新鋭ソフィー・カーグマン監督長編デビュー作『#スージー・サーチ』(原題Susie Searches)が8月9日(金)より順次公開されることが決定した。ポッドキャストで配信を続けるものの、なかなかフォロワーの増えない不器用な大学生のスージー(カーシー・クレモンズ)。そんなある日、インフルエンサーとして絶大な人気を誇る同級生のジェシー(アレックス・ウルフ)が、突如として失踪する事件が起きる。スージーは、ポッドキャストで事件の謎に迫った内容を配信するなかで、なんと失踪したジェシーを発見!世間からも大きな注目を集める存在となっていく。スター街道をひた走るスージーは、さらに事件の真相を探っていくが、事態は思わぬ方向に転がっていき…。本作は、第47回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映されるや、ポップな色彩で描かれる現代的なテーマと、予測不能かつスリリングに加速していく物語に、「インスタントな名声と称賛を求めるSNS文化を鋭く風刺している」(movie web)、「ヒッチコックを彷彿とさせる、ダークでコミカルなミステリー」(Los Angeles Times)、「この映画には、カルト的名作の要素がすべて揃っている」(Josh at the Movies)と、大きな注目を集めた。メガホンをとったのは、本作が初の長編作品となる新鋭ソフィー・カーグマン監督。主人公スージーを演じるのは、『ザ・フラッシュ』(23)、『アンテベラム』(20)、『さよなら、僕のマンハッタン』(17)など話題作への出演が続き、ミュージシャンとしても活動の幅を広げる注目の若手実力派カーシー・クレモンズ。さらに、事件に巻き込まれるインフルエンサーのジェシー役を『オールド』(21)、『ヘレディタリー/継承』(18)、さらに『オッペンハイマー』(23)など、名だたる名匠たちからも信頼の厚い、若手の名手アレックス・ウルフが務める。『#スージー・サーチ』は8月9日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日音で、声で、振動で、肌に伝わる音楽。そんな音楽を通して薫る、目には見えない色気は、いつの時代も我々を魅了する。なぜ、バンドマンはこうも色気を醸すのか?艶麗なライブパフォーマンスで人々を惹きつける尾崎世界観さんに、その色気の正体を考察してもらった。怒りや苛立ちを隠せず、自分の欲望に素直なバンドマンが好き。バンドマンから放たれる、アンニュイな色気。クリープハイプのフロントマンである尾崎世界観さんが魅了されるバンドマンには、“照れ”があるという。「自分が色気を感じるのは、ちゃんと照れている人。人前に立って、自分が作ったものを表現するというのは、やっぱり恥ずかしいことなんです。学生時代に初めて曲を作って歌った時からそうで、恥ずかしいからこそ人に見せる価値があると思ったし、年々、その考えは強まってきています。逆に、自信に満ち溢れた人には色気を感じません。あと、ステージで芝居がかった振る舞いをする人にも惹かれないですね」キャリアを積んで人気が出れば自信がつく。自信と反比例するように、バンドマンの色気のコアにある“照れ”が薄れてきてしまう。そのことに尾崎さんは自覚的だ。「だんだんと、否定的なことを言ってくれる人がいなくなる。だから、常に自分自身にネガティブな視線を向けるように意識しています。それには意外とエゴサーチがいいんです。腹も立ちますけど(笑)、“確かにな”と思うことが一つでもあれば、こちらにとっては得しかない。損得関係なく文句を言ってくれる存在は、いま周りにはなかなかいないので、一つの意見として受け止めています」SNSで書かれていることが多数派のように聞こえてしまう時代にあって、色気の在り方にも変化が起きているよう。「バンドも、ファンの声や反応に過剰に引っ張られているところがありますよね。ファンの見方がより高度に、評論家っぽくなってきている。だから、もしかしたら“色気”というのも、各媒体やSNSで言語化されすぎて、感じる前に消えてしまっている可能性もありますよね。自分が名乗っている“世界観”は、説明しがたいものをとりあえずそういうものにしておくための言葉という印象ですが、“色気”だって、もうちょっと言葉にならない、伝わり切らない感情だったはずです」詞に限らず、エッセイや小説も書く尾崎さん。言葉の使い手として色気は意識しているのだろうか。「発する側としては、何でも好きに言うわけにいかない状況で、どう伝えようか考えるのもゾクゾクしますね。バンドにとって、大前提として、作品は自分を演出するためのものではなくて。もし自分から色気が出てるのだとしたら、歌っているうちに、自分自身さえも知らずにいたそういう要素が奥のほうから出てくる、そんな流れが理想ですね。歌詞は、わかりやすくエロいことを書くとコミカルになってしまうので、そこにすごく気を遣っています。もちろんわかりやすいエロに色気を感じる人もいるので、その辺りの線引きが難しいんですけどね。文章を書いている時は、その姿を誰かに見られるわけではないので、色っぽくある必要もない。それなのに、読むとそこに表現したいすべてが詰まっていて、かつ色気が感じられる、そんな文章に憧れます」バンドマンとオーディエンスとの、目には見えないコミュニケーションの上に成り立っているライブ。毎回、湧き出る感情が違うのも生ものの醍醐味だが、うまくいかないと感じた時のほうが、観客の満足度が上がることがあるそう。「ライブって、お互いに空気を窺っている感じがあって、それがぴったり合う日もあれば、合わない日もあるんです。合わないと“なんでこんなに早く拍手がくるんだろう、もうちょっと待ってくれてもいいのに”などと、ちょっと気が立ってくる。でも何かしらの隙が自分にあるからそうなっているはずだし、そんな自分にイライラしてくるんですけど、そうしたイライラや怒りによってお客さんの感情を動かすのも大事で。もしかしたら、それが色気に通じるのかもしれません。それだからか、“もっとできたのに”と自分自身が納得できていない日にお客さんからよかったと言われることもある。怒りというのは、普段の生活ではよくない感情ですが、バンドのライブでは爆音がすべてを呑み込んでくれる。自分自身、ロックバンドのライブでただハッピーになりたいわけではないんです。幸せだとか、満たされた開放的な表現をそこまで求めていないし、それをわざわざお金を払ってまで観ようとは思いません」自分自身に向けられる怒り、満たされない苛立ち。エモーショナルな姿が露わになった時、観客はバンドマンに色気を感じ、恍惚とするのだろう。その瞬間が起こるのがステージというマジカルな場所。フェスでは時間帯によって色気の感じやすさが変わるよう。「昼と夜とでは、音の伝わり方が全然違うんですよね。明るい時間帯よりも、暗い時間帯のほうが、音が奥のほうまで響いていくんです。そして、暗い中ではっきり浮かび上がってくるものといえば、ライトを浴びてステージに立つバンドマン。視覚と聴覚を集中させる分、色気を感じやすくなるのかもしれません」OZAKI’S CHOICE年代別・色気を醸すバンドマン尾崎さんが年代別に選んでくれた、色気を感じるバンドマンたち。「夢を叶えてプロになり、ステージに立ち続けていても、まだまだ理想には追いつかない。それでも“よかった”と言われる苦しさ、理解してもらえない自分自身への怒り。お客さんを喜ばせるプロとしては、出してはいけないのかもしれないけど、そうした感情を隠せず自分の欲望に素直なバンドマンが好きです。自分がそういう人間だから、そういう人を見たり、音楽を聴いたりして、安心しているだけなのかもしれませんが。この中でも忌野清志郎さんには不思議な魅力を感じます。人間味があるのに、神様のようでもあって。怒りや悲しみのさらに奥にある、もっと深い感情を吐き出しているように感じます」1960’sBill Evansクラシックを音楽的ルーツに持つ、アメリカのモダンジャズ・ピアニスト。1960年代には、ベースとドラムと共に演奏するピアノトリオを追求し、ジャズの歴史を変えた。名盤『Walts for Debby』など50枚以上のアルバムを発表。1970’s忌野清志郎“KING OF ROCK”の異名を持つ伝説のバンドマン。1970年、RCサクセションとしてデビュー。’70年代は、フォークからロック/R&Bへと形態を変え、時代のアイコンとなるほど人気を博した後年への礎を築く。1980’s大江慎也1980年、ザ・ルースターズのボーカル&ギターとしてデビュー。“孤高のカリスマ”と呼ばれ、いまも熱狂的なファンを持つ。代表曲に「どうしようもない恋の唄」「ROSIE」など。’82年、映画『爆裂都市 BURST CITY』に出演。1990’sKurt Cobain1980年代の煌びやかなロックを否定し、退廃的な詞や荒々しいサウンドを特徴とするグランジを確立したNirvanaのフロントマン。’91年に発表した「Smells Like Teen Spirit」で世界的成功を収めるも、’94年に自ら命を絶つ。2000’sZack de la Rochaヘビーメタルとラップのミクスチャースタイルを生んだRage Against the Machineのボーカル。怒りに満ちた強烈なメッセージとサウンドで一時代を築くが、2000年に解散。’07年の再結成以降も、反権力の姿勢を貫く。2010’s Childish Gambinoラッパー、俳優、コメディアン、作家として活躍。2019年、銃暴力や人種差別を扱った「This Is America」で、第61回グラミー賞で最優秀レコード賞を受賞。映画『スパイダーマン』シリーズのアーロン・デイヴィス役でも知られる。2020’sチバユウスケTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTやROSSOを経て、2005年、The Birthdayを結成。’22年公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』のOP主題歌「LOVE ROCKETS」が、大きな話題を呼ぶ。咋年、惜しまれつつこの世を去る。おざき・せかいかん1984年11月9日生まれ、東京都出身。2012年、クリープハイプのボーカル&ギターとして、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。現体制で15周年を迎える。小説家としては、著書『母影』が第164回芥川賞候補に。スーツ¥68,750(lemontea TEL:03・5467・2407)ビンテージのシャツ¥33,000(Sick TOKYO sick_shibuyatokyo)※『anan』2024年3月20日号より。写真・須田卓馬スタイリスト・入山浩章ヘア&メイク・シゲヤマミク取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年03月17日明治学院大学大学院 法と経営学研究科は、11月29日(水)に「中小企業研究総論(事業承継の法と経営)」の授業の中で、「事業承継とサーチファンド」について特別講義を実施しました。企業数では99.7%を占める日本の中小企業が抱える喫緊の課題は、経営者の高齢化による「事業承継者不足」と、これによる「黒字経営にもかかわらずやむを得ない廃業」です。この課題に向き合うビジネスモデルが、「サーチファンド」です。ファンドが事業経営に興味のある人材(サーチャー)を支援し、サーチャーが後継者問題に直面する中小企業の経営を円滑に引き継ぐことにより、地域経済の再生と活性化をはかるというものです。本研究科では、地域貢献型サーチファンドのパイオニアである山口キャピタル株式会社(株式会社山口フィナンシャルグループの投資専門子会社)の冷水 亮太氏、および同社の関東地区の提携先である株式会社千葉興業銀行の國吉 威氏と齋田 英幸氏をゲストに迎え、サーチファンドの仕組みと意義について理論の視点から検討を行いました。今回の受講者の修士課程1年生は、全員が税理士志望です。将来的には中小企業の承継問題に直面するであろうことから、「サーチャーにはどのような資質が求められるか」、「支援企業を選ぶ際にはCSR(企業の社会的責任)を考慮しているか」などの熱心な質問が出されました。特別講義の様子法と経営学研究科では、法学専門の教員と経営学専門の教員が共同で担当する複数の授業を開講しています。この授業も、本学の福田 清明教授(民法)、来住野 究教授(会社法)、西山 由美教授(税法)および神田 良名誉教授(経営学)が共同担当をするオムニバス形式の授業です。【法と経営学研究科について】“企業活動に不可欠な法と経営学とを融合的に学び、実社会のリーダーとなる”現代は企業や行政の専門化が高度に進んだ社会と言えますが、我々はそのメリットを享受する一方、「縦割り組織」などの弊害にも直面しています。法と経営学専攻のカリキュラムは、経営学と法学の双方から学際的に、健全かつ合理的な企業経営の在り方を探求することができるように編成されています。また、事業活動で不可避的に生じる諸問題に適切に対処するために、豊富な事例研究を多用して経営学および法学双方の理論を融合的に学ぶことができるように工夫されています。明治学院大学 白金校舎□■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月18日TOKAI RADIO ✕ 演劇組織KIMYO collabo produce舞台『エゴ・サーチ』が2024年1月12日(金)~14日(日)にメニコン シアターAoi(愛知県名古屋市中区葵三丁目21番19号)にて上演されます。チケットはカンフェティにて9月30日(土)10:00~10月1日(日)23:59まで先着先行販売となります。カンフェティにてチケット発売 先着先行【9月30日(土)10:00~10月1日(日)23:59】公式ホームページ 公式X(Twitter)@tokairadiobutai#舞台エゴサーチ鴻上尚史氏の名作『エゴ・サーチ』を「東海ラジオ ✕ KIMYO」で上演!カンフェティで9/30(土)から先着先行販売!〇INTRODUCTION東海ラジオプロデュース公演第2弾となる今作は、名古屋の小劇場界隈で大きな注目を集めている人気劇団「演劇組織KIMYO」とのコラボです。出演は、名古屋のアイドルとしてファンを魅了し続け、俳優として数々のドラマや舞台で活躍中の、寺坂頼我、髙畑結布KE48)、松本慈子(SKE48)、永田薫(MAG!C☆PRINCE)の4名。そして「演劇組織KIMYO」の所属俳優ら6名。エンタメ全開でド派手な演出が魅力の宮谷達也と、このキャスト10名がどんな化学反応を起こすのか!?「TOKAIRADIO×演劇組織KIMYO」版『エゴ・サーチ』、ご期待ください!!〇STORY<エゴ・サーチ>とは、インターネット上で、自分の名前を検索すること。筆がなかなか進まない新人小説家・一色健治。ある日担当編集者から見せられたのは、自分と同じプロフィールが書かれている「誰か」のツイッターとブログ。自分の知らない「もう一人の一色健治」の存在に惑わされる一方、彼の小説は、沖縄の離島を訪れた“女性”がキジムナー(沖縄の妖精)に出会ったところから、一向に前に進まない。売れたいストリートミュージシャン、カメラマンをめざす青年、怪しげなIT企業社長と社員、沼る女。それぞれに焦点が当たりながら物語は進んでいく。そして、“女性”がある事実を知った時、物語は急展開する。失われた記憶と、届かなかった想い。バラバラに見えたパズルがハマり始めていく時、本当の真実が明らかになる──切ない想いが交錯する、サスペンス恋愛ファンタジーCAST寺坂頼我髙畑結希(SKE48)松本慈子(SKE48)永田薫(MAG!C☆PRINCE)元山未奈美(演劇組織KIMYO)藤原孝喜(演劇組織KIMYO)山本一樹(演劇組織KIMYO)野田雄大(演劇組織KIMYO)木実あみ(演劇組織KIMYO)山本のぼる公演概要TOKAI RADIO × 演劇組織KIMYO collabo produce舞台『エゴ・サーチ』脚本:鴻上尚史演出:宮谷達也(演劇組織KIMYO)公演期間:2024年1月12日 (金) ~2024年1月14日 (日)会場:メニコン シアターAoi(愛知県名古屋市中区葵3-21-19 Menicon Theater Aoi Bldg. 内)JR中央本線「千種駅」地下改札口方面、5番出口より徒歩4分地下鉄東山線「千種駅」5番出口より徒歩4分地下鉄桜通線「車道駅」4番出口出てすぐ左折。徒歩約7分■公演スケジュール2024年1月12日(金)14:00★/19:0013日(土)13:00★/18:00★14日(日)11:00★/16:00★※開場は開演の30分前★終演後アフタートークあり■CAST寺坂頼我髙畑結希(SKE48)松本慈子(SKE48)永田薫(MAG!C☆PRINCE)元山未奈美(演劇組織KIMYO)藤原孝喜(演劇組織KIMYO)山本一樹(演劇組織KIMYO)野田雄大(演劇組織KIMYO)木実あみ(演劇組織KIMYO)山本のぼる■TICKET<全席指定・税込>S席:10,000円※希望キャスト1名の直筆サイン入りパンフレット付(当日会場渡し)A席:7,000円B席:5,000円大学生以下:3,000円※当日引換券(要学生証提示)≫未就学児童入場不可≫出演者は急遽変更となる場合がございます。その際の払い戻しはいたしません。〇先着先行【9月30日(土)10:00~10月1日(日)23:59】<カンフェティ> 〇一般発売【10月6日(金)10:00~】<東海ラジオ放送 事業部>TEL:052-962-6151(平日10:00~12:00、13:00~17:00)<カンフェティ> <東海ラジオオンラインチケット> <チケットぴあ>(Pコード:521-177)※S席は東海ラジオ放送 事業部/カンフェティのみ◎早期購入者特典!2023年10月31日(火)23:59までにご購入の方にオリジナルステッカープレゼント。※全チケット対象(当日会場渡し)■SPECIAL GUEST & AFTER TALK特別ゲストに西田シャトナー氏・中屋敷法仁氏を迎えてアフタートークを実施決定!その他、出演者によるアフタートークも実施!<スケジュール>1月12日(金)14:00の回 終演後西田シャトナー ≪SPECIAL GUEST≫1月13日(土)13:00の回 終演後松本慈子・髙畑結希1月13日(土)18:00の回 終演後中屋敷法仁 ≪SPECIAL GUEST≫1月14日(日)11:00の回 終演後寺坂頼我・永田薫1月14日(日)16:00の回 終演後演劇組織KIMYO・山本のぼる■STAFF舞台監督…藤井良晃(ライズ)/舞台美術…岡田保(演劇組織KIMYO)音楽…エスパー渡辺(演劇組織KIMYO)/照明…須賀智己(グローリークリエイション)音響…椎名KANS(Garage Inc.)/音響オペ…森顕子/映像…田中博之衣裳…元山未奈美(演劇組織KIMYO)/小道具…野田雄大(演劇組織KIMYO)振付…藤原孝喜(演劇組織KIMYO)/演出助手…木実あみ(演劇組織KIMYO)制作助手…山本一樹(演劇組織KIMYO)・絵島クコ/写真撮影…夏目圭一郎宣伝美術…チーム㎡/プロデューサー…鋤柄遼(東海ラジオ放送)■CREATIVE主催:東海ラジオ放送 / 東海テレビ放送制作協力:演劇組織KIMYO後援:公益財団法人 名古屋市文化振興事業団企画:東海ラジオ放送公式WEBサイト 公式X@tokairadiobutai#舞台エゴサーチ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月26日シリーズ第2弾『search/#サーチ2』より、母を捜索する戦いの始まりを切り取った本編映像がシネマカフェに到着した。本作は、コロンビア旅行中に突然、行方不明になった母を探すデジタルネイティブ世代の娘ジューンの奮闘が描かれる。あらゆる行動・生活がデジタル上で記録される時代、簡単に見つけられるはずだったが、何かがおかしい…。今回到着した映像では、「出所おめでとう、ママ!」とジョークを掲げたウエルカムボードを手に、恋人との旅行に出かけた母の帰国を空港で待つジューン。感激の再会をSNS投稿するため、動画撮影の準備もバッチリ。しかし、到着の時刻を過ぎても、母が姿を見せることはなく、フェイスタイムもショートメッセージも繋がらず、不安な気持ちを募らせるジューン。当たり前だと思っていた日常が突如、崩れ去り、これから母を探す戦いがスタートする。『search/#サーチ2』は4月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2023年04月02日サスペンス・スリラー『search/#サーチ2』の日本語吹き替え版声優が発表された。<字幕版>のほか、シリーズで初めて<日本語吹替版>が劇場上映される本作。ある日、忽然と消えてしまった母親を、あらゆるSNSやアプリを駆使して探すデジタルネイティブ世代の女子高生ジューン(ストーム・リード)の声を担当するのは、「SPY×FAMILY」のアーニャ役でお馴染みの種崎敦美。本作を観た感想として「インターネットだけで、スマホやPCだけで、ここまでの事が知れてしまうのか、出来てしまうのかと驚いたのと同時に怖くもなりました。全ての人がよりあやしく感じてしまうのは、情報だけだったり、声だけだったり、画面越しだったりするからなのでしょうか…。ネット社会にかなり疎い自覚のある私もしっかり楽しめました!」とコメント。また、ジューンが大きな謎に巻き込まれ、自ら捜索を試みることについては、「お母さんを想うがゆえの並々ならぬ行動力…!というところはあるかもしれませんが、ジューンはいたって普通のティーンだと思います。そんな普通の子が自分の力だけで大きな謎の真実にここまで近づいていけることに驚きました」と話している。さらに、不可解な行方不明事件に散りばめられた謎に翻弄される人々として、藤貴子、宝亀克寿、ファイルーズあい、志村知幸、小野大輔、木内秀信らが参加する。前作の公開当時は字幕版のみでの劇場上映だったが、その後、配信サービスでは字幕版と日本語吹き替え版の両方で配信。その際、吹き替え版が物語にとても入りやすいという声が寄せられ、その声を受け、今作では吹き替え版も劇場上映されることが決定した。そして先日、タイトルや公開日など事前情報一切なしで開催された「#ソニピク謎試写」にて、字幕版が日本初お披露目されると、「マジで新しい映画体験」「前作を超える衝撃!」「凄まじい『検索スリラー』」「鑑賞者自身が主人公かのようにスクリーンに広がるネット捜査網」「伏線の張り方がすさまじい!」と早くも絶賛の声が上がっている。本作では、セリフ字幕のほかにも、PCやデバイス画面上の情報やテキスト会話などの内容を示す見せ字幕も存在。その数は、セリフ字幕約970枚/見せ字幕約560枚にのぼる。前作では、セリフ字幕約800枚/見せ字幕約410枚で、本作は字幕の情報量としても前作よりさらに多い。吹き替え版では、セリフ字幕の約970枚分が声優による登場人物のセリフ(音)として聴こえてくるため、全画面伏線アリ、かつ、スピーディーに画面展開していく本作に超没入できるはずだ。『search/#サーチ2』は4月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2023年03月24日全編デジタルプラットフォーム上で展開する『search/#サーチ 2』より本編映像が解禁された。本作は、100%PC画面上で展開する映画『search/サーチ』シリーズ第2弾。旅行中に失踪した母親を探すため、デジタル・ネイティブ世代の娘が使い慣れたサイトやアプリを駆使し、母の捜索を試みる様子が描かれる。この度解禁されたのは、<人生のあらゆる出来事>をデバイス上で高速で処理していく主人公ジューン(ストーム・リード)の“スクリーンライフ”を象徴するような本編シーン映像。映像は、旅行で1週間自宅を離れることになった母親とジューンとのチャット画面から始まる。一人で家に残していく高校生の娘を心配する母親から送られた「Love you(愛してるわ)」のメッセージ。しかし、母親と離れて1週間を自由に過ごせる喜びで頭がいっぱいのジューンは“いいね”の絵文字だけで簡単にリアクションを終了、そのまま友人のヴィーナに繋がる画面へと速攻でチェンジ。友人たちを即座に呼び出し、ハメを外しまくるパーティー計画を立てる。背後から見られたくないPC画面を一つずつそっと閉じていく様子や、毎日同じように鳴り響くお馴染みのアラームとスヌーズ機能音、本人の意思はお構いなしにSNSに投稿される動画、デジタルでの支払い完了、そして同画面に入ってくる家族からの素朴な連絡事項など、あらゆる種類の情報と音が同時に進行していく…。前作に続き、全編デジタルプラットフォーム上で展開する本作も、今回は全画面に伏線が張り巡らされ一瞬たりとも見逃せない。さらに本作では、登場人物が言葉で話す内容を表す「台詞字幕」のほかにも、PCやデバイス画面上の情報やテキスト会話などの内容を示す「見せ字幕」も存在している。例えば、スマホ画面でのチャットのテキストやデスクトップに貼り付けられたメモ画面、検索サイトでの検索内容がその例。その数は、「台詞字幕」約970枚、「見せ字幕」約560枚にのぼる。前作『search/サーチ』では、「台詞字幕」約800枚、「見せ字幕」約410枚だったので、本作は字幕の情報量としても前作よりさらに多い。ソニー・ピクチャーズ配給のこれまでの他作品でも、地名や年月日、看板の名前やTV画面のテロップ表示など様々な「見せ字幕」が存在してきたが、その数は通常でも20~30枚程度だというから、本作の「見せ字幕」がいかに多いかが分かる(※注釈:字幕は1画面分表示されるのをそれぞれ「枚」で数える。※「台詞字幕」と「見せ字幕」が同じ画面に存在するものはそれぞれ1枚ずつ)。また、<日本語吹替版>では、「台詞字幕」の約970枚分が声優による登場人物の台詞(音)として聴こえてくるため、全画面伏線アリ、かつ、スピーディーに展開していく本作に“超没入”できること間違いなしだ。『search/#サーチ 2』は4月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年03月23日100%PC画面上で展開する映画シリーズ第2弾『search/#サーチ2』よりシーン写真8点が解禁された。本作は、全編がデジタルプラットフォーム上で展開することで大きな反響を呼んだ『search/サーチ』シリーズ第2弾。旅行中に行方不明となった母親を探すため、デジタルネイティブの主人公がSNSや検索サイトを駆使し真相に迫る様子を描く。先日開催された、タイトルや公開日などの事前情報が一切明かされない試写会“#ソニピク謎試写”で上映され、たちまちSNSを賑わせた。主人公であるZ世代の女子高校生ジューンを演じるのは、ドラマシリーズ「The Last of US」のライリー役や「ユーフォリア/EUPHORIA」でゼンデイヤの妹役を演じた、いま最もフレッシュな俳優のひとり、ストーム・リード。この度解禁された場面写真では、ある日忽然と消えた母親(ニア・ロング)を、あらゆるデジタルデバイスを使って友人とともに探すジューンの姿や、国を超えた搜索活動の指揮をとるFBI捜査官(ダニエル・ヘニー)、SNSで知り合ったコロンビアの便利屋(ヨアキム・デ・アルメイダ)と母の恋人(ケン・レオン)ら、いずれもジューンと母親の周囲に散りばめられた謎に翻弄される人々の様子が切り取られている。『search/#サーチ2』は4月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年03月08日映画『search/サーチ』のシリーズ第2弾『search/#サーチ2』が2023年4月14日(金)に公開される。映画『search/サーチ』シリーズ第2弾物語がすべてPCの画⾯上で展開していくという⾰新的なアイデアと巧みなストーリーテリングにより、世界中の観客に“全く新しい映画体験”をもたらした映画『search/サーチ』。映画『search/#サーチ2』は、そのシリーズ第2弾となるサスペンス・スリラーだ。事故なのか?事件なのか?物語は、ロサンゼルスから遠く離れた南⽶・コロンビアに旅⾏中に、突然母親が⾏⽅不明になるところからスタート。デジタルネイティブ世代の⾼校⽣の娘ジューンは、検索サイト、代⾏サービス、SNSなど、使い慣れたサイトやアプリを駆使し、⺟の捜索を試みるが事態は思わぬ方向に…。これは事故なのか?それとも事件なのか?映画『search/#サーチ2』登場人物ジューン…ストーム・リード⺟を探すデジタルネイティブ世代の⾼校⽣の娘。グレイス…ニア・ロングハビ…ヨアキム・デ・アルメイダケヴィン…ケン・レオンパーク捜査官…ダニエル・へニー原案・製作にアニーシュ・チャガンティ原案と製作を務めるのは、映画『search/サーチ』で監督と脚本を手掛けたアニーシュ・チャガンティ。前作からさらに進化したデジタル社会となっている“今”という時代に合わせてストーリーはアップデートされ、全編デジタルデバイス上で展開することはもちろんのこと、世界中のデジタルリソースと繋がり、物語がスピーディーに進むという。監督と脚本は、映画『search/サーチ』で編集を務めたクリエイター、ウィル・メリック&ニック・ジョンソンが担当。“全画⾯伏線アリ”という一瞬たりとも見逃せないサスペンス・スリラーを届ける。日本語吹替版、主人公ジューンの吹替は種﨑敦美『search/#サーチ 2』は字幕版に加え、シリーズで初めて日本語吹替版を劇場上映。主人公ジューン役を、アニメ「SPY×FAMILY」アーニャ役やアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」ダイ役としても知られる種﨑敦美が演じる。また、藤貴子、宝亀克寿、ファイルーズあい、志村知幸、小野大輔、木内秀信ら実力派の声優キャストが集結し、不可解な行方不明事件の謎に翻弄される人々の吹替を担当する。尚、『search/#サーチ 2』では台詞に加え、PCやデバイス画面上の情報やテキスト会話などの内容も全て翻訳されており、情報量が多いのが特徴。日本語吹替版では膨大な台詞が全て音声として聞こえてくるため、スピーディーに展開していく物語に没入しやすいのが魅力となっている。映画『search/#サーチ2』あらすじロサンゼルスから遠く離れた南⽶・コロンビアに旅⾏中に突然、⾏⽅不明になった⺟。⾼校⽣の娘ジューンは、検索サイト・代⾏サービス・SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、⺟の捜索を試みる。スマホの位置情報、監視カメラ、銀⾏の出⼊⾦記録など、⼈々のあらゆる⾏動・⽣活がデジタル上で記録される時代に、⺟は簡単に⾒つかるはずだった。しかし、何かがおかしい…。不可解な出来事はSNS で瞬く間に拡散されて憶測を呼び、国境を越えて⼤きなトレンドになっていく。BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューンだったが、そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への⼊り⼝だった…。【作品詳細】映画『search/#サーチ2』公開日:2023年4月14日(金)全国の映画館で公開監督:ウィル・メリック、ニック・ジョンソン脚本:ウィル・メリック、ニック・ジョンソン原案:セヴ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ製作:ナタリー・カサビアン、セヴ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ出演:ストーム・リード、ニア・ロング、ヨアキム・デ・アルメイダ、ケン・レオン、ダニエル・へニー〈日本語吹替版 声の出演〉出演:種﨑敦美、藤貴子、宝亀克寿、ファイルーズあい、志村知幸、小野大輔、木内秀信原題: MISSING
2023年03月06日物語が全てPCの画面上で展開していくという革新的なアイディアと巧みなストーリーテリングで、世界のみならず日本でも大ヒットを記録した映画『search/サーチ』。その第2弾が、邦題を『search/#サーチ2』として4月14日(金)より公開決定、日本版予告とポスターも解禁となった。ロサンゼルスから遠く離れた南米・コロンビアに旅行中に突然、行方不明になった母。母を探すデジタルネイティブ世代の高校生の娘ジューン(ストーム・リード)は、検索サイト、代行サービス、SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、母の捜索を試みる。スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録など、人々のあらゆる行動・生活がデジタル上で記録される時代に、母は簡単に見つけられるはずだった――。だが、事故なのか事件なのか?何かがおかしい。不可解な出来事はSNSで瞬く間に拡散されて憶測を呼び、国境を越えて大きなトレンドになっていく。BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン。そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった…。全画面伏線アリ、2018年に「全く新しい映画体験」をもたらした映画『search/サーチ』の監督・脚本を手掛けたアニーシュ・チャガンティは高い評価を受け、第2弾となる本作では原案・製作を担当。「コンセプトは進化し、興奮度も上がっている。前作よりも新鮮でスピード感にあふれている」と、自信をもってシリーズ最新作を送り出した。さらに進化したデジタル社会となっている“今”に合わせて“アップデート”され、全編デジタルデバイス上で展開することはもちろんのこと、世界中のデジタルリソースと繋がり物語がスピーディーに進み、そのスリルはますますスケールアップ!前作『search/サーチ』で編集を務め、巧みな映像手法を知り尽くしたクリエイター、ウィル・メリック&ニック・ジョンソンのコンビが監督・脚本を務めた。『search/#サーチ2』は4月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年03月03日2010年に初演、2013年の再演を経て2022年、新たなキャストで再々演が実現した鴻上尚史作・演出の舞台『エゴ・サーチ』。主演に今江大地(関西ジャニーズJr.)を迎え〈謎〉と〈想い〉が折り重なる感動の物語を贈る。「エゴ・サーチ」チケット情報新人小説家の一色がインターネット上で見つけたものは、自分と同じ名前、同じ経歴のプロフィールを持つ「誰か」のツイッターとブログだった。「わたし」の知らないもうひとりの「わたし」を追いかけながらも、一色の小説は沖縄の離島を訪れた女性が現地に伝わる妖怪・キジムナーに出会ったところから一向に前に進まなかった。だが、本物のキジムナーが懐かしい女性と会った時、物語は急展開を見せる――。4月30日(土)から始まる大阪公演を前に今江大地が意気込みを語ってくれた。「このお話をいただいたとき、まずは『エゴ・サーチ』の原作を読みました。そしたらすごく僕の好きな物語で。全員がスーパーハッピー!というふうにはならず、ちゃんと苦味があるというか…。すごくいい作品に出会えたと思いました」と、嬉しそうに話す。稽古も楽しかったと振り返る。「鴻上さんにはよく「実感」と言われました。「大地自身が考えて、思ったことをやってみて」って。実は、その「実感」というのがよくわからないときもあって、いろいろ悩んだり、探したりしましたが、本番では「これだ!」って掴めたものがあって。今は自信を持って、主演として真ん中に立てています」と、充足した表情を浮かべた。一番好きな場面はラストシーンだと話す。ネタバレになるため詳細は語れないが、次のように話してくれた。「初めてこの本を読んだときに、一色は鴻上さんだと思いました。最後の場面には鴻上さんの「伝える」っていう強い意志があって。その「伝えたい」という思いが一番強い、大切な部分だと思っています」。「少しでもこの作品を観たいと思って迷っている方がいれば、ぜひ観に来てください!」と声に力を込める。「12、3年前に書かれた作品ですが、今を生きている人たちにも響く物語です。コメディ要素もあって、謎も多い作品ですが、最後には全て綺麗に回収されます。登場人物たちの“苦しいけど頑張って生きていこう”という姿を観てほしいと思います」。ほか、カメラマンの広瀬に結木滉星、一色の恋人・小田切に吉田美月喜、そして一色の担当編集者に南沢奈央らが出演。個性豊かなキャストたちが織りなす、2022年版の『エゴ・サーチ』を楽しんで。大阪公演は4月30日(土)・5月1日(日)、サンケイホールブリーゼにて。チケット発売中。
2022年04月27日今江大地(関西ジャニーズJr.)が主演を務める舞台『エゴ・サーチ』が、4月10日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕。初日公演を観劇した。鴻上尚史が作・演出を手がけ、自身の主宰する虚構の劇団で2010年に初演、2013年に再演された本作。自分の名前をインターネット検索する「エゴ・サーチ」をきっかけに、登場人物の抱える“謎”と“想い”が折り重なっていくさまが描かれる。主人公・新人小説家の一色役に今江、女心を巧みに惹きつけるカメラマン志望の広瀬役に結木滉星、一色の恋人・小田切役に吉田美月喜、一色の担当編集者・夏川役に南沢奈央がキャスティングされた。物語は、一色が編集者の夏川から奇妙な話を聞かされるシーンから動き出す。担当する一色について知ろうとインターネット検索した夏川は「一色のブログを読んだ」と言う。覚えのないことに戸惑い、早速エゴ・サーチした一色は、自身と同じ名前に経歴を持つ“誰か”のブログを発見する。そこに男性フォークデュオを売り出そうとするメタバース・カンパニーの社員たち、女幽霊と沖縄の精霊キジムナー、そして広瀬と彼に貢ぐ女性などいくつもの物語が交錯するうちに意外な事実が明らかになっていき──。インターネット上にいる自分とそっくりな“誰か”の存在が気になり、新作の構想が浮かばない一色。真実に近づくにつれて葛藤の色を帯びていく主人公の人物像を、今江はまっすぐひたむきに立ち上げる。一方、生死を分ける極限のシーンに盛り込まれる“笑い”にも貪欲な姿勢を見せるひと幕も。清々しくテンポのよい芝居で客席をどんどん劇世界へ連れ出していく。カメラマン志望の広瀬が女性の歓心を買う背景にも注目だ。演じる結木の打ち出す人物像は、その理由が明らかになった途端にいっそう切なく映った。一色の恋人・小田切役の吉田は初舞台ながらよく通る声で力強くしなやかに物語のキーマンに扮する。鴻上作品に3度目の登板となる南沢は編集担当・夏川として一色に伴走し、豊富なノリツッコミでコメディリリーフ的な役割を果たした。2010年の初演・2013年の再演より「エゴ・サーチ」という言葉や行為が一般化される昨今において、金の力でインターネット上の影響力を手にしようとする者やリベンジポルノの被害者といった現代の“病巣”も描かれることは興味深い。しかし取りこぼした真実があるとはいえ、主人公は「エゴ・サーチ」したからこそ本質に迫ることができた。一方の観客はどのように「エゴ・サーチ」と向き合うべきだろうか。劇場からの帰り道、鴻上から受け取った問いかけのボールを放り投げることができずに思案し続けた。東京公演は4月24日(日)まで。その後、4月30日(土)・5月1日(日)で大阪・サンケイホールブリーゼと巡演する。取材・文:岡山朋代
2022年04月11日鴻上尚史が主宰する「虚構の劇団」で二度上演。劇団を代表する一作として知られる『エゴ・サーチ』が、キャストを一新し9年ぶりに上演される。そこで作演出の鴻上と、小田切美保役で初舞台を踏む吉田美月喜に話を訊いた。本作について、「劇団の中では間違いなく1、2を争うぐらい、自分では気に入っている作品」と語る鴻上。だが初演は12年前。作品の見え方もだいぶ変わってきたようで…。「“エゴ・サーチ”って言葉が当たり前になりましたからね。だから余計に今、この物語は届くんじゃないかなと。また僕らは、インターネットという手に余るツールを得てしまったことで、自分がどう生きるかってことをハードに突きつけられている。実に複雑で、厄介な時代を生きていると思います」吉田は今回の出演をオーディションで勝ち取ったが、「受かったのが不思議なくらい、オーディションでなにも出来なくて…。帰り際、『すみませんでした!』って鴻上さんに謝ったくらいなんです」と振り返る。すると鴻上は、「美月喜さんはね、悔しがり方がすごかったんですよ」とニヤリ。「でもこれだけエネルギーと向上心とガッツがあれば何とかなるかなと。また美保というのが悩みの中に放り込まれる役なので、そこにも合っていたんです」と経緯を明かすと、「本当に運が良かったです!」とパッと吉田の顔に笑顔が戻る。さらに吉田は、「鴻上さんから『演じている時は自分のことを最高の役者だと思って演じ、反省するのは終わったあとにしなさい』と言われたことがすごく印象に残っています。あと鴻上さんって、『ここはこう』と指示するのではなく、『それを自分の言葉で言うとなに?』と聞いてくださる。その会話によって、役にすごく近づけている気がして。稽古場では学ぶことばかりです」と、鴻上に絶大なる信頼を寄せる。その言葉に鴻上は、「だって僕は良い演出家ですから」と大笑い。と同時に、「僕自身、新しい役者とやる時には届く言葉を探す旅になりますし、鍛えられる部分はとても多いです」と続ける。最後に、「生きる勇気や希望を感じられる作品だと思います。この舞台を観ることが、なにか明るい元気のきっかけになってくれたら嬉しいです」と吉田。鴻上は、「役者が変われば違うものになるのは当たり前。初演、再演をなぞるつもりはまったくありませんし、このメンバーで出来るベストなかたちを探っていきたいと思います」と抱負を述べた。取材・文:野上瑠美子
2022年04月08日「以前は周囲によく恋バナをしていた広瀬さんですが、最近はめっきりしなくなったそうです。大倉さんとの関係を秘密にするためだったのでしょう」(芸能関係者)10日にスポーツ紙で広瀬アリス(27)との交際が報じられた関ジャニ∞の大倉忠義(36)。昨年1月クールに主演した連ドラ『知ってるワイフ』(フジテレビ系)での共演をきっかけに広瀬と親交を深め、約半年前から交際に発展したという。「報道後、2人の事務所は交際について否定せず。広瀬さんも13日に出席したイベントで『大倉さんとお幸せですか?』という質問に対して、笑顔で『ありがとうございます』と返答していました」(前出・芸能関係者)新春をにぎわすビッグカップルの誕生だが、交際前は“お似合い”ではなかったようで……。2人をよく知るテレビ局関係者は言う。「昨年1月に番宣で出演したバラエティ番組で広瀬さんが恋愛観を語った際、大倉さんについて『話が合わなくて無理です』とバッサリ斬っていました。『知ってるワイフ』の撮影現場でも、空き時間に2人が話し込むことはほとんどなく、別々にゲームをして過ごしていたそうです」そんな2人だが、共通点をきっかけに距離を縮めていったという。「恐妻家の夫役ということもあり、撮影中に大倉さんはあえて広瀬さんと積極的に話さないようにしていたそうです。しかし、撮影終了後に2人ともお酒好き、インドア派と同じ趣味を持っていることから話が盛り上がり、親交を深めていったといいます。また広瀬さんが約4年間交際していたバスケットボール選手と’20年末に破局したことも、大倉さんには正直に伝えていたそうです」(前出・芸能関係者)さらに前出のテレビ局関係者は、2人が交際に発展した背景に、広瀬の“鋼メンタル”が大きく影響していると語る。「広瀬さんは“趣味はエゴサーチ”と公言し、SNSでの自身への批判を“私のことを見てくれている”と考えるようにしているそうです。もともとはネガティブな性格なそうですが、悪いことをエネルギーに変換していくことで前向きに過ごせているそうです。いっぽう大倉さんは、“立ち直れないほどの悪口がある”からとエゴサーチはしないといいます。なんでもポジティブに対処していく広瀬さんの性格が新鮮で魅力的に映ったのではないでしょうか」“恋愛対象外”から大逆転交際に至った2人。その絆は鋼よりかたいかも?
2022年01月20日お笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)が21日、東京・港区で行われた映画『マトリックス レザレクションズ』(12月17日公開)の公開記念ファンイベントに出席。フェイクニュースについてそれぞれ対応法や思いを語った。本作は、アクション大作『マトリックス』シリーズの新章。世界がまだ「仮想世界=マトリックス」に支配されていたら、もし主人公ネオ(キアヌ・リーブス)が救世主ではなかったとしたら……というストーリーが展開される。かまいたちは、シリーズおなじみの劇中キャラクターであるエージェント・スミスに扮して登場。マトリックスをテーマにした漫才を披露した。嘘と現実がテーマの本作にちなんで、昨今のフェイクニュースなどを見破るコツを問われた山内は「自分でいつもエゴサーチして、こっちに飛んでくる前にアカウントをブロックしている。“オフェンシブなディフェンス”と呼んでいる。来る前に全部パパパパッとおさえておいて、自分の目に入らないようにする。それが大事」と語った。濱家も「『これはどういうことなんだろう』とちゃんと文章を読むようにはする」と明かし、「僕のフェイクニュースで使われている写真は、大体こういう写真」と言い、口をへの字に曲げて愛想の悪い表情を生披露。「この写真を選んで使っているニュースはフェイクニュースです。悪意しかない」と愚痴をこぼし、会場の笑いを誘った。会場では、フランスからリモート出演したひろゆきを相手に、山内がプレゼン対決も実施。『マトリックス』シリーズを見ていないという濱家は、鮮やかなプレゼンテーションを行ったひろゆきに100点、「面白い!」と連呼して最後には濱家自身を褒めちぎった山内に200点を与えた。
2021年10月21日物語がすべてパソコン画面の映像で展開していくサスペンススリラー『search/サーチ』(18)が、dTVで配信スタートした。アニーシュ・チャガンティ監督の長編映画デビュー作となった同作。『スター・トレック』シリーズのヒカル・スールー役で知られるジョン・チョーが演じる主人公は、16歳の娘・マーゴット(ミシェル・ラー)と暮らす父親のデビッド。妻を亡くしたショックから、娘と心の距離を感じつつ過ごしていたある日、マーゴットが忽然と姿を消してしまう。行方不明事件として捜査が始まるのだが、家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じるデビッドは、彼女のパソコンにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター……、そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿だった――。
2021年09月18日今回は、息子のためと思ってしていることが親のエゴの押し付けだったと思ったエピソード。何をしていたかというと……。 奥さんと子どもに好かれたい第119話親のエゴを押し付けてはいけませんね。 本当に典型的で恥ずかしいのですが、英語をしゃべれるってかっこいいですよね。行動範囲も広がると思いますし、表現の幅も大きく広がる。きっかけが無いとか、時間がないとか言い訳をして諦めていますが、自分の子どもにはなるべく広い世界の中で行動して欲しい! 思い起こせば、生活の中に「英語」が少なかったように思います。もしかして、小さなころから英語に触れていれば、自然と距離は縮まるのでは?と思い、まずは手近に音楽を流すときはなるべく「洋楽」にしようと試みてみましたが聴き慣れない音楽に息子の反応はイマイチ……。その後、すぐに息子の好きな「あいみょん」や「仮面ライダー」「戦隊モノ」を流すとノリノリになりました。 親が日常的に触れていないものを急に与えるのは、あまり効果がないということを実感しました。これからは気がつかない程度に徐々に生活に英語を取り入れ、もう少し大きくなったら息子と英語の勉強でも始めてみようかと考えています。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。
2021年07月30日俳優・タレントの香取慎吾が15日、松平健の公式YouTubeチャンネル「マツケンTube」にゲスト出演し、エゴサーチについて語った。テレビ東京系ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(25日スタート 毎週月曜22:00~)で共演する松平と香取。「【対談】松平健、しんごちんからYouTubeアドバイスもらう!!【年忘れにっぽんの歌】【香取慎吾さん】【マツケンサンバ 】」と題して公開された動画で、香取は「松平さん、“エゴサ”とかするんですか?」と質問。「エゴサ?」とピンときていない様子の松平に対して、エゴサーチについて説明したうえで、「僕、すごいするんですよ」と明かした。続けて香取は「ネットでの検索で『慎吾』って打って検索すると、今の世界中で『慎吾』って打った人たちが全部見える」と松平のために解説し、「『慎吾ちゃん〇〇やってるんだ』『慎吾すごくいい』から『慎吾なにこれ』『嫌い』とかそういうのまで全部見える」と話した。松平がネガティブなコメントについて「傷ついちゃうんじゃない? あんまり見ないほうが良いんじゃない?」と心配すると、香取は「そうですね。でも僕は、『慎吾』とかで見たら『慎吾ちゃん可愛い~』みたいなのを見て、『おお~』と思うんです(笑)」と述べ、松平も「そういうのが良いよね(笑)」と共感していた。
2021年01月18日人は非日常の空間にいると解放的になることがありますが、今回ご紹介する映画『ホテルローヤル』の舞台となるのはラブホテル。本作は、そのなかで繰り広げられるさまざまな人間模様が見事に描かれている作品となっています。そこで、その裏側についてこちらの方にお話をうかがってきました。写真・大内香織(伊藤沙莉)女優の伊藤沙莉さん【映画、ときどき私】 vol. 340現在、映画やドラマ、CMなどで大活躍を見せている伊藤さん。劇中では、両親に見捨てられて居場所をなくした“自称ホームレス女子高生”のまりあを演じています。今回は、作品の見どころだけでなく、長いキャリアのなかで味わった苦悩やコンプレックスとの向き合い方などについても語っていただきました。―本作は久しぶりの女子高生役だったと思いますが、演じてみていかがでしたか?伊藤さん感慨深かったですね。というのも、実は「制服を着ているきみしか想像できないから、大人の役なんて来ないよ」と過去に言われたことが原因で、女子高生役はやりたくないと思っていた時期が長いことあったんです。でも、最近になっていろいろな役やらせていただけるようになってから、また制服も着たいなと。童顔なのでまだいけるんじゃないかなと思っていました(笑)。そんなときに、武正晴監督から「きみに決めていた女子高生の役がある」とお話をいただいたのがこの作品。ただ、「最初に考えていたときから、2、3年経ってしまって、きみも年を取ったから心配だ」と言われたんですけど、「ギリギリオッケー!」ということで大丈夫になりました。―実際に、制服に袖を通してみて思うこともありましたか?伊藤さん今後何があるかわかりませんが、自分のなかでひとつの区切りになった感覚はありました。自分が女子高生を演じるのは、これが最後の作品になるんだろうなと。でも、それがこの作品で、そしてこの役どころで締められてよかったなと思いました。あまりにうれしくて、制服姿のままめちゃくちゃ写真を撮りましたよ(笑)。普段とは違う武正晴監督の演出がおもしろかった―観ている側としては、まだあと数年は女子高生役も演じられると思いましたが……。伊藤さんいやいや、ギリでしたね。衣装の制服を着た状態で、メイクをする前の朝一番の顔を鏡で見たとき「大丈夫?」みたいな感じでしたから。ちょっとまずいなと思って、ロケ先の北海道でマッサージできるところを慌てて探して、死にもの狂いでマッサージしたくらいです。―(笑)。では、現役のときと大人になってから演じる女子高生とでは、違いを感じることもありましたか?伊藤さん今回のほうが、昔に比べて俯瞰で見ている感じはあったかもしれないですね。「ああ、こんな感じだったな」みたいになぞる時間が多かったというか。武監督の演出でおもしろかったのは、何も考えていないような感じを出すために「ずっと口開けてて」と言われたことと、あとは「余計なことをして」と言われたことですね。―余計なことというのは?伊藤さんただ廊下を歩くのでも、全部のものに触ってほしいと。それによって、ラブホに初めて来た感じやちょっと能天気な女子高生の様子、そしてまりあが抱える寂しさも表れていると思います。普段、お芝居をするときには余計なことはしないようにしようと心がけているので、逆におもしろかったです。―さすが武監督ですね。そもそもなぜこの役を伊藤さんに演じてほしいと思っていらっしゃったのかは、お聞きになりましたか?伊藤さん監督が言っていたのは、まりあが発するのっぺりとした感じの「せんせーい」というセリフが私の声で聞こえたし、聞きたかったと。そう言っていただいたときは、うれしかったですね。つい最近まで自分の声がコンプレックスだった―伊藤さんと言えば、やはりその声が非常に魅力的ですが、コンプレックスだった時期もあったとか。伊藤さん小学校3年生でこのお仕事を始めてから、オーディションでは声で覚えてもらえることが多かったので、最初はどちらかというと“武器”だと思っていました。そんなとき、毎回オーディションに呼んでくださるんですけど、いつも最後で落とすアニメーションの監督から、4回目くらいのときに「特徴的でも個性的でもないし、つまらない声だね」と言われてしまったんです。そこで声を全否定されたと感じてしまい、「武器でも何でもないし、かわいくもないし、歌える歌も少ないし……」みたいなことが一気に自分のなかで湧きあがってしまって、自分の声が大嫌いになってしまいました。こんな声、必要ないなと。なので、しばらくは声を褒めてもらっても、「それしか特徴がなくてごめんなさい」くらいひねくれてました(笑)。―いまは、そのコンプレックスとどのように向き合っていますか?伊藤さんつい最近まで嫌いなままでしたが、アニメやナレーションといった声のお仕事をいただけるようになったおかげで、ポジティブに受け止められるようになりました。実際、「うまいか下手か」よりも「好きか嫌いか」が大きいと思うんですよね。これはお芝居に限らず、人に対しても言えることだと思いますが。いまは、どんどんひねくれたのがぐちゃっとなって逆にまっすぐになった感じなので、素直に「ありがとうございます」と言えるようになりました。否定されたことも、すべて私のなかでは整理がついていることです。私も認めるところは認めないとかっこ悪いですから。感動したのは、こだわりが詰まったラブホテルの部屋―かっこいいですね。ちなみに、童顔と言われることに関しては、いかがですか?伊藤さんそれについては幅広い役ができるので、逆に武器かなと思っています。というのも、童顔って1周回ってけっこうおばさんに見えるときがあるんですよ。最近も、30代半ばに間違えられたことがありましたしね……。「そんなバカな!」と思うんですけど、童顔って意外と幅広いんだなと最近は感じています。―女子高生もできることを考えれば、確かに幅広いです。あと、今回の舞台はラブホテルでしたが、室内の様子を体験されてみて、どのような感じでしたか?伊藤さん釧路にある実際のホテルで撮っている部分とセットの部分がありましたが、そこにいるだけで役になれるような場所を作り上げてくれた監督と美術部さんたちのこだわりには、本当に感動しました。ただ、お風呂の扉が全部ガラスだったので、「お風呂に入ろうかな」って言うシーンでは、「え!?全部丸見えじゃん!」ってなりましたけどね。さすがラブホなだけに、すごいエッチだなって思いました(笑)。―(笑)。このところますます存在感を増していますが、ブレイクの実感は?伊藤さん最近は、フワフワしていて夢見心地みたいな感覚ですね。いつも次のお仕事が決まっていないことが多かったので、撮影が終わる頃にスタッフさんから「次は何やるの?」と聞かれるのが前は大嫌いだったんです。そういった経験もあって、いまは次が決まっていることがうれしくて仕方がないんですよ。―そういう喜びも原動力につながっているのでしょうか?伊藤さんそうですね。この先もそれが当たり前にはならないと思います。時間はかかりましたけど、「みなさん、私を視界に入れてくれてありがとう!」という感じです(笑)。神社でお参りをすると心が洗われる―伊藤さんといえば、エゴサーチをよくされることでも知られていますが、最近もされていますか?伊藤さんめっちゃしていますよ(笑)。癖なんでしょうね。怖いことに、気がついたらいつの間にか携帯でエゴサーチしてたりすることもありますから……。なので、最近は携帯から離れる時間を意識して作るようにしています。―コメントの内容によって、気持ちが左右されることはないですか?伊藤さんひどいことを書かれていても、もはや何も感じないですね。注射みたいに、最初はチクッとするけど、入ってしまえばこっちのもんみたいな(笑)。小学生のときからエゴサーチデビューしているので、もはや悟りの境地と言えるかもしれません。いまでは、原動力にしかならない感じです。―すごい境地ですね。では、伊藤さんにとって息抜きになるお気に入りの場所などがあれば、教えてください。伊藤さん神社ですね。私はウォーキングを兼ねて散歩をよくするんですが、そのときに近所の神社に寄って、お参りをして毎日おみくじを買って帰ります。もともと神社が大好きで、旅行先でも必ず行っていたんですけど、家の近所の神社にも行くべきだと言われてから行くようになりました。お参りをすると、心が洗われるんですよね。―オススメのストレス発散法といえば、何ですか?伊藤さんおうちでカラオケです。最近アプリを入れて、マイクを2本買ったので、家でかなり本格的なカラオケを楽しめるようになりました。男の人の曲とか、“病みソング”が多めですけど、ひとりでも、友達を呼んでもできるので、“スナック伊藤”ができています(笑)。かっこいい女性になるために心臓を鍛えている―楽しそうですね。ちなみに、これまでずっと同居されていたお兄さんが最近引っ越されたようですが、生活に変化はありますか?伊藤さん確かに最初はちょっと寂しかったですけど、兄はどれだけ洗濯物を出してたんだと思うくらい家事が断然楽になりました。おじさんをひとり飼うのは大変だなと(笑)。でも、久しぶりに家に遊びに来たりすると、「あー、好きだなぁ」って思うんですけど、たまに来てはカーペットを汚して帰るので、やっぱりしばらくは来ないでほしいです。―仲の良さが伝わってきます。また、インスタではファンのみなさんの質問に答える「質疑応答」をされることもあり、回答が秀逸でおもしろいですが、逆に伊藤さんが誰かに相談してみたいことは?伊藤さん恋愛マスターみたいな人に、恋愛の仕方を教えてほしいですね(笑)。私の場合、普段からこんな感じなので、飲み友達とかマブダチみたいな感じに思われちゃうことが多くて。どうやって恋愛に持ち込んでいるのかとか、恋愛の“フラグ”の立て方がわかったら楽しそうだなって思います。―ぜひ、それは聞きたいですね。それでは最後に、今後どのような女性になっていきたいかについて教えてください。伊藤さんかっこいい人になりたいですね。そのために、いまはできないことをあえてやってみたり、やったことのない仕事に挑戦したりして、大抵のことにはビクビクしないような心臓に鍛えているところです。そうしたら、昔に比べて新しいことにチャレンジするときも、自分にはできないと思い込んでいたことをするときも、怖がらなくなりました。それは自信にもつながるので、これからもそんなふうに経験値を増やしながら、どっしりしていけたらいいなと思います。インタビューを終えてみて……。以前からずっと取材したいと思っていた女優さんのひとりだった伊藤さん。喜びと興奮を内に秘めながらお話を聞いていましたが、こんなにも笑わせてもらった取材はないのではと思うほど、頭の回転の速い伊藤さんの話術にすっかり魅了されてしまいました。さまざまな“武器”を持つ伊藤さんの今後が楽しみでしかないです。今回で最後になるかもしれない制服姿は、ぜひお見逃しなく!新しい世界を切り拓く“光”を肌で感じる!誰のなかにもある葛藤や孤独、そして欲望。普段は胸の奥にしまい込んでいたとしても、非日常の空間のなかでは、すべてをさらけ出して素直に向き合えるはず。劇場をあとにする頃、あなたの心も裸にされているかも。写真・大内香織(伊藤沙莉)取材、文・志村昌美ストーリー北海道の釧路湿原を望む高台にあるラブホテル『ホテルローヤル』。経営者のひとり娘である雅代は、受験に失敗したのち、居心地の悪さを感じながらも実家を手伝っていた。そして、甲斐性のない父に代わり、半ば諦めるようにホテルを継ぐこととなる。そんなホテルにやってくるのは、子育てと親の介護に追われる生活を送る夫婦や行き場を失った女子高生と妻に裏切られた教師など。誰もが“非日常”を求めていた。ところが、ホテルの一室である事件が起こり、ホテルはマスコミの標的とされてしまうことに……。心に届く予告編はこちら!作品情報『ホテルローヤル』11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー配給:ファントム・フィルム©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会ヘアメイク:AIKOスタイリスト:吉田あかねオールインワン ¥30,000チュールリブニット ¥20,000(以上アンスリード/アンスリード青山店電話03-3409-5503)
2020年11月10日“渋谷系チャラ男漫才”で2019年に大ブレイクしたお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹。4月から3本の地上波テレビ番組のレギュラーが決定、さらにAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』(毎週月~金曜21:00~23:00)の木曜MCに抜てきされ、ますます人気が爆発しそうだ。若い世代のファンが多い2人は、SNSも積極的に活用。漫才同様にチャラ語を用いた投稿で笑いを誘い、ユーモアあふれるリプ返しをするときも。力を入れているSNSについて2人にインタビューし、普段意識していることなど話を聞いた。○■りんたろー。は「双方向性」 兼近は「自分らしさ」を意識SNSで心がけていることを尋ねると、りんたろー。は「SNSで要望やトレンドを吸収したりしているんですけど、意識しているのは双方向性にしてあげたいなと。『いいね』もできたら押しますし、コメントもできたらする。それがプロモーションにもなっていると思うので活用しています」と回答。積極的なリプ返しは、「返ってきたらうれしいと思うので」とファンを喜ばせたいという気持ちからだ。兼近は、SNSにおいて「自分らしさ」を大切にしていると言い、「自分だからこそ発信できることを常に書くように。それ以外のことは逆に書かないようにしています。テレビに出演するという告知でも、自分らしさを取り入れて発信するようにしたほうが、見てくれている人たちも飽きないと思うので」と語った。また、りんたろー。はSNSで「多忙ぶる」ことをしているそう。兼近が「最初の頃は、多忙ぶることで『忙しいんだ』と思ってもらって、いいプロモーションになっていたと思うんですけど、最近は忙しいってみんなわかってるし、休みあったほうがむしろ心配されないのに、休みがあっても休みないふりしたり。空き時間も何かしている感を出したり、ずっとプロモーションしてるんです」と暴露すると、りんたろー。も「打ち合わせ2本だったら、ロケ3本って書くようにしています」と笑いながら打ち明けた。多忙ぶる理由を尋ねると、兼近が「たぶん、ただ忙しい人がかっこいいっていう理由でやってるんです。最初からそうだったと思います。俺は『プロモーションすげー! マジこの人かっこいいな』って思っていたんですけど、ただ忙しく思われたいだけだったんだと思います」と分析。りんたろー。自身も「『2日寝てねー』みたいに言う人いるじゃないですか。あれかっけー! って」と認めた。さらに、りんたろー。が「寝てないキャラ。なるべくSNS上では寝ないようにしようと思います」と今後も多忙ぶると宣言すると、兼近は「みんな惑わされちゃいけないですよ。『忙しくて倒れちゃうよ』って俺まで心配されるんですけど、ウソですから。けっこう寝てるし」と呼びかけた。○■批判コメントもダメージなし「むしろ絡んだり」また、2人ともエゴサーチをすると言い、りんたろー。は「ファンが求めているものがわかるっていうのもありますけど、俺はちやほやされたくてやってます。褒めてくれているのを見つけて、それで酒を飲む」と告白。兼近は「俺も最近、見てますよ。最初の頃は見てなかったんですけど、りんたろー。さんに影響されちゃいました。楽しそうにずっと携帯いじってるから」と兼近も影響を受けてエゴサーチするようになったという。りんたろー。は「エゴサーより楽しいアプリがない。こんなに自分が主人公でいられるアプリないでしょ!」と本当に大好きなようで、批判的なコメントを見てショックを受けることはないか尋ねると、「全然! そういうコメントはむしろ、ツッコんだり絡んだりしてます」と批判コメントすら遊び相手に。兼近も批判的なコメントを見てダメージを受けることはないそうで、「人だと思ってないんで。その人の脳がコンピュータ化してるんですよ。普段はそういう人も優しいはずで、見ているときだけ人間じゃなくなっちゃってるんです。だから別にそんなダメージないです」と、自分の中での独特な対処方法を説明。根本的に2人ともかなりのプラス思考だからできる受け止め方のように思えるが、りんたろー。も兼近は「そうかもしれないですね」と頷いた。初の報道番組MCとなる『AbemaPrime』の生放送での2人の発言に対しても、SNSでさまざまな声が寄せられそうだが、2人はその反応も毎週楽しみだという。りんたろー。はSNSを愛しすぎて「オンエア中に『いいね』を押したい」とまで言い、兼近が「じゃあ俺がその間しゃべってるよ」と抜群のコンビネーションを見せていた。■EXITツッコミ担当のりんたろー。(1986年3月6日生まれ、静岡県出身)とボケ担当の兼近大樹(1991年5月11日生まれ、北海道出身)によるお笑いコンビ。2017年に結成。「ポンポンポン!」「お後がヒュイゴー!」といった若者言葉を繰り出す“渋谷系チャラ男漫才”という独自のスタイルで一気にブレイクを果たす。りんたろー。は介護、兼近はベビーシッターと、芸風からかけ離れたイメージのアルバイト経験も話題に。霜降り明星、ハナコ、ミキ、四千頭身、宮下草薙らとともに「お笑い第7世代」と呼ばれる。
2020年04月09日透き通るような色の白さと華奢な骨格に、思わず目が釘付けになる清純派の美少女、浜辺美波さん。でもその中身は意外にも、儚い見た目と相反するようなブレない芯の強さがありました。エゴサーチで悪評を見ると、逆に嬉しくなる。そういう部分のメンタルは結構強いのかなって。余命宣告を受けながらも明るく生きるヒロインを演じた映画『君の膵臓をたべたい』が大ヒット。そのまま正統派路線を突き進むのかと思いきや、ドラマ『賭ケグルイ』ではギャンブル狂の女子高生・蛇喰(じゃばみ)夢子を見事なまでに怪演。それまでのイメージを裏切り、周囲を驚かせた浜辺美波さん。――昨年人気を博したドラマ『賭ケグルイ』のseason2が現在放送中。5月には映画になって帰ってきます。浜辺さんにとって『賭ケグルイ』とは、どんな作品なのでしょうか?浜辺:season1は、ちょうど映画『君の膵臓をたべたい』のすぐ後だったんです。この映画はすごくたくさんの方に観ていただけた作品でもあるので、このまま行くとそのイメージばかりついてしまうんじゃないか、似たような役ばかり続いてしまうんじゃないかという不安があって。それを全部ひっくり返してくれたのが『賭ケグルイ』。今、こうしていろんな役をやらせていただけているのも、『賭ケグルイ』のおかげだなというのは感じていて。本当に助けられた作品です。――確かに、それまでのイメージとはがらりと変わりました。浜辺:夢子のキャラクターはすごくぶっ飛んでいるので、『君の膵臓をたべたい』で私のことを好きになってくださったファンの方の中には、「やらないでほしい」とか、「イメージを壊さないで」みたいな声もあったんです。でも放送が始まってからは「本当に面白い」とか、「顔芸頑張ってる」という声も多くいただいて。嬉しかったですね。――目を大きく見開いたり、顔を歪めたりする顔芸は、この作品の見どころのひとつになっていますよね。抵抗はありませんでした?浜辺:全然。むしろ楽しみのほうが大きかったです。こういう振り切った演技をずっとやってみたかったですし、私にできると思ってオファーしてくださったことがまず嬉しくて。その気持ちに応えたいという思いがありました。自分が変な顔をすればするほど、作品自体は面白くなると思いますし。――女優としての周りからの評価は気になるほうですか?浜辺:どんな作品も絶対に賛否両論あるので、いい評価も悪い評価もそこまで気にならないかもしれません。どの作品を観ても自分では絶対に反省すべきところがありますし、人の評価よりも、自分の反省が次の作品との向き合い方に一番関わってくるかなと思っています。――悪い評価を受けても落ち込まないんですね。浜辺:性格的に負けず嫌いなところがあるんです。エゴサーチもしますし。自分から発信するのは苦手ですけれど、見るのはすごく好きで。――エゴサーチ、するんですか!?浜辺:するんです(笑)。いいコメントはもちろんありがたいなと思うのですが、悪いコメントを見ても逆に嬉しくなるというか。「あ、そんなことを思う人がいるのか」という発見にもなりますし、そういう人にまできちんと届いているというか、嫌われるまでその人の意識に入ることができているというところに、「へへっ」と思う感じがあって。そういう部分のメンタルは結構強いのかなと思います。正面向かって言われたら、落ち込むのかもしれませんけど(笑)。――女優として、転機になった作品はありますか?浜辺:初めて役と長時間向き合ったのは、スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』です。リハーサルを何度もやって、すごく悩んで、それでもできないことばかりで。そういう悔しい思いをした初めての作品でした。今でもその時の気持ちを思い出せますし、もう二度とあの頃には戻りたくないと思うくらい大変だったんですけど(笑)、それぐらい濃い経験でした。それまでは自分が残念なお芝居をしても、どうせ目立たないし…と思うところがあったのですが、このドラマではきちんと作品に関わっている感じがしましたし、みんなで作り上げていくということも感じられて。――浜辺さんは小学校4年生の時に応募したオーディションに合格して芸能界入りされたんですよね。浜辺:その当時は、女優になりたいとは思っていなくて。母が、自分の娘がどこまでいけるのかという興味で応募したんですけれど(笑)、私自身もやったことがないことに挑戦することに抵抗はなくて。でも一次審査の時、大人がたくさん並んでいるのを見て、すごく後悔しました(笑)。――そんな中、いつから本格的に女優としてやっていこうと?浜辺:たまたまオーディションで選んでいただいて、そこからレッスンを受けて、子役として少しずつドラマにも出始めて…。なんとなく女優という仕事が染み付いてきた感じでした。でも、“楽しい”という感覚は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でも感じませんでしたし、『君の膵臓をたべたい』の時も、必死すぎて楽しいと思ったことはほとんどなかったんです。――余裕がなかった?浜辺:自分で自分を縛っていたんだと思います。どうせ何もできないんだから、楽しむ暇があるならもっと台本を読まなくちゃ、とか。お芝居をしている時以外は、共演者の方と喋ることもなくて。でも、『賭ケグルイ』に入って、それじゃダメなんだということに気がついたんです。コミュニケーションをとることで、もっといいものが生まれるんだなって。みんなでお昼ごはんを食べるということも、『賭ケグルイ』の現場が初めてだったように思います。はまべ・みなみ2000年8月29日生まれ、石川県出身。‘11年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞に輝き、芸能界入り。同年公開の映画『アリと恋文』で女優デビュー。’17年公開の映画『君の膵臓をたべたい』では数々の新人賞を獲得。年内公開予定の待機作に映画『アルキメデスの大戦』『屍人荘の殺人』がある。ギャンブルの強さで階級が決まる私立百花王学園を舞台に、謎の転校生・蛇喰夢子たちが繰り広げる心理戦を描いたドラマ『賭ケグルイ』。映画版では、全校生徒を巻き込んだ史上最大のバトルが展開される。ドラマ『賭ケグルイ season2』はMBS毎週日曜24:50~、TBS毎週火曜25:28~ほかにて放送中。『映画 賭ケグルイ』は5月3日公開。※『anan』2019年4月24日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)スタイリスト・有咲ヘア&メイク・鎌田順子(JUNO)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年04月19日◼︎NEXT『カメラを止めるな!』はこの映画で決まり!DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、なんと全編がPC画面の中で展開される斬新なサスペンンス『search/サーチ』です。新人監督の初長編作品ながら、2018年のサンダンス映画界で大評判を呼び観客賞を受賞した本作。行方不明になった16歳の娘・マーゴットを必死で探そうとする父親・デビッドの姿が、SNSやメール、You Tubeの動画、防犯カメラの記録、担当刑事との電話もFacetimeのカメラ機能が使われるなど、最初から最後までPC画面から一度も出ずに描かれます。その絶妙な映像マジックは、今年話題を呼んだ映画『カメラを止めるな!』を彷彿とさせるような出来の良さです!◼︎『search/サーチ』のストーリー3年前に愛する妻・パムを病気で亡くして以来、高校生の娘・マーゴットと暮らしているデビッド・キムは、シングルファーザーとして思春期を迎えた娘と、ぎこちないながらも良好な日々を過ごしていた。そんなある日、ゴミを捨てずに学校に行ったマーゴットにデビッドがFacetimeで連絡を入れると、友人の家で勉強会をしているというマーゴットからは「徹夜になるかも」というメッセージが返ってくるのだった。その日の深夜、マーゴットからデビッドに着信が入る。熟睡していて着信に気づかなかったデビッドは、翌朝からマーゴットにあらゆる手段で連絡を入れるが、まったくコンタクトが取れない状態が続いた。娘が行方不明になったと警察に相談したデビッドは、事件の担当者となったヴィック刑事とともにマーゴットのインスタグラムやツイッター、フェイスブックなどのSNSから情報を集めていくが、それまでまったくと言って良いほど知らなかった、娘・マーゴットの驚愕の事実が次々と明らかになり……。◼︎「最初から最後までPCモニターから一度も出ず」に物語が展開このあまりに斬新な映画のメガホンを取ったのは、本作が長編監督デビュー作となる現在27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティです。南カリフォルニア大学で映画製作を学んだチャガンティは、23歳のときにGoogle Glassだけで撮影した2分半の短編映画『Seeds』がYou Tubeで24時間の間に100万回以上再生され、話題を集めました。この短編をきっかけにNYのグーグル・クリエイティブ・ラボに招かれ、2年間グーグルのCM制作などに携わったチャガンディは、本作で斬新な映像体験を生み出しました。行方不明になった娘のPCに父親が潜入するという斬新な映像手法から展開される『search/サーチ』。友人との会話からネットショッピングや銀行振込まで、あらゆることがPCやスマートフォンで済ますことができるようになった現代社会を生きる私たちにとっては、その怖さをリアルに感じられるような作品になっています。マーゴットの行方不明事件が二転三転するストーリーの面白さはもちろん、思わぬ会話や写真が伏線となる後半の急展開や、最後までPC画面から出ない「仕掛け」の面白さに、きっとあなたも夢中になってしまうことでしょう。あまりに良く出来た第一級サスペンス『search/サーチ』。ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください!◼︎『search/サーチ』公開情報『search/サーチ』10月26日(金)全国ロードショー監督:アニューシュ・チャガンティ出演:ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ジョセフ・リー、ミシェル・ラー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント上映時間:102分公式サイト:
2018年10月27日映画『search/サーチ』が、2018年10月26日(金)に公開される。全てが“PC画面”の中で完結するサスペンススリラー『スター・トレック』シリーズのスールー役で知られる俳優ジョン・チョー演じるデビッドは、忽然と姿を消した16歳の娘・マーゴットの行方を追うため、彼女のPCにログイン。SNSにアクセスしその行方のヒントを探そうとするが、そこで自分の全く知らない娘の一面を知る…。と、ここまでは一見すると何の変哲も無い物語のようにも思えるが、本作最大の特徴はその映像にある。普通はシーン毎に様々なカメラワークの映像を組み合わせながら物語が進行していくが、本作では100%全てがPC画面の映像だけで完結する。この全く新しい巧みな手法により生み出した新感覚のサスペンススリラーは、米サンダンス映画祭でも話題を呼び見事観客賞を受賞している。監督は、若干27歳のインド系アメリカ人アニーシュ・チャガンティ。「グーグル グラス(Google Glass)」だけで撮影した「Seeds」というYouTube動画がインターネットで話題を巻き起こし、映画界デビューへのチャンスを掴んだだという異色の経歴を持つ注目の人物だ。ストーリー忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター…。そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿だったーー。作品情報映画『search/サーチ』公開日:2018年10月26日(金)原題:Searching監督:アニーシュ・チャガンティ製作:ティムール・ベクマンベトフ(『ウォンテッド』監督・『アンフレンデッド』製作)脚本:アニーシュ・チャガンティ&セブ・オハニアン出演:ジョン・チョー(『スター・トレック』シリーズ)/デブラ・メッシング(「SMASH」「ウィル&グレイス」)/ジョセフ・リー/ミシェル・ラー
2018年07月30日機密情報を漏らしたり、悪口がバレたり、NGの写真をアップしたり…。仕事でのSNSの“やらかし”は、会社に損害を与えるばかりか、職を追われる可能性も!ITジャーナリストの高橋暁子さんに、予防策を教えていただきました。愚痴ったら必ずバレる、匿名ツイッター「匿名だから大丈夫」と、仕事の愚痴や悪口をツイッターで投稿している人は要注意!投稿内容やアカウント名から個人が特定される可能性は十分にある。「SNSはどこで誰が見ているかわからないもの。知っている人が投稿を見ると、出てくるお店や話題などで見当がついてしまうのです。クライアントの悪口などを書いて発覚すると、大問題になることも。SNSにマイナス要素は書き込まない。これが鉄則です」会社で写真撮るな、写るぞ、機密情報会社には機密情報があちこちに。社内のデスクで撮ったお弁当の写真をSNSにアップしたら、大事な情報も写り込んで拡散されてしまった、なんて例もあるそう。「むやみに社内で写真を撮るのはとても危険です。本人に悪気はなくても、機密情報を公にしてしまったりして会社に不利益が生じれば処罰の対象になります。プロモーションなどで業務的に撮影が必要な時も、写り込みには十分気を付けましょう」会社間の会食や会合即時アップは首絞めるインスタに夢中になるあまり、ビジネスとの線引きが曖昧になる人が増加中。あなたの言動は大丈夫?「仕事の会食や会合の様子を、顔出しで投稿してトラブルになるケースが増えています。参加していることを知られたくない人もいるし、会合自体が伏せておくべき場合も多いので、勝手にアップするのはNG。また、インスタ用に食事の写真を撮るのもマナー違反です。会食も仕事のうちということを忘れないように」あなたを守るエゴサーチ現代のSNS社会では、知らないうちに自分の写真がアップされたり、あらぬ噂が広まっていることも…。自分の名前を検索する「エゴサーチ」でチェックしよう。「自分の写真や誹謗中傷などを見つけたら、そのアカウントの本人かサイトの管理者などに連絡して消してもらいましょう。今は企業の採用担当も応募者の名前を検索して調べている時代。自分が炎上しないことはもちろん、定期的なエゴサーチで自衛も心がけて」高橋暁子さん教員を経てITジャーナリストに。SNS、情報リテラシー教育を専門に、執筆や講演を行う。著書に『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)などがある。※『anan』2018年4月18日号より。イラスト・サヲリブラウン文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年05月01日青春コメディ映画『劇場版ドルメンX』のワールドプレミアが4月21日(土)、「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」にて行われ、出演の志尊淳、浅香航大のほか、くっきー(野性爆弾)、小室直子監督ら総勢8名が賑やかに登壇した。志尊さんらの登場に色めき立った女性客たち。志尊さんが「ハローピーポー、エブリバーデー!」と劇中歌にもある台詞で挨拶を始めたが、なんとマイクが入っていないというハプニング。それでも、「オフにしていました、すみません(笑)」と茶目っけたっぷりに笑顔を見せ挨拶する志尊さんに、場内は、ますます「かっこいい」「かわいい!」の歓声で包まれた。■8時間練習をして、満員電車で帰る…部活感覚だった『劇場版ドルメンX』は日本テレビで3月に全4回で放送された「ドルメンX」に、ドラマ版では描かれなかった15年後のライブシーンも収めた映画となっている。ある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人の隊長(志尊さん)・イチイ(浅香さん)・ニイ(小越勇輝)・サイ(堀井新太)と、アイドルヲタクのヨイ(玉城ティナ)は、地球侵略のために地球一のアイドルになり、地球人の心を掴むことを思いつき、険しいアイドルへの道を歩み出す。舞台上ではアイドルグループとなった「ドルメンX」の四名が和気あいあいと、撮影時のエピソードを語り出した。堀井さんは、「やっぱりダンス練習がきつかった…!1日8時間練習をして、夜の遅い時間に満員電車で皆で帰るんです。その後、飯を食いに行くか、みたいな。帰って熱い風呂に入るんですけど、部活感覚になって、皆で明日、練習するのが楽しみ、みたいになっていた」と明かすと、玉城さんも「皆、頑張っているなって思った」と微笑む。■小越勇輝が共演陣に抱かれていた!?グループを束ねる事務所の社長役・徳井義実(チュートリアル)も「羨ましかったのが、撮影の合間に空き時間でたまり場で、小越くんがマスコット的存在になっていたこと。ちょこちょこ小越くんが皆に抱かれていて…」と言うと、浅香さんがギュッと小越さんを抱き寄せた。徳井さんが、「俺も抱きたかったな…ほんまに抱きたかってん」と冗談交じりに言うと、志尊さんは「セーラー服を着てね、本当にかわいかった」と同意し、熱い視線を小越さんに送っていた。惜しまれながらも舞台挨拶が終わりに近づくと、志尊さんは「ひとりひとりの感想をお聞きしたいんですけど時間的にできないので、Twitterで”#ドルメンX”で感想を書いていただければ、僕この後エゴサーチをしたいと思います」とエゴサします宣言。場内からは「キャー」という歓喜の声があがり、「隅から隅まで見ます」と志尊さんは隊長らしく、最後にキラースマイルを向けていた。『劇場版ドルメンX』は6月15日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2018年04月21日3月末でオフィス北野から独立し、18歳年下の愛人A子さん(53)と設立した新事務所『T.Nゴン』に移籍したビートたけし(71)。オフィス北野に残ったたけし軍団が、長年たけしを支えてきたオフィス北野・森昌行社長(65)を糾弾する声明文を発表。森社長も週刊新潮で反論するなど、騒動は泥沼化している。 そんななか12日発売の週刊新潮がたけし軍団の森社長らに対する“恫喝”テープの内容を明かし、さらにA子さんの“過去”を大々的に報じた。 「記事には、A子さんが“10年ほど銀座でホステスをしていた”と書かれていました。A子さんは以前、たけしさんに“友達に頼まれてほんの少しだけホステスをやっていた”と説明していたそうで、“聞いていた話と違う。オレ、騙されてた?”と、たけしさんは一時愕然としたというんですよ。しかし問い詰められたA子さんが『記事は全部ウソ!』と話すと、すっかり納得したそうです。結局A子さんを信じたたけしさんは、週刊新潮の記事に『なんでこんなに間違ったことばかり書くんだ!』と激怒しているんです」(事務所関係者) じつはこれまで、A子さんはたけしの目に週刊誌の記事などが入らないようにシャットアウトしてきたという。ところが最近、その“鉄壁”に蟻の一穴が――。 「たけしさんは、これまでスマホを少し使う程度で、映画の脚本や小説はすべて手書きでしたが、昨年末にパソコンの使い方を覚え、それで執筆するようになりました。そしてその合間に、自分の名前をネットで検索する“エゴサーチ”を覚えたんです。それで週刊新潮の記事も気付いたそうですよ」(たけしと親しい関係者) 森社長は4月9日、たけし軍団と“電撃和解”。今後、互いに歩み寄って話し合うことを表明した。騒動は収束に向かう気配だが、たけしの今後はどうなるのか。 「たけしさんは、芸能界の仕事が減ったとしても、小説と絵で十分、食べていけると考えています。ただ、自分の小説は今後も映画化していきたいそうです。とはいえ、これまで映画制作を仕切っていた森社長とは決別したため、自分で監督することは断念。親交の深い是枝裕和監督に撮ってもらいたいと話しています」(前出の関係者) ネット検索を覚えたたけし。今までどおりA子さんに“絶対服従”といくかどうか――。
2018年04月20日機密情報を漏らしたり、悪口がバレたり、NGの写真をアップしたり…。仕事でのSNSの“やらかし”は、会社に損害を与えるばかりか、職を追われる可能性も!ITジャーナリストの高橋暁子さんに、予防策を教えていただきました。愚痴ったら必ずバレる、匿名ツイッター「匿名だから大丈夫」と、仕事の愚痴や悪口をツイッターで投稿している人は要注意!投稿内容やアカウント名から個人が特定される可能性は十分にある。「SNSはどこで誰が見ているかわからないもの。知っている人が投稿を見ると、出てくるお店や話題などで見当がついてしまうのです。クライアントの悪口などを書いて発覚すると、大問題になることも。SNSにマイナス要素は書き込まない。これ鉄則です」会社で写真撮るな、写るぞ、機密情報会社には機密情報があちこちに。社内のデスクで撮ったお弁当の写真をSNSにアップしたら、大事な情報も写り込んで拡散されてしまった、なんて例もあるそう。「むやみに社内で写真を撮るのはとても危険です。本人に悪気はなくても、機密情報を公にしてしまったりして会社に不利益が生じれば処罰の対象になります。プロモーションなどで業務的に撮影が必要な時も、写り込みには十分気を付けましょう」会社間の会食や会合即時アップは首絞めるインスタに夢中になるあまり、ビジネスとの線引きが曖昧になる人が増加中。あなたの言動は大丈夫?「仕事の会食や会合の様子を、顔出しで投稿してトラブルになるケースが増えています。参加していることを知られたくない人もいるし、会合自体が伏せておくべき場合も多いので、勝手にアップするのはNG。また、インスタ用に食事の写真を撮るのもマナー違反です。会食も仕事のうちということを忘れないように」あなたを守るエゴサーチ現代のSNS社会では、知らないうちに自分の写真がアップされたり、あらぬ噂が広まっていることも…。自分の名前を検索する「エゴサーチ」でチェックしよう。「自分の写真や誹謗中傷などを見つけたら、そのアカウントの本人かサイトの管理者などに連絡して消してもらいましょう。今は企業の採用担当も応募者の名前を検索して調べている時代。自分が炎上しないことはもちろん、定期的なエゴサーチで自衛も心がけて」高橋暁子さん教員を経てITジャーナリストに。SNS、情報リテラシー教育を専門に、執筆や講演を行う。著書に『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)などがある。※『anan』2018年4月18日号より。イラスト・サヲリブラウン文・熊坂麻美(by anan編集部)
2018年04月14日“刺さる言葉”を持った、存在感抜群のラッパー・ちゃんみなさんをインタビューで直撃。意外な過去や今後の目標について聞きました。「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」で圧巻のフリーラップを披露し、今年3月にメジャーデビューを果たしたちゃんみなさん。音楽には幼少期から親しんできた。「3歳の時からピアノをやって音楽に触れていたのですが、中学でやんちゃしてしまって(笑)。音楽から離れてしまったんです。その時、母から『いつまでこんなふうでいるの?』と言われ、自分の生き方に不安を感じ…。心機一転、高校受験をして音楽を学べるボーカルコースに入学しました」特にラップにハマった理由は?「小学2年生の時にBIGBANGに出会って。G-DRAGONさんにインスパイアされて、ラップを自己流で始めました。子どもの頃は引っ込み思案でいじめに遭っていたので、その怒りや悔しさをエネルギーにして。私、ネガティブな感情を昇華させることがモチベーションのひとつなんです。歌詞を書く時もあえてエゴサーチしたり、ケンカしてみたり(笑)。特に『Princess』は、その気持ちをストレートに表現している曲です」将来的な目標は?「音楽のプロダクション会社をつくりたい。若い子たちに曲を提供して、歌ってもらいたいです!」生きてる間に、BIGBANGに会いたい。ダンスやラップ…私のパフォーマンスの原点のひとつは、間違いなくBIGBANG。CDを聴いて、DVDを見て、学び続けてます。レコーディングのため、LAのスタジオに!中学時代に作詞作曲を始めて、3月についにメジャーデビュー。環境はどんどん変化して、初の海外レコーディングもしました!“万全な環境”の時、詞と曲が降りてきます。詞と曲ができるのはたいてい同時。部屋で、適度な温度、適度なお腹の溜まり具合、適度な静けさの時に、ふっと降りてくる(笑)。1998年生まれ。父親が日本人、母親が韓国人の韓国生まれ。日本語、韓国語、英語を話すトリリンガル。パンチの利いた作詞、ラップ、キャラクターが話題に。1stアルバム『未成年』が発売中!※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子取材、文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年09月01日『スウィート ヒアアフター』(’97)などの名匠アトム・エゴヤン監督と、『人生はビギナーズ』(’10)で史上最高齢アカデミー賞助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマー主演の『手紙は憶えている』のBlu-rayとDVDが、2017年5月3日(水)に発売が決まった。同作は一通の手紙を頼りに、70年前に家族を殺したナチスを探す復讐の旅へ出ることになったゼヴが主人公。認知症の瀬戸際にいる彼が、目覚める度に失う記憶をたぐり寄せ、それでも歩を進めていく復讐劇は、予想をはるかに超えた驚愕の結末へと向かっていく。やがて明らかになる衝撃の顛末が、劇場公開時にも話題を集めた一級のサスペンス作品だ。Blu-ray&DVDの映像特典には、日本版予告編を収録する予定のほか、初回限定特典として、特製リーフレットも封入する予定。作品の理解を深める、特製リーフレットは必読だ。また同作で脚本家デビューを果たしたベンジャミン・オーガストは、これまでのホロコーストを題材にした映画とはまったく異なるアプローチで同作の物語を作り上げ、自身でも脚本を書くアトム・エゴヤン監督をして、「完膚なきまでに独創的なストーリー」と言わしめた同作。名匠アトム・エゴヤン監督が仕掛ける至極のサスペンス映画を堪能してみて。『手紙は憶えている』Blu-ray&DVDは5月3日(水)より発売。※同日レンタル開始(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日コリン・ファース主演『デビルズ・ノット』やライアン・ゴズリング主演『白い沈黙』などで知られる名匠アトム・エゴヤン監督が、『人生はビギナーズ』で史上最高齢でのアカデミー賞助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマーを主演に迎えて描く『REMEMBER』が、『手紙は憶えている』とのタイトルで日本公開が決定。あわせてポスタービジュアルも解禁となった。最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴは、それすら覚えていられないほど、もの忘れがひどくなっていた。ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい」。実は、2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。その兵士は身分を偽り、いまなお生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは、人生を覆すほどの衝撃の真実だった――。現代を舞台に、ナチスに家族を殺された年老いた男の復讐の旅が、次々に新事実を浮かび上がらせ、謎が謎を呼ぶヒューマンサスペンスとなる本作。無名の新人脚本家ベンジャミン・オーガストが書き下ろした恐ろしいほど独創的なシナリオに、心を奪われたアカデミー賞キャスト&スタッフが集結。第二次世界大戦やホロコーストを題材にした作品は数多いが、それらとは一線を画す衝撃作が完成した。監督を務めるのは、『スウィート ヒアアフター』(‘97)や『白い沈黙』(‘14)ほか、数々の映画賞に輝いてきた名匠アトム・エゴヤン。復讐の旅に向かう90歳の主人公ゼヴを演じるのは、ユアン・マクレガー主演『人生はビギナーズ』のゲイのパパ役でアカデミー賞に輝いたクリストファー・プラマー。同じく『エド・ウッド』のオスカー俳優マーティン・ランドーや、『ヒトラー ~最期の12日間~』、『リスボンに誘われて』のブルーノ・ガンツといった、ベテランの“おじいちゃん”名優たちが顔を揃える。このたび解禁されたポスタービジュアルは、4人の容疑者の居場所とみられる地図を背景に、主人公のゼヴが手紙を手に佇んでいるもの。ナチスに家族を殺された年老いた男は、果たしてどんな復讐の旅を辿るのか?驚愕のラスト5分に全てが覆る、上質なヒューマン・サスペンスを期待させるポスタービジュアルとなっている。『手紙は憶えている』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月18日