キリアン・マーフィーが、「アイルランドのオスカー」と呼ばれる「アイリッシュ・フィルム&TVアカデミー賞」で主演男優賞を受賞した。同賞にはキリアンのほか、アンドリュー・スコット(『異人たち』)、デヴィッド・ウィルモット(『Lies We Tell』)、バリー・コーガン(『Saltburn』)、バリー・ウォード(『That They May Face The Rising Sun』)、ピアース・ブロスナン(『The Last Rifleman』)がノミネートされていた。主演映画『オッペンハイマー』での演技が高い評価を受け、今年、米アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、SAG賞と主要映画賞の主演男優賞を総なめにしてきたキリアン。母国での受賞は喜びもひとしおのようで、プレゼンターのリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)からトロフィーを受け取ると、「故郷で大好きな人たちや尊敬する他の候補者たちと一緒に、この会場にいられるのはとても特別なことです」と満面の笑みで喜びを語った。受賞後、バックステージでは「多くの友人や仲間と故郷で過ごすのはうれしいことだと感じます」とやはり故郷愛を炸裂させた。地元メディアの「Irish Examiner」には出身地コークの人々のサポートに感謝を伝えた。「みなさんの応援は素晴らしかった。本当に純粋に感謝したいです。本当に素晴らしいサポートでした。私にとって非常に意味のあることです」と語った。(賀来比呂美)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月22日映画『ツイスターズ』が、2024年8月1日(木)に公開される。監督は『ミナリ』のリー・アイザック・チョン。巨大竜巻の脅威 vs 人類の闘い映画『ツイスターズ』は、人類が英知を結集させ、仲間と共に巨大竜巻の脅威に挑んでいく前代未聞の“竜巻破壊計画”を描くアクション・アドベンチャー大作。世界規模の異常気象が起こる中、アメリカ・オクラホマ州では巨大竜巻「ツイスターズ」が多数発生。ある事故をきっかけに竜巻の研究に没頭している気象学の天才、竜巻インフルエンサーと、知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが竜巻破壊計画を企てる。各々の情熱を胸に、無謀ともいえる危険な計画に立ち向かっていく。監督はリー・アイザック・チョン、『ジュラシック・ワールド』製作陣も集結監督を務めるのは、リー・アイザック・チョン。2021年に日本でも公開された映画『ミナリ』が2020年第93回アカデミー賞にて6部門ノミネートを果たし、出演俳優のユン・ヨジョンがアカデミー賞助演女優賞を受賞したことで話題を呼んだのが記憶に新しい。また、製作陣には『ジュラシック・ワールド』のスタッフが集結。ハリウッドの最先端VFXを駆使して、恐竜をも超越する巨大竜巻「ツイスターズ」を映像に映し出す。劇中では、地球の唸り声のような轟音が鳴り響き、車が横転していく暴風の中、逃げ惑う人々、強風に吹き飛ばされないように必死にしがみつく人の様子などが臨場感たっぷりに描かれる。実際の観測データに基づき製作された、まさに“最強モンスター”級の巨大竜巻のリアルな迫力を、ぜひスクリーンで確かめてみてほしい。デイジー・エドガー=ジョーンズ、グレン・パウエルら出演キャストには、ハリウッドを牽引する新世代俳優たちが勢揃い。映画『ザリガニの鳴くところ』で話題を集めたデイジー・エドガー=ジョーンズをはじめ、『トップガン マーヴェリック』でエリートパイロット・ハングマンを演じたグレン・パウエル、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のアンソニー・ラモスが競演を果たす。ケイト…デイジー・エドガー=ジョーンズ気象学の天才。ニューヨークで世界の自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた中、故郷オクラハマで連続して巨大竜巻が発生していることを知る。タイラー…グレン・パウエル竜巻インフルエンサー。ケイトと敵対しながらもお互いの才能を認め合い、共に巨大竜巻に立ち向かっていく。ハビ…アンソニー・ラモスケイトが信頼を寄せる学生時代からの友人。映画『ツイスターズ』あらすじ気象学の天才ケイトは、自らの故郷オクラハマで連続して巨大竜巻が発生していることを知る。学生時代の友人ハビと、新たに出会った気象の知識も性格も全く違う竜巻インフルエンサーのタイラーとともに竜巻内部に秘密兵器を仕掛けるという前代未聞の“竜巻破壊計画“を立て、巨大な竜巻を倒すために立ち向かっていく。【詳細】映画『ツイスターズ』公開日:2024年8月1日(木)監督:リー・アイザック・チョン脚本:マーク・L・スミス出演:グレン・パウエル、デイジー・エドガー=ジョーンズ、アンソニー・ラモス、ブライドン・ペレア、キーナン・シプカ、デヴィッド・コレンスウェット原題:TWISTERS
2024年04月21日今年も映画ファンお待ちかね、アカデミー賞の日が刻々と近づいている。受賞者に授与される像のニックネームから、通称"オスカー"の愛称で親しまれるこの映画の祭典は今年96回目を迎える。すでに前哨戦として、全米映画批評家賞、PGA(全米プロデューサー組合賞)など、様々な映画賞がすでに発表されている。歴代オスカー受賞者の統計から、結果がアカデミー賞に反映されると言われているDGA(全米監督組合賞)、BAFTA(英国アカデミー賞)などの受賞結果を基に、今年のアカデミー賞を展望してみた。アカデミー多様性基準の施行でアジア作品席巻昨年の第95回アカデミー賞受賞式 Photo by Kevin Winter/Getty Imagesアカデミー賞を管轄する米国映画芸術科学アカデミーが、今年より新たにノミネート作品の選出ガイドライン(“Representation and Includsion Standards ー代表性と包摂の基準”)を施行した。「これまでのアカデミーは、多様性と平等性に欠けている」との世論を反映してのガイドラインだが、その恩恵を受けてアジア系の俳優や作品のノミネーションが目立っている。そしてなんと言っても注目されているのは、日本映画3作品だ。『君たちはどう生きるか』©2023 Studio Ghibli筆頭を飾るのが、長編アニメーション賞候補の宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』。日本アニメがこの部門で候補に上がるのは、2019年の細田守監督作品『未来のミライ』以来。先日開催されたBAFTA(英国アカデミー賞)の長編アニメ部門でも、ピクサーやマーベル作品をしりぞけて見事受賞を果たしたことから、今月の米国アカデミー賞受賞にも大きな期待が寄せられる。『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO., LTD.次に話題となっているのは、日本映画として初の視覚効果賞候補となっている『ゴジラ-1.0』。本作の山崎貴監督は、脚本、VFXともに手掛けたというからスゴい。ちなみにアカデミー視覚効果賞を、監督自身が受賞したのは、1969年の第41回アカデミー賞にて、『2001年宇宙の旅』におけるスタンリー・キューブリック監督の受賞が最初で最後。アメリカのゴジラ熱はかなり熱いうえに、『ゴジラ-1.0』は批評家の支持も高く興行的にも成功しており、山崎監督のオスカー受賞も夢ではない。『PERFECT DAYS』©2023 MASTER MIND Ltd.日本からの映えあるノミネート作品3本目は、『PERFECT DAYS』。ヴィム・ヴェンダース監督作品だが役所広司主演の日本製作と言うことで、国際長編映画賞にノミネートされており、第94回アカデミー賞(2021年)同部門における日本作品『ドライブ・マイ・カー』以来の受賞が期待されている。本作は、大都会でコツコツと働くトイレ清掃員(役所広司)の日常を詩情的に描いた作品。2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所さんが男優賞を受賞するという快挙を果たしている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』©2022 CTMG. © & TM 2022 MARVEL. All Rights Reserved.さて、BAFTAで受賞した作品はアカデミー賞でも受賞する確率が高い、という一般論がある。先日開催されたBAFTAでは長編アニメーション部門で『君たちはどう生きるか』が見事に受賞を果たしている。ハリウッド評論家たちのアカデミー賞下馬評では、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が先頭を走っている。だが、感触的に最後はアカデミー会員の投票がものを言い、『君たちはどう生きるか』が受賞するのでは…と筆者は予想している。主要部門で『オッペンハイマー』を追いかける『哀れなるものたち』『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.原爆の父とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの苦悩に満ちた半生を描いた映画『オッペンハイマー』は、今年度の映画賞サーキットにおいて主役格と言っても過言ではない。テーマがテーマだけに日本ではまだ未公開で、やっと今年に入ってから公開が3月29日に決まったところだ。しかし本国アメリカとイギリスではこれまで行われた映画賞において『オッペンハイマー』が席巻している。BAFTAでは作品賞をはじめ、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、そしてクリストファー・ノーランが監督賞も受賞して主要部門を総なめにした。『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.『オッペンハイマー』の良きライバルとなっているのは、11部門でノミネートされている、エマ・ストーン主演『哀れなるものたち』。BAFTAではエマ・ストーンの主演女優賞受賞を筆頭に、5部門で栄冠に輝いている。米国アカデミー賞において『オッペンハイマー』は、作品、監督、主演・助演男優部門での勝利が有力視されているが、『哀れなるものたち』は主演女優賞をはじめヘア・メイクや舞台美術(Production Design)などの美術部門での受賞が濃厚と見られており、オスカー像の個数では接近戦となりそうだ。『ホールドオーバーズ』Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.さて、日本では6月21日公開予定の秀作『ホールドオーバーズ』で主演男優賞候補ポール・ジアマッティ受賞の可能性も捨てたものではない。彼の役どころは万年不機嫌な全寮制私大教授。クリスマス休暇で帰る場所がない学生たちのお守りを押し付けられたことから始まるハートフルな人間ドラマだ。ポール・ジアマッティという俳優は、アメリカ映画において縁の下の力持ち的な性格俳優として知られている。今回が初のノミネーションで、えてしてセンチメンタルだと言われる米国アカデミー会員がいかにも心寄せそうな俳優といえる。アカデミー賞/ジミー・キンメル Matt Sayles/ABC via Getty Images今年のアカデミー賞司会に抜擢されたのは、2017、2018、2023年に引き続いて米人気コメディアンのジミー・キンメル。2018年にジミーが司会をした授賞式では、作品賞のプレゼンターが誤った作品のタイトルを読み上げてしまうというハプニングがいまだに忘れ難い。とにかく当日までは何があるか分からないアカデミー賞、授賞式が楽しみである。第96回アカデミー賞はハリウッドのドルビー・シアターにて、現地時間3月10日(日)16時より開催予定。(文・取材:神津トスト明美 / Akemi Kozu Tosto)(Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.ホールドオーバーズ(仮題) 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月04日ライアン・ゴズリングがオスカー授賞式で歌声を披露することになった。彼が歌うのは、歌曲部門にノミネートされている「I’m Just Ken」。映画『バービー』の後半でケンを演じるゴズリングが歌うこの歌は、先月の放送映画批評家協会賞授賞式で、同じく『バービー』の「What Was I Made For?」を制してこの部門を受賞。まったく信じられないという顔をしたゴズリングの映像はメディアに出回ったが、オスカーでは自ら華やかな舞台に立ち、ノミネーションを祝福しようと思ったようだ。オスカー歌曲部門には、『バービー』のこの2曲のほか、「It Never Went Away」(『アメリカン・シンフォニー』)、「The Fire Inside」(『フレーミングホット!チートス物語』)、「Wahzhazhe」(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)が候補入りしている。『バービー』デジタル配信中ブルーレイ&DVD発売中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年02月27日オスカー俳優のジェイミー・フォックスが、ある女性に性的暴行を加えたとして訴えられた。「People」誌がニューヨーク最高裁判所に提出された女性の訴状を入手した。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。訴状によると、2015年8月、友人と共にニューヨークのレストランのルーフトップバーを訪れた女性はジェイミーが来店していることに気づき、写真を撮らせてもらえないかと声をかけた。ジェイミーは「もちろんだよ、ベイビー」と快諾。何枚か写真を撮ったというが、その時のジェイミーは泥酔しているように見えたという。女性はジェイミーに店の奥の方に連れていかれ、「ワオ…スーパーモデルみたいなボディだね」「とてもいい匂いがする」などと言われた。そしてジェイミーは女性のトップスの下に両手を入れて触ってきたため、女性はジェイミーから離れようとした。近くにセキュリティースタッフがいたが、見て見ぬふりをして去っていったという。すると、ジェイミーは女性の下半身にまで手を入れて触ってきた。女性の友人がやってくると、やっと止めたということだ。女性は「肉体的、精神的に傷つき、不安、苦痛、経済的な損害を受け続けている」として損害賠償を求めている。ジェイミー側は「そのような事件は決して起きていない」と広報担当者が声明を発表し、全否定している。ニューヨーク州では、2022年11月24日から2023年11月24日の一年間に限り、「Adult Survivors Act」が施行されていた。これは、成人の性的暴行被害者が、いつ被害を受けたかということに関わらず(時効が過ぎていても)加害者に対して民事訴訟を起こすことができるという法律。施行中に訴えを起こされたセレブリティにはジェイミーのほかにアクセル・ローズ、キューバ・グッディング・Jr.らがいる。(賀来比呂美)
2023年11月24日ジュリアン・シュナーベル監督が手掛ける犯罪スリラー映画『In the Hand of Dante(原題)』に、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジェラルド・バトラーが出演するという。「Deadline」が報じた。シュナーベル監督は、これまで手掛けた長編映画の本数は少ないものの、『夜になるまえに』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、『潜水服は蝶の夢を見る』でカンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞などを受賞し、高い評価を受けてきた。ニック・トーシュの同名小説(「ダンテの遺稿」)を原作とする今作。ニューヨークのマフィアから、闇市場に出現したダンテ自筆の「神曲」の鑑定を依頼されるニック役をオスカーが演じる。ストライキ中の全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)より暫定合意を得て、すでにイタリアで製作中。撮影現場では、役柄は不明だが白いスーツ姿のジェイソンとガル・ガドットがお互いに銃を向け合っているシーンが目撃されている。ジェイソンはガルと『ジャスティス・リーグ』で、オスカーとは『DUNE/デューン 砂の惑星』で共演したことがある。オスカー、ジェイソン、ジェラルドの3人が共演することに映画ファンは「よくこんなすごい3人を集めたものだ」「キャストを見ただけで楽しみ」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月17日オスカー・アイザック主演、ポール・シュレイダー監督作『カード・カウンター』より日本版予告編と場面写真が解禁された。本作は、『タクシードライバー』のポール・シュレイダー(監督・脚本)とマーティン・スコセッシ(製作)がタッグを組み、ギャンブラーの“復讐と贖罪”を描いた傑作スリラー。第78回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、多くの批評家が2021年のベストリストに選出。陰のあるミステリアスな主人公を演じたオスカー・アイザックをはじめ、脇を固めるティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーも強い印象を残す。この度解禁となった日本版予告編は、モーテルの家具を白い布で全て覆う主人公ウィリアム・テルの奇妙な日常から幕を開ける。彼は刑務所に収監されている間に習得したカード・カウンティングの技術を駆使し、ギャンブラーとしてカジノを渡り歩いていたが、「過去の行いが作った重荷は永遠に取り除けない」と語り、出所後も罪に囚われ禁欲的な生活を自身に課し過ごしていた。しかし、ある日、偶然に出会ったカークと名乗る青年に、かつて自分に罪を被せた男への復讐を持ち掛けられたことで運命の歯車が動き出す…。華やかだが、どこか物寂しさを感じさせるカジノの景色や、モノクロの映像で差し込まれた彼の忌々しい過去、「あなたが過去に何をしてても構わない」と告げるギャンブル・ブローカーのラ・リンダとのロマンスを予感させる、ネオンの光が鮮やな場面などを切り取った本編への期待が高まる映像に仕上がっている。無表情で迷いなく拷問行為を行う姿や、刑務所で口に血を滲ませて対峙する男を挑発する、狂気を感じさせるオスカー・アイザックの演技にも注目だ。併せて、新たに場面写真6点も解禁。ウィレム・デフォー演じる、ウィリアム・テルの人生を狂わせた元上官ジョン・ゴード少佐の姿や、カークが自分の連絡先をテルに渡すまさに運命が動き出す瞬間、ラ・リンダからのデートの誘いを断りモーテルの部屋で一人机に向かうテルの姿など印象的な場面が確認できる。『カード・カウンター』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カード・カウンター 2023年6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.
2023年04月14日オスカー・アイザック主演、ポール・シュレイダー監督作『カード・カウンター』より日本版ポスタービジュアルが解禁された。本作は、『タクシードライバー』(76)を生んだマーティン・スコセッシ(製作総指揮)とポール・シュレイダー(監督・脚本)が再びタッグを組んで“復讐と贖罪”を描く注目作。この度解禁された日本版ポスタービジュアルは、劇中に登場するブラック・ジャックやポーカーにちなみ、トランプをモチーフにしたイメージが印象的なデザイン。血塗られたダイヤのキングの札の前に立つのは、ミステリアスな影を持つ主人公のギャンブラー=ウィリアム・テルを演じたオスカー・アイザック。その憂いを帯びたたたずまいと眼差しは、世界に衝撃を与えた『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたアンチヒーロー=トラヴィス・ビックルの姿にも重なって見える。75歳(※制作時)にして、自身の作品の中心的なテーマに立ち返ったシュレイダー監督。トラヴィス・ビックルの意志を継ぐ新たなアンチヒーローが、45年という時を経て、どんな新しい驚きを観客に与えてくれるのか…。期待の高まるビジュアルに仕上がった。本作はまた、高い評価を得て興行的にも成功したシュレイダー監督の前作『魂のゆくえ』(18)に続き、主要な映画賞でも多くノミネートされた。「オスカー・アイザックのキャリア史上最高のパフォーマンス」(Vanity Fair)、「ポール・シュレイダー監督による米国の腐敗に対する猛烈なビジョンだ」(New Yorker)など絶賛のコメントも寄せられており、オバマ元大統領による年間ベスト14本に選ばれたほか、ナショナル・ボード・オブ・レビューでも同年のトップ10に選出されている。『カード・カウンター』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カード・カウンター 2023年6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.
2023年03月23日現地時間12日に放映されたオスカー授賞式の視聴率が判明した。全米で視聴した人は1870万人。史上2番目に低かった昨年から12パーセントのアップだ。史上最低だったのは、パンデミックのまっただなかだった2021年。パンデミックの直前だった2020年は2360万人だった。視聴率が最高を記録したのは『タイタニック』が受賞した1998年で、5700万人。それでも、授賞式番組の視聴率が落ち続ける中で、これは朗報だ。『トップガン マーヴェリック』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』という昨年のヒット作1位と2位が候補作に入ったことが影響したのかどうかは不明。しかし、作品賞を含む7部門で受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』も、2500万ドルの予算で作られながら北米だけで7300万ドルを稼ぐヒットとなっており、今年は一般の観客も納得する結果になったとは言えるかもしれない。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開中(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年03月14日今年のオスカーで長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている『ファイアー・オブ・ラブ火山に人生を捧げた夫婦』が、俳優を起用する長編映画としてリメイクされることになった。権利を獲得したのはサーチライト・ピクチャーズ。ドキュメンタリーを監督したサラ・ドーサはプロデューサーとして、またプロデューサーを務めたアイナ・フィッチマンはエグゼクティブ・プロデューサーとしてリメイク版にたずさわる。ドーサは今作で映画監督組合から長編ドキュメンタリー賞を受賞した。日本でもディズニープラスで配信されている。『ファイアー・オブ・ラブ火山に人生を捧げた夫婦』ディズニープラスで配信中視聴ページ()(C)2023 National Geographic Partners, LLC.文=猿渡由紀
2023年03月03日『タクシードライバー』のコンビが手掛ける傑作スリラー『カード・カウンター』の日本公開が決定。ビジュアルも到着した。本作は、『タクシードライバー』『レイジング・ブル』のポール・シュレイダーが監督・脚本を、盟友マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めた最新作。『DUNE/デューン 砂の惑星』「ムーンナイト」のオスカー・アイザックが演じる、特殊作戦兵士として自らがアブグレイブ捕虜収容所で犯した罪に苦しみ、刑務所で服役した後、ギャンブラーとして出直そうとしている元上等兵のウィリアム・ティリッチが主人公。『タクシードライバー』や『魂のゆくえ』と同様に、本作でも怒りと罪の意識に苛まれる孤独な男の魂を描く。しかし、前作と比べてエンタメ性は格段にアップ。スコセッシ監督『カジノ』を想起させる退廃的ながら魅惑的なカジノのプロダクションデザインの中で、オスカーが徐々に追い詰められ復讐へと駆り立てられていく影をかかえた主人公を、ミステリアスな雰囲気と色気たっぷりに演じ、復讐と贖罪の傑作スリラーに仕上がった。ほかにも、ギャンブル・ブローカーのラ・リンダ役で人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」のホストを務めたティファニー・ハディッシュ、ウィリアムと疑似父子のような関係を結ぶ若者カーク役で『レディ・プレイヤー1』のタイ・シェリダン、物語のカギとなるウィリアムの元上司ジョン・ゴード役でウィレム・デフォーが出演している。また本作は、2021年末の多くの批評家のベストリストに選出。特にタイム誌は、オスカーの演技をその年のトップ10に挙げ、ニューヨーカー誌、インディワイヤー誌、カイエデュシネマ誌もベストリストにこの作品をセレクトしている。『カード・カウンター』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:カード・カウンター 2023年6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 Focus Features. A Comcast Company.
2023年02月16日1996年のヒット映画『ツイスター』の続編『Twisters』の監督に、『ミナリ』のリー・アイザック・チョンが決まりそうだ。スタジオとプロデューサーが何人もの監督と面接をした結果、チョンが第一候補となったようである。自伝的映画『ミナリ』でも描かれたように、チョンはアーカンソー州の田舎で育ち、竜巻を経験してきた。そんな個人的なつながりもプラスになったようだ。エグゼクティブ・プロデューサーのスティーブン・スピルバーグは続編の脚本を非常に気に入り、来年春の撮影開始を目指して監督選びを進めてきた。今作はチョンにとって初のメジャースタジオ作品となる。『ミナリ』の次に、チョンは『君の名は。』のハリウッド実写版を監督する予定だったが、降板している。文=猿渡由紀
2022年12月16日来年のオスカー授賞式の司会者にコメディアンのジミー・キンメルが決まった。キンメルは2017年と2018年にも司会を務めたが、オスカーの司会者はストレスも多く大変なわりにギャラが安いと、その次の年には断っていた。それからの3年、オスカーは司会者なしで実施。今年は久々にエイミー・シューマー、ワンダ・サイクス、レジナ・ホールの3人の女性コメディアンの司会者が授賞式を進行した。キンメルは、オスカー授賞式を放映するメジャーネットワークABCでレギュラーの深夜番組を持っており、最近、契約を3年延長したばかり。来年のオスカー授賞式は、現地時間3月12日に開催される。文=猿渡由紀
2022年11月08日マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ「ムーンナイト」が、毎週水曜日16時より「Disney+(ディズニープラス)」独占で日米同時配信中。混在する“複数の人格”を持つ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)史上最もミステリアスな闇のヒーロー、ムーンナイトという難役を見事に演じたオスカー・アイザックについて、本作の監督陣らが、オスカーの“誰にも真似できない確かな演技力”と“完璧を追求したキャラクター作り”について明かした。本作の主人公は、国立博物館のギフトショップで働く、穏やかな男スティーヴン・グラント。彼は、夜通し悪夢にうなされ、身に覚えのない“狂気に満ちた残酷”な記憶に怯える日々を過ごしていた。頭の中に響くのは“もう1人の自分”の声…。コントロールできない凶暴な人格マーク・スペクターに支配され、彼に“ある力”が宿るとき、純白のスーツに身を包んだ闇のヒーロー〈ムーンナイト〉が誕生する。劇中では、周りで起きていることを理解ができず困惑するスティーヴンや、そんなスティーヴンの行動に苛立つマークなど、オスカーの演技力があってこそ実現できた新ヒーローが描かれている。オスカーは、映画『スター・ウォーズ/フォース覚醒』で凄腕のパイロット:ポー・ダメロンとして出演し、その後シリーズを通して活躍。昨年公開の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』では主人公のカリスマ性の溢れる父親を見事に演じた。これらのほかにも様々な役柄を演じてきたオスカーは、本作でもその経験を遺憾なく発揮しているようで、監督を務めたモハメド・ディアブは「オスカーはスティーヴンとマークを演じ分ける中で、マークになると外見からなにから変わります。突然体格がよくなって、強い人になるんです。彼がスティーヴンの時、僕が話しかけると、こっちが強気になれるんだ。反対に、マークの時に話しかけると彼に押されたりする。本当に優れた俳優です」と、監督でさえも圧倒されるほどの演じ分けぶりだという。そして、監督の1人であるアーロン・ムーアヘッドは「オスカーは本作の主人公の作者なんです。彼がもつ〈ムーンナイト〉へのこだわりや、想いは僕たちのキャラクターへの理解を超えていました」と、オスカーの並々ならぬ意気込みを明かす。さらに、アーロンと共同監督を務めたジャスティン・ペンソンも「彼はとても完璧主義者なんです。毎度信じられないくらいの準備をして撮影に臨みます。僕たちは、彼がその日に持ち込んでくるものに対して、意見を伝えるんです。一番良い方向に進むように手助けをするんです」と語り、経験豊富でありながら真摯にキャラクター作りに向き合うオスカーの姿勢を絶賛した。また、オスカーは正反対の性格をもつ、スティーヴンとマークの違いを明確化させるために、彼らに“しゃべり方の訛り”を持たせることを提案するなど、主人公のキャラクター作りに自らも大きく貢献していたという。そんな監督ら絶賛のオスカーは「イーサン・ホークや、モハメドなど素晴らしいキャストと制作陣と一緒に働くことは、とても気が引き締まりました。僕たちは自分たちが持ち込めることは全て行いました。この作品にはとても愛着が湧いているんです」と、本作に対する熱い想いや自信を覗かせる。経験豊富なハリウッド俳優が新たに挑戦する、“複数の人格”をもつ闇のヒーローに引き続き注目してほしい。「ムーンナイト」は毎週水曜日16時よりディズニープラスにて日米同時配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月11日《text:キャサリン/Catherine》好評な滑り出しだった第1話以上にオスカー・アイザックの魅力が炸裂しまくる第2話。明かされる謎とより深まる謎に来週の第3話まで待ちきれない展開になっている。第1話終了間際に登場したもう一人の自分がいったい誰なのかという謎に迫る第2話。博物館で、映画『ナイトミュージアム』を彷彿させるレベルで大暴れしてクビになってしまった主人公スティーヴンが、もう一人の自分マークと対峙するシーンの数々が、コメディありサスペンスありで全く新しい展開へと進んでいく面白さに今回も釘付け!ストーリーはあくまでスティーヴン視点で進行するからこそ、視聴者も感情移入しやすい構成になっていることも面白い。何も知らずに、ただただ巻き込まれてしまうスティーヴンが感じる謎は、視聴者も感じる謎として描かれる。月の神コンスおよびマークの目的、なぜか周りの人には見えていない怪物、2話目でもやっぱり思想がヤバイ奴だったイーサン・ホーク演じるヴィラン、いきなり出てきた妻だと名乗るレイラと言う女性…残り4話でどう展開するのか楽しみだ。スティーヴン視点だと、ちょっとドタバタコメディ感があり、マーク視点だとホラーサスペンス感があり、その緩急つけたストーリー展開であっという間に進んでしまうのも、この作品の特徴かもしれない。オスカー・アイザックが一人二役で演じるスティーブンとマークの関係は、ボケとツッコミのようでもあり新たなブロマンスが誕生しそうな勢いだ。なかでも今回のハイライトはやはりスティーヴンが“スーツ”を着て「Mr.ナイト」になるシーン!お決まりのヒーローっぽい着地をしつつもずっこけてしまうし、(現段階では)見た目のオシャレさ以外は特に何もなさそうなヘッポコヒーロー感があるのがなんともキュート。マークに身体を奪われたスティーヴンは次回どうなってしまうのか、エジプトの風景がラストカットだったが果たして現実なのか夢なのか…今から来週が待ちきれない。(キャサリン/Catherine)
2022年04月08日MCUの新たなオリジナルドラマシリーズ「ムーンナイト」より、主演するオスカー・アイザックがコメントを寄せた特別映像が解禁となった。3月30日から配信が開始され好発進を切った本作。ミステリアスなストーリーとともに、MCUとしては珍しいホラーサスペンス調のドラマとして注目を集めている。この度解禁となった映像で、オスカーは「彼の中には多くの人格がある。また、彼はヒーローになろうと自分で選んだわけじゃないんだ」と、ムーンナイトのキャラクターを解説し、彼の内に潜む、さらなる複雑な闇を示唆する。また、そんな複雑なキャラクターを演じる上で、事前に“MCUを代表するあの名優”にもコンタクトを取っていたそうで、「ロバート・ダウニーJr.とは、かなり話したよ。彼にとって(MCUで仕事をするのは)どういうことだったか、またケヴィン・ファイギと一緒に仕事をするのはどういう経験だったかということをね。彼はMCUに参加するのは、とても素晴らしいことだと思うと言っていたよ」と打ち明けた。原作コミックでは、ムーンナイトは、スティーヴンやマークのほかに“キャプテン・アメリカ”や“スパイダーマン”、“ウルヴァリン”などのヒーローを脳内に作り出しているキャラクター。オスカーは「MCUでは、どんなことでも可能なんだ。何かが不可能だとは言わないよ」と語り、今後の<ムーンナイト>の活躍が広がる可能性も期待させる。現在配信中の第1話でも、優しい心を持つ穏やかなスティーヴンと、凶暴で残虐性に満ちたマークという正反対の人格を見事に演じ分けている姿が垣間見えるオスカーだが、「チャレンジのひとつは、各キャラクターの違いや特性を理解することだった。体形、話し方、服装、感じ方などをね。それらをマークとスティーヴンの間で対照的に演じる必要があった。中でも最大のチャレンジは、人格が入れ替わるシーンだった。撮影が進むにつれて簡単にキャラクターを入れ替われるようになったんだ」と役作りの苦労も明かす。そして、過去に来日経験もあるオスカーは、「日本のファンの皆さん、こんにちは!皆さんに本作を見てもらうのが待ちきれません。僕とおなじように気に入ってくださることを願っています!」と、日本に向けて温かいメッセージも残している。「ムーンナイト」は毎週水曜日16時よりディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月06日2022年3月27日 (現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて「ヴァニティ・フェア」主催のオスカーパーティーが開催され、同パーティでは、ソフィー・ターナー、ジョー・ジョナスらのセレブリティがルイ・ヴィトンを着用しました。ソフィー・ターナー ©Louis Vuitton女優のソフィー・ターナーは、シルクで仕立てたカスタムメイドのロングスリーブガウンを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったイヤリングとリングを合わせて。ジョー・ジョナス ©Louis Vuittonミュージシャン兼ダンサーのジョー・ジョナスは、クリスタルとスパンコールの刺繍が施されたスーツを着用。レナーテ・ラインスヴェ ©Louis Vuitton女優のレナーテ・ラインスヴェは、グラスビーズとスワロフスキークリスタルを散りばめた、カスタムメイドのケープガウンをまとって登場。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをセッティングしたブレスレットをコーディネート。シンシア・エリヴォ ©Louis Vuitton女優のシンシア・エリヴォは、カスタムメイドのボディースーツと繊細なスパンコールの刺繍をほどこしたニットスカートをコーディネート。アラナ・ハイム ©Louis Vuittonミュージシャン兼女優のアラナ・ハイムは、淡いミントグリーンが美しいカスタムメイドのシルクドレスとシルバーのサンダルを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドを組み合わせたイヤリングとリングを添えて。カトリーナ・バルフ ©Louis Vuitton女優のカトリーナ・バルフは、スパンコールを一面に刺繍したブラックのガウンをまとって。エミリア・ジョーンズ ©Louis Vuitton女優のエミリア・ジョーンズは、ゴールドとシルバーに輝くカスタムメイドのミニドレスと、ゴールドのサンダルを着用。エマ・チェンバレン ©Louis Vuittonインフルエンサーのエマ・チェンバレンは、サテンのスリップドレスを着用。キッド・カディ ©Louis Vuittonラッパー兼俳優のキッド・カディは、装飾されたボタンをあしらったウールのスーツに、ホワイトスニーカーをあわせて。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.comをご覧ください。【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年04月04日今年のオスカー授賞式番組の最終的な視聴率が発表された。今年、アメリカでこの番組を見た人は1,660万人(アメリカでは、視聴率をパーセンテージではなく人数で表記する)。史上最低だった昨年の1,050万人より60%アップした。それでも、これは過去2番目に低い数字だ。視聴率は、ウィル・スミスがクリス・ロックに平手打ちをした直後に急増。主演男優賞を受賞し、スミスが涙のスピーチをした場面は、今回2番目に高い視聴率を集めた。最も視聴率が高かったのは、それより前、助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーの手話によるスピーチだった。今年、アカデミーは、低迷する視聴率をなんとかするために、さまざまな試みを行った。授賞式を3時間に納めることは大きな目標だったが、結果的に3時間半を上回る、いつもと変わらない長い番組となってしまっている。文=猿渡由紀
2022年03月30日謎めいた闇のヒーローを描くマーベルの新ドラマシリーズ「ムーンナイト」より、キャストたちがその魅力について語る特別映像が解禁された。本作の主人公<ムーンナイト>は、MCU史上最もダークで、ミステリアスなヒーロー。そんな<ムーンナイト>の禍々しい変身シーンから始まる本映像で、主演のオスカー・アイザック、ヴィランを演じるイーサン・ホーク、そしてMCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギらがその魅力を解説。彼らの証言により、未だ謎に包まれていた<ムーンナイト>の知られざる一端が明らかとなった。これまで「スター・ウォーズ」シリーズや、『X-MEN:アポカリプス』『DUNE/デューン 砂の惑星』など数々のSF作品に出演してきたオスカー・アイザックは、「これはキャラクターに焦点を置いた物語だ。私たちの役目は最もドラマティックな部分に焦点を当てること、そしてメンタルヘルスに関わる部分を真摯に扱うことだった」と作品全体のテーマや、<ムーンナイト>を演じる上で気をつけたことを語った。オスカーが演じるのは、国立博物館のギフトショップで働く、平凡な男スティーヴン。彼は夜通し悪夢にうなされ、身に覚えのない“狂気に満ちた残酷”な記憶が蘇るなど幻覚に怯える日々を過ごしていた。自分はいったい誰なのか?何に怯えているのか?頭の中では“もう一人の自分”の声が響き渡る…。コントロールできないその人格を受け入れたとき、暗殺者のマークが現れ、そしてマークに“ある力”が宿るとき、白スーツに身を包んだ闇のヒーロー<ムーンナイト>が誕生するのだ。そんな“複数の人格”をもつ闇のヒーローの前に立ちはだかるヴィラン、アーサー・ハロウを演じるのは、脚本・監督、舞台演出、小説を手掛け、幾度もアカデミー賞にノミネートされているイーサン・ホーク。彼は「この作品の素晴らしいところは、全く新しい世界で新たなヒーローに出会えるところだ。ドラマのあらゆる部分に“二面性”があり、きっとこれまでの常識を大きく覆すことになる」と、イーサンならではの視点で本作の特徴を説明。その言葉に、深まる謎への期待がますます高まる。そして、スティーヴンの中に潜むもうひとりの人格マークをよく知る女性考古学者のレイラを演じるメイ・キャラマウィは「まるで『ファイト・クラブ』と『インディ・ジョーンズ』が融合したみたいにダーク、壮大で超自然的な世界観ともつながっていて素晴らしい」と映画史に残る名作たちにも引けを取らない、本作の独特の世界観を解説した。プロデューサーのケヴィン・ファイギは「ムーンナイトは素晴らしいキャラクターで、ビジュアルもすごく独特なんだ」と、そのダークでミステリアスな姿について語っている。映像では、月夜に照らされる<ムーンナイト>の姿が映し出されているが、その凶暴性は一目見ただけでも十分伝わってくるほどの迫力だ。複数の人格を備え、純白のスーツに身を包んだ闇のヒーロー<ムーンナイト>。MCUに新たに誕生したミステリアスなヒーローの活躍から目が離せない。「ムーンナイト」は3月30日(水)16時よりディズニープラスにて日米同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月29日リン=マヌエル・ミランダが、オスカー授賞式を欠席すると発表した。理由は、妻がコロナ検査で陽性だったこと。ミランダは「ハリウッドに到着しましたが、この週末、妻に陽性反応が出ました。僕と子供たちは陰性でしたが、念のため、明日の授賞式には行かないことにしました。『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』と『ミラベルと魔法だらけの家』を、家族と一緒に、そしてみなさんたちと一緒に応援しています」と、ツイッターで報告している。ミランダの映画監督デビュー作である『tick, tick…BOOM!〜』は、主演男優部門と編集部門、『ミラベル〜』は長編アニメーション部門に候補入りしている。文=猿渡由紀
2022年03月28日マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ「ムーンナイト」が3月30日(水)16時よりDisney+(ディズニー プラス)にて日米同時配信。主演のオスカー・アイザックは、劇中のバイオレンス要素について「ディズニープラスの限界を超えた」と明かしている。本作の主人公スティーヴン・グラントは、国立博物館のギフトショップで働く、穏やかで平凡な男。彼は身に覚えのない “狂気に満ちた残酷”な記憶に怯える日々を過ごしていた。時折、頭の中に響く“もう一人の自分”の声...。コントロールできないその人格を受け入れたとき、暴力と残虐性に満ちた人格マーク・スペクターが現れるーー。『スター・ウォーズ』シリーズや『X-MEN:アポカリプス』などで知られるオスカーは、「バイオレンス要素について言うと、ものすごく強烈なドラマだと思う。『イカゲーム』みたいなものが見られるとは言わないけど(笑)、間違いなくディズニープラスの範囲でできる限界を押し広げているね」と語る。「さらに、感情的にもとても激しく揺さぶられる作品だよ。心理的な苦痛や、ホラーみたいな要素も追求したいと思ったんだ。これらはMCUの作品が今までやってこなかったやり方だと思うよ」と語り、昨年大ヒットした、巨額の賞金を巡るサバイバルドラマ「イカゲーム」を例に挙げた。予告編では、ムーンナイトが倒れている“何か”をひたすら殴り続けている様子が描かれているが、MCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは以前に、「この“残虐性”こそがムーンナイトなんだ」と、これまで登場してきたアイアンマンやキャプテン・アメリカのようなヒーローとは全くの別物であると語っていた。マークに“ある力”が 宿るとき、ひと目でその凶暴性が伝わってくるほどの迫力を備えたムーンナイトへと変身する一方で、未だ謎多き、純白の仮面とスーツに身を包んだ紳士“風”なMr.ナイトも登場しているが、果たしてムーンナイトとの関係性とは?また、『スパイダーマン』シリーズに製作として関わり、本作ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めるグラント・カーティスは「ムーンナイトはMCUの中で全く新しい存在であり、全く新しい冒険をするんだ。そんな数々の新要素をファンの皆さんは楽しめると思う」と、期待が高まるコメントを残している。「このドラマを観ると、ムーンナイトが今後長い間MCUで活躍するヒーローだと感じることができる」と語るのは監督のモハメド・ディアブ。「彼はMCUの新しいスターになると思っている。マーベル・スタジオは常に新しいことを目指しているから、ムーンナイトのようなユニークなキャラクターが登場するんだろうね」と、 今後のMCUにも大きく関わってくる可能性を匂わせている。「ムーンナイト」は3月30日(水)16時よりディズニー プラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月26日『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼルガーが、最終的にオスカー授賞式に招待されたことがわかった。先日、ゼルガーは、授賞式に招待されていないという意外な事実をインスタグラムで明かし、世間を驚かせたばかりだった。アカデミーが必ず招待するのは、候補者とプレゼンター。ゼルガーは候補入りしていない。しかし、作品賞の候補作の主演女優だから当然授賞式に行くのだろうと人は思っていたようだ。だが、一番の理由は、ゼルガーは現在ディズニーの実写版映画『Snow White』をロンドンで撮影しており、そのスケジュールが厳しいことだったらしい。そこへ、ディズニーがスケジュールに余裕を持たせ、アカデミーがゼルガーをプレゼンターに招待したことで可能になった。彼女にとっては初めてのオスカー。特別の経験になることは間違いない。文=猿渡由紀
2022年03月23日マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ、オスカー・アイザック主演「ムーンナイト」よりキャラクタービジュアルが解禁された。海外メディアからは「ファンタスティック!今まで見たことがない、まったく新しいヒーロー誕生のストーリー!」(BBC) 「今までのマーベル作品とは一線を画している!MCUドラマシリーズの中でもっとも最高の作品だ」(TechRadar)、「これは誰もが話題にするマーベル作品になるだろう。オスカー・アイザック演じる主人公の苦悩と完璧なまでの狂気。マーベル・スタジオは最高の作品を完成させた」(University Film)など絶賛の声が相次いでいる本作。この度、キービジュアルが解禁され、《混在する複数の人格》を抱え、MCU史上最もミステリアスなダーク・ヒーローの姿が明らかとなった。中央で、怯えたようにも、威嚇するようにも見える表情をした男は、穏やかな性格の〈スティーヴン・グラント〉。暴力と残虐性に満ちた〈マーク・スペクター〉という2つの人格を宿す本作の主人公だ。その彼の背後にムーンナイトとMr.ナイトが不気味に立ちふさがっている。そして、一目でその凶暴性が伝わってくるほどの迫力を備えた<ムーンナイト>(※左)。さらに、純白の仮面とスーツに身を包んだ紳士“風”な〈Mr.ナイト〉(※右)の姿も。背後には、弱った表情をしたスティーヴンらしき男の影も垣間見えるが、果たしてその関係性は…?未だに多くの謎に包まれた、複数の人格を備えたダーク・ヒーローの活躍に期待したい。「スター・ウォーズ」シリーズや、『X-MEN:アポカリプス』『DUNE/デューン 砂の惑星』などに出演し、本作でも高い表現力をもって全ての人格を演じ分けたオスカー・アイザックは、「何役も演じ分けるのはすごく大変だったけど、僕はこの作品にすべてを注いだ。人々の心を揺さぶる作品になることを願っているよ」と自信を覗かせている。オスカーに加え、本作のヴィラン、アーサー・ハロー役には俳優だけではなく、脚本・監督、舞台演出、小説を手掛け、幾度もアカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホークも参戦。名優同士の熾烈な演技合戦にも注目が集まる。「ムーンナイト」は3月30日(水)16時よりディズニープラスにて日米同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月22日マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ「ムーンナイト」。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)史上最もミステリアスなダーク・ヒーローを演じるのは、『スター・ウォーズ』や『X-MEN:アポカリプス』などに出演するオスカー・アイザックだ。MCUの全作品のプロデューサーのケヴィン・ファイギはオスカーのファンだと語っており、「彼は既成概念にとらわれない最高のアイデアを持っていたんだ」と起用理由を明かす。さらに、歴代の共演者たちもオスカーの魅力を“圧倒的な演技力”と“どんな作品にも溶け込む柔軟性”であると語っている。本作でオスカーが演じる主人公は、国立博物館のギフトショップで働く“穏やかな性格”のスティーヴン・グラント。いかにも平凡な彼には悩みがあった。記憶が飛び、身に覚えのない“狂気に満ちた残酷”な記憶が蘇るという幻覚を見ること。自分はいったい誰なのか?コントロールできないその人格を受け入れたとき、“暴力と残虐性に満ちた人格”のマーク・スペクターが現れ、白スーツに身を包んだダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する。ファイギはオスカーの得意分野を理解しているからこそ彼にピッタリの役を探し続けていたそうで、「オスカーのことはずっと好きだった。彼が『スター・ウォーズ』、『X-MEN』のような世界が好きなのは明らかだったけど、適役が見つかってなかったんだ。そして、ムーンナイトについて話したら、彼は既成概念にとらわれない最高のアイデアを持っていて、『これはいけるかもしれない』と思ったんだ。実際に上手くいったよ」と、ムーンナイトこそが彼のハマり役だと明かす。オスカーはジョエル&イーサン・コーエン監督『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』で主演を務めて歌声も披露、作品とともに高い評価を受けた。その後はケヴィンも語る通り、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から登場する正義感の強いパイロット、ポー・ダメロン役や、本作同様にマーベルコミックが原作の映画『X-MEN:アポカリプス』では最凶の敵アポカリプス役、『DUNE/デューン 砂の惑星』では主人公を支える、勇ましく威厳ある父親レト・アトレイデス公爵役など、高い演技力を駆使し様々な役を見事に演じ分けている。『X-MEN』シリーズでお馴染みのジェームズ・マカヴォイ(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX役)とマイケル・ファスベンダー(エリック・レーンシャー/マグニートー役)は当時、オスカーの演技を見て虜になったと語っている。マカヴォイは「オスカーは並外れた役者で、本物のプロだ。彼の作品に溶け込む柔軟性は素晴らしいね。オスカーほどの力量の人が加わってくれるなんて私たちは運がいい」と絶賛。ファスベンダーも「オスカーの演技は素晴らしかったよ。彼のようにあふれる才能を持った人と理想的なシナリオを演じるのは、とっても楽しかった」とふり返る。オスカーは本作でも多重人格者という難しい役どころに挑戦しているが、「配信作品だからこそ色んなことに挑戦することができたんだ。とても奇妙で面白い決断を下すことができたよ」と自信を見せるように、彼の魅力が詰まったMCUの新たなキャラクターとなった様子。複数の人格を持つ主人公の苦悩と葛藤を、ドラマチックかつミステリアスに描くアクション・サイコスリラーに注目だ。『ムーンナイト』は3月30日(水)16時よりディズニープラスにて日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2022年03月12日オスカー授賞式のプレゼンターの一部が初めて発表された。今回、確認されたのは、ケビン・コスナー、ゾーイ・クラヴェッツ、レディ・ガガ、クリス・ロック、ロージー・ペレス、ユン・ヨジュンら。これからの2週間ほどの間に、さらなる名前が発表されていく予定だ。前年の主演男優賞、主演女優賞の受賞者がプレゼンターを務めるのは伝統のひとつで、アンソニー・ホプキンス、フランシス・マクドーマンドが舞台に立つことが期待される。オスカー授賞式は3月27日。パンデミックの影響で、昨年はダウンタウンのユニオン駅が会場となったが、今年は再びハリウッドのドルビー・シアターで行われる。文=猿渡由紀
2022年03月04日『スター・ウォーズ』シリーズのポー・ダメロン役をはじめ、『X-MEN:アポカリプス』『DUNE/デューン 砂の惑星』のオスカー・アイザックが主演を務めるマーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「ムーンナイト」。この度、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上、最もミステリアスなダーク・ヒーローの謎に満ちた姿を捉えたキービジュアルが全世界で解禁された。劇場映画にとどまらず、「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」「ホークアイ」と話題のオリジナルドラマシリーズを続々とリリースするマーベル。今回の新しい主人公となるダーク・ヒーロー、ムーンナイトのビジュアルは、黒一色を背に、顔左側にスティーヴン・グラント、そして右側には未だ謎に包まれているムーンナイトの2つの顔が描かれ、混在する複数の人格が見て取れる。また、解禁された場面写真では回りに人が倒れ、戦いの後をうかがわせるムーンナイトと神妙な面持ちで電話を受けるスティーヴンを捉えている。主人公のスティーヴン・グラントは、国立博物館のギフトショップで働く“穏やかな性格”の男。平凡な日々を送る彼は、ある悩みを抱えていた。それは、時に記憶が飛び、スティーヴンの身に覚えのない“狂気に満ちた残酷”な記憶が蘇る幻覚。自分はいったい誰なのか?何に怯えているのか?頭の中に響くのは“もう1人の自分”の声…。コントロールできないその人格を受け入れたとき、“暴力と残虐性に満ちた人格”のマーク・スペクターが現れ、白スーツに身を包んだダーク・ヒーロー、ムーンナイトが誕生する――。ムーンナイトことマーク/スティーヴンを演じるオスカーが「“私たち”はムーンナイトだ」とコメントを残す通り、複数の人格を持つ主人公の苦悩と葛藤を、ドラマチックかつミステリアスに描く本作。MCUと世界観を共有しながらも、新たな独自のトーンで描かれるアクション・サイコスリラーとなっている。「ムーンナイト」は3月30日(水)16時よりディズニープラスにて日米同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年02月14日オスカーノミネーションが発表された。『ドライブ・マイ・カー』が作品、監督、脚色、国際長編映画の4部門で候補入りする嬉しいサプライズがあったが、一方で期待されていたのに候補入りを逃した人たちもいる。一番がっかりしているのは、おそらく『ハウス・オブ・グッチ』の関係者。今作はヘア&メイクアップ部門に入っただけで、有力視されていたレディ・ガガ、ジャレッド・レト、衣装部門も逃した。また『DUNE/デューン 砂の惑星』は作品部門を含む10部門で候補入りしたが、ドゥニ・ヴィルヌーヴは監督部門への候補入りを逃している。『ベルファスト』のカトリーナ・バルフが入らなかったのも驚きだが、この映画からは代わりにジュディ・デンチが候補入りした。国際長編映画部門では、期待されていたペドロ・アルモドバルの『Parallel Mothers』が逃し、ブータンの『Lunana: A Yak in the Classroom』が入った。また、私生活でのカップル、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム、キルステン・ダンストとジェシー・プレモンスが揃って候補入りしたことも、素敵なサプライズと言える。文=猿渡由紀
2022年02月09日主演のティモシー・シャラメを筆頭に豪華キャストがドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のもとに集結し、全米はじめ34か国で初登場No.1を記録した『DUNE/デューン 砂の惑星』が、デジタルレンタル配信を開始。これに合わせて主人公ポールを演じたティモシーの貴重なインタビュー映像が公開された。全宇宙から命を狙われる、たった一人の青年ポール・アトレイデスを演じたティモシー。映像の中では、本作への出演を決めた理由や、憧れの俳優オスカー・アイザックへの思い、ヨルダンでの撮影をふり返っている。本作では本格的なアクションにも挑戦し、新たな一面を見せているが、インタビューの中で出演を決めた理由について、原作とキャラクターたちに惹かれたことが大きかったことを明かしている。「壮大なテーマの作品はワクワクするし、文学的にも素晴らしいSF作品だ。『スター・ウォーズ』や『ウォッチメン』にも通ずる。若くして決断を迫られ葛藤する役柄も魅力的だった。彼には救世主的な要素もあるしね。でも彼は、まだ気付いてない。そして葛藤を抱えながら行動する、本来であれば権力をもって人々を救うはずなのに、ポールは誰かを殺すことで人々を救うことになるんだ。そんな主人公はあまり見ない」とその難しい役どころに魅了されたという。続けて本作の脚本について、作家フランク・ハーバート原作のSF小説1作目で描かれている内容をそのまま映画に落とし込んでいるわけではないと言い、「脚本担当の人たちは、キャラクターの特徴づけや物語の展開を考慮して必要な部分を抽出している。原作の熱狂的なファンたちが愛着を持っている要素などもちゃんと盛り込まれている。ドゥニは的確な判断をした。2作目に入れようとしていたり、ほのめかしていたりね」と監督や脚本家たちの手腕に賞賛を送る。また、ポールの父レト・アトレイデス公爵を演じたオスカーは長年のファンだったという。「尊敬するオスカー・アイザックと共演できてうれしい」と笑顔で話し始め、「子供の頃から彼の舞台を見に行ったりしていた。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』や『エクス・マキナ』などにも出演していて」と出演作を隈なくチェックしていたようで、憧れの存在への思いを明かしてくれた。本作のロケ地であるヨルダンでの撮影をふり返り、「全員にとってよかった。聖書に書かれている場所での撮影は映画の雰囲気をより厳粛なものにしたと思う。また先史時代と同じ環境に隔離されていたことで、ハンガリーのスタジオに戻ってもずっとその感覚がリアルに残っていた」と過酷ではあったが、ロケでのリアルな撮影が重要な意味を持っていたことを説明。また、有名な砂漠地帯で自然保護区でもある“ワディ・ラム”をまだ満喫できていないので「また行きたい!」と笑顔を見せた。最後に、「1作目は今後に向けて必要なことを描いている。世界観を理解し、主人公の冒険の始まりを感じてもらえればいい。どんな危険が待ち受けているかをね。ドゥニの作品らしく没入感があって僕も1人の観客としてワクワクできる映画だ」と見どころをPR。『Dune:Part Two』(原題)の製作も決定、2023年に日本公開を予定している続編へのつながりを匂わせていた。【無料冒頭10分映像】『DUNE/デューン 砂の惑星』公開中『DUNE/デューン 砂の惑星』はデジタル配信中、3月2日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年02月02日これまで「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」「ホークアイ」と次々にオリジナルドラマシリーズを配信し、その度に感動と熱狂で世界を席巻し続けてきたマーベル・スタジオ。この度、オスカー・アイザックが主演、オリジナルドラマシリーズで初めてダーク・ヒーローを主人公に据えた「ムーンナイト」から最新映像が初解禁された。「現実か夢か、区別がつかない――」意味深なセリフを放つ彼は、国立博物館のギフトショップで働く温厚で、うだつの上がらない主人公のスティーヴン・グラント。睡眠障害に悩まされ、夢の中で度々白いスーツを着た何者かと対峙するが、それが現実で起こっていることか、ただの夢か区別がつかない。夜通し何度も脳内にささやく声、悪夢にうなされ、自分で足を縛り付けたベッドから飛び落ちる朝。仕事場では「役立たず」と罵られ、スティーヴンは幻覚に怯える日々を過ごしていた。ある日、自室の見知らぬ携帯電話が鳴り響き、“マーク”と知らない名前を呼ばれ困惑する。自分は誰なのか、何に怯えているのか。そして、ついには無意識の内に銃を握っていたり、戦いに巻き込まれたり、自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。やがて、スティーヴンは彼の内に残酷なもう1人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを知ることとなる――。コントロールできない残虐な“もう1人の自分”の存在…。そして、「狂気を受け入れろ」その声が聞こえた瞬間、真っ白なスーツが身を包む。暴力と残虐性に満ちた、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>の誕生だ。多重人格のヒーローを主人公に、彼の苦悩と葛藤に揺れる日々をドラマチックかつミステリアスに描く世界観、さらに一心不乱に何者かを殴りつける姿は、これまでのヒーローらしからぬ“ダーク”な主人公の誕生を予感させる。本作は、これまで大きな注目を集めてきたマーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズから初のダーク・ヒーローによるアクション・ミステリーとして、さらに新しい世界を届けてくれるに違いない。このムーンナイトを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズのポー・ダメロン役で知られ、インディペンデント映画から『DUNE/デューン 砂の惑星』など大作への出演も重ねるオスカー・アイザック。壮大なアクションからドラマまで、幅広く活躍してきた彼が満を持して “マーベル・ヒーロー”という新境地に足を踏み入れる。さらに、ムーンナイトに立ちはだかるヴィランを務めるのは、俳優以外にも脚本および監督、舞台演出、小説を手掛け、幾度もアカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホーク。俳優として確かな実力のある2人が描く、全く新しいマーベルの世界観に期待が高まる。監督にはカンヌ映画祭「ある視点」部門への選出歴を持つ、エジプト出身の新進気鋭監督モハメド・ディアプ、さらにインディペンデント系ホラー映画を手掛けてきたジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドのコンビが抜擢。『ブラックパンサー』のライアン・クーグラーや『エターナルズ』のクロエ・ジャオなど、才能豊かで独特な視点を持つクリエイターを起用することによって、常に新しい世界を作りだし、過去のどのタイトルとも一線を画す作品を届けてきたマーベルが新たに起用した彼らが描く物語に注目だ。「ムーンナイト」は3月30日(水)17時よりディズニープラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年01月18日オスカー・アイザックとジェシカ・チャステインが夫婦役を演じ、愛し合った1組の夫婦の離婚までの道のりを描き出すHBOオリジナルシリーズ「ある結婚の風景」が、12月17日(金)よりU-NEXTにて日本初、一挙見放題で独占配信。予告編も初解禁となった。本作は、スウェーデンの名匠イングマール・ベルイマン監督による同名ドラマをリメイクしたHBOオリジナルシリーズ。本年度ヴェネチア国際映画祭に、TVドラマで唯一特別招待されるという異例の快挙を成し遂げ、早くも来年のエミー賞確実との呼び声も高い。結婚生活に不満を抱えた、野心的なIT企業の経営幹部の妻ミラに、『女神の見えざる手』のジェシカ・チャステイン。献身的に家事をこなし、2人の関係を維持しようと努力する大学教授の夫ジョナサンに、『DUNE/デューン 砂の惑星』も記憶に新しいオスカー・アイザック。実は2人は、ニューヨークの名門ジュリアード学院の演劇科時代から20年来の友人で、2014年『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』で初共演。ヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットでの仲睦まじい姿がメディアを沸せたが、ドラマの中でのケミストリーも抜群。ラブシーンから激しい罵り合いまで、信頼し合う俳優の2人だからこその説得力で観る者を物語に引き込んでいく。ノア・バームバック監督の映画『マリッジ・ストーリー』やリチャード・リンクレーター監督『ビフォア・ミッドナイト』などに影響を与えたというベルイマン監督作品を、「アフェア 情事の行方」「イン・トリートメント」などで知られるハガイ・レヴィが脚本、監督、製作総指揮となってミニシリーズ化。オリジナル版で描かれた伝統的な男女の役割を覆し、現代アメリカの夫婦の姿を通して、愛、憎しみ、欲望、一夫一婦制、結婚、離婚を見つめる。U-NEXTでは、本作の基となったドラマ「ある結婚の風景」(全6話)を配信予定のほか、『仮面/ペルソナ』『叫びとささやき』『鏡の中にある如く』などのベルイマン監督作品も見放題で配信中。「ある結婚の風景」は12月17日(金)0時よりU-NEXTにて一挙見放題で独占配信(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2021年11月30日