フランスの権威ある映画サイト「ALLOCINE」にて、2010年代のロマンティック・コメディ映画ランキングで『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を抑え、堂々の1位を獲得している『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』。この度、延期されていた本作の新たな公開日が来年5月7日(金)に決定したことが分かった。『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督自身が、若くして結婚した自身の結婚生活を見つめ直すことで生まれたという本作。高校時代に一目惚れをして結婚したラファエルとオリヴィアは、結婚から10年が経ち、ラファエルは夢だったSF作家として成功、オリヴィアは小さなピアノ教室を開いており、仕事のことばかりで自分勝手なラファエルとの生活に孤独を感じていた。そんなある日、2人は大喧嘩。翌朝ラファエルは、自分がしがない中学校教師になり、オリヴィアは人気ピアニストという、立場が逆転した<もう一つの世界>で目覚める…。予告映像では、そんなもう一つの世界でラファエルが「彼女とは住む世界が違う」と、友人に嘆くが、しかしそれだけでなく、その世界ではオリヴィアには結婚を決めた別の相手が…。最愛の妻だったはずの彼女に「あなたと結婚してたら、きっと幸せになれたわね」「もっと早く出逢いたかった」と言われる場面は、思わず胸が苦しくなってしまう。ついに公開日が決定し、今回日本のファンに向けてジェラン監督からコメントも到着。「2020年5月に公開が予定されていた『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が、2021年5月7日に公開されるということを聞いて、とても嬉しいです。僕の誕生日は、実は5月4日(火)なんです!だから、なお嬉しいことですね。日本で劇場公開されるということを、とても光栄に感じています。僕自身、日本に早く行ってみたいと思っています」と喜ぶ。そして「この作品はラブストーリーですが、笑えて、ちょっぴりファンタジーも含まれます。きっとこの映画の世界観は、日本でも気に入ってもらえるのではないでしょうか。日本の皆さんはとてもフレンチな物語だとも感じるかもしれません。でも同時に感情は世界共通だとも願っています」と話し、「日本の観客の皆さんが本作をご覧になってどう感じるのか、聞くのがとても待ち遠しいです。きっとSNSが、皆さんのこの映画を通じての体験や感想を私へ教えてもらえる手段となってくれると思います。それを楽しみにしていますね」と期待を寄せた。また、本作の再始動と合わせて12月15日(火)より、宣伝資金を募るクラウドファンディングがスタートする。『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は2021年5月7日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、渋谷ホワイトシネクイント、グランドシネマサンシャイン(池袋)ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから 近日公開© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
2020年12月04日2014年に同性愛者であると公表し、2018年にダンサーのエマ・ポートナーと結婚したエレン・ペイジ(『JUNO/ジュノ』)が、トランスジェンダーであることをSNSで明らかにした。「ハイ!友人のみんな。私はトランスジェンダーであることをみんなと共有したいです。私の代名詞はheかthey(彼か彼ら)で、名前はエリオットです」と長文メッセージで報告した。エリオットはついに本当の自分を認めて愛することができたと喜ぶ一方で、トランスジェンダーの人々が直面している問題についても言及。たとえば、トランスジェンダーに対する偏見やヘイトが広まっていること、「2020年だけで、少なくとも40人のトランスジェンダーが殺害された」ことなどを挙げた。「私はトランスジェンダーであり、クィアである自分のことが好き」と明言するエリオットは、「この世界をもっとよく変えるために、私にできることはなんでもやるつもりです」という決意を込めた一文でメッセージを締めくくっている。Netflixの大人気ドラマ「アンブレラ・アカデミー」で女性のヴァーニャ役を演じているエリオットに、Netflixは「私たちのスーパーヒーローを誇りに思います。シーズン3であなたに会えるのが待ちきれない!」とツイート。エリオットがシーズン3にもヴァーニャとして戻ってくることを明らかにした。「アンブレラ・アカデミー」の共演者のトム・ホッパー(ルーサー役)、ジャスティン・H・ミン(ベン役)、製作総指揮のスティーヴ・ブラックマンやマイリー・サイラス、アンナ・パキン、オリヴィア・マンらがエリオットに応援メッセージを送っている。(Hiromi Kaku)
2020年12月02日ティモシー・シャラメやゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、ルーカス・ヘッジズら、いまハリウッドを席巻する【Z世代:ジェネレーションZ】の俳優たち。ティモシーはゼンデイヤと共演する『DUNE/デューン 砂の惑星』や豪華キャストが大集結するウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』(原題)が2021年に公開を控え、フローレンス・ピューの活躍が楽しみな『ブラック・ウィドウ』は約1年の延期を経て2021年4月29日公開が決まったばかり。ルーカス・ヘッジズはミシェル・ファイファーと親子役を演じる『French Exit』(原題)の演技が絶賛されており、再び賞レースを賑わせることになるかもしれない。先行き不透明なコロナ禍ながら、彼らの輝きをスクリーンで目にすることは映画ファンにとって希望そのもの。今回は、そんな彼ら以外にも注目の待機作品が控える、いまからチェックしておきたいZ世代のネクストスター候補にフォーカスした。エマ・マッキー『ナイル殺人事件』で重要キャラクターに12月18日(金)全国にて公開ガル・ガドットにアーミー・ハマーらが豪華共演、ケネス・ブラナーの名探偵ポアロが帰ってくる『ナイル殺人事件』。ナイル川をめぐる豪華客船で大富豪の娘が殺害され、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員に疑いがかかる。本作でガル演じるリネットの親友ジャクリーンに大抜擢されたのが、Netflixのヒットシリーズ「セックス・エデュケーション」で一躍ブレイクしたエマ・マッキー(1996年生まれ)。また、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライト(1993年生まれ)も乗客のひとり、ロザリー役で出演している。マーゴット・ロビーに似ている!?カリスマ的な演技力やセクシーさが魅力「セックス・エデュケーション」で“マーゴット・ロビーに似ている”と話題となったエマ・マッキーは、まさにトリッキーな色気と悲哀を漂わせる演技力を持ち合わせる若き逸材。1989年のパリ博覧会を舞台にした『Eiffel』ほか、キリアン・マーフィー共演『The Winter Lake』、作家エミリー・ブロンテを演じる『Emily』、イングランド王チャールズ2世の寵姫ネル・グウィンを演じる「ワーキング・タイトル」製作作品など主演作が続々と決まっている(英題はいずれも原題)。チャーリー・プラマー『WORDS ON BATHROOM WALLS』に主演『荒野にて』のチャーリー・プラマー(1999年生まれ)が統合失調症を患う青年アダムを演じるヒューマン・ドラマ『WORDS ON BATHROOM WALLS』(8月21日全米公開)。同じ学校に通うマヤとの出会いをきっかけに自分を受け入れられるようになったアダムは、マヤとの恋や家族のサポートのもと料理人になる夢を目指して様々な困難と奮闘していく。EDMのDJデュオ「ザ・チェインスモーカーズ」が初めて映画音楽を監修したことでも話題で、オリジナル・サウンドトラックはすでに日本でもリリースされている。マヤ役を演じるのは、『WAVES/ウェイブス』でケルヴィン・ハリソン・Jrの妹を演じたテイラー・ラッセル(1994年生まれ)。ヴェネチア国際映画祭で新人賞を受賞した期待の新星『荒野にて』『ゲティ家の身代金』で注目を集め、Z世代の性的暴行を描いたA24×HBO『シェア~私に何が起こったか~』に出演。「ゴシップガール」製作陣による新作「Looking For Alaska」、「13の理由」キャサリン・ラングフォード(1996年生まれ)と共演するSFラブコメディ『Spontaneous』などの日本上陸も待たれ、Z世代の青春映画にも欠かせない存在となっている(英題はいずれも原題)。ノア・センティネオ、『Black Adam』でロック様と共演ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『Black Adam』(原題)はコロナの影響により2021年12月の全米公開から公開未定となってしまったが、ドウェイン演じるアンチヒーロー、ブラックアダムを中心に新たなDCのスーパーヒーローチームが結成されるという。そこに加わるのが、Netflix映画『好きだった君へのラブレター』や新『チャーリーズ・エンジェル』に出演したノア・センティネオ(1996年生まれ)だ。ブラックアダムの“親友”で、身体の耐久性を増強させたり、サイズを自在に変えたりできる能力を持つアトムスラッシャーを演じる。思わず笑みがこぼれるポジティブなエネルギーが魅力ラナ・コンドル(1997年生まれ)共演『好きだった君へのラブレター』シリーズや、『シエラ・バージェスはルーザー』『パーフェクト・デート』などで、すっかりNetflix青春映画の顔となったノア。ジャッキー・チェン監督&脚本の『Diary』、1987年の『マスターズ/超空の覇者』のリメイクなどが控えているが、ティモシーやルーカスらの憂い系とはまた異なる“陽”のエネルギーが溢れるキャラクターが人気となっている。マヤ・ホーク、ジア・コッポラ監督『Mainstream』出演フランシス・フォード・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪であるジア・コッポラ監督&脚本のコメディドラマ『Mainstream』が先日のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、話題となった。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3でブレイクしたマヤ・ホーク(1998年生まれ)はアンドリュー・ガーフィールドやジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフらと同作で共演。Z年代にとっては空気のようなインターネット文化に切り込み、三角関係の男女が自らのアイデンティティーのために奮闘する。なお、ジア監督が「ユーフォリア/EUPHORIA」を見てオファーしたという『mid90s ミッドナインティーズ』『WAVES/ウェイブス』のアレクサ・デミー(1994年生まれ)も出演している。両親の魅力と多才ぶりを受け継ぐサラブレッドユマ・サーマンを母に、イーサン・ホークを父に持つマヤは「ストレンジャー・シングス」シーズン4でもロビン役を続投するほか、イタリア映画『人間の値打ち』 のリメイク『Human Capital』、チャーリー・プラマー共演『Please Baby Please』でも主要キャラクターに起用されている。俳優業のみならず、シンガーやモデルとしての才能も注目されているところだ(英題はいずれも原題)。キキ・レイン『Don’t Worry, Darling』オリヴィア・ワイルドの監督2作目、フローレンス・ピュー主演の『Don’t Worry, Darling』(原題)にはクリス・パイン、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャンらとともにキキ・レイン(1991年生まれ)が名を連ねている。1950年代のカリフォルニア、砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台にした夫婦のサイコスリラーになるという本作。キキはスケジュールの都合で降板したダコタ・ジョンソンに代わって抜擢された。『オールド・ガード』で新境地に挑戦!『ビール・ストリートの恋人』のヒロイン役で注目を浴びると、Netflix映画『オールドガード』では一転、シャーリーズ・セロンを相手にアクションまで披露したキキ。エディ・マーフィ主演『星の王子 ニューヨークへ行く』の32年ぶりの続編『Coming 2 America』(原題)にも参加しており、次なる世代を担う黒人女優のひとりとなるはず。同作は劇場公開が断念され、12月18日よりAmazon Prime Videoで配信される予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2020年12月18日より全国にて公開
2020年10月16日2017年にクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』で俳優デビューを飾ったハリー・スタイルズが、再び俳優業に挑戦する。オリヴィア・ワイルドが監督&製作する『Don’t Worry Darling』(原題)への出演が決定。ハリーが演じる役は、当初はシャイア・ラブーフに決まっていたが、シャイアがスケジュールの都合で降板したのだという。同作の関係者が「The Wrap」に語った。共演はクリス・パイン、オリヴィア、フローレンス・ピューに加え、ダコタ・ジョンソンも出演交渉中であることが5月に伝えられている。『Don’t Worry Darling』は、1950年代のカリフォルニアの砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台としたサイコスリラー。オリヴィアにとって大好評だった長編監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の次に監督する作品とあって、注目を集めている。脚本は『ブックスマート』でオリヴィアとタッグを組んだケイティ・シルバーマン。ハリーは3年ぶりの映画出演となるが、昨年はディズニー実写版『人魚姫』のエリック王子役を辞退したことや、エルヴィス・プレスリーの伝記映画のオーディションに参加した(エルヴィス役はオースティン・バトラーに決定)などの情報が報じられていた。(Hiromi Kaku)
2020年09月14日『her/世界でひとつの彼女』『リチャード・ジュエル』の女優オリヴィア・ワイルドが初の監督を務めた『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、本編映像がシネマカフェに到着した。今回解禁されたのは、観客から「あのシーンが1番好き!」との声多数の、自己肯定感アップならぬ、親友コンビが織りなす相互肯定感アップの話題のシーン。パーティーを目前にしてドレスアップしたエイミーとモリー。お互いを奮い立たせるため、「あんた完璧すぎ」「輝いてる」などと褒めちぎり合う様子が映し出されている。「吸入器をお願い、息が限界」「美しさで目がやられた!」などと言い合う姿はおかしくもあり、目頭が熱くなる。見送ってくれた先生に背中を押されながら、お目当てのパーティー会場に足を踏み入れようとする2人の後ろ姿は、期待と不安で緊張気味だ。最後に手をギュッとつないで、お互いに「愛してる」の一言。ドアの向こうには一体何が待ち受けているのか、2人の一夜限りの冒険の結末に期待が高まる映像に仕上がっている。本作は、EMPIRE誌の2020年発表「ティーン映画ベスト50」で第10位にランクイン。オリヴィア・ワイルド監督は、自身が高校時代に観た80年代から90年代頃の青春映画へのラブレターだと語り、『初体験/リッジモント・ハイ』『フェリスはある朝突然に』『クルーレス』など、先達が生み出した青春傑作へのオマージュシーンが込められていることも明かしている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月28日モデル・女優のオリヴィア・カルポが子宮内膜症を患い、「耐えがたい生理痛」に苦しんでいることをインスタグラムのストーリーズで公表した。日本産科婦人科学会によると、子宮内膜症とは「子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患」で、「周囲の組織と癒着をおこしてさまざまな痛みをもたらし、また、不妊症の原因にもなる」という。オリヴィアが子宮内膜症を公表した理由は、生理痛がひどいと悩んでいる人たちに対し、自分も子宮内膜症かもしれないという可能性を考えて欲しいからだという。「ツラすぎる生理というのは普通ではありません。妊娠したいと思った時に、万全の体調で臨みたいですよね。その時まで知らなかったり、手遅れになってほしくないんです。みんなに真剣に受け止めてもらいたい」と注意を呼び掛けた。早く知ることができれば、早い時期に卵子を凍結保存するなどの対応を考えられるともつづった。子宮内膜症の闘病についてはこれまでにレナ・ダナムやジュリアン・ハフも公表している。(Hiromi Kaku)
2020年08月28日先日、米ソニー・ピクチャーズの新たなマーベル映画に起用されたとの報道が出たオリヴィア・ワイルド監督。この度、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の日本公開に寄せて、日本限定のインタビューと日本の観客に向けた動画コメントが到着した。ハリウッドのトップ女優として活躍してきたオリヴィア・ワイルドは、『Free Hugs』(11/原題)で短編監督を手掛けた後、世界的ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の「Dark Necessities」(16)のMV監督などをへて、ついに本作で長編映画監督デビュー。本作で批評家、観客から絶賛の高評価を受けると、次作にはアトランタ五輪女子体操選手の実話の映画化『Perfect』(原題)、フローレンス・ピューら豪華キャストを迎えたサイコ・スリラー『Don’t Worry, Darling』(原題)の監督として抜擢。そして先日は、女性ヒーロー、スパイダーウーマンが主人公のマーベル映画に起用されたと米「Deadline」が報じたばかり。脚本は本作や『Don’t Worry, Darling』でタッグを組んだケイティ・シルバーマン。現時点で公式発表はまだだが、本人のTwitterでもスパイダーの絵文字を投稿し、SNSでは映画ファンたちの間で大きな盛り上がりをみせている。まさにいま、ノリにノっているオリヴィア監督に、高校生活を舞台にした本作にちなみ、まず高校時代の夢を尋ねてみると、「役者になること。ストーリーテラーになる一番いい方法だと思っていましたから。でも当時、もし女性監督たちがもっと活躍していたら、監督業に興味を持っていたと思います」と語る。好きな日本映画については「黒澤明監督の『羅生門』と『七人の侍』!作品からインスピレーションを受けますし、大好きな監督。自分では到達できないと思うくらい才能に溢れています」と日本映画界の巨匠をあげた。そして、現在の新型コロナウイルス感染症の蔓延により感じているハリウッドの撮影現場の変化については、「以前の状態に戻るのではなく、コロナ禍から学ばなきゃいけないと思います。今は、撮影現場の時間を減らすために、キャストたちがリハや準備を現場に挑む前に入念に準備してくることで、リハ時間の短縮に繋がっています。撮影までに違ったプロセスを考えることで、映画づくりをすればいいんじゃないかと思います」と現状を嘆くのではなくポジティブな姿勢で応じる。最後に今後の目標について聞くと、「映画監督を続けること」と断言。「撮影監督、脚本家、編集者、役者からいろんなことを学び成長していきたいし、ハングリーに映画をつくっていきたい。本作のおかけで、自分のヒーローと思えるような人たちと仕事ができて、素晴らしいチャンスをつかめました。すごくラッキーでしたし、このまま映画づくりを続けたいと思っています」と熱い思いを語っている。併せて到着した動画コメントでは、映画が日本公開することの喜びや、日本への愛、そして作品に込めたメッセージに触れて、「楽しんでほしい」と笑顔で話している。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月22日ソニー・ピクチャーズが作るマーベルのスーパーヒーロー映画の監督に、オリヴィア・ワイルドが決まった。キャラクターが女性いうこと以外、何もわかっていないが、ソニーということで、スパイダーウーマンが中心になるのではないかと憶測されている。プロデューサーはエイミー・パスカル、脚本家はケイティ・シルバーマンで、女性チームだ。この3人は、ユニバーサル・ピクチャーズのプロジェクトでも組んでおり、そちらが先に進められると見られる。ワイルドは今週末日本公開となる『ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー』で監督に初挑戦した。女優としての最近作は『リチャード・ジュエル』。文=猿渡由紀
2020年08月21日オリヴィア・ワイルド監督はじめ、脚本、主演の全てが女性主導の爆走青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、主人公の高校生バディがまさかの“覆面”姿でカージャックを目論む(!?)シーンの本編映像が到着した。この度解禁した映像では、お目当の“Aクラス”のパーティーになかなかたどり着けないモリー(ビーニー・フェルドスタイン)とエイミー(ケイトリン・デヴァー)が、パーティー会場を知るピザの配達車に乗り込んだシーン。髪の毛をマスクに見立てるという秀才ならでは(?)の驚きの覆面で車に乗り込み、ピザ屋の配達員が車に戻るや飛び出したふたりに「マンソン・ファミリーの再来か?」とビックリ。そう、ここは映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピット扮するクリフ・ブースが車を乗り回していた地域。何やらカルト感が漂うふたりに動揺する配達員。ところが、エイミーの口から飛び出した、まさかの住所のお尋ねに一気に拍子抜け…。冷静に状況を把握すると、滑稽なふたりの行動に呆れ返りながら、なんとダッシュボードにあった本物の銃を見せ「悪党から身を守るためだ君らも用心しろ」と、ふたりは逆にお説教をされることに…。ふたりは身をもって、本にはない教訓を学んだのだった…。彼女たちに負けないくらいコミカルな顔芸とリアクションをみせ、笑いを誘うこのピザ屋の店員は、俳優やコメディアンとして活躍するマイク・オブライエン。本作に校長先生役で登場するオリヴィア監督の夫、ジェイソン・サダイキスと同じく、米NBC放送の大人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」出身で、番組では世界的ラッパーJay Zのパロディや、TVレポーターになりきって道を這う虫(Bugs)にインタビューしたりと、爆笑必至なコメディをみせている強者。本作にはエイミーやモリー、クラスメイトたちだけではなく、オブライエン演じるこのピザ屋の配達員や、クラス担任のファイン先生(ジェシカ・ウィリアムズ)にブラウン校長(ジェイソン・サダイキス)、エイミーの父親(ウィル・フォーテ)や母親(大ヒットドラマ「フレンズ」でお馴染みのリサ・クドロー)ら大人たちも、高校生バディをあたたかく見守る魅力的なキャラクターとして描かれている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月20日「終わってほしくない」「この時間がずっと続いてほしい」。そんなふうに思える映画と一生のうちにどれだけ出会えるだろう。その映画のエンドロールを見つめながら、一抹の寂しさとともに充実感や多幸感を噛みしめるひとときは何事にも代えがたい。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は間違いなく、2020年を代表するそんな映画になるはずだ。女優や活動家としても知られるオリヴィア・ワイルドが女性脚本家や女性製作陣、新進気鋭の女優たちと生み出したのは、笑って泣ける青春バディムービーのネクストレベルにして最高峰。しかも、豊潤なまでにキラキラとして色鮮やかな個性たちが映画の中に息づいている。ステレオタイプは不在!最先端のハイスクールバディと多様な登場人物たち6月、大作映画が軒並み公開延期となる中、待望の本作の公開決定が発表されるや、コロナ禍に疲弊した映画クラスタのSNSは大いに沸いた。海外ドラマ「The O.C.」「Dr.House」や映画『トロン:レガシー』『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』などで知られる女優オリヴィア・ワイルドの初監督作品の評判は、プレミア上映された「SXSW2019」での熱狂から、各映画祭・映画賞での受賞・ノミネート、米脚本家組合(WGA)や英国アカデミー賞オリジナル脚本賞へのノミネート、アカデミー賞前日のインディペンデント・スピリット賞新人作品賞獲得などから伝わり、期待値はかなり高いものだった。さらに、本作の主人公となる親友2人組モリー&エイミーを演じるのは、期待の女優ビーニー・フェルドスタインとケイトリン・デヴァーという尊いコンビだ。これが面白くないわけがない。『レディ・バード』でシアーシャ・ローナンの親友を演じていたビーニーは、『mid90s ミッドナインティーズ』を初監督した俳優ジョナ・ヒルの実の妹。オリヴィア監督からの誘いで主演の座を射止め、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)にもノミネートされた。彼女が演じるモリーはちょっぴり仕切り屋で、知的好奇心も向上心も旺盛、ミシェル・オバマや最高齢の米最高裁判事“RBG”ことルース・ベイダー・ギンズバーグを尊敬するザ・生徒会長だ。また、エイミー役のケイトリンはこれまで『ショート・タイム』や『デトロイト』、「アンビリーバブル たった1つの真実」と壮絶な役柄の印象が強く、その演技力は注目されていたが、本作ではモリーの親友でフェミニスト、レズビアンをカミングアウトしているが意中の彼女には告白できずにいる女子高生役に。オリヴィア監督の発案でビーニーと10週間にわたり共同生活を送ったそうで、本作では弾ける笑顔も怒り顔さえも、楽しんで演じている様子が窺えることが嬉しい。彼女たちが演じる主人公2人は共に勉学にいそしみ、高校生活のほとんどを図書館や社会活動で過ごしてきた、と思われる。学校でもずっと一緒で、おそらく家でもずっとチャット。お互いをほめ合う姿が微笑ましい、仲良しコンビだ。それぞれイェール大とコロンビア大に進学が決まっており、離ればなれになる入学までの夏休みはアフリカのボツワナで現地女性のために生理用品を作るボランティアをすると決めている。そんな彼女たちの高校生活の終業を海外ドラマ「glee」などでも聞き慣れたベルが告げると、学校の人気グループのスケボー少年タナー(実際に有名スケートボーダーでもある日系のニコ・ヒラガ)の合図を皮切りに大騒ぎが始まる。ごくごく当たり前にアフリカ系やヒスパニック系、アジア系が入り交じり、LGBTQ+の生徒たちが存在している、人気Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」では見慣れた“インクルージョン”で“ラブ・マイセルフ”な現在の定番がここにはある。また、典型的な“体育会系”のいじめっ子や意地悪なチアリーダーは見当たらないことにもすぐに気づくはず。例えば、俳優キューバ・グッディング・Jr.の息子メイソン・グッディングが演じる学校1番人気の“体育会系”男子ニックは、陽気でピースフルな雰囲気の持ち主。その人気者男子たちと一緒にいるのは、『グッド・ボーイズ』のモリー・ゴードン演じるセクシーなルックスで謎多き“トリプルA”。いわゆる学園のマドンナ…ではないが、登場するだけで場面が一変するエキセントリックなジジは、常にトンでいる状態だがそれは孤独の裏返し。母が故キャリー・フィッシャー、祖母が故デビー・レイノルズという芸能一家のビリー・ロードが好演を見せる。さらに、クールで孤高、群れない主義でもパーティーにはとりあえず顔を出すホープは、演じたダイアナ・シルヴァーズがNetflix「スペース・フォース」や『ミスター・ガラス』とはまるで印象が違うこともあり、本作で開花した彼女の魅力で人気が出そうなキャラ。演劇部のゲイコンビ、アランとジョージは自らも企画性の高い(?)パーティーを主催する。ときに生徒会長のモリーにも一喝する彼らは決して“ウォールフラワー”(壁の花)ではなく、自信にあふれて咲き誇っている。「デイブレイク~世界が終わったその先で~」のオースティン・クルートとコメディドラマ「The Real O’Neals」(原題)にも出演したノア・ガルヴィンの名コンビも必見だ。ところが!勉強もせずに遊んでいると思っていた彼ら同級生たちが実はちゃっかりハーバードやスタンフォードといった難関大への進学やグーグルへの就職を決めていると知ったモリーは愕然とする。「勉強しかしてこなかった」ことを激しく後悔し、呼ばれてもいない卒業前夜のパーティーで思う存分楽しんでやる!と息巻くのだが…。こうした同級生たちは、たとえ全員が同じ卒業式の青いローブを着ていても、それぞれの個性がローブに収まりきれないほど眩しくキラキラと輝いている。そして、その中にいるモリーとエイミーも、“ガリ勉”と日本式に言いまとめてしまうことに抵抗を感じるほど、たった一夜で大きく変わったことに気づくはずだ。タイトルの「Booksmart(ブックスマート)」が「本で賢くなった実践に乏しい人」を意味するように、彼女たちに最も足りなかったのは恋愛の実地体験や身近な友人たちとの本音での交流だった。それでも、彼女たちが(おそらく嫌いな)“一夜漬け”でも劇的に物事の見方が変わる、そんな事件はたった1日しかない高校最後の日だからこそ起こり得る。“俺たち”はもう十分!?“私たち”の青春映画爆誕!オリヴィア監督は「『ビバリーヒルズ・コップ』や『リーサル・ウェポン』などを参考に、性格の異なる2人が、命がけの状況でお互いを補い合う姿を描きたかった。“ガールズ映画を作ろう”という考えはなかった」と語っている。実際にモリーとエイミーを待ち受ける怒涛の一夜の冒険は、爆笑あり、アクションあり、危険すぎる駆け引きあり、セクシーな妄想あり、そしてズキュンと胸に来る10代の痛みありとワイルドに盛り沢山。しかも、その展開はビーニーの兄ジョナ・ヒルの出世作『スーパーバッド童貞ウォーズ』をほぼ踏襲しているところがまたユニークだ。オープニングで相棒エバン(マイケル・セラ)が車で迎えに来るところや、憧れの人(エマ・ストーン)のパーティーに是が非でも行きたいのに、なかなかたどり着けないところ、ぎこちない初体験…といったシーンの数々が本作ではモリー&エイミーVer.で書き換えられている。また、オリヴィア監督は自身が影響を受けた青春映画として、それまで話したこともなかったタイプの違う学生たちの補修授業の1日を描く『ブレックファスト・クラブ』(85)や、性体験を赤裸々に描いた『初体験/リッジモント・ハイ』(82)、70年代の夏休み直前の一夜を描いた『バッド・チューニング』(93)、イケてない同級生を変身させる『クルーレス』(95)といった作品を挙げている。いずれも青春映画の名作、金字塔として語られる作品ばかり。『初体験/リッジモント・ハイ』にはショーン・ペンやジェニファー・ジェイソン・リー、フィービー・ケイツ、『バッド・チューニング』にはマシュー・マコノヒー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ベン・アフレックといった俳優たちが初々しく登場しており、こうした作品が若手の登竜門になる点はいまも変わらない。とはいえ、いま2020年になってこれらの作品を見返してみると、たとえそれが“あの頃”のリアルであったとしても、「#MeToo」や『ハスラーズ』『レディ・バード』『ミッドサマー』のような映画を経た後では違和感がありまくりだ。あれは“私たち”の青春とはまるで別物、と感じる人たちは少なくないのではないだろうか(もちろん好きな方も多いとは思う)。本作の製作総指揮には、『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちニュースキャスター』などの「俺たち」シリーズや『バイス』のウィル・フェレルとアダム・マッケイの名前があるものの、主なプロデューサー陣はそれこそ『ハスラーズ』や『スキャンダル』『20センチュリー・ウーマン』『her/世界でひとつの彼女』「デッド・トゥ・ミー」などを手掛けてきた女性たち。そして、脚本にはミラ・クニス&ケイト・マッキノンによる女性コンビを描いた『バッド・スパイ』監督・脚本のスザンナ・フォーゲル、製作陣のひとりでNetflixのスマッシュヒット映画『ロマンティックじゃない?』『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』のケイティ・シルバーマンら、気鋭の女性クリエイターたちが結集している。いずれも女性主人公がこれまでにない活躍を見せ、既存の価値観に一石を投じていくものだった。本作でオリヴィア監督や女性スタッフ陣が次世代俳優たちと作りあげたのは、まさにその系譜で“私たち”の青春の一夜だ。終盤、ある女性がある事件を機に“英雄”と呼ばれるのも(決して“女神”ではない)、実に本作らしい。この青春映画の新たな金字塔を、リアルタイムに自分事として触れることのできる世代が心底羨ましい。本国から約1年遅れをとってしまったが、日本の劇場がドッカンドッカンと楽しい笑い声で沸く日が本当に楽しみだ。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月20日『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で長編監督デビューを果たし、数々の賞を受賞したオリヴィア・ワイルドが、ソニー・ピクチャーズと契約。女性が中心となるマーベル映画(タイトル未定)の監督を務めることになったという。ソニーはこの件に関する正式発表はまだ行っていないが、「スパイダーウーマン」が主役の映画の模様。「Deadline」が報じた。脚本は『ブックスマート』を手掛けたケイティ・シルバーマン。シルバーマンは現在撮影準備段階にあるオリヴィアの2本目の監督作品『Don’t Worry, Darling』(原題)でも脚本を担当している。ほかの代表作にはレベル・ウィルソン主演の『ロマンティックじゃない?』がある。製作総指揮は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のレイチェル・オコナー、製作は『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカル。ここ数年で、アメコミ原作の映画監督を務める女性が増え、オリヴィアも『ワンダーウーマン』シリーズのパティ・ジェンキンス、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のキャシー・ヤン、『エターナルズ』のクロエ・ジャオらに仲間入りすることになる。先日は、『Candyman』(原題)のニア・ダコスタが『キャプテン・マーベル』第2弾の監督に起用されたことも明らかになった。(Hiromi Kaku)
2020年08月20日オリヴィア・ワイルド監督作品『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、ケイトリン・デヴァー演じるエイミーが熱唱するカラオケシーンの本編映像が到着。また、本作には音楽が効果的に使われている点も魅力となっている。今回到着したのは、好きな人を前にしてつい熱がこもるエイミー(ケイトリン・デヴァー)のカラオケシーン。エイミーが、意中の人ライアン(ヴィクトリア・ルエスガ)にうながされ、クラスメイトたちの前でカラオケするドキドキの場面が捉えられている。緊張して戸惑いながらも、ライアンの期待に応えようと覚悟を決めて歌い出すエイミー。曲はアラニス・モリセットの、元カレに対する怒りを激しいロックスタイルで歌った90年代の大ヒットナンバー「You Oughta Know」。まるでアラニス本人が憑依したようなエモーショナルな力強いその歌声に、ライアンも飛び跳ねてノリノリ。エイミーも完全にスイッチが入った様子で熱唱し、クラスメイトたちも拍手喝采を送っている。実際に見事な歌声を披露したケイトリンの新たな魅力にも注目だ。最新ヒットチャートから懐かしのヒットソングまで劇中を彩る楽曲の数々ちなみに本シーンだけでなく、劇中を彩る音楽も魅力のひとつ。世界的に有名な「ゴリラズ」や「カサビアン」、日本でもお馴染み「SEKAI NO OWARI」の「ANTI-HERO」などの楽曲をこれまでプロデュースしてきた凄腕、ダン・ジ・オートメーターが音楽を担当。冒頭に流れるサム・シュピーゲルによる80年代ファンクのオマージュ「To Whom it May Concern」を皮切りに、「デス・グリップス」の「I’ve Seen Footage」、DJ Shadow&「Run The Jewels」フィーチャリングの「Nobody Speak」など、縦ノリ系のアガる曲が使用されている。ジジが登場するシーンでは、LGBTQ+フレンドリーな覆面女性ラッパー・レイケリ47の「Money」が流れる。同曲が収められたアルバムのテーマは「美とエンパワメントとアイデンティティの探求」。フェミニストの主人公2人のイメージにまさにぴったりだ。エイミーとモリーがパーティーに行くためにお揃いの勝負服を着て、気合いを入れるシーンではドミニク・ヤング・ユニークの「Throw It Down」や、プラスサイズの歌姫で『ハスラーズ』への出演も記憶に新しいリゾの「Boys」、先駆者的女性トリオ「ソルト・ン・ペパ」の「Push It」といった女性ラッパーの曲も数多く使われている。そして耳に残るのは、終盤にある印象的なシーンを盛り上げる「Slip Away」。同性愛を公言しているパフューム・ジーニアスことマイク・ハドレアスが恋心を力強い歌詞で表現した楽曲。なお、本作のパンフレットでは音楽ジャーナリストの高橋芳朗が音楽コラムを寄稿している。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月19日全米が熱狂した青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、本作で初監督をつとめたオリヴィア・ワイルドのインタビュー映像が解禁された。今作が映画監督デビューとなったオリヴィア・ワイルドは、20歳でスクリーンデビューをした後、大ヒットドラマシリーズ「The O.C.」に出演し注目を集めた。その後、『トロン:レガシー』では黒髪おかっぱが印象的だったエキゾチックなヒロイン役に、『her/世界でひとつの彼女』でホアキン・フェニックス演じる主人公が一夜だけデートする女性や、『リチャード・ジュエル』の報道記者など、様々な作品に出演してきた実力派女優。また、バラク・オバマの大統領選では若手俳優による支援団体に参加したり、ハイチの復興支援、フェミニスト活動など、多才な能力を多方面で発揮している。そんな彼女が初監督作品に選んだのは、ラブストーリーや社会派ドラマでもなく、笑いあり涙ありの青春コメディだった。2019年SXSW映画祭で、プレミア上映された本作は、批評家、観客から絶賛され、ハリウッド映画賞ブレイクスルー監督賞など数々の賞を受賞。大人にはなりきれていない、でももう子どもでもない、多感な時期の女子高校生2人が織りなす一夜限りの大冒険の物語に多くの人が心動かされた。この度解禁されたインタビュー映像でオリヴィアは、「女性の友情を描いた映画を見たかった。女性が男性を追いかけたり外見を変えたりしない映画を」と作品に込められた意図を明かす。「思春期の友情というのは人生で最も親密な関係」と断言するオリヴィアは続けて、「大人になってから当時のことを振り返ると、その友情の影響が今の自分の人格や人間関係にあることに気づく。つまり本作は人生の重要な時期を描いてる。大人には高校生の悩みなんてかわいく思えるけど、彼らにとっては戦争」と語る。また、ガールズ映画を作ろうという考えはなかったと話すオリヴィアは、アクション映画や戦争映画のようなイメージで、バディ物の警察映画のようにお互いを支え合う2人を描きたかったと明かす。勉強ばかりしてきた主人公のモリーとエイミーが卒業前夜に誰よりも遊んで弾けてやろうと、はちゃめちゃに奮闘し、何があろうとお互いを褒め合い慰め合う2人は、まさに後世に残るバディ。オリヴィア監督は待機作にアトランタ五輪女子体操選手の実話の映画化『Perfect』(原題)、フローレンス・ピュー主演、シャイア・ラブーフ、クリス・パインら豪華キャストを迎えたサイコ・スリラー『Don’t Worry, Darling 』(原題)などが控えており、すでにハリウッドで注目される監督の1人となっている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月18日高校卒業前日に繰り広げられる女の子2人の大冒険が描かれた映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。本作で初監督をつとめたオリヴィア・ワイルドが、『レディ・バード』の衣装も手掛けた衣装デザイナー、エイプリル・ネイピアによるファッションについて語るインタビュー映像が到着した。本作の舞台であるロサンゼルスの卒業シーズンは、太陽が燦々ときらめく夏!それでも主人公の生徒会長モリー(ビーニー・フェルドスタイン)はタートルネックに、いつものブレザーとスカートを着用。夏だって、卒業前日だってブレないし、浮かれない。もう1人の主人公、フェミニストのエイミー(ケイトリン・デヴァー)は、ヴィンテージのセーターにデニムのジャケットを着用したパンツスタイル。この時期、暑くない?と突っ込みたくなるが、2人の個性を表した彼女たちなりのこだわりだ。また、異色の存在感を放つジジ(ビリー・ロード)のファッションも見逃せない。2000年を代表する青春映画のひとつ『あの頃ペニー・レインと』でケイト・ハドソンが着ていたペニー・レイン風の毛皮やヒョウ柄のコートを纏い、ジジが登場する度(神出鬼没!?)に場が華やかに。そして何といっても、1番印象的なファッションはモリーとエイミーのお揃いの青いジャンプスーツ。彼女らが“招待されていない”卒業パーティーになんとか行こうとする際に着用した、いわば戦闘服として登場する。この服は、第二次世界大戦期に男性たちが出兵している間、工場や造船所で働く青いジャンプスーツを着た女性を「ロージー・ザ・リベッター」と呼んだアメリカの文化的アイコンがモチーフ。現在ではフェミニズムや女性の経済的自立のアイコンとして使われ、モリーとエイミーのただならぬ気合いがこの服を選んだことからも伺える。劇中で見せる、2人が青いジャンプスーツに着替えた後にお互いを褒めちぎり合う姿は、おかしくもあり胸熱な代表的シーンとなっている。今回解禁のインタビュー映像に登場する衣装デザイナーのエイプリルといえば、『レディ・バード』の衣装を手掛け、2018年コスチュームデザイナーギルドアワードにノミネートされるなどその実力はお墨付き。「新しい女性の青春映画に賛同してくれた」とエイプリルについて話すオリヴィアは、「彼女の想像力から独自のアイデアができて、映画に多様性や新しい空気感が生まれた」と彼女の手腕を絶賛。エイプリルが手掛けた、西海岸のいまを生きる若者たちの最先端ファッションを本作で楽しんでみてほしい。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月16日女優オリヴィア・ワイルドの監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、大爆笑あり、涙ありのアットホームな“オリヴィア組”のメイキング映像&写真が解禁された。今回到着したメイキング映像では、オリヴィア監督がキャストたちの中に溶け込み、楽しげな雰囲気で話しているオフショットや、真剣な表情でスタッフと話しているシーンが。さらに、まさかの監督の顔面に水風船がぶつけられるシーンでは、カメラの裏でジジ役のビリー・ロード、ジョージ役のノア・ガルヴィン、アラン役のオースティン・クルート、ライアン役のヴィクトリア・ルエスガらがスマホでちゃっかりビデオ撮影。その瞬間を捉えるやいなや、皆で大爆笑!キャストだけでなく、監督自らも参加したりと和気藹々とした現場の様子がうかがえる。そして思わず感極まり抱き合うオリヴィア監督とキャストたちの姿、主人公のモリー役のビーニー・フェルドスタインと、エイミー役、ケイトリン・デヴァーのコンビの熱いハグシーンもあり、見てるこちらが思わずウルっときてしまうほど!ビーニーはオリヴィア監督について「いつでも自信と落ち着きにあふれていて、穏やかに現場を取り仕切ってる。彼女はすべてのシーン、すべての部門を把握してる」と話し、ケイトリンは「撮影中、私たちに対してすごく優しい。アイデアもくれるけど、私たちのことを信頼してくれて、私たちの意見を聞いて、自由に演じさせてくれる。最高の監督だと思う」と語る通り、オリヴィアに絶大な信頼を寄せているからこそ、キャストたちがいきいきと楽しく参加している現場の雰囲気が伝わってくる。併せて解禁されたメイキング写真では、オリヴィアがビーニーとケイトリンに寄り添い話している場面、スタッフたちに囲まれながら現場を仕切っている様子、そして、私生活では夫でもあるブラウン校長役のジェイソン・サダイキスに指導しているカットも。初の長編監督作にして、最高の作品をつくりあげたオリヴィアの手腕が光る撮影現場の裏側を覗けるメイキングとなっている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月12日8月21日(金)より全国公開されるオリヴィア・ワイルド初監督作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のメイキング映像と場面写真が一挙公開された。『her/世界でひとつの彼女』『リチャード・ジュエル』の女優オリヴィア・ワイルドが、 “俺たち”シリーズ、『バイス』でおなじみのウィル・フェレルとアダム・マッケイ製作総指揮の下、映画監督に転身。主演を、本作でゴールデン・グローブ賞にノミネートを果たしたビーニー・フェルドスタインと、『デトロイト』のケイトリン・デヴァーが務める。彼女たちが演じる親友同士のモリーとエイミーは、高校生活のすべてを勉学に費やし輝かしい進路を勝ち取るが、卒業式前日にパーティ三昧だった同級生が自分たちと同じくらいハイレベルな進路を歩むことを知り驚愕。ふたりは失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。そんなパワフルな青春コメディは、SXSW映画祭を熱狂させ数々の映画賞を席巻。また、監督・脚本・主演のすべてが女性主導という作品にテイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持表明したことも大きな話題となった。今回公開されたメイキング映像では、ワイルド監督がキャストたちの中にとけこみ、楽しげな雰囲気で話しているオフショットや、真剣な表情でスタッフと話している場面が映されている。監督の顔面に水風船がぶつけられるシーンでは、カメラの裏でヴィクトリア・ルエスガ、ビリー・ロード、ノア・ガルヴィンらがスマホでちゃっかりとビデオ撮影。キャストのみならず、監督自ら積極的に参加し、スタッフ全員で和気あいあいと撮影に臨んでいるようだ。ビーニーはオリヴィア監督について「いつでも自信と落ち着きにあふれていて、穏やかに現場を取り仕切ってる。彼女はすべてのシーン、すべての部門を把握してる。」とコメント。ケイトリンも「撮影中、私たちに対してすごく優しいの。アイデアもくれるけど、私たちのことを信頼してくれて、私たちの意見を聞いて、自由に演じさせてくれる。最高の監督だと思う。」と語るように、キャスト陣が監督に絶大な信頼を寄せていることが分かる。また、メイキング写真では、ワイルド監督がビーニーとケイトリンに寄り添い話している場面、スタッフたちに囲まれながらも堂々と現場を仕切っている様子、そして、私生活では夫でもあるブラウン校長役のジェイソン・サダイキスに指導している様子が映し出されている。初の長編監督作にして、最高の作品をつくりあげたワイルドの手腕が光る撮影現場の裏側を覗いてみよう。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』8月21日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2020年08月12日ディズニーが製作する新しい『トロン』の映画に動きがあった。監督が『LION/ライオン~25年目のただいま~』『マグダラのマリア』のガース・デイヴィスに決定したという。「Deadline」などが報じた。デイヴィス監督にとっては初めての“大作”となるため、自ら積極的に売り込んだことが伝えられている。今作は1982年製作の『トロン』、2010年製作の『トロン:レガシー』に続く『トロン』シリーズ3作目となるが、前2作とは物語としてつながりのない作品になるとのこと。『トロン:レガシー』においては、主演のギャレット・ヘドランドとオリヴィア・ワイルドが続投で、続編を製作することも検討されていたが、2015年に立ち消えに。3作目の“新しい”『トロン』は、2017年にジャレッド・レトが主演・製作することで契約を結んだが動きがなく、3年が経って監督が決まり、再び企画が動き出した模様だ。ドラフト脚本は『グロムバーグ家の人々』のジェシー・ウィグトウが担当していることが以前報じられた。今回の報道に『トロン』シリーズのファンは、「前作と同様『ダフト・パンク』にサウンドトラックを手掛けてほしい」「前作のキャストはだれも出ないの?」などとコメント。『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役が不評だったことが響き、主演がジャレッドであることを不安視する声も。(Hiromi Kaku)
2020年08月11日オリヴィア・ワイルドが初監督を務め、全米を熱狂させた青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。本作にクレイジーなキャラクターで出演するビリー・ロードのインタビュー映像が公開中だ。ビリーは、『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーの娘で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のコニックス中尉役で長編映画デビュー後、以降のシリーズにも続投し、『最後のジェダイ』では母親とも共演。さらに『スカイウォーカーの夜明け』では、キャリーの代わりにレイア姫役としてワンシーンに出演。ほかにも、「アメリカン・ホラー・ストーリー」『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』などに参加している。今回彼女が演じているのは、エキセントリックでハイテンション、真面目な主人公の女子高生2人組を圧倒する超リッチなクラスメートのジジ。謎めく強烈なキャラクターだ。公開中のインタビュー映像では、ジジについて「役作りには1番クレイジーな私になればいいと思っただから最高に楽しい普段は好き放題できないから」と言い、また「社会性を無視したら私はジジになると思う」「ジジは理想」と自身と共通するところについて語るビリー。さらに、リッチな彼女の衣装やルックスについては、ド派手なファッションで有名なグラミー賞受賞歌手、シェールから着想を得ているそうで、「指を鳴らしたり合図1つですぐさま変身する」と語るように、カメレオンのような七変化をみせる。そしてワイルド監督についてもコメントするビリー。「あらゆる理想の女性像で才能に溢れてる。かなり勤勉で美しくて頭も良くて」とベタ褒め。「いつも前向きで皆を居心地よくしてくれる。輪の中に巻き込んで心底笑わせてくれる」と絶大な信頼を寄せているようだ。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月09日最高に笑えて、泣ける、高校最後の一夜を描いたオリヴィア・ワイルド監督の青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。この度、主人公のモリーとエイミーが2人だけの魔法の合言葉「マララ」を発動させるシーンの本編映像が解禁。その言葉に隠された意味とは…?何がなんでも、みんなの人気者ニックの叔母の家で開かれている“イケイケなAプラスの卒業パーティー”に参加したいモリー(ビーニー・フェルドスタイン)。呼ばれてもいないので会場すら分からず、途方に暮れていたところ会場の情報が入り、すかさずライドシェアの車を呼んで!と親友のエイミー(ケイトリン・デヴァー)にお願いするが、「1人で行って」と冷たく突き放されてしまう…。雲行きが怪しくなるかと思いきや、モリーが突如「“マララ”」と謎の言葉を口にする!エイミーがぎょっとした表情で、空気が一変。何を隠そう、この言葉は発動されると絶対に従わなくてはいけない2人だけの合言葉。しかも発動するのは年に一度くらい。この言葉が意味するモリーの気持ちを即座に受け止めたエイミーは無条件で納得、天に向かって拳を力強く突き上げ「マララ」と復唱する!果たして、2人はお目当てのパーティーに無事たどり着けるのか!?続く本編が気になるシーンとなっている。この呪文のような「マララ」という言葉は、パキスタン出身の人権運動家で最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんにちなんだもの。そして合言葉の張本人、マララさんもなんと合言葉の「マララ!」とTwitterの動画でコメント、それを知ったビーニー、ケイトリン、監督のオリヴィアも興奮して大盛り上がり!主人公のモリーは史上最年少で最高裁判事になることを将来の目標とし、エイミーは夏の間はアフリカのボツワナで女性支援の活動に従事するなど、フェミニストで社会貢献に意識的な2人。そんな2人にぴったりな最高の合言葉といえ、自分たちの力でパワフルに未来を切り拓いていくガールズパワーを感じさせている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月06日オリヴィア・ワイルド初監督作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から主演のひとり、ケイトリン・デヴァーのインタビュー映像がいち早く到着。クールな雰囲気とは裏腹にアツい演技が持ち味のケイトリンが演じたリアルなティーン、エイミー役について語った。文化系女子でアクティビスト、同級生のスケーター女子に恋するエイミーを好演するケイトリン・デヴァー。『ショート・ターム』(13)では誰にも言えない秘密を抱えたティーン、『ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界』(14)では恋するティーンの姿を全力で演じて鮮烈な印象を残し、『デトロイト』(17)では事件に巻き込まれる白人女性のひとりに。さらに、少女のレイプ告白をめぐる実話に着想を得たNetflixドラマ「アンビリーバブル たった1つの真実」(19)ではゴールデン・グローブ賞のリミテッドシリーズ/TVムービー部門主演女優賞にノミネートされる熱演を見せてきた。新作では『ラ・ラ・ランド』チームが音楽を担当、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化するスティーヴン・チョボスキー監督『Dear Evan Hansen』(原題)に出演交渉中と報じられ話題に。ほかにも、ケリー・マリー・トランらが出演する米Hulu配信のオムニバスホラー「Monsterland」(原題)や、新型コロナウイルスのパンデミックに影響された人々を描くHBO製作のコメディ番組「Coastal Elites」(原題)への出演が報道されるなど、幅広い演技力が評価されまさに引っ張りだこ。現在23歳、いま最もホットなハリウッド若手実力派の筆頭として、着実にキャリアを積み重ねている。この度解禁されたインタビュー映像では、まず脚本を読んだ当時をふり返りながら「エイミーのような役に初めて出会って“どうしてもこの役をやりたい”と思った」というケイトリン。「とても優しくて純真な女子高生だから彼女を演じるのが好き」と、これまでにないキャラクターに強い思い入れがあったよう。役作りのうえでは、70年代に「I Am Woman」などのヒット曲を放ったグラミー賞歌手ヘレン・レディや、劇中でも自身がカラオケで熱唱するアラニス・モリセットら先進的でカッコいい女性シンガーの曲を聴いたとか。さらに、ちょっと珍しい楽器、オートハープを弾けるという話をオリヴィアにしたところ、なんと監督はそれを映画に採用!「だから実際弾くシーンがある。最高だよね」とにこやかに話す。「間違いなく今までで最も好きな現場の1つ」と語るとおり、いきいきとした、楽しげな様子の現場の風景も映し出されている。一見、クールで控えめな雰囲気をまといながらも、その裏に秘めたアツい感情を全身で好演。ほかにも親友モリー(ビーニー・フェルドスタイン)との間でみせるコミカルな姿や、さらには美声まで聞けたりと、本作でしか観られないケイトリンの多彩な才能に注目してみて。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月04日監督のオリヴィア・ワイルドほか脚本、主演が女性主導のパワフルな青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』、この度、主人公のひとり、ケイトリン・デヴァー演じるレズビアンのエイミーの甘酸っぱい片想いをとらえた本編映像が到着した。笑顔がキュートなスケーター女子に、ひそかに熱い視線を送るエイミー(ケイトリン・デヴァー)。ランチタイムの生徒たちの間を、スケボーで爽やかに登場し、オーリーをキメて髪をかきあげ、めくったシャツの脇腹から薔薇のタトゥーをのぞかせるセクシーなその人がライアン(ヴィクトリア・ルエスガ)。奥手なエイミーは彼女に話しかける勇気もなく、子犬のように目を潤ませてただ見つめるだけで幸せな気分。親友モリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、そんなエイミーがもどかしくてたまらない様子。ついに痺れを切らしたモリーのプレッシャーに押され、意を決して席を立つエイミー。深呼吸して気持ちをととのえながら、ライアンに接近するが、勢いよく飛び出した彼女の肩がぶつかってしまう!でも「ヒジ痛すぎ」と爽やかに笑いながら声をかけてくれたライアン。絶好のチャンス到来!エイミーの返しは!?「そっちのアゴも尖りすぎ」…ジョークをミスり、一気に気まずい雰囲気になりかけるも、慌てて「ついに卒業だね」と話題をかえると「今夜 ニックのパーティーに行く?」と今夜の卒業パーティーにライアンも参加する情報をゲット。さぁ、卒業パーティーへと乗り込むエイミーの恋の行方はいかに!?好きな人に近づきたいけどうまく話せず、じれったいエイミーの姿は共感必至。他人のためならアクティブだけど、自分のこととなるとめっきり奥手な文化系女子のエイミーは、スケーター女子ライアンを射止めることができるのか?『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月31日女子高生コンビのパーティー・デビューをめぐる一夜の騒動を描いた、オリヴィア・ワイルド初監督作「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」が、8月21日より全国公開される。「her/世界でひとつの彼女」「リチャード・ジュエル」の女優オリヴィア・ワイルドが、 “俺たち”シリーズ「バイス」でおなじみのウィル・フェレルとアダム・マッケイ製作総指揮の下、華麗に映画監督に転身。これまでになく大胆でパワフルな⻘春コメディは、SXSW映画祭を熱狂させ数々の映画賞を席巻。また、監督、脚本、主演のすべてが女性主導という作品に、テイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持表明したことも大きな話題となり全米を熱狂させた。オリヴィア・ワイルド主人公は、高校時代を輝かしい将来への助走期間と位置づけ、勉学に励んできたモリー(ビーニー・ フェルドスタイン)とエイミー(ケイトリン・デヴァー)。今作をユニークにしているのは、 勉強はできてもスクールカーストで下位に位置づけられている彼女たちが、ギーク(勉強の虫)な女子高生ではなく、ウィットに富み、毒舌で、恋や性にも好奇心旺盛なキャラクターとして描かれているところだろう。エイミーは、最初から“クイア”であることをカミングアウトしていて、そこに葛藤はない。レベル・ウィルソンの Netflixで配信中「ロマンチックじゃない? 」の脚本家陣が、見かけや趣向のステレオタイプを排除し多面的なキャラクターを作り上げ、⻑編初監督を務めるオリヴィア・ワイルドによってフレッシュにまとめあげられた。主役のモリーたちだけでなく、全ての登場人物にリアリティのあるセリフを語らせることで、わずか1時間42分の映画のなかに、まるで、彼らが過ごした高校生活がそのまま封じ込められたようなストーリーとなっているところも見所。たった一晩のはちゃめちゃな冒険が、全ての登場人物に気づきを与え、爆笑の後には過ぎ去った時間の愛しさと、彼らを待つ未来の美しさを予感させる本作。憧れや回顧、掛け替えのない青春時代に思いを馳せながら、鑑賞してみては。■「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 」あらすじ明日は卒業式。親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな 進路を歩むこと知り驚愕。2 人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。Booksmart Official Playlist【映画情報】「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」8月21日ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開監督:オリヴィア・ワイルド製作:アダム・マッケイ、ウィル・フェレル出演:ビーニー・フェルドスタイン(「レディ・バード」)ケイトリン・ディーヴァー(「デトロイト」)配給:ロングライドURL:年/アメリカ/英語/102分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:BOOKSMART/日本語字幕:髙内朝子© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月31日25日(現地時間)、『風と共に去りぬ』のメラニー役で知られるオリヴィア・デ・ハヴィランドがパリの自宅で亡くなった。104歳だった。オリヴィアの広報担当が「昨夜、世界は国際的な宝を失いました。私にとっては最愛の友人であり、クライアントでした。パリにて安らかに息を引き取りました」と発表。オリヴィアは1916年7月1日、イギリス人の両親のもとに東京で誕生。1935年に映画デビューを果たし、初期には『海賊ブラッド』や『ロビンフッドの冒険』などでたびたびエロール・フリンとカップルを演じた。『風と共に去りぬ』、『Hold Back the Dawn』(原題)、『蛇の穴』の計3作でアカデミー賞にノミネート。『遥かなる我が子』と『女相続人』でアカデミー主演女優賞を獲得しており、映画芸術科学アカデミーはツイッターでオリヴィアを「私たちの業界の本物のレジェンド」と称え、追悼している。オリヴィアとの意外な交友関係が明らかになったのは、ジャレッド・レト。2008年、ジャレッドのバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」がEMIと裁判沙汰になった際に、オリヴィアに世話になったという。オリヴィアも1943年にワーナーブラザースを相手に闘い、勝訴した経験を持つ。ジャレッドはパリでオリヴィアと会ったり、オリヴィアから美しい直筆の手紙をもらったことなどをツイッターでふり返っている。妹のジョーン・フォンテインは、オリヴィアの背中を追って女優となり、『断崖』でアカデミー主演女優賞を受賞。ライバル関係にあった2人は長年の確執が報じられていた。ジョーンは2013年に96歳で亡くなっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:風と共に去りぬ 1952年9月4日公開©Metro-Goldwyn-Mayer
2020年07月27日オリヴィア・ワイルド初監督作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、主演のひとりビーニー・フェルドスタインのインタビュー映像が到着。オリヴィアからの出演オファー時から、まるで『ラ・ラ・ランド』のようなダンスシーン、共演した仲間たちについて語っている。劇中では成績優秀のガリ勉女子、モリーを演じるビーニー。『mid90s ミッドナインティーズ』を初監督した人気俳優ジョナ・ヒルの実妹としても知られ、『ネイバーズ2』ではクロエ・グレース・モレッツ、『レディ・バード』ではシアーシャ・ローナンの親友役を得て、ついに本作の演技でゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門主演女優賞にノミネートを果たし大ブレイク。さらに、YAベストセラー小説の映画化『How To Build A Girl』(原題/19)で主演を飾り、リチャード・リンクレイター監督が20年間をかけて映画化すると報じられ話題になったミュージカル舞台『Merrily We Roll Along』(原題)にもキャスティングされている。このたび解禁されたインタビュー映像では、ビーニーが出演オファーを受けた当時について振り返る。「数年前に脚本を読んでいてエージェントから電話がありました」と続けて「オリヴィア・ワイルドからランチの誘いだと 信じられなかった」とハリウッドの実力派女優、オリヴィアから声をかけられたことに驚いたという。自身が演じるモリーのキャラクターについて「モリーと私には色んな共通点がある。私も学生時代は学問好きで楽しく演じられました」と共感できる点が多かったよう。「キャストには昔からの知り合いが多くて友達の集まりみたい最高に楽しかった」と語る通り、トリプルA役のモリー・ゴードンとは12年来の付き合いで大の仲良し。もう1人のヒロイン、ケイトリン・デヴァーとは映画のためにルームシェアしたとか。各キャスト同士の仲の良さが、彼女の満面の笑みから伝わってくる映像となっている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月26日オリヴィア・ワイルドが2人の新進気鋭女優を迎え、“俺たち”シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイ製作総指揮の下、メガホンをとった『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。先日解禁の30秒予告からさらにパワーアップしたハイテンションな日本版80秒予告が到着した。卒業式の前日、高校生活を勉強に捧げてきたモリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、遊んでばかりだと思っていた同級生たちが、イェールやスタンフォードと、アメリカ屈指の名門大学に進学することを知り驚愕&絶望。勉強と遊びをそつなくこなしてきたパリピたちへの悔しさが爆発し、大親友のエイミー(ケイトリン・デヴァー)と一緒に卒業パーティーの殴り込みを決意!パーティーへ行くために、おソロのジャンプスーツを着て準備万端!と思いきや、当然、招待されていないため、会場がどこかも知らない2人。スマホで楽しげなパーティーの様子を見ながら「誰か住所教えてよ!」とキレるモリー。そして目的のパーティーに気になる男子がいても、好意を認めず自分を卑下してしまうモリーに対してエイミーは、「私の親友の悪口は許さない」と愛のムチのようにビンタをお見舞い!友情を越えた真の絆を感じる重要なシーンが切り取られている。「今夜は2人が主役よ!」のセリフとともに、疾走感とハイテンションでぶっちぎりの超ホットな予告映像となっている。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月22日映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が、2020年8月21日(金)より全国公開される。破天荒な卒業パーティーに乗り込む“ガリ勉”女子高生『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』はアメリカ・ロサンゼルスに住む2人の“ガリ勉”女子高生が主人公。卒業式を明日に控えたモリーとエイミーが、破天荒な卒業パーティーに乗り込む青春コメディだ。キュートな2人のヒロイン本作のヒロインは、ハリウッドで最も注目を集める若手女優の2人。フェミニストであり、クイアをカミングアウトしているエイミー役には、映画『ショート・ターム』『デトロイト』に出演したケイトリン・デヴァー。ネットフリックス「アンビリーバブル たった1つの真実」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、世界から注目を集める女優だ。同じくフェミニストで、キャリア志向の生徒会長・モリー役は、『レディ・バード』でシアーシャ・ローナンの親友役を演じ、存在感のある演技で話題を集めたビーニー・フェルドスタイン。本作で、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。なお、ビーニー・フェルドスタインは、『mid90s ミッドナインティーズ』で監督デビューする俳優ジョナ・ヒルの実妹としても知られている。卒業パーティーでハートをGET?!解禁された本編映像の中には、意中の相手である、ボーイッシュでセクシーなスケーター⼥⼦ライアンに勇気を出して話しかける、奥手なエイミーの姿が。ライアンも今夜の卒業パーティーの情報をGETできたエイミーは、モリーと共に乗り込むことを決意!果たして気になる恋の行方は…?!女優・オリヴィア・ワイルド初監督作メガホンを取るのは、『her/世界でひとつの彼女』『リチャード・ジュエル』の女優・オリヴィア・ワイルド。監督をはじめ、脚本や主演など女性主体で製作された本作は、テイラー・スウィフトやナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛し、全米で話題を集めた。ストーリー明日は卒業式。親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな進路を歩むこと知り驚愕。2人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。詳細『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』公開日:2020年8月21日(金)監督:オリヴィア・ワイルド製作総指揮:ウィル・フェレル、アダム・マッケイ出演:ケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン、ジェシカ・ウィリアムズ、リサ・クドロー、ウィル・フォーテ、ジェイソン・サダイキス、ビリー・ロード、ダイアナ・シルバーズ、モリー・ゴードン、ノア・ガルビン、オースティン・クルート、ヴィクトリア・ルエスガ、エデゥアルド・フランコ、ニコ・ヒラガ、メイソン・グッディング原題:BOOKSMART配給:ロングライド
2020年07月17日これまでになく大胆でパワフルな青春コメディ『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。プレミア上映されたSXSW映画祭を熱狂させ、数々の映画賞を席巻。また、オリヴィア・ワイルド監督はじめ、脚本、主演の全てが女性主導という作品にテイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛と支持を表明している。そんな本作から、主演の“バディ”の魅力が溢れるキュートな冒頭映像が解禁された。この度、期待高まる本作からお披露目されたのは、主演のケイトリン・デヴァーとビーニー・フェルドスタインの魅力が溢れる冒頭1分半の映像。穏やかな朝、自己啓発オーディオで精神統一をはかるモリー(ビーニー)。「あなたの能力を疑った連中を見下ろすの。奴らは負け犬。アホどもにギャフンと言わせてやりましょ」と強い口調で言う女性の声と共に、モリーは覚醒したかのように目を光らせ、おもむろに歯の矯正器具を取り外すシーンから始まっている。そんなモリーを、愛車のボルボで出迎えるのは大親友のエイミー(ケイトリン)。謎のダンスで登場するモリーに乗っかって、彼女も不気味なダンス攻撃を仕掛け、勝負のつかない世にもぬる~いダンスバトル。「久しぶり。やっと会えたね」と笑顔で言うエイミーに、続けて「1日ぶり」と返すモリー。拍子抜けするが、大親友の仲の良さが愛おしい。そして2人は高校へと出発するのであった――。注目してほしいのが、エイミーの愛車の後ろに貼られているステッカーの数々。「Life Begins at Perception(人生は知覚から始まる)」といった言葉と共にある「STILL A NASTY WOMAN!」というワードは、2016年の米大統領選最中の、ドナルド・トランプ現米大統領がヒラリー・クリントン氏に対して言い放った「なんて嫌な女だ!」という言葉を受けて、クリントン支持者の女性たちが掲げ始めた「私たちはいまだに嫌な女だ!」という皮肉たっぷりのスローガン。エイミーの政治的スタンスはこういった小物からイメージできそうだ。一方、モリーの夢は史上最年少で最高裁判事になることで、冒頭映像からもうかがえるように、部屋には元弁護士のキャリアを持つミシェル・オバマや、「RBG」ことアメリカ最高齢の女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの写真が飾られている。本編にはそんな登場人物のキャラクターが深掘りできる小ネタがまだまだ、たくさん隠れているという。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月17日女優オリヴィア・ワイルドの初監督作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』から、本作を機に大ブレイクし、実生活でもBFF(Best Friend Forever)となった主演ケイトリン・デヴァー&ビーニー・フェルドスタインのインタビュー映像と日本版ビジュアルが到着した。本国アメリカ公開以降、日本での公開を待ち望む映画ファンも多い革命的ハイスクール・バディコメディの傑作といえる本作。日本版ビジュアルは、『サスペリア』『ミッドサマー』、『デッド・ドント・ダイ』などの作品を手掛けてきたグラフィックデザイナーの大島依提亜氏が担当。映画の舞台ロサンゼルスを想起させる常夏な背景をバックに、スマートにキメたエイミー役ケイトリンとモリー役ビーニーの挑戦的な表情がインパクト大。ネオンの華やかさと疾走感を感じさせるPOPなタイトルロゴに加え、「最高な私たちを、まだ誰も知らない」というコピーが、ガリ勉女子高生バディの秘められたパリピな本性(!?)を期待させるデザイン。また、併せて解禁されたインタビュー映像は、全米を魅了した主演のケイトリンとビーニーが揃って登場。2人は映画のためにルームシェアをして仲を深めたそう。そんな彼女らの肩を組むショットなど、劇中さながらの仲良しぶりが垣間見られ、「あなたを知れたことが1番大きい」「最高のパートナー」とケイトリンに告白するビーニーの姿がなんとも微笑ましい!いまハリウッドで最もホットな若手女優の共演は本作の見どころ。フェミニストであり、クイアをカミングアウトしているエイミー役を演じたケイトリンは、『ショート・ターム』や『デトロイト』など話題作で重要な役どころを演じて注目を浴び、Netflix「アンビリーバブルたった1つの真実」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされた超実力派。一方、同じくフェミニストでキャリア志向の生徒会長モリーを演じたビーニー・フェルドスタインは、9月に初監督作の『mid90s ミッドナインティーズ』を控える俳優ジョナ・ヒルの実妹で、『レディ・バード』ではシアーシャ・ローナンの親友役を演じ、その存在感に魅了された人も多いはず。本作でもゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされるなどその活躍は止まらない。とびきりキュートな2人のヒロインが繰り広げる、破天荒な一夜限りの青春パーティーはこの夏、見逃せない1作となりそう。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』は8月21(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー 2020年8月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月14日ジョン・トラボルタが、妻のケリー・プレストンが亡くなったことをSNSで発表した。乳がんを患い、2年間闘病していたという。享年57。ジョンは「母親を亡くした子どもたちと一緒に過ごすため、しばらく連絡できないかもしれない」と断りを入れ、「でも、みなさんのあふれんばかりの愛を感じていることは、知っておいてください。数週間、数か月先には私たちの心は癒されるでしょう」とつづっている。80年代から女優業を始め、『バトルフィールド・アース』と『ギャング・イン・ニューヨーク』ではジョンと夫婦共演を果たしたケリー。エンタメ業界の多くの仲間から追悼メッセージが寄せられている。ラッセル・クロウは「ケリー・プレストン。初めて会った場所は覚えていないが、あれは92年後半のことだったね。本当に愛らしい人だった。1995年には『ターニング・ラブ』のオーディションを受けたけど、サルマ・ハエックに決まった。なかなか会う機会はなかったけど、会うとキラキラ目を輝かせて宝石のようだった。ご家族に愛を。安らかに眠ってください」とツイート。マライア・キャリーはジョンの投稿に返信する形で「つらい時を送っているあなたとご家族に、たくさんの愛を送ります」とメッセージを送り、マリア・シュライヴァー、ジョシュ・ギャッド、ケリーと同じく乳がんと闘っているオリヴィア・ニュートン=ジョンら多数セレブが追悼した。(Hiromi Kaku)
2020年07月14日映画芸術科学アカデミーが、今年の新会員候補819人の名前を発表した。819人は招待を受け入れれば同アカデミーの会員となる。招待人数としては2018年が928人、2019年が842人に対して今年は若干減少しているが、史上3番目の数。ここ数年“多様性”が重視されるなか、今年は招待した会員候補の45%が女性、36%が有色人種、49%がアメリカ国外の68の国・地域の人々という割合になったという。15人の受賞者を含むオスカーのノミネート経験者75人も招待されている。2016年に「オスカーは白すぎる」という批判が噴出し、同アカデミーは2020年までに女性会員、有色人種の会員数を倍増するという目標を立てたが、どちらも達成した形だ。具体的には「The Hollywood Reporter」によると、女性は1446人から3179人に、有色人種の会員は554人から1787人にと3倍以上になっている。(どちらも2015年と今年の比較)。新会員に招待された819人の中で、特筆すべきは外国語映画でありながら、今年アカデミー作品賞を受賞するという快挙を遂げた『パラサイト 半地下の家族』の関係者が13人招待されているということ。以下は主な新会員俳優部門アナ・デ・アルマス、エヴァ・ロンゴリア、フローレンス・ピュー、ゼンデイヤ、オークワフィナ、コンスタンス・ウー、ザジー・ビーツ、オリヴィア・ワイルド、シンシア・エリヴォ(音楽部門でも招待)監督部門アリ・アスター(『ミッドサマー』)、マット・リーヴス(『猿の惑星:聖戦記』)、ルル・ワン(『フェアウェル』)、マシュー・ヴォーン(『キングスマン』シリーズ)(Hiromi Kaku)
2020年07月01日