子連れ海外旅行というと、ビーチリゾートやアジアが人気ですが、2度目3度目なら、ぜひ選択肢に加えてほしいのがロシアのウラジオストク。今年はJALとANAの直行便も就航し、2020年に一気に人気が高まりそうな旅先です。昨年夏、9歳(小4)の娘と行ってきましたが、想像以上に子連れ旅行にぴったりな場所でした! ぜひ2020年の春休みやGWの旅行の候補にしてみてください。■ウラジオストクは“日本から一番近いヨーロッパ”ロシアという響きは、なんとなく遠い場所をイメージがさせるかもしれませんが、極東ロシアのウラジオストクは、日本から飛行機でわずか2時間前後。国内旅行感覚で行けるのに、ヨーロッパ的な街並みが異国情緒たっぷりです。ロシアのウラジオストクはかつて軍港都市だった港町ウラジオストクがひそかにブームになっている背景には、2017年に「ウラジオストク自由港」制度でビザが緩和されたことがあります。ウラジオストクを訪れるだけなら、インターネット経由で入国ビザが申請できるので、ぐっと気軽に行けるようになりました。■ウラジオストクが子連れ旅行におすすめの理由 実際にウラジオストクを訪れて、子連れ向きだと思ったところを挙げてみます。1.フライト時間が短い成田空港から直行便で2時間前後なので、2泊3日でも十分楽しめます。現在は、オーロラ航空(アエロフロートとのコードシェア便)とS7航空が直行便を運航。2020年2月にはJAL、3月にはANAも成田-ウラジオストク路線に直行便を飛ばすことを発表しており、さらに身近になりそうです。2.時差が少ないウラジオストクと日本の時差は1時間だけなので、子どもの生活リズムが乱れにくいのもいいところ。ウラジオストクが日本より1時間進んでいます。3.歩きやすいコンパクトな街グム百貨店の路地裏ウラジオストクは小さな町で、おもな見どころはほぼ徒歩圏内にあります。歩行者天国になっている噴水通りや老舗デパート「グム百貨店」の路地裏などは写真を撮るのも楽しいエリアです。4.人がやさしいロシアには「意味のない笑顔はバカの印」ということわざがあり、お店の人も愛想笑いをしないので、最初は冷たい印象を受けるかもしれませんが、実際は多くの人がとても親切。ロシアの中では比較的治安もよく、子連れでも安心して歩けます。5.グルメが子ども向きロシア料理の味つけはマイルド。ロシア風水餃子「ペリメニ」やクレープ風の「ブリヌイ」、カレーパンの元祖ともいわれる「ピロシキ」などは、とくに子どもが好む味です。ちなみにウラジオストクでは、ジョージアなど中央アジアの料理も人気ですが、ジョージア料理はパクチーが入っていることが多いので苦手な場合は注意を。■子連れで行けきたいウラジオストクの見どころ基本的には街歩きがお楽しみのウラジオストク。今回、娘がとくに気に入ったのが以下の2スポットです。●カルセリ遊園地海沿いにある小さな遊園地。カラフルな色使いやどこかレトロ感のあるイラストがかわいい雰囲気。入園料はいらず、アトラクションごとに料金を支払う仕組みなので気軽に立ち寄れます。アトラクションの数はそう多くありませんが、幼児から大人まで楽しめます。●バレエ鑑賞マリインスキー劇場世界3大バレエ団のひとつ「マリインスキー・バレエ」は、ロシアのサンクトペテルブルクが本拠地ですが、ウラジオストクにも支部があり、その華麗なステージを見られます。チケットはオンラインから日本で購入可能。私たちは『眠れる森の美女』を鑑賞しました。事前にあらすじを伝えておくと、子どもも楽しめます。このほかにも「人形劇場」や「ウラジオストク国立サーカス」、「沿岸地方水族館」なども子どもが喜びそうなスポット。また、シベリア鉄道の拠点である「ウラジオストク駅」や「ロシア正教会」といった定番の観光地もあります。■子連れウラジオストク旅行を成功させるコツ・ロシア語対策はアプリでロシア語のメニューやお土産の商品表示が読めないときは、Google翻訳アプリのリアルタイムカメラ翻訳が便利。カメラを文字にかざすだけで、自動的に翻訳してくれます。あらかじめオフライン翻訳ファイルをダウンロードしておけば、オフライン時にも翻訳が可能です。・子どもにカメラを持たせてみる ウラジオストクは街歩きがメイン。子どもが小学生くらいならお古のカメラを渡すのもおすすめ。子どもも街の風景により興味を持ってくれますし、子どもの視点で撮影された写真を見るのも楽しいです。・ホテルは早めの予約をウラジオストクはまだホテルの数があまり多くないので、とくに週末は早めの予約がおすすめです。今回は「ロッテホテルウラジオストク」に宿泊。ホテル専用のタクシーがあり、バレエ劇場や空港への送迎を安心してお願いできました。のんびりした空気が流れるウラジオストク。気軽に行けるのに、異国感が際立っているので、気軽なリフレッシュにぴったり。冬は寒さが厳しいので、春~秋くらいがおすすめ。私もまたリピートしようと思っています。
2020年01月05日三菱東京UFJ銀行は11日、同行の全額出資子会社であるユーラシア三菱東京UFJ銀行が、今年秋をめどにロシア連邦のウラジオストク市に出張所を設立すると発表した。ロシア連邦は、2010年には実質GDPが約4.3%成長、2011年も約4.3%の成長となり、「今後も安定した経済成長が見込まれている」(三菱東京UFJ銀行)。またウラジオストク市はロシア連邦極東連邦管区の代表都市で、2012年9月のAPEC開催に向け、日系企業を含め、各国企業の注目が集まっている。空港・港湾・橋梁等の大規模な各種インフラ整備プロジェクトも進行、今後、日系企業の進出拡大が見込まれているという。ロシア連邦において、三菱東京UFJ銀行は1992年に邦銀初となるモスクワ駐在員事務所を設置し、2006年には現地法人であるユーラシア三菱東京UFJ銀行をモスクワに設立、さらに2008年には同行サンクトペテルブルク駐在員事務所を開設するなど、同国におけるネットワーク拡大、金融サービス拡充に努めてきた。同行では、「今後も、新たにウラジオストク出張所を開設することで、同国における貸出・預金・決済を中心とした金融サービスのさらなる拡充を目指していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日