日本ケンタッキー・フライド・チキンは6月25日より、新TVCM「レッドホットチキンの流儀」篇のオンエアを全国にて順次開始している。同CMは、夏の商品「レッドホットチキン」の発売にあわせて放映開始となった。出演者には、日本ケンタッキー・フライド・チキン45周年記念のTVCMに続き、俳優の玉山鉄二さんを起用している。CMコンセプトは、「レッドホットチキンならではの食べシズル」。3月よりCMに使用している「ビューティフルドリーマー(夢路より)」の曲を、「レッドホットチキン」の辛さを表現するサルサバージョンに仕立て、同商品の辛さとうまさが伝わるように構成したという。ストーリーは、店内で「レッドホットチキン」を食べようとしている男性客の姿を見て、思わず身を乗り出してしまう玉山店長のシーンから始まる。首元のボタンをはずしてチキンにかぶりつき、辛さとうまみで汗をかきつつ、パタパタと口の中を手であおぐ男性客を見ていると、自分もそのおいしさを味わっているかのように感じてくる玉山店長、という内容。滝のような汗を流しながらほおばる男性客や、辛さで思わず口を手であおぐ女性客のカットが続いたあと、われに返って接客する玉山店長が、お客を元気に迎え入れるシーンでCMは締めくくられる。撮影前の打ち合わせでは、同商品の魅力が伝わるよう入念に演技をチェックしたとのこと。手でパタパタあおいだり、思い切りかぶりつく表情をするなど、出演者が議論して演出を決めたという。撮影本番は、その演技にスタッフ一同が食欲をそそられたほどだったとのこと。放映期間は7月22日まで。
2015年06月26日『ハリー・ポッター』シリーズの新作プロジェクト『ファンタスティック・ビースト・アンド・ホエア・トゥ・ファインド・ゼム(原題)』(2016年日本公開)の主演に、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメインが決定。ワーナー・ブラザース映画クリエイティブ企画/国際製作部のグレッグ・シルバーマンより1日、発表された。レッドメインが演じる主人公ニュート・スキャマンダーは、J.K.ローリングが生んだキャラクターの一人で、魔法界では魔界動物学の権威として知られる人物。旅先で遭遇した幻獣たちを記録に残し、のちにホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書『幻の動物とその生息地』を著す。シルバーマンは発表のなかで、「エディ・レッドメインは、今の映画界をリードする実力派俳優の仲間入りを果たしました。そのエディを、J.K.ローリングが描く魔法の世界に迎えることができてうれしく思っています」と喜びを語り、「彼なら、ニュート・スキャマンダーをみごとに演じてくれるでしょう」と期待を寄せた。本作では、原作者のJ.K.ローリングが脚本家としてデビュー。『ハリー・ポッター』シリーズに登場させたニュート・スキャマンダーの人物像やその著書を深く掘り下げ、小説のなかで構築してきた魔法の世界をさらに膨らませる予定だ。監督は、『ハリー・ポッター』シリーズでも後半の4作品を手掛けたデイビット・イェーツ。レッドメインが配役されたことについては「エディは度胸のいい俳優で、創意やウィットや人間味にあふれているんだ。エディと組めると思うと、今から楽しみで仕方がない」と話している。製作は、シリーズ全8作品を手掛けたデイビッド・ヘイマン、J.K.ローリングとともに脚本にあたるのは、シリーズ7作品を担当したスティーブ・クローブス。製作総指揮は、同シリーズの後半4作品を手がけたライオネル・ウィグラムが務める。本作は3D上映、IMAXシアターでの上映が決定しており、2016年11月18日より世界各国で順次公開される。
2015年06月03日J・K・ローリング原作、ダニエル・ラドクリフ主演で映画化された『ハリー・ポッター』シリーズ。本作のスピンオフ作品となる『Fantastic Beasts and Where to Find Them』(原題)で、『彼女と博士のセオリー』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが主演を務めることが明らかになった。本作の舞台は魔法界。エディはJ.K.ローリングが生んだキャラクターの一人で、魔法界では魔界動物学の権威として知られる人物、ニュート・スキャマンダーを演じる。ニュートは、旅先で遭遇した数々の幻獣を記録に残し、のちにホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」を著すキャラクターだ。原作者のJ.K.ローリングは本作で脚本家としてデビューしており、今回の映画化にあたっては、ニュートの人物像やその著書を深く掘り下げ、小説のなかで構築してきたユニークな魔法の世界をさらに膨らませる予定だそう。ワーナー・ブラザース映画クリエイティブ企画/国際製作部のグレッグ・シルバーマンは本作の映画化にあたり、「エディ・レッドメインは、いまの映画界をリードする実力派俳優の仲間入りを果たしました。そのエディを、J.K.ローリングが描く魔法の世界に迎えることができて嬉しく思っています。彼なら、本作のメインキャラクターであるニュート・スキャマンダーを見事に演じてくれるでしょう」とエディの好演に期待を寄せる。さらに、映画版『ハリー・ポッター』シリーズでも後半の4作品でメガホンを撮ったデイビット・イェーツ監督が本作でも続投。「エディは度胸のいい俳優で、創意やウィットや人間味にあふれているんだ。エディと組めると思うと、いまから楽しみで仕方がない。この新作でJ.K.ローリングのすばらしい世界を一緒に冒険できるからね。J.K.もきっと同じ気持ちだと思う」と喜びのコメントを寄せた。製作は『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品を手がけたデイビッド・ヘイマン。J.K.ローリングと共に脚本にあたるのは、同シリーズ7作品を担当したスティーブ・クローブス。製作総指揮は同シリーズの後半4作品を手がけたライオネル・ウィグラムに決定している。2014年公開の映画『彼女と博士のセオリー』で、スティーブン・ホーキング博士を好演し、全米映画俳優協会賞、英アカデミー賞、ゴールデングローブ賞に輝いたエディ。今年11月には、マリウス役で主演した映画『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督と再タッグを組んだ史実ドラマ『The Danish Girl』(原題)が公開を控えている。まさにいま、最も旬な俳優でもあるエディの主演抜擢に、本作への期待も高まるばかりだ。本作は3D上映、IMAXシアターでの上映を予定しており、2016年11月18日(現地時間)より世界各地で順次公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日CA Technologiesとコンピューターサイエンス(以下CSC)は5月21日、メインフレーム技術者の育成を支援するメインフレーム・アカデミーを7月から開講すると発表した。メインフレーム・アカデミーでは、IT初心者や、新入社員向けにメインフレーム教育プログラムを提供。コースには8日間の「コア1」と5日間の「コア2」を用意。コア1は、z/OSの概要、TSO/ISPF操作、JCL詳細、コア2ではユーティリティ、システムプログラミング、z/OS構成とサブシステムについて学習する。費用はコア1が65万1,000円、コア2が44万5,000円で、両方を受講する場合は99万2,000円(それぞれ1人あたりの税別価格)。実務に即したプロジェクトベースのシナリオで、エラー発生時の対処方法と分析の仕方にカリキュラムの時間に多くを割り当てているのが特徴だという。CAがトレーニングコンテンツのアレンジを行い、CSCがトレーニング運営のノウハウの提供を行う。CA Technologies ビジネスシステム営業部 シニアディレクター 丸山智之氏は、同アカデミーを提供した理由として、リソース・プランニングのコスト、メインフレームの技術者の不足、メインフレーム継続使用のニーズを挙げ、「国内では銀行、証券、保険などを中心にメインフレームが基幹システムで使われており、メインフレームの技術者が慢性的に不足している。これには、ベンダーがきちんとしたトレーニングをしてこなかったという背景がある。メインフレームの市場は衰退していくと予測されていたが、マーケットは衰退しておらず、一部では利用が拡大しており、技術者不足に拍車をかけている」と説明した。丸山氏によれば、メインフレームスキルを習得するためのオプションとしては、すでにいくつかあるが、実地実務体験が乏しい、多くのリソースが必要、基礎知識のみの提供、長期の期間が必要など、それぞれ課題があるという。海外では8週間のプログラムとしてすでに提供しているが、時間的に余裕を持ったスケジュールであったことや、日本顧客のそんな長期間会社を不在にさせることは難しいという意見を聞き入れ、日本では1週間のプログラムに改編している。CAの製品に関する説明は一切ないという。現在のところ年内は、7月、10月にコア1を、8月、11月コア2を開催する予定で、最小開催人数は4名。同社は1回あたり6-10名程度を想定している。申し込みは、CA ジャパン・ダイレクト(TEL: 0120-702-600、受付時間:平日9:00~17:30、e-mail: JapanDirect@ca.com)にて行う。
2015年05月21日エディ・レッドメインとベネディクト・カンバーバッチという2人の英国人気俳優が、それぞれ実在の物理学者と数学者を演じるという“理系”対決で沸いた、今年の春。だが、この夏は一転、“マッチョ”な“闘う”科学者やプログラマーがブームとなりそうだ。例えば、『ブラックハット』(現在公開中)で天才プログラマー、ハサウェイ役を演じているのは、『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース。常に闘う男たちを描いてきた巨匠マイケル・マン監督が、彼を主演に迎えた5年ぶりの新作で描くのは、原子炉爆破や金融市場の大混乱など、超現代的な世界規模のサイバー犯罪。だが、現代の“マッチョ”俳優の代名詞ともいえるヘムズワースが、刑務所に収監中でFBIから協力を求められる、マサチューセッツ工科大(MIT)卒の天才的プログラマーにしてスゴ腕ハッカーを演じるというのは、双方のファンならずとも誰もが意外に思ったはず。クリス本人でさえ、当初は驚きを隠せなかったほどだ。マン監督は『マイティ・ソー』や『ラッシュ/プライドと友情』を見た上で、クリスをこの役に抜擢しており、“闘う男”とは、それがコンピュータやサイバー世界に精通した者であっても、その見た目以上の芯の強さや男気を感じさせる役者でなければならない、ということがあるらしい。そんな、意外ともいえる“理系”のマッチョな男たちが闘う新作映画が、今後も相次いで公開される。クリスと同じオーストラリア出身で、孤高のヒーロー“ウルヴァリン”としても知られる肉体演技派ヒュー・ジャックマンも、『チャッピー』(5月23日公開)では、ロボット開発を担う元軍人の科学者、ヴィンセント役に。しかも、世界初の人工知能(AI)搭載ロボット、チャッピーを快く思わない、とても善人とはいえない役どころだ。犯罪多発地区の南ア・ヨハネスブルグで警察に導入されたヒト型軍事ロボット「スカウト」。開発者のディオン(デーヴ・パテル)は、その1体に極秘でAIを搭載させ、チャッピーと名づける。一方、ディオンの同僚ヴィンセントは、戦闘機も打ち落とせるミサイルを搭載した操作型の巨大ロボット「ムース」を開発。だが、「スカウト」の社内外の評価が圧倒的なうえ、自らの経験値を注ぎ込んだ「ムース」は時代錯誤とされて、予算も大幅カット。そんなとき、もともとAIに懐疑的だったヴィンセントは、チャッピーの存在を知ることに…。演技の勉強を始める以前に、実は工科大学を卒業しているヒュー。悪趣味なヘアスタイルで熱演する、“悪徳”ロボット・エンジニアぶりには注目だ。また人工知能といえば、ロバート・ダウニー・Jr.演じる、アイアンマンこと世界的実業家にして天才エンジニア、トニー・スタークも、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)では人工知能「ウルトロン」による禁断の平和維持システムをつくり出す。それに手を貸すのは、同じく科学者であり、ハルクとなって闘うマーク・ラファロ演じるブルース・バナーだ。スタークは、自分たちの“最強チーム”=アベンジャーズでさえ手に負えない強敵が現れたとき、「誰が愛する人を守るのか?」という考えに心を奪われてしまう。そこで、生物有機化学が専門のブルースとともに「ウルトロン」の開発に着手。だが、起動された愛なき人工知能「ウルトロン」(ジェームズ・スペイダー)は、人類こそ平和を脅かす存在と考え、その滅亡を画策する。再びキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)らと団結していくが、スタークは人類存亡の危機に責任を感じ…。エディが演じた、かのスティーヴン・ホーキング博士も「人類の終焉を意味するかもしれない」と警鐘を鳴らす、完全なる人工知能。天才科学者と自らが生み出した完璧なはずの平和維持システムとの熾烈な闘いを、我々は固唾をのんで見守るしかない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年05月19日オスカー俳優となったエディ・レッドメインを始め、ベネディクト・カンバーバッチやトム・ヒドルストン、国民的ドラマ「ドクター・フー」の11代目主役から『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に抜擢されたマット・スミスなど、舞台に、映画に、ドラマにと活躍し、次々と注目俳優が現れる昨今の英国俳優ブーム。その中でも、とりわけ天才的な演技派俳優として知られるのが、ベン・ウィショーだ。その彼が主演を務め、いよいよ5月23日(土)より公開となる最新作『追憶と、踊りながら』から、ベンの美しすぎるラブシーンの半裸画像がシネマカフェにて解禁。先日、来日したホン・カウ監督も「お気に入り」と明かす、こだわりのラブシーンの詳細が到着した。ベン・ウィショーといえば、映画ファンには、初主演作『パフューム~ある人殺しの物語~』(’06/トム・ティクヴァ監督)の衝撃や、『007 スカイフォール』(’11)でのナイーヴ理系男子ぶりが忘れられないところだが、演劇ファンには、英国王立演劇アカデミー(RADA)卒業間もない2004年、鬼才トレヴァー・ナン演出による「ハムレット」で、英演劇史上最年少23歳にしてタイトルロールを演じたことが一大センセーションとなっている。同作品で、時代を現代に移してウィショーが演じた王子ハムレットは、その華奢な体型の全身からエモーションをたぎらせ、「A crazy prince for our times(我々の時代の狂えるプリンス)」と一般紙の一面を飾るなど、アツい注目を集めた。その舞台を見たティクヴァ監督が『パフューム』の主演に抜擢、それ以降、舞台、テレビ、映画と、インディーズからメジャーまで役の大小も問わず、あらゆる挑戦を続けている。本作のホン・カウ監督も来日の際、「彼の演技には、強さ、弱さ、真摯さ、人物の真実がいつもあり、心から尊敬できる俳優だと思っていたけど、今回一緒に仕事をして、想像以上に彼が素晴らしい俳優で、作品のためにすべてを献身してくれることに感動した。役への向き合い方、役をつくり上げるプロセスがとてもオープンで、自分ひとりの演技だけでなく作品全体をどんどんと磨き上げてくれる真の俳優だ」と語っていた。そして、監督がお気に入りのシーンとして挙げたのは、ベン演じるリチャードとその同性の恋人カイのラブシーン。本作『追憶と、踊りながら』は、リチャードとその恋人カイの母親である中国系女性ジュン(チェン・ペイペイ)とのエモーショナルなドラマだが、物語の鍵になるのが、新人男優アンドリュー・レオンが演じたカイの“不在”だ。監督は、回想で登場するこのラブシーンについて、「カイを恋しく思う感情を観客にも共有してもらいたくて、2人のシーンはたった3シーンに限定した」と明かす。「少ないシーンにも関わらず、2人の愛を真実に感じてもらうためラブシーンはとても重要だった。脚本の段階でも何度も書き直し、また2週間のリハーサル期間には、彼らが自然に親密さを演じられるよう、何度も演技を繰り返してもらった。その中で、アンドリューもベンもアイディアを出してくれて、さらに素晴らしいシーンにすることができた」と監督は言う。そのベンが提案したという演技アイデアには、いち早く本作を鑑賞した放送作家・町山広美も「ベン・ウィショーが、親密さの表現において、事件を起こす。キュートな重罪、逮捕したい」とコメントしており、どうやらファン垂涎のものとなる様子。ぜひスクリーンで、天才ベンと彼に負けず劣らず美しいレオンの「真実の愛」を確かめてみてほしい。『追憶と、踊りながら』は5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:追憶と、踊りながら 2015年5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) LILTING PRODUCTION LIMITED / DOMINIC BUCHANAN PRODUCTIONS / FILM LONDON 2014
2015年05月18日賞レースで火花を散らしたベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメイン、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、ディズニー実写版『シンデレラ』の“王子”リチャード・マッデン、さらには実写版『美女と野獣』の野獣役に抜擢されたダン・スティーヴンスなど、雑誌やTVでもこぞって取り上げられている最近の英国俳優たち。だが何も、ホットな英国俳優は彼らだけではない。英国の“至宝”アンソニー・ホプキンスが実在のビール王を演じる本格サスペンス・ミステリー『ハイネケン誘拐の代償』に出演するジム・スタージェスも、彼らに負けず劣らずの“知る人ぞ知る”実力派のイケメン英国俳優。数々の話題作でも輝きを魅せる彼に注目した。本作は、1983年に実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相を追った、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を映画化。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが犯罪経験もない幼なじみの5人組に誘拐され、巨額の身代金が要求されるものの、次第に人質であるハイネケンに誘拐を犯した若者たちが翻弄され、歯車を狂わせていく様が描かれる。大富豪ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、米アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した英国のベテラン、アンソニー・ホプキンス。そして、大胆な誘拐計画を立案したグループのリーダー、コルを演じるのが、ジム・スタージェスだ。ロンドン生まれで現在、36歳のジム。1994年に映画デビューを果たし、ビートルズで綴るミュージカル映画『アクロス・ザ・ユニバース』(’07)では甘い歌声を披露、青春サスペンス『ラスベガスをぶっつぶせ』(’08)では数学の天才学生を好演し、将来有望な若手俳優としてその名を知られるようになった。また、アン・ハサウェイと23年に及ぶ愛の軌跡を追った『ワン・ディ23年のラブストーリー』(’11)や、キルスティン・ダンストと異色のSFラブ・ストーリーに挑んだ『アップサイドダウン 重力の恋人』(’12)、さらにトム・ハンクス、ハル・ベリーなど豪華キャストが出演した『クラウド アトラス』(’12)、『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠ジュゼッペ・トルナトーレがメガホンをとった『鑑定士と顔のない依頼人』(’13)など話題作に相次いで出演。プライベートでは、『クラウド・アトラス』で共演した韓国トップ女優ペ・ドゥナとの交際が噂され(現在は破局した模様)、熱愛発覚時には世界中から大きな注目を浴びた。本作で、妊娠中の愛妻がいるも事業に失敗し、大富豪のハイネケン誘拐を企てたコルを演じたことについてジムは、「実在の人物を演じるときは、バランスが大切なんだと思う。演技ではあるけど、実在の人物だからリアルさが大切。僕が面白いと思ったのは、犯人たちはどこにでもいる労働階級の若者ということ。彼らの若さをいつも念頭に置いていたよ」と語る。「ごく普通の若者が考えられないことをしたんだ、しかも、うまくいくと本気で信じて…。一体どれだけの度胸が必要だったのかを考えてみたら、それを実行した彼らにある意味、敬意を抱いたよ」と明かし、誘拐犯たちの心情に思いを馳せた。名優ホプキンスと共演したことについては、「劇中での話題の中心はハイネケン。だから犯人グループの頭の中はハイネケンでいっぱいだったんだ。それは演じる僕らも同じ状態だったよ。だからアンソニーが現場に現れたとき、僕ら全員が感激してしまったよ!ハイネケンを見た気分になったしね。アンソニー演じるハイネケンを誘拐して監禁するなんてとても貴重で刺激的だったよ!」とふり返り、キュートな一面も覗かせるジム。ハリウッド切っての大物俳優との共演は、彼の俳優人生に大きなインパクトを与えたはず。そんなジムや、『アバター』のサム・ワーシントンら若手実力派たちが演じた誘拐犯が、名優演じるハイネケンにいかにして翻弄されていくのか、ますます期待が高まる。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイネケン誘拐の代償 2015年6月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 Informant Europe SPRL, Heineken Finance, LLC
2015年04月23日ベネディクト・カンバーバッチ、エディ・レッドメインなど、いま大人気の英国男子たち。さらに、カンバーバッチがブレイクするきっかけとなったBBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」を始め、美しい英国男子たちによる先駆け的な名作『モーリス』など、“バディもの”も人気の高いジャンルとなっている。そんな中、いま注目したいのが『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』でも“ローマ帝国の兵士”役で“カウボーイ”オーウェン・ウィルソンと名バディぶりを見せている英国の渋メン俳優、スティーヴ・クーガン。彼が主演し、米国でたった3館の公開からロングランヒットを記録した映画『イタリアは呼んでいる』が、5月1日(金)より日本でも公開されることになった。本作は、英国人中年男性、ショービジネス界で活躍するスティーヴとロブがミニクーパーを駆り、美食の国イタリアを北から南まで、五つ星ホテルに絶景レストランなどをめぐる美味しく楽しいバディムービー。極上の料理にワイン、そして旅先の恋心。だが、実は2人とも、仕事も家庭も曲がり角にいた。旅の終わりで彼らが出会う“心のごちそう”とは――。『ナイト ミュージアム』シリーズを始め、『あなたを抱きしめる日まで』ではジュディ・ディンチの相手役としての出演に加えて共同脚本も手掛け、アカデミー賞「脚色賞」にノミネートされるなど、多彩な才能を発揮するスティーヴ・クーガン。さらに、七色の声色を駆使する英国を代表するコメディアンのロブ・ブライドンと、実人生でも親しい2人が本作で演じるのは、なんと“本人”役。エンターテイナーのプライドをかけた絶妙な会話の掛け合いと毒舌ぶり、大スターたちのモノマネが、愉快な旅のスパイスとなり、ロブが即興で繰り広げる話芸は米国でも予想外に(?)大ウケ。クチコミとメディアからの大絶賛を受け、NYとLAでたった3館の公開が全米204館に拡大公開、ロングランを記録するヒット作となった。スティーヴといえば、本国では知らない人はいないコメディアン出身の実力派俳優。もともとスティーヴのファンであったロブは、スティーヴに自分のデモテープを送り、それを気に入ったステーヴがエンタメ界でロブを引き立てるようになったのが、2人の関係の馴れ初めだ。そんなスティーヴの代名詞にもなったのが、英国エンターテイメント界きっての毒舌キャラ、“アラン・パートリッジ”だ。もともとは毒舌スポーツコメンテーターとしてBBCのラジオ番組から生まれたこの役は、その後、TV番組化もされて大ヒット。カルト的な人気を博し続け、TVシリーズ、TVスペシャル番組化と、やがて「アラン・パートリッジ」シリーズは国民的人気に。番組終了から10年後の2013年、映画『Alan Partridge: Alpha PaPa』(原題)が公開されるや、全英1位を獲得した。そうして代表的キャラを作り上げた一方で、スティーヴは『マリー・アントワネット』などの歴史コスチュームドラマから、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』『ルビー・スパークス』『メイジーの瞳』、さらに本作のマイケル・ウィンターボトム監督作品の常連の演技派としても知られている。“渋メン”俳優のいぶし銀の魅力に、日本でもじわじわとファンが増えいるスティーヴ。もし、『モーリス』の美青年たちが中年になり、年齢を重ねながら面白みを増していったら、こうなる…?とでもいうような本作は、英国俳優の奥の深さを堪能できる1本といえそうだ。『イタリアは呼んでいる』は5月1日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月31日チャニング・テイタムとミラ・クニスを主演に『マトリックス』のラナ・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー姉弟監督が贈るオリジナルSFアクション超大作『ジュピター』。3月28日(土)の日本公開を控え、本作で悪役を怪演し、『博士と彼女のセオリー』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」に輝いたエディ・レッドメインのインタビュー映像が到着!英国男子の気品漂うキュートな笑顔で、両監督をベタ褒めし、ミラとの共演や本作の見どころについて語ってくれた。『マトリックス』シリーズで映像革命を引き起こしたウォシャウスキー姉弟監督が16年ぶりに生みだした完全オリジナルの最新作となる本作は、壮大な宇宙を舞台に計算し尽くされ、つくり込まれたその世界観で“映像革命の新章”ともいわれている。また、エディは現在公開中の『博士と彼女のセオリー』で、徐々に筋肉が衰える難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に苦しみながらも、現代宇宙論に多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士を熱演。下馬評通り、オスカーを見事獲得し、日本でもさらなるファンを増やしている。その彼の新作となるのが、憧れだったウォシャウスキー姉弟監督が手掛ける本作『ジュピター』。演じるのは、全人類を10万年にわたり支配してきた宇宙最大の王族ジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)を狙う、王朝の邪悪な支配者バレム。見事に鍛えあげられた美しいシックスパックと、あるシーンで披露する全裸の後ろ姿が、早くも世界中の女性を虜にしている。本作についてエディは、「僕は以前から彼らの熱烈なファンだったんだ。というのも、昔の作品のリメイクだったり、いまはあまりにも多くの作品が繰り返しみたいだから。彼らは真の意味で独創性のあるフィルムメーカーなんだよ」と、監督に賛辞を送る。さらに、「このストーリーはものすごい組み合わせでできている。この映画には、現代的でモダンな要素と、SFでオリジナルな要素、さらに風変わりなシェイクスピア風、ギリシャ神話風の要素もある。そんな世界観すべてを監督たちがどうやって融合させることができたのか、僕には見当もつかないけど、彼らはやってのけた」とコメント。そして「僕がいままで読んだり、観たりしたことが一度もなかった、完全にオリジナルな作品。観客もその点を気に入ってくれるといいなと思っているよ。僕が興味のあるさまざまなジャンル、いろいろな映画の要素がすべて詰まっていて、それらが融合している」と続け、終始笑顔で熱く語ってくれた。そんなエディが「ジュピターそのものだった」と絶賛するミラは、未知なる冒険に巻き込まれていく勇気あるヒロイン。彼女と対峙するエディの悪役ぶりに、ぜひ注目してみて。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュピター 2015年3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年03月26日現在公開中の『博士と彼女のセオリー』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」を獲得したエディ・レッドメインが、一転、悪役を演じるSFアクション『ジュピター』。本作から、主演のチャニング・テイタムにも負けないほど見事に割れた美しい腹筋を披露する、エディのビジュアルがシネマカフェに到着した。映像革命といわれた、あの『マトリックス』から16年。ラナ・ウォシャウスキーとアンディ・ウォシャウスキー姉弟監督が同作以来初となる完全オリジナル・ストーリーで、壮大な宇宙を舞台に描く本作。人類は10万年前からある王朝に支配されていたという驚愕の事実を知らされたヒロイン、ジュピター(ミラ・クニス)が、強靭な戦士ケイン(チャニング・テイタム)とともに未知なる冒険に巻き込まれていく。本作でエディが演じるのは、宇宙最大の王朝を支配する邪悪な人物バレム。そして、すでに“怪演”といわれるその役柄だけでなく、注目してほしいのが見事に鍛えられた彼の6パックだ。舞台で培われた演技力と英国の気品、そして授賞スピーチでも見せたようなチャーミングな素顔を併せ持つ正統派のオスカー俳優が見せる腹筋は、惚れ惚れするほど実に美しい。エディといえば、2006年にスクリーンデビューを飾った後、『マリリン 7日間の恋』(’11)、『レ・ミゼラブル』(’12)と話題作に立て続けに出演。リサーチに半年を費やした『博士と彼女のセオリー』では、徐々に筋肉が衰える難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に苦しみながらも、現代宇宙論に多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士を熱演。最新作『ザ・デイニッシュ・ガール』(原題)では、世界初となる性別適合手術を受け、リリー・エルベという女として生きたデンマークの画家役に挑み、女性顔負けの美しすぎる姿は世界中で話題となっている。そんなエディが、ウォシャウスキー両監督の“映像革命の新章”といわれるSF大作で演じる悪役バレムは、まるで『ダークナイト』のヒース・レジャー演じるジョーカーを彷彿させ、何かに取り憑かれたかのような迫真の演技を見せている。徹底した役作りで有名な彼は、本作で主演の2人同様、かなりの時間をワイヤーにつるされた状態で過ごしたり、幾通りもの戦闘・対決シーン用のトレーニングを行ったりと過酷な肉体造りに励んだという。そうしてつくりあげられた新たな最凶の悪役と美しい腹筋は、またもや世の女性たちから大きな注目を浴びそうだ。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュピター 2015年3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年03月18日『プレシャス』『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズ監督の次回作に、エディ・マーフィが出演することになった。60年代から80年代にかけて人気を集めたコメディアン、リチャード・プライヤーの伝記映画で、マーフィーの役柄はプライヤーの父。プライヤーには、マイク・エップスが決まっている。ほかに、ケイト・ハドソンがプライヤーの妻、オプラ・ウィンフリーが彼の祖母役で出演する。プライヤーは、マーフィやクリス・ロックなど、数多くのコメディアンに多大なる影響を与えた存在。ジェリー・サインフェルドは、彼を「コメディ界におけるピカソのような存在」と呼んでいる。しかし、コカインやアルコール依存症に悩まされ、晩年は長い闘病生活を送り、2005年に65歳で亡くなっている。マーフィーの次回公開作は、低予算のインディーズ映画『Cook(原題)』。文:猿渡由紀
2015年03月17日第87回アカデミー賞で見事「主演男優賞」を受賞したエディ・レッドメインが、“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士を熱演する『博士と彼女のセオリー』が、いよいよ今週3月13日(金)より公開される。実は本作のモデルとなったホーキング博士と妻ジェーンには3人の子どもがいたことや、現在は離婚し、お互いに再婚していることはあまり知られていない。さらに、夫婦を支え続けた1人の男性の存在をめぐり、不思議な三角関係があったことが明らかとなった。第72回ゴールデン・グローブ賞の「主演男優賞」(ドラマ部門)を始め、第68回英国アカデミー賞「英国作品賞」「主演男優賞」を含む 主要3部門、さらにアカデミー賞「主演男優賞」を受賞し、話題沸騰中の本作。エディ演じるスティーヴン・ホーキング博士と、彼を献身的に支え続けたフェリシティ・ジョーンズ扮する妻ジェーンの出会いから、恋愛、結婚生活と、苦難を乗り越えながら進んでいこうとする2人の姿が描き出されているが、本作をいち早く観た人からは「知らなかった!」という驚きの事実が、実は数多く存在する。余命2年と宣告をされたホーキング博士との結婚を、相当な覚悟で決断したジェーン。しかし、結婚生活がスタートすると、徐々に身体が不自由になっていく博士の介助と育児、そして家事、自らの学業と、彼女の負担は日に日に大きくなり、精神的にも追い詰められていく。そんなとき、彼女の母親は気分転換にと教会の聖歌隊に入ることを提案。そこで出会ったのが、聖歌隊の指揮者で、妻を亡くし心に傷を抱えるジョナサン(チャーリー・コックス)だ。彼は、ホーキング夫妻の子どもにピアノを教えるために家に出入りするようになり、少しずつジョナサンとジェーンの距離も近づく。やがて、そんな2人をホーキング博士も認める不思議な三角関係が始まることになる。この関係について、プロデューサーのリサ・ブルースは、「この映画は大人のラブストーリーであって、綺麗にリボンで飾った贈り物じゃない。結婚生活はみな変化していくものだけど、ホーキング家の結婚生活が直面した膨大な困難は、その早い時期から襲いかかったはず。だとしても2人は長い間一緒に暮らしたわ。2人が直面した困難は、私たちがラブストーリーで見てきたどんな出来事とも違う」と分析する。また、一見常識から外れたようにも見える彼らについて、フェリシティは「スティーヴンとジェーンは一緒に暮らしている間に、ジェーンは別の人と出会って、しかもスティーヴンも彼を家に迎え入れたの。こうしてこの3人の間には、慣習にとらわれない、本当にダイナミックな関係が結ばれたの」とふり返り、「だから私は、ジェーンとスティーヴンの関係はもちろん、彼女とジョナサンの関係も探求しなくちゃならなかったわ」と明かす。そして、「このころ、ジェーンとスティーヴンの関係はもう同じやり方では続けられない地点まで達していたと思うの」と続けた。さらに、メガホンをとったジェームズ・マーシュ監督は言う。「3人の大人たちの間に醸し出される美しいハーモニーを表現したかったんだ。ジェーンとジョナサンは、2人に共通する“渇き”から、どうしようもなく恋に落ちてしまい、それはスティーヴンも認めざるをえないものだったんだよ」。そして、ジョナサンを演じたチャーリー自身も、「アンソニー・マクカーテンの書いた脚本でとても良いところは、3人のどの人にも、それに彼らそれぞれのラブストーリーにも、完全に感情移入ができる点だ」と語っている。そんなチャーリーについて監督は「ジョナサンのジェーンへの愛情を控えめに演じてくれた。その演技はとてもセンスが良くて、微妙なニュアンスに溢れている。それが大切なんだ。それで初めて、スティーヴンがジョナサンに共感を寄せる表現が成り立つからね」と絶賛する。知られざる彼らの愛の物語の裏側を、ぜひ劇場でも確かめてみて。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2015年03月11日ベネディクト・カンバーバッチが主演する映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と、エディ・レッドメインが本年度のアカデミー主演男優賞を受賞した映画『博士と彼女のセオリー』がどちらも13日(金)に公開になる。2作品とも“天才”と称された実在の人物を描いた作品だ。その他の情報&画像『イミテーション・ゲーム…』の主人公アラン・チューリングは、1912年でロンドンで生まれた数学者で、映画では彼が仲間たちとドイツ軍が開発した暗号“エニグマ”の解読に挑む姿が描かれる。一方、『博士と彼女のセオリー』の主人公スティーヴン・ホーキングは、1942年にオックスフォードで生まれた物理学者で、映画はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した彼と、妻のジェーンが様々な困難を乗り越えていく愛のドラマが描かれる。2作品はまったく関係のない映画で、製作者も監督も出演者も違うが、日本では偶然に同じ日に公開されることになった。ふたりは30歳離れており、ホーキングが12歳のときにチューリングはこの世を去っているため、直接の交流はなかったが、どちらも英国のケンブリッジ大学に通っていた経歴があり、映画ではチューリングを演じたカンバーバッチ、ホーキングを演じたレッドメインがともに高い評価を得ている。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』3月13日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー『博士と彼女のセオリー』3月13日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年03月07日先日行われた第87回アカデミー賞で「主演男優賞」を受賞した『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、同賞初ノミネートを果たした『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチら、英国出身の俳優たちは今年も大活躍。ダニエル・グレイグが主演するシリーズ最新作『007 スペクター』も何かと話題を振り巻いており、英国の一般女性が書いた世界的ベストセラー小説の映画化『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナンや、物語の世界から飛び出してきたかのようなディズニー実写版『シンデレラ』の王子役リチャード・マッデンなど、新鋭の英国男子も多くの日本女性を虜にしている。そんな中、現在、2012年の『最強のふたり』や昨年の『チョコレートドーナツ』のようにミニシアター界を席巻しているのが、英国映画『おみおくりの作法』だ。名バイプレイヤーのエディ・サーマンが、自分の仕事に誇りと責任を持つ真面目で几帳面な市役所員を好演。孤独死を通して人生やいのちについて考えさせてくれながら、感涙必至の奇跡のラストに絶賛の声が寄せられている。実は今年は、こうした人間味あふれるドラマと英国文化の伝統と風情がにじむ珠玉の作品が続々と登場する。まず、4月公開の『パレードへようこそ』は、名作『リトル・ダンサー』『ブラス!』のように80年代サッチャー政権下の炭鉱町が舞台。苦境にあえぐウェールズのとある炭鉱の労働者たちを支援するのは、ロンドンのゲイ&レズビアンの活動家(LGSM)たち。当初、全く相容れないように見えた両者がやがて胸アツの友情を育んでいく、実話をもとにした物語だ。出演は、『アバウト・タイム愛しい時間について』の名優ビル・ナイや、『ヴェラ・ドレイク』『ハリー・ポッター』シリーズのイメルダ・スタウントン。さらに、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ役でブレイク、社会派の巨匠ケン・ローチ監督の最新作『ジミー、野を駆ける伝説』や『007 スペクター』にも抜擢されたアンドリュー・スコット、『わたしは生きていける』『サンシャイン 歌声が響く街』で注目されたジョージ・マッケイなど、若手からベテランまで気になるキャストが勢揃い。ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門「作品賞」にノミネートされ、英国アカデミー賞「脚本賞」「最優秀デビュー賞」、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード「作品賞」「助演女優賞」「助演男優賞」を受賞するなど、高い評価を受けている。また、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」「カルチャー・クラブ」「ブロンスキ・ビート」「ザ・スミス」など80年代を彩った音楽にあふれていることにも注目だ。音楽といえば、『JIMI:栄光への軌跡』(公開:4月11日)は、ロックに詳しくない人でも一度はその名を耳にしたことがあるだろう伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの黄金期を描く物語。メガホンをとるのは、昨年度アカデミー賞の「作品賞」『それでも夜は明ける』の脚本を手がけたジョン・リドリー。長編監督2作目となる本作では、5年ものリサーチ期間を経て、60年代後半のロンドンファッションとともに、伝説のギタリストがスターダムへと駆け上っていく2年間を再現する。ヒップホップデュオ「アウトキャスト」のアンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンが演じるジミのドレスセンスや、彼をスターへと導いた2人の女性(イモージェン・プーツ&ヘイリー・アトウェル)が着こなす、“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれるレトロ&キュートなファッションは必見だ。そして、音楽&レトロファッションといえば、『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』(公開:8月)にも注目。こちらは、今年の夏フェスにも登場予定のスコットランドを代表するバンド「ベル・アンド・セバスチャン」のフロントマン、スチュアート・マードックが、自身のソロ・アルバムから着想を得て脚本&監督を務めたミュージカル映画。マードックは、スコットランド・グラスゴーのとある街を舞台に、孤独な入院生活を抜け出し、恋に落ちる拒食症の少女イヴ(『エンジェル・ウォーズ』『ポンペイ』のエミリー・ブラウニング)を通じて、ポップでレトロな世界観を創り出していく。やがてイヴの音楽仲間となり、密かに恋心を抱く少年ジェームズを演じるのは、人気バンド「イヤーズ&イヤーズ」のフロントマン、オリー・アレクサンデルだ。さらに、『007 スペクター』に再び“Q”役で出演するベン・ウィショーが、英国期待の新人監督ホン・カウとタッグを組んだ『追憶と、踊りながら』(公開:5月23日)も見逃せない。ロンドンの介護ホームで暮らす中国人女性(『グリーン・ディスティニー』のチェン・ペイペイ)と、彼女の息子の友人である英国人青年。言葉も文化も生き方も違う2人を結びつける“愛する者を失った痛み”が、新人監督ならではの繊細な演出で描かれていく。2014年サンダンス映画祭で「最優秀撮影賞」を受賞。“Q”とはまた違った姿を見せるウィショーの、“憂い”を含んだ演技に期待が高まる。受賞といえば、2014年第67回カンヌ国際映画祭で「主演男優賞」「芸術貢献賞」を獲得し、米アカデミー賞でも「撮影賞」など4部門にノミネートされたのが『ターナー光に愛をもとめて』。モネなどの印象派にも大きな影響を与えた19世紀の画家ターナーの人生を、『秘密と嘘』でカンヌの「パルム・ドール」、『ヴェラ・ドレイク』でヴェネチアの「金獅子賞」という栄誉を得た名匠マイク・リーが10年の構想を経て描いたドラマ。ターナーに扮するのは、『ハリー・ポッター』シリーズでピーター・ペティグリュー役を演じていたティモシー・スポールだ。“光の画家”と称され、旅好きで自由人だったターナーの作風への追求を熱演したスポールと、見事に再現されたターナーの“光の世界”は、カンヌを始め世界の映画賞を席巻。日本では、青葉まぶしい初夏に劇場公開される。いずれも新進気鋭から巨匠まで、英国を代表する“顔”が集結する作品ばかり。この中から、あなたのお気に入りを見つけてみては?(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日『マトリックス』のラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟が贈る、オリジナルSFアクション超大作『ジュピター』。本年度アカデミー賞「主演男優賞」に輝いたエディ・レッドメインが、悪役を怪演していることも話題の本作から、この度、そのエディを始め、チャニング・テイタムやミラ・クニスなど主要キャストたちが、映画の見どころを解説する特別映像が解禁となった。地球で冴えない生活を送るジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)は、ある日何者かに襲われたところを、強靭な戦士ケイン(チャニング・テイタム)に助けられる。そして自分は宇宙最大の王朝の王族で、ケインは狼の遺伝子を持つ遠い星の最下級の戦士だと知る。王朝では3人の継承者がおり、彼らは亡き母と同じ遺伝子配列を持つジュピターが引き継ぐはずの地球を狙っているという。人類滅亡の危機を阻止するため、宇宙最大の王朝を相手に戦いを挑む2人。身分の違いから、決して結ばれない運命のジュピターとケインは、いつしか惹かれあうように――。ウォシャウスキー姉弟が『マトリックス』以来16年ぶりに全世界に放つ、完全オリジナルストーリーのSF巨編『ジュピター』。誰にも考えつかないような果てしなく壮大な世界には、出演者たちも圧倒されたようで、監督たちを絶賛する。チャニングは「監督のラナとアンディは、広大な宇宙を綿密に描く。誰にも真似できない芸当だよ」と語り、ミラも「素晴らしい作品。監督の2人はファンタジーを見事に描き、夢のような世界に導いてくれる。SF、ロマンス、リアルさがある」と話す。そしてエディも、「監督の映像は並外れている。さまざまなジャンルを融合し、新たなものを創造していく。現代的なテイストと独創性のあるSFが、見事に融合した作品だよ」と熱くPRした。ウォシャウスキー姉弟は、壮大なコンセプトについて淡々と語る。「私たち人間が、高度な知性を持つ宇宙人や、広大な宇宙に内在する可能性に、胸をときめかさなかった時代があったかしら。映画『2001年宇宙の旅』は、私たちに大きな衝撃を与えたわよね。ストーリーテラーとしての私たちを興奮させたのは、この疑問の答えを考えることだった。もし宇宙に誰かが本当にいるなら、そして、彼らが地球の私たちのことを知っているなら、なぜ彼らの方でも私たちに存在を知られたいと思わないのかしら」。かくしてウォシャウスキー姉弟は、“10万年前から世界を統べる王朝に人類は<支配>されていた”という設定を考えだし、驚愕の事実を知らされたヒロインが、未知なる冒険に巻き込まれていく様子を描き出した。本作のため、7か月間毎日ハードなトレーニングを積んだチャニングとミラは、ほとんどのシーンでスタントなしで危険なアクションシーンを敢行。シカゴでの大規模なロケ撮影や、約2,500もの特殊効果シーン、そして緻密なCG映像だけでなく、ワイヤーアクションとVFXを融合させたリアリティ溢れるアクションシークエンスなど、新次元の視覚体験はウォシャウスキー姉弟ならでは。彼ら初の3D作品にして映像革命の新章となる本作を、こちらから目撃してみて。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日第87回アカデミー賞授賞式が2月22日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインが主演男優賞を受賞した。ALSの発症によって段階的に体の自由を奪われるスティーブン・ホーキング博士を熱演。繊細な心理追求と、計算され尽くしたフィジカル面の再現を達成し、最大のライバルであるマイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)を退けた。その他の写真オスカー像を高々と掲げ、「今ここに立つ気持ちは、とても表現できません。これほど幸運なことはない。これは世界中でALSと戦っている人々のためにあります」と感涙のレッドメイン。共演者で主演女優賞候補に挙がっていたフェリシティ・ジョーンズを、「すばらしいパートナーだった」とたたえた。一方、主演女優賞を手にしたのは、『アリスのままで』のジュリアン・ムーア。過去に同賞を2度逃したムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、過酷な運命と向き合い、記憶が薄れゆく現実と戦う同作。ムーアは「これを機に、アルツハイマーに対する理解が深まれば」とスピーチした。助演男優賞を受賞したのは、『セッション』のJ・K・シモンズ。才能あふれる若者をスカウトし、「天才ミュージシャンを誕生させる」という目的のため、狂気じみたレッスンを強いる音楽教師を文字通りの“怪演”で体現して見せた。トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズで、新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムソン役を演じるベテラン俳優。今回が初のオスカー受賞となった。また、同一キャストが演じる家族の肖像を12年間にわたり、撮影し続けた『6才のボクが、大人になるまで』でパトリシア・アークエットが助演女優賞を獲得。二人のどもを育てるシングルマザー役で、親離れ・子離れの葛藤を通して、普遍的な母性と家族愛をナチュラルに演じた。【第87回アカデミー賞】主演男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞:パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)第87回アカデミー授賞式2月23日夜9時から、WOWOWプライムでリポート放送(字幕放送)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインが主演男優賞を獲得した。『博士と彼女のセオリー』は、天才理論物理学者スティーヴン・ホーキングの最初の妻、ジェーンの回顧録を基にしたラブストーリー。ALSを発症したホーキングの余命宣告を知りながら、未来へと歩き出した2人の愛の物語を描いている。主演男優賞に輝いた主人公スティーヴン・ホーキング役のエディ・レッドメインは、「ありがとうございます! 私には今、自分の気持ちを表現することができません。本当に幸運な男です」と大興奮。「このオスカー像は、世界中のALSと闘っている人たちのための像です。その中でも特に、スティーヴン・ジョナサン、ホーキング家の子供たちのためのものです。私は彼らのためにこれを管理し、毎日磨きます。彼らのため、この像のために尽くします」と感動のスピーチで会場を沸かせた。また、「フェリシティ・ジョーンズ、素晴らしいパートナーでした。強烈で寛大な監督、ジェームズ・マーシュ」などと作品に関わった人たち、そして家族に感謝の気持ちを伝えた。今回、主演男優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに『フォックスキャッチャー』のスティーブ・カレル、『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパー、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(c)UNIVERSAL PICTURES
2015年02月23日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が開幕。続々と受賞者が発表されるなか「主演男優賞」に輝いたのは、『博士と彼女のセオリー』で“車いすの天才”スティーヴン・ホーキング博士を熱演したエディ・レッドメイン。ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に映画化した本作。希望を持ちながら難病と闘い続け、いくつもの功績を持つ天才物理学者スティーヴン・ ホーキング博士と、彼を支え続けた女性の愛を描いている。『レ・ミゼラブル』の青年マリウス役で一躍注目を集めたエディが、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を演じきった。アカデミー賞主演男優賞の最有力候補と言われ続け、これまでにハリウッド・フィルム・アワード「ブレイクアウト男優賞」、第72回ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)、全米映画俳優組合賞「主演男優賞」を受賞してきたエディ。自身初のノミネートで念願の受賞となった。「世界中のALSで悩むみなさんのためにこの賞はあります。みなさんに捧げます」とメッセージを贈った。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日エディ・レッドメインが“車いすの天才”スティーヴン・ホーキング博士を、フェリシティ・ジョーンズが博士を支え続けた妻ジェーンを演じたヒューマン・ラブストーリー『博士と彼女のセオリー』。このほど、2月23日(日本時間)に迫った第87回アカデミー賞授賞式を前に、エディとフェリシティが自身の役作りについて熱く語る特別映像が、いち早くシネマカフェに到着。映像には、実際のホーキング博士とジェーンの結婚式の写真も登場していることが分かった。本作は、ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に映画化。『レ・ミゼラブル』の青年マリウス役で一躍注目を浴びたエディが、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を熱演。新境地を開拓し、見事、第72回ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)、全米映画俳優組合賞「主演男優賞」を受賞した。また、ホーキング博士を献身的に支えた妻ジェーン役には、『アメイジング・スパイダーマン2』にも出演したフェリシティ。余命2年と宣告を受けた博士との結婚を選び、希望を持ち続けながら、共に困難を乗り越えようとする女性を好演する。今回到着した映像では、「フェリシティは最高で、彼女との共演は夢のようだった」とふり返るエディに対し、「エディの演技は見事で想像力を駆使して演じていたわ」と語るフェリシティ。互いの演技をベタ褒めし、「全力を出し切った」と称え合うその姿は、まさに劇中の夫婦のように息ぴったりだ。登場人物を徹底的に理解するため、役作りに力を入れたという2人。ALSを患っているホーキング博士を演じるエディは、撮影中、常に肉体的な試練にさらされていたが、「撮影に入ると肉体的な問題が一気に消え、リアルに演じることができた」と語り、さらには「楽しい役作りだった」と、そうした苦悩や試練さえ楽しんでいたという。その演技について、ホーキング博士本人は「エディの演技はとても素晴らしい。彼はリアリティを追求するために、実際のALS患者とともに過ごして役作りをしているんだ。時々、彼の姿が自分に見えた」と話している。一方のフェリシティも、役作りのため熱心に何度もジェーン本人の元を訪れていたそうで、スクリーンで自分を演じる彼女の立ち振る舞いを観たジェーンは、思わず「私だわ!」と感嘆したほど。なお、映像中には、エディのメガネ姿がそっくりな実際のホーキング博士とジェーン2人の写真も登場しており、エディが「とてもクールなんだ」という2人の仲むつまじい姿を目にすることができる。本人たちから、そろってお墨付きをもらっているエディとフェリシティ。第87回アカデミー賞では、それぞれ「主演男優賞」「主演女優賞」にノミネートされているほか、「作品賞」「脚色賞」「作曲賞」と計5部門のノミネートを誇っている本作。受賞への期待がますます高まるところだ。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士を好演し、アカデミー賞主演男優賞の最有力候補といわれているエディ・レッドメインの渾身作『博士と彼女のセオリー』。この度、2月14日(土)バレンタイン・デーを記念し、エディ扮するホーキング博士とフェリシティ・ジョーンズ演じる妻・ジェーンの幸せあふれるビジュアルがひと足先にシネマカフェに到着した。ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に、スティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻との純愛を描く感動のヒューマン・ラブストーリーを描く本作。『レ・ミゼラブル』で自由主義者の青年マリウスを演じたエディ・レッドメインと、『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフへの出演もうわさされているフェリシティ・ジョーンズが好演する。ホーキング博士がケンブリッジ大学在学中にジェーンと出会い、たちまち2人は恋に落ちる。そんな中、ホーキングは難病ALSと診断され、余命2年と告げられてしまったことから別れを決意するのだが、彼女は、厳しい選択に迫られるも「あなたと一緒にいたい。たとえ長い間でなくても…」と困難に立ち向かう決心をするのだ。このときのことをフェリシティは、「2人は会った瞬間に性的に惹か、同時に頭脳の出会いがあったと思うの。お互いに挑戦し合ったのだとも思うわ。2人の間には競争心が合ったでしょうし、それはかなり異なる2人の人間の出会いにはよくあるものだと思います。そしてその2人の違いがどういうわけか2人を結びつけた、そう思うわ」と分析している。そして一緒に生きていくことを誓った彼らは、今回解禁となったビジュアルでも確認できるように、たくさんの参列者に見守られながら、美しい花が咲き乱れる庭で幸せそうに結婚式を挙げるのだ。もう1枚のビジュアルは、結婚生活を始め子どもが生まれるも、徐々に病気の影響で身体が不自由になったホーキングのために、彼の寝室を2階から1階のキッチンへ移動したある日、ジェーンが彼の元へやってくるシーン。ホーキングは、話すことも困難になってきている状況で、彼女に一言「ありがとう」と感謝の言葉を伝える印象的なシーンとなっている。エディは、ジェーンの存在について「成功の裏で博士を支えたジェーンは偉大だよ。そして彼自身の強さと家族の存在が博士の人生を実りあるものにしたんだ!」と家族の支えなくして、ホーキング博士の偉業は成し遂げられなかったと語っている。家族、恋人、友人、上司、はたまた近所の人…誰かの支えがあって生きている、そんな大切なことを気づかせてくれる本作。ホーキング博士のように「ありがとう」と伝えるのが苦手な人はぜひ、“バレンタイン”というイベントを使って“感謝の気持ち”を伝えてみて。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月13日レッドハットは1月29日、PaaS戦略説明会を開催。米レッドハットのOpenShift製品部門副社長 兼 ジェネラル・マネージャー バダニ アシェシ氏がOpenShiftの最新動向を紹介した。OpenShiftはレッドハットが提供するPaaS基盤構築ソフト。オープンソースプロジェクトの「OpenShift Origin」、その成果を取り入れた企業向けの「OpenShift Enterprise」、パブリックPaaSサービスとして提供する「OpenShift Online」の3分野で展開する。国内では、企業向けの「OpenShift Enterprise 2.1」を昨年7月にリリース。現在、「Docker」や「Kubernetes」技術を使ってアーキテクチャを刷新した「OpenShift V3」の開発が進められている。アシェシ氏はまず、レッドハットにおけるPaaSの位置付けとして、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)による仮想化やOpenStackによるIaaS基盤構築、CloudFormsによるクラウド管理といったクラウドポートフォリオを構成する要素の1つだと指摘。IaaS、PaaS、SaaSというクラウドのサービスモデルで見た場合、より制御にフォーカスしたのがIaaS、より自動化にフォーカスしたものがSaaSであり、PaaSはのその中間に位置し、アプリケーション開発を迅速に効率的に行うのに適したサービスだと説明した。「アプリケーション構築という点では、物理環境や仮想化環境は"手工業"だ。PaaSを利用することはこれを"量産ライン"に載せること。ハードウェアの調達や仮想マシンの配備など、15~20項目もあった工数のほとんどが削減できる。アプリケーション構築は、企画、予算確保、コーディング、テスト、稼働、自動スケーリングを行うだけで済む」(アシェシ氏)市場動向としては、今後の5年のCAGRで物理環境が3%の成長率であるのに対し、IaaSとPaaSは30%の成長が見込まれているという。なかでも、PaaSはIaaSと比較して規模と利益率の面でより大きな成長が期待されており、ベンダー各社もPaaSへの取り組みに力を入れている。ユーザーの利用意欲も強く、たとえば、ゴールドマン・サックスが昨年行ったCIO向け調査では、パブリックPaaSとして3年後にどのサービスを使っていると思うか聞いたところ、Microsoft Azure、Salesforce1、Google App Engine、AWS Elastic Beanstalkを挙げるCIOが多かった。また、利用意欲の伸びという点で最も高かったのが、Red Hat OpenShiftだった。アシェシ氏は、OpenShiftの特徴として、JavaやPHP、Rubyなど多言語に対応していること、自動スケーリングに対応していること、ユーザーによるセルフサービス機能が充実していることを挙げた。さらに、オープンソースであり、エンタープライズグレードな可用性やセキュリティを確保できること、Red Hatのサポートがあることも大きな特徴だという。実績としては、Openshift Onlineについて昨年、スタートアップ向けプログラムや専用ノード(Dedicated Node)サービスの追加、非営利/教育基幹向けブログラムを行ったことなどで大きく伸びた。すでに200万以上のアプリケーションが開発済みで、ユーザー増加率は88%、アプリケーション増加率は123%だという。「開発者の能力を発揮させるパブリックPaaSだ。GitやMaven、Jenkinsといった開発系ツールから、ミドルウェア、コンテナ技術、複数のクラウド基盤の管理まで対応する。クラウド、コンテナ、マイクロサービス、DevOpsの全体を統合できることがOpenShfitのソリューションだ」(アシェシ氏)開発中のV3では、DockerやKubernetesを採用して、これらをさらに強化する方針。RHELをベースにしたDocker管理のために最適化したOS(RHEL + Project Atomic)の上で、標準コンテナAPIを提供し、Kubernetesを使ってオーケストレーションや管理を行う。サービスは、Docker Hub、Red Hat Marketplace、JBoss xPaaSなどから提供される。サービスの選択肢を拡大し、レッドハットの認定なども行う予定。「開発者と運用管理者のエクスペリエンスを向上させる。開発を高速化し、タイムトゥマーケットを短縮する。業界標準のPaaSスタックにしていきたい」(アシェシ氏)これを受けて、レッドハットのプロダクト・ソリューション事業統括本部ミドルウェア事業部 事業部長の岡下浩明氏が国内のPaaSビジネス戦略について解説した。戦略としては、OpenShiftを「Enterprise DevOps Platform」に位置付け、企業アプリケーションのリリースサイクルを劇的に改善する基盤を提供するという。「企業システム基盤の再定義することがテーマ。レッドハット製品ポートフォリオにより、OpenShiftを差別化する一方、V3の早期ベータプログラムを展開していく」(岡下氏)具体的には、RHEL Atomic Host、OpenStack Platform、CloudFormsとのシームレスな組み合わせによるOpenShiftの差別化、JBoss xPaaSによるPaaSサービスを拡充、Docker、Kubernetes + DevOps環境の早期評価企業のサボートを進めるという。販売戦略としては、4つのフォーカスポイントを挙げた。1つめは、直接販売により「Red Hat DevOpsレファレンスアーキテクチャ」の実績構築と普及。2つめは、販売チャネルの拡充。既存レッドハットの販売チャネルから製品として販売したり、クラウド認定プロバイダからPaaS環境として提供したりする。3つめは、OpenShift構築パトーナー制度の活用。Red Hat Cloud Partner Allianceに「OpenShift構築パートナーグループ」を創設するほか、RHEL OpenStack Platformテクノロジーパートナーと連携し、OpenStackを組み合わせたレファレンス・アーキテクチャを促進する。4つめは、OpenShift認定制度の導入。この制度により、OpenShift PaaSの環境構築と、DevOps環境構築に関わる技術者を育成する。なお、オージス総研とクオリカが、国内初のOpenShift採用企業になったことも発表された。
2015年02月02日『マトリックス』で映像革命を引き起こしたラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督が、チャニング・テイタムとミラ・クニス主演で贈る完全オリジナル新作『ジュピター』。その待望の日本公開が、3月28日(土)に決定。チャニングやミラ、そして、本作で悪役を演じる本年度アカデミー賞ノミネートのエディ・レッドメインの豹変ぶりがわかるキャラクタービジュアルが解禁となった。本作は、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉弟が、16年ぶりに放つ完全オリジナル・ストーリー。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月公開)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)などが控えるSF超大作イヤーの先陣を切る1本だ。地球で冴えない生活をしているジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)。ある日何者かに襲われ、突然現れた強靭な戦士に助けられたジュピターは、自分が宇宙最大の王朝の王族だと知らされる。彼女を助けた強靭な戦士は、ケイン(チャニング・テイタム)。遺伝子操作によって狼の遺伝子を持って生まれた、遠い星の最下級の戦士だ。その王朝では3人の継承者たちが、支配権をめぐり争っているという。彼らは、いままさにジュピターが引き継ぐはずの地球を狙い、全人類を滅ぼそうとしていた。身分の違いから決して結ばれない運命のジュピターとケイン。彼らは、人類の危機を阻止するため戦いを挑む――。このほど解禁となったキャラクタービジュアルからも、『スター・ウォーズ』のような壮大な宇宙の世界観や、『ブレードランナー』に登場するブラスターのような銃を手にした主人公など、SFの金字塔と称される作品へのオマージュも感じさせる本作。主演は『フォックスキャッチャー』『マジック・マイク』のチャニング・テイタムと、『ブラック・スワン』『テッド』のミラ・クニス。奇しくも2012年「People」誌の最もセクシーな男性の第1位と、2012年米「Esquire」誌の最もセクシーな女性の第1位を獲得した、ハリウッドを代表する二大セクシースターが夢の共演を果たしている。さらに、『博士と彼女のセオリー』で本年度ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門「主演男優賞」に輝き、アカデミー賞「主演男優賞」の最有力候補といわれているエディが、素顔の好青年ぶりとはまるで別人のような敵役を怪演していることにも注目。また、「ゲーム・オブ・スローンズ」『ロード・オブ・ザ・リング』のショーン・ビーン、『ノア 約束の舟』で長男セム役を演じたダグラス・ブースの共演も見逃せない。地球から始まる物語は宇宙へと舞台を移し、人類の危機を阻止するべく巨大の王朝に戦いを挑む、身分の違う男女。ウォシャウスキー姉弟にしか成し得ない、独創的でスタイリッシュな世界観を、まずはこのビジュアルから確かめてみて。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が、バレンタインギフトにピッタリな「レッドローズコレクション」を発売する。海外のバレンタインデーでは、男女を問わずに好きな人に花束などのプレゼントを渡し、その思いを告白している。ジョー マローンではそんな風習を取り入れ、愛する人に情熱的なバラの香りを贈ることを提案。「レッドローズコレクション」では、世界中で最も高貴な7種類のバラをブレンドし、まるで切りたての花のように瑞々しい香りを完成させた。さらに、トップノートのレモンが、甘い香りに爽やかさをプラスしている。ラインアップはコロン(30ml/7,500円、100ml/1万5,000円)、ボディ&ハンドウォッシュ(250ml/6,000円)、ボディ&ハンド ローション(250ml/7,000円)、ボディクレーム(175ml/1万1,000円)、バスソープ(100g/2,500円)、バスオイル(30ml/2,500円、250ml/9,000円)、バスオイルガラスデカンタ(200ml/1万2,000円)、トラベルキャンドル(60g/4,500円)、ホームキャンドル(200g/8,500円)、セント サラウンド ディフューザー(165ml/1万1,300円)、セント サラウンド ルームスプレー(175ml/7,700円)など。なお、玉川高島屋S・C、丸の内店では、コロン(30ml)にイニシャルやメッセージを入れてくれるエングレーピングサービスを実施。丸の内店ではホームキャンドルのリッドでも同様のサービスが受けられる。
2015年01月28日日本時間1月12日に行われる第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式を皮切りに、いよいよ本格化する賞レース。特に「主演男優賞」を始めとする主要部門は、代名詞となる大ヒット作を擁し世界的ブレイクを果たした英国俳優や、ハリウッドを次に背負って立つ者、従来のイメージとはガラリと異なるキャラクターに挑んだ者たちがひしめき合い、混戦模様となりそう。しかも、彼らの多くが、実在の人物、とりわけある分野における“天才”といわれる人物を演じているのが、大きな特徴だ。その“天才”たちに注目した。■エディ・レッドメイン&ベネディクト・カンバーバッチ、2大英国俳優で“理系”対決まずは、『レ・ミゼラブル』のマリウス役で日本でもファンを増やしたエディ・レッドメインが、“車椅子の天才”と称される物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じる『博士と彼女のセオリー』(3月13日公開)。その著書「ホーキング、宇宙を語るービッグバンからブラックホールまで」は世界1,000万部を売り上げ、現代宇宙論に多大なる影響を与えた。本作は、学生時代にホーキング博士と出会い、献身的に彼を支え続けた女性の自伝を基に映画化。難病を抱えながら、現在も精力的に研究と講演を続けている博士の知られざる半生と、フェリシティ・ジョーンズが演じた妻ジェーンとの25年間におよぶ、ふたりの愛の“セオリー”を描き出していく。エディは、21歳で余命2年の宣告を受けてから、徐々に病が進行していくホーキング博士を熱演。萎縮していく体と、その一方で、むしろ豊かなほどに表情を形作っていく瞳や眉の動きまでそっくりに演じてみせ、博士自身から太鼓判を押されたほど。電動車椅子に乗り、音声装置を介して会話をするその姿は、まさに博士の生き写しのようにも見えてくる。本作でエディは、第68回英国アカデミー賞(BAFTA)、ゴールデン・グローブ賞など「主演男優賞」、フェリシティも同じく「主演女優賞」の候補となっており、第87回アカデミー賞においても有力候補と目されている。また、同じ天才でも、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチは、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(3月公開)で第2次世界大戦中にナチスドイツの暗号<エニグマ>を解読した数学者に扮した。実は彼も、かつてBBCのTV映画でホーキング博士を熱演したことがある。本作で演じた天才数学者アラン・チューリングは、大戦下、史上最強といわれた暗号機<エニグマ>を解読、やがては戦争を終結させ、1,400万人もの命を救ったとされる人物。彼が暗号解読の中で見つけた概念は、現代の必需品コンピュータの礎ともなる世紀の創造だった。だが、その後、アランはある秘密によって悲運な運命を辿ることになってしまうのだ。カンバーバッチは、人付き合いがやや苦手なこの天才役もハマり役となり、共に暗号解読に挑んだキーラ・ナイトレイら仲間たちとの関係は、単なる伝記映画とは一線を画すヒューマン・ドラマともなっている。『それでも夜は明ける』などを送り出した“アカデミー賞直結”とされるトロント国際映画祭「観客賞」を受賞しており、カンバーバッチも英国アカデミー賞など「主演男優賞」に軒並みノミネート、アカデミー賞ノミネートも確実視されている。■アーティスト&レスラー&スナイパー…心を揺さぶる各界の“天才”の半生一方、ウソのようなホントの夫婦の出来事を鬼才ティム・バートン監督が映画化した『ビッグ・アイズ』(1月23日公開)には、“画家”の天才が登場。60年代のポップ・アート界に一大ブームを巻き起こし、アニメ「パワーパフガールズ」などやバートン監督自身の作風にも大きな影響を与えた、大きな瞳の子どもたちの絵“ビッグ・アイズ”。内気で口下手な妻マーガレットを演じたエイミー・アダムス、口八丁手八丁でやけに人に好かれる“人たらし”の夫ウォルターを演じたクリストフ・ヴァルツは、そろってゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門「主演女優賞」「主演男優賞」にノミネートされている。さらに、スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロと、3人の人気実力俳優で描くのはレスリングを取り上げた『フォックスキャッチャー』(2月14日公開)。コメディのイメージが強いカレルが、笑顔を封印。付け鼻を付けて臨んだ五輪強化チーム“フォックスキャッチャー”代表の大富豪デュポンは、登場した瞬間から圧倒的な存在感を見せる。本作で、揃って金メダリストでありながら正反対な性格である“天才兄弟”マーク&デイヴ・シュルツを演じるのが、チャニングとマーク。チャニングは『マジック・マイク』のときとはまた違う“レスラー”らしい筋肉を付け、渾身で本作に挑んだ。また、マークも本人激似の役作りを見せており、そんな兄弟のトレーニングシーンには異様な雰囲気さえ漂っている。ベネット・ミラー監督がカンヌ国際映画祭「監督賞」を受賞している本作では、ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)にスティーヴ、「助演男優賞」にマークがノミネート。オスカーではスティーヴとチャニングで「主演男優賞」Wノミネートの可能性もあるという。そして、全米で12月25日クリスマスに公開され、がぜん注目を集めているのが、ブラッドリー・クーパーが実在の天才“狙撃手”クリス・カイル役で主演した、クリント・イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)だ。12月に発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で、イーストウッドは「監督賞」に輝き、「作品賞トップ10」にも選出。新年早々、アカデミー賞の行方を占う米製作者組合(PGA)賞、さらに米脚本家組合(WGA)賞「脚色賞」にもノミネートされ、ここへきて台風の目となりそうな勢い。製作も務めたブラッドリーは、実在した海軍特殊部隊ネイビー・シールズを演じるため、厳密な食事制限とトレーニングで約18kgも体重を増加させて体を作り、仲間からは“レジェンド”、イラク側からは“悪魔”と称された役柄に真摯に挑んでいる。いずれも、実話に基づく“天才”たちの物語には、人としての愛と喜びのみならず、その才能ゆえの苦悩と葛藤を抱えた数奇な運命が描かれ、見応え十分。果たして、この中から栄えある栄冠を手にする者はいるのか、今後の動向に注目していて。(text:cinemacafe.net)
2015年01月11日希望を持ちながら難病と闘い続け、いくつもの功績を持つ天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士と、彼を支え続けた女性の愛を描くヒューマン・ラブストーリー『博士と彼女のセオリー』。本作で主演を務めたエディ・レッドメインは、昨年12月に婚約中だった一般女性ハンナ・バグショーさんと結婚。また、先日1月6日には33歳の誕生日を迎えたばかり。本作で来る1月12日(日本時間)に授賞式が行われる本年度ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門「主演男優賞」にもノミネートされており、同15日夜にノミネートが発表されるアカデミー賞「主演男優賞」の最有力候補との呼び声も高い。まさにいま、公私ともに絶好調といえる英国俳優エディに注目した。『レ・ミゼラブル』で自由主義者の青年マリウスを好演し、一躍その知名度をアップさせたエディ。ニュートンやアインシュタインと並ぶ天才と称されるホーキング博士の偉業を支えた、ひとりの勇気ある女性と博士との知られざる実話にスポットを当てた本作では、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていく難役を熱演し、新境地を開拓した。先日発表されたゴールデン・グローブ賞では、「作品賞」、ドラマ部門「主演男優賞」(エディ・レッドメイン)、同「主演女優賞」(フェリシティ・ジョーンズ)、「作曲賞」(ヨハン・ヨハンソン)の4部門にノミネート。特にエディは、これまでの各賞でもノミネートを多数受けており、本作が彼にとって代表作になることはまず間違いない。賞レースを前に長年交際していた女性ともゴールインした彼は、イギリス版「GQ」誌が選ぶスタイリッシュな男性ランキングにおいても、同じくアカデミー賞ノミネートが有力視されているベネディクト・カンバーバッチをおさえ、見事1位に輝いている。また、ホーキング博士自身も本作でのエディの演技を絶賛。「とても素晴らしかった。彼は、リアリティを追求するために、実際のALS患者とともに過ごして役作りをしているんだよ。時々彼の姿が自分に見えた」とも語っている。実は、本日1月8日は博士の73歳の誕生日でもあり、エディとはたったの2日違い。その事実からも、ふたりの間の運命的な何かを感じずにはいられない。仕事もプライベートも絶好調のエディ。ゴールデン・グローブ賞で見事受賞を果たし、ふたりにとって最高の誕生日プレゼントとなるか、オスカー俳優の仲間入りを果たせるか、注目していて。『博士と彼女のセオリー』は3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月08日ジョセフ・ゴードン=レヴィットやエディ・レッドメインなど日本のみならず海外からもおめでたいニュースが続く中、先日、ハリウッド最後の大輪の花と言われていたキャメロン・ディアスも結婚を発表。そんな幸せ絶頂の彼女が出演するミュージカル映画『ANNIE/アニー』からセクシーに歌って踊るご祝儀代り(?)の映像が到着した。携帯電話会社のCEOで次期NY市長選に立候補しているスタックス(ジェイミー・フォックス)は選挙キャンペーン中、車にはねられそうになった少女を偶然助ける。その少女の名前はアニー(クワベンジャネ・ウォレス)。彼女は産まれて間もないころ、レストランに置き去りにされ、現在は元歌手のアガサ・ハニンガン(キャメロン・ディアス)が営む施設で暮らしていた。スタックスはそんなアニーの境遇を選挙戦に利用しようと考え、彼女を引き取り、超高層ビルのペントハウスで暮らし始める。またアニーも、自分が有名になれば両親が名乗り出てくるかもしれないと、彼の選挙戦に協力することに。こうして、まるで共通点のないふたりの共同生活が始まり…。キャメロンは、補助金目当てで孤児のアニーの里親となった、ハニガンを好演。今回届いた映像は、アニーを養女にしたいと望む市長候補スタックスの選挙参謀をつとめるガイ(ボビー・カナヴェイル)がハニガンに悪だくみをもちかけるシーンだ。熾烈な選挙戦を勝ち抜くために、ガイはアニーと両親の感動の再会劇を仕組み、再び、世間の注目を集めて支持率を稼ごうとする。そんなガイはハニガンに、「ゴキブリは卒業だ」とお金をだしに、協力をあおぐ。腰がぱっくり開いたドレス姿で魅せるキャメロンのセクシーなダンスと歌声。元歌手でいまでも、ショウビズ界への夢をあきらめずにいるハニガンのせつない女心をにじませるキュートな演技を見せる。実はキャメロンは本作が初のミュージカル出演。「以前から歌って踊れる映画に出演したかったの。この役のために一生懸命努力したわ」と語るキャメロンは、「一番苦労したのは、歌うことに対する恐怖心を克服することだったの。音楽監督のマット・サリヴァンと音楽コーディネーターのロン・ホワイトとはじめて会ったとき、自分が感じている恐怖や不安を泣きながら打ち明けたわ。2人のおかげで恐怖心や不安感を追い払ってから仕事にとりかかることができたの」と明かした。まずはこちらの映像から、ミュージカル女優デビューとなる本作では歌とダンスを見事にこなし、新境地を開拓するキャメロンをご覧あれ。『ANNIE/アニー』は2015年1月24日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年01月07日『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメインが車椅子の天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を好演し、ゴールデン・グローブ賞「作品賞」&「主演男優賞」など4部門にノミネートされている2015年注目作『博士と彼女のセオリー』。このほど、ホーキング博士と妻・ジェーン2人の愛の軌跡が詰まった予告編が公開された。学生の頃から天才物理学者として将来を嘱望されていたスティーヴン・ホーキング。彼がケンブリッジ大学の大学院に在籍しているとき、詩を学ぶジェーンと出会い、たちまち2人は恋に堕ちる。しかし、直後にスティーヴンは難病・ALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、余命2年の宣告を受ける。それでも彼と共に生きると決めたジェーンは、力を合わせて病気と闘う道を選択する…。徐々に身体中の筋肉が衰えていく難病・ALSに侵されていくホーキング博士を演じるエディを支える女性を演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』出演のフェリシティ・ジョーンズ。出産、子育てを経験しながらも献身的にホーキング博士と人生を共にする妻・ジェーンを演じる。本作を手がけるのは、ビルの谷間を綱渡りする大道芸人にスポットを当てた『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したジェームズ・マーシュ監督が務める。今回到着したオリジナル予告動画では、ホーキング博士とジェーン出会いから、不器用ながら距離を縮めていく2人の姿が確認できる。物理学で博士号を取ろうと躍進し続けるホーキングに突如襲いかかった難病ALS…余命2年の残酷な告知迷惑をかけるとジェーンとの別れを決意するホーキングに彼女は、「できるだけ一緒にいたいの、愛しているの。いっしょに病気と闘うわ」と強い眼差しで彼を支えていく決心する。アカデミー賞主演男優賞の有力候補ともいわれているエディの演技力はもちろん、夫を支え続けるジェーンを演じるフェリシティの表情や心情に、思わず女性たちは共感できるはず。どんな困難が立ちはだかっても、固く結ばれた強い絆で乗り越えていく姿が描かれる本作。まずはこちらの映像から心揺さぶられる、2人の愛の物語を覗いてみて。『博士と彼女のセオリー』は2015年3月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月26日エディ・レッドメインが15日(現地時間)、2年以上前から交際していた一般女性とイギリスで結婚した。挙式は15日、イギリスのサマーセットにある会員制のカントリー・クラブ「バビントン・ハウス」で執り行われた。両家の親族や友人たちが参列する式は17時30分からスタート。キャンドルを灯した会場のテーマは「ウィンター・ワンダーランド」で、エディと仕事をしてきた映画スタッフが雰囲気作りに尽力したようだ。エディとPR関係の仕事をしていたハンナ・バグショーさんは2012年に交際が明らかになり、今年5月に婚約した。エディはスティーヴ・ホーキング博士を演じた最新主演作『博士と彼女のセオリー』で1月発表のゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされ、アカデミー賞候補入りも期待されている。賞レースが本格化して多忙になる直前のゴールインとなった。末永くお幸せに!(text:Yuki Tominaga)
2014年12月16日『レ・ミゼラブル』のマリウス役で世界中を感動させたエディ・レッドメインが主演し、“車椅子の天才”スティーヴン・ホーキング博士と妻・ジェーンとの純愛を描く『博士と彼女のセオリー』。12月9日(現地時間)、本作のロンドンプレミアが開催され、主演のエディと妻役のフェリシティ・ジョーンズら主要キャスト、ジェームズ・マーシュ監督らとともに、ホーキング博士自らもレッドカーペットに登場した。理論物理学者として宇宙の起源の解明に挑み、ブラックホールを始め現代宇宙論に大きな影響を与えたホーキング博士の半生を、妻として献身的に彼を支え続けたジェーンの自伝を基に映画化した本作。ニュートンやアインシュタインと並ぶ天才とも称されるホーキング博士は、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を抱えながら最先端の研究を精力的に行い、講演活動や執筆活動に取り組む“車椅子の科学者”として世界中に知られている。ロンドンはオデオン・レスター・ スクウェアで行われたプレミアのレッドカーペットに、ホーキング博士役を熱演したエディが登場すると、会場に集まった観客から大きな歓声が上がり、寒空のロンドンも一気にヒートアップ。エディはファンの声援に対し手を振ったり、一緒に写真撮影をしたり、サインにも快く応じるなど、ファンとの交流を楽しんだ。また、妻ジェーンを好演したフェリシティは、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のホワイトのプリンセスラインドレスで登場。寒さをものともせず、エディとの呼吸もぴったりに観客たちを魅了した。さらには、レッドカーペットにモデルとなったホーキング博士も駆けつけ、会場からはひときわ温かい大きな拍手が贈られていた。ロンドンでのプレミアを迎えた心境を聞かれたエディは、「ジェーン、スティーヴン、ジョナサン(ジェーンの現夫)、そしてお子さんたちと久々に会えて嬉しかった。撮影に入って以来会っていなかったので、とにかく再会できて嬉しい」とコメント。オスカー候補と目されていることについては、「それはまだ分からない。いまは作品を世に出すことに注力しているので、まずは一歩ずつ着実に進みたい」と謙虚に話した。ホーキング博士には「伝えたいことがありすぎて…」というエディは、「お会いする度に、彼の前で恥をかかないようにすると余計に緊張してしまう。映画を観てとても気に入ってもらえたと聞いたので、ぜひ直接感想を聞きたい」と、本人と揃ってのレッドカーペットに期待を込めていた。一方、フェリシティも博士に対し、「彼にはいつも最高にカッコいいと言っている。彼は映画スターのようで、カリスマ性があり、言葉の使い方が素晴らしい。私たちとは違って、口に出す前によく考える時間があって羨ましい。そして、深く心を打つ表現をするところも」と尊敬の念を込めてコメントした。さらに、『レ・ミゼラブル』の大ヒットで日本でも人気急上昇したエディは、「日本のファンのみなさん、こんにちは!凍てつくロンドンから愛を込めて。お元気ですか?」と、公開を待つファンにうれしいメッセージも送ってくれた。『博士と彼女のセオリー』は2015年3月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日レッドハットは12月10日、Red Hat OSS Integration Centerのサービスを拡充し、13社のパートナーとの協業により、Windows ServerからRed Hat Enterprise Linux Serverへの移行を支援するサービスの提供を開始した。具体的には、「Webサーバー移行支援サービス」「ファイルサーバー移行支援サービス」「Active Directory移行支援サービス」「データベース移行支援サービス」が提供される。各サービスは、現状調査、移行、運用、更新という4つのフェーズに分けて、掘り下げたサービスを提供していく。今回、同サービスに協業および賛同するパートナーは、NECソリューションイノベータ、SCSK、SRA OSS.、オープンソース・ソリューション・テクノロジ、サイオステクノロジー、ソフトバンク コマース&サービス、デル、富士ソフト、富士通、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、三菱電機インフォメーションシステムズ、ユニアデックス、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ。代表取締役社長の廣川裕司氏は「2011年から2014年にかけて、グローバルでは、サーバ/データセンター/クラウドの分野で、Linuxの導入率が増え、Windowsの導入率が減っている。さらに、ある調査では、クラウドプラットフォームにLinuxを採用する企業が75%に達している。つまり、クラウドの利用の広がりにより、Linuxの採用が増えている。海外に比べ、日本の市場は遅れているが、今後、日本でもLinuxのシェアは増えると見ている」と、今後、同社のビジネスの商機が広がる見込みをアピールした。東京オリンピックが開催される2020年にはサーバOS市場におけるLinuxのシェアは50%を超えることが見込まれ、廣川氏は、それに向けてアクセルをかけ、市場の倍のスピードで成長していきたいと力強く述べた。同サービスの詳細については、常務執行役員 パートナー・アライアンス営業統括本部長の古舘正清氏が説明を行った。同氏は、Windowsユーザーは「ソフトウェアのサポート切れへの対応」「TCO」「クラウドポータビリティ」「ミッションクリティカルなサポート」といった課題を抱えており、同社のRed Hat Enterprise Linux Serverによって、これらの課題を解決できると語った。同社が独立系調査会社に依頼したところ、インフラストラクチャに要するコスト、ソフトウェアコスト、ITスタッフにかかるコスト、ダウンタイムにかかるコストを合わせると、Red Hat Enterprise Linux ServerはWindows Serverに対しTCOを34%削減できることが明らかになったという。「まず、マイクロソフト製品はCALにかかるコストが大きい。加えて、セキュリティ関連のパッチを当てるために、サーバを落とす必要があったり、そのために労力がかかったりする」(古舘氏)また、同社はオンプレミスのサブスクリプションをパブリッククラウドで利用するために移行できる「Red Hat Cloud Access」を提供している。古舘氏は、同サービスのターゲットについては、基盤システムをWindows以外のソフトウェアで構築している企業と説明した。「マイクロソフトに支払っているCALのコストをできるかぎり引き下げ、多様なデバイスに対応していきたいと考えている企業は一定数いる。これまでは、こうした企業のニースに対応するエコシステムがなかった。そこで、われわれの移行サービスがこの課題を解決していきたい」と述べた。同社としては、最終的にすべてのアプリケーションをクライアント/サーバ環境からOSSベースのクラウドサービスに移行することを狙っており、そのために、今後、コンテナを核としたアプリケーション・エコシステムを構築することを目指しているという。
2014年12月11日