表参道ヒルズの高級ショコラティエなどカフェ3店舗より、バレンタイン限定商品が登場。2018年1月10日(水)より、各店舗にて発売開始となる。ジャン=ポール・エヴァン(本館1F)ジャン=ポール・エヴァンからは、コレクション30周年記念のボンボンショコラや詰め合わせ商品が登場。中でも注目したいのは、バレンタイン期間限定の新作ボンボンショコラ「トラント」。3種類のベリーを合わせたジュレと、ローリエ風味のガナッシュを、ビターチョコレートでコーティング。表面には、30周年記念の文字が入り、「ゼロ」の文字が恋人たちの愛を意味するハートにアレンジされた、バレンタインらしいデザインとなっている。ユーゴ アンド ヴィクトール(本館1F)ユーゴ アンド ヴィクトールでは、エディット・ピアフによる不朽の名曲『バラ色の人生』から着想を得たラブリーなデザインのショコラが登場。手帳型のボックスには、橋を自転車で駆け抜ける男女とハート形の音符がトリコロールカラーで描かれており、愛の季節にふさわしいパッケージとなっている。ボックスの中には、ドーム型の「スフェール」と四角形の「カレ」が詰め合わせられており、洋梨やワイン、ヒマワリの種のプラリネなど、すべて異なる味わいが楽しめる。タリーズコーヒー(西館B1F)タリーズコーヒーからは、2種類の詰め合わせが登場。「タリーズショコラ カカオセレクション」は、ブラジルやコートジボワールなど、産地の違いを楽しめる4種のショコラと、コーヒーチケットがセットになっている。「フィナンシエ ショコラ&オレンジブラン」は、ショコラとオレンジブランの2種類が楽しめる。ぜひ、お気に入りの一杯と合わせて味わってみては。【詳細】表参道ヒルズ バレンタイン 2018■ジャン=ポール・エヴァン期間:2018年1月14日(日)〜2月14日(水)商品例:・新作ボンボンショコラ「トラント」価格:452円(税込)・限定詰め合わせ商品「ボワットゥ ショコラ」内容:9個入 オルロージュ価格:5,247円(税込)■ユーゴ アンド ヴィクトール期間:2018年1月17日(水)〜2月14日(水)商品内容:ラヴィアンローズ 12個入価格:5,184円(税込)■タリーズコーヒー期間:2018年1月10日(水)〜なくなり次第終了・産地の違いを愉しむ4種のショコラ コーヒーとご⼀緒に、至福のひとときを価格:1,280円(税込)内容:チョコレート8粒(4種×各2個)、コーヒー・カフェラテ・ティーチケット1枚・しっとり食感にカカオリキュールの芳醇な味わい 2種の味わいが楽しめるアソートセット価格:1,300円(税込)内容:フィナンシエ ショコラ3個、フィナンシエ オレンジブラン3個
2018年01月12日フランスの国民的シャンソン歌手、シャルル・アズナヴールの2年ぶりとなる来日公演が2018年5月21日(月)に大阪、23日(水)に東京で開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】2018年5月22日(火)に御年94歳を迎えるシャルル・アズナヴール。日本のシャンソンファンの熱い想いに応え、奇跡の来日公演が決定した。シャルル・アズナヴールは1924年生まれ。1946年にエディット・ピアフに認められ本格的に歌手活動を開始。その後、当時ピアニストであったポール・モーリアをアレンジャーに迎え数々のヒットソングを発表。代表曲に、後にエルヴィス・コステロがカバーしリバイバルヒットした『She』(映画『ノッティングヒルの恋人』主題歌)などがある。今年8月には、80年以上にもおよぶ芸能活動の功績が讃えられ、ハリウッドの殿堂入りを果たした。チケットの一般発売に先がけて、プレイガイド先着先行を実施。受付は12月1日(金)昼12時から2018年2月24日(土)9時59分まで。■シャルル・アズナヴール「生誕94周年 特別記念 来日コンサート」2018年5月21日(月)NHK大阪ホール(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:005月23日(水)NHKホール(東京都)開場 18:00 / 開演 19:00料金:VIP指定席25,000円(税込、1階センター席確約・グッズ付・VIP専用ゲート)S指定席16,500円 (税込)A指定席13,500円 (税込)※東京公演のみ★★以下のリンクより「シャルル・アズナヴール」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2017年11月07日~この上もない花やかな虚偽〜私は男だけれど女の格好をして、舞台上では、エディット・ピアフになったり、「椿姫」のマルグリットになったり、舞台を降りればひとりの美輪明宏という人間になったりと、私は虚と実の間を行ったり来たりしながら生きて来ました。三島由紀夫さんは本当は女ではない私を称し「この上もない花やかな虚偽」と呼びました。しかし、私だけではなく、世の中の人は殆どが虚偽で成り立っています。例えば、おしゃれをしてメイクを施し、生まれたままの自分を装い違うものにすることも一種の嘘。逆にいえば、男も女も髪型や服装で嘘のない人間なんていません。たくさんの嘘を知れば知る程、人は賢くなり洗練されて行く。ただし、嘘も良し悪し、上手下手もあります。「嘘も方便」という言葉もあるように、世に有益な嘘をついてこそ、認められるのです。
2017年10月05日第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、絶賛された『愛を綴る女』。熱烈な愛の手紙を綴る、情熱的なヒロイン・ガブリエルを演じるのは、『エディット・ピアフ~愛の讃歌』で米アカデミー主演女優賞を受賞し、ロバート・ゼメキスの『マリアンヌ』やグザヴィエ・ドランの『たかが、世界の終わり』など国際的に活躍するマリオン・コティヤール。このほど、マリオンの情熱的で妖艶な演技が垣間見える場面写真の数々とともに、彼女のインタビューが到着した。本作をひと言で語るとすると、「自分らしく生きられない世界で暮らす女性が、無言で反乱を起こす。それがこの物語ね」とマリオン。「親が押しこもうとする箱に、彼女は収まらない。私がこのストーリーで興味を惹かれたのは、人は自分自身でいることを周りから否定されつづけると、気が狂ってしまいかねないというところなの」という。主人公のガブリエルは、恋に破れ、親が決めた相手と結婚するも、流産が原因の病いでアルプスの療養所で過ごすことになり、そこで負傷兵と運命的な恋に落ちる、という波乱に満ちた人生を送るキャラクターだ。「感情の高ぶりが大きな役だった。ガブリエルという女性は心に情熱を宿しているから、どこで暮らしても、自由と生命力にあふれているの。威圧的な親に抗いながらも、愛してもいない男性との結婚を承諾する。結婚を親から離れて人生を探求していくチャンスだと考えたの。彼女は親から『狂っている、普通の人間じゃない』とみなされ、人格を否定されている。奔放な女性だけど、閉塞感にさいなまれているの」と、演じた女性に寄り添っている。さらに「私は自由が奪われた人や、なりたい自分になることを許されない人に同情する」とマリオン。「そのような経験は、私にはないけれど。両親は私や弟に教育を受けさせてくれ、自分自身でいられるように、なりたい自分になれるように導いてくれた。自由にさせてくれた。でも今日でも、子どものころの経験と折り合いをつけなくてはならない人がいる。子どものころに箱に押しこまれ、いまも必死で自由を取り戻そうとしている人がね」と語る。「ガブリエルはとても多くの期待を抱いているの。愛情と性的な関心を、純粋な形で、野生の形で持っている。情熱と愛情を経験することが何より大切だと、何より価値があることだと思っている。それこそが自分の生き方だと思い、それだけをさがし求めていくの。それは美しい期待だと思うわ」と、彼女の激しいまでの愛の求め方にも理解を示している。映画で性愛を描くことについて、「人はそれぞれ違うけれど、尊重することが何より大切だと思うわ。性愛をストレートに描いた映画の中にも、尊重は存在する」とマリオン。「私は『アデル、ブルーは熱い色』が大好きなの。あの映画のセックスシーンは美しい。撮影現場では俳優たちに葛藤があったと聞いている。でも彼女たちはまさに、身をゆだねていた。私ならあそこまでできなかったと思う。あの2人の間にある愛情は、とても美しかった。観客に対して誠実だったと思うわ」。『愛を綴る女』は10月7日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月25日マリオン・コティヤールが主演を務め、第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、絶賛された『愛を綴る女』。このほど、マリオンが波乱に満ちた17年もの間、真実の愛を追い続けた女性を演じ切った本作から、予告編と本ビジュアルが解禁となった。南仏の小さな村に暮らす若く美しいガブリエル。最愛の男性との結婚を熱望しながらも、地元の教師との一方的な恋に破れ、不本意ながら両親の決めた情の深いスペイン人労働者ジョゼの妻となる。「あなたを絶対愛さない」「俺も愛していない」。そう誓いあったにもかかわらず、日々、近づいては離れる官能的な夫婦の営み。そんなとき、流産の原因が腎臓結石と診断されたガブリエルは、アルプス山麓の療養所で温泉治療することになる。そこで、インドシナ戦争で負傷した“帰還兵”アンドレ・ソヴァージュと運命的な出逢いを果たす。それは彼女が綴る清冽な愛の物語の始まりとなり…。情熱的なヒロイン・ガブリエルを演じるのは、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で米アカデミー主演女優賞を受賞後も国際的に活躍を続け、『たかが世界の終わり』や『マリアンヌ』など話題作が続くマリオン。家族からは“変人”と疎まれ、親の言いなりの結婚生活を続けるかたわら、衝動的な愛に身を委ねるガブリエルの自由奔放な欲望を、抑制を利かせた演技で魅せ、セザール賞主演女優賞にノミネートされた。また、ガブリエルの“運命の男” アンドレ・ソヴァージュには、『ふたりの友人』(’15)で長編監督デビューも果たし、『サンローラン』『プラネタリウム』など、フランス映画界で絶大な人気を博す美男ルイ・ガレル。そしてガブリエルの夫ジョゼ役には、『ローマ法王になる日まで』などで知られるバルセロナ出身の実力派アレックス・ブレンデミュールという豪華キャストが出演。イタリア人作家ミレーネ・アグスのベストセラー小説「祖母の手帖」を、舞台を1950年代の南仏に映画化。『愛と哀しみのボレロ』などに出演してきた女優のニコール・ガルシアが監督・共同脚本を務めた。原作を一読したガルシア監督は、「ヒロイン役にはマリオンしかいない」と直感し、彼女のスケジュールが空くまで5年間も待ち続けたという。このほど、解禁となった予告編では、忍耐強く誠実な夫がいながら、“運命の愛”に身をこがすマリオンの情熱的で妖艶な演技と、ラヴェンダーが色鮮やかに揺れる南仏プロヴァンスの美しく、どこかもの悲しい情景が観る者を惹き付ける内容に仕上がっている。『愛を綴る女』は10月7日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月04日大原櫻子が初めて主演を務める舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』(5月15日(月)開幕)。舞台初日を目前に控えた某日、稽古場を取材した。舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』チケット情報稽古場の中央にはヒロイン リトル・ヴォイスの家のセット。ブラウン管のテレビやラジカセ、ダイヤル式の電話など、どこか懐かしい匂いだ。中央には階段があり、2階に上がって左側がリトル・ヴォイスの部屋。レコードが飾られており、彼女がこの小空間で音楽に慣れ親しんだのが想像できる。この日は粗通し稽古。大原櫻子が演じるリトル・ヴォイスは喋らない、動かない、ひたすら内に籠る静の芝居。普段、明朗で笑顔の多い大原が、芝居に入ると別人のように暗い顔で大人しくなる。リトル・ヴォイスとは逆に、安蘭けいが演じる母親のマリーは暴れ放題。突拍子のないセリフや行動が多く、どうリアルに見せるのか、難しい役どころだ。安蘭は、火事の後のシーンでのウィスキー瓶の扱い方を演出の日澤雄介と話し合っていた。手に持つのは不自然と思った安蘭は、おもむろに瓶を足でつついて乱暴に転がしてみる。「その方法もありだね!」と日澤。マリーがダメ母なら、その彼氏のセイ・レイも極めつけのクズ男。高橋和也は、演出家から「もっと野心でギラギラしていい」と言われ、威圧感が数段パワーアップ。隣人のセイディ(池谷のぶえ)は、この家族のつなぎ役的な存在であり、何ともいい味を出している。ミスター・ブー(鳥山昌克)は観客と役者を繋ぐコメディリリーフ。そして、リトル・ヴォイスに心を寄せるビリー(山本涼介)は唯一の癒し。リトル・ヴォイスとビリーのシーンは甘酸っぱさに溢れている。ひたすらリトル・ヴォイス可哀想…と思って見ていたら、2回目のショウシーンで圧倒された。リトル・ヴォイスは歌真似を始めると、表情がガラリと変わる。シャーリー・バッシーの曲では力強さが漲り、マリリン・モンローになると舌ったらずに甘く、エディット・ピアフは低音をたっぷりと、ジュディ・ガーランドの「Get Happy」に至っては、セクシーに舞い歌う。この辺り、大原のスケール感がたっぷりと味わえることだろう。リトル・ヴォイスの才能開花で栄光を掴める!と周りの大人たちが喜んでいた矢先、嫌々歌わされたリトル・ヴォイスは心を病む。狂乱のシーンでは怒涛のごとく歌真似が繰り広げられ、この上ない凄まじさ。現実と脳内が入り混じり、混乱する様子が迫りくる。このクライマックスは衝撃そのもの、ぜひ目撃していただきたい。公演は5月15日(月)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2017年05月11日大原櫻子の初主演舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』が5月15日(月)から東京・天王洲 銀河劇場で上演される。大原が演じるリトル・ヴォイスは無口な少女で、父の遺した古いレコードを聴くうちに、マリリン・モンローやジュディ・ガーランド、エディット・ピアフなど女性シンガーの歌声をそのまま覚え、その才能を見出される…。初めての歌唱披露の後、大原に話を聞いた。舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』チケット情報歌がそっくりで驚きましたが、どのように練習なさっていますか。「音源を聴き、また自分の声を録音して聴き比べながら、練習しています。マリリン・モンローとジュディ・ガーランドはビブラートがとても細かく、そこを意識して歌っています。ビリー・ホリディは声の太さが違い、独特のリズム感が難しい。声の出し方も、先生から『喉が痛い時に声を出す感じ』と教えていただきました。考えてみたら、デビュー前はよく歌を聴き、カラオケでいろんな方の歌を歌っていました。すると自然と歌い方が似てしまう。真似から入り、憧れが真似になり自分のものになるのだな、と。DREAMS COME TRUEさんや絢香さんなど、影響を受けました」英語の原題はThe Rise and Fall of Little Voice。歌を認められる栄光と母との確執、まさにRise and Fallの物語。「物語の後、彼女がどうなるのかを想像させる話だと思います。ハッピーエンドではない分、心に刻まれる物語でしょう。特にリトル・ヴォイスの母親は娘を罵倒する、本当にひどい人。でもリトル・ヴォイスは、私にはこの母親しかいないし、母親には私しかいないとわかっている。この複雑な関係が彼女の人生に影を落とします」中でも狂気に見舞われて歌いまくるシーンと、クラブでのショーシーンは見所ですね。「彼女は歌でしか表現できないことが、狂気のシーンからわかるんですよ。今は歌を真似することに集中していますが、役として感情を乗せながらそれぞれのシンガーそっくりに歌うには、もうひと段階上がらないと。ショーでは、シャーリー・バッシーの「Gold Finger」と「Big Spender」を歌います。川崎悦子先生の振付による踊りがとてもカッコよくて。カッコいいからこそ、きちんと踊りたいです」最後に、メッセージをどうぞ。「毎回、作品に入る時には「挑戦」と言いますが、今回こそ人生最大の挑戦。深くて普遍的な物語だと思うので、多くの方に共感していただけると思います。お芝居好きな方はもちろん、音楽をやっている方も楽しんでいただけるはず。今までの私とは違う顔をお見せできると思いますので、ぜひ足をお運びください!」東京公演は5月15日(月)から28日(日)まで。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2017年04月24日マリオン・コティヤールが10日(現地時間)、パートナーで監督、俳優のギヨーム・カネとの第2子となる女の子を出産した。マリオンは10日、パリ郊外の病院で女の子を出産、母子ともに健康だという。41歳のマリオンと43歳のギヨームは長女にルイーズと名づけたという。2人には5歳になる息子のマルセルがいる。ちなみにマルセルという名前は、マリオンがアカデミー賞主演女優賞に輝いた『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で演じたエディット・ピアフが愛し、彼のために「愛の讃歌」を書いたボクサー、マルセル・セルダンが由来だというが、ルイーズという命名の理由はまだ明らかにされていない。ギヨームの腕にはマリオンとマルセルの頭文字である「M」のタトゥーが入っているが、そこに新たにルイーズの頭文字「L」が加わることになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年03月22日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!■その前に…ムンロ王子って何者?Bonjour!ムンロ王子です。今回は「ターゲティング」、釣りで言うと「どんな魚を釣るか」についてお話しましょう。よく恋愛の話で「どんな人がタイプ?」と聞かれます。「ターゲティング」とはまさに「これから探す恋愛対象のタイプ」を明確にすることです。ただ、みなさんは「どんな人がタイプ?」と聞かれるとタレントや身近な人を引き合いにして説明すると思いますが、そのような絞り込んだイメージで凝り固まったまま探しても「理想の相手」は見つかりません。「ターゲティング」とはあまり具体的に絞りこまずに、それでいてどんな人かがイメージできるものである必要があります。これから恋愛、さらには結婚相手となる異性を探すのに必要な条件を特定し、そういう人が集まりそうな場所や会合を具体的にイメージでき、そういう所に出向いて行き『出会う』ための第一歩となるものでなければなりせん。「鯛を釣る」というくらいに餌や漁場を特定できる程度の絞り込みで良くて、「50cm以上の脂の乗ったオスの真鯛を釣る」など絞り込みすぎないということです。■結婚相手を見つけるための8つの基準ここでは恋愛の相手を評価するための指標として『外見』『財力』『野生』『趣味』『性格』『情』『知性』『性』の8つに絞らせていただきます。もちろん異性を評価する基準はもっとあると思いますが、今回は「結婚」を前提としてお付き合いする相手に限定し、そのために必要最低限の指標に絞りました。それぞれの詳細についての説明は次回以降に譲るとして、今回はこれらからどのように「ターゲティング」を絞り込むかについて概略をお話します。結婚相手がいない30代後半の女性に、この8つの基準のどれを優先させるかを尋ねると、ほとんどの人が全てもしくは半分以上の基準を重視して、なかなか優先順位をつけられずにいます。他方、すでに恋人がいる人や結婚しているような人は基準の優先順位にメリハリをつけていて「ターゲティング」がとても明確です。■1年以内に結婚相手を探すためにはまず「ターゲティング」をするには、上記の8つの基準の中から優先順位を明確にして「タイプの人」のイメージ作りをします。具体的には、8つのうち優先項目を3つ以内に絞り込み、他の基準については不問とする…ということです。例えば、『外見』と『趣味』が合えば他は気にしないとか、『財力』『性格』『知性』は譲れないけど、他はどうでもいいなど。「ターゲティング」とはこのように対象となる相手の条件について、8つの評価基準の中から優先順位を決め、他の条件については問わないと割り切ることで、対象をより具体的にイメージし、そのような人と会える場所や会合を特定しやすくすることです。もちろん20代半ばの女性はまだ結婚に時間的余裕があるので、この優先基準を5つとか6つにしてもいいのですが、優先基準が多いとそれだけ出会う確率が低くなるだけでなく、競争率が高く、さらには女性にモテるのでその男性自身の独身願望の度合いも高いということになります。基準を絞り込むことで相手の魅力は下がりますが、妥協した分、出会う確率が高く、競争率は低く、結婚に至る確率も高まるということです。ここでは、「30代後半の未婚女性が1年以内に結婚相手を探す」という目的に限定してお話しをしているので、そのことを忘れないでください。次回からは8つの基準と、それによりどのように「ターゲティング」するかについて、具体例を交えながら解説していくことにします。お楽しみに!■3月のカード:【吊るされた人】幸せのための試練今月ご紹介するカードは【The Hanged Man:吊るされた人】、大アルカナの「12番」。【The Hanged Man:吊るされた人】一見、拷問や処刑を思わせる絵ですが、このカードのメッセージは「今は耐え忍ぶ時、その先により良い未来が待っている」という意味。吊るされた人は吊るされても苦しい顔をしていません。意に反して吊られているというより、自ら進んで吊るされているかのようです。人は目標を持った時、その目標に向かってのあらゆる努力や苦労を厭いません。山を登る人が頂上を目指して険しい山を一生懸命に登るように、この吊るされた人は遠くの『目標』を目指してじっと耐え忍んでいる…そういう姿なのです。そっと背中を押す、あなたの味方正位置で出ると「幸せのための試練」という意味。今は大変だけどその先にゴールが見えているので、このまま頑張り続けなさい、といったことを表します。逆位置で出ると「報われない苦労」となり、今やっていることの先にゴールは見えるか、今進んでいる道は正しいのか、そもそもゴールそのものに誤りがないかを見直すようにアドバイスしてくれます。「ローマは1日にして成らず」。何かを成し遂げるということは時間のかかるもの。高い山を登ればなおさら、途中の道のりは険しく道のりも長く時間もかかり、途中で諦めてしまいがちです。そんな時、この『吊るされた人』は現れて鼓舞してくれるのです。パッと見では怖いカードに見えますが、実は背中を押してくれる、とても心強いカードなのです。3月のシャンソン『3つの鐘』フランスの大御所エディット・ピアフの曲。デビュー曲『バラ色の人生』と同じ1945年に発表された曲で、原題は「Les Trois Cloches」、邦題は『谷間に3つの鐘が鳴る』。1945年と言えば第二次世界大戦が終わった頃。終戦後、多くの若者を失った記憶が満ちた時代に、ジャン・フランソア・ニコという男性の一生について希望と悲哀を込めて歌った大作です。歌は前段を男性コーラスが讃美歌風に歌い、後段をピアフが抒情的に歌う形式で、谷間の小さく寂しい村で繰り広げられる「生まれて、愛して、死ぬ」という平凡で当たり前の人生のサイクルを鐘の音に合わせて歌います。『愛の讃歌』を筆頭に女性の愛を歌う曲が多いシャンソンの中で、男性の一生について歌う応援歌として、ちょうど『マイ・ウェイ』のシャンソン版のような位置付けで、ムンロ王子はライブのエンディングにこの曲を力強く歌います。3月のタロット占いイベント■3月9日(木)19:00~23:00『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)千代田区神田小川町2-8■3月21日(火)19:00~23:00『麻布十番Barこらぼ』(03-6435-0995)港区麻布十番2-4-8麻布十番館4階■3月23日(木)(19:00~23:00)『いちゃりBAR』(03-3809-5531)荒川区町屋3-2-1■3月28日(火)19:00~23:00『赤道倶楽部』(03-6228-7295)中央区銀座1-13-8ハビウル銀座2階いずれも20分3000円(要予約)【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、7年間で占った人は6000人を超える。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2016年12月25日には日テレの『スクール革命』という番組で「今どきのクセの強い占い師」としてお笑いタレント千鳥のノブくんの2017年の運勢を占い、シャンソンもお披露目しました♪タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
2017年03月02日フランスの女性シンガー、ZAZ(ザーズ)の2年ぶりとなる来日公演が5月に東京、大阪で開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】ZAZは2010年にアルバム『モンマルトルからのラブレター』でデビュー。1stアルバムと2ndアルバムは、世界50か国でリリースされ、300万枚の売り上げを記録している。その歌声から、フランスで最も愛されている歌手のひとりである、エディット・ピアフの再来と称される彼女。日本でも楽曲『もし私が忘れるようなことがあったら』が東海テレビ/フジテレビ系ドラマ『朝が来る』に主題歌として使用され、NHK Eテレ『旅するフランス語』内のスペシャルコーナー『ZAZと一緒に単語を学ぼう』に出演するなど、着実に知名度を上げている。チケットの一般発売は3月25日(土)午前10時より。なお一般発売に先がけて、チケットぴあでは最速先行となるプレリザーブ(抽選)を実施。受付は2月20日(月)昼12時から26日(日)23時59分まで。■ZAZ Japan Tour 20175月8日(月)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:005月9日(火)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:005月10日(水)オーチャードホール(東京都) 開場18:00 / 開演19:00料金:S指定席 9,000円(税込)/ A指定席 8,500円(税込)5月12日(金)NHK大阪ホール(大阪府) 開場18:00 / 開演19:00料金:S指定席 9,000円(税込)5月14日(日)松下IMPホール(大阪府) 開場17:00 / 開演18:00料金:スタンディング 9,000円(税込)
2017年02月10日久々のラブストーリーで、渋みを増したカッコよさを見せるブラッド・ピットの主演最新作『マリアンヌ』。本作で、ブラッド演じる主人公マックスを虜にした、美しくも、その影に謎が残るミステリアスな女性“マリアンヌ”役のマリオン・コティヤールを、オスカー監督ロバート・ゼメキスが絶賛する特別映像がシネマカフェに到着した。マリオンが、タイトル・ロールの秘密を抱える女“マリアンヌ”に扮し、ブラッドとの初共演を果たした本作は、衝撃的な真実に向き合いながらも愛する人を信じて運命に立ち向かう2人が繰り広げるラブストーリー。2017年の“初泣き”ラブストーリーとして、試写会では早くも話題沸騰。ブラッドが大人の男性の色香と包容力を感じさせ、女性だけでなく男性も魅了させるとともに、マリオンもアンニュイな母国フランス語を駆使し、謎の女“マリアンヌ”に挑み、高い評価を受けている。映像では、マリオンが「2人は謎に満ちたキャラクターよ。少しずつお互いの本当の姿を知るの」と説明するように、戦時下のスパイ任務の途中で出会い、引き寄せられるように恋に落ちるも、マリアンヌに二重スパイの疑いがかけられたことにより、その運命に翻弄されていく複雑な心情が繊細に描かれている本作。マリアンヌは、さまざまな表情でブラッド演じるマックスの心をかき乱すキャラクターとなるが、ゼメキス監督は撮影をふり返り、「(マリオンは)素晴らしい女優だよ。多面的なキャラクターを見事に演じきったんだ」とその演技力を絶賛。さらに「彼女はどんな役柄も完璧に演じている。観客をドキドキさせて、魅了するんだ。それは彼女にしかできないよ」と、“マリアンヌ”という複雑な役には、マリオンのキャスティングが必要不可欠であったことを明かしている。『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』(’07)でアカデミー賞主演女優賞に輝き、その後、『君と歩く世界』や『サンドラの週末』といった作品でも数々の賞を受賞している実力派のマリオン。その一方、持ち前の美しさを武器にし、『インセプション』では、主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)の夢にたびたび現れ翻弄させる妻モル、『ミッド・ナイト・イン・パリ』では、1920年代のパリに迷い込んだギル(オーウェン・ウィルソン)が恋に落ちる魅惑の女アドリアナ、『ダークナイト ライジング』では、主人公ブルース(クリスチャン・ベイル)を支援しようと近づくが、実は思いもよらない秘密が隠されていたミランダ・テイトなど、男性を翻弄する妖しさを纏う女性も数多く演じてきた。本作では、“真剣愛”の雰囲気が醸し出しされているブラッドとの共演は世界的ゴシップとなるほどだったが、ブラッドがマリオンに心が傾いてしまったとしても納得(?)の妖艶な魅力を披露している。2013年には「世界で最も美しい顔100人」1位に選ばれ、いまなお美貌を維持し続けているマリオン。『君と歩く世界』のPRで来日した際は、空港でスッピン姿を披露し、「スッピンが美人すぎる!」とSNSで大きく話題に。さまざまな役柄でいくつもの顔を見せてきたマリオンが、本作で魅せる新境地と、その本作の真実の愛の物語に注目していて。『マリアンヌ』は2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マリアンヌ 2017年2月10日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2017年02月01日突然ですが、あなたはバラ色の人生?と聞かれ首を縦に振れる? "ラビアンローズ(=バラ色の人生)" なんておとぎ話と侮っていてはつかめる幸せも逃げてしまうかも。今年もまだ始まったばかりだし、たらればの御託を並べる前に "ラビアンローズ" への一歩を踏み出しませんか?戦後のシャンソンから生まれた "ラビアンローズ"すっかりカタカナで定着したこのフレーズが生まれたのは遡ること半世紀超、シャンソン歌手のエディット・ピアフが戦後直後の1946年に発表した〈 La vie en rose 〉からでした。Quand il me prend dans ses brasIl me parle tout basJe vois la vie en rose〈 彼の腕の中にいて/彼が優しく囁くとき/わたしはバラ色の人生を見る〉——、桃色だと違和感だったことからバラ色になったんだとか。けれども仕事に勉強にと追われる毎日を過ごすわたしたちは、毎日があっという間。ましてや〈 東京タラレバ娘 〉に震撼している女性たちからしたら、毎日がふわふわとバラ色に過ぎていかないことなんて、既知事項ではないかしら。魔法の代わりになるのは、鵜呑みにしない賢さこの名曲〈 La vie en rose 〉が奇しくもグラミー賞名誉賞を受賞した1998年に制作されたのが、映画〈 エヴァー・アフター(原題:Ever After)〉でした。"happily ever after." が由来であることから察しがつくように、原案はおとぎ話(シンデレラ)です。主役ダニエルを好演するのは、〈 E.T. 〉で天才子役の名を世界に轟かし、着実にキャリアを積んでいたドリュー・バリモア、当時22-3歳!(最新作〈 マイ・ベスト・フレンズ 〉も記憶に新しいですね。)この作品で注目すべきは、"シンデレラが実在した" という新しい切り口で描かれていること。それって、一見ものすごく可愛らしい響きだけれど、つまり、"ビビディ・バビディ・ブー!" を唱えてくれる魔法使いはいないからカボチャは馬車にならないし、歌いながらネズミはドレスを縫い上げてくれない。じゃあ、どうやって王子のハートを射止めたのかって?キーになったのは『ユートピア』でした。16世紀に英国人思想家のトマス・モアが出版した、現代に至るまでの名著ですね。亡くなったダニエルの父が残した形見の書籍として、彼女が後生大事に持っていた宝物でした。読書家だったダニエルは、この本で架空国家として登場する "ユートピア" と父との思い出と重ね合わせ、心の拠り所としていたのです。読書家だった彼女は、ひょんなことから王子様にこの一節を諳んじるほか、機転の利いた行動の数々で、魔法がなくても、彼のハートをつかんでいくのです。ラビアンローズへの一歩はユートピアと入れ替わりにかといっても、現実世界でバラ色の人生を歩もうたって、いま世界はトランプ大統領を起点にその一挙手一投足にあたふたするばかり。金色になったカーテンや傍若無人な大統領令の報道に、ビフ・タネンを彷彿とさせられるけれど、これは紛れもない現実のお話。その一方、自由を奪われ(かけて)いる人々の多くは声を上げ、その輪は大きくなってきているというのも現実のお話であることを忘れてはいけません。先日のウィメンズ・マーチへのエマ・ワトソンの参加は心強かったし、@Trump_Regretsや#Trumpretsからは後悔が先に立たないことをわたしたちは学んだはず。ところで、〈 エヴァー・アフター 〉で義理の姉は物語の終盤、ダニエルの『ユートピア』を燃え盛る暖炉の中へ投げ捨てます。唯一の形見が灰になった姿を見てダニエルは怒り心頭、その後継母らへの猛攻へでるのです。つまり、強烈なマイナス体験が、結果的な "happily ever after" へと向かうトリガーとなったのです。現実はもっと複雑怪奇だとしても、今のあなたがダニエルだとしたら、この瞬間からバラ色に染められるかはあなた次第だと思いませんか?そもそもバラ色とはマゼンダと赤の間にあるいくつかの色を指す言葉であり、カラーコードが指定された一色ではありません。ということで、ピアフの歌う「バラ色」に加えて、自戒も込めてこの言葉を。人生はバラ色。/願わくば情熱的な真紅の薔薇より/100色の薔薇の花束を抱えていたい(THE LADY / La vie en Rose)ROBEがこれまでもこれからも提案したいのは、ヒールが側溝にハマって転んでも、至らなさに辟易して泣き明かしても、それでもしなやかな強さを失わないレディたち。2017年のみなさんが、十人十色のラビアンローズを手にできますように! エヴァー・アフター (1998)監督:アンディ・テナントキャスト: ドリュー・バリモア、アンジェリカ・ヒューストン、ダグレイ・スコット、ジャンヌ・モロー ほかこんなときに観たい:自分の背中をちょびっと押したいとき参考:トマス・モア「ユートピア」(1957、岩波文庫 赤202-1)〈 洒脱なレディ論 〉では映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていきます。目指すのは、混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きるための指南書です。 過去のアーカイヴはこちらText. Midori TokiokaIllustration. Sandra Jockus
2017年01月30日現在、第2子を妊娠中のマリオン・コティヤールの出演作が、この2月から3作連続で公開される。『エディット・ピアフ~愛の讃歌』にてアカデミー賞を受賞、「世界で最も美しい顔」第1位にも選ばれたことのあるマリオン。昨年はブラッド・ピットとの不倫疑惑を、妊娠発表で一蹴して長年のパートナーとの愛の絆を見せつけ、グーグルが発表した「2016年に最も検索された女優ランキング」で第2位となるほど注目を集めた彼女だが、この3作ではオスカー女優としての風格を存分に見せつけている。まずは、本年度カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、アカデミー賞外国語映画賞のノミネーション候補作(カナダ代表)である『たかが世界の終わり』(2月11日公開)。「若き美しき天才」と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける27歳、グザヴィエ・ドランの監督作が待望の日本上陸を果たす。最新作でドランが描くのは、自らの死を家族に伝えるために帰郷する人気作家(ギャスパー・ウリエル)を主人公にした、ある家族の1日。うまく想いを伝えられないその姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族そのものだ。マリオンは、主人公の兄(ヴァンサン・カッセル)の妻・カトリーヌを演じ、人付き合いが苦手だが誠実という役柄を好演。12年ぶりに再会を果たすも、愛しているのに傷つけ合う家族を彼らに“最も近い他人”として見守る。また、ロバート・ゼメキス監督によるブラッドとの共演作『マリアンヌ』(2月10日公開)は、第二次世界大戦を舞台に過酷な運命に翻弄され、究極の愛が試されるロマンチックスリラー。マリオンはフランス軍レジスタンス・マリアンヌを演じ、ブラッド演じる極秘諜報員・マックスと運命的な恋に落ちるも、誰にも言えない秘密を抱えているという美しくミステリアスな役どころ。「2人の間に、映画を超えた真実の愛があるのでは?」とゴシップの格好の標的になってしまったほど、ブラピと情熱的なカップルを熱演する。大ヒットゲームを新たなキャラクター、ストーリーで実写映画化した『アサシン クリード』(3月3日公開)では、昨年公開した『マクベス』で夫婦役を演じたマイケル・ファスベンダーとの再共演にも注目が集まっている。本作は、遺伝子操作によってアサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚・カラムが、歴史に隠された真実に挑むミステリーアクション。マリオンが演じるのはカラムの祖先の記憶を追体験させるプロジェクトを先導する謎めいた科学者だ。素朴で誠実な妻から、レジスタンス、科学者と幅広い役柄に挑むマリオン。オスカーを始め、数々の映画賞を受賞し、女優として確固たる地位と人気を得ているマリオンが、この冬に魅せる新たな顔に注目だ。(text:cinemacafe.net)
2017年01月16日第68回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された、名匠フィリップ・ガレル監督の最新作『パリ、恋人たちの影』。パリに生きる等身大の男女の姿がモノクロームで印象的に描かれた本作では、登場人物たちが着回す飾らないファッションが、それぞれの個性を際立たせている。限られた中でも自分の個性や意志を表現する、フランス流のファッションスタイルに注目した。夫・ピエールの才能を信じ、二人三脚でドキュメンタリー映画を制作する妻・マノン。映画制作に行き詰まりを感じていたある日、ピエールは若い研修員のエリザベットと偶然出会い、恋に落ちる。あるときエリザベットは、ピエールの妻マノンが浮気相手と会っているところを目撃し、彼に告げるが――。フランス流のファッションといえば、12か国でベストセラーとなった「フランス人は服を10着しか持たない」(ジェニファー・L・スコット著)が知られている。本作でももちろん、パリに暮らす男女がさまざまなシーンに合わせ、手持ちの服を“着回し”ながら、コーディネートに取り入れている。そんな本作で、映画監督の夢を持つ夫を献身的に支える妻マノンを演じたのは、フランスを代表する女優クロティルド・クローだ。『ピストルと少年』(’90/ジャック・ドワイヨン監督)で映画デビューするや、同作でヨーロッパ映画賞主演女優賞を受賞。95年には将来を期待される若手女優としてシュザンヌ・ビアンケッティ賞を受賞し、その後も、『ひとりぼっちの狩人たち』(’95/ベルトラン・タヴェルニエ監督)、『エリザ』(’95/ジャン・ベッケル監督)、『パトリス・ルコントの大喝采』(’96/パトリス・ルコント監督)、『甘い嘘』(’99/マティアス・ルドゥー監督)、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(’07/オリヴィエ・ダアン監督)など多数の作品に出演し、力強くも繊細な演技力で存在感を放ってきた。私生活では、イタリア最後の国王ウンベルト2世の孫であるエマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイアと結婚しており、ヴェネツィア=ピエモンテ公妃でもある超セレブ。プライベートのファッションも大きな注目を集めるクロティルドだが、本作では、いたって普通の、パリのどこにでもいるような女性を、リアルなコーディネートで演じている。夫と、友人と、そして愛人と…シーンごとに見てみると、ファッションを通じて自分の変化を表現するヒロイン、マノンのキャラクターが浮かび上がってくる。まず、夫・ピエールに愛されたいマノンは、夫の前では大人な女性でありつつも、どこか少女のよう。そんなマノンのファッションは、V字ネックのレトロな柄のドレスワンピースをメインに、エレガントになりすぎないように、ジャケットを羽織ってカジュアルらしさをプラス。しっかりと脚を見せるアンクルストラップサンダルは、可愛らしさのアクセントに。大人の女性の魅力と少女らしさがミックスしたスタイルを披露する。一方、愛人と過ごすときはひと味違う。信じていた愛を見失い、別の男性に愛情を見出そうとするマノン。迷いながらも、誰かに必要とされている実感を得たマノンはどこか自立しているようにも見える。そんなマノンのファッションは、飾り気のないラフなダークトーンのカットソーにジャケット、ジーンズというメンズライクなコーディネート。内面を見つめようとしてくれる愛人の前だからこそ、見せられるスタイルといえるかもしれない。また、夫と愛人の間で揺れながらも、家では夫のために尽くすマノンが、部屋でくつろぐときのルームウェアは、背中に大きな花柄がデザインされたオシャレなガウン。アップにまとめた髪が、ラフなスタイルの中にも女性らしさを演出する。そして月日が流れ、マノンと夫・ピエールは、かつて2人がドキュメンタリー映画を撮影していたときの取材相手だった老人の葬儀で再会する。フォーマルな場でも、着回しで対応するマノンはさすが。アップヘアにトレンチコートでまとめ、これまでよりも洗練された都会的な印象すら感じさせる。すぐにでも取り入れたくなる着回しコーデが随所に見られる本作。まさに「フランス人は10着しか服を持たない」を地で行く(!?)パリの等身大の女性を、ぜひお手本にしてみては?『パリ、恋人たちの影』は1月21日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。フィリップ・ガレル監督の35mmフィルムによる特集上映同時開催。(text:cinemacafe.net)
2017年01月08日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフプロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!その前に…ムンロ王子って何者?Bonne Annee ! 新年明けましておめでとうございます。ムンロ王子です。これまではムンロ王子とタロット占いの出会いについてお話してきましたが、今年からは『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマに連載しますので、よろしくお願いします。2017年は酉(トリ)年。酉は酒壺を表し「果実が極限まで熟した状態」を意味します。音が似てるので動物のニワトリをモチーフにしていますが、酉年は五穀豊穣、商売繁盛の年、運気やお客を「トリ込む」年なのです。関東地方では毎年11月の酉がつく日に縁起物の熊手を買う習慣がありますが、今年は『酉年の酉の市』なので、さらにご利益がありそうですね!さて、これから『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』というテーマで連載を続けていくのですが、今回はそのイントロとして簡単にどんなお話なのかご紹介しますね。ムンロ王子がタロット占いをしているとよく30代の未婚の女性から「ね!ムンロ、なかなか良い出会いがないんです」って相談を受けます。30代の健康な女性に「良い出会い」がないわけないんです。それは仕事ばかりに追われて恋愛を疎かにしているか、もしくは高望みして妥協できないでいるか…本人の問題なのです。だいたいそういう人に限って、ファッション雑誌を読み漁り、同性からうらやましがられるほどの美貌と学歴やキャリアを備えてる場合が多いです。そういう女性に共通しているのは、恋愛に関しては「受け身」で、あまり積極的に男性にアプローチしたことがない人が多い点です。外見は完璧に美しいのですが、「誰のために?」「何のために?」と目的が明確でなく、ただ「流行っているから」「自分が好きだから」という理由で洋服やメイクを決めているのです。彼女たちの抱える「ジレンマ」をわかりやすく説明すると、例えば『アジの漁場でアユの友釣りの仕掛けを使って鯛を釣ろうとしている』ようなものです。釣りの目的が「鯛」ならば、鯛が生息している岩場に行き、餌として「海老」を準備していかないといけないのです。そもそもアジの漁場で鯛が釣れるわけがありません。仮に鯛がいたとしても「アユ釣りの仕掛け」では釣れません。もちろん「アユ釣りの仕掛け」ではアジも釣れないし、そもそもアユすら釣れません。なぜって?アユは海ではなく川に生息する淡水魚だからです。『セルフ・プロデュース』とは簡単に言えば「鯛を釣るために自分が海老になる」ということです。まず、ターゲットの魚を鯛と決めたら好き嫌いを言わずにその魚が好きな『エサ』の海老となって、その魚が生息する漁場に釣り糸を垂らすという、釣りの世界ではごく当たり前のことを実践するためのノウハウです。基本的には30代になっても彼氏がいない女性を対象に話を進めていきますが、恋愛のためのテクニックを伝授しているので、20代の人も、彼氏がいる人も、さらにはすでに結婚している人も、もちろん女性だけでなく男性もぜひお読みくださいね!1月のカード:【愚者】無邪気な冒険家2017年最初の月にご紹介するカードは【THE FOOL:愚者】、大アルカナの「0番」。最初のカードであり最後のカードでもあるのです。【THE FOOL:愚者】大アルカナは全部で22枚あり、21番が『THE WORLD:世界』で「完成」を意味します。ただ、人生に終わりはなくもちろん「完成」もありません。なので、22枚のカードは22番には辿り着けずに0番に戻ります。ただ、戻ると言っても元に戻るのではなく、次のステージのスタートラインに着くということ。人生は永遠に続く坂道を上るのではなく、階段を上るように上がっていくものです。この0番のカードは1つのことを成し遂げた人が次に進む道を切り開いていく、そういう時に現れます。無邪気な冒険家か愚か者かでは、なぜ『愚者』なのか?周りの人が心配や嫉妬から「あいつは愚かな奴だ」というからです。正位置では「無邪気な冒険家」を意味し、誰も行かない未知の世界に飛び込んでいく勇気と、他人の意見に左右されない自由奔放な冒険心で自分の道を切り拓いていきます。逆位置になると「無謀なチャレンジ」となり、空気が読めない身勝手な行動で失敗する、まさに「愚か者」です。人生とは山を登るようなもの。人それぞれに合った高さの山があり、階段を1つずつ自分のペースに合わせて着実に上っていきます。そして1つの山の頂上に到達したら、次の山が用意され、それも1つずつしっかりと上っていくものです。急いで近道をしたりゴマかしたりすると、スタート地点に戻されたり、最悪の場合は退場させられます。『愚者』はそんな風に人生について考えさせるとても意味深いカードです。今年は酉年、これまでやってきたことを成し遂げて完成させる年です。新年を迎えた今、この『愚者』をみなさんへのメッセージとしてご紹介しました。実りある良い年にしてくださいね!1月のシャンソン『水に流して』フランスの大御所エディット・ピアフの曲。日本語では『水に流して』と訳されていますが、原文のタイトル「Non, je ne regrette rien」を直訳すると「いいえ、私は決して後悔しません」という意味です。ミシェル・ヴォケール作詞、シャルル・デュモン作曲の名曲で今でもカバーされて多くのアーティストによって歌われています。1960年に発表されたのですが、ピアフはその3年後の1963年に47歳という若さで亡くなるのです。同じコンビが同年1960年に作った『私の神様(Mon Dieu)』と合わせてピアフの晩年を代表する曲です。日本では「過去のすべてを焼き尽くしてゼロからやり直す」という意味の訳詞で歌われることが多いですが、ムンロ王子としては最後の詞の「avec toi(あなたと共に)」に注目して、熟年の夫婦が「あなたが今までやってきた悪行は全て水に流して、また最初からやり直しましょう」と言って熟年離婚を回避する…そんな歌に仕上げています。1月のタロット占いイベント■1月24日(火)19:00~23:00『麻布十番Barこらぼ』(03-6435-0995)港区麻布十番2-4-8麻布十番館4階■1月26日(木)19:00~23:00『いちゃりBAR』(03-3809-5531)荒川区町屋3-2-1■1月31日(火)19:00~23:00『赤道倶楽部』(03-6228-7295)中央区銀座1-13-8ハビウル銀座2階いずれも20分3000円(要予約)【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、7年間で占った人は6000人を超える。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2016年12月25日には日テレの『スクール革命』という番組に「今どきのクセの強い占い師」としてお笑いタレント千鳥のノブくんの2017年の運勢を占い、シャンソンもお披露目しました♪タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
2017年01月03日『沈黙-サイレンス-』『マグニフィセント・セブン』『モアナと伝説の海』など、上半期から大作が目白押しの2017年だが、注目すべきは印象的な“カップル”が登場する作品が多いこと。今回はその中から、今年話題になること間違いなしの3作品をピックアップした。■ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールがスパイ夫婦に!『マリアンヌ』本作に登場するのは、「極秘諜報員」と「フランス軍レジスタンス」という何ともハードなカップル。演じるのは、プロデューサーとしても手腕を発揮する人気俳優ブラッド・ピットと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いた実力派女優マリオン・コティヤールという豪華な2人。それぞれ交わることのない人生を歩んでいた2人は、夫婦を装ってミッションを遂行したことで恋に落ちる。その後、結婚して子どもをもうけ幸せな日々を過ごしていたが、ある日、妻マリアンヌに二重スパイの疑いがかけられ…。彼女は本当に裏切りを働いていたのか?その愛は真実だったのか?過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリーを、初共演となるブラッドとマリオンが、抜群のコンビネーションで魅せる(2月10日(金)より公開)。■ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが夢見る恋人同士に!『ラ・ラ・ランド』賞レースをにぎわすミュージカルとして話題の本作で描かれるカップルは、それぞれ夢を追いかけるジャズピアニストと女優志望の女性。偶然の出会いから恋に落ちた2人は、互いの夢を応援し合うが、彼が生活のために入ったバンドが成功したことで、何かが狂いはじめていく――。そんなカップルを演じるのは、かつて『ラブ・アゲイン』『L.A. ギャング ストーリー』でも恋人役で共演していたライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。息の合った演技とともに披露される、猛練習を重ねたという見事な歌とダンスは必見!カラフルで幻想的なロサンゼルスが2人の夢を後押しする(2月24日(金)より公開)。■エマ・ワトソンとダン・スティーヴンスが初共演!『美女と野獣』同名ディズニー・アニメーション待望の実写化となる本作に登場するカップルは、すばり“美女と野獣”の2人。読書好きでちょっと風変わりなヒロインのベルを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も第一線で活躍を続けるエマ・ワトソン。そんな彼女が向き合う“野獣”に扮するのは、英国王室やセレブも夢中になった海外ドラマ「ダウントン・アビー」で注目を集め、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』などに出演してきた青い瞳の英国美男ダン・スティーヴンスだ。周囲に変わり者呼ばわりされながらも、“人と違う”ことを受け入れて自分の個性を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られて本当の自分の価値を見いだせずにいる野獣。2人の出会いはどんな奇跡をもたらすのか?世界的人気を誇る美女とフレッシュな野獣の物語に、早くも期待の声が上がっている(4月21日(金)より公開)。2017年は、人気実力共にハイレベルな俳優陣の共演が盛りだくさん。今後も話題沸騰まちがいなしのビッグカップルの活躍から目が離せない!(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日女優の大竹しのぶが29日、東京・渋谷のNHKホールで『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、本番さながら感情を込めてエディット・ピアフの「愛の賛歌」を熱唱した。紅白に出場するのは今回が初。マイクの前に立っての「お願いします」はいつもの調子だが、ひと度歌い始めると表情が一変。2度の歌唱も感情を振り絞り、目を潤ませながら歌い上げた。リハーサルを終え、報道陣の取材に応じた大竹は「反響があった」と紅白出場が発表された当時の反応を回顧。最初は「なんで私が」という戸惑いもあったが、LINEやメールで69件も祝福の声が届き、「がんばらなくちゃ」という前向きな気持ちに。娘のIMALUは「すごい!」と驚いていたそうだが、元夫・明石家さんまからは連絡がなかったと明かして苦笑いを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。また、リハーサル中の心境を聞かれ、「ピアフの気持ちを素直に伝えたい。ただ、そのことだけを」と説明。感極まったことについては、「愛する人が亡くなった時の芝居とリンクします。それでも強く生きていかないといけないという思いで歌いました」「芝居として歌うのか自分として歌うのか分からなくなっちゃった」と打ち明けていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。出場歌手は紅組23組、白組23組の合計46組。昨年は紅組が4年ぶりに勝利し、通算成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が日々、慌ただしく生きる現代の姫君たちに向け、毎月メッセージをお送りします。今回、ムンロ王子があなたにお届けするタロットカードは?■その前に…ムンロ王子って何者?Bonjour!ムンロ王子です。12月は師走と言われ、忘年会や大掃除など慌しい月。街はイルミネーションで彩られてクリスマス一色となり、とてもロマンチックな季節でもあります。飲み食いする機会が増えるので、食べ過ぎ飲み過ぎに注意しましょうね!さて、2000人ほど占った頃、タロット占いで商売することに迷いがあったムンロ王子は、3年前の10月20日にたまたま日蓮宗総本山久遠寺がある身延山のすぐ裏手の「七面山」に登る機会を得ました。七面山とは2000メートル級の霊山。そこで山頂の宿坊に一泊したところ、「あと3年待て!」との『お告げ』を受けました。下山すると、ちょうど半年前から始めていたボイストレーニングの発表会があり、その会場でシャンソン歌手からシャンソンを歌うように勧められました。シャンソンなど聴いたことがなかったけど、とりあえずどんなものかと興味本位で新宿にあるシャンソニエ『新巴里』に誘われて行ったところ、いきなりオーナーから翌月から月に一度出演するように言われました。まだ、歌を始めて半年、しかもパーティーの余興のために始めたボイストレーニングだったので、お店でお金をいただいて歌うつもりなど全くなかったのですが、言われるがままに歌うようになりました。ムンロ王子のシャンソンは、フランスの大御所歌手エディット・ピアフの曲をオリジナルの訳詞で歌います。歌を訳す時にはタロットカードのメッセージを織り込むようにしています。なぜなら、タロット占いだとひとりひとり占わなければならないけど、シャンソンを歌うことで、より多くの人にタロットカードのメッセージを広めることができるからです。どうやら「七面山」での『お告げ』は「3年間シャンソンを歌え!」ということだったのかと自分なりに解釈し、覚悟を決めてとりあえず3年間シャンソンを歌うことにしました。『お告げ』の通り3年間シャンソンを歌い続けてきて、3年目の今年は七面山に登ってお礼参りをしたかったのですが、ライブのスケジュールが埋まっていて日程的に難しかったのと、風邪や怪我でもしたら大変なので、来年の夏まで待とうと思っていました。すると、たまたま3年後となる先日10月20日に八王子にある了法寺(入口に美少女イラストの看板があり『萌え寺』としても有名)で、日蓮宗祖の命日を祝う「お会式」で歌を奉納することになりました。あまりの偶然に驚いて、自己紹介の時に3年前に七面山に登ってお告げを受けた話をしたところ、住職からそのお寺には日蓮上人の仏像とともに七面天女の像も祀られていると教えられ、ビックリ。図らずも、七面様にお礼参りをすることが叶いました!タロット占いやシャンソンを始めてからいろいろなご縁をいただいております。おかげで「東大法学部卒」という肩書きだけでは会えないような方々とご縁ができました。ハイブリッド・パフォーマーとしてのムンロ王子誕生の秘話(笑)はここまでです。来年からは『恋愛』をテーマに、モテるための「セルフプロデュース」について連載しますので、引き続きお楽しみくださいね!■12月のカード:【女帝】女の幸せを謳歌する今月ご紹介するカードは『女帝』、大アルカナの「3番」。【THE EMPRESS:女帝】『女帝』とは人を表すカードで、とても女らしい女性、『愛』に生きて子どもを身籠もる、子孫繁栄、五穀豊穣の象徴です。■あなたはいい女?それとも残念な女?正位置で出ると「女としての幸せを謳歌する」、もしくはそういう女性を表します。女帝は『皇帝』のお妃として王座に座して周囲に指示する存在。女性としての役割を認識し、決して出しゃばらずに皇帝をサポートします。逆位置で出ると「現状に満足できずに不満を言う」という意味になります。やはり女性を表すのですが、いつも何かブツブツと不平不満を言っている女性です。周囲からすると、何が不満なのか理解できず「贅沢な悩み」にしか見えないのですが。12月のシャンソン『ミロール』シャンソンには娼婦をテーマにした歌が数多くあります。人生の悲哀や男女の人間模様などを描写するのに恰好の的なのでしょう。フランスの画家ロートレックもまた、娼婦や踊り子など夜の世界に生きる女性を描く画家として有名です。ミロール(Milord)とは英語My Lord(閣下)のフランス語訛り。舞台はフランスの港町、イギリス兵を乗せた船が港に着くと、娼婦は兵士に「Milord」と声をかけて客を引きます。ちょうど歌舞伎町で水商売の女性が通りすがりの男性に『社長さん』と声をかけるように。そんな中、1人のステキな男性が泥酔してお店に転がり込んできます。よく見ると昨夜きれいな女性とデートしていて街角ですれ違った男。どうやら失恋したらしい。そんな男を介抱して失恋から立ち直らせる、娼婦の一夜のお話を歌にしたものです。ムンロ王子はこの設定を歌舞伎町ではなく、新宿二丁目のオカマバーにして、ムンロ王子扮するオカマが失恋した男性を一晩で失恋から立ち直らせる歌にしました。ムンロ王子快心の一作で、デビュー当時からライブで笑いを誘う歌となっています。11月のタロット占いイベント■12月1日(木)19:00~23:00『いちゃりBAR』(03-3809-5531)荒川区町屋3-2-1■12月20日(火)19:00~23:00『麻布十番Barこらぼ』(03-6435-0995)港区麻布十番2-4-8麻布十番館4階■12月22日(木)19:00~23:00『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)千代田区神田小川町2-8いずれも20分3000円(要予約)【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、6年間で占った人は5000人。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2015年5月30日には日テレの特番『くりぃむしちゅーのヒューマンルーレット!』という番組に東大生枠で出演するなどテレビや雑誌などでも活躍中♬婚活をテーマに講演してきた内容をまとめた本を2016年9月に出版予定。タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
2016年11月28日ハリウッドを代表する俳優にしてアカデミー賞受賞のプロデューサー、ブラッド・ピットの主演最新作『マリアンヌ』の日本公開日が2017年2月10日(金)に決定。共演のマリオン・コティヤールと“口づけ寸前”のティザーポスターと日本版特報映像が、本日11月22日=「いい夫婦の日」に合わせて解禁となった。アカデミー賞に3度のノミネート経験を持つ演技派にして、近年はプロデューサーとしても才覚を発揮し、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を獲得したブラッド。そして、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で同主演女優賞に輝き、『サンドラの週末』『アサシン クリード』など幅広い作品に出演する実力派マリオンが初共演を果たした本作。監督は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』などで知られる名匠ロバート・ゼメキスが務めている。物語の舞台は、第2次世界大戦中のヨーロッパ。ドイツ大使を襲撃する共謀作戦で出会った2人は、夫婦を装いミッションを完遂。その後、導かれるように愛を育み、実際に夫婦となるが、マリアンヌにある疑惑が掛けられる…というストーリーだ。そんな本作から今回解禁となったティザーポスターでは、タキシード姿のブラッドと、シックなドレスに身を包んだマリオンが口づけ寸前!ミステリアスかつロマンチックな印象を与えるビジュアルとなっており、漆黒の影から信じたい愛と渦巻く疑念が見え隠れし、まさにコピーのとおり「愛する人の<すべて>を受け入れられるか」が試される瞬間が刻まれている。日本オリジナルの特報も、運命で導かれた2人の仲睦まじい愛が描かれるも、後半は一変。ブラッド演じる主人公マックスの苦悩を抱えた表情が痛々しく見えるほどに映し出され、笑顔を振りまくマリオン演じるマリアンヌとの対比が鋭く胸に刺さる映像に。愛した美しい女性、そして妻となり、優しい母親となった女性は、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか…。そう苦悩する主人公に待ち受ける衝撃の結末を予感させる、究極の愛が試されるラブストーリーに期待していて。『マリアンヌ』は2017年2月10日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日ブラッド・ピットがマリオン・コティヤールと共演することで話題を呼んでいる『マリアンヌ』。このほど、時代に翻弄された2人の愛が衝撃の展開を迎える予告編が解禁となった。舞台は、第2次世界大戦下のヨーロッパ。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス、決して交わることのない人生を歩んでいた2人は、 ある重大なミッションによって引き寄せられ、やがてお互いを愛するようになるが…。3度のアカデミー賞ノミネート経験を持ち、近年はプロデューサーとしても手腕を発揮、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞作品賞を受賞したハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピットと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『サンドラの週末』『マクベス』など引く手あまたの実力派マリオン・コティヤールが初共演を果たした本作。『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』『ザ・ウォーク』などで知られる名匠ロバート・ゼメキスが監督を務め、注目を集めている。このたび解禁となった映像では、極秘諜報員マックス(ブラッド)と、フランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン)が共謀し、ドイツ大使を襲撃する緊迫の場面から幕を開ける。2人は夫婦を装って敵の裏をかき、息詰まるミッションを見事に完遂。その後、運命に導かれるように急接近し、ロンドンで愛を育んでいく。やがて子どもももうけ、出逢ったころからは想像もつかない穏やかで幸せな生活は過ごしていたある日、突如マックスは呼び出され、マリアンヌの“ある秘密”を告げられる。それは、彼女が実はドイツ軍のスパイであるという、二重スパイの容疑をかけられていることだった。そして、もしその情報が事実であれば、マックス自らの手によってマリアンヌを始末するように、との非情な命令が下る。真実が判明するまで残された猶予は72時間。鍵を握るらしい、顔が傷だらけの男(マシュー・グード)も姿を見せる。愛した美しい女性、そして妻となり、優しい子どもの母親となったマリアンヌは、本当に自分には言えない裏切りを働いていたのか。妻への疑念が募り、愛しさと憎しみの中で苦悩するマックス。その愛は真実だったのか…?初顔合わせで贈る実力派俳優2人の愛の行方や、切なく映るラブシーンもさることながら、緊迫の銃撃戦も展開し、迫力あるシーンの数々も見逃せない本作。時代に翻弄され、過酷な運命を前に究極の愛が試される本作に、期待高まる。『マリアンヌ』は2017年2月、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月07日ブラッド・ピット主演最新作「ALLIED」(原題)の邦題が、『マリアンヌ』に決定し、2017年2月、日本でも公開されることが決定した。1942年、カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は出会った。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス――、決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、 ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会したふたり、愛が芽生え始めるのは自然のことだった。しかし、マリアンヌには愛した人にも決して言えない「ある秘密」 を抱えていたのだった…。本作は、過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリー。監督には『フォレスト・ガンプ/一期一会』『フライト』のオスカー監督、ロバート・ゼメキスが務め、主演には『ワールド・ウォーZ』や『Mr. & Ms. スミス』と主演した大ヒット作は数知れず、『ベンジャミン・バトン 数奇の人生』『マネーボール』などでアカデミー賞3度のノミネート経験もあり、近年はプロデューサーとして『それでも夜は明ける』で念願のアカデミー賞作品賞を受賞した、ハリウッドを代表する現代有数の俳優として名高いブラッド。共演には、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、世界的に活躍する実力派マリオン・コティヤールといったアカデミー賞常連のスタッフ&キャストが初集結している。時代に翻弄され、めぐり逢ったマックスとマリアンヌ。導かれるように惹かれ合うふたりはやがて本当の愛へと辿り着く。今回日本公開決定と共に、本作からふたりが見つめ合う場面写真も到着し、今回超良作であることの絶対安心感を与えるような1枚となっているようだ。また、アカデミー賞常連者が顔を揃えた本作。早くも本年度の賞レースへの期待が高まっているようだ。『マリアンヌ』は2017年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年09月06日俳優ブラッド・ピットの主演最新作『ALLIED』が、『マリアンヌ』の邦題で2017年2月に日本公開されることが1日、明らかになった。本作でメガホンを取るのは、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)、『フライト』(12)のオスカー監督・ロバート・ゼメキス。『ベンジャミン・バトン 数奇の人生』(08)、『マネーボール』(11)などで3度アカデミー賞にノミネートし、近年は『それでも夜は明ける』(13)でプロデューサーとして同作品賞を受賞したブラッドが主演し、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』(07)で同主演女優賞に輝いた女優マリオン・コティヤールも登場する。3人は、本作で初の顔合わせとなる。描かれるのは、過酷な運命を前に究極の愛が試されるラブストーリー。1942年のモロッコ・カサブランカ、極秘諜報(ちょうほう)員とフランス軍レジスタンスという決して交わることのない人生を歩んでいたマックス(ブラッド)とマリアンヌ(マリオン)は、夫婦を装い敵の裏をかくことで、ドイツ大使を狙う作戦によって引き寄せられる。マックスと別れてから、マリアンヌは彼に言えない秘密を抱えるように。そんな2人は、イギリス・ロンドンで再会を果たし、互いの間に愛が芽生え始める。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2016年09月06日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が日々、慌ただしく生きる現代の姫君たちに向け、毎月メッセージをお送りします。今回、ムンロ王子があなたにお届けするタロットカードは?その前に…ムンロ王子って何者?Bonjour!ムンロ王子です。今月はムンロ王子の誕生月。もちろん乙女座です(笑)。ムンロ王子とタロット占いの出会いのお話の続きをしましょう。ムンロ王子はある女性のワガママな発言を契機にタロットカードを購入し、占いをすることになったのです。実際占い始めると『当たる』と評判になり、口コミでどんどん占い希望者が増えていきました。もちろん最初は無料で、とりあえずタロット占いがどんなものかもわからずひたすら占ってみました。200人ほど占うと全部のカードが出揃い、なんとなく全体が見えてきて、500人くらい占うと本で学んだ知識よりも占った人から教えられることのほうが多くなりました。さらに1000人を超えると「リーディング」と言ってタロットカードからのメッセージを読み取れるようになり、その頃から有料でカウンセリングをするようになりました。占いのスキルが上がるにつれて口コミでタロット占い希望者が増え、お店を持ってほしいとか、タロットを教えてほしいなんて声も。ですが、本業のIT会社もあり、自分のライフサイクルの中でどう位置付けていくべきか悩み始めました。また、人の大きな人生の節目に遭遇し、その人の行くべき道を示すようになると、自分のスキルが未熟なために相手にちゃんとしたアドバイスをしてあげられているのか、「リーディング」が上手くいってるのか、読み解いた「メッセージ」を相手に正確に伝えているのか…といった不安も増えていきました。そんな中、出会ったのが『滝修行』。この続きは来月のコラムで!9月のカード:【世界】究極の「大吉」今月ご紹介するカードは『世界』、大アルカナの「21番」です。【世界:THE WORLD】タロットカードは22枚の大アルカナ、56枚の小アルカナの計78枚からなるのですが、このカードはその中で一番良いカード。正確に言うと「完成」された最もパワフルなカードです。人生は終わりのない旅だと覚悟しておみくじで言ったら『大吉』。「成功や幸運など全てが完璧で頂点を極め、そのことに本人もとても満足している」最高の状態です。逆位置で出ても「未完成」を示していて、特に悪い意味ではなく、「やっていることはいい方向だけど、もう少し足りないために成就できない」、あとひと踏ん張りという意味です。これまで5000人以上占ってきた中でも、このカードを正しい位置で完璧な形で引いた方は5人だけ。どの方もそれなりの社会的な地位を確立されていて納得できました。カードは全部で78枚、0.1%は確率的にはあり得ないのですが、そこがタロット占いの不思議なところ。『世界』のカードの話をすると、みなさんこのカードを引きたがるのですが、考えてみてください。頂点というのは聞こえは良いですが、それ以上はないってこと。「頂点」は目指している時が楽しく、実際にたどり着いてみると「こんなものか」という感じです。50歳以上でこのカードを引くのは「人生」が完成されていて良いことだと思いますが、20代や30代で引いた人には「ひとつのことを成し遂げた余韻に浸っていても良いけど、落ち着いたらさらに高い次の目標を探して頑張りなさい」とアドバイスしています。タロット占いをしているとカードの良し悪しを問われることがありますが、ムンロ王子としてはカードに優劣はないと思います。人生は厳しい山登りに似ていて山あり谷あり、頂点に達するとまた次の山を目指すことになるだけ。もちろん頂点に着いたら達成感と余韻に浸っても構いませんが、終わりのない旅だと覚悟してくださいね。9月のシャンソン『愛の讃歌』日本でよく知られるシャンソンと言えばこの曲。日本を代表するシャンソン歌手の越路吹雪さんがヒットさせました。原曲を歌ったのはフランスの大御所エディット・ピアフ。プロボクサーだった恋人マルセル・セルダンがアメリカ遠征に行っている時、早く会いたいからと帰りの飛行機を一便早めてもらったら、その飛行機が墜落して帰らぬ人に…。彼女は哀しみと自責の念から薬物中毒や自殺未遂など堕落していくのですが、この曲で復帰するのです。シャンソン界のヒットメーカーである作詞家の岩谷時子さんは、原詞の背徳的で一途な「愛」を甘い「恋」の歌に変え、越路吹雪さんの歌唱によって、みごとヒット曲に仕上げました。ただ、ムンロ王子としてはやはり原詞に忠実に歌いたいとの思いから、オリジナルの訳詞で歌っています。ムンロ王子はシャンソンを自分で訳して歌っているのですが、初めて訳したのがこの曲でした。ライブでは必ず最後は『愛の讃歌』で締めくくるので、これまで100回以上歌ってきたことになります。ムンロ王子の愛の世界を、ぜひご堪能ください♪9月のタロット占いイベント■ 9月15日(木)19:00~23:00『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)東京都千代田区神田小川町2-8■ 9月20日(火)19:00~23:00『麻布十番Barこらぼ』(03-6435-0995)東京都港区麻布十番2-4-8麻布十番館4階■ 9月27日(火)19:00~23:00『赤道倶楽部』(03-6228-7295)東京都中央区銀座1-13-8ハビウル銀座2階■ 9月29日(木)19:00~23:00『いちゃりBAR』(03-3809-5531)東京都荒川区町屋3-2-1いずれも20分3000円(要予約)【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、6年間で占った人は5000人。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2015年5月30日には日テレの特番『くりぃむしちゅーのヒューマンルーレット!』という番組に東大生枠で出演するなどテレビや雑誌などでも活躍中♬婚活をテーマに講演してきた内容をまとめた本を2016年9月に出版予定。タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!目次ページへ >>
2016年08月29日『市村座』が8月11日より開幕した。【チケット情報はこちら】今回のテーマは「父と子」。芝居仕立人情噺『子別れ・下』は、古典落語に市村が動きをつけ、一人芝居として演じる。熊、金坊、女房など、一人とは思えない絶妙な会話の掛け合いと動きだ。熊は自分の過去を後悔し、隠しつつも女房への未練が溢れている。無邪気でおませな金坊は、別れた父と母の距離を肌で感じている。また女房の市村の所作のしなやかさには舌を巻く。鰻屋で夫婦が再会するシーンは、互いの恥ずかしさと嬉しさが交錯し、一気に引き込まれた。ミュージカル俳優として名高い市村だが、芝居の上手さも実感できる。音楽講談『二世たちのコーラスライン』は、『屋根の上のヴァイオリン弾き』の三女チャヴァ、『ミス・サイゴン』のタム、『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイ』のグスタフと、市村の出演作の子供たちがブロードウェイのオーディションを受けるという奇想天外な物語。講談として、基本、机の前に座って、歌い舞う。馴染みのあるメロディに乗せて、「サンライズ・サンセット」が「賛成、サンキュー」、「アメリカン・ドリーム」が「ブロードウェイ・ドリーム」と歌われるから、遊び心たっぷりだ。ミュージカルの二世たちがただオーディションで出会う話かと思いきや、物語は『コーラスライン』と重なり、チャヴァはキャシー(『コーラスライン』)、グスタフはポール(『コーラスライン』)とオーバーラップしてゆく。グスタフが自らをカミングアウトし、父親である怪人がそれを見守る様は、涙無くしては語れない。市村がかつてポール(『コーラスライン』)も怪人(『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイ』)も演じていることを知る人は、よりぐっとくるにちがいない。市村は『ラブ・ネバー・ダイ』でグスタフが登場したことから、この話の原案を思いついたという。親子の絆の素晴らしさを受け取ると同時に、この物語はミュージカルを担う次世代への市村からのエールのようにも感じられた。唄入り狂言『ピアフという人』では、ブロードウェイから飛び、打って変わってパリの雰囲気。エディット・ピアフの人生、恋模様を語りで振り返りつつ、ジャック・ピルスの「去りし夢」、ピアフの「水に流して」「群衆」「愛の讃歌」が歌われる。市村の哀愁と色気の帯びた、伸びやかな歌声は、実にシャンソンとよく似合い、場の空気を一変させた。大団円は『俵星玄蕃』。忠臣蔵のサイドストーリーであり、三波春夫の長編歌謡浪曲として有名。市村座の定番でもあり、市村の十八番だ。浪曲、語り、芝居など、この一編にさまざまな要素が含まれている。並大抵の技量では演じきれない難曲だが、市村はエネルギーたっぷりに演じ上げた。東京公演は21日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演。その後、大阪、名古屋など全国5か所を巡演する。チケット発売中。取材・文:三浦真紀
2016年08月12日旗揚げから間もなく20年。市村正親が語り、唄い、踊る、エンターテインメントショー「市村座」が帰ってくる!演出の高平哲郎を相棒に、ミュージカル、落語、シャンソンなど市村が俳優人生で身体に叩き込んできたすべてを新たな創造力で練り上げ、笑いたっぷりで贈る一人舞台だ。「市村座 2016」チケット情報前回公演から12年、お客様からは度々「市村座はまだ?」と聞かれていたとか。その間、市村の頭にあるアイデアが浮かぶ。ヒントは『オペラ座の怪人』の続編『ラブ・ネバー・ダイ』だ。「あの怪人ファントムに子どもがいた!という話。そこから名作の登場人物の二世たちがブロードウェイに来たらおもしろいなと」。そして誕生したのが、今回の音楽講談『二世たちのコーラスライン』だ。数々のミュージカルナンバーから、「おいしいところだけつまんで、似て非なるものに練り上げ、絶妙にひとひねりして歌います」。『ミス・サイゴン』あり『オペラ座の怪人』あり、羽織袴でビシッときめた市村が名曲で紡ぐ、爆笑必至の感動巨編となりそう。「親と子」をテーマにもうひとつ、古典落語の名作『子別れ』を芝居仕立てで立体的に披露する。「志ん朝さんと談志さんの『子別れ』を織り交ぜて市村版で」。さらに伝説の歌姫、エディット・ピアフの生涯を市村バージョンで、シャンソン珠玉の名曲とともに上演する。「ピアフの愛した男たちのいい曲もあるので歌いたいと思っています」。冒頭はおなじみの口上だ。「お久しぶりの近況報告と自画自賛(笑)」。そしてラストはファンお待ちかねの『俵星玄蕃』。赤穂浪士を題材にした三波春夫の名曲を、市村が完全に“自分のもの”にして歌い上げる。客席からは“おひねり”が飛ぶ、飛ぶ。盛りだくさんで仕掛けたっぷり、サービス精神も全開。そして今回は、他界した演劇仲間へのメッセージも込めたいと語る。「蜷川幸雄さん、坂東三津五郎さん、中村勘三郎くん、彼らの思いを持って、これからも俳優人生を生きていきます。市村の芸、人となり、愛嬌、情熱をお見せして、お客様の笑顔につなげたい」。市村正親という名優は芸術に真摯で真面目、そのすべてが詰まった圧巻のステージで、変わらないパワーに触れたい。公演は8月11日(木・祝)から21(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。その後、大阪、名古屋など全国5か所を巡演する。チケット発売中。取材・文:大西美貴
2016年07月20日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が日々、慌ただしく生きる現代の姫君たちに向け、毎月メッセージをお送りします。今回、ムンロ王子があなたにお届けするタロットカードは?その前に…ムンロ王子って何者?初めまして。パワータロット・カウンセラーのムンロ王子です。これからこのサイトで毎月コラムを連載することになりました。『タロット占い』の魅力について、ムンロ王子のこれまで6年間の経験談を通して、初心者から上級者まで楽しめるように執筆しますので、よろしくお願いします。まずはムンロ王子のことを簡単に自己紹介しますね。ムンロ王子は東京大学法学部を卒業しIT企業を経営する「高学歴の占い師」です(笑)。6年前にタロットと出会い、会社経営とタロット占いという「二足のわらじ」を履くことになるのですが、これまで占った人数は5000人。3年前からシャンソンを歌うようになり、今では「三足のわらじ」を履いています。6月のカード:【恋人】恋愛と結婚は永遠のテーマ6月はジューン・ブライド。6月に結婚すると幸せになれる…そんな言い伝えから6月に結婚式を挙げるカップルはたくさんいます。今回ご紹介するカードは【THE LOVERS:恋人】、大アルカナの「6番」。『恋人』のカードを見るとつい「恋愛」を意識してしまい、正位置で出ると「恋愛成就」、逆位置で出ると「失恋」と考えがち。でも、このカードはそのような男女の関係を示すものではなく、「恋愛をしているように高揚した気持ち」というその人の内面を示すものです。正位置で出れば「ウキウキとした楽しい気持ち」、逆位置で出れば「快楽を求める軽いノリ」、さらには「軽率で優柔不断」という意味になります。恋愛の悩みを抱えるあなたへこれに比べて、小アルカナの『カップ(杯)の2番』はまさに男女の関係を表します。正位置で出れば「2人は愛し合っていて心が通じ合う」、逆位置で出れば「2人の心は通じ合わずに別れ」を意味します。これまで『カップ(杯)の2番』が出た時の的中率はほぼ100%。怖いくらいに当たるんです。ムンロ王子がこれまで占ってきた人の9割は女性、その8割は恋愛の悩みでした。「恋愛」と「結婚」は女性にとって永遠のテーマ。「幸せ」のバロメーターと言っても過言ではありません。ただ、過去の「トラウマ」から恋愛に対して臆病になったり消極的になってしまっている女性を多く見かけます。そのような人には『ソード(剣)』の『3番』や『9番』が出ます。つまり、過去の傷が癒されずそのまま無意識の中に押し込まれたままになっているのです。その場合は先に「剣」を抜いてから新しい関係を築くようアドバイスしています。過去の失敗は「学習」して未来に役立てるべきですが、トラウマとなって未来の行動を「制限」するようでは困ります。みなさんも将来の「幸せ」をつかむために、まず過去を「清算」することを忘れないでくださいね。6月のシャンソン『バラ色の人生』フランスの大御所エディット・ピアフの代表作。フランス語では『La Vie en Rose(ラヴィアンローズ)』。メロディは誰でも知っている有名な曲ですが、歌詞はとてもシンプルで官能的です。今月の『恋人』のカードにふさわしい曲ですので、ぜひ聴いてみてください。6月のタロット占いイベント■ 6月21日(火)19:00~23:00『麻布十番Barこらぼ』(03-6435-0995)東京都港区麻布十番2-4-8麻布十番館4階■ 6月23日(木)19:00~23:00『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)東京都千代田区神田小川町2-8■6月26日(日)15:00~17:00『浅草リトルカフェ』(03-6801-7120)東京都台東区浅草1-41-7■ 6月28日(火)19:00~23:00『赤道倶楽部』(03-6228-7295)東京都中央区銀座1-13-8ハビウル銀座2階■ 6月30日(木)19:00~23:00『いちゃりBAR』(03-3809-5531)東京都荒川区町屋3-2-1いずれも20分3000円(要予約)【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、6年間で占った人は5000人。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2015年5月30日には日テレの特番『くりぃむしちゅーのヒューマンルーレット!』という番組に東大生枠で出演するなどテレビや雑誌などでも活躍中♬婚活をテーマに講演してきた内容をまとめた本を2016年9月に出版予定。タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
2016年05月30日『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で第80回アカデミー賞主演女優賞に輝き、その後も、カンヌ常連のダルデンヌ兄弟監督作『サンドラの週末』で2度目のアカデミー賞ノミネートを受けたマリオン・コティヤール。彼女は、フランス人でありながらも「いつかマクベス夫人を演じる日が来る」と信じていたという。ウィリアム・シェイクスピア没後400年にあたる2016年、荘厳なロケーションのもと、スクリーンに蘇る『マクベス』。これまで、黒澤明や手塚治虫、そして先日亡くなった蜷川幸雄など、日本の有名クリエイターにも多大な影響を与え続けてきた至高の名作で、王座をめぐり野心に取り憑かれたマクベスの妻“レディ・マクベス”を演じたコティヤールは、自らの願いを叶えた。2011年のアカデミー賞で作品賞などを獲得した『英国王のスピーチ』のスタッフと、CMやミュージック・ビデオで活躍し、デビュー作『スノータウン』(’11・劇場未公開)が世界的に注目を集めたオーストラリア出身の気鋭ジャスティン・カーゼル監督が贈る本作。劇中、戦地で3人の魔女と出くわしたマクベスは、やがてコーダーの領主となって出世し、スコットランド王になるだろうと告げられる。それを知った夫人は、マクベスの領地インヴァネスにやってくるダンカン王(デヴィッド・シューリス)を暗殺しようと謀略するのだ。「演技クラスの学生だったときに『マクベス』を観たわ」と、コティヤールはふり返りながら語る。「いつかはマクベス夫人を演じる日が来てほしいと思っていた。来ると信じていたの。でも正直なところ、それは舞台だと思っていたの。しかもフランス語で。だから、この映画とこのチームでオファーを受けたとき、この上なく素晴らしいチャンスだと思った。シェイクスピアの言葉で、“英語”でマクベス夫人を演じることができるなんて素晴らしいチャンスだわ。思いがけなかったけれど、いまだと思った。やらなくてはならなかったの」と明かす。しかも、マクベスを演じるのは、彼女が長い間称賛してきた演技派マイケル・ファスベンダーだ。「マイケルは素晴らしい俳優だわ。俳優として、彼が役作りをしたり映画を組み立てたりするときの秘密の部分を見ることができて、とてもラッキーだったと思う。それに彼は、正真正銘、クリエイティブな人なの。彼はキャラクターの魂を理解する。『マクベス』にもたらしたものは常に真実味があって並外れていた。彼が提示するものに毎日、本当に驚かされたけれど、素晴らしい経験だったわ」。確かに、マクベスが次第に狂気を帯びていくさまには震撼する。夫に王を暗殺させ、野望を叶えて王妃となった夫人とは裏腹に、マクベスは知勇を兼ね備えた親友バンクォー(パティ・コンシダイン)の存在を恐れていた。魔女は、バンクォーの息子フリーアンスが“未来”の王になるという予言もしていたのだ。マクベスは刺客を放ち、親友の命は奪うものの、息子フリーアンスは取り逃がしてしまう。その夜の晩餐会でバンクォーの不気味な幻影を目の当たりにしたマクベスは、錯乱状態に陥っていく。そんなマクベスの常軌を逸した振る舞いは、かつてダンカン王の暗殺をそそのかした夫人の目にさえ、狂気の沙汰に映った。絶望した夫人は、みるみるうちに衰弱して息絶える――。「この映画は、人間の魂を理解し、それを共有することを描いていると思う。シェイクスピアがしたようにね」とコティヤールは言う。「私たちは何者なのか、恐怖や怒りや挫折にどう折り合いをつけるのか、そして暗闇への扉はどうしたら開くのか、それを見事に映し出しているのよ」。人間の欲望や野心、恐怖や怒りなどを内包する『マクベス』は、大きなやりがいがあったとともに、大変でもあったことを彼女自身も認めている。「この映画を作るのは楽しかった。とても楽しめたけれど、同時に辛くもあったわ。それは、あれほど暗い人物と一緒に生きなくてはならなかったからなの」。スコットランドやイングランドのロケ地で、毎日撮影が終わると、彼女はこのキャラクターを忘れるように努力していたという。「それが一番難しかった。毎日誰かと一緒に過ごしていると、内面的に影響を受けてしまうから。私は“メソッド俳優”ではないから、その日の撮影が終われば、自分自身に戻る。でも、何か違うものを抱えてしまうの。それに気づき、それを必要としない人たちに撒き散らさないようにしなくてはならなかったわ」。とはいえ、シェイクスピアの文章を話すのは、「光栄だった」と彼女は言う。「それは、音楽家がモーツアルトを演奏しているときに、偉大なものや達人に触れているような感覚だと思う。彼が書いたセリフを言うことができて幸運だと感じたわ。あの特別なリズムは、まるで心臓の鼓動みたいなの。あるいはパンチみたいなもの。それが愛を、人間に対するシェイクスピアの理解すべてを、そして彼のビジョンや詩を象徴している。とても幸運だったわ」。コティヤールが予言を叶える形で演じた、シェイクスピアが生んだ“悲劇の夫人”は、自らの罪にもかかわらず、愛した夫の狂気に耐えかね、絶望の中に堕ちていった。彼女やファスベンダーが体現したものは、誰もが心の中に抱えかねないものだ。そんな“運命共同体”の夫婦を見事に演じてみせた2人は、カーゼル監督の最新作となる人気ゲームの映画化『Assassin’s Creed』(原題)でも、再びタッグを組む。『マクベス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月14日『スティーブ・ジョブズ』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で第80回アカデミー賞「主演女優賞」を受賞したマリオン・コティヤールにより、W・シェイクスピア最高傑作と呼ばれる悲劇を映画化した『マクベス』。このほど、演技派2人が描く狂気的な夫婦愛が映し出された予告編が解禁、公開日が5月13日(金)に決定した。舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王(デビッド・シューリス)に仕える将軍マクベス(マイケル・ファスベンダー)は、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。ともに行動していた将軍バンクォー(パディ・コンシダイン)には、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着する。なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人(マリオン・コティヤール)が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってくる。マクベス夫婦の野心は、人間の奥底に潜む魔性のごとき“狂気”をむき出しにさせ…。シェイクスピアの四大悲劇の1つといわれる本作は、世界中、そして日本の数々のクリエイターに多大な影響を与えてきた、言わずと知れた至高の名作。その原作は日本でも毎年約10万部の増刷があるといわれ、これまで黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄らも翻案作品を発表。昨年は佐々木蔵之介が1人舞台で演じ、シェイクスピア没後400年のメモリアルイヤーとなる今年2016年は、本作だけでなく、現在公演中の宝塚宙組公演「Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~」、6月には野村萬斎主演の舞台などが予定されている。今回、本邦初解禁される予告編では、圧倒的な映像美の中で、野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていくマクベス夫婦が描き出されていく。特に、マイケルが「私の心はサソリでいっぱいだ」と語るその姿は、人相がすっかり変貌し、これまでに見たこともないほどの狂気を漂わせている。また、マリオン演じるマクベス夫人の「もう元には戻れない」という決意を秘めたような言葉からも、狂気の果てに堕ちてしまった夫婦の“地獄”へ通じるような愛を予感させている。ハリウッド界屈指の演技派俳優の2人が迫真の演技で、映画史上かつてない狂気と愛に満ちた作品に仕上げた本作。21世紀の『マクベス』を、まずはここから目撃してみて。『マクベス』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月10日歌手のレディー・ガガが17日、ニューヨークのレインボー・ルームで行われていたV誌のパーティーで予定されていなかったパフォーマンスを行い参加者たちを魅了したようだ。同パーティーで演奏を行っていたブライアン・ニューマンのジャズバンドともに即席のパフォーマンスを30分間も行ったガガについて、ある関係者は「ガガは即席パフォーマンスを行ったんです。1曲だけ歌う予定だったようですが最終的に30分間も歌っていました」とニューヨーク・ポスト紙にコメントしている。フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの『ラ・ヴィ・アン・ローズ』やフランク・シナトラの『コール・ミー・イレスポンシブル』を披露した後、ガガは友人のトミー・ロンドンとともにデュエットをしたりもしたそうだ。カリーヌ・ロワトフェルド、マリーナ・アブラモヴィッチ、ピーター・マリノ、リカルド・ティッシらも同パーティーに出席していたという。(C)BANG Media International
2016年02月20日マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールを迎え、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化する『マクベス』。吉本興業が初の洋画配給を手がけることでも話題となった本作からこの度、ポスタービジュアルが解禁された。舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王に仕える将軍・マクベスは、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。ともに行動していた将軍・バンクォーには、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着。なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってきたのだが――。人類史上最も偉大な作家・シェイクスピアが没後400年にあたる2016年初夏公開される本作。何世紀もの時を超えて現代人の心を激しく揺さぶり続け、「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶシェイクスピアの四大悲劇の1つで、王座をめぐり野心に取り憑かれた将軍・マクベスと、夫の野心を操る妻の心理をリアルに探究しされ、手を血に染め野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていくマクベス夫婦の姿が、まざまざと描かれている。『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その卓越した演技力が注目を集めているマイケルと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオンが、マクベス夫妻の狂気にも似た愛の形を鮮烈に体現。そして監督には、オーストラリア出身のアーティスティックな映像に定評のある気鋭ジャスティン・カーゼルが務めている。今回解禁されたポスタービジュアルは、マイケル演じるマクベスの前に、マリオン演じるマクベス夫人が跪いて顔に手を添えるポスター。夫婦の“地獄に近い愛”と、濃密な関係性を的確に表現する仕上がりとなっており、また「夫が王になった時、2人の運命が狂い出す。」という強烈なストーリー性を感じさせるコピーが、さらに物語の想像掻き立てる一枚となっている。世界中のクリエーターに多大な影響を与え、黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄らも翻案作品を発表してきた至高の名作を映画化した本作。迫真の演技と破格の映像美に彩られ、まさに誰も観たことのない21世紀の『マクベス』に注目が集まる。『マクベス』は初夏、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年02月12日