歌手のオースティン・マホーンがこのたび、約3年ぶりとなる単独ツアーのため、今年3度目となる来日を果たし、18日にツアー初日となる東京公演を行い、お笑い芸人のブルゾンちえみも駆けつけた。大ヒット曲「ダーティ・ワーク」でお馴染みの米テキサス出身のオースティン・マホーン。同楽曲は各音楽ストリーミングサービスにおいて合計再生回数が1,000万回を突破し、iTunesを含む音楽配信サイトでは驚異の13冠を獲得。Billboard Japanが発表している総合洋楽チャートではテイラー・スウィフト等がもつ通算首位獲得週(13週)の記録を更新する15週1位を達成するなどまさに社会的大ヒットを記録している。さらに先日発表された「レコチョク上半期 洋楽ランキング(ダウンロード部門)」においても見事1位に輝いた。18日の東京公演には2,800人のファンが駆けつけ、「ダーティ・ワーク」「レディ」などを含む合計19曲を披露。ライブ後半、大ヒット曲「ダーティ・ワーク」のパフォーマンスが始まると、会場からは大歓声が沸き起こり、盛り上がりはピークに。そんな中、「今日はゲストがいるんだ! ブルゾンちえみ!」と客席を指差すと、そこには同楽曲大ヒットのきっかけとなったお笑い芸人・ブルゾンちえみの姿が。オースティンからの紹介に、ブルゾンは「超最高!」と英語でエールを送った。オースティンは東京公演のほか、名古屋、大阪公演を行い、22日にタワーレコード渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO」で19日発売の「ダーティ・ワーク(+リミックス)」発売記念イベント"トーク&ハイタッチ会"を開催する。Photo by Kayoko Yamamoto
2017年07月19日昨年4月には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のプレミアに出席写真:Shutterstock/アフロ 『シン・シティ』シリーズのロアーク上院議員役などを務めたパワーズ・ブースが米国時間14日、68歳で死去した。 他の俳優には真似の出来ない独特の低いしわがれ声を武器に、権力を持つ政治家や聖職者といった役を得意としていた。代表作はテレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』のギデオン・マリック、『ナッシュビル』のラマー・ワイアット、『24 -TWENTY FOUR-』のダニエルズ副大統領。また、アメコミ原作のアニメ作品『Gorilla Grodd』では声優も務めた。 代理人によるとブースは自然死で、故郷のテキサスで近親者のみの葬儀を執り行うという。功績を称えるお別れの会は後日開催される予定だ。
2017年05月15日お笑い芸人・ブルゾンちえみがネタで使用し、日本で大ヒットしている楽曲「ダーティ・ワーク」を歌う歌手オースティン・マホーンが24日、約1年ぶりに来日した。オースティンは、3月25日、26日に幕張・神戸で開催される日本最大のポップ・ミュージック・フェス「POPSPRING 2017」に出演するため、一昨年にリリースされた「ダーティ・ワーク」を引っさげ来日。到着した成田空港では、オースティンを一目見ようと集まった約300人のファンが出迎えた。オースティンの来日は今回が6回目。2013年5月に初来日を果たしてから約4年で6度目の来日ということや、2015年にはSEKAI NO OWARIの公演にオープニング・アクトとして出演するなど、親日家としての一面も持つことでも知られている。この日も長時間のフライトの疲れを感じさせず、集まったファンからのサインやセルフィーのリクエストに快く応じるなど、丁寧にファンサービス。楽曲のブレイク後初の来日ということもあり、今回の来日に「日本に戻ってこられてとてもうれしいよ! みんなの前で『ダーティ・ワーク』を披露するのが楽しみです。アイシテマス!」とコメントした。オースティンはこのあと「POPSPRING 2017」への出演のほか、28日にはFOREVER21のイベントに出演することも決定している。
2017年03月24日フリーランスエディターの赤木真弓です。昨年末、アメリカ・テキサス州にあるオースティンという街に、1歳の息子を連れて、初の子連れ海外旅行に行ってきました。オースティンはアメリカを中心にカナダやイギリスに展開する、オーガニック系のスーパーとして知る人ぞ知る、「Whole Foods Market(ホールフーズマーケット)」の発祥の地なんです。そんなオースティンを旅して感じた食のオーガニック事情をレポート。子連れ旅行にも嬉しい街の魅力についてもご紹介します。 ■「第2のポートランド」と呼ばれ、注目される理由とは緑豊かでのんびりとした雰囲気ながら、ニューヨーク・ブルックリンのようなカルチャーも感じます。テキサスと聞くと、カウボーイやビーフといった、豪快で、“オーガニック” とすぐに結びつかないイメージを持っている人は少なくないと思います。私も行くことになるまで、その程度の情報しか持っていなかった人の一人です。テキサス州は、アメリカ南部に位置し、メキシコと国境を接する州。日本からオースティンまではサンフランシスコやロスアンゼルスを経由して、約14時間のフライトです。アップルやアマゾン、フェイスブックの支店のほか、多くのIT関連企業が集まっているほか、「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」や「ACL Music Festival」などの世界的に有名な音楽イベントも行われているので、音楽好きにはよく知られています。音楽の街らしく、空港ではギターのモチーフや生演奏も行われていました。気候も温暖で、私が訪れた11月でもコートいらずの暖かさ。夏は40度近くまで上がりますが、冬の間も半袖でいられる日が多く、3月中旬には初夏を思わせる気候になるそう。私もハワイにいるときのように、暑すぎず寒すぎず、過ごしやすいと感じました。そんなことも手伝い、住みやすい街として人気があるようです。今回この場所を旅先に選んだのは、ここに長く暮らす友人から、すごくいいところだと聞いていたから。友人によると「オースティンは州都でありながら、リベラルで、すべてのカルチャーに対する寛容な姿勢が見られる街」とのこと。近年、おしゃれな流行に敏感で、オーガニックや環境問題にも関心の高いヒップスターを中心に、アメリカ各地からの移住者も多く、「第2のポートランド」と呼ばれている注目の街なんです。 ■あの「ホールフーズマーケット」発祥の地そんなオースティンは、食の街としても知られています。その理由のひとつが、先にも述べた通り、オーガニック系スーパー「ホールフーズマーケット」の発祥の地であること。その本店に行ってきました。「ホールフーズマーケット」は、オーガニックや地元のオーガニック商品を積極的に扱うスーパー。広大な店内には、新鮮な野菜や果物、魚介類、パンなどの食品はもちろん、化粧品や洗剤など生活用品まで幅広く、豊富に扱っています。 オーガニックのコーヒー豆と地元の水を使った、オースティン発のコールドブリューコーヒー(水出しのアイスコーヒー)、「カメレオンコールドブリュー」。特に嬉しいのは、野菜不足になりがちな旅行者にぴったりのデリコーナー。サラダやスープなどもあり、まだあまり食べられるものの選択肢が少ない、子どもの食事にも大助かりでした。 デリコーナーで買ったランチ。野菜やお米、肉もあり、子どもも大人も大満足。ホームページによると、「ホールフーズマーケット」が1980年にオープンした当時は、アメリカ全土で6店舗に満たないほどしか、ナチュラル系のグローサリーストアがなかったそう。開店から4年後には、オースティン以外にもどんどん進出するほどの成功を収めた、いわばオーガニック系スーパーの先駆けです。日本でオーガニックというと高価なため、日常的に買い続けるのは難しいというイメージがありますが、ジェネリックのオーガニック食品を積極的に作っているところが多く、低価格で品質のしっかりした商品が手に入りやすいのだとか。品揃えの豊富さ、新鮮さ、そして信頼できる品質で成功した「ホールフーズマーケット」に続くべく、オーガニックや地元食材にこだわった、おしゃれなグローサリーストアやフードコープも多くあるのが、オースティンの魅力です。■オーガニック系のコンビニまで!「Wheatsville Food Co-Op(ウィーツヴィルフードコープ)」も、オーガニック系グローサリーストアのひとつ。入り口や店内には、今週の商品の何パーセントがオーガニックで、地元のものかがわかりやすく書いてあります。グローサリーストアの「in.gredients(イングリディエンツ)」では、食材がどこから来たものかまで、細かく表示され、安心感があります。友人によると、「オースティンに住む人の多くは、オーガニックや地元のオーガニック料理にこだわっているので、需要と供給が成り立っているからこそ実現できる」そう。子どもが生まれてから、特に食には気をつけたいと考えている私にとっては、かなりうらやましい環境でした。このほかにもオーガニック系のコンビニもあり、ヴィーガン(動物性食品を食べない主義の人)の食品しか扱わないところなど、さまざまな食に対応してくれる店がありました。アメリカは大味でジャンクと思っていると、イメージを覆されるはず。どこもおしゃれで、老若男女問わず賑わっているのが印象的でした。 オーガニック系の食品を多く扱うコンビニ「Quickie Pickie(クイッキーピッキー)」の店内。イートインコーナーはおしゃれなカフェ風。■オーガニック系ストアには、キッズコーナーも充実少し話が逸れますが、スーパーの入り口に、子どもたちがフルーツを無料で持っていってもいいというコーナーが設けられているところがいくつかありました。また別の店では、子どもが「お腹が空いた」と泣いていたとき、すぐにお店の人が売っているりんごをむいてプレゼントしてくれました。「ホールフーズマーケット」のキッズコーナー。「ウィーツヴィルフードコープ」ではフルーツのほか、ぬり絵も用意されています。日本では周りの目が気になるような場面ですが、子どもへの優しい対応もとても居心地よく感じられました。■レストランやマーケットのオーガニック事情オーガニックや地元食材にこだわっているのは、スーパーだけでなく、カフェやレストランも同様です。野菜はもちろん、ワインやコーヒー、紅茶などのドリンクまでオーガニックというお店も少なくありません。テキサス州では一般的に、アメリカ南部とメキシコ料理が結びついた、タコスやブリトーなどの「テクスメクス料理」が多く食べられていますが、オーガニックや地元の食材を使用したり、ヴィーガン対応のものもあります。滞在中は自炊もしていたため、あまり外食はしませんでしたが、友人に連れて行ってもらったカフェ「Hillside Farmacy(ヒルサイドファーマシー)」でも、野菜に地元のオーガニック野菜が使用されていました。 もともとは薬局というお店は、とてもおしゃれな内装。ジャンクに思えるハンバーガーも、オーガニック野菜を使っていると思うとペロリと食べられます。またオースティンの象徴ともいえるフードトラックでも、コーヒーやスイーツ、バーベキューから、地元のオーガニック食材やヴィーガン食材にこだわるものまであります。オースティン各地で見られる、おしゃれなフードトラック。気軽においしいものが食べられます。 「Arlo’s(アーロズ)」のフードトラックは、オースティンで3か所に出店。ヴィーガンに対応したタコスなどが食べられます。またオースティンでは、毎週6箇所でファーマーズマーケットが開催されています。そのひとつ、日曜日に開催されている「Texas Farmers’ Market at Mueller」にも訪れました。 ここで食べたのが、トウモロコシの粉を練って伸ばした皮に肉や野菜をのせ、バナナの皮で包んで蒸した、メキシコ料理の「Tamales(タマレス)」。優しい味わいで、子どもも夢中になって食べていました。 この店の看板にも、オーガニックが掲げてありました。このように、いたるところでオーガニック商品を扱っているので、あえて選択をしなくても自然と手にできるのが印象的です。食に対する考えが、「安いことが一番」より「安全でおいしい、地元のものを食べるのが一番」という風に変わっていけば、結果的にオーガニックの食材も低価格で手に入るようになるのではないかなと感じました。暮らすように旅したオースティン。食事情だけでも、ここなら住んでみたいと思うほどの魅力に溢れていました。協力:Naho Harvey
2017年02月22日今年に入り急激に露出が増えているお笑い芸人・ブルゾンちえみ(26)が16日、ブログを更新。自身のネタで使用している楽曲を歌う米歌手オースティン・マホーン(20)から、ツイッターを通じて直々に感謝のコメントがきたことを報告した。ちえみは、「Austinが、、、あの、Austin Mahoneが、、、Twitterで、ブルゾンに、リプを送ってきたんですわ!!!!omg omg omg!!!!!!マジかよ!!!!マズイ、マズイ、マズイ、、、こーーーれーーーは、マズすぎる、、!!」と、「キャリアウーマン」ネタで使用する楽曲「ダーティ・ワーク(Dirty Work)」を歌うオースティンからツイッターでコメントが届いたことを興奮気味に報告。オースティンは楽曲が日本のiTunesランキングにランクインしたことについて「サポートをありがとう!」と感謝しており、ちえみはそのコメントをブログで紹介した。そして、「オースティンは、サンキュー!って言ってくれたけど、や、こちらも、サンキューだよ。聴いてる人たちだって、ノれる曲を聴けて、サンキューだし、誰もがサンキューなこと!素晴らしいよね!!!私もオースティンの力になれてよかったし、本当に嬉しい!」と曲を作ってくれたことに感謝し、ランクインしたこを自分のことのように喜んだ。また、一般ブログだったちえみのブログが、16日よりアメブロにてオフィシャルブログとなったことや、同日より、『ブルゾンちえみ with B』のボイス入りLINEスタンプも発売したことを改めて報告。「あ~~~本当に、、、、女に、、、私に、、、生まれてよかった!!!ありがとうございます。本当に。Thank you.」と感謝の想いを伝えた。
2017年02月16日マイク・マイヤーズといえば、米人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で大活躍していた1980年代から、映画『ウェインズ・ワールド』『オースティン・パワーズ』で私を大いに笑わせてくれた人。コメディアンとして知られていますが、脚本家でもプロデューサーでもあり、映画俳優でも才能豊かなエンターテイナーです。そんな彼がドキュメンタリーを撮ったということで、注目せずにはいられなかった私。笑いのツボを知り尽くしたマイクだけに、面白くないはずはない!ということで、本当に笑えたドキュメンタリー映画が登場。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』です。主役は、アメリカのエンタメ界を陰で動かしてきた男、天才的プロデューサーのシェップ・ゴードン。1968年に偶然チェックインしたホテルにいたジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスらと仲良くなり、「マネージャーでもやってみれば?」程度のノリで彼らに紹介されたのが売れる前のアリス・クーパー。こちらもノリで、「じゃあマネージメントやって!」的な話から始まり、43年もの付き合いが続いているのです。「一緒にお金持ちになろう」「音楽をやるなら真剣にやろう」と本気(透明のビニールスーツで歌うなど)を次々に実行し、やがてアリスをスターダムにのし上げたシェップ。こんな調子で、ブロンディやルーサー・ヴァンドロス、ラクエル・ウェルチらのマネージメントも行い、彼らと共に人生を歩んでいる業界の伝説的超有名人なのです。70年代には映画界にも進出し、『デュエリスト/決闘者』『蜘蛛女のキス』『ベティ・ブルー』など映画もプロデュース。その後、デニーロとトライベッカ・グリルをオープンさせ、レストランビジネスでも大きな成功を収めています。“エンタメ界を陰で動かしてきた”なんて聞けば、かなり悪者っぽく響きますが、そんなことはありません。彼が凄いのは、先見の明や湧き出るようなアイディア、目を見張るような業績だけではなく、その仕事哲学。「仕事よりも人としての付き合いが大事」。この信念を貫き、どんな人も裏切ることなく、手のひらを返すこともせず、誠実に人と向き合い大切にしてきた結果が成功につながった人なのです。それを証明する代表的なエピソードもあります。かつてシェフたちには働いても働いてもお金にならない時代がありました。彼らが過小評価されていることに胸を痛めたシェップが考案したのが、料理人たちをブランド化すること。才能が正当に評価され、稼げるシステムをと産みだされたのが、“カリスマシェフ”という文化でした。「生涯をかけて人を有名にしてきた」と話すシェップ。同じ有名になるにしても、彼のように情に厚いパートナーと一緒なら、きっと心も満たされるはず。何と心優しいシェップは、有名な友人たちが人目を気にせずプライベートを愉しめるようにと、ホスピタリティを学ぶため有名シェフに弟子入りし、料理のスキルを身に付けました。彼の家は“OPEN DOOR POLICY”が貫かれています。スターたちは、落ち込んだ時にいつでも彼を訪ね、好きなだけ滞在していくことができるのです。生き馬の目を抜くとも称されるエンタメ業界で生きるセレブたちには、信頼できる人が少ないのかもしれません。そんな中、常に腕を広げて待っていてくれる友人は、オアシスのような存在なのでしょう。「仕事をするうえで大事なのは思いやりだ」とシェップ。ある人はいいます、「僕の知る成功者はみんな悲惨だった。でも彼と知り合って、成功して幸せな人生を送る人もいると知ったんだ」と。きっと彼の幸せは、彼の人柄が生み出したもの。でも、人柄の良い人物が必ずしも幸せになれるとは限らないのがこの世界。だからこそ、この貴重でハッピーな半生が、ある種の理想的な生き様として紹介される意義がある、と言えるでしょう。シェップは、悪知恵やいたずら心、直感でエンタメ界の常識を覆してきた人。事件を起こし、ニュースを生み、時代をつくりあげてきたけれど、何よりも誠実であり続けたことが成功の秘訣なのだと、本作を観れば一目瞭然。それは、仕事でも、プライベートでも。だから友人たちは彼をsuper mensch=“超いい人”と呼ぶのです。彼のために、満面の笑顔で本作に登場したスターはアリスをはじめ、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローン、ウィリー・ネルソン、スティーブン・タイラー、そしてダライ・ラマまで数知れず。彼らが語るエピソードには、思わず涙腺が緩んでしまう種類のものも。そう、超いい人は、人々に笑いだけでなく、感動も運んできてくれるのです。監督のマイクも、『ウェインズ・ワールド』でアリス・クーパーの楽曲を使用するための交渉でシェップと知り合い(同作にはアリスも登場していて、ウェインたちに神と崇められるシーンがあります)、以来22年もの長きに渡り親交を深める友。悪友らしいやり方で、ちょっとヤバめのおイたネタも盛り込みつつ、マズい話は笑い飛ばし、いい話は最高に盛り上げて、軽快にエンタメ界のオモシロ神話を白日の下に晒していくのです。音楽好きでもそうでなくても、かなり笑えて、なおかつ人生における大切なものについて真剣に考えさられるドキュメンタリー。秘蔵映像、プライベート画像が盛りだくさんなので、1960年代~現在までのグラマラスなファッションの変遷も、臨場感たっぷりに楽しめます。いやはや、世の中にはとことん豪快な人がいるもの。「世界は広い!」と感じさせてくれるとともに、なんだか無性に明日からの日々を頑張りたくなる、不思議なパワーを持った作品。素晴らしき出会いに感謝したくなる映画なので、大好きな友人を誘って観るのもお勧めですよ。(text:June Makiguchi)
2016年10月05日映画『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』が、2016年9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。本作は、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説のカリスマプロデューサー、シェップ・ゴードンの半生を描いたドキュメンタリー映画。『オースティン・パワーズ』などで知られる、俳優マイク・マイヤーズの監督デビュー作となる。ピンク・フロイドやアリス・クーパーらを世界的スーパースターに育て上げる一方で、食業界にもその名を轟かせ“カリスマシェフ”ブームを巻き起こした、ハリウッドの愛すべき陰の実力者であり、通称「スーパーメンチ(超いい人!)」と呼ばれるシェップ・ゴードン。マイケル・ダグラスやダライ・ラマ、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、エイドリアン・ブロディ、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスといった豪華セレブリティが語り継ぐ、シェップ・ゴードンの生き方とは…?快楽主義的な生活をしていた70年代から、本当の家族に憧れる仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。【作品情報】『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』公開日:2016年9月24日(土)監督:マイク・マイヤーズ製作:ベス・アーラ編集:ジョセフ・クリングス音楽:ジョン・フーリハン / ウィラ・ユーデル共同編集:ブラッドフォード・コールマン共同製作:ステフ・チン アン=カリン・エデルブロック・フォッグ© 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.【作品紹介】大学卒業後ロサンゼルスへと移ったゴードンは、チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。ピンク・フロイド、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれる仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。
2016年08月25日数多くのセレブに愛され、70年代のミュージックシーンを牽引した伝説の音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの半生を描くドキュメンタリー作品『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』。このほど、なりゆきで音楽の世界に飛び込んだ男がやってのけた、型破りなアイデアと衝撃映像満載の予告編映像が解禁となった。大学卒業後、ロサンゼルスへと移ったシェップ・ゴードン。チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。「ピンク・フロイド」、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケ&ドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれ、仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。本作は、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説のプロデューサー、シェップ・ゴードンの破天荒な半生に迫ったドキュメンタリー。『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズが監督を務め、米テキサス州・オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウェスト映画祭(SXSW FILM)にも正式出品され、注目を集めた。予告編では、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローンなど、豪華セレブリティが登場し、享楽の音楽シーンを作り上げた伝説的プロデューサーの人柄を“ありのままに”語っていく。また、ジョニー・デップ、ジョー・ペリー(エアロスミス)と「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」を結成したハードロック界の重鎮アリス・クーパーの、当時の常識破りなステージパフォーマンスなど、その人生を象徴するかのような衝撃映像の数々も収録されている。輝かしいキャリアを通じて星の数ほどのスターと出会い、長年に渡ってアメリカのエンタメ業界を牽引してきた超重要人物の“悪知恵”とユーモア、そして人生の悲哀が詰まった予告編。音楽好きやカルチャー好きには、70~80年代の業界の裏側を垣間見ることができるのも見逃せない。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』は9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日多才な姉テイラーと同じ遺伝子を受け継ぐ弟オースティン・スウィフトが、銀幕デビューを飾ることになった。ピアース・ブロスナン主演、全米で9月公開のテクノスリラー『I.T.』(原題)にランス役で出演している。いままでは、テイラーがゴールデングローブ賞などのイベントにたびたび同伴したり、プライベートでもつるんでいる“テイラーの弟”に過ぎなかったオースティンが、俳優としてハリウッドデビューを決めた。オースティンは2009年に発売されたテイラーのアルバム「Fearless」からの1曲「The Best Day」のMVに出演したこともあるが、映画に出演するのは今回が初めて。弟の俳優デビューを喜ぶテイラーは、昨年9月に『I.T.』のワンシーンをSNSに投稿。「弟が初めての映画で演技しているの。すごく誇りに思う」とコメント付きでファンに報告していた。「IMDb」によると、オースティンはすでに次回作への出演も決まっており、なんとその作品のメガホンを取るのはベン・アフレック。共演者はベンをはじめ、ゾーイ・サルダナ、エル・ファニング、シエナ・ミラーなどとても豪華な顔ぶれ。ノートルダム大学を卒業し、フリーランスのフォトグラファーとしてGetty Imagesに写真を提供したこともあるというオースティンだが、映画の次回作も決まっていることから今後は俳優として活動していくことが予想される。(Hiromi Kaku)
2016年08月08日アメリカ最大規模にして世界最大のエンタメフェス「SXSW」(サウス・バイ・サウスウエスト)の映画部門「SXSW FILM」が、7月16日(土)~22日(金)まで1週間限定で「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」として日本に上陸。ジャパンプレミア作品を含む7作を厳選上映することになった。1987年、米テキサス州オースティン在住の3人のインディーズアーティストのマネージャーが、自分たちのアーティストをどうやって売っていくか意見交換しようと呼びかけたのが始まりの「SXSW」。インディー音楽のお披露目の場「SXSW Music Festival」として急速に拡大し、Twitterを一躍有名にしたインタラクティブ部門の飛躍を経て、現在ではオバマ大統領やビル・ゲイツの基調講演や、レディー・ガガのガラコンサート、トム・クルーズの新作のお披露目など、アメリカ最大規模の巨大フェスへと成長。毎年3月に行われるフェスティバルは9日間で、映画部門「SXSW FILM」では、期間中400回以上もの上映が組まれている、世界最大のエンタメの祭典となっている。今回、新宿シネマカリテにて開催される「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」では、「SXSW」公式出品作品の中からジャパンプレミアを含む、厳選された作品を一気に上映。記念すべきオープニング作品は、カリスマ音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの伝記ドキュメンタリー『スーパーメンチ』(原題:Supermensch: The Legend of Shep Gordon)をプレミア上映。『ウェインズ・ワールド』や『オースティン・パワーズ』で自らのロックマニアぶりをいかんなく発揮したカナダ出身の俳優・コメディアン、マイク・マイヤーズの初監督作品であり、マイケル・ダグラスやダライ・ラマ、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスといった豪華セレブリティが語り継ぐ本作を、ひと足早く目にすることができる。そのほか、『ルーム』でアカデミー女優へと進化する前の初々しいブリー・ラーソンが主演し、2013年「SXSW Film」の観客賞などを総なめにした『ショート・ターム』、“金ちゃん”以前の濱田岳が全編英語でチャレンジし、現地を知る数少ない日本人俳優となった『サケボム』、「ベル・アンド・セバスチャン」のスチュアート・マードック監督・脚本作『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』、『ルーム』でアカデミー賞にノミネートされたレニー・アブラハムソン監督が「世界で最もハンサムな顔」マイケル・ファスベンダーに奇妙な被り物をさせた『FRANK -フランク-』を上映。また、ジャパン・プレミアとして、現在は日本にしか店舗がないタワーレコードの創業者に迫った音楽ドキュメンタリー「ALL THINGS MUST PASS」(原題)、ヒッチコックの『鳥』の主演女優ティッピ・ヘドレンとまだティーンエイジャーのメラニー・グリフィスが、CG全盛の時代に圧巻の映像に挑んだおバカ映画かと思いきや、ラストは超社会派という「ロアー(ROAR)」(’81)も登場。見逃せない作品が目白押しとなる。「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」は7月16日(土)~7月22日(金)まで新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日20世紀半ば、最も人気のあった脚本家、ダルトン・トランボの生涯を描く『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。ブライアン・クランストンほか実力派俳優が集結する本作から、待望の特報映像とポスタービジュアルがこのほど到着した。第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出すのだった――。『ローマの休日』『スパルタカス』『ジョニーは戦場へ行った』『パピヨン』を世に送り出した稀代の脚本家ダルトン・トランボ。本作は、そんなハリウッドから消されながらも偽名でアカデミー賞を2度も受賞した男の生涯を描く感動作。監督には、『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで知られるジェイ・ローチ。そして主人公・トランボ役を演じるのは、ドラマ「ブレイキング・バッド」で数々の賞を受賞し、本作にて本年度ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞主演男優賞にてノミネートされ、人気・実力とも超一級スターとなったブライアン。さらに、本作にてゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされた大女優、ヘレン・ミレンをはじめ、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ジョン・グッドマンらが脇を固める。今回到着したのは、自らの名前で書けない状況の中、「不当な弾圧に屈指ない」と話しながら、友人の名前を借りて脚本を託した『ローマの休日』がオスカーを獲り、家族で喜ぶ姿も映し出されている特報映像。トランボが最も愛した、“映画”と“家族”。「ここからだ、自由を取り戻す!」という宣言通り、彼はそれらを守ることができるのだろうか。そんなトランボらに対する理不尽な弾圧にも負けず、家族や同志たちと力を合わせて一緒に戦い抜こうとするトランボの姿がドラマチックに映し出されている。同時に解禁されたポスターも、タイプを前に、片手には酒、もう片手には煙草と、とても渋いブライアン演じるトランボが映し出されている。一筋縄ではいかない波乱の人生が、その表情からも見て取れる。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月18日「第88回アカデミー賞」主演男優賞にノミネートされているブライアン・クランストン主演の映画『TRUMBO』の邦題が『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』 に決定し、夏に日本でも公開することが決定した。20世紀半ばのハリウッド黄金期、当時もっとも人気のあった脚本家ダルトン・トランボの家族愛と映画へのパッションを描いた実話に基づく感動の物語。順風満帆に見えたトランボの人生は、当時冷戦の影響により横行していた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだという理由で投獄された。しかし釈放された後も名前を変えることで秘密裏に『ローマの休日』などの脚本を書き、2度のアカデミー賞を受賞。トランボの物語は、アメリカでさえ信条によって虐げられた人々がおり、言論の自由は未だ万人の者になっていない、いまの世界にも通じるメッセージが描かれている。監督には『オースティン・パワーズ』シリーズや『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズで知られるジェイ・ローチが務めている。主人公・トランボ役を演じるのは、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」でエミー賞など数々の賞を受賞し、人気・実力とも超一級スターとなったブライアン。そのほかに、『運命の女』『トスカーナの休日』のダイアン・レイン、『マレフィセント』のエル・ファニング、近年では『黄金のアデーレ 名画の帰還』が記憶に新しいヘレン・ミレンら実力派俳優が脇を固めている。本作には、過酷な状況の中トランボを支え続けた家族、あるいはハリウッドの反共主義の代表格とも言えるヘレン演じる映画コラムニスト、またハリウッドスター、映画脚本家、映画会社などが実名で登場しており、ハリウッドの黄金期に思いを馳せることができる。ブライアンは話題の本命を抑え悲願の主演賞受賞となるのか。日本時間2月29日(月)に行われるアカデミー賞授賞式に注目が集まる。『トランボハリウッドに最も嫌われた男』は2016年夏、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月24日帝国ホテル 東京(東京都千代田区)はこのほど、米国のケーキデザイナー、マギー・オースティン氏と日本におけるウエディングケーキの制作・販売に関する独占契約を締結した。開業125週年を記念した婚礼商品の新たなアイテムとして、9月23日のウエディングフェアから販売開始、開業記念日にあたる11月3日から提供する。このウエディングケーキは、オースティン氏が同ホテルのウエディングや披露宴会場から受けたインスピレーションをもとにつくり上げたオリジナルデザイン。「Eleanor(エレノア)」「Beatrice(ベアトリス)」「Amelia(アメリア)」「Julia(ジュリア)」と4種それぞれに女性の名前が付けられている。価格は各7万5,600円(税込、サービス料別)。4種それぞれ1日1組限定。
2015年08月21日ミーガン・フォックスが夫のブライアン・オースティン・グリーンと破局していたようだ。「Us Weekly」が報じたもので、11年前から交際し、結婚生活は5年続いた2人だが、複数の知人が同誌に、ミーガンがブライアンの元を去ったと話している。別れたのは半年前だそうだ。29歳のミーガンと42歳のブライアンは2004年、ミーガンが出演していたTVシリーズ「Hope&Faith」(原題)にブライアンがゲスト出演したのをきっかけに交際が始まり、2006年に婚約したが、3年後に解消してしまった。だが、1年後の2010年6月にブライアンが再度プロポーズして24日後にはハワイで挙式した。2人の間には今年2歳になる長男と1歳半の次男がいるが、少し前から夫婦関係に問題が生じていたという。知人たちは詳細を語ることはなかったが、ミーガンが女優の仕事をセーブしないことにブライアンが不満を募らせていたという説もある。2人が一緒にいる姿は今年6月以来目撃されていないという。夫妻それぞれの代理人は、破局報道について現時点ではコメントしていない。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月20日今月3日に交際を公にしたばかりだったイケメン歌手オースティン・マホーン&ガールズグループ「フィフス・ハーモニー」のカミラ・カベロが早くも破局してしまったようだ。若者歌手同士の新カップルは可愛らしくてお似合いだと注目を集めていたが、何故1か月も経たないうちに破局してしまったのだろうか。「HollywoodLife.com」がその理由を明らかにした。なんと、カミラが交際を発表してしまったことが破局の一因になってしまったのだという。ある情報筋は2人の破局について次のように語る。「2人の関係の調節で問題があり、必死の努力としてカミラは(関係を)公にしました。そこが最大の障害の一つでした。カミラは公にしたくて、オースティンは控えめにしておきたかったのです」「付き合っていることを発表したとき、アルバムを売るためにそれを利用したのだと責めました。彼女はそれに傷つき、どちらも別れを決意したのです」。カミラは「Kiss 96.1」のインタビューにて、「私たち、実はもう付き合っていないのよ」「よくあることよ。クリスマスの準備をしなくちゃね」と、破局を前向きに語っている。有名人同士となると交際を公にするか否かはとても繊細な問題だ。オースティンはイケメンで若い女の子のファンも多いので、人気に関わる重要な問題だったのだろう。実際にオースティンの熱狂的なファンたちは今回の破局報道にほっとしているかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2014年11月28日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、ハリウッド・フィルム・アワードが14日(現地時間)発表され、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Imitation Game』(原題)が主要部門受賞を分け合う結果となった。ベン・アフレックが失踪した妻の殺害容疑をかけられる夫を演じた『ゴーン・ガール』は作品賞、原作者で脚色も手がけたギリアン・フリンが脚本賞を受賞した。第二次世界大戦中、ドイツ軍の暗号解読に従事した数学者のアラン・チューリングを描く『The Imitation Game』はチューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチが男優賞、チューリングの同僚で婚約者でもあったジョーン・クラークを演じたキーラ・ナイトレイが助演女優賞、ノルウェー出身のモルテン・ティルドゥムが監督賞に輝いた。候補者、プレゼンターともにハリウッドの一流スターがそろうアワードだが、ドキュメンタリー賞のプレゼンターを務めたジョニー・デップは、泥酔しているかのようにおぼつかない足取りで登場。ごく普通のマイクスタンドを前に「こんなヘンテコなマイク、見たことない」と言うと、体をふらつかせ、「何て書いてある?」などとつぶやきながらテレプロンプターを凝視しつつ、なんとか受賞作『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)と同作の題材となった音楽業界のエージェント、シェップ・ゴードンの紹介文を最後まで読んだ。だが、途中で放送禁止用語を口走り、あわてて口に手をあててクスクス笑うなど、明らかにいつもと違う様子で、会場にはやや気まずい空気が流れた。ちなみに『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』の監督は『オースティン・パワーズ』シリーズでおなじみのマイク・マイヤーズ。彼は受賞後のバックステージで、ジョニーの行動について「すごくロックンロールだった」と話していた。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『ゴーン・ガール』ブロックバスター賞:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ(『The Imitation Game』原題)女優賞:ジュリアン・ムーア(『Still Alice』原題)助演男優賞:ロバート・デュヴァル(『ジャッジ裁かれる判事』)助演女優賞:キーラ・ナイトレイ(『The Imitation Game』原題)新人男優賞:エディ・レッドメイン(『The Theory of Everything』原題)新人女優賞:シャイリーン・ウッドリー(『きっと星のせいじゃない。』)監督賞:モルテン・ティルドゥム(『The Imitation Game』原題)新人監督賞:ジャン・マルク・ヴァレ(『Wild』原題)脚本賞:ジリアン・フリン(『ゴーン・ガール』)アンサンブル賞:『フォックスキャッチャー』キャリア功労賞:マイケル・キートンハリウッド新人賞:ジャック・オコンネル(『Unbroken』原題)ドキュメンタリー賞:『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)(text:Yuki Tominaga)
2014年11月17日「隣りの空き地に囲いができたってねえ」「へえ」(塀)。いわゆるダジャレというヤツです。日本語でいうと「地口」や「ダジャレ」と言われるものが英語にもあるのでしょうか? あります。英語では「pun」と言います。英語の「pun」(だじゃれ/地口)を紹介しましょう。■捕まえちゃう調味料は何!?幼稚園児など、お子さんに使うなぞなぞのダジャレです。What is the seasoning that you catch?(あなたが捕まえる調味料はなあに?)そうすると子供たちがこう答えます。「Ketchup!」(ケチャップ)捕まえるの意味のcatch up(キャッチアップ)とKetchup(ケチャップ)がダジャレになっているわけです。子供用なので英語初心者でもわかりやすいですね。■卵のお味はどうですか?これもお子さまでもわかるたぐいのダジャレです。アメリカでは卵2つを使ったホットディッシュが朝の定番料理ですが、そこでの会話です。How about my omelette?オムレツの味はいかがですか?「Eggcellent!」(エッグセレント)excellent(素晴らしい)のexとegg(卵)をかけたわけです。これぐらいだったら英語初心者な日本人でも何とかついていけますね。■マルクス兄弟の『吾輩はカモである』のダジャレマルクス兄弟と言えばスラップスティック映画の名優です。『吾輩はカモである』(原題:Duck Soup)はマルクス兄弟の傑作として知られる映画で、あまりに傑作なのでMOMA(ニューヨーク近代美術館)に収録されているほどです。その中に次のようなダジャレがあります。大臣「尾行しなかったのか?」チコ「1日中張り付いたよ」大臣「いつ?」チコ「Shadow day」(シャドウデイ)尾行のことをshadowと言いますので、shadow dayとsaturday(土曜日)をかけているわけです。これを受けてさらに次のようなダジャレも登場します。チコ「ピッチャーが完封しちゃうのは何曜日?」グルーチョ「うーん……」2人同時に「Shut Out Day!」(シャットアウト・デイ!)完封を意味するShut Outとdayをくっ付けてsaturday(土曜日)とかけたわけです。■『オースティン・パワーズ』の品のないダジャレ世紀のバカ・スパイアクション映画『オースティン・パワーズ』には品のない表現が渦を巻いていますが、中でも特筆すべきなのはこれです。ヒロインの名前がアロッタ・ファギナ。あんまりヒドイので、主人公のオースティンが名前を聞き返すところがあります。オースティン「えっ? 名前は何て言うんだって?」アロッタ「アロッタ・ファギナよ」アロッタ・ファギアを早く、かつ流暢に発音すると「a lots of ○○○」で「たくさんの女性器」の意味になります。ヒドイですね。これも英語のダジャレです(笑)。紙面の品位を保つためあえて英語で書かないようにします。■自転車は疲れている!?全部英語でいきます。わかりますでしょうか?A bicycle can’t stand on its own,because it is two-tired.自転車は自力で立つことはできない。なぜならタイヤが2つしかないから。この直訳だけでは笑えませんが、two-tired(2つのタイヤ)がtoo tired(とても疲れた)のダジャレになっているのです。よっぽど英語耳が発達していないとわからないダジャレから、日本人でもよくわかるダジャレまで、英語のダジャレは幅広いです。ネイティブなみに英語でダジャレを繰り出せるようになりたいものですが……。(高橋モータース@dcp)英語の地口を紹介するサイト(英語)『Pun of the day』
2012年12月17日最新主演作『ランゴ』が日本公開初日を迎えた22日、ジョニー・デップはテキサス州・オースティンにいた。開催中のオースティン国際映画祭で、俳優としての映画への貢献を高く評価する賞「Extraordinary Contribution to Film- Acting Award」に輝いた。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを始め、大ヒット作に主演し、正真正銘のハリウッドのAリストのスターとなったジョニーだが、スピーチでは「僕のキャリアは20年間失敗の連続でしたから」と受賞の驚きと悦びを謙虚に語った。ジョニーは最優秀脚本賞のプレゼンターも務め、『シザーハンズ』(’90)、『ティム・バートンのコープスブライド』(’05)の脚本を手がけたキャロライン・トンプソンに授賞した。前日には最新主演作『The Rhum Diary』(原題)が上映され、ブルース・ロビンソン監督と共に登壇、観客とのQ&Aセッションを行った。ジョニーにとっては『ラスベガスをやっつけろ』(’98)に続いて、原作者であるハンター・S・トンプソンをモデルとしたキャラクターを演じるのは二度目。リラックスした調子でトンプソンとの思い出話を聴衆に語ったジョニーは「彼がいないことを毎日毎晩、寂しく思っているよ」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:『ランゴ』のマドンナ、アイラ・フィッシャーが語る「ジョニーは本物の紳士よ」ジョニーファンも9割以上が納得!ジャック・スパロウに通ずるランゴって?ジョニデ、大ピンチでトイレに逃げ隠れ!?『ランゴ』本編映像を先行解禁自分探しの旅へ!『ランゴ』サボテンコップ5名様プレゼントジョニー・デップファン集合!シネマカフェ独占『ランゴ』試写会に40組80名様をご招待
2011年10月25日恋に仕事に全力投球の20代。嫌なことにもたくさん直面するでしょうが、一日の最後は笑顔で気持ちをリセットしたいですよね。そんな充足した時間をもたらしてくれる素敵なアイテムの一つがコメディ映画でしょう。古今東西、実に多彩な作品が存在する中、20代女性の心を最も明るく元気にしてくれたのは……。>>男性編も見るQ:あなたが一番好きなコメディ映画を教えてください1位『踊る大捜査線 THE MOVIE』 23%2位『天使にラブ・ソングを…』シリーズ 20%3位『ホーム・アローン』シリーズ 19%4位『ウォーターボーイズ』 18%5位『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』 16%■とにかく笑えるから好き!派・『Mr.ビーン』シリーズ:「声を出さず、リアクションだけで笑いをとるところがすごい」(24歳/証券/営業)・『少林サッカー』:「ありえなくてくだらないのに、演技は大真面目なところがとにかく面白かった」(27歳/IT/営業)・『メリーに首ったけ』:「メリーをめぐる人々がそれぞれ個性的で笑いを誘う」(24歳/官公庁/総務)・『アメリカン・パイ』:「下品で強烈なアメリカンジョークの度を越した感じが逆に面白い」(26歳/IT/人事)・『デトロイト・メタル・シティ』:「主人公の田舎者っぷりがすごくて笑った。その弟の感化のされ方もオーバーで、そういう作りだと分かっていながらも笑えた」(24歳/ソフトウェア/クリエイティブ)・『ホーム・アローン』シリーズ:「わかりきっている罠にまんまとはまり、それに偶然が重なってさらにやられている姿を見ていつも笑ってしまう」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)・『カンフーハッスル』:「突拍子のない設定が面白く、映画に飽きやすい私が休憩を入れずに熱中して観た」(26歳/官公庁/法務)・『オースティン・パワーズ』、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』、『オースティン・パワーズ:デラックス』:「全体を通してくだらなくて面白い!!笑えないシーンがない!」(23歳/金融/マーケティング)・『トリック -劇場版-』シリーズ:「主役キャラがすごくいい!そして脇役もクセのある俳優ばかり出てきてすごく面白い。あちこちにネタがちりばめられていて笑いまくり」(27歳/通信/マーケティング)・『踊る大捜査線 THE MOVIE』:「どのキャラも個性的で何度観ても飽きない」(24歳/金融/金融系専門職)■コメディ以外の部分も好き!派・『THE 有頂天ホテル』:「リズム感のある進行と巧妙な伏線がすばらしい」(25歳/化学/研究開発)・『アメリ』:「笑えるし、何より観終わった後幸せな気分になれる」(26歳/マスコミ/クリエイティブ)・『ウォーターボーイズ』:「ただ面白いだけでなく、青春の苦悩が描かれている」(22歳/福祉/その他[福祉職])・『天使にラブ・ソングを』シリーズ :「主人公へのツッコミが面白かった。ただ、歌の場面では一転して感動した!」(22歳/化粧品/人事)・『キサラギ』:「俳優陣がそれぞれ個性的で役にハマっていて面白かった。後味の良いラストで見応えがある」(25歳/小売/販売)・『ザ・マジックアワー』:「ばかばかしいけど、切なくて、喜劇ってこうだなと思う」(31歳以上/公益法人/財務)・『ヘアスプレー』:「人種差別というテーマを盛り込みながら、明るく前向きなのがいい。ジョン・トラボルタの母親役(!)が最高!!」(27歳/マスコミ/クリエイティブ)・『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』:「懐かしい雰囲気と馬鹿馬鹿しさが気持ちいい」(26歳/IT/SE)・『マスク』:「ちょっと気持ち悪いけど面白い!荒唐無稽で夢もあって笑える」(24歳/小売/販売)・『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』:「風刺とコメディがうまく混ざっていて笑える」(29歳/金属/企画開発)完全版(画像などあり)を見る
2009年11月30日