「復活してほしい」と思うテレビ番組は何ですか?・1位:ダウンタウンのごっつええ感じ……14%(27人)・2位:笑う犬……13%(24人)・3位:笑っていいとも!……12%(22人)・4位:トリビアの泉……11%(20人)・5位:あいのり……10%(19人)・6位:8時だョ!全員集合……8%(15人)・7位:うたばん……7%(14人)・同率8位:電波少年……6%(11人)・同率8位:THE 夜もヒッパレ……6%(11人)・同率8位:ねるとん紅鯨団……6%(11人)※10位以下は省略※有効回答者数:187人/集計期間:2016年3月30日〜2016年4月1日(パピマミ調べ)●第1位:ダウンタウンのごっつええ感じ「復活してほしい!」という声が一番多かった番組は『ダウンタウンのごっつええ感じ』で14%(27人)となりました。もはや伝説と化している番組ですね。『キャシィ塚本でめっちゃ笑ってたなー。あのころのダウンタウンは鬼気迫るような面白さがあった 。見ている側が緊張するような』(30代パパ)『個人的にはトカゲのおっさんが好きだった。ダメなおっさんの哀愁がすごくて、悲しみながら笑うという不思議な体験をした』(40代パパ)『ダウンタウンのごっつええ感じ』は1991年から1997年まで放送されていたコント番組ですが、今までにない新しい笑いとシュールな世界観が人気を博し、その後のお笑い文化に大きな影響を与えたと言われています。いわゆる『ドリフ』や『ひょうきん族』のように視聴者に“分かりやすい笑い”をするのではなく、“考えさせる笑い”にシフトさせたことで革命を起こしたんですよね。この番組の人気は未だに衰えておらず、2014年には一夜限りで再放送されて好評を博しました。ぜひ復活してほしい番組ですね。●第2位:笑う犬続いて第2位は『笑う犬』で13%(24人)となりました。こちらも一世を風靡したお笑いコント番組です。『テリーとドリーの「生きてるってなんだろ〜」 というフレーズが今でも耳に残ってる』(20代パパ)『ホリケンが化け物級に面白かったwまたホリケンサイズやってほしー!』(30代ママ)『笑う犬』1998年から2003年まで放送されたコント番組で、ウッチャンナンチャンを筆頭にネプチューンやオセロの中島知子らが出演して番組を盛り上げました。笑う犬シリーズは、“笑う犬の生活”からはじまり、“笑う犬の冒険”、“笑う犬の発見”、“笑う犬の情熱”、“笑う犬の太陽”と続きました。ファンの間では“笑う犬の生活”が全盛期だったとする人も多いようですが、シリーズが進むにつれて子ども向けの番組内容になっていったせいもあり、子ども時代に見ていたという人は、シリーズ後期の方が良かったという人もいます。大人から子どもまで楽しめる番組だったので、また放送してほしいですね。●第3位:笑っていいとも!第3位は誰もが知ってるこの番組!『笑っていいとも!』で12%(22人)となりました。平日は毎日放送していた番組なので、放送終了直後は違和感があった人も多いのではないでしょうか。『毎日家事をしながら見るのが日課だったから、日常の一部がなくなった感じ 』(30代ママ)『特別すごい面白い!ってわけでもなかったけど、やっぱ愛着のある番組だったからなー』(40代パパ)世代を問わず愛されていた番組ですよね。お昼になれば毎日のように映っていたタモリさんが急にいなくなったことにより、喪失感を抱く人が続出して“タモロス”という言葉も生まれました。31年間もの長い歴史があった番組ですが、また復活して“お昼のタモリさん”が再び見られる日が来ることを願いましょう。----------あなたが復活して欲しいと思っている番組はランクインしていましたか?上位3位だけでなく、4位の『トリビアの泉』や5位の『あいのり』などもぜひ復活してほしい番組ですね。今回は大きく差が開くことなく、非常に僅差の戦いとなりました。最近では昔の番組が特番として一日限定で復活することもあるので、自分が好きだった番組が復活した際には絶対に観るようにしたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜14位)】「復活して欲しい」と思うテレビ番組は何ですか?()(文/パピマミ編集部・上地)
2016年04月05日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良がメガホンを取り、Hey! Say! JUMP・知念侑李と2人1役で主演も務める映画『金メダル男』の公開日が10月22日に決定し23日、第1弾となるキービジュアルが公開された。本作は、2011年7月に東京・サンシャイン劇場で上演されて好評を得た、内村の1人舞台『東京オリンピック生まれの男』をもとに、内村が原作、監督、脚本、主演を一手に引き受けるエンターテイメント映画。何度失敗しても立ち上がり、"一等賞"に挑み続ける懲りない主人公・秋田泉一(内村と知念)の切なくもおかしい人生を描く。キービジュアルでは、金メダルに向かって力強いジャンプを披露している泉一の姿が大写しに。躍動感あふれる仕上がりになっている。撮影は2015年末のおよそ2カ月で終了しており、現在は編集中。内村は、「『映画を撮りたい』という思いでこの作品の原型を考えて5年。もう少しで映画が完成します」と意気揚々に報告している。また、本作のビジュアルを見た時に「俺、知念と2人、(アメリカ映画の)『ベスト・キッド』みたい」と思ったという。さらに25日より全国の上映劇場窓口にて、特典付きムビチケの発売も決定。金色のつなぎに身を包み、表彰台に上る泉一に扮した内村と知念の2人が映されたクリアファイルが特典としてプレゼントされる。(C)「金メダル男」製作委員会
2016年03月23日女優の木村多江が、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良主演および監督の映画『金メダル男』(2016年秋公開)に出演することが12日、明らかになった。本作は、2011年7月に東京・サンシャイン劇場で上演されて好評を得た、内村の1人舞台『東京オリンピック生まれの男』をもとに、内村が原作、監督、脚本、主演を一手に引き受けるエンターテイメント映画。内村や木村のほか、Hey! Say! JUMP・知念侑李の出演も決定している。主人公は、日本が東京オリンピックに沸いた1964年、長野・塩尻市に生まれた秋田泉一(内村)。幼少時代に徒競走で一等賞をとったことをきっかけに、幾多の大会で金メダルを獲得し、泉一は"塩尻の天童"と呼ばれるようになる。それだけにとどまらず、世の中の全ての一等賞を獲得する"金メダル男"を目指す様を描く。有名人になった泉一のマネージャーとして出会い、やがて二人三脚であらゆる一等賞を目指すことになるヒロイン・亀谷頼子を演じる木村は、自身の役について「元アイドルだが売れず、今は過去を隠し、殻をかぶって、自分を出さずに生きています」と説明。「出演のオファーがあった時、やったことのないことばかりで、できるか不安になりました」と戸惑いもあったが、「コメディーをずっとやりたかったので、新たに挑戦してみたい」と決意した。現場での内村は、「面白さを追求し、いろいろなパターンを発想し撮影していくところがすごい」ようで、「どれが使われるか分からないので気が抜けない、意外と緊張感のある現場でした」と明かしている。一方の内村は、「頼子は誰がいいかとなった時に浮かんだのが多江さんでした」と回顧。何度か共演した記憶から、木村に対しては「ものすごく芝居が跳ね返ってくる人」という印象があり、「彼女ならこの(頼子という)役を面白がって演じてくれるんじゃないかなと期待して」の起用だった。そこでの狙いは、「儚いとか、奇麗さよりも、可愛さとかチャーミングさ」や「おっとりしているようで、意外にシャキシャキして、ちょっと男っぽいところ」を引き出すこと。「"頼子面白い"、"頼子で笑った"と映画を見た人に言ってもらえるような演出を心がけています。そんな木村多江さんを見せられたらいいな」と意気込んでいる。(C)「金メダル男」製作委員会
2015年11月13日映画『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』の初日舞台あいさつが11日、都内で行われ、キャストでウッチャンナンチャンの内村光良、さまぁ~ずの三村マサカズと大竹一樹、藤原令子、久保田悠来、三谷翔太、渡辺奈緒子が出席した。全国公開中の本作は、今年でWEB配信10年目になるバラエティー番組『内村さまぁ~ず』の劇場版。劇団兼探偵事務所“エンジェル社”を舞台に、内村、三村、大竹を含む総勢56人のお笑い芸人がアドリブ演技を繰り広げる。また、主題歌には、PUFFYの「これが私の生きる道」が起用されている。主演の三村は、「見どころは『NGじゃないかな?』ってシーンも生かされてるところ。小島よしおを見つけられたらスゴイ」とあいさつし、内村は、「見終わった後に、何も残りません! そんな映画を目指しました」と自虐気味にアピール。アクションシーンが全て吹き替えだったという三村は、「撮影中に『同じ格好をしてる人が頑張ってるな~』と思って見てた」と苦笑いしていた。また、息子役を演じた三谷から、「こんな楽しい映画に出られてうれしい」と感謝の手紙を渡された三村は感激の面持ち。一方で、キスシーンもあった妻役の渡辺に対し、「『アウトレイジ』で脱いでるって聞いてたから、終わってから速攻見た。たっちった!」と悪ノリすると、内村は、「初日だぞ! ナメてんのか! バカ!」と一喝。しかし、三村は、「どうせ、報道陣は国分太一くんの結婚でいっぱいいっぱいだから」といけしゃあしゃあとしていた。イベント最後は、大竹の妻でフジテレビアナウンサーの中村仁美が、今月4日に次男を出産した話題に。話を振られた大竹は、「家がピリピリしてんだから」と渋い顔を浮かべつつ、観客からの祝福の拍手に、「ありがとうございます。長男が龍臣なので泰雅(たいが)にしました」と笑顔で報告。その後は、「内村さんは離婚しそうなんでしょ?」(三村)、「もう離婚してるんでしょ? ウッチャンナンチャンも解散してるんでしょ?」(大竹)と内村イジリが始まり、「お前ら怒られるぞ!」と大慌てする内村は、「(相方・南原と)今年まだ会ってないけど、年末会うから」と苦笑いで返していた。
2015年09月12日放送開始10年目を迎える人気バラエティを映画化した『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』の初日舞台挨拶が9月11日(金)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。舞台挨拶には三村マサカズ、内村光良、大竹一樹、藤原令子、久保田悠来、渡辺奈緒子、子役の三谷翔太くんが出席。主演の三村さんが「とはいえ、今日は取材の皆さん、国分太一くんの結婚報道でいっぱいいっぱいなんじゃないの?」と心配し、相方の大竹さんは「えっ、結婚するの?」と驚きの表情を見せた。大竹さん自身は、妻の中村仁美フジテレビアナウンサーとの間に、第2子が誕生したことを先日発表したばかり。舞台挨拶の席で「泰雅(たいが)」と名付けたことを発表した。長男の名前が「龍臣(りゅうじん)」だといい、「龍に対抗できるのは虎かなって。英語のタイガーにちなんだ」と由来を説明すると、三村さんは「トラえもんじゃないんだ」とツッコミを入れていた。映画は依頼に応じてシナリオを作って、探偵が架空のキャラクターを演じる劇団兼探偵事務所「エンジェル社」の活躍を描く。三村さん、内村さんらに加えて、総勢56人ものお笑い芸人が出演し、台本無視のアドリブ合戦で映画を盛り上げる。「見終わった後に、何も残りません」と内村さん。記事を盛り上げようと、大竹さんが「ウッチャンナンチャンは、もう解散しています」と“吹聴”すると、「今年は会っていないけど、年末に(一緒に)やるから」と釈明していた。見どころは「セリフをかんだり、吹き出しちゃったりしてNGかなってシーンが、全部使われている」(三村さん)、「僕と三村のアクションシーン。こいつ(三村さん)はほぼ吹替えだけど。あとビビる大木くんのジャンボ鶴田さんのモノマネかな」(内村さん)。大竹さんは「何でもタダで見られる時代なのに、こうしてお金を払っていち早く映画を見てくださる皆さんの気持ちがありがたい」と感謝していた。『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日さまぁ~ずの三村マサカズ、大竹一樹、ウッチャンナンチャンの内村光良らが出演しているインターネット配信によるバラエティ番組『内村さまぁ~ず』が映画化されることが16日、明らかになった。映画のタイトルは『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』で、公開は秋を予定。工藤浩之監督をはじめ、『内村さまぁ~ず』や、その前身の『内村プロデュース』でチームを組んできたキャスト、スタッフ陣が中心となり映画を制作した。工藤監督によると、「演者が本気で笑ってしまっているシーン。多分普通はカットされてしまうところ」が見どころとなっており、普通の映画とは異なる"内さま"らしいアドリブや行き当たりばったり感満載の作品になっているという。物語の舞台となるのは、探偵事務所と劇団を兼ねた"エンジェル社"。事務所の代表者兼役者の三田村マサル(三村)、役者兼脚本担当の内山次郎(内村)、マサルの同級生の大島耕作(大竹)らおなじみのオジサンたち3人が、依頼者の悩みを"芝居を演じること"で解決していく。映画について内村は「ストーリーも皆目見当がつかない」と困惑気味。大竹は、「見終わって何も残らなくてもいいので、『映画か…!』と構えないで楽しんでほしいです」とコメント。三村は「アドリブだったり笑っちゃってるシーンも生かしになっているという不思議な映画」と説明し、「内さまファンだけじゃちょっと数が少ないかもしれないから」と、幅広い層に映画を楽しんでほしいと訴えた。また、主演作『シネマの天使』の公開を控える女優・藤原令子が女優志望のヒロイン・夕子に、映画『新宿スワン』(5月30日公開)に出演している俳優の久保田悠来がエンジェル社の仲間・伊東役で出演。ほかにも豪華キャストの出演が予定されているという。(C)2015「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」製作委員会
2015年03月16日「ウッチャンナンチャン」の内村光良と女優の木村多江が3月15日(日)、東京の日活調布撮影所で行われたNHKBSプレミアムドラマ「ボクの妻と結婚してください。」の記者会見に出席した。放送作家・樋口卓治による同名小説を、映画『神様のカルテ』『トワイライト ささらさや』で知られる深川栄洋監督が連続ドラマ化。何よりも人を笑わせる事が好きな男・三村修治(内村さん)が、余命6か月を宣告されたことから、自分の代わりに家族を守ってくれる人を探すべく、妻・彩子(木村さん)の婚活を始める姿を描く。TBS系連続ドラマ「ぼくが地球を救う」以来約13年ぶりに連続ドラマに主演する内村さんは「深川監督に乗せられて、7回くらい号泣しています。ドラマでここまで泣いたのは空前絶後で、自分でも不思議なくらい。木村さんも泣いています」と号泣だらけの現場を報告。内村さんは、NHK総合で4月からスタートするコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の収録も並行しているそうで、「ここで号泣した翌日に(『LIFE!』の収録で)宇宙人総理をやっていて、本当に変わった仕事だなと思いながら頑張っています」と笑いつつ「『LIFE!』の現場で『もう少しコントっぽくお願いします』と言われました。コントもドラマ寄りの芝居でやってしまって、切り替えが難しい」と俳優業と本業の両立に苦労していた。一方、妻役の木村さんは「内村さんも私も泣いていますが、それくらい笑ってもいて、こんなに笑っている役は初めて。人前で笑うのは得意じゃないけれど、これだけ笑って変な顔をして、突っ込んだり、ボケたり、今までやった事のない感じだったので、どう思われるか不安」と新境地を開拓中。それでも「俳優さんとしても芸人さんとしても素晴らしい内村さんがリードしてくれて、いいシーンが生まれています」と完成度に胸を張っていた。NHKBSプレミアムドラマ「ボクの妻と結婚してください。」は、5月10日午後10時スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年03月15日---------------------------------------------------------------------------初恋、初体験、結婚、就職、出産、閉経、死別……。人生のなかで重要な「節目」ほど、意外とさらりとやってきます。そこに芽生える、悩み、葛藤、自信、その他の感情について気鋭の文筆家、岡田育さんがみずからの体験をもとに綴ります。「女の節目」は、みな同じ。「女の人生」は、人それぞれ。誕生から死に至るまでの暮らしの中での「わたくしごと」、女性にとっての「節目」を、時系列で追う連載です。---------------------------------------------------------------------------○イケナイコトカイ?片方の手のひらにすっぽり隠れる大きさの小さなオモチャを、ふと思い立って盗もうとしたことがある。大手製薬会社のノベルティで、水色のプラスチック製、用途は忘れたが平べったいハート形をしていた。特別に欲しかったわけではない。友達の家で遊んでいるとき、一人きりになるタイミングがあった。今のうちに部屋にある何かを盗んで持ち去っても、誰にも気づかれない。今なら「完全犯罪」が可能なのだと気づいて、つい実践してみたくなったのだ。下着の中に隠そうと、試しにパンツのゴムに挟んでみると、プラスチックの肌触りはひんやり冷たく、立ち上がって歩く前につるつると動いた。こんな不安定なものを身につけて、親の迎えが来るまで素知らぬ顔で過ごすのは難しそうだ。諦めかけたところへ友達が戻ってきた。もう服の下からオモチャを取り出せない。口から心臓が飛び出しそうになった。それから、おそろしく不自然な体勢でトイレに立ち、鍵のかかった個室でオモチャをスカートのポケットへしまいなおし、どうにか元あった場所へ戻すまでの数十分間、生きた心地がしなかった。あれは9歳か10歳の頃だろうか。一度でいいから自分も「盗み」をしてみたかったのだ。怪人二十面相にアルセーヌ・ルパン、あるいは『キャッツ・アイ』に『怪盗ルビイ』。スリル満点の大仕事をやり遂げる大泥棒は、いつだって子供のヒーローである。衆人環視の前でボールを消し去ったり、ハンカチを抜き取って花束に変えてみせたりするマジシャンにも憧れた。他者を出し抜くあざやかな手口。私だけが知る秘密のカラクリ。そんなものが欲しかった。水色のオモチャを掌中にすることで、手に入る気がしていた。でも、実際の私は不器用で浅はかで小心者で、大胆不敵な怪盗や義賊、あるいは魔術師とは、まったく違う人間だと思い知った。オモチャを隠し持ったまま、堂々と顔を上げることすらできない。怖かった。友達にバレることや、警察に捕まることより、「自分の手に負えないことをしでかしてしまった」のが怖かった。もっとうんと幼い頃から、遅刻の言い訳をでっちあげたり、仮病を使ったりすることはあった。周囲の大人が取り合わずに聞き流した小さな嘘については、罪の意識などまったく持っていない。一方で妙に馬鹿正直なところがあり、知ったかぶりや見て見ぬフリができずに「そんなことしちゃいけないんだよー」と他者を咎めては、級友に煙たがられていた。水色のオモチャの窃盗は、私が生まれて初めて「罪」だと自覚して、それでもした、イケナイコトだ。実際の成功失敗に関わらず、友達の家からは価値ある品物が損なわれ、私の心からも何か大事なものが奪われて、たとえ品物を戻したところで「二度と取り返しがつかない」のがわかった。誰も傷つけない仮病や遅刻の言い訳とは違う。「罪」の味は自分の舌にこそ苦かった。○テレクラモグラネグラ小学校高学年になると、新たな犯罪に手を染めるようになった。今度は組織的かつ計画的な犯行だ。同じクラスの友達と数名で、公衆電話からダイヤルQ2のツーショットダイヤルにアクセスし、素性を偽って電話口に出てきた大人の男性客と会話してデートにこぎつけ、待ち合わせ場所に現れた人物を物陰から特定して嘲笑う。スケベ心を丸出しにした大人がのこのこ顔を出したところを懲らしめる、この遊びを「もぐら叩き」といったような隠語で呼んでいた。要するにテレクラを使った「釣り」である。ツーショットダイヤルとは、女性客は無料、男性客は有料で電話を掛け、見ず知らずの相手と一対一の会話を楽しむサービスのこと。当時、さまざまな犯罪の温床として社会問題となっていた。援助交際という言葉が人口に膾炙(かいしゃ)する前、1991年頃のことだ。揃いのランドセルを背負った私たちは、街中で配られる卑猥な色のビラを片手に、この「タダで遊べる暇潰し」に興じた。途中で子供のいたずらとバレれば、怒った相手は電話をブチ切ってしまう。鼻息荒くいきなりテレフォンセックスを持ちかけてきたり、来週会おうと電話番号を訊きたがる男にも用はない。どれだけ会話を引き延ばし、いかに架空の女性像を信じ込ませ、その日の放課後のうちに指定場所まで呼び出せるかが、ゲームのキモだった。たとえば我々がでっちあげた「少女」像は、中央線沿線に住む16歳の高校2年生。声が幼いのがコンプレックス。身長は154センチで、背の割に胸は大きいが、スリーサイズは内緒。肩まである髪は生まれつき茶色っぽく、牧瀬里穂に似ていると言われる。都内の女子校に通っているが、バスケ部も授業もサボりがちの劣等生。今日すぐ遊んでくれるお兄さんを探している。年上好きだけど、彼氏にするなら23歳以下限定。ゲームセンターに行きたい、映画はイヤ。制服から私服に着替えて、30分後くらいに渋谷か新宿駅で待ち合わせはどう?お互いに外見の特徴を伝えあって電話を切り、通学定期券の圏内に住む子だけが指定場所を偵察に行った。待っているのは大抵がどう見ても20代には見えない中年男で、「キショイ! デブじゃん!」「誰が石黒賢似だよ!」などと物陰に隠れてゲラゲラ笑い飛ばす。意外にカッコイイ大学生風の男が来れば、「えっ、あんな人でもカノジョいないんだ、まさか本物の慶應ボーイ?」「でも小学生に騙されてやんのー、バッカでぇー」と、それはそれで大騒ぎである。待ちぼうけを食らって激昂した大人に見つかれば、捕まって想像を絶する酷い目に遭わされる危険性だってある。しかし実際に現地まで来る男たちはみな「少女」の話を信じ込んでいたから、バレることはなかった。これぞ「完全犯罪」だ。イケナイコトだとわかっていた。それでも、した。すごく楽しかったのだ。○気分はシナリオライターこの遊びを発案したグループの中心人物は、今で言う「脱オタ」組だった。宮崎勤の逮捕以後、オタクに対する世間の風当たりが一気に強くなり、かつて一緒に漫画やアニメにハマッていたはずの級友たちは、いっせいに光GENJIやウッチャンナンチャンなど男性芸能人のファンに転向していった。ちょうど10歳を過ぎて色気付く年頃に重なったのもあるだろう。少女漫画雑誌を捨ててローティーン向けファッション誌を買い、下敷きやラミカの代わりにアクセサリーやコスメを揃えはじめ、「えー、高学年にもなって、まだアニメなんか観てるのー? 生身の男に興味はないの?」と、オタクのまま生き続けることを選んだ我々を蔑んだ。蔑むために、側に置いていた。ブスでオタクでノロマでダサい私は、彼女たちをピラミッドの底辺から支える引き立て役だ。ドッヂボールでは外野、ドロ警では見張り、トランプでは人数合わせ。対等な立場で発言が許されるのは、この「もぐら叩き」くらいだった。実際の電話口に出るのは仲間内で一番大人っぽい声の子だが、私はその人物設定を練り上げる係として重宝された。「駅での待ち合わせ」に誘い出すなら「クリスマス・エクスプレス」のCMみたいな美少女がいい。もう少し不良っぽく話したほうがエロい。大人向けの小説や漫画を貪り読んでいた私は、男心をそそるリアルな「少女」像を作り出すのに熱中した。我々は、小学生にしてすでに「女」である自分に価値があることを、それがもう数年後、女子高生や女子大生になったときに最高値をマークすることを、ちゃんとわかっていた。冴えない男を往来でビンタしたり、熱烈なプロポーズをこっぴどく拒絶したり、出世街道やお立ち台や玉の輿に乗って高笑いしたり、そんなトレンディドラマに描かれる「女」たちのように。急ぎ足で大人の階段を上りはじめた我々にとって、これは「生身の男を手玉に取る」快感を手軽に味わえるゲームだった。コロッと騙された大人の男を「バカだなぁ」「ざまあみろ」と声に出して笑うとき、復讐心が満たされるような気持ちもあった。制服を着て電車通学していると、朝の満員電車でほとんど毎日のように痴漢被害に遭う。どんなにちゃんとした格好の大人でも、一皮剥けば人間のクズだ。痴漢と同じくスケベ心に翻弄される男どもを笑いながら、「騙される大人が悪い」と思った。待ち合わせをすっぽかされるなんて、よくあることでしょ? 見ず知らずの「女子高生」と約束して、いきなりデートしてエッチなことできると思ってるほうが、頭おかしいんじゃないですか?○マリア様がみてる街中の電話ボックスに小学生が長時間たむろしていると目立つので、校舎の玄関ホールにある公衆電話を使うことが多かった。ホールの奥には聖母子像が鎮座していて、その眼差しに見つめられながら「性」を売り物に「罪」に手を染めるのは痛快だった。おい、神様、裁けるもんなら裁いてみろよ。そんなふうにも思った。母校では、善悪の判断基準はつねに神の子イエズス・キリストとともにある。教師たちは校則にもとづき生徒を指導したが、道徳の授業を受け持つ修道女たちは、服装の乱れから不正行為まで、「神様は、あなたがたの犯した過ちを悲しんでおられます」とだけ教え諭した。これがどうにもモヤモヤする。人と人の間で定められたルールを破れば「罪」に「罰」が与えられる、という理屈はわかる。しかし「神様が悲しむ」と言われたって、ちっとも心に響かない。ちょうど同じ頃、保健体育の授業で性教育が始まった。キリスト教においては、出産時に女が味わう痛みは、アダムとイヴが犯した原罪への罰とされる。毎月毎月、股の間から血が流れるのが「赤ちゃんを産むための準備」ならば、これもまた私たちが耐えるべき「罰」なのか、と思った。男性顔負けの自立心を養い、勤勉を是として社会進出が奨励される校風の中で、「女は、女であるというだけで、あらかじめ汚れた罪深い存在である」という価値観もまた刷り込まれていった。ブスでオタクでノロマでダサい。女子校生活の時点でピラミッドの底辺にいる私は、卒業したらもっと大きな男女混合ピラミッドの、最底辺の最底辺まで落ちるだろう。そりゃあ勉強は頑張るけど、「女」ってだけで背負うハンデが多すぎやしないか。修道女の話を聞き、聖書を読めば読むほど、「どうせ、いずれは地獄に堕ちる身だ」としか考えられなくなっていた。理由なき反抗。禁じられた遊び。大人に言わない秘密を持つこと。強者を出し抜き、逆手に取って利用すること。あの頃の私たちが夢中になったのは、そんなゲームだ。「高学年にもなって、まだアニメなんか観てるの?」と私を嘲笑った級友のように、私は、過去の自分を嘲笑っていた。友達の家でプラスチックのオモチャを盗んだくらいでドキドキしてたなんて、とんだお子様ね! 「罪」とは、「二度と取り返しがつかない」こと。それはいったい何だろう。待ちぼうけを食らわされた男たちがロスした時間のことなんかどうでもいい。私たち自身が、イケナイコトをして、それを楽しんで、永遠に失うものって何だろう?それは、幼く無垢でいられた子供時代、そのものだよ……。タイムマシンに乗ってそんな模範解答を伝えに行ったところで、反社会行為に夢中のガキどもからは「ハァ? バッカじゃないの?」と笑い飛ばされるに決まっている。当時の我々にとって、それは宝物なんかじゃなく、むしろ、何よりも早く手放したいものだった。親が選んだ子供服を脱ぎ散らかすように、とっとと捨てたくてたまらなかった。「じゃあ、大人になることは、罪なの?」と問い返されたとき、どんな顔をしたらいいのか、私にはまだその答えがわからない。<今回の住まい<ダイヤルQ2のアダルトチャンネルが爆発的人気を博したのは「自宅の固定電話から店舗型テレクラと同じことができる」からだったという。1991年、我が家の電話は、ジーコジーコとダイヤルを回す黒電話だった。というか、最初にネット回線を引き込んだ後も、21世紀になっても、電話は黒電話だった。壁から伸びた電話線を手繰って、子供部屋の入り口まで引っ張るのが精一杯だった。コードレス電話の子機を自分専用として使っている子が大層羨ましかったものだ。岡田育1980年東京生まれ。編集者、文筆家。老舗出版社で婦人雑誌や文芸書の編集に携わり、退社後はWEB媒体を中心にエッセイの執筆を始める。著作に『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』、連載に「天国飯と地獄耳」ほか。紙媒体とインターネットをこよなく愛する文化系WEB女子。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターも務める。イラスト: 安海
2014年11月21日『モテキ』で恐ろしいほどの小悪魔ぶりを演じたかと思えば、先日公開された『ボクたちの交換日記』では驚くほど一途な女性を演じて見せる女優。そして、7年ぶりにメガホンを取ったお笑い芸人。なんとも不思議な組み合わせだが、互いに「夢が叶いました!」と口を揃えてインタビューに答える。人気女優・長澤まさみと「ウッチャンナンチャン」の内村光良。交わることのなさそうな2人が、伊藤淳史と小出恵介がW主演を務めた『ボクたちの交換日記』で出会い、どんな想いで作品を作り上げていったのか、公開を前にたっぷりと語ってもらった。物語は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」の甲本(小出さん)と田中(伊藤さん)が「交換日記」を する事によって本音をぶつけ合い、2人が“夢”を追いかける姿を描いたもの。メガホンを握るのは、前作『ピーナッツ』から7年ぶりとなる内村監督。久々の監督作品となるが、本作の撮影を前に気負いやプレッシャーはさぞかし大きかったことだろうと思いきや、「割と自然に初日の1カット目からすんなりできたかなーと思いますね。そんなに気構えなくできましたね。迷いなく」と飄々した口調で答える監督。長澤さんは、本作で小出さん演じる売れない芸人・甲本の彼女であり、後によき妻となる久美を好演したが、前述の内村監督の言葉に頷きながら、続けて撮影当時をふり返る。「すごく丁寧にお芝居を付けていただいて、動きとかも全部決まっていたので、すごく演じやすかったです。分かりやすかったし、何をすればいいかをちゃんと教えてもらえるので、久美というキャラクターを掴みやすかったです。あとは、やっぱり“笑い”の部分での演出が、普通の監督さんにはない感覚というか。やっぱりセンスですかね。監督のセンスはすごいなぁって(笑)」。そんな長澤さんからの称賛にニヤニヤが止まらない内村監督。かねてより「僕自身、まさみちゃんのファンで」と公言していたが、今回のキャスティングはまさにその夢が叶ったという。「正直、願望はありました。(キャスティングの話し合いの際に久美役は)『長澤さんがいい!』ってなりました。受けてもらえたらいいなあってとこで、一応バカなフリして聞いてみようってなって。そしたら、運よくスケジュールが合ってホントによかった!」。この言葉に、今度は長澤さんがニヤニヤ。それもそのはず、「子どもの頃からウッチャンナンチャンが好きでした。監督の番組は全部好きで、さっきも話してたんですよね?」と横を見やる長澤さん。「かなりコアな番組から見ててくれたみたいで、『特ホウ王国』とか『炎のチャレンジャー』とか(笑)」と互いにファン宣言をし合い、照れ笑いを浮かべる。この何とも言えないナチュラルな空気感は、そのまま劇中にも流れている。甲本と同棲生活を送る久美を演じる長澤さんの表情は、ふと演技であることを忘れさせるほどだ。中でも劇中、甲本がある決断を下すのだが、そのシーンの長澤さんの演技は見事のひと言に尽きる。「あれは、まさみちゃんだからこその凄味です。男にとってあの言葉は“究極の救い”ですね」と、自身のキャスティングに大満足の内村監督。芸人・甲本にとって…いや、世に生きる男子たちにとって、完璧な理想の女性を演じた長澤さん。一方で、小出さんが演じた甲本は、30歳を目前にしてもいまだ年収約90万円。なのにバイトもせず、コンパに参上しては後輩たちにおごり、借金を膨らませていくというダメダメ男子。女優である前に、女子として長澤さんはこの男をどんな風に見ていたのだろうか?「まず仕事に行こうよ!って(笑)。でも、だらしないんだけど、そんな所が『もう!』って母性本能をくすぐられる人なんだと思います。はしたないとか、だらしないっていうよりも『もう!』っていう感じでした(笑)。そこは、きっと女子にしかない感情ですよね」(長澤さん)。そんなダメ男・甲本に甲斐甲斐しく世話を焼き、見放さずに愛し続ける久美を、まさに「女神のよう。(僕の)理想なんですよ。でき過ぎてる(笑)」と自身の願望を投影させたキャラクターだと語る内村監督。実際に演じた長澤さんも、「(現実には)居ないと思います…」と前置きしつつ、「女子は“自分は久美みたいにはなれない”って分かってはいると思うんです。でも、女子はみんな甲本に、あそこまでしてあげたいって気持ちはあると思います。分からなくはないと。できるるかどうかは人それぞれだけど、みんな持ってる気持ちなんだとは思いました」。そんな言葉が自然と出てくるあたり、やはり男子は女子に頭が上がらない…。本作では、そんなどうしようもない男子だからこそ、その不器用な“コンビ愛”に笑えて、泣けるわけだが、最後に男子代表として内村監督に、女子代表として長澤さんに、このなんとも不思議な絆をどんな風に見ていたのか聞いてみた。「女子には気づけない友情がやっぱり男子にはあるから、その芸人さんの友情は、愛情とは違うし、友情だけじゃないとも思うし、なんか絆って言うものが、家族じゃないのにそこまで築けるのは、女性にはちょっとできないことなのかなーと思って、ただただ男の人ってそういう所が、いいとこあるなって。女性には分からない、男子のちょっと子どもな部分っていうのが、“男子もたまには良いとこあるじゃん!”みたいな感じの幸せ感というか、それが観ていてよかったですね」(長澤さん)。「僕は実際にコンビを組んでいて、お互いにたぶん嫌なところいっぱいあるんだと思んです。もうコンビ結成して28年になるから、お互い色々溜め込んできたんですよね(笑)。だから、お互い絶対嫌なところってあると思うんですよ。でもほんとに嫌いだったら、どのコンビも解散してると思います。“コンビ”って、絶対嫌いじゃない所があるから成立してるんだと思います。男はもう男なりの考え方で、こういう友情を感じ取ってもらえればなぁと思います。今回はお笑いですけど、いろいろな夢に当てはめてもらって、そこのとこを重ねて作品を観てもらえれば嬉しいですね」(内村監督)。どんな夢も輝かせるためには、厳しい現実の壁をいくつも乗り越えなければいけない。そんなとき、支え合う相方が隣にいれば、背中からギュッと抱きしめてくれる大切な人がいれば、たとえカッコ悪く何度転んでも、きっと男たちは走り続けられるのだろう――前だけを見つめて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開(C) 2013「ボクたちの交換日記」製作委員会
2013年03月30日もう聞き飽きたでしょうが「視聴者のテレビ離れ」なんてことがいわれて久しいですね。「最近のテレビ番組が面白くないから仕方ない」なんていわれたりもします。では、復活してほしいと思うような「面白かったテレビ番組」は何でしょうか? 復活を希望するテレビ番組を調べました。調査期間:2012/12/26~2013/1/8アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■復活してほしいと思う、昔のテレビ番組はありますか?はい489人(48.9%)いいえ511人(51.1%)約半数の人が「復活してほしい番組がある」と答えました。では、その番組は何でしょうか? 「はい」と答えた人に具体的な番組名を聞いて、回答の多い順にまとめたところ……以下のような結果になりました。■復活してほしいテレビ番組は!?●第1位『ダウンタウンのごっつええ感じ』32人1991年-1997年、フジテレビ系列で放送されたコント番組です。●第2位『笑う犬』シリーズ26人1998年-2003年(2008年以降は特番がありました)、フジテレビ系列で放送されたコント番組です。回答者の数は『笑う犬シリーズ』と回答した9人、『笑う犬の冒険』と答えた11人、『笑う犬の生活』と答えた6人を合計した数字です。●第3位『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』20人1986年-1989年、TBS系列で放送されたアトラクションバラエティ番組。この番組は輸出されて海外でも大ヒットしました。●第4位『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』18人1985年-1996年、日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組です。●第5位『マジカル頭脳パワー!!』16人1990年-1999年、日本テレビ系列で放送されたクイズ・ゲームバラエティ番組です。●第6位『8時だョ!全員集合』15人1969年-1985年、TBS系列で放送されたバラエティ番組です。●同6位『内村プロデュース』15人2000年-2005年(レギュラー放送期間)、テレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組。レギュラー放送が終了した後も特番が不定期で放送されました。●第8位『あいのり』10人1999年-2009年、フジテレビ系列で放送された恋愛バラエティ番組です。●第9位『進め! 電波少年』9人電波少年シリーズは、1992年-2003年、日本テレビ系列で放送されたバラエティー番組です。●第10位『ウゴウゴルーガ』8人1992年-1994年、フジテレビ系列で放送された子供向けの番組です。■その番組を復活してほしいワケ上記10位までの番組を復活してほしい理由を聞きましたので、代表的な回答をご紹介します。●『ダウンタウンのごっつええ感じ』コントがしっかり作られていて楽しめた。今のコント番組はひどい。(茨城県/男性/29歳)ダウンタウンの伝説の番組です。急に終わってしまったことで伝説化に拍車がかかりましたね。●『笑う犬』シリーズ最近はウッチャンナンチャンやネプチューンはコントなどをしなくなったので、見たいと思ったから。今のお笑いよりも面白いから。(福岡県/女性/26歳)笑う犬も一生懸命にコントを作っていた番組ですよね。コント番組がワンツーというのも何かの表れでしょうか。●『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』幼心に、なんて面白い番組なんだと思った。翌日のクラスの話題もこれだった。(愛知県/男性/37歳)海外で「たけし」さんの名前と顔を一躍有名にした番組です。●『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』今のテレビは正直つまらない。これくらいめちゃくちゃなことしてほしいから。(愛知県/女性/25歳)今となってはテレビで放映できないような企画をばんばんやっていました(笑)。●『マジカル頭脳パワー!!』それに類似する番組が最近始まったようだが、やはり本家に勝る番組ではないと思うから。(栃木県/男性/23歳)とても人気がありましたね。瞬間最大視聴率の記録はなんと40.9%だそうです。●『8時だョ!全員集合』毎回、生放送であれだけのことをやっていたと思うと、今も同じような質でできるのか見てみたい。(兵庫県/男性/46歳)いかりや長介さんと荒井注さんが亡くなってしまい、ザ・ドリフターズはもう二度と全員集合できなくなってしまいました。●『内村プロデュース』おれがおれがという芸人がいなくて、ほんわかしているから。ナイナイとかにも見習ってほしい。(神奈川県/男性/33歳)略して内P。根強いファンがいる番組です。この人の言うとおり、独特の柔らかい空気が魅力ですね。●『あいのり』あいのりで恋愛模様を見ているだけで胸キュンするから。ときめきたい!!(埼玉県/女性/25歳)ちなみに『あいのり』と回答したのは全員女性でした!●『進め! 電波少年』とても面白かった。この間の番組で知ったのですがスギちゃんも出ていたというのは驚いた。(広島県/男性/27歳)若手芸人が奮闘する姿には大いに笑わせてもらいましたね。ダース・ベイダーのテーマと共に登場するプロデューサーも有名になりました。●『ウゴウゴルーガ』子供のころ面白いと思って見ていたが、大人になってみるとよくあんな番組を放送できたものだと感心するようになり、もう一度見てみたいので。(北海道/女性/26歳)子供向け番組でしたが、大人が見ても面白かったですよね。■ほかに挙がった復活希望番組!ほかにも復活してほしいという番組が挙がっていますので、なぜその番組の復活を希望するかの「理由」と共にご紹介します。●『M-1グランプリ』いつも楽しみにしていたのになくなってしまったので。(佐賀県/女性/27歳)毎年、年末のお楽しみだったのですが……。M-1がないとちょっと寂しいですよね。●『アメリカ横断ウルトラクイズ』毎週いろいろなクイズ、仕掛けがあり子供ながら毎週の放送を楽しみにしていた覚えがあるから。(埼玉県/男性/29歳)こういう予算がかかりそうな番組は作りにくいんでしょうかね。●『ウルルン滞在記』毎回うるうるして感動的だったから。(東京都/女性/30歳)毎回よく泣かせてくれる番組でしたよね!●『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』小さい頃大好きだったから。(広島県/女性/27歳)ムツゴロウさんは最近元気にされているのでしょうか。そっちの方が気になりませんか。●『ワールドダウンタウン』ひたすらバカで面白かった。(東京都/男性/26歳)放送作家の高須さんが後に述懐していますが、この番組は台本を書くのが大変だったそうです。●『特命リサーチ200X』宇宙人とか超能力とか毎週面白かったので。(千葉県/男性/24歳)そういえば最近はオカルト系の情報番組はあまりないですね。以上、さまざまな復活希望番組が挙がりました。あなたには、復活希望のテレビ番組はありますか?(高橋モータース@dcp)
2013年03月09日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介を主演に迎えて贈る『ボクたちの交換日記』。このたび本作の特報映像が遂に解禁となった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして生まれ変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めることに――。主演の2人に加え、先日発表された長澤まさみ、木村文乃、川口春奈ら超豪華女優陣と佐々木蔵之助の出演でも話題を呼んでいる本作。長澤さんらの姿も確認できる今回の特報映像では、タイトルにもある2人の交換日記の中身が映し出されるが、そこには「解散しよう」の文字が!さらに最後に「交換日記をしなけらば、解散せずに済んだのかもしれない」というナレーションと共に映し出される小出さんは、どこか思いつめたような表情だ。果たして、交換日記に綴られた解散までの軌跡とは?自身もお笑い界に身を置く内村さんがメガホンを握るだけに、お笑いコンビのリアルな夢への渇望と絆をどのように描き出すのか楽しみに待ちたい。『ボクたちの交換日記』は2013年3月23日(土)より全国にて公開。© 2013「ボクたちの交換日記」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開
2012年12月28日ウッチャンナンチャンの内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介がダブル主演する映画『ボクたちの交換日記』に、長澤まさみ、木村文乃、川口春奈が出演することが発表された。その他の写真本作は、放送作家の鈴木おさむが、売れないお笑いコンビの日常生活と葛藤を描いた小説『芸人交換日記~イエローハーツの物語~』が原作。伊藤と小出は、結成12年の売れないお笑いコンビ“房総スイマーズ”の田中(伊藤)と甲本(小出)を演じ、長澤、木村、川口は、ふたりを陰で支え、彼らの将来に影響を与えていく重要な役どころで出演する。『ピーナッツ』以来、約7年ぶり2作目の監督作となる内村は、「驚くべき理想のキャストだと思っています。各女優陣がこの映画を華やかに優しく彩ってくれたことに心から感謝しています」と話し、それぞれの役どころについて「長澤まさみさんには、時代時代の中で、恋人から妻、母親へと、大きな母性愛で主人公を見守っていく女性像を。木村文乃さんには、可愛くて尚かつ芯の強い恋人像を。そして、川口春奈さんには、個人的な想いも含めて理想の娘像を演じていただきました」と説明。昼は薬局で働き、夜はキャバクラに勤めながら、小出演じる甲本を懸命に支える新谷久美役を演じる長澤は、「内村監督は、とても丁寧に演出してくださって、分かりやすく場面の説明をしてくれるので、私もすぐに監督を信頼し演技できました。一途で素敵な監督だと思います」と監督の手腕を絶賛。さらに「内村監督が子供の頃から大好きだったので、出演を決めました。頑張る二人に共感していただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。『ボクたちの交換日記』2013年3月23日(土)新宿ピカデリーほか全国公開
2012年10月29日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が監督を務め、伊藤淳史と小出恵介を主演に贈る『ボクたちの交換日記』。このたび本作に、長澤まさみ、木村文乃、川口春奈ら超豪華女優陣が出演することが明らかになった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして生まれ変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めるという、お笑い芸人の青春ドラマを描いた本作。長澤さんは、昼は薬局・夜はキャバクラに勤めながら小出さん演じる「房総スイマーズ」の甲本孝志を懸命に支える、のちの妻・新谷久美を演じる。『モテキ』での奔放な役柄が記憶に新しい長澤さんだが、本作では打って変わって、甲本を陰ながらじっと支える大和なでしこらしい役柄。そして、甲本の相方・田中洋平の妻となる宇田川麻衣子役に木村さん、甲本と久美の一人娘で、高校生となったサクラに川口さんが抜擢された。さらに、房総スイマーズを見出し、結果としてその運命を左右することになるTV局のプロデューサーを演じるのは、なんと佐々木蔵之介!と、予想を遥かに上回る実力派キャストたちが顔を揃えることとなる。今回の決定を受け、「夢に向かって一生懸命に生きる登場人物たちに勇気をもらえたのと、内村監督が子供の頃から大好きだったので、出演を決めました」(長澤さん)、「お話をいただいてから原作を初めて読んだのですが、すぐにやらせて下さいとお返事しました。ふり返って改めて麻衣子をやらせていただけてよかったと、心から嬉しく思っています」(木村さん)、「甲本さくらという役は自分に正直で家族思いで正義感のある子だと思います。とても人間くさくて、愛があふれている作品になったのではないかと思います」(川口さん)と、みな口々に出演への喜びを語っている。監督である内村さん曰く、「川口春奈さんには、個人的な想いも含めて理想の娘像を。木村文乃さんには、可愛くて尚かつ芯の強い恋人像を。そして、長澤まさみさんには、時代時代の中で、恋人から妻、母親へと、大きな母性愛で主人公を見守っていく女性像を、見事に演じていただきました」とのこと。彼女、妻、そして家族という、お笑い芸人を支える彼女たちの姿を通して、更なるドラマが生まれそうだ。『ボクたちの交換日記』は3月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開
2012年10月29日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)を、「ウッチャンナンチャン」の内村光良が伊藤淳史と小出恵介を主演に迎えて実写映画化する『ボクたちの交換日記』。このたび、本作の主題歌が「FUNKY MONKEY BABYS」の書き下ろし曲「サヨナラじゃない」に決定した。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして変わるために“交換日記”を使ってコミュニケーションを取り始めるという、お笑い芸人の青春ドラマを描いた本作。完成したばかりの映画本編を観たFUNKY MONKEY BABYSが、夢を追いかけながらもがく男たちの友情と絆を描いたこの映画に相応しい歌詞と楽曲を書き下ろした。ボーカルのファンキー加藤さんはオファーを受けた当時のことを「逃げたくなるくらいのプレッシャーを感じました(笑)」とふり返るも、「もともと原作が好きでしたし、映画自体も心から素晴らしいと思える内容でした。新曲『サヨナラじゃない』が、少しでもこの作品の追い風となるよう願っています」とコメント。今回のコラボレーションは内村監督たってのラブコールで実現したそうで、「エンディングで彼らの曲を聴いたら、絶対にお客さんが気持ちよく映画館を後にできると確信しているからです!」と語る監督。さらに「個人的に好きな理由の一つとして、彼らの歌を聴くと、過去の嬉しくて切ない様々な出来事が瞬時に甦ってくるところ。今回の『サヨナラじゃない』も、しびれました」と喜びを口にした。本作でW主演を務める伊藤さん&小出さんも、「初めて曲を聴かせて頂いたとき、とても素敵な曲で、胸に響きました。何度か聞いているうちに、映画のシーンが自然と思い浮かび、早く、この曲が使われている完成した作品を観たいと思いました」(伊藤さん)、「僕が演じさせて頂いた甲本の役はまさしくFUNKY!そんな男の背中をグッと押してくれる、ぴったしの素敵な楽曲でした」と楽曲の仕上がりに大満足の様子。FUNKY MONKEY BABYSの新曲「サヨナラじゃない」は公開に先駆け、11月21日(水)に発売される。これまで老若男女に愛され、多くの人に勇気と元気を与えてきた彼らの楽曲だが、今回は一体どんな応援歌を届けてくれるのだろうか。『ボクたちの交換日記』は3月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年3月23日より全国にて公開予定
2012年10月15日多くのお笑い芸人たちが思わず涙したという鈴木おさむのベストセラー小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)が、「ウッチャンナンチャン」の内村光良によって実写映画化されることが決定!『ボクたちの交換日記』というタイトルで映画化される本作で、伊藤淳史と小出恵介がW主演を果たすことが明らかになった。主人公は、結成12年目にしていまだ鳴かず飛ばずのお笑い芸人「房総スイマーズ」。これまでコンビの将来について真剣に話すことを互いに避けてきた2人が、何とかして変わるために「交換日記」を使ってコミュニケーションを取り始める“お笑い芸人たちの青春”を描く。原作は2010年に雑誌「クイックジャパン」に連載されるや、お笑い芸人の世界を間近に知る鈴木さんだからこそ描ける青春小説として話題に。そのあまりのリアリティから多くのお笑い芸人たちの間でも「泣いた」という声が続出した。本作の映画化でメガホンを握る内村さんは「自分に最も近いお笑いの世界の話なので、その物語を映像化するにあたっては脚本作りにも時間をかけ、劇中のネタについては主演俳優の2人とも準備を繰り返してきました。みなさまに楽しんでいただける作品を目指し、日夜頑張っています!」と気合のコメントを寄せている。本作で「房総スイマーズ」の田中役を務める伊藤さんと甲本役を務める小出さんからは、「多くの人に共感してもらえるようなリアリティがある物語だと思います。夢を諦めるとか、そこにある葛藤、選んだ道の先にある悲しみや喜び、そういうところをしっかり伝えていければ良いと思います。コントで笑えて、物語で感動できる作品になると思います」(伊藤さん)、「とても良い物語で、オファーをいただいたとき、すごくやりたいと思いました。痛いぐらいリアルで、鈴木おさむさんが見てきたものの集合体なんだろうと。監督が本物のお笑い芸人さんで伝説的な方なので、監督のイメージに近づけていくことの難しさを感じながらも、楽しんで演じています」(小出さん)という2人のコメントからも、本作の撮影が順調な様子が伺える。既にクランクインを済ませている本作は、6月末にクランクアップ予定。自身もお笑い芸人たちの世界をよく知る内村監督が、自ら経験してきた“お笑い芸人たちの青春”をどのように描くのか、期待がかかる。『ボクたちの交換日記』は2013年、公開予定。■関連作品:ボクたちの交換日記 2013年公開予定
2012年05月10日お笑いと言えば「吉本」?お笑い芸人になりたい、そう思ったことはありませんか。事務所によって、所属芸人のカラーは結構ちがうもの。男性の「お笑い芸人になるとしたら入りたい事務所」をランキングにしてみました。>>女性編も見るQ. お笑い芸人になるとしたら入りたい事務所は?(複数回答)1位吉本興業42.7%2位ホリプロ12.5%3位松竹芸能9.7%4位ワタナベエンターテインメント6.7%5位マセキ芸能社6.3%■吉本興業・「一番有名だから」(25歳/食品・飲料/技術職)・「お笑いと言えば『吉本』だと思うので、そこで力を発揮したい」(34歳/電機/技術職)・「事務所の力があるので、仕事が多くもらえそう」(25歳/自動車関連/専門職)・「面白い人がたくさんいるから、刺激を受けそう」(35歳/人材派遣・人材紹介/技術職)・「大阪人だから。新喜劇に出たいです」(22歳/学生)■ホリプロ・「最近よく出てきているような気がする」35歳/自動車関連/営業職)・「女優さんも所属しているから」(25歳/医療福祉/専門職)・「かわいい子と知り合いたい」(26歳/小売店/販売職・サービス系)■松竹芸能・「伝統はあるけどライバルが少ないと思うから」(31歳/機械・精密機器/技術職)・「吉本だと、人気者が多すぎて目立てないと思うので」(28歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)■ワタナベエンターテインメント・「すぐにテレビに出られそう」(25 歳/不動産)・「芸に秀でている人が多い気がするから」(29歳/専門職)■マセキ芸能社「ウッチャンナンチャンさんに学びたい」(27歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)「狩野英孝さんがいる事務所だから」(25歳/金融・証券/営業職)総評1位は「吉本興業」。一番有名で仕事が多くもらえそうという意見のほか、面白い人がたくさんいる中で力をつけたいという意見が目立ちました。2位は「ホリプロ」。女優やアイドルのイメージが強く、かわいい人と知り合いたいという意見が多くありました。いろんなジャンルの人や仕事と出会えるというイメージも。3位は「松竹芸能」。吉本興業と比較した意見が多く、伝統があり、かつ吉本興業ほどライバルが少なく目立てそう、という理由のようです。このアンケートをきっかけに、忘れかけていた芸人の夢を思い出した、という人もいるのでは?養成学校を持っている事務所も多いので、その門を叩いてみてはいかがでしょう。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年2月24日~2012年2月29日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性352名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】好きな「お笑い芸人が監督の映画」ランキング【男性編】恋愛上手だと思う女性お笑い芸人ランキング【男性編】頭が良さそうなお笑い芸人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年04月24日群雄割拠のお笑い戦国時代。マイナビニュース読者に「最も実力があると思う中堅芸人」についてアンケートしました。調査期間:2011/8/1~2011/8/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.実力があると思う中堅芸人は?■ブラックマヨネーズ「ネタも面白いけど、トークも面白い。しかも小杉さん、吉田さんどちらも面白いのが実力を感じさせます」(31歳/女性)■くりぃむしちゅー「知的でウイットにとんだネタが秀逸。自然な話し方に頭の良さを感じさせる」(29歳/男性)■フットボールアワー後藤「バランスの良い面白さを感じる。最近の若手のように勢いまかせではないところが好き(18歳/女性)■バナナマン「でこぼこに見えるけど、すごく二人のバランスがよいと思う。個人的には設楽さんの言葉のチョイスが好き」(27歳/女性)■さまぁ~ず「マイペースなところがいい。独特のリズム感がある」(28歳/男性)たくさんの票を集めた芸人を抜粋してご紹介しました。異論反論はありそうですが、テレビで見かけない日はないような、有名な芸人たちばかりでしたね。ではそんな芸人たちがテレビを席巻している昨今を皆さんはどう考えているのでしょうか?Q.今のお笑い業界をどう思う?■「面白い芸人さんもいるんですが、そういう人たちはテレビの露出が多すぎて、すぐに飽きられてしまうのが残念です。使い捨て感があるような気がします」(29歳/女性)■「ダウンタウンやナイナイやウッチャンナンチャンのように、後世に残るような圧倒的な存在感の若手がいない」(27歳/女性)■「ネタ番組の衰退は痛い。トークも面白いが、やはりネタが芸人の醍醐味(だいごみ)なのでもっと見たい」(22歳/男性)■「もっともっと日本を笑いで元気にしてほしいです」(28歳/女性)■「日本の笑いを世界に! 笑いの文化が違う欧米には、日本の笑いが通じない事も多々ありますが、誰かその壁を打ち破ってほしい」(27歳/男性)暗い話題も多い時代だからこそ、笑いで元気をもらいたいもの。特に将来のお笑い界をけん引するであろう中堅芸人の方々には、これからもがんばってほしいです。(くわ山ともゆき+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】元芸人に聞いた。すべらない話をするコツとは?【コラム】伝説の番組「ボキャブラ天国」であなたが好きだった芸人は?【コラム】有名人同士の意外な交友関係
2011年11月19日「あんなに面白くて毎週楽しみにしていたあの番組、なんで終わってしまったの?」……誰しも一度はこう思ったことがあるはずです。制作費の問題や視聴率の低迷などで、惜しまれながらも終了していった数多くのテレビ番組。今回はその中でも「できれば復活してほしい!」と特に熱望している番組を皆さんにアンケートで聞いてみました!懐かしい名番組がめじろ押しです!調査期間:2010/10/22~2010/10/29アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 432件(ウェブログイン式)■ 第5位天才・たけしの元気が出るテレビ!! (1985~1996年)(2.3%)ビートたけし司会の伝説の番組です!数ある番組内企画のうち、僕は「早朝バズーカ」などに代表される大がかりな寝起きドッキリ「早朝シリーズ」が特に大好きでした。「規制でがんじがらめのつまらないテレビよりも、面白かった」(32歳/男性)という意見も寄せられたように、あのころの過激なテレビ番組にはものすごく笑わされて、本当に元気をもらっていましたよね!■第4位ウッチャンナンチャンのウリナリ!! (1996~2002年)(2.5%)「ポケットビスケッツ」に「ブラックビスケッツ」など数々のブームを造りだしてきた"ウリナリ"が4位にランクイン! 「○○位に入らなければ即終了」などのシビアな設定や、ドーバー海峡を実際に泳いで渡るなど、かなりのむちゃをしていたのが印象的です。過酷なロケがフィーチャーされがちですが、番組ラスト10分くらいのミニコントコーナーも非常に面白かった記憶があります。 ウッチャンが演じるオカマキャラ「ホワイティ」でおなかを抱えて笑ったのが、もう10年以上も前だなんて信じられない……。■第3位「笑う犬」シリーズ(1998~2003年、現在も単発で放送中)(3.5%)ウッチャンナンチャンがメインのバラエティ番組がまたもランクイン!「みんな見ていて翌日、学校の話の中心だった」(26歳/女性)という意見も寄せられたとおり、当時中高生だった人は見ないと話題についていけないほどの人気番組でした。番組のマスコットキャラクター・青い犬の息子が現在フジテレビのマスコットキャラクターの「ラフくん」であるというのは、意外と知らない人が多い豆知識かも。■第2位マジカル頭脳パワー!! (1990~1999年)(4.6%)板東英二さんが司会のクイズバラエティ「マジカル頭脳パワー!!」が第2位にランクイン! 番組を象徴する連想ゲーム「マジカルバナナ」は20歳以上の人なら一度は必ずやったことがあるはず。そのほかにも「マジカルチェンジ」、「マジカルインスピレーション」など、大がかりな道具を使わずに、翌日すぐ友達と遊べるような新しい遊びをたくさん提供してくれました。ああ、所さんの圧倒的正答率が今でも昨日のことのように思い出されます……。■第1位ダウンタウンのごっつええ感じ(1991~1997年)(6.5%)第1位はダウンタウンの伝説のコント番組「ごっつええ感じ」! それまでのコント番組とは一線を画す新しい笑いにみんなが衝撃を受けました。15年以上も前の番組なのに、今見ても爆笑できるのはさすがです。アンケートに寄せられた「当時のメンバーで最新作を観てみたい!」(29歳/男性)という意見に僕もまったくの同感です。ぜひ復活してほしい!以上でランキングは終了! 次点で、「ウゴウゴルーガ」、「まんが日本昔ばなし」、「電波少年」シリーズ、「内村プロデュース」などが挙げられました。もちろん、ここでは紹介できなかった熱い意見が寄せられた番組もたくさんありました。私たちに笑いや感動、ときに夢や希望を与えてくれた数々のテレビ番組。あなたが「復活してほしい!」と思う番組は何ですか?(永田兄弟/オモコロ)【関連リンク】【コラム】あなたの記憶に残るNHK教育テレビの番組は?【ランキング男性編】もっともイライラするテレビ番組の演出ランキング【コラム】テレビを持たない人に聞く!テレビのない暮らしってどう?
2010年11月26日お茶の間に笑いを届けてくれるバラエティ番組の数々。現在放送中の番組から過去の伝説的な番組の中から、皆さんがこれまでにもっとも「面白い!」と思ったバラエティ番組を挙げてもらいました。5位から発表します!調査期間:2010/7/8~2010/7/13アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 507件(ウェブログイン式)5位:「アメトーーク!」「○○芸人のくくりがマニアックで好き」(24歳女性)「毎回企画もいいし、芸人のトークも面白い」(27歳男性)雨上がり決死隊が司会を務めるバラエティ番組。「家電芸人」や「ガンダム芸人」など、"くくりトーク"と呼ばれるその道に詳しい芸人を集めて行われるトークコーナーが人気です。「業界内視聴率ナンバー1」をキャッチフレーズに、マニアックな切り口の企画に定評があります。4位:「笑う犬」シリーズ「ウッチャンのミル姉さんとか、シュールなコントがほんとに面白かった」(25歳男性)「きちんと笑いの基本を押さえながら、新しいものを取り入れたコントを繰り広げていた」(24歳女性)同シリーズはウッチャンナンチャンの内村光良さんによる「純粋なコント番組」というコンセプトでスタート。1998年の放送開始時の番組名は『笑う犬の生活』でしたが、その後は『笑う犬の冒険』、『笑う犬の発見』など、微妙にタイトルを変えて放送されてきました。「ミル姉さん」をはじめ、「小須田部長」、「はっぱ隊」など個性的なキャラクターの数々を覚えているという方も多いのでは?3位:「内村プロデュース」「企画のくだらなさとグダグダな雰囲気」(27歳女性)「芸人が必死で笑いを取りにいくところが好き」(29歳男性)ウッチャン関連の番組がつづけてランクイン。同番組はウッチャンが毎回独自の手法でさまざまな事柄をプロデュースしていくというコンセプトでスタート。放送開始当初はふかわりょうさんと二人だけで、「溺(でき)死体オーディション」などマニアックな企画を行なっていましたが、さまぁ~ずの三村マサカズさんがレギュラー入りしてからは、内村一派の中堅どころの芸人が多数出演する番組に。バラエティ番組におけるウッチャンの影響力って大きいですよね。2位:「ダウンタウンのごっつええ感じ」「とにかく笑い転げてた」(27歳女性)「松本人志のコントが最高だった。おそらく今ではいろんな規制があってできないものもありそうだけど……」(30歳女性)ダウンタウンの代表的な冠番組。同番組からは「キャシィ塚本」、「世紀末戦隊ゴレンジャイ」、「放課後電磁波クラブ」など、数々の名作コントが生まれました。今思えばレギュラー出演者も今田耕司さん、東野幸治さん、130R(板尾創路さん・蔵野孝洋さん)など、のちのお笑い界を引っ張っていくタレントが結集していましたよね。1位:「めちゃ×2イケてるッ!」「破天荒な企画が面白かった」(25歳女性)「ナイナイの岡村が本気で何かに挑んでいる姿に感動した」(23歳男性)1996年の放送開始から現在までつづく、長寿バラエティ番組の一つ。ナインティナインをはじめ、極楽とんぼ、よゐこ、雛形あきこさん、鈴木紗理奈さん、光浦靖子さん、武田真治さんなどキャラ立ちした出演陣も魅力です。ドラマや映画のパロディやドッキリ企画、ゲームやクイズなど出演者全員で楽しんでいるようなパーティ感のある企画も多いですね。江頭2:50さんが布袋寅泰さんの楽曲に合わせて登場するシーンなども衝撃的でした。ちなみにこれらのテレビ番組に夢中になっていた時期は、「小学生時代」という結果に。感受性の強い時期に見ていた番組はとくに印象に残りやすいのかもしれません。人気番組はDVD化されているものもあるので、休みの日などにじっくりと過去の名作を見直してみるのも楽しそうですね。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】あなたが選ぶ史上最強の「ギャグ漫画」と言えば?【ランキング:女性編】最もイライラするテレビ番組の演出ランキング【ランキング:女性編】3Dで見たいテレビアニメランキング
2010年08月13日『舞妓Haaaan!!!』以来2年ぶり、“家族”の物語『なくもんか』で監督・水田伸生、脚本・宮藤官九郎と再びトリオを組み、2作目の映画主演を飾った阿部サダヲ。前作では稲妻のようなハイテンションな笑いを届けてくれた彼が、今回スクリーンで存分に見せるのは、“笑い”とその裏にある“泣き”。好評中の劇場公開を経て、あらためて阿部さんにとっての“笑い”、そして今年一年をふり返ってもらった。阿部さんが『なくもんか』で演じるのは、お惣菜屋の店主・下井草祐太(山ちゃん)という、どこまでもお人好しな男。前作とは打って変わって、主役でありながら一歩“引いた”役というのは新境地となったという。「今回の役のタイプとかポジションって、鬼塚公彦(『舞妓Haaaan!!!』)が押していくタイプだとしたら、山ちゃんは引いていく、受け入れるタイプだから、全然違うんですよね。鬼塚という人は誰の意見も聞かないですから(笑)。そういうお芝居はこれまで宮藤さんの脚本ではあまりなくて、『木更津キャッツアイ』とか『タイガー&ドラゴン』とか突飛なことをばーっとやる役が多かったんですけど、今回はとにかく人が言うことを全部飲み込んで生きてきた役。そこをどうやって演じるかは悩んだところでもあるし、面白かったところでもありますね。とは言っても、『舞妓Haaaan!!!』みたいにテンション高いものが好きな方もいるし、僕もそういう所をしまい込むのは好きじゃないので、出せるところは出しました」。家族ならではの喜びや悲しみが物語の軸となる本作。悲しい過去を隠すように常に笑顔を振りまいて生きる、祐太の二面性を演じる上でどのようなアプローチをしていったのだろうか?「(弟役の)瑛太くんの台詞で『あいつは笑顔だけど、1ミリも笑ってないんだよ』というのがあるけど、本当の笑顔も本当の泣きも、素を見せてない人ということでずっとやっていかなきゃいけないんですよね、この役って。監督にも、最後のエンドロールでの笑顔が本当の笑顔になればいいって言われていたので、見せ泣きみたいなところから始めていって、最後に本当の涙が出てくればいいんじゃないかと。でもやっている最中は、時間も限られていたので難しかったですね」。「大人計画」を始めとする舞台に映画、TVドラマで、唯一無二の存在感を発揮し、俳優としての才覚を示してきた阿部さん。その“笑い”のセンスはどこから生まれてきたのだろうか?「物心ついて一番よく見てたのは『ひょうきん族』ですね。小学生のとき、ちょうど漫才ブームがあってよく見てました。元々、亀有の方で生まれたので、(ビート)たけしさんとか、下町出身で身近な感じがして、それまでは漫才師というとちょっと遠い存在だったのが、地元のネタとかが出てきて嬉しかったというか。毒舌な笑いというのも新鮮でしたね。僕、ほとんど漫画を読まないので、テレビからなんです。とんねるずとかダウンタウン、ウッチャンナンチャンとかのコントが好きでした。あと、小さい頃に映画館でアニメの『スヌーピー』とか観て笑ってましたね。何で笑ってたか覚えてないんですけど、チャーリー・ブラウンがいつもダメだなーって(笑)」。では、いまの阿部サダヲの“笑い”を支えているものは何なのだろうか?「“勘違い”をするというのが、僕の中で一番大事にしていること」と、阿部さんは話す。「勘違いをすることが面白かったり、役者としても勘違いしてないと演じるのが無理なときもあるんですよね。だからイイ男風の役のときは、自分を180cm位の男だと勘違いしないと出来なかったりするときもありますよ(笑)。今回もハムカツ作るのにいろんな店を見に行ったりしたけど、『いらっしゃいませー』っていう言い方一つ変えるだけでちょっとカッコイイみたいな。そういうのが積み重なってる気がするんですよね。成り切ってる店員さんのはやっぱカッコイイじゃないですか。そういうのが僕は好きなんです」。時に脚本家と俳優として、時にミュージシャン同士として、宮藤さんと絶妙なコンビネーションで新鮮な芝居と音楽、そして笑いを届けてきた阿部さん。映像作品では久しぶりのタッグとなった本作然り、二人ならではというものに対する期待は確実に高まってきている。そこで改めて聞きたい。阿部さんにとって宮藤作品とは、どんな存在なのだろうか?「元々、僕が俳優として知られるようになったのは宮藤さんの作品のおかげもあるし、原作にないような役を描いてくれたりして、僕のプロデュースのようなことをしてくれた気がするんです、すごく。だから僕は宮藤さんが書く台本を、その台本がおもしろいっていう芝居で、いままで知らなかった方にも伝えていきたいというのが大きいです。絶対におもしろいですよ、という芝居が出来る自信があるんです。だっておもしろいですもん。やってそうでやってない題材とか、いらなそうでいる台詞とか。それが後で繋がってもいくんだけど、無駄なことがないと面白くないじゃないですか。最近は主演もやらせていただいてますが、筋にいらない役とかも結構あるんですよ。でもその人がいないといけない、というのが宮藤さんの愛情なんでしょうね」。2009年だけでも、本作以外に映画では『ヤッターマン』や『ぼくとママの黄色い自転車』で父親役という新たな役に挑戦、さらに宮藤作・演出の「メカロックオペラ R2C2」ではロック+演劇という表現の場を広げた阿部さん。最後に、今年一年をふり返ってみての心境を聞いてみた。「『R2C2』は、昔からグループ魂でコントやってた頃からロックオペラというのをやりたくて、やっと形に出来たので嬉しかったですね。昔は宮藤さんのギター1本で、アンプもこれくらい小さかったのが、あんな大きい規模で出来たのだから、すごいなと。映画も3本も出れるなんて、昔はそんなこと思ったこともなかったから幸せですよね。いまふり返ってというのはないのですが、この状態が続けばいいなと…、で、ちょっと劇団公演が増えればいいな(笑)」。■関連作品:なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会■関連記事:クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!ストレス解消法、阿部サダヲは「波乗り」瑛太「水換え」に、竹内結子は「叫ぶ!」
2009年12月16日