ルーニー・マーラ主演で製作準備が進められている『Mary Magdalene』で、ホアキン・フェニックスがイエス・キリストを演じるかもしれない。スケジュールの調整などが必要なようで、まだ決定とはなっていないが、プロデューサーらは彼を望んでいるようだ。その他の情報映画は、イエスの死と復活を見届けたマグダラのマリアの人生を描くもの。過去に『最後の誘惑』でバーバラ・ハーシーが、また『パッション〈2004年〉』でモニカ・ベルッチが、“罪深い女”とも呼ばれたこの女性を演じている。『ダ・ヴィンチ・コード』にもストーリーの重要な部分として存在する。今作の監督はガース・デイビス。来年の公開を目指し、撮影はこの夏開始する予定だ。フェニックスの最近作は、6月11日(土)に日本公開されるウディ・アレン監督の『教授のおかしな妄想殺人』。マーラは『キャロル』で今年のオスカーの助演女優部門にノミネートされた。文:猿渡由紀
2016年04月25日歌手のリリー・アレンが7年越しでストーカーに悩まされていたことを「The Observer」に語った。リリーに対する“強盗”と“迷惑行為”で有罪判決が下されているアダム・グレイは、中傷の手紙を送りつける、家のドアをバンバン叩く、果ては何日もリリーの家の庭に居座るといった迷惑行為を続けてきた。決定的な恐怖体験はある日の真夜中、リリーと子どもたちが寝ている家にアダムが侵入してきたことである。その日うっかり勝手口の鍵をかけ忘れて寝てしまったリリー。壁を叩く音で目が覚めた彼女が恐怖でベッドの上で固まっていると、ドアノブが回り男が入ってきた。思わず後ずさりするリリーを罵りながら詰め寄り、「俺の父親はどこだ」と叫んで布団をはがした。アダムはナイフらしきものをジャケットの中に持っていたとリリーは確信している。幸い寝室にはリリーだけでなく友人がおり、アダムを撃退したとのこと。こんな思いをしてもリリーは「彼に対する怒りはない。精神を病んでいるんだから」と言っており、むしろ怒りの矛先をこの事件への対応がひどすぎる警察に向け、痛烈に批判している。テレビ番組に出演してリリーへ謝罪の言葉を述べたアダムの母親によれば、アダムは2年前に妄想型統合失調症と診断を受けており、治療が必要な状態だという。彼は現在、最終的な判決を待っているところだ。(Hiromi Kaku)
2016年04月22日ウディ・アレン監督の新作『カフェ・ソサエティ』が、2016年カンヌ国際映画祭の開幕上映作品に決定した。ジェシー・アイゼンバーグやクリステン・スチュワートらが出演する同作は、1930年代のハリウッドを舞台にした作品。同映画祭の幕開けをアレン監督が飾るのは、2002年作『さよなら、さよならハリウッド』、2011年作『ミッドナイト・イン・パリ』に続き3度目、監督としては史上初の快挙となる。1979年作『マンハッタン』から6月11日から日本でも公開が決定している『教授のおかしな妄想殺人』まで非コンペティション部門に出品してきているアレン監督にとって、今年度の『カフェ・ソサエティ』は14作目の同部門出品作となっている。カンヌ国際映画祭が発表している声明文には、『カフェ・ソサエティ』は「映画産業で働くことを夢見て1930年代のハリウッドに向かい、恋に落ち、この時代に刻印を残したカフェ ソサエティの熱狂に陥って行く青年の物語です」と説明されている。今年のカンヌ国際映画祭は、5月11日から22日の日程で開催予定。すべての出品ラインナップは4月14日に発表される予定となっている。『カフェ・ソサエティ』は今年後半公開予定だ。(C)BANG Media International
2016年03月31日俳優ホアキン・フェニックスが主演を務めるウディ・アレン監督最新作『IRRATIONAL MAN』が、『教授のおかしな妄想殺人』の邦題で6月11日に日本公開されることがこのほど、わかった。本作の主人公は、アメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科教授のエイブ(ホアキン)。人生の意味を見失った彼は、孤独な無気力人間になってしまっているがある日、迷惑な悪徳判事のうわさを耳にし、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。妄想を繰り広げることでエイブは好調に戻るが、その一方で、エイブの心中を知らないままに恋心を抱く教え子が登場し、2人の運命が交差する。監督は、『ミッドナイト・イン・パリ』や『ブルージャスミン』など、多くの名作を生み出しているウディ・アレン。主演は『her/世界でひとつの彼女』のホアキン・フェニックスで、ウディと初タッグを組む。さらに、ヒロインの女子大生ジル役は、ウディ監督の前作『マジック・イン・ムーンライト』に続きエマ・ストーンが務め、このほか、『ブロークン・イングリッシュ』のパーカー・ポージーらも出演する。(C)2015 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2016年03月30日名作を次々と発表してきたウディ・アレン監督のもと、<a href="">『her/世界でひとつの彼女』</a>のホアキン・フェニックスと、<a href="">『マジック・イン・ムーンライト』</a>に続いてタッグを組んだエマ・ストーンが出演した最新作『IRRATIONAL MAN』(原題)の邦題が、『教授のおかしな妄想殺人』に決定。6月11日(土)より日本公開されることになった。夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科教授のエイブは、人生の意味を見失い、慢性的に孤独な無気力人間になってしまっていた。ある日、迷惑な悪徳判事のうわさを耳にしたエイブは、自らの手でその判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。かくして“奇妙な目的”を発見した途端、あら不思議、エイブの毎日は鮮やかに彩られ、身も心も絶好調に一変する。一方、エイブに好意を抱く教え子・ジルは、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなり…。世界中で大ヒットした<a href="">『ミッドナイト・イン・パリ』</a>、ケイト・ブランシェットをアカデミー賞「主演女優賞」に輝かせた<a href="">『ブルージャスミン』</a>など多くの名作を生み出してきたウディ・アレン監督の最新作となる本作。今回は、奇妙な妄想にとらわれた哲学教授を主人公に、人生の不条理と滑稽さをアレン監督独特の“哲学”で描き出す。主演は、本作で初めて監督とタッグを組む『her/世界でひとつの彼女』<a href="">『インヒアレント・ヴァイス』</a>などの個性派俳優ホアキン・フェニックス。ひと癖もふた癖もある哲学教授エイブを魅惑的に演じている。さらに、ヒロイン役に抜擢されたのは、前作『マジック・イン・ムーンライト』から続投となったエマ・ストーン。教授に惹かれていく女子大生ジルを、ウディ・アレンの新たなミューズとして存在感たっぷりに演じている。“人はなぜ生きるのか?”という究極の命題をはらみつつ、人間の不条理さと滑稽さが入り混じったアレン流の皮肉なユーモアが炸裂するダーク・コメディ。これからの続報を楽しみにしていて。『教授のおかしな妄想殺人』は6月11日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日ウディ・アレン監督の新作『イラショナル・マン(原題)』が、『教授のおかしな妄想殺人』という邦題で、6月11日(土)より公開されることが決定した。主演はアレン作品への出演は初となるホアキン・フェニックス(『her/世界でひとつの彼女』)と、前作『マジック・イン・ムーンライト』に続いての参加になるエマ・ストーン。その他の情報映画は、人生の意味を見失った哲学教授エイブと、彼に好意を寄せる教え子ジルを主人公に描くダーク・コメディ。夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきたエイプは、孤独に苛まれ無気力な日々を送っていた。ある日、悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、その判事を葬ることを思いつき、完全犯罪を企てるという“奇妙な目的”を見つけ、真っ暗闇だと思っていた人生が一転。身も心も絶好調になっていく。一方、教え子のジルは燃え上がる恋心を抑えられなくなり行動を起こす。頭の中に渦巻く“妄想殺人”を生きる糧とするエイブと、ジルの“恋心”はどのように交錯するのか? 本作は一風変わったストーリー展開の中で、生の不条理と、それに振り回される人間の滑稽さを皮肉り、主人公が抱く“おかしな妄想”を通して“人はなぜ生きるのか?”をアレン流に描く不条理劇が展開されるようだ。『教授のおかしな妄想殺人』6月11日(土)丸の内ピカデリー&新宿ピカデリーほか全国公開
2016年03月30日いま世の女性たちがこぞって、その一挙手一投足に視線を注ぐ最も熱い世代がある。1989年前後に生まれた、現在25~27歳の20代中ごろの女優やセレブたちだ。「1989」といえば、言わずと知れたテイラー・スウィフトのグラミー賞受賞アルバムのタイトルにして、彼女が生まれた年。その年、日本は昭和から平成になり、消費税が初めて導入され、世界ではベルリンの壁が崩壊し、時代が大転換を遂げた1年でもあった。その89年に生まれたのが、テイラーをはじめ、『ルーム』でオスカー女優となったブリー・ラーソンや、注目の続編『Fifty Shades Darker』(原題)などが控えるダコタ・ジョンソン。そして翌90年、東西ドイツが統一され、冷戦が終わり、中東近辺が焦臭くなってきた年には、『JOY』で4度目のノミネートを受けたオスカー女優ジェニファー・ローレンスや、『アクトレス~女たちの舞台~』で米国女優として初の仏セザール賞を受賞したクリステン・スチュワート、フェミニスト活動に専念するため女優休業を明らかにした『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンと、人気・実力ともにトップといえる若手女優たちが誕生している。言うなれば、彼女たちは激動の時代をタフに生き抜いている、大人になった“ハーマイオニー”世代。そんな最旬の世代といえる彼女たちに迫った。まず、89年生まれ、現在26歳のブリーは、『ルーム』で息子とともに[部屋]から脱出し、人生の再生に挑んだ母親を熱演して、アカデミー賞をはじめ各映画賞を制覇。一躍、時の人となった。授賞式後のアフターパーティでは、早速、幅広い交友関係で知られるテイラーたちと過ごしていたことも伝えられている。新星のごとく登場したかのように思われがちだが、両親の離婚後、6歳から演技をはじめ、9歳でデビューを果たしており、キャリアは長い。アメリカではトニ・コレットの娘役で出演したファミリードラマ「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」などで知られ、映画『スコット・ピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団』『21ジャンプストリート』『ドン・ジョン』などでも印象的な役を演じてきた。また、シンガーソングライターとしても活動していた時期もある。2013年に出演した珠玉作『ショート・ターム』で、居場所のない少年少女たちの短期保護施設のケアワーカーを演じ、ゴッサム賞などを数々受賞。そして、今回の『ルーム』では、7年間幽閉されていた女性を演じるため、食事制限や隔離された生活を自ら送るなどの徹底した役作りで挑み、見事オスカーも獲得。その姿には、“若き日のメリル・ストリープのよう”との声も上がっているほどだ。今後は、『キング・コング』最新作でトム・ヒドルストンやサミュエル・L・ジャクソン共演の『Kong: Skull Island 』(原題)やマーティン・スコセッシ製作総指揮の『Free Fire』(原題)などが控えている。『ルーム』の子役ジェイコブ・トンブレイ君とは、『スター・ウォーズ』トークですぐに打ち解けたそうで、役を越えても大の仲良し。そろって初来日した2人の動向も大きな注目を浴びた。オスカー女優といえば、同じく初ノミネートにして「助演女優賞」を獲得した『リリーのすべて』のスウェーデン出身アリシア・ヴィキャンデルは、88年生まれの現在27歳。『リリーのすべて』では、エディ・レッドメイン演じる世界初の性別適合手術に臨んだリリーを、真の愛で支え続けた妻ゲルダを好演。すでに観賞した人たちからも、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、女性へと変容していく様を繊細に演じたエディとともに、その姿を戸惑いながらも受け入れ、見守ったアリシア演じるゲルダに心を動かされる人が続出中だ。彼女も9歳からスウェーデン王立バレエ学校に通い、「レ・ミゼラブル」などのミュージカルに出演していたが、ケガでバレエを断念。一時期は、ロースクールに通っていたこともあったという。母国のTVドラマや映画で注目を集め、マッツ・ミケルセン共演の『ロイヤル・アフェア愛と欲望の王宮』や、キーラ・ナイトレイの義妹を演じた初めての英語作品『アンナ・カレーニナ』で鮮烈な印象を放ってハリウッドに登場した。2015年、いまやハリウッドの“イットガール”と呼ばれるアリシアは、「シャネル(CHANEL)」のミューズでもあり、レッドカーペットでは注目の的に。今後はマット・デイモン主演『ジェイソン・ボーン』のヒロインを務めることでも話題を呼んでおり、ブラッドリー・クーパー主演『二ツ星の料理人』ほか、美しすぎるAIロボットに扮した『エクス・マキナ』が6月に日本上陸する。ちなみに、ブリーは2016年、アリシアは2013年に“ネクストブレイク枠”といわれる英国のBAFTAライジングスター賞にノミネートされているが、先日の予告編解禁で話題沸騰の『スーサイド・スクワッド』の要注目女子、マーゴット・ロビーもその1人(2015年ノミネート)。90年生まれ、オーストラリア出身の彼女は、祖父母の農場などで子ども時代を過ごし、10代のときには女優になる夢のために3つの仕事を掛け持ちしていたという頑張り屋。自国のTVドラマ「Neighbours」で話題となり、ハリウッド進出後はドラマ「PAN AM パンナム」などを経て『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でレオナルド・ディカプリオの妻役を好演して、世界的に知られるようになった。現在公開中の『マネー・ショート華麗なる大逆転』にもカメオ出演しており、『スーサイド・スクワッド』ではワルなのにとびきりキュートで、どこか憎めないハーレイ・クイン役に扮しているマーゴット。さらに、北欧男子アレクサンダー・スカルスガルドが筋骨隆々のターザンを演じる『ターザン:REBORN』ではターザンの妻ジェーン役をゲット、続々と新作が決まっており、目が離せない存在の1人だ。さらに、TVドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」で本国で大ブレイク中のメリッサ・ブノワや、ウディ・アレンら名匠に気に入られているエマ・ストーンが88年生まれ、『シンデレラ』のリリー・ジェームズ、『ブラック・スキャンダル』で存在感を見せたジュノー・テンプルが89年生まれと、ミドル20代は実に層が厚く、少し下には『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリー(’92年生)、『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン(’94年生)、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のマイカ・モンロー(’93年生)、『ダイバージェント』シリーズのシェイリーン・ウッドリー(’91年生)と注目女優たちが続々。これからは美しいばかりでなく、中身は骨太で根性のある(?)彼女たちが、映画界を引っ張っていく存在となるのだろう。(text:cinemacafe.net)
2016年03月27日バレンタインデーまでカウントダウン。今年は日曜日ということもあって、家でゆっくり過ごすというカップルも多いのかも。彼氏との楽しい時間のお供にApple TVで映画、Apple Musicで音楽というのはいかがだろう? チョコと一緒にApple Watchをプレゼントしちゃうってのも大アリだ。まずは、テレビに繋げるだけでリビングをシアターに変貌させるApple TVから。新しいコントローラ「Siri Remote」では、今までになかったような形でテレビとのコミュニケーションがとれるようになった。例えば、ズーイー・デシャネルが出演している映画が観たいと思ったのなら「ズーイー・デシャネルが出てる作品」と話しかければ、該当する作品をピックアップしてくれる。もちろん「恋愛映画が見たい」でもOKだ。そんなApple TV向けの、お勧めバレンタイン映画は『バレンタインデー』『それでも恋するバルセロナ』『食べて祈って恋をして』の三本。『バレンタインデー』は『プリティ・ウーマン』の監督であるゲイリー・マーシャルが手掛けた男女15人が織りなすラブストーリー。恋愛映画の金字塔『ラブ・アクチュアリー』のバレンタインデー版といった趣で、ジェシカ・アルバや、ブラッドリー・クーパー、パトリック・デンプシーにキャシー・ベイツ、ジェイミー・フォックスら豪華共演が見物だ。『それでも恋するバルセロナ』は、所謂「ニューヨーク派」として知られる監督、俳優のウディ・アレンによるラブコメディ。親友同士だが恋愛観は全く異なるというスカーレット・ヨハンソンとレベッカ・ホールに、ハビエル・バルデムとペネロペ・クルスというスペインを代表する俳優が絡む(ペネロペ・クルスは本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞)。恋愛模様もさまざまと実感できる一本である。『食べて、祈って、恋をして』は、ジュリア・ロバーツ主演作。共演は二本目に紹介した『それでも恋するバルセロナ』にも出ているハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコら(ちなみに、ジュリア・ロバーツは一本目にピックアップした『バレンタインデー』にも出演。三本見比べてみると面白い)。エリザベス・ギルバートの回想録『食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書』を原作としている。見終わったあと、自分探しの旅に出たくなる?(彼女が出ようとしたら、止めてあげて!)○ムードを盛り上げるのにはApple Musicにおまかせ!続いて、Apple Musicのバレンタインデー向けプレイリストを紹介。Apple Musicは、オーディオ機器がApple TVとつながっていれば、そのままApple TVで、もちろん、iPhone、iPad、MacやWindows PC、最近ではAndroidでも楽しめる。最初はコレ、「テイラー・スウィフト:ラブソング&バラード」。テイラーの楽曲でもラブソングとバラードを集めたというもので、多くが実体験を元に書かれているという。彼女のリアルな体験がしみじみと伝わってくるプレイリストだ。続いては「恋人とリラックス」というJ-POPの最近のヒット曲を中心に取り上げたプレイリスト。JUJUや西野カナ、絢香らの定番ソングが揃っている。じんわり盛り上がっていくのに、良いかも。三つ目のプレイリストは「恋人たちのためのクラシックバラード」。J-クラシカルアーティストの演奏するスタンダードラブソングを選んだもので、ピアノ曲でまとめられている。ロマンティックな時間を演出するにはもってこいな曲が並ぶので、ディナーを楽しみながらというのにピッタリ。Apple Musicでは「For You」から、自分好みのBGMを引っ張ってくることもできるので、彼氏と音楽の趣味が合うなら、有効に(?)活用できるはず。自分に彼女がいたとして、もし、アルヴェ・ヘンリクセンとか、ブッゲ・ヴェッセルトフトとかかけられたら、相当グッとくると思う。Beats Pill+を使って、カップルでDJバトル始めるのもいいんじゃないだろうか。○チョコと一緒にiTunesギフトを贈ろう! 予算があればApple Watchも!!チョコと一緒にiTunesギフトを贈るのも喜ばれるハズ。1,000円から8,000円の間で、好きな金額を入力してプレゼントできる。バレンタインデー用のカードもラインナップされているので、コレもおススメだ。相手がド本命なら、思い切ってApple Watchという選択はいかがだろう。いかがだろうと軽々しく言うのも何だが、貰ったほうは嬉しいに決まってる(ドン引きされる可能性はゼロではない。アナタの経済力に見合っているか? プレゼントするモデルが相手の趣味にあってるか? といったことも重要)。もし、自分に彼女がいたとして、去年からずーっと欲しい欲しいと言い続けているApple Watch Hermèsの"Double Tour"が贈られてきたら、いろいろと考えないといけないと思うようになるだろう(反実仮想)。"Double Tour"は、先日、160-185mmのストラップが追加されたので、ますます欲しくなっているのだが、欲しくなっているのは筆者だけではないはずだ。気持ちを伝えたいなら、Appleのギフトを贈れば、大好きなあの人とつながる方法がさらに増えること間違いナシ! ということでバレンタインデーに賭ける皆さんの健闘を祈る!!
2016年02月11日東京都・麻布のMITSUOKA麻布ショールームは、企業コラボアートをプロデュースするZELSが運営するMDP GALLERYキュレーションによる「サイトウ・P・ヒロヒサ"Pの眼"コレクション展」を開催する。会期は2月17日~3月13日(毎火曜・第一水曜休廊)。開廊時間は10:00~19:00。入場無料。同展は、膨大なサイトウ・P・ヒロヒサのコレクションの中から、光岡自動車のショールーム向けにセレクトしたアート作品やビンテージフォトを、ヒロヒサ氏自身のコラージュ作品を交えて展示するもの。サイトウ・P・ヒロヒサは、ペプシマンやアンディ・ウォーホールのTDKビデオカセットテープ等、数々のヒットCM作品を世に生み出してきたCFプロデューサーであり、何十年にもわたるアートコレクターとしても知られ、近年ではそのコレクションの延長ともいえるコラージュ作品を制作発表するアーティストでもある。そのコレクションは単にアート作品に限らず、玩具やノベルティグッズ、古今東西のガラクタとして売られていたようなモノから、さらには拾ったものまで、サイトウ氏の「面白がり」という審美眼にかなったものすべてが対象となっているという。同展では、その中から、伝説的なグラフィティライターのバリー・マッギー(Barry McGee)の作品やマーク・ライデン(Mark Ryden)、日本では観る機会の少ないビル・ブラント(Bill Brandt)等のビンテージフォト等の展示が予定されているということだ。なお、サイトウ・P・ヒロヒサ(斎藤洋久)は1954年生、CMを中心に、TV、アート他のプロデューサーとして活動し、2009年にプロデュース事務所「Pの眼。」を設立。主なプロデュースCMは、ウディ・アレン「おいしい生活」シリーズ(西武百貨店)、アンディ・ウォーホール(TDK)、ホーキング博士シリーズ(NTTデータ)、「すったもんだがありました」(宝酒造)、きれいなおねえさんシリーズ(松下電工)、ペプシマンシリーズ(サントリー)、明治製菓メルティキッス 坂本龍一・今井美樹、明治チョコレート 森高千里など。
2016年02月11日マイリー・サイラスが、ウディ・アレンが手がけるアマゾンのプライムビデオのシリーズに出演することが決まった。アレン監督が初めて手がけるTVシリーズは30分6話の連続ドラマで、1960年代を舞台にした内容。詳しいストーリーやマイリーが演じる役柄は不明だが、アレン監督の『おいしい生活』(2000)のエレイン・メイの出演も決まっている。マイリーはインスタグラムに、数年前からベッドサイドに飾っていたというアレンの肖像画とオブジェをアップし、「ウディ・アレンの初めてのシリーズに出演できて、うれしい!!!!!」「この絵の彼の目を見つめていたときに、カッコいいエレイン・メイとほかならぬ彼と一緒に仕事ができるという電話がかかってきたの!」と喜びを綴った。昨年1月にアマゾンの配信サービスでオリジナル・ドラマを手がけることが決まった後、連続ものの脚本執筆に苦戦し、「引き受けた直後からずっと後悔し続けている」と弱音を吐いていたアレン監督だが、撮影開始に向けて着実に前進しているようだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月27日ハリウッドを代表するアカデミー賞受賞の名優、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夢の初共演を果たし、夫婦役を演じる映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』。アメリカの映画賞で「大人のラブストーリー賞」を受賞するなど、2人がまるで本物の夫婦のような掛け合いを見せる本作から、名女優として同業者たちからも尊敬を集めるダイアン・キートンのインタビュー映像が到着した。希望と才能にあふれる画家アレックスが、ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階に愛妻のルースをお姫様抱っこして入居…してから、早40年。住み心地のよい理想的なこの部屋の、唯一の欠点は“エレベーターがない”こと!5階までの道のりが遠い夫(モーガン・フリーマン)と愛犬ドロシーを心配したルース(ダイアン・キートン)は、乗り気ではない夫を説得し、やり手不動産エージェントの姪リリー(シンシア・ニクソン)のもと、いまの住まいを売ることに…。先日、70歳の誕生日を迎えたばかりのダイアンは、“元祖オシャレ番長”ともいわれ、アメリカを代表するオシャレ・アイコンとして知られる存在だ。1977年のウディ・アレン作品『アニー・ホール』では、メンズのジャケットに白いシャツ、ワイドなバギーパンツに丸眼鏡など、彼女のメンズライクな着こなしは「アニー・ホールルック」として、いまなお伝説的に語り継がれている。女性誌では、たびたび彼女の着こなしがピックアップされるなど、セレブの中でも常に彼女のおしゃれは注目の的。本作では、画家の夫を支える引退した元教師役を演じ、Tシャツに重ね着した清潔なシャツの着こなしや、寒いブルックリンには欠かせないニット帽のかぶり方、首元のマフラーのさりげない巻き方などで、インテリジェンスあふれる熟年女性の魅力を表現しており、ニューヨーカーの着こなしのお手本となっている。またダイアン・キートンといえば、“恋多き女優”としても知られ、『アニー・ホール』で彼女を世界的な女優にしたウディ・アレンや、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ビーテイ、サム・シェパードという才能あふれる超大物たちとの交際でも知られている。ダイアン自身も写真やアートや建築などに造詣が深く、本を出版しているほどの知性派ということもあり、トップクラスの男性たちをも魅了するその知性や、何事もハキハキと語る明るいキャラクターも魅力だ。今回の映像で、ダイアンは本作の役柄について「ルースはアレックスの仕事上のマネージャーでもあって、全力で夫を守ろうとするところがいいわ」と明かし、「“うちの夫をバカにしないで”というようにね」と言う。続けて、「この映画にはすばらしい夫婦が描かれている。結婚とは何かを考えるだけでも価値があると思うわ」と本作のテーマにも触れた。初共演となった“夫”モーガンに対しては、「彼には人を安心させる力がある。『ショーシャンクの空に』などでもそうだったように、今回も彼は私たちが求める“善良な人”だった。“彼がいれば大丈夫”そう思わせる何かがあるの」と語り、絶大な信頼感を言葉にするダイアン。一方、共演したモーガンも、長年共演を夢見てダイアンにラブコールを送っていたという。「最初から ダイアンと僕、2人の相性はバッチリだった。そこから始まっていい関係はずっと続いたよ。僕自身も俳優だからずっと“ダイアンと共演したい、彼女とダンスしたい”と思っていたんだ。今回やっとそれが叶って一緒に仕事してみたら、実際思い描いていた通りだったよ。最高に楽しかった!」。いまやマンハッタンを凌ぐ人気といわれ、『マイ・インターン』など映画の舞台ともなり、ニューヨークの最もホットな場所として注目を浴びているブルックリン。ダイアンとモーガンが演じる夫婦が暮らした家は、そんなブルックリンを一望できる最上階の眺めの良い部屋というだけでなく、夫婦のセンスと歩みを感じさせるシックでオシャレなインテリアも見ものとなっている。ニューヨーカーのエスプリがあふれる彼女の着こなしやインテリアから、モテ続ける女性の秘訣を探ってみては?『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』は1月30日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日ある日突然、CIAエージェントとして突然“覚醒”した、冴えないダメ男の超絶アクションとキュートなプロポーズ計画を描く映画『エージェント・ウルトラ』。このほど、本作でヒロインを演じたクリステン・スチュワートのインタビュー映像がシネマカフェに到着!実はCIAエージェントだったという彼氏を演じたジェシー・アイゼンバーグを絶賛し、その相性のよさを語っていることが分かった。本作は、CIAが実際に行っていたされる極秘マインドコントロール・プログラム「MKウルトラ計画」を題材に、ダメ男のプロポーズ計画を織り交ぜた、最高にキュートなラブ&アクション・ムービー。主人公マイクの最愛の恋人フィービーを演じるクリステンは、『トワイライト』シリーズのベラ役で一躍スターダムにのし上がり、ファンタジー・アクション大作『スノーホワイト』や感動ドラマ『アリスのままで』など幅広い作品で活躍。そして、『アクトレス ~女たちの舞台~』では、フランスの批評家たちからも高い評価を得てアメリカ女優として初のセザール賞「助演女優賞」を受賞、さらについ先日も全米映画批評家協会で「助演女優賞」を獲得し、いまノリにノッてる若手女優といえる。そして本作は、スパイアクションものでありながら、まさかのプロポーズ計画も交えた、女子もキュンとして楽しめるラブコメディの要素も満載。今回のインタビュー映像では、そのストーリーやニマ・ヌリザデ監督について語っているほか、『アドベンチャーランドへようこそ』(’09)以来の共演となったジェシーについて、「彼との共演はとても安心していられる」と明かしている。「彼は陽気だし、恐ろしいほど知性があるしね。それにこの脚本はとってもオリジナル。麻薬好きの友だちがCIAの暗殺のエキスパートになって、大混乱を招くって想像してみて。超過激で大胆不敵なアクション映画だけど、感情がしっかり描かれたラブストーリーでもあるし、全くのどたばた喜劇でもある。それをジェシーと追求したかった」と語るクリステン。そんな2人の様子を見ていた監督は、「数年ぶりの再会だったようだが、即座に打ち解けていた。撮影が始まると、親密な関係を撮る場面でも全く気兼ねなくやれていた。それはコメディには大切なことだ」と言う。また、製作を務めたデヴィッド・アルパートは「スクリーンの彼女は魅力的でカリスマ性があり、役や人間関係に驚くほど深みを出す。ただの支えるガールフレンドの役ではない」とクリステンを評価、脚本を務めた『クロニクル』マックス・ランディスも「アイゼンバーグと同様に、スチュワートにとってもこれまでとは異色の役になった」と話している。クリステン自身も、「私がフィービーの好きなところは、彼女がとてもフェミニンでマイクを心から愛していて、彼のためなら妥協も何かを諦めることも厭わないところ。それは決して弱さではなく、平等に支えあう2人のバランスの取れた関係を体現していてカッコいいと思う。2人は何度も何度も互いを助け合う。それがバランスのとれたまっとうなカップルを良く表していると思うのよ」と、本作のカップルをとても気に入っている様子だ。今後、ウディ・アレン監督の次回作でも再共演が決まっているという現代のハリウッドを代表する2人の、化学反応も楽しみといえそうだ。『エージェント・ウルトラ』は1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日現代音楽家のフィリップ・グラスとパンクの女王パティ・スミスによる来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」が2016年6月に開催されることがこのたび決定。当日朗読されるギンズバーグの詩の翻訳を、村上春樹と柴田元幸が務めることが明らかとなった。現代音楽最高の巨匠であり、ミニマル・ミュージックの旗手として知られるフィリップ・グラス。これまで、ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、「クラフトワーク」に至るまでの数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏し、BECKやコーネリアスらがリミックス・アルバムを製作するなど、若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家としての地位を確立している。『めぐりあう時間たち』『ウディ・アレンの夢と犯罪』などの映画音楽を手がけるほか、近年は高松宮殿下記念世界文化賞(’12)や、「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞(’15)の受賞をはじめ、79歳を迎え、その活動は円熟の極みに達している。今回決定した来日は、2005年以来の11年ぶりとなり、「ニューヨーク・パンクの女王」とも称されるパティ・スミスとの共演を果たす。音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティは、ポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、1975年、アルバム「ホーセス」で衝撃的なデビューを飾った。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。今回決定した二人の共演による来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。二人の共通点である、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン、アレン・ギンズバーグの詩作品が、フィリップ・グラスの代表曲にのせてパティによって朗読される。さらに、このほど公演が決定した2016年はギンズバーグの生誕90周年であり、日本公演での特別コラボレーションとして、ギンズバーグの詩の翻訳を村上春樹と柴田元幸が手がけることが決定。本公演のために完全新訳され、ステージ上の大スクリーンに翻訳が投射される。尚、パティは村上氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」英語版刊行の際にニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、ギターケースに彼の小説を入れて持ち歩くほどのファンとしても知られる。ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなどから敬愛され、『キル・ユア・ダーリン』で『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが演じたことでも話題を集めたアレン・ギンズバーグの詩が、国籍を超えたコラボレーションによってどのように生まれ変わるのか、大いに期待したい。「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、2016年6月4日(土)すみだトリフォニーホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグと『トワイライト』のクリステン・スチュワートが共演する異色アクション『エージェント・ウルトラ』の本編映像の一部が公開になった。本作の主人公マイクは、CIAの極秘計画に参加していたそうだが、映像に登場する男はどう見てもヘナチョコだ。マイクは一体、どんな人物なのだろうか?特別映像本作は、田舎町の客の来ないコンビニでノンビリと働きながら、恋人のフィービーと暮らしている青年マイクが、ある出来事を機に“覚醒”し、最強のエージェントとして戦う様を描いた異色アクション。このほど公開された映像は、バイト中のマイクのもとを訪ねてきた刺客を、スプーンだけで倒したマイクが我に帰ってフィービーに電話するシーンだ。殺人や諜報に精通したエージェントといえば、鋭い表情、俊敏な動き、低い声をイメージするが、映像に登場するマイクは電話口でウディ・アレンのように早口でまくしたて、動揺しまくっているダメ男だ。フィービーがコンビニの駐車場で刺客が死んでいるのを確認している時も、マイクは死体が怖いのか遠くから見守っている。それも内股で!やがてマイクは、自身の中に眠っていた能力をさらに“覚醒”させて迫り来る刺客と対峙するが、本作の最大のポイントは、戦闘能力はアップしても、マイクの“本質”は変化しないことだ。彼は最強だが、穏やかで、絵を描くことが好きで、料理がヘタで、恋人のことを大事にしている平凡な男だ。そんな彼の目下の目的は、恋人のフィービーにプロポーズすること。最強の刺客が迫っているにも関わらず、鼻血をたらして恋人に泣きつくマイクは、求婚という“ミッション”を遂行できるのだろうか?『エージェント・ウルトラ』2016年1月23日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショーPhoto Credit: Alan Markfield/(C)2015 American Ultra. LLC. All Rights Reserved.
2015年12月14日「女ってわからない…」と男性たちは思っているでしょうが、「男ってまったく…」と女性たちもつぶやいているわけで、どんなにITが発達しようと他の惑星へ行こうと、両者間の深淵がなくなることはないでしょう。違うからこそ愛し合える、ともいえますけれど。男と女の問題でイラッときたら、いや、キレそうになったら、監督歴半世紀、酸いも甘いも噛み分けたウディ・アレンの映画を観て、楽しみながら男女の深淵を学んでみませんか? 人生での実体験も人一倍濃い彼のこと、きっと私たちに素敵なヒントを与えてくれるはず。恋愛関係のプロフェッショナルともいえる彼の映画から、お薦めの3本をご紹介しましょう。「恋のロンドン狂騒曲」が自分の一番大切なものに気づかせてくれるアラフォー世代の迷いとも重なりますが、子供を産めるであろう最後の年代、恋愛ができるであろう最後の年代…といった、いわゆる区切りの時期、人はジタバタあがいてしまうのかもしれません。熟年離婚したアルフィ(アンソニー・ホプキンス)とヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)。アルフィはまだまだブイブイいわせたくて、ジムに通い、若いコールガールと再婚へ。ヘレナは前世も占うヒーラーに通い、オカルト書店店主と出会い…。娘のサリー(ナオミ・ワッツ)は、夫で売れない作家のロイ(ジョシュ・ブローリン)の“負け犬”モードに愛想が尽きかけ、勤め先の“勝ち組”オーラがムンムンの画廊オーナー、グレッグ(アントニオ・バンデラス)の「妻とうまくいってない」という言葉を信じそうに…。二転三転する中、それぞれが、自分にとって一番大切なものが見えてきます。できるなら、お互いをあまり傷つけないうちに気づきたいものですね。勉強になります。「ミッドナイト・イン・パリ」でロマンティックな相性がカギだと知る脚本家でありながら小説家を夢見るギル(オーウェン・ウィルソン)と、お譲様育ちで現実的な婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)は、イネズの父親の出張に便乗してパリ旅行中。ゴージャスなランチや母親とのショッピング三昧、偶然出会ったインテリ友人夫妻との美術館巡りなどに夢中なイネズと、次第に別行動をとり始めるギル。深夜12時の鐘の音とともに、どこからともなく現れたクラシックカーに乗ると、到着したのは1920年代、ジャン・コクトー宅のパーティー。コール・ポーターが奏でるピアノが響く中、現れたのはゼルダとスコットのフィッツジェラルド夫妻。彼らから憧れのヘミングウェイを紹介されます。「最高の女を抱いたことはあるかい? その瞬間は死の恐怖を忘れらる。真実の愛は一時、死を遠ざけるんだ」と、ヘミングウェイが語り始めて…。そんなめくるめく世界が夜ごと展開し、現実との狭間でイネズとズレていくギル。男女って、ロマンティシズムの相性も大切な要素だと思いませんか? 必ずしも女性ばかりが現実的とは限りません。互いのロマンをどれだけ許容できるか、一緒に楽しめるかがカギ。そこが合わないなら無理してつきあうことはないし、合えばこんなに幸せなことはありません。自分も相手も自分らしくいられるために、大事なことを教えてくれる映画です。「地球は女で回ってる」から学ぶ浮気性な男をコントロールする術結婚していても子供がいても、他の女性とセックスしたいと願う男性の本能を、おもしろおかしく描き、ホロリとさせる傑作映画です。作家のハリー(ウディ・アレン)は3回離婚歴があり、あることないこと小説に書いて激怒した元妻から撃ち殺されそうになったり、一人息子に会わてくれない別の元妻からは、色情狂呼ばわりされたり。「浮気相手は本当に彼女だけ?」『神かけて誓う!』「あなた、無神論者じゃなかったの?」『神の不在は俺のせいか?』などと、お得意の自虐ネタ満載の台詞に、修羅場でもつい笑ってしまいます。そんなチャラ男な主人公が抱える、ぞっとするような孤独感。それをどう癒し、笑い飛ばせるかが、女性のキャラや度量にかかっていると思いました。女優のナオミ・ワッツがインタビューで、ウディ・アレンの魅力を「ものすごく優秀なのにバカにもなれるの」と語っていますが、それは女性にも当てはまるのではないでしょうか。ウディ・アレン映画を愉しんで、男と女の溝をちょっぴり埋めてみませんか?
2015年12月01日ウディ・ハレルソンが『War of the Planet of the Apes』(原題)でメインキャストを演じることになった。人気テレビドラマ「トゥルー・ディテクティブ」でマシュー・マコノヒーと共に主演を務めたことも記憶に新しいウディは、「猿の惑星」シリーズ最新作で悪役を演じるという。同作では『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を手がけたマット・リーヴスとマーク・ボンバックが、それぞれ監督と脚本家の座に再び就任している。2017年公開が予定されている同作へ出演が決定したウディだが、その前にはジェニファー・ローレンス主演の人気シリーズ最終章となる『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』の公開が控えている。先日ウディは『ハンガー・ゲーム』シリーズで最高だったことの1つはジェニファーと友達になれたことだと話していた。「最初に『ハンガー・ゲーム』の話を断って、監督のゲイリー・ロスに説得されて承諾したっていう事実を思い返してみると、『ハンガー・ゲーム』に全体的な面で参加できなかったっていうことはもちろんだけど、ジェニファーというジェニファーを知ることもなかったと思うと考えられないね」と語っていた。(C) BANG Media International(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日ブルース・ウィリスが、ウディ・アレンの次回作から出演を降板した。ウィリスは一番にキャスティングされたが、ブロードウェイ劇『ミザリー』にも出演が決まっており、スケジュールがうまくかみ合わなかったらしい。その他の情報代役には、すぐにスティーヴ・カレルが決まった。カレルは『メリンダとメリンダ』で過去にアレンとコラボレーションしている。ほかに、ブレイク・ライヴリー、クリステン・スチュワート、ジェシー・アイゼンバ-グらが出演する。今作のタイトルは未定。ロケは、ニューヨークとL.A.で行われる。アレンがL.A.でロケをするのは非常に珍しいことだ。文:猿渡由紀
2015年09月01日M・ナイト・シャマランの次回作に、ホアキン・フェニックスが主演することになりそうだ。タイトルは未定で、内容もわかっていない。その他の情報低予算のホラー映画を得意とするジェイソン・ブラムのブラムハウス・ピクチャーズが製作することから、おそらく予算を抑えたスーパーナチュラル映画になるのではと思われている。フェニックスは、過去に『サイン』でシャマランとコラボレーションしている。シャマランの次回公開作は、やはりブラムハウスが製作したホラーコメディ『ヴィジット』(日本公開は10月23日)。キャストは全員ほぼ無名の俳優。フェニックスの最新作は、現在北米公開中のウディ・アレン監督の『Irrational Man』。共演はエマ・ストーン。文:猿渡由紀
2015年08月27日ブレイク・ライヴリーが、ウディ・アレンの次回監督作に出演することがわかった。タイトルは未定。ほかに、ブルース・ウィリス、クリステン・スチュワート、ジェシー・アイゼンバ-グ、コリー・ストールなどが出演する。その他の情報撮影はニューヨークとロサンゼルスで行われる。アレンがL.A.でロケを行うのは『アニー・ホール』以来、初めてのこと。撮影は今月にも始まる予定。ライヴリーの最新作は、『アデライン、100年目の恋』。アレンの最新作は、現在北米公開中の『イラショナル・マン』。出演はホアキン・フェニックス、エマ・ストーン。アレンには他に、アマゾンのためにテレビシリーズを製作するプロジェクトもある。『アデライン、100年目の恋』10月17日(土)公開文:猿渡由紀(C)2015 LAKESHORE ENTERTAINMENT GROUP LLC, KIMMELDISTRIBUTION, LLC AND LIONS GATE FILMS INC. All Rights Reserved
2015年08月05日ハリウッドで活躍するフィルムメイカーが手がけるドラマのブルーレイが次々にリリースされる。ジョエル&イーサン・コーエンが製作総指揮を務める『FARGO/ファーゴ』が10月に、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮『ストレイン/沈黙のエクリプス』が11月に、M・ナイト・シャマラン製作総指揮『ウェイワード・パインズ 出口のない街』が12月にリリース。どれも映画に匹敵するクオリティで発売元の20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパンはこれらの作品を“ロング・ムービー”としてアピールしていく。その他の画像10月にリリースになる『FARGO/ファーゴ』は、1996年製作の同名映画を新たに再構築してドラマ化したもの。片田舎で暮す平凡な男が予想外の事件に巻き込まれていく様を描いたもので、『ホビット』のマーティン・フリーマンや『バーバー』のビリー・ボブ・ソーントンらが出演している。その翌月にリリースになる『ストレイン』は、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロが描くSFサスペンス・アクションで、謎の生命体ウィルスと人類の戦いを描く。12月リリースの『ウェイワード・パインズ 出口のない街』は、シャマランが製作総指揮を手がけたミステリー大作だ。タイトル通り、出口のない街に迷い込んでしまったベテラン捜査官が街の謎に迫る物語で、マット・ディロンが主演を務めている。どの作品も、アメリカの映画界の一線で活躍しているクリエイターが、“ドラマでしか描けない”スケールと構成で壮大な物語を描いている。近年は、デイヴィッド・フィンチャーやウディ・アレン、フランク・ダラボンなど映画人がドラマ業界に積極的に進出しており、上記の作品も海外ドラマ好きだけでなく、映画ファンを魅了するタイトルとして注目を集めそうだ。『FARGO/ファーゴ』10月2日(金) DVDリリース『ストレイン/沈黙のエクリプス』11月6日(金) ブルーレイ&DVDリリース決定『ウェイワード・パインズ 出口のない街』12月2日(水) DVDリリース
2015年07月17日役者の夢を諦めきれない“中2病”の中年男が、父親が病気になったことをきっかけに改めて自分を見つめ直す映画『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』が、いよいよ本日6月12日(金)より公開される。ナタリー・ポートマンと共演し、絶賛された初監督・主演作『終わりで始まりの4日間』から10年あまり、本作で再び監督・脚本・主演を務め、売れない役者を演じたザック・ブラフに注目した。35歳の売れない俳優エイダン(ザック・ブラフ)。献身的な妻(ケイト・ハドソン)が家族の生活費を稼ぎ、エイダンの父親が子どもたちの私立学校の授業料を支払っていた。だが、その父親ががんになったことから事態は一変。彼は、ホームスクールで子どもたちの“先生”になることに。彼なりの方法で2人の子どもに人生について教えようとするが、実はそれは、エイダン自身の自分探しの旅でもあり…。1993年、ウディ・アレンの映画『マンハッタン殺人ミステリー』で、アレンの元恋人ダイアン・キートンの息子役で映画デビューを果たしたブラフ。エミー賞受賞の大ヒットテレビトラマ「scrubs~恋のお騒がせ病棟」で、9年間にわたり主演を務めて人気者に。同ドラマのいくつかのエピソードの製作にも携わるかたわら、映画初監督作『終わりで始まりの4日間』でインディペンデント・スピリット賞「新人作品賞」始め各賞を受賞し、監督としても注目を集めた。ディズニーアニメ『チキン・リトル』では、トコトンついてないドジキャラな主人公、『オズ はじまりの戦い』では翼の生えた猿・フィンリーの声を務めた。また、昨年は、ウディ・アレン脚本のブロードウェイ・ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」で主演に抜擢。ダスティン・ホフマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらハリウッドを代表する大物俳優陣が出演する、映画『お達者コメディ/シルバーギャング』のリメイク版の監督に決定するなど、多方面でその才能を発揮する。また、本作は、いま話題のクラウドファンディングで製作資金を集めたことから実現。2日間で目標額の1億8,000万円を達成させており、ビジネス面での手腕も注目されている。さらに、私生活では過去にマンディ・ムーアやモデルのテイラー・バグリーらと付き合っており、かつてはドリュー・バリモアともうわさになるなど、モテ男の一面も。さまざまな顔を見せるブラフが、中年になって挑んだ“自分探し”。その行方に注目してみて。『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WISH I WAS HERE/僕らのいる場所 2015年6月12日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2014, WIWH Productions, LLC and Worldview Entertainment Capital LLC All rights reserved.
2015年06月12日24日(現地時間)に幕を閉じた第68回カンヌ国際映画祭。今年も世界中からスターやセレブたちが集結し、レッド・カーペットでゴージャスな装いを披露した。オープニング・セレモニーで鮮烈だったのはルピタ・ニョンゴ。「グッチ(Gucci)」のグリーンのドレスがレッド・カーペットに映えて、たっぷりした裾をふわりと広げてターンした姿は絵画のような美しさ。“レッド・カーペットの女王”の異名を持つ彼女の面目躍如だった。ルピタのドレスもそうだったが、トレンドの1つは胸元を深くV字に切り込んだプランジネック。フェザーとスワロフスキーの刺繍を施した「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVÉ)」の黒のドレスにショパールのエメラルドのイヤリングを合わせたジュリアン・ムーア、長いスカートにフェザーをあしらい、背中も大きく開いた「エリ・サーブ(Elie Saab)」のドレスを着たナオミ・ワッツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『Sicario』(原題)上映に出席したナタリー・ポートマンが着た「ランバン(LANVIN)」のグリーンのドレスも同様のデザインだった。映画祭前からベストドレッサー候補の期待がかかっていたのは『Carol』(原題)に主演したケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ。見事女優賞を受賞したルーニーは、同作のフォトコールでは「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の2015年プレフォールコレクションからオフホワイトのレースをあしらったミニワンピースを着用。ケイトは同じく「アレキサンダー・マックイーン」の黒のワンピース。公式上映時、ルーニーはやはりオフホワイトの「ロシャス(ROCHAS)」のホルター・ドレス。ケイトはプリントやディテールに凝った「ジャイルズ(Giles)」のドレスだった。今年は監督作『A Tale of Love and Darkness』(原題)を引っさげてカンヌ入りした前述のナタリー・ポートマンも、ミューズを務める「ディオール(Dior)」のクチュールを中心に、「ランバン」や「ロダルテ(Rodarte)」もチョイス。特にフォトコール時に着用した、裾がアシンメトリーになっている「ロダルテ」の黒のワンピースはバックがシースルーという大胆なデザインだった。『マッドマックス怒りのデスロード』の上映で、ショーン・ペンと一緒にレッド・カーペットを歩いたシャーリーズ・セロンも完ぺきな美しさで注目された1人。レッド・カーペットで着たイエローのドレスは「クリスチャン・ディオール」のオートクチュール。シンプルなデザインながら、長身の彼女ならではの着こなしでゴージャスに魅せた。ウディ・アレン監督の『Irrational Man』(原題)に主演したエマ・ストーンは公式上映では「ディオール」のオート・クチュールの白のドレス。フォトコールでは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」の黒のレース・ドレス。どちらも彼女のキュートな魅力が際立つデザインだった。「プラダ(PRADA)」、「ミュウ ミュウ(Miu Miu)」で決めたレア・セドゥ、同じくプラダのホルタードレスを優雅に着こなしたダイアン・クルーガー、パッチワーク状のユニークなデザインの「ヴァレンティノ(Valentino)」のドレスやバレンシアガなど、連日のコーディネートで注目を集めた審査員のシエナ・ミラーなどなど、カンヌは今年もオシャレ自慢のスターたちの装いが華やかな彩りを添えた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月25日ウディ・アレンの最新作『IRRATIONAL MAN』(原題)が15日(現地時間)、カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門でプレミア上映され、ウディ・アレン、エマ・ストーン、パーカー・ポージーがレッドカーペットに登場した。映画は、エマ扮する大学生が、カリスマ性のある哲学科教授エイブ(ホアキン・フェニックス)に恋をするが、殺人事件が発生してしまうというミステリー・コメディ。上映前の公式記者会見では早口でシニカルなことを言いまくるウディ節が炸裂し、記者たちを笑いの渦に巻き込んだ。監督作『ブルージャスミン』の主演だったケイト・ブランシェットも今年、新作『CAROL』(原題)でカンヌにやって来る予定だが、「ケイトには映画の撮影が終わってから一度も会っていない。ケイトに限らず、俳優たちとは撮影が終わるとそれまで、という関係なんだ。次にぴったりの役があればまた声をかける、というだけ」と語った。前作『マジック・イン・ザ・ムーンライト』に続いてエマ・ストーンをヒロインに迎えたことについては「快活で頭のよい女子大生役、といったらエマしか浮かばなかった。彼女は脚本に書いた以上のものを演じてくれた」と答えた。次回作として、大手通販会社アマゾンと組んで、6本のテレビ・シリーズを製作することになっているが、それについて「引き受けたのは、とんでもない間違いだったよ」と嘆いてみせた。「いま、家で脚本と格闘中だ。なんで引き受けちゃったんだろうと、後悔している。長編映画を1本作るのと、6時間半のミニ・シリーズにさほど違いはないと思っていたが、まったく大違いだ。テレビシリーズって、とにかく大変なんだよ」とこぼしまくっていた。カンヌ国際映画祭は24日(現地時間)まで。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月17日『ナイト ミュージアム』シリーズでもおなじみのオーウェン・ウィルソンが、海外赴任先で突如として起こった市民の反乱に巻き込まれていくサバイバル・スリラー『クーデター』。このほど、本作から特報映像とメインビジュアルが解禁となった。東南アジアのとある国に、支援事業のため妻と娘2人と共に赴任したジャック(オーウェン・ウィルソン)。美しい熱帯雨林、温かい気候、温厚な人々…一見して平和に見える国で、突如として政府と外国人をターゲットとしたクーデターが勃発。暴徒による容赦なき殺りくが開始される…。滞在ホテルを襲撃されたジャックは、迫り来る暴徒から妻子を守るため奔走、現地で出会ったハモンド(ピアース・ブロスナン)の先導で間一髪逃げ延びるが、その先で途方もない現実を突きつけられることに――。一国の政府を崩壊させ、時には軍隊をも壊滅させてしまう、“クーデター”。本作は、家族と共に“クーデター”に巻き込まれてしまい、全国民から標的にされてしまう外国人家族の壮絶な逃走劇を、M・ナイト・シャマラン監督から認められた期待の若手監督ジョン・エリック・ドゥードルが緊迫感たっぷりに描き出す。主人公・ジャックを演じるのは、アクション大作『エネミー・ライン』からウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』、“小さな姿”で登場する『ナイトミュージアム』シリーズなど、シリアスな2枚目役からコミカルな役まで巧みに演じ分けるオーウェン・ウィルソン。また、ジャック一家を危機から救うキーマンを演じるのは、『007』シリーズや『ゴーストライター』のピアース・ブロスナンだ。届いた特報映像では、一夜にして発生したクーデターにより、全国民から“標的”にされ、命を狙われることになったジャックが、家族を守るために下した“究極の決断”が必見。暴徒化した人々から逃げるため、ホテルの屋上に妻と子ども2人と非難したジャック。これ以上逃げ場がなく、一家全員が窮地に立たされたそのとき、なんとジャックは隣のビルへ飛び移ることを決断。そして、決死の思いで、我が子を隣のビルに向かって空中に放り投げるという、衝撃的シーンが度肝を抜く。メインビジュアルも、クーデターの渦中に巻き込まれたジャック一家の緊迫した様子がひしひしと伝わってくるもの。果たして、彼らはこの国から無事に逃げ延びることができるのか。オーウェンの決死の選択を、まずはこちらからご覧あれ。『クーデター』は9月5日(土)より新宿バルト9ほかにて全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クーデター 2015年9月5日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2015 Coup Pictures, LLC. All rights reserved.
2015年05月14日「ゴシップガール」で知られるブレイク・ライブリーの最新主演作として、現在全米でも大ヒット中の『The Age of Adaline』(原題)が『アデライン、100年目の恋』として10月17日(土)より日本公開されることが決まった。舞台は、現代のサンフランシスコ。市立資料館で働き、老犬リースと暮らす29歳のジェニー(ブレイク・ライブリー)は、ホテルで行われた年越しパーティーで、エリス・ジョーンズ(ミキール・ハースマン)という青年と出会い、惹かれ合う。あるとき、エリスの両親の結婚記念日に、彼の実家に招かれたふたり。ジェニーと初めて会うはずのエリスの父親ウィリアム(ハリソン・フォード)は彼女をひと目見るなり、驚愕の面持ちで「アデライン」と呼びかける。彼女は、かつてウィリアムが心から愛した女性だった――。本作は、ある出来事がきっかけで“老化”が止まり、若く美しいまま“永遠の 29歳”を100年あまりも生き続けた孤独な女性が、真実の愛を見つけ出す大人のおとぎ話。ブレイクは、2014年末に夫ライアン・レイノルズとの間に第1子を出産。その自然体のライフスタイルも注目され、自身が手がけるライフスタイル・サイト「Preserve」の人気も上々、先日はウディ・アレンの新作でもヒロインを演じることが発表されたばかりと、公私ともに絶好調。本作では、産後も変わらぬ美しさで、不可思議な人生を生き続ける女性を好演しており、現在公開中の全米ではBOX OFFICEで初登場3位、3週目も3位をキープする大ヒットとなっている。監督は、『セレステ∞ジェシー』のリー・トランド・クリーガー。共演には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも登場するハリウッドの大スター、ハリソン・フォードに、「ゲー ム・オブ・スローンズ」などに出演してきたオランダの新鋭ミキール・ハースマン。そして、『インターステラー』で涙を誘ったエレン・バースティンが、美しくも哀しい運命を背負ったアデラインの人生を支える重要人物を演じ、この不思議な物語にリアリティと重厚感を与えている。また、100年間を彩る珠玉の衣装には「GUCCI(グッチ)」を始め、ヴィンテージが盛りだくさん。ライブリーはその名を世界中に知らしめた大ヒット海外ドラマ「ゴシップガール」で一躍ファッショニスタとなったが、本作では、1900年代から現代まで、さまざまな時代のハイブランドドレスを着こなし、大人っぽいシックな装いで登場。産後も変わらぬ、艶やかさと華やかさでスクリーンを彩っている様子だ。『アデライン、100年目の恋』は10月17日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月13日イタリア北部から南部のリゾート地カプリ島まで、英国の中年男が5泊6日をかけて美景と美食をめぐる旅をする姿を描いた映画『イタリアは呼んでいる』。本日劇場公開された同作で主人公のふたりを演じたコメディ俳優、スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンのコメントが届いた。『イタリアは呼んでいる』その他の画像本作には本人役で登場するクーガンとブライドン。イギリスではよく知られたコメディ俳優の彼らも、アメリカではそれほど知名度が高いわけではなかった。「だから、英国ではウケる僕らもアメリカでは無理だろうと言われていたんだ。でもNYやLAで行われた試写会で観客が大ウケしていて驚いたよ」と語るのはブライドン。彼の言うとおり、アメリカでも高く評価された本作は、2014年の夏にNYとLAのたった3館で公開されたが瞬く間に全米204館の公開へと拡大され、14週間に及ぶロングラン興行を成し遂げた。本作がアメリカでもウケた理由の大きな要因となったと思われるのは、イタリアの絶景や美食と並んで、時にはそれ以上に観客に大きなインパクトを残すであろう、映画をネタにしたモノマネトークの数々だ。ふたりのまな板の上では、アル・パチーノやロバート・デ・ニーロ、ウディ・アレン、マイケル・ケイン、アンソニー・ホプキンスといった大御所たちから、『ダークナイト・ライジング』でのクリスチャン・ベールとトム・ハーディのような中堅・若手たちまでが英国流のシニカル風味で“料理”されてしまう。「大まかなストーリーは監督のマイケル(・ウィンターボトム)が書いているんだけど、あとは僕らの即興がほとんどなんだ。ベールとハーディのことを笑ったりしているけど、実際は僕らが彼らになりたいんだよ」(クーガン)。「マイケル・ケインのモノマネは以前から得意で、僕らの前の作品でもやっていたのを本人も観たんだろうね。会ったこともないんだけど、“私はあんなに映画に登場しているのに、まったく出演料が入ってこないぞ”と冗談のメールが送られてきたよ。それと、アンソニー・ホプキンスも『バウンティ 愛と反乱の航海』のブライ船長のモノマネを気に入ってくれてね。偶然会ったときに船長のマネをしたら彼もセリフで返してくれて、しばらく大声で船長どうしになりきっていたよ」(ブライドン)大御所たちも三ツ星を付ける絶品モノマネの数々、ぜひ堪能してみては?『イタリアは呼んでいる』公開中
2015年05月01日ファンにはたまらない、ウディ・アレンの最新作『マジック・イン・ムーンライト』。すでにご覧になったでしょうか。監督自身がお気に入りの、占い師(女)と魔法や超能力など一切信じないリアリストの魔術師(男)が主人公。互いの真意や手の内を探ろうと化かし合いを展開するうち、相手が気になり始めて…という粋な物語です。この世に、騙される喜びがあるのなら、マジックはその最たるもの。合理的な考えや、現実主義にばかり走っていては、喜びも恋も愛も逃してしまうよという、映画作家らしいロマンティックなメッセージが素敵。恋に落ちる才能があるとしたら、いい意味で“騙されやすい”(この人を好きだと思い込める才能も含めて)ことと無関係ではなさそうですし。ここ数作は現代を舞台にした作品が続いていましたが、本作の舞台は1928年の南フランス。場所もオシャレなら、登場するファッションもオシャレ。ヒロインのソフィを演じるエマ・ストーンのマジカルな七変化が観ていて楽しいのです。1920年代といえば、特にヨーロッパではロマンティックでゴージャスな女性ファッションが主流の時代。文学、映画で分かりやすい代表作といえば、『グレート・ギャツビー』の時代です。本作では、エマが演じる占い師は、決して裕福な家の出身ではありませんが、ヨーロッパの名家の人々から信頼され、多くの相談を受けていますし、特別待遇を受けていますから、毎日のように豪華な服に身を包んでいても不思議ではありません。柔らかなシフォンやシルク素材のローウエストなドレスに、ビーズやコサージュ、リボン、レースをあしらったファッションで登場。この時代は、帽子やヘアバンドといった小物も欠かせません。パンツやマスキュリンな女性ファッションがまだ普及していませんから、バリエーションとしてはそれほど多くなさそうですが、イエロー、ピンク、ホワイト、グリーンといった明るい色、透け感のある軽やかな素材を用いて若々しさを演出しているのが見事です。衣装を担当したのが、スペインのナショナル・バレエでモリエール、シェイクスピア、セルバンテスなどの舞台デザインを10年間手がけた実力派ソニア・グランデ(ウディとはもう4作目)ですから、この華やかさも納得なのです。監督ご本人は、だぶだぶシャツに、タック入りのゆったりパンツ、タートオプティカルの黒縁眼鏡という変わらぬスアイルを貫いています。流行を感じさせないアレン流がトレードマークで、素晴らしくおしゃれな人という印象ではありませんが、ひとたび映画を作るとなると、トレンドを取り入れ、世相、キャスト、そしてファッションにまでおしゃれ感が満載。ウディ自身は、自分が気取ったファッションに身を包む必要性も欲望も感じないのかもしれません。だって、持ち合わせたセンスは、映画の中で表現すればいいだけ。キャンバスは自分ではなくスクリーンなのですから。大事なのは、こだわりとヴィジョン。それさえあれば、自分が表現したい世界観をきちんと実現させてくれる人と組みさえすればいいわけで。そんなことも改めて考えさせる、とびきりおしゃれな作品です。(text:June Makiguchi)■関連作品:マジック・イン・ムーンライト 2015年4月11日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開(C) 2014 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2015年04月30日ロエベ(LOEWE)がテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンとのコラボレーションコレクションを15SSコレクションの一部として4月15日から限定店舗で発売する。同コレクションでは、ジョン・アレンの作品「落葉」「コーニッシュハーバー」「カンブリアのピンクハウス」にフォーカスし、トートバッグ、ダッフルバッグ、スカーフ、ラージビーチタオルのプリントに採用した。サンドやザクロ、ブルー、ピンクと鮮やかな色彩が織り成す牧歌的な作品が、カーフレザーやエキゾチックレザーのウオレットやパース、またエスパドリーユ、ポーチに落とし込まれている。またこれを記念し、ロンドンのウッドフォードにあるアレンの自宅を撮影した写真とロングインタビューを収めた書籍を出版し、限定1,200部をロエベブティックで販売する。因みにロエベクリエーティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは自身のシグニチャーブランドでもジョンとコラボしている。カルチャーを意識した現代のメゾンとしてロエベを主張しつつ、モダンで真摯なクラフツマンシップを通して、様々な専門的技術を、過去、現在、未来へと受け継いだ新たなコレクションが完成した。
2015年04月14日ディズニー実写版『シンデレラ』で文字通り現代版“シンデレラ”の座を射止め、スクリーンに登場した新星女優リリー・ジェームズや、主演作がスマッシュヒットとなっている『あと1センチの恋』のリリー・コリンズ、『きっと、星のせいじゃない。』のシャイリーン・ウッドリーなど、ハリウッドも今年は若手女優たちの活躍が著しい。中でも、エマ・ストーンは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でオスカーを獲得したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督から絶賛され、驚異的なハイペースで創作を続ける御年80歳のウディ・アレン監督の新たなお気に入り女優に。また、『イントゥ・ザ・ウッズ』ほか今年だけで4本の出演作が公開されるアナ・ケンドリックは、ブロードウェイ仕込みの抜群の歌唱力と演技力を披露し、注目を集めている。ともに20代半ばにしてアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされた実力派の若手女優に迫った。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』『ラブ・アゲイン』そして『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで人気となったエマ・ストーンは、アカデミー賞「作品賞」ほか4部門受賞の『バードマン』(4月10日~)と、オスカー俳優コリン・ファースと共演したウディ・アレン監督『マジック・イン・ムーンライト』(4月11日~)が今週末2作続けて公開される。『バードマン』では、落ちぶれた元スーパーヒーロー俳優の父リーガン(マイケル・キートン)が再起を賭ける舞台で裏方として働き、舞台俳優のマイク(エドワード・ノートン)と恋に落ちていくサムを好演。父親は結婚に失敗し、名声は凋落。そして、スター俳優の娘としてちやほやされてきたであろうサムも、薬物中毒の過去を持っている。そんな父と娘はブロードウェイの老舗劇場の舞台裏で、常に一触即発。リーガンにとって最も痛いところを、平気で突いてくるのも彼女だ。錚々たるキャスト陣が集い、「もう一度、愛されたい」と願う者たちを描く本作で、エマもまた鮮烈な印象を残し、本年度アカデミー賞ほか各賞で「助演女優賞」にノミネートされた。そして一転、1920年代の南仏を舞台に繰り広げられる『マジック・イン・ムーンライト』では、口から先に生まれたような超皮肉屋のイギリス人マジシャン(コリン・ファース)とガチ対決(!?)を見せるアメリカ人占い師役を演じるエマ。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないと信じるコリン扮するマジシャンに対し、エマ演じるソフィは誰も知り得ないようなことを次々と言い当てていき、彼は価値観を根底からひっくり返されることに。しかも、開けっ広げでチャーミングな彼女に不覚にも恋してしまう…という、ちょっぴりこじれたラブストーリーとなっている。『バードマン』では裏方ということもあり、地味めでカジュアルな衣装だったエマは、本作では色とりどりのレトロファッションが南仏の優美な風景に映えて、とにかくキュート。さすがのアレン監督も「美人だし、才能がある。しかも面白いし、演技も上手い」とベタ惚れといった様子で、ホアキン・フェニックスが出演する次回作にも再び起用したほど。恋人のアンドリュー・ガーフィールドも現在はマーティン・スコセッシ監督作『Silence』(原題)を撮影中だけに、そろって名匠に気に入られ、前途洋々といったところか。一方、ディズニーがブロードウェイ・ミュージカルの名作を映画化した『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラを演じているアナ・ケンドリック。4月25日にはミュージカル・ラブストーリー『ラスト5イヤーズ』、5月16日にはデイン・デハーン、マシュー・グレイ・ギュブラーら共演の『ライフ・アフター・ベス』、さらに5月29日には全米で社会現象を巻き起こし、続編も製作された『ピッチ・パーフェクト』が相次いで公開される。アナはもともと舞台出身で、12歳のときに史上2番目の若さでトニー賞にノミネートされた実力の持ち主。映画界に進出後は『マイレージ、マイライフ』で主演のジョージ・クルーニーを脅かす好演を見せ、アカデミー賞「助演女優賞」ほか数々の賞にノミネート、一躍、ハリウッドの新星として躍り出た。これまで、『トワイライト』シリーズのベラ(クリステン・スチュワート)の同級生役や、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の珠玉コメディ『50/50 フィフティ・フィフティ』など、映画ファンには知る人ぞ知る存在ではあったものの、今年はついにブレイク!『ラスト5イヤーズ』では、ミュージカル界期待の星とも呼ばれるジェレミー・ジョーンズと共演し、その美声と確かな演技力を改めて披露。奇しくもアナが演じるのは、オーディションを受け続けるも、なかなかチャンスが巡ってこない舞台女優役。だが、恋に落ち、夫となった相手は小説家という自らの夢を早々に叶えてしまうのだ。いつの間にかすれ違うようになっていった若い男女の心情を、男性側は出会いから別れまで、アナは別れから出会いまで、時にせつなく、時に甘く歌い上げていく。さらに、2012年に初主演し、全米で大ヒットとなったミュージカル・コメディ『ピッチ・パーフェクト』は、今年、満を持して日本上陸。その続編となる『ピッチ・パーフェクト2』もこの5月に全米公開される。いま女子高生を中心に人気を博し、山下智久が披露したことでも話題の「CUPS」と呼ばれるカップを使ったソング・パフォーマンスは、実は本作がきっかけといっても過言ではない。アナがパフォーマンスした「Cups (Pitch Perfect’s "When I’m Gone")」のPVは、なんと1億9千万回超えの再生回数を達成するほど。さまざまなジャンルの作品に出演し、着実にキャリアを重ねてきた2人の若き実力派は、今年、さらなる飛躍を遂げることだろう。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.イントゥ・ザ・ウッズ 2015年3月14日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.マジック・イン・ムーンライト 2015年4月11日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開(C) 2014 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2015年04月11日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBooksでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しんじゃいましょう。レンタルや電子書籍未体験の方も、お得に楽しめる注目の作品でぜひ試してみてください!○100円で! 今週の映画今週の映画『シングルマン』の監督は、1990年代から2000年代中盤にかけてグッチやイヴ・サン=ローランのクリエイティブディレクターとして活躍したファッションデザイナー トム・フォード。世界的に有名なデザイナーだけに、華やかでファッショナブルな映画、と思いきや、淡々とした日常の中で絶望に生きる一人の男性の心情を描いた作品です。コリン・ファース演じる主人公の大学教授はゲイですが、セクシャルマイノリティーをテーマにした話ではありません。ごく日常的な一日の中で、小さな出来事ひとつで心が揺れたり、また戻ったりする表現が丁寧に積み重ねられ、大事件もアクションもない物語だからこそ俳優の演技が見る者を引き込みます。主人公の衣装はトム・フォード自身のデザインによるものですが、むしろ脱ぎ捨てられるためのものに見えることにも監督の意図を感じます。(作品紹介)<< その日は、ジョージ(コリン・ファース)にとって特別な一日だった。16年間、共に暮らしたパートナーが、交通事故で亡くなってから8カ月。「愛する者がいない人生に意味はあるのか?」日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。ところが、今日が人生最後の日だと決めて世界を眺めると、ほんの少しずつ違って見えたのだった―。監督は、グッチ、イヴ・サン=ローランを牽引した、現代を代表するカリスマ・ファッションデザイナー トム・フォード。09年度賞レースにて、初監督作でありながら、20の映画賞で14部門受賞、24部門ノミネートという栄誉に輝いた。主人公ジョージには、本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたコリン・ファース。かつての恋人で良き友人チャーリーにはジュリアン・ムーア というハリウッドを代表する2人のスターが、孤独と悲しみの慟哭、そして静かな幸福までを自身の人生の一幕を披露するかのようなリアルな演技で見事に演じ切る。日々のささやかな瞬間にこそ人生の素晴らしさがあることを、美を創り出す天才であるフォードが、計算尽くした奇跡の映像美で描いた感動作である。つながり作品『イングリッシュ・ペイシェント』や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ、そしてアカデミー主演男優賞受賞の『英国王のスピーチ』と、素晴らしい演技で実力派俳優として知られるコリン・ファース。4月11日公開のウディ・アレン監督最新作『マジック・イン・ムーンライト』では、アヤシイ占い師と恋に落ちる天才マジシャンを演じます。また、夏に公開予定の『キングスマン』は英・米などですでに大ヒット中。こちらも楽しみです。○無料で! 今週のブック魔術士オーフェンといえば、90年代を代表するライトノベルシリーズのひとつ(当時はライトノベルでなくファンタジー小説などと呼ばれていました)。累計1000万部を超える大ヒットで、マンガ化、アニメ化、ドラマCDといったメディアミックスも多く、未読でも名前は知っているという方も多いでしょう。今週のブックは、その長編シリーズ全20巻を全10巻に再編集した「新装版」の電子書籍版第1巻。当時の文庫本2冊分のボリュームで、刊行時のイラストも収録されているのがファンにはうれしいポイントです。また、短編集の『魔術士オーフェン しゃべる無謀編(ドラマCDなし)』や、2011年から始まった新シリーズもiBooksで発売中です。(作品紹介)<< 累計1,000万部突破の大ヒット・ライトノベル「魔術士オーフェンはぐれ旅」第一部・第二部の長編シリーズ全20巻を全10巻に再編集。つながり作品愛蔵版や全集など、手元に置いておきたい作品ほど紙より電子書籍にしたいもの。保管する場所や劣化を気にすることなく、持ち歩くのも簡単で、価格もお買い得。また、超長編作品を一冊にまとめた「合本版」ができるも電子書籍ならではの利点です。シリーズをコンプリートしたいファンの方には、一気に全巻分が手に入る『【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版』がおススメです!
2015年04月08日