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サッカーのクラブチームやリーグは世界中にあるが、各国を代表するスター選手が多数在籍し、最高峰のクラブが集まっているのがヨーロッパだ。そのヨーロッパの今シーズンの最強クラブを決める大会「UEFAチャンピオンズリーグ」(欧州CL)が、ついに決勝戦を迎える。攻撃のマンC vs 堅守インテル。欧州サッカーの頂に立つのは?スペインのラ・リーガ、イングランドのプレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエA。これらUEFAランキング1~4位の4大リーグをはじめ、欧州各国の国内リーグで前シーズンの順位が上位だったチームだけが出場できる、欧州サッカーシーンで最も権威ある大会。グループリーグが始まったのは昨年の9月。本大会シードの26チームに予選を勝ち上がった6チームを加えた32チームが、そこから実に9か月かけて戦ってきた。決勝の舞台に進んだのは、マンチェスター・シティ(マンC/プレミアリーグ)と、インテル・ミラノ(インテル/セリエA)。マンCは、準々決勝ではバイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)、準決勝では昨年度優勝のレアル・マドリー(ラ・リーガ)と対戦。難敵を破って2大会ぶりに決勝戦に進出し、悲願の初優勝を狙う(今シーズンは、プレミアリーグでも優勝し3連覇を達成。6月3日のFAカップ決勝の結果次第では、3冠をかけた戦いに!)。インテルは、準決勝で同じくミラノに本拠を置く宿敵、ACミランと対戦。イタリア屈指の名門同士のミラノダービーをホーム&アウェイの2戦合計3‐0と完封。優勝した2009/10シーズン以来、13年ぶりの決勝戦となる。マンCには下で紹介する3人の他にも、グリーリッシュ(イングランド代表)やギュンドアン(ドイツ代表)、昨年のW杯でも活躍したアルゼンチン代表のフリアン・アルバレスら強力なアタッカーが揃う。一方、インテルは強固な守備が持ち味。準決勝の2試合を含めてここまで7試合をクリーンシート(無失点試合)で勝ち上がってきた。両者が公式戦で対戦するのは史上初だ。今シーズンの欧州サッカーのラストを飾るCL決勝戦。対照的な2チームによる、欧州王者をかけた頂上決戦に注目したい!マンチェスター・シティケヴィン・デ・ブライネ絶妙なスルーパスに高速クロス。自ら得点も決められる、攻撃を牽引するキープレーヤー。ベルギー代表。MF。ベルナルド・シウバ準決勝で2得点を挙げた得点力、精度の高いパス、運動量。チャンスメイクに欠かせない存在のMF。ポルトガル代表。アーリング・ハーランド今シーズン、プレミアリーグで36ゴール。シーズン最多得点記録を更新した“怪物”。ノルウェー代表。FW。インテル・ミラノロメル・ルカクパワーとスピードを兼ね備えたストライカー。交代出場で流れを変えるスーパーサブ。ベルギー代表。FW。ラウタロ・マルティネスジェコと2トップを組む、インテルのエース。アルゼンチン代表ならではのテクニック、駆け引きなど得点感覚に秀でたFW。エディン・ジェコ193cmの高さ、強靭なフィジカルに加え、テクニックもあるセンターフォワード。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表。UEFA チャンピオンズリーグ 決勝戦6/11(日)4:00~(日本時間)トルコ・イスタンブールWOWOWで独占生放送・配信。※『anan』2023年6月14日号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2023年06月12日『eスポーツ』×『麻雀』をコンセプトとしたプロジェクトチーム「麻雀eスポーツProject」を発足し、第1回イベント『麻雀eスポーツProject杯 EAST』を開催いたします。大会ロゴ【プロジェクト発足背景】『麻雀』という競技は、娯楽的な要素に加えて、福祉はもちろん教育などにも使用されるなど様々な可能性を秘めております。また、最近では、オンラインを中心にエンタメ性の高さからプレイ人口の増加が著しい競技です。そして、『eスポーツ』は、プロeスポーツプレイヤーやストリーマーの活躍などもあり、市場規模・競技人口ともにここ数年で右肩上がりに増加しております。そのため、新しく新設する「麻雀eスポーツProject」では、競技性という意味合いに加え、エンタメ性という部分での親和性を掛け合わせて、『eスポーツ』としての『麻雀』を前面に押し出して、大会開催や交流イベントを開いていくことを目的に活動をしていきたいと考えています!【第1回イベント『麻雀eスポーツProject杯 EAST』】■『麻雀eスポーツProject杯 EAST』について6月17日(土)22時から6月18日(日)21時59分の間の24時間いつでも対戦可能な四麻の個人戦大会を開催します。予選は四麻東風戦を行い、準決勝・決勝は四麻東南戦を予選通過者+特別通過者等で行います。また、大会の様子はYoutubeチャンネルにて生放送いたします。●開催期間予選(東風戦):6月17日(土)22時~6月18日(日)21時59分予選結果発表:Twitterにて ※予選通過者はTwitterのDMでご連絡ください準決勝・決勝(東南戦):6月24日(土)20時~●実施方法(オンライン):雀魂アプリ内※大会ID:499809●参加条件:段位制限なし●参加方法:各SNSにて詳細の確認をお願いいたします。●ルール詳細:予選は、四人東で行い、連続5戦最高合計精算点で準決勝進出者を決定する。対局は自動マッチングで行い、段位制限は設けない。その他ルール:飛びなし、和了・聴牌終局なし、他は段位戦ルール準拠準決勝進出者は、予選の連続5戦最高合計精算点の上位5名となります。また、予選開催期間に役満をあがった参加者のうち、より開催期間の終盤(6月18日(日)21時59分)に近い時間であがった参加者1名を役満賞にて予選特別通過者として準決勝に進出とします。そして、大会期間中に1局で最も高い点数を出した参加者1名についても最多得点賞にて予選特別通過者として準決勝に進出とします。これに主催者推薦選手1名を加えた合計8名で準決勝を行います。※役満が万が一出なかった場合は、次に高い得点を出した方のうち開催期間の終盤に近い時間であがった参加者を予選特別通過者として準決勝に進出とします。※他の賞と重複した場合は順次繰り上がり通過とします。準決勝・決勝は、東南戦で行います。対局カードは抽選により決定し、基本ルールは予選と同様で行います。●大会配信:公式Youtubeチャンネル【麻雀eスポーツProject】 ※配信者による視点配信は、大歓迎です!●参加者は、ハッシュタグ #MeP_EAST でツイートしてもらえると嬉しいです!!【プロジェクトチーム】団体名 : 麻雀eスポーツProjectYoutubeチャンネル: 公式Twitter : (メンバー)・公人直人公人直人元官僚(文科)で日本eスポーツ連合(JeSU)認定【リアルタイムバトル将棋】のプロeスポーツプレイヤー。eスポーツ教師、JeSU愛知事務局長などの経歴を持つ。Twitter: ・一宮真純一宮真純エリート剣客アイドルVTuber。麻雀大会以外にもVTuber将棋大会の運営なども務める。個人配信ではゲーム実況、歌、雑談などマルチな配信を行っている。Twitter: ・電子れいず電子れいず将棋麻雀系のVTuberとして活動中。主に初級者への指導を行い、各種企画を立ち上げるなど普及活動に勤しむ。Twitter: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月07日今年もバレーボールの国際シーズンが幕を開けた。今年は、来年のパリ五輪につながる重要な大会が続く。その最初がネーションズリーグだ。パリオリンピックへとつながる世界トップチームとの熾烈な戦い。パリ五輪の出場権を獲得するには2つのルートがある。一つは今年9~10月に開催されるパリ五輪予選で8チーム中2位以内に入ること。もしもそこで届かなかった場合は、来年6月の世界ランキングによって出場権を獲得できるかどうかが決まる。ネーションズリーグは、パリ五輪予選に向けてチームを作り上げるためにも、ランキングを上げるためにも、非常に重要な大会。世界トップの16チームが3週にわたって世界各地で予選ラウンドを戦い、上位8チームがファイナルラウンドに進む。日本代表は男女とも名古屋で、予選ラウンド第1週を戦う。昨年、世界ランキングを11位から7位へと大幅にアップさせた男子日本代表は、さらなる躍進を狙う。その中心として期待されるのは、世界最高峰リーグであるイタリア・セリエAで存在感を放ったアウトサイドヒッターの2人、主将の石川祐希と21歳の髙橋藍だ。石川にとっては、セリエAでプレーすることはもはや挑戦ではなく日常。参戦8年目となった22‐23シーズンは、ミラノの大黒柱として、プレーだけでなくリーダーシップも発揮し、強豪を倒してクラブ史上初の準決勝に進出する原動力となった。髙橋は日本体育大学に在籍しながら、覚悟を持ってセリエA参戦を選び、レギュラーをつかんでフルシーズン活躍。持ち前の守備力に加え、高さのある相手に対する攻撃も磨いた。「特にイタリアで力をつけてきたスパイクやサーブを、日本代表でも発揮したい」と意気込む。女子大会は、男子に先立って5月30日に開幕。日本はランキング6位からさらなる上位を目指す。そのために今年掲げるのはサーブ強化だ。主将の古賀紗理那は「サーブでエースを取ったり、崩して、そこからのブロックとディフェンスで拾って速い展開で攻め返すというのが私たちの勝ちパターンになると思うので、そこを見てもらえたら」と語る。勝ちパターンを確立し、来年メダルを獲得するために。パリ五輪に向けた戦いはもう始まっている。龍神NIPPON(男子日本代表)髙橋 藍(日本体育大学)高い守備力を武器に19歳で東京五輪に出場。成長著しい21歳。攻撃力にも自信をつけた。石川祐希(右)(パワーバレー・ミラノ)海外で実績を重ね、目標とする“世界トッププレーヤー”に着実に近づく頼れるエース。西田有志(左)(ジェイテクトSTINGS)躍動感あふれるスパイク、サーブが魅力の点取り屋。豪快に奪うサービスエースに注目。火の鳥NIPPON(女子日本代表)石川真佑(日本バレーボール協会)Vリーグで日本人最多得点記録更新。今年は兄・祐希と揃っての五輪出場権獲得を目指す。古賀紗理那(NECレッドロケッツ)今年のVリーグでNECを優勝に導きMVPを獲得。昨年末に男子代表の西田との結婚を発表。関 菜々巳(東レアローズ)昨年の世界選手権で正セッターとしてベスト8入りに貢献。日本の高速コンビバレーの要。【バレーボール ネーションズリーグ2023】<男子日程>第1週6/6~6/11名古屋第2週6/20~6/25フランス第3週7/4~7/9フィリピンファイナルラウンド7/19~7/23ポーランド<女子日程>第1週開催中~6/4名古屋第2週6/13~6/18ブラジル第3週6/27~7/2タイファイナルラウンド7/12~7/16アメリカ男女とも日本戦全試合、BS‐TBSで放送。※『anan』2023年6月7日号より。写真・アフロスポーツGetty Images取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2023年06月06日横浜に世界の超人たちがやってくる。5月21日に開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上 2023 横浜」だ。最大の注目は、“ふたりの世界王者”が招待されている男子100mだろう。昨年7月に開催されたオレゴン世界陸上で“人類最速”の座に輝いたフレッド・カーリー(米国)と、同大会の男子400mを制したマイケル・ノーマン(米国)が参戦予定なのだ。横浜にトップアスリートが集結。世界のスピードを体感せよ!自己ベストはカーリーが世界歴代6位タイの9秒76で、ノーマンが9秒86。実はカーリーも元は400mが専門で、ふたりはこれまでに世界で3名しか達成していない100m9秒台、200m19秒台、400m43秒台の記録を持つマルチスプリンターだ。その巨大な壁にホームの日本勢は急成長中の坂井隆一郎(大阪ガス)らが挑むかたちになる。現在25歳の坂井は昨年の日本選手権で2位に食い込み、一躍注目を浴びた選手。しかもスタートが持ち味で、後半型といえるカーリーとノーマンを相手に中盤まで互角の戦いを演じる可能性は十分にありそう。ふたりの世界王者を苦しめることができれば、目前に迫る“9秒台”突入の瞬間が見られるかもしれない。男子100m以外にもオレゴン世界陸上のメダリストたちがやってくる。男子走高跳で銀のウ・サンヒョク(韓国)、同走幅跳で金の王嘉男(中国)、女子やり投で金のケルシー・リー・バーバー(豪州)だ。女子やり投はバーバーと銅メダリストの北口榛花(JAL)以外にも、オレゴン世界陸上の入賞者が参戦予定。コンディションに恵まれれば、世界大会の決勝を彷彿させるハイレベルの戦いになるに違いない。トラック種目では男子3000m障害の三浦龍司(順天堂大)、女子1500mの田中希実(New Balance)の積極的な走りと好タイムに期待がかかる。その他の種目は男子が400m、3000m、110mハードル、400mハードル、やり投。女子は100m、3000m、100mハードル、走幅跳が実施される。今年で12回目を迎える今大会。テレビ地上波でライブ中継されるが、ぜひ現地で、世界のトップアスリートのスピード感や躍動感を味わってほしい。男子100mは世界王者に坂井ら日本勢がチャレンジ。フレッド・カーリー(米国)世界歴代6位タイの9秒76を持つ、スプリント大国の絶対的エース。オレゴン世界陸上では金メダルに輝いた。マイケル・ノーマン(米国)日本人の母親を持つマルチスプリンター。昨年のオレゴン世界陸上では400mで金メダルを獲得、今季から100mに本格参戦する。坂井隆一郎(大阪ガス)昨年は日本歴代7位の10秒02をマークして、オレゴン世界陸上で準決勝に進出。日本のホープが横浜で9秒台に突入できるか!?女子やり投 北口榛花(JAL)66m00の日本記録を持ち、世界陸上で銅メダルに輝く。来年のパリ五輪、再来年の東京世界陸上でもメダルを狙う。男子3000m障害 三浦龍司(順天堂大)東京五輪で7位入賞の快挙を果たした21歳。学生駅伝でも抜群のスピードを披露している。女子1500m 田中希実(New Balance)世界陸上は800m、1500m、5000m に出場。プロ選手となり、さらなる高みを目指す。「セイコーゴールデングランプリ陸上 2023 横浜」日時/5月21日(日)12:30(開場)~17:30(競技終了予定)会場/日産スタジアム男子9種目、女子6種目が行われる。TBS系列で生中継。※『anan』2023年5月24日号より。写真・Getty Images文・サカイマサト(by anan編集部)
2023年05月23日この4月から子どもがサッカーをはじめとする何らかのスポーツを始める、または始めたご家庭は多いのではないでしょうか?子どもの成長にとって「スポーツは素晴らしい」のはいうまでもありませんが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。シンキングサッカースクールで子どもたちにサッカーを教えている菊池健太コーチにお話を伺いました。子どもだけではなく、親にもいいことがたくさんあるとのお答えも必見です。(取材・文:小林博子)写真はサカイクキャンプサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■スポーツを通して学べる事はたくさんある「スポーツを通して子どもが学べること、身につけられることは、本当にたくさんあります」そう答えてくれた菊池コーチによると、その「たくさん」の内訳は協調性とチームワーク、洞察力や思考力、礼義など、親として子どもに身に付けてもらいたい能力がずらりと並びます。学校や家庭での学びだけではなく、スポーツもプラスすることでそれらが身に付く理由として大きいのが多様な価値観に出会えるからだということ。もちろんスポーツをしていなくてもさまざまな価値観を持つ人にこれからの人生ではたくさん出会いますが、「スポーツを通して」というところがポイントなのだとか。例えば、菊池コーチが指導しているシンキングサッカースクールでは、「作戦会議」の時間を設けています。子どもたちはその時間を通して、自分とは違う考え方があることを知り、時には意見が食い違っても受け入れ、「聞く力」を身につけていきます。大好きなサッカーを通してなので、その経験がより受け入れやすい状態であることも見逃せないポイントです。子どもの心の成長の加速度はサッカーだからこそ高まるともいえます。多様な価値観があることが早い段階からわかっていることは、心の発達にもつながります。いろんな価値に触れ、尊重しあう経験を通して心が豊かな子どもに成長してくれることでしょう。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■勝ち負けがあるのは悪いことじゃない結果が目に見える=実感できる多くのスポーツが他と大きく違うのは、わかりやすい結果があること。例えばサッカーでは試合ごとに勝ち負けがあります。日々の努力や向き合う姿勢次第で、その結果が変わるというのは、小さな子どもはまだあまり経験してきていないこと。これも心の成長には欠かせません。ちなみに、いわずもがなですが体の成長度もスポーツを通してぐんと高まります。しっかり運動をして適度に疲れ、よく食べてよく眠ることがいいことなのはいうまでもありません。生活にメリハリをつけてくれることにも繋がりますし、体力がついてより健康的な生活ができるようになる子も多いものです。成長目覚ましい子どもの時期だからこそ身につけられる技術もあります。■感謝の心を持つことができれば「礼義」は自発的に身につく多くの親御さんが子どもの習い事で身につけてもらいたいと思うのが「礼義」ではないでしょうか。しっかり挨拶をすること、相手をリスペクトする姿勢などは、普段の生活だけよりも、スポーツや習い事の場で家族以外の人間関係を経験することで身につきやすい能力のひとつです。「礼に始まり礼に終わる」武道などでは、それらをしっかりとルーティンとして身につけることができるのもメリットのひとつ。メリハリのある態度で練習や試合に臨むことができるようになることでしょう。なお、サカイクが提唱している「ライフスキル」の一つである「感謝の心」は、子どもたちから自然な形で礼儀を引き出すことにもつながります。自分がサッカーができるのは、親御さんをはじめとした周囲の大人のサポートやコーチ陣の指導、審判や相手チームの選手たちなどがいてこそ。そう気づくと、周りの人たちへの感謝の心が育まれて態度に現れ、挨拶や態度などの「礼儀正しさ」に反映されるからです。「ちゃんと挨拶をしなさい」と大人から言われるよりも自発的に礼儀が身につくのです。■親としてのスタンスもよりよいものにさまざまな「いいこと」があるスポーツ。最後に菊池コーチが伝えたいとおっしゃったのが「親の成長」でした。それにはこんなエピソードが。菊池コーチが指導を行うシンキングサッカースクールやサカイクサッカーキャンプで子どもたちが使っている「サカイクサッカーノート」には、子どもたちへの質問が書かれ、それに答える形で子どもの気持ちや考えを言語化するページがあります。「サッカーを通してどんな力を身につけたいですか?」「サッカー選手になるための技術」「試合で活躍する力」などを想定しがちですが、この問いに、こう書く子どももいるそうです。「人を大切にする力」この子は前述した「感謝の心」があるからこそ、そう記入したに違いありません。家に帰れば、小学生、中学生のサッカーをする4人の男の子のお父さんでもある菊池コーチ。休日は子どもとサッカーをしたり、お子さんが所属するチームの練習に顔を出す時間もあるといいます。そんな"パパ目線"でも、「サッカーを通して身につけたいのは人を大切にする力」という答えに、はっと気付かされたそう。子どもの成長につれ親もだんだん欲が出てきて「上手くなってほしい」「試合に出て活躍してほしい」と思ってしまいがち。大切な子どもが大好きなサッカーを楽しめるようにという親心からくる願望でもありますね。とはいえ、もっと大切なことを、子どもの心の成長から、学んだ瞬間だったそうです。スポーツを通して子どもが身につけた豊かな心が、親としての子育てのスタンスも良い方向へ導いてくれた好例ではないでしょうか。■スポーツは身体づくりや運動能力だけでなく、心の成長にもつながる身体だけでなく、心の成長にたくさんのメリットをもたらしてくれるスポーツ。それぞれの種目の特徴によって身に付くものに細かな違いはありますが、総じて言えるのは「スポーツは心を豊かにし、人間として成長させてくれる」ということです。「春から何か始めさせてあげたい」とお思いでしたら、ぜひその何かをはじめてみてはいかがでしょうか。その時に「サッカー」もぜひ選択肢にいれてもらえたら、サカイクとしては嬉しいです。菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年04月21日ボールあるところにその姿あり。素早い判断で攻撃をビルドアップ。東京サントリーサンゴリアスの齋藤直人選手のインタビューをお届けします。「“ボールの傍(そば)に常に齋藤がいる”と気づいてくれたら嬉しいです」試合運びの起点となる、スクラムハーフを担う齋藤直人選手。「端的に言えば、どうやって勝つかをコントロールする役目です」165cmと小柄な体で、2mを超すような大柄のフォワードたちが押し合うスクラムや、モールやラックと呼ばれる密集戦に飛び込みボールをピックアップ、相手の布陣を見ながら、パスか、キックか、あるいは自分で走るかを瞬時に判断する――。「相手の弱みを把握しながら自分たちの強みをどうやってぶつけるか、逆に相手の強みをどう防ぐか。僕ならではの武器=“予測”を活かして次の展開を読みながらチームを動かしています」遡れば、父親にラグビースクールへ「自分の意思とは関係なく連れていかれた」のは3歳の頃。「ボールを持って走る、体を当てる、それが楽しくて」いつしかラグビーが大好きになり、今や日本を代表するスクラムハーフに。「興味があること、好きなことはとことん突き詰めたいタイプ。目標に対してならどんな犠牲を払ってでも成し遂げたいと思います」と自身の性格を分析する。言うまでもなく、そのターゲットとなったのがラグビーだ。その魅力とは、「まずは体がぶつかる激しさ、迫力でしょうか。試合によっては掴み合いになるなど激しいイメージがあるかもしれませんが、卑怯なプレーや騙し合いなどは一切しません。ごまかしの利かないスポーツであることがラグビーの良さだと思います。試合終了後はチームの垣根を越えた交流が持てることも特徴ですね。そのおかげで世界中に知り合いがいます(笑)」観戦のハードルとして、よく言われるのがルールの難しさだが、「全てを頭に入れてから臨む必要はなく、観ながら少しずつルールを知っていくというのでも楽しめます。最近は反則時に場内放送で説明が入るなど、初心者の方にもわかる工夫がされているので、臆せずに来ていただきたいですね」齋藤選手が主戦場としているのがリーグワン。日本ラグビーの新たな歴史を刻むべく昨年に誕生したばかりのリーグだ。「国内に限らず、世界トップレベルの選手が活躍しているので、海外からも注目されています。今年は9月からフランスでワールドカップが開催されるので、リーグもいっそう盛り上がると思います」最後にワールドカップについての思いを聞くと…。「自分の持つ大きな目標のひとつ。必ず出場したいです」所属するチーム、東京サントリーサンゴリアスには同じスクラムハームのポジションに、前回ワールドカップで不動のレギュラー、現在も代表候補の流大選手も在籍。「そのことは入団を迷うポイントにはなりました。ただ、当時の監督に『日本代表が目標ならどうせ競わなきゃ行けないんだぞ』と言われて入団を決めました」柔和な笑顔のうちに秘めた、強い思いは、チームで、代表での結果となって表れるはず。観戦のしかたジャパンラグビー リーグワンはディビジョン1(D1)からD3まで全23チーム。齋藤選手の東京サントリーサンゴリアスは最上位D1の3位(3/31現在)で、5月に上位4チームが参加するプレーオフトーナメント進出圏内。チケット購入は、リーグワン公式サイトもしくは各チーム公式サイトからが一般的。各チームのファンクラブに入ると優先的に購入できる。価格は試合にもよるが一般自由で2000~3000円前後~。迫力満点の攻防をぜひ一度スタジアムで体感してほしい!世界との戦い9/8から10/28まで、フランスでラグビーワールドカップ2023が開催予定。日本は前大会の結果により出場が決まっている。出場20か国はプールA~Dの4グループに分かれ、各プール上位2チームが決勝トーナメントに。世界ランキング10位の日本の入ったプールDは他にチリ(22位)、イングランド(6位)、サモア(12位)、アルゼンチン(8位※順位は全て3/27現在)の4か国が。代表候補の齋藤選手の活躍で前回を上回る成績を期待したい。さいとう・なおと1997年8月26日生まれ、神奈川県出身。スクラムハーフ。ラグビーの強豪校、桐蔭学園高校と早稲田大学で共に主将を務め大学では日本一に導く。大学3年時に学生で唯一日本代表候補に選出。卒業後は「子どもの頃から憧れだった」という東京サントリーサンゴリアスに入団。入団4シーズン目の今年は共同キャプテンとしてチームを引っ張る立場に。※『anan』2023年4月19日号より。写真・濵田茉里(A.K.A.)ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年04月18日日本の若者は、先進諸外国に比べて、自己肯定感が低いというデータがあります。『子ども・若者白書』(平成26年版/内閣府)によると、日本の若者(13歳~29歳)で、自分自身に満足していると答えた人の割合は、アメリカ(86.0%)、イギリス(83.1%)、フランス(82.7%)、ドイツ(80.9%)、スウェーデン(74.4%)、韓国(71.5%)に対し、わずか45.8%にとどまりました。そこでサカイクでは、サッカークラブやコーチの関わりが子どもに与える影響について調査しました。令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】における設問に対し、東京都大田区で活動する大森FCの選手85名に回答してもらい比較したところ、全国調査に比べ、自己肯定感がとても高いという結果が出ました。「自分には、よいところがあると思いますか」への回答「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」で79.3%出典:令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】同じ質問の大森FCの回答「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」で100%、「どちらかといえば、当てはまらない」「当てはまらない」という回答は無かった強豪クラブによくある、所属選手がJクラブへと移籍する際の、自己肯定感の重要性とは?(取材・文:鈴木智之写真提供:大森FC)写真提供:大森FC<<前編:スポーツの特性やコーチの関わり方が子どもの自己肯定感や幸福度にどの程度影響するのか【サカイク調査結果】サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■大森FCに所属することで感じる、自己肯定感の高まり本田さん大森FCは親身になってくれるというか、コーチ陣の雰囲気が温かいと感じます。練習試合に行くとよくわかるのですが、いまだにコーチが怒鳴ったり、人格否定するような言葉をかけるチームはたくさんあります。もちろん、大森FCのコーチもただ優しいだけでなく、指導として必要なときは厳しく言ってくれますが、愛ある指導というか、感情的にダメだと怒ったり、怒鳴るようなことはありません。それも、子どもたちの自己肯定感を高めることにつながるのかなと思います。だから、コーチのことが好きで、サッカーも嫌いにならずにやっていけているのではないでしょうか。周りの子のレベルが高くて、たくさん要求されて上手くプレーができなかったり、コーチが厳しすぎて自分が出せずに、サッカーが嫌いになるという話を聞くこともありますが、うちの子がそうならずに、楽しみながらも厳しく、上を目指して頑張れているのは、コーチのおかげもあると思います。西川さんコーチが作る雰囲気もそうですし、子ども同士が、お互いの良いプレーを言い合うことが多いんです。「お互いの良いところを言い合ってみよう」と言ったら、ポンポン出てくると思います。スタメンの子もサブの子もいる中で、互いにそれぞれの良さがわかっているんですよね。サッカー面で良いところを言う子もいれば、「この子はポケモンカードをいっぱい持っていてすごい」とか(笑)、サッカーだけに拘らない価値観を共有しながら、サッカーをすることができる環境って、なかなかないんじゃないかなと思います。子どもが子どもらしくいられて、なおかつサッカーも楽しめるのが良いところだと思います。小島代表サッカーだけに集中させないというか、いろんな価値観を持っていいよという雰囲気づくりは意識しています。たとえば、Jクラブに行けるかもしれない子がいた場合、無条件に行かせてあげるのではなく、コーチ陣でミーティングをして、「その選手はJクラブに行ったとして、自己肯定感を感じることができるか」については、結構話し合います。自分よりも上手な子がいる中へ入っていくことで、その選手の自己肯定感は高まるのか。それとも自信をなくしてしまい、自己肯定感が下がるのか。子どもの性格や状態によっては「いまは止めておいたほうがいい」と言うこともあります。当然、選手の自己肯定感が高く、失敗から学ぶことができる状態であれば、何も問題はありませんが、レベルの高い環境に行くことで、自信をなくして、つらくて心が折れてしまうこともあります。それであれば、良い状態になってから移籍しても遅くはありません。そこは、その選手の人生に関わることなので、選手とも保護者とも、コーチともたくさん話をして決めて頂いています。大事なのはチームが強くなることよりも、大森FCに関わるみんなが成長することであり、サッカーが生きがいになること。そのためには、選手もスタッフも保護者も、みんなでチームとしてやらないといけません。コーチ同士も結構な量で話をしていますし、クラブの価値観を共有することで、子どもたちの中にちょっとずつ伝播していってくれたらと思っています。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■子どもが失敗したときの、自己肯定感を損なわない接し方写真提供:大森FC本田さんできなかったことを責めると、自己肯定感が高まらないと思うので、サッカーにしても勉強にしても、できなかったことに対して、「こういうところがいけなかったから、こういう結果になったね」と話をするようにしています。上手くいったとき、成功したときは、「勉強なりサッカーを毎日やったから、こういう良い結果になったね」と、しつこいぐらいに言います。たとえば、セレクションがあるからリフティングを頑張ろう。朝練を一ヶ月間やろうと言って、実際にやって良い結果が出たときに「毎日頑張ったから、この結果になったんだよ。自分の努力でそうなったんだよ」というような声をかけます。成功も失敗も「原因があって、結果があるんだよ」と伝えることが大事だと思っています。その中で、失敗だけを指摘するのではなく、次に繋げられるような声かけを心がけています。そうすると「やればできる、やらなかったらできないんだ」ということが理解できるかなと思うのです。「自分は何をやってもできない」と感じてしまうのが、一番怖いことなので「やればできる」「やったからできた」「やらないとできない」という気持ちを忘れないような接し方を心がけています。それが自信につながり、「自分はできるんだ」という自己肯定感につながるのだと思っています。西川さんうちの子は3月生まれなので、「みんなはもうできるのに、自分はできない」というところからのスタートでした。そこでまずは「できないならできないでいい。できない自分を受け止めよう」という話をしました。そして「できないことで、何が嫌だったの?」と、彼の気持ちを言語化するようにしました。「何でもかんでもみんなと同じにできるようにならなくていいよ」「自分がやりたい道をみつければいいよ」という話をしました。それが自己肯定感につながるのかはわかりませんが、長い目で見てあげることも大事なのかなと思います。小島代表大森FCには「ローカルヒーローズ」という言葉があります。地域のヒーローという意味で、三笘薫選手や久保建英選手のように、地域から世界へ羽ばたいていけばいいねと。そこを目指して育成する中で必要なのは、その選手が持っている武器です。キックが強い、足が速い、性格が明るいなどなんでもいいのですが、その武器を発揮してチームに貢献できたときに、自己肯定感は高まるのではないでしょうか。一方で、自分にはこれができない、この選手はここが足りないと、「足りないもの探し」をすると、いつしか自信は失われていきます。そもそも、足りないものに目を向けていてもキリがありませんよね。できなかったことよりも、できることに目を向けて、その選手の特徴や個性、武器を軸に、問いかけをするようにしています。「キミのこの部分、めちゃくちゃ良いね!」というように認めてあげることで、自己肯定感も高まっていくのではないでしょうか。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年04月17日現在Bリーグは2022‐23シーズンの終盤戦。その熾烈な首位争いに絡んでいるのが、河村勇輝選手が所属する横浜ビー・コルセアーズ。今季プロ契約をした河村選手は、新人王やアシスト王などが期待されるほどの活躍ぶりで、注目度No.1の新星だ。リーグ屈指のスピードスター。得点力も際立つ驚異の司令塔。「コートの中にいる時は、誰よりもうまいという気持ちで戦っています。その自信が持てるだけの準備はいつだって整えているので、プロ1年目だからといって臆することはありません」バスケの強豪校である東海大学を中退してのプロ入り。即戦力として実力を発揮しながらも、プロの壁を感じる部分もあるという。「学生時代は基本的に日本国内の選手との対戦でしたが、Bリーグには世界中からトップ選手が集まってきています。自分にとってのバスケットボールの水準が、いきなり世界レベルに上がった感覚です。そこで見えてきた課題を改善しながら、バスケ選手としても人としても厚みを増していければいいなと思っています」幼い頃は野球少年だったという河村選手。小学2年生の時に「ユニフォームがかっこいいから」との理由でバスケットボールに転向。以来バスケ一筋だが、その魅力について聞いてみると、「球技の中でも、展開が早いところ。点数の取り合いになるので、中だるみすることがあまりないんです。40分間ずっと楽しい。あとは野球やサッカーと比べると、アリーナというコンパクトなスペースでのプレーなので、観客席との距離が近い。そのぶん、間近に応援を感じられる良さもあります」また、Bリーグには、海外とは違う、こんな魅力もあるという。「例えば、NBAの試合を観ていると、いいプレーに歓声が上がるのはもちろん、悪いプレーはブーイングが起こるなど、観客の個性が強いというか。それも面白さではあるんですけど、Bリーグのファンの人たちは、一丸となってチームを応援してくれる印象です。選手としては、その一体感に後押しされることが多々あります」今シーズンが終わると、8月には4年に一度のワールドカップが日本など3か国で開催。河村選手はアジア予選に続き、本大会でも代表入りを目指している。「近い将来の目標として、ワールドカップや2024年のパリオリンピックのメンバーに入りたいということは、ずっと考えてきました。去年の夏から代表に選出してもらっていますが、NBAでもプレーされていたトム・ホーバスヘッドコーチのアドバイスなど、世界と戦ううえで学ぶことが多い。いずれは海外でプレーしたいと思っている自分にとって、日本代表での経験は大きな財産です」明確な目標に向け、バスケ中心の日々。ホームアリーナが横浜ということもあり、息抜きにはふらっと近所の海へ。「海岸を散歩したり、海をぼんやり眺めたり。体を休めることも大切なので、自然が好きな自分にとっていいリフレッシュです」観戦のしかたBリーグはB1からB3まで全部で54チームが所属。河村選手の所属する横浜ビー・コルセアーズはB1中地区2位(3/31現在)で5月の「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022‐23」進出圏内。チケット購入は、Bリーグ会員に無料登録し公式サイトで購入するのが一般的。各チームのファンクラブに入ると優先的に購入できる。価格は試合にもよるが一般で3000円前後~。屋内競技で、身近に選手を感じることができるのも魅力。世界との戦い8/25から9/10の間、フィリピン、日本(沖縄アリーナ)、インドネシアでFIBAバスケットボールワールドカップ2023が開催予定。予選を勝ち抜いた32か国が優勝目指して集う。出場が決まっている日本代表(AKATSUKI JAPAN)は予選リーグを全て沖縄で戦う予定。FIBAのランキングでは36位だが上位チームへのジャンアントキリングをもくろむ。河村選手も2022年から代表チームに参加、本大会での活躍に期待大!かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。ポイントガード。福岡第一高校では全国タイトルを獲得。’20年1月、特別指定選手として三遠ネオフェニックスに入団、18歳8か月で当時のB1史上最年少出場および得点をはたす。東海大学進学後、在学中に特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズに入団。今季よりプロ契約、司令塔として活躍中。’22年7月、ワールドカップアジア地区予選、台湾戦で日本代表デビュー。※『anan』2023年4月19日号より。写真・濵田茉里(A.K.A.)ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年04月17日『子ども・若者白書』(平成26年版/内閣府)によると、日本の若者(13歳~29歳)は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、韓国といった諸外国に比べ、自己肯定感が低いというデータがあります。自分自身に満足していると答えた人の割合は、アメリカ(86.0%)、イギリス(83.1%)、フランス(82.7%)、ドイツ(80.9%)、スウェーデン(74.4%)、韓国(71.5%)に対し、日本はわずか45.8%にとどまりました。そこでサカイクでは、サッカークラブやコーチの関わりが子どもに与える影響について調査しました。令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】における設問に対し、東京都大田区で活動する大森FCの選手85名に回答してもらい比較したところ、全国調査に比べ、自己肯定感がとても高いという結果が出ました。「自分には、よいところがあると思いますか」への回答「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」で79.3%出典:令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】同じ質問の大森FCの回答「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」で100%、「どちらかといえば、当てはまらない」「当てはまらない」という回答は無かったなぜ、大森FCの子どもたちは、自己肯定感が高いのでしょうか?クラブの代表を務める小島直人氏と小学4年生のお子さんをお持ちの保護者2名に話を聞きました。(取材・文:鈴木智之写真提供:大森FC)写真提供:大森FCサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■大森FCに子どもを通わせることになった理由本田さんうちの子は小学2年生の終わりに、大森FCに入りました。入会前に練習参加をしたところ、子どもがすぐに「このクラブに入りたい!」と言ったことがきっかけです。練習参加で緊張していたところ、周りの子が「どこから来たの?」「名前は?」などと聞いてくれて、すぐに仲間の輪に入れてくれたことがうれしかったようです。西川さんうちの子は小学3年生の4月に入りました。いくつかのクラブに練習参加したのですが、子どもが「このクラブがいい!」と即答でした。練習参加の後に、みんなで鬼ごっこをしたのが楽しかったそうです。私としても、子どもがすぐに打ち解けて、コーチもすごく良い雰囲気で鬼ごっこを見守っていたので、良さそうなクラブだなと思いました。小島代表大森FCは、以前からたくさんの子が練習参加に来てくれるクラブです。そのため、新しい子が来たときに「名前、なんて言うの?」といったように、話しかけることが伝統になっています。みんな、その経験を経てクラブに入っているので、自然とそうなっていくんですよね。コーチがそうしろと言っているわけではなく、みんなが仲間として受け入れる空間があります。それが自己肯定感の高さにつながるところはあるのかもしれません。練習参加した子が「練習後の鬼ごっこが楽しかった」と言ってくれていましたが、それも自然に発生するもので、サッカーのときもあればバスケットをすることもあります。練習が終わった後に、みんなで楽しく遊ぶのは、友達になれる時間なので、コーチは口を出さずに見守っています。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■大森FCに入って、子どもが変わった、成長したところは?本田さん試合中に声を出すことと、自分のことは自分でするようになってきました。うちの子の学区では、小学4年生から宿泊学習をするのですが、大森FCでは頻繁に合宿があるので、荷物の準備を自分でしたり、わからないことがあれば先生やコーチに聞くことが、自分からできるようになってきました。大森FCに入るまでは、困ったことがあっても恥ずかしくて大人に聞くことができなくて、気づいてもらうのを待つことが多かったのですが、困ったことがあったら、自分から主張して、コーチなり誰かに助けてもらうことができるようになりました。西川さん大森FCのコーチは、子どもを子ども扱いしないところがあります。当初、うちの子はそれを怖いと感じていました。保育園や学校の先生は、子どもを子ども扱いして、優しく接してくれることが多かったんです。大森FCに入って、子どもを子ども扱いせず、対等に扱ってくれることに、最初は戸惑っていました。「コーチが怖い」って。私としては、「どこが怖いの?」みたいな感じだったのですが(笑)。それが、徐々に「コーチは面白い」に変わってきました。いままでは優しい先生と接することが多くて、大森のコーチに対して身構えてしまったところがあったのですが、いまはどの学年のコーチとも楽しそうに接しています。トップチームの選手たちとも絡むことがあり、あるとき「トップチームの選手にジュースをおごってもらっちゃった」と、うれしそうに話していました。同世代だけでなく、幅広い世代の人たちと接する機会が多いことで、コミュニケーション能力が上がってきたと感じます。小島代表色々な大人と接することで、感性が磨かれることはあると思います。なので、なるべく同じコーチが連続して指導をしないようにしていて、いろんなコーチのいろんなアプローチの仕方を知ってほしいです。たとえば一人のコーチと合わないときは、私にでもいいし、他のコーチでも、ユースの監督でもいいので、誰かに相談できる環境があることが大事だと思っています。海外のビッグクラブには、食堂のおじさんや掃除のおばさんなど、気軽に相談できる人が身近にいます。大森FCでも、相談しやすい人をみつけてほしいと思っています。■自己肯定感の重要性について感じること西川さん自己肯定感とは、自分を自分で受けられることだと思います。自分のことを自分で認めることができないと、自分と違う人に対してアレルギーを持ってしまいますよね。自分を理解していると、自分と違いがある人に対しても、受け入れられるようになるのかなと思います。本田さん自己肯定感が強くないと、心の悩みが増えてくるのではないかと感じます。否定されることが多い環境だと、私なんてどうせ......、という考え方になってしまいがちです。自己肯定感があると、困難にぶつかったときのベースになるというか、自分を支えてくれる根本の自信になると思います。小島代表大森FCはサッカークラブですが、売り物にしているのは、生きがいや成長です。それは全スタッフと共有していて、子どもたちはサッカーが好きで上手くなりたいと思っています。サッカーはミスのスポーツなので、失敗するのは当たり前。大事なのは、その失敗を受け入れて、どう成長していくかです。そのプロセスがサッカーには詰まっていて、コーチたちもチャレンジを奨励するような接し方をしています。その繰り返しが、自己肯定感につながっていくのではないでしょうか。■生きがいと自己肯定感写真提供:大森FC大森FCの小島代表、保護者のみなさんに話をうかがっていると、「子どもを一人の人間として認め」「チャレンジをうながして、失敗しても良い」という雰囲気を作ることで、伸び伸びとサッカーに取り組み、その結果、成長していくというプロセスを感じました。小島代表は「サッカーを通じて、生きがいを与えたい」と言っていましたが、生きがいを感じることと自己肯定感を高めることは、とても密接な関係にあるのではないでしょうか。次回の記事では、自己肯定感をなくさないために、子どもたちと接する上で心がけていることについて紹介します。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年04月11日国内男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」のバレンタイン企画「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」。今年の1位は、大注目の大型新人・河村勇輝選手に決定!シーズン終盤、フルスロットルで活躍する彼の素顔に迫ります。かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。身長172㎝。ポジションはポイントガード。’22年3月、東海大学を中退、横浜ビー・コルセアーズとのプロ契約を発表。今年の「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」で1位を獲得したのは、横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)の河村勇輝選手。昨年プロ入りするや、瞬く間に大活躍。いま最も注目されている選手の一人といえる。「1位を獲れたのはブースター(Bリーグのファン)のみなさんが、僕のプレーを評価してくれたからこそだと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。チームメイトには、冷やかされましたけど(笑)」チームでは年下の21歳。国内屈指のバスケットボール強豪校の東海大学を中退し、プロ入りを果たした。「プロになることを意識し始めたのは、高校2年生くらいの頃です。それまでは、両親と同じように教員になりたいと思っていました。バスケットボール選手になるなんて、非日常的な気がして…。でも、バスケをやっていくうちに、高みを目指して挑戦することが、自分の性に合うと感じるように。今年の夏には日本でワールドカップが開催されますし、2024年にはパリオリンピックがあります。そういう大きな舞台に立つには、大学でプレーを続けるより、国内最高峰のプロバスケットボールリーグ、Bリーグで一刻も早く自分をアピールする必要がある。その思いでプロ入りを決意しました」横浜BCは現在、中地区優勝圏内(3月中旬時点)。その勢いを牽引する存在であるとともに、日本代表にも選出され、2月のW杯アジア予選では勝利に貢献している。「自分の武器はクイックネスと、渡す相手を見ないでパスを出すノールックパス。敵はもちろん、観ている方も欺くようなノールックパスで、バスケットボールの面白さを感じてもらえたらと思っています」身長172㎝とバスケットボール選手の中では小柄なことから、チームメイトからは〝おちびちゃん〞とも呼ばれているそう。「年下ということもあって、いじられキャラです。でも、そういうコミュニケーションから信頼関係が築けているので、どんどんいじってくださいって思っています」平均年齢も若く、オフの日は、チームメイト全員で会食することもよくあるという仲の良さ。ほかにも、休日にはこんな人と過ごすことが…。「大学時代の先輩で千葉ジェッツの大倉颯太選手とは、2人でドライブやグランピングをしたり、サウナに行ったり。興味のあることが似ているので、よく一緒にいます。苦手だったうどんのおいしさに気づかせてくれたのも、大倉選手でした(笑)」B.LEAGUE モテ男No.1決定戦、ベスト3を発表!Bリーグが毎年バレンタイン時期に行うファン投票イベント「モテ男No.1決定戦」。各チームから1名ずつがエントリーし、TwitterやLINEなどでの投票を実施。1位の選手は『anan』に出演!という特典(!?)付きで、昨年は河村選手とも仲良しの、千葉ジェッツの大倉颯太選手が1位を獲得。今年は横浜ビー・コルセアーズの河村選手が“モテ男No.1”となり、2位は琉球ゴールデンキングスの牧隼利選手、3位は宇都宮ブレックスの荒谷裕秀選手に決定した。1位 河村勇輝46,630票(横浜ビー・コルセアーズ #5)2位 牧 隼利38,338票(琉球ゴールデンキングス #88)3位 荒谷裕秀28,063票(宇都宮ブレックス #11)ブルゾン¥43,450(ウィリー チャバリア/ジェットン ショールーム TEL:03・6804・1970)シャツ¥8,800(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン TEL:0120・099・501)靴¥29,700(ヨーク/HEMT PR TEL:03・6721・0882)その他はスタイリスト私物写真・濱田茉里(A.K.A.)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・保手濱奈美撮影協力・横浜カントリー・アンド・アスレティック・クラブ横浜ビー・コルセアーズB.LEAGUE※『anan』2023年3月29日号より。(by anan編集部)
2023年04月03日なぜ日本のために戦うのか。それは恩返しだと断言する森保一監督。今夜のウルグアイ戦前に一読すべき、監督が掲げる“森保ジャパンが戦う意義”と現在の心境とは。【森保一監督が語る“つながるチカラ”3】カタールW杯から約3か月。森保 一日本代表監督は、「日本代表の勝利のために。日本サッカーの発展のために。社会に貢献できるように」という原理原則を起点として、問題の対処法を考えるようにしていたと語る。ここではその3つ目である、“社会貢献”の観点からお話を伺った。社会のために~応援してくれるからプレーできる。“3つの気”を届けることが恩返し。©JFA「批判されるというのは注目されている、試合を観ていただいている証しと、ポジティブにも受け取っています」批判に対してもポジティブに受け止めている、という森保監督。「大事なのは国内でサッカーがより認知されること。日常にサッカーを感じてほしいんです。そして、観ていただいている時間は、喜怒哀楽を出してほしい。一喜一憂したり、予期できない展開に興奮したり、そこで日々のストレスを発散してもらえたら。サッカー観戦をそういう時間にしてもらいたいと思っています」森保監督の原理原則のうち、3つ目は社会貢献のために。その心を聞いて、なぜ森保監督の根幹となる部分にこの考え方があるのか、腑に落ちる人は多いかもしれない。「日本のため、国民の方々のために我々は戦っていますが、代表活動は多くの方々の支援や応援があるからこそできることです」このことは、日本代表というチームだけでなく、選手一人ひとりにも言えるという。「試合で活躍した選手は、ある意味スーパースターで特別な存在として見てもらえます。それはやりがいとなり、大舞台に立つことを目標にし、叶えるべく自分を奮い立たせることができる。加えて、彼らのプレーを観にお金を払って来てくれる方々がいるから、好きなサッカーを続けられるんです。実際は、特別な存在ではなく一人の人間であることを忘れずに、活動していくべきと考えています。私たちはみなさんにしてもらうだけではいけない。お互いが支え合うべきであり、プレーを通して恩返しをしたいと思っています」具体的なこととして、森保監督が掲げたモットーとは?「日常にエールを送りたいんです。チームとして“元気、勇気、根気”の3つの気を届けたいと思っています。一番は元気。日常の活力になってほしい。勝敗の枠を超えたパワーを感じて、日ごろのエネルギーの糧にしてほしいですね」元気と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが、W杯4大会連続出場となった長友佑都選手。試合前後のインタビューで事あるごとに「ブラボー!」と絶叫し、私たち視聴者のテンションを上げ、勝利の喜びも増大させてくれた。「次は勇気。選手は毎試合、最善の準備をして、果敢にチャレンジをしています。みなさんにも日常の一歩を踏み出すためのチャレンジをしてもらいたいんですね」ドイツ戦で見せた浅野拓磨選手の執念ともいえる逆転ゴールは、勇気そのものと言ってもいいだろう。前回のロシア大会では招集外で帯同メンバーとしての参加となり、苦杯をなめた。《その日から今日(ドイツ戦)のために全力で準備してきた》という言葉が、森保監督の思いと重なる。「そして、根気。日々の暮らしは楽しいだけではなく、続けなければいけないこともありますよね。選手のアグレッシブなプレーを観てもらい、諦めずに頑張ろうという継続力を持っていただけたら」“三笘の1ミリ”でピンとくる人も少なくないだろう。スペイン戦、ゴールラインギリギリで三笘選手が折り返したボールが好アシストとなり、田中碧選手が逆転決勝弾を決めた伝説級のシーンだ。諦めない姿勢が最高の結果をもたらすことを見事に体現してくれた。2026年のW杯では、新しい景色を見せたいです。今大会の森保ジャパンの躍動は、日本に限らず、世界各国が興奮のるつぼと化した。彼らが与えた衝撃は、ポジティブな影響を多くの人に与えただろう。社会貢献という面では目標を達成できたといえるが、森保監督にはどうしても拭い切れない思いがある。「カタールW杯では、喜びもありチームで成長も感じられました。ですが、最終的にはベスト8以上という目標はクリアできなかった。日を追うごとに、悔しさはどんどん募っています。次回、2026年のアメリカ合衆国、メキシコ、カナダの北中米3か国共催のW杯では、みなさんに新しい景色を見せることができるよう、時代の進化に対応しながら、個の力をもっと伸ばして成長したいです。そのなかで、勝利をより大きく積み上げていきたいと思っています」スタンドに向かってハートマークを作ったり、深々とお辞儀をしたり。試合終了後のサポーターに対する真摯な対応も、森保監督の温かい人柄をよく表している。©JFA森保監督は愛に満ち溢れた人だと思う。そう伝えると、「愛と表現するのは恥ずかしいですが、愛情と相手を尊重する気持ちは常に持っています」と照れた表情を見せた。多忙な合間をぬって取材に応じ、一つ一つの質問に丁寧に答えてくれた姿勢からも、森保監督の愛情が伝わってきた。勝利や利益を目標に掲げるのは当然だが、チーム作りに必要な信頼関係や求心力といった“つながるチカラ”の源は、突き詰めれば“愛”だ。それなしでは一体感は生まれない。もりやす・はじめ1968年8月23日、長崎県生まれ。現役時代はサンフレッチェ広島、ベガルタ仙台などでプレー。元日本代表。1993年の“ドーハの悲劇”を経験。現役引退後は広島の監督、東京五輪代表監督、ロシアW杯日本代表コーチなどを経て、2018年7月より日本代表監督。※『anan』2023年3月8日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年03月24日新生森保ジャパンが今夜初陣!そこで森保一監督が丁寧に答えてくれた、選手への思いをご紹介します。感謝とリスペクト、2つのキーワードから見えてきたものとは…。【森保一監督が語る“つながるチカラ”2】選手のために~結果に至るまでの過程を評価し、感謝と敬意を込めて接する。クロアチア戦終了直後に撮影された、三笘選手とのツーショット。森保監督と選手一人ひとりとの信頼関係の強さも、森保ジャパンの特徴の一つ。©JFA選手は一人の人間で、そこには心があることを忘れてはならない。そう語る森保監督の、選手への思いを象徴する印象的な写真がある。号泣する三笘薫選手を、監督が優しくハグしている姿だ。1‐1の同点からPKにもつれこみ惜しくも敗れた、カタールW杯決勝ラウンドのクロアチア戦。終了直後のバックヤードで撮られたその一枚は、瞬く間に日本はおろか世界中に拡散された。「『みんなすごいよ!』って、日本代表の活動がある度に思っています。彼らはピッチ内外で想像以上の努力をしていますからね。それは、自分が成功するためにという冷めた表現もできますが、うまくなりたい、自分をより高めたいという強い向上心を見せてくれているのだと思っています。そして勝利のため、仲間のためにという気持ちを持ち、試合ではチームの要求に対して、どの選手も真摯にベストを尽くして頑張ってくれる。私は、勝つことに至るまでのそのプロセスを評価してあげたい」同じくクロアチア戦当日、体調不良のため欠場を余儀なくされた久保建英選手を見舞い、言葉かけやグータッチをしたというのも森保監督の人柄がわかるエピソードだ。選手へのリスペクトは、日本代表が解散し選手が所属チームに戻る時も。監督は宿舎を出発する選手一人ひとりを見送るという。「彼らが代表の活動に参加するということは、各所属先でそのポジションが空くということ。不在の間に他の選手に奪われる可能性があり、戻った時に居場所があるという保証はないんですよ。そうしたリスクがあることを覚悟して代表の活動に参加してくれているんですね。それに、代表チームの活動期間になるとクラブやリーグはオフになる。クラブに残る選手はリフレッシュできる状態を作れますが、代表に招集された選手たちは、より高いレベルのなか、キツいプレッシャーを感じながら戦うわけです。そして休息を終えた所属クラブのもとへ、疲弊したカラダで戻り、そこでまた新たな戦いをしていくことになります」代表選手ともなれば何万人もの観衆のなかでプレーをし、チームを勝利に導けばヒーローになれる。「確かに華やかな世界ではあります。でも実はすごく大変なんです。それがわかるので“ありがとう”という感謝とリスペクトの気持ちを持って見送っています。所属先でも充実した時間が過ごせるようにという思いも込めていますね」森保ジャパンのキャプテンを4年間務めてきた吉田麻也選手が、W杯を振り返って涙ながらに吐露した《いろいろな監督のもとでやってきたなかで、間違いなく一番尊敬できる監督。もう1個上に連れていってあげたかった…》。この言葉からも、選手と監督の強い絆が見て取れる。また、森保監督の人間性と求心力、それはミスをした選手や、今大会で一度も出場機会のなかった選手への接し方からも垣間見えるかもしれない。「基本的には、その選手の良いところ、武器を伸ばすようにアドバイスしますが、最低限のレベルアップをしてもらいたい場合は、成果(今できていること)と課題(足りないところ)の両方をできるだけはっきりと伝えています」試合の前後やトレーニング中、積極的にコミュニケーションをとる森保監督。“褒めて伸ばす”が基本姿勢ではあるが、敗戦などで改善点が見つかれば、成果と課題をセットでわかりやすく伝えることを心がけているという。 ©JFA心身を鍛錬してきた一流選手でも、思うようなプレーができない時は自信を喪失したりクサることもある。監督の言い方によっては信頼関係が揺らぐ可能性も出てくる。だが、ドイツ戦やスペイン戦で勝利が決まった瞬間、全身で喜びを表現しながらピッチに駆け出すベンチメンバーの姿を思い出せば、森保監督のもと全員が同じ方向を向いていたと多くの人が確信するだろう。ただその一方で、見方によっては、そもそも監督のやり方を理解した、信頼できる選手を集めたからともいえるのでは…。「(少し考えてから)合っているようで、合っていないような(笑)。選手の選考にあたっては、できるだけニュートラルに、何をしているかを見ています。もちろん、力のない選手は呼びませんが、この4年間、信頼できる選手を見極めてはきました。川島(永嗣)や柴崎(岳)は、出場はなかったですが、力があったうえでチームを支えることもできると思い声をかけました。世界と戦えるレベルであることはもちろん、上田(綺世)がいい例ですが、所属先で結果を出しているかも判断材料です。コーチと共に総合的に見て決めています。例えば、一人の選手に対して賛成が私だけで反対が10人なら、私は10人の意見を採ります」選手たちはみな、我が強いとも話してくれた森保監督。それでもあの一体感が生まれたのは、監督の“心”あるコミュニケーションとマネージメントの賜物だろう。“つながるチカラ”は、言い換えれば心が通うことでもあるのだ。もりやす・はじめ1968年8月23日、長崎県生まれ。現役時代はサンフレッチェ広島、ベガルタ仙台などでプレー。元日本代表。1993年の“ドーハの悲劇”を経験。現役引退後は広島の監督、東京五輪代表監督、ロシアW杯日本代表コーチなどを経て、2018年7月より日本代表監督。※『anan』2023年3月8日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年03月24日勝利を信じ続けた先にはまだ見ぬ景色が広がっていた…。格上相手に快進撃を遂げたカタールW杯から約3か月。次開催の2026年まで指揮官続投が決まった森保 一監督が語る、一体感を生む“つながるチカラ”の作り方とは。【森保一監督が語る“つながるチカラ”1】“ジャイアントキリング”という言葉が世界中をかけ巡ったカタールW杯。その主役を担った国の一つが日本だ。本大会での予選(グループステージ)で、ドイツ、スペインというW杯優勝経験のある格上の強豪国にどちらも逆転勝利を収め、グループ首位で決勝ラウンド進出を決めたのだ。とはいえ快進撃はここまでで、結果はベスト16。目標だったベスト8に届かなかったことに目を背けてはいけないが、日本中に勇気と感動を与えてくれたのも事実。多くの人々の記憶にあるのは下馬評をものともせず、一致団結して勝利と仲間、自分を信じて前進した森保ジャパンの勇姿ではないだろうか。2018年に監督に就任してからの4年半、サッカー人気の低迷、結果や采配への批判に加えて、グループステージの組み合わせ抽選で“死の組”に入るという不安要素もあり、本大会直前まで逆風は吹き荒れた。それでも揺らがなかった一体感はいかにして築かれたのか。森保 一監督が教えてくれたのは、どんな組織にも通じる対人関係の作り方だ。森保流“つながるチカラ”。それはシンプルだけれど、仕事をするうえで実は多くの人が忘れがちなことかもしれない。チームのために~コンセプトを共有することで、進むべき方向性が明確になる。©JFAチーム一丸となって動くためには、ゴールとなる大きな目標設定が不可欠だ。そして、そこに到達するために、小さな目標を細かく決めて着実にクリアしていく。このことは、目標達成のための王道、かつ効率的な方法だろう。日本サッカー協会が掲げる最終目標は「2050年までにW杯優勝」。そのためのステップとして、カタールW杯ではこれまでに到達したことのない“ベスト8以上”を目指した。だが、本当にそれだけでチームは一つにまとまれるのだろうか。強固な“つながるチカラ”を生み出すため、ほかに重要視していたこととは。「小学生でもわかることですが」と前置きしたうえで、森保監督は話し出した。「チームコンセプトとして“みんなのために頑張る”ということを大切にしてきました。ミーティングなどで選手やスタッフにも伝えていたことです。ただし、気をつけてほしいのが、組織が先にならないようにという点。チームのために一体何を頑張ればいいのか、相反するようですがそれは自分磨きです。それぞれの個の良さや特長を最大限に活かすこと。すなわち、個の力をより大きくし、そして個と個が融合できれば、団結力は必ず上がっていくと思います」“つながるチカラ”を生み出すためには、まずは個の能力を高めること。では、ひたすらトレーニングや練習を積めばいいのか?といえば、それだけでもないよう。森保監督は、個の力の高め方について指針があるという。「心・技・体という言葉があります。これらがすべて揃った時に最大限の力が発揮されるという意味ですが、優先順位をつけるなら、私は“体・技・心”だと考えているんですね。まずはフィジカルを強くすること。次に技術力を高めること。そして最後は一人ひとりがプレッシャー下でも、自分の力(体と技)を出せるようにメンタルを強くすること」次なる段階は個の融合。他者と自分が“つながる”とは、具体的にどういうことなのか。森保監督が例に挙げたのがある言葉だ。「“和して同ぜず”という論語にある文言が好きなんです。それは、協調するが主体性は失わないという意味です。選手それぞれに特長やリズムがありますから、縛りつけることはしたくないし、馴れ合いにもなってほしくない。チームにいることが苦しくならないような関係を作ってほしいんです」そこから、そのためには最低限のルールは必要と続けたのが…。「(1)集合時間を守る。(2)チームで起きた問題はチーム内で解決する。(3)SNSの発信に注意する、の3つの決まりごとを設けています。(1)は集団生活における基本のきですね。(2)は、選手間で競争はしながらも、一方で家族として、戦う仲間として、自分をさらけ出し、ぶつけ合ってほしい。話すことで建設的に問題解決を図れるし、相手のことも理解できます。(3)は、今はメディアを通さずに個々が発信できる時代。内部のことをどう公にするのか、それを出したことでチームメイトがどう思うか。お互いを尊重し、快適な空間作りのために必要なことですね」拍子抜けするほどのシンプルな内容であるが、森保監督の真意は、あえてそこにあるようだ。「日本代表だからと、特別なことは何もありません。Jリーグのクラブでも会社でも、組織として何か行う場合のルールはどこも同じだと思います。大切なのは人と人との関わりのなかで、尊重し合い過ごせるような環境作りです」各自が個の能力を高め、お互いがそれらを尊重し認め合うことで“つながるチカラ”が生まれる。そうした森保ジャパンが築き上げた関係性のなかで、“監督”はどのような存在で、どんな役割を果たしているのだろうか。「選手が思い切りプレーできるよう、成長できるよう、黒子としてチームを支えるのが基本的な私の考えです。監督って特別な存在と思われますが、様々な役割があるなかの“監督係”だと思っているんですよ。よく組織の形をピラミッドに例えますが、私は砂時計と表現しています。時によっては、リーダーの位置がくるっと変わるんですね。私が牽引する立場の時もあれば、みんなから教えてもらう側に立つこともあるんです」森保監督が教えてもらうというのは、コーチや選手からの意見。森保ジャパンが分業制で成り立っていることは、あまり知られていない事実かもしれない。監督と選手の間には専門分野に長けたコーチ陣がいて、フィジカルや分析などの各担当に分かれているという。私は決定するだけです。信頼してるから任せられる。「私と彼らで受け持つ仕事の比率を徐々に変えていき、今では9割くらいを各コーチに任せています。プレゼンもしてもらいますし、私とは異なる意見も積極的に出してもらい、最後の最後は私が決定を下していますが、いろいろな価値観を見出すことで、より確かな結論を出せると思っています。彼らに頼り切っていますね(笑)」海外クラブの監督に多いワンマンという手法は、森保監督の選択肢にはなかったよう。「私にはできません(笑)。日本代表の活動期間って2週間くらいしかないんです。そのなかで中途半端に現場のことを私がやっていたら、選手に伝えるべきことが薄く浅くなってしまう。そうであるなら、戦術を熟知している各コーチに任せたほうが合理的ですよね。私も含めて、みんながいろいろなことにチャレンジして成功につながったらいいなと思っています。選手、コーチなど、チームに関わるすべての人が、やりがいを持てる組織でありたいですね」完璧ともいえるチームビルディング。だが、森保ジャパンが一般的な組織と異なるのは、そこに激しいバッシングがあったことだ。「結果で評価されるスポーツですから覚悟のうえであり、勝ったとしても批判はあるものと思っています。とはいえ、批判は少ないほうがいいですね(笑)。指摘を受けた時にしていたのが、原理原則に立ち返ること。それは、『日本代表の勝利のために。日本サッカーの発展のために。社会に貢献できるように』というもの。改めてそこを起点として、問題の対処法を考えるようにしていました。立ち返らなかったら、糸の切れた凧のように修正がきかなくなっていたでしょう。その一方で、批判されるというのは注目されている、試合を観ていただいている証しと、ポジティブにも受け取っています」私たちは、肩書や一時の感情で放たれた言葉に囚われすぎていて、その大本となる人間をしっかり見られているだろうか。対人関係とは文字通り、人と人が向き合うこと。森保監督はこう言う。「私も含めて選手は、チームがうまく機能するための駒ですが、そこには心がある。それを忘れずチームのためにやってきました」試合後に選手の輪の中心に立ち、話をする森保監督。W杯で逆転勝利を果たしたスペイン戦後では死力を尽くした選手たちをねぎらい、決勝ラウンドに向けて士気を鼓舞した。©JFA試合中にメモする姿はおなじみの光景。「良かった点や改善点、心情を記して選手に伝えます」(森保監督)©JFAもりやす・はじめ1968年8月23日、長崎県生まれ。現役時代はサンフレッチェ広島、ベガルタ仙台などでプレー。元日本代表。1993年の“ドーハの悲劇”を経験。現役引退後は広島の監督、東京五輪代表監督、ロシアW杯日本代表コーチなどを経て、2018年7月より日本代表監督。※『anan』2023年3月8日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年03月24日野球の国際大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が3月8日に開幕する(日本の初戦は9日)。2009年の第2回大会以来14年ぶりの世界一を目指す日本代表(侍ジャパン)は、栗山英樹監督のもと最強メンバーが集結した。日米から才能あふれるスター選手が集結。ドリームチームで世界一を狙う!その中でもキーマンの一人が、投手の山本由伸。昨シーズン、パ・リーグ2連覇と日本一を達成したオリックスのエースで、史上初めて2年連続で最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の投手4冠と、沢村賞、MVPを獲得した。24歳にして誰もが認める日本球界最高の投手。チームを優勝に導き、タイトルを総なめにしてもなお、変化を恐れず、前に進み続けるのが山本の魅力。オフに投球フォームを変え、新たなかたちで2月のキャンプを迎えた。昨シーズンまでの栄光は、山本にとっては過去のもの。「ちょっとずつ工夫しながら、より良いものを求め続けたい」とさらなる高みを見据える。そんな山本はWBCについて聞かれるたび「ワクワク」という言葉を発した。記憶に鮮明に残っているのは、小学4年生の時に観た第2回大会の日本の優勝。「学校のテレビはなかなかつけてもらえることはないんですけど、あの時はつけてもらって観たような記憶があるような、ないような(笑)。とにかく特別な大会だというのは小学生の僕でも感じ取れました」その特別な舞台に、今度は自身が立つことになる。野球に詳しくない人も楽しめるポイントは?と聞くと、「とにかくすごい選手がたくさん出るので、どう観ても楽しいと思いますよ。勝ちにこだわって、全力でプレーします」と答えてくれた。山本の言うように“すごい選手”が集まった。特に今回はメジャーリーグで活躍するスター選手が参戦するため、注目度が増している。まずは、今や国民的スターとなったエンゼルスの大谷翔平。それまでの既成概念を覆す投打の“二刀流”でメジャーに渡り、一昨年はリーグMVPを獲得した。日本だけでなく、野球の母国アメリカでも誰もが憧れる存在となり、昨シーズンは2年連続の30本塁打と、投手としても15勝を挙げ、投打ともにトップレベルで活躍している。そして14年前のWBCで胴上げ投手となった36歳のレジェンド、ダルビッシュ有(パドレス)。2月17日に宮崎県で始まった代表合宿に、メジャーリーガーでは唯一初日から参加し、若い選手たちにも自ら近づいて積極的にコミュニケーションをとり、頼れる兄貴分となっている。彼の姿を一目見ようと、合宿には連日多くのファンがつめかけた。もちろん日本球界からも最高の選手が選出された。昨シーズン、日本選手最多となる56本塁打を放ち三冠王を獲得したヤクルトの村上宗隆は、WBCでも豪快な一発が期待される。史上最年少の20歳で完全試合を達成したロッテの佐々木朗希もメンバー入り。未知の可能性を秘めた大器が大舞台で覚醒するかもしれない。これほどのメンバーが揃ったドリームチームを見られるチャンスは、もしかしたらこの先ないかもしれない。選び抜かれた30人が一丸となった時、どんな化学反応が起こるのか、目に焼き付けたい。1、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)投げては日本人最速の165km/hを誇り、打っても本塁打を量産。投打二刀流で活躍し、野球の常識を変えた。2、鈴木誠也(シカゴ・カブス)広島時代に首位打者を2度獲得した強打者。昨年メジャーに渡りもまれた経験は、侍ジャパンの力になる。3、山本由伸(オリックス・バファローズ)最速159km/hのストレートに加え、多彩な変化球はどれも一級品。高い技術と精神力、すべてを備えた投手。4、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)第2回WBCの優勝を知る唯一の選手。メジャー12年目のベテランは、あくなき探究心で進化を続けてきた。5、佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)190cmの長身を生かしたスケールの大きな投球が魅力。ストレートの最速164km/hを誇る逸材が世界を驚かす。6、村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)昨季56本塁打、最年少三冠王の活躍でヤクルトをリーグ2連覇に導いた。愛称の「村神様」は流行語大賞に。2023 WORLD BASEBALL CLASSIC20の国と地域が参加。1次ラウンドのプールB参加国は日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ共和国。1次ラウンドと準々決勝は東京ドームで、準決勝と決勝は米国フロリダのローンデポ・パークで開催。日本戦はTBS系列とテレビ朝日系列で放送。Prime Videoで日本の全試合をライブ配信。日本代表の試合日程3月9日~12日19:00~…1次ラウンド3月16日19:00~…準々決勝3月21日8:00~…準決勝3月22日8:00~…決勝(日時は日本時間)※『anan』2023年3月15日号より。写真・Getty Images取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2023年03月12日共にサッカー日本代表として活躍した元アスリートカップルである、丸山桂里奈さん&本並健治さん。監督と選手でもあったふたりは、互いを理解し、信頼し、いつしかかけがえのない存在に。現在はバラエティ番組に夫婦で出演するなど、仲睦まじいふたりだが、かつてはサッカーチーム「コノミヤ・スペランツァ大阪高槻」の監督と選手という間柄でもあった。師弟関係の壁を越え、惹かれた経緯は気になるところ。丸山桂里奈:「~高槻」時代は本並さんにめちゃくちゃ怒られましたよね。本並健治:怒っていたのではなく指示。丸山:いや、私の中では鬼監督という印象でした。でも、立場やキャリアとか関係なく、どの選手にも平等で、信頼できたし、尊敬できる人だなと思っていました。――リスペクトの存在から、どう恋愛に発展していったのですか?丸山:本並さんが監督を辞めた年に私も現役を引退して。サッカー教室の指導者の仕事をやる際、本並さんに相談したんです。でも、電話では話が噛み合わなくて。本並:電話だと何を言うてるか、全くわからんかった。丸山:それで会って話すことになり、初めてふたりで食事に。イタリアンのお店だったんですが、本並さんは自分が頼んだ大きなピザを切らずにそのまま食べ始めたんです。普通は、切り分けて食べますよね。なんてワイルドなんだって…その姿に惹かれて気になり始め、そこから猛アタック(笑)。メールを送ったり、食事に誘ったり。本並:でも、僕は相談を聞くだけのつもりだったので、自分のことを好きだとは思わず。元が選手と監督の関係なので、恋愛相手として意識していなかったんです。――本並さんが丸山さんを意識されるようになったきっかけは?本並:コロナ禍に入り、外で会って相談を受けることが難しくなったのが大きな要因だと思います。丸山:「うちに来ますか?」と誘い、家で食事するようになって。本並:誘われたらドキッとするし、ちょっと意識もしますよね(笑)。丸山:それからふたりで過ごす時間が増えて、お互い、一番近い存在に自然となっていきました。ただ、私は「好き」な気持ちを伝えていたんですけど、「付き合う」という具体的な言葉はなくて。半年ほど経った頃、私が「これって付き合ってるんですかね?」と聞いたら、「まぁ、そうやな」って。本並:(照れくさそうに)アハハ。丸山:これだから“昭和の男”ってホントに大変だなって(笑)。本並:おまえも昭和の女やろ(笑)。丸山:でも、初めて答えてくれたので嬉しかったですね。――おふたりが交際や結婚を決意した決め手はなんだったのですか。本並:一緒にいて“楽しそう”ってこと。選手時代から彼女の周りには人が集まり、笑顔で溢れていて、人を惹きつける魅力があるんですよね。あとは食事や健康面を気遣ってくれるところですかね。丸山:胃袋を掴んだってこと?本並:そういう部分もあるね。丸山:本並さんは私の選手時代の顔も、バラエティに出ている今の自分も知った上で好きだと思ってくれるのが信頼できるなって。本並:オンとオフのギャップに惹かれたというのもあると思います。丸山:あと、本並さんは「自分がやりたいことに挑戦しなさい」と言ってくれるんです。番組でおバカなことをやっても否定しない。本並:人生一度だし、やりたいことをやったらいいと思っています。――最後に、おふたりが思い描く理想の関係を教えてください。本並:こんな感じで変わらず一緒にいたい。子供が生まれたらさらに喜びがプラスされて、3人で笑っていられたらいいなと思います。丸山:うちの愛犬がメスで、本並さんにすごく懐いていて。さらに生まれてくる子供も女の子なのできっと懐くと思うし、私も負けてられないなって。子供ができると奥さんは2番になると聞きますが、私は本並さんの中での1番でありたいし、私もやっぱり1番は本並さんでいたいなと思っています。History2012年:監督と選手として出会う2016年:丸山さん引退、本並さんも監督を退任2020年1月:初めてふたりでの食事、丸山さんからの猛アタック開始2020年6月:交際の“確認”後、正式なカップルに2020年9月:入籍まるやま・かりな1983年3月26日生まれ、東京都出身。元サッカー選手。現在はタレントとして活躍中。今月、第一子を出産予定。ほんなみ・けんじ1964年6月23日生まれ、大阪府出身。元サッカー選手。引退後は指導者や解説者として活躍。『ラヴィット!』にも出演。※『anan』2023年2月15日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・関川直子(by anan編集部)
2023年02月13日カーリングの日本選手権が1月28日に開幕。女子の大本命は、今や常に世界の大舞台での活躍が期待されるチームとなった、ロコ・ソラーレだ。世界選手権への切符を手にするのは…?昨年2月の北京冬季五輪での銀メダル、そして5月の日本選手権優勝で昨シーズンを終えたロコ・ソラーレ。今シーズンも9月にはカナダに渡り、グランドスラムなどに出場しながらチーム力を高め、11月、パンコンチネンタルカーリング選手権に日本代表として出場し、見事優勝。初代チャンピオンに輝いた。その結果、日本は3月18日からスウェーデンで開催される世界選手権の出場枠を獲得。しかし、世界選手権にはこの日本選手権で優勝したチームが日本代表として出場することになっている。自ら獲得した世界選手権ゆえ、ロコ・ソラーレとしてもここは譲れないところだ。世界の強豪を相手に優勝争いをしてきたロコ・ソラーレを止めるチームは現れるのか?その一番手は、前年度準優勝の中部電力だろう。中部電力も2か月間のカナダ遠征でレベルアップを図ってきた。選手、コーチともに経験豊富なだけに侮れない存在。そして台風の目になりそうなのが、北海道銀行。発足からまだ2シーズン、メンバーの平均年齢20歳と若いチームながら、前年度3位。今大会も北海道予選を勝ち上がってきた。12月の軽井沢国際では、ロコ・ソラーレに競り勝っている。“打倒ロコ”で挑んでくる各チームの戦いぶりに注目したい。男子はSC軽井沢クラブが優勝候補。同じくパンコンチネンタルで世界選手権出場枠を獲得。カナダツアーでも好成績を残し、帰国後、地元開催の軽井沢国際を優勝。連覇を狙うチームに隙はない。男子も若いチームに勢いがある。9月のアドヴィックスカップ、12月の全日本大学対抗を制した札幌国際大学だ。前年度、プレーオフで勝ちながら決勝でSC軽井沢クラブに敗れているだけに、雪辱を期したいところ。男子の優勝チームは、4月1日からカナダで行われる世界選手権に出場する。日本一を決めるだけでなく、世界へとつながる重要な大会。その先、3年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪も視野に入れた氷上の熱い戦いから目が離せない!世界での強さをここでも。ホームで連覇なるか!?ロコ・ソラーレ左から、リードの吉田夕梨花、スキップの藤澤五月、セカンドの鈴木夕湖。新たに女子ナショナルチームのコーチだったリンド氏をチームのコーチに迎え、盤石の体制に。左・サードの吉田知那美。2年連続の世界選手権代表を目指して!中部電力左から、石郷岡葉純、スキップの北澤育恵、鈴木みのり。平昌五輪代表の両角友佑がコーチを務める。安定感が増して、頭一つ抜けた存在に。SC軽井沢クラブ左から、小泉聡、山本遵、山口剛史、スキップの栁澤李空。2連覇、最多更新となる通算10度目の優勝を目指す。この一年でさらに成長、初優勝へ!札幌国際大学左から、新野和志、青木豪、佐藤剣仁。ユニバーシティゲームズにも出場。右・荻原功暉。第40回日本カーリング選手権大会1月28日~2月5日会場:北海道北見市 アドヴィックス常呂カーリングホール男女とも9チームが出場。男女とも優勝チームが世界選手権に出場する。NHK総合、BS1にて放送予定。※『anan』2023年2月1日号より。写真・JCA IDE(by anan編集部)
2023年01月31日こんにちは。ぐっちぃと申します。 『双子を授かっちゃいましたヨ☆』 という、現在中学1年生になる双子絵日記を描いています。今回習い事の成長話ということで、娘(こまめ)が小学生時代に習っていたバレーボールの話を描きたいと思います。当時、バレーボールチームの人数も少なく、入ったら即レギュラーだったこまめ。今思えば当たり前なのですが、サーブは入らないわ、レシーブははじいてどこかに飛ばすわで、見ているほうももどかしかったです。バレーはチームプレイと言いつつも、やはり「こいつはレシーブがへたくそだぞ」と相手チームから感づかれてしまうと狙われたりするんですよね。娘のチームは、まだそれをフォローしあえるチームワークなどもなく……。でもそれが数カ月後、数年後にはガッチリ固まると信じている保護者さん。その声かけがとてもありがたかったです。見ているわたしもくやしかったけど、こまめ本人のほうが何倍もくやしかっただろうなと思うし、余計な口出しはせず、娘が上手になりたいと思うことについて一緒に動画を見て調べる、といった方向にシフトすることにしました。習い事って、子どもの成長を見守るとともに、親も一緒に成長していくものなのだな、と思いました。週5日の大変な習い事だったけど、それを経験したからこそ、なんでもできるような気がしますし。「結果を急がず見守ることも大事」ということを学習しました。中学に入って習い事は終わってしまったけれど、この3年間は親子にとって大きな力になったと思っています。おわり
2023年01月31日東京2020オリンピックの銀メダリストで、世界最高峰のプロツアーで戦う、唯一の日本人、五十嵐カノア選手。勝ち続ける強さとサーフィン、海への思いを語る。「悔しい銀メダル」。2021年、東京五輪で初の正式種目となったサーフィン。栄えある日本代表として出場した五十嵐カノア選手は、勇気と感動を人々に与えながらも後に出版したフォトブックでこう綴った。そして’22年、世界最高峰の「WSLチャンピオンシップツアー」で自己最高の総合5位、9月にはパリ五輪の出場枠をかけた「ISAワールドサーフィンゲームズ」で初優勝し、日本人では男女を通じて史上初となる金メダルを手にした。悔しさを晴らし、見事な結果を残したが…。「すごく勉強になった年で、嬉しいですけど、世界5位という目標が小さかったのではと思うくらい、まだまだいけたと思うし、もっとうまくなれることがいっぱいあると気づけた。今がやっとプロとしてのスタート地点であり、僕のピークはこれからだと思います。今シーズンは世界チャンピオンに焦点を定めて、そのことだけに集中していきたいです」これだけの戦績をもってして、今からが始まりとは。その心を問うと、意外とも思える答えが返ってきた。「自分を信じられるようになったからですね。それは東京オリンピックで学べたことでもあるし、何より僕にとって世界の海がどこでも、“勝てる波”になったから。やっと自信を持てるようになったんです」その具体例が、拠点とするLAのハンティントンビーチと並んで、世界で一番好きな波だと言うタヒチ。「タヒチは他と違って乗りづらい、パワフルで怖い波。自分の弱いところを見せたくなくて誰にも言わなかったけれど、実は克服するために15歳の時から1年に3回くらいのペースで行って練習していました。トップアスリートとして、結果だけを見せたかったから。そうして密かに努力を続けて、ついに大好きな波になったんです。もう弱い部分ではないので言えますね(笑)」努力することについて、五十嵐選手はどう捉えているのだろうか。「目標に近づいていくこと、チャレンジすることが好き。だから毎日少なくとも5時間は海に入るし、体作りのトレーニングも欠かしません。僕はそういった努力が面白くて楽しいんです。だから大変ではあるけれど疲れないですね。朝起きて、“これを練習したい”というメンタルがあれば、まだまだいけると思う」練習を積み重ねることの大切さは、幼い頃から説かれていたとか。「宿題をちゃんとやれば成績も良くなるというお母さんの教えですね。シンプルなことですけど、それがサーフィンにつながり、練習したほうが勝ちやすくなる、と僕に刷り込まれているんだと思います。また、その努力のおかげで、トロフィーやメダルを獲れて、僕を支えてくれる人や家族、ファンが喜んでくれる。その笑顔も心に強くあり、僕のサーフィンで幸せになってほしいという、モチベーションにもなっています」五十嵐選手の原動力のひとつは、力をくれた人への恩返しだ。その根底にあるのが、両親への愛だろう。「世界に通用するプロサーファーに育てるため、僕が生まれる前からアメリカに移住して、大変な苦労をしながら大きなチャンスを用意してくれた。一生頑張らないともったいないし、申し訳ないと思う。それを重圧に感じる人もいるかしれないけど、僕にとっては、両親の熱意は感謝しかないし、励みになります」さらに、恩返しの対象は“人”だけではない。今後の目標を聞くと…。「世界チャンピオンとパリ五輪での金メダルですが、僕はサーフィンのおかげでいろいろな経験ができている。だからサーフィンをもっとメジャーなスポーツにしたい。そして海を守るために行動を起こしたい」勝つだけじゃなく世界も良くしたい。そう、五十嵐選手のアクションは海の中だけにとどまらない。五十嵐カノア1997年10月1日生まれ、米カリフォルニア州出身。3歳でサーフィンを始め、数々の最年少記録を打ち立てる。2016年より、史上最年少の18歳で、アジア人で初めてプロサーフィンの世界最高峰「WSL チャンピオンシップツアー」に参戦する。木下グループ所属。ジャケット¥440,000パンツ¥195,000シューズ¥730,000(以上ディオール/クリスチャン ディオール TEL:0120・02・1947)※『anan』2023年1月11日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・Taro Yoshida(W)取材、文・伊藤順子撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY(by anan編集部)
2023年01月06日秋はスポーツに最適な季節。サッカーW杯も盛り上がりを見せていますが、お子さんがクラブ活動や部活に励んでいる家族も多いのではないでしょうか。運動能力を上げるめには、効果的なトレーニングを行うことが必須。そこで本記事では、11月19日にオンラインイベント「桐生選手、村田選手 オンラインスポーツ教室」の模様をご紹介します。そこで本記事では、11月19日に開催されたオンラインイベント「桐生選手、村田選手 オンラインスポーツ教室」の模様をご紹介します。スペシャルゲストとして登場したのは、日本を代表する陸上短距離走者・桐生祥秀選手、ボクシングの世界チャンピオン・村田諒太選手。効果的なトレーニングを直伝してくれたほか、子どもやその家族に向けて、夢を叶える方法や本番で力を出す方法などもアドバイスしてくれました。■100m9秒台の桐生選手から、足が速くなるトレーニングを伝授まずは準備体操として、体を使った脳のトレーニングからスタート。ランニングインストラクター「きゃっするひとみー」さんが登場し、出された手にあえて負けるジャンケンなど3つの体操を紹介してくれました。このような頭を使ったトレーニングは普段使わない脳の部分が刺激され、脳の引き出しが増える効果があるそうです。続いて桐生祥秀選手と村田諒太選手が登場し、まずは桐生選手が足が速くなるトレーニングをレクチャーしてくれました。村田選手も普段から走るトレーニングは取り入れているそうで、「走ることは、運動としても、生き物としても基本中の基本」「100m走のチャンピオンこそ、キングオブアスリートだと思っている」との談。競技によって鍛える部位は異なるそうで、速く走るためのポイントはズバリ「お尻の筋肉を強化すること」。短距離走選手はお尻から太ももにかけて筋肉がしっかり付いており、ふくらはぎから足首にかけてはキュッと細い選手が多い……とのことでした。ただしこの部位は日常ではあまり動かさないため、意識的に動かすトレーニングを習慣づけることが大切なのだそう。そこで伝授してくれたのが「片足立ち」「ペットボトル置き」「リズムもも上げ」のトレーニングです。走っているときは両足が地面に付いていることはないので、「片足で立ち、もう片方のももを90度にあげて止まる」だけでも有効性があるのだとか。毎日左右2〜3セットほどやっていると、速く走るために不可欠な「足が上がる動作」が身に付いてくるそうです。また人は視覚からかなりの情報を得ているため、目を閉じての片足立ちもおすすめとのこと。目を閉じて立つと、体の感覚でコントロールする感覚が身に付き、使うべき筋肉を意識しやすい、とのことでした。「自分で意味があると思えるトレーニングをやることが大事。最初は無理をせず、少しずつ秒数を長くしていくなどして達成感を得ながらやってみてください」と桐生選手。「ペットボトル置き」「リズムもも上げ」の方法は、伊藤園の特設サイト 「スポーツに、むぎ茶」 でも動画が見られます。村田選手も「科学に基づいた、洗練されたトレーニング方法。使いたい筋肉をアクティベートしておいてから競技に臨むのだな、と改めて勉強になった」と感心した様子。特に「ペットボトル置きは、子供の脳の発達にも良いトレーニングだと思う」と大推薦。「ペットボトルを置きたい気持ちがはやるとうまくできないので、冷静さも必要」「なぜこれができないのか、できるのかを考えながら、体の使い方を覚えていこう」と指南してくれました。大人向けにも「体を動かそう!ラクラク運動」「はじめてのウォーキング&ランニング講座」等の動画コンテンツが充実しているサイトなので、ご家族でチェックしてみてくださいね。■スタイルアップにも効果的!村田選手直伝のボクシング&体幹トレーニング続いては、村田選手がトレーナーに。ボクシングの基本の構え方から、基本のパンチであるジャブとストレートの打ち方を伝授してくれました。「肩幅に足を開き、両手を顎のあたりに構え、利き手のほうの足を後ろに1歩引く」のがボクシングの基本的な構え方。前にあるほうの手をまっすぐに出すのが「ジャブ」、後ろにある手で反動をつけて強いパンチを出すのが「ストレート」、この2つのパンチをつなげたのが「ワンツー」と呼ばれる動作になります。半身の姿勢でパンチを出すため、パンチを打つと自然と腰のあたりがツイストされます。「格闘技のトレーニングは、綺麗な体をつくるのにも効果的。家の中で遊びとしてやっていても、お腹周りのエクササイズになります」とのこと!さらに、安全で効果の高い筋トレ方法も教えてくれました。ひとつは「シットダウン(腹筋)」。起き上がるタイプの腹筋トレーニングは腰を痛めやすいわりに、筋肉への負荷が少ないそう。それよりも、5カウントくらいでゆっくり後ろに倒れていく「シットダウン」のほうが、怪我のリスクが低く、腹筋や背筋を鍛えられるそうです。「プッシュアップ(腕立て伏せ)」も、ひと味違う方法を教えてくれました。腕を立てた状態からガクッと一気に伏せる(体を下に落とす)ことで、肩甲骨周りにグッと負荷がかかり、筋トレとしての効果が高くなるそうです。まずは5〜10回で十分とのこと。最後に「スクワット」。お尻や太ももにかけては大きな筋肉があるので、この部位を鍛えることは代謝をあげることにも非常に有効だそうです。スクワットのコツは、まっすぐに重心を下に下ろすこと。「膝を内側に入れない」「腰が反りすぎても曲がりすぎてもNG」で、お尻と股関節周りが痛くなれば上手にできている証だそうです。「スクワットをすることで糖尿の値が下がった知人もいて、健康にも効果があるトレーニングだと思います」と村田選手。ただし、体幹トレーニングには腰を痛めるなどの怪我のリスクがあるため、いずれの筋トレも「無理な負担がかかっていないか」を確かめながらやってほしいとのことでした。■スポーツ選手が夢を叶えた道のりに迫る!トークセッション続いて、桐生選手、村田選手の幼少期や夢を叶える方法に迫るトークセッションが行われました。お二人から語られたスポーツ教育のポイントをまとめると、以下5点です。小学生くらいは同じ学年でも発育の差が大きい。結果を気にしすぎず、成長に合わせた練習をしよう子どものうちは筋力をガンガン鍛えるより、うまく筋肉が使える体になるよう「巧緻性(こうちせい)」を鍛えよう得意なスポーツがあると、その子の大きなアイデンティティになる本人が「やる」と決めない限り、強制的にやらせても大成しない子供は本気になったら一直線。うまく休ませてあげることも親の大切な役割特に印象に残ったのは、(3)(4)の内容です。村田選手は中学生でボクシングを始めたものの、しんどくて一度逃げ出した経緯があるそうです。しかし中学3年生になり、自分でもう一度やろうと決めてからは、様子が一変。それまでやんちゃな子どもだったそうですが、「才能があるからがんばれ」と認めてもらえることが嬉しく、アイデンティティを与えられた感覚があったのだとか。ジムに行くのが楽しくなり、実力がついてくるのがただ面白くて、「根性で努力をした」というよりは「常にその瞬間瞬間を一生懸命にやってきた」だけだとと感じているそうです。「結果を出せたとき初めて、それまでの過程が肯定されるが、意図的にその結果を作るのは難しい」「こういう方法をやったら叶う、という夢の法則はない。計画どおりにやってうまくいくなら、万人が成功するはず」「夢は見たり消えたりするもの。現実で曇って見えなくなることもあるが、目の前のことを一生懸命やっていれば道はひらけていく」……といった持論を紹介してくれました。桐生選手も村田選手と同様、日本代表やオリンピックを目指したことは一度もないのだとか。学校では一番足が速かったものの、区や市の大会で勝てるほどではなかったそうです。小学校の頃はサッカーに打ち込んでおり、兄が陸上を始めたことで、自分も中学生から陸上を始めてみたものの、遊びの延長の感覚で、面倒だと思う練習はサボることもあった、とのこと。しかし「この人に勝ちたい、と思う相手が出てきてから、しっかりと練習するようになった」そうです。同級生に勝ちたい、高校生に勝ちたい、と目の前の目標が積み上がっていった結果、日本代表になっていたそうです。「スランプや試練はあって当然。ドラマの主人公も、ずっと良い思いをしていることはない。沈んでいる時に宝物を見つけることもある」「選手人生のスタートからゴールまでは、一直線ではない旅のようなもの。今もその途中」……とスポーツを通じて得た人生観を語ってくれました。さらにイベントの視聴者からも、さまざまな質問が飛び出しました。本番で力を出す方法については、「自分は本番に弱い、と思い込むことは気力を下げてしまうだけで良いことなし」「今日のベストのパフォーマンス出したらどれくらいいけるかな?と、楽しんで自分のパフォーマンスを見つけてみよう」「今日はベストを出せた!といった喜びを目指してやれば、楽しく競技に臨めるのでは?」と桐生選手からアドバイス。怪我の克服については、「怪我を経験しないアスリートはほとんどいない、という事実に目を向けて。自分だけが不幸だと思わないことも大切(村田選手)」「スポーツでは、時に休む努力も必要。次の目標を見つけつつ、体を休ませよう(桐生選手)」といったアドバイスが贈られました。■糖分を気にせずミネラル補給ができる「健康ミネラルむぎ茶」を二人も愛飲中!イベントの合間には、今回のイベントを主催した伊藤園から「スポーツ中に汗をかくと、水分だけでなく、ミネラルが一緒に失われること」「ミネラルは体の機能を維持するために重要な5大栄養素の一つであり、体内では作れないので、食事や飲み物で補う必要があること」が紹介されました。毎日の手軽なミネラル補給をサポートしてくれる、伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』。村田選手も「ボクシングは体重競技。スポーツドリンクばかりだと糖分を摂りすぎてしまうので、麦茶でミネラルを補充できるのはとても助かります」と大推薦。桐生選手も「子どもの頃から慣れ親しんだ飲みやすい味で、口の中がスッキリする感覚もスポーツの後に最適。うちの子どもたちも0歳から飲んでいて、幼稚園にも持って行っています」と語っていました。甘こうばしい味わいの麦茶で、スポーツ選手も愛飲している伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』。夏のイメージが強い麦茶ですが、汗で失われる大切なミネラルを効果的に補える無糖・無添加のスポーツドリンクとして、秋もごくごく飲んでいきましょう!(取材・文/外山ゆひら)
2022年11月25日株式会社大樹は、運営するスポーツ科学センター アローズラボにて健康診断だけでは見えない「体力」と「筋力」を数字で見える化する「スポーツ健康ドック」を2022年10月3日にスタートいたしました。人生「100年時代」と言われている時代に「健康」で過ごせる時間を長く、100歳になっても自分のチカラで歩ける体力と筋力を目指す方々に向けて、本サービスをご提供しています。※当社調べラボイメージ_1■「スポーツ健康ドッグ」とはスポーツ科学センター アローズラボでは、病院での「健康診断」では見ることのできない「筋力」や健康で生きていく為に必要不可欠な「5大基礎体力」をスポーツ科学とAIのチカラで分析し数値で見える化。今までの傾向や現在の体力、筋力の状態を知り、未来の目標に近づくためのアシストをしています。スポーツ科学センターで行う「スポーツ健康ドック」はプロ選手が使っている測定器や病院に設置されている機材を使い、眼の動きや歩く時に必要な筋力を分析する測定や、筋力のバランス、身体のたんぱく質、ミネラル、骨量なども機械に乗るだけで測ることができる「IN BODY」を始め、本格的な診断が可能となります。ラボイメージ_2■「スポーツ健康ドッグ」提供背景今まで見る事のできなかった体力や筋力を感覚ではなく数値でしっかり見ることで健康の大切さについて見直すきっかけになり、運動への意欲が高まり体力だけではなく、WHOが掲げている「健康」の定義である身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態でいれる方々が増えていくよう「健康診断」と同じく「スポーツ健康ドック」の定着を目指しています。臓器が健康であっても身体を自由自在に動かせる筋力や体力がないと本当の健康とは言えません。又、身体が自由に動かせなくなると外出する機会も減り、社会との距離を感じ、精神的なストレスも増え、高齢者では認知症のリスクも高まり、健康とは言えない身体になります。そうなる前に何をすべきなのか、「スポーツ健康ドック」を受ける事で明確にわかるようになり、日々の生活習慣の見直しができるきっかけにもなります。スポーツ科学センター アローズラボは多くの方々が健康寿命を伸ばし心身ともに健康で30年後40年後も楽しい時間を過ごせるような未来を応援していきます。ラボイメージ_3■施設概要施設名 : スポーツ科学センター~アローズ ラボ~所在地 : 〒463-0011 愛知県名古屋市守山区小幡1丁目10-22あおば接骨院守山小幡院内電話 : 052-793-6768/090-2872-9233(担当:庄島)営業時間: 全日 9:00~19:00 ※要予約制休館日 : GW・お盆・年末年始 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月14日一般社団法人日本eスポーツ機構では「どんな人でも気軽に参加できるeスポーツ」を体験する機会として2022年7月23日から8月31日まで自由参加型eスポーツ大会「JESPO eスポーツキャラバン」を開催させていただきます。それに伴い7月23日19時よりムーブ町屋・ムーブホールにてeスポーツ体験会として「JESPO eスポーツキャラバン キックオフ」を開催させていただきますことをご報告いたします。イベント詳細: 詳細情報は7月20日より掲載予定です。■「JESPO eスポーツキャラバン]」開催の背景私ども一般社団法人日本eスポーツ機構はeスポーツを通じて「誰もが夢を追求できる未来を目指して」をスローガンに社会貢献を推進する団体です。今までの活動の中で感じたeスポーツの可能性と参加する側と運営する側、関わる側の参加障壁を感じることが多くありました。そこでこの3者それぞれが参加しやすいeスポーツ大会の開催を目指すことにしました。■『JESPO eスポーツキャラバン]』について3種類の参加方法があります。競技種目は「ぷよぷよeスポーツ」です。1, 常設会場にて参加…東京都荒川区など詳細は7月20日公式サイト掲載予定2, 期間限定のスポット会場での参加…こちらは会場も随時募集しています。3, オンラインでの参加…所定のフォームにプレイ画像の撮影、アップロードをお願いします。成績優秀者を当会10月イベントにて表彰します。参加対象者の制限は一切ありません。老若男女まずはeスポーツを体験したいは是非ご参加ください。■開催概要イベント名: JESPO eスポーツキャラバン キックオフ開催日時 : 2022年7月23日(土)19:00~会場 : ムーブ町屋 ムーブホール(〒116-0002 東京都荒川区荒川7丁目50-9)アクセス : 千代田線・京成本線「町屋」駅 徒歩1分参加費 : 無料参加条件 : 無し定員 : 150名主催 : 一般社団法人日本eスポーツ機構後援 : 公益財団法人 日本財団申込方法 : 7月20日より参加受付 当日参加も可公式サイト: <内容>(1)「ぷよぷよeスポーツ」60秒トライアルぷよぷよeスポーツで60秒間のスコアを競っていただきます。期間中は何回でも挑戦可能です。※キックオフイベント時は2回までとなります。(3)eスポーツ体験当日待機時間中にほかの種目のeスポーツに触れるコーナーを設けます。待ち時間中にお楽しみください。※常設会場は両方とも体験できますが、スポット会場においては現地環境により若干の変更があります。■会社概要商号 : 一般社団法人日本eスポーツ機構代表者 : 理事長 中原 修二郎所在地 : 〒116-0002 東京都荒川区荒川4-9-11設立 : 2019年5月事業内容: eスポーツの普及推進及び社会貢献URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人日本eスポーツ機構お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月18日スポーツ版チームビルディング理論株式会社カンゼンは、スポーツにおけるチームビルディングの第1人者である福富信也氏が、様々なスポーツチームのアドバイザーとして活動するなかで見てきた実例を交えながら、チームスポーツの指導者の在り方やチームワークを強化するためのメソッドを学べるためにまとめあげた『スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング』を7月5日に発売いたします。『スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング』書影チームスポーツの指導者必読!本書は、チームスポーツにおいて組織力を強化するための教科書です。スポーツにおけるチームビルディングの第1人者である著者が、様々なスポーツチームのアドバイザーとして活動するなかで見てきた実例を交えながら、チームスポーツの指導者の在り方やチームワークを強化するためのメソッドを学べる1冊になっています。日常に隠れた“成長の種"を見逃さない!一体感は“背後のチーム"が鍵を握っている心の安全を担保し“偽りの平和"から脱却するストーミング(混乱期)はチームの成長痛etc……チームづくりの着眼点を知り状況に応じた解決策を生み出すことができる!スポーツ版チームビルディングの教科書2021年度インターハイ準優勝米子北高校サッカー部での取り組むチームのパフォーマンス曲線ブラインドウォーク初級編目次CONTENTS序章本書における“ チームビルディング" の捉え方“ チーム" の定義“ チームワーク" でシナジーを生み出すチームには“ 役割" が存在する“ いい選手" を構成する要素“ オン"と“ オフ" をつなげて考える活動後の「ふりかえり」“ 気づき" を風化させない習慣化していくためのプロセスふりかえりのポイント第1章 チームのパフォーマンス曲線チームの成長に必要な過程を理解する1. フォーミング2. ストーミング3. ノーミング4. パフォーミング日常に隠れたストーミングを見逃さない第2章 コーチのマインド1チームを統率するうえでペナルティは有効か2怒鳴ることの効果3リーダーとフォロワーの関係性4努力とは5問いかけてやる気を引き出す6言語化の重要性7教育かマネジメントか8扱いづらい選手への教育的な対応第3章 チームづくりのヒント1チームワークにも色々な種類がある2ストーミングを超えた先にあるもの3プレシーズンの落とし穴4 J1に定着した北海道コンサドーレ札幌5スター軍団ヴィッセル神戸でさえ苦戦するワケ6勝負の世界だからこそ知っておきたい“ 負け方" の重要性7勝っているチームこそ要注意8キャプテン適任者がいない9ファシリテーションを使ったハーフタイムミーティング第4章 チームワーク強化メニュー集【動画アリ】メニュー集を見る前に考えてほしいことフープリレーペアウォークブラインドウォーク初級編ブラインドウォーク上級編暗号解読長縄2人同時8の字跳び2人組短縄跳び122人組短縄跳び34じゃんけんゲームボールジャグリング普通の人選手権定番クイズコラム12021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組みコラム22021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組みコラム32021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組み書誌情報タイトル:スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング著者:福富信也定価:1,650円(本体1,500円+税)判型:A5判総頁数:160PISBNコード:978-4-86255-639-4発売日:2022年7月5日amazon : Rakutenブックス : 商品情報 : プロフィール福富信也(ふくとみ・しんや)1980年3月生まれ。信州大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任(サッカー部監督兼務)。日本サッカー協会公認指導者S 級ライセンスで講師を務め、Jリーグトップチームから年代別日本代表まで幅広い対象への指導を行う。2021年にはラグビートップリーグでも指導。著書に『「個」を生かすチームビルディング』(小社)や『「勝つ」組織 集団スポーツの理論から学ぶビジネスチームビルディング』(小社)、「脱 トップダウン思考 スポーツから読み解くチームワークの本質」( 東京法令出版)がある。その他、テレビ出演、企業研修など多数。Yahoo! ニュースオーサーとしても活動中。【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月29日野球というスポーツを通じて子どもたちの健やかな成長を応援し、将来へ寄り添い、また復興支援も同時にサポートする「AIG」×「MLB CUP 2022」活動プラン発表会が行われました。「AIG」×「MLB CUP 2022」活動プラン発表会発表会は、まずAIG ジャパン・ホールディングス株式会社/AIG損害保険株式会社代表取締役社長兼CEO ジェームスナッシュ氏より、リトルリーグの全国大会「MLB CUP」をはじめとしたAIGのプロジェクトについての概要が説明されました。「MLB CUP 2022」は小学4〜5年生を対象に、次世代を担う全国の野球キッズに夢を与え、野球人口拡大に繋がる普及プログラムを創ることを目標とする新しい形の野球大会・トーナメント。2016年より東日本大震災の復興をサポートする目的で毎年開催されています。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は中止、2021年は予選大会のみの実施、という状況でした。しかし今年は、既に5月より予選大会が開催中。7月29日~31日に、宮城県石巻市で執り行われる全国決勝大会へ向け、全国の約1900名もの野球少年たちが日々、熱戦を繰り広げています。メジャーリーグベースボールジャパン代表の川上紗実氏も来賓として登壇し、開催へ向けた喜びをナッシュ氏と分かち合っていました。また、その後に行われたトークセッションでは、元メジャーリーガーの松坂大輔さんと岩隈久志さん、野球人の東尾修さんを父に持つプロゴルファーの東尾理子さんも登壇。3人とも、子どもが少年野球を行っているパパ&ママだそうで、「野球に取り組む子どもを応援する親」としての視点でも大いに盛り上がりました。親になり、子どもの野球をサポートして思うこと「自分が野球をしていた頃は、純粋に楽しくやらせてもらっていたのですが…いざ親になると練習場への送迎など、意外と大変ですよね。いま思うと、自分が子どもの頃は相当両親に負担をかけていたと思います。でも、気持ちよく野球をやらせてもらえていたのでありがたいです」(松坂さん)「昔といまでは野球のできる環境など少し違いますが、子どもを見ていて競技に取り組む楽しみという本質は同じかなと感じます」(岩隈さん)「野球は団体スポーツなので、ルールや約束を守ったりすることも子どもにとって学べる大切なことだと思います。チームメイトと切磋琢磨して皆で努力していく姿、いいですよね。野球には技術だけでなく、人間が成長するうえで学べることがたくさんあると感じました」(東尾さん)応援する側になり親に感謝を感じた松坂さんに対し、岩隈さんは野球の楽しさの普遍性、東尾さんは礼儀や協調性を学ぶ機会にもなっている、と感じているそう。野球を通して培えるもの全員が、野球を通して「より強い人との絆」ができた、と感じているそうです。もともと人見知りの松坂さんは、野球を通じてより深い友人ができたとのこと。岩隈さんも小中高からの野球仲間とは未だに付き合いがあるそう。また、東尾さんは子ども同士だけでなく親同士でも絆ができたとのことでした。またAIGナッシュ社長も野球を親しむ一人。「私も小さい頃の野球仲間とは未だに友だちです。彼らと集まるときは、かつて応援してくれた祖父、親同士でも集まるので3世代、いまでは私の子も含めた4世代の集いになります。この絆は生涯続くものだと実感しています」と、スポーツがもたらす世代を超える絆の素晴らしさについて熱く語っていました。確かに、野球はいくつになっても観ることもプレイすることもでき、前の世代から次の世代へ繋がることができる非常に身近なスポーツ。今回の「MLB CUP2022」でも、きっとたくさんの夢、絆、ドラマが生まれることでしょう。
2022年06月06日11月30日浅草橋ヒューリックホール(東京都)にて、スポーツ庁、文化庁及び観光庁共催の「スポーツ文化ツーリズムアワード2021表彰式」が開催され、青森県弘前市にあります「ひろさき芸術舞踊実行委員会」が主催する「SHIROFES.」が国内最高賞となる「スポーツ文化ツーリズム賞」を受賞しました。海外ダンサーによるダンスバトルの様子(SHIROFES.2019)ひろさき芸術舞踊実行委員会URL: 授賞式には、ひろさき芸術舞踊実行委員会の岩渕伸雄委員長が出席し、和田浩一観光庁長官より賞状が手渡されました。岩渕委員長は受賞の感想として「ダンスの世界大会を弘前城で行うことからスタートし、結果として多くの方々に弘前へ足を運んでもらえる機会になり、弘前らしさというものを発信・共有でき、このような結果をいただけて、自信につながりました。コロナによって現場で開催できなかったことを励みに、今後も更なる規模感で開催し、地元のアイデンティティを高められる機会にしていけたらと思う。」と述べました。スポーツと文化資源を観光に結び付け、国内外の旅行者や地域の活力につながる取り組みに送られる「スポーツ文化ツーリズムアワード」。過去には「富士山ネイチャーツアーズ」や「日光国立公園マウンテンランニング大会」といった世界でも名が知られる場所を活用したイベントが受賞しています。国内最高賞となるスポーツ文化ツーリズム賞受賞は東北初の快挙となります。「SHIROFES.(城フェス)」は弘前城本丸を舞台に、2016年より毎年開催している世界最大級のダンス&パフォーマンス複合フェスティバル。世界最高峰のダンスの世界大会やエクストリームスポーツ界トップアスリートによるステージ、津軽三味線、津軽笛、ねぷた囃子の生演奏、地元高校生書道部による書道パフォーマンス、eスポーツコンテンツや地元アーティストによる音楽ライブなど、幅広く充実した内容で開催しています。地元大学生による津軽三味線パフォーマンス(SHIROFES.2019)フリースタイルバスケットボールパフォーマンスにて地元の子どもと交流(SHIROFES.2019)■受賞のポイント(1)「伝統文化との融合」若者の文化と弘前にある伝統文化の融合が評価の一因になっています。弘前城という観光資源の活用と道具立てとしての津軽の伝統芸能。五輪の正式競技にもなっているダンスといったスポーツ。両方の要素を持つ点が評価されました。■受賞のポイント(2)「国内外からの参加者も」2016年開催当初の大会参加者は主に東北からの参加者がほとんどで342人、海外からの参加者は6人でした。2019年の開催には海外からも来場があるほどに発展し、県外参加者は857人。うち海外からは108人もいました。■受賞のポイント(3)「2億円以上の経済効果」2016年開催当初の経済効果は3,630万円。来場者は5,500人でしたが、4年後の開催には約9,000人と増え、WEB・メディア広告換算費用も含めると2億2,300万円という経済効果を産出しました。全国でも有数のイベントに発展しています。■受賞のポイント(4)「ネットの生配信やSNSを使った発信」情報の発信をオンライン中心で行っているという点と、イベント後もレポート動画などの再生回数が伸びて総再生回数は100万回を超え、コロナ後のイベント開催のモデルケースになっています。■受賞のポイント(5)「世界に広がる将来性」今回の受賞は地域と共同した4年間の実績も評価されました。コロナの状況下でありながらも2021年はオンラインのみで開催、2021年は、イベント出演者のみ弘前に来てもらい、オンライン配信と組み合わせたハイブリット型で開催。参加者全員には抗原検査や食事までも徹底管理した宿泊施設・選手村の設置などを行い、継続的に実施をしております。表彰時の岩渕委員長とプレゼンテーターの和田浩一観光庁長官受賞時集合写真2020年はオンラインのみの開催。SNSを活用した予選形式にてダンスバトルを行ったところ、アメリカ・フランス・中国といった世界42カ国から1,200人を越えるエントリー者が集まりました。<今後の予定>2022年のSHIROFES.は、2022年7月2日3日の2日間に渡って青森県弘前市にて開催予定です。<ひろさき芸術舞踊実行委員会>芸術舞踊に関する活動を青森に根付かせ、多くの人々に芸術舞踊に親しみ、理解を深めてもらうため2012(平成24)年に発足した市民団体。子どもたちに発表の場を作るという思いから始めた舞台公演「DREAMER」や「ダンスフェスティバル」「DANCE交流文化祭」など弘前を中心に活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月02日コロナ禍が続き、運動習慣の大切さを再確認する昨今。今夏は世界的なスポーツ大会も開催され、「スポーツの魅力」に改めて気づいた方も少なくないことでしょう。憧れの選手たちのようにスポーツ万能になりたい子どもたち、そして健康な体を維持したい大人たち、どちらの期待にも応える楽しいオンラインイベントが、8月23日に開催されました! イベント名は、伊藤園 健康ミネラルむぎ茶「スポーツにも、むぎ茶!キャンペーン」発表会。スペシャルゲストとして、笑福亭鶴瓶さん、そして日本を代表する桐生祥秀選手が登場しました!■『健康ミネラルむぎ茶』を飲む最適なタイミングは!?「スポーツにも、むぎ茶!キャンペーン」は、スポーツシーンにおける「無糖のスポーツドリンク」として、やかん品質でおいしい『健康ミネラルむぎ茶』の飲用を推奨しています。イベントでまず行われたのは、トークセッション。日頃、芸能やスポーツの分野で大活躍のおふたり。健康意識も人一倍高く、夏は特にこまめな水分・ミネラル補給を徹底させているそうです。普段、ゴルフを楽しむという鶴瓶さんは、熱中症かと思った瞬間に健康ミネラルむぎ茶に助けられた……というエピソードを披露。「毎晩、ベッドの横にも必ず1本置いて寝ている」そうです。一方の桐生選手は、練習中は必ず「走って飲んで、走って飲んで、を繰り返している」とのこと。「水分補給は、喉が乾いてから飲むのでは遅い。30分おき、1時間おきなど時間を決めて、こまめに飲んでください」といったアドバイスを送っていました。練習や試合中のほか、お風呂や半身浴の後にも冷えた『健康ミネラルむぎ茶』をゴクゴク飲むのが好きなのだそうです。続いては、「スポーツにもむぎ茶」クイズ対決! おふたりが、腿上げ運動付き早押しスタイルで競い合いました。(1) 『健康ミネラルむぎ茶』は原料と焙煎にこだわって、じっくりコトコト煮出したやかん品質の美味しさにこだわっていること(2) 5大栄養素のひとつで、体の中では作ることができないミネラルが豊富なこと(3) カロリーが気になる方にも安心な無糖のスポーツドリンクであることお互いにまつわるクイズも出題しあい、最後は、小さなお子さんたちの間で話題になっているという「鶴瓶さんを探せ!」ゲームを、今回のイベント限りのバージョンで実施。オンライン上でも大いに盛り上がり、クイズは桐生選手の勝利となりました! ■応募者全員が視聴できる「走り方教室」の一部を紹介!さらに今年のキャンペーンでは、伊藤園の麦茶24本分のレシート写真を集めて応募した全員が、「鶴瓶さん&桐生選手の走り方教室」(オンライン配信)に参加できるとのこと!イベントでは、「走り方教室」の内容の一部をデモンストレーションしてくれました。「かけっこが速くなりたい」「手軽に体幹を鍛えたい」という人は、以下2つのトレーニングを試してみるだけでも、かなり効果がありそうです!(1) 片足を90度に曲げ、左右逆の腕を挙げて10秒静止するポーズ。このポーズを毎日左右2〜3セットほど行うと、走るのに欠かせない「足を上げる動作」に、体が慣れてくるそうです。(2) 続いては、上の写真のようなポーズで、ペットボトルを拾うトレーニング。難しい人はペットボトルを自分に近いところに置くか、椅子や本などに置いてもOK、とのことでした。パパ・ママ世代へのアドバイスとしては、「小学生の段階では、どんなスポーツに取り組んでもOK。体の使い方が分かってきて、のちのち“走り”にもつながっていきます」とのアドバイス。桐生さんも小学生の頃はサッカーをやっており、中学生で陸上に転向したそうです。配信イベントが待ちきれない方は、 「スポーツにもむぎ茶」 サイトをぜひチェックしてみて。「桐生選手の走り方&トレーニング講座」「体を動かそう!ラクラク運動」「はじめてのウォーキング&ランニング講座」といった講座が、今すぐ視聴できます!■抽選で「ミネラル補給セット」や「夢のかけっこ教室」が当たる!また今回のキャンペーンでは、抽選で当たる2つのコースも。「鶴瓶さんコース」では、角型・蓋付きで冷蔵庫に寝かせて入れられる「取手付きポット」、冷凍や飲んだ後に便利な収縮させられる「スクイズボトル」、そして4種類の健康ミネラルむぎ茶製品、そしてミネラルつながりで「にがり・しお」、それを活かせるレシピのセットが5000名に当たります。もうひとつは、「桐生選手コース」。憧れの桐生選手に走り方を教えてもらえる「夢のかけっこ教室」が、小・中学生限定で10名に当たります。世界で戦う陸上選手に直接、走り方を教えてもらえるなんて、かなり貴重な機会! 桐生選手も「かけっこで一番になりたい人はぜひ応募してほしい」と意気込んでいました。 キャンペーンの詳細はこちらから 。締切は9月26日です!ちなみに鶴瓶さんと桐生選手は、普段から暑中見舞いや電話でのやりとりをする仲だとか。鶴瓶さんが「この人は合うな、という感じ」と相性の良さを語ると、桐生選手も「街なかで2ショットの広告を見られるのが嬉しい。親にも羨ましがられています」と良好な関係性を覗かせていました。伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』は、汗で流れ出てしまう大切なミネラルを効果的に補える、無糖のスポーツドリンク。暑さや熱中症対策、そして運動時にも大いに活用したい、健康な毎日の味方です。たっぷり飲んだ後は、ぜひキャンペーンにも応募してみてくださいね!(取材・文/外山ゆひら)
2021年08月24日ママになり早10年。子どもにはたくましく元気に育ってほしい!と願いながら毎日一生懸命ご飯を作っているけれど...好き嫌いも多く少食でなかなか思うように食べてくれない。成長期の今、これで栄養足りてるの?なんて周りの子と比べては、どんどん不安に。そんな時に同じサッカースクールのママ友に教えてもらったのが セノバス+ ! 調べてみると「⼦供の成⻑期に適した栄養を与えられているか不安」「運動量の多い⼦供の健康管理が気になる」などの悩みを解決するために生まれた商品とのこと。これは我が家にぴったりでは!気になったので早速購入してみました。↓スポーツジュニアが飲んでいるセノバス+をみてみる↓ 成長期サポートドリンク「セノバス+」って? ■セノバス+で効果的に栄養補給を セノバス+ にはアルギニン2,500mgという本格処方なのはもちろん、成長するカラダに必要な栄養素がバランスよく含まれています。せっかく子どもに飲ませるなら成分にもきちんとこだわりたいですよね!▼1.伸びるチカラをサポートする複数のアミノ酸 ・伸びるチカラにアプローチするアルギニン2,500mgを⾼配合・ぐっすり休息をサポートするグリシン1,100mg・運動パフォーマンスをサポートする17種のアミノ酸 / 合計5,000mg▼2.⼦供のカラダに必要な栄養素・⽜乳コップ1杯分同等のミルクカルシウム・ビタミンBをはじめとする11種のビタミン・20種の乳酸菌さらには小児科医、栄養管理士さんのお墨付きというのも安心です!↓専門家お墨付きのセノバス+をみてみる↓ 成長期サポートドリンク「セノバス+」って? ■セノバス+がワンコインでお試しできる先にも述べたとおり、我が家の子どもは好き嫌いがとにかく多い...。「セノバス+も買ってから飲めないって言われたら困るなぁ」と思っていたのですが、公式サイトを見たら【3日間トライアル付・定期コース】という商品がありました!これなら500円でまず3日間お試しすることができます。飲めなかったら定期コースをキャンセルできるので、チャレンジしやすいのもいいですね!↓ワンコインではじめる!↓ 「セノバス+」トライアルセットを購入 ■セノバス+トライアルセットが届きました! では、ここからは実際に私が体験してみたリアルな感想と、みなさんの口コミを分析しご紹介します! 今回はサイトから注文してから2日で届きました。ポスト投函なので、不在時に受け取れるのも便利!封筒を開けるとトライアルセットと一緒にブランドBOOKなどが入っていました!▼さっそくセノバス+を作ってみた...!内容量は1包10g。個包装になってるので、サッカーの練習時に持たせることもできます。実際に子どもと一緒に作ってみました!まずはコップに セノバス+ を入れます。ふんわりとりんごの甘い香りがしてきました!!そこにお水を追加します。公式サイトによると多めのお水ならスポーツドリンク風に、150mlくらいのお水ならおやつ代わりに飲むジュースにとのこと。お水の他にも牛乳やお湯でアレンジもできるみたいです。かき混ぜるとすぐに粉が溶けました!シェイカーを使わなくていいのも手軽でいいですね!子どもも自分で作れるので楽しそうでした。▼セノバス+を子どもに飲んでもらった結果...実際に子どもにも飲ませてみたところ「リンゴジュースだ!美味しい!」と気に入ったようです!わたしも一緒に飲んでみましたが、想像以上にさっぱりで大人にも美味しかったです!粉っぽさがないのもポイント高い。↓公式サイトで詳しくチェック↓ 「セノバス+」公式サイトはコチラ! ■SENOBAS+のSNSでの評判と口コミは!?ところで セノバス+ はSNSでも話題になってるの?と疑問が!そこで調べてみたところ、多くの投稿がされていました。いくつかご紹介したいと思います。Tさん兄弟(8歳、6歳)成長期に必要なサポート成分が配合されていて、特にスポーツをする子供にはぴったり。栄養を効率的にドリンクとして摂取できる♪2人は冷たい水に溶かして飲んでいます!りんご味なので飲みやすいみたい!!Mさん(10歳)カラダは食べたもので出来ている‼︎と思い母はご飯作りを頑張っていますが、補いきれない栄養をこういう形で摂るのもアリ♫と、 セノバス+を大好きな牛乳にとかしてお風呂上がりに飲んでみた!粉を溶かして〜なんかすごいいい匂いする〜ゴクゴクゴク〜めっちゃ美味しい! 一気飲みwwwww続けるためには美味しさ大事!!Yさん(13歳)粉が水にすぐ溶けるのが、本当にいい!! 今日は朝から野球頑張った姉ちゃんも、グビグビ飲んでました♪栄養を効率的に採れるなんて、ほんと凄い!!これなら毎日続けられそうです♪セノバスすごく美味しかったー!スイミングや体操教室の日に子供に飲ませてるよー♪りんご味でごくごく飲んでくれてる!美味しいから続けやすい!子供の栄養が足りてるか心配で「セノバス+」お試し。水にすぐ溶けリンゴジュースみたいに美味しい。これなら毎日続けられそう。実感力にこだわった成長期サポートサプリ【SENOBAS+】を子供に飲ませてます!大切な時期に効率よく、続けやすく栄養を摂取できるよう開発した成長期サポートサプリメント。さっぱりしたりんご味で飲みやすい〜〜積極的に子供に摂って欲しいなぁ〜↓SNSでも大人気!↓ SNSでも大人気「セノバス+」を見る! ■SENOBAS+はジュニアアスリートからも好評!?SNS以外のところでは、Jリーグプロを多数輩出する名門『横浜FCフットボールアカデミー』のみなさんもセノバス+を飲んで「飲みやすい」「美味しい」と大絶賛!さらにプロのサッカーリーグ『FC町田ゼルビア』のオフィシャルスポンサーも務めています! セノバス+ 世代、ユースチームのユニフォームにはロゴも入っているんですよ!↓ジュニアアスリートからもお墨付き!↓ 「セノバス+」を今すぐ買う ■最もお得にセノバス+を買う方法は?3日間トライアルを500円でお試しできるこのキャンペーンは、調べたところ公式限定のようです。気に入ったら定期購入に進めるので「子供が飲めるか心配」「急に定期購入は不安」という方にオススメ。ちなみにトライアル後の定期購入は、ずっと40%OFFの6,450円(税込)単品で買うと10,580円(税込)なので、長く続けるなら圧倒的に定期便の方がお得です。トライアルはもちろん、定期便になってからもずっと送料無料なのも嬉しいポイント!■セノバス+よくあるQ&A セノバス+ の「500円トライアル付・定期コース」を購入する際に気になること、よくありそうな質問についてまとめてみました。・本当にトライアルのみでキャンセル可能?トライアルのみでキャンセルが可能です。トライアル後定期購入を希望しない場合は、発送日から7日以内にマイページから定期購入のキャンセルを行ってください。マイページからいつでも手続きができるのも安心です!・定期購入の縛りはある?違約金や購入期間、回数の縛りはありません。その他、配送を早めたり、遅らせたりすることも自由にできます。・定期購入はいくらになる?通常単品価格10,580円(税込)のところ、定期購入に限りずっと40%OFFの6,450円(税込)になります。さらに1回目の定期購入は500円引きされるので、実質トライアルが無料というお得さ!・1日のうちで、いつ飲むのがいい?毎日継続しやすい時間帯にいつ飲んでもOKとのこと!口コミを見ると運動前後や、起床時の水分補給として飲んでる方が多かったです。・何歳から飲むことができますか?セノバス+は3歳以上の方を推奨とした処方になっております。また大人にも必要な栄養素がたくさん含まれているので、ご家族皆さんで飲むことができます。■SENOBAS+についてまとめ!我が家では毎日朝飲むのがきちんと習慣になってきました。子どもも「今日は牛乳でつくってみようかな」と自分からアレンジを楽しんでいます。セノバス+をはじめて特に良かったなと思う点は、・食事だけでは補えない栄養をバランスよく補給・アルギニン2500mgの本格処方・りんご味で美味しい・サッカーしてる子供の栄養サポートができる何より「運動量に対して栄養足りてるかな?」「バランスよく栄養管理できてるかな」と日々不安だったわたしが、セノバス+のおかげで安心できたのも大きいです。成長スパート期のタイミングでサポートしてあげられるのは今だけ...!気になる方はトライアルから試してみるのもオススメです。↓まずはお試しから「セノバス+」トライアル500円!↓ 「セノバス+」を今すぐ買う
2021年07月30日サッカーを頑張るお子さん、サポートする保護者にとって、重大な関心事である「成長期の体づくり」。どんなものを、どのタイミングで、どのぐらい食べればいいの? など、知りたい事柄はたくさんあるようです。そこで今回は 『成長スパート期を支えるサプリ飲料 セノバス+』のサポート のもと、FC町田ゼルビアで活躍する長谷川アーリアジャスール選手とスポーツ栄養士の吉村俊亮さんによるスペシャルイベントが7月4日にオンラインで開催されました。その様子をお届けします!■長谷川 アーリアジャスール(FC町田ゼルビア所属)小学4年からサッカーを始め、レアル・サラゴサ(スペイン)など複数のチームを経て、2021年FC町田ゼルビアに加入。プライベートでは二児の父。■吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)株式会社AND-U代表取締役。管理栄養士、NSCA-CPT、フードスペシャリスト、サプリメントアドバイザー、AHA-BLS-HCP。2012年より栄養指導を開始、世界で活躍する多くのトップアスリートをサポートしている。■成長に必要な4つの要素イベントは吉村さんの栄養セミナーからスタート。成長期のお子さんには、適度な運動、栄養、睡眠、心の安定の4つが重要なこと。「大人と違い、子どもは発育発達のため、プラスアルファの栄養が必要」といった話がありました。また「成長特性」についても言及し、成長のスピードについては、次のように説明します。「小学6年生、12歳の男の子の平均身長が149.9センチ、女の子が151.1センチです。成長には個人差があります。オーバーワークにならないように運動の量を考えながら、食事、睡眠、心の安定を保っていると、遺伝子的に本来伸びるべき身長まで、問題なく伸びていくと考えられています」食事については、「サッカーをする小学校高学年から中学生の場合、1日3,000キロカロリー程度が必要です」と話します。1日3食に換算すると、1回の食事で1,000キロカロリーの計算です。「朝食であれば、2パックの納豆、どんぶり1杯のご飯(260g)、卵1個、コップ1杯(200cc)の牛乳、オレンジジュースで1,000キロカロリーです。このメニューは炭水化物、タンパク質、脂質、カルシムなどが理想的なバランスで含まれています。火を使わずに調理できるので、保護者の方が忙しくても、お子さんだけで準備することができます」朝昼晩で3,000キロカロリーをとるのが難しい場合は、補食としてエネルギーをプラスする方法もあります。「補食をとることで、空腹時に運動をすることで行われる、筋肉の分解も防ぐことができます。運動前は脂質が少なく、糖質を中心としたものをとりましょう。おにぎりやバナナ、オレンジジュース、ゼリー飲料などがおすすめです」練習後はなるべく早く、糖質とタンパク質が含まれたものをとると、疲労回復や体作りに良いそうです。吉村さんがサポートしているチームは、練習が終わり、補食をとってからストレッチなどのクールダウンをしているといいます。■牛乳を飲み、ナッツを食べていた少年時代吉村さんの第1部が終わり、2部は長谷川アーリアジャスール選手への質問コーナーです。ここでは、「小学生の頃には、どんな練習をしていましたか?」「背を伸ばすためにしていたことは?」「塾帰り(22時過ぎ)の夜食は何を食べればいい?」といった質問が寄せられました。アーリア選手は「小学生時代は朝早く起きて、近くの公園に行き、ドリブルの練習や壁当てをしていました」と話し、「背を伸ばすためには、牛乳を飲むこととナッツを食べていました。くるみやアーモンドもよく食べていましたね。いまでも間食でナッツやレーズンを食べるようにしています」と話します。栄養士の吉村さんは「ナッツには抗酸化作用がありますし、お肉ばかり食べると血液が濁って酸素の運搬が悪くなるのですが、ナッツに含まれる油が血液をサラサラにしてくれます。その結果、酸素の運搬能力が上がるので、持久力アップも期待できます」と説明します。アーリア選手は夜食に関しては「プロになって食事に興味を持つようになり、栄養士に相談したり、いろんなことを試してきました。遅い時間に食べすぎると体重が増えるので、ヨーグルトとはちみつとバナナなど、消化の良いものを食べるようにしていました。腹持ちをよくしたいときは、お餅も食べています」と実体験を交えて話します。■食事でとれない栄養素をサプリメントで補うのもひとつまた、サプリメントの必要性に関して聞かれると「食事で必要な栄養をとるのが大前提ですが、食事でとりきれない栄養素もあるので、それを補う意味でサプリメントは必要だと思います」とコメントすると、栄養士の吉村さんも「まったくそのとおりで、食事でとれない栄養素をサプリメントで補うのが理想です」と同調していました。 セノバス+ の佐藤さんは「保護者の方は食事の準備など、大変なこともあるので、そこをサプリメントでサポートできたらと思っています。セノバス+は安全性、信頼性にもこだわって作っていますので、信頼できる商品として選んでいただければと思っています」と話してくれました。質問が採用された人には、アーリア選手のサイン入りセノバス+が送られるなどサプライズもあり、イベントはあっという間に終了。アーリア選手は「食事に関して、子どもは何をチョイスすればわからないと思います。それを教えてあげられるのは親御さんです。今回のイベントが、子どもの成長に何がいいのか、考えるきっかけになればいいなと思います」と保護者の方にメッセージを送り、子どもたちには「プロサッカー選手になるためには、たくさん練習することも大事ですが、同じぐらい食事や睡眠も大切。いろいろ情報がある中で、良いものを選び、自分に合ったものをとり入れてくれたらなと思います」とアドバイスをしてくれました。参加者のみなさんに感想をうかがうと「アーリア選手の実生活、子ども時代のことなど参考になりました」「成長期の子どもに必要なカロリーや献立への簡単な追加方法など、ためになる話が聞けました」「クラスで背が低い方なので、大きくなるか心配していたのですが、これからだと希望が持てました」など、大満足の様子でした。サッカーがうまくなる、成長のヒントがたくさん詰まったこのイベント。参加者の皆さんの今後の成長、そしてサッカーでの活躍に期待大です!■スポーツキッズを持つママ達の声から生まれた、実感力にこだわる成長サポートサプリメント「セノバス+」セノバス+はスポーツを頑張るお子様の成長とカラダづくりに必要な栄養素を追求し開発された本格成長サポートサプリメント。伸びるチカラにアプローチするL-アルギニンの他、運動する体をサポートするアミノ酸を17種類合計5,000mg配合。カルシウム・ビタミン・乳酸菌など、毎日の健康管理に重要な栄養素もしっかり含まれています。「伸びるチカラ」に徹底した処方による"効率性"に加え、お子様が喜んで飲みたくなる美味しさと手軽さによる"継続性"で実感力にこだわり、スポーツを頑張るお子様を全力で応援します。国内生産&GMP認定済工場での安心安全製造。とてもお得な初回トライアル500円特別キャンペーンを実施中です。 ・「セノバス+」公式サイト
2021年07月30日Jリーグで活躍するプロサッカー選手とスポーツ栄養士から、スポーツを頑張る成長期の子どもの体づくりについて、親子で楽しみながら学べるオンラインイベントが開催!今回はウーマンエキサイト読者様特別ご招待のご案内です。子どもの成長スパート期を支えるサプリ飲料「セノバス+」が"スポーツキッズの成長期の可能性、伸ばす! "をテーマに、7月4日(日)にオンラインイベントを開催します。第1回開催となる今回のテーマは、「プロに聞こう!成長期の体づくり」。当イベントでは、世界で活躍するトップアスリートの栄養管理を務めるスポーツ栄養士の吉村俊亮さんより、成長期に必要な正しい栄養の取り方を解説いただきます。後半では、FC町田ゼルビアのMFとして活躍する長谷川アーリアジャスール選手に、プロとして活躍するための秘訣や、成長期に実践していた体づくりのお話をお伺いします。今回は特別に、ウーマンエキサイト読者、30名様を無料でイベントにご招待します!申込は7月1日(木)12:00までです。保護者も子どもも楽しく学べる内容となっていますので、ぜひ親子でご一緒にご参加ください! >>「セノバス+」オンラインイベント 応募はこちら ■登壇者ご紹介長谷川 アーリアジャスール (FC町田ゼルビア所属)1988年10月29日生まれ、埼玉県出身。ポジションはMF。小学4年からサッカーを始め、レアル・サラゴサ(スペイン)など複数のチームを経て、2021年FC町田ゼルビアに加入。186cmという恵まれた体格に加え、足下の技術も高く今季17試合に出場し5得点をマーク(第17節時点)しチームに貢献、ダイナミックなプレーで観客を魅了している。プライベートでは二児の父。吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)1988年5月26日生まれ、福岡県出身。株式会社AND-U代表取締役。管理栄養士、NSCA-CPT、フードスペシャリスト、サプリメントアドバイザー、AHA-BLS-HCP。2012年より栄養指導を開始、2020年に株式会社AND-Uを設立し、世界で活躍する多くのトップアスリートをサポートしている。小学生から大人、プロアスリートからアマチュアまで幅広く指導経験を持つ。管理栄養士でありトレーナーでもあるため、栄養面と運動面をきちんと考えた指導が持ち味。※出演者は健康状態等の都合により変更になる可能性がございます。予めご了承ください。■セノバス+についてセノバス+は、以下のようなお悩みを解決するために生まれた、成長スパート期を支えるサプリ飲料です。●子どもの成長期に適した栄養を与えられているか不安●フィジカルで有利になるスポーツをしている子どもの夢を応援したい●運動量の多い子どもの健康管理が気になる●好き嫌いがある、食が細いなど⼦どもの栄養管理に >>セノバス+公式サイトはこちら ■ご応募方法下記フォームから必要事項を入力の上送信し、応募完了となります。応募〆切:2021年7月1日(木)12:00まで >>「セノバス+」オンラインイベント 応募はこちら <注意事項>・申し込み多数の場合は抽選となります。・募集期間終了後、当選された方へのみご案内のメールをお送りします。・視聴中に顔や音声が公開されることはありません。安心してご視聴ください。■開催概要・イベント名:<セノバス+ presents>スポーツキッズの成長期の可能性、伸ばす!vol1.プロに聞こう!成長期の体づくり・主催:エキサイト株式会社・開催日時:2021年7月4日(日)15:00開始(開催時間:90分前後)・登壇者:長谷川 アーリアジャスール (FC町田ゼルビア所属)吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)・開催形式:Zoomを用いてオンラインで開催■お問い合わせフォーム >>セノバス+ (エキサイト株式会社)
2021年06月29日週末宿泊プランを限定販売野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は様々な地域にてスポーツクラブ「メガロス」の46施設を運営、健康の新たな価値を提供し、スポーツクラブ事業の枠を超えた新たなサービスの提供を行っています。同社はグループ会社の野村不動産ホテルズ株式会社の管理・運営するNOHGA HOTEL UENO TOKYOと共に、特別宿泊プランを販売することを明らかにしました。宿泊日は6月18日(金)から21日(月)の3泊4日。トレーニングスーツやオリジナルアロマ、バスソルトなどの豪華お土産付きです。総合的なウェルネスを整える豊かな時間今回販売される宿泊プランは、「運動」「食事・栄養」「睡眠」に特化したプログラムを備え、メガロスインストラクターによるパーソナルトレーニングや朝ヨガ、瞑想などを体験できるものです。コロナ禍での外出自粛により健康関連の問題意識を抱えいる人に向け、ホテル内フィットネスジムを貸し切りで使用し、パーソナルトレーニングを行います。朝昼夜の食事付きで栄養管理も徹底され、客室には最高な眠りを提供するエアウィーブのマットレスを採用するなど、トレーニング以外のボディメンテナンスにも配慮さたプランです。(画像はプレスリリースより)【参考】※メガロス×NOHGA 充実の4日間 ウェルネスステイ
2021年06月01日今社会が求めているのは、変化の激しい社会を生き抜く力を持つ"自立した子"。ということは親御さん達も体感しているのではないでしょうか。平成29・30年に学習指導要領が改訂され、「生きる力~学びの、その先へ~」というリーフレットが学校などで配布されましたよね。子どもがもらってきた、というご家庭も多いのでは。サカイク読者の多くの親御さんも、「子どもにはちゃんと年齢なりに自立していってほしい」と願っていらっしゃいます。自立とは、自分のことを自分でできるのはもちろん、自分がやりたいことを自分で見つけ、それを実現するために試行錯誤しながら探求できることです。そんな自立した子にするためには、親のサポートが必要不可欠。どんなサポートができるのかを、親子向けのサッカー教室や外遊び教室を実施しているkid’s dream プロジェクトの西脇和治さんに聞きました。(取材・文:前田陽子)外遊び経験が少ない現代の子どもたち■「自由にしていいよ」と言われると思考がフリーズする現代の子どもたちひと昔前の子どもたちは、近所の公園でかくれんぼや鬼ごっこ、木登りなどを子どもたちだけで遊んでいました。親御さんたちも子ども時代にそのような遊びをしたことがあるのではないでしょうか。その中で熱中したり、喜んだり、ケガという失敗をたくさんしながら、体力や創造性、判断力、社会性を育くんできたものです。ですが、現代の子どもたちはゲームなど室内で遊びが中心で、外で走り回る時間はぐっと減っています。未就学児の時点で保護者が「うちの子、体力ないな」と気づくことも少なくないのだとか。自宅のみならず、幼稚園や保育園で他の子とのかかわりをみて気づくパターンもあるようですが、体力以外に遊び方にも課題があるようです。「今の子どもたちはまず体力がないです。保育園や幼稚園の園庭での遊び方も画一的。提案された遊び方は上手にできるけれど、自分で遊び方を考えるということをしたことがないんですよね」と西脇さんは現在の子どもたちの様子をこう話します。例えば、いくつかの輪っかで遊ぶ時。順番に輪っかを飛んでいこう、と言われたことは楽しんでできます。けれど、輪っかを使って自由に遊んでいいよ、となると身体が止まってしまう。この輪っかは片足で、こちらは両足でジャンプしようなどと、遊び方を想像することができません。「未就学の子もびっくりするほどたくさん習い事をしています。どこかに行って教えてもらう、こういう風にやるという道順があってやることばかりです。なので、自由に好きなことをやる経験がない。大人の水先案内がないと遊べない原因でしょう」と西脇さん。まして親世代も豊かで便利な時代に生まれ、ものごとには決まった手順やマニュアルがあるのが当たり前、言われたことをやるのが良いとされる環境で育ってきたので、「自由に」と言われてどんなことができるか、わが子に教えられなかったりするのだとか。なのでついわが子にも方法などを示して、その通りに動かそうとしてしまいますが、大人が先導をする「教える」ことをちょっと減らすことで、子どもが自ら考えるようになるのではないでしょうか。■昔と今では子どもを取り巻く環境がこんなに違う先述したように、昔と今では子どもたちの外遊びや様々な環境が異なっています。日本サッカー協会のキッズプログラムのハンドブックによるとU-6年代では下記のような違いがあるとされています。外遊び【昔】鬼ごっこ、木登り等の外遊びが中心。グループ(年齢、性別の違った仲間)遊びの中で喜び、熱中、成功、失敗が原動力となって、からだ、精神、創造性、判断力、社会性が育てられました。大人の出る幕はありませんでした。【今】テレビ、ビデオ、コンピュータゲーム等の室内でかつ少人数(同性、同年齢)での遊びが台頭。リセットして何度も繰り返すことのできるゲームには悔しさや痛みを感じる場面がありません。時間や内容も大人がコントロールしなければなりません。強制されない自由なスポーツの減少【昔】こどもたちが空き地や広場でボールを蹴ったり野球をしたりしていました。そこでは強制されることなくのびのびと自由にスポーツを楽しんでいました。【今】空き地や広場の減少と、交通事情の変化にともなって、自由な遊びの延長であるスポーツからクラブでプログラム化されたスポーツに変わってきました。他人への無関心【昔】社会的意識が高く、年代を超えた交流やつながりがありました。学校の先生も責任持って、こどもに厳しく規律やモラルを指導する環境がありました。【今】(諸事情がありますが)注意したり、叱ったりする人が特別視され、他人のこどもに無関心な大人が増えてきました。規律やモラルを指導する場が減り、学校の先生も厳しく接することが難しくなってきました。家庭環境の変化しつけの低下【昔】兄弟も多く、縦の組織がはっきりした大家族でした。全員での食事の機会を通じて、家庭内でも日常的に競争や協調が必要とされていました。また親の責任やこどもに対する要求も多く求められていました。【今】少子化によって、兄弟が少なく、個室が与えられる等、家族の間での刺激が少なくなりました。一人のこどもに対する親の期待が大きかったり、自分の基準でこどもに接するため過保護になったり、逆に放任になってしまうケースも出てきました。子どもを取り巻く環境の変化(出典:JFAキッズ(U-6)ハンドブック)■結果や成果の評価ではなく、やろうとしたことを褒める西脇さんが主催する親子プロジェクトでは、最初に親子で遊ぶ時間を設けています。キッズプロジェクトでは親子で遊ぶ時間を設けています親御さんには遊ぶ間、次の言葉や行動は無しでと約束してもらうのだそうです。・批判する・責める・文句を言う・がみがみ言う・脅す・罰する・目先のほうびで釣るそのようにすると、親はじっとわが子を見る時間が増えます。子どもが何かに挑戦しようとしているところを親が見つけ、挑戦した姿勢を認めてあげると子どもたちがどれだけいい顔をするかを見ることができるからだそうです。と同時に、普段どれだけ「やりなさい」などの指示命令が多く、子どもたちがやろうとしているところを見つけていないのかもわかるのだとか。講習で言われるだけではぼんやりとしか理解しませんが、目の前でわが子が良い顔、嬉しそうな顔をする瞬間を見る体験をすることで大きな気づきになるそうです。■やる前から「無理」「やらない」という理由親をはじめ、先生やコーチたちも「できたね~」「あ~、○○が出来たらよかったのに」など結果や成果、順位で判断することが多いため、子どもは目の前の課題を見て出来そうじゃないと感じると自分から「やらない」「挑戦しない」という選択をしてしまうのだそうです。また、大人の手が足りすぎていると失敗を恐れることが多いのだとも。わが子に頑張ってほしい、挑戦してほしいと思っているのに、声かけで挑戦する意欲を削いでしまっている、それどころか挑戦が怖いと思わせているのは非常に残念なことですよね。大切なのは結果ではなく、やろうとする過程です。やろうとする素振り、やろうかなという言葉を聞いたら「いいところに気が付いたね」とやろうとしていることを褒めると良いと西脇さんは言います。そして思い切って取り組んだら、結果はどうあれ「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」と声かけをしてあげて、と語ります。そういった事を繰り返し子どもの背中を押してあげることで、それまで無理と言っていた子がびっくりするぐらいチャレンジするようになるのだそうです。親御さんはわが子の不安を取り除いて、安心してチャレンジできるようにしてあげてください。さらに親御さんへも西脇さんからの提案をいただきました。「親御さんにも自分が親として頑張っていることを誰かに認められたい、褒められたいという欲求がありますよね。親も初めて親をしているので、これでいいのかという不安を持っているのは当然のこと。大人になると、『頑張っているね、それでいいんだよ』と他者から言ってもらう機会はなかなかないので、ご友人間や夫婦間で言い合ってみるのも良いと思います」。夫婦は横並びでテレビを見たり、食卓でも並んで座ることが多いですよね。時には目を見て正面に座って、お互いを褒める時間を作ってみてはいかがでしょうか。■「遊びに行く」のはモールや名前のついている施設に行くことではないこれまでの活動でたくさんの親子に接してきた西脇さんは、最近の保護者の傾向をこう語ります。「親子で遊びに行くことを、子どもをどこかに連れて行くことだと思っている親が多いです」これには「確かに」と感じた方もいるのでは。「遊びに行く」と言うと、どこかの施設、名称のついている場所に行くことだと考える方は少なくない世代ですよね。テーマパークに行くことも悪くはないですが、子どもたちが求めているのはそれより手を繋いで歩いてくれること。自分の方を見てくれることの方が大事です。お出かけも素敵な思い出ですが、「遊ぶ」のはその辺の自然でもできる親子の触れ合いです。また、公園に出かけて親がシートに座ったままは子どもだけ「遊んできなさい」というのは良くない、と西脇さん。子どもの年齢にもよりますが、公園では手を繋いで歩くなど親子の触れ合いをたくさんした方が良いと言います。子どもは親と手を繋いでいることで安心感が満たされ、そうすると興味が変わって急に手を放して走って行くことも。安心することで、他方に興味がわいてそこに向かうことができる、この繰り返しがとても大事なのだそうです。その中で感性の元となる五感が刺激を受けて、次の第六感になるインスピレーションや創造性に広がって行きます。■協調性や思いやりを育むためには親子のかかわりが大事子どもが失敗しても怖くない環境を作ってあげることが大事そして子どもが「あのね」と話し出したら、遊ぶことや家事などから手を止めて話を聞いてあげて「そう思ったんだね」と受け止めることが大事だと言います。忙しい中毎回そんなの無理、という親御さんもいると思いますが、できるだけ子どもの話しに耳を傾け、しっかり聞いている態度を示してあげてください。協調性や思いやりは親子の関わりが多く子どもの心が満たされれば自然と育まれるもので、そのために親がストレスを抱えては良くないと西脇さんは指摘します。親がストレスをためると、子どもの些細な事が気になってガミガミ言ってしまったりと、しわ寄せが子どもにいってしまうことがあるので、周囲の人に協力を求め、親も積極的に気分転換をしてほしいとアドバイスを送ります。ストレスを軽減して子どもと1対1で向かい合う時間を作ることが大切です。子どもが一歩踏み出すためには、子どもと向き合い、十分に安心させてあげること、失敗することが怖くない安心環境を作ってあげることが大事です。甲斐甲斐しく子どもの面倒を見る親が「良い親」と見なされる風潮もあるようですが、いつまでも親が子どもの世話をし続けますか?いつまでも親が世話をし続けるより、徐々に自立してくれた方が、親も自分の時間を作れたりして楽になるのです。わが子を成長させたいなら、子どものやる気を見つけてたくさん「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」と声をかけてあげてください。西脇和治(にしわき・かずはる)一般社団法人エルソル / Elsol y TresTesoro代表社会において、自主自立した人間となれるよう支援、向上心を持って「考動する」人づくりなどのコンセプトを掲げ、ジュニア、ジュニアユースのクラブ運営、未就学児~小学生対象のスクール運営、親子の外遊び教室や保護者・指導者向け講演会を行うKid’s dreamプロジェクトなどの活動をしている。一般社団法人エルソル・エルソルKids dream プロジェクトJr、JrユースサッカークラブElsol y TresTesoro
2021年04月02日