カリン・クサマが監督するドラキュラ映画『Mina Harker』が、撮影開始を3週間前に控える中、突然製作中止になった。ブラムハウスと共同製作するミラマックスが、クリエイティブ面での意見の相違を理由にプロジェクトを降板したのが原因。映画の舞台は現代のロサンゼルスで、主人公ミナ・ハーカーは『ハミルトン』、『ブラインドスポッティング』のジャスミン・セファス・ジョーンズが演じる予定だった。脚本は過去にもクサマと組んでいるフィル・ヘイとマット・マンフレディ。クルーにはすでに撮影中止の通達がなされているとのこと。この企画が今後再始動する可能性があるかどうかは不明だ。文=猿渡由紀
2022年04月20日カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の後継者、ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が手掛けた初めての単独コレクションとなるシャネル(CHANEL)の2019-20年クルーズ コレクションが、5月3日にパリで発表された。© CHANEL会場となったグラン・パレは、ガブリエル・シャネルとその最愛の恋人だったボーイ・カペルのラブストーリーが始まった場所。ボザール様式を思わせる駅舎が再現され、ゲストたちを空想の旅へと誘う。シャネルのアイコンカラーであるブラック、エクリュ、ホワイトを始め、ピンク、グリーン、ブルー、フューシャ、モーヴ、モカブラウン、ネイビー、コバルトブルーといった彩り溢れるカラーパレットをベースに、花の刺繍がふんだんに施されたスリムなロングドレス、スパンコールのビスチェ…まるで車窓に流れるカメリアの咲き誇る庭園風景を描いたような、絢爛なディテールが描かれる。© CHANELメゾンの象徴的なツイードジャケットは、ショート丈やロング丈、シングルにダブルブレスト、ラウンドやスクエアのショルダー、ドレーピーなデザインやウエストをマークしたものなど、個性豊かなバリエーションがそろう。© CHANEL空想の旅の思い出は、ウエアやバッグなどに施された駅の時計のモチーフ、鉄道員の合図灯をモチーフにしたレジンとラインストーンのミノディエールや、デニムやレザーの旅行用バッグといったところへ散りばめられた。© CHANEL今シーズン、シャネルのビューティ アンバサダーを務めるKōki,がランウェイデビューを飾り、またゲストには、シャネルのアンバサダーである小松菜奈、ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)、リリー=ローズ・デップ(Lily-Rose Depp)、キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)を始め、モデルのクラウディア・シファー(Claudia Schiffer)などが訪れ、新しいシャネルの出発点を盛大に見届けた。
2019年05月07日シャネル(CHANEL)のグローバル CEOを務めるアラン・ヴェルタイマー(Alain Wertheimer)から2月27日、後任の新アーティスティック ディレクターについて正式に発表があった。オートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー部門を統括するファッション・コレクションのアーティスティック ディレクターには、ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が、またファッション・イメージのアーティスティック ディレクターには、エリック・フルンデール(Eric Pfrunder)が就任。ヴィルジニー・ヴィアール © CHANELヴィルジニー・ヴィアールは、30年以上に渡ってカール・ラガーフェルドの一番近くで仕事をしてきた言わば右腕の存在。CEOのアラン・ヴェルタイマーは、「カール・ラガーフェルドと30年以上に渡って仕事をしてきたこのチームと、グローバル ファッション プレジデントのブルーノ・パブロフスキー率いるファッション部門のすべてのチームが、これからのシャネルのファッションの、クリエイティビティーとバイタリティーを更に発展させていってくれるものと確信しています」という声明を発表している。
2019年02月28日『ジェニファーズ・ボディ』のカリン・クサマが、ホラー映画『Breed』を監督することになった。フォックスが製作配給する。原作は、スコット・スペンサーが書いた小説。その他の情報子供が欲しいのにできないニューヨークに住む裕福なカップルは、東ヨーロッパにあるクリニックを訪れ、妊娠に成功。双子が生まれるが、それから10年後、夫妻にも子供たちにも、その施術の影響が現れ始めるという物語らしい。脚本は、2015年のクサマのホラー映画『The Invitation』を執筆したフィル・ヘイとマット・マンフレディが手がける。キャストはわかっていない。女流監督でアジア系のクサマは、今年、アカデミーから新会員に招待されている。文:猿渡由紀
2016年09月21日「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」のカクテルパーティーが、9月30日にパリで開催された。会場となったブティックには、特大の「U-ルック」バックルで出来たウィンドウディスプレイが登場。バックルはそのままリミテッドエディションの「ラルコバレーノ」バッグを内部に飾るコクーンとなった。店内には色とりどりのセラミック製「ミス ヴィヴ」がアート作品のように飾られ、メタルパーツに吊り下げられた「スティレット スフィア」と「ミス ヴィヴ」のモビールがリズムに合わせ揺れ動く。ブランドアンバサダーのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)とクリエーティブディレクター、ブルーノ・フリゾーニ(Bruno Frisoni)は、今シーズンのミューズ、アンブラ・メッダ(Ambra Medda)をメインゲストとして招待。今回お披露目となったアンブラとの限定コラボバッグ「ミス ヴィヴ ラルコバレーノ」は、イタリア語で「虹(L’ArcoBaleno)」を意味するその名の通り、レインボーカラーのシークインやサテン、シルバーメタルのディテールで虹を表現している。また彼女が運営するサイト名でもある。全世界限定30点、その内2点を日本で10月18日に発売する。45万円。会場には女優のカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、モデルのエイメリン・バラデ(Aymeline Valade)、女優のバイ・バイホー(Bai Baihe)、バレリーナのオーレリー・デュポン(Aurelie Dupont)、写真家のジル・ベンシモン(Gilles Bensimon)、エディターのハミッシュ・ボウルズ(Hamish Bowles)、女優のカリン・ヴィアール(Karin Viard)、ブロガーのレアンドラ・メディーン(Leandra Medine)、女優のゾエ・フェリクス(Zoe Felix)等が駆け付け、今回のコラボレーションを祝した。
2014年10月06日