『シュリ』『ブラザーフッド』で知られるカン・ジェギュ監督の7年ぶりの新作『マイウェイ 12,000キロの真実』で、人気K-POPグループKARAのニコルが映画に初出演していることが発表され、写真やコメント映像が解禁された。『マイウェイ…』ニコル メイキング&コメント映像今回ニコルが抜擢されたのは、記者会見場のスタッフ役。オダギリジョー演じる日本人のマラソン選手が会見でオリンピック予選に向けての抱負を語る中、チャン・ドンゴン扮するライバルの朝鮮人選手が突然姿を現すという緊迫したシーンでの登場だ。カン・ジェギュ監督とは、昨年サッカーのワールドカップを一緒に観戦して以来親交があったというニコル。食事をしている時の「ニコルも(本作に)出てみる?」という冗談がきっかけで今回の出演が決まったそうだ。映画出演は初めてというニコルは「とても緊張した」そうだが、「いつ振り返らなきゃいけないかとか、手の挙げ方、セリフのタイミングなど、共演したキム・イングォンさんがとても親切に教えてくれた」と、明るい現場のおかげで居心地良く挑めたという。一方監督は、「男ばかりの現場だったから、ニコルがいてくれた間は凄く爽やかだった」と現場を振り返る。過酷な撮影が多い作品だからこそ、ニコルの存在は一服の清涼剤となったようだ。また彼女の演技に対しても、「映画に出演するのは初めてだそうで、セリフやちょっとした仕草にもいろいろ考えてくれた」と賛辞を送っている。KARAの時とは違い、ほとんどメイクをせずに挑んだ撮影。解禁された映像では、笑顔を見せながらも真剣に監督との打ち合わせに取り組む様子や、ドンゴンの親友役を務めたイングォンとの撮影など、普段とは違うニコルの姿が楽しめる。「台本を読んで感動しました。期待していてください!」と意気込みを見せるニコルの映画初演技に注目してほしい。『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国公開
2011年12月05日『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督、オダギリジョー&チャン・ドンゴンの日韓俳優の主演で贈る、数奇な運命をたどった男たちの物語『マイウェイ 12,000キロの真実』に、人気沸騰中のK-POPアイドル「KARA」のニコルが出演していることがこのほど明らかとなった。1944年のノルマンディー上陸作戦時に、ドイツ軍内から発見されたある東洋人の実話を題材に、境遇が違えど共にマラソン選手を目指す幼なじみの2人の男、日本統治下の朝鮮で暮らす長谷川辰雄(オダギリジョー)とその使用人・ジュンシク(チャン・ドンゴン)の数奇な運命をたどった物語。やがて第二次世界大戦に突入し、日本、ソ連、ドイツの3か国の軍服を着て、彼らは5年間、12,000キロに及ぶ戦いの道のりを歩んでいく――。本作で映画デビューを飾るニコルが出演するのは、オダギリさん演じるマラソン選手の辰雄がオリンピック予選に向けての記者会見中、チャン・ドンゴン演じるジュンシクが突然、姿を現す緊迫のシーン。ニコルは、記者会見会場のスタッフを演じている。実は、監督のカン・ジェギュとは昨年、サッカーのワールドカップを一緒に鑑賞して以来、親しい間柄だというニコル。「ご飯を食べているときに、監督が冗談で『ニコルも出てみる?』って言って下さったので、ちゃっかり出演しちゃいました」と今回の出演の経緯を明かす。初めての映画の現場については「とても緊張しました。いつふり返らなきゃいけないとか、手の挙げ方とか台詞のタイミングなどを、(共演の)キム・イングォンさんがとても親切に教えてくれました」と話しつつ、「とても活気にあふれています。みなさん明るくて、とても居心地のいい現場です」とすっかりなじんでいる様子。1月の公開に向けて、「『マイウェイ』は、私も完成を楽しみにしている映画です。みなさんも公開したら絶対観て下さい!本当に感動すると思います。期待していてください!」と作品をアピールした。『マイウェイ 12,000キロの真実』は2012年1月14日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第21回)あなたの理想のコンビ俳優は?オダギリジョー、共演したチャン・ドンゴンは「韓国の高倉健さん」オダギリ&ドンゴン、苛酷な“戦場”を語る『マイウェイ』メイキング映像が到着!【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!
2011年12月05日『シュリ』『ブラザーフッド』で知られるカン・ジェギュ監督が、オダギリジョーとチャン・ドンゴンという日韓の人気俳優を主演に据えた新作『マイウェイ 12,000キロの真実』。このたび、チャン・ドンゴンが18日(日)に来日し、翌日19日(月)に行われる記者会見に登壇することが決定した。その他の写真共演したオダギリに、「素晴らしい人。それ以上の表現がない」とまで言わせるドンゴン。近年は、2年に1度程度の間隔での来日が続いていたが、今年は2月に行ったファンミーティングに続き2度目の来日となる。今回は、2004年の『ブラザーフッド』でもタッグを組んだカン・ジェギュ監督も一緒に来日するので、このコンビで日本に降り立つのは実に7年ぶり。ちなみにドンゴンは、『ブラザーフッド』以来二度と戦争映画には出演しないと決めていたそうだが、本作が人間ドラマとして描かれていることに強く惹かれ、出演を決意したという。異例の年2度の来日が実現したことからも、彼の本作への思い入れの強さを伺い知ることができるだろう。当日は、ドンゴン、ジェギュ監督のほか、オダギリジョー、ヒロイン役の中国人女優ファン・ビンビンの登壇も予定されている。まさに日韓中の映画スターが揃う豪華な会見になりそうだ。『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー(C)2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED
2011年12月02日韓国の鬼才キム・ギドクが、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で作品賞を受賞した最新作『アリラン』を携えて来日。11月21日(月)、都内で開かれた記者会見に出席した。監督は本作で主演(一人三役)と監督に加え、脚本、撮影、美術、編集などほぼ全てを自ら担当。オダギリジョーが出演した『悲夢(ヒム)』を発表後、小さな小屋に暮らし、映画が撮れずに苦しんできた監督自身の姿がファンタジーを交えて描き出される。「自分のことを自分の言葉で告白しようと思ったんです。映画として発表することになるなんて、最初は全く考えていませんでした」と本作の出発点を語る監督。「人間は誰しも悩みを抱え、いろんな傷を負って生きています。そうしたことが重なり、抑圧されて生きているわけですが、そういう観念から抜け出したかったんです」と己をカメラに撮り始めたきっかけを明かす。実際の映画で映し出されるのは「全体のおよそ20分の1ほど」とのこと。「ある日から、服を1枚ずつ脱いでいくような不思議な思いを感じました。一方で“積もり積もっていく”感覚もあった。誰かに見せても、退屈にならないだろうなという手応えを得て、そこからテクニカルに撮っていくようになり、そうやってドキュメンタリーなのかドラマなのか、ファンタジーなのか判然としない作品が出来上がりました」と映画作品として完成していく過程を説明した。さらに初期の『悪い男』や『春夏秋冬 そして春』などのタイトルを挙げ「何かにとり憑かれたようにして出来た作品、導かれるようにして出来た作品というのがあります。そうした作品は後で見返しても『本当に自分が撮ったのか?』と思ってしまうものですが、この『アリラン』もそうした作品のひとつだと思います」と映画監督としての“本能”を垣間見せる。ちなみに、劇中で監督が暮らす小屋にはオダギリジョーも訪れたとか。「秘密だったんですが(笑)、オダギリさんは1回遊びに来ました。(小屋にいる間に)3人の人が訪れたんですが、オダギリさんはそのひとり。実は、オダギリさんもカメラで撮ってはいたんですが、今回は私だけの映画ということで編集でカットしました。どこかでお見せできる機会があればと思います」と笑顔で明かした。本作を経て「扉を1枚くぐり抜けたような気持ち」と語り、「小屋での生活、自然のトイレや水汲みなど人間として必要な小さな生活を経験して、言葉にするのは難しいですが“何か”を悟ることができたのではないかと思います」と変化を口にする。また、監督は「毎日、映画のシノプシスを必ず1本執筆してます。それが私にとっては薬のようなもの。この作品を撮っている間も書き続けてたまっているので、次はそれらを集めて作品が作れれば」と新作への意欲も。最後に締めのひと言を求められると、日韓の映画界に共通する現状として「ハリウッドのリメイクのような作品が増え、オリジナルの作品が減った」と問題を提起。「このままでは90年代の終わりからニューウェーブとして出てきたポン・ジュノやホン・サンス、パク・チャヌクのような監督が生まれてこなくなります。私は、映画は社会に影響を与えうるものだと信じていますし、これまでお金ではなく心を込めて映画を作ってきました。同じような気持ちを持っている監督たちに、その思いを持ち続けてほしい」と訴えた。『アリラン』は2012年3月、シアター・イメージフォーラムにて公開。■関連作品:アリラン 2012年3月、シアター・イメージフォーラムにて公開© 2011 KIM Ki-duk Film production.
2011年11月22日オダギリジョーとチャン・ドンゴンという日韓を代表する名優2人が共演する『マイウェイ 12,000キロの真実』の日本限定フッテージ上映会が11月21日(月)、東京・新宿バルト9で行われた。上映後には主演のオダギリさんと、『ブラザーフッド』から7年ぶりのメガホンをとったカン・ジェギュ監督が記者会見を行い、壮絶な舞台裏を明かした。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われる“ノルマンディー上陸作戦”の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとり発見された東洋人。彼が語り出したのは、日本、ソ連、ドイツの軍服を着てアジアからノルマンディーを戦い抜くことになった数奇な運命。そして、国籍を超えた二人の男の宿命と友情のドラマだった。驚くべき真実に基づき、韓国映画史上最大級の総製作費25億円を投じた、壮大な戦争ヒューマンドラマである本作は来年1月の公開を前に現在、最終的な仕上げの段階にあるという。ジェギュ監督の熱烈なラブコールを受けたオダギリさんだったが「興味深いストーリーだったが、最初は俳優としてのスタンスを考え、関わらないほうがいいかなとお断りするつもりだった」という。それでもジェギュ監督の熱意と人柄に触れ「こんな機会ももう二度とないと思った。企画自体も挑戦的で意義がある」と出演を決意。「あくまで韓国映画の中の日本人で、誇張された部分もあるかもしれないが、僕自身はウソがないよう、日本人としてのあり方を貫いたつもり」と自信をのぞかせた。共演したドンゴンについては「素晴らしい人で、それ以上の表現ができないほど。数百人いるスタッフ全員に、ダウンジャケットをプレゼントしていた。以前、高倉健さんもスタッフに時計を贈るというお話を聞いたことがありますが…。そういう意味でも『韓国の高倉健さん』と言っていいんじゃないでしょうか」とその人柄を絶賛。一方、ジェギュ監督は「オダギリさんは現場で“教祖”というあだ名がついていた。彼が演技を始めると、みなモニターに群がり見入っていたし、私自身も何度鳥肌が立ったことか。編集に携わるチームには3人の女性がいますが、私がオダギリさんのシーンをカットしようとすると、猛抗議してくるんです」と改めてオダギリさんに惚れ惚れしていた。この日は“初出し”となるノルマンディー上陸作戦のクライマックス映像が約20分間上映され「いま映像を見ても、手が震える。現場では本当に戦争に送り込まれる兵士の気持ちで、役作りは必要なかった」(オダギリさん)、「現実よりもドラマチックで、熱い生命力を感じるストーリー。オダギリさんの演技と情熱にも驚かされた」(ジェギュ監督)。数奇なドラマに隠された衝撃の真実とは?国の壁を超えてスタッフ、キャストが熱いタッグを組んだ『マイウェイ 12,000キロの真実』の日本上陸までもう少しだ。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:オダギリ&ドンゴン、苛酷な“戦場”を語る『マイウェイ』メイキング映像が到着!【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えも
2011年11月21日実話をもとに韓国映画史上最大級となる製作費25億円を投じた超大作『マイウェイ 12,000キロの真実』の緊急フッテージ試写会が21日に東京・新宿バルト9で開催され、主演のオダギリジョーとカン・ジェギュ監督(『シュリ』『ブラザーフッド)が出席した。その他の写真日本、ソ連、ドイツの軍服を着てアジアからノルマンディーを戦い抜いた実在の東洋人の姿を壮大なスケールで描く本作。オダギリは「台本の段階で、撮影の過酷さが伝わった。実際、現場は壮絶で毎日『行きたくないな』って思うほど。本当に戦争に送られる気持ちで、役作りの必要がなかった」と振り返った。時は第二次世界大戦末期。ノルマンディー上陸作戦の後、ドイツ軍捕虜の中にひとり発見された東洋人が語りだした驚きの真実。その裏には国籍の壁を超え、マラソンを通して互いを高め合った二人の男の友情と宿命のドラマが隠されていた。主演はオダギリと、韓国を代表するスター俳優のチャン・ドンゴン。オダギリはドイツ語とロシア語で演技し、ドンゴンは半分以上の台詞が日本語だった。この日、世界最速で公開されたのがクライマックスであるノルマンディー上陸作戦を描いた約20分間のフッテージ。オダギリ本人も映像は初めて観たといい「これをやらされたんですよ(笑)。今でも思い出しちゃって、手が震える感じ。トラウマになりましたね」と迫力に圧倒された様子だ。スタッフによる本番前の準備には、数時間を要することもあり「もし僕が転んでNGでも出したら……。責任の重さを感じたし、なかなかできる体験ではなかった」と当時の心境を語った。そんなオダギリに対して、「現場でのあだ名は“教祖”。演技が始まると、周りのスタッフは皆モニターに群がり、見入っていた。私自身も、何度も鳥肌が立ちました」とジェギュ監督。オダギリに熱烈な出演オファーをしたのも、監督自身だといい「韓国でも有名な存在で、演技も素晴らしい。実際、会ってみて、その魅力のとりこになりました。こんな経験は初めてです」。波乱万丈の実話について「こんなことが起こりうるのか思うほど、ドラマチック。その生命力に熱いものを感じた」と思いを明かした。オダギリも「第二次大戦については、日本、韓国、中国で思うところがそれぞれあるはず。それでもこの物語を映画化する企画自体が、挑戦的で意義があると思う。エンターテインメントなので、誇張した部分もあるかもしれないが、僕自身はあくまで日本人としてのあり方を作品で貫いたつもり」と熱っぽくアピールしていた。『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー
2011年11月21日『ブラザーフッド』から7年ぶりとなるカン・ジェギュ監督が、オダギリジョーとチャン・ドンゴンという日韓を代表する名優2人を主演に、戦場を渡り歩いた男たちの実話を描いた『マイウェイ 12,000キロの真実』。本作の壮絶な舞台裏を収めたメイキング映像とポスター画像が解禁となった。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われる“ノルマンディー上陸作戦”の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとりの東洋人が発見される。誰ひとりとして彼が話す言葉を理解できず、連合国の尋問を受けることになるのだが、彼が語り始めたのは信じられないような物語だった…。本年度のカンヌ国際映画祭で製作発表会見が行われ、さらに釜山映画祭ではキャスト、監督一同がレッドカーペットに登場するなど、世界各地の映画祭で話題を集めてきた『マイウェイ 12,000キロの真実』。そのたびにオダギリさん、ドンゴンが口を揃えて話したのが、苛酷な撮影現場の様子。今回届いた映像では、その話が決して大げさでなかったことを思い知ることとなる。オダギリさんやドンゴンなどのインタビューの合間に映し出される大がかりな機材、ド迫力の爆発そして立ち上る砂煙と、『プライベート・ライアン』、『レッドクリフ』シリーズの撮影スタッフと、これまで多くの戦争作品を作り上げてきたカン監督の経験の粋を決した映像にまず驚かされる。撮影に使用する塹壕と要塞の建築に3か月、撮影日数240日に及ぶ大陸横断撮影を敢行、世界16か国から集結したスタッフ、キャスト総勢7,000人以上、さらに総制作費25億円という世界規模の一大プロジェクトでの撮影が行われた本作。ドンゴンは「この作品の戦闘シーンは戦争を見せるだけでなく、主人公たちの感情を表現するもの」と全てのシーンに込められた意味を真摯に語る。さらに撮影中、「緊張がとれない日々が続いた」というオダギリさんの言葉からは、戦場シーンの撮影ではなくまさにその場が“戦場”であったことが容易に想像できる。この苛酷な“戦場”の総指揮をとっていたカン監督は、「私は恵まれています。こんなに情熱あるスタッフとキャストとこの作品を作ることは幸せでした」と撮影当時を至福の表情でふり返る。俳優、監督、スタッフ、それぞれが魂を削りながら極限の状態まで戦い抜いて作り上げた彼らの“戦場”をまずはこちらのメイキング映像で体験してみて。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもオダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!
2011年11月18日第二次世界大戦末期に、日本、ソ連、ドイツと3つの軍服を着て戦うことになった東洋人の姿を、実話を基にして描く『マイウェイ 12,000キロの真実』。『シュリ』『ブラザーフッド』などで知られるカン・ジェギュ監督の最新作に、凶暴な曹長役で出演している山本太郎に話を聞いた。その他の写真山本は朴訥とした日本兵と凶暴な日本兵の両方を演じたオーディションで役をつかんだが、「戦争映画の中でわかりやすいアイコンになってしまう役柄を演じることに、当初は戸惑いを感じていた」という。「以前、大虐殺を題材にした中国映画のオーディションのあとに監督に意見を求められ、“日本兵を鬼のように描こうとする気持ちはわかるけれど、その中にも中国人に手を差し伸べた日本人がいたはずだ。反日映画を作りたいなら都合よく編集したドキュメンタリーでいいのでは?”と正直に言ったら、落とされたことがあったんですよ。今回もそういう理由でただひたすら凶暴なだけの日本兵を演じることに抵抗があったんです」思い悩んだ山本は、壮大な物語の中で「主役でもないキャラクターのバックグラウンドを描くことの難しさは承知の上」で、監督との溝を埋めていくための話し合いを重ね、野田という役を作り上げていった。その過程で見えてきたのは、日本人、韓国人、ドイツ人といった人種の違いを超えて“人間の本質”を描くことへの監督のこだわりだった。「だから僕自身も、日本兵の描き方や扱いがどうのこうのではなく、野田というひとりの人間をしっかり演じきろうという考えに行き着いたんです」東日本大震災をきっかけに、山本は反原発を訴えて精力的に走り回る日々を送っている。政府の方針に反旗を翻す活動家としての顔も持つ彼の目に、日本兵として戦った野田はどのように映ったのだろうか。「野田は権力があると思えば弱者にひどい扱いをして、立場が逆転すれば手のひらを返す。僕の生き方とは真逆に見えるかもしれませんが、でも野田は決して国粋主義者ではなかったと思うんです。とにかく生きていくために必死だったという部分を見せたいと思いながら演じていましたね」韓国映画史上最高額の製作費を投じてリアリティを求めた撮影は、「火炎瓶も本物だし、火薬を大量に使うし、そりゃ迫力ある映像が撮れるだろ!という大変な毎日だった」という。チャン・ドンゴンと共に主演を務めたオダギリジョーとは、ドラマ『新選組!』などで共演した仲だけに「自分の撮影が先に終わって、オダギリ君をさらに3ヵ月も現場に残すのはかわいそうだな、ギャラが出れば一緒にいてあげたいと思ってました」と笑う。韓国人スタッフとの仕事を「テンションが上がって言い合いになっても、あとはあっさりしている。自分とすごく合っている現場でしたね」と振り返り、「久々に“映画をやっているな”という手応えを感じた」と語る本作の完成を楽しみに待ちたい。取材・文:細谷美香『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー
2011年11月18日『シュリ』『ブラザーフッド』で知られるカン・ジェギュ監督の7年ぶりとなる新作『マイウェイ 12,000キロの真実』(1月14日(土)日本公開)。そのメイキング映像が本編に先駆けて公開され、監督や主演のオダギリジョー、チャン・ドンゴンらが作品について語っている。メイキング映像はこちら第2次世界大戦を背景に、日本、ソ連、ドイツ3ヵ国の軍隊で戦うことになった東洋人2人の、5年間12000キロに及ぶ過酷な旅路を描く本作。韓国・日本などアジアだけでなく、世界16ヵ国から7000人を超えるスタッフ・キャストが参加した大作だ。主演を務めたオダギリジョーもメイキング映像の中で「微妙な感情をもつ関係性の国々が一緒になって作る、というところにまず興味を持った」と出演の動機を語る。オダギリは、本作の最大の特徴のひとつである激しい戦闘シーンについても、「一番難しかったのはアクション。緊張が取れない日々が続いた」と胸の内を吐露。今回の映像の中でも凄まじい火薬量の爆破シーンが多数収録されているが、撮影にはリアルさにこだわるため本物の銃や弾丸、火炎瓶などの小道具が使われ、オダギリも多くのアクションを自ら演じたという。一方、もう1人の主演俳優であるチャン・ドンゴンは、本作の戦闘シーンを「戦争を見せるだけでなく、主人公たちの心情を表現するもの」と解説し、ドラマ性もアピール。「期待を裏切らない作品になると確信している」と自信を覗かせている。この主演俳優2人を「直感で選んだ」というカン・ジェギュ監督は、「オダギリジョーとチャン・ドンゴンという俳優が結合したとき、キャラクターの“化学反応”を最もドラマチックに表現できる」と絶賛。映画についても、「心の中に敵や憎しみを持つ人も、この映画を見て人間を理解し、愛するようになるきっかけになってくれれば嬉しい」と語っている。『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー(C)2011 CJ E&M CORPORATION & SK PLANET, ALL RIGHTS RESERVED
2011年11月17日剣心の陰の部分を表現してほしいマンガの実写化が続いていますが、『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』もついに映画化が決定。主人公の緋村剣心は佐藤健さんに決まりましたが、「こんな俳優も似合いそう」と想像した人もいるのでは?そこで20代男性に、佐藤健さん以外で剣心を演じてほしい俳優を聞いてみました。>>女性編も見るQ.『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』の主人公、緋村剣心を演じてほしい俳優は(佐藤健を除く)?※敬称略(複数回答)1位三浦春馬15.9%2位堂本光一13.0%3位小栗旬10.1%3位亀梨和也10.1%4位妻夫木聡8.7%4位山下智久8.7%5位オダギリジョー8.2%■三浦春馬に演じてほしい!!・「性格のゆるさなど細かい表現ができそうだから」(23歳/小売店/事務系専門職)・「優しさと冷酷さを演じられそうだから」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「陰のある二枚目なので」(27歳/学校・教育関連/その他)・「剣心の服装が一番似合いそうだから」(22歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■堂本光一に演じてほしい!!・「かっこいいだけでなく、おどけた感じも演じられるから」(22歳/金融・証券/営業職)・「何となく髪形と普段のぼけた雰囲気が似ていると思ったから」(24歳/金融・証券/営業職)・「舞台で演じているときの印象がぴったりだから」(22歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■小栗旬に演じてほしい!!・「ビジュアル的にもよく、明るい表情と真剣な顔をうまく使い分けられそうだから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「クールさと優しい感じがあるから」(23歳/金融・証券/営業職)・「にらんだ顔が剣心に合いそう」(25歳/電機/技術職)■亀梨和也に演じてほしい!!・「きれいな顔立ちで、マンガとよく合っているから」(24歳/マスコミ・広告/営業職)・「切れ長の目が似ているから」(24歳/商社・卸/販売職・サービス系)・「雰囲気と声が剣心に合いそう」(24歳/情報・IT/技術職)■妻夫木聡に演じてほしい!!・「どこか哀愁漂う雰囲気が似ていると思うから」(22歳/商社・卸/営業職)・「剣心の普段の軽いノリも演じられそう」(24歳/小売店/販売職・サービス系)■山下智久に演じてほしい!!・「役作りがうまく、キャラクターになじみそうだと思ったので」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「剣心はかわいい顔をしているから」(23歳/商社・卸/事務系専門職)■オダギリジョーに演じてほしい!!・「普段のゆるい雰囲気と真剣な雰囲気、両方の演技をうまくこなしそう」(23歳/機械・精密機器/技術職)・「殺陣ができそうだから」(25歳/農林・水産/技術職)■番外編:この俳優に演じてほしい!!・生田斗真:「かっこいいだけでなく、コミカルさも求められる役だから」(27歳/ソフトウェア/技術職)・大野智:「ロン毛ではないのが気になるが、どこか抜けているところとまじめな部分を持ち合わせているため」(24歳/ソフトウェア/技術職)・岡田准一:「普段は優しそうだが、怒ると怖い演技ができそうだから」(25歳/情報・IT/営業職)・二宮和也:「普段頼りなさそうなところが似ている感じがする」(24歳/マスコミ・広告/営業職)・松山ケンイチ:「演技が抜群にうまいから」(24歳/電力・ガス・石油/営業職)総評『ブラッディ・マンデイ』、『君に届け』などマンガの実写化ドラマや映画に出演経験のある三浦春馬さんが1位を獲得しました。剣心の持つ天然で柔らかな雰囲気と、戦うことへの迷いや過去の陰を表現できる巧みな演技力を挙げる意見が多数。主役に決定している佐藤健さんとは同じ事務所で年齢も1歳違いなので、もしかしたら"三浦剣心”が実現していたかもしれませんね。「雰囲気が似ている」という意見が多かった堂本光一さんは2位。自身が作曲を手掛けた『下弦の月』のPVでは長髪にはかま姿の、剣心をほうふつとさせるスタイルを見せていました。また、2000年から続く舞台『SHOCK』シリーズで殺陣やアクションをこなしているしなやかな筋肉は、細身ながら力強い剣心を演じる上では必要不可欠。同じ事務所の後輩、亀梨和也さんも「切れ長の目が似ている」というルックスが評価され3位に。野球で培った運動神経を生かしたアクションに期待!!同じく3位には「クールさと優しい雰囲気を演じ分けられそう」と支持された小栗旬さんがランクイン。しかし、160cmに満たない剣心を演じるには、少々がっちり&大きすぎるかも。個人的には四乃森蒼紫が似合うような気もします。4位に選ばれたのは、哀愁漂う雰囲気を持つ妻夫木聡さんと、剣心のような中性的な顔立ちの山下智久さん。2人とも、役柄に対するしんしな姿勢を評価する声も見られました。5位は、剣心のつかみどころのなさを表現できそうなオダギリジョーさんでした。童顔で身長も160cmに満たない小柄な剣心ですが、実はアラサー。佐藤健さんや、今回1位に選ばれた三浦春馬さんは、かなり若い剣心といえそうです。2位の堂本光一さんは32歳で、ルックスや雰囲気が似ています。抜けたところがありながら、「命を捨ててでも守らなきゃと思ったんだ」というようなおとこ気あふれる剣心。そこから、今回のランキングでは、ふざけたところと真剣な顔を同時に演じられる俳優が選ばれました。「ほかにこんな俳優もいいかも」と話し合ってみてはいかがでしょう?(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年9月7日~9月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性207名(その他と回答した34人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】読んでみたい時代劇マンガランキング【ランキング男性編】完結したけど続編が読みたいマンガランキング【ランキング男性編】あこがれる筋肉のマンガキャラランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年11月12日オダギリジョー、チャン・ドンゴンという日韓の人気俳優が競演を果たし、カンヌや釜山の映画祭でも注目を浴びた映画『マイウェイ 12,000キロの真実』。そのスケールの大きさでも話題を呼びそうな本作の予告編映像が公開された。予告編動画はこちら本作のきっかけとなったのは、アメリカ公文書館に保管されていた第2次世界大戦に関する1枚の写真。そこに写っていた1人の東洋人は、日本、ソ連、ドイツとなんと3ヵ国の軍隊で戦うという流転の人生を歩み、激戦として知られるノルマンディーの戦いにも参加したという。このエピソードに感銘を受けた韓国の巨匠カン・ジェギュ監督(『シュリ』『ブラザーフッド』)は、自身7年ぶりの新作とするべく独自のイマジネーションをプラス。ライバルとして育った日韓の青年の友情と絆のドラマとして映画化した。このほど公開された予告編では、時代に翻弄されるふたりが辿った軌跡やエモーショナルなやりとりが確認できるが、中でも目を引くのが戦闘シーンの激しさ。まるでハリウッド映画かと思うような迫力だが、『プライベート・ライアン』や『レッドクリフ』を手がけたスタッフが参加しているというからそれも納得だ。特にクライマックスとなるノルマンディー上陸作戦のシーンでは、3ヵ月かけて塹壕や要塞を設置し、2300人のエキストラが参加。本家『…ライアン』にも迫るスペクタクルシーンになりそうだ。総製作費は25億円、スタッフの数は世界16ヵ国から集まった7000人、アジアからヨーロッパまで240日に及ぶ大陸横断ロケを敢行と、とにかく大スケールなプロジェクトとなった本作。予告編を観れば、まさにアジアの枠を飛び越えた大作として期待が高まるにちがいない。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国公開される。『マイウェイ 12,000キロの真実』2012年1月14日(土)全国ロードショー
2011年11月11日10月6日から14日まで、9日間にわたり開催された第16回釜山国際映画祭(BIFF:Busan International Film Festival)。今年の観客総数は196,177人、報道陣を除いたゲストは8,828人、マスコミは2,440人!ものすごい数です。シネマカフェにも現地からレポートが届けられていましたが、このレポートでは映画にまつわる観光を交えた初の釜山旅行記をお届けします!釜山というとビーチリゾートというイメージがあり、映画祭も昨年までは水営湾オリンピック・ヨットハーバーの特設会場で開幕式が行われていました。けれど、今年は釜山で一番注目されている新しいショッピング街、センタムシティに釜山国際映画祭のための専用劇場“映画の殿堂”が誕生し、この新しい巨大な建物がメイン会場に。約4,000人を収容できる屋外シアターでのセレモニーで幕が開き、オープニング作品『ただあなただけ(Always)』の主演カップル、ソ・ジソプとハン・ヒョジュを始め、日本人俳優初の審査員として参加のオタギリジョー、韓国のトップスターのチャン・ドンゴンなど国内外のゲストがレッドカーペットを歩きました。ちなみに、オープニングチケットは7秒でソールドアウト!BIFF史上最速で売り切れとなったそうです。映画祭の上映は、映画の殿堂を中心に、映画の殿堂の目の前にあるロッテ百貨店内の「LOTTE CINEMA Centum City」や世界最大規模の百貨店としてギネスブックにも載った新世界百貨店内の「CGV Centum City」など、5つの劇場36館でワールドプレミア86本を含む計307本の映画が上映されました。なかでもワールドプレミア作品やゲストビジット(上映後のトーク)付きのチケットは人気が高く、オープニングチケット同様になかなかチケットが手に入らない!当日券を買うために前日夜から徹夜で並んでいる姿も目にしましたが、たとえチケットが手に入らなくても楽しめてしまうのが、映画祭の魅力でもあるんです。(※チケットは事前に映画祭のホームページからも購入できます)一方、メイン会場のセンタムシティから地下鉄で3駅(約7分)で、韓国八景に数えられている釜山屈指のリゾート地、海雲台ビーチに到着します。ここにはBIFF特設オープンステージがあり、青い海と白い砂浜をバックに、連日ゲストによるトークイベントが開催されていました。また、ビーチのすぐ近くの海雲台市場では、韓国ドラマや韓国映画によく出てくるおでんやトッポキを食べることもできます。しかも海雲台市場は、昨年の第15回釜山国際映画祭のクロージング作品として上映された映画『Camellia カメリア』の一編『LOVE FOR SALE』が撮影された場所でもあるんです(日本では10月22日より公開)。カン・ドンウォンとソン・ヘギョがおでんを食べていた屋台が!あのキスシーンの路地が!と、映画のロケ地はやはりテンションが上がります。映画『Camellia カメリア』は、釜山国際映画祭と釜山広域市がタッグを組んだ〈釜山プロジェクト〉から生まれたオムニバス映画で、映画祭にゆかりのある3人の監督が、『IRON PUSSY』、『Kamome』、『LOVE FOR SALE』の3編それぞれを釜山で撮影しています。特に海雲台で撮影しているシーンが多いので、映画好きにとっては『Camellia カメリア』のロケ地めぐりはきっと感慨深いものになるはずです。ちなみに、今年の会場となっている映画の殿堂の目の前のロッテ百貨店前では、『IRON PUSSY』が撮影されていますし、『Kamome』で名優ソル・ギョングと吉高由里子が食事をする居酒屋も海雲台駅と海雲台ビーチの間にあり、ビーチ沿いを少し歩いた先にある冬柏島の公園の駐車場は『LOVE FOR SALE』のオープニングシーンだったりします。また、初めて訪れる街のどこに泊まるのか、ホテル選びも迷うところです。映画祭の会期中は、海雲台エリアのホテルとメイン会場のセンタムシティエリアは無料のシャトルバスを利用できるので、海雲台ビーチ周辺はたしかに便利ですが、センタムシティからタクシーで約10分(地下鉄で3駅)のエリア、広安里ビーチもおすすめです。広安里は海雲台ビーチに次ぐリゾート地で、何がいいって、ビーチの目の前には広安大橋(別名:ダイヤモンドブリッジ)が!ソル・ギョングとハ・ジウォン共演のパニック映画『TSUNAMI-ツナミ-』の冒頭で登場するあの橋です。しかもこの橋、夜になると10万色の色彩を出せる照明がライトアップされ、とても幻想的な夜景を見ることができるんです。映画を観て、映画が撮影されたロケ地を歩いて、映画の世界に触れ、やっぱり映画っていいな…そんなふうに映画の魅力と映画の力を感じた釜山国際映画祭の旅。釜山は想像以上に映画を感じる街でした。(text:Rie Shintani)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNHマイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:吉高由里子×行定勲監督インタビュー“放し飼い”から生まれた“風”のような一篇金城武、初韓国公式訪問で剛速球の質問攻めにタジタジ?チャン・グンソク、釜山映画祭に登場ギター弾き語りで思わぬ収入も?オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えも
2011年10月20日金城武が10月9日(日)、釜山国際映画祭(BIFF)に初めて出席し、大きな喝采を浴びた。『ラスト、コーション』のタン・ウェイと共演したピーター・チャン監督作『武侠』(原題)の公式会見では、「いろんな方から釜山映画祭の素晴らしさを聞くたびに『何でいままで出席しなかったのか』と後悔していたので、今回招待され、このチャンスを逃す手はないと思ってやってきました。着いたばかりでまだ何もしていないのですが、ワクワクしています」と挨拶。記者からの「なぜそんなに美男子なのか?」という剛速球の質問には、さすがに苦笑い。「父がハンサムで、母もとてもきれいです。両親に感謝しなくてはいけないですね。どちらかというと僕は母親似です」と答えつつ、かなり照れていた。アジア全域で長い人気を維持し続ける秘訣を聞かれると、「僕は俳優として演技だけでなく、ロケ先の場所やいろんな人に会うことなど、何でも楽しんでいます。俳優業を楽しんでいたら、20年経ってしまったという感じです」と答えた。釜山のみならず韓国を訪問するのも公式には初めての金城さんに対し、タン・ウェイは昨年に続いての出席。実は、この日が誕生日だったタン・ウェイ。「去年に続いて今年も釜山で誕生日を迎えられて嬉しいです。こちらのケーキは美味しいですから(笑)。釜山では毎回来るたびに歓迎されて、本当に感謝しています」と満面の笑みを見せた。会見の後は、海雲台ビーチのBIFFステージにも登場。2,000人以上集まった観衆から、黄色い歓声が飛んでいた。今年から釜山の英語表記を、「PUSAN」から「BUSAN」に変更したため、略称もPIFFから、BIFFに変更となった釜山国際映画祭。総工費80億円とも言われる映画祭専用劇場、釜山シネマセンター「映画の殿堂」もオープンした。しかし名前やメイン会場は変われど、観客の熱狂ぶりだけは変わることはなさそうだ。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]■関連記事:チャン・グンソク、釜山映画祭に登場ギター弾き語りで思わぬ収入も?オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えも
2011年10月11日10月9日(日)、チャン・グンソクが釜山国際映画祭(略称BIFF)のオープン・トークに登場、集まった大勢のファンから大歓声を浴びた。オープン・トークは海雲台ビーチの特設ステージで行われる公開対談で、BIFFの名物。グンソクの対談相手は、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の主演ローガン・ラーマンで、2人は子役出身という共通点があり、はじめから意気投合し、対談は大いに盛り上がった。グンソクは時々、英語で直接ローガンに話しかけ、語学の堪能ぶりも披露。ファンのあまりの歓声に質問が聞こえなくなると、「静かに!」と『美男ですね』での決めポーズを見せたり、かと思うと、司会者の女性の手にキスをするなど、終始ノリノリだった。尊敬する俳優を聞かれ、グンソクは「海外なら、渡辺謙さんとレオナルド・ディカプリオ。謙さんは演技が、ディカプリオはハンサムなので(笑)。国内なら、イ・ビョンホン先輩です。ビョンホン先輩は、かっこいいだけでなく、目だけで感情を伝えられるのがすごい」と語った。また、「音楽が趣味で、自分で作曲もするんだ」と言うローガンに対し、グンソクは「僕も音楽なしでは生きられない。実は昨日、このビーチでギターを弾いていたんだ。そしたら、1時間くらいで15万ウォンくらい集まったんだよ(笑)」と語ってファンを驚かせていた。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.■関連記事:オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもミラ・ジョヴォヴィッチ×檀れい胸開きドレスと着物でレッドカーペットで競演!第24回東京国際映画祭公式オープニング作品『三銃士』プレミア上映に3組6名様ご招待ミラの“闘う”セクシー・ファッションに釘づけ!『三銃士』特別映像が到着
2011年10月10日日本、韓国、中国のスター共演で話題を集めている『マイウェイ 12,000キロの真実』の記者会見が10月8日、釜山市のセンタムシティCGVで行われ、主演のオダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビンらが出席した。映画は『ブラザーフッド』、『シュリ』のカン・ジェギュ監督による、第二次大戦中の実話を基にした人間ドラマ。現在編集中ということで会見の冒頭、10分間のメイキング映像が披露された。マラソンランナーとしてライバル関係にあった二人の男が、ソ連軍の捕虜となり、敵対しつつもお互いを助け合い、戦場を生き抜いていく姿を描いている。8か月におよぶ撮影の苦労を聞かれたオダギリさんは「全てが大変だったと言ってもいいですが、戦場の場面よりも、ドンゴンさんとの格闘シーンのほうが大変でした。本番で本当にドンゴンさんの顔を殴ってしまい、『韓国一のスターの顔に傷をつけてしまったら、どうしよう?もう韓国に入国できなくなるかも』と慌てましたよ」と語り、ドンゴンさんは苦笑い。ドンゴンさんは「オダギリさんとは、あまり言葉の壁を感じませんでした。オダギリさんは本当に誠実な役作りをする方。マラソン大会に実際に出場をされて、驚きました」と裏話を披露すると、オダギリさんは「マラソンの練習を始めたら意外に面白くて、大会にまで出場してしまいました」と笑顔で語った。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。『マイウェイ 12,000キロの真実』は2012年1月14日(土)より全国にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもオダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える
2011年10月09日第16回釜山国際映画祭が10月6日夜、韓国・釜山市の海雲台で華やかに開幕した。今年、完成した釜山シネマセンター「映画の殿堂」のお披露目を兼ねた開幕式には、オープニング作品『ただあなただけ(ALWAYS)』に主演したソ・ジソプ、ハン・ヒョジュを始めとする、多くのスターや映画人がお祝いにかけつけた。レッドカーペットに登場したのは、『マイウェイ 12,000キロの真実』で共演しているオダギリジョーとチャン・ドンゴン、ヒロインを演じる中国の女優ファン・ビンビンやキム・ソナ、キム・ジュヒョク、コ・ス、チソン、キム・ハヌル、カン・ヘジョン、ク・ヘソンら。台湾の人気歌手ワン・リーホンやフランスの女優イザベル・ユペールも姿を見せた。また、『アジョシ』の名子役キム・セロンちゃんは3姉妹で登場し、その愛らしさで会場を沸かせた。ちなみにファン・ビンビンは日中韓合作の『楊貴妃』で共演するリーホンと一緒に登場した後、ドレスを着替えてもう一度、『マイウェイ 12,000キロの真実』チームとして現れ、その早変わりぶりにはびっくりさせられた。なお韓国でも高い人気を誇るオダギリジョーさんは、今年はニューカレンツ部門の審査員も務めることになっており、こちらも注目を集めている。オープニングを飾ったソン・イルゴン監督『ただあなただけ』は、元ボクサーと、事故で視力を失った女性の甘いラブストーリー。開幕式前に行われた記者会見で「ラブシーンでNGは?」と聞かれたハン・ヒョジュは、「ジソプ先輩がリードしてくれたおかげで、NGは出さずに済みました。ただ、私はいままで『華麗なる遺産』を始め、あまり女性的ではない役ばかり演じてきたので、女性らしさを出すのが難しかったです」と語った。ソ・ジソプは「ボクサー役ということで1か月ボクシングの特訓を受けたのですが、そのときに腕のじん帯が伸びてしまい、本番では大変でした」と撮影時の苦労を語っていた。アジア最大級の映画の祭典、釜山国際映画祭は14日(金)まで開催される。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED第16回釜山国際映画祭 [映画祭]アジョシ 2011年9月17日より丸の内TOEI 2ほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC & UNITED PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ウォンビン インタビュー成熟した男の瞳で、新しい愛を魅せるウォンビン来日!「まだおじさんにはなりたくない(笑)」ウォンビンが魅せるエンターテイメント傑作『アジョシ』試写会に70組140名様ご招待オダギリジョー&チャン・ドンゴン『マイウェイ』9か月に及ぶ撮影の苦楽を告白!ウォンビン主演の注目作!『アジョシ』予告編が早くも到着!
2011年10月07日2009年に放映され、人気を集めた深夜ドラマ『深夜食堂』が2年ぶりに復活し、10月から放映されることが決定した。その他の情報『深夜食堂2』は、前シリーズの主要スタッフとキャストが続投し、安倍夜郎の人気コミックを基に繁華街の片隅で深夜にだけお店を開く“めしや”を舞台に、マスター(小林薫)と店に集う個性豊かな人々の姿を描く。前シリーズは『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司、『マイ・バック・ページ』の山下敦弘らが監督を務め、フードスタイリストに『かもめ食堂』の飯島奈美、ゲストに田畑智子、オダギリジョー、あがた森魚らを迎え、毎話こだわり抜いた作品作りを行い、深夜ながら熱狂的なファンを生み出しただけでなく、優秀な放送番組に贈られるギャラクシー賞でテレビ部門選奨(第47回)を受賞するなど、人気・評価の両面で成功をおさめた。マスター役の小林は、本作の魅力について「個性的なキャスティングと、グルメとは180度違った、とはいえB級グルメなるものとは一味違った、あのなつかしい料理の数々じゃないでしょうか」と述べ、「予算が無い、ゆえに不便な場所へのスタジオ通い。無い無い尽くしの番組ではありますが、松岡、山下監督らがいなければあのテーストは実現しなかったでしょう。今回は前回にも増して、(監督の)小林聖太郎さん、(脚本の)荒井晴彦さんらが加わり、大変パワーアップしており楽しみです」と続編への意気込みを語っている。『深夜食堂2』(全10話)TBS・MBSにて10月より深夜放送(曜日・時間未定)(C)2011安倍夜郎・小学館/「深夜食堂」製作委員会
2011年08月22日オダギリジョー、チャン・ドンゴンという日韓のスターを主演に迎えて製作され、わずか3分の映像の上映でカンヌ国際映画祭でスタンディングオベーションを巻き起こした『マイウェイ 12,000kmの真実』が9か月の撮影を経てついにクランクアップ!特報映像と共にオダギリさん、ドンゴンの撮影地であるラトビアでのクランクアップ時のインタビューが到着した。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われるノルマンディー上陸作戦の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとりの東洋人が発見される。誰ひとりとして彼が話す言葉が理解できず、連合国の尋問を受けることになるのだが、彼が語り始めたのは信じられないような物語だった――。1928年の日本統治下にある朝鮮。かたくなに国を信じた日本人と夢を信じる朝鮮人。交わることなく、憎しみ合う2人が、運命のイタズラか日本、ソ連、ドイツと3か国の軍服を着て戦いを渡り歩くことに。総製作費25億円、240日におよぶユーラシアを横断しての撮影。対立と和解――人間の本質を描いた物語が幕を開ける。カンヌでの上映時はまだ、映画は撮影中。一行はそのままラトビアに移動し、海辺でノルマンディー上陸作戦の模様が撮影された。カメラマンは防火服を着込み、傍らには常に救急車が待機するという状況。中には4時間以上をかけてセッティングされたシーンもあり、一発OKが求められたる中、オダギリさんは見事に要望に応え、一発で完璧な演技を見せた。日本人の長谷川辰雄を演じたオダギリさん。韓国で8か月、ラトビアで1か月と撮影は計9か月に及んだが、それもこの日で最後に。「始まるときは、地獄の日々が始まると思いましたが、今日で終わるとなると寂しいですね。元々、韓国は好きだったので、仕事で8か月過ごせたのは幸運だと思ったし、楽しかったです。ラトビアも季節も良くて、すごく楽しかったです」。映画に関しては決して「戦争映画」ではないと語る。「第二次世界大戦に触れるというのは、どこの国にとっても凄く敏感な事柄です。そんな中、韓国、中国、日本、3か国の俳優が集まってこの作品を作るということが、大きな挑戦だと思いました。この作品は、2人の男の物語です。ただその物語の中に戦争があるというだけで、戦争映画だとは思っていません」。チャン・ドンゴンとも互いを敬い、良い関係性を築けたという。「日本でも有名な韓国のトップスターですし、すごく緊張するんじゃないかと思ってました。実際にお会いしたら、意外にシャイな部分があり、ひとりでいることが好きな部分だったり、人との距離感であったりが僕と似た部分が見えてきて、お互いが無理することなく、過ごしやすい空気感を共有できるようになりました。一緒に芝居をするときも、お互いに尊重し合えて、演技しやすい環境を作りあえる、そういう関係性だったので凄くやりやすかったです。ドンゴン氏とは、俳優としてというよりも人間として似た部分が多いと感じました。凄く理解しあえている気がして、とても身近に感じました」。一方、日本統治下の朝鮮に生きるキム・ジュンシクを演じたドンゴン。自身が演じた役柄、さらには作品を通じて考えさせられたことについて明かしてくれた。「映画に出てくる戦争は、実際にあった戦い。登場人物たちは、戦争を経験する度に軍服が変わる。ジュンシクを取り巻く状況や着る軍服は変わるけど、彼の夢と希望は変わらない。戦争や背景は変わっても貫くものがあることを表現した。ジュンシク役で求められたのは、どんな状況であっても彼は希望と夢を失わない目をしてなければならないということ。撮影が辛すぎて、うまくできたか分からないけど…(笑)。撮影していて、目の前で爆発するのを見ると『これが本当の戦争だったら俺は死んでるな』と思い、怖いです。ノルマンディー上陸作戦はよく知られている戦いですが、実際にラトビアに来て、ドイツの軍服を着て撮影してると、本当にその時代に、ここにいたらどうだったのだろうと深く考えさせられました」。その上でドンゴンは、オダギリさんと同様に本作は「戦争映画ではない」と語る。そして出演を決めた経緯についてこう説明する。「朝鮮半島からノルマンディまでの12,000kmの極限状態の旅を生き抜いた兵士の実話が基になっていることで興味がわいて、本当にこんな過酷な運命を生き抜いた人がいるんだと知り、役者としてその人の人生を演じてみたいと思った。『マイウェイ』は、たまたま戦争時代が背景だっただけで、戦争映画ではないですね。背景が戦争時代ですが、人間に重点を置いて描かれている。そして、日韓中とアジアの役者が集まって感情を表現し合い観客に伝える。これは凄いことだと思う。日本人と韓国人が敵として出会い、運命を共にする。観客の心に残る映画だと思う」。撮影中、苦楽を共にした“戦友”オダギリさんをこんな言葉で称賛する。「演技というのは言葉を交わすというより、感情を交わすことなので、そういう部分ではオダギリさんとすごく共感しながら演技ができた。辰雄役は、何人か候補がいたけど、絶対オダギリさんがいいって思った。日本と韓国の映画現場は色々違うと思うし、この映画は役者にとっても大変な現場だったのに、冷静に対応しよく耐えていた。本当に素晴らしい役者です」。メガホンを握るのは『シュリ』、『ブラザーフッド』など国と国の対立の中での人々の絆、関係性を描いてきたカン・ジュギュ。「誰かを恨み、憎むという感情のせいで、この世では喧嘩をしたり、戦争が起きます。心の中に、恨み・憎しみの対象がいる人には是非観てほしい。人間を心から理解し、愛するということを知るきっかけとなる映画になってほしい」と映画に込めたメッセージを語る。ノルマンディーを経て、男たちの旅路はどのような結末を迎えるのか?『マイウェイ 12,000kmの真実』は2012年1月14日(土)より公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイウェイ 12,000kmの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える
2011年07月29日ルパンならではの楽しい雰囲気が必須!それともイケメン?アニメ界で有名な大泥棒ルパンは、お調子者だけど、やるときはやる男。いそうでいない、実は仕事のできるかっこいい男性ですよね。そんなルパンを実写化するとしたら誰に演じてほしいですか?20代女性455名に、ルパン三世を演じてほしい芸能人を聞いてみました。>>男性編も見るQ.ルパン三世を演じてほしい芸能人は?(複数回答)1位大泉洋19.1%2位小栗旬11.9%3位木梨憲武11.4%4位岡村隆史11.2%5位オダギリジョー9.9%※敬称略■大泉洋に演じてほしい・「どこか抜けているけど、決めるところは決める役柄が似合いそう」(26歳/ソフトウェア/技術職)・「おちゃらけているけど、いざというときはかっこいいところがハマりそう」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「独特の面白い雰囲気としゃべり方が合うはず!」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「女の人に言い寄っている姿が一番想像がついたので選びました」(24歳/学校・教育関連)■小栗旬に演じてほしい・「すらっとしていて似合いそう。かっこよく悪を倒すだけでなく、笑える部分も楽しく演じられそう」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)・「すらっとしていて、少しミステリアスな感じがぴったり」(25歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)・「若き日のルパン三世を希望」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「ちょっとかっこいいけど、ボケの才能もある人。"不二子ちゃん”と釣り合わないとダメだと思います!」(26歳/事務系専門職)■木梨憲武に演じてほしい・「絶対ハマると思う。シルエットも表情もキャラクターも文句なし」(25歳/情報・IT/技術職)・「『不二子ちゃーん』って言うセリフが一番似合いそう」(25歳/建設・土木/技術職)・「ピンチでも笑顔で余裕な足の長いおじさまがぴったりだと思う。陰のある若い美男子には似合わない!」(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)■岡村隆史に演じてほしい・「見た感じ違和感がなさそう。大変な場面も軽やかに乗り越える演技をしてくれそう」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「ビジュアルと雰囲気が一番ルパンっぽいです」(23歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「面白いイメージに合っているから」(24歳/電機/営業職)■オダギリジョーに演じてほしい・「すらっとしたスタイルでルパンのスーツをビシッと着こなしてくれそうなので」(29歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「かっこいいのに面白い役ができるし、なによりスタイルが近い!」(28歳/事務系専門職)・「飄々(ひょうひょう)とした雰囲気が出せそう」(26歳/生保・損保/専門職)■番外編:この人に演じてほしい!!・トータス松本:「もみあげがそっくり。キャラが濃いところも似ている」(28歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・阿部寛:「軽そうで、つかめないキャラは、阿部寛さんにしかできないと思うので」(24歳/ソフトウェア/技術職)・福山雅治:「『不二子ちゃーん』のセリフをセクシーに表現できそうだから」(28歳/情報・IT/技術職)・松田翔太:「困っている女性に優しそう」(26歳/情報・IT/技術職)・唐沢寿明:「ハンサムでありつつ、とても面白い人が合うと思うので。ただかっこいいだけでは無理だと思う」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)総評自称「北海道が生んだ大スター」こと大泉洋さんが1位に。バラエティで見せる、「おちゃらけた雰囲気が似ている」という意見が多く寄せられました。なかには、「イケメンじゃないくらいがいい」なんて大泉さんが聞いたら怒りそうな意見も。2位に選ばれたのは、シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなす小栗旬さん。「すらっとしたスタイルがぴったり」という声もありました。同じく、細身のスタイルから選ばれたオダギリジョーさんは5位。184cmの小栗さん、176cmのオダギリさんなら、179cm・63kgのルパンが着る真っ赤なジャケットをビシッと着こなしてくれそうですよね。でも、かっこよすぎて不二子ちゃんとすぐくっついてしまったら残念……。バラエティで見せる自由奔放さが人気の木梨憲武さんは「ルックスや雰囲気が似ている」という理由から3位にランクイン。ルパンと顔が似ている木梨さんなら違和感なく演じてくれそうですよね。同じく岡村隆史さんも「顔が似ている」と支持され4位に。岡村さんの運動神経なら、アクションもうまくこなしてくれそうです。全体的に長身で細身のスタイルの人が選ばれる傾向にあり、ルパンスーツを着こなせるスタイルが重要なようです。スタイリッシュな外見や、ピンチでも慌てない余裕、決めるときは決めるルパンは、女子にとってあこがれの男性かもしれません。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年3月24日~4月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性455名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【女性編】『ルパン三世』の不二子を演じてほしい有名人ランキング【女性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月02日1位は北海道が生んだ大スター!?ルパン三世といえば……「不二子ちゃ~ん!!」というセリフをまねして遊んでいた人も多いはず。声まね、物まねする芸能人もたくさんいますが、本当にルパンが一番似合う男性タレントは誰なんでしょう?そんな疑問を解決すべく、20代男性202名にルパン三世を演じてほしい芸能人を聞いてみました。>>女性編も見るQ.ルパン三世を演じてほしい芸能人は?(複数回答)1位大泉洋14.4%2位木梨憲武13.9%3位岡村隆史12.4%4位小栗旬10.4%5位唐沢寿明7.4%※敬称略■大泉洋に演じてほしい・「基本はコミカルだが、いざというときのシリアスな表情がいい」(26歳/医薬品・化粧品/営業職)・「少し間抜けそうだが、芯が通っていそう」(27歳/医療・福祉/専門職)・「ゆるいキャラとかっこいいキャラを演じ分けてくれそう」(24歳/情報・IT/技術職)・「ひょうきんなところがぴったり」(26歳/マスコミ・広告/販売職・サービス系)■木梨憲武に演じてほしい・「雰囲気とスタイルがハマる気がする」(29歳/小売店/販売職・サービス系)・「面白く演じてくれそうだし、CMのイメージが強いから」(24歳/情報・IT/事務系専門職)・「とぼけたところが似合っている」(29歳/自動車関連/営業職)■岡村隆史に演じてほしい・「もみあげが似合い、面白さと真剣さを兼ね備えた演技ができそうだから」(26歳/ソフトウェア/技術職)・「あの身軽さでアクションをしてほしいから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「ユーモアは必須です」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■小栗旬に演じてほしい・「すらっとしていて飄々(ひょうひょう)としているところが合う」(27歳/生保・損保/事務系専門職)・「男から見てもかっこいいから」(26歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「雰囲気が似ている気がするので」(25歳/電機/事務系専門職)■唐沢寿明に演じてほしい・「ちゃめっ気があり、キリっとした顔もできる人なので」(29歳/商社・卸/販売職・サービス系)・「明るいキャラクターがぴったりだから」(24歳/電機/技術職)・「二枚目で大人の色気が出せる人は彼しかいないと思うから」(26歳/商社・卸/事務系専門職)■番外編:この人に演じてほしい・オダギリジョー:「かっこよさと情けない感じ、両方を持っているところが似合うと思います」(28歳/学校・教育関連/営業職)・阿部寛:「顔の形がルパンに似ているし、背が高いのでうまく演じてくれそう」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・福山雅治:「まじめな部分、かっこいい部分などをすべて兼ね備えているから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・瑛太:「予測できないテンションになりそうで期待できる」(29歳/医療・福祉/専門職)総評1位は『水曜どうでしょう』でおちゃらけた姿を見せている、自称「北海道が生んだ大スター」大泉洋さん。バラエティでの面白さと、ドラマで見せる真剣な表情、その両方を兼ね備えた大泉さんなら、「普段はふざけていても、決めるときには決めるルパン三世にぴったり」という意見が多数でした。また、178cm の身長は179cm・63kgのルパンを演じるのにぴったりですね。「とぼけたところが合う」と人柄を理由に選ばれた木梨憲武さんは2位。ピンチのときも余裕しゃくしゃくのルパンを、木梨さんなら軽々と演じてくれそうです。3位はルパンと顔が似ている岡村隆史さん。軽妙な雰囲気も似ていますよね。4位は、ルパンのようにすらっとしたスタイルの小栗旬さん。「ルパンの飄々(ひょうひょう)としたところをうまく演じてくれそう」と、高い演技力も支持された理由の一つのようです。5位の唐沢寿明さんも小栗さん同様、演技力の高さから選ばれました。「大人の色気を上手に演じられそう」との声もありました。1位から3位はバラエティ部門のタレント、4位と5位にはイケメン俳優がランクイン。アニメの中のルパンのように、軽快で面白い部分と、真剣な部分の二面性がある著名人が選ばれる傾向にありました。ルパンを演じるためには、普段は飄々(ひょうひょう)としているけれど、ビシッと仕事もこなすところが必須のようです。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年3月24日~4月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性202名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【男性編】『ルパン三世』の不二子を演じてほしい有名人ランキング【男性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月02日先週の日曜日、6月19日は父の日。「ありがとう」と言葉で伝えた人、プレゼントを贈った人、一緒にお酒を酌み交わした人などなど、父親への感謝の思いの伝え方は人それぞれ。小学校の中には、父の日を“父親参観日”として普段は見られない子供たちの学校での姿を見てもらう日にしているところもあるとか。そういえば、子供の頃の参観日に父親が来るのは嬉しかったり恥ずかしかったりしたもの。よそのお父さんと心の中で比べ「○○ちゃんのお父さん、かっこいい!」、「うちのお父さんはちょっとダサいなぁ…」なんて思ってた人もいたのでは?読者のみなさんの心の内を投票&ランキング形式で解き明かす「シネマカフェゴコロ ランキング5」では父の日にちなんで、俳優、タレント、著名人の中から「あなたが憧れる理想の父親像」の投票を実施!その結果を大発表。これぞオヤジ!というベテランから意外と若いパパまで多くの票が集まったが…。栄えある“理想の父親”No.1に選ばれたのは、明るいキャラクターで幅広い活躍を見せる所ジョージ!肩の力の抜けたゆる〜い感じで人生を楽しみつつ、時折、ユーモアと毒の効いた鋭い発言もあり、厳し過ぎず、甘すぎない父親と言えそう。お子さんとのCMでの共演経験もあり、父と子の関係性も理想的。「すごく自由な感じだけど、人生を楽しんでいてしっかりアドバイスをくれそうだから」(30代・女性)、「遊びは得意ですし、話も聞いてくれそう。一緒にいて楽しくて安心感もある人」(30代・女性)など、多くの女性の票を集めた。一見、お気楽そうだけど、この人に付いていけば大丈夫という気にさせてくれそう。2位以下は混戦を極めたが、アタマ一つ抜け出したのは新米パパ、オダギリジョーが見事ランクイン。この春に、妻で女優の香椎由宇との間に第一子(男児)が誕生したばかりのオダギリさん。このほど公開された映画『奇跡』でも主人公の「まえだまえだ」の2人の父を演じているが、こちらでは音楽の夢を捨てきれずに離婚してしまい、その後も息子から少し呆れられつつも愛されている、というタイプの父親。「しょうがないなぁ…」と思いつつも、一緒にいると楽しそう。実際のオダギリさんがどんな父親なのかは謎に包まれているが…。3位にはこちらも既婚で実際に父親である藤木直人が入った。俳優としてはパパというより恋人としてのイメージの方が強そうだが、トーク番組などで垣間見える素顔から、“良いパパ”っぷりを読み取ったファンも多いよう。「小さい子の手を引くパパという感じがリアルに似合いそう!」(20代・女性)と“パパ俳優”としての需要も高そうだ。若めのパパが2位、3位と続いたが4位は王道の厳しくダンディなオヤジ!高倉健がランクインした。「貫禄があり言われたことに納得すると思う」(30代・女性)、「男らしさと懐の深さを感じる」(40代・女性)などといった声が多数。昔ながらの…というか、いまでは絶滅危惧種となってしまった、黙して語らずの頑固オヤジは男性、女性にとっても理想と言えるのかも?娘が嫁いでゆく日にも何も語らず、こっそりと涙をぬぐう…そんな父親はいかが?第5位は渋さと若々しさを兼ね備えた渡辺謙。ハリウッド挑戦など「自分をしっかり持っていて、スキルアップを常にしてる」(50代・男性)と、常に向上心を持って進んでいく姿に理想の父親像を見出した人が多かったよう。背中を見て、付いて行こう!と思わせる引力を持っていそう。ほかにはドラマでタイプの異なるいくつもの“パパ”を演じてきた田村正和や佐藤浩市らが上位に。上位は日本人の独占状態だが、ハリウッドスターではブラッド・ピットが最も多くの票を集めた。さて、あなたの理想のパパは誰?これから結婚する人は、いずれ子供が生まれ、結婚相手がいずれ父親になったときにどんなタイプの父親であってほしいか、という視点から考えてみても楽しいかも。「あなたが憧れる理想の父親像」ランキング1位:所ジョージ2位:オダギリジョー3位:藤木直人4位:高倉健5位:渡辺謙ちなみに、7月のテーマは「あなたが“胸キュン”したジブリキャラクターは?」。こちらもぜひご投票ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D 2010年2月6日より2本立てにて全国公開© DISNEY / PIXARシャンハイ 2011年8月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 TWC Asian Film Fund, LLC. All rights reserved.奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会劇場版TRICK(トリック) 霊能力者バトルロイヤル 2010年5月8日より全国東宝系にて公開© 2010「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」製作委員会■関連記事:まえだまえだ、大先輩・樹木希林のアドバイスも知らんぷり「だって子供やもん!」【シネマモード】あなたはどこに注目する?是枝監督最新作『奇跡』まえだまえだインタビュー素で魅せる!是枝監督を唸らせた奇跡の主演デビューシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?
2011年06月27日是枝裕和監督の最新作『奇跡』が6月11日(土)に全国で公開され、東京・新宿バルト9では是枝監督をはじめ、主演を務めた小学生漫才コンビ「まえだまえだ」の前田航基と旺志郎、大塚寧々、樹木希林が登壇する初日舞台挨拶が行われた。緊張しているのか、はたまた余裕なのか…マイペースに舞台挨拶をこなす前田兄弟に対し、樹木さんは「普段からうるさかった。大人として『漫才だって“間”が大切でしょ』って真剣にアドバイスしたんだけど、全然聞いていない」とお説教。しかし航基くんと旺志郎くんは「だって、僕ら子供やもん」と日本映画界が誇る名女優を手玉に取っていた。2人が演じるのは、両親(大塚さん&オダギリジョー)の離婚によって離れて暮らす兄弟という役どころ。「博多と鹿児島をそれぞれ出発する、九州新幹線の一番列車がすれ違う瞬間を目撃すると、奇跡が起こる」。そんなうわさを聞きつけた兄弟が、もう一度家族の絆を取り戻そうと大冒険に出かける。是枝監督は「まさに奇跡的な出会いに支えられた、素敵な映画に仕上がった。僕らの体験をスクリーンを通して感じてもらえれば」。前田兄弟には台本を見せずに、「周りの大人の役者さんに付き合ってもらいながら、その時間を楽しむ子供たちの自然な表情を引き出すことができた」と独特な演出方法を語った。また、撮影前に樹木さんから「大人は“背景”なんだから、サラッと描いてくれればいい」とアドバイスがあったといい、「おかげで子供たちの目線やバランスが、自分の中でハッキリした」とベテラン女優に最敬礼だ。「子供たちが本当にキラキラして、暖かな眼差しにあふれた作品だと思う」と語るのは、母親役の大塚さん。そんな美しい“お母さん”に航基くんは「(本番前)やらなきゃいけないことがたくさんあるはずなのに、僕らとトランプやUNOで遊んでくださった」とデレデレ…と思いきや、「家族でケンカするシーンは、すごく怒っていて怖かった。1分前まであんなに穏やかだったのに、人ってこんなに変われるのかってビックリしました」とその豹変ぶりに驚きを隠せない様子。旺志郎も「さっきまでの優しさはどこいってん!」とツッコミを忘れなかった。そんな大人の怖さ(?)を学ぶ機会にもなった本作が、なんと韓国、台湾、スペインなど世界13か国で公開されることが決定。これには航基くんも旺志郎くんも童心に返って大喜び。是枝監督も「待っていてくれる人が世界中にいるのは、大きな励み」と笑顔を見せた。最後は特製の巨大クラッカーでヒットを祈願し、全国公開が始まった本作の門出を祝った。『奇跡』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:【シネマモード】あなたはどこに注目する?是枝監督最新作『奇跡』まえだまえだインタビュー素で魅せる!是枝監督を唸らせた奇跡の主演デビューシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待
2011年06月13日「最近のお勧めは?」と尋ねられると、きまって私は『奇跡』と答えています。ここまで勧める相手を選ばなくて良い作品も珍しい。映画好きでいろいろ深読みするのが好きな人にも、わかりやすさを求める人にも、悪い人が登場する作品が嫌いな人にも、淡々としすぎている作品は眠くなってしまうから苦手という人にも、男性にも、女性にも、子供にも、大人にも、きっと気に入っていただける作品なのですから。主人公は、両親の離婚により、母の実家のある鹿児島と父の故郷である福岡へと、離れ離れになった兄弟。九州新幹線が全線開通するその日にだけ出会えるという奇跡を探しに、友達を引き連れて、兄弟は再会&奇跡探しの小冒険へと旅立つのです。主人公の兄弟を演じるのは、小学生兄弟漫才コンビ・まえだまえだ。面白トークと、自然な演技が素晴らしいことといったら。もともと、“わざとらしさ”“あざとさ”という手垢のついていない、近年まれに見る子供らしさと芸達者ぶりには感心していましたが、さすが、世界の是枝監督が注目するだけのことはあります。オーディション中に出会った彼らのために、プロットを大きく書き換えたとのエピソードも。おかげで、何度彼らのやりとりに大笑いしたことか。とにかく楽しく、さらには心動かされるシーンも数多く、とことん良質な作品ですから、きっと誰にでも満足していただけるはずです。本作は決して子供映画ではないのですが、子供の輝きが肝になっていることは間違いありません。それを実現させたのは、芸達者なベテランたち。オールスターキャストとも言える、贅沢な配役にも注目ですが、個性豊かな俳優陣がオーラを放ち過ぎてしまうと、主役の子供たちにも影響が出る可能性が。ところが、そんな心配を払拭するかのような一言を、監督に対して放った人がいたそうです。「今回は子供たちが主役の映画なんだから、アップなんていらないからね」。これを言ったのは、祖母役の樹木希林さん。『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』、是枝監督の『歩いても 歩いても』での母親ぶりも素晴らしく、いずれの演技でも女優賞を受賞しています。彼女はいま、私にとって最も気になる女性のひとり。夫(内田裕也)の逮捕騒動の際に行われた、あの堂々とした会見に、シビれた人も多いはず。「本当の謝罪は本人から頭を下げてもらいたい。籍を入れた責任上、どうするかを考えながら生きたい。夫ひとりだけ、奈落の底に落として、自分だけ保身ということはしません」と語ったのを耳にしたとき、夫よりも、彼女の方がよほどかっこ良く“ロック”している人だったんだと気づきました。夫が勝手なことをやっていられたのも、彼女がいたからだったはず。そんな彼女のかっこいい精神が言わせたのが、「アップなんていらないからね」という言葉だったのでしょう。是枝監督だって、誰かに言われなくては、大物ばかりを前に悩んでしまったかもしれません。女優なら、どんな状況でも自分が引き立てられたいと思うものだとばかり思っていましたが、作品のために自分を抑えてベストを目指すというのもなるほど、女優魂。子供たちの奇跡のような演技だけでなく、かっこいい樹木さんの姿も、ぜひ『奇跡』で堪能してみてくださいませ。『奇跡』は6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:June Makiguchi)■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:まえだまえだインタビュー素で魅せる!是枝監督を唸らせた奇跡の主演デビューシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待まえだまえだが是枝裕和最新作に主演!大塚寧々&オダギリジョーが両親役
2011年06月08日子供たちはいま、自分たちがこれ以上ない絶景を望む場所に立っていることを気づいているだろうか?いや、気づく必要なんてないのかもしれない。そんなことは気に留めず、彼らは隣の友達と些細なことで泣いたり笑ったりしながら、必ず起こるに違いない“奇跡”を信じて歩き続ける――。ドキュメンタリーを思わせる瑞々しさで、現代版『スタンド・バイ・ミー』とでも言うべき子供たちの旅を切り取った、是枝裕和監督最新作『奇跡』。主人公の兄弟を演じるのは、小学生の兄弟漫才コンビとして活躍する「まえだまえだ」の前田航基と旺志郎の2人。ひと夏の冒険を経て、彼らが得たものは――?航基「是枝監督の説明って、ホンマだいたいなんです(笑)」両親の離婚により離れて暮らす航一(航基くん)と龍之介(旺志郎くん)。もう一度、家族4人で元通りに暮らしたいと願う航一は学校で、まもなく開通する九州新幹線のあるうわさを耳にする。博多と鹿児島をそれぞれ出発する一番列車がすれ違う瞬間を目撃すると、どんな願いも叶うというのだ。奇跡に立ち会うべく航一と龍之介は旅の計画を立てるが…。何より、子供たちの自然な演技が素晴らしい本作。2人揃って映画に出演するのは初めてだったが、役柄や演技について航基くんが「普段の自分そのまんまの感じの役だったので、本当にそのまんまいつもの感じでいました」と言えば、映画出演自体初めての旺志郎くんも「演技しているというよりも普通の生活をしているみたいやった。こういう場面になったら、旺志郎たちも同じことするだろうな…って思いました」と何ら気負いなく演技に臨んだようだ。是枝監督は『誰も知らない』などで子供たちを演出したときと同じように、台本を渡さずに、撮影の直前に口頭で状況の説明とセリフを伝えるという手法を用いた。加えて、本作に関してはキャスティングが決まってから、役柄や脚本を2人に合わせて変更していったという。例えば劇中、航一も龍之介も自分のことを“僕”でも“おれ”でもなく名前で呼ぶが、これはまえだまえだの2人が普段からそうしているから。そうやって俳優に合わせつつ、カメラの前でその魅力を最大限に引き出し、断片をつないで物語にしていく監督に、航基くんはすっかり心酔した様子。「監督の事前の説明って細かくなくて、ホンマにだいたいなんです(笑)。それでこっちもやってみるんですが、完成した映画を観たら『なるほど、そういうことか!』って何度も思いました。やっぱり映画監督、というか是枝監督ってすごいんだなと思いました」。いやいや、“だいたい”の説明だけで監督の要求に応えてしまう2人こそ、すごいと思うが…。食は渋好み?九州の名産品を堪能!2人の年の差は2つ。小学校高学年から中学にかけてという、たった1年で心身ともに急激な変化を迎えるこの時期。普通、たった1年の差でも大きな開きのように思えてしまうものだが、2人の間には年齢差やいわゆる“兄”と“弟”といった関係性があまり見えてこない。航基くんは「兄弟というよりは友達。親友よりももう一歩深く奥に入った関係」と表現する。先述のように、映画の中からも普段の2人の素顔が垣間見えるが、改めて“相方”について語ってもらおう。航基くんは旺志郎くんについてこう語る。「旺志郎は、何でも気楽にサーッと受け流す、あっさりしたヤツですね。こだわり過ぎずにいい意味で適当な半面、それが雑という悪い部分で出てくることもあるんですが(笑)」。まさに、劇中の龍之介といったところ。では、旺志郎くんから見た兄、そして相方の航基くんはというと…。「いろんなこと考え込みますね。ひとつのことに興味持つと、そればっかりになって、ほかのことしなくなる。1回ハマると抜け出せない(笑)」。サラリと核心を衝く弟の指摘に航基くんは「あかんと思いつつ…人間、なかなか直らんもんですね…」。少し渋い顔をしていたが、九州のおいしいものは食べた?と尋ねると、たちまち笑顔に。「シシャモがおいしかったです。シシャモって卵を持っていない方が実は脂が乗っていておいしいと聞いたんですが、めっちゃおいしかったです!」と本当に12歳?と思える渋好みだ。一方の旺志郎くんは「明太子でご飯を食べるシーンがあるんですが、すごくおいしかったです。馬肉?監督に食べに連れて行ってもらいました!お土産に馬肉せんべいまで買って(笑)、新幹線で食べて帰りました」。ご当地のおいしいものと言えば、橋爪功が演じる祖父が作る鹿児島の伝統的な銘菓“かるかん”は?劇中では、2人は微妙な反応を見せるが…?「おいしいですよ。あんことは違ってほんのりとした甘さで。あっさりしてるけどお腹にたまるから朝ごはんにもいけるし」(航基くん)、「生地はもっちりしてて蒸しパンみたいです」(旺志郎くん)と、グルメレポーター顔負けのコメントでアピールしてくれた。“奇跡”の瞬間の葛藤――2人が得たものは?学校へ、駅へと全力で駆ける航一の姿や博多と鹿児島でそれぞれ離れて暮らす2人の電話でのコミカルなやり取り。オダギリジョー扮する飄々とした父親や、離れて暮らしても息子を思う大塚寧々演じる母親と、彼ら以上に大人びた子供たちの言動など、思わずクスリと笑ってしまう見どころが満載だが、何と言ってもクライマックスは、一番列車が行き交う轟音の中で、思い思いの“奇跡”を願い、叫ぶシーンだ。どんな気持ちであのシーンに臨み、その結果をどう受け止めたのか?航基くんはこう説明する。「最初、航一は何が何でも家族4人が元通りになることを望んでいたけど、旅をするうちに微妙な気持ちの移り変わりがあったんでしょうね。ギリギリまで葛藤があって、一度、口に出したら取り返しがつかなくなる、という思いもあって…。そう考えているうちに新幹線がすごいスピードで通り過ぎて行って、むなしさとか悔しさとかいろんなことを感じたと思う。あれだけ苦労して、みんなで協力して努力して辿りついて、きっと人生の厳しさを学んだのかな」。願えば全てが叶うほど人生は甘くないし、二度と取り戻すことのできない“何か”を失いながら人間は大人になっていく――この物語が少年たちに示すのは、そんな人生のしょっぱさかもしれない。それでもこの映画は断じて悲しい映画ではない。是枝監督は、2人にオーディションに接して「生きていくことに対してポジティブな力をもらった」と明かしたが、おそらく監督が感じたものと同じものをこの映画は与えてくれる。少しだけヒリヒリした心を抱えて映画館を出つつ、こう思えるはずだ。「大人になることはそう悪くもない」と。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?本木雅弘&内田也哉子の娘が祖母・樹木希林と共演親は渋ってた…?是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待まえだまえだが是枝裕和最新作に主演!大塚寧々&オダギリジョーが両親役
2011年06月07日日本発のコンテンツが海外、特にハリウッドでリメイクされることが珍しくなくなってきた昨今。だが、逆に海外の魅力的な物語を“日本版”で見てみたい!という人も多いのでは?あのスーパースターが演じたあの役を演じるのは…?などと想像するだけでも楽しいもの。シネマカフェでは、人気投票コンテンツ「シネマカフェゴコロ ランキング5」の特別版として、旬の俳優のインタビューを中心に映画、演劇の最前線を届ける雑誌「acteur アクチュール」とのコラボレーションで新たな投票企画を実施中。第1回目のテーマはずばり「もしも日本版『パイレーツ・オブ・カリビアン』を作るなら“ジャック・スパロウ”は誰?」。果たして結果は――?圧倒的な票数を集めて第1位に輝いたのは水嶋ヒロ!ジョニー・デップ演じる“本家”ジャックよりはやや若い設定になりそうだが、「綺麗な顔なのにひょうきんな演技もできる。運動神経もいいし、優しそうだし、ちょっとイっちゃってる役でも愛嬌がある」(30代・女性)、「(TVドラマ)『東京DOGS』での演技が、スパロウに通ずるものがあったと思う」(40代・女性)など多くの支持を集めた。俳優以外の活動にも積極的なところや家族思いのところなどは、ジョニーと通じるところも?カッコよく、セクシーだけどコミカルでどこかつかみどころのないジャックを魅力的に演じてくれそうだ。本格的な俳優活動再開の折にはぜひ和製『パイレーツ』を!2位には映画、TVに舞台と幅広い活躍を見せる小栗旬がランクイン。舞台などで見せる身体能力の高さは、『パイレーツ』のようなコミカルかつ激しいアクションが多い作品にぴったりと言えるかも。「圧倒的な存在感と素晴しい演技力を持った彼ならではの海賊が見たい」(30代・女性)、「すかした感じがイメージに合う」(30代・女性)といった声が多く寄せられた。若いながらも独特のカリスマ性も魅力の小栗さん。海賊の衣裳で立つ姿がさまになりそう!同率で3位となったのは木村拓哉と松山ケンイチの2人。木村さんに関しては、TV番組で見せていたジャックのパロディが決まっていたという声が多数!「絶対はまり役!あのカッコよさであのキャラを演じられるのはキムタク以外に想像できない」(10代・女性)。確かに、この人にはハリウッドのヒット作のリメイクというプレッシャーに太刀打ちできる強靭さがありそうだ。一方で松山さんにはその演技力を高く評する声が多く集まった。「話し方から、体型まで、映画ごとに変えられる役者さんだと思うので」(40代・女性)、「かっこいいけどよく分からない雰囲気が似ている気がする」(20代・女性)。『デスノート』の“L”から『デトロイト・メタル・シティ』のヨハネ・クラウザーII世まで、“なりきる”となったらこの男の右に出る者なし?続く4位にはオダギリジョー。「ミステリアスな雰囲気がそっくり」(20代・女性)、「かっこ良さもかっこ悪さもどちらも持っているので」(30代・女性)。あの長い手足でクネクネとした独特のジャックの動きを再現してほしい!あの飄々とした空気感には確かにジャックを感じさせるものが…。そして5位には阿部寛が滑り込んだ。「顔が濃くて貫禄があるから」(30代・女性)。日本人離れしたあの顔立ちに、ジャックの衣裳とメイクは映えそうだ。人気漫画の映画化『テルマエ・ロマエ』では何と古代ローマ人を演じる阿部さん。ハリウッド作品のリメイクも立派にこなしてくれそう。1位の水嶋さんをはじめ、小栗さん、松山さんら20代の若手俳優と、木村さんにオダギリさん、阿部さんと30代〜40代の俳優陣に票が分かれたのが特徴と言えそう。オリジナル版でジョニーが初めてジャックを演じ、作品が公開されたのは彼が40歳の年。そう考えると木村さんや阿部さんあたりが一番、オリジナルに忠実なジャックと言えそうだが…。もちろん、誰がジャックを演じるかによって、オーランド・ブルーム演じるウィルやキーラ・ナイトレイ扮するエリザベスの配役も変わってきそうだ。特に、ジャックとウィルの掛け合いやコンビネーションは作品を支える重要なポイントとなりそう…。さてさて、あなたが考える理想の和製ジャック・スパロウは誰?ちなみに次回のテーマは『東京公園』公開を記念し、「親友になりたい俳優」は誰?こちらぜひご応募ください。「acteur アクチュール」公式サイト■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:女優業再開のヴァネッサ・パラディ、「38歳のいまが一番快適」『ハングオーバー』続編が“海賊”&“パンダ”をおさえ全米で記録ずくめの大ヒットジョニーも大満足の○○?『パイレーツ』コメント付きメイキング映像が到着!ペネロペ・クルス、母親になって仕事中毒から脱却「リラックスすることを覚えた」頼りになる“アネゴ女優”ランキングアンジーをおさえての1位は“BOSS”天海祐希!
2011年06月06日人気のヘアスタイルは、今一番人気の彼……もし、恋人に「今度ヘアスタイル変えようと思うのだけど、どんなヘアスタイルがいい?」と聞かれたら、なんて答えますか?ヘアスタイルで人の雰囲気は大きく変わるもの。恋人のイケメン度がアップするのだとしたら、真剣に考えてしまいますよね。そこで今回は、恋人にまねしてほしい有名人のヘアスタイルについて、20代女性650名に聞いてみました!>>男性編も見るQ.恋人にまねしてほしい有名人のヘアスタイルを教えてください(複数回答)1位向井理風のショートヘア44.8%2位妻夫木聡風のベリーショート29.5%3位小池徹平風のサラサラヘアのショート15.4%4位成宮寛貴風のオシャレなショート12.0%5位市原隼人風の毛先をツンツン立てたベリーショート10.5%※敬称略■向井理風のショートヘア……・「あまり長すぎるのは好きじゃないし、茶色すぎるのも好きじゃない。向井理さんくらいがちょうど良い」(26歳/印刷・紙パルプ/専門職)・「清潔感があって、どんな年齢層でも似合いそう」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「短い方がさわやかでいいと思う!小顔に見える!」(23歳/建築・土木/事務系専門職)・「好青年って感じでいい。短すぎるのも長いのも好きじゃない」(24歳/金融・証券/専門職)・「清潔感があって、万人受けするヘアスタイルだと思う。いかにも"おしゃれしてます”っていうヘアスタイルは引いてしまいます」(28歳/医薬品・化粧品/営業職)■妻夫木聡風のベリーショート……・「短い方がさわやかでいい」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「カジュアルストリートファッションが似合う、清潔感も残した感じのヘアスタイルが好き」(29歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「アシンメトリーなヘアスタイルは芸能人がやるとおしゃれに見えるが、一般人がやるとダメ。社会人だし黒髪のショートが一番感じが良い」(27歳/その他/秘書アシスタント職)■小池徹平風のサラサラヘアショートヘア……・「サラサラヘアが絶対に最強だと思うから。パーマなんて論外」(23歳/小売/販売職・サービス系)・「柔らかい感じで優しいイメージだから」(26歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「変にパーマをかけたりワックスを使ったりしていない、サラサラヘアがいい」(25歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)■成宮寛貴風のオシャレなショートヘア……・「さわやかでどんな場面でも合いそう」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「さわやかで好感が持てる」(24歳/建築・土木/事務系専門職)・「茶髪好き」(23歳/マスコミ・広告/営業職)■市原隼人風の髪をツンツン立てたベリーショート……・「若くて元気な感じがいいと思います会社でもウケがよさそう」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「ツンツン頭だとスポーツ好きそうで好感が持てます」(26歳/医薬品・化粧品/専門職)・「すっきりしていて元気があるから」(28歳/食品・飲料/営業職)総評第1位に輝いたのは、「向井理風のショートヘア」。44.8%とダントツの人気でした!理由としては、「さわやか」、「清潔感がある」、「万人受けする!」という意見が多く挙がりました。「無難なヘアスタイルだから一般人でもまねがしやすい」というのも、人気の理由のようです。注目してほしいのは、今回、ランクインしたのは全てショートヘアだったということ。コメントを見ても、「ロングよりショートの方が好感度が高い」という女性が圧倒的。また、「社会人らしいかどうか」も大切なポイントのようでした。ちなみに、少数だったロングヘア支持派の回答を見てみると、「オダギリジョー風のくせ毛風パーマをかけたロング」が人気。確かにおしゃれでかっこいいですよね。それでもランクインしなかったのは、一般人がまねするには少しハードルが高いというのが原因かも。(文・ペンダコ)調査時期:2011年2月17日~2月28日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性650名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】フェロモンを感じる芸能人【ランキング女性編】ヒゲが似合う芸能人【コラム】夢の中なら何をしても……。芸能人とあんなことしちゃいました!完全版(画像などあり)を見る
2011年05月26日日本でも大人気の韓流スター、ウォンビンの兵役後の復帰2作目となる『アジョシ』の公開が決定した。本国で630万人を動員し、韓国のアカデミー賞と言われる「大鐘賞」の主演男優賞受賞作とあって、日本でも注目を集めそう。ここ数年、韓流といえば東方神起やBIG BANG、KARA、少女時代といったポップアイドルの日本上陸や、若手俳優陣の台頭が目立っていたが、先日、チャン・ドンゴンが映画祭が開催されていたカンヌの地でオダギリジョーらと共演する『マイウェイ』の会見に出席。イ・ビョンホンは『G.I.ジョー』続編への前作に続いての出演も決定するなど、ここへきて“元祖”韓流四天王の面々の存在が再びクローズアップされている。かつて韓流ブームを牽引したスターたちの復権が、今後の韓流の勢いにも大きな影響を与えそうだ。『アジョシ』はウォンビンにとって『母なる証明』に続く、兵役からの復帰後2作目となる作品。前作で繊細な青年を見事に演じて高い評価を得たが、今回は心に闇を抱えながら世間に背をむけて生きる男・テシクを演じ、鍛え上げられた肉体を駆使してほぼノースタントでアクションにも挑戦した。ある事件をきっかけに心を閉ざして生きるテシクと隣りに住む少女の交流、麻薬中毒の母親がきっかけで組織に誘拐された彼女を救うべく、たったひとりで戦いを挑む彼の姿を描く。本国では初登場1位を記録し、昨年の国内No.1ヒット映画に。これまでのイメージを一新する“肉体派”の屈強な男っぷりが絶賛され、韓国のアカデミー賞とも呼ばれる大鐘賞の主演男優賞を受賞。「2000年代で最も数字を稼ぐ男優No.1」にも選ばれ、人気と実力を兼ね備えたスターであることを改めて証明した。ウォンビンの活躍に触発されて、というわけではないだろうが、彼と共に初期の“韓流ブーム”を牽引した俳優陣が元気だ。チャン・ドンゴンは『シュリ』、『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督の新作『マイウェイ』に参加。激動の時代のさなか、運命のいたずらで日本、ソ連、ドイツと3つの国の軍服をまとうことになった2人の兵士の奇妙な運命、絆を描いたこの作品でオダギリジョーと共に主演を務める。オダギリさんや監督と共に出席した、カンヌ国際映画祭での会見は各国の報道陣でにぎわい、大きく取り上げられた。来年、“不惑”の四十を迎えるドンゴンだが、俳優として最も脂が乗ってきたこの時期の超大作は、注目を集めそうだ。また、ビョンホンは前作に続いて『G.I.ジョー』シリーズに続投!前作ではパリのエッフェル塔をなぎ倒すという凄まじい“悪行”をやってのけたが、本作ではどんな活躍を見せてくれるのか?本場ハリウッドでのさらなる活躍が期待される。元祖・四天王以外では、クォン・サンウ主演で「彼の新たな代表作」とまで称され、最高視聴率30%超を記録した人気のドラマ「レディプレジデント〜大物」の日本上陸が決定!韓国初の女性大統領を支える熱血検事を好演し、多くの女性ファンの心をわしづかみに。ロマンスにアクションにコメディ、さらにはホロリとさせる泣きの演技までしっかりと堪能させてくれる。キュートな若手俳優やアイドルグループにももちろん注目だが、大人の魅力を備えたオーバー30のイケメンたちの活躍にもう一度、目を向けてみては?『アジョシ』は9月17日(土)より丸の内TOEI2ほか全国にて公開。『マイウェイ』は2012年新春、全国にて公開。■関連作品:アジョシ(原題) 2011年秋、公開© CJ ENTERTAINMENT INC. & UNITED PICTURES. ALL RIGHTS RESERVEDG.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Pictures■関連記事:シエナ・ミラー、ジュード・ロウとの2度目の破局についてを語る「誰でも起こること」ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむオスカー前夜発表のラジー賞で主演女優賞受賞のサンドラ・ブロック、授賞式に堂々出席毎年恒例、オスカーに対抗して“最低映画”を選出するラジー賞も候補を発表!ビョンホン&ウォンビン…2009年写真でふり返る来日スター【韓流スター編】
2011年05月25日オダギリジョーとチャン・ドンゴンが共演する話題作『マイ・ウェイ』の製作発表会見が、カンヌの古城を貸しきって行われた。第二次世界大戦中、ノルマンディー上陸作戦に参戦していたアジア人がいた、という実話を基に、主従関係にあった日本人と韓国人の青年が、数奇な運命に翻弄されながら、敵対しあいつつも、お互いを助け合い、生き抜いていく姿を壮大なスケールを描く。『ブラザーフッド』のカン・ジェギュが監督し、ヒロインを中国のスター女優ファン・ビンビンが演じる。言葉の壁について聞かれたドンゴンさんは、「私は日本語を、オダギリさんはロシア語とドイツ語の台詞をこなさなければならず、大変ではありました。言語が違う役者さんと共演する度に感じることですが、演技というのは、単純に言葉を交わすということではなく、お互いの感情や気持ちを共感することであり、それには言葉が通じるかどうかはさほど重要ではないと思います。今回も改めてそれを感じました」と語った。また、オダギリさんは「役者にとっては芝居を一緒にするというのが一番のコミュニケーションであり、仲良くなっていく方法だと思うので、毎回海外の作品に参加するときは特に言葉の心配はありません。チャン・ドンゴン氏はすごくすごく優しい方だったので安心できましたし、ファン・ビンビンさんはすごくきれいな方だったのでそれだけで十分なコミュニケーションがとれています」と、笑わせた。2人はカンヌでの短い滞在を終えると、会見の翌朝6時には、クライマックス場面のロケ地であるラトビアへと戻った。特集「カンヌ国際映画祭現地から最新ニュースお届け」■関連作品:第64回カンヌ国際映画祭 [映画祭]■関連記事:【カンヌレポート3】アンジー、カンヌで家族への愛を熱弁!「家族こそ愛がある場所」レオナルド・ディカプリオ、映画祭開催中のカンヌにジェイミー・フォックスと傷心旅行【カンヌレポート2】J・デップ、カンヌ来場に熱狂!役作りにあのアニメキャラが影響?【カンヌレポート1】ウディ作品で開幕!ビーチではガガ様からサプライズライヴもブラピ×ショーン・ペンの注目作の一部お目見え『ツリー・オブ・ライフ』予告編解禁!
2011年05月16日映画『奇跡』の完成披露試写会が、5月5日(木)のこどもの日に行われ、主演のお笑いコンビ「まえだまえだ」(前田航基&前田旺志郎)、オダギリジョー、樹木希林、阿部寛に子役の林凌雅、内田伽羅、監督の是枝裕和が舞台挨拶を行った。両親の離婚で離ればなれで暮らす兄弟が、九州新幹線開業の日に起こる“奇跡”を信じて旅をする姿と、子供たちを見守り、翻弄されつつも癒される大人たちの様子が描かれる。兄の航基くんは「まさか主演をやらせてもらえるとは思っていなかったので、ちょっとクサくなっちゃいますが、ここに立っていること自体が奇跡」と初主演映画のお披露目の喜びを語る。さらに「監督は世界の是枝監督。自信を持って面白いと言えます」と胸を張った。すると弟の旺志郎くんも「初の映画で初主演で大丈夫かな、と思いましたがみなさん優しくて、監督(の指導)も演技というよりは自然な感じで」と兄弟そろって監督を絶賛した。自身も昨年、父親になったオダギリさんにとっては初の父親役だったが「役者として初めての経験で、私生活と比べるなんてとてもできませんでしたが、2人(航基&旺志郎)ともしっかりしていて、親というより友達の目線だった」と述懐。教師を演じた阿部さんは、九州での子供たちとの撮影をふり返り「子供たちが純粋な目でこちらを見てくるんですが、すごく強くて、怖くて…。ほかにはないパワーをもらえました」と語った。その阿部さんと『歩いても 歩いても』に続いて共演となった林くんは将来の夢を聞かれ「阿部寛さんのような俳優になりたい!」。これに横から樹木さんが「オダギリジョーさんじゃダメなの?」と割り込むと、オダギリさんが「方向性が違うよね?」と返し、会場は笑いに包まれた。樹木さんは、子供たちとの現場について「“互角”にやりました。(劇中の設定の)祖母と孫というよりも、俳優同士という関係」とふり返る。すると航基くんは「上下の差がない関係に緊張しましたし、恐れ多い気持ちでした」と大先輩との共演を思い出し、いまにも汗が吹き出しそうな表情。また、樹木さんは孫の伽羅さんとの初共演も果たしているが「是枝監督の作品に入ることは、良い思い出、経験になると思った」と自らオーディションへの参加を勧めたそう。「親(本木雅弘&内田也哉子夫妻)は渋ってましたが…」と説明。伽羅さんは「『(是枝監督は)素敵な監督』と勧められてオーディションを受けました。(両親からは)『自然に緊張しないでやりなさい』と言われました」と明かしてくれた。監督はまえだまえだの起用について「いま、おそらくみなさんが受けているのと同じ印象で、オーディションの部屋を出た後に私も元気になっていました。生きていくことに対してのポジティブさをもらったと思います。この子たちならきっと、映画の中心に置いても引っ張っていってくれると思った」と説明。「自分で映画を観て元気になれました」とこれから映画を鑑賞する観客を前に力強く語った。『奇跡』は6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:奇跡 2011年6月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『奇跡』製作委員会■関連記事:是枝裕和監督の最新作!!『奇跡』完成披露試写会に50組100名様ご招待まえだまえだが是枝裕和最新作に主演!大塚寧々&オダギリジョーが両親役
2011年05月05日世間は狭いと言いますが、有名人同士も、意外なところでつながっていることがあるようです。今回は、人気ミュージシャンやタレント・芸人、文化人など、各界で活躍する有名人たちの、ジャンルを超えた交友関係や親せき関係をまとめてみました。(本文敬称略)まずは、有名なところから……■マッキーとROLLYは、いとこ同士『世界に一つだけの花』などのヒット曲でおなじみの槇原敬之と、ロックバンド、すかんちのボーカルで、サイケなファッションとユニークなキャラでも知られるROLLYとは、実はいとこ同士。幼いころから親交があったようで、ROLLYが98年に本名の寺西一雄名義で発表した発表したシングル『Name Of Love』は、マッキーがプロデュースしています。同じミュージシャンとは言え、ルックスも音楽性もまったく違う、それぞれに個性的ないとこ同士ですよね。■ふかわりょうと、マンガ家 原哲夫もいとこ同士芸人のふかわりょうと、あの『北斗の拳』のマンガ家、原哲夫もいとこ同士です。テレビなどでは三枚目でとぼけたイメージのふかわりょうですが、慶応大出身で、ピアノの演奏や音楽制作が得意という意外な一面も。年上のいとこから芸術的な感性や才能を引き継いでいるのかもしれませんね。■デザイナー山本寛斎と伊勢谷友介は異母兄弟公開中の映画『あしたのジョー』で力石徹役を演じて話題になっている俳優の伊勢谷友介。実は、彼の異母兄に当たるのが、あの世界的なデザイナーの山本寛斎。山本寛斎の娘で女優の山本未來は、伊勢谷友介より年上ですが、続柄としては伊勢谷友介の姪ということになります。同じ家系から才能のある有名人が3人も出るとは、血は争えないものですね。どんどん紹介していきます。■オダギリジョーと次長課長、河本は元同級生女性に大人気の美形俳優、オダギリジョーと、お笑いコンビ、次長課長の河本準一。まったく接点も共通点もなさそうな二人ですが、地元岡山県の小学校では同級生だったそうです。■松田聖子とモト冬樹は家族ぐるみの付き合いこの組み合わせは少々意外ですが、家族ぐるみで親しい友人同士であることは、メディアでもよく言われています。モト冬樹は、2010年に、59歳にしてついに一般女性とゴールインしましたが、彼女との交際や結婚について、聖子さんに相談に乗ってもらっていたのでしょうか?■志村けんと吉田拓郎は飲み友達それぞれのジャンルで今や大御所として君臨する二人ですが、年齢も近く、同世代同士で話が合うのか、飲み友達として親しくしていたこともあるようです。そういえば、何となく雰囲気は似ていますね。■芸人とつながりが深いaiko女性ミュージシャンの中でも特に芸人との交友関係が広いaiko。関西出身でお笑い好きのため、芸人友達が非常に多いそうです。たとえば、ほっしゃん。とはプライベートでいっしょにご飯を食べに行くほど仲良し。ココリコ遠藤とはメル友。ネプチューン堀内健とビビる大木とは、カラオケに行ったことも。そのほか、アンガールズ、山崎邦正、ナインティナイン、笑福亭鶴瓶、いとうあさこ……など、数えればキリがないほど多くの芸人と親交があるようです。こんなメッセージもエンタメニュースサイト「natalie」で紹介されていました。・「aikoさんを聴いてるとき、こんな顔のおっさんだって乙女になるんです」(劇団ひとり)・「仕事というかデビューの前から変わらず“うた”にかかわるすべてに対する姿勢が好きです」(よゐこ 有野)ちなみに親友のほっしゃん。は、自身のブログでも、aikoのライブに行って感動して泣いてしまったエピソードをつづっているほどのaiko好きだそうです。いかがでしたでしょうか?もっと調べてみるとさらに驚きの事実が出てくるかもしれませんね。(COBS ONLINE編集部)【関連リンク】【コラム】春に聴きたい「桜ソング」に隠された意外な法則とは?【コラム】有名ミュージシャンにまつわる怖くない都市伝説【コラム】2011年「ウサギっぽい女性ミュージシャン」と評判だったのは●●
2011年05月04日