西部開拓時代に実在した女性の人生を、『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督が贈る『カラミティ』。ブルーレイ&DVD発売を記念し、レミ・シャイエ監督やスタッフらが主人公の少女マーサの描き方を語るインタビューが、映像特典から一部公開された。主人公のマーサ・ジェーン(カラミティ・ジェーン)について、「難しかったのは、マーサの人生が謎に包まれていたこと」と監督。彼女の伝説や娘への手紙などには事実ではないものが多い中、ミズーリの農場で暮らしていたこと、その2年後にはモンタナにいたという事実を突き止め、その2年間の空白を「マーサの幼少期」としてフィクションで描くことを決めたことを明かす。さらに監督は「マーサはあの時代に生きた強い女性だったが、自分が女性なのは決して隠さなかった」、スタッフたちは「男の子になりすましている時も自由で柔軟。(中略)実際の彼女も衣装持ちで変装が好きだった」「社会の押し付けを打ち破り、同時に現代の社会にも疑問を投げかける」「マーサは現代の少女と同じ悩みを持つ主人公」と、実在のマーサとフィクションを織り交ぜた本作のマーサについて共通点が多いことを挙げている。レミ・シャイエ監督の考えるマーサ・ジェーンとはレミ・シャイエ監督はマーサについて、「ここに1人の12歳の少女がいる。彼女は自分の居場所に不満もなければ、反抗的でもない。開拓者の旅団の中で、少女たちは皆、料理や洗濯をし、弟妹の面倒を見る。そしていつも馬車の近くを離れない。マーサもそれを当たり前のこととして受け入れていた。しかし、一度自由を知った彼女は、元々の豪胆な性格も相まって、共同体の常識の枠には収まらなくなっていく。様々な出会いと経験を糧に、マーサは自身の在り方を作り上げていく。彼女のとてつもなく自由な精神は、時代の100年先をいくものだ」と語っている。『カラミティ』は4月20日(水)よりブルーレイ発売、デジタル配信(購入/レンタル)開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
2022年04月12日4月20日(水)リリースのアニメーション映画『カラミティ』のボーナス・コンテンツをシネマカフェが独占入手した。実在したアメリカ西部開拓時代の女性ガンマン、カラミティ・ジェーン。本作は、家族を支えるために、1人の少女が困難に立ち向かう勇気と感動の物語。今回公開されたのは、<映像を彩る「音」ができるまで>と題されたボーナス・コンテンツ映像。観客を映画の疑似現実の世界に引き込む“音”を、ベルトや鞄、プールに張った水など、様々な道具を使って作っていく様子が映し出されている本映像。「人や生き物の動きが特殊」とアニメーションにおける問題を提起し、「音はいたって自然でないとならない。登場人物とリズムをシンクロさせるんだ。同時に不自然な動きを音でカバーする、そこがアニメは難しい」と語る場面も収録されている。なお、今回リリースされるBlu-ray、DVD、デジタル配信(購入)には、「メイキング映像」や「監督インタビュー」などの映像特典も収録される。『カラミティ』は4月20日(水)ブルーレイ発売、デジタル配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
2022年03月19日フランス・デンマーク共同制作アニメーション『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』で注目を集めたレミ・シャイエ監督による最新作『カラミティ』が、いよいよ9月23日(木・祝日)より公開。この度、本編冒頭10分間の映像とともに監督からのコメント映像が到着した。『カラミティ』は主人公マーサが様々な困難に立ち向かう中で周りの大人たちに影響を与え、大人た ちも、いつしか少女とともに成長するという物語。女性は女性らしくという西部開拓時代のアメリカにあって、主人公マーサは家族を支えるために髪を切り、ジーンズをはくことを決意。生きていくために必要な乗馬、馬車の運転、投げ縄といった男性のものとされていた“作法”を習得するーー。今回そんな本作から解禁となったのは、主人公マーサが家族を支えるため、これまでの生き方を大きく変えるきっかけとなった本編冒頭10分。馬に踏まれ負傷してしまった父親...。母親は他界しており、まだ幼い妹と弟の面倒も見なけれならないマーサは、父の代わりに家族を支える決心をすることで、その運命が大きく変わっていくことになる。『カラミティ』は9月23日(木)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
2021年09月13日西部開拓史上初の女性ガンマン、カラミティ・ジェーンの子ども時代の物語を描くアニメーション映画『CALAMITY カラミティ』より、日本語吹き替え版予告編が到着した。本作の吹き替え版には、主人公マーサ・ジェーンをYoutuberでモデルの福山あさき、妹レナを松永あかね、弟エリージャを木野日菜、親友イヴを木戸衣吹、ライバルのイーサンを畠山航輔、マーサを追い込む旅団長アブラハムを杉田智和、イヴの父親を上田燿司が担当。予告編では、マーサが家族を支えるために髪を切り、ジーンズをはくことを決意する様子が描かれている。また映像では、著名人のコメントも挿入されている。絵本の翻訳の経験もある歌手の藤井フミヤは、「なんて美しいアニメーション!カラフルな風景は現代アートのようだ」と絶賛し、アニメーション監督の伊藤智彦は「このアートな画面に騙されてはいけない。エンタメとしてはむしろかつてのスタジオジブリのマインドに近い映画なのです。新たなヒロイン、いやヒーローの誕生を見届けよ!」と呼びかけている。『CALAMITY カラミティ』は9月23日(木・祝)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
2021年07月14日2020年、アヌシー国際アニメーション映画祭にてクリスタル賞(グランプリ)を受賞した『カラミティ』。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり公開日が延期となっていたが、この度、9月23日(木・祝)からの公開が決定、新カットのキービジュアルと場面写真が解禁された。本作は、2019年に日本公開され、その輪郭線のない美術的な画風とリアルなストーリー展開で話題を集めたのフランス・デンマーク共同制作アニメーション『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督による最新作。アヌシー国際アニメーション映画祭にてワールド・プレミア上映され、見事クリスタル賞を獲得。各国映画祭を巡回した後、昨年12月に本国フランスで公開され、シャイエ監督の個性的な映像表現はさらに磨きがかかり、よりエンターテインメント性が増したと評判を呼んだ。日本では2020年12月に「フランス映画祭2020横浜」にて字幕版が、翌年3月開催の「東京アニメアワードフェスティバル」にて日本語吹き替え版がプレミア上映。日本上陸も待ち望まれていた。西部開拓時代の女性描く『カラミティ』の背景監督の前作『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(15)は、行方不明になった祖父を探しに1人、北極を目指して旅立つ14歳の少女が主人公。本作『カラミティ』も同様に、12歳の少女の成長譚。主人公マーサが様々な困難に立ち向かう中で周りの大人たちに影響を与え、大人たちもいつしか成長していくという物語。女性が言動や生き方を制約されていた西部開拓時代のアメリカにあって、主人公マーサは家族を支えるために髪を切り、ジーンズをはくことを決意。生きていくために必要な乗馬、馬車の運転、投げ縄といった“男の作法”を苦労して習得する。カラミティ・ジェーンの誕生秘話でもある本作は、マーサを“ジェンダーレス”な生き方を選択した最初の女性として描いた。また、シャイエ監督はインタビューで、本作の制作過程においても男女平等を意識していたと語っており、制作スタジオのアニメーターの人数、管理職の男女比、そして給料の総額なども考慮。アニメーション制作は長期的なプロジェクトとなるため、女性アニメーターが制作期間中に産休を取得し、復職できる環境も整備されていたという。『カラミティ』は9月23日(木・祝)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CALAMITY カラミティ 2021年9月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
2021年06月15日アメリカに実在した女性ガンマン、カラミティ・ジェーンの半生を題材にした舞台『カラミティ・ジェーン』が2月4日(土)、ル テアトル銀座 by PARCO(東京)で開幕。クーポンサイト『ポンパレ』では、1月31日から期間・枚数限定でチケットを割引で販売する。舞台『カラミティ・ジェーン』のチケット情報カラミティ・ジェーンは19世紀に実在した女性ガンマン、マーサ・ジェーン・カナリーの半生を題材に1950年代に映画化、その後フランスの脚本家ジャン=ノエル・ファンウィックの戯曲で舞台化された。日本でも数多く上演され、2008年の湖月わたる主演の本公演が好評を博した。今回も湖月わたるが2008年に続いて主人公ジェーンを演じるほか、相手役ビル・ヒコックに若手俳優・金児憲史、サーカス団団長のバッファロービルにパパイヤ鈴木らが脇を固める。割引販売の対象は、2月4日から10日(金)までの公演(一部を除く)で、通常価格9000円を4500円で提供する。販売は3日(金)午後12時まで。『カラミティ・ジェーン』は2月17日(金)から3日間に渡って大阪・梅田芸術劇場でも開催される。チケットは各プレイガイドで発売中。
2012年01月31日2月に東京・大阪で上演される、湖月わたる主演の音楽劇『カラミティ・ジェーン』。開幕が待たれる本作だがひと足早く12月22日、都内にてクリスマス・トークイベントを開催、湖月ら出演者が作品の魅力をアピールした。『カラミティ・ジェーン』チケット情報はこちら『カラミティ・ジェーン』は19世紀アメリカに実在した伝説の女性ガンファイターを主人公にした音楽劇。“嵐を呼ぶ女”と謳われたジェーンの波乱万丈の人生を、個性溢れる登場人物との交流、また西部劇アクションや歌、踊りを織り交ぜ綴っていくもの。2008年に湖月主演で上演され好評を博した作品が、待望の再登場を果たす。この日のイベントはウエスタン風のレストランが会場。制作発表会見やポスター撮影風景などのVTRが流れ、集まったファンたちが『カラミティ・ジェーン』の雰囲気に浸る中、湖月が登場。黒の皮パンにタキシード風のジャケットというマニッシュな出で立ちは「ウエスタンを思わせつつ王子風に!」と解説。「(カッコいい服装は)皆さまへのクリスマス・プレゼントです」と笑う湖月は、時おり客席にも話を振りつつ、フレンドリーにトークを進めていく。身長174センチと宝塚の男役出身者の中でも長身の湖月だが、恋人ビル・ヒコック役の金児憲史が188センチあり「私が可愛く見えた(笑)」という話や、「チラシのウエスタンブーツとジーンズは自前なんです。たまたま撮影に履いていっていたのが、“そっちの方がいいね”ってことになって」というような裏話が、楽しい雰囲気の中ポンポン飛び出していた。写真撮影会なども行われ盛り上がったのち、共演者である友石竜也、安達星来が登場。ジェーンの娘を演じる安達が現役の大学生であることに触れ、宝塚卒業後に大学に入り女優業と二足のわらじを履いている湖月が「私たち女子大生仲間だね!……母娘なのに(笑)」と喜んだり、友石とは宝塚(『王家に捧ぐ歌』)と四季(『アイーダ』)と作品は違えど同じラダメスという役を演じた共通点などを、この日の司会も務めた秋山エリサも交えて話していく。また、時節柄クリスマスの過ごし方なども話題にのぼり、友石が「寒波が来ているということで……部屋に籠もります!」と言えば、湖月が「役者は風邪をひいちゃいけないからね~(笑)。私もイブ、クリスマスともに部屋で『カラミティ~』の台本読んでます! 私にとっては皆さまに会えた今日がクリスマス。今日に賭けてたんです」と発言し喝采を浴びていた。最後には「私からのクリスマス・プレゼント」と湖月が『ホワイト・クリスマス』を、そして出演者一同で『きよしこの夜』を歌い、イベントは終了。笑い溢れるイベントで、集まったファンたちも満足げな表情だった。『カラミティ・ジェーン』公演は2月4日(土)から11日(土・祝)に東京・ル テアトル銀座 by PARCO、2月17日(金)から19日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。
2011年12月26日元宝塚トップスター・湖月わたる主演の音楽劇『カラミティ・ジェーン』の製作発表が12月8日、都内で行われ、湖月のほか、共演の金児憲史、パパイヤ鈴木、演出の吉川徹が登壇した。『カラミティ・ジェーン』は19世紀のアメリカに実在した女性ガン・ファイター、マーサ・ジェーン・カナリーの波乱万丈の人生を描いたもの。1953年に映画化、その後フランスのジャン=ノエル・ファンウィックの脚本により舞台化された。湖月主演版は2008年に上演。今回はキャストを一新して再演する。結婚、離婚を経た女性の自立や仲間との絆を、歌、踊り、派手な西部劇アクションを交えて描く痛快な作品だ。キャストは服飾ブランド、CAOLU.Lab(カオルラボ)によるオリジナルデザインのスタイリッシュな舞台衣裳で登場。西部劇の雰囲気を醸しながら、トークも弾んだ。この作品をライフワークにしたいと語る湖月は、「初演のときは、結婚、出産、離婚、子供との別れ、愛する人の死というジェーンの様々な人生を体当たりで演じさせていただいた。再演のときには結婚は経験していたいと思っておりましたが、全然間にあいませんでした(笑)!」と周囲の笑いを誘った。また身長174センチの湖月が見上げるほどの長身で、ジェーンが唯一愛する男性、“二丁拳銃のビル”ことビル・ヒコック役の金児憲史には「礼儀正しくて優しくて、ゾッコン惚れ込んでおります。私たちの愛を見届けていただけたら」とラブコール。それを受けて、金児は記者に「再演が終わるころには湖月さんといい関係になっていそうですか?」と問われると、「(可能性は)あります!」とキッパリ。ジェーンの幼馴染でサーカス団団長のバッファロー・ビル役のパパイヤ鈴木も丁々発止のやりとりに参戦し、「(ふたりの恋の行く末を)全力でサポートします!」と答え、会場は終始笑いに包まれた。湖月が「笑っているうちに涙がこぼれる作品です。“絆”ということを考えさせられる2011年だっただけに、今の時代にぜひ観ていただきたい」と語る音楽劇『カラミティ・ジェーン』。東京公演は2012年2月4日(土)から11日(土)までル テアトル銀座 by PARCOにて上演。大阪公演は2月17日(金)から19日(日)まで、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは12月10日(土)より一般発売開始。
2011年12月09日