6月15日(現地時間)、『リリーのすべて』のエディ・レッドメインと妻ハンナ・バグショーさんの間に第1子が誕生したと2人が母国イギリスの新聞「The Times」紙で発表した。「E!News」によると赤ちゃんは女の子で、アイリス・メアリー・レッドメインと命名されたという。エディは1月のゴールデン・グローブ賞授賞式で妻が妊娠中であることを認めていた。続く全米映画俳優組合賞授賞式では「(出産は)まだ2,3か月先のことだけど、すでに準備を開始してるよ。出産するときに病院で必要なもののリストとかね」と語っており、赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたようだ。また同授賞式でエディは赤ちゃんの性別を生まれるまでのお楽しみに夫婦ともに「知らないでおくことにした」と宣言。とは言え、赤ちゃんの名前の候補は挙げておきたかったようで、「ETonlne」に「今朝ロンドンから着いたばかりなんだけど、朝4時に2人して思いつく名前をブツブツつぶやきあっていて…僕たちは世界で最も“決断力のない”2人だよ」と笑っていた。性別がわからないままで名前を考えるのはなかなか難しかったらしい。11月23日(水・祝)より公開になる、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に主演しているエディ。家族も増えて絶好調な彼の活躍ぶりは今年も止まりそうにない。(Hiromi Kaku)
2016年06月20日主演エディ・レッドメイン、監督トム・フーパーという『レ・ミゼラブル』の2人がタッグを組み、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語を映画化した『リリーのすべて』。本作待望のブルーレイ&DVDリリースが、9月7日(水)に決定した。風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻・ゲルダと結婚し、デンマークで充実の日々を送っていたが、ある日、妻に頼まれて女性モデルの代役をしたことを機に、自分の内側に潜む“女性性”に気づく。それがどういうことなのかもわからないまま、“リリー”という女性として過ごす時期が増え、心と身体が一致しない状態に苦悩するアイナー。一方のゲルダは、夫の変化に戸惑いながらも、いつしか“リリー”こそアイナーの本質であると理解していく――。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を獲得したエディが、フーパー監督との再タッグで挑んだのは、まだトランスジェンダーという言葉や概念が確立していなかったであろう1920年代を舞台に贈る、鮮烈なラブストーリー。時代の空気感を表現した、華やかなファッションやインテリアなど衣装や美術も必見だ。エディは、主人公・リリーの何がほかの人との違いを生んだのかについて、「元来あった資質」「ゲルダの存在」「夫婦ともに先進的な思考を持ったアーティスト」「時代的な背景」などのさまざまな可能性を推測し、役作りをしたという。俳優魂を全身全霊つぎ込み、トランスジェンダーの女性という難役を繊細に体現したエディは、2年連続でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、再び世界中から絶大な評価を浴びた。今後、主演待機作には、ハリー・ポッター新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が控えている。また、リリーの理解者・ゲルダを好演したアリシアは、本作で見事アカデミー賞助演女優賞を受賞。「世界で最も美しい顔100人」に選ばれるほどの美貌のみならず、演技派女優としても世界的に認知され、アカデミー賞視覚効果賞受賞の『エクス・マキナ』、ヒロイン役に抜擢された『ジェイソン・ボーン』、そしてアンジェリーナ・ジョリーの当たり役を引き継ぐ『トゥームレイダー』リブート版など、話題作への出演が続き、いまもっとも勢いのある女優となった。ほかにも、本作には個性的な演技派が勢ぞろい。初めて“リリー”として出かけた彼女を見初めるヘンリクには、『007』シリーズQ役でおなじみのベン・ウィショー。夫妻の友人でバレエダンサーのウラには、『マジック・マイク XXL』のアンバー・ハード。アイナーの幼なじみでゲルダのよき相談役となる画商のハンスは、『君と歩く世界』のマティアス・スーナールツが演じている。『アバウト・タイム 愛おしい時間について』『博士と彼女のセオリー』『ラブ・アクチュアリー』など、恋愛映画のヒット作&名作を数々送り出してきたワーキング・タイトルが届ける、“本当の自分らしく”生きることを求めた恋愛映画に、もう一度、心震わせてみて。『リリーのすべて』は9月7日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日俳優のエディ・レッドメインが、プラダの新しい顔を務めることになった。俳優としてキャリアを順調に築き、先日GQ誌からは世界で最もスタイリッシュな男性と称されたエディが、このほどプラダのメンズウェア・キャンペーンの新アンバサダーになると発表された。2012年にカーラ・デルヴィーニュと共にバーバリーのキャンペーンモデルを務めたことがあるものの、まだまだモデル経験が少ないエディ。プラダの公式インスタグラム・アカウントに投稿された著名写真家のクレイグ・マクディーン撮影によるプラダの新広告ビジュアルからは、そんなことはみじんも感じさせない魅力を発揮している。仕事で多忙なエディだが、今月には第1子の誕生を控えており、私生活でも忙しくなりそうだ。エディは以前、子供が誕生するにあたっての準備について「まだ何か月も先のことだけど、僕らは全ての流れについてを考えているんだ。病院に行く前に入手しておくべきもののリストとかね。かなり長いリストになってるよ!木のおもちゃとかそういう夢を僕らは持ってるんだけど、みんなは『最少はそう思うもんだけど、結局はiPhoneを買うことになるんだよ』って言うんだ」と話していた。また、エディはアードマン・スタジオの新作『アーリー・マン』に声の出演をするほか、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開を控えている。(C)BANG Media International
2016年06月16日サンローラン(Saint Laurent)のクリエイティブ・ディレクターを務めるエディ・スリマンが、退任。後任は、ヴェルサス ヴェルサーチ(Versus Versace)で活躍していたアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)に決定した。2012年3月よりクリエイティブ・ディレクターに就いたエディ。彼はサンローランでのラストコレクションとして、ロサンゼルスでのショーで自身の集大成的スタイルを存分に披露した一方、16年秋冬ウィメンズコレクションでは、イヴ・サン=ローラン本人によるクチュールショー演出を踏襲し、新たなクチュールハウスで発表した。4年間、ブランドの世界観を大事にしながらモダンな息吹を吹き込んだ、彼らしい最後を飾ったと言える。なお今回の退任に関して、ケリングCEO フランソワ・アンリ・ピノーは「イヴ・サンローランがこの4年間で成し遂げたことは、メゾンの歴史の中でもユニークな章になったと思います。この伝説的ブランドの新たな道のりをひいてくれた、エディ・スリマンとイヴ・サンローラン チームには大変感謝しています」とコメントした。後任については2016年4月4日(月)、アンソニー・ヴァカレロに決定。彼は、ベルギー出身の36歳。2年間フェンディ(FENDI)で経験を積んだ後、2009年より自らの名を冠したブランドの クリエイティブ・ディレクターに就任。また、ヴェルサス ヴェルサーチでは3年間のコンサルタント・デザイナーを経てクリエイティブ・ディレクターを2015年より務めていたが、サンローランへの就任が報じられた直後に、退任が発表された。
2016年04月04日イヴ・サンローラン (Yves Saint Laurent)のクリエティブ兼イメージ・ディレクターを務めるエディ・スリマン(Hedi Slimane)が退任することが、同ブランドを傘下に持つケリング(Kering)から4月1日に発表された。エディ・スリマンは、2012年3月よりサンローランのクリエティブディレクターに就任して以来、サンローラン氏のオリジナル・ヴィジョンを蘇らせながら、メゾンの大々的な改革を行い、究極のモダニティとファッションの威信としてのポジションを確立。 今回の退任について、ケリングの会長兼 CEO であるフランソワ・アンリ・ピノーは、「過去 4年間にイヴ・サンローランがが成し遂げたことは、 その歴史の中で特別なチャプターとなった。ブランドの伝説を継続させる道を示してくれたエディ・スリマンと全てのイヴ・サンローラン チームに感謝します」とコメントを出している。 尚、後任は2016年4月1日時点では発表されていない。
2016年04月02日『レ・ミゼラブル』で革命に身を投じる良家の子息・マリウス役を演じ、世界的ブレイクを果たした英国の実力派エディ・レッドメイン。理論物理学者のスティーヴン・ホーキングを演じた『博士と彼女のセオリー』では、アカデミー賞主演男優賞を受賞し、名実ともにトップスターの仲間入りを果たした。メジャー街道をひた走る彼が新作『リリーのすべて』で挑戦したのは、世界初の性別適合手術を受けた実在のトランスジェンダーの女性、リリー。男性として生まれ育ちながらも、結婚後、自らの内にある女性性に目覚め、とまどいながらも自分らしく生きる道を選んだ女性という難役を演じた彼の役者魂に迫るべく、映画公開を控え来日したエディに話を聞いた。「こんにちは、エディです」。柔らかい声と、優しい笑顔で登場したエディ。知的で物静か、繊細な雰囲気は、これまで演じてきた好青年たちとどこか重なる。だが、今回演じたのは、自らの奥深くに眠っていた女性性を花開かせていく人物という、今までにない役どころ。内面のデリケートな変化を表現するに当たり、どうアプローチしたのだろう。「今回はリリーがどんな女性であるかというところから、アプローチをしていったんだ。それが見えてきたところで、彼女が男性として生きていたとき、どんな人物だったのか遡って考えてみたんだ」。リリーがどんな人物であるかを知るために、大きかったのがトランスジェンダーの女性たちとの対話だったという。「彼女たちが自分の経験を快く打ち明けてくれたことに感謝している。LAで会ったカップルは、ひとりが男性として生まれ性別移行した女性で、パートナーの女性はそのまま寄り添い続けていた。トランスジェンダーの女性は、人生のすべてをかけてでも、真の自分として生きたいと話してくれた。ただ、性別移行するというのは本物の自分を少しずつ明かしていくことになるから、あくまでも個の体験。でも、カップルとして生きていくからには、相手の女性の思いやりの深さはどのぐらいなのだろうと考えずにはいられなかったというんだ。その話がとても印象的だったから、台本の最初のページにこのふたつの想いを書き留めて撮影に臨んだんだ」。さらに、パートナーのゲルダが描いたリリーの肖像画、そしてリリーが書いた日記がもとになっている回顧録“Man into Woman”も参考にしたという。「リリーがどんな人物だったのか感覚的につかめた後で、男性としてどう生きてきたのかを知るようにしたんだ。アイナー・ヴェイナーという男性として生きていた時の写真も残っているけど、高い襟のシャツ、きつめのジャケットを着ている。それを見たとき、外骨格“エクススケルトン”のような印象、あるいは改装中の建物を覆う足場のような印象を受けた。リリーがいて、そのまわりに何か別のものを作って、アイナーとして生きてきたと感じたんだ。その一方で、眠っているときなど無意識下では、とても柔らかいしぐさをして、秘めたる女性性が表出していたのではないかという点を意識して演じたんだ」。リリーが生きた1920年代にも、トランスジェンダーの人々はいたはず。それでも、性別移行をせず、生まれたままの性で生きた人がほとんどだ。「リリーの何がほかの人との違いを生んだのかと何度も考えたんだ。元来あった資質なのかもしれないし、愛でサポートしてくれたゲルダという強い女性が側にいたからかもしれない。二人がアーティストだったからかもしれないしね。アーティストというのは、先進的な思考を持っているものだから。それに1920年代は、ジェンダーの概念が流動的になってきた時代。ファッションをみても女性が男性のスーツを身につけはじめた時代でもある。第一次大戦後、ジェンダーに対する考え方に変化があったのではないかな。戦争中は、男性の仕事を女性が担い始めたから、時代性もあったかもしれないな」。アイナーの中で目を覚まし始めたリリー、移行期のリリー、完全に女性になったリリー。それぞれの演じ分けはどう気をつけたのだろう。「どの段階においても大事だったのは、映画の最後に真のリリーがどんな姿をしているかだったんだ。そこから遡って、どの段階ではどんな風に生きているかを考えた。トランスジェンダーの方々に話を伺うと、ある女性は、トランジションした当時はメイクも濃く、洋服もかなり女性らしいものを着ていて、まるで思春期の少女たちが自分らしさを見つけるのに試行錯誤しているのに似ていると言っていた。過剰な女性らしさを試してみたんだってね。そんな意見を参考に、メイクアップアーティストや衣装デザイナー、ムーヴメント・ディレクターとともに、女性らしさを作っていった。初めて舞踏会に行くシーンでは、リリーが初めて女性として周囲に見られるエピソードが描かれているけれど、メイクも彼女自身も、行動も、他の女性を観察し真似して、様式化された女性らしさを表現している。話が進むにつれて、徐々に自分の中の女性らしさを見つけていくから、ウィッグではなく自分の髪になり、メイクも薄くなる。女性らしさを出そうとしているのではなく、リリーらしさが自然に出ているだけという状態になるようにしたんだ」。そして、リリーと、彼女をサポートし続けたゲルダとの関係については、こんな風にも。「二人の強さに感銘を受けた。リリーが自分らしくあるために支えたゲルダの圧倒的な愛は素晴らしいと思うしね。愛というのは肉体も、セクシャリティもジェンダーも関係ない。彼らの関係は、まさに二つの魂の出会いだったのだと思う」。2014年に、最愛の女性と結婚したばかりのエディ。素晴らしいパートナーと支え合い共に生きる喜びが、本作にもきっと存分に反映されているに違いない。「リリーとゲルダの物語というのは、本当に偉大だ。だから、解釈も多岐にわたるだろうし、いろいろな形で綴られ続ければいいなと思う。今回の映画は、彼らの物語をフィクション化したものを映画化している。焦点を当てたのは、二人のラブストーリー、親密な人間関係なんだ。トランスジェンダーのコミュニティの中には、暴力や差別は当然あるわけで、そういったものはリリーも経験しているはず。でも、二人の愛にフォーカスしたことで、とても優しく、悲劇ではなく自分を見つける喜びに満ちた作品になったんだと思うよ」。(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年03月17日映画『リリーのすべて』(3月18日公開)のジャパンプレミアが9日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、主演俳優のエディ・レッドメインとトム・フーパー監督が出席。舞台挨拶で本作への思いや、日本でのエピソードなどを語った。2人は、レッドカーペットを歩いてファンサービスに応じた後、舞台挨拶に登壇。約850人のファンが見つめる中、約3年ぶり2度目の来日を果たしたエディは「今回は長く滞在し、たくさんの方々と触れ合い、みなさんの応援を感じることができています。こんな体験は初めて。ありがとうございます」喜びを伝え、監督も「心から喜んでいます。特別な機会をいただきありがとうございます」と感謝した。監督は本作について「私とエディが情熱をかけて作った映画」と語り、前回タッグを組んだ『レ・ミゼラブル』の撮影現場でエディに脚本を渡したと説明。エディとの関係は「10年以上になる」と言い、「エリザベスⅠ世のテレビドラマに出演してもらった時に『素晴らしい俳優を見つけた』と思い、それが『レ・ミゼラブル』につながり、今回主役に起用することができた」と感慨深げに話した。エディは「本当に深淵ですばらしいラブストーリー。読み終えてすぐ監督のもとに駆け付けて、『やりたいです! いつクランクインですか?』と聞いた」と脚本を読んだ時の興奮を明かし、「この役を演じる機会をいただいた監督には感謝しています」とコメント。観客に向けて「リリーとゲルダのこの物語は、20世紀最大のラブストーリーの一つだと思います。同じように感じていただけたらうれしいです」と呼びかけた。また、エディは妊娠中の妻ハンナ・バグショーと日本を満喫しているようで、「到着した翌朝、時差ボケで早く起きてしまい、朝5時くらいに築地に行ったら、この時間は観光客は入れないと言われてしまった」とエピソードを披露。「そのまま明治神宮に行ったら美しい風景が広がっていました。世界で最も人混みが見られると言われている渋谷も訪れましたが、時間が5時45分だったのでだれもいませんでした」と楽しそうに話した。監督も「5回目の来日になりますが、今回は浅草寺に行きました。何度来ても楽しい」と笑顔で語った。『英国王のスピーチ』、『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督がメガホンをとった本作は、世界初の性別適合手術で女性になった実在の画家アイナー・ベイナーとその妻ゲルダの愛を描いたラブストーリー。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディは、"リリー"という名で女性として生きてることを望んだ主人公を熱演した。(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
2016年03月09日エディ・レッドメインが主演作『リリーのすべて』を引っさげ、トム・フーパー監督とともに来日し3月9日(水)、都内で行われたジャパンプレミアに出席。第1子妊娠中の妻、ハンナ・バグショーとの夫婦ツーショットを披露し、日本のファンを歓喜させた。エディは2度目の来日だが、レッドカーペット形式でのファンとの交流は初めて。「コンニチハ、エディです。アリガトウ」と日本語で挨拶し、ファンの歓声を浴びていた。ちなみに着用していたのは、「ラルフローレン(Ralph Lauren)」のスーツ。ハンナは鮮やかなブルーが印象的な「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」のドレスに身を包んでの登場だった。「時差ボケで朝の4時くらいに目が覚めてしまったんだ。築地に行ったら、まだ時間が早すぎて、市場には入れないと言われた。だから、明治神宮や渋谷に行ったよ。ちょうど雨が降っていて、霧が立ち込めていたから、とても幻想的だった」と日本を満喫中のエディ。もちろん、日本のファンとの初対面にも感激した様子で、「僕が脚本を読んで感じ取った感動を、皆さんにも味わってほしい。20世紀最高のラブストーリーだからね」とアピールしていた。いまから80年以上も前に、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人の実話に基づく本作で、エディは主人公のリリー・エルバを熱演。昨年の『博士と彼女のセオリー』に続く2年連続の主演男優賞受賞は逃したものの、「トムから茶封筒に入ったシナリオをもらった瞬間、ぜひ演じたいと思った。順撮りできないフラストレーションはあったけど、“彼女”の心の旅路をいかに表現するか心血を注いだよ。リリーほど、魅力あふれるキャラクターは滅多にお目にかかれないからね」といまも役柄への思いは格別だ。そんなリリーの理解者である妻・ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルは、先日発表された第88回アカデミー賞で見事「助演女優賞」を受賞。もちろん、エディ&フーパー監督も授賞式会場で、歓喜の瞬間を見守っており、「彼女は演技はもちろん、人柄もすばらしい。だから、受賞できて、まるで自分のことのように喜んだよ」(エディ)、「自分の人生において、これほど幸せなことはそうないはず。実は彼女の携帯に、(出身地である)スウェーデンの首相からお祝いのメッセージが届いたんだ」(フーパー監督)とふり返った。また、世界的ヒット作『レ・ミゼラブル』に続き、エディとタッグを組んだフーパー監督は、「デビューしたての頃から知っているし、当時からすばらしい俳優になると確信していた。今回、ついに主演俳優としてエディを迎えることができて、夢が実現した」と感無量の表情だった。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日オスカー俳優のエディ・レッドメインが3月9日に、都内で開催された主演作『リリーのすべて』のジャパンプレミアに、メガホンをとるトム・フーパー監督とともに出席した。レッドメインの来日は約3年ぶりで、レッドカーペット形式でのファンとの交流は初めて。「コンニチワ、エディです」と日本語であいさつし、「築地や明治神宮、渋谷に行ったよ」と日本を満喫している様子。また、妊娠中の妻ハンナ・バグショーが駆けつけ、レッドカーペット上で夫婦ツーショットを披露した。その他の写真映画は1928年、世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づくドラマ。レッドメインは自分の内側に潜む女性の存在に気づき、心と身体の不一致に苦悩を深める難役に挑んだ。先日の第88回アカデミー賞では惜しくも2年連続の主演男優賞は逃したが、夫を献身的に支える妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルが見事、助演女優賞を獲得している。「彼女のオスカー受賞は、僕にとっても最高の喜びで、心からうれしかった」と授賞式当日を振り返るレッドメイン。オーディションの段階から「ずば抜けていた」と明かし、「一緒にあるシーンをテストしていたんだけど、なかなかカットがかからなくて。気づいたら、トムが涙を流していたんだ。彼女は演技はもちろん、人柄も最高だよ」とオスカー女優をたたえていた。本作で披露した自身の演技については、「トムからシナリオを受け取った瞬間から、演じたいと思った役柄。順撮りできないストレスはあったが、“彼女”の心の旅路をいかに表現するかを意識した。今でも、リリーほど魅力的なキャラクターには出会ったことがないと思う」と強い思い入れを示した。フーパー監督は、代表作『レ・ミゼラブル』でもレッドメインを起用しているが、「実は彼がデビューしたての頃から、素晴らしい俳優になると確信していた。だから、今回、こうして主演俳優として迎え入れる夢が実現して本当に幸せ」と感激しきり。「真の自分を見つける困難さと、それを支える愛の力を感じ取ってもらえれば」とアピールした。『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年03月09日映画『リリーのすべて』(3月18日公開)のジャパンプレミアが9日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、主演俳優のエディ・レッドメインとトム・フーパー監督が登場。レッドカーペットでファンサービスに応じた。劇場外に敷かれたレッドカーペットには、倍率20倍という抽選で選ばれた幸運なファン約100人が集結。エディと監督が登場すると、「エディ~!」「ト~ム!」と名前を呼ぶ声が飛び交い、会場は一気にヒートアップした。そして、熱気に包まれる中、2人はサインや写真撮影に快く対応し、日本のファンを喜ばせた。エディの来日は、2013年4月以来約2年11カ月ぶり、トム・フーパー監督は2012年12月以来約3年3カ月ぶり。エディは今回が2度目の来日だが、日本のファンと交流する初めての機会となった。レッドカーペットには、エディの妻も姿を現しラブラブぶりを披露。2ショット写真にも応じた。エディと監督はその後、ファン約850人が駆けつけた劇場内での舞台挨拶に登壇。「こんばんは~トムです!」「こんにちは~エディです!」と日本語を披露して沸かせ、熱い歓迎に「ありがとう」と感謝した。また、本作への思いや、来日の感想などを語った。『英国王のスピーチ』や『レ・ミゼラブル』などで知られるトム・フーパー監督がメガホンをとった本作は、世界初の性別適合手術で女性になったデンマーク人画家アイナー・ベイナーの実話に基づく勇気と愛の物語。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディが、女性として生きてることを望んだ主人公を熱演した。(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
2016年03月09日第88回アカデミー賞で4部門にノミネートされている映画『リリーのすべて』(3月18日)のプロモーションのため、主演俳優エディ・レッドメインとトム・フーパー監督が3月に来日することがこのほど、明らかになった。2人にとって今回は、初タッグを組んだ『レ・ミゼラブル』のプロモーション以来の来日。昨年の『博士と彼女のセオリー』に続き、2年連続のオスカー獲得にも期待がかかっているレッドメインは、2013年4月以来約2年11カ月ぶり、トム・フーパー監督は、12年12月以来約3年3カ月ぶりの来日となる。2人は3月9日に都内で開催されるジャパン・プレミアに参加する予定。レッドメインが日本のファンと直接交流する場に登場するのは、今回が初となる。また、「エディ・レッドメイン来日記念!エディに聞いてみたいことを投稿しよう!キャンペーン」と題し、ツイッターでレッドメインへの質問も募集。その中からいくつかを本人に直撃し、そのQ&A映像を後日SNSや公式サイトにアップする予定で、参加者には抽選で賞品もプレゼントするという(応募期間は2月22日~3月6日23:59)。1926年のデンマークを舞台とする本作は、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなすドラマを描く。(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
2016年02月22日エディ・レッドメインが主演作『リリーのすべて』を引っさげ、トム・フーパー監督とともに緊急来日することが決定!2人は揃って本作のジャパンプレミアに参加し、エディは2度目の来日となる今回、初めて日本のファンと直接触れ合うことになった。本作は、いまから80年以上も前に、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公リリーをエディが熱演、その一番の理解者であり続けた妻ゲルダ役でアリシア・ヴィキャンデルも好演を見せ、夫婦の愛を越えた魂の触れ合いのドラマを綴り上げている。今月29日(日本時間)に発表となる第88回アカデミー賞では「主演男優賞」「助演女優賞」ほか4部門にノミネートされており、昨年の『レ・ミゼラブル』に続き、エディの2年連続のオスカー獲得にも期待がかけられている。エディとフーパー監督は、前回タッグを組んだ世界的ヒット作『レ・ミゼラブル』でも来日を果たし、プロモーション活動を行っている。監督は2012年11月の同作ジャパン・プレミアと12月のロイヤル・プレミアに参加、また、エディは同作のDVD発売時2013年4月に初来日しており、各メディアの取材等に対応した。今回、2人は3月9日(水)に行われる『リリーのすべて』のジャパン・プレミアに参加する予定で、エディが日本のファンと直接交流する場に登場するのは今回が初めて。その来日を記念してTwitterで「#エディに聞きたいこと」をつけてエディへの質問を投稿すると、選ばれた質問をエディ本人に直撃。そのQ&A映像は後日SNSや公式サイトにアップされる予定という。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督がオスカー俳優となったエディ・レッドメインと再びタッグを組み、ハリウッドの“イットガール” アリシア・ヴィキャンデルとともに挑んだ真実の物語『リリーのすべて』。本作で、エディが演じた実在のリリー・エルベという女性について、エディ自身やアリシア、監督が敬意と称賛を寄せる映像が解禁となった。1920年代のデンマーク。画家夫婦のアイナーとゲルダは、公私とも充実した日々を送っていた。ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたアイナーは、自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていき…。まだ「トランスジェンダー」という言葉さえなかったであろう時代に、命の危険を伴うと知りながら世界で初めての性別適合手術に臨んだリリー・エルベ。今回到着したのは、いまから80年以上も前に、勇気を持って本当の自分であろうとした主人公リリーにクローズアップした映像となっている。「原作を読んで心を動かされた」と語り始めるのは、本作の演技により2年連続でアカデミー賞にノミネートされたエディ。続けて、「トランスジェンダーの先駆者 リリー・エルベの真実の物語。見せかけの自分と真の自分の違いに苦しむ人間の物語だ」とフーパー監督も説明する。「毎朝…“今日こそ1日中アイナーでいよう”と誓う」と、心と体の違和に悩み、ひとり苦しむリリーに対し、「あなたは私のすべて、生きていてほしい」と手を取るのはアリシアが演じる妻・ゲルダ。ゲルダの献身的な愛を受け、本当の自分になる決心を持って前へと進み始めるリリーの勇気に、彼らはそろって称賛を贈り、アリシアは「究極的には、いかに自分を愛せるかの物語」とコメント、エディも「リリーは勇気をもって真実の人生を生きたんだ」とその勇気に言及する。“本当の自分になる”ことだけを望んで生きたリリー・エルベという一人の女性の勇気に、ぜひ注目してみて。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日いまから80年以上も前に、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話をエディ・レッドメイン主演で描く『リリーのすべて』。このほど、本作の舞台となり、メインの撮影地となったデンマーク・コペンハーゲンにてプレミア上映が開催、実際のリリーを描いた画家で妻のゲルダ・ヴェイナーの作品を前に、エディとゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル、トム・フーバー監督が会見を行った。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。以来、“リリー”という女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも戸惑いを隠せなかったが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するように。やがて、移住先のパリで問題解決の道を模索する2人の前に、ひとりの婦人科医が現れる――。コペンハーゲンで行われた本プレミアに、エディはグレーのスーツ、アリシアは美しいシルエットの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスに身をまとい、ファッションアイコンとしても注目される2人らしくシックに登場。エディは黄色い声援を浴びながら、会場の外ではファンと触れ合う様子も見せていた。そして、アーケン美術館では、実際のリリーの姿を描いたゲルダの画をバックに、エディ、アリシア、フーパー監督の3人が会見。監督は、「もしアカデミーにベスト・ロケーション(撮影地)賞があれば、きっとコペンハーゲンがノミネートされているよ。コペンハーゲンに来たとき、僕は恋に落ちたんだ。華麗で、映画のように美しい街だよ」とコメントした。また、エディも同様に、「異なったスタイルや時代の建築がある街だよ。だから、僕たちはパリやドレスデン(ドイツの都市)に見えるように、外観の撮影をコペンハーゲンで行ったんだ。ここには自然な美しさと交わった、素晴らしい多様性があるよ」と、その街並みの美しさを感慨深げに絶賛。アリシアは、「俳優としてとても尊敬する世界へ行けるなんて幸せよ。演じる役を通して、過去の時代を経験できるのは素晴らしいわ」とゲルダ役を演じた喜びを明かした。2月29日(日本時間)発表となる第88回アカデミー賞において、「主演男優賞」「助演女優賞」ほか4部門にノミネートされている本作。究極の愛で結ばれた2人の迫真の演技だけでなく、多様な輝きを放つコペンハーゲンの街の美しさにも、注目が集まりそうだ。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月07日エディ・レッドメインが実在のトランスジェンダーの女性を熱演し、2年連続でアカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされている映画『リリーのすべて』。本作でのエディの役作りについて、彼にオスカー像をもたらした『博士と彼女のセオリー』のスタッフが再び協力していることが明らかとなり、エディやスタッフたちからコメントが到着した。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパー監督が、世界中で大ヒットした『レ・ミゼラブル』に続いてエディとタッグを組んだ本作。いまから80年以上も前に世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人女性リリー・エルベの生涯を描き、エディがアカデミー賞「主演男優賞」、相手役のアリシア・ヴィキャンデルが「助演女優賞」にノミネートされている。本作で、アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していくリリーを演じたエディは、『博士と彼女のセオリー』で共に仕事をしたムーブメント・ディレクターのアレックス・レイノルズから今回も大きなサポートを得ることができたことを明かす。「アレックスは素晴らしい才能のセンスを持っているんだ。彼女は僕が何に良く反応し、何に反応しないかを知っていて、自分自身を解放できるようにしてくれた。動きは外的なものだけれど、同時に内的なものでもあるから。自分自身を解放して、リリーの物語に可能な限り真実に近く、入り込めることができるようにしてくれたんだ」と、彼女のサポートによって、容姿だけではないリリーの内面の輝きや葛藤を表現できたことを語る。そして、「役の身体的な特徴は、僕がいつも取り入れたいと思っているものの一つなんだ。なぜなら、身体的な特徴はその人自身をよく表しているから。手の動きについても、常に興味を持っている。僕は、リリーが“アイナーとして”生きていたときでも、本来の彼女を表現したいと思っていた。彼女はこういう風に寝ていたのだろうか?とか日常の些細なことでも考えていたよ」と明かしており、徹底した役作りへの姿勢を伺わせた。また、同様に『博士と彼女のセオリー』のスタッフであるメイクアップ&ヘアデザイン担当のジャン・スウェルも本作に協力しており、ジャンは「リサーチは興味深いものだったわ。リリーのトランジションに応じて、すべてのわずかな変化を映し出す必要があったの。完全にリリーになる前の段階では、わずかだけど、ぎこちなさが残っていなければならなかった。最初に女性らしさを加える細かいメークを施して、髪の毛を少し脱毛したり、横糸を加えたりね。エディと私は、誰にも分からないようなわずかなことについても意見が一致して、最善を尽くすことができたわ」と言う。さらにエディの役作りの姿勢についても、「エディは情熱的で、準備にしっかり備え、かつ正確なの。それに、彼はすべてを吸収するから本当に素晴らしいわ。例えば、彼の妻(ゲルダ)が口紅を塗るところを観察して、練習していたりね。私がほかの役者のメイクアップをしているところも観察していたのよ」と、その熱心に取り組む姿を絶賛。エディもまた、「ジャンは、とても素敵な感受性を持っているよ。彼女と僕は撮影の約1年半前から、リリーの身体的なイメージについて構想を始めていたんだ」と、早い段階で本作の役作りへ取り掛かっていたことを明かしている。ゲルダ役のアリシアは、「エディとシーンを演じる中で、リリーがリアルすぎて彼女を知ることに夢中になったわ。エディと仕事していると、毎回次のテイクがどんなふうになるのか想像がつかないからワクワクした。私はチームプレーとなるようにエディの出方を見てから、それに反応するように演技をすることを心掛けたわ」と語っており、エディの役作りには共演者も感化されるほど。スティーヴン・ホーキング博士を演じた『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇したエディは、本作ではより内面から女性を体現する演技に挑んでいるようだ。「リリーのすべて」は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2016年02月04日いまから80年以上も前に、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人女性の実話に基づく物語『リリーのすべて』で、主演を務めるエディ・レッドメイン。実は1月6日は、彼の34歳の誕生日。昨年のいまごろも、妻ハンナさんとの結婚や『博士と彼女のセオリー』の賞レースの行方に沸いていたが、今年も公私ともに絶好調、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのエディの華麗なる歴史を改めてふり返ってみた。1982年1月6日、ロンドンに生まれたエディ。父は銀行の頭取、2人の兄はそれぞれ企業家、銀行の重役と、まさに華麗なる一族の中で生まれ育った彼は、幼いころから演技を学びながら、英国一の名門イートン校へ進学。その後、ケンブリッジ大学に通いながら演劇を続けていた。イートン校では、あの王室のウィリアム王子と同窓生だったという。卒業後も俳優を続けてきたエディは、やがて舞台で脚光を浴び、ドンマー・ウェアハウスで行われた名優アルフレッド・モリーナとの2人芝居「Red」ではローレンス・オリヴィエ賞「助演男優賞」を受賞、同作でブロードウェイ・デビューを果たすとトニー賞「助演男優賞」を受賞し、その演技力を絶賛されて、一躍その名を馳せることに。映画では『エリザベス:ゴールデン・エイジ』『ブーリン家の姉妹』など、いわゆる歴史物に出演したほか、昨年そろってオスカーを獲得したジュリアン・ムーアと『美しすぎる母』で共演、マリリン・モンローに恋する青年を演じた『マリリン 7日間の恋』でも好演を見せた。また、演技だけでなく、180cm以上あるスリムな体型が魅力的だったエディは、2008年にバーバリーのモデルに起用され、2012年には春夏コレクションでカーラ・デルヴィーニュと共演。そのナチュラルなハンサムさが大きな話題をさらったかと思うと、同年に公開された『レ・ミゼラブル』のマリウス役に大抜擢。舞台で培った表現力と甘い歌声が絶賛されたことで、その人気は世界的なものに。そして、2014年には、十数年にわたって友人関係を続けてきた一般女性ハンナ・バクショーと堅実に結婚。結婚後の出演作となった『博士と彼女のセオリー』で世界的に著名な物理学者スティーヴン・ホーキングを演じると、その年のアカデミー賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の「主演男優賞」を受賞するという快挙を達成。アカデミー賞の受賞スピーチでは、「いま、自分の気持ちを表現できない。このオスカーは…スゴすぎる!!ワオ!!」と大興奮した様子を見せ、その素直すぎるキュートなリアクションが会場とお茶の間に穏やかな笑いをもたらしたことも記憶に新しい。2016年は、J・K・ローリングが原作・脚本を手がける『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、新主人公となる魔法動物学者ニュート・スキャマンダー役を演じることに!さらに妻のハンナが第一子を妊娠中という報道もあり、今年はエディにとって、これまで以上に激動の年となりそうな予感。そんな記念すべき年に公開される『リリーのすべて』では、デンマーク人アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していく“リリー・エルベ”という難役に挑戦。エディは、「この作品は、リリー・エルベという人物が本当の自分になるために辿った旅路に関する物語。誰だって壁に直面する。その壁に立ち向かうか、逃げるか、もしくは、最悪なシナリオはそのままやり過ごすのか。自分らしくあるために必要な勇気と度胸を尊重すべきだ」と語っており、“彼女”に多大なる称賛を贈っている。そんな誠実な人柄、歌唱力も含めた見事な表現力、スマートなルックス、素晴らしい妻…。全てを兼ね備え、向かうところ敵なしのエディの大躍進に、これからも目が離せない。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月06日ラグビー前日本代表ヘッドコーチで、現在はイングランドで代表チームのヘッドコーチを務めるエディー・ジョーンズが、1月1日より三越伊勢丹グループの新春広告に登場する。エディーは、15年のラグビーワールドカップにおいて歴史的快挙を成し遂げ、日本中を沸かせたラグビー日本代表チームの指揮をとった人物。三越伊勢丹グループは「日本人は、現状に満足せず、もっと自分に期待することでさらに輝くことができるはずだ」というエディーの強い信念に共鳴し、日本初となる広告契約を結んだ。新春広告は、伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の巨大懸垂幕にも掲出するほか、元旦の朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞朝刊に掲載される。新春広告のメッセージは「あなたに、期待してください。」このメッセージには「『勤勉さ』と『クリエイティビティ』を兼ね備えた日本人は、今よりももっと世界で活躍することができる。現状に満足せず、もっと自分に期待をすることで、『this is japan.』を世界に発信していこう」という意図が込められている。『this is japan.』とは、三越伊勢丹が日本の伝統・文化・美意識が作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組み「ジャパン センセィズ(JAPAN SENSES)」を更に深化させ、2015年に新たな企業メッセージとして設定したもの。同社ではこれを経営戦略レベルに位置付け、新たな店作りの基軸として、商品や販売サービスなど“世界に通じる日本の良さ”をグループを挙げて提案している。エディーは撮影時のインタビューで、“日本という国のヘッドコーチ”になったら何を伝えたいかという問いに対し、「信じる勇気を持つこと。ゴールを達成するために、訓練し続けて」とコメントしている。この様子は、三越伊勢丹のスペシャルサイト(URLは下記参照)でも公開される。
2016年01月01日『ハリー・ポッター』の5年ぶりの新作となる新シリーズ『ファンタスティック・ビースト(原題)』(2016年冬日本公開)で、エディ・レッドメイン演じる主人公の劇中シーン写真が9日、初公開された。『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J.K.ローリングが初めて映画の脚本に加わり、映画のために書き下した同作は、『ハリー・ポッター』と同じ魔法界の物語。舞台は、イギリス・ロンドンから、1926年のアメリカ・ニューヨークへと移る。『彼女と博士のセオリー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメインが演じる主人公ニュート・スキャマンダーは、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書『幻の動物とその生息地』を著した人物で、旅先で発見した幻獣たちを記録したり捕獲したりする魔法界きっての"魔法動物学"魔法使い。人といるより、獣や動物に囲まれていたほうが楽と感じる性格の持ち主だ。彼が手に持っているスーツケースは魔法のアイテムで、時に危険な魔法動物たちをたくさん詰め込み、スイッチを入れると中身が魔法使い以外には見えなくなる仕組みで、このアイテムが映画の重要なキーになる可能性があるという。そして、スーツケースに入れておいた魔法動物が逃げ出したことをきっかけに米国魔法界と衝突してしまい、追われる立場になるというストーリーで、米国魔法省壊滅をねらう謎の組織も現れ、窮地に陥るという。公開された写真のニュートも、何かの危機から身を避けようとしているように見える。主人公ニュートのほか、ヒロイン役を射止めたキャサリン・ウォーターストンが演じるのは、米国魔法省で働いている魔法使い"ティナ"ことポーペンチナ"ティナ"・ゴールドスタイン。かばう相手をいとわない正義感の持ち主であり、主人公と行動を共にすることになる。さらに、アリソン・スドル演じるクイーニー・ゴールドスタインは、ティナの妹で、相手の心を開いて思考や記憶を読み取る"開心術"魔法使い。ダン・フォグラー演じるジェイコブ・コワルスキーは、ニュートに出会い魔法界にいざなわれる工場労働者で、シリーズ通して初めてとなる魔法使いではない人間の仲間となる。(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年12月09日『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパー監督が、『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇したエディ・レッドメインと『レ・ミゼラブル』以来のタッグを組んだ『リリーのすべて』。いまや若手演技派のトップに君臨するエディが、世界初の性別適合手術を受けた女性を熱演する本作から、初の映像となる予告編と初の場面写真が解禁となった。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも、本当の自分らしく生きることを望んだ主人公リリーと、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑いながらも一番の理解者であり続けた妻・ゲルダが織りなす、魂の触れ合いのドラマを描き出す。今回到着したのは、アカデミー賞の前哨戦ともいわれる第20回サテライト賞で「監督賞」「主演男優賞」「助演女優賞」ほか7部門にノミネートされるなど、早くも賞レースで注目を集めている本作の、初めての映像となる予告編。映し出されているのは、心の示すままに生きることを決めたリリーの姿と、そのすべてを受け入れ、共に生きることを選んだゲルダの究極の愛の形だ。風景画家のアイナーと彼の内側に潜んでいた女性・リリーの葛藤を熱演するエディ、すべてを受け入れる妻・ゲルダを演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデル、さらに『007 スペクター』のベン・ウィショーら、ハリウッドを代表する若手演技派が見せる心揺さぶる演技と、フーパー監督の作り上げた美しい映像、そして音楽が見事に調和し、共鳴しあう2人の魂のラブ・ストーリーを作り上げているのが見て取れる。『レ・ミゼラブル』を撮影中に監督から直接脚本を受け取ったというエディは、「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントを寄せている。誰にも理解されなくても、互いの味方であり続けた2人が紡ぐ言葉のひとつひとつが胸を打つ映像を、まずこちらからご覧あれ。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日『レ・ミゼラブル』の巨匠トム・フーパーが監督を務め、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインを主演に迎えた映画『リリーのすべて』の予告映像が公開された。本作は、エディ演じる風景画家のアイナーと、アリシア・ヴィキャンデル演じる妻ゲルダの愛を描いた感動のドラマだ。『リリーのすべて』予告映像映画は世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づくドラマ。1928年、画家のアイナー(エディ)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア)に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づく。やがてアイナーは“リリー”という名の女性として過ごす時間が増え、心と身体の不一致に苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく姿に戸惑いを隠せないが、いつしかリリーこそがアイナーの本質だと理解するようになる。予告編に描かれているのは、アイナーとゲルダの深い愛だ。ゲルダの絵のモデルとして初めて女性の姿になったアイナーの戸惑いとときめきから、次第に男性から女性へと変化していくアイナーの心。それでも決してアイナーから目をそらさずすべてを受け入れるゲルダの強い眼差しと言葉から、深い愛情が伝わってくる。命の危険を冒してでも性適合手術へと踏み切ったアイナーに“生きて欲しい”と願うゲルダの思いと、本当の自分に気づかせてくれたアイナーのゲルダへの愛と感謝から、すべてを超越した究極の愛の形を垣間見ることができる。エディが「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントしているように、本当の姿を受け入れ、味方でい続けてくれたゲルダがいたからこそ、アイナーは前例のない手術に挑む勇気が出たのかもしれない。性別や立場を超えて尊敬し、愛し合うふたりを描いた本作は、多くの人々の心を震わせることになるだろう。『リリーのすべて』2016年3月18日(金)全国公開
2015年12月03日世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話をエディ・レッドメイン主演で映画化する『リリーのすべて』。このほど、本作が第20回サテライト賞にて主要含む7部門にノミネートされたことが明らかとなった。1928年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる――。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパーが監督を務め、命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻を描いた本作。キャストには、フーパー監督作『レ・ミゼラブル』にも出演し、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが主演を務め、『コードネーム U.N.C.L.E.』や、『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢されたアリシア・ヴィキャンデルが妻・ゲルダ役を演じ、それぞれの熱演が既にアカデミー賞最有力との声も上がっている。このほど発表された第20回サテライト賞では、トム・フーパーの監督賞、エディ・レッドメインの主演男優賞、アリシア・ヴィキャンデルの助演女優賞をはじめ、脚色賞(ルシンダ・コクソン)、美術賞(イヴ・スチュワート)、衣装デザイン賞(パコ・デルガド)、作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)の7部門にノミネート。アカデミー賞を前に、本作がどのような評価を得るのか大いに注目が集まりそうだ。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日『博士と彼女のセオリー』でオスカー俳優となったエディ・レッドメインが、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人を演じる『リリーのすべて』。この度、11月21日(現地時間)にロサンゼルスにて本作のプレミアイベントが行われ、主演のエディを始めとしたキャスト&スタッフ陣が登場した。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく…。いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。全米公開に先駆けて開催されたプレミアに参加したのは、リリー・エルベを演じるエディ、その妻ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデル、アンバー・ハード、そして本作のメガホンをとったトム・フーパー監督。エディは「グッチ(GUCCI)」のスーツで妻のハンナ・バグショーと共に登場。『ハリー・ポッター』スピンオフ主演も決まり、いま最も注目を集める俳優であるエディは、本作について「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。これは、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」と真摯にコメント。『レ・ミゼラブル』以来のタッグとなったフーパー監督についても「トム(・フーパー)と一緒に『レ・ミゼラブル』を撮影していて、文字通りバリケードの中で歌っていたとき、彼が『新しい脚本を貰った。何も言わず、ただ読んで感想を聞かせて欲しい』とだけ言って、この物語を渡してきた。とても美しく深い感動的なラブ・ストーリーで、できることならこの作品に関わりたいと思ったんだ。トランスジェンダー・コミュニティの方々にも出来る限り会いに行ったんだけれど、とても寛大に自分自身の経験を共有してくれた。僕がリリーという役をより忠実に演じるために必要なことだったから、とても素晴らしい経験だった。多くの友人も出来たし、幸運だったと思う」と喜びを語った。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスで会場に登場したのは、『コードネーム U.N.C.L.E.』で注目を集めるハリウッドの“イットガール”アリシア。エディとの共演について「初めてエディと読み合わせをしたのは撮影の10か月前だった。彼はその段階で既に膨大な知識を持っていたわ。彼は演じるとき全てを役に捧げるの。恐れずに、演じたことのない役に挑戦しようと思わせてくれる。素晴らしい俳優とはそういうものなのだと思うわ」と称賛した。そして2人のよき友人を演じたアンバーは「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のパンツスーツ姿で来場。夫ジョニ―・デップと手を繋ぎ、仲睦まじい様子を見せた。豪華キャストの登場に、世界中から集まったファンは大盛り上がりだった。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日『博士と彼女のセオリー』で車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演し、英米のアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインと、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞した巨匠トム・フーパー監督が、『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組む『The Danish Girl』が、邦題『リリーのすべて』として3月18日(金)に日本公開されることが決定。併せて、エディと『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデルの美しさが際立つポスタービジュアルが解禁となった。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するように。そして、移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがて、彼らの前にひとりの婦人科医が現れる――。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。『博士と彼女のセオリー』で難病に冒されながらも自らの道を模索し続けたホーキング博士を熱演し、アカデミー賞獲得のみならず、若手演技派スターのトップに躍り出たエディが、本作では、命の危険を冒してでも“自分らしく生きる”ことを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂のドラマに挑む。アイナーとリリー、双方の葛藤と成長を圧倒的な演技力で演じきったその姿は、2年連続のアカデミー賞を予感させるほどだ。また、そんなエディに負けない存在感を発揮するのが、アイナーの妻・ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。勝ち気でキュートな女性を演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』で日本でも注目度急上昇、本作とさらに『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢された彼女は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の今季秋冬キャンペーンの顔としても活躍。本作では、リリーと共にゲルダが味わう悲しみと、それを乗り越えていく愛の強さを鮮やかに表現。その演技には、エディと並びアカデミー賞候補確実の声が上がっている。そのほか、彼らを取り巻く共演陣には、『007 スペクター』のベン・ウィショー、『マジック・マイクXXL』のアンバー・ハード、『フランス組曲』『ヴェルサイユの宮廷庭師』マティアス・スーナールツと、注目のキャストが集結。誰にも理解されなくとも、お互いの味方であり続けたふたりの姿を追い、“人を愛するとはどういうことなのか”ということを斬新な角度から描き上げた本作。最愛のひとが本当の自分として生きたいと願ったとき、あなたはすべてを受け入れることができるか…。魂と魂で共鳴しあう至高のラブ・ストーリーに、引き続き注目していて。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日賞レースで火花を散らしたベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメイン、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、ディズニー実写版『シンデレラ』の“王子”リチャード・マッデン、さらには実写版『美女と野獣』の野獣役に抜擢されたダン・スティーヴンスなど、雑誌やTVでもこぞって取り上げられている最近の英国俳優たち。だが何も、ホットな英国俳優は彼らだけではない。英国の“至宝”アンソニー・ホプキンスが実在のビール王を演じる本格サスペンス・ミステリー『ハイネケン誘拐の代償』に出演するジム・スタージェスも、彼らに負けず劣らずの“知る人ぞ知る”実力派のイケメン英国俳優。数々の話題作でも輝きを魅せる彼に注目した。本作は、1983年に実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相を追った、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を映画化。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが犯罪経験もない幼なじみの5人組に誘拐され、巨額の身代金が要求されるものの、次第に人質であるハイネケンに誘拐を犯した若者たちが翻弄され、歯車を狂わせていく様が描かれる。大富豪ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、米アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した英国のベテラン、アンソニー・ホプキンス。そして、大胆な誘拐計画を立案したグループのリーダー、コルを演じるのが、ジム・スタージェスだ。ロンドン生まれで現在、36歳のジム。1994年に映画デビューを果たし、ビートルズで綴るミュージカル映画『アクロス・ザ・ユニバース』(’07)では甘い歌声を披露、青春サスペンス『ラスベガスをぶっつぶせ』(’08)では数学の天才学生を好演し、将来有望な若手俳優としてその名を知られるようになった。また、アン・ハサウェイと23年に及ぶ愛の軌跡を追った『ワン・ディ23年のラブストーリー』(’11)や、キルスティン・ダンストと異色のSFラブ・ストーリーに挑んだ『アップサイドダウン 重力の恋人』(’12)、さらにトム・ハンクス、ハル・ベリーなど豪華キャストが出演した『クラウド アトラス』(’12)、『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠ジュゼッペ・トルナトーレがメガホンをとった『鑑定士と顔のない依頼人』(’13)など話題作に相次いで出演。プライベートでは、『クラウド・アトラス』で共演した韓国トップ女優ペ・ドゥナとの交際が噂され(現在は破局した模様)、熱愛発覚時には世界中から大きな注目を浴びた。本作で、妊娠中の愛妻がいるも事業に失敗し、大富豪のハイネケン誘拐を企てたコルを演じたことについてジムは、「実在の人物を演じるときは、バランスが大切なんだと思う。演技ではあるけど、実在の人物だからリアルさが大切。僕が面白いと思ったのは、犯人たちはどこにでもいる労働階級の若者ということ。彼らの若さをいつも念頭に置いていたよ」と語る。「ごく普通の若者が考えられないことをしたんだ、しかも、うまくいくと本気で信じて…。一体どれだけの度胸が必要だったのかを考えてみたら、それを実行した彼らにある意味、敬意を抱いたよ」と明かし、誘拐犯たちの心情に思いを馳せた。名優ホプキンスと共演したことについては、「劇中での話題の中心はハイネケン。だから犯人グループの頭の中はハイネケンでいっぱいだったんだ。それは演じる僕らも同じ状態だったよ。だからアンソニーが現場に現れたとき、僕ら全員が感激してしまったよ!ハイネケンを見た気分になったしね。アンソニー演じるハイネケンを誘拐して監禁するなんてとても貴重で刺激的だったよ!」とふり返り、キュートな一面も覗かせるジム。ハリウッド切っての大物俳優との共演は、彼の俳優人生に大きなインパクトを与えたはず。そんなジムや、『アバター』のサム・ワーシントンら若手実力派たちが演じた誘拐犯が、名優演じるハイネケンにいかにして翻弄されていくのか、ますます期待が高まる。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイネケン誘拐の代償 2015年6月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 Informant Europe SPRL, Heineken Finance, LLC
2015年04月23日現在公開中の『博士と彼女のセオリー』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」を獲得したエディ・レッドメインが、一転、悪役を演じるSFアクション『ジュピター』。本作から、主演のチャニング・テイタムにも負けないほど見事に割れた美しい腹筋を披露する、エディのビジュアルがシネマカフェに到着した。映像革命といわれた、あの『マトリックス』から16年。ラナ・ウォシャウスキーとアンディ・ウォシャウスキー姉弟監督が同作以来初となる完全オリジナル・ストーリーで、壮大な宇宙を舞台に描く本作。人類は10万年前からある王朝に支配されていたという驚愕の事実を知らされたヒロイン、ジュピター(ミラ・クニス)が、強靭な戦士ケイン(チャニング・テイタム)とともに未知なる冒険に巻き込まれていく。本作でエディが演じるのは、宇宙最大の王朝を支配する邪悪な人物バレム。そして、すでに“怪演”といわれるその役柄だけでなく、注目してほしいのが見事に鍛えられた彼の6パックだ。舞台で培われた演技力と英国の気品、そして授賞スピーチでも見せたようなチャーミングな素顔を併せ持つ正統派のオスカー俳優が見せる腹筋は、惚れ惚れするほど実に美しい。エディといえば、2006年にスクリーンデビューを飾った後、『マリリン 7日間の恋』(’11)、『レ・ミゼラブル』(’12)と話題作に立て続けに出演。リサーチに半年を費やした『博士と彼女のセオリー』では、徐々に筋肉が衰える難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に苦しみながらも、現代宇宙論に多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士を熱演。最新作『ザ・デイニッシュ・ガール』(原題)では、世界初となる性別適合手術を受け、リリー・エルベという女として生きたデンマークの画家役に挑み、女性顔負けの美しすぎる姿は世界中で話題となっている。そんなエディが、ウォシャウスキー両監督の“映像革命の新章”といわれるSF大作で演じる悪役バレムは、まるで『ダークナイト』のヒース・レジャー演じるジョーカーを彷彿させ、何かに取り憑かれたかのような迫真の演技を見せている。徹底した役作りで有名な彼は、本作で主演の2人同様、かなりの時間をワイヤーにつるされた状態で過ごしたり、幾通りもの戦闘・対決シーン用のトレーニングを行ったりと過酷な肉体造りに励んだという。そうしてつくりあげられた新たな最凶の悪役と美しい腹筋は、またもや世の女性たちから大きな注目を浴びそうだ。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュピター 2015年3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年03月18日『プレシャス』『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズ監督の次回作に、エディ・マーフィが出演することになった。60年代から80年代にかけて人気を集めたコメディアン、リチャード・プライヤーの伝記映画で、マーフィーの役柄はプライヤーの父。プライヤーには、マイク・エップスが決まっている。ほかに、ケイト・ハドソンがプライヤーの妻、オプラ・ウィンフリーが彼の祖母役で出演する。プライヤーは、マーフィやクリス・ロックなど、数多くのコメディアンに多大なる影響を与えた存在。ジェリー・サインフェルドは、彼を「コメディ界におけるピカソのような存在」と呼んでいる。しかし、コカインやアルコール依存症に悩まされ、晩年は長い闘病生活を送り、2005年に65歳で亡くなっている。マーフィーの次回公開作は、低予算のインディーズ映画『Cook(原題)』。文:猿渡由紀
2015年03月17日『マトリックス』のラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟が贈る、オリジナルSFアクション超大作『ジュピター』。本年度アカデミー賞「主演男優賞」に輝いたエディ・レッドメインが、悪役を怪演していることも話題の本作から、この度、そのエディを始め、チャニング・テイタムやミラ・クニスなど主要キャストたちが、映画の見どころを解説する特別映像が解禁となった。地球で冴えない生活を送るジュピター・ジョーンズ(ミラ・クニス)は、ある日何者かに襲われたところを、強靭な戦士ケイン(チャニング・テイタム)に助けられる。そして自分は宇宙最大の王朝の王族で、ケインは狼の遺伝子を持つ遠い星の最下級の戦士だと知る。王朝では3人の継承者がおり、彼らは亡き母と同じ遺伝子配列を持つジュピターが引き継ぐはずの地球を狙っているという。人類滅亡の危機を阻止するため、宇宙最大の王朝を相手に戦いを挑む2人。身分の違いから、決して結ばれない運命のジュピターとケインは、いつしか惹かれあうように――。ウォシャウスキー姉弟が『マトリックス』以来16年ぶりに全世界に放つ、完全オリジナルストーリーのSF巨編『ジュピター』。誰にも考えつかないような果てしなく壮大な世界には、出演者たちも圧倒されたようで、監督たちを絶賛する。チャニングは「監督のラナとアンディは、広大な宇宙を綿密に描く。誰にも真似できない芸当だよ」と語り、ミラも「素晴らしい作品。監督の2人はファンタジーを見事に描き、夢のような世界に導いてくれる。SF、ロマンス、リアルさがある」と話す。そしてエディも、「監督の映像は並外れている。さまざまなジャンルを融合し、新たなものを創造していく。現代的なテイストと独創性のあるSFが、見事に融合した作品だよ」と熱くPRした。ウォシャウスキー姉弟は、壮大なコンセプトについて淡々と語る。「私たち人間が、高度な知性を持つ宇宙人や、広大な宇宙に内在する可能性に、胸をときめかさなかった時代があったかしら。映画『2001年宇宙の旅』は、私たちに大きな衝撃を与えたわよね。ストーリーテラーとしての私たちを興奮させたのは、この疑問の答えを考えることだった。もし宇宙に誰かが本当にいるなら、そして、彼らが地球の私たちのことを知っているなら、なぜ彼らの方でも私たちに存在を知られたいと思わないのかしら」。かくしてウォシャウスキー姉弟は、“10万年前から世界を統べる王朝に人類は<支配>されていた”という設定を考えだし、驚愕の事実を知らされたヒロインが、未知なる冒険に巻き込まれていく様子を描き出した。本作のため、7か月間毎日ハードなトレーニングを積んだチャニングとミラは、ほとんどのシーンでスタントなしで危険なアクションシーンを敢行。シカゴでの大規模なロケ撮影や、約2,500もの特殊効果シーン、そして緻密なCG映像だけでなく、ワイヤーアクションとVFXを融合させたリアリティ溢れるアクションシークエンスなど、新次元の視覚体験はウォシャウスキー姉弟ならでは。彼ら初の3D作品にして映像革命の新章となる本作を、こちらから目撃してみて。『ジュピター』は3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日第87回アカデミー賞授賞式が2月22日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインが主演男優賞を受賞した。ALSの発症によって段階的に体の自由を奪われるスティーブン・ホーキング博士を熱演。繊細な心理追求と、計算され尽くしたフィジカル面の再現を達成し、最大のライバルであるマイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)を退けた。その他の写真オスカー像を高々と掲げ、「今ここに立つ気持ちは、とても表現できません。これほど幸運なことはない。これは世界中でALSと戦っている人々のためにあります」と感涙のレッドメイン。共演者で主演女優賞候補に挙がっていたフェリシティ・ジョーンズを、「すばらしいパートナーだった」とたたえた。一方、主演女優賞を手にしたのは、『アリスのままで』のジュリアン・ムーア。過去に同賞を2度逃したムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、過酷な運命と向き合い、記憶が薄れゆく現実と戦う同作。ムーアは「これを機に、アルツハイマーに対する理解が深まれば」とスピーチした。助演男優賞を受賞したのは、『セッション』のJ・K・シモンズ。才能あふれる若者をスカウトし、「天才ミュージシャンを誕生させる」という目的のため、狂気じみたレッスンを強いる音楽教師を文字通りの“怪演”で体現して見せた。トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズで、新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムソン役を演じるベテラン俳優。今回が初のオスカー受賞となった。また、同一キャストが演じる家族の肖像を12年間にわたり、撮影し続けた『6才のボクが、大人になるまで』でパトリシア・アークエットが助演女優賞を獲得。二人のどもを育てるシングルマザー役で、親離れ・子離れの葛藤を通して、普遍的な母性と家族愛をナチュラルに演じた。【第87回アカデミー賞】主演男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞:パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)第87回アカデミー授賞式2月23日夜9時から、WOWOWプライムでリポート放送(字幕放送)
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインが主演男優賞を獲得した。『博士と彼女のセオリー』は、天才理論物理学者スティーヴン・ホーキングの最初の妻、ジェーンの回顧録を基にしたラブストーリー。ALSを発症したホーキングの余命宣告を知りながら、未来へと歩き出した2人の愛の物語を描いている。主演男優賞に輝いた主人公スティーヴン・ホーキング役のエディ・レッドメインは、「ありがとうございます! 私には今、自分の気持ちを表現することができません。本当に幸運な男です」と大興奮。「このオスカー像は、世界中のALSと闘っている人たちのための像です。その中でも特に、スティーヴン・ジョナサン、ホーキング家の子供たちのためのものです。私は彼らのためにこれを管理し、毎日磨きます。彼らのため、この像のために尽くします」と感動のスピーチで会場を沸かせた。また、「フェリシティ・ジョーンズ、素晴らしいパートナーでした。強烈で寛大な監督、ジェームズ・マーシュ」などと作品に関わった人たち、そして家族に感謝の気持ちを伝えた。今回、主演男優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに『フォックスキャッチャー』のスティーブ・カレル、『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパー、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(c)UNIVERSAL PICTURES
2015年02月23日エディ・レッドメインが“車いすの天才”スティーヴン・ホーキング博士を、フェリシティ・ジョーンズが博士を支え続けた妻ジェーンを演じたヒューマン・ラブストーリー『博士と彼女のセオリー』。このほど、2月23日(日本時間)に迫った第87回アカデミー賞授賞式を前に、エディとフェリシティが自身の役作りについて熱く語る特別映像が、いち早くシネマカフェに到着。映像には、実際のホーキング博士とジェーンの結婚式の写真も登場していることが分かった。本作は、ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に映画化。『レ・ミゼラブル』の青年マリウス役で一躍注目を浴びたエディが、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を熱演。新境地を開拓し、見事、第72回ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)、全米映画俳優組合賞「主演男優賞」を受賞した。また、ホーキング博士を献身的に支えた妻ジェーン役には、『アメイジング・スパイダーマン2』にも出演したフェリシティ。余命2年と宣告を受けた博士との結婚を選び、希望を持ち続けながら、共に困難を乗り越えようとする女性を好演する。今回到着した映像では、「フェリシティは最高で、彼女との共演は夢のようだった」とふり返るエディに対し、「エディの演技は見事で想像力を駆使して演じていたわ」と語るフェリシティ。互いの演技をベタ褒めし、「全力を出し切った」と称え合うその姿は、まさに劇中の夫婦のように息ぴったりだ。登場人物を徹底的に理解するため、役作りに力を入れたという2人。ALSを患っているホーキング博士を演じるエディは、撮影中、常に肉体的な試練にさらされていたが、「撮影に入ると肉体的な問題が一気に消え、リアルに演じることができた」と語り、さらには「楽しい役作りだった」と、そうした苦悩や試練さえ楽しんでいたという。その演技について、ホーキング博士本人は「エディの演技はとても素晴らしい。彼はリアリティを追求するために、実際のALS患者とともに過ごして役作りをしているんだ。時々、彼の姿が自分に見えた」と話している。一方のフェリシティも、役作りのため熱心に何度もジェーン本人の元を訪れていたそうで、スクリーンで自分を演じる彼女の立ち振る舞いを観たジェーンは、思わず「私だわ!」と感嘆したほど。なお、映像中には、エディのメガネ姿がそっくりな実際のホーキング博士とジェーン2人の写真も登場しており、エディが「とてもクールなんだ」という2人の仲むつまじい姿を目にすることができる。本人たちから、そろってお墨付きをもらっているエディとフェリシティ。第87回アカデミー賞では、それぞれ「主演男優賞」「主演女優賞」にノミネートされているほか、「作品賞」「脚色賞」「作曲賞」と計5部門のノミネートを誇っている本作。受賞への期待がますます高まるところだ。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日