「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」のカクテルパーティーが、9月30日にパリで開催された。会場となったブティックには、特大の「U-ルック」バックルで出来たウィンドウディスプレイが登場。バックルはそのままリミテッドエディションの「ラルコバレーノ」バッグを内部に飾るコクーンとなった。店内には色とりどりのセラミック製「ミス ヴィヴ」がアート作品のように飾られ、メタルパーツに吊り下げられた「スティレット スフィア」と「ミス ヴィヴ」のモビールがリズムに合わせ揺れ動く。ブランドアンバサダーのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)とクリエーティブディレクター、ブルーノ・フリゾーニ(Bruno Frisoni)は、今シーズンのミューズ、アンブラ・メッダ(Ambra Medda)をメインゲストとして招待。今回お披露目となったアンブラとの限定コラボバッグ「ミス ヴィヴ ラルコバレーノ」は、イタリア語で「虹(L’ArcoBaleno)」を意味するその名の通り、レインボーカラーのシークインやサテン、シルバーメタルのディテールで虹を表現している。また彼女が運営するサイト名でもある。全世界限定30点、その内2点を日本で10月18日に発売する。45万円。会場には女優のカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、モデルのエイメリン・バラデ(Aymeline Valade)、女優のバイ・バイホー(Bai Baihe)、バレリーナのオーレリー・デュポン(Aurelie Dupont)、写真家のジル・ベンシモン(Gilles Bensimon)、エディターのハミッシュ・ボウルズ(Hamish Bowles)、女優のカリン・ヴィアール(Karin Viard)、ブロガーのレアンドラ・メディーン(Leandra Medine)、女優のゾエ・フェリクス(Zoe Felix)等が駆け付け、今回のコラボレーションを祝した。
2014年10月06日上戸彩さん主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が話題になっていますね。平日、夫を仕事へ送り出し、昼間は他の男性と不倫する女性「平日昼顔妻」。その語源となったのは、カトリーヌ・ドヌーヴ主演、1967年制作のフランス・イタリア合作映画『昼顔』。夫とのセックスに満たされていない清楚な若妻が、鞭打ちや緊縛など淫らな妄想に取りつかれ、やがて昼は娼婦として見知らぬ男に抱かれながら悦楽に浸り……というストーリーです。絶世の美女と言われたカトリーヌ・ドヌーヴが、森の中でいたぶられたり、娼館で変態チックな客の相手をする、という内容に当時の観客はびっくりしたかもしれません。が、どのシーンの彼女も本当に美しくて、見ているだけでため息が出ちゃう。ドラマにハマった方は、ぜひこちらの作品も(全然違いますが!)チェックしてみていただければと思います。以前、石田純一さんが「芸術や文化には不倫から生まれるものもある」と発言。そこから「不倫は文化」という言葉が一人歩きし始めた、と言われていますが……確かに、不倫がテーマ、或いは不倫のシーンがある作品ってたくさんありますよね。そこで今回はドラマ『昼顔~』にちなんで、不倫に走る妻たちを描いた世界各国の超有名な文学作品をご紹介します。≪一度は読みたい!世界の不倫文学≫◆イギリス:文芸エロスの金字塔『チャタレイ夫人の恋人』イギリスの小説家D.H.ロレンスによる1928年発表の小説。戦争で下半身不随になった夫に「跡継ぎのため、恋人を持て」と言われたヒロインが、領地で森番をしている男と恋に落ちるというお話。日本で翻訳本が出たときには最高裁までの裁判になるなど、性描写で物議をかもしましたが、今読むと少しもエロい感じはしません。『エマニエル夫人』のシルビア・クリステル主演作を含め、過去に何度か映画化されています。◆フランス:19世紀のベストセラー『ボヴァリー夫人』『チャタレイ夫人の恋人』と並ぶヨーロッパの不倫小説。凡庸な夫との生活に飽きた若妻が、退屈な日常から逃れるために恋をします。愛人に貢ぎ始めた彼女は莫大な借金を背負い……1857年刊行、フランスの小説家フローベールの作品です。画家ルノワールの息子であるジャン・ルノワールや、『巴里のアメリカ人』を撮ったヴィンセント・ミネリなどによって映画化されました。『キャンディ・キャンディ』を描いたいがらしゆみこが手がけた漫画版も出ています。◆ロシア:究極のラブストーリー『アンナ・カレーニナ』社交界の華ともてはやされつつも、夫に愛情を持てずにいるヒロインがモスクワに行く途中、若い騎兵将校に出会い恋に落ちます。再会後は情熱を止められなくなり……真実の愛を求め、破滅へ向かう女性を描いた、ロシアの文豪トルストイの代表作。昨年公開されたキーラ・ナイトレイ主演の映画を観た方も多いのでは?見どころ満載の作品ですが、特に押さえておきたいのは、豪華絢爛な舞踏会シーンと、あんなにイケメンなのに、ここでは全く色気のない堅物夫を演じたジュード・ロウ。◆アメリカ:罪を抱き生きる女の生き様『緋文字』夫以外の男の子どもを産み、姦通の罪で裁かれたヒロインは、その胸に生涯「姦淫」を意味する赤いAの字を縫いつけなければならないと言い渡される……植民地時代のアメリカで不倫した女性の生き様を描いた、ナサニエル・ホーソンの傑作です。『ベルリン・天使の詩』などで知られる巨匠V・ヴェンダースが映画化。デミ・ムーア主演の『スカーレット・レター』も同作を原作としています。ちなみに、Aは「姦通」「姦通を犯した女」を意味するAdultery/Adulteressの頭文字だそう。◆日本:戦後のドロドロ人間ドラマ『武蔵野夫人』貞淑で古風な人妻と、ビルマから復員してきた従弟との間に芽生えた恋――。自然の多い東京・武蔵野の地を舞台に、虚栄や欲望をめぐる心理模様を描いた作品。発表は1950年。『野火』や『俘虜記』の著者・大岡昇平の初期代表作の一つです。数々の国際的な映画賞を受賞し、日本が誇る映画監督の一人に数えられる溝口健二が翌年、映画化。姦通をテーマとしながらも一線は越えず、プラトニックを貫いたまま服毒自殺する、ヒロインのその美学がなんというかすごいです。どれも映画化されているので、DVDを観て気に入ったら原作を読んでみる、というのもいいかもしれませんね。ただ、作品を楽しみながらの疑似不倫ならいくらでもしてOKですが、実際の不倫にはリスクがつきまとうもの。『昼顔~』にハマったからといって、結婚後にうっかり昼顔妻になったりしないよう、くれぐれもご注意を!(文=Kawauso)あなたはどの魔性キャラタイプ?【無料占い】
2014年08月18日2013年のカンヌ国際映画祭――映画業界人から観客までを虜にしてしまう、ひとりの新人女優が現れた。その名は、マリーヌ・ヴァクト。「イヴ・サンローラン」や「ルイ・ヴィトン」など名だたるブランドの広告モデルとして活躍してきた23歳だ。彼女をスクリーンの“美の女神(ミューズ)”として見出したのは、フランス映画界の旗手フランソワ・オゾン監督。カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『8人の女たち』『しあわせの雨傘』や、リュディヴィーヌ・サニエを世界に印象づけた『スイミング・プール』などで知られる奇才にして、“女”を描く天才である。カンヌ以降、「ELLE」や「VOGUE」といったハイ・ファッション誌を始め、カルチャー誌や映画誌など世界中のマスコミがマリーヌに飛びついた。彼女の美貌に、彼女の語る言葉に、そして彼女の演じた“17歳の少女”に…。そう、彼女はオゾン監督の最新作『17歳』で、そのタイトルの通り、あどけない少女と大人の女性の間を彷徨う“17歳”という年齢を見事に演じ上げている。世界中の注目を集める彼女が今、何を語るのか?オゾン監督との出会いから女優という仕事についてまでたっぷりと聞いた。まずは、多くの俳優が共に仕事をしたいと熱望するフランソワ・オゾン、その人について聞いてみたい。そう尋ねると、オーディションの様子からマリーヌは語ってくれた。「彼はとても率直な人よ。私はスクリーン・テストをして、脚本の中のセリフを演技しながら読んだの。ストーリーが明快に書かれていて、力強く、感銘を受けたわ。その上で、フランソワには私を安心させて欲しいと思った。私をどう撮るのか、どんな美的観点で、どういう映像を撮りたいのか、といった点についてね」。新人女優とはいえ、さすが名立たるトップブランドで超一流のクリエーターたちと仕事をしてきたモデルだけあり、画作りにかけては“超”が付くほど飛び抜けた感覚を持つマリーヌ。そして映画を観てみれば、なるほどと深く頷ける美しい世界が紡がれている。マリーヌが演じたのは、本作の主人公・イザベル。美貌の内に17歳独特の不安定な心を抱えながら、未知なる大人の世界へと興味を持ち始めた少女だ。彼女にとっての“未知なる世界”――それを本作では“セックス”という形で描いている。誰しもが通る17歳という時間だが、その最も顕著な興味の対象であり、“大人”の象徴とされるものだろう。本作は春・夏・秋・冬の4つの季節を通して描かれる。第1幕となるのは夏のシーン。17歳の誕生日を迎え、ドイツ人の彼氏にドギマギしながら少女らしい表情を見せながら、恐る恐る初めて“未知なる世界”に足を踏み入れる。そして、第2幕となる秋のシーンに切り替わると大人っぽいスーツを着て、高級ホテルで客を取るようになっているのだが、そこでもまだぎこちなさは残っている。しかし、第3幕の冬のシーンでは驚くほど大人びた表情を見せる。少しひねたような歪んだ微笑を浮かべながら、世の中を見ているのだ。このイザベルの絶妙な表情のさじ加減をどのようにして生み出したのか。そして、どんな風に役へと入り込んでいったのだろうか?「彼女の心境を完全に理解できるとは言えないけど…彼女という人間に感銘を受けて、この役に一定期間、没頭したいと思ったの。そして役を演じるうちに、自然に自分自身のある部分が彼女の中に交わっていったわ。(ヌードシーンは)初めは少し怖かったけど、最終的には、ほかのシーンと同じように対処したわ。撮影や自分の役柄にすっかり入り込んでいたから、シーンの時には素の自分のことはすっかり忘れていたの。それは、とても素敵な心地がした。撮影は2か月間を要したけど、私はいままでそれほど長い期間、一つの作品に全力で関わったことはなかった。撮影は、ほぼ脚本に書かれている時間軸に沿って行われたの。だから撮影が進むにつれて、イザベルのことをどんどん理解していくことができた。エンジンを温めてから、高速ギアに入れていく感じね。イザベルは、薬物やほかの過激な経験に手を染めるのと同じように、(売春婦として)客を取っているの。つまり、自分の回りの世界に立ち向かい、『自分が何者であるか』を見極めようとするの。彼女は、自分や他人を鋭い眼差しで見つめているの――実際、彼女は、ほとんどの同年齢の子どもたちや、彼女の周りの多くの大人たちよりも賢い。だから、イザベルは自分の行動に対する責任を取るし、言い訳もしない」。モデルから女優へと転身する者は少なくない。そしてお世辞を抜きにすれば、外見は美しく整えられても、心がそれに追いついていないという例は多い。しかし、上述したマリーヌの言葉からも、本作での彼女がその例の通りでないことは明らかだろう。そして、それはイザベルの外見部分にまで影響しているようだ。「(イザベルの外見については)フランソワとはかなり意見交換をしたわ。彼には撮影前に、少し髪を伸ばすことや、ティーンエイジャーのように見えるように、体重を数キロ増やすように言われたわ。イザベルは自分の外見には無頓着なの。彼女はすぐにイチャイチャするタイプではないし、ファッションにも興味がない。衣装スーパーバイザーと相談しながらいろいろな服を試し、それぞれの季節にふさわしいイザベルの服装を決めたわ」。売春婦が登場する映画は少なくはない。しかし、本作のようにお金でも優越感でもなく、自分の存在を確かめようと売春を続ける少女に肉薄していく作品は珍しく、そしてその罪を犯す感覚は、17歳だった頃の自らの愚かさを思い出せば共感を覚えてしまうはずだ。そんなスクリーンの中に住まう“女”でもあり、そして観る者たちの誰もが持つヒロイン・イザベルを、マリーヌはこう分析する。「彼女には偽善がまったくないの。作品を観ると、彼女は脆い存在だけど、同時に強さもあって、ユニークな若い女性だということが分かる。少し孤独で、人との関係が希薄で、あまりコミュニケーションを取るのがうまくない。(ある事がきっかけで、両親に売春をしていることがバレてしまうけど)イザベルは、売春の経験について誰にも話す気はないし、誰かに秘密を打ち明けたくもない。彼女の物静かな様子は共感できるし、感銘を受けるわ。イザベルは人と距離を取りながら生きているの――そこにいるけれども、いない、というようにね」。売春をしていたことが両親にもバレ、警察に厄介になり、両親の友人たちにも知れ渡ってしまう。簡潔に言ってしまえば、居心地の悪さこの上ない状況だ。しかし、そこからのシーンやイザベルの表情や言葉こそ、本作の真髄なのではないかと感じさせる。美しき17歳は、当人にとっても“少女なのか?大人なのか?”と曖昧なものだが、イザベル以外の登場人物たちにとってもそれは同じなのだ。大人たちの彼女を見る視線は、イザベルが色香を放ちながら微笑する時、“女”を見るものとなる。劇中、イザベルが発するセリフの中に「危険な人間は、私ではない」という言葉がある。危険なものは誰なのだろう?「大きな意味では、危険というのは、イザベルが他人の心の中に喚起させる欲望のことを指しているんだと思うの。みんな、イザベルの若さや美しさを前に、自分自身の欲望やフラストレーションを直視せざるを得なくなるからよ」。17歳の少女の心の内を表すために、大人たちの視線を演出に入れるその手腕、“さすがはオゾン監督!”と両の手を叩きたくなる。そんな奇才との仕事が充実した時間だったことは上述の通りだが、気になるのは“これから”のこと。最後に聞いてみよう、今後も女優業は続けていく?「モデル業をしていて偶然この業界で仕事を始めることができた。セドリック・クラピッシュが、『フランス、幸せのメソッド《未》』の中のある役を演じるモデルを探していたのがきっかけなの。アレクサンドル・アルカディ監督の『Ce que le jour doit a la nuit』で役を演じられたのは、思わぬ幸運だったわ。演技の面白さに気づいたのは、ジョアン・シュムラ監督の短編『L’homme a la cervelle d’or』に出演した時ね。今は、『17歳』のおかげで、すっかり演技の仕事に夢中になっているわ」。この言葉からも答えは言わずもがな。次はどんな女性として、スクリーンの中に現れるのだろうか?(text:cinemacafe.net)
2014年01月31日パリ・ナイトショーの最高峰「クレイジーホース・パリ」で、たった80日間だけ上演された伝説のショー「FIRE(ファイア)」を映像化した『ファイアbyルブタン』が、いよいよ12月21日(土)より公開される。ニコール・キッドマン、カトリーヌ・ドヌーヴ、アンジェリーナ・ジョリー、マドンナ、レディー・ガガなど、多くのセレブに愛用されるハイヒールを生み出してきたデザイナーで、本作の演出を手がけたクリスチャン・ルブタン。本作には、思わずそのまま街を歩きたくなるようなエレガントなものから、ショーならではのエッジが効いたデザインのものまで、「FIRE」のためにデザインされたハイヒールがたくさん登場しているが、数多くの映画の中のヒロインたちもまた「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」を愛し、履きこなしてきた。エマ・ワトソンの最新作として注目を集めている『ブリングリング』では、エマ扮するティーン窃盗団が忍び込んだパリス・ヒルトン邸には、ずらりと並んだ「ルブタン」コレクションが!それだけではなく、“レッドソール”と呼ばれる真紅の靴底が印象的な「ルブタン」のハイヒールは、実は、ラブコメやサスペンス、人間ドラマなど、ジャンルを問わず様々な映画に登場しているのだ。例えば、『ゼロ・グラビティ』でオスカー再受賞かともうわさされているサンドラ・ブロックが主演した『あなたは私の婿になる』(’09)では、サンドラ演じる“バリキャリ”ヒロインが、黒のスーツにスタンダードな黒の「ルブタン」を履きこなしていた。まさに仕事のできるキャリアウーマンという印象を「ルブタン」がいっそう引き立てており、その衣装で部下の男性にプロポーズするシーンは、作品のポスターにも選ばれるほど象徴的だった。また、アマンダ・セイフライドとジャスティン・ティンバーレイクの共演で大ヒットした『TIME/タイム』(’11)では、アマンダ演じるヒロインがヴィンテージドレスに「ルブタン」を合わせたパーティースタイルで登場。富裕層の暮らしから、新しい世界に恐れずに飛び出した彼女の行動力を演出するのに一役買っていた。さらに、『悪の法則』『ある愛へと続く旅』が公開中で、公私ともに絶好調のペネロペ・クルスは、ペドロ・アルモドバル監督作『抱擁のかけら』(’09)では、真っ赤なドレスに真っ赤な「ルブタン」という、ペネロペならではの情熱的なスタイルで世界中の観客を魅了した。彼女たちが、まるで自分自身の一部であるかのように身につけ、そのレッドソールで強烈な印象を残す「ルブタン」。もしかしたら、あなたのお気に入りのヒロインも「ルブタン」を履いているかもしれない。『ファイアbyルブタン』は12月21日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ファイアbyルブタン 2013年12月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) Antoine Poupel
2013年12月11日「フェンディ(FENDI)」は、日本でのフレグランス販売第1弾として、25日にオードパルファム「アクアロッサ(L’ACQUAROSSA)」(30ml/7,900円、50ml/1万1,400円、75ml/1万3,900円)を発売する。ゴールドとブラックのキャップには、フェンディの象徴的なバッグ「ピーカブーバッグ」の留め金のデザインを投影。ボトルのゴールドのボトムには、ダブルFロゴを刻印した。ボックスは2種類の赤色のペカン柄で構成し、仕上げに「アクアロッサ」をゴールドで刻印。香りは、調香師デルフィン・ルボー(Delphine Lebeau)とブノア・ラプーザ(Benoit Lapouza)、そしてLVMH香水部門ディレクターのフランソワ・デュマシー(Francois Demachy)が担当。ベルガモットやタンジェリンのフレッシュなトップノートを、地中海らしいスパイシーなランタナフラワーやローズ、マグノリアなどのブーケが引き継ぎ、レッドシダーウッドやムスク、パチョリがフェミニンに締めくくるフローラルウッディ―の香り。本品のミューズには、キアラ・マストロヤンニ(Chiara Mastroianni)を選出。イタリア人俳優のマルチェロ・マストロヤンニ(Marcello Mastroianni)と、フランス人女優カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)の間に生まれた彼女が、ローマの街をバックに気高く大胆な「フェンディウーマン」を演じる。
2013年10月24日いまやフランス映画界を牽引する存在となったフランソワ・オゾン監督が、国語教師と美しく聡明な生徒とのスリリングな個人授業を描いた最新作『危険なプロット』。今週末10月19日(土)に迫った劇場公開に併せ、これまでのオゾン監督の代表作が1週間限定で特集上映されることが決定した。『危険なプロット』は、作家の夢を諦めた高校の国語教師と美貌と文才に恵まれた生徒が共謀して、クラスメートの家庭を題材に“危険な”小説を作り上げていく個人授業の行方を描いた知的サスペンス。時に狂気に満ちた、緊張感あふれる両者の心理戦は、第37回トロント国際映画祭で「国際映画批評家連盟賞」を受賞し、第60回サン・セバスチャン国際映画祭では「最優秀作品賞」と「最優秀脚本賞」をW受賞。フランスでは120万人を動員する大ヒットを記録しており、オゾン監督の最高傑作との呼び声も高い。今回、本作の公開を記念してヒューマントラストシネマ有楽町では「フランソワ・オゾン監督週間」と題した特集上映を実施。過去作の中から、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペールなどフランスを代表する女優陣が一堂に会した『8人の女たち』(’02/ベルリン国際映画祭「銀熊賞」受賞)、『スイミング・プール』(’03/カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」選出)、『焼け石に水』(’00/ベルリン国際映画祭「テディ2000賞」受賞)、さらに“妊婦”をテーマにした『ムースの隠遁』(’12/サン・セバスチャン映画祭「審査員賞」受賞)と、特に人気の高い4作品をレイトショーで一挙上映する。女性のミステリアスな部分と“毒”を感じさせるオゾン監督。刺激の強いユーモアと仕掛けにあふれたストーリーテラーの手腕を、スクリーンで存分に堪能してみて。『危険なプロット』は10月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。「『危険なプロット』公開記念フランソワ・オゾン監督週間」は、10月19日(土)~10月25日(金)より連日21:10~ヒューマントラストシネマ有楽町にて1週間限定レイトショー上映。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:危険なプロット 2013年10月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2012 Mandarin Cinéma-Mars Films-France 2 Cinéma-Foz
2013年10月15日10月で創立50周年を迎える「レノマ(renoma)」が、ユナイテッドアローズ原宿本店メンズ館地下1階に、「レノマ・ポップアップストア」を11日から29日までオープンする。50周年記念コレクションを発売する。セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)、ジョン・レノン(John Lennon)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が愛用していたレノマのジャケットやブルゾンをユナイテッドアローズと協業し、現代風に再現。スウェットシャツやTシャツ、キャップなどストリート感があるアイテムを新たに加え、新時代のレノマスタイルを発信する。レノマはデザイナー、モーリス・レノマ(Maurice Renoma)が創業。1963年10月22日、パリ16区にレノマを扱うブティック「ホワイト・ハウス」をオープン。60から70年代に新スタイルでヨーロッパに名を馳せ、80年代から世界展開を開始。2000年代からは、中国、韓国、マレーシアやシンガポールなどアジアを中心にカフェギャラリーをオープン。サルバドール・ダリ(Salvador Dali)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、エリック・クラプトン(Eric Clapton)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)などが顧客リストに名を連ねた。50周年を記念し、アーカイブコレクションを展示し、フランスのマルティニエール出版からレノマの本も発刊される。
2013年10月02日フランス大統領官邸史上、唯一の女性料理人として1980年代に2年間ミッテラン大統領に仕えた女性シェフ、ダニエル・デルプシュの真実を描いた映画『大統領の料理人』。ひょんなことから、大統領のプライベートキッチンを任されることになった女性シェフが、型破りな豪快さと絶品料理でお堅い官邸の常識と大統領の「心」までも変えていく様を描きます。本国フランスでも大ヒットし、ミシュランのスターシェフ監修の元、当時のレシピを再現した、とても「美味しい」映画であると共に、スパイスの利いた人間模様が、時には鋭く時にはユーモアに溢れて表現されています。そんな実在する伝説の女性シェフを演じたカトリーヌ・フロのインタビューが映画のキーともなる「世界の果て」から届きました。Q: 「世界の果て」とも言えるロケーションからの撮影開始ですが、ここから始めるということは、あなたが役を演じるにあたって意味のあることですか?この映画は、ここから始まるんです。どう言ったらいいかしら…。そもそも意味のあることなんです。大変なのは、結果的に後で起きる出来事、つまり4年後の出来事を先に撮影するということね。私たちは、まるで世界の果てにいるようです。ですから、私は彼女が世界の果てに来た姿を想像できます。おそらく、何かを流し去るという目的もあって来たのかもしれません。そう、単純でない何かを流し去るためにね。たとえエリゼ宮で多くの感動や出会いなどがあったことを思い返したとしても、ここはある意味、自分自身を洗い流せる場所だと思います。この土地を見て、彼女がそれまでに経験したことを洗い流すのです。Q: ダニエル・デルプエシュと実際に会って、「世界の果て」で経験した特別な出来事について話しましたか? ええ、少しだけ。私は、その出来事が彼女にとって鎮静剤となったのだと感じました。そして、そうした出来事が鎮静剤となるような生き方をするには、気骨のある人物である必要があると思います。ここでの生活は、相当厳しいものですから。丸一年も過ごすなんて、大変なことだと思います。でも、人生の中で時には、自分自身のことだけを考えるために、そういった状況が必要になのだと思います。誰にも頼らず、何も無い所で1人きりになることがね。その人にとって意味のあることだからです。この映画は、そのことも語っています。Q: ダニエル・デルプシュ本人の家で撮影を行うことに、どのような効果があるか教えてください。実在の人物を演じるというのは、実は抽象的なものです。彼女にとって、困惑する事もあるでしょうし、彼女の近くで演じる私も困惑します。なぜなら、私は彼女であると同時に彼女ではありませんし、実体験と比べて台本はフィクションの部分も多いでしょう。本当の彼女から来ている部分が沢山あるのと同時に、そうでないものも沢山あります。ですから、その選別をしなければなりませんでした。それはとても不思議な体験です。なぜなら、ダニエル・デルプシュは強い個性を持つ人物で、私たちが語っているのは彼女のほんの一部分なのですから。私は、彼女の性格の指針となるものを、身につけなければなりませんでした。実在する彼女がいて、そして、彼女から解放されようとする私がいます。今回、特別なのは、その彼女がそこに存在するということです。でも、撮影が進めば進むほど、私は彼女がそこに居ることを忘れるのです。ある意味、ダニエル・デルプシュのことを、私たちはそこまでよく知っているわけではありません。彼女自身というより、彼女の物語が有名なので。私は、そこにあまり感情移入しすぎないようにしました。私はこの役柄を楽しみ、またそれを真剣に受け止めました。エリゼ宮で料理をすることになるという出来事がどういうことなのか、理解しようとしています。おそらく、それは彼女にとって予想外の出来事だったことでしょう。たとえ彼女がすでに素晴しい経歴を持っていたとしても。彼女はアメリカや日本へ行き、研修を受け、フォアグラについて学びました。彼女は野心的で、エネルギッシュで、アイデアに溢れた女性と言えます。かなり模範的な形で、自分の人生を勝ち取ってきた人です。面白いのは、そんな彼女がエリゼ宮で直面する状況です。様々な人物、男性たちに囲まれて。彼女は、誰のために働くのかもよく分かりません。これらが、この物語の面白いところだと思います。そこでは、人々が言うことと彼らが実際にやることは、必ずしも一致しません。それは政治の世界であり、多くの仲介者が存在する世界です。それでも彼女は、力強く頑張る、かなり自由な人物です。ちょっとした革命家であるとも言えますね。勇気があり、恐れを知りません。映画『大統領の料理人』9月7日からシネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他、全国公開 ・公式サイト Les Saveurs du Palais (C)2012-Armoda Films-Vendome Production-Wild Bunch-France 2 Cinema
2013年08月31日フランスで注目の若手女優レア・セドゥが、シャルロット・ゲンズブール、カトリーヌ・ドヌーヴと共にブノワ・ジャコー監督の新作『Three Hearts』(原題)に出演することが決定した。フランスの映画情報サイト「Allocine.fr」によれば、レアとジャコー監督は『マリー・アントワネットに別れを告げて』(’11)に続く再タッグ。今回は舞台を現代に移してのストーリーとのことだが、詳細はまだ明らかになっていない。名女優カトリーヌ・ドヌーヴは、レアとシャルロットが演じる姉妹の母親役とのこと。また『ココ・アヴァン・シャネル』(’09)のベルギー人俳優ブノワ・ポールヴールドが出演することから、姉妹と彼をめぐる三角関係が描かれるのではないかと同サイトはコメントしている。『イングロリアス・バスターズ』(’09)『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(’11)、『ミッドナイト・イン・パリ』(’11)と着々とハリウッド映画でのキャリアを積んでいるレアは、ハリウッドとフランスを行き来する多忙な日々を送りそうだ。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開(C) 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
2013年04月04日ショーン・ペンの主演でフランスの作家、ジャン=パトリック・マンシェット原作の「眠りなき狙撃者」を映画化する『Prone Gunman』(原題)の監督を『96時間』シリーズのピエール・モレル監督が務めることが明らかになった。ショーン・ペンが演じるのは、幼少の頃から想いを寄せている女性と結婚するために、最後の仕事に挑むが、組織の裏切りにあい、窮地に追い込まれる世界をまたにかけて活躍しているスパイ、マーティン・テリエ役とのこと。『ミスティック・リバー』(’03)、『ミルク』(’08)でアカデミー主演男優賞など各賞を総なめにしている堅実な演技派としてつとに知られるショーンが、こういったアクション映画に出演するのは非常にまれなことでもある。脚本は『バンテージ・ポイント』(’08)で監督を務めたピート・トラヴィスが手掛ける。映画会社のシルバー・ピクチャーズとスタジオ・キャナルはこの作品が新しいシリーズ作になることを期待している。フランスでは、アラン・ドロンがマーティン(マルティン)・テリエを、想いを寄せる女性をカトリーヌ・ドヌーヴが演じた『最後の標的』(’82)がヒットしたとのこと。『96時間』シリーズで、演技派リーアム・ニーソンをアクション俳優へ開花させたモレル監督が、ハリウッド版の『Prone Gunman』でショーンをどう変えるのかも楽しみな作品だ。(C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:L.A. ギャング ストーリー 2013年5月3日より全国にて公開(C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED
2013年01月30日昨夏に亡くなったチリ出身のラウル・ルイス監督。百本を超える作品を撮りながら、日本で劇場公開された作品は『見出された時 「失われた時を求めて」より』(’99)や『クリムト』(’06)など、ごくわずかだ。一部に熱狂的なファンはいるものの、日本では“知られざる名匠”であるルイスが病に冒されながら撮り上げた4時間半もの大作『ミステリーズ運命のリスボン』が公開される。19世紀のポルトガル、フランス、イタリア、そしてブラジルを舞台に、孤児の少年と彼の出生の秘密を知る謎めいた神父、嫉妬や欲望、復讐が渦巻く中を生きる貴族の人々が繰り広げる複雑な人間模様が次々と畳み込まれ、幾重にもなった秘密の奥から思いもよらぬ結末が表れる。豪華絢爛な19世紀の意匠で描く幻想的な作品だ。6月開催のフランス映画祭で上映の折、出演者の1人であるメルヴィル・プポーが来日、話を聞いた。9歳のとき、ルイス監督の『海賊の町』(83)でデビューしたプポーは、その後30年近くにわたってルイス作品に出演し続けてきた。「12本一緒に映画を作ったよ。いつも主役っていうわけじゃない。今回もそうだった」と笑うメルヴィル。確かに長尺の本作で彼が登場する時間は長くはない。「僕は現場のマスコットみたいな存在でもあったかな。ラウルの撮影はいつも、とても心地よかった。誰に対しても優しい人なんだ。スタッフも皆、彼が大好きだった。ラウルへの愛に満ちた家族的な雰囲気で、誰もが映画作りを楽しむためにそこにいる。お金を稼ぐために働くってだけじゃない」。どんなに短い出演時間でも、ルイスからのオファーに「ノー」と言ったことはない。「彼との仕事は本当にユニークなものだから。普段のパリの生活でも、しょっちゅう彼に電話したり、会ってランチしたりしていたよ。臨終のときも、彼が入院していた病室に僕はいた。彼は僕の師だった。『スター・ウォーズ』のヨーダってところかな。しかもラウルはヨーダよりユーモアのセンスがあるし(笑)」。博識の人だったルイスは、独自の理論を持っていたとメルヴィルは考えている。「カバラ数秘術や科学や数学、中国や日本の文化にも通じていた。そうした知識を基に彼ならではの理論をを作り上げたんだと思う」。その理論の集大成とも言える『ミステリーズ運命のリスボン』は、1人の人物が持ついくつもの過去、いくつもの顔を描く複雑な構成になっている。「まさに“ルイス風”なテーマだよ。アイデンティティは1つではなく、輪廻を繰り返していく。誰かが生きた歴史を、もう一度生きる。物語の中にもう1つ、その中にさらにもう1つ物語がある。まるで、観客を理解不能な域にまで連れていくのが目的みたいに。目覚めていながら夢を見ているよう、とでも言おうか。手を取って迷宮に誘い込み、その手をいきなり放す。そうすると、観客は子供の視線で大人の世界を見ているような感覚になる」。現場では、独創的な演出プランに驚かされていたという。「トラベリングや、変わった効果を次々思いつく。とても豊かな時間だった」。ルイスは『ミステリーズ運命のリスボン』の撮影時、すでに肝臓ガンで闘病中だった。それでもユーモアを忘れなかった彼のエピソードをメルヴィルは披露してくれた。「検査のためにラウルが現場を離れたんだ。検査結果を手に戻ってきた彼は、こんな話をしてくれたよ。病院の階段教室で教授の医師が白衣姿の医学生たちに症例としてラウルの肝臓を3D映像にしたものを見せながら説明していた。ウォルト・ディズニーみたいな調子でね。で、ラウルの姿に気づくと『紹介しよう。幸運にも彼がこの肝臓の持ち主だ』と言いながら、肝臓の状態について説明を始めた。それが、5年前の彼の映画についての評論の言葉とそっくり同じだったんだ。『とても美しく、とても独創的で……一体何なのかよく分からない』(笑)!」。幼くしてルイスの世界に足を踏み入れ、無垢な心で多くを吸収し、40歳を目前にしたいまも第一線で活躍し続けるメルヴィルだが、「俳優って、自然なものではないよ」と言う。「自分の感情をコントロールするのが仕事だからね。“自然”に抗う仕事と言ってもいい。ある感情を作り出し、それを制御しながら表現する。大変な仕事だよ。母が映画宣伝をしていた縁で、ラウルに見いだされて仕事を始めたけど、周りはハチャメチャな大人ばかりだった。クレイジーな人間に成長したっておかしくなかったかもしれない(笑)。それにしても今回日本に来たら、大勢のファンに囲まれて…。何だかシュールだよ」と微笑むメルヴィル本人は地に足のついた印象だ。その分、スクリーン上で彼は冒険する。女装姿が美しい『Laurence Anyways』(原題/来年公開予定)を始め、俳優として。そして自ら監督する自主映画の数々でも。近況を聞かれると、「ラウルが作るはずだった映画を撮り終えたばかりなんだ。彼の奥さんが代わりに監督を務めて、ラウルの作品に出演した俳優たちが集結した。ミシェル・ピコリ、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール、ジョン・マルコヴィッチ…」。最初から最後まで、彼の言葉はすべてルイスへの愛情に満ちあふれていた。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ミステリーズ運命のリスボン 2012年10月13日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© CLAP FILMES (PT) 2010
2012年10月12日初の男性広告イメージキャラクター香水の代名詞といってもいいほどの高い知名度と人気を誇る、CHANELの名品「No.5」、その最新CMがまもなく公開される。女性用の香水だが、今回広告イメージキャラクターを務めているのは、ブラッド・ピットで、長い歴史のなかでも男性が務めるのは初のこと。そうした点でも大いに注目を集めている。91年の歴史がある「No.5」はこれまで、まさに時代を象徴する、名だたる女優たちによって、その顔が務められてきた。カトリーヌ・ドヌーヴ、ニコール・キッドマン、ヴァネッサ・パラディなど、近年にいたるまでそうそうたる顔ぶれであり、その枚挙にはいとまがない。他の広告での露出も続々CHANELのフレグランス・ビューティー代表、アンドレア・アドヴァック氏は、米ファッション紙「WWD」にコメントを寄せ、伝説を常にフレッシュに保つためには視点を変えることが必要であり、そうした観点から男性を、ブラッド・ピットを採用するにいたったと語っている。香水は男女のあいだの誘惑そのものでもあるともしており、彼のもつ魅力におおいに期待していることがうかがえる。注目のブラッド・ピット出演CMは、英映画監督ジョー・ライト氏によって撮影されたそうで、女性に何かを語りかけるような演出がなされているのだとか。10月15日に世界配信開始とのことなので、残り約1週間を楽しみに待ちたい。また雑誌などの広告にも11月頃から登場するとされており、こちらにも期待が集まる。元の記事を読む
2012年10月09日6月23日(木)より開催されるフランス映画祭の映画祭団長がリュック・ベッソンに決定!フランス人アーティストたちを引き連れて来日することも発表され、原作・脚本・監督を手がける人気の『アーサー』シリーズの第3弾となる『アーサー3』(仮題)も同映画祭で上映されることが明らかになった。1993年に始まり、今年で19回目を迎えるフランス映画祭。日本初公開となる作品が上映され、毎年多くのゲストが来場し日仏の掛け橋の役目を担ってきた。近年ではカトリーヌ・ドヌーヴ(’07)、ソフィー・マルソー(’08)、ジュリエット・ビノシュ(’09)、ジェーン・バーキン(’10)と大物女優が団長を務めてきたが、今年はフランスの娯楽映画を牽引するベッソン監督がその任に就くことに。東日本大震災および、その後の原発問題でハリウッド、ヨーロッパを問わず、プロモーションなどで来日を控える動きが強まっていたが、フランスが世界に誇る大監督が来日!オープニング作品としてベッソン監督が実写と3DCGアニメーションを組み合わせて製作した、『アーサーとミニモイの不思議な国』、『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』に続くフレディ・ハイモア主演の『アーサー』シリーズ第3弾となる『アーサー3』(仮題)が上映される。ベッソン監督以外にはオタール・イオセリアーニ、ジャン=ポール・ジョー、レベッカ・ズロトヴスキ、ファブリス・ゴベールなどが来日する予定となっており、長編作品12作品と短編6作品が上映される。注目はヴァネッサ・パラディとロマン・デュリス共演の『ハートブレイカー』。凄腕の別れさせ屋・アレックスは、結婚式を控えるあるカップルの花嫁の父親の依頼を受けて2人を分かれさせるべく式場となるモナコへ。だが、ターゲットの花嫁は難攻不落の完璧なレディ!アレックスは彼女のボディガードとして仕事の遂行をうかがうが…。ジョニーのパートナーであるヴァネッサと、日本でも大人気のデュリスが繰り広げる、スリリングな恋の駆け引きの行方は――?ほかにもジェラール・ドパルデュー、イザベル・アジャー二が出演するロードムービー『マムート』など話題作がズラリ。アニメや短編作品の上映に加え、今年は東日本大震災の復興支援としてオリジナルTシャツを制作するという取り組みも。フランス映画祭2011は6月23日(木)から26 日(日)の日程で東京・有楽町朝日ホールおよびTOHOシネマズ 日劇にて開催。公式サイト:■関連作品:ゲンスブールと女たち 2011年5月21日よりBunkamuraル・シネマ、新宿バルト9ほかにて公開© 2010 ONE WORLD FILMS-STUDIO37-UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL FRANCE - FRANCE 2 CINEMA - LILOU FILMS - XILAM FILMSアーサー3 (仮題)© 2010 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD- AVALANCHEPRODUCTIONS Images et Effets 3D - BUFアーサーとミニモイの不思議な国 2007年9月22日より丸の内プラゼールほか松竹・東急系にて公開©2006 EUROPACORP - AVALANCHE PRODUCTIONS - APIPOULAI PRODアーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:バーキンにブリジット・バルドー、ヴァネッサ…ゲンスブールに魅せられた女たちの想い数々の美女を虜にした伝説の男『ゲンスブールと女たち』試写会に10組20名様ご招待GACKTがアニメ版「SUPERNATURAL」のボイスキャストに!“選ばれた子供”演じるデ・ニーロやビノシュらが、石打ち死刑宣告を受けたイラン女性釈放を訴える書簡に署名IMALUインタビュー身長2ミリになったら「人の生活を覗き見してみたい(笑)」
2011年05月23日タレントの長谷川理恵が1月6日(木)、東京・港区のシネマート六本木で行われた、フランス映画『しあわせの雨傘』のイベント試写会に出席。昨年12月に発覚した俳優、神田正輝との交際について「幸せです」と報告した。昨年12月に一部女性週刊誌にお泊まりデートをキャッチされた長谷川さんは、この日、桜の花が満開の振り袖を着こなしてハッピーオーラ全開。12月21日(火)の神田さんの60歳の誕生日を一緒に過ごした?と取材陣から聞かれると否定せず、「はい、おかげさまで。ありがとうございます」と喜びいっぱいの笑顔。同作のタイトルに引っかけ、いま幸せ?の質問に「幸せです」と艶やかな表情を浮かべた。神田さんとのデートについては「食事とかです」と明かし、理想の夫像を「しっかり仕事をして、誠実な方がいいですね」。夫婦像についても「お互いに尊敬し、信頼し合えることが大事かな。そうできたらいいなと」と結婚生活に思いを馳せた。劇中のカトリーヌ・ドヌーヴ演じるヒロインは平凡な専業主婦から工場経営に進出し人生の喜びに目覚めるが、「私も仕事をやっていきたいタイプなので共感できる。きちんと家庭を持てるといいな、と」と“キャリア妻”願望を口に。神田さんに関しての質問攻めにもうれしそうな顔で丁寧に答え続け、もしプロポーズされたら?の質問には「素敵ですね」とニッコリ。退場時、今年中の結婚は?と尋ねる声が飛び交ったが、笑顔のまま無言で立ち去った。同作はフランソワ・オゾン監督とドヌーヴが『8人の女たち』以来、8年ぶりに再タッグを組んだ。ドヌーブが赤いジャージ姿を披露するのも話題を呼んでいるが、長谷川さんは「ジャージは毎日着ている」とスポーツウーマンらしい顔をのぞかせた。特技のマラソンにまつわる目標については「5月15日にホノルルでトライアスロンに初めて挑戦します。スイミングが1.5キロ、バイクが40キロ、マラソンが10キロなので、いまはもっぱらスイミングをやっています。新年早々、練習に追われています」と自分磨きに余念がない様子だった。『しあわせの雨傘』は1月8日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:しあわせの雨傘 2011年1月8日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010■関連記事:カトリーヌ・ドヌーヴが「徹子の部屋」に19年ぶり出演!いきなりパンダで…大女優カトリーヌ・ドヌーヴ主演『しあわせの雨傘』プレスを5名様にプレゼントメリー・クリスマス!カトリーヌ・ドヌーヴ『しあわせの雨傘』独占試写会に65組130名様ご招待カトリーヌ・ドヌーヴがジャージでラン&ディスコでダンス!『しあわせの雨傘』予告編【シネマモード】今年はドレスも省エネ気味?第23回東京国際映画祭
2011年01月06日フランスを代表する大女優カトリーヌ・ドヌーヴが1月5日(水)放送の昼の人気トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日)にゲストとして出演することが明らかになった。黒柳徹子が会話を通じてゲストの魅力を存分に引き出し、1976年の放送開始以来30年以上わたって愛され続けてきた「徹子の部屋」。実は、ドヌーヴが本番組に出演するのは19年ぶり2度目となる。昨年10月、ドヌーヴは東京国際映画祭において主演作『しあわせの雨傘』が上映されるのにあわせて来日したが、それを聞いた黒柳さんが出演を依頼。通常、ドヌーヴがトーク番組に登場すること自体、めったにないことだが「徹子の部屋」ならばぜひと出演を快諾し、19年ぶりの再会を果たした。収録が始まってすぐに、ドヌーヴは部屋にあるパンダの小さな置物に興味を持ち、ひざに乗せたりして楽しんでいたという。19年ぶりということで、当初、スタジオ全体が緊張気味だったが、この一件で和やかなムードに。黒柳さんが大使を務めるユニセフのシンボルであるパンダが2人の間の19年という時間と距離を縮めるのにひと役買ったようだ。トークの中で、19年前に彼女が「徹子の部屋」へ出演したときの写真が出されたが、当然のことながら、19年前といまを比べると容姿にかなりの変化が見られる。黒柳さんが「女優さんは若い頃の写真をこうやって出されるのは嫌なんじゃないかと思って収録前に聞いたら『全然構わないわ』っておっしゃるの。すごいなぁと思った」と語ると、ドヌーヴは平然と「“変わること”は全然悪いことではないでしょう?」とコメント。大女優の風格を感じさせた。ちなみに、親日家として知られるドヌーヴだが、大福が大好物とのこと。「白くてふわふわして美味しくて大好き!」と語り、お茶と共に出された大福を収録後に笑顔でほおばっていた。また、スタジオ横の部屋に飾ってあったアレンジメントフラワーにドヌーヴが一目ぼれ!その花は収録後、彼女が宿泊するホテルの一室に届けられたという。黒柳さんは収録後、「19年前と比べてずいぶん“丸くなった”と。容姿ではなく(笑)、性格的にです。おそらく孫ができたりしたことも大きいのではないか」との感想をもらしていた。本番組にはドヌーヴの亡夫マルチェロ・マストロヤンニも出演したことがあり、当初、マストロヤンニの写真も収録で出すという案もあったそうだが、徹子さんの「悲しいお気持ちにさせては良くないのでは」という意見で最終的に出さないことになったという。先の大福や花の件も含め、黒柳さん、そしてスタッフのこうした細やかな気遣いこそが、この番組が30年以上におよび愛され続けてきた秘密なのかもしれない。なお、映画『しあわせの雨傘』においてドヌーヴは病床の夫に代わって会社経営に乗り出す夫人を演じており、ジャージ姿を披露していることでも話題を呼んでいる。早口という点では日仏を代表する(?)2人が展開するユーモアとウィットに富んだ会話に注目!こちらのトークは新年第2回、1月5日(水)の13:20より放送。映画『しあわせの雨傘』は1月8日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。■関連作品:しあわせの雨傘 2011年1月8日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010■関連記事:大女優カトリーヌ・ドヌーヴ主演『しあわせの雨傘』プレスを5名様にプレゼントメリー・クリスマス!カトリーヌ・ドヌーヴ『しあわせの雨傘』独占試写会に65組130名様ご招待カトリーヌ・ドヌーヴがジャージでラン&ディスコでダンス!『しあわせの雨傘』予告編【シネマモード】今年はドレスも省エネ気味?第23回東京国際映画祭【TIFFレポート】C・ドヌーヴ舞台挨拶登壇も撮影切り上げ退場「たくさん撮ったわ」
2011年01月04日さて、来日スターでふり返る2010年も後半戦。下半期に来日したスターを一挙ご紹介!上半期にジョニーにジュード、「SATC」4人組などがやって来たこともあって、下半期は地味…?いやいや、心配ご無用!悲願の初来日を果たしたあの人やハリウッド最強の“劇中”カップルなど凄まじいメンツが…。まず7月、M・ナイト・シャマラン監督作『エアベンダー』のジャクソン・ラスボーンが来日。『トワイライト』シリーズにも出演するイケメン俳優の来日にファンからは黄色い声援が。そして今年、最もミステリアスな作品といっても過言ではないクリストファー・ノーラン監督作『インセプション』を引っ提げ、レオナルド・ディカプリオが今年に入って2度目の来日。本作は日本でも撮影が行われたが、共演した我らがスター、渡辺謙も凱旋し、奥様の南果歩と共にプレミアに参加した。ちなみにレオの来日会見と時を同じくして、日本を訪れていたのがニコラス・ケイジ。『魔法使いの弟子』のプロモーションで、盟友でありハリウッドきっての敏腕プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーと共に来日。ミッキーマウスと共に舞台に立って歓声を浴びていた。さらにそこから1週間も経たないうちに、今度はアンジェリーナ・ジョリーが1年半ぶり5度目の来日を果たした。会見では今回は双子と共にお留守番となったパートナー、ブラッド・ピットへの感謝を口にしていた。ちなみに、アンジーが来日すると、必ず立ち寄ると言われているのが、原宿の「キディランド」。このときの来日でも子供たちと共に訪れたようで「ポニョとトトロのグッズを買った」と明かしていた。スターはハリウッドのみならず!8月はアジアンスターも立て続けに来日。松嶋菜々子と共にハリウッドの名作をアジア版としてリメイクした『ゴースト もういちど抱きしめたい』に主演した韓流スター、ソン・スンホンが来日。同じく往年の人気作のリメイク『ベスト・キッド』を携えてジャッキー・チェン日本を訪れた。共演はあのウィル・スミスの息子で天才子役と名高いジェイデン。ということで、必然的に(?)ウィルと奥さんのジェイダ・ピンケットも来日。出演している息子以上にパパが大はしゃぎの来日イベントとなった。そしてこの8月、日本に来たことがない最後のハリウッドの大物女優と言われてきたジュリア・ロバーツがついに来日!『プリティ・ウーマン』以来ずっと日本で愛され続けてきたトップ女優の初来日とあって、会見、イベントに報道陣、ファンが大挙して押し寄せた。9月には人気シリーズ『バイオハザード』の最新第4作『バイオハザードIV アフターライフ』のキャスト陣が揃って来日。ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、そして「プリズン・ブレイク」でおなじみのウェントワース・ミラーが揃って会見、ジャパン・プレミアに参加しファンの大歓声を浴びた。そのしばらく後には、日本でも根強い人気を誇る韓流スター、カン・ドンウォンが日本へ!兵役前の最後の雄姿をファンの前に見せてくれた。ほぼ時を同じくしてソン・スンホンが、ファンミーティングのため2か月連続で来日しファンの心をガッチリとわしづかみ。そして、2010年下半期の目玉の来日スターといえばこの2人。『ナイト&デイ』で『バニラ・スカイ』以来の共演を果たしたトム・クルーズ&キャメロン・ディアスが揃って日本のファンの前へ。変わらぬ人気の高さを見せつけた。さらに、ハリウッドのマッチョな男たちが勢揃いした『エクスペンダブルズ』で監督・主演を果たしたシルヴェスター・スタローンも共演陣のひとりドルフ・ラングレンと共に来日、イベントへの出席に加えTVにも精力的に出演し存在感を発揮した。続く10月は東京国際映画祭の季節。フランスからはカトリーヌ・ドヌーヴが来日、さすが大御所というオーラむんむん。11月もイベントが盛りだくさん。ついにファイナルシーズンを迎えた「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドが来日。本作は映画化が決まっているがその近況を報告してくれた。映画公開の際の来日にも期待!そして世界最強のファンタジーシリーズの最終章前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の公開に合わせて主役の3人の中からロン役のルパート・グリント、さらにハリーの恋人ジニー役のボニー・ライト、ルーナ役のイヴァナ・リンチが来日。熱狂的なファンに迎えられた。さらに『ロビン・フッド』を携えてラッセル・クロウも来日。8年ぶり2度目の日本、パパになってからは初めての日本となった。そしてついに公開を迎えた『ゴースト もういちど抱きしめたい』のソン・スンホンがまさかの同一年内に3度の来日!クリスマス前のイベントでファンの大歓声を浴びていた。師走に入っても大物スターが続々!歌姫クリスティーナ・アギレラは、映画初出演にして主演を果たした『バーレスク』を引っ提げ、共演のクリスティン・ベル、カム・ジガンデーと共に来日。映画の中だけでなく、会見、プレミアもゴージャス!ずば抜けた存在感はさすが。そして年末公開の話題作『トロン:レガシー』のヒロイン、オリヴィア・ワイルドも公開直前に来日し作品をアピール!お笑い芸人のオードリーも出席したプレミアイベントは大きな盛り上がりを見せた。また、韓国からはペ・ヨンジュンが来日し、イベントに出席。ヨン様スマイルにファンからは変わらぬ大歓声が!こうしてふり返ってみると、下半期だけでもかなりの数のスターたちが日本へ。ちなみに来年は、今年も来日したアンジーとジョニーが夢の共演を果たした『ツーリスト』あり、ブラッド・ピットの主演作『マネーボール』ありと今年にも増して話題作、人気のスター出演作が公開!『ハリー・ポッター』シリーズはいよいよ最終章の後編が公開となるため、主役の3人揃っての来日も期待したいところ。2011年もファンを楽しませてくれそうだ。来日スターでふり返る1年前編■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開ロビン・フッド (2010) 2010年12月10日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ナイト&デイ 2010年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えこれを見れば『ハリー・ポッター』が分かる!特別映像が到着 <後編>次のロビン・フッドはウィル・スミス。ウォシャウスキー兄弟と念願のタッグが実現か?これを見れば『ハリー・ポッター』が分かる!特別映像が到着 <前編>日本でリメイクしてほしい映画1位は『プリティ・ウーマン』!和製ジュリアは…?
2010年12月30日つい先日、来日を果たしたカトリーヌ・ドヌーヴが主演する『しあわせの雨傘』の予告編がいち早くシネマカフェに到着。以前より、真っ赤なジャージ姿のドヌーヴの姿が話題となっていた本作だが、こちらの予告編ではディスコで踊ったり、青いジャージ姿でランニングをする様子も!『8人の女たち』以来となるフランソワ・オゾン監督とのコンビによる本作。ドヌーヴが演じるのは“お飾りの妻”と娘からも揶揄される雨傘工場の社長夫人・スザンヌ。だが、夫が組合との労働争議のさなかに心臓発作で倒れ、彼女が工場を仕切ることになり…。先日の東京国際映画祭のオープニングにはシースルーの黒いドレスで優雅に登場したドヌーヴだが、こちらの予告編のオープニングには真っ赤なジャージ姿で登場。だが、そんな彼女が徐々にその手腕を発揮し、周囲に認められていく中で優雅に“変身”していく姿は見応え十分。やがて夫が休養から復帰するが、夫の「ここのボスは誰だ?」という言葉にスザンヌはあっさり「私よ」とタンカを切る。さらに、昔の恋人であり、いまでは街の市長となっているババン(ジェラール・ドパルデュー)との間には恋の火種まで!?今年で67歳のドヌーヴ&62歳のドパルデューが、ディスコで並んでダンスする様子は圧巻!さらに、青ジャージでジョギングまで…。これだけでも一見の価値アリ!まずは予告編を見るべし。『しあわせの雨傘』は2011年1月8日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:しあわせの雨傘 2011年正月第2弾TOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010■関連記事:【シネマモード】今年はドレスも省エネ気味?第23回東京国際映画祭【TIFFレポート】C・ドヌーヴ舞台挨拶登壇も撮影切り上げ退場「たくさん撮ったわ」劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨
2010年10月30日今年もまた、六本木ヒルズがひときわ華やぐ季節がやってきました。そう、東京国際映画祭が開幕しましたね。今年で23回目となる映画祭も、昨年同様、環境・エコロジーをテーマに様々な取り組みを行っていますが、その象徴的な存在がグリーンカーペット。映画祭につきもののレッドカーペットの代わりに敷き詰めたのが、環境に配慮したコンセプトを反映させたグリーンのカーペット。素材も回収されたペットボトルを使っているそう。今年もその上を、映画祭大使の木村佳乃、グリーンアンバサダーの杏らをはじめ、出品作品に関連したゲストたちが闊歩しました。中でも、超一級の存在感と迫力で他を寄せ付けなかったのがカトリーヌ・ドヌーヴ。今回は『8人の女たち』以来のタッグが話題となっている、フランソワ・オゾン監督作品『しあわせの雨傘』を持っての来日。堂々たるブラックの着こなしを日本のファンに見せてくれました。ドキッとするような透け感のあるシフォン素材のカシュクールドレス。フリフリ&フリンジの組み合わせは、やはり自分に相当自信がないと着ることのできない大胆なもの。デザイン自体はそれほど奇をてらったものではないけれど、素材と細部の飾りで、フォーマル感たっぷりに。こういう技は、日常の延長でちょっとした食事会やパーティに訪れる際に参考にしたいものです。そう、夜のお出掛けには、二の腕だって気にせず出しちゃいましょう!また、ドレスを着ることに慣れていそうな雰囲気を醸し出していたのは『海炭市叙景』の南果歩。薄いピンク色のドレープたっぷりのドレスは、ご本人の雰囲気にも合っていて素敵でしたが、何よりグリーンのカーペットにパッと花が咲いたような華やぎを加えました。やはりハリウッド俳優・渡辺謙の妻ということで、フォーマルな席に参加する機会が多いせいでしょうか。隣にいた谷村美月も、爽やかな肌の出しっぷりが印象的。ボーイッシュな魅力があるから、少しぐらい肌を見せてしまっても、いやらしくなかったので好印象でした。また、海外TVドラマ「LOST」で世界的な知名度を獲得したキム・ユンジンも登場。残念ながら、選んだドレスの色は、グリーンの上では沈んでしまうブルー。レッドカーペットだったらきっと鮮やかに映えたでしょうに、痛い選択ミスとなってしまいました。全体的に、今年のグリーンカーペット・ファッションでちょっと気になったのは、ゲストたちのドレスもエコ傾向にあったということ。主流はブラックドレスで、いずれもデザインは控え目気味。肌の露出も少ない傾向にあり、フォーマルな印象は極めて低いものがほとんどでした。映画でエコに貢献しようという映画祭のコンセプトは素晴らしいものですが、やはりここ一番というときは、眩しいくらいに華やかであってほしいもの。しかも、女優同士が“張り合っているのではないか?”と思わせるほどに、挑戦的だったり、冒険心あふれるものだったり、攻撃的だったりすると、見ているこちらもワクワクしたりして。そういう意味では、胸元がぱっくり開いた赤いドレスと金髪が新鮮だったモデルの冨永愛、アイディア次第で、“無駄なくゴージャス”“エコ・リュクス”なんてこともできますからね。ぜひ、来年、いえ、クロージングでは、エコでリュクスなドレスの競演を目にしたいものです!(text:June Makiguchi)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFFしあわせの雨傘 2011年正月第2弾TOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010海炭市叙景 2010年11月27日より函館先行公開、12月上旬、渋谷ユーロスペースにて公開© 2010佐藤泰志/『海炭市叙景』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】『チェブラーシカ』原作者ビックリ?日本の観客は「大人ばかり」【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」【TIFFレポート】創設者自ら試写会主催し鑑賞『ソーシャル・ネットワーク』会見【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」【TIFFレポート】大政絢&染谷将太が許せる「素敵な嘘」は…?
2010年10月27日フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴが10月24日(日)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズスで行われた、第23回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれている主演映画『しあわせの雨傘』の舞台挨拶に、花束プレゼンターを務めた真矢みきと出席した。優雅なブルジョア主婦が突然倒れた夫の代わりの雨傘工場を経営するハメになる姿を描くコメディ。ルイ・ヴィトンの毛皮とプラダのドレスで登場したドヌーヴだが、映画のポスタービジュアルでは、まさかの(?)赤ジャージ姿を披露しており「このシーンから始まるの。この姿でのジョギング姿にみなさん、驚かれるかもしれませんが、私をよく知っている人は驚かないわ」とあっけらかん。真矢さんから「ご自身でいろいろアイデアを出されたそうですね?」と聞かれると、「そうね。このシーンで言えば、ヘアローラーをつけたままにしたの。アメリカの女性が出かける前によくしていることよ。より洗練されていないようにするために提案したの」と、いたずらっぽい笑顔を見せた。また劇中で新しい人生を謳歌する役どころを演じており、人生を楽しむ秘訣を聞かれると「いまを楽しむこと」と即答。真矢さんは「半世紀も生きると賢くなってしまって経験することが二周目、三周目だったりする。好奇心旺盛な目線で固まらない人間でいたいと思っています」と話した。一方で、ドヌーヴは写真撮影に厳しくカメラマン泣かせのひと幕も。撮影は冒頭の入場時、途中の真矢さんが入場して花束を手渡す場面まで、最後のフォトセッション時と通達され、トーク中はフラッシュの眩しさを考慮してNG。入場後、司会者の制止でフラッシュが止むと「みなさんとても従順でいいですね」とニッコリ。だがラストのフォトセッション前には「さっきタップリ撮っていただいたわ」とつれない言葉。通例、正面、右、左と目線を送るところを正面のみで切り上げて退場しかかり、スタッフらに呼び戻されて再度ポーズ。それも数秒で切り上げて退場、という“大女優ぶり”だった。今年は3月8日の国際女性デーのイベントに合わせて3年ぶりに来日しており年内で2度目。「日本は大好きで昔から何度も来ているけど、毎回滞在が短いの。今回も最も短い滞在のうちのひとつよ。次回来るときにはオフをつなげて、行ったことのない街を訪ねたいわ」と親日ぶりもうかがわせた。『しあわせの雨傘』は2011年1月、TOHOシネマズシャンテ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(photo/text:Yoko Saito)特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:しあわせの雨傘 2011年正月第2弾TOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF■関連記事:【TIFFレポート】ポール・ポッツ日本初野外ライブで美声とジョーク!ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?【TIFFレポート】開幕!堀北、紀香、ドヌーヴら豪華ゲストのファッションチェックGACKTハリウッドデビュー作が東京国際映画祭で上映!デミ・ムーアと共演邦画&話題作にあの人の作品も…見どころ伝授!東京国際映画祭の楽しみ方
2010年10月24日23回目を迎える東京国際映画祭が10月23日(土)、東京・六本木ヒルズで開幕。国内の俳優、女優に加えてカトリーヌ・ドヌーヴなど海外の有名俳優たちも駆けつけ、グリーンカーペットを彩った。その顔ぶれとファッションを写真と共にご紹介!「第23回東京国際映画祭、開幕です!」と力強く宣言をしたのは映画祭大使の木村佳乃。スリットの入った黒のシックなドレスで登場した。映画祭グリーンアンバサダーを務める杏は、肩を露出した鮮やかなオレンジ色のドレス。共に笑顔で映画祭をアピールしていた。ちなみに木村さんをはじめ、今年のカーペットに登場した女優陣のドレスで、目立ったドレスの色は意外にも…黒!主演映画『白夜行』が出品される堀北真希も黒のドレスでピンヒールも黒で揃えて登場。『歌うヒットマン』の和央ようかは黒のロングドレスで熱烈な女性ファンから大きな歓声を浴びていた。『シュレック フォーエバー』に日本語吹き替え版の声優として出演している藤原紀香は上下一体の黒のレギンス・パンツルック。ナマ足でないことに男性だらけのカメラマン席からは一部ブーイング(?)も聞かれたが…、逆に脚がピタッと覆われているからこそ、その長さ&細さが際立っており、沿道の観客からは「細ーい…」と溜め息まじりの声が。話題のSF大作『トロン:レガシー』に出演しており、人気ドラマ「Dr.HOUSE」でもおなじみにオリヴィア・ワイルドはピタッとした黒っぽいミニワンピースで太ももを大胆に露出。そして大御所、カトリーヌ・ドヌーヴはシースルー素材の黒のドレスで優雅に登場。貫禄たっぷりにカーペットを歩いていた。では黒以外のドレスは?『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』主演の大政絢はチェック柄のポップなスタイルのドレスで登場。ハートのイヤリングもキュート!コンペティション部門に出品されている『海炭市叙景』の谷村美月と南果歩はそれぞれ白いワンピースとピンクのドレスで並んで姿を現し、笑顔で観客に手を振っていた。モデルの冨永愛は、ラジオ局J−WAVEの一団と一緒に姿を現し、背中のパックリ開いた紅色のワンピースで観客を魅了。「グルッと回って!」というカメラマンのリクエストに応じつつ「背中が好き?」と返し笑いを誘っていた。ほかには人気子役の芦田愛菜ちゃんが、『怪盗グルーの月泥棒 3D』の日本語版の声を共に担当した笑福亭鶴瓶と共に来場。お姫様のような装いで元気いっぱいの笑顔を見せつつ、綺麗にセットした髪が乱れないか気にする年頃の(?)女の子らしいしぐさに温かい笑いが起こった。男優陣では『白夜行』の高良健吾が“先輩”船越英一郎と共に堀北さんをエスコート。グレーのダボっとしたスーツの高良さんの髪は短く刈り込まれ、茶色っぽい金髪!『トロン:レガシー』の新星ギャレット・ヘドランドは映画の中の雰囲気と少し異なり、口ひげを蓄え、気さくな笑顔で共演のオリヴィアと共に沿道の声援に応えていた。もうひとり、新星といえばオープニング作品の『ソーシャル・ネットワーク』主演のジェシー・アイゼンバーグ。観客からは「ジェシー!」と歓声が上がっており、日本でも今後、ブレイクの兆しアリ?さてさて今年のグリーンカーペットで、最もファッショナブルだったのは?多くのゲストを迎えて今年も華やかに開幕した東京国際映画祭。会期は10月31日(日)までの9日間。六本木ヒルズアリーナおよびTOHOシネマズ六本木にて。特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF■関連記事:GACKTハリウッドデビュー作が東京国際映画祭で上映!デミ・ムーアと共演邦画&話題作にあの人の作品も…見どころ伝授!東京国際映画祭の楽しみ方映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待早くもオスカー最有力?『ソーシャル・ネットワーク』北米初登場1位!来日も決定函館から世界へ!谷村美月、南果歩ら東京国際映画祭コンペ出品会見
2010年10月23日開催中のヴェネチア国際映画祭において、昨年に続いて2度目の試みとなる「3D映画部門」のグランプリ発表に、この部門の審査委員長を務める清水崇監督が登場!つい2日前にクランクアップしたばかりの新作3Dホラー『ラビット・ホラー3D』の一部が会場で上映され、喝采を浴びた。昨年の映画祭では、新設されたこの部門のプレゼンターを務めた清水監督だが、今年は審査委員長に就任。映画祭エグゼクティブ・ディレクターのマルコ・ミューラーの紹介を受けて威厳たっぷりに登場!…と思いきや、清水監督は新作に登場するウサギの被り物を着けたまま姿を現し、これには現地の観客は大喜び!フッテージ上映された『ラビット・ホラー3D』は、いまだスタッフさえも観ていないというもので、正真正銘に“世界初上映”。世界的な撮影監督クリストファー・ドイルをスタッフに迎え、満島ひかり、香川照之、大森南朋といった実力派キャストで描く3Dホラーで、夜な夜な現れる不気味なウサギの着ぐるみと退治する姉弟の姿を描いている。まだVFXなどが全く施されていないながらも、スリルに満ちあふれた映像に、客席からは拍手がわき起こった。そして、「3D映画部門」の発表。15本のノミネート作品の中から清水監督をはじめとする審査員たちが選んだのは『アバター』と『ヒックとドラゴン』の2本。異例の2作同時受賞について清水監督は「全く違う視点で作られているのが面白い」と説明。さらに3D映画の今後について「数年前までは自分も3Dにさほど興味があったわけではなかった。だが、実際に自分で作ってみて、考えを改めた。しかもそんな新しい分野をこの世界で最も歴史ある映画祭がいち早く取り上げたこと、それ自体が映画の可能性を示している。3Dというといまだにどうしても『こけおどしの子供向け』というイメージが強いが、それが変わってほしいと思う。今後もクリエイターとして、技術に操られるのではなく、技術を使って素晴らしい映画を作って行かなければという気にさせられた」と決意と共にその可能性の広がりを訴えた。ちなみに、会場にはホラー映画巨匠ダリオ・アルジェントも姿を見せ、清水監督と握手を交わした。『ラビット・ホラー3D』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヒックとドラゴン 2010年8月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedラビット・ホラー3D 2011年公開予定第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『十三人の刺客』にスタンディングオベーション7分!金獅子に三池監督手応えアリ?三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明『ラビット・ホラー3D』撮影終了!「怖いのは苦手」な満島ひかり、リアル恐怖体現劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映
2010年09月11日第67回ヴェネチア国際映画祭にて現地時間9月9日夜、三池崇史監督の『十三人の刺客』の公式上映が開催され、大きな盛り上がりを見せた。昼の公式会見に続いて、三池監督に主演の役所広司、山田孝之、そすてプロデューサーのジェレミー・トーマスが出席。海外、特にイタリアではかなりの人気を誇る三池作品とあって、メディアおよび現地のファンが会場に殺到した。本映画祭において、本作に加えて『ゼブラーマン』、『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』の計3本が上映されるという極めて異例の上映スタイルがとられた。特に本作に関しては本格時代劇ということで関心が高く、一般チケットは発売と同時に完売という人気ぶり。会場には、今年の審査委員長であるクエンティン・タランティーノも来場し、上映を待つ観客と共に立ち上がってキャスト・スタッフ陣を迎えた。上映中は、これぞ三池作品!とも言うべき激しい殺陣に何度も拍手がどよめきが起こり、上映後には7分におよぶスタンディングオベーションが!上映後の取材で三池監督は「何度かヴェネチアには来ているが、終わってこれほどお客さんが楽しんでくれたという感触があったのは初めて。日本映画を楽しみに来ているお客さんに応援してもらっている気がした。お客さんに楽しんでもらえたのでスタッフ・キャストのみんなにも許してもらえるかなと」と手応えを語った。また、親しい間柄であり、三池監督作でヴェネチアにも出品された『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』に出演までしているタランティーノが審査委員長を務めていることについては「ちょっと気まずいですよね。彼は映画を観ることにかけては世界最高の観客の一人なので、自分が楽しんだかどうかが選考の基準になるのでは」と語った。役所さんは「お客さんが楽しんでいるのが伝わってきたし、上映後には温かい拍手もいただいて感動しました。反応の良い客席を見て、子供の頃、映画館で大人たちと拍手をしながら映画を観ていたのを思い出しました」と感慨深げ。山田さんは「(上映を観るのは)今回が3回目なんですが、海外のお客さんには下手なのがバレていないかなと安心しています(笑)。またヴェネチアに来られるように頑張ります」とコメント。授賞式は現地時間11日。どのような審判が下されるのか?『十三人の刺客』の日本での公開は9月25日(土)より全国東宝系にて。■関連作品:ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会■関連記事:清水崇がウサギの被り物でヴェネチア参上!3D映画部門は『アバター』&『ヒック』三池崇史監督、SMAP稲垣の“悪役”起用を説明劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点
2010年09月11日ヴェネチア国際映画祭9日目となる9月9日午後(現地時間)、金獅子賞を争うコンペティション部門に三池崇史監督の『十三人の刺客』がついに登場。公式上映に先立ち、記者会見が行われ、三池監督、役所広司、山田孝之、プロデューサーのジェレミー・トーマスが出席し、各国の記者から盛んに質問が飛んだ。日本の芸能界に詳しい台湾の記者からは、「優しいイメージのあるSMAPの稲垣吾郎さんに、悪役を演じさせたのはなぜですか?」という質問が。三池監督はまず欧米の記者たちに対し「殿を演じた稲垣吾郎さんは、日本ではアイドルなんです。日本ではアイドルは悪い役は普通やらないものなので、(台湾の記者は)まさかと思ったのでしょう」と説明。続けて「稲垣さんは10年以上もNo.1として君臨しているSMAPの中で、特殊な存在なんです。トップでもないし、けれど重要な位置を占めている。とても屈折した魅力の持ち主なので、この役にぴったりだった。映画では彼の存在感そのものが、活かされていると思います」と語った。また、刺客たちを率いる侍を演じた役所さんは、イタリアの記者から役作りについて聞かれ、「(自分をのぞく)12人が命を預けられるリーダーになることが、今回のテーマでした」と語った。会見前に行われたプレス試写も大好評で、受賞に期待がかかる。ある中国の記者は「最高にクール!傑作だと思う」と興奮気味に語った。クエンティン・タランティーノ、ギジェルモ・アリアガら審査員団が、果たして同じ反応を示すか?11日夜(現地時間)の結果発表が楽しみだ。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:十三人の刺客 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010「十三人の刺客」製作委員会第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:劇中では赤ジャージのカトリーヌ・ドヌーヴ、華麗なドレスでヴェネチア降臨清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」
2010年09月10日開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されている、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『しあわせの雨傘』の記者会見および公式上映が、9月5日(現地時間)夜、開催された。2002年のベルリン国際映画祭で、8人の女優たちに銀熊賞が贈られるという前代未聞の快挙を成し遂げた『8人の女たち』以来となる、フランソワ・オゾン監督とドヌーヴのタッグによる本作。ドヌーヴは、夫が心臓発作で倒れたことで、雨傘工場を切り盛りせねばならなくなったブルジョワ階級の人妻を演じており、朝のジョギングが日課ということで、劇中、赤いジャージ姿も披露している。オゾン監督は「この作品で描いているテーマは『ひとりの主婦が色々と問題を乗り越えて、自分の居場所を見つける』という、とても普遍的で現代に通じるもの。全体的にはコメディ・トーンで描いたが、リアリティもとても重要だと感じていたので、ドヌーヴが演じるキャラクターが観客にとって共感できるものになるように彼女と話し合ったよ。結果、メロドラマ的要素と笑いの要素とが上手く融合した作品に仕上がっていると思う」と自信をのぞかせる。つい先日、“飾りモノ”を意味する『POTICHE(ポティッシュ)』という原題から、『しあわせの雨傘』という邦題が決定したばかりだが、オゾン監督はこの邦題についても「(ドヌーヴが出演した名作)『シェルブールの雨傘』にかけて、『しあわせの雨傘』と決めたそうだけど、これを私はとても気に入っている。とてもポエティックで美しいタイトルだと思う」と機嫌よく答えた。ドヌーヴは「若いときに何をしたいか分からなかったり、自分が思っているのと違った形で人から受け取られたりもしたけど、これまで自分が“POTICHE=飾りモノ”という存在だったことはないと思う。でも、いまだに男女平等かと聞かれると、そうじゃない部分が多いから、女性の地位向上のために協力していきたいと思う。私は自分のことをコメディ女優だとは思っていないけど、コミカルな役を演じるのは大好き!気持ちがいいわ。劇中で歌うのも、演技とはまた違った面白さがあって楽しい。この作品で劇中で歌うのが最後の機会にならないことを願うわ(笑)」と笑顔で語った。先述のように劇中では微妙な赤ジャージ姿のドヌーヴだが、この日の会見では別人のような真っ白なワンピース、さらにレッドカーペットではゴージャスなドレープの黒いドレスをまとい、大女優の貫禄を見せつけた。『シェルブールの雨傘』を彷彿とさせる色とりどりの傘、そして涙あり笑いありの人生賛歌に観客の反応は上々のよう。日本から出品されている『ノルウェイの森』、『十三人の刺客』にとっては、現地で高評価の『SOMEWHWRE』(原題)に続き、また強力なライバルが増えたと言えそう。『しあわせの雨傘』は日本では正月第2弾でTOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。■関連作品:しあわせの雨傘 2011年正月第2弾TOHOシネマズ シャンテ、新宿ピカデリーほか全国順次公開© Mandarin Cinema 2010第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:清水崇が満島ひかり×香川照之×大森南朋で3Dホラー再挑戦!ヴェネチアで一部を上映『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」
2010年09月06日フランスの老舗ブランド「ルイ・ヴィトン」は28日にロンドンのニューボンド・ストリートに新しく旗艦店をオープンする。これに先立って25日、各国のセレブやプレスを招いた内覧会が開催され、グウィネス・パルトローやキルステン・ダンストといったハリウッドのファッション・リーダーたちも出席した。ニューボンドストリート店は約1,400平方メートルの店舗面積で、パリのシャンゼリゼにある同社旗艦店に次ぐ広さを誇る。300人以上と言われるゲストの中には大女優のカトリーヌ・ドヌーヴや『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』が公開中のジェマ・アータートン、タンディ・ニュートンをはじめ、ドミニク・クーパーやルーク・エヴァンスといったイギリスの若手俳優たちの姿も。スーパーモデルのエル・マクファーソンやナタリア・ヴォディアノヴァもいる中で、ひと際目を引いたのは、全身「ルイ・ヴィトン」でドレスアップしたグウィネス・パルトロー。胸元が涙の形に大胆にカットされたグレーのウールのドレス姿でさかんにフラッシュを浴びていた。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:アイアンマン2 2010年6月11日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開Iron Man 2, the Movie: © 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 2010年5月28日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All rights reserved.■関連記事:獅童玉置浩二に脱帽「あの面白さには勝てない」禁断の力は誰の手に『プリンス・オブ・ペルシャ』オリジナルノートを3名様プレゼントロバート・ダウニーJr.最新作『アイアンマン2』女性限定試写会に30組60名様ご招待アイアンマン、関西上陸で“聖地”甲子園での登板決定!160キロの剛速球放つ?誕生の秘密からモテモテっぷりまで『アイアンマン』が3分で分かる!特別映像が到着
2010年05月27日最新作『隠された日記〜母たち、娘たち〜』(仮題/ジュリー・ロペス=クルヴァル監督)のPRで来日中のフランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーヴが2月28日(日)、東京・日経ビル内のSPACE NIOで会見し、さばけた素顔をのぞかせた。3月8日(月)の「国際女性の日」に合わせて丸の内ほかにて開催中の、日仏の女性にフォーカスを当てたイベント「ファム@トウキョウ」(主催:フランス大使館、CulturesFrance<仏文化交流機関>、日本経済新聞社)の一環のフランス映画特集「女たちの記憶」で、同日、同作が上映され、ドヌーヴはトークショーも行った。同イベントを通じて日本の女性に伝えたいことを聞かれると、「会話を重ねてとことん話し合うことの重要性を訴えたい。話し合いが足りないよりは、話した上ですれ違う方がマシ」とサバサバ。同作では、娘と確執がある母親役を熱演。役どころに引っ掛けた、自身の娘との関係についての質問には「私自身は娘(故マルチェロ・マストロヤンニとの間の長女で女優のキアラ・マストロヤンニ)と良好な関係を築いているから真逆の役柄で面白かったわ、フフッ」と笑顔。現在66歳で約50年も一線で活躍しているだけに、キャリアについて尋ねる質問が集中。「ヨーロッパとアメリカでは役者の扱い方が違い、ヨーロッパでは、出演作の興行収入が悪くてもアメリカほど悪く見られたりバッシングされることはない。興行収入に結び付かなくてもいいものを作ろうとする風土がある」と説明したほか、「良いシナリオを描く演出家と一緒に働き始めたから、いまになってもその人たちからオファーがあるおかげで女優を続けられている」、「私は女優という職業について恵まれている。365日働いているわけではないし時間も決まっていないから、決まった時間帯に働いている人より家族と生活をしやすいし経済的にも自立できている」と謙虚な答えが続いた。司会者が最後の質問を募ると5人が挙手。数える仕草を見せながらドヌーヴは「いま手を挙げている人の質問には全部答えるわ」と意欲的だったが、2人目まで終えると「これで最後」と言い、3人目で終了と気まぐれな一面も。「今日はみなさんがきちんとした姿勢で静かに座っていらっしゃったから、大学の講師になった気分でした」と楽しげに語り、会見場を後にした。2007年3月に「フランス映画祭2007」の団長を務めて以来、約3年ぶりの来日。和菓子が好きで大好物は大福。一度に4個をペロリとたいらげることもあり、今回もスタッフからの差し入れの大福を美味しそうに食べていた(関係者談)という。『隠された日記〜母たち、娘たち〜』は2010年秋、銀座テアトルシネマほか全国にて順次公開予定。■関連作品:隠された日記〜母たち、娘たち〜 (仮題) 2010年公開予定
2010年03月01日最近は、いままでになく映画とチャリティの関わりが強くなってきています。ハリウッドだけでなく、日本でも、プロモーションも兼ねて映画公開に合わせたチャリティプロジェクトを行う動きがさかん。『子供の情景』のプロジェクトも記憶に新しいところです。いま、面白い企画といえば、「『わたし出すわ』×楽天オークション チャリティ・オークション」。映画『わたし出すわ』は、『(ハル)』以来、実に13年ぶりにオリジナル脚本で映画作りに挑んだ森田芳光の最新監督作。初の単独主演となる小雪をヒロインに迎え、莫大な財を築いて突然帰郷した女性の物語を描いています。彼女は、久々に再会する同級生たちの夢や希望について耳にすると、「わたし、出すわ」と、ポンと大金を出資。そんな不思議なやりとりを通し、お金の使い方を通じて見えてくる、明日の幸せの掴み方を綴っていきます。第22回東京国際映画祭特別招待公式出品作品であり、10月31日(土)に初日を迎える本作にあわせて、楽天オークション株式会社とのタイアッププロジェクトが決定したというわけです。映画『わたし出すわ』の小道具・グッズも出品されますが、面白いのは、楽天オークションで商品に【わたし出すわ】と入れて出品すると、落札された金額の一部が寄付される企画、「ぼくもわたしも出すわ!プロジェクト」も同時進行しているところ。趣旨に賛同して出品するすべての人が簡単に参加できるうえ、落札金額の一部は「社会福祉法人 日本盲人福祉委員会」に寄付されるという仕組み。これまで楽天オークションでは、著名人が出品した商品によるチャリティ・オークションを通して募金活動を行ってきましたが、ユーザーが出品した商品の落札金額の一部がチャリティ活動として寄付される試みは今回が初めてなのだそうです。出品するのは大変だなと二の足を踏んでいる方は、製作サイドが出品している商品に入札し、落札するのが手っ取り早そう。提供される商品は、森田芳光監督&小雪さんサイン入り台本(2名)、仲村トオルさん劇中着用ネクタイ(1名)、ピエール瀧さん劇中使用小道具・額縁セット(1名)、小澤征悦さん劇中使用マジックトランプ(1名)、ピエール瀧さん劇中着用dunhill社製Yシャツ(1名)というラインナップ。でも、女性にとっての目玉は小雪さんが劇中で着用した、repetto社製ウェアの上下セットとインナーTシャツ(1名)でしょう。repettoといえば、バレエシューズで有名となり、ブリジット・バルドー、セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、キャロル・ブーケら時代のアイコンに愛されてきたブランド。ダンス用品を扱う店としてパリで産声を上げましたが、いまやフレンチシックなスタイルには欠かせないファッション・アイテムとなりました。ブランドについては「verita」で紹介記事を執筆したことがあるので、ぜひそちらをお読みください()。新作もかわいいです。気になる方は、サイトをチェック()。さて、映画のポスタービジュアルにも起用されている小雪さんが着用した劇中衣裳は、『わたし出すわ』の上映劇場である新宿バルト9のロビー特設コーナーにて9月28日(月)から11月1日(日)までは展示も予定しているとか。入札を検討したい方は、要チェックです。ちなみに、映画『わたし出すわ』×楽天オークション「ぼくもわたしも出すわ!プロジェクト」も、「映画『わたし出すわ』チャリティ・オークションPowered by 楽天オークション」も、2009年9月18日(金)から10月26日(月)までの期間限定開催。興味のある方はお急ぎを。<映画『わたし出すわ』×楽オク チャリティオークション>PC::(text:June Makiguchi)■関連作品:わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『わたし出すわ』製作委員会■関連記事:『わたし出すわ』試写会に25組50名様ご招待&『ブラック会社…』鑑賞券プレゼント森田芳光監督×小雪主演『わたし出すわ』試写会に10組20名様をご招待生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント小雪がもしも大金を手に入れたら――「ケータリングの会社でも作ろうかな…」もしも大金を差し出されたら何する…?小雪主演『わたし出すわ』予告編が解禁!
2009年10月02日