こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。カフェインは、大人にとっては眠気から遠ざけ、あるときは元気を、またあるときはリフレッシュ感を与えてくれる便利なもの。私たちは必要に応じてコーヒーや紅茶、健康ドリンクなどにカフェインが含まれているのを承知した上で飲んでいます。でもこのカフェイン、子どもには害がある と古くから言われてきました。「子どもにはコーヒーを飲ませない」という親が大半だと思います。でも、どうして子どもにとってカフェインは良くないのでしょうか?何歳であれば、どのくらいの量であれば、カフェインは害とならないのでしょうか?さらに、実のところ何にどのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?ここでは、知っているようで実はあまり知られていない身近なカフェインについてご紹介します。●カフェインが子どもにとって害になる理由カフェインは医薬品の成分としても使用される物質です。その効果は、眠気防止以外に、利尿、疲労回復、偏頭痛や高血圧性頭痛治療にも有効とされています。また同時に、カフェインには薬品の効果を阻害したり増強したりする働き もあります。このように、カフェインは体の中で特殊な働きをしています。これらのカフェインの効果は、ほかの薬品と同じく体重あたりの摂取量で変化します。当然、体が小さく体重の少ない子どもは影響を受けやすいわけです。子どもが大人と同じ量のカフェインを摂取すれば過剰となり、その結果起こるのが、不眠、異常な興奮、イライラ、脱水など。どれも大人にとっては眠気予防、気分転換、利尿といったプラスに働く可能性のある効果ですが、これが小さな体の子どもに起こると害になってしまうわけです。●カフェイン摂取は何歳から? どのくらい?カフェインは生活になくてはならないものではありません。でも、生活の中にしっかりと浸透しているものでもあります。カフェインの摂取量に関する世界統一基準はありませんが、各国、各団体でそれぞれに定めているところでは、おおよそ12歳くらいまでの子どもは体重1kg当たり1日に2~3mg程度 を目安としているようです。ただ、カフェインの効果は個体差も多く、ごく少量でも影響が出ることもあるため、この基準に従って「このくらいは飲んでいい」とギリギリの量まで摂取するようなことは避けるべきでしょう。ちなみに、体内のカフェイン量が体重1kgあたり200mgを超えると致死量にあたる とされます。1日の摂取量としては500mgを超えると急性中毒症状 を起こす可能性もあります。恐ろしいことに、ラージサイズのコーヒーを4杯程度で500mgを摂取できてしまいます。●カフェインは意外なものにも潜んでいるカフェインを含むものといえばコーヒーが代表的です。でも、カフェインはそのほかの多くの飲食品に含まれています。一般的な飲料に含まれるカフェイン量では、トップ争いがコーヒーと紅茶、続いてコーラ、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、玄米茶、番茶と続きます。煎茶の場合、玉露や抹茶の含有量次第でカフェイン量は急増 し、一躍トップに踊りでます。また、食品にもカフェインは含まれています。代表的なのがチョコレート。板チョコ1枚にコーヒー1杯の5分の1程度のカフェインが含まれていることがあります。同じくココアにも含まれています。チョコレートやココアが使われたお菓子やドリンクに危険なほどのカフェインが含まれているわけではありませんが、ノンカフェインではないことを知っておきましょう。●まとめとしてこのように、“カフェイン=コーヒー”という認識は必ずしも正確ではありません。紅茶をはじめとするお茶類にも、茶葉の種類によってはコーヒー以上のカフェインが含まれていることがあります。特にお茶類を夏場の水分補給として大量に飲ませるには、十分な注意が必要なのが分かります。カフェインは嗜好品に多く含まれる傾向があります。体に悪いこともあれば、良いこともあります。嗜好品とはそういうものかもしれません。そして、たとえ嗜好品であっても、大人は自分で量やタイミングを調整することができますが、子どもは時として飲み過ぎたり食べ過ぎたりしてしまいます。大人が正しい知識を持ってしっかりと監督してあげる必要があるのです。【参考リンク】・東京都食品安全FAQ()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年08月21日食後やティータイムのときに飲むものといえば、コーヒーや紅茶。どちらともカフェインを含んでいる飲み物として有名ですよね。多少であれば問題ありませんが、規定の量を超えると、さすがに健康にも影響がでてくるかも!?そこで今回は、カフェインレス生活を続けるメリットについてご紹介してまいります。カフェインが入っているものって?私たちが普段、何気なく飲んでいる飲みものにもカフェインが含まれているんです。コーヒーや紅茶は誰もが知っていることですが、ウーロン茶や栄養ドリンク、チョコレート、ココア、医薬品など、自分ではそこまで摂っていないつもりでも、実はすっかりカフェインを大量に摂取しているのかもしれないのです。ちなみにカフェインが入っていない飲み物は、ハーブティーやほうじ茶、黒豆茶など、いつも飲んでいるお茶よりかは珍しいもの。なかでも、最近人気を集めているのは「ルイボスティー」ですよね。カフェインのメリット・デメリットカフェインは摂りすぎなければ、毎日過ごしていくうえで元気を与えてくれる存在。カフェインを摂取するメリットとしては、疲労回復や利尿作用、脳神経を刺激し興奮状態にさせるなど、疲れていてこれ以上動けないというときも、コーヒーや紅茶を飲むことでモチベーションが維持できるのです。一方、メリットがある分、決して無視はできない「デメリット」ももちろんあります。たとえば、コーヒーを飲むことで眠気を吹き飛ばすことはできますが、空腹のまま飲むと胃腸を荒らし、場合によっては吐き気や胃痛が起きる可能性も。また、夜寝る前にカフェインを摂取すると、寝つきが悪くなるともいわれていますね。カフェインレス生活って何をするの?カフェインに依存している傾向があるなら、たまにはカフェイン断ちをする必要があります。そもそも、コーヒーや紅茶が飲みたくなるときって、意外と決まっていたりしますよね。仕事をしているときに、なかなか捗らなくなったり、何となく頭がぼーっとしたりと、そんなときに一杯飲みたくなるもの。カフェインレス生活を始めたいなら、コーヒーや紅茶の代わりとなる飲み物を用意しましょう。先ほど触れたルイボスティーやたんぽぽ茶、麦茶(ノンカフェイン)、お湯など、カフェインが入っていないものを飲む習慣を身につけるだけでも、体調が整ってくるかも!?また夜遅くまで起きて仕事をしていると、どうしてもカフェインを求めたくなりますよね。毎日、できるだけ早めに仕事を切り上げて、早寝早起きの生活に変えていくのもカフェインレス生活を続けていくうえでは重要です。カフェインレス生活を続けていると、体調が少しずつ変化していくのが分かる人もいます。コーヒーや紅茶を飲まなくなって胃腸が痛まなくなったなら、それは大きな進歩ですよね。忙しくて疲れているとはいえ、カフェインだけに寄りかからないように気をつけましょう。
2016年06月20日妊娠中や授乳中は、赤ちゃんへの影響を考慮してカフェインを控えたほうがいいと言われます。しかし、コーヒーや紅茶はもちろん、緑茶にもカフェインは含まれています。「一体、何を飲めばいいの?」と悩んでいるママのために、カフェイン含有量の少ないお茶やコーヒー・紅茶のかわりになる飲み物を紹介します。■水分補給にゴクゴク飲める「麦茶」カフェインレスのお茶の代表格と言えば、麦茶でしょう。喉が渇いたときや、食事といっしょに飲むために、冷蔵庫に常備している人も多いはず。麦茶にはカフェインが含まれていないので、いつも通り、安心してゴクゴク飲んで大丈夫です。■妊娠中のむくみや貧血も予防「コーン茶」韓国の伝統茶として知られるコーン茶もノンカフェイン。味は、ほんのり甘みがあって香ばしく、まさにとうもろこしを思わせます。しかもとうもろこしは、カリウム、食物繊維、鉄分が豊富。おいしく飲めるのはもちろん、妊娠・授乳期の悩みとして多い、むくみや便秘、貧血の症状を改善してくれる働きもしてくれます。妊娠・授乳中のママにはうってつけのお茶ですね。■後味さっぱりでクセになる「ルイボスティー」コーン茶の甘みが苦手な人は、南アフリカ原産のノンカフェイン茶、ルイボスティーがおすすめです。ルイボスティーは、独特の風味でありながら、まろやかで後味がさっぱりした飲みやすいお茶。強い抗酸化作用があることから、「不老長寿のお茶」、「アンチエイジングのためのお茶」としても親しまれています。無糖でもおいしく飲めますし、レモンや砂糖、ハチミツを入れて紅茶のように楽しめるので、食事時はもちろんティータイムにもピッタリです。■コーヒー・紅茶党はデカフェタイプをコーヒー・紅茶が好きな人にとっては、1日でもガマンするのはつらいもの。コーヒーに色や風味が似ているノンカフェインのたんぽぽコーヒーで代用する手もありますが、やはり本物のコーヒーに比べると物足りなさを感じてしまうかもしれません。そこでおすすめなのは、特別な処理をして、できる限りカフェインを少なくしたデカフェタイプのコーヒー・紅茶です。スーパーではあまり見かけませんが、コーヒー・紅茶の専門店ではデカフェタイプを用意していることが多いので、一度チェックしてみましょう。■日本茶の中でもカフェイン少なめの「番茶・玄米茶」和食の後や、和菓子のお供にどうしても日本茶が飲みたいときもありますよね。そんなときは、日本茶のなかでも煎茶や抹茶に比べるとカフェイン含有量が少ない番茶や玄米茶を選ぶのもひとつの手です。飲みすぎには注意が必要ですが、カフェインを含む飲み物を1日に2~3杯飲む程度なら、赤ちゃんの流産・早産や発育不全などのトラブルが起こる心配はほとんどないと考えられています。とは言え、ほんの少しでもトラブルの心配があるなら、なるべく取りのぞいてあげたいのが親心というもの。ストレスをためないよう自分自身の気持ちとも相談しながら、ノンカフェイン、カフェインレスの飲み物を上手に組みあわせて妊娠・授乳期を乗りきりたいですね。
2016年05月13日こんにちは、ママライターのfurahaです。妊娠中は控えたほうが良いとされている、タバコ、アルコール、カフェイン。タバコやアルコールは、低出生体重児や胎児アルコール症候群を招く危険性があり、明らかに胎児に害があることがわかっています。その一方で、カフェインが胎児に及ぼす影響に関してはまだ研究中で諸説あり、どのような影響があるのかよく知らない妊婦さんも多いのではないでしょうか?また、タバコやアルコールのように完全にやめないといけないというわけではなく、カフェインは少量であれば問題ないという考え方もあります。そんな妊婦さんが知っておくべきカフェイン情報、そして妊婦さんに人気のハーブティーについて紹介します。●妊娠中にカフェインを控えないといけない理由なぜ妊婦さんがカフェイン摂取量に気を付けないといけないかというと、カフェインは胎盤を簡単に通過してママから胎児へ送られてしまうから 。胎児は代謝能力が低いため、カフェインをうまく分解して排出することができず、体の中にどんどんカフェインが蓄積されて血中濃度が高くなってしまいます。また、カフェインには血管を収縮させ胎盤への血流を減らしてしまう作用があるため、胎児へ酸素や栄養が十分に送られなくなる危険性も。さらに、利尿作用もあるので、妊娠期間に必要とされているカルシウムや鉄分を尿として排出し吸収を妨げる働きもあります。これらは既に研究でも証明されていることで、妊娠期のカフェイン摂取に関しては世界中で研究が行われています。アメリカの産科学と婦人科学の専門誌『American Journal of Obstetrics and Gynecology』では、『流産の危険性は毎日のカフェイン摂取量に比例すること。1日に200mg以上のカフェインを摂取する女性は、全くカフェインを取らない女性に比べ、流産の確率が2倍になる』と発表されています。また、イギリスのレスター大学が行った研究でも、カフェイン摂取量が1日100mg以下の妊婦さんと比較し、低出生体重児の子どもが生まれるリスクが、100mg~199mg摂取の人で20%、200mg~299mg摂取の人で40%、300mg以上摂取で50%高くなる、という結果が出ています。研究によってどれくらいの摂取量をよしとするかに多少の違いはあるようですが、少なくとも、カフェインは胎児の発達障害や低体重を招き、害があることは確か !妊婦さんはできるだけとらない方がいいということがわかります。●妊娠中も少量のカフェインであればOK!とはいうものの、カフェインを含むコーヒーや紅茶が好きでリフレッシュするために飲んでいる、という女性は多いと思います。妊娠を機にそれらを完全に断つというのは、ストレスの原因にもなりかねないので、コーヒーや紅茶がどうしても飲みたいという妊婦さんは摂取量に気を付けましょう 。妊婦さんの1日のカフェイン摂取量は、WHOでは300mgまで 、ヨーロッパやアメリカでは200mgまで にしたほうがいいとされています。1日200mgまでの場合、目安としてはコーヒー1〜2杯程度。日本では明確な基準はありませんが、コーヒーであれば1日1杯、多くても2杯程度にとどめるように推める産科医が多いようです。また、コーヒー・紅茶に比べて含有量は少ないですが、緑茶・ウーロン茶にもカフェインは含まれています。水分補給をする際も、緑茶・ウーロン茶ではなく麦茶を飲むほうがいいでしょう。カフェインを気にせずコーヒーや紅茶を飲みたいという方には、デカフェ やノンカフェイン のものがおすすめです。●妊娠中・授乳中はハーブティーにも注意が必要!カフェインを気にせずお茶を飲めるということで、ハーブティーを妊娠中に好んで飲む方も多いと思います。香りもよくリラックスできるハーブティーですが、実はハーブティーにも妊婦さんに向かないものがある ので、種類を選んで飲むようにしましょう。●妊娠中は飲まないほうがいいハーブ・セントジョーンズワート・セージ・ハイビスカス・フェンネル・レモングラス・サフラン・アロエ・ハトムギ・ジャスミン・カモミール・ラベンダー他にも妊娠中に避けるべきハーブはたくさんありますが、なじみのあるハーブで注意したいものをピックアップしました。上記ハーブの多くは子宮を収縮させたり子宮を刺激する作用があるため、妊娠中は飲まないようにしましょう。また、ラベンダーのように神経系に作用を及ぼすハーブも妊娠中は避けたほうがいいと言われています。上記全てではありませんが、ほとんどのものは授乳中も避けたほうがいいとされているハーブなので、妊娠中だけでなく出産後もハーブティーを飲む際は気を付けたいところです。●妊娠中に飲み過ぎないほうがいいハーブ●ローズヒップビタミンCを多く含み、疲労回復や美肌作用で知られているローズヒップですが、多量に摂取すると下痢症状 を起こすことがあります。●ペパーミント消化不良や吐き気を解消してくれるので、つわり症状を和らげてくれる反面、子宮の筋肉を収縮させる 作用もあるため、妊娠中の過剰摂取は避けましょう。●ショウガつわりを解消したり、代謝をよくしてくれるショウガ。しかし、ドライジンジャーを摂取し過ぎると消化器官へ悪影響を及ぼしたり、低血糖になる可能性 があります。●妊娠中でも飲めるハーブ●ルイボスティー妊娠中に不足しがちなミネラルが豊富に含まれており、血行促進、便秘解消、美肌作用などがあります。妊娠中から授乳中まで飲むことができるハーブです 。ただし、飲み過ぎると下痢症状がでる場合もあるので、注意をしましょう。●ダンディライオンルート利尿作用によるむくみ予防、便秘解消、さらに母乳の出もよくしてくれるので、妊娠中だけでなく授乳中にもおすすめのハーブ 。タンポポコーヒーとしても知られています。●ラズベリーリーフ(飲んでいいのは妊娠後期から)陣痛を和らげ子宮の動きを滑らかにしてくれるため、臨月の妊婦さんにおすすめのハーブ。母乳分泌を良くし、母体回復にも良いとされているので、産後にもおすすめのハーブです。ただし、子宮をけいれんさせる作用もあるため、妊娠初期や胎児が安定していない時期には飲まないほうがいいとされています。飲む時期に注意しましょう 。----------こうみると、なじみのあるハーブでも実は妊娠中は適さないものが意外に多いことがわかります。アメリカやイギリスでは、必要がない限り妊娠中のハーブ摂取は推奨されていないくらい、ハーブは種類や摂取量によっては胎児や母体の健康に悪影響になりかねないことも覚えておきましょう。【参考リンク】・Maternal caffeine intake during pregnancy and risk of fetal growth restriction: a large prospective observational study()●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月03日朝や昼の眠気ざましや、徹夜のお供に大活躍のコーヒーや栄養ドリンク。これらにカフェインが含まれていることは有名です。たしかにカフェインを摂ると頭がすっきりする気がするかもしれませんが、実はたくさん摂っても効果はアップしないことがわかりました。それどころか、摂りすぎると体に悪影響があり、過剰な摂取は死に至るケースすらあります。2015年12月、九州出身でガソリンスタンド勤務の日本人男性が、カフェインの過剰摂取で死亡したというニュースは記憶に新しいのではないでしょうか。西日本新聞の記事によると、その男性は夜勤ということもあり、日常的にコーヒーやエナジードリンクなどのカフェイン入り飲料を愛飲し、カフェインタブレットも併用していたようです。そこで、カフェイン中毒に至る可能性もあるカフェインの、適正量についてお話しします。■カフェイン1gでも影響がある!グレンイーグルズ病院の胃腸科博士、ルイ・ホック・フーング氏によると、1g以上のカフェインは、手の震え、頭痛、不穏、動悸や多尿などの不快な症状につながるそうです。とはいえ、カフェインの摂取がすぐに死につながるわけではありません。カフェインの致死量は10~15g、コーヒーなら100杯を飲まない限り到達しない量です。しかし、栄養ドリンクやカフェインの錠剤、コーヒーや紅茶など、カフェインの含まれているものを併用するのは要注意。知らず知らずのうちにたくさん摂りすぎないようにしなければいけません。■カフェインは400mg以下に!ルイ博士によれば、成人の1日のカフェイン推奨量は400mg以下です。飲みものごとのカフェインの摂取量の目安は以下のようになります。・ドリップコーヒー(1杯でカフェイン80~100mg):4~5杯・缶コーラ(1缶34mg):12缶・カフェイン入りソフトドリンク(1缶70mg):6缶・エナジードリンク(1缶で160mg):2缶つまり、1日5杯以上のコーヒーはNGなのです。しかしコーヒーやエナジードリンクだけではなく、ソフトドリンクにもカフェインが含まれている場合が多いため、水以外の飲みものの「飲み過ぎ」には注意した方がよいようです。ルイ博士によれば、お茶にもコーヒーの4分の1程度のカフェインが含まれているそうです。エナジードリンクはもちろんのこと、コカコーラやダイエットコーラ、チョコレートや薬に至るまで、さまざまな食品にカフェインが含まれているのです。カフェインには中毒性があるので、カフェインの摂取が習慣化している人は、自分の摂取しているカフェインが本当に適正かどうか見なおしてみましょう。カフェインを摂りすぎている場合には、制限することも検討しなくてはなりません。■大量カフェインでも覚醒効果なし「カフェインを制限しろといわれても、コーヒーがないと仕事ができないんだ」といったように、カフェインの覚醒作用に頼りたいという人もいるかもしれません。しかし、カフェインの眠気ざまし効果は、カフェインをたくさん摂れば効果がアップするというものではありません。推奨量よりも多くのカフェインを摂ると、神経系の興奮剤にかたちを変え、むしろ不快感が残る場合も。前述のようにたった1gのカフェインで、手の震えや頭痛などの症状の引き金となることもあり、過剰摂取は下痢や胸焼けを起こす可能性も考えられます。つまり、眠気ざましに1杯のコーヒーはOKでも、何杯も飲むことは逆効果になってしまうのです。仕事中にはずっとカフェイン飲料を飲んでいるという人は、2杯目からは別の飲み物にしたほうが集中力はキープできるでしょう。ちなみにルイ博士によれば、適量のカフェイン摂取は、物理的・精神的なパフォーマンスをアップさせるだけでなく、心血管疾患、神経疾患、肝疾患、さらには自殺による死亡のリスクを軽減する効果まであるそうです。適正量ならカフェインの良い効果はたしかに本物、でも、だからといって、たくさん摂ったら効果も増すというわけではないことはおぼえておきましょう。*普段何気なく口にしている食品でも、過剰摂取は禁物。カフェインフリーの飲料なども併用して摂りすぎに注意し、カフェインのパフォーマンスアップ作用を上手に使いこなしましょう!(文/スケルトンワークス)【参考】※カフェイン常用中毒死「眠気覚まし」思わぬ危険も-西日本新聞※How much coffee is too much?-The Straits Times
2016年01月29日カフェインが健康に与える影響に、かつてないほど関心が高まっています。昨年12月、眠気覚ましのためにカフェイン入り清涼飲料水を日常的に飲んでいたという20代の男性が死亡。死因としてカフェイン中毒の可能性が指摘されたことで、危機感が広がりました。カフェインの摂りすぎには、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢や吐き気などといった健康面での影響があり、さらに妊婦の場合は胎児の発育への影響も指摘されています。海外では子どもや妊婦を中心に、カフェインの摂取目標量を設定している国もあり、EUの欧州食品安全機関(EFSA)は昨年5月、「健康維持のためには成人で1日400mg未満、1回200mg未満のカフェイン摂取が望ましい」と発表しました。しかし日本ではいまのところ、明確な健康影響への評価や摂取許容量の定めはありません。今回は、管理栄養士の望月理恵子先生に「カフェインの多く含まれる食べ物・飲み物」のトップ10をお聞きしました。一般的な1回当たりの摂取量として、食べ物は100g当たり、飲み物はマグカップ1杯に相当する300mlの含有量で比較しています。■10位:コーラ飲料(30mg/300ml中)500mlペットボトル換算ならカフェイン含有量は50mgになります。最近はノンカフェインのものも出てきている一方で、ストロング系のものはカフェイン量もアップします。また、ダイエットコーラ飲料の方が、カフェインが含まれるものが多くあるので要注意。■9位:ペットボトルの緑茶(30~39mg/300ml中)食事のときや喉が渇いたときなどに欠かせないペットボトルタイプの緑茶にも、カフェインはしっかり入っています。濃いタイプの緑茶ほどカフェインの量も多め。玉露はさらにカフェイン量がアップします。■8位:ペットボトルの紅茶(40mg/300ml中)コーヒーよりも少なめですが、緑茶よりもやや多めのカフェインを含みます。ミルクティーなどは、紅茶成分がその分減るのでカフェイン量も少し減りますが、砂糖をたっぷり含む製品も多いので、飲みすぎには注意したいもの。■5位:ペットボトルのウーロン茶(60mg/300ml中)緑茶、紅茶よりもカフェイン量は多くなりがち。ペットボトルではなく、茶葉を自分で抽出して入れる場合、煮出しすぎるとカフェイン量がアップしてしまうので注意が必要です。■5位:ティーバッグの紅茶(60mg/300ml中)同率5位がこちら。同じ紅茶でも、ペットボトルのものよりもややカフェインが多くなりがちです。さらに、ティーバッグを長く浸ければ浸けるほどカフェインが濃くなるリスクが高まります。■5位:ダークチョコレート(60mg/100g中)固形物で唯一ランクインしたのがチョコレート。濃厚なもの、“高カカオ”のものほど、カフェイン含量が多くなります。果肉やナッツが入っているものは、チョコレートの割合が減る分カフェイン量もダウン。ミルクチョコレート(100g)なら20mg、ホワイトチョコレートであればカフェイン量は0です。■4位:エナジードリンク(96mg/300ml中)海外メーカーの製品は、カフェイン量が多いものがたくさんあります。さらに、海外のものは日本のものよりもサイズが大きい場合も多く、その結果たくさんのカフェイン摂取につながります。■3位:栄養ドリンク(126mg/300ml中)栄養ドリンクの主な効果は、実は疲労回復ではなくカフェインによる覚醒作用。特に、眠気覚ましのエナジードリンクは100mlで240~300mgになるものも。1日に何本も飲むのは明らかにカフェインの摂りすぎにつながります。■2位:コーヒー(インスタントの場合130mg/300ml中)カフェインが多く含まれているのは、もちろんコーヒー。普段飲んでいるインスタントコーヒーは、栄養ドリンクよりカフェインが摂れてしまうのです。ちなみに、ドリップコーヒーの場合は200mgとさらに高カフェイン。インスタントの方がカフェインはやや低くなります。■1位:缶コーヒー(150~180mg/300ml中)カフェイン含有量トップ2がコーヒーという結果でした。なかでも缶コーヒーは、外出先でも手軽に熱々のものが飲めるとあって運転中の眠気覚ましなどにも重宝されていますが、カフェイン含有量もダントツ。ブラックよりもミルク入りの方がコーヒー量が少ない分、カフェイン量は減ります。*どれも、日常よく手にする食品・飲料です。1回あたりの分量はそれほどではないにしても、1日数回、しかも毎日となれば、健康に与える影響も見過ごせません。さらにペットボトル飲料や缶コーヒーには砂糖もたっぷりと含まれていて、2本、3本と飲んでしまうとカフェインだけでなく糖分過多にも。医療関係者の間では、長距離トラックドライバーなどが眠気覚ましに缶コーヒーを一晩に何本も飲むことで、睡眠時無呼吸症候群や糖尿病の予備軍になる「缶コーヒー症候群」が指摘されているくらいです。摂りすぎには十分注意したいものです。(文/よりみちこ)【取材協力】※望月理恵子・・・管理栄養士、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー。調剤薬局、サプリメント会社に勤務後、独立。強制・禁止などの指導ではない“楽しく自然に身に付く栄養カウンセリング”と、アンチエイジングクリニックや皮膚科などで美容・肩こり・冷え・眼精疲労など“健康な人にもおこりうる悩みに対してのカウンセリング”を得意とする。現在は、健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。【参考】※カフェインの過剰摂取に注意―保健指導リソースガイド※食品中のカフェインについてのファクトシート―内閣府食品安全委員会※東京都食品安全FAQ―東京都福祉保健局
2016年01月21日疲れたときの温かい飲み物は、ほっと一息をつかせてくれるもの。特に冬場は、冷えた身体に染みわたるコーヒーや紅茶はおいしいですよね。とはいえ、一日に何杯もコーヒーを飲む習慣があるなら見直してみて。知らず知らずのうちに摂りすぎたカフェインの影響で、不調を招いているかもしれませんよ!コーヒーや紅茶、カフェラテなど、手軽にテイクアウトができるカフェも増えるなか、そうした飲み物が手放せないと感じている人も多いようです。食事中に飲む緑茶やウーロン茶にも、カフェインが含まれており、気がつけば一日中飲んでしまっている人も少なくありません。カフェインには、覚醒を促して一時的に眠気を解消したり、集中力を高めたりする効果がありますが、その一方で、興奮作用も強く、血管を収縮させて頭痛を引き起こすといった影響もあります。カフェインは、植物由来の「アルカロイド」と呼ばれるもの、もともとは気付け薬として使われていました。ストレス下の状態でカフェインを摂れば、薬用効果で一時的に元気になりますが、それは、疲れた身体にムチを打っているようなもの。一杯のコーヒーに含まれるカフェインは微量だとはいえ、続けて飲んでいれば、身体への負担も大きくなります。カフェインが影響して興奮状態となり、攻撃性を刺激されればイライラの原因になり、ますます疲れてしまうことに……。カフェインが多い飲み物として気をつけたいのが、今はやりのエナジードリンクです。うっかり多量を常用してしまうと、身体に影響が出ることも考えられます。栄養ドリンクや炭酸飲料に含まれる場合もあるので、内容を確認して使用したいですね。疲れとストレスを緩和するために飲むカフェインのはずが、イライラの原因になってしまうようでは本末転倒というもの。普段からカフェインの摂取量をコントロールことで、穏やかな時間を過ごせるかもしれません。リラックスして過ごしたい日こそ、朝の一杯を白湯に変えるのがおすすめです。脱カフェインの習慣を意識して、バランスの整った日々を過ごしましょう。
2016年01月01日カフェインを含む飲み物は多くありますが、なかでも代表的な“コーヒー”は朝やホッとひといきつきたいときのお供に欠かせないという人もいるのではないでしょうか?でも、気になるのは、カフェインの摂りすぎは冷えにつながる……という節。特に女子は身体のことを思うと、できることなら摂りすぎは避けたいものです。そこでコーヒーの代わりになる、カフェインが気にならないおすすめのドリンクをご紹介。「タンポポコーヒー」という名前は聞いたことがあるという人も多いのでは?乾燥させたタンポポの根を煎って作られるタンポポコーヒーは、コーヒーに似た見た目や風味ですが、ノンカフェインです。利尿作用や血液の循環を促すと考えられていて、むくみや冷え、便秘の軽減も期待できるのだとか。「チコリコーヒー」は、チコリの根を乾燥させ焙煎したもので、フランスでは古くから多くの人に飲まれ続けている飲料です。食物繊維を豊富に含み、ミネラル類の吸収を促すと言われているある、サプリ代わりに飲んでみるのもいいかも。ご紹介した2つより身近なのが「ほうじ茶ラテ」です。ほうじ茶はノンカフェインではなく、若干のカフェインを含みますが、コーヒーよりは断然少ない含有量です。少し濃い目のほうじ茶とミルクをお好みの分量で注ぎ、砂糖やはつみつで甘さを加えるのがおいしくいただくコツ。ミルクを豆乳に代えてもおいしいですよ。コーヒーのようでコーヒーではない、カフェインが少ない代替品を賢く取り入れてみてはいかが?
2015年11月25日コーヒーからカフェインを取り除いた「カフェインレスコーヒー」は、通常のコーヒーと味に違いはあるのだろうか。ネスレ日本がこのほど主催したセミナー「カフェインとカフェインレスの健康科学」にて、学校法人茶屋四郎次郎記念学園東京福祉大学・大学院短期大学部こども学科教授の栗原久氏に聞いてみた。○カフェインレスのコーヒーとは?カフェインレスコーヒーは、コーヒーからカフェインを90%以上カットしたコーヒー。「デカフェ」とも呼ばれており、有機溶剤や水、二酸化酸素を利用してカフェインを取り除いている。ネスレ日本では、「カフェイン自然抽出法」という水だけを使った方法を採用。これは水の中にコーヒー豆を浸して、カフェインの水溶性で取り除くというもので、97%のカフェインを抜くことができるそうだ。○カフェインレスと通常のコーヒーを飲み比べてみた実際に、「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」「ネスカフェ ゴールドブレンド」を飲み比べてみた。見た目と香りに大きな違いはなかったが、口に含むとカフェインレスのコーヒーの方が酸味をよく感じる。味わいはいつものコーヒーと変わらないが、カフェインの苦味が薄くなったせいか、後味がすっきりとした印象だ。栗原氏によると、「水にカフェインを溶かしているので、全く同じとは言えません。それでも、カフェインに含まれる苦味成分がほんの少し抜けるくらいなので、コーヒー豆の特徴を失うことはないでしょう」とのこと。カフェインを控えたい人は、ぜひ試してみてほしい。
2015年11月19日小さなカップの底に沈んだ濃くて真っ黒なエスプレッソコーヒー。味も香りもインパクトがあり、なんとなくカフェインも強そう。反対に、アメリカンコーヒーは薄いし、さらっとした飲み心地でカフェインも少なさそう……。意外にも答えはその逆!エスプレッソ1杯より、アメリカンやブレンドなどドリップ式のコーヒー1杯に使われる豆の分量のほうが多いことが理由です。エスプレッソ1杯のコーヒー豆の適量は約7グラム、一方、ドリップ式だと約10グラム。この違いがカフェイン量に影響します。ただし、同じ量を飲むなら、エスプレッソのほうがカフェイン量は多くなります。それは、エスプレッソは豆を細かく挽くので、成分がより強く抽出されるから。エスプレッソ1杯30ミリリットルに含まれるカフェイン量は30~50ミリグラムであるのに対し、アメリカンだと8~15ミリグラム程度です。でも、アメリカンだとカップ1杯250ミリリットル程度とエスプレッソの約8倍の分量を飲むことになります。結果として1杯のカップに含まれるカフェイン量は、アメリカンのほうがエスプレッソより多くなるのです。夕食にイタリアンレストランへ行ったなら、食後のコーヒーはエスプレッソがおすすめ!強い味わいとコーヒーのアロマで、お口の中もすっきり。カフェインが少ないので睡眠への影響も少なくて済みそうですね。
2015年10月14日老舗高級食料品店ブランドのノンカフェイン紅茶アサヒ飲料株式会社(以下、アサヒ飲料)は、2015年10月13日(火)より「フォション ノンカフェイン紅茶」を発売する。パリの「フォション」は、1886年に創業した高級食料品店。100年以上の歴史がある伝統のレシピを守りつつ、革新的な美味しさを追求するブランドだ。1972年には海外第一号店として日本に支店がオープンしている。ノンカロリー&ノンカフェインが嬉しい今回発売された同商品は、フォションが提案するペットボトルのアールグレイ紅茶。ノンカロリーのため、従来の加糖されている紅茶飲料のように飲む時間帯やカロリーを気にせず飲むことができる。また、アサヒ飲料はカフェインを濾過して粉末化した「デカフェ粉末紅茶」製法を採用し、フォションがこだわった香りとスッキリとした甘みをブレンド。ノンカフェインのため、妊娠中・授乳中の女性もフォションブランドの紅茶を美味しく味わうことができるのが嬉しい。【商品概要】商品名:フォションノンカフェイン紅茶PET450 ml中味:紅茶飲料希望小売価格:150円(消費税含まず)(引用:プレスリリースより)【参考】・アサヒ飲料株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年10月10日アサヒ飲料は10月13日、「フォション ノンカフェイン紅茶」を全国で発売する。同商品は、パリの高級食材商「フォション」が提案するノンカフェイン(0.001g/100mlを0gとする)のアールグレイ紅茶。午後の休憩や夜のくつろぎ時にも紅茶の香りや味わいを楽しみたいという声に応え誕生したという。同商品では、茶葉を通常通り抽出したあと、カフェインをろ過して粉末化した「デカフェ紅茶粉末」を使用。茶葉自体からカフェインを取り除いたあとに、紅茶を抽出する一般的なノンカフェイン紅茶よりも、紅茶本来のおいしさや香りが楽しめるという。同社では「睡眠を妨げないノンカフェイン飲料は時間を気にせず飲用でき、妊娠・授乳中の女性にもおすすめです」としている。価格は税別150円。
2015年10月09日小川珈琲は9月1日、「小川珈琲店 有機珈琲」5品を全国で発売する。「小川珈琲店 有機珈琲 カフェインレス モカ 粉 170G」(税別980円)は、水を用いてカフェインを97%以上カットしたコーヒー豆を使用。エチオピア モカの甘い香りを生かし、調和のとれた味わいに仕上げたとのこと。「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド 豆 170G」(税込820円)は、ペルー、メキシコ、ブラジル、ホンジュラス、インドネシアの豆をブレンドしたコーヒー。酸味と苦味のバランスがとれた味わいになっている。1杯ずつ手軽に楽しめるドリップバッグ「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)も同時発売。「小川珈琲店 有機珈琲 フェアトレードモカブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)は、モカのフルーティーな香りを生かして、すっきりとした味わいに仕上げている。ドリップバッグのアソートセット「小川珈琲店 有機珈琲 コレクション ドリップコーヒー 10杯分」(税別720円)には、「オリジナルブレンド」「フェアトレードモカブレンド」「バードフレンドリーブレンド」を詰め合わせた。
2015年08月27日冷やした麦茶がおいしく感じられる季節。麦茶はノンカフェインで体にやさしく、ミネラルも含まれており、老若男女問わず慕われている飲み物です。冷やしたり、温めたりとシンプルな飲み方に少し飽きてしまったというときには、大胆なアレンジで身近な麦茶を特別なドリンクに変身させてしまいましょう!まずは、濃いめに煮出した麦茶と同量のミルク、お好みで甘味をプラスすれば、麦茶オレの完成です。見た目も味もカフェオレそっくりですが、ノンカフェインなのがうれしいですね。次に、ティーポットにりんごやオレンジ、マンゴーなどのフルーツを数種類たっぷりと入れ、そこへ煮出した麦茶を注ぎます。紅茶でつくるフルーツティーはよく聞きますが、麦茶でもおいしくいただけますよ。また、しその葉と梅干しを一緒に頂くと、夏の熱中症予防にも最適なドリンクになります。沸騰したお湯に紫蘇の葉と梅干しを入れ少し煮たあと、麦茶パックを入れて煮出すとできあがります。ほかにも、レモンを垂らしたり、ソーダで割ったり、ハーブやスパイスを足したりと意外とアレンジの幅が広い麦茶。お好みの飲み方を探してみるのも楽しそうですね。おいしく水分補給をして夏を乗り切りましょう。
2015年08月12日お茶やコーヒーを嗜むのが日課という方もいると思いますが、飲み過ぎは身体によくありません。カフェイン中毒になってしまうと、不眠や体の倦怠感を始め、さまざまな症状が。特に妊婦さんや産後のママは悪影響が大きいので気をつけましょう。カフェイン中毒で入院のリスクがある!?コーヒーは眠気覚ましの定番アイテムですが、飲みすぎると眠れなくなったり胃が痛くなったりと、さまざまな症状を引き起こすと言われています。これらはカフェインの過剰摂取が原因なので、同じくカフェインが含まれている緑茶を大量に飲んだときも同じようなリスクが発生します。さらに、コーヒーやお茶を飲み過ぎた場合、カフェイン中毒になってしまうことも。コーヒーを約5杯から10杯、毎日飲み続けると、不眠、倦怠感、痙攣、不整脈といった症状に陥る可能性があるそうなんです。症状がひどい場合とカフェイン中毒で入院しなければならないケースも。健康に害を及ぼすリスクがあるので、飲み過ぎには注意しなければなりません。授乳中のママのカフェイン摂取量は300mgまで!妊婦さんや産後のママの場合、一般の方以上にカフェインの過剰摂取に注意しなければなりません。ママがカフェインを摂り過ぎたことにより、赤ちゃんがカフェイン中毒になることがあるからです。日本小児科医会総会フォーラムで取り上げられた例をみると、コーヒーと緑茶(またはほうじ茶)を1日にそれぞれ2杯ずつ飲んでいたママの母乳が原因で、生後2か月の赤ちゃんがカフェイン中毒になってしまったというケースが。カフェイン中毒になってしまった赤ちゃんは、ほかの赤ちゃんにくらべ、四肢の動きが多くなり、睡眠時間も短くなっていたといいます。ママがコーヒーやお茶を飲むのを辞めたところ、再び母乳での育児が安心してできるようになりました。授乳中のカフェイン摂取量は300mgまでとされていますが、極力控えるようにしたほうが安心ですね。不眠がちにならないよう適度に楽しもう眠気がつらいとき、お茶やコーヒーを飲むと、カフェインが脳に働きかけ一時的に目が覚めます。妊娠中・出産直後のママは、普段にくらべ眠気に襲われたり寝不足になりがちなので、ついカフェインに頼ってしまうかもしれません。しかし、カフェインを摂りすぎてしまうと、反対に不眠になってしまうこともあります。育児は体力勝負。赤ちゃんの夜泣きで目が覚めたりと、ママの生活はただでさえ睡眠時間が削られがちです。眠れるときに、すぐ眠れるようにカフェインの摂取は控えめにしておきましょう。 photo by Adriano Aurelio Araujo
2015年06月04日キリンビバレッジは4月7日、今年で発売15周年を迎える「キリン 生茶」をリニューアル発売する。あわせて「キリン カフェインゼロ生茶」も新発売する。同社では緑茶のおいしさを決める"あまみ"が、茶葉に含まれるテアニンなどのアミノ酸と関係していることに着目。新たにあまみの多いかぶせ茶を10%採用するとともに、その一部を粉末状にして深いコクとあまみを引き出した。雑味のないあまみが感じられるよう、62℃と低めの温度で抽出している。希望小売価格は、80円(185g・缶)~330円(2L・ペットボトル)。「キリン カフェインゼロ生茶」は、カフェインゼロと緑茶のおいしさの両立を図った商品。緑茶らしいお茶の味を追求し、「キリンやさしさ生茶カフェインゼロ」と比べ、厳選茶葉を1.6倍増量した。世界初の技術「カフェインクリア製法」により、緑茶中のカフェインを選択的に吸着除去している。希望小売価格は140円。※価格はすべて税別
2015年03月09日妊娠中のカフェインやアルコールの摂取については、妊婦さんなら誰でも一度は検索したことがあるのではないでしょうか。カフェインやアルコールの入った飲料を飲んでいいのかダメなのか、赤ちゃんにどんな影響があるのか、皆さん、気になっているのではないでしょうか?そこで今回は、カフェインやアルコールが妊婦やお腹の赤ちゃんに与える影響について、あらためてまとめてみました。■妊娠中なら、やはりアルコールは控えましょうアルコール好きのママには耳の痛い話ですが、やはり妊娠中、授乳中は断酒をしたほうがよいようです。妊娠中にママが摂取したアルコールは、胎盤を通ってそのまま赤ちゃんの体に届いてしまい、「胎児性アルコール症候群」にかかる危険性を高めます。胎児性アルコール症候群とは、妊娠中にママが摂取したアルコールの影響で、赤ちゃん(胎児)が将来的に発達障害や学習障害をおこしてしまうことです。英語名の「Fetal Alcohol Syndrome」の頭文字を取って、「FAS」とも呼ばれています。FASになると、中枢神経系に異常をきたすため、学習障害や多動になりやすいといわれています。そのほか、出生前から発育不全に陥りやすい傾向があり、低体重児が目立ちます。 FASは、ママやパパのアルコール依存症が遺伝をするといった類のものではなく、ママの妊娠中、授乳中のアルコール摂取量だけが影響します。どれだけのアルコールを摂取したら子どもがFASになるのかという明確な基準はありません。そのため、ママが断酒することだけが、FASによる障害の可能性をゼロにすることにつながります。妊娠中、授乳中は、できるだけ断酒をするよう頑張りましょう。■コーヒーやコーラ、カフェイン飲料は息抜き程度でカフェインも、アルコール同様に胎盤をすり抜けて、胎児に直接届いてしまいます。胎児は肝臓の機能が未熟なため、カフェインを排泄できません。そのため、胎児の体内に高濃度のカフェインがとどまることになります。 カフェインの摂取量が胎児に与える影響については、カフェインを1日300mg以上摂取する妊婦は、150mg未満の妊婦に比べて、流産のリスクが2倍になるという報告があります。妊婦が1日8杯以上のコーヒーを飲むと、死産のリスクが高まるという報告もあるようです。コーラには350mlあたり約35mgのカフェインが、コーヒーには100mlあたり約60mgのカフェインが入っています。たまに、息抜き程度に1~2杯飲む分にはよいですが、水代わりに飲むのは、カロリーの面から考えてもやめたほうがよいでしょう。私はつわり中、コーラが無性に飲みたくなりましたが、カフェインの影響を考えて、サイダーや無糖の炭酸水で我慢していました。今はノンカフェインのコーヒーや、おいしいノンアルコールの飲料がたくさん売られています。お酒やカフェインたっぷりのコーヒーを飲みたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんのことを考えて代用品をうまく使いながら、楽しい妊婦ライフを送ってくださいね。
2014年10月26日ミニストップは、オリジナルスイーツブランドHR(ハピリッチ)商品にて「カフェインレスコーヒーゼリー」を4月15日より発売する。価格は180円。○多様なニーズに応えるカフェインレス同商品はその名の通り、カフェインを使っていないのが特徴。コーヒーゼリーの上にホイップクリーム、クラッシュコーヒーゼリー、コーヒームースを重ねた4層からなるスイーツだ。メキシコ産のアラビカ種100%のコーヒー豆を使用。妊娠中や授乳中でも安心して食べることができるなど、カフェインを摂りたくない消費者のニーズに応えた商品となっている。価格は180円。181kcal。東北地区のみ、4月16日から発売する。
2014年04月16日サントリー食品インターナショナルは7日、低カフェインの「サントリーやさしいウーロン茶」を全国で新発売する。希望小売価格は500mLペットボトル入りで147円。同製品は、健康成分”ウーロン茶ポリフェノール”を含有。カフェイン量を「日本食品標準成分表2010」のウーロン茶抽出液の基準値との比較で約70%低減することで、苦味や渋みを抑えている。甘く香ばしい味わいとすっきりとした後口が特長とのこと。パッケージには、かわいらしいパンダのイラストをデザイン。「低カフェイン」「ウーロン茶ポリフェノール含有」と記すことで、中身の特徴をストレートに表現しているという。5月に発表された同社と大阪大学大学院歯学研究科、岡山大学大学院医歯薬総合研究科との共同研究によれば、ウーロン茶の飲用がデンタルプラーク(歯垢)の沈着を抑え、虫歯(う蝕)の予防のための有用な手段のひとつになり得るという。研究に携わった大嶋隆大阪大学名誉教授は、「規則正しい食生活と食後の歯磨きに加えて、ウーロン茶を食事中や就寝前に飲むことによって、虫歯予防の効果がさらに期待できる」と考察している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日