企画展「歯科医の審美眼 エミール・ガレとガラス芸術展」が、横浜のみらい美術館にて、2024年2月2日(金)から5月6日(月・祝)まで開催される。歯科医が厳選したエミール・ガレなどフランスのガラス芸術作品企画展「歯科医の審美眼 エミール・ガレとガラス芸術展」は、フランスのアール・ヌーヴォーを代表する工芸家であり植物学者でもあるエミール・ガレをはじめとする、フランスのガラス芸術作品が集結する展覧会。美しさと技術力を融合させて生み出した、“ガラス芸術の世界”を堪能することができる。展示作品は、歯科医であり横浜にあるみなとみらい学園の創設者でもある鶴見輝彦により蒐集されたもの。歯科技工とガラス芸術には、焼成や研磨、着色など、共通する部分も多いことから、歯科医であった鶴見は、美しさを見抜く力を備えるには美しい芸術に触れることが必要であると考えていた。そうして、鶴見は“審美”という言葉を大切にしつつ、世界的に有名なガラス芸術のコレクターとなったのである。会場では、《藤文大型ランプ》や《シャクナゲ文スフレランプ》などエミール・ガレによる作品を中心に、アールデコ期に活躍したガラス工芸家のアルジー・ルソーによる《鳩ランプ》などを鑑賞することができる。【詳細】企画展「歯科医の審美眼 エミール・ガレとガラス芸術展」会期:2024年2月2日(金)~5月6日(月・祝)時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)開館日:金・土・日・祝日(ただし4月30日(火)~5月2日(木)は特別開館)場所:みらい美術館住所:神奈川県横浜市西区高島1-2-15 みなとみらい学園ビル 2F入館料:一般 800円、学生・生徒 600円※チラシかはがき持参で一般 600円、学生・生徒 500円。※シニア(60歳以上) 600円、団体(10名以上) 1人 600円。※中学生以下無料、障がい者手帳所持者と介護者1名は無料。※学生・シニア・障がい者料金は証明書提示時のみ適用。【問い合わせ先】TEL:045-222-8696
2024年01月19日展覧会「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」が、広島の下瀬美術館にて、2023年5月14日(日)から9月24日(日)まで開催される。エミール・ガレの初期から晩年までの軌跡を辿るフランスのアール・ヌーヴォーを代表する工芸家であり植物学者でもあるエミール・ガレ。主にガラス工芸を手掛け、陶器、家具も多く制作した。下瀬美術館では、館長の下瀬ゆみ子により多数のガレの作品が収集・所蔵されており、下瀬美術館の所蔵作品の中でも重要な位置を占めている。展覧会「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」では、ガレの初期から晩年に至るまでの軌跡を辿ると同時に、ハートモチーフの《ハートの涙(ケマンソウ)》といった愛らしいガラス器から、大型の家具まで60点以上を初公開。また、花器や家具に施された装飾のモチーフとなった草花を植栽する「エミール・ガレの庭」を散策することで、ガレの作品や自然に対する関心をより一層感じることができる。日本と西洋の近代美術も紹介さらに、水盤に並ぶ8つの可動展示室では、各部屋ごとに異なるテーマを設け、日本と西洋の近代美術を紹介。たとえば、ガレと関わりの深いフランスのガラス工芸家・ドーム兄弟による作品、印象派の画家カミーユ・ピサロや昭和期に活躍した小磯良平による絵画、彫刻家の籔内佐斗司の彫刻作品など、多様な所蔵作品を展示する。展覧会概要「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」会期:2023年5月14日(日)~9月24日(日)会場:下瀬美術館住所:広島県大竹市晴海2丁目10-50開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館)観覧料:一般 1,800円(1,500円)、高校生・大学生 900円(800円)、中学生以下 無料※( )内は20名以上の団体・大竹市民【問い合わせ先】下瀬美術館TEL:0827-94-4000
2023年04月30日北澤美術館開館40周年記念特別展「エミール・ガレとドーム兄弟」が、東京の日本橋三越本店にて、2023年2月16日(木)から27日(月)まで開催される。ガラス工芸の名品約90点を展示アール・ヌーヴォーからアール・デコに至るガラス工芸のコレクションで世界的に知られる、長野・諏訪の北澤美術館。その開館40周年を記念して開催される展覧会「エミール・ガレとドーム兄弟」では、同館が所蔵するエミール・ガレ(Emile Gallé)とドーム兄弟(Daum Frères)のガラス工芸の名品約90点を紹介する。エミール・ガレは、アール・ヌーヴォーの流れを代表する工芸家であり、自然の観察に基づくデザインを手がけた。花々や昆虫などの生き物をモチーフに、生命の輝きをガラスに表現することで、工芸を芸術の高みへと昇華したガレの創作活動は、同時代のガラス工芸に大きな影響を及ぼすことになった。一方、ガレの良きライバルとして活躍したドーム兄弟は、もともと日用雑器を手がけていたものの、ガレに触発されて高級工芸ガラスの分野に進出。1900年パリ万国博覧会ではガレと同時にグランプリを受賞し、閉幕後にはガレを中心として「芸術産業地方同盟」、別名「ナンシー派」を結成、ガレと並ぶアール・ヌーヴォーのガラス工芸家として活動してゆくこととなった。本展では、ガレとドーム兄弟が手がけたガラス工芸の作品を展示。ガレの不朽の名作である、脚付杯《フランスの薔薇》や、ドーム家旧蔵の大作、花瓶《蜘蛛に刺草》などを目にすることができる。展覧会概要北澤美術館開館40周年記念特別展「エミール・ガレとドーム兄弟」会期:2023年2月16日(木)~27日(月)会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1開場時間:10:00~19:00(最終日は18:00閉場)入場料:一般 1,000円、大学生 500円、高校生以下 無料※内容は変更となる場合あり【問い合わせ先】日本橋三越本店TEL:03-3241-3311 (大代表)
2023年02月03日デトロイトのウェイトレス兼ストリッパー、アザイア“ゾラ”キングが自らの実体験を投稿した148のツイートを基にスタジオ「A24」が映画化『Zola ゾラ』。この度、R18+作品となる本作から、さらに刺激的な海外版レッドバンド予告が公開された。ある夜、電撃的に出会い意気投合した友人のステファニ(ライリー・キーオ)から、「一晩で楽に5,000ドルも稼げる」と“フロリダの出稼ぎダンス旅”へと誘われ、唐突な話に戸惑いつつも、踊って大金を稼げるというおいしい話の誘惑に抗えずに結局同行を決断。しかし、それは悪夢の始まりだった…。公開された映像はこれまで解禁されていた予告に、さらに刺激的な映像が盛り沢山に追加された海外版の“レッドバンド予告”。ストリップクラブの楽屋裏での明け透けなゾラとステファニの会話や、ストリッパーを演じるために実際にフロリダのクラブで名前を伏せて働いた経験を持つ主演テイラー・ペイジのエネルギッシュでセクシーなポールダンスのシーンなどが追加されている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年08月25日気鋭スタジオ「A24」が贈る、148のツイートから生まれたリアル“SNS”ストーリー『Zola ゾラ』。この度、主人公のゾラを演じたテイラー・ペイジと、彼女と電撃的に出会い意気投合したステファニ役ライリー・キーオのインタビュー映像が解禁された。この度解禁されるのは、ゾラを演じるテイラー・ペイジと、ステファニを演じるライリー・キーオの2人による貴重なインタビュー映像。劇中のステファニとは一変、シックなシャツと落ち着いたブラウンカラーのヘアで登場したライリーは「2人が出会って、惹かれ合うオープニングが好き」と、ゾラが働くレストランで出会ったシーンをお気に入りとして明かす。しかし、“ああこれって、最悪の始まり…”とライリー自身も語るように、その映像からは、甘い誘惑に潜む危険な空気が溢れ出ている。ゾラを演じるテイラーもファニーでキュートなゾラとは全く印象の違う、クールなストレートボブで姿を見せる。「互いを見て、爆発が起きる」「2人が一緒になるとロクなことにならない」と、この刺激的な2人の出会いについて冷静に分析。本作の撮影で初めて出会ったが、すぐ意気投合したというライリーとの関係について「いつも台詞を言い合ってた」と仲睦まじかった撮影現場を明かす。最初はただ仲の良かった2人が、時間が経過するにつれ「素敵?」「全然」と、辛辣に本音をぶつけ合うようになる2人のやりとりも必見となっている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年08月24日Twitterに投稿された実話を基に、気鋭スタジオ「A24」が映画化した『Zola ゾラ』。監督のジャニクサ・ブラヴォーは、本作は「バイオレントでギラギラとしたエネルギーと、友情・人種・仕事についての鋭い考察が混ざり合い、インターネット時代を反映しながらも、生き生きとした刺激的な物語」と語っており、まさにSNS時代の青春ロードムービーといえる。今回は、「『クルーレス』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』からも影響を受けた」と語るジャニクサ監督から、本作の注目ポイントの1つでもあるファッションをテーマに語ってもらった。ゾラ(テイラー・ペイジ)とステファニ(ライリー・キーオ)、それぞれのキャラクターが際立つ“Y2K”(2000年前後の世代)を意識したファッションも注目ポイントの1つである本作。ジャニクサ監督は「私の大好きな映画『クルーレス』(95年)は、衣裳がポップでキャンディみたいなイメージを受ける作品でした。だから『Zola ゾラ』もキャラクターをカートゥーンのようなマンガ的な形で描きながらユニフォームのような衣裳を着せることで、ハロウィンでコスプレできるような作品になったのではないかと思います」と言う。そして「衣裳は、キャラクターがどんな人物であるのかをのぞき見できるような窓であるべきだと思います。セリフがなくても<こういうキャラクターなんだ>と観客に分かってもらわなくてはいけないから」と断言し、ファッションが果たす劇中の大事な役割を語る。「例えば、ライリーが最初に着ているピンクの衣裳は『ディオール(Dior)』なのですが、バブルガムを想起させるような“食べちゃいたい”と思わせるルック」「ステファニはピンクで、蛇を意識した衣裳を着せています」とも解説。加えて「実は今回のスタッフに『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』等を観るように言っていて、皆ピンクの照明が印象的だったと話していましたが、『Zola ゾラ』ではピンクの照明を使わないと決めていたので、それらの作品へのオマージュとして洋服でピンクを取り入れました」「ピンクという色は、非常に甘く、ナイーブであり同時に幼さも感じさせる、バービー人形のような部分がありステファニのキャラクターにピッタリだと思ったので」とふり返った。対してゾラは、『オズの魔法使』のドロシーを意識したと言う。そのため「黄色のタータンチェックや、他にはTwitterの青を着せています」と語り、結果的に「ゾラに感情移入してもらえるのではないかと思います」とファッションによって、観客に伝えたいメッセージを明確に使い分けたことを明かした。最後、同じく「A24」作品であり、フロリダを舞台にした女性が主人公の映画『スプリング・ブレイカーズ』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』に関しても言及。「そういえば、男性が主人公だけど、『ムーンライト』や『WAVES/ウェイブス』もフロリダを舞台にした作品だから<A24>じゃなくて<フロリダ24>に改名した方がいいかもね」と笑いながら語る。「挙げた2作品はフロリダという共通点もあるけど、映画作りに自由があったという点も共通していると思います。どの作品も反骨心があるし、作り手のクリエイティビティを大事にした映画作りがされていると思います。どのA24作品も、作り手の個性がしっかりと反映されていて、制作時にクリエイティブの自由があったんだと感じられる作品だと思います」と締めくくった。人気ブランド「ミュウミュウ(miu miu)」の女性監督シリーズにも抜擢され、ジャニクサは各界から注目を集める気鋭の黒人女性監督の1人となっている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年08月20日148のツイートから生まれたリアル“SNS”ストーリー『Zola ゾラ』より本予告映像が解禁された。本作は、2015年、アザイア“ゾラ”キングが自らの実体験をTwitterに投稿し、大きな話題となったスリリングな<148のツイート>をA24が映画化した青春ロードムービー。この度、公開された予告映像は、ウェイトレス兼ストリッパーとして働くゾラ(テイラー・ペイジ)が電撃的に出会い意気投合した友人のステファニ(ライリー・キーオ)から、「一晩で楽に5000ドルも稼げる」と“フロリダの出稼ぎダンス旅”へと誘われるシーンから始まる。唐突な話に戸惑いつつも、踊って大金を稼げるというおいしい話の誘惑に抗えずに結局決断するゾラ。しかし、それは悪夢の始まりだった…。旅にはXという、いかにも堅気ではない男と、ステファニの気弱な彼氏のデレクが同行することになり、ノリノリな車内に徐々に不穏な雰囲気が漂い始める。最初は魅力的に思われたステファニはどんどん暴走し始め、Xもその正体を現わしていく。やがて、<踊りに来ただけ>だったゾラは、予想外の事態に巻き込まれることに。この旅の真の目的を知ったゾラは、「あんた、ほんとにおかしいよ!」とステファニを責めるが、彼女は全く悪びれずに、「悪いことしていないし」と言い放つ。全ては仕組まれていたのだと気づいたゾラは、知恵を巡らせて何とかこの事態から逃れようとするが…。はたしてこの絶体絶命の窮地を脱することができるのか?お洒落で危険、手に汗握るスリリングな予告編となっている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年07月28日2015年にTwitterに投稿された実体験を元にした映画『Zola ゾラ』が8月26日(金)に公開される。この度、スリリングな予告映像が公開となった。アザイア “ゾラ” キングが⾃らの実体験をTwitterに投稿し、⼤きな話題となったスリリングな148のツイートをスタジオA24が映画化した本作は、全⽶では1500スクリーンで公開されスマッシュヒットを記録。ミッシー・エリオットやケイティ・ペリーなどがSNSで⾔及し、カニエ・ウェストは本作を2回も⾒て、劇伴のミックスを発表するなど、多くのセレブ達を熱狂させた。さらにサンダンス映画祭でも大喝采を浴び、若者を中⼼に熱狂的なファンを生み出した。ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点があることで意気投合し、連絡先を交換する。すると翌⽇、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局⾏くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。監督を務めたのは⼈気ブランドmiu miuの⼥性監督シリーズに抜擢されるなど、各界から注⽬を集める気鋭の⿊⼈⼥性監督ジャニクサ・ブラヴォー。また、撮影監督には、ジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたアリ・ウェグナー、劇伴にはロンドンを拠点として活躍するアーティスト“ミカチュー”ことミカ・レヴィが参加している。劇中にはUSHER、MIGOS、2 CHAINZなど、大人気アーティストたちの楽曲が使用されていることでも話題となった。主⼈公のゾラには『マ・レイニーのブラックボトム』でダッシー・メイを演じ、ヴィオラ・デイヴィスやチャドウィック・ボーズマンとの共演で⼤きな存在感を⾒せつけたテイラー・ペイジ。本作で⼤ブレイクした彼⼥はケンドリック・ラマーの話題のニューアルバム『Mr.Morale & The Big Steppers』に参加するなど、いっきにスターダムにのし上がった。ゾラの相棒でぶっ⾶んだダンサーのステファニ役には、エルヴィス・プレスリーの孫としても知られ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アンダー・ザ・シルバーレイク』などの話題作への出演で、ハリウッド屈指の⼈気⼥優となった、ライリー・キーオ。先ごろ⾏われた第75回カンヌ映画祭では、ある視点部⾨に出品したデビュー作『WAR PONY』(原題)が新⼈監督賞「カメラ・ドール」を受賞、監督としての才能も開花させた。今回、公開された映像は、ゾラがステファニから、「⼀晩で楽に5000ドルも稼げる」と“フロリダの出稼ぎダンス旅”へと誘われるシーンから始まる。唐突な話に⼾惑いつつも、踊って⼤⾦を稼げるというおいしい話の誘惑に抗えずに結局決断するゾラ。しかし、それは悪夢の始まりだった。旅にはXという、いかにも堅気ではない男と、ステファニの気弱な彼⽒のデレクが同⾏することになり、ノリノリな⾞内に徐々に不穏な雰囲気が漂い始める。最初は魅⼒的に思われたステファニはどんどん暴⾛し始め、Xもその正体を現わしていく。やがて、踊りに来ただけだったゾラは、予想外の事態に巻き込まれることに。この旅の真の⽬的を知ったゾラは、「あんた、ほんとにおかしいよ!」とステファニを責めるが、彼⼥は全く悪びれずに、「悪いことしていないし」と⾔い放つ。すべては仕組まれていたのだと気付いたゾラは、知恵を巡らせて何とかこの事態から逃れようとする。はたしてこの絶体絶命の窮地を脱することが出来るのか……?オシャレだが危険な雰囲気が漂う、⼿に汗握るスリリングな予告映像となっている。『Zolaゾラ』8月26日(金)より公開
2022年07月27日2015年10月、デトロイトに住む一般女性アザイア・“ゾラ”・キングがTwitterに投稿した計148ツイートの連続投稿と、その物語をフィーチャーした「ローリングストーン」誌の記事を『ムーンライト』『ミッドサマー』などの気鋭スタジオ「A24」が映画化した『Zola ゾラ』が8月26日(金)より公開が決定、特報映像が解禁となった。ある日、レストランで働いていたゾラは、客としてやってきたステファニと意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず…。デトロイトのウェイトレスであり、ストリッパーでもあったゾラが、電撃的に出会ったダンサーのステファニから“フロリダへの出稼ぎ旅”に誘われる青春ロードムービー。解禁となった映像は、キラキラで不穏で、スリリング。リアル“SNS”ストーリーに期待が高まるような映像となっている。主人公のゾラには、『マ・レイニーのブラックボトム』でダッシー・メイを演じ、ヴィオラ・デイヴィスやチャドウィック・ボーズマンとの共演で大きな存在感を見せつけたテイラー・ペイジ。ぶっ飛んだ性格のステファニ役には、エルヴィス・プレスリーの孫としても知られ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』などへの出演でハリウッド屈指の注目俳優となったライリー・キーオ。セクシーで荒唐無稽、それでいてクール&キュートなコンビを、それぞれが魅力的に演じている。ライリー・キーオ監督を務めたのは、長編デビュー作『Lemon』(原題)がサンダンス映画祭で絶賛され、人気ブランド「ミュウミュウ(miumiu)」の女性監督シリーズに抜擢されるなど、各界から注目を集める気鋭の黒人女性監督ジャニクサ・ブラヴォー。ブラヴォー監督はゾラの物語と出会ったとき、「アザイアのツイートはガッツと迫力のある展開で、まるでカーディ・Bの『ボーダック・イエロー』とデヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』の交差点」のように感じたという。また、主人公のゾラについて、「ゾラはアメリカで働きながら暮らす若い黒人女性です。自分を認めてくれない、守ってくれない環境の中で、彼女は主体性を保っている。私はその主体性に強く惹きつけられたのです」と語っている。撮影はジェーン・カンピオン監督作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で2022年のアカデミー賞撮影賞にノミネートされた撮影監督、アリ・ウェグナー、サントラは『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』や『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』などでも知られる“ミカチュー”ことミカ・レヴィと、キャストもスタッフも女性クルーがけん引する。本作はフォトジェニックでパワフルな作品に仕上がっており、全米公開当時にはミッシー・エリオットやケイティ・ペリーなどがSNSで言及。カニエ・ウェストは本作を2回見て、劇伴のミックスを発表するなど、多くのセレブたちをも熱狂させた。また、劇中にはアッシャー、「MIGOS」、2CHAINZなど、大人気アーティストたちの楽曲も満載。サンダンス映画祭で大喝采を浴び、全米では1,500スクリーンで公開されスマッシュヒット。若者を中心に熱狂的なファンを生み出している。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月28日A24が、2015年にツイッターに投稿されたゾラという女性の話を映画化した『Zola』(原題)の予告編を公開。主人公は、ウェイトレス兼ストリッパーのゾラ。レストランで働いていたところ、ある日客としてやってきたステファニーと「ダンスができる」という共通点があることで意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニーから「ストリップで大金を稼げる場所に行くから、一緒に行こう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず…。予告編では、ゾラが「このビッチ」と呼ぶステファニーのハチャメチャぶりが強調されている。ゾラ役は『マ・レイニーのブラックボトム』のテイラー・ペイジ、ステファニー役は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のライリー・キーオが演じている。監督は『Lemon』(原題)のジャニツァ・ブラボー。本作は2020年のサンダンス映画祭に出品され、世界で初めて上映された。「Variety」誌によると、観客から笑いが沸き起こり、拍手かっさいを浴びたという。アメリカでは6月30日に公開。ツイッターには「A24は絶対失敗しない」「待ちきれない」「予告編は素晴らしいし、ストーリーラインにも惹かれる。女の子たちに『賢くなるべし』っていう教訓になると思う」と期待するコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年04月01日エミール・ハーシュとケイト・ボスワースが『The Immaculate Room』で共演することがわかった。スリラー映画で、監督と脚本を兼任するのはムクンダ・マイケル・デュウィル。真っ白な部屋に50日間とどまることができたら500万ドルの報酬をもらえるという心理実験に参加した夫婦が、思わぬことに直面していくという物語らしい。ほかにアシュレイ・グリーンが出演する。撮影は、コロナ対策ガイドラインを守りつつ、現在進行中。ハーシュとボスワースは、今年配信リリースされた犯罪アクション『Force of Nature』でも共演している。文=猿渡由紀
2020年12月17日下田海中水族館とポーラ美術館は、初のコラボレーションとして、エミール・ガレ(Emile Galle)の作品世界を生き物を通して楽しめるキャンペーン企画「エミール・ガレの世界 箱根の森と下田の海」を3月17日から7月16日まで開催する。エミール・ガレ 花瓶「海馬」 1901-1903年北澤美術館19世紀後半から20世紀初頭に活躍したフランスのガラス工芸作家、エミール・ガレは、“森”を生命の象徴と捉え、植物学や生物学の知識を駆使して植物や昆虫を作品に多く取り入れた他、生命の源である“海”に深い関心を寄せ、クラゲやタツノオトシゴなど海の生き物をテーマにした作品も制作。今回、「エミール・ガレ 自然の蒐集」展を開催するポーラ美術館と、同じく富士箱根伊豆国立公園内に位置している下田海中水族館が、箱根の“森”と下田の“海”という豊かな自然の中で、より親しみをもってガレの作品世界を楽しめるよう初のコラボレーションを実施する。 期間中、下田海中水族館では、魚類・海藻類の特別展「19世紀の芸術家 エミール・ガレが愛した海」を開催し、ガレが魅了され、自身の芸術様式の着想源でもある“海”と、そこに生きる生物の世界を5つの水槽で表現。ポーラ美術館の協力による水槽の装飾やライティングで作品をイメージしたり、海藻やタツノオトシゴをはじめとした魚類によって、エミール・ガレの世界観を感じることができる。ポーラ美術館では、同水族館監修のもと、海の生物モニターコーナーや音声ガイドなどで作品に表現された海の生物の生態を紹介するコンテンツを展開。遊歩道・風の遊ぶ散歩道では、ブナ・ヒメシャラが群生する国立公園の中、野鳥たちのさえずりや、時折姿を見せる小動物を愛でながら、箱根の豊かな自然を楽しめる。身近な自然への興味をきっかけに美術の世界に触れ、新たな発見への出会いを目指した本企画。春休みから海の日を含む初夏にかけて、エミール・ガレと海をキーワードに水族館と美術館の新しい鑑賞体験に出会えるはずだ。なお、会期中の2館共通サービスとして、どちらかの施設の入館券の半券を提示すると入館料が割引になる他、5月3日には来館者全員にオリジナル缶バッジをくじ引き形式でプレゼント。美術館には水族館の、水族館には美術館の缶バッジもそれぞれ紛れており、引き当てると該当館の招待券がもらえる。【イベント情報】エミール・ガレの世界 箱根の森と下田の海会期:3月17日~7月16日「19世紀の芸術家 エミール・ガレが愛した海」展会場:下田海中水族館内「シーパレス」特別展コーナー住所:静岡県下田市3丁目22-31料金:大人2,000円(1,700円)、4歳〜小学生1,000円(850円)※()内はポーラ美術館入館券(半券)を提示した場合の割引料金「エミール・ガレ 自然の蒐集」展会場:ポーラ美術館時間:9:00〜17:00(最終入館は16:30)住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285料金:大人1,800円(1,600円)、大学生・高校生1,300円、小・中学生700円※()内は下田海中水族館入館券(半券)を提示した場合の割引料金
2018年02月09日「エミール・ガレ 自然の蒐集」が箱根・ポーラ美術館で開催。会期は、2018年3月17日(土)から7月16日(月・祝)まで。「森」と「海」をキーワードにエミール・ガレの作品を辿る"エミール・ガレ"は、植物学や生物学、鉱物学など博物学的な知識を駆使して作品を製作した、フランスのガラス工芸家。「エミール・ガレ 自然の蒐集」では、"エミール・ガレ"の芸術を初期から晩年まで辿りながら、「森」と「海」というふたつのキーワードを通して、彼の作品を展示する。会場では、日本全国の美術館から集めた約70点と、ポーラ美術館収蔵のコレクションから厳選した60点を合わせた約130点の作品を展示。さらにモネの《睡蓮》などの絵画も併せて展示し、分野を超えた芸術や時代背景も紹介する。中には、クラゲやヒトデ、タツノオトシゴなど、美術作品ではあまり目にすることのない海の生き物をモチーフにした作品も。また、博物学の視点から作品を見る、"エミール・ガレ"ならではの楽しみ方ができる展示やイベントも用意。東京大学総合研究博物館所蔵の標本資料の展示や、"さかなクン"らのトークイベントが実施され、普段の美術館とは一味違った体験をすることができる。限定メニューもレストラン「アレイ」では、「エミール・ガレ 自然の蒐集」展に連動して、「森」と「海」をイメージした限定メニュー「森と海のマリアージュ」を提供。「マスのスモーク サラダ仕立て」や「豚肩ロースのポワレ 赤キャベツのブレゼを添えて」など、自然の食材を生かした料理が登場する他、ガレの故郷であるロレーヌ地方の焼き菓子を、花モチーフのデザートとともに楽しめる。詳細「エミール・ガレ 自然の蒐集」会期:2018年3月17日(土)~7月16日(月・祝)会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下群箱根町仙石原小塚山1285入場料:大人 1,800(1,500)円、シニア(65歳以上) 1,600(1,500)円、大学・高校生 1,300(1,100)円、中・小学生 700(500)円※料金は全て税込。※()内は団体料金。※土曜日は中・小学生の入館無料。■限定メニュー「森と海のマリアージュ」 2,980円(税込)内容:マスのスモークサラダ仕立て(オードブル)、豚肩ロースのポワレ赤キャベツのブレゼを添えて(メインディッシュ)、ラム酒風味のババ(デザート)【問い合わせ先】ポーラ美術館TEL:0460-84-2111
2017年12月25日こんにちは、諸戸佑美です。秋の気配を感じる季節になりましたね。『DRESS』読者の方々は、芸術・美術・アート・美しいものに関心を寄せる人が多いと思います。今回は、芸術の秋特集と銘打って映画『セザンヌと過ごした時間』をPICK UP!ピカソに「我々の父」、マティスに「絵の神様」と崇拝された近代画家の父ポール・セザンヌ。りんごを描いた静物画や風景画は、日本でも広く愛されていますが、セザンヌが現在の不動の評価を得たのは亡くなった後のことでした。太陽の日差しが降り注ぐ南仏プロヴァンス、芸術の都パリを舞台に、不遇の天才画家と不朽の名作「居酒屋」「ナナ」で有名な小説家ゾラとの人生を導く出会いと友情、創造の軌跡。美術コレクターでもあるダニエル・トンプソン監督が、本物のゾラ邸やセザンヌ邸でも撮影を行い、ドラマチックな史実をもとについに映画化。ぜひ、お楽しみいただければ幸いです!©YUMIMOROTO■映画『セザンヌと過ごした時間』あらすじ――南仏プロヴァンス〜芸術の都パリ。画家セザンヌと小説家ゾラ、友情と創造の実話!少年時代に出会ったセザンヌとゾラの絆は、境遇こそ違いますが共に成長し、芸術家になる夢で結ばれていました。初めての出会いは、1852年南仏エクス・アン・プロヴァンスでの中学校時代。貧しいよそ者として学校でいじめられていたゾラをセザンヌが助け、ゾラがお礼にとひと籠のりんごを贈ったのがきっかけでした。セザンヌは裕福な銀行家の息子、パリ生まれのゾラは、イタリア人技術者だった父を幼い頃に亡くし、母とふたり暮らしという境遇でした。その後、セザンヌはりんごの画家とも言われるほど生涯で多くの静物画を制作。「りんごひとつでパリを驚かせたい」としばしば口にしていたのは有名で、男同士の友情に心温まります。仲良くなった彼らが南仏の陽光の中で野山を戯れる光景は、その後の波乱に満ちた人生への忘れ得ぬ懐かしい思い出として印象的です。詩人を目指してひと足先にパリに出たゾラは、小説家としてのデビューを果たします。一方、セザンヌも画家を志しパリで絵を描き始め、アカデミーのサロンに応募するのですが、落選ばかりの創作の日々。巨匠にもこんな時期があったのかと興味深いです。その頃、セザンヌはゾラとともに、ピサロやモネ、ルノワールなどの新世代の画家たちと交流するようになり、その様子が見事に再現され、美術ファンにとっては見どころのひとつでしょう。やがてゾラは、1877年に出版した「居酒屋」が大ベストセラーとなり栄光の階段を上り、セザンヌは父親からの仕送りも断たれ、転落していきます。何もかもが正反対の状況になってしまったふたり。当然のようにギクシャクした関係となるのですが、ひたすら孤独に描き続けるセザンヌを支えたのは、ゾラの心のこもった手紙や援助でした。しかし、1886年ある画家の悲劇を描いたゾラの新作小説「制作」が発表され、セザンヌとゾラの友情に大きな変化をもたらすことに……。晩年、いかにセザンヌが近代画家の父と呼ばれるようになっていくのか、最後まで見逃せません!■フランス実力派俳優ギヨーム・ガリエンヌとギヨーム・カネの熱き競演!セザンヌには、自伝的な舞台を脚色・監督し2役で主演した『不機嫌なママにメルシィ!』がセザール賞作品賞を含む主要5部門に輝き、今やフランスで絶大な人気を誇る俳優ギヨーム・ガリエンヌが抜擢。ゾラには、『君のいないサマー・デイズ』『戦場のアリア』のギヨーム・カネが、落ち着いた小説家ゾラの人物像を深みをもって繊細に演じ、フランス実力派俳優の熱き競演に心躍ります。芸術家の喜びや苦悩をくっきりと浮かび上がらせ、セザンヌの絵画にも多く登場するサント・ヴィクトワール山などの南仏プロヴァンスの美しい風景、そしてパリに集う印象派の画家たちを見事に映像に再現して素晴しいです!観ているだけで、印象派の絵の中に惹き込まれるような感覚になれる、アート映画の決定版ともいえる作品です。嗚呼、フランス旅行に行きたくなりますね!■近代画家の父、ポール・セザンヌ(1839-1906)についてセザンヌは、モネ、ルノワールら同世代の画家から評価されただけでなく、20世紀を代表するピカソやマティスらに多大な影響を与えた画家として近代絵画の父と呼ばれています。セザンヌが影響を与えた芸術運動で最も有名なものがキュビスムでしょう。セザンヌの「自然を円筒、球、円錐によって扱う」「多視点」と呼ばれる表現方法は、ピカソがキュビスムのような斬新な表現に取り組むきっかけとなりました。ピカソは、セザンヌのことを「彼は私たち皆の父親のようなものでした」と語っています。セザンヌは、1895年、50歳代に入ってから開催した個展でようやく評価されるようになり、次世代の画家たちからも支持を得るようになりました。美術批評家のタデ・ナタンソンに「りんごの画家」と称賛され、セザンヌが描くりんごは心を奪われるようなかたちと色彩を持った美しいりんごだと評されました。彼の芸術が、多くの画家の着想の源となり、新たな絵画の表現の出発点となったことから、セザンヌは「近代絵画の父」と呼ばれるようになったのです。■ユーラシア旅行社にて映画公開記念ツアーも企画されています!2018年4月4日(水)発「フランス周遊、珠玉の世界遺産とプロヴァンスの村々へ13日間」ユーラシア旅行社にて2018年春出発!映画公開記念ツアーの企画もございます!セザンヌの生まれ故郷エクス=アン=プロヴァンスやパリへ。セザンヌの終の住処となったエクサンのアトリエも見学します。南仏から大西洋岸、北部、首都パリ、地方の村々までフランスの魅力を堪能する旅、素敵ですね。最小催行人員13名(最大20名)詳細は下記のサイトから資料をご請求ください。(国名のところに「WFY3希望(セザンヌの映画のサイトを見て)」とご記入頂ければ幸いです)映画公開記念ツアー案内ホームページ【旅行のお問い合わせ】株式会社ユーラシア旅行社ヨーロッパ担当03-3265-1640(平日10時~18時)出典:■映画『セザンヌと過ごした時間』作品紹介9月2日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国ロードショー近代絵画の父ポール・セザンヌ没後110年製作公式ホームページ©2016 – G FILMS –PATHE – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINEMA – UMEDIA – ALTER FILMS原題:Cezanne et moi監督:ダニエル・トンプソン製作:アルベール・コスキ脚本:ダニエル・トンプソン撮影:ジャン=マリー・ドリュージュ編集:シルビ・ランドラ衣装:カトリーヌ。ルテリエ音楽:エリック・ヌブー製作国:フランス製作年:2016年映倫区分:G配給:フランス上映時間:114分■映画『セザンヌと過ごした時間』キャストギョーム・ガリエンヌ=ポール・セザンヌギョーム・カネ=エミール・ゾラアリス・ポル=アレクサンドリーヌ・ゾラテポラ・フランソワ=オルタンス・セザンヌフレイア・メーバー=ジャンヌセピーヌ・アゼマ=アンヌ・エリザベート・セザンヌイザベル・カンディエ=エミリー・ゾラローラン・ストーケル=アンブロワーズ・ヴォラール
2017年09月27日最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』を携え、来日を果たした“映画界の反逆児”エミール・クストリッツァ監督が9月3日(日)、都内で行われたプレミア試写会に出席。映画の見どころを語ったほか、観客とのQ&Aに臨み、主演も務めた本作をアピールした。戦争が終わらない国を舞台に、運命の出会いを果たしたミルク運びの男・コスタ(エミール・クストリッツァ)と美しい花嫁(モニカ・ベルッチ)が、壮大な「愛の逃避行」を繰り広げる本作。『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』で2度のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝き、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭でも受賞歴をもつクストリッツァ監督にとっては、9年ぶりの長編劇映画となる。冒頭から「私の最新作にして、最後のフィルム…ではないこの作品を観てくださって、ありがとう。ぜひ、次回作も期待してください」と茶目っ気たっぷりに挨拶したクストリッツァ監督。他監督の作品で俳優としても活躍するが、自身のメガホン作で主演を務めたのは初めてで、「もう2度と自分の作品では主演しない。監督は観客の代表でなければいけないし、役者との精神的な往来に本当に苦労した」とふり返った。クストリッツァ監督の作品の大きな魅力といえば、動物たちが披露する人間顔負けの“演技”。その演出法を問われると、「人間と同じ。しっかり食事を与えれば、いい演技をしてくれる」と即答し、会場の笑いを誘っていた。本作にも主人公がまたがるロバや、相棒ともいえるハヤブサ、犬や羊が登場。コスタが熊に口移しでオレンジを食べさせるシーンは、CGなしで撮影されている。日本を含めて、世界をとりまく緊張状態が、新たな段階に進んだともいえる現状について「ますます現実とフィクションの境目がわからなくなってきている。明日、何が起こるかは誰にもわからないし」と持論。「人類のあるべき進化が勝利し、世界が救われることを望んでいるよ。映画がすばらしいのは、観終わった後に自分の可能性を広げられること。だから、私も映画を作っているんだ。映画館に行くことは、病院の精神科に行くより、良いことだしね(笑)」と映画がもつ意義と、作り手としての信念を語った。『オン・ザ・ミルキー・ロード』は9月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オン・ザ・ミルキー・ロード 2017年9月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 LOVE AND WAR LLC
2017年09月04日「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ」展が、6月29日から8月28日まで、東京・六本木のサントリー美術館で開催される。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパ都市部を中心に沸き起こった装飾様式「アールヌーヴォー」。絵画や彫刻、建築に限らず、生活の隅々にまで良質な芸術性を求めた同様式は、幅広いジャンルの美術工芸品を発展させた。こうした中、フランス東部ロレーヌの古都ナンシーで、ガラス、陶器、家具の3分野において独自の表現世界を展開したのがエミール・ガレだ。ガレの創造性を5つの柱から捉え直す本展では、ロレーヌ十字やナンシーの紋章アザミなどを確固たる意思をもって意匠に施したガレの祖国に根付いた美意識をはじめ、中国や日本などの異国の美術品からの影響、また、植物や昆虫のモチーフを作品に多用したガレの植物学や生物学への深い造詣、そして、シャルル・ ボードレールやヴィクトル・ユーゴーなど、同時代の文学者が残した印象的な一節を作品に刻み込み、詩的で幻想的な造形に、さらに美しい旋律を与えたガレの創造性を探究する。会場では、サントリー美術館のガレ・コレクションから選りすぐりのおよそ100件に加え、国内の未発表作品約20件を公開。また、オルセー美術館の特別協力により、日本初出品となるガラス器や、ガレの鋭い洞察力と製作過程を示す重要なデッサン類、約40件も展示される。【イベント情報】「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ」展会場:サントリー美術館住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階会期:6月29日から年8月28日時間:10:00~18:00(金・土、および7月17日、8月10日は20時まで開館、いずれも入館は閉館の30分前まで)※shop×cafeは会期中無休料金:一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料休館日:火曜日(8月16日は開館)
2016年06月13日キーラ・ナイトレイが出演中のブロードウェイの舞台を怪我のために休演した。キーラは現在、ニューヨークのスタジオ54で舞台「Therese Raquin」(原題)で主演を務めているが、7日(現地時間)の公演を休演。軽傷だという以外、キーラの体調の詳細は明らかにされていない。実は舞台初日の1日には、開演してキーラが舞台に登場した直後にファンの男性が立ち上がり、「結婚してくれ」などと騒ぎ立て、公演が中断するアクシデントが発生している。フランスの文豪、エミール・ゾラの小説「テレーズ・ラカン」を舞台化した作品でヒロインを熱演していたキーラと共演者は無視して舞台を続行しようとしたが、男は「返事を待つには5秒だって長すぎる!」などと叫び続け、劇場スタッフに取り押さえられた後、精神病院に送られた。キーラは、彼女に向かって「天国で一緒になろう」と叫んだこの男が今後ストーカー化することを恐れて、警察に通報したと伝えられている。舞台「Therese Raquin」は現在プレビュー公演中で、今月29日(現地時間)に正式な初日を迎える予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月09日『イントゥ・ザ・ワイルド』『ローン・サバイバー』のエミール・ハーシュが、バイオレントな恋愛映画『Vincent-N-Roxxy(原題)』に主演することになった。相手役を演じるのは、ゾーイ・クラヴィッツ。その他の情報反抗的なふたりは恋に堕ちるが、バイオレンスに満ちた過去のせいで、ふたりの関係は危機に陥る。監督と脚本はゲイリー・マイケル・シュルツ。撮影は12月にルイジアナ州でスタートする。ハーシュの最近作は、『ローン・サバイバー』。来年は、インディーズのコメディ映画『Just Jim(原題)』と、ドラマ『Ten Thousand Saints(原題)』が控える。クラヴィッツは今年、『ダイバージェント』に出演。この後はイーサン・ホークと共演する『Good Kill(原題)』、アクション大作『Mad Max: Fury Road(原題)』などが控えている。文:猿渡由紀
2014年10月30日