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「ブリジット・ジョーンズ」シリーズ最新作が邦題『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』として2025年4月11日(金)より公開されることが決定。最新予告編が解禁された。本作は、前作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016)から9年ぶりの第4弾。最新作では、最愛の夫マークを突然不慮の事故で失い、再びシングルになったブリジットが仕事と子育てに奮闘、出会いを含めて様々なことに向き合いポジティブにチャレンジする姿が描かれる。主演はレネー・ゼルウィガーが続投し、ダニエル・クリーヴァー役のヒュー・グラントやブリジットの最愛の夫マーク・ダーシー役のコリン・ファースも再び登場する。製作はワーキング・タイトル・フィルムズが手掛け、監督はマイケル・モリスが務める。この度解禁となった予告映像では、ブリジット(レネー・ゼルウィガー)が夫マーク(コリン・ファース)と見つめ合う幸せな雰囲気から一転、ひとり孤独に佇むブリジットの姿から始まる。マークと死別し2人の子のシングルマザーなったブリジット。悲しみに暮れた日々を送る彼女だったが、周囲からの励ましにより仕事に復帰し、いまどきの出会い系アプリにも挑戦。マークとの思い出を胸に、再び自分を取り戻そうと、人生の新たな一歩を踏み出し奮闘する。「年下男子」のロクスター(レオ・ウッドール)と、「息子の理科教師」のウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)との関係も見逃せない。ブリジットは悲しみを乗り越え、子育て、仕事に新たな恋に、「自分らしい」人生を再開させることができるのか?年を重ねても人生を前向きに進むブリジットの姿を捉えた、期待が高まる映像となっている。『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』は2025年4月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今 2025年4月11日より全国にて公開©Jay Maidment/Universal Pictures
2024年12月27日シリーズ最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』が2025年4月11日(金) に公開されることが決定し、併せて特報映像が公開された。作家のヘレン・フィールディングによる小説『ブリジット・ジョーンズの日記』は、30代女性の等身大の姿をコミカルかつロマンチックに描き、世界中の女性たちの共感を集めた大ヒットシリーズ。2001年には、主人公のブリジット・ジョーンズ役にレネー・ゼルウィガーを迎え実写映画化。以降、2016年の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』まで3作が製作された。製作は『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』など、数々の名作を世に送り出してきたワーキング・タイトル・フィルムズが務め、主演はレネー・ゼルウィガーが50代に突入したブリジット・ジョーンズを再演するほか、ブリジットを永遠に惑わす色男のダニエル・クリーヴァー役のヒュー・グラント、ブリジットの最愛の夫マーク・ダーシー役のコリン・ファースも続投。また、ブリジットを取り巻く新キャストにキウェテル・イジョフォー、レオ・ウッドールら、英国の人気俳優たちが脇を固める。前作では、妊娠をめぐるドタバタ劇の末マークとゴールインし、幸せな結末を迎えたブリジット。公開された特報映像では、ブリジット(レネー・ゼルウィガー)が夫マーク(コリン・ファース)と見つめ合う幸せな雰囲気から一転、ひとり孤独に佇むブリジットの姿が映し出される。「ブリジットあなたは未亡人よ」と告げられた通り、マークと死別しふたりの子どものシングルマザーとなってしまったブリジット。悲しみに暮れた日々を送る彼女だったが、周囲からの励ましにより仕事に復帰し、今どきの出会い系アプリにも挑戦。また、「年下男子」のロクスター(レオ・ウッドール)や、「息子の理科教師」のウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)らとの新たな出会いも。マークとの思い出を胸に、再び自分を取り戻そうと、人生の新たな一歩を踏み出し奮闘する姿が描かれている。『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』特報<作品情報>『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』2025年4月11日(金) 公開(C)Jay Maidment/Universal Pictures
2024年12月27日ラグビー日本代表にとって、まさに生みの苦しみを味わう1年となった。11月26日、『リポビタンDツアー2024』ヨーロッパ遠征総括のメディアブリーフィングが実施された。帰国したばかりの永友洋司日本代表チームディレクター(TD)とエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)が羽田空港で約1か月間にわたる欧州遠征を振り返った。永友TD「欧州遠征が無事終了した。まず選手を派遣してくれたクラブに感謝を申し上げたい。今後はJRFU(日本ラグビーフットボール協会)、JRLO(ジャパンラグビーリーグワン)、大学としっかりお互いの意見を尊重し話し合いながら、強化をしていかないといけないと感じたシリーズだった」エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチジョーンズHC「ジャパンとしての1年が本日終了した。我々は新たにスタートしたが、我々のターゲットが『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』であることに変わりない。1年戦って明らかであるのは世界のトップ4と我々の間にはギャップがあるということ。しかし今年20名の選手がジャパンのキャップを得た。結果は悔しく思っているが、我々の現状、ギャップを感じられたのはポジティブなこと。このギャップを埋めるためにはハードワークをしなければならないし、粘り強く立ち向かわないといけない。我々のセレクションの一貫性が求められる。『RWC』では600~700キャップほどの経験が必要になるが、今のチームは200キャップ程度と経験が浅く結果に失望することになった。今年の世界のトレンドを振り返ると、欧州ではブレイクダウンでのインテンシティや激しさ、空中戦の激しさがとても重要性を高めて、私たちの課題となった。私たちは残り3年間でチームを成長させる自信があるし、楽しみにしている」来年の強化のポイントを問われたジョーンズHCはこのように返答した。「大きく変えることはない。うまくいっているところを強調する。80分間自分たちの強みを出す。ジャパンはベストアタッキングチームになれるという自信があるし、トップ4とも十分にやり合う自信がある。アタックが良くなれば、自ずとディフェンスも良くなると思っている。ただハンドリングエラーが多いので、自ずと相手にチャンスを与えてしまっているので、改善は必要」指揮官はディフェンスを立て直すために、選手たちがニュージーランド戦での64失点、フランス戦での52失点、イングランド戦での59失点という痛みを忘れないことが必要だと述べた。「我々はディフェンスでプレッシャーが掛かってしまう。アンストラクチャーで相手にボールを渡したシーンが多いので、そこは修正が必要。アンストラクチャーのディフェンスを修正するには良い判断が必要。またセットピースでのディフェンスでは良いところもあれば、悪いところもあった。セットピースの修正方法は唯一経験を積むこと。セットピースのプレッシャーはリーグワンではなく、テストマッチでしか経験できない。選手たちがハードワークを重ねて、ハードな経験を重ねていくしかない。イングランド戦は必要な経験であり、50点差で負けるのも我々に必要な経験と言える。今後選手たちが早く学ぶことができるか。リーグワンに戻っても、選手たちにはテストラグビーのインテンシティで毎週毎週トレーニングを積み、試合に取り組んでほしい」竹内柊平(c)スエイシナオヨシ具体的なセットピースの課題はこうだ。「イタリア戦とイングランド戦の我々のセットピースはひどかったが、フランス戦とニュージーランド戦では素晴らしいものがあった。イタリアやイングランドのようにスマートな形のセットピースに経験不足な我々ではうまく順応できなかった。(イングランド代表のPR)エリス・ゲンジと試合後話したが、彼は70キャップあり、(トイメンの)竹内(柊平)は10数キャップ。『幼稚園児とスクラムを組んでいるようなものだ』と言っていた。ここは経験で学びを得るしかない。竹内は今後この経験を生かしてリーグワンで学び、成長していく選手。経験値を得るためにはハードワークを続けるしかない。セットピースでは基礎の部分、順応する部分で成長しないといけない。為房(慶次朗)はジャパンで10キャップ、クボタ(スピアーズ船橋・東京ベイ)では5キャップしかない。今は大きな投資をしている時期。『RWC』まで40キャップを得られれば。みなさんが結果を残念に思っているのは理解している。ただ我々は未来に投資しているところ。投資には大きな痛みは伴う」若手の経験とテストマッチの結果の両立について問われると。「もちろんテストラグビーに勝つために挑んでいる。だが、勝つために負けることも必要。現状、同等や格下には勝つが、格上には勝てない。ただ、これは2019年から存在していた問題。『どうすれば格上に勝てるか』をずっと議論している。明日勝ちたいが、その勝利が1年後か、2年後か、3年後か、『RWC』かはわからない。格上とのギャップを埋めるために一歩進めていると思うし、日本ラグビー界全体で取り組んでいかないといけない問題だと考えている」永友洋司日本代表チームディレクター永友TDはテストマッチの重みをこう話した。「テストマッチは勝たないといけないのは我々も理解している。その辺の準備はできていた。来年、今できたベースを崩さず、どう選手を招集できるかが鍵。リーグワンに協力してもらいながら、インテンシティを保ちながら、次のシーズンを迎えることが重要だと思っている」来季の代表スコッドは今季のメンバー主体になるか聞かれると、ジョーンズHCは『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』のパフォーマンス次第だと答えた。「選手のレビューを行うが、リーグワンで一貫性のプレーを見せること。毎週毎週一貫性のあるプレーを見せてほしい。今年のスコッドがベースになればいいと思うが、選手たちはまずリーグワンで一貫性のあるプレーを見せることに集中してほしい」『リポビタンDツアー2024』で本職のSO不在に苦しんだが、1年後には3人のSOを揃えたいと語った。「我々は10番を育てないといけない。今のジャパンにふさわしい10番はいない。李承信がいるが、ケガしている。ハル(立川理道)も今回の欧州遠征でケガをした。松永(拓朗)はユーティリティプレイヤーだが、経験値の不足は否めない。今、承信に続く2番手がいない状況。来季の終盤にはいいSOを3人揃えたい。ただケガについてはコントロールできない」「大敗続きだと選手たちも自信をなくすのでは」と指摘を受けたジョーンズHCは、選手たちにタフさを求めた。「今我々はチームとして一番大事な時期を送っている。こういう時期はどのチームにもあること。ウェールズ代表は今季1勝もできていない。我々も難しい時期を過ごしているが、選手にはタフに向かってほしい。問題があれば立ち向かってほしい。こういうことが起きるのは至ってノーマルなこと。我々のスコッドにはタフな選手が必要。立ち向かうために修正していく手助けをしたい。キャプテンを務めた齋藤直人はイングランド戦に準備に不安があると感じていたので、選手だけでミーティングするようにアドバイスした。そこで、彼は素晴らしい仕事をした。竹内を例に挙げると、イングランド戦で彼は打ちひしがれていた。だが、翌日、より良くなるために何が必要か考えていた。我々にはこういう選手が必要。こういう状況に立ち向かわない選手はこのチームにはいられない。苦しい時、問題に直面した時、ジャパンらしく、問題に立ち向かう選手が必要だと思っている」姫野和樹(c)JRFU指揮官は超速ラグビーの進化形を明かした。「我々としては常にファーストスタート、序盤は速く、ストロングフィニッシュ、強く締めたいと思っている。中盤は9番、10番がテンポをコントロールしてゲームを進めたい。ここではキッキングゲームが必要だと思っている。キッキングゲームについてはまだ着手していないが、今後3年間で身に付けていきたいと思っている。またラックの攻防をスローにして我々はボールを取りたいと思っている。そのためにはジャッカルが必要。次の3年間で強化していきたい。今ジャッカルを強みにしているのは姫野(和樹)のみ。今後はこのスキルでも育成していきたい」日本代表の強化の土台となるリーグワンと大学ラグビー。『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』は12月21日(土) 開幕。『2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ』は11月30日(土)、『関東大学対抗戦Aグループ』は12月1日(日) に最終戦を戦い、『第61回 全国大学ラグビーフットボール選手権大会』は11月30日(土) に2回戦へ突入する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25の特集ページ関東大学ラグビー 対抗戦/リーグ戦の特集ページ()
2024年11月27日リヴァプールのMFカーティス・ジョーンズが15日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】リヴァプール擁する点取りコンビが和やかツーショット‼︎「Dream debut, grateful!」のコメントと共に写真をアップ。代表デビューと初ゴールの喜びを綴った。現在23歳のジョーンズはここ最近イングランド代表に招集されてきたが、デビューには至っていなかった。14日に行われたネーションズリーグのギリシャ戦で念願のデビュー。ボランチとしてフル出場すると83分には右からのクロスをヒールで流し込み初得点をマークした。 この投稿をInstagramで見る Curtis Jones(@curtisjr)がシェアした投稿 投稿には多くのコメントやいいねが寄せられている。
2024年11月15日2024年10月25日、トム・ハーディ主演の『Venom: The Last Dance』が劇場公開される。この映画は、ヴェノムシリーズの最終章となり、エディ・ブロックとヴェノムの壮絶な決断が描かれる。ファン待望の新作に、公開直前の期待が高まっている。【画像】伊藤英明、タイで『デッドプール&ウルヴァリン』を鑑賞!ファンからも熱い反応『Venom: The Last Dance』は、エディ・ブロック(トム・ハーディ)とヴェノムが再び激しい戦いに身を投じるアクション満載の物語。彼らは、自分たちの世界と外部の力から追われ、運命的な決断に迫られる。シリーズのこれまでの展開を総括するかのようなスリリングなストーリーが見どころとなっている。映画では、シリーズに登場するキャラクターたちが集結し、ファンにとって感動的でエキサイティングなラストを飾る。特に、ヴェノムのクリエイターであるクナールとの対峙がクライマックスに向けて盛り上がる展開となっている。また、監督ケリー・マーセルによる映像美とハーディの熱演が期待される。 この投稿をInstagramで見る Venom(@venommovie)がシェアした投稿 『Venom: The Last Dance』は、シリーズの最終章として、エディとヴェノムの絆を描きつつ、壮大な戦いを繰り広げる。公開を目前に控え、ファンや観客の期待は最高潮に達している。
2024年10月14日エディー・ジョーンズHCはオールブラックスにも本気で勝ちにいく。10月10日、関東・宮崎合宿及びヨーロッパ遠征に参加する日本代表メンバー39名を発表。セレクションを終えたジョーンズHCは、次のようにコメントした。「まずニュージーランドと試合をするのは毎回毎回最高のベンチマークになると覚悟している。過去数十年80%近い勝率を誇る強い相手であり、我々の現状が確認できる最適な相手。素晴らしいチャンスであり、素晴らしいタイミング。今回のメンバーはミックスしたメンバー。これまでトレーニングに関わってきた8名が戻って来る一方、新しいテストラグビーにチャレンジする5名がいる。もう一度チームをリビルトして、2週間いい準備したい。NZと対戦する上で大事なのはどんどんハードにチェイスすること。FWは東京でセットピースを集中的に、BKは宮崎で走り込んで準備していきたい」FWとBKを分けて合宿する意図を問われると、指揮官はこのように返答した。「FWにはセットピースを集中的にトレーニングさせたいため、ふたつに分けた。FWには対戦相手が必要なため、横浜キヤノンイーグルスと浦安D-Rocksの協力を得て、トレーニングする。NZはスクラム、ラインアウトが強いチーム。しっかり準備をしていきたい」エディー・ジョーンズHCジョーンズHCはオールブラックスと対峙する時こそ、マインドセットが重要だと説いた。「メンタルでひと言でいうと恐れないこと。NZを相手にどんどん仕掛けて、どんどん追い詰めることが大事。NZと対戦すると心配に思うことが多いと思うが、恐れないこと。これができれば、我々がNZに初めて勝つ日本代表になれる。過去の対戦での平均スコアは14-85。ふたつの国の間には大きなギャップがあるが、相手のことを尊敬し過ぎてしまうきらいがある。相手に敬意を払うが、相手を追い詰めること、相手を恐れず戦っていきたい」さらに陣形が整った状態であるストラクチャーでの戦いを持続したいと続けた。「NZはアンストラクチャーからのアタックは世界一のチーム。我々はストラクチャーでのアタックを長く続けること、キックする場合もストラクチャーからのキックをしたい。実行するのは難しいが、規律を高く保ってストラクチャーからキックチェイスすることで、相手をイライラさせることができるし、いいディフェンスができる。相手を敵陣に押しとどめていいアタックができると思う」そして終盤まで接戦に持ち込むことが大事だと付け加えた。「60分まで接戦に持ち込めば、勝つ可能性が増えると思う。(スコット・)ロバートソンHCのもと、NZは先制するとどんどん点差を広げていくので、60分まで接戦に持ち込めばどうなるかわからない」今回のセレクションポリシーについて質問が飛ぶと、ジョーンズHCはこう答えた。「セレクションはその時点で出場可能なベストの選手であるべき。12名はケガやコンディションなどの問題で選んでいない。その場合は次の選手を選ぶことになる。今朝スタッツを見たが、2020年から2023年にかけて33名がニューキャップを手にしたが、今年はすでに17名がニューキャップを得ている。新しい世代をテストし続けることによって、日本代表の選手層を厚くし、スコッドの質を上げることできると思う。NZ戦に向けてベストのメンバーをつくり上げたい」これがベストな日本代表メンバーだ。関東・宮崎合宿及びヨーロッパ遠征参加メンバー39名は以下の通り。【FW:20名】岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)4竹内柊平(浦安D-Rocks)10為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)7オペティ・ヒル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)0三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)14茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)5坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)46原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)7松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)2秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)1エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)2ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)18サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)7サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)5下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)10姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)32ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)10アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)4テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/フランス)18ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)12【BK:17名】飯沼蓮(浦安D-Rocks)0小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6齋藤直人(スタッド・トゥール―ザン/フランス)21藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)6立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)60中楠一期(リコーブラックラムズ東京)0長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)4ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)13濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)1池田悠希(リコーブラックラムズ東京)0梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)4シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)13ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)4ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)24松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)0矢崎由高(早稲田大学)6【練習生:2名】村田大和(京都産業大学)0海老澤琥珀(明治大学)0※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数※タタフ、齋籐はヨーロッパ遠征から合流※飯沼、矢崎、村田、海老澤は関東・宮崎合宿まで参加また、ケガやコンディション調整中などを理由に未招集となったメンバーも発表された。淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)サミソニ・トゥア(浦安D-Rocks)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)福田健太(東京サントリーサンゴリアス)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)『ラグビーワールドカップ2023』で主将を務めた姫野が復帰した点を聞かれたジョーンズHCは?「姫野とは数回会っているが、ヒジの手術後の経過もいいと聞いている。フィジー戦後に面談したが、トレーニングの数値もいいし、回復している。彼に求めるのは彼史上最高のプレーをすること、そして世界一のバックローになることが彼の仕事」オペティ・ヒル(c)スエイシナオヨシ初招集となるPRヒル、SO中楠、SO/FB松永の評価を求められると。「(ヒルは)とても才能あふれる選手。以前、オーストラリアで彼を見たことがあるが、彼の年代で一番いい選手だった。とても能力に長けているが、どれだけハードワークできるか、この2週間のキャンプで見ていきたい。ここでハードワークできれば、セレクションにかかってくる選手だと思う。中楠はリコーの試合で見て、いいものを持っていると思った。李がケガで招集できず、若い10番を探していたところ、中楠は我々の求めるスタイルを実行できる選手だと判断した。彼はラインにどんどん仕掛け、勇気を持ったアタックができる。そしてボールを持ってない時のワークレートが高い。プレーにどんどん絡んでいく姿勢があり、エネルギッシュなプレーを見せている。一か八かのプレーもあるが、彼の成長に期待している。中楠はスコッドに入っている。テストラグビーに出場できるか否かは今後のトレーニングにかかっている。これまで高本(幹也/東京SG)も我々のチームでトレーニングをしたが、彼には課題があるので、それに取り組んでもらっている。人数制限がある中フィットできるか否か、見ていきたい。松永は東芝で一度会って話をした。李がいないので、10番と15番の連係が必要だし、10番と15番を両方できる松永は貴重な存在。松永はフィットすると判断した」負傷組にも名前がなかったSO松田力也(トヨタV)とWTB/FB松島幸太朗(東京SG)についてもジョーンズHCは言及した。「ふたりはそれぞれケースが違う。松田は最初のスコッドでトレーニングしていたが、課題に取り組む時間が必要なためにクラブに戻した。より良くなったら戻って来るだろう。松島は今年は招集の対象ではないし、昨季のリーグワンでのパフォーマンスを見ても招集のレベルにないと見ている。しっかり身体を直して、リーグワンでいいパフォーマンスを見せればまた戻って来ると思う。松島がどれだけ素晴らしい選手かはわかっているが、丁寧に身体を治して、フィットネスを上げなければならない。インターナショナルレベルでラグビーをするのには80%のフィットネスでは無理だし、80%のコミットメントでは無理。現在ボールインプレーは35分とここ20年変わっていないが、インテンシティが格段に上がっている。フィジー戦は60分までインテンシティを見せたが、残り20分もインテンシティ高くラグビーをしていかないといけない」セヴ・リース(c)F.SANO対するニュージーランド代表の北半球ツアーのメンバーは以下の通り。【PR】イーサン・デグルート(ハイランダーズ)28タイレル・ロマックス(ハリケーンズ)40フレッチャー・ニューウェル(クルセイダーズ)20パシリオ・トシ(ハリケーンズ)3オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)63タマイティ・ウィリアムズ(クルセイダーズ)14【HO】アサフォ・アウムア(ハリケーンズ)15コーディー・テイラー(クルセイダーズ)93ジョージ・ベル(クルセイダーズ)1【LO】スコット・バレット(クルセイダーズ)76トゥポウ・ヴァアイ(チーフス)34パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)46サム・ダリー(ブルーズ)5【FL/NO8】イーサン・ブラッカダー(クルセイダーズ)15サム・ケイン(チーフス/東京サントリーサンゴリアス)100サミペニ・フィナウ(チーフス)4ルーク・ジェイコブソン(チーフス)24ダルトン・パパリィイ(ブルーズ)36アーディー・サベア(モアナ・パシフィカ)90ウォレス・シティティ(チーフス)5【SH】キャム・ロイガード(ハリケーンズ)5TJ・ペレナラ(ハリケーンズ/リコーブラックラムズ東京)87コルテス・ラティマ(チーフス)8【SO】ボーデン・バレット(ブルーズ)131ダミアン・マッケンジー(チーフス)56【CTB】ジョーディー・バレット(ハリケーンズ)65デービッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)28リーコ・イオアネ(ブルーズ)77アントン・レイナートブラウン(チーフス)79ビリー・プロクター(ハリケーンズ)1【WTB/FB】ケイレブ・クラーク(ブルーズ)25ウィル・ジョーダン(クルセイダーズ)37ルーベン・ラヴ(ハリケーンズ)0スティーヴン・ペロフェタ(ブルーズ)5セヴ・リース(クルセイダーズ)30マーク・テレア(ブルーズ)15※一部のメンバーは日本戦を前に欧州遠征へ移動※オールブラックスXVのメンバーから数人が合流果たして、日本代表が歴史的初勝利を飾るのか、NZ代表が今回もねじ伏せるのか。『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスは10月26日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。オールブラックス戦後、日本代表は『リポビタンDツアー2024』で11月9日(土)・スタッド・ド・フランスにてフランス代表、16日(土)・シャンベリー・サヴォワ・スタジアムにてウルグアイ代表、24日(日)・トゥイッケナム・スタジアムにてイングランド代表と激突する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年10月11日『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエディ・レッドメインが、冷酷な暗殺者ジャッカルを演じるドラマ「The Day of the Jackal(原題)」の予告編が公開された。原作はフレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」。同作はこれまでに何度か映画化されており、1973年にエドワード・フォックス主演の『ジャッカルの日』、1997年には『ジャッカルの日』を基にしたブルース・ウィリス主演の『ジャッカル』が公開された。エディ・レッドメインが主演する今回のドラマ版は、原作小説をアレンジし、時代設定が現代となっている。予告編では、変装と偽造パスポートを駆使して正体を現さないジャッカルと、ジャッカルを捕まえようと追う諜報部員のビアンカ(ラシャーナ・リンチ)の姿が中心に描かれている。「私たちが止めなければ、彼はまた殺人を犯す」「私なら彼を捕まえられる!」と自信満々のビアンカだが、ジャッカルは尻尾を出さない。一方で、ビアンカの方も上司から手を引くようにと言われる状況になっても、諦めない。予告編の最後では対面を果たしたらしき2人。ビアンカの「あなたがだれなのか、ただ知りたいんだ」というセリフで締めくくられる。「The Day of the Jackal」はアメリカのPeacockで11月14日配信開始予定。(賀来比呂美)
2024年10月10日『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ第4弾『Bridget Jones: Mad About the Boy』が、2025年バレンタインデーにアメリカ公開となる。主人公のブリジット役は引き続きレネー・ゼルウィガーが務め、ブリジットの両親役のジム・ブロードベント&ジェマ・ジョーンズ、前作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』から加わったローリングス医師役のエマ・トンプソンも出演。そして、前作には姿を見せなかったダニエル役のヒュー・グラントが帰ってくる。第3弾に出演しなかった理由について、「Vanity Fair」誌に「自分のキャラクターが作品にフィットしなかった。ふさわしい感じがしなかった。だから身を引いたんだ」と語ったヒュー・グラント。今作に関しては脚本の仕上がりが素晴らしく、「とにかく気に入った。思わず泣いた」ほど感動したことから出演オファーに応えたいと思ったという。しかし、やはりダニエルの入る余地はなさそうだった。そこでヒュー・グラントは「自分の出演シーンを自分で書く」ことを条件として、出演することに。出演シーンは「ほんの少し。1週間くらいの撮影だった。それだけだ」というが、「でも映画を観てもらえたら、すごく感動すると思う」と自信をのぞかせた。【※以下、前作のネタバレあり。ご注意ください】ヒュー・グラント演じるダニエルは、第3弾の冒頭で「飛行機事故で亡くなった」ことになっている。そのため、映画ファンは第4弾にカムバックするダニエルが「実は生きていたということ?」「どういう形で登場するのか楽しみ」と期待の声を寄せている。(賀来比呂美)
2024年09月13日9日(現地時間)、『スター・ウォーズ』シリーズで長年ダース・ベイダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズ(93)が亡くなった。エージェントのバリー・マクファーソンが明らかにした。約70年、映画、テレビ、舞台で活躍してきた演技派のジェームズ・アール・ジョーンズは、1969年と1987年にトニー賞演劇主演男優賞、1977年にグラミー賞、1991年にエミー賞主演男優賞(ドラマ部門)&ゲスト男優賞(ドラマ部門)、そして2011年にアカデミー名誉賞を受賞。EGOTを達成した数少ない俳優の一人だ。『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役として共演したマーク・ハミルは、「最高の俳優の一人。『スター・ウォーズ』への貢献は計り知れない。彼を本当に恋しく思う」と「AP通信」にコメント。SNSでは「#RIP(安らかにお眠りください)父さん」と短いメッセージで追悼し、ファンから「ツラいなぁ…」「レジェンド俳優だった!」「とても悲しい」「マーク、あなたはきっとジェームズからいろんなことを学んだのでしょう。寂しくなりますね」とコメントが寄せられている。『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、「ジェームズは素晴らしい俳優で、アートにおいてもスピリットにおいても実にユニークな声を持っていた。半世紀近く、彼はダース・ベイダーだったわけだが、その秘訣のすべては彼が美しい人間だったことにある」と称賛した。(賀来比呂美)■関連作品:スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)4K 2024年5月3日より全国25劇場にて公開©2024 Lucasfilm Ltd.
2024年09月10日2024年9月9日に、アメリカの俳優であるジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなりました。93歳でした。産経ニュースによると、ジェームズさんはニューヨーク州の自宅で亡くなったといいます。ジェームズさんは、世界的な大ヒット映画『スター・ウォーズ』シリーズの悪役であるダース・ベイダーや、ディズニーのアニメ映画『ライオン・キング』に登場する、主人公の父であるムファサの声を演じ、多くの人から愛されました。アメリカ南部のミシシッピ州で1931年に生まれた、ジェームズさん。1964年、スタンリー・キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情』で映画デビューを果たしてからは、1988年の映画『星の王子ニューヨークへ行く』に出演するなど、さまざまな映画やテレビドラマ、ブロードウェイの舞台で活躍しました。ジェームズさんの演技は高く評価され、アメリカの演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞やテレビ界のエミー賞をそれぞれ2回受賞。また、映画のアカデミー名誉賞も贈られました。日本でも知名度の高い作品で活躍した、名優の逝去に、ネット上では悲しみの声が広がっています。・ショックすぎる。言葉が出てきません。・唯一無二の貫禄がある、ダース・ベイダーの声には畏怖してしまいました。悲しい。・悪役のイメージも強いけど「こんな大人になりたい」と思わせる、重厚かつ深い人物を演じていましたね。・大好きな俳優でした。安らかにお眠りください。ジェームズさんの演技は、さまざまな作品の中で輝き続け、これからも多くの人々を魅了していくことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2024年09月10日エディー・ジョーンズHCはどこまでも貪欲である。若手の経験と優勝。どちらか一方だけでは満足しない。あくまで『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』で二兎を追う。ラグビー日本代表は9月7日・熊谷スポーツ文化公園 ラグビー場にて41-24でアメリカ代表を41-24で撃破、プールB1位突破を決めた。45分、22mラインを超えた地点からスピードと巧みなコース取りで4人をかわして独走トライを決めるなど、文句なしのパフォーマンスでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたディラン・ライリーは本拠地のファンに喜びを語った。「カナダから帰国して、この暑さの中戦うことは非常にタフだったが、ホームのファンの前でプレーできてうれしく思う。アメリカ戦に向けて自分たちもいい準備をしてきたので、最後いい結果を得られてよかった。FWパックが大きい相手なので、先制パンチを食らわすことと、相手ボールの時にワークレートを高くして動き続けることがキーポイントだった」指揮官もライリーを絶賛した。「カナダ戦でも13番にもかかわらずキャリー10回、パス10回という活躍をしてくれた。課題のひとつとして、クオリティの高いアクションを増やしてほしい。13番ながらスピードはWTBのようでストレングスはCTB、ディフェンスの面でもリーダーシップを発揮するなど希有な存在と言える。もっと貪欲に試合に絡んでいくかを考えながらプレーしてほしい。ライリーは世界で一番の13番になる可能性を持っていると思う」藤原忍(C)JRFUエディー・ジョーンズHCはSH藤原忍&SO李承信のハーフ団も高評価した。「『PNC』2試合を終えて、我々が望んだ結果は得られている。もちろんまだまだ修正しなければいけない点はたくさんあるし、課題も山積みだが、今回の試合は 9 番の藤原と 10 番の李が素晴らしい働きをして、我々を前へ進めてくれた。藤原は日本の9番にふさわしい。トランジションの早いSH。昨夜のジャージ授与式に参加してもらった堀越(正巳)さんも小さいがパスが速く、ラック周りでうまい。藤原にも同じように取り組んでほしい。李が10番と15番の両方でプレーできるのも大きい」若いハーフ団もアメリカ戦で自信を深めた。藤原「(李とのコンビについて)フィットしてきているというか、承信にも助けられている部分がある。練習の映像や試合を見たり、常にふたりでいる時間が増えていくことによって、よくなってきていると思う。よく声をかけてくれるし、本当にやりやすい。(早い仕掛けやキックについて)エディーさんからも自分で行けるという判断だったら『自信を持って行け』と言ってもらえている。みんなも僕が行くと決めたら、みんなも行くというふうに決まっていたので。チャンスだったら行く、セットされていたらキックという判断をした。ほかのBKからも『行け』という声をかけてもらう場面もあった。(堀越からのアドバイスは)プレゼンテーションが終わってから堀越さんには『9番はFWと一緒のように戦わないと、今のチームは負ける』と言われて共感した。球出しのところは結構集中して、コミュニケーションを取って何をやりたいか、できるようになってきているけど、今どういう状況なのか、そういう判断もできるようになったら試合の流れも変えられると思う。相手はひとりしかいないのに、慌てて放ってしまったり、落ち着かせるところで落ち着かないと。僕が急いでしまうと、周りにも影響しちゃうので、そこはしっかりとオーガナイズしてやっていかないといけない」李承信(C)JRFU李「(FB起用について)事前には聞いていなかった。ただ試合始まる前のロッカーでハル(立川理道)さんに『10番で入るのか、12番で入るのか』を聞いていて、基本12番の話だったけど、山沢(拓也)さんが抜けた時に『15番もあるかもよ』と聞いていたので、心の準備はしていた。ディフェンスのポジショニングや10番とコネクションしながらアウトサイドをアタックしていくところは本当に(コベルコ)神戸(スティーラーズ)での経験が生きた。今日15番に入ってみて、悪い手応えではなかった。(キックについて)練習からすごくいい手応えでできている。プレースキックも本当に自分のルーティンにフォーカスできている。90秒から60秒になって、そこもアジャストできていたので、特にプレッシャーを感じることはなかった。トライした後の流れをしっかり自分の中で作ってできている。(藤原とのコンビについて)合宿中も常にセットでいるし、ルーミー(同部屋の選手)でもあり、しっかりコミュニケーションを取れている。スペースがあったら仕掛けるというのが忍さんの強みだと思う、自分もスペースがあったら仕掛けるだろうとわかっている部分もあるので、ふたりでもっと成長できたらなと思う。超速ラグビーの中でキックの使い方やモメンタム、コントロールのところは本当に自分たちのスピードアタックにフォーカスしてやってきた。80分どう勝ち切るかというところが自分もチームもクリアになってきているので、次のサモア戦もしっかりコントロールしたい」ジョーンズHCはチームをまとめる立川への信頼を口にした。「ハルを招集して本当に心強い。ハルが入ってゲームをコントロールして、李が戦略的なキックを使い、勝利につながったと思う。若いチームにとって大事なのは勝利するための局面をふたつ三つと重ねていくこと。ハルがひとつにまとめてくれた。これによって次のステージに進むことができたし、それぞれの局面に順応することができた。最後の20分プレッシャーがかかる中、アタックをし続けたことも評価をしたい。今日はフィニッシャーがみないい仕事をしてくれた」立川理道主将(C)JRFUアメリカにトライを返されて31-17と点差を詰められた52分に途中出場した立川主将はチームに落ち着きをもたらすとともに、66分にはパスダミーでゲインし、オフロードパスからライリーにつなぎ、WTBマロ・ツイタマのとどめのトライを呼び込んだ。主将は次のように試合を振り返った。「トライを取られた後のハドルで『シンプルにやることが一番大事』だと伝えた。ああいうプレッシャーがかかる場面で一番大事なのは何をしなければいけないのか、全員が同じ絵を見ること。シンプルなメッセージを伝えた。フィニッシャーで入った時、どうアダプトし、どうエナジーを入れるかが大事。80分間出た選手がうまく対応してくれた。(マロのトライを演出するパスについて)前半1回やっていたのを見て、やってみた。自分の前にスペースがあり、うまくいってよかった」ジョーンズHCは課題にも目を向けた。「この試合がどう進むのかシミュレーションした。カナダ戦ではボールを動かしながら、試合を進めわれたが、あのような試合をした後というのは、得てして同じようなことをしてしまう。今日は相手にボールを簡単に渡しすぎてしまったシーンが多く見られた。しかし、選手たちがそういう状況の中でもアダプトし、ボールが滑る中順応できたといったところは評価をしたい」さらにサモア戦に向けて、モールのディフェンスを修正すると続けた。「今後の課題についてはモールディフェンスが挙げられる。ここに関しては相手に簡単に失点を許していた。次回の試合へ、ここをキーポイントとして取り組んでいきたい」エディー・ジョーンズHC(C)JRFU『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』は今週末よりファイナルシリーズへ突入。9月14日(土)・秩父宮ラグビー場にて5位決定戦・トンガ代表×カナダ代表、準決勝・フィジー代表×アメリカ代表、15日(日)・秩父宮にて準決勝・日本代表×サモア代表、21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にて3位決定戦、決勝がキックオフ。チケット発売中。日本×サモアの模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)パシフィックネーションズカップ2024のチケット情報()
2024年09月09日イタリア戦の完敗から3週間、エディー・ジャパンが次なる戦いへ再び動き出す。『パシフィックネーションズカップ(PNC)2024』に向けて、今週末より宮崎合宿がスタート。8月7日、宮崎合宿およびカナダ遠征のメンバーを発表したエディー・ジョーンズHCは選出理由をこのように語った。「今回日本ラグビーを再建するステージ2を迎えられてうれしく思う。今回参加可能で一番いいメンバーを選んだ。『PNC』は日本と同等のレベルのさまざまな国が参加するので、さらに向上できるいい機会。我々も期待しているし、楽しみにしている。前回のサマーシーズン、とくにイタリア戦から改善したいと思っている。イタリア戦ではポゼッションの40%ターンオーバーされたので、これが大きな改善点。とくに基礎の部分の向上にフォーカスしたい。我々が目指す超速ラグビーを実現するために落ち着きながら、実行していくことが大事。まず基礎を構築し、チャンスをどんどん作り出し、その上で落ち着いてスコアに持っていくことが我々の課題」日本代表宮崎合宿参加及びカナダ遠征参加メンバーは以下の通り。【FW:19名】岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)2三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)3坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)44原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)3松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ)5竹内柊平(浦安D-Rocks)6為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)3エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)1サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)14サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)5下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)6ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)2アイザイア ・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)山本凱(東京サントリーサンゴリアス)1ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)8【BK:16名】小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)2村田大和(京都産業大学)松田力也(トヨタヴェルブリッツ)39李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)14海老澤琥珀(明治大学)根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)2立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)56サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)3長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)20マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)11矢崎由高(早稲田大学)3山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9【リハビリテーション組:1名】ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)7※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。数字がない選手はノンキャップ。リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)は休養のため、齋藤直人(スタッド・トゥール―ザン)とテビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル)は所属クラブの活動に伴い、姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)とシオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)、福田健太(東京サントリーサンゴリアス)はゲームフィットネス向上中のため、今回は選考対象外となったとのこと。矢﨑由高 (C)JRFUジョーンズHCは3人の大学生の招集に応じた明大、早大、京産大に感謝の念を述べた。「前回のサマーシリーズではもっと多くの大学から参加してもらった。今回は各大学でプレーしてもらう方向となった中、永友(洋司)チームディレクターとの協議の結果、明治、早稲田、京都産業の理解を得て、海老澤、矢﨑、村田の3人にカナダ遠征に参加してもらうことになった。協力に感謝している。今後のセレクションに関してはそれぞれのパフォーマンスに因るところが大きい。各選手のパフォーマンスを見て、セレクションしていきたい」さらに3人の大学生について、指揮官は言及した。「矢崎を非常にいい才能の持ち主。ボールを持っている時の動きは素晴らしいが、オフ・ザ・ボールの動きを向上させれば、さらにいいプレイヤーになっていける。『ワールドラグビーU20トロフィー2024』で活躍した海老澤、村田には次のレベルでプレーするチャンス。『PNC』は大きなチャンスだが、日本にはどのような選手がいて、何人が出場可能で、我々が目指すラグビーを体現できる選手が何人いるか、次の『ラグビーワールドカップ(RWC)』に向けた進行中のプロセスだと考えている」大学生だけではない。5人のノンキャップメンバーへの期待も口にした。「全員それぞれに強みを生かしたプレーをしてほしい。超速ラグビーを体現するためにいかに早く順応していくか、いかにチームプレーに徹することができるかを見ていきたい」前回のサマーシリーズに参加していなかったウルイヴァイティとマプスアについて質問が飛ぶと、ジョーンズHCは?「エピネリはLOとしてハードワークするタフなLOが必要だと判断した。サマーシーズンは小瀧(尚弘)がいいパフォーマンスをしてくれたが、今回はエピネリをオプションとして呼んだ。マプスアはバックローに何人かケガ人が出ていて、リーチが担った4・6番のカバーにも最適だと思って招集した。マロは以前から興味を持っていたが、日本代表資格を得たということで今回呼んだ。WTBとしてマロやナイカブラというタフなランナーがいて、根塚や海老澤といったワイルドカードで活躍が期待できるメンバーがいるなど、選手層は厚くなっている」ジョーンズHCは前回と同様に、世代交代の難題に引き続く取り組んでいく。「日本ラグビーの次の世代がキーになる。今いる世代がトップ8、トップ4に導いてくれると信じている。今回のスコッドで20キャップ以上は4名だけ。ただこれが日本ラグビーの現状だととらえている。前回の『RWC』から日本は変わらないといけない。その過程には痛みを伴うし、自分たちが求めない結果を突き付けられることもあるかもしれないが、若い選手の育成に自信を持っているし、次の世代のラグビーを作っていきたい。前回の『RWC』を見ていて、日本代表の選手層を自分は心配していた。『リーグワン』でも日本人選手の出場機会は53%のみということで、若手が足りるか心配していたが、実際、U20日本代表や大学生の選手を見て、才能がある選手は十分いると感じている。若手には時間も必要だし、丁寧なコーチングや選手たちのハードワークも必要。若いタレントをパフォーマンスに変えていくことが重要。次の2~3年に向けて、この若いタレントをパフォーマンスに変えていく必要がある」原田衛 (C)JRFU前回の代表活動を経て、ジョーンズHCは『PNC』の課題を次のように挙げた。「我々としてはボールを大事に扱うことがキーになる。イタリア戦ではポゼッションの40%をターンオーバーされてしまった。スピードに乗ったプレーは日本の特徴なので、ここを変えようとは思っていない。しかし向上しないといけない課題はある。FWは安定してボールを勝ち取らなければならないし、BKは勝ち取ったボールをいかにハンドリングエラーをなくして展開していくかが重要」FWがボールを勝ち取り、BKがボールを展開するために必要なのは「基礎の部分」だと言う。「基礎の部分を徹底的にやることに尽きる。これまで理解力の問題もあったが、それぞれのチームのラグビーからジャパンのラグビーをするためには理解度は時間がかかる。トレーニングの連係が必要。『パリ五輪』の例を挙げたい。日本男子バレーは身長の差がありながら、ディフェンスの基礎の動きのレベルが高いからあれだけのパフォーマンスを見せていた。体操の岡(慎之助)選手も解説を聞いたところ、基礎がしっかりしているからこそあのような演技ができたのだという。我々のチームで考えるとキャッチ、パス、サポートラインやブレイクダウンのワークなど基礎的な部分を精度高くやることでほかのチームとの違いを生み出せると思っている。選手たちの取り組む姿勢は申し分がないので、引き続きやっていきたい」ジョーンズHCは『PNC』での目標は優勝だとキッパリ。「超速ラグビーをどんどん向上させていくことがメインテーマになってくる。試合ごとにインテンシティもどんどん上げていきたい。もちろん『PNC』でチャンピオンになることが最大のターゲット。テストラグビーは勝ちたいし、勝つことに意味があると思っている。だが、我々は発展の途中だと認識しないといけない。若い選手を育成するためには忍耐力が必要。我々は超速ラグビーを極めていきながら、結果を出していきたい」日本代表は8月10日(土)より宮崎合宿に突入。『パシフィックネーションズカップ 2024』プールBでは8月25日(日)・カナダバンクーバーにてカナダ代表×日本代表、9月7日(土)・熊谷スポーツ文化公園 ラグビー場にて日本代表×アメリカ代表がキックオフ。プールAはフィジー、サモア、トンガが属す。9月14日(土)・秩父宮ラグビー場にてプールA3位×プールB3位、プールA1位×プールB2位、15日(日)・秩父宮にてプールA2位×プールB1位、21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にて3位決定戦、決勝を開催。アメリカ戦のチケットは8月10日(土)一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)パシフィックネーションズカップ2024 プール戦 プールB日本代表vsアメリカ代表のチケット情報()
2024年08月07日ご存じのように、第2次エディー・ジャパンの第一歩となるサマーシーズンはほろ苦い結果に終わった。若いメンバーで構成されたJAPAN XVとして臨んだ『リポビタンDチャレンジカップ2024』マオリ・オールブラックス戦は初戦10-36で屈したが、第2戦は26-14の歴史的勝利を手繰り寄せた。だが、肝心のテストマッチは3連敗となった。『リポビタンDチャレンジカップ2024』でイングランドに17-52の完敗を喫すると、ジョージアには数的不利が響いて23-25の逆転負け、逆にイタリアには数的有利となったものの14-42の力負け……。新生ラグビー日本代表は超速ラグビーの可能性の片鱗を見せながら、結果を残すことはできなかった。エディー・ジョーンズHC(C)スエイシナオヨシ7月23日の総括会見に出席した永友洋司日本代表チームディレクター(TD)とエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)は次のようにコメントした。永友TD「協会としても勝利することが最大の目標だったので、試合結果は望んだものではなかった。そんな中次のシリーズがはじまる。あくまで2027年『ラグビーワールドカップ』に向けてエディーHC、サポートするコーチ陣はよくやっていると思う。これからKPIを出していき評価しなければならないが、エディーHCが目指す方向性は間違いないと今回のシリーズで私自身評価している」ジョーンズHC「非常に厳しいスタートになってしまった。テストマッチで負けてスタートするのはいつであっても厳しいもの。だが、チームが向かう方向性については希望を持っている。チームを作るには時間がかかるもの。このチームは現在合計200キャップあるが、そのうちの半分近くの90キャップはリーチ マイケルがマークしたもの。イングランド戦、ジョージア戦、イタリア戦で我々がうまくいく時間帯もあった。とくにジョージア戦はレッドカードでひとり少なくなるまでうまくいっていたと思う。だから、このような状況は長く続かないと思っている。素晴らしい若手も育ってきている。アマチュアでまだまだ若い矢崎由高が世界のトップクラスのチームとテストマッチを3試合も戦ったことを考えれば、その成果はご理解いただけるだろう。今後彼が30回、40回とテストマッチをこなした時にどれほどの選手になっているか考えると、それは末恐ろしいほど。FWも若いメンバー陣が多かった。イタリア代表戦では苦戦したが、彼らにとっていい勉強になったはず。若い彼らは時間をかけながら、成長していくだろう。みなさんが結果に失望しているのは理解しているし、私自身結果に失望しているが、チームの方向性には失望していない。最初から時間がかかることはわかっているし、これまでのチームからこれから先の若いチームへ変革していくのには時間がかかるもの。若い選手の育成が必要だし、チームを変革させるには時間と忍耐が必要」選手たちの超速ラグビーの理解度を問われると、ジョーンズHCはこのように返答した。「最初の20分間を見ると、だいたい私たちがどのようにプレーしたいか、選手たちの理解度は高いと言える。しかし、プレッシャーが掛かるとすぐに悪い癖が出てしまう。昨年の『RWC』から、世界のトップ10のチームに勝てるようなチームを作るのは理想だが、プレッシャーに負けてしまうのが現状だと思う。これはトレーニングでプレッシャーが掛かる状態でも自分たちのラグビーをする土台を作っていきたいし、『パシフィックネーションズカップ(PNC)』でも続けていくつもり。選手たちは自分たちがどうプレーするかを理解していると思う。もちろん、選手の中には違う意見があることも理解している。ゆっくりとプレーした方がいいと思う選手、フィジカリティなラグビーをしたい選手もいるが、ジャパンでプレーするには集団としてスピーディにプレーするのが正しい方向だと理解している」齋藤直人(C)スエイシナオヨシ5試合でハーフ団の組み合わせを固定しなかった点を尋ねられると?「4年のプランで進めていこうと思う。最初の1年は才能がどこにあるのか、誰が進歩し続ける適性を持っているのかを見極める時間だと思ってといる。2年目、3年目になればコンビネーションの組み合わせを検討するし、4年目はもちろんベストの33人を選んでいきたい。だが今年は、いろいろな組み合わせを見て、選手たちに自分の力を発揮するチャンスを与えていきたい。いい選手はその能力を発揮し、そうでない選手はどんどん機会を失っていくことになるだろう」ハーフ団は超速ラグビーの舵取りに苦戦している点を指摘されると。「私たちがやりたいプレーは、基本的にボールの75%をラインアウトかキックリターンからはじまる。世界のほとんどのチームと同じようにラインアウトからアタックをはじめる。ラインアウトでは多くの決断を下すことはないし、3フェーズ後にはモーメンタムをもってスコアしてほしい。今の段階では、多くの選手がそれを理解していない。しかし、我々はまだ学んでいるところ。そこを頭ごなしに叩き込みたくはないし、強制もしたくない。彼らは学ばなければならない。判断のいいキック1本で、相手にプレッシャーをかける場面は何度もあった。我々はまだできていないが、選手たちはキックのプレッシャーゲームを学ばなければならないし、ゲームの原則を学ぶ必要がある。例えば、ボールを奪って前進しているのなら、プレッシャーを掛け続けたい。そして相手のWTBが上がって来たら、裏のスペースにキックを蹴る。サイドからサイドに展開するのであれば、スペースを作らなければならない。これは個々の判断ではなく、プレーの原則。だから、個人の判断とプレーの原則の両方の要素がある。我々はゲームの原則を教え、選手たちに決断させる必要がある。現状リーグワンでは、選手はパターン化されたスタイルでプレーしている。だから、彼らはパターン通りにプレーするだけ。私たちが彼らに求めているのは、もし前進していないなら前進する方法を見つけなければならない」ジョーンズHCはFB矢﨑やHO佐藤健次、PR森山飛翔ら大学生が担う役割の大きさを力説した。「昨日、矢﨑と真剣に話をした。矢崎にとって、早稲田大学に戻ってもワールドレベルのプレーヤーのようにトレーニングすることが大事になる。彼がワールドレベルのラグビーを周りの選手に知らせることで、大学ラグビーのレベルを上げることができると思う。周りの選手たちにそれを示すことはできる。彼はまだ20歳だが、そうする必要がある。彼がワールドレベルを知らしめることで、大学ラグビーのレベルを上げることができるはずだ。森山も帝京大学に戻り、同じようなことをしてほしい。早稲田主将の佐藤も、(明治大学FL)の利川(桐生)もチームに戻り、より高いレベルでトレーニングを積んで、大学チームのレベルアップに貢献してほしい。そうすることで、重要な変化がもたらされることになるだろう。私は日本ラグビーの未来は、間違いなく大学の選手の育成に懸かっていると思っている。今後8年間は、大学生の育成がカギになる。周知の通り、リーグワンでは完全にプロ化されている。だが、日本人の出場機会は53%にしか達していない。この数値を上げるためには大学からの8年間の選手育成は非常に重要。私たちは大学側のサポートに感謝している。日本のラグビー史上、最も大学ラグビーが重要になることだろう」今回の5試合から見えた課題はこうである。「ゲームのスタッツを見ると、修正したい点はある。ラグビーでは勝ち試合に必要な大事な数値が7~8つのスタッツがあり、それに基づいて99%の結果を予測することができる。我々はキャリーメーターに優れている。アタックは素晴らしい。キッキングゲームを追加する必要があるが、それは経験を積めばほとんどできるようになる。だから、3、4年かけて発展させたい。我々の規律、ペナルティの数はかなりよかった。ジョージア戦ではレッドカードとイエローカードがあったが、我々は規律を保って戦っている。一貫してできなかったのは、ボールをターンオーバーされた回数。イタリア戦では、イタリアが18回に対して我々は27回もターンオーバーされた。それがそのまま勝敗を分ける要因となった。その内訳はラインアウトで7回ターンオーバーされた。その点が我々が勝つか負けるかを分けている。もうひとつターンオーバーの要因となったハンドリングエラーがある。9回もボールを相手に返してしまった。だが、その部分は個人のスキルの問題なので、高めていくしかない。もしターンオーバーレートを減らすことができれば、試合に勝つ確率も上がるだろう。もうひとつ、ラグビーのやり方を学び直す必要がある。相手のゴールラインまで行くと、15人のディフェンダーがいる。(横幅が)60mだから、(ディフェンダー)ふたりの間にスペースはない。そこでオーソドックスなパワーゲームに戻ってしまった。よりよいゴールラインアタックを考えなければならない。それには流動性が必要だし、もっと動きが必要だ。そのためにはかなり革新的でなければならない。『PNC』ではターンオーバーを改善し、ターンオーバーを減らしたい。ゴールラインアタックも改善させていきたい」原田衛(C)スエイシナオヨシイタリア戦では若いFW陣が苦戦したが。「まずイタリアの方が我々よりも一枚も二枚も上手だったことは認めないといけない。イタリアはフロントローがタフで、彼らのスクラムの組み方に対応できなかった。ラインアウトの面でも彼らは我々より前に出てきた。我々のフロントローは若い。原田(衛)が3キャップ。竹内(柊平)が6キャップ。茂原(隆由)が3キャップで経験豊富なイタリアのフロントローに太刀打ちできなかった。だが、それは選手たちが受けるべきレッスンで、自分たちが学ぶ唯一の方法だ。ワーナー(・ディアンズ)はまだ6、7キャップに満たない(実際は14キャップ)。彼はまだラインアウトのコールの仕方を学んでいるところ。これらは貴重なレッスンであり、チームを作る上で必要不可欠なレッスン。もちろん結果にはがっかりしているが、チームとしての方向性には失望していない。日本には有望なタレントが揃い、勇敢でタフネスを発揮し、粘り強く戦ったが、相手が一枚も二枚も上手だった。現段階では、対戦したチームは我々よりも格上だということを認識しなければならない。魔法の粉をかけて突然すべてが劇的に変わるわけではない。ハードワークを続けていくことが必要だ」トップ10の強豪に勝つようになるまで、どのくらい時間を要するのか聞かれると、指揮官はこう答えた。「正直に言うと、いつとは言えない。このような若いチームを勝てるようにするためにはハードワークし続ける必要がある。そして、どこかの試合でブレイクスルーを起こす必要があると思う。チームはブレイクスルーを経て、上昇気流に乗ることがある。これまでの経験で言うと、2013年のウェールズ代表戦がブレイクスルーとなり、チームの中で本当に自分たちのことを信じはじめ、自分たちはやれると信じ抜くができた。今回のチームが、いつブレイクスルーを迎えるかはわからない。ただハードワークを続け、信念を貫き、正しい選手をセレクションして、そのブレイクスルーの時を迎えたい。その時は必ずくると思う」リーチ マイケル(C)スエイシナオヨシリーチ主将とSH齋藤直人は『PNC』には参加しないとジョーンズHCは明言した。「齋藤は『PNC』には参加しない。彼は(スタッド・)トゥールーザンへ行くので、応援したいと思う。また35歳以上のプレーヤーは休みにする。未来の選手は全員参加する。どの選手も参加したがっているし、プレーしたがっているし、身体的な心配はないと思っている。ただ、リーチには休養が必要。彼は東芝でのケガを抱えており、リハビリが必要なので休ませる。しかし、残りの選手はセレクションに参加できる」リーチや齋藤が不在でもHCは『PNC』で結果は求める。「『PNC』の目標は優勝すること。私たちが見たいのは、チームがいかに進歩し続けられるか、ジャパンのアイデンティティを持ってプレーし続けられるか。そしてセレクションの面でも、私たちにとって重要な時期になる。終盤には欧州ツアーがある。日本代表にとってビッグゲームが3つ控えている(10月26日(土)・日産スタジアムでのニュージーランド戦、11月9日(土)・スタッド・ド・フランスでのフランス戦、24日(日)・トゥイッケナムでのイングランド戦)。ビッグゲームに向けて、我々が目指す形に少しでも近付けるようにしたい」日本代表は束の間の休息を経て、『パシフィックネーションズカップ 2024』プールBでカナダ、アメリカと戦う。プールAはフィジー、サモア、トンガ。8月25日(日)・カナダバンクーバーにてカナダ代表×日本代表、31日(土)・アメリカロサンゼルスにてアメリカ代表×カナダ代表、9月7日(土)・熊谷スポーツ文化公園 ラグビー場にて日本代表×アメリカ代表、14日(土)・秩父宮ラグビー場にてプールA3位×プールB3位、プールA1位×プールB2位、15日(日)・秩父宮にてプールA2位×プールB1位、21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にて3位決定戦、決勝がキックオフ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2024年07月26日第2次エディー・ジャパンのファーストステップとなるサマーシーズンも、次戦で終了となる。7月19日、『リポビタンDチャレンジカップ2024』イタリア戦の試合登録メンバーを発表したエディー・ジョーンズHCは5戦目となる強化試合へ向けて意気込みを語った。「今年のサマーシリーズとしては最後の試合となる今週末のゲームは、我々のラグビーができるよう、このサマーシリーズの総括がしっかりできるような試合をしたい。イタリアは過去最高の8位にランクしている強敵なので、楽しみにしている。この1週間、最高の準備ができたと自負している。札幌ドームは室内で、歓声が響くユニークな環境であり、興味深いゲームになると思うので、楽しみにしている」難敵イタリアに対しても、自分たちのスタイルを貫くと指揮官とリーチ マイケル主将はキッパリ。ジョーンズHC「今回我々のラグビーに集中して取り組んできた。好守ともに我々のラグビーをでるきように集中してきた。イタリア戦に向けてのゲームプランはもちろんあるが、あくまで我々のラグビーをするための準備にフォーカスしてきた」リーチ主将「(対策は)ない。自分たちにフォーカスしている。自分たちのラグビー、自分たちのスクラム、自分たちのディフェンス、自分たちのキック&アタックをするために全部集中している。相手が何をしてくるかではなく、あくまで自分たちフォーカス」今回はLOに桑野詠真を抜擢し、ジョージア戦でLOだったリーチをFLに戻したが。ジョーンズHC「毎回セレクションはさまざまな状況を鑑みて決めている。桑野はハードワークを評価し、ラインアウトのリ―ダーであるワーナー(・ディアンズ)の負担が減ることも期待している。下川(甲嗣)が出場停止なので、リーチをバックローに戻して、ワークレートが高く、馬力のある桑野をLOに入れた」リーチ主将「先週4番でボールもらう機会も多かったので、バックローに戻ってもそんなにやることは変わらないと思う。真ん中のところで仕事をやりたい」小山大輝 (C)スエイシナオヨシ9番小山大輝&10番松田力也、それぞれの控えに藤原忍&李承信という構成になった点を問われると、HCはこのように答えた。「齋藤直人が一番手の9番だが、今回は出場停止なので。小山はフィニッシュ―としていい仕事をしている。経験値があり、タフなプレーヤーとして評価している。藤原は若手で成長目覚ましいプレーヤーなので、今回はベンチからチャンスを与える。小山は『リーグワン』での経験をテストマッチレベルで見せるチャンスとなる。イタリアはラック周りのプレーが得意なので、小山にはラック周りのディフェンスをコントロールする点と、アタックではラックからどんどん前へ出ていくことを期待している。松田に関しては今回の合宿で合流以来、明確な課題がいくつかあった。これまでの彼のプレースタイルと違いがあり、ジャパンのスタイルに慣れてもらうために非常に厳しいトレーニングを積んできたし、その結果いい形で成長しているので今回チャンスを得ることができた。李はまだまだ若い選手、今回はフィニッシャーとして別の役割を見せてほしいと思っている」主将の桑野と松田の評価はこうだ。「桑野は同じ部屋で、とてもいい準備をしている。LOの分析や役割の確認を毎夜やっている。マオリ・オールブラック戦でもいいプレーしたし、練習から誰よりもハードワークして、数多くのダブルタックルをして、FWにエナジーを与えてくれている。力也は先週アピールしまくっていたので、今回のチャンスを得た。力也とは何度も試合をしたので、一緒に試合をするのが楽しみだし、力也の活躍を期待している」ベンチに本職のWTBはいないが、問題ないと指揮官は言う。「(李)承信は10番と12番ができ、長田(智希)はWTBだが13番のカバーもできる。矢崎(由高)はWTBもカバーできるし、もともとWTBの選手。WTBにアクシデントが起きれば、矢崎を回して、山沢(拓也)が15番に入ることができる。カバー面は問題ない」テビタ・タタフ (C)JRFUジョーンズHCがNO8テビタ・タタフに期待することは明快だった。「欧州から新しいスタイルをやるのはやはり難しい。先週に関してはまだ慣れる時間が少なかったと思う。今週はハードなトレーニングを積んで慣れてきた。今週は出場時間に関わらず、キャリーキャリーキャリーキャリーと10回くらいボールキャリーしてほしい」ジョーンズHCはイタリア代表をどう見ているのか。「『ラグビーワールドカップ(RWC)』ではとてもいい目標を掲げ、いいラグビーを展開したが、『RWC』自体はタフな結果になったと思っている。その後、コーチも変わり、新たなスタッフを加えて、フランスのスタイルを取り入れている。とくに顕著なのが、キックの回数が増えたこと。ロングキックの回数が増え、敵陣に入ってコンテストキックを蹴るなど、スタイルが変わった。以前は自分たちのボールからアタックしていたが、今では相手のキックを受けたカウンターからアタックしている。また代表選手の80%はベネトン・ラグビーに所属し、毎週クラブで一緒にプレーしている。アイルランドのレンスターに次いでヨーロッパ2位の成熟度を誇るチームだと思う」HCと主将は超速ラグビーの手応えを口にした。ジョーンズHC「我々が進んでいる道筋に満足している。もちろん結果に満足していないが、進んでいる方向には満足している。とくにアタックは試合でも自分たちの見せたい形を見せられていると思う。だが、もっと一貫性を見せたい。今回は250キャップ以下の若いメンバー。スピードに乗った連係を深めるためにはもっと時間が必要だし、選手間の理解ももっと深める必要がある。ただチームは正しい方向に進んでいる。まだ時間がかかるが、今週末のイタリア戦もいい学びを得るチャンスだと思って臨みたい」リーチ主将「宮崎合宿が始まってから毎週毎週練習の質が良くなっている。暑いにもかかわらず、選手のキャパが大きくなり、GPSの数値もいいし、選手たちの理解度も高まっている。イングランド戦もジョージア戦も20分までいいラグビーできているので、20分過ぎのゲームコントロールしていないかないといけないと思っている。やっていてとても楽しいし、やればやるほど自信が付いているので、イタリア戦では前へ出るところを見せたい」エディー・ジョーンズHC (C)スエイシナオヨシラグビー日本代表試合登録メンバー1茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)22原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)23竹内柊平(浦安D-Rocks)54桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)05ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)136サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)47リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)868ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)79小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)110松田力也(トヨタヴェルブリッツ)3811長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)912サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)213ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1914ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)1015矢崎由高(早稲田大学)216坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4317岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)118為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)219サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)420テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/フランス)1721藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)122李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1323山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)8※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。ワールドランキングはイタリアが8位に対して、日本は12位。テストマッチの対戦成績でもイタリアが7勝2敗と勝ち越す。昨夏の『RWC2023』直前の対戦でも21-42の力負けを喫した。だが、第1次エディー・ジャパン後の対戦では2勝2敗の互角の展開となっている。果たして、日本代表がサマーシーズンの仕上げとして第2次エディー・ジャパンのテストマッチ初勝利をマークするのか、それとも、イタリアが返り討ちにするのか。『リポビタンDチャレンジカップ 2024』日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年07月19日再び指揮を執って4戦目、エディー・ジョーンズHCは今週末のゲームを大一番ととらえていた。7月11日『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×ジョージア代表の登録メンバー発表会見に出席したジョーンズHCは2日後のゲームに向けて意気込みを語った。「とても重要なゲーム。今季の大一番になるととらえている。選手たちの取り組み、アテチュード(態度や姿勢)も素晴らしくはこの1週間いい準備ができた。この試合は我々のスタイルを披露できる試合だと思っているし、セレクションも現時点の我々のベストの23名を選んでいると言える」(写真左より)リーチ マイケル、エディー・ジョーンズHC (c)JRFU指揮官もリーチ マイケル主将もフィジカルバトルで引くつもりは一切ない。ジョーンズHC「ジョージア戦ではFWパックとの激突は避けられない。我々はドミネートできるFWを選んでいる。スペースへ展開もできるメンバーも考慮している。(テビタ・)タタフはフランスでトップ4に進出するチームで非常にいいシーズンを送った。現状走れる8番としてベストのプレーヤーだと言える。ファウルア(・マキシ)もイングランド戦は8番でいいパフォーマンスを見せたが、今回はワークレートを考えて6番で起用している。ラック周りでパンチの効いたプレーが期待している」リーチ主将「すごいいいチャレンジ。僕らは超速ラグビーを目指しているが、フィジカルで対抗しないと超速ラグビーできない。デカいFWをどれだけ止められるか、ジョージア戦はそれを確かめるちょうどいい相手」本職がFL/NO8であるリーチのLO起用というアイデアもいよいよ日の目を見る。ジョーンズHC「一番手の4番として今週いい準備をしている。リーチはチームの中で一番のキャプテンとして過ごしている。彼のようなプレーヤーがいることはチームにとって名誉なこと。プレーヤーのアティチュードとして非常に影響力がある。パフォーマンスも申し分ない。4番目のバックローとしても期待している」リーチ主将「感覚はしっかりつかんでいる。将来的にもっとLOとしてうまくなりたい。(スクラムについて)コミュニケーションをよく取っている。スクラムに関して4番の役割はすごく好き。このチームでフロントローが一番練習していると思う。毎日集まって細かいスキルやテーマ決めたり、ビデオを見たり、たくさん努力している。ジョージアは弱いスクラムではないので、しっかりスクラムを組んでいきたい」9番齋藤直人&10番李承信、控えSH小山大輝&SO山沢拓也のハーフ団の組み合わせついて聞かれると、ジョーンズHCはこのように答えた。「齋藤はここまで3試合で非常にいいパフォーマンスを残している。『ラグビーワールドカップ』以降いいパフォーマンスを発揮しているし、世界有数の9番として活躍していると言っても申し分ない活躍をしていると思っている。李はまだまだテストレベルの10番ではプロセスの途中だが、10番の選手層が必要。我々には松田(力也)という経験が深い10番がいるが、今週に関しては李がチャンスを得た。山沢は今年30歳になるが、キャンプでは18歳のようなパフォーマンスを見せている。現状このポジションにレベルが高い3人が揃っていると言える。キャンプのスタート時はひとりだけだったことを考えると非常に成長している。今週末のゲームは今季の中でも非常に大事な試合だが、トップ4になるためのプロジェクトの途中でもあるので、各ポジションでレベルの高い3人を揃えていきたい」指揮官は齋藤のフランス『TOP14』優勝のスタッド・トゥール―ザンへの移籍を歓迎した。「北半球と南半球のラグビーを考えると、それぞれ別の半球のラグビーを経験するのは非常に有益だと考えている。北と南ではラグビーの考え方自体が違う。日本は南半球のラグビーの影響が大きいので、北半球で学ぶことが多いと思う。北半球のセットピースのタフさ、シーズンのタフさはどのような選手でも学ぶことが大きい。タタフもフランスへ行って人間的に成熟して帰って来た。直人もフランスへ行くことでいろんな経験ができる。(SHアントワーヌ・)デュポンや(SOロマン・)ヌタマックという世界トップレベルの選手と日々一緒に練習することで、大きな成長の糧になると信じている。日本に帰って来てその体験を共有して来てほしい。2015年の代表チームではリーチのチーフスでの経験を培われた。日本のラグビーとは違うラグビーを共有できるという点で我々にも学ぶことが多かった。直人にも同じ経験が培われると思っている」テビタ・タタフ (c)JRFUHCと主将はユニオン・ボルドー・ベグルから帰って来たタタフの成長を口にした。ジョーンズHC「タタフのボルドーでの活躍もしっかり見ている。実際に3~4週間前にフランスでのプレーも見ている。テビタはシーズンを通してハードワークしている。宮崎キャンプではまだ不慣れなところがあり、まだピークとは言えないが、40~50分プレーできると思う。非常にランニングが強いプレーヤーとして期待している」リーチ「フィジカリティは世界一だと思う。テビタより強い8番はいないと思う。彼のフィジカリティは非常に頼りになる。日本のファンのみなさんはジョージア戦で久々にテビタを見ることになると思うので、楽しみにしてほしい」7月8日にメディア対応を行ったLOワーナー・ディアンズも「テビタは強すぎ。コンタクトするのが怖い。フランスでボールキャリーもタックルもまた成長して帰って来た」とタタフのフィジカルに舌を巻いた。同日のオンライン取材にはディアンズとともに、当のタタフ、WTB根塚洸雅が対応し、次のようにコメントした。ワーナー・ディアンズ (c)JRFUディアンズ「(マオリ・オールブラックスとの2試合目は) アタックも良かった思うけど、ディフェンスがすごく良かった。マオリABに対してしっかり前へ出るディフェンスをできていた。見ていて楽しそうなラグビーをしているので、僕も試合に出たいと思った。まだ3試合目でこれだけできた。次のジョージア戦も成長できるチャンスなので、すごく楽しみにしている。超速ラグビーをやりながら、コーチが試合に勝つプランを立てている。ジョージアと言えばフィジカル。すごくパッション持ったチームなので、とてもタフな試合になると思う。フィジカルを生かして相手はモールを組んでくると思うので、そのモールを止めないといけない。相手のフィジカルに対して、自分たちがディフェンスでしっかり止めて、超速ラグビーができるかどうかで勝てるか勝てないかが決まると思う」タタフ「(超速ラグビーは)スピードが速い。あとはFWが走り勝つ感じ。フランスではフィジカルなラグビーをしてきたので、そこが違う。こっちももちろんフィジカルはあるけど、スピードの部分が速い。そこがチャレンジ。(フランスで成長した点は) 自分的にはフィジカルが伸びたと思っている。当たる時の強さも。ボールを持って前へ出られるようになった。シーズンが終わって少し体重が増えたので、しっかり落として、超速ラグビーでいいプレーができるようにしたい。(ジョーンズHCに求められた役割は) アタックのところ。『ボールキャリーでどんどんゲインラインを切る。自分のスキルで前に行くことを、日本でもやってほしい』と言われた」根塚「(マオリABとの2戦目は)どういうラグビーするかの理解度を高まってきた。イングランド戦はそのタイミングでのベストの準備をしたが、実際試合をして、『こうすればいい』『こういうアタックに取り組まないといけない』と課題が出て、練習で取り組んで、クリアになってきた。最初の頃に比べるとどんどんできるようになっている。(ジョージア戦は) 次に関してはテストマッチ、負けられない試合になると思うので、マオリAB戦よりも勝ちに貪欲、ハングリー精神を持っていかないといけない。イングランドに負けているので、今後の日本代表の通過点として、ここで勝つことで自分たちの形が仕上がってくると思うので、次のジョージア戦はすごく重要だと思う。(超速ラグビーは) 僕が一番目指しているのは相手が嫌がるラグビー。テンボの速さだけではなく、コミュニケーションの早さもあるし、仕事量とか、セットの早さとか、スキル以外のところをまずやっていかないといけないと思う。ディティールの部分の早さをまず世界一にしていかないといけないと思っている」根塚洸雅 (c)JRFU【ラグビー日本代表試合登録メンバー】1茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)12原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)13竹内柊平(浦安D-Rocks)44リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)855ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)126ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)67下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)58テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/フランス)169齋藤直人(スタッド・トゥール―ザン/フランス)2010李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1211長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)812サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)013ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1814ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)915矢崎由高(早稲田大学)116坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4217岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)018為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)119サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)320ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)121小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)022山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)723根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)2※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。果たして、日本代表はジョージア代表を相手にさらなる超速ラグビーの進化を見せることができるのか。『リポビタンDチャレンジカップ 』日本代表×ジョージア代表は7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、『リポビタンDチャレンジカップ 2024』日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年07月12日第2次エディー・ジャパンの初陣は強豪イングランド代表に超速ラグビーの可能性を垣間見せながら完敗発進に終わったラグビー日本代表だが、次はJAPAN XVとしてマオリ・オールブラックスとの2連戦に臨む。6月27日『リポビタンDチャレンジカップ2024』マオリAB戦に向けた試合登録メンバーを発表したエディー・ジョーンズHCが意気込みを語った。「まずJAPAN XVは世代の交代、世代の改革をしたようなメンバー。昨年の『ラグビーワールドカップ』に出場した選手は先発で3人しかいない。とても若いメンバーだが、1週間かけていい準備をしてきた。イングランド戦に出た選手は先週得たいい学びを生かすことができることだろう。マオリABはパッションが溢れるハングリーでブライドを兼ね備えたチームなので、覚悟を持って挑んでいきたい。秩父宮ではいいゲームをお見せしたい」イングランド戦で得られた教訓をどう生かすか問われると、指揮官は日本代表とJAPAN XVは別のチームだと強調した。「JAPAN XVは日本代表ではない。全く別のチームだと思っている。だからもう一度再始動しているという認識でいる。目的として若手にチャンスを与え、現在地の確認をしたいと思っている。マオリABはテストマッチを除き世界で一番強いチームだと思うので、マオリABは我々のベンチマークを確認するのにぴったりの相手。イングランド戦に出た選手はゲームタイムを伸ばし、リーグワンでも出場機会が少なかった選手にもプレータイムを得るいい機会になると思っている」次戦で超速ラグビーとバランスを保った戦い方の割合を聞かれると、ジョーンズHCは超速ラグビーの持論をぶった。「超速ラグビーは、決してバランスを持たずにプレーし続けるといったものではない。このチームは超速ラグビーをまだまだ体現する方法を学んでいる途中で、イングランド戦ではいい形もあった。チームとしてまだまだ若く、全体で160キャップに満たないチームだが、徐々に自分たちのスタイルを理解してきている。超速ラグビーでスピーディにプレーするからといって、無謀にスピードを上げて攻めているわけではなく、それぞれの局面で日本らしいラグビーをしていきたいと考えている。JAPAN XVは日本代表と違うチームだが、同じスタイルでプレーしたいし、同じ意図や意識を持っている。もしかしたら、超速ラグビーについて誤解されているかもしれないが、むやみにスピーディに攻めるのではなく、それぞれの強みを生かしてバランスを保ちながら、スピードに乗ってプレーをするのが超速ラグビー。世界のラグビーではバランスを取ってプレーするというのは当たり前のこと。やりたい形を模索しながら、今後も日本らしいラグビーを展開していきたい」山沢拓也(C)スエイシナオヨシイングランド戦でFBとして途中出場しトライをマークした山沢拓也をSOで起用する意図を聞かれると?山沢はまだまだ若い選手、まだまだ30歳で今後ピークを迎える選手だと思っている。彼はショートキックのスキル、スペースを見付ける能力に長けているので、若手を巻き込んで、いいコントロールをしてもらえればと思っている。彼は10番・15番の両方できる選手。今回のスコッドでは15番として選んだが、練習中に10番としてシャープな動きを見せたので、今回は彼に10番としてチャンスを与えた」HO原田衛とSH齋藤直人のふたりを共同キャプテンに任命した意図はこうである。「まず第一にふたりにはいいプレーを見せてほしい。今後日本代表のキャプテンになる可能性を秘めているので、このJAPAN XVの主将の経験をいい機会にしてほしい」ベンチのHO佐藤健次、先発のSH小山大輝を含めて期待する点を求められると、ジョーンズHCはこのように答えた。「小山は本人の強みであるオーガニゼーションを生かしてほしい。非常にタフな選手で今週いいトレーニングをしているので、自分の強みを発揮してほしい。齋藤はインパクトプレーヤーとして起用したい。彼はサントリーでも日本代表でもいいプレーをしている。佐藤はとても若いHOだが、エネルギーに満ちている。まだ学びの途中だが、エネルギーを発揮したプレーに期待している。原田にはハードワークやタックル、セットピースなどで強みを生かしてほしいと思っている。それぞれの強みを生かして、今後の可能性を示してほしい」イングランドとの17-52という明確な差は「1年で埋められる」と、ジョーンズHCはキッパリ。「連続してアクションし続ける点でワールドクラスのチームとの差があった。先週はチームとして見せられなかったが、トレーニングでは徐々に見せている。現時点でイングランドと差があるが、今後12ヵ月でその差は埋められると思っている」齋藤直人(C)スエイシナオヨシメディア対応には共同主将のふたりも同席、次のように抱負を語った。原田「最初の20分のところで、今週1週間やってきたことをみんなでやることと、僕個人としてはセットプレーをしっかりやりたい。(共同主将として) 準備をしていることはゲームプランとFWがやることをしっかり理解して、あとはプレーで引っ張っていかないといけない。今週準備してきたをしっかりやっていきたい」齋籐「自分はリザーブからの出場なので、しっかり前半を見て状況に応じたプレーとゲームプランにあるプレーをしたい。チャンスを見付けたら必ずチャレンジするプレーを見せたい」原田と齋藤はそれぞれに超速ラグビーの捉え方を口にした。原田「全員がオプションになって速く動いてボールをスペースに運ぶイメージ。全員がインテント(意図・目的)を持ってアタックすることが超速ラグビーだと思っている」齋籐「自分はバランスの部分、試合中キックを使わないといけない場面もあるし、根本にあるのは速いプレーだと思うので、速いプレーをしながら判断していかないといけない。イングランド戦を経て、スペースがどこにあるのか見付けて、ボールをどう運ぶか判断していかないといけないと思っている」両軍の試合登録メンバーは次の通り。【JAPAN XV】1三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)2原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)3竹内柊平(浦安D-Rocks)4桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)6下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)7山本凱(東京サントリーサンゴリアス)8サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)9小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)10山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)11根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)12サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)13長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)14ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)15矢崎由高(早稲田大学)16佐藤健次(早稲田大学)17岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)18森山飛翔(帝京大学)19サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)20本橋拓馬(帝京大学)21齋藤直人(-)22高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)23ニコラス・マクカラン(-)【マオリ・オールブラックス】1ジョー・ムーディー(クルセイダーズ)2カート・エクランド(ブルーズ)3マルセル・レナタ(ブルーズ)4アイザイア・ウォーカーレアウェレ(ハリケーンズ)5ラクラン・マックワンネル(ブルーズ)6キャメロン・スアフォア(ブルーズ)7ビリー・ハーモン(ハイランダーズ)8カレン・グレース(クルセイダーズ)9サム・ノック(ブルーズ)10リヴェス・レイハナ(クルセイダーズ)11ベイリン・サリヴァン(ハリケーンズ)12クイン・トゥパエア(チーフス)13ダニエル・ロナ(チーフス)14ジョシュア・モービー(ハリケーンズ)15コール・フォーブス(ブルーズ)16タイロン・トンプソン(チーフス)17オリー・ノリス(チーフス)18ポウリ・ラケテストーンズ(ハリケーンズ)19マックス・ヒックス(ハイランダーズ)20テカマカ・ハウデン(ハリケーンズ)21テトイロア・タフリオランギ(チーフス)22ラメカ・ポイヒピ(チーフス)23タナ・トゥハカライナ(チーフス)(写真左より)齋藤直人、原田衛、エディー・ジョーンズHC『リポビタンDチャレンジカップ 2024』JAPAN XV×マオリ・オールブラックスは6月29日(土)・秩父宮ラグビー場と7月6日(土)・豊田スタジアムの2連戦を開催。その後、日本代表として『リポビタンDチャレンジカップ 』ジョージア代表戦を7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、『リポビタンDチャレンジカップ 2024』イタリア代表戦を7月21日(日)・札幌ドームにて行う。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年06月28日いよいよ今週末、第2次エディー・ジャパンの初陣がキックオフを迎える。『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』へ向けての新たな船出となる『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×イングランド代表が明日に迫ったのである。イングランド、オーストラリアのHCを経て、9年ぶりに日本代表を指揮するエディー・ジョーンズHCと2021年以来となる日本代表キャプテンに指名されたリーチ マイケルが6月20日・メディア対応を実施、イングランド戦への意気込みを語った。ジョーンズHC「試合に向けて本当にいい準備ができている。選手たちのコミットメントには感銘を受けている。イングランド戦を本当に楽しみにしている」リーチ主将「イングランド戦を楽しみにしている。このチームは若くて元気があって、素晴らしいコーチングスタッフのもと、素晴らしい10日間の合宿ができた。イングランド相手に日本らしい超速ラグビーをしたい。イングランドがどんなラグビーをしてくるかはわかっている。自分たちにフォーカスを当てて、どれだけ超速ラグビーをできるか。スピード、フィットネス、暑さの対策で上回ることができると思うので、日本らしいラグビーをしたい」リーチ マイケル(c)JRFUジョーンズHCはリーチを主将に任命した意図、リーチは主将を打診された率直な感想を問われると?ジョーンズHC「キャプテンを選ぶ際はいつもプロセスを経て選んでいる。チームの現状を鑑みて、適宜その時必要な主将を選んできた。前回の『ラグビーワールドカップ』を経験したメンバーが多数参加していない若いチームのため、経験値の高い主将が必要だった。日本ラグビーの歴史を振り返った時、リーチは際立った存在だと言える。フィジカルの問題はなく、東芝(ブレイブルーパス東京)でのパフォーマンスもいい。東芝で優勝も経験し、リーグワンでの経験値も申し分ないので主将に決めた。できる限りチームの主将をやってほしいと思っている。リーチがプレー出来る限り、リーチが選出される限り、やってほしいと思っている」リーチ主将「先週の頭くらいに言われて、もちろんやりたいと思ったし、新しい超速ラグビーで革命を起こそうとしているエディーさんと一緒にやりたいと思った。これまでのプロセスを変えようとしているチームの主将になったので、ワクワクがある。もちろん責任も感じているし、光栄に思うが、試合に勝ちたい気持ちが一番大きい。試合で勝つための準備をしてきたし、勝つ自信がある」矢崎由高(c)JRFU早稲田大学2年生のFB矢崎由高のスタメン抜擢の理由を訊ねられたジョーンズHCはこのように返答した。「『パシフィックチャレンジ 2024』の2試合を見て、素晴らしいプレイヤーだと認識した。そして日本代表のキャンプに呼んでトレーニングごとに素晴らしい成長を見せてくれている。彼は学生寮で150名の学生たちと一緒に過ごす若者であり、勉学は『?』が付くかもしれないが、ラグビー選手としては非常に素晴らしいプレイヤー。矢崎の選出は難しい判断ではなかった。若い選手を選ぶ時には精神面の未熟さが気になるものだが、彼のトレーニングでの姿勢を見た限り、その心配はない」代表デビューとなるPR茂原隆由やHO原田衛など、合計16キャップの若いタイトファイブに期待することを聞かれると、ジョーンズHCは?「キャンプでこの10日間、彼らは本当にハードワークしてくれた。幸運にもいいコーチングスタッフに恵まれた。ニール・ハットリー(コーチングコーディネーター)がFWをまとめ上げ、4週間前にプレーを終えたばかりのオーウェン・フランクス(アシスタントコーチ)の専門知識を吸収しようと、若いFWたちがハードワークしてくれた。さらにヴィクター・マットフィールド(テクニカルアドバイザー)は、間違いなく史上最高のLOのひとり。彼らは素晴らしいコーチングを受けた。これはプロジェクトの一環。もちろんイングランド代表に勝ちたいが、若い選手が成長する機会を与え、ジャパンのラグビーができるチームを作るというプロジェクトの一環」もちろん、ジョーンズHCは100キャップ前後のPRダン・コールやPRジョー・マーラー、HOジェイミー・ジョージというかつて率いたイングランドのフロントローの凄みを熟知している。「ダン・コールは準備万端だろう。彼は100 キャップ以上マークしている。それは何を意味するのか?たくさんのスクラムを組んできたということ。ジョー・マーラーはスクラムを何年も組んできた選手。我々のスクラムを上達させるには、よりスクラムに優れた相手と対戦するしかない。難しい試合になることはわかっているが、この試合から学ぶことは若い選手たちにとって素晴らしいものになると確信している」李承信(c)JRFUまた指揮官は10番で起用する李承信への期待を口にした。「1~2年前に日本代表としてプレーした李の姿を覚えている。申し分のないプレーを見せて、感心していた。しかし、その後彼は少しスランプに陥り、『RWC』であまりプレーせず、所属クラブの(コベルコ)神戸(スティーラーズ)では13番としてプレーし、彼にとっては難しいシーズンとなった。でも、彼なら違いを見せることができると思っている。松田は安心感があり、我々にとって重要なプレイヤーだが、李には別のクオリティがある。彼はアタックで違いを見せることができる。菅平合宿から成長している。李にとって大きな一歩になるだろう」過去11戦全敗、『RWC2023』でも12-34で完敗を喫したイングランドにいかにして勝つのか?ジョーンズHC「イングランドは前回の『RWC』でもベスト4に入っている強豪。彼らは伝統的にセットプレー、キック、キックチェイスを武器とする。そして、彼らはラインスピードも兼ね備えている。私たちが今どの位置にいるのかを確認するために、これ以上ないチャンス。この試合でどんなことがあっても、最後の瞬間までしっかりと戦い抜くつもり。私たちは最後の瞬間まで戦い抜き接戦に持ち込むことができれば、試合に勝つこともできるだろう。もし私たちが十分でないなら、次の試合に向けての修正点が明確になるだろう」リーチ主将「それは過去のこと。試合を楽しみにしていてください。ブレイクダウンで勝たないと超速ラグビーはできない。みなさんに新しいラグビー、超速ラグビーをお見せするチャンスなので、ベストを尽くしたい。80分間、どこでコントロールするかが大事になってくる」スタメンだけで522キャップ、23名で合計753キャップを誇るイングランドに対して、ノンキャップメンバー8名、計259キャップの試合登録メンバーを並べたジョーンズHCだが、「言い訳なし」とキッパリ。「我々は日本のラグビーをスタートしたばかり。序章として、日本のラグビーを変えないといけないと強い信念で若いメンバーを選んでいる。若いメンバーだが、現状のベストメンバーを選出している。スティーヴ・ボーズウィックはチームを始動させて3年目で、私たちは10日のキャンプをしただけだが、言い訳はしない。私たちは試合に向けていい準備をしてきた。土曜日はエキサイティングなゲームをお見せできるだろう」原田衛(c)JRFU両軍の試合登録メンバーは次の通り。【日本代表】1茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)02原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)03竹内柊平(浦安D-Rocks)34サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)25ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)116リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)847ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)08ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)59齋藤直人(-)1910李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1111根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)112長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)713ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1814ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)815矢崎由高(早稲田大学)016坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4117三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)918為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)019サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)320山本凱(東京サントリーサンゴリアス)021藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)022松田力也(-)3723サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)0※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。【イングランド代表】1ベヴァン・ロッド(セール・シャークス)52ジェイミー・ジョージ(サラセンズ)903ダン・コール(レスター・タイガース)1124マロ・イトジェ(サラセンズ)815ジョージ・マーティン(レスター・タイガース)126チャンドラー・カニンガムサウス(ハレクインズ)47サム・アンダーヒル(バース)358ベン・アール(サラセンズ)309アレックス・ミッチェル(ノーサンプトン・セインツ)1510マーカス・スミス(ハレクインズ)3211トミー・フリーマン(ノーサンプトン・セインツ)812オリー・ローレンス(バース)2413ヘンリー・スレード(エクセター・チーフス)6214イマニュエル・ファワボソ(エクセター・チーフス)315ジョージ・ファーバンク(ノーサンプトン・セインツ)916セオ・ダン(サラセンズ)1217ジョー・マーラー(ハレクインズ)9318ウィル・スチュアート(バース)3819チャーリー・ユールズ(バース)3020トム・カリー(セール・シャークス)5021ハリー・ランドール(ブリストル・ベアーズ)622フィン・スミス(ノーサンプトン・セインツ)223トム・ローバック(セール・シャークス)0(写真左より)リーチ マイケル主将、エディー・ジョーンズHC『リポビタンDチャレンジカップ 2024』日本代表×イングランド代表は6月22日(土)・国立競技場にてキックオフ。その後JAPAN XVとして、『リポビタンDチャレンジカップ』マオリ・オールブラックス戦を6月29日(土)・秩父宮ラグビー場、7月6日(土)・豊田スタジアム、日本代表として『リポビタンDチャレンジカップ 』ジョージア代表戦を7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、『リポビタンDチャレンジカップ 2024』イタリア代表戦を7月21日(日)・札幌ドームにて開催。チケット発売中。イングランド戦の模様は日本テレビ系にて全国生中継。リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年06月21日セリーヌ(CELINE)は、エディ・スリマンによる“セリーヌ オート パフューマリー コレクション”の新作「ZOUZOU(ズーズー)」オードパルファムが2024年6月20日から発売します。Courtesy of CELINE「ZOUZOU(ズーズー)」は、60年代のアイコン、映画や文学の登場人物に描かれた生き生きとしたシルフのような魅力を持つ若い女性のイメージを、たった1つの香水の中に凝縮しています。ショートヘアで口角を上げて微笑む、フレッシュな顔立ちのやんちゃそうなヒロインたち。エディ・スリマンは、かつてショートヘアの少女や恋人につけられたニックネーム ZOUZOU(ズーズー)からとって、このプロジェクトの名前をつけました。Courtesy of CELINEズーズーが描くのは、ヒロインたちの屈託のない明るさです。このアンバーとムスクの香りは、キャラメルを思わせるバームアコードが主役です。ベンゾインとトンカビーンを中心につくられたこのフレグランスには、メゾン独特のシックでネオクラシックなひねりが加えられています。パチョリとラブダナムがアンバリーでエレガントなアコードを強調し、ムスクとバニラがセリーヌのすべての香りに共通するパウダリーノートを引き立てます。ノートの広がりとともに、パリのティーンエイジャーのエスプリが繊細に表現されます。Courtesy of CELINEZOUZOU(ズーズー) オードパルファム(200ml) 5万3,900円, (100ml) 3万6,300円※税込予定価格発売日: 2024年 6月20日(木)展開店舗: "セリーヌ オート パフューマリー コレクション"取り扱い店舗#CELINEZOUZOU#CELINEHAUTEPARFUMERIE#CELINEBYHEDISLIMANEお問い合わせ:セリーヌ ジャパンTEL 03-5414-1401www.celine.com
2024年06月18日視線の先にあるのは初陣のイングランド代表戦をはじめとした『リポビタンDチャレンジカップ2024』の5試合だけではない。エディー・ジョーンズHCは『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』もしっかりと見据えていた。5月30日に発表された日本代表宮崎合宿参加メンバー35名は『RWC2023』出場組15名、大学生ふたりを含むノンキャップメンバーが12名という構成となった。さらに大学生のトレーニングメンバー(練習生)3名を宮崎合宿に帯同させるとともに、33名のバックアップメンバーも公表された。ジョーンズHCは“超速ラグビー”の実現にやる気を覗かせた。「このメンバーで宮崎キャンプに臨み、イングランド戦へ準備することを楽しみにしている。何人かの選手はケガをしているし、引退した選手もいる。『RWC2023』を経て、日本代表チームを再構築するプロセスが今日始まった。日本らしい異なるラグビーを構築するため、合宿1日目から超速ラグビーを掲げていきたい。超速ラグビーは実践するのは難しいが、イングランド戦に向けて挑戦したい」ジョーンズHCが求める選手はこうだ。「どのセレクションでもそうだが、これまでいた選手とポテンシャルのある選手の編成になる。私が望む選手はハングリー精神を待ち、常に向上したいと思っている選手。毎日1分でも無駄にしたくない、改善したいと思う選手が33名揃っていれば、私たちの『RWC』の夢は叶うと思う」指揮官はバックアップメンバーへメッセージを送った。「バックアップメンバーは日本代表としてプレーするポテンシャルがある選手。ラグビーにはケガは付き物。バックアップメンバーには日本代表でプレーできる準備をしておいてほしいというメッセージでもある」藤原忍 (C)スエイシナオヨシメンバー選出に最も悩んだポジションはSHとWTBだと明かした。「SHとWTBの層が厚いので、3名が選ぶのは難しかった。そんな中選んだのが小山(大輝)、齋藤(直人)、藤原(忍)。右のWTBはヴィリアメ・ツイドラキとジョネ・ナイカブラというパワー系を選び、左のWTBにはスピードに特徴がある選手を選んだ。(バックアップメンバーの)小野澤(謙真)も菅平合宿で良かったが、今回は選ばなかった」さらに小山と藤原のコメントを求められると。「過去2年の『リーグワン』を見て、小山は一貫性を持ってプレーしていた。パスの正確性があり、キックも使えて、ディフェンスもできる。彼にチャンスを与えるいい機会だと思った。藤原は若くスピードがあり、パスの一貫性がない時が見受けられるので向上する必要はあるが、彼は私が求めるスパークしたアタックを率いるのに適していると思う」本職をFBとする選手の不在を指摘されると、ジョーンズHCは。「山沢(拓也)について以前話したが、彼は17・18歳の時、10番でワールドクラスになるポテンシャルがあった。しかし、ケガや自分に掛けられた期待に苦しんだが、FBとして飛躍した。彼がファーストレシーバーになり、我々のアタックが始まるのは我々にとっていいオプションになると思う。今でもスキルは素晴らしい。(トレーニングメンバーの)矢崎(由高)もセンスがあり、スピードもあり、勇気もある。フィールド外でも周りとコミュニケーションを取ることに優れている」ふたりの大学生の評価は?「若いフロントローを徐々に育てたい。テストマッチで活躍するのは身体をしっかり鍛えないといけない。森山(飛翔)はタイトヘッドとしてしっかりスクラムを組めないといけない。ただ彼は天性の素晴らしいボールキャリアーでもある。佐藤(健次)は堀江(翔太)の若い時を思い出す。NO8をやっていたのでフットワークもいいし、ゲームの理解度も高い。テストマッチを戦うHOとしてはスクラムやスローイングなどのしっかりスキルを磨いていかないといけない。今後加速して育てていきたい。なぜなら4年はあっという間に過ぎるので、若い選手を加速して育てる必要がある」リーチ マイケル (C)スエイシナオヨシまたジョーンズHCは『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』決勝で見せたリーチ マイケルのパフォーマンスを絶賛した。「『リーグワン』決勝で彼は最高の選手だと証明した。影響力がある選手だと見て取れた。ボールキャリーも素晴らしく、タックルも本当に素晴らしかった。リーダーシップもファーストクラスだった。シニア選手として彼を頼ることになるし、私も頼っていきたい。日本代表が勝つために彼は重要な選手になってくると思う。リーチは自分が自分がという選手ではなく、周りの選手を助けることができる選手。『WBC』のダルビッシ有のような存在と言えるだろう。本当に日本代表にとって重要な選手」5試合のメンバー編成についてもコメントした。「勝つことを優先したい。イングランド戦でもベストの23名を選びたい。ジョージア戦、イタリア戦も一緒。その時のベストの23名を選んでいきたい。マオリ・オールブラックス戦は若い選手にもチャンスを与えることになる。我々は勝つ癖をつけたいと思っている。勝つ癖をつけるには勝ち続けるしかない。」ジョーンズHCはこれまで11戦全敗のイングランドにも勝機はあるとキッパリ。「スティーブ・ボーズウィックHCは本当に素晴らしい仕事をして、強いチームを作っている。ただイングランドがどういうラグビーをしてくるか我々は理解している。キックを多用し、セットピースで攻めてきて、南アフリカのようなディフェンスをしてくる。日本にとって本当にチャレンジングな試合になるが、暑い東京での試合なので、何が起こる変わらない」日本代表宮崎合宿参加メンバーは以下の通り。【FW:21名】岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)竹内柊平(浦安D-Rocks)3為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)森山飛翔(帝京大学)坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)41佐藤健次(早稲田大学)原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)11リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)84サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)8サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)3アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)7福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3山本凱(東京サントリーサンゴリアス)ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/)16ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【BK:14名】小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)19藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)37李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)11髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)8根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7尾﨑泰雅(東京サントリーサンゴリアス)シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)13ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)18山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。数字がない選手はノンキャップ。山沢拓也 (C)スエイシナオヨシトレーニングメンバー(練習生)3名は以下の通り。本橋拓馬(帝京大学)本橋尭也(帝京大学)矢崎由高(早稲田大学)バックアップメンバーは以下の通り。【FW:14名】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)眞壁照男(東芝ブレイブルーパス東京)小鍛治悠太(東芝ブレイブルーパス東京)小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)田島貫太郎(明治大学)青木恵斗(帝京大学)福田大和(帝京大学)シオネ・ブナ(静岡ブルーレヴズ)【BK:19名】飯沼蓮(浦安D-Rocks)土永旭(京都産業大学)伊藤 耕太郎(リコーブラックラムズ東京)奥村 翔(静岡ブルーレヴズ)高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)ネタ二・ヴァカヤリア (リコーブラックラムズ東京)高本とむ (リコーブラックラムズ東京)マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)山下楽平コベルコ神戸スティーラーズ)池田悠希(リコーブラックラムズ東京)サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)ジョニー・ファアウリ(-)ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)チャーリー・ローレンス(トヨタヴェルブリッツ)石田一貴(三菱重工相模原ダイナボアーズ)小野澤謙真(慶應義塾大学)野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)※ファアウリは2024年5月13日付で静岡BRを退団。ジョーンズHCはPR稲垣啓太やNO8姫野和樹、SH福田健太、FB松島幸太朗らはケガのため、NO8ジャック・コーネルセンは家庭の事情で今回選出しなかったと言及した。ラグビー日本代表は6月6日(木) からの宮崎合宿を経て『リポビタンDチャレンジカップ 2024』5試合がラインナップ。日本代表×イングランド代表は6月22日(土)・国立競技場、JAPAN XV×マオリ・オールブラックスは6月29日(土)・秩父宮ラグビー場、7月6日(土)・豊田スタジアム、日本代表×ジョージア代表は7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。イングランド代表戦とマオリAB戦のチケットは発売中、ジョージア戦とイタリア戦のチケットは6月1日(土) 先行先着プリセール、6月8日(土) 一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年05月31日『ブリジット・ジョーンズ』シリーズ第4弾『Bridget Jones: Mad About the Boy(原題)』が、2025年のバレンタインデー(2月14日)に全米公開されることが分かった。ユニバーサル・ピクチャーズが発表した。2001年公開作『ブリジット・ジョーンズの日記』から3作にわたり、主人公のブリジット・ジョーンズを演じてきたレネー・ゼルウィガーが同役を再演。同じく3作に出演してきたダニエル役のヒュー・グラントもカムバックする。3作目で2016年公開作の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』で脚本家の一人に名を連ね、ドクター・ローリングスを演じたエマ・トンプソンも出演する。新しいキャストにはキウェテル・イジョフォー(『それでも夜は明ける』)、レオ・ウッドール(「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート」)が参加する。9年ぶりのシリーズ新作がいよいよ公開されることになり、ファンはXで歓喜の声を上げている。しかしその一方で、キャストにこれまでの3作でマーク・ダーシーを演じてきたコリン・ファースの名前がないことに、「まさかマークは死んでしまったの?」「最後にチラッとカメオ出演するとか?」「マークを死んだことにするのなら許さん!」「私たちにはマークが必要なの!」と動揺の声も。前作でマークと結婚したブリジット。今作ではマーク不在で果たしてどんな物語が描かれるのだろうか。(賀来比呂美)
2024年04月10日『ブリジット・ジョーンズの日記』の新たな続編が作られることになった。北米公開は来年のバレンタインデー。3作目『ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期』以来、9年ぶりの新作となる。タイトルは『Bridget Jones:Mad About The Boy』。原作は、ヘレン・フィールディングが書いた3冊目の本。レネー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、エマ・トンプソンがキャストに戻ってくるほか、新たにキウェテル・エジョフォー、レオ・ウーダルが出演する。監督は『トゥ・レスリー』のマイケル・モリス。ゼルウィガーの最近作は、テレビドラマ『パムの秘密―ある主婦の知られざる顔―』。文=猿渡由紀
2024年04月10日フェンディ(FENDI)は、2024年2月21日(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2024-25年秋冬 ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of FENDIフェンディの1984年のアーカイブを見ていると、そのスケッチには、ブリッツ・キッズや、ニュー・ロマンティックス、ワークウエア、貴族や日本のスタイルが描かれ、当時のロンドンを思い起こさせます。英国のサブカルチャーやスタイルがグローバル化すると同時に、世界の影響を吸収する時期でした。それでも、依然と英国独自の気品と余裕があり、他人がどう考えようとも気にしない、ローマのスタイルに共鳴する部分がありました。フェンディには”ユーティリティ”を重視する背景があり、フェンディファミリーの着こなしは、まさにそれを意識したものです。初めてシルヴィア・フェンディに会ったとき、彼女はシックなサファリ風のユーティリティスーツを身につけていました。それが私のフェンディに対する根本的な視点を形作りました。衣服を纏う時、それには実体があり、さらにそれを楽しむことができるのです。― アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)Courtesy of FENDI実用的で贅沢、シンプルで劇的、サロンとストリート、都市と田舎。本コレクションでは、それぞれの要素が重なり伝統と破壊が融合した英国的なスタイルが、ローマ的なスタイルと結びついています。同時に、これらの衣服を身につける女性たちにとって、それは“ただ何かである”ことではなく、“何かをする”ということが基本になっています。この最新コレクションを通して、キム・ジョーンズは、ロンドン風の無頓着さがローマ的な自由に出会い、”実用性”が“意思表示”に変わっていくような着こなしやすさを探求しています。この場での贅沢さとは、衣服とアクセサリーが着用者に自己表現をするための豊かな快適さと強い自信を与える点にあります。実用的でありながら遊び心もある、フェンディならではの二面性がコレクション全体に息づいています。Courtesy of FENDI厳格なテーラリングに始まり、丸みを帯びたシルエットに波状ラインの渋さが取りこまれたフェミニンな感性は、リッチに引き締まったウールの精密さによってもたらされます。レイヤードスタイルのウールコートは、ゆるく結ばれ、ベルトで留められ、ローブの表現が広がります。ニットウエアはシルクのリブを使ったなめらかなセカンドスキンとして現れることもあり、アラン編みやガンジーセーターのようにまさに英国の伝統スタイルを用いた、ホームスパン(手織り)のような介入がなされていることもあります。Courtesy of FENDI実用主義を主張するドレスは、より繊細さを取り入れて、実用的かつエレガントでありながら、タフな姿勢も見せています。チュールやオーガンザの透明感、ローマの彫像*のプリント、あるいは破壊的にも見えるドット刺繍と対照的な仕上げになっています。同時にシアリングとレザーは、フェンディの職人の技巧を発揮するとともに、独自の存在感が示されています。つややかな光沢のあるワックス仕上げから、ユニークなアグリアートのニードルパンチング製法や究極のインターシャまで、着ている人をそっと保護しながら、満足感、触感、快適さを提供する新しいファブリケーションが生み出されました。Courtesy of FENDIメゾンの創業時まで遡り、繰り返されるコードとモチーフを通して、フェンディの過去が現在として蘇ります。2025年の創業100周年を前に、「セレリア(Selleria)」が現在と過去を結び、衣類やレザー製品のモチーフとして現れています。ローマの一流馬具職人のインスピレーションとクリエイションから生まれた「セレリア」は、コレクションを圧倒するレザーの乗馬ブーツとして登場します。また、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)がロゴを描き、「FF」ロゴラッピングと一体化した「チュッパチャプス(Chupa Chups®)」のロリポップホルダー、さらには、ジュエリー部門アーティスティックディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のデザインでもその姿を見ることができます。金属糸の金具がレザーのバングルに縫いつけられ、巨大なレザーとメタルのチェーンにも反映されています。Courtesy of FENDIアクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディによるレザーグッズは過去のスタイルが解体され、柔らかい構造で再構成されています。装飾を避け、触感と実用性を追求し、豊かで自然な色合いの豪華なレザーが、「ピーカブー(Peekaboo)」、「バゲット(Baguette)」、「バイ ザ ウェイ(By The Way)」バッグの主役を務めています。Courtesy of FENDIまた、ソフトなサッチェルバッグ、「シンプリー フェンディ(Simply FENDI)」とそれに組み合わせた丸みを帯びた新しいショッパーバッグ、「ロール(Roll)」も新たに登場しました。複数個身につけて多面性を捉えることで、たった1人ではなく、多くのフェンディウィメンがいるということを改めて示し、自分で選ぶものと身につけるものの中に、自分自身を見出すことを推しています。Courtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年02月26日ディオール スタイルへのオマージュとして誕生したキム・ジョーンズによる2024年サマー メンズ コレクションは、象徴的な「カナージュ」によって昇華された連なる作品で構成されています。このシグネチャーデザインは、ベージュ、ピンク、グレーといった魅惑的な色合いのセーターやハリントンジャケットなどにあしらわれています。Courtesy of DIORまた、アイコニックな「サドル」を再解釈したツイードの「サドルツイン」や、細部までレーザーカットが施された「ディオールチャーム」など、さまざまな素材のバッグにも、この魅力的なグラフィックモチーフが落とし込まれています。現代的なアイデンティティを主張する「カナージュ」の洗練されたアーキテクチャーは、「バッファロー ローファー」や‟B9S”スニーカーなど、キルティングレザーで仕立てられたシューズにも見られます。Dior Buffalo ローファー カナージュ クモ レザー ブラック 22万円/Courtesy of DIOR再解釈されたディオールコードはコスチュームジュエリーにもアクセントを加え、大理石、シルバー、淡水パールとも組み合わされています。Dior Charm バッグ カナージュ コスモ レザー 57万円/Courtesy of DIORセーター グレー & ピンク カナージュ コットン & カシミヤ ブレンド ジャカード 25万円/Courtesy of DIORDior Buffalo ローファー カナージュ クモ レザー グレー 22万円/Courtesy of DIOR@Dior @MrKimJones#Dior #DiorSummer24お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2024年02月20日実際の事件から着想を得たリュック・ベッソン監督のバイオレンス・アクション映画『DOGMAN ドッグマン』より、主演ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ扮する“ドッグマン”と熱演を見せた犬たちの撮影秘話が解禁となった。本作にはサイズも犬種も多種多様な犬たちが登場する。犬たちとの撮影はどのように行われたのか、ドッグトレーナーをはじめ、犬たちとの撮影に携わったスタッフたちが裏話を語った。「ここまで多くの種類が登場し、そして様々な個性を持っていることは想定していなかった…。複雑なトレーニングが必要な一方で時間にも限りがあり、それでも監督は私に任せてくれた」そう語るのは本作に参加した、ハリウッドで長年仕事をしてきたドッグトレーナーのマチルド・ドゥ・カグニー。脚本に魅了されて参加を決めたものの、様々な犬たちが出演する本作のスケール感には当初不安しかなかったそう。監督から提示された集めた犬の条件は「トレーニングを受けた経験があり、準備に長い時間を要しない犬」。しかし、撮影の行われたフランスでも「撮影に必要な犬を探すため総勢15名ほどのトレーナーが雇われた。そして最大の課題は犬、トレーナー、セット、俳優のすべてを一度に調整し、可能な限り早く撮影を開始することだった」とドゥ・カグニーはふり返る。また、犬が噛み付いた際の顎の力をコントロールさせる“バイト・トレーニング”の専門家も撮影に参加した。専門家ソファーヌ・タレフェは「俳優が大声を出したり、歌ったり、激しい動きをしても犬たちが驚かないようにしなければならなかった」と撮影での苦労した点を話す。スタント・コーディネイターのアラン・フィグラルツは通常のアクションスタントに加え、“ドッグ・リリース”と呼ばれる犬殺陣も担当。犬のアクションの際の動きのコースを設定し「俳優の代わりに噛まれる役目はもちろん、ケーブルで吊るされ、喉に噛み付かれそうになるシーンも担った」と、予告編でも見られる犬とのアクションシーンを担当したことを明かした。主演のケイレブについては、「ケイレブは3日に渡って犬たちと過ごし、ドッグトレーナーの仕事についても慣れてくれた。彼は好奇心旺盛で犬たちと熱心に準備をしてくれました」とドゥ・カグニー。今回は劇中で大活躍する新たな犬画像4点も解禁、ドッグマン(ケイレブ)も癒されているカットも収められている。『DOGMAN ドッグマン』は3月8日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:DOGMAN ドッグマン 2024年3月8日より新宿バルト9ほか全国にて公開© Photo: Shanna Besson - 2023 - LBP - EuropaCorp - TF1 Films Production – All Rights Reserved.
2024年02月03日フェンディ(FENDI)は、2024年1月25日午後2時30分(フランス現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)とアクセサリー アーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)、そしてジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)によるフェンディ 2024年春夏 クチュールコレクションを発表しました。Courtesy of FENDI「僕は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が抱いていたフェンディのフューチャリズム(未来主義)について考えていました」とクチュールおよびウィメンズウエアのアーティスティック ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は語ります。「このコレクションでは、身体、シルエット内のシルエット、人物、そしてクチュールの手仕事が、未来の中心にヒューマニズムを据えています。構造と装飾をテーマとし、この二つの要素は不可分に結びついています。僕は精密さと情緒を同時に表現したいと思いました」Courtesy of FENDI今シーズンのクチュールコレクションでは、詩情と現実との間で交わされる対話が続いています。「コスチューム」を避けて、実用主義を謳う本コレクションは、刺繍職人から仕立て職人、パタンナーからレザー職人、ドレスメーカーからファー職人に至るまで、フェンディ アトリエの卓越した職人技を駆使して、シームレスに実現された合成作品とも言えます。クチュールを身につける人に対するフェンディのアプローチは、その人の人間性を再認識させてあげることです。何故なら彼らは単に「何か」ではなく、「誰か」であるからです。Courtesy of FENDI幾何学のシンプルさからクロコダイルの原始的なチャームに至るまで、「人間のフューチャリズム」がコレクションを貫き、過去の恒常性を結びつけて、現在と未来を作り上げます。このようにして構造は装飾になり、装飾は構造へと変化していくのです。Courtesy of FENDI本コレクションは、箱を意味する新しい「スカトラ(Scatola)」シルエットから始まり、そのシルエットで終わります。フルー(軽く広がったデザイン)の精密な幾何学的なパターンカッティングが、シルクのガザールのようなファブリックで軽さと構造を持つまったく新しいボリュームを生み出します。タイユールは、厳格なカットを通じて女性の体の線に従いながら、伝統的な男性のテーラリング生地であるスーパーキッドモヘアを使用して着用者を人間工学的に包み込みます。最高級カシミアとビクーニャ糸で実現された、リブ編みのドレスは、シルエットに不可欠な「シバリ(Shibari)」結び目のハーネスで優雅に包まれています。しなやかなクロコダイルは、本能的な引き寄せを発揮しながら、衣類とアクセサリーを含むコレクション全体に広がっています。このような異なるアプローチのひとつひとつが、軽さ、しなやかさ、動きやすさなど、まるでダンスを踊るかのように最適化されているのです。Courtesy of FENDI集中的に作られた刺繍の数々において、装飾と構造はコレクションの中で真に絡み合い、ほぼ未来の肌として現れます。最も驚くべきことに、刺繍の中で自然と人工の世界のDNAが接合され、切り刻まれる瞬間が訪れます。例えば、新しい形状のフェザーのようなオールオーバーフリンジの見た目は、まるで新種のファーのように現れます。有機的な形状でありながら、厳格で繊細な手刺繍によって超軽量かつ流動的な輪郭が描かれ着用者とともにしなやかに動きます。Courtesy of FENDI昨シーズンは「クチュールアンサンブル」というアイデアがファインジュエリーにも拡張しましたが、本コレクションにおいてはファインジュエリーが「貴重な実用品」の領域に入って行きました。ジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)がデザインした高級アイウエア「シンギュラー ビジョン(Singular Vision)」は、顔のスキャンによって計測されたサイズをもとに、その人に合うアイウエアの構造を18Kホワイトゴールドとホワイトダイヤモンドで作られています。これらは、サングラスや眼鏡あるいは装飾品として使えます。Courtesy of FENDIこの「貴重な実用品」の概念は、コレクションのバッグにも拡張されており、一連の特注の「バゲット(Baguette)」バッグが登場します。衣服の素材と響き合うように、アクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のアプローチは、ミンク裏地を施したしなやかなクロコダイルから、フリンジや流れるような刺繍まで、ナノからラージサイズに至る「バゲット」バッグを豪華でパーソナルなアイテムとして捉えています。Courtesy of FENDIランウェイには、高度な職人技と貴重な素材を使用した「フェンディ ジェムズ バゲット(FENDI Gems Baguette)」バッグをはじめ、18K ホワイトゴールドのハードウエアとホワイトダイヤモンドのパヴェが散りばめられたバックルとクロコダイルにプラチナ箔が施された「ミニ バゲット(Mini Baguette)」バッグも登場します。Courtesy of FENDIショーのサウンドトラックでは、作曲家マックス・リヒター(Max Richter)による楽曲が使われ、「精密さと情緒」というキム・ジョーンズの思考がその音楽に反映されています。Courtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年01月29日どのように超速ラグビーを実現するのか? 昨年末の次期日本代表ヘッドコーチ決定記者会見から1か月、エディー・ジョーンズHCによる日本代表強化プランに関するメディアブリーフィングが行われた。再登板となるジョーンズHCはワールドラグビーランキング12位からどういう方法論でランクアップするのか熱弁した。「日本は今ランキング12位。できるだけ遠くへ到達したいと思っている。だが、ギャップがある。過去8年で日本代表はトップ10とのテストマッチでは7%しか勝てていない。トップ8のチームは60%勝っている。トップ4に入るには75%くらい勝率が必要になってくる。まずジェイミー・ジョセフ(HC)、トニー・ブラウン(AC)、長谷川慎さん(AC)が日本代表でやってきたことを、やり続けて強くならないといけない。それを土台として進化させないといけない。また違ったアプローチも図らないといけない。今日は違うアプローチの話、全体像の話をしたいと思っている」リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシチームコンセプトは超速ラグビーだ。「アプローチは超速ラグビーをコンセプトしていきたい。それが日本ラグビーの核となる、アイデンティティだと思っている。南アフリカは必ずフィジカルな戦いをする。30回キックしてくることもわかっている。ニュージーランドは世界一カウンターが優れたチームだとわかっている。同じように、日本代表と言えば、速くプレーするそれがチームだというようにプレースタイルを変えていきたい。速くするのはプレーだけではなく、考える速度も速くしたい。『リーグワン』でベストな3人の選手はチェスリン・コルビ(東京サンゴリアス)、リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)、クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)。彼らは日本人と体格が似ている。でも、強度が高く、スピーディに動くことができる。ほかの誰よりも速く決断している」ジョーンズHCはニュートンの運動三原則を持ち出した。「現在のラグビーはプレー時間が30秒だと、プレーされていない時間は70秒になる。NFLのような試合になっている。小さい切り取ったプレーの後、長い休憩がある。私は30秒の中でスピーディに動いていきたい。ラグビーの試合は勢いが大事。鍵となるのはニュートンの運動三法則の第二法則・勢い=質量×速度。日本代表の身体の大きさをそんなに変えられない。日本人の身体は小さい。体重を1kg・2kgを増やすことか可能だが、変えられるのは速度。世界中の誰よりも速く動くことができると思う。速く動けるようにトレーニングしていき、速度と質量を変えていきたい」指揮官は38歳のファンタジスタを例に挙げて、トレーニングの重要性を説いた。「山田(章仁/九州電力キューデンヴォルテクス)は今38歳。でも彼は今でも速く走れる。速く走るための適したトレーニングをすれば、38歳でも速く走れる。個々のスピードを上げていく。そのためにトレーニングの方法を変えていかないといけない。プレーのスピードを30秒の時間でトレーニングする必要がある。2015年はフィットネスを上げることに一番重点を置いたが、今後はトップスピードで反復できるか。フィジカルだけではなく、身体がどう機能しているのか。それはメンタルの部分がかなり大きいと思う。なぜなら速く走るには痛みが生じる。特にスクラムから速く出て速く走るのは痛みが伴う。この痛みが好きになるように、マインドセットを変える必要がある。そのためには具体的なトレーニングが必要だと思っている」さらに37歳のオールブラックスのレジェンドHOの名を挙げた。「高い姿勢から低い姿勢へ世界一速い動作を行えるチームに変えていかないといけない。例えば体重が重い選手と軽い選手が同じスピードで走ってコンタクトした場合、体重が重い方が勝つが、高い姿勢から低い姿勢へ速い動作をしたら、そのスピードでコンタクトに勝つことができる。ラグビーはコンタクトに勝たないといけない。スピーディにグラウンドを走り回るだけではなく、高い姿勢から低い姿勢になるスピードも必要になってくる。『リーグワン』、大学、高校と日本の試合を観ていると、そこの速さはまだまだない。先週末のゲームを観ても、デイン・コールズ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が一番素晴らしかった。コンタクトの衝突の瞬間に姿勢を戻すスピードが素晴らしかった」ジョーンズHCは考えるスピードにもメスを入れる。「集団、チームとしての決断のスピードをどう向上させるか。そのために戦術を明確にしていく必要がある。試合によって戦術は変わるが、戦術を明確にしておくこと。自分たちが何をすべきか考えなければ考えないほど、決断は速くなる。セレクションは一貫性がないといけない。チームイメトが互いを知ることも必要になってくる。それが私の仕事で一番重要にな要素。前回の『ラグビーワールドカップ(RWC)』で日本は一番平均年齢が高いチームだった。本当にいい若い選手を見つけて、これからも向上できるシニア選手を残して、一貫性を持ったトレーニングをしていかないといけない。シナリオに特化したトレーニングをしていかないといけない」続けて、ゲーム中目を見る必要性に言及した。「世界で一番いい決断している選手というのは、チームメイトの目を見ていい決断を下している。そのスキルを上げていかないといけない。それをするためにどういうトレーニングすればいいか、いくつかアイデアがある。AIを通したトレ―ングが必要かもしれない。それを加速して学んでいかないといけない。現状、ゲーム中に下を見ている選手があまりにも多い。目を見てコミュニケーションできるようにしていかないといけない」ジョーンズHCは他競技の成功例にも興味を示した。「バスケ女子日本代表は世界ランク10位から2位になった。サッカーのスペイン代表もティキ・タカで『ワールドカップ2010』で優勝した。身体が小さいチームだったにもかかわらず、スピードを通して相手を上回ることができると信じ、ティキ・タカのサッカーをやり切った。ゴールデンステート・ウォリアーズもスモールボールで相手よりも速く動いてプレーし、4回NBAで優勝した。日本ラグビーがどこまでいけるか。ラグビーなのでストロングな選手は必要になってくる。強い日本のアイデンティティを持った選手を発掘していく必要がある。速く動けるラグビー、目を見て速く動き、速く走る痛みすら楽しむ選手に変革していく。日本の文化としてハーモニーがある国だと知られている。その古くからの日本の文化も取り入れて、新しいテクノロジー、またはメソッドを取り入れながら、速く考え、速く動くトレーニングをする。そして今まで見たことないほど素晴らしい日本代表のチームを作っていく。ジェイミー、トニー、慎さんが作ってくれたチームを引き継ぎ、進化させていきたい。とても大きなプロジェクト。これを本当に100%集中してやっていけば、世界一速いラグビーをするチームに焦点を当ててやれば、世界一になれないことはないと思っている」日本代表の強化の全体像を語ったジョーンズHCは記者からの質問に答えた。日本人選手と外国人選手の割合を問われると。「いい質問だ。2015年を振り返ると、パワーを提供してくれる外国人が必要だったと思うが、今何人必要か提示しないが、チーム全体のスピードを考えると、日本人選手がメインでないといけないと思っている。パワーを提供してくれる外国人選手と日本人のバランスを考えてやっていきたい」どういう選手を求めるのかというと質問には。「いい質問だ。高校や大学、『リーグワン』の試合を観ているが、コーチングできないことをできている選手は誰とかという観点で観ている。コーチングできないセンスを持っている選手、もっとうまくなりたいと考えている選手を私は探している。椅子の前に座り、前のめりになって、いつでも準備ができている、次は何をやるのか訴えかけてくる選手を見つけていきたい。背もたれに座っている選手は我々のチームには必要ない」藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C)スエイシナオヨシ超速ラグビーとキッキングゲームの両立の難しさを指摘されると。「本当にいいポイントを言ってもらった。ラグビーはいつまでも変わらない。前へ進んでボールを保持したい。前に行けなくなったらどういう方法で前へ行けるか考えないといけない。先週のクボタ×(コベルコ)神戸(スティーラーズ)にいいシーンがあった。(S東京ベイのSH)藤原(忍)がグラバーキックからボールを取ってトライを奪った。あのようなキックができるように強化していきたい。ボールを取り戻すキックをしていきたい。それをできるようにしたいし、それはとても難しいことも理解している」超速ラグビーにおけるセットプレーの役割を聞かれると。「今日一番の質問だ。ラグビーではセットピースは非常に重要。速いラグビーをすればするほど、セットピースはものすごく重要になってくる。日本は世界一スクラムから速くボールが出せるチームにならないといけない。また3人ラインアウトや4人ラインアウトが世界一得意なチームにならないといけない。慎さんがスクラムに於いて、いい仕事をしてくれた。彼がやってくれたことを土台にもっと強化していかないといけない」ジョーンズHCは超速ラグビーを担う若い才能はいるとキッパリ。「何人かいる。先週、高校日本代表の高橋智也監督、U-20日本代表の大久保直弥HCと一緒にどういう若い選手がいるか見た。リストアップして誰に投資するかという話をした。高校、U-20と一丸となって超速ラグビーを実現できるようにやっていきたい。ただそのリストをみなさんに提供することはまだできない。今後U20の合宿にも高校代表の合宿にも参加するつもり。できるだけ明確な哲学、プレーに対する概念を統一させたいと思っている」エディー・ジョーンズ日本代表HC日本代表では近々トレーニングスコッドを集めたミニキャンプの実施を調整中とのこと。本格稼働は6月初旬を予定している。そして第2次エディージャパンは6月22日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2024』イングランド代表戦にて初陣を飾る。その後、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)として6月29日(土)・会場未定、7月6日(土)・豊田スタジアムにてマオリ・オールブラックス戦と連戦。再び日本代表として、7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台にてジョージア代表、7月21日(日)・札幌ドームにてイタリア代表と激突する。10月26日(土)には日産スタジアムで『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスもラインナップされている。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24のチケット情報
2024年01月16日メンズ クリエイティブ ディレクターのキム・ジョーンズの推進力のもと、山々はパーフォーマンスとエクセレンスの限界を押し広げる、比類のない体験のためのプレイグラウンドとなります。キム・ジョーンズは、デザインとイノベーションが、アウトドアとハイキングの世界と融合した、新作のスキー カプセルコレクションを製作しました。Courtesy of DIORディオールは、画家のピーター・ドイグとのコラボレーションにより、ラップニットをはじめとした繊細に仕上げられた洋服のコレクションを発表します。ピーター・ドイグによってディオールのために特別に製作された作品が落とし込まれ、80年代や90年代のスタイルを彷彿とさせる、あらがいがたいレトロな魅力を体現するコレクションです。特別なディテールとして、ピーター・ドイグの作品からインスピレーションを得た紋章がパンツやジャケットにアクセントを加えます。DIOR AND PETER DOIG スキージャケットコットンブレンド オットマン 62万円(税込)/Courtesy of DIORスコットランド出身のピーター・ドイグ自身がスキーの愛好家であることから、彼の作品のなかにはウィンタースポーツのシーンが登場し、スキーに対する彼の情熱が反映されています。超軽量のダウンジャケットを筆頭に、日本のブランドであるデサントとの協業によって製作されたアイテムがこのコレクションを完成させ、モダンかつ大胆なルックを約束します。ディオールはスノースポーツとプロテクションギアのスペシャリストであるPOCとの対話を継続し、最高峰の専門技術を落とし込んだ2つのヘルメットとゴーグルが登場します。DIOR AND AK SKI スノーボード 163CM ピーター・ドイグ アートワーク & CD Diamondシグネチャー 105万円(税込)/Courtesy of DIORこのビジョンはAK SKIとの協業によって製作され、ピーター・ドイグによる魅惑的なドローイングをあしらった、冬景色の美しさを体現するスノーボードにも反映されています。美しさと機能性の完璧なバランスを体現し、スピードの快感と、安全性を融合したユニークな感覚を追求するこれらのアイテムは、幾重にも重なるサヴォワールフェールの賜物です。エレガンスと技術的な創意工夫を組み合わせたこの卓越したコレクションは、2023年11月23日よりディオールブティックにて展開されます。ディオール#MrKimJones#DiorSkiお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年11月28日12月15日(金)にMovieNEXが発売される『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』より、ボーナス・コンテンツから一部解禁された。ハリソン・フォード主演「インディ・ジョーンズ」の最新作であり最終章である本作。この度解禁された映像では、アクション満載のモロッコでの撮影秘話に迫っている。製作のサイモン・エマニュエルは、世界屈指のアクション監督やスタント・コーディネーターの力を借りて「トゥクトゥクの爆走はインディならではのチェイス・シーンで、製作当初から計画してた」と、このシーンへの熱い思いを明らかにしている。撮影をふり返り、ジェームズ・マンゴールド監督は「何週間もトゥクトゥクを撮った。フェズでのチェイスは過酷だった。我々も第2班も同時進行だ」、ハリソン・フォードのスタント・パフォーマー、アリステア・ホイットンは「この2週間は最高だ。トゥクトゥクのシーンはインディっぽい。モロッコの路地は独特でよそでは絶対再現できない。トゥクトゥクしか通れない細い道がある。4輪を運転してる気分だが実際は3輪だから常に倒れたがる」とユニークな撮影とその難しさについて語る。そのほか、この度発売されるMovieNEXには、ニューヨークでのパレードシーンの撮影に迫る「ニューヨーク」をはじめ、最新作が製作されるまでを描いた「新たな冒険の始まり」、キーアイテムである「運命のダイヤル」に迫る「シチリア」、本作の鍵となる「運命のダイヤル」やシリーズの完結に寄せる「冒険の終わり」など、貴重なボーナス・コンテンツを収録している。モロッコでのシーンの撮影について物語の舞台がモロッコに移ると、主にフェズの街でロケ撮影され、ヘレナが不正に手に入れた戦利品をオークションにかけるホテル・アトランティックの豪華な内装はパインウッド・スタジオで作られた。ホテルが大乱闘の場になることを知っていたプロダクション・デザイナーのアダム・シュトックハウゼンは、野心的なアクションに対応できるように空間をデザインした。「その出発点は、2作目(『テンプル・オブ・ドゥーム』)の冒頭のナイトクラブのシークエンスで、あのシークエンスがいかに美しかったかです」と彼は説明する。ホテルでの乱闘では、フォードは古典的なインディの瞬間を経験し、機転と不運だけが彼の身を救った。「ハリソンは、アクション・ヒーローに対する期待に翻弄され、それを台無しにし、マッチョな型にはめることができる」と監督のジェームズ・マンゴールドは言う。「彼は俳優として、成功することよりも失敗することに喜びを見出している」と、ハリソン・フォードのインディへの独自のアプローチについて語った。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』デジタル配信中(購入)/12月15日(金)MovieNEX発売© 2023 & TM Lucasfilm Ltd.発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はデジタル配信中(購入)、12月15日(金)よりMovieNEX発売&デジタル配信(レンタル)開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 2023年6月30日より全国にて公開©2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年11月05日ハリソン・フォード主演、スティーブン・スピルバーグとルーカスフィルムの超豪華製作陣がタッグを組み、日本でも今夏公開し大ヒットを記録した『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が、12月15日(金)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXにて発売決定。この度、ニューヨークの盛大なパレードでの大迫力のチェイス・シーンにまつわる映像の一部が解禁となった。「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、不朽のアドベンチャー・シリーズ。シリーズ最新作かつ最終章の舞台は、アポロの月面着陸計画を巡り、アメリカとロシアが激しい宇宙開発競争を繰り広げていた1969年。インディ・ジョーンズが両国の間でうごめくナチス残党の陰謀を阻止するため、最後にして最大の冒険に挑む。物語のカギとなるのは“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝<運命のダイヤル>。ハリソン演じる考古学者にして冒険家のインディがマッツ・ミケルセン演じる因縁の宿敵・元ナチスの科学者ユルゲン・フォラーと、全世界をまたにかけ、陸・海・空と全方位で<運命のダイヤル>の争奪戦を繰り広げていく。MovieNEXには、シリーズ最新作が製作されるまでを描いた「新たな冒険の始まり」、命がけのチェイスを繰り広げた撮影秘話に迫る「ニューヨーク」や「モロッコ」、本作の鍵となる<運命のダイヤル>や初の水中撮影に関する「シチリア」、そして「インディ・ジョーンズ」シリーズの完結に寄せる「冒険の終わり」など、貴重なボーナス・コンテンツを収録。そのボーナスコンテンツから、ニューヨークでの盛大なパレードの撮影秘話に迫る迫力のチェイス・シーンとメイキングの映像の一部が解禁。ニューヨークに見立てて撮影された場所は、なんとスコットランドのグラスゴー。プロダクション・デザイナーのアダム・ストックハウゼンは「グラスゴーでの撮影は壮大なスケールで、3か月も街の大通りを占領するわけだからプレッシャーだった」と語っている。当時の華やかパレードの様子だけでなく、通りを飾る様々なポスターや広告、看板のデザインについても、1枚1枚、ひとつひとつ制作し、それぞれが時間と共に風化した様子などの細部にまでもこだわった様子が分かる貴重な映像となっている。●ハリソン・フォード演じる「インディ・ジョーンズ」、最後の挨拶初めてフェドラハットをかぶり、鞭を打ってから約40年後、ハリソン・フォードは撮影最終日、まさに象徴的なキャラクターに別れを告げるとき、どのように感じたのだろうか?「ドキドキしたよ」とフォードは笑いながらふり返る。「本当に幸せだったよ。ルーカスフィルムのみんな、ディズニーのみんな、ジム・マンゴールド(監督)、そして俳優たち。でも、インディがいなくなっても寂しくはない。彼は自分の目的を果たしたし、最後まで見届けられて本当に幸せだ」とコメント、「いい気分だったよ。観客にふさわしい映画を作ったと感じた。前作のファンだった人たち、前作を見て楽しんでいた人たち、家族で共有していた人たちにとって、今作は彼らの度肝を抜く作品になると確信しているよ」と語っている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はデジタル配信中(購入)、12月15日(金)よりMovieNEX発売&デジタル配信(レンタル)開始。発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 2023年6月30日より全国にて公開©2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年10月17日エディ・マーフィ主演『キャンディ・ケイン・レーン』が12月1日(金)よりPrime Videoで配信開始されることが決定した。ご近所仲間で行われている毎年恒例のクリスマス・デコレーション・コンテストで優勝することに命を懸けているクリス(エディ・マーフィ)は優勝を勝ち取るため、ペッパー(ジリアン・ベル)といういたずら好きな妖精とうっかり契約してしまう。すると、クリスマスの12日間を盛り上げる魔法をかけてもらい町中が大混乱に…。クリスと妻のキャロル(トレイシー・エリス・ロス)、そして3人の子どもたちは、家族のクリスマスを台無しにするかもしれないリスクを冒しながらも、ペッパーの魔法を解き、悪魔のような魔法使いたちと戦い、みんなのためのクリスマスを守るため、時間との戦いに挑まなければならなくなるのだった。本作は、40年以上に及ぶエディ・マーフィの長いキャリアで、意外にも“初”となるホリデー・ムービー。レジナルド・ハドリン(監督)、ブライアン・グレイザー(プロデューサー)、エディ・マーフィ(主演)のトリオは1992年のヒット作『ブーメラン』以来の再会となる。キャストは、エディ・マーフィ演じるクリスの妻キャロル役に、世界の歌姫ダイアナ・ロスの娘で、ドラマ「ブラッキッシュ」でゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得したトレイシー・エリス・ロス。いたずら好きな妖精ペッパー役に「サタデー・ナイト・ライブ」でエミー賞ノミネートのジリアン・ベル。『クリード 過去の逆襲』で主人公の少年時代を演じたタデウス・J・ミクソン、エミー賞3度ノミネートのケン・マリーノ、Amazon Original ドラマ「グッド・オーメンズ」や「The Last of Us」に出演し、エミー賞4度ノミネートのニック・オファーマン。エミー賞5度ノミネートにのコメディアン、ロビン・テーデ、「サタデー・ナイト・ライブ」でエミー賞受賞のクリス・レッドなど、アメリカを代表する演技派俳優、コメディアン、アーティストが集結した。監督は『ジャンゴ 繋がれざる者』(製作)でアカデミー賞にノミネートされたレジナルド・ハドリン、脚本は『マペットのホーンテッドマンション』のケリー・ヤンガー。本作の舞台となるCandy Cane Laneは、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡エル・セグンドという都市に実在し、クリスマスシーズンになるとイルミネーションで飾られる有名な住宅街の通り。脚本家のケリー・ヤンガーがそこで休暇を過ごした時に経験した事柄にインスパイアされて脚本が書かれたという。さらに、クリスマスに何かが起きることを期待させるティザーアートと、ファーストルックとなる場面写真7点も解禁。色鮮やかなイルミネーションがホリデー・シーズンにピッタリのファンタジー映画を予感させるものとなっている。『キャンディ・ケイン・レーン』は12月1日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年10月11日