今年も『オリンピックコンサート2021』が、10月12日に東京芸術劇場 コンサートホールにて開催された。コロナ禍で昨年は中止され、2年ぶりの開催となった今回は、今年東京オリンピックで金メダルを獲得した阿部一二三(柔道)、東京パラリンピックで金メダルを獲得した鈴木孝幸(水泳)をはじめとするアスリート29名が参加。「勇気をありがとう、感動をありがとう」をテーマに、東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020)にまつわる映像と、縁のある楽曲のフルオーケストラ演奏で、この夏の熱がよみがえる内容となった。コンサートの指揮は粟辻聡、オーケストラはTHE ORCHESTRA JAPAN、歌唱は二期会とNHK東京児童合唱団。ナビゲーターはオリンピアンでもある俳優・藤本隆宏。一曲目は、大会以外では初演奏となる、東京2020のためにつくられた表彰式楽曲「TOKYO2020 VICTORY CEREMONY」。オーケストラの美しい演奏が響く中、会場にオリンピアン・パラリンピアンが胸にメダルをかけて入場し、観客たちは大きな拍手で迎えた。中盤のトークコーナーに参加したのは、オリンピックのメダリストである向田真優(レスリング) 、梶原悠未(自転車・トラック)、見延和靖(フェンシング)、阿部一二三(柔道)、 野中生萌(スポーツクライミング)、パラリンピックのメダリストである佐藤友祈(陸上競技)、瀬戸勇次郎(柔道)、鈴木孝幸(水泳)、山口尚秀(水泳)、池崎大輔(車いすラグビー)。東京2020を振り返り、一様に語っていたのは感謝の気持ち。さらに「(野口啓代と)ふたりで表彰台に立つことができて本当に嬉しかった」(野中)、「」日本フェンシング界にとって新しい歴史のページの幕開けになった(見延)と話したほか、「オリンピック4連覇が最大の夢。まずはパリ大会での2連覇を目指す」(阿部)、「パリ大会では出場種目すべてで世界記録を更新したい」(佐藤)、「パリ大会で金メダルを獲得するために(自身の保持する世界記録を更新して)1分2秒台を出す」(山口)と既にパリ大会を見据えた発言が飛び出した。コンサート後にアスリートたちは、「オーケストラコンサートを初めて聴いて、すごくきれいな音で感動しました」(乙黒拓斗)、「昔、エレクトーンで弾いた「組曲『惑星』から木星」がオーケストラの生演奏で聴けてうれしかったです」(宇山賢)、「東京2020の映像と共に演奏してくださって感動しました。癒しの時間になりました」(池崎大輔)、「音楽によって、今までの想いや、自転車・トラックは唯一の有観客だったので沢山の声援が背中を押してくれたこと、母が最前列で見守ってくれている表情を思い出して、いろいろな感情が込み上げてきました」(梶原悠未)など熱く感想を語り、笑顔を見せた。「オリンピックコンサート2021」感想コメント乙黒拓斗(レスリング)「オーケストラコンサートを初めて観たのですが、すごくきれいな音で感動しました。自分の試合はオリンピックの中でも最終日だったので、他の競技を見ることができなかったぶん、今回の映像で初めて見るシーンがたくさんありました。自分が勝つシーンも流れたのですが、改めて、すごく苦しい試練や乗り越えてきた時間がガッツポーズの瞬間に込められてるなと思いましたし、自分の中で価値のある金メダルだと感じました」宇山賢(フェンシング)「僕は楽器が好きですし、ジャンル問わずに音楽を聴くので、今日は久石譲さんの曲をはじめ好きな曲が演奏されていて嬉しかったです。ホルストの「組曲『惑星』から木星」は特に好きで、昔エレクトーンで弾いたことがあるので、それをオーケストラの生演奏で聴けたのもよかったです。やっぱり生音はいいですね。映像も気にしつつ、今日はプロの皆さんの素晴らしい演奏をしっかりと聴きました」池崎大輔(車椅子ラグビー)「いつもは自分たちのプレーで人を感動させるような立場ですが、今日のコンサートはすごく心に響くものがありました。生の音というのは本当に心に響くんだなということを実感し、癒しの時間になりました。東京2020にまつわる映像と共に演奏してくださっていることにも感動し、自分たちももっともっと心に届くようなプレーや結果を出していきたいと改めて思いました。3年後のパリでは、東京以上の結果を出していきたいです。今回、東京大会が開催されたことは、自分のアスリート人生の中で一番幸せなことだったなと思います」濵田尚里(柔道)「東京2020の映像とオーケストラの演奏にとても感動しました。オリンピックのことを思い出しましたし、その時は見られなかった競技も流れたので、見ることができてよかったです。オーケストラの生演奏を聴いたのは初めてでしたが、生の良さみたいなものをすごく感じたので、機会があったらまた聴きたいです」梶原悠未(自転車・トラック)「コンサートにすっごく感動して、途中からは涙を堪えるのに必死でした。初めてプロの演奏を聴いたのですが、音楽によって、今までの自分の想いや、自転車・トラックは唯一の有観客だったので沢山の声援が背中を押してくれたこと、二人三脚でいつも一緒にがんばってきた母が最前列で見守ってくれている表情を思い出し、いろいろな感情が込み上げてきました。今日、コンサートに参加させていただいて本当に嬉しかったですし、すごく幸せな時間を過ごさせていただきました。特別な時間になりました」「オリンピックコンサート2021」ステージ上でのコメント見延和靖(フェンシング)「まずは皆さんに感謝をお伝えしたいです。開催してくれたことに感謝しています。オリンピックというような大舞台を経験する度に、スポーツというものは社会の人たちの努力や想いのうえに成り立つものだということを強く感じます。だからこそアスリートの私たちは感謝する気持ちを忘れてはいけないと改めて感じさせていただくような大会でした。日本フェンシング界にとっても、新しい歴史のページの幕開けとなった思いがあるので、これからもがんばっていきたいです」阿部一二三(柔道)「(兄妹揃ってメダルを獲得したことは)まず一番はホッとしたという気持ちですし、よかったなと思っています。(憧れの野村忠宏選手はオリンピック3連覇という話から)いまだ4連覇した選手はいないので、僕の最大の夢はオリンピック4連覇することです。まずは3年後のパリオリンピックで2連覇することを目指してがんばっていきたいです。これからも応援よろしくお願いします」野中生萌(スポーツクライミング)「素晴らしい演奏と映像と共にこの夏を振り返って、いまだに心臓がバクバクします。スポーツクライミングは今回初めてオリンピック種目に選ばれたこと、日本での開催だったとなど、いろんなことが重なって、(同じスポーツクライミングの銅メダリスト野口啓代と)ふたりで『メダル、とりたいね』と言って切磋琢磨してきたので、ふたりで表彰台に立つことができて本当に嬉しく思っています」佐藤友祈(陸上競技)「僕はロンドンパラリンピックを見て『リオパラリンピックで金メダルをとる』と競技を始め、リオでは銀メダルに終わり、そこから『東京パラリンピックでは2種目で金メダルを獲得して世界記録を更新する』と決めてやってきました。今回の東京パラリンピックは自分にとって価値のある結果が出せたと思います。でも“世界記録”ではなく“パラリンピックレコード”の更新にとどまってしまったので、次のパリ大会では、出場する種目すべてで世界記録を更新して金メダル獲得を達成します」鈴木孝幸(水泳)「東京パラリンピックは私にとっては5回目のパラリンピックになりました。前回のリオ大会では初めてメダルを逃してしまったので、今回は『もう一度表彰台あがる』というのを目標にがんばってきました。ですので、今回、出場種目すべてで表彰台にあがることができたこと、100M自由形で金メダルをとれたことを嬉しく思っています。(IPC=国際パラリンピック委員会に日本人で初めて選出されたことについて)競技だけでなく違う側面からもスポーツに貢献していきたいなという気持ちも強くなり、これからはそちらの方面でも、特にアジアのパラスポーツの発展のためにも、活動していきたいなと思っています」山口尚秀(水泳)「東京でパラリンピックが開催されて、平泳ぎで金メダルを獲得し、自分が持つ世界記録を更新したということへの驚きは、今でもまだ忘れてはいません。今回、1分3秒77(世界記録)という記録を出したのですが、海外の選手のレベルもすごく上がってきているので、パリ大会で金メダルを獲得するためには1分2秒台を出す必要性があるんじゃないかなと思っています。パラリンピックでの応援には感謝の気持ちでいっぱいです。今回はありがとうございました」取材・文:中川實穗(C)JOC
2021年10月14日中京テレビ放送株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:丸山 公夫)は『アス友』再会SP ~ヒロミ&みやぞんがオリンピアンの願いかなえます~ を2021年9月25日(土)午後2時25分より放送開始いたします。番組ロゴ収録時の様子■番組概要番組タイトル: 『アス友』再会SP ~ヒロミ&みやぞんがオリンピアンの願いかなえます~出演 : MCヒロミ&みやぞん進行 : 平山雅(中京テレビアナウンサー)放送日時 : 2021年9月25日(土)午後2時25分~午後4時00分放送エリア : 愛知・三重・岐阜。放送後Locipoでの見逃し配信あり 番組Twitter : ■内容ヒロミ&みやぞんの2人は、2018年11月にスタートした「アス友」(東京2020を目指すアスリート応援番組、毎週土曜日 午後11時30分~11時55分)に出演。これまで90人近くのアスリート(アス友さん)の練習場を訪ね、スゴ技や知られざる素顔を取材してきました。2人が出会った「アス友さん」の中から、実に53人が東京2020出場を決めています。(※オリンピック52人&パラリンピック1人 補欠選手も含む)そんな2人が今回、大会を終えたアス友さんたちと再会!見事メダリストになったアス友さんたちを中心に、オリンピアンをおもてなし。「一緒に○○をしたい!」「2人に○○をしてほしい!」を叶えます。ずっと前から応援してきたヒロミ&みやぞんだからこそ、アスリートが見せる素顔がいっぱい!メダル獲得のウラ話や今後に向けての決意などが聞けちゃう95分間です!※内容は一部変更になる可能性があります。ご了承下さい。■出演アスリート ※順不同高田 真希(※)・馬瓜 エブリン (女子バスケットボール/銀メダル)後藤 希友 (女子ソフトボール/金メダル)水谷 隼 (卓球/混合 金メダル、団体 銅メダル)向田 真優 (女子レスリング/53キロ級 金メダル)武藤 弘樹 (アーチェリー/男子団体 銅メダル)田中 亮明 (ボクシング/男子フライ級 銅メダル)山田 優 (フェンシング/男子エペ団体 金メダル)西田 有志 (男子バレーボール)荒木 絵里香 (女子バレーボール)相馬 勇紀 (サッカー男子)杉本 早裕吏 (新体操団体)山田 美諭 (テコンドー)福島 由紀&廣田 彩花 (バドミントン女子)永井 友理&永井 葉月 (女子ホッケー)寺本 明日香 (体操女子)(※)「高」の字は、正しくは「はしご高」です。■見どころ■女子バスケットボール・高田 真希の願いは・・・「番組MCをやってみたい!」銀メダルを獲得し、今やマスコミに引っ張りだこ!女子バスケットボール主将・高田 真希。『アス友』には最多出演を誇る、ヒロミ&みやぞん公認の「準レギュラー」的存在。高田は、早くから自分を応援してきたヒロミ&みやぞんに感謝の思いを伝えるとともに、「番組MCをやってみたい!」という願いを伝える。そして、まだ銀メダル獲得を報告できていない、高校時代の恩師のもとへ・・・高田 真希選手がMCに挑戦高田 真希選手と恩師・井上 眞一さん女子レスリング・向田 真優の願いは・・・「理想の結婚式を一緒に考えてほしい」婚約者でもある志土地 翔大コーチとの二人三脚で、金メダルを獲得した女子レスリング・向田 真優選手。東京オリンピックを終え、晴れて入籍。近い将来の結婚披露宴を夢見ている。場所や内容など、「まだ何も決めていない」という向田選手の願いは、ヒロミ&みやぞんに理想の結婚式を考えてもらうこと。そこで、ウェディングドレスやチャペルを見学すべく、人気の結婚式場を訪問!向田 真優選手と志土地 翔大コーチウェディングドレスの下見も・・・アーチェリー・武藤 弘樹の願いは・・・「美味しいスイーツをご馳走してほしい」アーチェリー男子団体で、最後に見事ど真ん中を射貫き、銅メダルを獲得した武藤弘樹選手。『アス友』には、2019年5月から出演。東京オリンピック代表に内定した後も、一緒に母校を訪ね、恩師や友人からエールを送ってもらっていた。そんな武藤選手の願いは、「美味しいスイーツをご馳走してほしい」。特別に用意された、名古屋で大人気のスイーツとは??実際に東京五輪で使用した弓でヒロミが挑戦武藤 弘樹選手に人気スイーツを差し入れ『アス友』presents オリンピアン特別対談補欠として後輩たちをサポートした体操女子・寺本 明日香の願いは、「他の競技の選手と話してみたい!」。その願いをかなえるべく、卓球混合金メダル&団体銅メダルの水谷 隼、フェンシング エペ団体金メダルの山田 優、女子バレーボールの荒木 絵里香、新体操団体・杉本 早裕吏らが勢揃い!今回限り!オリンピアンたちの特別対談が実現します!オリンピアンたちとの特別対談 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月21日6月9日(金)東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される「オリンピックコンサート2017」の追加出演アスリート/オリンピアンが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、小平奈緒(スケート・スピードスケート)、大野将平(柔道)、張本智和(卓球)、敷根崇裕(フェンシング)、荻原健司(スキー・ノルディック複合)、荻原次晴(スキー・ノルディック複合)の6名。オリンピックコンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)が主催し、1997年からスタート。オリンピックの競技映像と壮大なシンフォニーオーケストラの共演や、アスリート、オリンピアンたちによるトークが楽しめるコンサートとして、毎年人気を博している。チケットは発売中。■オリンピックコンサート2017日時:6月9日(金)開場18:00 / 開演19:00会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都)
2017年05月11日