今回は日本を飛び出し、ヨーロッパの中欧都市「ウィーン」に行ってきました。ウィーンといえば、王宮やオペラ、音楽の都だとか、クラシックな印象を受けますが、実はもっとカジュアルで若い人たちにも人気の街なんですね。何と言っても10年連続で暮らしやすい都市ナンバーワンということもあり、治安も良くて料理も美味しくて。そんなウィーンの魅力をリポートします。 ウィーンに限らず、旅先での印象って様々ですよね。特に海外旅行をすると、日本との文化の違いや歴史など、よりたくさんのことを比較してしまいます。 例えばウィーンでは街中にある建築物がとても素敵です。日本では、100年以上の建物はあまりないかもしれませんが、ウィーンにはゴロゴロあります。このカールスプラッツ駅。建築家「オットー・ワーグナー」が作った駅舎です。街の景観も考え、橋梁や駅舎と言った全体的なところはもちろん、手すりや照明、案内板などなど、細かい部分までデザイン・設計されています。飾り付けやレリーフなど見所満載。 天気がよければ、街中にある建築物をキョロキョロしてしまいますが、こちらはホーフブルグ宮殿。アーチ状の建物。てっぺんのレリーフや石像などディテールが見事。 その向かいにあるロースハウス。ミヒャエル教会やローマ時代の遺跡もありますが、一際目立つ、モダン建築がロースハウス。アドルフ・ロースが建てたものです。窓から出ている花壇も、今では普通かもしれませんが、建設当時、かなりの批判対象だったようです。他の建物を見てもクラシカルな建物に花壇はついてません。そしてこの場所、シュテファン大聖堂からもほど近く、チョコレートのデメルもこの近くにあるので、いつも観光客でいっぱいです。 マジョリカハウス(左)とメダリオンハウス(右)ユーゲントシュティールの建築で、マジョリカ産のタイルを張った2連棟のアパート。黄金のレリーフなど、近くで見るとすごい迫力。手前にはナッシュマルクト(市場)が広がる人気エリア。週末には蚤の市も開かれ、若い人たちにも人気エリアです。 建物の多くは、こうしたレリーフや石像が付いています。とっても素敵ですね! こちらはリング通りから少し外れますが、ヴォティーフ教会というシュテファン大聖堂に似てる2つの塔が目印の背の高い教会。目の前には、人気のコーヒーロースターのお店があるので、そこで一休みが良いかも! JONAS REINDLというコーヒースタンド。 レモンタルトやチョコレートケーキなどもあり。最近、ノイバウガッセに新店舗もオープン。 しばらく街を散策したらお腹がすいたので、ザ・ウィーン料理を。今回は、おそらく誰もが好きだと思われるレストラン「プラフッタ」に。何と言ってもオーストリア料理の名物と言えば「ウィーン風カツレツ(=仔牛肉のカツレツ)」ですが、実は「ターフェルシュピッツ」と呼ばれる料理も名物なので、このお店に来ました。 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がこよなく愛していたというターフェルシュピッツ(Tafelspitz)は、肉の柔らかさが絶妙の煮込み料理。ブイヨンの味がとっても美味しい!!ガッツリな見た目ですが、このブイヨンベースのものは意外にあっさり。ターフェルシュピッツは、付け合せのソースで味変させたりできるのも特徴です。 ソースは白いクリーム根菜ソースとすりおろしリンゴに西洋わさびが入ったもの、カリカリに焼かれたポテトフライ&じゃがいも、そしてほうれん草のソテーで盛り付けられます。 1日の疲れも吹き飛ぶ美味しさ。少しだけスパークリングワインも飲んだりして。プレッツェルなどパンも美味しいです(おかわりあり) いかがでしたか?次回の続編もお楽しみに。 協力:ウィーン市観光局
2019年04月08日