7月16日より全国で公開中の『17歳の瞳に映る世界』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』より、本予告が解禁された。『愛のように感じた』はブルックリン郊外を舞台に、14歳の少女ライラが経験する苦い恋の物語。本作は、ライラ役をつとめたジーナ・ピエルサンティをはじめ、ヒットマン監督が現地で直接スカウトした俳優が多数出演している。自身もブルックリンで生まれ、人類学者の父とソーシャルワーカーの母のもとで育ったヒットマン監督。長編映画では一貫して10代のセクシュアリティを主観的かつ詩的に切り取り、内面化された感情を探求してきた。初の長編映画『愛のように感じた』では14歳の少女の性の目覚め、2作目の『ブルックリンの片隅で』では自らの性的指向を受け入れられない19歳の青年、3作目の『17歳の瞳に映る世界』では、予期せぬ妊娠をしてしまった17歳の少女を描いており、その全てがサンダンス映画祭で高く評価され、2020年に第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞している。今回解禁された本予告に収められているのは、ライラが友人キアラとその彼氏パトリックをうつろな表情で眺めている様子や、地元の大学生サミーに一目で心を奪われる瞬間。そしてサミーの気をひくためについた嘘によって、ライラが危険な立場に追い込まれて行く姿が切り取られている。『愛のように感じた』は8月14日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛のように感じた 2021年8月14日より全国にて公開©2013 IFLL MOVIE LLC
2021年07月29日ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作『17歳の瞳に映る世界』がまもなく日本公開されるエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が、8月14日(土)より公開されることが決定した。本作は、ブルックリン郊外を舞台に、思春期の少女の性と青春の刹那を捉えた物語。いま世界で最も注目を集める女性監督の1人、エリザ・ヒットマンが瑞々しい感性と斬新な演出法でアメリカの青春映画の系譜に新たな1ページを刻んだ。まだあどけなさの残る14歳のライラは、経験豊富な親友のキアラとそのボーイフレンドのパトリックと共にビーチに遊びに出かける。そこでライラはタトゥーの入った年上のサミーにひと目で心を奪われる。サミーが「誰とでも寝る男」だと知ったライラは、あらゆる口実を作ってサミーに近づこうとする。ところが、背伸びして嘘を重ねるうち、ライラは思いもしなかった状況に陥っていく…。長編映画では、一貫して10代のセクシュアリティを主観的かつ詩的に切り取り、内面化された感情を探求するヒットマン監督。一方で、ドキュメンタリー的手法とも一線を画し、スロモーションやクローズアップを多用し、感情の解放をもたらすことに重点を置いている。初の長編映画となる本作『愛のように感じた』では14歳の少女の性の目覚め、2作目の『ブルックリンの片隅で』では自らの性的指向に戸惑う19歳の青年、3作目の最新作『17歳の瞳に映る世界』では、望まない妊娠をしてしまった17歳の少女を描いている。長編全てがサンダンス映画祭で高く評価され、2020年に第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した。エリザ・ヒットマン監督「私たちが経験してきたことの真実です」【エリザ・ヒットマン監督コメント】本作で描きたかったのは、子供時代のアウトテイクです。そこにあるのは、孤独な瞬間、根拠のない自信の高まり、ささやかだけれど屈辱的な出来事といった、私たちの記憶の中に埋もれてしまいがちなものばかりです。私は、映画において「青春」のテーマが「幻滅のプロセス」として描かれることに常に魅了されてきました。この映画を観た人は、登場人物の行動に不快感を覚えるでしょう。しかし、その不快感こそ私たちが経験してきたことの真実です。この映画が、観客の心の奥底にある何かとつながることができれば嬉しいです。『愛のように感じた』は8月14日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。『17歳の瞳に映る世界」は7月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛のように感じた 2021年8月14日より全国にて公開©2013 IFLL MOVIE LLC
2021年07月02日第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、サンダンス映画祭審査員ネオリアリズム特別賞を受賞した女性監督エリザ・ヒットマンによる『Never Rarely Sometimes Always』(原題)が邦題『17歳の瞳に映る世界』として7月、日本公開されることが決定した。ペンシルベニア州の田舎町に住む17歳の高校生オータムに、ある日、望まない妊娠が分かる。ペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている従妹であり親友でもあるスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面し、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう…。『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』バリー・ジェンキンスらが製作監督のエリザ・ヒットマンは、『キングスマン:ファースト・エージェント』にも抜擢された新進俳優ハリス・ディキンソンを主演に、性的指向に悩む青年を描いた『ブルックリンの片隅で』(17/劇場未公開)で、2017年サンダンス映画祭監督賞を受賞、一躍注目を集めた新進気鋭の女性監督。『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』などバリー・ジェンキンスらが製作陣に加わった本作は、ベルリン国際映画祭を皮切りに、世界中で脚本賞などの映画賞を多数受賞。注目を集めていた。主役のオータムを演じたシドニー・フラニガンは、長編映画デビューの本作の等身大の演技が絶賛され、第86回ニューヨーク映画批評家協会主演女優賞、第41回ボストン映画批評家協会主演女優賞など、数々の俳優賞を獲得している。『17歳の瞳に映る世界』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:17歳の瞳に映る世界 2021年7月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 FRIENDS IN TROUBLE LLC / FOCUS FEATURES LLC
2021年03月14日人生の醍醐味でありおもしろさを感じられる瞬間のひとつといえば、偶然の出会いから自分が大きく変わっていくこと。そこで、ある少女の初めての恋をヴィヴィッドに描き出していると話題のラブストーリーをご紹介します。『ベイビーティース』【映画、ときどき私】 vol. 361病を抱える 16 歳の女子高生ミラは、ふとしたことから不良青年モーゼスと出会う。家を追い出され、孤独だったモーゼスをミラは自宅へと食事に誘うが、母アナと父ヘンリーは、モーゼスはミラにふさわしくないと嫌悪感を示していた。そんな両親の猛反対をよそに、ミラは怖いもの知らずで自分を特別扱いせずに接してくれるモーゼスに惹かれ、どんどんのめりこんでいく。彼との刺激的でカラフルに色づいた日々を駆け抜けていくミラだったが、病は容赦なく彼女の体をむしばんでいくことに……。世界各国の映画祭でグランプリや観客賞を数多く受賞し、映画評論サイト『ロッテントマト』でも現在94%という高評価を得ている本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。シャノン・マーフィ監督Variety 誌に「2020年注目すべき10人の監督」に選出されたこともあるマーフィ監督。長編デビュー作にして、大きな注目を集めています。今回は、本作の魅力や現場で心を動かされた瞬間などについて語っていただきました。―本作が長編映画1本目となりましたが、この脚本を選ばれたのはなぜですか?監督実はここ2年ほど、長編デビュー作となる企画をずっと探していました。私は自分で脚本を書かないタイプなので、“自分の声”を持っていると感じられるような脚本を求めていましたが、なかなか見つけることができなかったんです。でも、そんななかでこの脚本を読んだときは、すぐに「これだ!」と感じることができました。―原作は、オーストラリア出身の戯曲家で女優のリタ・カルネジェイスさんが手掛けた演劇ですよね。この物語のどのようなところに惹かれたのかを教えてください。監督最初に脚本を受け取ったとき、家のソファーに座って読んでいましたが、そのときにものすごく圧倒されたことをいまでもよく覚えています。なかでも、ミラ、モーゼス、アナ、ヘンリーという4人のキャラクターたちと過ごす時間がとても愛おしく感じました。でも、脚本を読み終えたら、その時間も終わってしまったので、それがとにかく悲しくて……。だからこそ、この作品の監督をすることができれば、少なくとも2年間はこの4人と一緒に過ごすことができるんだと思い、何としてもこの仕事をものにしたいと考えました。なので、一番は4人のキャラクターたちですね。大きなプレッシャーを感じる撮影だった―そのときに、これはやりがいのあるものだと感じて挑戦したいと思われたともうかがっていますが、今回作品を作るうえで挑戦だったことはなんですか?監督まず、ひとつ目の大きな挑戦としては、ミラ役の女優に髪を全部剃ってもらうこと。製作費にそういったメイクを毎回する予算がなかったというのもありますが、私自身が本物であることを求めているので、これはマストの条件でした。ただ、そこで発生したのは、いろいろな撮影のスケジュールの調整が難しくなるという問題。というのも、父親役のベン・メンデルソーンのスケジュールが10日間しか取れなかったうえに、そのうちの2日間でミラに髪を剃った状態で参加してもらわなければならず、そう考えると残りの8日間で彼のパートをすべて撮り終えなければならなかったので……。それは本当に大変なことでした。自分にも非常に大きなプレッシャーをかけることになってしまったので、今後は2度とそうならないようにしたいなと思ったほどです(笑)。―今回は若手キャストもすばらしく、非常に魅力的で印象的でした。まずミラ役のエリザ・スカンレンをキャスティングした理由を教えてください。監督ミラ役を決定するまでにはかなり時間がかかってしまい、何百人もの候補の方々に会いました。そこまで時間がかかってしまった理由としては、私自身もミラというキャラクターの本質を見極めるのに時間がかかってしまったからでした。そんなときに気がついたのは、ミラというのはいろいろな側面を持っている人物なので、何者にもなれる幅広い演技力を持っている女優であれば、一緒にキャラクターを作っていけるのではないかということ。そこで、エリザをキャスティングすることにしました。というのも、彼女は怖いくらいの才能の持ち主で、彼女自身がどんな人間なのか見当がつかないくらい本当にいろいろな顔を持っている人ですからね。ケミストリーは現場で一緒に育むもの―では、本作でヴェネチア国際映画祭の最優秀新人賞に輝いたモーゼス役のトビー・ウォレスさんについてはいかがですか?監督彼の場合は、出演していたテレビシリーズを見て、オーディションを受けてもらうようにお願いしたのがきっかけでした。実際に、オーディションで彼の様子を見ていると、自分を主張するようなこともなく、つねに周囲や相手のことを思いやれる人であることがわかったんです。それを目にしたときに、「ああ、これはモーゼスのエネルギーだな」と感じました。そういった理由から、彼にモーゼスを演じてほしいと思ったんです。ちなみに、アメリカなどでは、ラブストーリーやバディもののように2人を中心に描くような作品では、ケミストリーリーディングといって、事前に2人の相性を見る練習をすることがあります。でも、今回の作品ではあえてそれをせず、2人にはリハーサルで初めて会ってもらいました。―それによって、どのような効果が生まれたと感じていますか?監督まず、私は監督として、ケミストリーリーディングというのをあまり信用していません。なぜなら、役者2人を部屋に閉じ込めて、相性がいいところを見せてくださいとお願いするのは、すごく人工的なことだなと思うからです。私が考えるケミストリーというのは、事前に確かめるものではなく、現場で一緒に育んでいくものではないかなと。だから、今回も特に心配はしていませんでした。電気が走るような感動を味わうことができた―実際、現場で生まれた2人の化学反応に驚かされた瞬間はありましたか?監督夜に外出するシーンがありましたが、あのときはとてもマジカルな夜だったと思います。特に、カラオケバーで踊っている場面では、スタッフの誰もが2人の繋がりを感じ、電気が走るような感動を味わうことができました。本当にワクワクするような瞬間でしたね。エリザとトビーの2人も、この日の撮影中は2人だけで過ごす時間を作ってみたり、お互いに手を取り合ってみたりしながら役作りをしていました。どういうふうに2人の雰囲気を作り上げていけばいいのかをよくわかっているので、本当に聡明な役者たちだなと。なので、私も2人を信用し、ペースを合わせることを意識していました。―そんななかでも、監督が演出でこだわった部分はどのようなことでしょうか?監督基本的に私はしっかりとすべてをチェックするタイプですが、同時にカオスやクリエイティビティがつねにある状態を作ることも大切にしています。というのも、監督がミクロン単位までマネージメントした演技だと、その人自身に見えなくなってしまうこともありますからね。細かくこうしてほしいという要望はありますが、そのなかでもお互いにアイディアを出し合い、つねに自由であることをキープするようにしているつもりです。そうすることで、独特なエネルギーが生まれるので、私はそれをとらえるような演出にこだわっています。―監督にとって、ミラとモーゼスの関係性はどのように見えましたか?監督2人はとても不思議な関係性だと思いました。プラトニックのようでありながら、すごく性的なエネルギーを感じさせ、さらにそれ以上にお互いを求めあっているようなところがありましたから。ミラにとっては、自分の心が一番落ち込んだときに寄り添ってくれる人が必要であり、モーゼスにとってはほかの人とは違う視線で自分を見てくれる人が必要だったんじゃないかなと思います。失うものがないからこその自由はすばらしい―脚本のリタさんは、「失うものが何もなくなったとき、どんなふうに感じるか?」という大きな問いからこの作品が生まれたとおっしゃっています。監督自身もこの作品を通じて、そういったことを考えさせられましたか?監督ある状況下において、自分がどんなふうに振る舞うかは誰にも予測できないものだと思っています。だからこそ、キャラクターたちがそれぞれの状況に置かれたときにどんなふうに反応するのかを掘り下げていく作業は、非常に楽しかったです。この物語には、依存症という大きなテーマも取り上げていますが、そこに関してキャラクターを厳しく裁くことなく、困難を乗り越え、うまく向き合うために薬の力を借りてしまう人と依存症の関係性を描きました。そのなかで、私は生きるうえで何も失うものがないからこそ得られる自由はすばらしいものだと私は感じています。みなさんにも、この作品を観たあとに自分の人生においても、そんな自由がある生き方をしたいと思っていただけたらいいなと。たとえミラのように末期的な病を抱えていなかったとしても、そういう生き方をしてほしいと願っています。特に、2021年にはこういったことが大きなメッセージとなるのではないでしょうか。―監督自身もこの作品と出会ったことで、物の見方が変わった部分があったのでしょうか?監督もともと私自身が持っていた考え方が多く反映されている作品ではありましたが、この映画を撮り終えたあとで、よりミラのことを思い出すことが多くなりましたね。そのうえで、鳥や海を眺める時間が増えたり、人生において素敵なものを気に留めるようになったり、生きているうえですばらしいと思ういろいろなものに対する感謝の気持ちを改めて噛みしめています。人は忙しいとそういう感覚を忘れてしまいがちですが、それらを当たり前だと思わないようにしたいですね。ときには足を止めてその瞬間をしっかりと体感していますし、生きていることを以前よりも意識するようになったかもしれません。―現在、監督としてますます注目を集める存在となりつつありますが、ご自身ではどのように感じていますか?監督「2020年注目すべき10人の監督」として取り上げられたことで、「オーストラリア以外でも私のことを監督として認知してくれるところがあるんだ」という意識を初めてはっきりと持つことができました。ただ、それとは関係なく、この先もつねに自分に対して挑戦を突きつけていきたいです。まだ具体的に言えるものはありませんが、ミュージカルや機能不全に陥っている家族の物語など、さまざまなドラマをこれからも描きたいなと。ユニークな作品づくりが私にはできると思っているので、どんな企画でも取り組んでいけたらいいなと考えています。美しい映像とともに引き込まれる!少女が経験した最初で最後の恋を刹那的に描き、観る者を虜にする本作。恋のきらめきと痛みに激しく心を揺さぶられ、両親からのあふれる愛にも胸を締めつけられる珠玉の1本です。取材、文・志村昌美心に刺さる予告編はこちら!作品情報『ベイビーティース』2⽉19⽇(⾦)新宿武蔵野館、 渋⾕ホワイトシネクイントほか全国ロードショー配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2021年02月18日エリザ・スカンレンとトビー・ウォレスという次世代注目俳優が共演する映画『ベイビーティース』。この度、エリザ演じる主人公の両親とトビー演じる不良青年と初対面する食卓のシーンが到着した。この度到着したのは、モーゼス(トビー)とミラ(エリザ)の両親が初めて対面するシーン。ミラはこの直前に、モーゼスに髪をばっさりと切ってもらっており、娘の突然の変化とモーゼスの言動に驚くショッキングなシチュエーションにもかかわらず、食卓を囲み平然と交わされる会話のギャップがどこかユーモラス。『湯を沸かすほどの熱い愛』や、『ショート・ターム』『キッズ・オールライト』など、シリアスなテーマをコメディタッチで描いている作品を参考にしたという監督のシャノン・マーフィは、「こうした作品は、コメディに分類されながらも、趣味のいいやさしい情緒性が作品全体を貫いています。感傷とは対照的な感情と、作品テーマに対して通り一遍ではない、さわやかな解釈があります」と分析する。また、原作となった演劇の戯曲家でもあるリタ・カルネジェイスが担当した脚本について「リタは、日常のシーンや関係性を、変わった角度から切り出す特別な目を持っています」と称賛している。モーゼスの見た目や態度に不快感を隠せないながらも、平気な素振りで会話を交わすミラの両親だったが、彼の年齢が娘より7つ年上だと分かると、母親(エシー・デイヴィス)は思わず「卒倒しそうだけど平気」とひと言。10代の娘の初めての恋に動揺しながらも精一杯冷静に振舞おうとする様子、テンポよく進む会話が独特の世界観を形づくっている。『ベイビーティース』は2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2021年02月04日『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で「Hollywood Reporter」の“次世代スター10人”に選ばれたエリザ・スカンレン主演『ベイビーティース』から、新たに全17種類に及ぶデジタルポスターが解禁された。各メディアから「愛があふれている」(THE PLAYLIST)、「驚くほどに美しい」(SIGHT AND SOUND)、「心が痛むほど儚い青春映画」(VARIETY)など、絶賛の声が溢れた本作。2020年度のオーストラリア・アカデミー賞(AACTA賞)では作品賞、監督賞、脚本賞、4つの演技賞を含む全9部門で受賞する快挙を達成。また、米アカデミー賞の前哨戦の1つでもある英国インディペンデント映画賞の国際映画賞に『ノマドランド』などと並んでノミネートされており、今後の賞レースに向けてさらなる注目が集まっている。今回解禁されたデジタルポスターは、17通りのかけがえのない“モーメント”を鮮やかに彩ったものばかり。ピンク、スカイブルー、オレンジなど、本作で描かれるミラの初恋で色づいたヴィヴィッドな世界観を表したものから、黒を基調に鮮やかなネオンに照らされ鮮烈な大人の世界に足を踏み入れたミラを表現したもの。また、電車のホームでのモーゼス(トビー・ウォレス)との運命的な出会いをそのまま切り取ったものなど、本作で描かれるかけがえのない“モーメント”の数々を表現している。なお、エリザは、次回作でM・ナイト・シャマラン監督の最新作『OLD』(原題/2021年公開予定)に出演。相手役のトビー・ウォレスも、先日ダニー・ボイルが手掛ける「セックス・ピストルズ」の伝記ドラマ『Pistol』(原題)でギターのスティーヴ・ジョーンズを演じることが発表された。本作は、ビッグタイトルへの出演でさらなるブレイクが確実視される2人の貴重な主演作としても目が離せない。『ベイビーティース』は2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2021年02月02日『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で注目を集め、主演映画『ベイビーティース』が2月に公開されるエリザ・スカンレン。本日1月6日に22歳の誕生日を迎えた彼女は、すでに多くの作品で数々の名優たちと肩を並べ、いまハリウッドで最も熱い視線を送られる女優のひとりとなっている。『ベイビーティース』では2020年度のオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞で主演女優賞を受賞したエリザ・スカンレン。彼女が大きく注目されるきっかけとなったのは、2018年に放送されたHBOのTVシリーズ「KIZU -傷-」(シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件)。『ゴーン・ガール』で知られるギリアン・フリンの同名小説を基にし、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞にもノミネートされ批評家から高い評価を得た。同作では当時、ほぼ無名ながら主演のエイミー・アダムスやパトリシア・クラークソンに並ぶメインキャストとして存在感を放ち、見事な演技を披露したエリザ。その演技が認められ、同年に米「ハリウッドレポーター」誌の「次世代を担う俳優」のひとりに選ばれた。そして昨年公開された『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューといった壮々たるキャストと共に4姉妹の3女、ベス役として好演。さらにNetflixで配信中の映画『悪魔はいつもそこに』ではトム・ホランド、ロバート・パティンソンなど、いまをときめく人気キャストたちとも共演し、また、M・ナイト・シャマラン監督の最新作『OLD』(原題/2021年公開予定)にも出演するなど、その勢いは止まらない。多くのハリウッド作品で活躍しているエリザだが、オーストラリアのシドニー生まれで、現在もシドニーを拠点に活動している。地元で撮影された本作『ベイビーティース』は、そんな彼女の魅力を存分に堪能できる作品だ。病に侵された少女ミラという役どころには 『ストーリー・オブ・マイライフ』や『悪魔はいつもそこに』で演じた清廉さや純粋さに通ずる部分がある一方、不良少年に恋をして自身を冒す病に精一杯抵抗しようとする姿には、「KIZU -傷-」で見せたような小悪魔的な魅力も発揮されている。本作ではエリザが見せる、多感な少女の多彩な表情には要注目。なお、本作はオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞では、エリザの主演女優賞ほか作品賞、監督賞、脚本賞など全9部門で受賞する快挙を達成。米アカデミー賞の前哨戦の1つでもある英国インディペンデント映画賞の最優秀国際映画賞にも『ノマドランド』などと並んでノミネートされている。『ベイビーティース』は2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2021年01月06日『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の三女ベス役で注目を集めたエリザ・スカンレンの主演映画『ベイビーティース』が、2021年2月19日(金)より公開。この度、30秒の新予告編と新ビジュアルが解禁された。本作は、病を抱える16歳ミラの最初で最後の恋を描いた、切なくも美しいモーメント・ラブストーリー。カラー写真の先駆者ウィリアム・エグルストンの写真から着想を得た映像デザインは、ミラが生きる儚くも眩い日常を鮮明に切り取っている。新予告編では、不良青年モーゼスとの出会いによってミラの世界が彩っていく様子が、文字通り映像がモノクロからカラーに変わることで表現されている。また、ミラとモーゼスがお互いを見つめ合う新ビジュアルは、ミラのブルーの髪と、2人の間を照らす黄色い背景の鮮やかさがインパクトを与え、モーゼスの存在がミラの世界を明るく輝かせている様子が伝わってくる。ミラ役を務めたのは、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の演技で「次世代スター10人」(Hollywood Reporter)にも選ばれたエリザ・スカンレン。モーゼス役には、本作でヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞したブレイク必至のトビー・ウォレス。2人の新進気鋭の俳優がフレッシュでダイミックな演技を披露し、米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では94%fresh(2020年11月27日現在)と高評価。監督は本作が長編デビューとなるシャノン・マーフィ。前衛的な世界観で少女の最初で最後の恋をヴィヴィッドに描き出して世界各国の映画祭を席巻、「注目すべき10人の監督」(Variety)にも選出されている。『ベイビーティース』は2021年2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2020年12月02日映画『ベイビーティース』が、2021年2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント他全国にて公開される。“次世代スター”エリザ・スカンレン主演のラブストーリー映画『ベイビーティース』は、病を抱える少女と孤独な不良⻘年の“最初で最後の恋”を描いたモーメント・ラブストーリー。主演を務めるのは、映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で4姉妹の病弱で繊細な3女ベス役に抜擢されたエリザ・スカンレンだ。同作の演技が評価されたエリザは、米国の「ハリウッド・リポーター」誌で"次世代スター10人"にも選ばれるほど、期待の新人女優として注目を集めている。病を抱える少女が孤独な不良少年と恋に落ちるそんな彼女が演じる主人公ミラは、病を抱える16歳の少女。ある日、彼女は孤独な不良青年モーゼスと出会い、自分を特別扱いしない彼の姿に惹かれ、恋に落ちてしまう。初めての恋に胸を躍らせ"生きる希望"を得たミラは、両親の猛反対に合いながらも、命の期限を前に、彼との刺激的な日々を謳歌しようと走り出す―。ミラの恋人役に、新人俳優トビー・ウォレスそんな主人公ミラの相手役モーゼスを演じるのは、新人俳優トビー・ウォレス。不器用ながらもミラに寄り添う、孤独な不良青年を演じた彼の演技は、ヴェネチア国際映画祭において「最優秀新人賞」をするほど高い評価を得た。“初の長編デビュー”シャノン・マーフィが監督になお監督は、本作が長編デビューとなるシャノン・マーフィ。前衛的な世界観で少⼥の最初で最後の恋をヴィヴィッドに描き出し、米国のエンタテインメントビジネス誌「バラエティ」で"注目すべき10人の監督"に選ばれた期待の人物だ。本作に関しては、「本能のままに最初で最後の恋にどんどん引き込まれていくミラの姿をヴィヴィッドに描いている。観客はミラの独特の世界に惹きこまれるだろう。⼈⽣が⾊鮮やかに輝き、魂が救われる世界だ」とコメントを寄せている。オーストリア・アカデミー賞で快挙なお『ベイビーティース』は、2020年度のオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・ほか4つの演技賞含む9つの賞を受賞。今後の海外における賞レースの行方にも、高い期待が募る。詳細映画『ベイビーティース』公開日:2021年2月19日(金)、新宿武蔵野館、 渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開監督:シャノン・マーフィ出演:エリザ・スカンレン、トビー・ウォレス、エシ―・デイヴィス、ベン・メンデルソーン配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム<ストーリー>病を抱える16歳のミラは、孤独な不良⻘年モーゼスと出会い恋に落ちる。ミラの初めての恋を両親は⼼配し猛反対するが、ミラは怖いもの知らずで⾃分を特別扱いせずに接してくれるモーゼスに惹かれ、彼との刺激的でカラフルに⾊づいた⽇々を駆け抜けていく― しかし…
2020年10月26日M・ナイト・シャマランの次回作に、ガエル・ガルシア・ベルナルが出演することになった。すでに、トマシン・マッケンジー、エリザ・スカンレン、アレックス・ウォルフらの出演が決まっている。タイトル、設定などは不明。近年のシャマランの作品同様、製作費はシャマラン自身が負担する。配給はユニバーサル・ピクチャーズ。北米公開は来年7月の予定。ベルナルの次回日本公開予定作は、チリ映画『エマ、愛の罠』。文=猿渡由紀
2020年07月22日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)の2020年春夏コレクションから、新作レディースアイコンバッグ「エリザ(ELISA)」が登場。2019年11月上旬より、全国のクリスチャン ルブタン直営店にて販売される。“古代エジプト”から着想「エリザ」は、デザイナーであるクリスチャン・ルブタンが幼少時代から魅せられてきた古代エジプトにインスピレーションを得た新作アイコンバッグ。バッグのフロントに配したメタルの留め金は、古代エジプトで使われていたヒエログリフの文字の1つで、ファラオの名前を囲む曲線である“カルトゥーシュ”に着想。ロック部分は、古代エジプトで幸運のモチーフとされていた昆虫“スカラベ”を模してデザインされている。ブランドロゴはエジプト神話に登場する“太陽神ラー”の頭上にあるサークルをイメージした円の中に収めて。バッグの構築的なシルエットは、古代エジプトの都テーベがあった場所とされるルクソールにあるアメン大神殿を彷彿とさせる。斜め掛け&肩掛けの2WAYデザイン性だけでなく機能性にもこだわっており、内部にはジッパー付きのポケットで仕切った2つのコンパートメントを備えている。またショルダーストラップは二重にすることもでき、斜め掛けのクロスボディバッグとしても、肩掛けのショルダーバッグとしても活躍してくれる。バリエーションも豊富カラーはブランドを象徴するレッドをはじめ、ヌード、ブラック、グレーなど。ブラックライトに反応して暗闇で光るショッキングピンクのクリスタルを全面に敷き詰めたラグジュアリーなモデルも用意している。シルエットはラージ、スモール、ミニの3サイズに加え、ベルトバッグも展開する。【詳細】クリスチャン ルブタン 2020年春夏コレクション 新作アイコンバッグ「エリザ」発売時期:2019年11月上旬販売店舗:全国のクリスチャン ルブタン直営店、オフィシャルウェブサイトアイテム例:・エリザ ラージ 254,000円+税・エリザ スモール 226,000円+税・エリザ ミニ 217,000円+税・エリザ ベルトバッグ 149,000円+税サイズ:ラージ 25x17x12cm、スモール 22x15x10cm、ミニ 19x13x10cm【問い合わせ先】クリスチャン ルブタン ジャパンTEL:03-6804-2855
2019年11月09日映画『エリザのために』が、2017年1月28日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。本作で監督・脚本・製作を務めたのは、ルーマニア出身の映画監督クリスティアン・ムンジウ。2007年の第60回カンヌ映画祭では、チャウシェスク政権下のルーマニアを舞台に、違法な中絶をのぞむ女子学生とそれを手助けしようとするルームメイトの辛く長い一日を描いた衝撃作『4ヶ月、3週と2日』で最高賞パルムドールを受賞し、世界的にその名を知らしめた鬼才だ。本作で主役となるのは、高校卒業とイギリス留学を間近に控えながら暴漢に襲われ精神的に大きな傷を抱えてしまった少女エリザと、そのエリザの将来のために彼女の進学を成功させようと裏で奔走する父親のロメオ。父親の思惑を知り反発するエリザ、奔走の末検察による捜査が迫ってしまうロメオ。映画製作に携わる前に教師・ジャーナリストとして働いた経験を持つムンジウは、そんな二人の複雑な心理と関係性を繊細に描き出した。なお本作は、2016年に開催された第69回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門にて見事監督賞を受賞。2013年の第65回カンヌ映画祭 女優賞&脚本賞のW受賞の『汚れなき祈り』と合わせて、ムンジウはカンヌ映画祭3度目の受賞を決めた。【ストーリー】50歳になる医師ロメオには、イギリス留学を控える娘エリザがいる。ロメオには愛人がおり、家庭は決してうまくいっているとは言えない。ある朝、娘が登校途中に暴漢に襲われてしまう。大事には至らなかったが、娘の動揺は大きく、留学を決める最終試験に影響を及ぼしそうだ。ロメオは娘の留学をかなえるべく、警察署長、副市長、試験監督とツテをたより、ある条件と交換に試験に温情を与えてもらおうと奔走する。しかし当の娘には反発され、ロメオには検事官の捜査が迫るーー。【作品情報】映画『エリザのために』公開日:2017年1月28日(土)監督・脚本・製作:クリスティアン・ムンジウ『4ヶ月、3週と2日』、『汚れなき祈り』出演:アドリアン・ティティエニ、マリア・ドラグシ原題:BACCALAUREAT英題:GRADUATION2016/ルーマニア・フランス・ベルギー/カラー/ルーマニア語/128分© Mobra Films - Why Not Productions - Les Films du Fleuve – France 3 Cinéma 2016
2016年11月08日