ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務めた海外ドラマ『ストレイン沈黙のエクリプス』のブルーレイとDVDが11月6日(金)にリリースされるのを記念して都内でイベントが開催され、キャイ~ンの天野ひろゆきとウド鈴木が、本作にちなみ“ヴァンパイア”に扮して登場した。その他の写真『ストレイン沈黙のエクリプス』は、デル・トロとチャック・ホーガンによる小説『ストレイン』(早川書房刊)をTVシリーズ化したSFパニック・アクション。昨年、全米でオンエアされると高視聴率を叩き出し、すでにシーズン5までの制作が決定している。イベント開始早々、ウドが「僕は海外ドラマを全然観ない! 今日は天野君に色々と教えて欲しい!」と宣言すると、天野は「有名な映画監督がどんどんドラマを作っていて、1話1話が映画1本分の満足感を得られるクオリティになってる!」と昨今のアメリカのドラマ事情について説明。さらに「1話ごとに最後にどんでん返しがあって、そのまま次を観ないと寝られなくなっちゃう! 昔のドラマに比べて、人間模様が深く描かれていたり、CGの技術とかが映画を超えてる!」と力説した。天野は、コーエン兄弟が製作総指揮を務めた『FARGO/ファーゴ』(発売中)と、M・ナイト・シャマラン製作総指揮による『ウェイワード・パインズ出口のない街』(12月2日発売)にも触れ、「『FARGO…』は、映画とはまた違った展開で、キャラ立ちが完璧にできていて、コーエン兄弟は自分で自分を超えてきたなと驚いた」とコメント。「『ウェイワード・パインズ…』は、まだ3話目だけど重要な部分も描かれていて、でもあの『シックス・センス』のシャマランだから、どんでん返しがあると思う! 楽しみ!」と熱く語り、ウドの「『シックス・センス』大好き! あの映画に憧れて芸能界に入った!」という発言には、すかさず「じゃあなんで浅井企画なんだよ!」とツッコむことも忘れなかった。最後にふたりは「僕はまだ3話目までしか観られていないけど、オタク監督、ギレルモ・デル・トロならではのクリーチャーの造形や、ヴァンパイアの弱点だったり、これからの展開が楽しみ! 寝られない!」(天野)、「早く本編を観てバージンショックを受けたい!」(ウド)とPRしてイベントを締めくくった。『ストレイン/沈黙のエクリプス』11月6日(金)ブルーレイ&DVDリリースブルーレイBOX(3枚組):13000円+税DVDコレクターズBOX(8枚組)10400円+税※先行デジタル配信中発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2015年10月30日富士通は10月27日、クラウド向けマーケットプレイス管理ソフトウェア「FUJITSU Software Systemwalker Service Catalog Manager」を、オープンソース・ソフトウェア「Open Service Catalog Manager」として、GitHubで公開した。「Open Service Catalog Manager」は、各種クラウドとシームレスに接続する連携プラグイン、使用実績に応じた利用料金計算、レポート出力などの機能を有しており、利用者は「Open Service Catalog Manager」を活用することで、クラウド環境の運用効率化、サービス利便性を向上できる。この公開に合わせて、クラウド向けマーケットプレイスに必要な技術の発展と多種多様なクラウドサービスとの連携機能の拡充を目指し、「Open Service Catalog Manager コミュニティ」の設立も発表された。これにより、複数のクラウドの利用を検討している企業は、クラウドごとに異なるアクセス方法や課金管理に対応する「Open Service Catalog Manager」を活用し、自社に最適な環境をスピーディに構築できるとしている。「Open Service Catalog Manager コミュニティ」は2017年度で300名の参加が予定されており、今後はコミュニティのコントリビューターと協力しながら、多種多様なクラウドとのシームレスな接続のための連携機能の拡充を加速させるなどの活動を行っていく。
2015年10月27日メディアドライブは10月22日、名刺管理クラウド「THE 名刺管理」のサービスを開始した。同サービスは、名刺データをセキュリティに守られたクラウド上で管理・運用することで、企業の顧客情報を外部に持ち出さずに活用することを可能にするもの。顧客の利用環境に応じて登録名刺枚数やユーザー数を選択することが可能。また、名刺データの閲覧には、無料スマートフォンアプリケーション「THE 名刺管理 for iOS/Android」が用意されている。同アプリケーションにより、検索・閲覧や電話の発信および地図表示、経路検索などが行える。閲覧時の名刺データは、スマートフォン上にデータを残さず、個体認証によって事前に登録した端末からのみ受け付けられる。端末紛失時はその端末を対象外にできるため、セキュリティ面でも安心だという。さらに、顧客との面会後およびその後の商談情報などを残すことができる「履歴フィールド」があるため、簡易な営業支援ツール(SFA)としての活用もできる。名刺データの登録に利用する高精度OCRアプリケーションには、無料で使える「THE 名刺管理 for Windows」と「やさしく名刺ファイリングPRO」の2種類が用意されており、日常業務で日々集まる名刺のデータ化を自社で実施できる。さらに、オプションで、オペレーターによる100%に近い精度で名刺データを訂正するサービスも用意されている。登録枚数100枚までの「THE 名刺管理」は無料、登録枚数1,000枚までの「THE 名刺管理 Standard」は200円/1ID、登録枚数5,000枚までの「THE 名刺管理 Pro」は300円/1ID、登録枚数5,000枚までで名刺データ共有が可能な「THE 名刺管理 Pro ライセンス」は400円/1IDでの提供となる。いずれも、別途消費税が必要で、支払いは年払い。
2015年10月23日安川電機は19日、同社の産業用ロボット「MOTOMAN」を対象としたクラウドサービス「MOTOMAN-Cloud」を提供開始した。ロボット情報をクラウド上で管理し、トラブル発生時の問い合わせに役立てる狙い。MOTOMAN-Cloudは、安川電機が新たに提供するクラウドサービス。サービス第1弾として、顧客が使用しているロボットの製品情報閲覧や問い合わせができる「Web製品サポート」、トラブル対応に役立つスマートフォン・アプリ「MOTOMAN Touch!」を提供開始する。「Web製品サポート」では、クラウド上で、ロボットの機種や製品仕様を閲覧できるほか、問い合わせ履歴、部品交換履歴などの管理が行える。また、ロボット情報を安川電機のサービス部門と共有することで、トラブル発生時の問題解決に役立てる狙いがある。「MOTOMAN Touch!」では、トラブル発生時に、ロボット制御盤やプログラミングペンダントに表示されるQRコードをスマートフォンで読み込むことで、問い合わせがスムーズに行える。対象製品は、DX200全コントローラおよび2014年3月21日以降に出荷した全コントローラ。専用アプリ「MOTOMAN Touch!」の対応OSは、Android4.0.3以上(10月19日現在)。MOTOMAN-Cloudは、国内よりサービス提供を開始し、順次海外へ展開していく予定。今後は、予防保全や生産情報管理サービスを追加し、ラインなどの安定稼働や利便性向上をサポートするとしている。
2015年10月20日ヴイエムウェアは10月14日、ハイブリッドクラウド管理プラットフォームの最新版となる「VMware vRealize Automation 7」と「VMware vRealize Business Standard 7」を発表した。VMware vRealizeは、プロビジョニングの自動化を行う製品「Automation」、統合管理を実現する製品「Operations」、コストと使用率を測定する製品「Business」から構成される。Operationsの最新版「6.1」はすでに8月に発表されている。マーケティング本部 シニア プロダクト マーケティング マネージャの桂島航氏は、vRealize Automation 7の最大の特徴は「統合サービス ブループリント機能」と述べた。同機能により、サーバ、ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション、カスタマイズされたITサービス、これらの関係性や依存性をドラッグ&ドロップでモデル化して、テンプレートを作成することができる。VMware NSX 6.2と統合されているため、アプリケーションごとにネットワークやマイクロ セグメンテーションを動的に配置することも可能だ。このテンプレートを活用すると、多層アプリケーションをスピーディーかつ容易に展開することが実現される。ブループリントはDevOpsチーム向けに、可読性のあるテキストベースのコードとして抽出することもできる。また、Event Brokerにより拡張性が強化されているため、ビジネスに合わせて、主要コードを変更することなく、ワークフローや課金といったフローを導入することが可能。一方、vRealize Business Standard 7には、パブリッククラウド向けのコストと価格のポリシー機能が追加された。これにより、Amazon Web Services(AWS)に加えて、Microsoft Azureを含めた形で、プライベートクラウドとパブリッククラウドのコストを比較できるようになった。加えて、強化されたショーバック機能により、IT部門は業務部門に対し、プライベート/パブリッククラウド全体にわたり、月ごとの価格予測分析、ビジネス状況を確認するためのビジネスサービスごとのコストなど、詳細なコストの報告が行える。桂島氏は、ショーバック機能について、「ショーバックよりもチャージバックのほうが聞きなれているかもしれないが、米国でもプライベートクラウドに対するチャージバックはあまり行われていない。ショーバックにより、クラウドの利用状況をユーザーに示すことで、リソースの最適化を図ることが可能になる」と説明した。vRealize Automation 7とvRealize Business 7 Standardはいずれも2015年第4四半期より提供が開始される予定。vRealize Automation 7は、スタンドアロン製品として購入可能なほか、VMware vCloud SuiteとVMware vRealize Suiteにも含まれる。スタンドアロン製品は2つのエディションから構成され、OSインスタンス当たりの市場想定価格は、Advancedエディションが5万円から、Enterpriseエディションが9万7000円からとなっている(いずれも税別)。VMware vRealize Suiteも2つのエディションが用意されており、CPU当たりの市場想定価格は、Advancedエディションが84万4000円から、Enterpriseエディションが124万4000円からとなっている(いずれも税別)。vRealize Business 7 Standardもスタンドアロン製品として購入可能なほか、VMware vCloud SuiteとVMware vRealize Suiteに含まれる。スタンドアロン製品のOSインスタンス当たりの市場想定価格(税別)は2万5000円から(25OSインスタンス パックの場合)となっている。
2015年10月15日ヴイエムウェアは10月14日、同社のパブリッククラウド「VMware vCloud Air」の拡張を発表した。新たな機能や製品としては、Google Cloud PlatformでDNSサービスを提供する「Google Cloud DNS」、サービスプロバイダー向けのクラウド管理ソフトウェアの最新版「VMware vCloud Director 8」などがある。VMware vCloud Director 8では、VMware vSphere 6とVMware NSX 6.1.4向けのサポート、Virtual Data Center(vDC)のテンプレートが追加された。また、サービスプロバイダー向けのツールとして、「VMware vCloud Air Monitoring Insight」と「Enhanced Identity Access Management」の提供も始まった。VMware vCloud Air Monitoring Insightは、インタラクティブな指標やイベントログ、ユーザーが定義できるアラームなど、クラウドサービスの運用に関する分析機能を提供し、Enhanced Identity Access Managementは、VMware vCloud Airの顧客にシングル・サインオンを提供する。同社はサービスプロバイダー向けの機能を拡張することで、エコシステムを拡大していきたいとしている。また、VMware vCloud Air向けのVMware vSphere Integrated Containersのサポートが追加された。これにより、VMware vCloud Air上で、コンテナ化されたアプリケーションを稼働することが可能になる。そのほか、テクノロジ プレビューとして発表された「Project Michigan」により、Advanced Networking ServicesとHybrid Cloud Managerの機能がVMware vCloud Airで利用できるようになる。同社は8月末に米国で年次カンファレンス「VMworld 2015」の開催に伴い、VMware,vCloud Airに関する大きな発表を行ったが、それから2カ月もたたないうちに多くの機能拡張を発表しており、同社がVMware vCloud Airに対する力を入れていることの表れとしている。
2015年10月15日ALSOKは10月13日、クラウドで監視カメラの録画映像を保管する「ALSOK画像クラウドサービス」を発表した。販売開始は10月15日、価格は監視カメラ1台・30日映像保管の場合で月額4900円(税別)~。新サービスは、24時間365日セキュリティの監視を行っている同社のデータセンターで、監視カメラで録画した映像データを預かり、データセンターで保管している監視カメラの映像はユーザーのPCやスマートフォンなどからWeb上でいつでも参照できる。動体検知など異常を把握した場合にはメールでユーザーに通知するため、遠隔地からユーザー自身で侵入者などの監視も可能だ。マイナンバー制度の導入に伴い、オフィスのセキュリティやリスク管理強化のニーズが高まっているほか、ネットワーク上でデータを保管するクラウドサービスが普及し、監視カメラシステムにおいてもスマートフォンやタブレット型端末などからいつでもアクセスできることが求められていることから、同サービスの提供を開始する。現状では店舗の防犯・監視に加え、集客状況をチェックする用途で飲食業界などからの引き合いがあるという。同サービスは、ネットワークカメラ、アナログカメラともに対応しており、目的に合わせて監視カメラの選択が可能。主要メーカーのネットワークカメラに加え、アナログカメラにも対応しているため、既存のカメラを活用してコストを抑えたシステムの構築もできる。また、従来の同社サービスと比較して2分の1と価格の低減を図っており、カメラの設置に関する費用を除き初期費用無しに利用が可能。さらに、クラウドで録画するため監視カメラシステムを現地で記録する場合に必要だったレコーダやモニターの設置が不要になり、これまで設置スペースが確保できずに導入を見送っていたユーザー企業のニーズにも対応できる。
2015年10月14日NECとNECソリューションイノベータは10月7日、クラウドサービスとERPの連携を容易に実現するiPaaS「Enterprise Gateway」において、セールスフォース・ドットコムのSaaSおよびForce.com上のカスタムサービスの対応を開始したと発表した。今回、NECとNECソリューションイノベータは、セールスフォース・ドットコムとISVforce契約を締結し、セールスフォース・ドットコムのシステム連携ソリューション「Salesforce1 Lightning Connect」に対応する提供パートナーとして、Enterprise Gatewayをセールスフォース・ドットコムとともにグローバルに販売する。また、セールスフォース・ドットコムが運営するECサイト「AppExchange」を通じてグローバルに提供される。「Enterprise Gateway」は、基幹業務をクラウドプラットフォームと連携し、機能をオンデマンドで拡張するSaas型ソリューション。ERPに追加や変更を行うことなく、ERPのインタフェースとのデータ連携オブジェクト(データ格納領域)を自動生成する。このため、Salesforce側から自動生成したオブジェクトに対してアクセスを行うことで、ERPとのデータ連携が可能となる。ERPのアプリケーションインターフェースの仕様を変更する場合も、再度連携オブジェクトを自動生成するため、短期間・低コストでの連携開発・保守対応が可能。「Enterprise Gateway」ではクラウドプラットフォームとして、「Salesforce.com」と「Force.com」に加え、「Office 365」「SharePoint Server 2010」「NetSuite」に対応している。
2015年10月08日富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は9月15日、クラウド型Webセキュリティサービス「Blue Coatクラウドサービス」を販売開始すると発表した。同サービスは、「Global Intelligence Network (GIN)」を利用したURLフィルタリングをはじめ、アンチウイルスやWebアクセスレポートなど、Blue Coat Systemsが提供している機能をクラウド上で利用できるもの。同サービスは、PCに加えてタブレット端末やスマートフォンにも対応しており、日本を含め全世界30カ所以上に展開するアクセスポイントを利用することで社内外問わずすべての拠点で統一ポリシーのセキュリティを適用することを可能にする。Global Intelligence Networkは、日々10億件のWebアクセス要求を解析しインターネット上の脅威へのアクセス330万件を遮断する、50カ国以上の言語に対応したURLフィルタリングで、世界中の脅威情報をフィルタリングデータベースへ即座に反映し、ユーザーに提供することで、強固な標的型攻撃対策を実現する。また、インターネットへ接続する通信を同サービスのデータセンターへVPN接続することで、外出先でも社内と同様のセキュリティポリシーでWebアクセスをコントロール可能。そのほか、「Blue Coat Reporter」でWebアクセス証跡のレポートを出力し、同社のセキュリティ専門家がログ解析を行う「マネージド・セキュリティサービス(MSS)」を利用することで、インシデント発生時も早急な対応が可能となり、安全・安心なWebアクセス環境を実現する。同サービスの価格は、ユーザー数1~99の場合、1ユーザー当たり年額8400円、ユーザー数100~249の場合、1ユーザー当たり年額6300円、ユーザー数250~499の場合、1ユーザー当たり年額5500円となっている(いずれも税別)。
2015年09月16日JBCCは9月11日、運用付きクラウドサービスである「俺のクラウドベースサービス」のラインナップにIBMのIaaS型クラウドサービスの「SoftLayer」に対応した「俺のクラウドSoftLayerベースサービス」を追加し、提供開始したと発表した。価格は1CPU、メモリ2GB、HDD 100GBで月額2万2000円(税別)~。同サービスは、SoftLayerのクラウド基盤に同社の運用をセットにしたクラウドサービス。俺のクラウドベースサービスのラインナップとして追加し、利用業務や目的に応じた最適なクラウド環境を提供することが可能となった。同社はクラウドの利用に必要な手続きをはじめ、設計から、構築、運用までクラウド運用監視センターCLIC(Cloud Innovation Center)でトータルにサポートする。近年、事業やビジネスの変化に合わせて必要な時に必要なITリソースを利用できるクラウドは多くの企業で活用されている。企業のIT資産のクラウドへの移行は進み、安定した事業継続のためにクラウドを活用してシステムの災害対策を強化する運用も増加しているという。さらに、クラウドの利用範囲の拡がりに伴い、初期設定作業をはじめ、日常的に発生するサーバー監視やデータバックアップ、設定変更、ヘルプデスクなどの運用業務をアウトソーシングしたいというニーズも高まっている。同社は俺のクラウドベースサービスのメニューを拡充し、2016年度までに2000社へのクラウドサービスの提供を目指す。
2015年09月11日GMOクラウドは9月9日、パブリッククラウド「ALTUS Basicシリーズ」の管理画面に新機能を追加したと発表した。これにより、パブリッククラウドでのセキュリティの設定を、より簡単に管理することが可能となった。追加した機能は、・セキュリティグループ作成・セキュリティグループポリシー削除・セキュリティグループポリシーおすすめ設定・ディスクスナップショット取得・削除の4つ。なお同社には14日間無料でクラウド利用できるサービスも用意されているので、操作性やレスポンス、サポート品質などをまずは試したいというユーザこちらを利用するといいだろう。また同社は、9月15日にクラウド初級者向けに「無料ハンズオン」開催する。
2015年09月09日○パブリッククラウドからプライベートクラウドに開発環境を移行ネットワークの仮想化ソフトウェアを主軸にグローバルでビジネスを展開するミドクラジャパン(以下、ミドクラ)。2010年に日本で創立された同社は現在、東京、米・サンフランシスコ、スペイン・バルセロナに拠点を構える。そんなミドクラの成長を支えているのが、同社が提供する、ネットワークの仮想化によりOpenStackの活用を加速するソリューション「MidoNet」だ。MidoNetは、完全に仮想化されたL2-L4ネットワークサービスであり、従来のように仮想マシンでネットワーク機器をエミュレーションするのではなく、ネットワークのトポロジー自体をエミュレーションすることが可能。これにより企業は、高度な管理化システムやフレキシビリティを持ちながら仮想ネットワークを構築・運営・管理することができるのである。なお、MidoNetは2014年11月からオープンソースとなり、だれでも気軽に試せる状態になっている。ミドクラはMidoNetに運用ツールやサポートを加えたMidokura Enterprise MidoNet(MEM)を提供しているまた、高速なスループットを実現するとともに、ネットワークのフェールオーバーなどの耐障害性も飛躍的に向上する。これらの特徴が評価され、既に日本、米国、欧州の企業を中心に豊富な導入実績を誇っている。そしてミドクラ自身もまた、OpenStack(レッドハットの「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」)とMidoNetを組み合わせたプライベートクラウド「MidoCloud」を構築し、開発・テスト環境に活用している。MidoCloudは都内にある約30の物理サーバ上で稼働しており、東京だけでなくバルセロナ、サンフランシスコの開発者もアクセス。開発環境、テスト環境、そしてリリース前の最終チェックと、フル稼働の状態だ。MidoCloudにより同社は、ITインフラの柔軟性と運用性を大幅に向上することに成功し、ビジネスの加速に貢献しているのである。○"パブリッククラウドの限界"を乗り越えるために同社はMidoCloudを構築する以前、開発環境にAWS(Amazon Web Service)を活用していた。しかしながらビジネスの成長とともに、個々の顧客に求められるさまざまな要件を取り込み、1000以上の仮想サーバが常時稼働する高度な環境を構築する必要性が高まっていった。また、エンジニアの人数が増えたことから、全員がパブリッククラウドを使用すると思いのほかコストが高くつくようにもなっていた。さらに、パブリッククラウドが有する国内リージョンのリソースが足りなくなると、米西海岸のリージョンへとリソースが移行されるようなこともあり、遅延の発生に対して開発陣から改善の声も上がっていた。そうしたことから、パブリッククラウドに限界を感じた同社では、開発環境をプライベートクラウドへと移行することとなったのである。Director of Businee,APJの松尾茜氏は、「私達がMidoNetをつくっていることもあり、OpenStackとMidoNetを組み合わせてプライベートクラウドを構築するという選択に迷いはありませんでした」と振り返る。MidoNetは多様な環境に対応していることから、MidoCloudのハードウェアにはさまざまなベンダーのものが採用された。例えば、高い信頼性が求められるシステムの核心部にはデルの物理サーバを、信頼性をさほど求められない部分には他のベンダーの廉価なサーバを、といった具合である。「お客さまの立場に立ってプライベートクラウドを使っていきたいという思いもありますので、いろいろなハードウェア環境を実験する場としても活用しています。このようなことは、パブリッククラウドでは到底できませんでしたので、大きなメリットだと感じています」(松尾氏)○頻繁なOpenStackのバージョンアップにもノントラブルで対応導入以来、数度にわたりOpenStackのバージョンアップが行われたが、その際もMidoCloudはダウンすることはなかったという。リリース開始からこれまで1年以上、安定した稼働を続けているのである。「OpenStackは開発の動きが速いためバージョンアップが頻繁にあることから、対応が難しいとも言われています。しかいs、ノウハウさえあればバージョンアップにきちんと対応できます。その例として、MidoCloudをお客さまに紹介することも多いですね。その結果、安心してもらえるのも、MidoCloudの運用効果の1つでしょう」と松尾氏。現在、MidoCloudでは1000以上の仮想マシンが常時稼働しているが、それだけのリソースがあってもフルに使われている状況だという。OpenStackに関するハンズオントレーニングのために、20ほどの環境を用意して同時に利用してもらったり、とりあえずOpenStackを試用してみたいという顧客のためにアカウントを1つ提供したりと、さまざまなケースがあるようだ。松尾氏は言う。「今のところ、OpenStackを試しに使ってみて、何ができるのかを知りたいというお客さまが国内では多いです。あと、OpenStackは知っていてもMidoNetは知らないというお客さまも一部でいますので、そうした方々に気軽に体験してもらい、どのようなものかを理解していただけることができるようになりました」ミドクラの社内にも、MidoCloudを運用することでクラウド環境のインフラに関するノウハウが蓄積されつつある。「パブリッククラウドの場合、トラブルの原因がインフラにあったとしたらユーザー側では何もできず、サービス事業者側にすべて任せるしかありません。しかしプライベートクラウドであれば、どこにどんな問題があるのかを学ぶことができるので、そうしたノウハウをベースにお客さまにアドバイスもしやすくなりました。お客さま側で発生したトラブルをMidoCloudで再現してフィードバックするといったこともできるので、ビジネス面でもメリットがあります」(松尾氏)プライベートクラウドの構築・運用を通じて、自社のサービス改善にも役立てている点こそが、ミドクラの取り組みの最大の特徴と言えるかもしれない。
2015年09月03日KDDIは8月31日、法人顧客向けクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の新機能として「オブジェクトストレージ」の提供を9月7日に開始すると発表した。分散ストレージ技術(Erasure Coding)を使うことで、データ容量を無制限に拡張できたという。また、データを国内データセンター3ヶ所に分散して保存するため、サーバの障害やデータセンター被災などの障害が発生した場合でもデータを復元できる。そのため堅牢性は99.999999999999%(14ナイン)を達成できたという。また、データを暗号化して保存することで、ハイレベルなセキュリティ環境を実現している。ほかに、Amazon S3と互換可能なAPIを利用しており、既存のサードパーティ製アプリケーションの利用やバケットやオブジェクトに対する各種操作も可能となっている。標準でイントラ回線との接続を提供するため、閉域環境での利用が可能。安全にデータ転送ができ、従来自社で管理していたデータを安心して預けて、管理・運用コストを削減する。利用料金は、一般的なクラウドサービスでは必要となるイントラネット回線との接続料金や、データ転送料金と初期費用は無料で、月額ストレージ利用料8000円/1TB(税別)での提供となる。9月7日より受付と提供を開始するが、同機能を契約のうえ、キャンペーンに申し込んだ先着50社に、バックアップソフトウェア「CloudBerry Backup/Server Backupエディション」1ライセンスを無償提供するキャンペーンを行う。
2015年09月01日GMOクラウドは8月31日、パブリッククラウド「ALTUS Isolateシリーズ」を利用する企業向けのオプションとして、同一のネットワーク環境から、複数のアカウントで同時にセキュアな通信を行える「リモートアクセスVPN -Plus-」の提供を開始した。本オプションを利用することで、自宅や外出先、支店など、インターネット環境があれば、どこからでもセキュアに通信することが可能となる。同社のパブリッククラウドでは、標準機能として「リモートアクセスVPN」を提供しているが、本オプションを利用することで、同じ環境から複数アカウントでのVPN通信が可能となり、業務の効率化をより高めることが可能で、社内の業務システムやファイルサーバー上のデータをクラウド環境で利用したい場合や、同じネットワークから複数アカウントでセキュアに通信を行いたいといった企業は是非活用したい機能だ。価格は、構築費と10クライアントまでで、初期費用13,000円(税別)、月額1,450円(税別)。
2015年08月31日マネーフォワードは28日、法人向けクラウド型給与計算ソフト「MFクラウド給与」のスピンオフサービスとして、完全無料のWeb給与明細サービス「MFクラウド給与明細」の提供を開始した。○ペーパーレス化とコスト削減を推進同社が実施したアンケート調査によると、給与明細の配布は「印刷して手渡し」の企業が6割で、Web給与明細の利用は13%にとどまっているという。同社は「MFクラウド給与明細」の全機能を無料で提供することで、企業の給与明細配布業務をペーパーレス化し、時間とコストを削減して利便性の向上を図るとしている。同サービスでは、給与明細の配布は給与データをCSVファイルでアップロードするだけで完了し、面倒な印刷から手渡しまでの作業を省くことができる。コスト面では、紙の給与明細の場合に発生していた、用紙代、印刷代、郵送費が全て不要になるほか、給与明細配布業務にかかる人件費も削減できる。保管については、従業員はWeb上でいつでも過去データを閲覧することが可能となるとともに、クラウドで情報を一元化するため、紛失した書類の再発行業務といった二度手間が発生しなくなる。また、パソコンに加え、スマートフォンに最適化された画面でも給与明細が確認できる。
2015年08月28日GMOインターネットグループのGMOクラウドは8月26日、英PLAYCANVASが開発・運営する、3Dゲーム制作用のクラウド型ゲームエンジン「PLAYCANVAS」の日本国内向け販売について、同社との契約を締結し、同日より日本国内のゲーム開発者向けに販売開始したと発表した。PLAYCANVASでは、ブラウザ上で3DCGグラフィックを表示できるHTML5およびWebGLを用いた3Dゲームを作成することが可能。Google ChromeやFirefox、Safariをはじめとする多種のブラウザに対応したブラウザ型ゲームに加え、Google PlayやApp Storeなどの主要アプリストアで配信可能なアプリゲームを開発することができる。GMOクラウドは、国内での販売開始に併せて、PLAYCANVASの日本語サイトを公開。日本語でのサポートも行うという。利用価格・機能は、下記の表のとおり(価格はすべて税抜)。※チームメンバーのみに公開が出来るプロジェクトのこと。
2015年08月26日パナソニック ネットソリューションズは8月19日に、同社が提供する経費精算クラウドサービス「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」に「経費事前申請機能」を追加した。同社では、「経費精算を事前申請制にして、無駄な支出を減らしたい」というユーザーからの要望を受け、利用予定金額を事前に申請できるよう機能追加したという。今回の機能追加により、新しい帳票として「経費事前申請書」が利用可能となった。経費利用前に「経費事前申請書」で利用予定金額を申請~承認することで、経費利用後の精算書を承認する際に、事前申請の内容を確認できるようになった。また、経理担当者は「経費利用状況一覧」で実際に利用された経費の詳細情報を確認できる。これにより、経費利用状況のより正確な把握が可能となる。承認済みとなった「経費事前申請書」は、その内容を引き継いで「経費精算書」・「支払依頼書」を起票することもできる。また、事前に申請した利用予定金額を修正するための「経費変更申請書(仮)」も実装されている。サービス利用料金は、新機能実装後も価格に変更はなく、1ユーザーあたり月額350円(税別)となっている。
2015年08月19日GMOクラウドは、GMOクラウド ALTUS(アルタス)シリーズにおいて、セキュリティを強化するソリューションの販売を開始した。提供するのは、「攻撃を防ぐ」「脆弱性を診る」「ウイルスを駆除する」という3つの特長に合わせたセキュリティソリューション。「攻撃を防ぐ」では、SaaS型WAFサービス「Scutum(スキュータム)」とSaaS型IPS・WAFサービス「攻撃遮断くん」を提供。「Scutum」はエージェントのインストールが不要で、最短3日間で導入できる。一方「攻撃遮断くん」は、Webアプリケーション、Webサーバ、OSレイヤーまでの防御が可能で、最短2日間でエージェントをインストールするだけで導入できる。「脆弱性を診る」では、「ZETA Security Site Scan」、「SCT SECURE」、「セキュリティ診断」の3つの脆弱性診断を提供。「ZETA Security Site Scan」では、ネットワーク/OS(ポートスキャン、バックドア脆弱性の確認等)向けの「SiteScan2.0」、Webアプリケーション(SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング等)向けの「WebSiteScan」、ネットワーク/OS/Webアプリまで幅広く診断する「WebSiteScan Pro」の3タイプより選択可能。「SCT SECURE」では、既知の脆弱性約10,000項目、攻撃シナリオ5,000項目をチェック。追加のハードウェアやソフトウェアを導入する必要はなく、5営業日で開始可能。そして、「セキュリティ診断」では、自動ツールのみならず、セキュリティの専門家の「手」と「目」を介して、攻撃者の視点から様々な疑似攻撃を診断する。「ウイルスを駆除する」では、アンチウイルス 「F-Secure(エフセキュア)」を提供。Linux上で動作するウイルスだけでなく、Windowsのウイルスも検出できる。なお同社では、GMOクラウド ALTUSとセキュリティソリューションを同時に申し込むと抽選で、システム管理者の心と体を癒すグッズをプレゼントする『システム管理者感謝の日』夏のプレゼントキャンペーン実施中だ。
2015年08月17日このコラムでは、OL占い師☆マヤ発掘セラピスト魔女っ子ユリーカが、あなたと周囲の方の本質、特性を紐解くヒントとなる方法を紹介する、「自分でできるマヤ占い♪LET’S EUREKA!(さぁ見つけよう!)」をお届けしていきます。■8月12日から「青い猿」の13日間がスタートします!ツォルキン暦の真ん中に位置する昨日までの「白い鏡の13日間」と、今日から始まる「青い猿の13日間」は、「神秘の柱」と呼ばれており、精神性を高く保つことがとても重要です。ツォルキン暦は宇宙法則に基づいて作成された暦ですので、「神秘の柱」は宇宙の中心と考えられており、ここがブレると宇宙の中心が不安定になってしまうのです。■「青い猿」の精神性って?!青い猿は、ひらめきの星です。天性の直観力に長けており、人生で起こる全ての出来事に対して「楽しまないと意味がない」と思っています。どんなに困難な問題も、青い猿の手にかかれば、何故か楽しく解決できている、そんな星です。その反面、他の人には理解が及ばないような、一見突飛とも言えるアイデアが突然ひらめいてしまうので、周囲からは「変わり者」と思われることも。しかし、相手が喜ぶことに至上の喜びを感じ、また、楽しませることがとっても得意な青い猿は、著名な方の中でも、特にキレッキレの方が多いです。<ローラ・マイケルジャクソン・ウド鈴木・所ジョージ・上地雄輔>などなど。やはり、人気者揃いの星ですね!■「青い猿」の13日間をどう過ごすの??青い猿は物事をインスピレーションでとらえる天才肌の素質がありますが、そのひらめきは、宇宙の叡智から受け取ったものなので、目に見えるモノに囚われない生き方、すなわち、スピリチュアルな生き方を取り入れることで、「青い猿」のエネルギーを上手く使うことができるでしょう。■「青い猿」の紋章を持つカレの恋愛特性とは??「青い猿」の紋章を持つカレは、楽しいことが大好き!恋愛も、一緒に楽しめる相手かどうかが一番の判断基準です。常に「遊び心」が発動しているので、真面目にしているのに誤解されてしまう不遇な一面も。しかし、それすらも喜びへと変えていけるチカラを持つカレなので、一緒にいることで、あなたはずーっと笑って過ごせるでしょう。その楽しみ方を、ぜひたくさんの人に伝えていってくださいね!■<青い猿のEUREKAカレンダー>8月12日KIN 131 青い猿/青い猿(ひらめきが冴えわたる日)8月13日KIN 132 黄色い人/青い猿(自由に楽しもう!)8月14日KIN 133 赤い空歩く人/青い猿(新月&絶対拡張の刻印の日!必ず刻印をして★)8月15日KIN 134 白い魔法使い/青い猿(強い意志を持って行動できる日)8月16日KIN 135 青いワシ/青い猿(先を見越して楽しく予定が立てれそう)8月17日KIN 136 黄色い戦士/青い猿(ついつい競争してしまうかも?)8月18日KIN 137 赤い地球/青い猿(ひらめきを形にして前進しよう)8月19日KIN 138 白い鏡/青い猿(不要な思い込みは取り払ってみて!)8月20日KIN 139 青い嵐/青い猿(明るく陽気に過ごせる日)8月21日KIN 140 黄色い太陽/青い猿(責任を感じたら、それはシンクロかも?)8月22日KIN 141 赤い竜/青い猿(悩みごとを個性に変えて活かせる日)8月23日KIN 142 白い風/青い猿(満月&心配しないでどーんと構えよう!)8月24日KIN 143 青い夜/青い猿(自分の世界観が確立しそう)■おわりにいかがでしたか?マヤ暦に沿って自身の人生を築いていくと、宇宙からのギフトとしてシンクロニシティが訪れます。あなたが、あなた自身の星を輝かせている証でもありますね!次回のコラムもお楽しみに!(魔女っ子ユリーカ/ライター)
2015年08月12日GMOクラウドは8月4日、クラウド基盤のVPS(仮想専用サーバ)サービスである「GMOクラウドVPS」をリニューアルし、月額780円(税別)から利用可能なメモリ1GBのプランなどを提供開始した。同サービスは従来、メモリ容量は2GBからだったが、新たに「1GBプラン」を提供開始。月額780円(同)からの利用料金は、同社によると国内最安級という。1GBプランの開始により、同サービスのプランは全6種類となった。なお1GBプランでも、同サービスの特長という多数のOSテンプレートや、直感的な操作が可能なオリジナルのサーバ管理ツール「VPSコンソール」を標準搭載しているとのこと。また、今回のリニューアルを記念して、1GBプランの初期費用4,000円(同)を全額キャッシュバックするキャンペーンを、8月31日までの予定で開始した。新たに無料OSテンプレートとして、最新OSである「Cent OS7」を追加。同テンプレートには、サーバ管理ツールである「Plesk12」を利用可能な「CentOS 7.1 Plesk12 x64」も搭載したとのこと。申し込み時に選択したOSを同社でインストールして提供するため、ユーザーは手間を掛けずに運用を開始できるとしている。同サービスは、サービスの品質を保証するSLA(サービス品質保証制度)において99.99%を実現したという。従来の99.95%からさらに向上したことで、SLA対象外の時間が従来比で1/5となり、ユーザーがより安心してサービスを利用できるとのことだ。
2015年08月05日富士通エフサスは7月29日、顧客の事業成長を支える、ライフサイクル型クラウドサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service マルチクラウド LCM サービス」を提供すると発表した。同サービスは、パブリッククラウド、プライベートクラウドを適材適所で組み合わせ、スピーディな導入から稼働後の運用管理まで、ライフサイクル全般にわたり、包括的にサポートするもの。複数/異種クラウドの運用状況の見える化を実現した「マルチクラウド統合ポータル」を活用することで、クラウド運用特有の管理工数・コストを最大40%削減できるという。具体的に提供されるサービスは、事業課題抽出やアセスメントを行う「Multi Cloud Consulting」、クラウド全般やセキュリティの設計を行う「Multi Cloud Design」、移行に関する設計を行う「Multi Cloud Migration」、開発環境の申請から払い出しオペレーションまでをカバーする「Multi Cloud Deployment」、オンプレミス環境と複数クラウドの統合監視を行う「Multi Cloud Management」、運用のレポートと評価を行う「Multi Cloud Consulting」の6種類。クラウドサービスの進化に対応すべく、同日時点で全国に約500名いるクラウドインテグレーション技術者を今年度中に1000名まで増やすとともに、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド環境で稼働状況の実機検証を行う「マルチクラウド検証センター」を新設し、今後、全国の主要拠点に展開することも発表された。また、プロダクト、サービスの購買/課金から、サービスの払い出しまで、同社がすべて行う「ワンストップ調達」を実現するため、顧客の調達業務に関する負荷を軽減する。
2015年07月30日ソフトバンクは、コンタクトセンターに必要なシステムや機能をSaaS型で提供するクラウド型コンタクトセンターサービス「ホワイトクラウド コンタクトセンター」を7月30日から提供開始する。価格は、初期費用が3万円、月額費用が1回線当たり1万円となっている(いずれも税別)。同サービスは、ACD(自動着信呼分配装置)やPBX(通話制御機能)、通話録音などの各種コールセンター機能一式を必要な時期に必要な分だけ提供するクラウド型のサービス。同サービスは大規模・高コストな従来の企業向けコールセンターサービスとは異なり、社内ヘルプデスクなどの10~50席程度の小規模コールセンターの運営や、電話での取り次ぎ業務が多い企業内部門の業務の効率化・見える化の実現に適している。IVR(自動音声応答)や通話録音、ルーティングなどの基本機能やレポート機能に加えて、初期設定・変更・回線の増減などの各種設定は専用の管理ポータルで簡単に管理・編集できるので、コンタクトセンターの導入や運用経験のない部門の人でも容易に利用できる。発着信の回線数ごとに契約でき、契約回線数の増減変更は1カ月単位で可能(最低契約回線数は10回線<チャンネル>から)。そのため、業務の繁閑状況に応じて、自社の環境に合った最適なモデルを最小限のコストで利用できる。固定電話網と閉域網を組み合わせたシステム環境で提供するため、IP電話に比べて音声品質が良く、セキュリティのレベルも高いという。そのほか、各種CRMサービスと連携することにより、着信した電話番号からCRMサービスの情報検索・表示ができるので、よりスムーズな顧客対応を可能にする。
2015年07月30日KDDIは、同社が提供する法人向けクラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス」(KCPS) において、ユーザー企業向けカスタマー・コントローラである「Admin Console」を機能拡充し、システム構成図の自動作成によりシステム構成の可視化を実現する「フォーメーション機能」を、8月8日に提供開始する。また、KCPSのオプションとして提供している拡張ロード・バランサを拡充し、A10ネットワークスの「vThunder ADC」を月額課金モデルで7月30日から提供する。KDDIによると、月額課金での提供は国内クラウド事業者では初とのこと。フォーメーション機能は、ユーザー企業がKCPS上に構築した仮想サーバのシステム構成図をリアルタイムで自動生成し、可視化を実現するもの。さらに、「KDDI Business ID」を持つユーザー間での共有や、ファイル出力によるKDDI Business IDを持たないユーザーとの共有も可能という。従来、システム構成図はシステム運用者が描画ソフトで作成していたが、クラウドの利用によりシステム構築・構成変更が頻繁に行われるようになった結果、作業負荷が高まっていたとのこと。同機能によりシステム運用者は、システム構成図を自ら作成する必要が無くなり、社内外の関係者の間で常に最新のシステム構成図を共有できるようになるという。また、ユーザー企業は運用負荷を下げながらクラウドの即時性のメリットを享受可能になるとしている。なお、同機能は追加料金無しで利用可能。拡張ロード・バランサの拡充では、vThunder ADCの月額課金モデルの提供開始により、従来ユーザー企業が利用していたレイヤ7ロード・バランシングやSSLオフロードに加えて、広域負荷分散 (GSLB) やDDoS防御機能も利用可能になるという。月額料金は、「300Mbpsベストエフォート」が6万8,000円、「1Gbpsベストエフォート」が9万5,000円。いずれも初期費用は無料。
2015年07月30日USENとマネーフォワードは業務提携し、USENが提供するiPad向けレジアプリ「USEN Register」と自動連携するクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計 for USEN」を8月3日から、全国で販売することを発表した。新ソフトは、「USEN Register」による毎日の売上データを、自動取得・自動仕訳することができ、会計業務を自動化させるもの。また、会計帳簿や決算書、確定申告書を自動作成する機能も搭載されている。新ソフトの価格は、個人事業主向けは月額800円、法人向けは月額1,800円となっている。いずれも税込み価格。
2015年07月29日日立製作所は7月14日、ANAが利用する新たなITインフラ環境としてプライベートクラウドを構築し、従量課金制のPaaS型クラウドサービスとして提供開始したことを発表した。日立は、ANAに対してプライベートクラウドを従量課金制のサービスとして提供。ANAはこれまで各部門が個別に構築・運用・管理していた業務システムの大半を、同プライベートクラウド上に統合・集約する。これにより、各業務システムの要件に応じて、最適な性能、容量、信頼性を備えたITリソースを必要な時に必要な量だけ柔軟に利用し、ITインフラの運用・管理にかかる業務負荷やコストを低減することが可能になる。同プライベートクラウドの基盤には、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」やディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」、統合システム運用管理「JP1」などを採用するとともに、日立のクラウド「Hitachi Cloud」の提供を通じて培ってきたシステム構築ノウハウを活用した。今後、ANAは2019年までに運航系システムや整備系システムなどANAグループの大半の業務システムを本プライベートクラウド上に順次移行する予定。
2015年07月15日ヴァイナスは、クラウドHPC サーバや社内サーバ環境に対応する、ハイブリッドクラウド運用支援システム「CCNV (シーシーエヌブイ:Cloud Computing NaVigation system)」の最新バージョンである「CCNV V2」を7月13日より提供開始すると発表した。CCNVは、設計担当者がクラウドHPC サーバや社内サーバにアクセスし、ファイルの転送やジョブの実行・管理などを操作できるソフトウェア。CCNVの製品構成は、ファイル転送やサーバー上のファイルの直接編集などを備えた基本機能版「CCNV-Basic」と、ジョブの投入・実行状況確認・収束グラフモニターやサーバ料金試算といった便利な機能が利用できる上位版「CCNV-Basic Plus」の2エディション。さらにCCNV-Basic Plusには、動的な通信帯域制御を備えた高速ファイル転送機能「C3」や計算結果データの圧縮転送機能「Comp」といった有償オプションがある。今回の新バージョンでは、大規模計算結果データを不可逆圧縮し転送時間を短縮する新オプション「Comp」を追加。現時点での対応ソルバーはOpenFOAMの強化版Helyx-SAS、およびFrontFlow/blueで、今後流体解析ならびに構造解析の各種商用ソルバーに順次対応する予定だという。また、基本機能版CCNV-Basicを無償化CCNVの普及促進のため、V2より基本機能版CCNV-Basicを無償化した。価格はCCNV-Basic Plusが42万円、Compオプションがソルバーごとに28万円、C3オプションが80万円(いずれも年間ライセンス、税別)。
2015年07月10日GMOクラウドは7月1日、同社グループの国内クラウド・ホスティング事業をより強化すべく、GMOクラウドWESTとGMOビジネスサポートをGMOクラウドに経営統合したと発表した。同社は今回の統合を契機に、ホスティングサービス事業で目指すべきサービス品質のゴールを「クラウドにやさしさを、もっと」に定め、新たにスタートを切っていくという。同社では「やさしさ」を「お客さまの立場になって考え続けること」としており、スペック表だけでは比較できない、「もっと」使いやすい、分かりやすい、そして何よりも安心・信頼できるサービス提供ができるよう、スタッフ一人ひとりがこれからも改善を続けていくとしている。これを受け、今後は「マネージドサービスの拡充」、「カスタマーサポートの強化」、「サポートサイト・マニュアルの拡充」、「お客さまの声の収集やアンケートの実施」、「お客さま、パートナーさまとの接点強化」を、5つの約束として実施していくという。
2015年07月01日パナソニック ネットソリューションズは6月23日に、同社が提供する経費精算のクラウドサービス「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」に「支払依頼機能」を追加したことを発表した。新機能の追加により、これまでサービス提供していた立替精算だけでなく、取引先から受け取った請求書の処理も同サービスのワークフローで申請~承認し、会計システムにデータ連携が可能になったという。新機能実装後も価格に変更はなく、経費精算コースは1IDあたり月額350円(税別)となっている。
2015年06月23日マネーフォワードは22日、クラウド型請求書管理ソフト「MFクラウド請求書」のユーザー数が6万人を突破したと発表した。○国内No.1というクラウド請求書サービスに成長「MFクラウド請求書」は、ベータ版の提供開始より1年余りでユーザー数6万人を突破し、国内1位のクラウド請求書サービスに成長しているという。発行済請求書の累計請求金額も200億円を上回り、多くの個人事業主・中小企業の請求書業務において活用されている。機能面については、請求書の作成・管理機能の拡充だけでなく、銀行取引明細の自動取得機能と連動した「自動入金消込機能」の提供を開始している。今後も、バーチャル口座との連携による消込機能の強化や、他の業務ソフト・サービスと連携可能なAPI提供を予定している。
2015年06月23日サイオステクノロジーの子会社であるグル―ジェントは6月18日、米CloudLockのクラウド・セキュリティ・ソリューション「CloudLock」の日本語版を発表した。販売開始は7月1日。CloudLockは、クラウド環境における企業のコンプライアンスをサポートするセキュリティソリューション。ファイルごとの暗号化に加えて、ユーザーの振る舞いの監視・分析を行い、リスクの高いアクションに対するアラートや制限が可能になるとしている。パブリック・クラウド・サービスとAPIを介して直接連携したサービスで、数分で導入可能という。今回発表した日本語版では、同社が既に販売している「CloudLock for Google Apps」が利用できる他、日本でも企業での導入が加速しているパブリック・クラウド・サービスにも対応し、「CloudLock for Salesforce」「CloudLock for Dropbox」「CloudLock for Microsoft Office 365」をラインナップに追加した。さらに同社は日本市場向けの独自のサービスとして、導入や運用に関する日本語でのサポート・サービスも提供するという。
2015年06月19日