「オフェリア」について知りたいことや今話題の「オフェリア」についての記事をチェック!
幼少期からホラーやモンスターをこよなく愛し、アニメや漫画など日本のカルチャーにも影響を受けてきたギレルモ・デル・トロ。人間の女性と異形の生き物との愛を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を獲得した彼が、ストーリー原案・製作を手掛けたのが『スケアリーストーリーズ 怖い本』だ。デル・トロが生み出してきた作品には、数々のクリーチャーと共に、それぞれ個性的なヒロインも登場してきた。様々な想いを抱え、自らの選択で運命を切り拓いていく彼女たち!知れば知るほど勇気や希望をもらえるような、魅力あふれるデル・トロ作品のヒロインたちに注目した。仲間思いな作家を夢見るメガネっ子!デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインヒロイン/ステラ(ゾーイ・コレッティ)『スケアリーストーリーズ 怖い本』のニューヒロイン・ステラは、アメリカの小さな町・ミルバレーに住むオカルト・ホラー大好きなメガネっ子。部屋の中には関連するフィギュアや映画のポスターなどが所狭しと並べられており、まるでデル・トロの女の子版とも言えるようなキャラクター。そんな彼女が夢見るのは、なんとホラー作家。他人にはなかなか理解してもらえないその夢と、引っ込み思案な性格から、どこか社会に馴染めず、常に近くにいるのは仲良しのチャックとオギーのみ。しかし、仲間のためなら果敢な行動をとれるのが彼女の魅力のひとつ。3人で街の不良トミーに追いかけられると、近くにいた車のドライバーに助けを求めたり、偶然手にしてしまった1冊の本が仲間たちを脅かしていることが分かると、その本の秘密を追い求める、勇気ある一面を見せる。普段は物静かだが、仲間思いで優しい心を持ったステラは、デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインだ。厳しい現実の中で夢を見る本好きな少女!デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインヒロイン/オフェリア(イバナ・バケロ)デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインといえるのが、『パンズ・ラビリンス』の読書好きな12歳のオフェリア。自分に関心がない義父と彼に追従する母との暮らしに孤独感を抱き、“おとぎ話”の世界に逃避する日々を送る。亡き父譲りの優しい性格で、自らの価値基準で冷静な判断をくだすことができるのが彼女の魅力。悲劇に見舞われ続け、気持ちがズタズタになっても究極の選択に彼女なりの答えを見つけ出す。厳しい現実の中で葛藤しながら自ら進むべき道を探し出す姿勢に、勇気づけられるだろう!“彼”のためなら大胆に!デル・トロ作品史上“愛情深い” NO.1ヒロインヒロイン/イライザ(サリー・ホーキンス)幼少期のトラウマから声が出せなくなった『シェイプ・オブ・ウォーター』のイライザ(サリー・ホーキンス)。ある日、半魚人のような不思議な生き物と出会う。“彼”と仲良くなるため、レコードを一緒に聞いたり、好物のゆで卵を一緒に食べたり、2人は距離を縮めていく。好きな人にだけ見せる特別な笑顔やチャーミングな表情、さらに愛を紡ぎ幸せに浸るイライザ。そんな“彼”に危険が迫ることが分かったとき、誰もが驚くほどのアイディアで大胆な行動力を発揮する。恋するイライザはとにかくキュート!愛する“彼”のためなら危険を顧みずに行動する彼女は、デル・トロ作品史上最も“愛情深い”ヒロインだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パンズ・ラビリンス 2007年10月6日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開©2006ESTUDIOSPICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJシェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
2020年02月09日映画『アマンダと僕』が、2019年6月22日(土)シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。姉を亡くした青年と姪アマンダの強く結ばれた絆映画『アマンダと僕』の舞台はフランス・パリ。主人公ダヴィッドは、パリに出て来たばかりのレナと出会い、その夏恋に落ちる。恋人ができ、穏やかな日々を送っていたダヴィッドの生活が、ある日を境に壊れていく。ダヴィッドの姉が突然亡くなったのだ。悲しみにくれるダヴィッドのもとに現れたのは、姪のアマンダ。ひとりぼっちになってしまったアマンダの世話をするうちに、ダヴィッドは次第に自分を取り戻していくのだった。第31回東京国際映画祭 東京グラン プリ&最優秀脚本賞の W 受賞作品悲しみから乗り越えようとする青年と少女の心の機微を優しく紡いだ、映画『アマンダと僕』は、第75回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門でマジックランタン賞を受賞し、第31回東京国際映画祭 東京グランプリ&最優秀脚本賞を受賞。青年と少女、ふたりの強く結ばれた絆に「人間が立ち直る力を、静かに感動的に祝福している」と称賛する声もあがっている。演技初挑戦のイゾール・ミュルトリエがアマンダ役に主人公のダヴィッド役には、フランスで主演作の出演が続いている、若手俳優ヴァンサン・ラコスト、恋人役には『グッバイ・ゴダール!』のステイシー・マーティンが選ばれた。そして、物語のキーマンとなるアマンダ役には、今作が初の演技経験であるイゾール・ミュルトリエが抜擢されている。【作品情報】映画『アマンダと僕』公開日:2019年6月22日(土)シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開監督・脚本:ミカエル・アース共同脚本:モード・アムリーヌ撮影監督:セバスチャン・ブシュマン音楽:アントン・サンコ出演:ヴァンサン・ラコスト、イゾール・ミュルトリエ、ステイシー・マーティン、オフェリア・コルブ、マリアンヌ・バスレー、ジョナタン・コーエン、グレタ・スカッキ原題:AMANDA
2018年12月31日(Photo by madoka)世界のツイッターの利用者は3億2000万人、フェイスブックは16億5000万人、インスタグラムは5億人を突破した。 発展途上国でのSNS利用者数も増加傾向にあり、SNSは多くの人が使えて自分の考えを発信できる手段として広く使われるようになってきている。 そんななかで、若い世代を中心にインターネット上で「ムーブメント」が作られることがある。 それは一体どんなものなのだろうか? 「丼」じゃないよ、「#」だよ。ハッシュタグ・アクティビズム(Photo by Ognian Mladenov)ウィキペディアにも載っている、“ハッシュタグ・アクティビズム”という言葉。 ツイッターをはじめとするSNS上で「#(ハッシュタグ)」をつけて、意見を主張したり人々に議論をするよう呼びかけたりすることを指している。 ハッシュタグ・アクティビズムはマイノリティの差別問題や権利向上に関するものが特に多いが、政治や社会問題、チャリティのためなどさまざまな分野で行われている。(Photo by Victoria Brownworth)多数起きているハッシュタグ・アクティビズムのなかでも有名なのは、白人警官に武器を持たない黒人少年が銃殺された事件を発端にした#BlackLivesMatterではないだろうか? 「黒人の命も大切だ」という意味で、アメリカで根強いアフリカ系アメリカ人に対する人種差別への抗議活動をリードするものとして役割を果たした。 ここでは今までにBe inspired!で取り上げたハッシュタグ・アクティビズムを、いくつかピックアップして紹介する。 #Ableism(Photo by Ophelia Brown)アンディ・ウォーホルが創刊した雑誌「インタビュー」の表紙に、健常者であるモデルが「車椅子」に座りポーズをとった写真が使われたことに対する抗議で使われ、ツイッターを炎上させたハッシュタグ「#Ableism(エイブリズム)」。 このハッシュタグを使うことで「健常者至上主義」へ疑問を投げかけ「障害者に対する差別」が訴えられた。 そのなかでも、自らを身体障害者アクティビストと称するオフェリア・ブラウン氏のツイートは3万リツイート以上を記録している。 #JustATampon(Photo by Enter Magazine)「これはただのタンポンです」という意味のハッシュタグ、#JustATampon。 これがSNS上で使用された目的は、「世界中の人々に『生理』についての知識を深めてもらうため」と、「『生理』というタブーを破るため」、そして「世界中の女性を支援するため」だった。 生理用品が手に入れられる女性は世界に12%しかおらず、アフリカ諸国の1/10の少女が生理のせいで学校に行けないという事実を人々に伝えるだけではなく、チャリティで集めた資金で生理用品をアフリカに送るという活動も行われた。(Photo by Plan UK) #FairTuesday(Photo by Global Exchange Fair Trade Blog)アメリカのサンクスギビング(感謝祭)の翌日の金曜日(11月の第4金曜)は、ブラックフライデーと呼ばれ大規模なバーゲンが国内中で行われることで知られている。 この日は小売店が混雑するだけでなく、商品の取り合いや客が店員に暴行を加えるなど混乱が相次ぐ日でもあるのだ。 その翌週の月曜日はサイバーマンデーというオンラインショッピングのセール開始日で、多くの人がオンライン上で「爆買い」するという。 どちらも人々の「買い物に対する欲望」が露呈する日だといえるだろう。 そこで始まったのが#FairTuesdayだ。 安い商品を爆買いするのではなく、フェアトレード商品や生産者や環境、健康に配慮した「フェアなもの」を選んで買おうという呼びかけで、人々に新しい価値観を提案している。 #BoycottStarWarsVII(Photo by Antonionnne)肯定的なハッシュタグ・アクティビズムが多いなか、残念ながら否定的なものも実際にはある。 #BoycottStarWarsVIIは、スターウォーズの新作映画の主役がアフリカ系アメリカ人だったことを気に入らなかった白人至上主義者たちが「スターウォーズを見に行くな」と呼びかけたときに使われたハッシュタグだ。 彼らのツイートにはスターウォーズの批判だけでなくアフリカ系アメリカ人に対する差別発言が多数含まれていた。 こういったネガティブなハッシュタグが使われているのは悲しいことだが、ハッシュタグ・アクティビズムを見ていくと世の中のあからさまな「負の部分」をも知ることができるのだ。(Photo by Gary A. K.)このように、多くの人に声を届けられるSNSを使ったハッシュタグ・アクティビズムは大きいものから小さいものまで各地で起きており、これからも増えていくかもしれない。 Be inspired!ではハッシュタグ・アクティビズムを毎週1つ取り上げ、それを使って現代社会を読み解く連載を始める。 第1回目は、今も続く#FreeTheNippleのムーブメントについて紹介する予定だ。 この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“「校則による差別」にハッシュタグで立ち向かう少女たち” 「カーディガンは学校指定のものを着なさい、スカートを折ってはいけない、男子生徒の長髪は禁止」。 あなたの学校にはどんな校則があっただろうか? “差別的”で納... ーBe inspired!
2016年09月09日