2018年アルゼンチンでメガヒットを記録した、ペドロ・アルモドバルプロデュース作『永遠に僕のもの』。この度、本作で鮮烈な映画デビューを飾ったロレンソ・フェロ扮する、麗しすぎる主人公カルリートスが“悪魔の顔”を覗かせる本編映像を独占入手した。ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた瞳、磁器のように滑らかな白い肌――。17歳の少年、カルリートスは新しい学校で出会った、荒々しい魅力を放つラモンと意気投合し、2人で様々な犯罪に手を染めていく。今回入手したのは、相棒・ラモン(チノ・ダリン)の自宅へ招かれたカルリートスが、ラモンの父親・ホセ(ダニエル・ファネゴ)から拳銃の使い方を教わる一幕を切り取った本編シーン。映像冒頭では、ホセがカルリートスの背後から身体を支え、耳元で拳銃の構え方を指南する様子が映し出される。学校帰りの制服姿のまま、ホセやラモンのアドバイスに従い、遂に意を決して、初めて拳銃の引き金を引くカルリートス。発砲した瞬間も、カルリートスは満面の笑みを浮かべながら「最高に気持ちいい」と興奮を隠さない。そんなカルリートスは以前盗みを働いた際、銃を向けられたときのことを「さすがに怖かった」とふり返りながらも、「盗みなんて簡単だ。いつもやってる。住民に会っても平気で挨拶する」と飄々と語るカルリートスの“悪魔的一面”が映し出されるところで、映像は締めくくられている。カルリートスのモデルとなったのは、1971年にブエノスアイレスで殺人と強盗で逮捕され、その美しいビジュアルで時に“ブラックエンジェル”と呼ばれた実在の人物、カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ。複雑な魅力を合わせ持つロブレドからアイディアを得て、「怪物ロブレド」とはいくぶん異なる架空のキャラクター「カルリートス」を生み出したのが、メガホンを取ったルイス・オルテガ監督だ。カルリートスは、自分が何をしているのか、自分でもよく理解していないキャラクター。ロブレドの本質を変更した理由について説明するために、監督は自身の少年時代をこうふり返る。「なぜか幼いころから、犯罪というものに惹かれていた。映画の様々なキャラクターと出会うにつれて、ますます犯罪に魅力を感じるようになった。とにかく始めは、自分の目で見たいと思っていたけれど、実際は身体がアドレナリンの放出を求めていたようだ。それは、犯罪と得られる感覚と同じものだろう。ティーンエイジャーになって、ストリートにたむろしていた頃に、暴力の現実を目の当たりにしたんだ。そのあまりの過激さは、狂っているという言葉では言い尽くせなかったね」。そんな体験をしたオルテガ監督は、「暴力の本質を見てしまったからこそ、強盗から殺人鬼になった少年の物語を撮ろうと決めた時、悪を描くのではなく、美しいもの、観客への贈り物になるような作品にしようと考えた」と打ち明ける。銃を手にしても、盗みを働くことに対しても罪悪感すらまったく感じさせないカルリートス。その“悪魔的一面”が切り取られているにも関わらず、どこか憎めない、カルリートスの美しさが凝縮された本映像からも、監督の言葉に納得できる世界観に仕上がっていることが伺える。『永遠に僕のもの』は渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:永遠に僕のもの 2019年8月16日より渋谷シネクイント、 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO
2019年08月19日感動モノから犯罪モノまで、多岐にわたる実話の映画化。そのどれもが印象深いストーリーばかりですが、まもなく公開の『永遠に僕のもの』は、アルゼンチンに実在し、その美しさから「黒い天使」と呼ばれた犯罪者をモデルにした衝撃作です。そこで、本作で主演を務めた話題の若手俳優を直撃してきました。写真・角戸菜摘(ロレンソ・フェロ)映画デビューを果たしたロレンソ・フェロさん!【映画、ときどき私】 vol. 2521000人もの候補者のなかから、主人公のカルリートス役に抜擢されたロレンソさん。スクリーンでは鮮烈な存在感を放ち、すでに各国で注目を集めていますが、今回は演じるうえでの思いや20歳の素顔について語っていただきました。―劇中では強盗と殺人を繰り返す美しき犯罪者の役を演じられましたが、まずはカルリートスという人物をどのようにとらえていましたか?ロレンソさん彼は自分のことを「神の使い」と言っていますが、本当に神さまがいるのかどうかを試しているところがあると思いました。つまり、「自分が人殺しをしたら神さまは天から降りてくるんだろうか」とか「キリストのように天に連れて行ってくれるんだろうか」と考えている人だったということです。あと、彼はジェームズ・ディーンやマーロン・ブランドの映画に影響されていたので、映画のなかでもそういう格好や歩き方は僕も意識しました。―ロレンソさんはカルリートスとは違う性格だとは思いますが、役に近づけるためにしたことはありますか?ロレンソさんもちろん彼の暗い部分はまったく違いますが、実は僕とカルリートスには共通点もありました。それは、子どもらしさや無邪気さ、いたずら好きであること。そして、人生を遊びととらえているところや周りの人の気を引こうとするところは似ていると思います。実際、撮影中は多くのシーンで彼を演じるというよりも、自分自身として振舞っていることもあったほど。だからこそ、僕はこの役に選ばれたんだと感じました。―では、できあがった作品を観た感想は?ロレンソさん複雑なテーマではありますが、シンプルな形で示している作品。重い内容であったとしても、カラフルでクールな映画として描かれているので、ブラックというよりもローズ色の映画に仕上がっていると思いました。すべては生きている実感を味わうため―カルリートスが犯罪を繰り返す理由には、お金だけではない“何か”を求めていたところがあったと思います。ロレンソさんはどのように感じましたか?ロレンソさん彼は「生きている」という実感を味わうために盗みを働いていた人。それは例えるなら、サッカーを愛する人がサッカーをしているときに生きていると感じるのと同じことなんです。だから、彼は盗みを愛していたんじゃないかなと思っています。―カルリートスのモデルとなったのは、カルロス・ロブレド・プッチという1971年に世界を震撼させた犯罪者ですが、彼のことは前から知っていましたか?ロレンソさんアルゼンチンではすごく有名な人ですが、僕は彼のことは知りませんでした。おそらく、僕と同じ世代の若者たちはあまり知らないかなと思います。なので、僕はこの映画の話をもらったときにネット検索をして調べたほどです。―彼のことを詳しく知るうちに、どのような印象を持ちましたか?ロレンソさんまずリサーチでわかったのは、映画に現れるカルリートスは、実在のカルロスとは本質的には異なる人物であるということ。なぜなら、カルロスはロックスターのような部分もありながら、罪を犯し、「こんなクレイジーな人が世の中にいるんだ」という代表格のような人だったからです。そして、彼は社会が作ってきた枠組みを簡単に壊すことのできる人でもあると感じました。そんなふうに「壊したい!」という衝動は誰もが持っているとは思いますが、普通は自制心が働いてやらないだけ。でも、彼は捕まるとか死ぬといったことを考えずにできる人なんです。みながそういうことをやっていたら、社会はカオスになっていたと思いますよ。犯人像のステレオタイプが壊された―当時、カルロスが騒がれた理由のひとつは、彼の美しいルックス。そういった美貌が犯罪へと走らせた原因になったとは思わなかったですか?ロレンソさん僕はそうだとは思いません。ただ、彼が捕まったときに「ロンブローゾの理論を壊した」とは言われていたようです。その理論というのは、「生まれつきの犯罪者は貧しくて、醜い顔をしていて、浅黒くて、耳がとがっていて、歯がない」というのもの。にもかかわらず、彼はいい地区の中流階級の出身で、わりとお金も持っている家族の息子だったんですよね。それによって、これまでの犯人像におけるステレオタイプだけでなく、人種差別も壊すことに繋がった部分はあったと思います。つまり、身なりがきちんとしたモデルのような人間でも犯罪に手を染めることがあるということです。―ちなみに、ロレンソさんもビジュアルにフォーカスされることが多いですが、そのことについてはどう感じていますか?ロレンソさん僕にとって、外見はあまり重要ではないですね。もちろん、「かっこいい」と言われて居心地は悪くないですが、それはすごく表面的なことですから。―いまでは、「南米のレオナルド・ディカプリオ」と呼ばれたり、ティモシー・シャラメと比べられたりすることもありますよね?ロレンソさんそう言われることについては、「やっぱりアメリカ人に比べられるんだな」という思いがつねにありますね。彼らは素晴らしいアーティストなので、すごく尊敬もしていますが、いつも欧米の人の足もとにいるような感じがしてしまうのは事実。そうやって比較される運命なんだなと思います。新しいことにどんどん挑戦していきたい―劇中のカルリートスは17歳ですが、ご自身はどんな少年でしたか?ロレンソさんいまもまだバカですけど、17歳の僕はいまよりもずっとバカでした……。本当にそれだけでしたよ。(笑)―では、20歳になって注目される立場にいることを想像していましたか?ロレンソさんそのころは名声を得たいと考えたこともないですし、現在のような状況というのもまったく想像していなかったですね。―いまでは俳優としてだけでなく、ラップシンガーとしても活躍されていますが、20代はどう過ごしていきたいですか?ロレンソさん仕事面においては、もっと映画に出たいと思っています。監督業にも興味があるので、短編映画を作ってみたいですね。あとは、世界のいろいろなところを旅したり、新しいことにどんどん挑戦したりしてみたいと思っています。とはいえ、この取材が終わって、外に出て何をするかさえわかっていないので、具体的なことはまだわかりません。というのも、僕は同じことをすることが耐えられない性格なので、あまり先のことを考えて決めてしまったら、楽しむことができないんじゃないかなという気がしているからです。―では、いま一番興味があることは?ロレンソさんいま隣にいる彼女です(笑)。付き合って7か月になります。―それはステキですね。彼女のどういうところに魅力を感じていますか?ロレンソさん彼女は時間をすごく丁寧に使う人。そのせいで時々ケンカにもなりますが、自分とはあまりにも違うので、尊敬もしています。―ロレンソさんにとって、恋愛は人生のモチベーションにもなりますか?ロレンソさんそうですね、すごく助けられていると思います。―ちなみに、日本に来たのは今回が初めてということですが、日本で好きなものや影響を受けたものはありますか?ロレンソさん北野武さんが大好きです。彼の映画も、彼のユーモアも大好きなので。あと、日本のゲームやキャラクターも好きですが、なかでもポケモンは新しい世界を革命したと僕は思っていて、尊敬の念も持っています。世界を変えたのは、『スター・ウォーズ』かポケモンだと思っていますが、僕は『スター・ウォーズ』よりもポケモンのほうが好きです!今後はほかの国でも仕事をしてみたい―では、ご自身もポケモンのように、世界規模で活躍したいと考えているのでしょうか? 最後に今後へ向けての思いを聞かせてください。ロレンソさんもちろん、自分の国にいると居心地はすごくいいですが、ほかの国に行ってみたいという気持ちもあります。ただ、それがハリウッドであるとは限らないので、スペインやメキシコにも興味を持っているところです。というのも、世界の注目はアメリカに集まっていますし、才能のあるアーティストたちがたくさんいるのも事実ですが、もしかしたらまだ知られていないだけで、アメリカ以外の国々にも優れた人たちがいるかもしれないですからね。なので、幅広い国に注目していきたいと思っています。インタビューを終えてみて……。たたずまいや目線に大人の色気を漂わせながらも、少年のようないたずらっ子の笑顔を見せるロレンソさん。そのどちらの表情にも惹きつけられてしまうところですが、劇中でも唯一無二の魅力を惜しみなく発揮しているので、ぜひみなさんも堪能してください。罪な美しさに心がざわつく!一度知ったら元には戻れない高揚感を味わわせてくれる本作。天使の顔をした悪魔のようなカルリートスが繰り広げる世界に、思わず興奮し、陶酔してしまうはず。世界を虜にし、人生を狂わせるような美しさをその目に焼きつけてみて!ストーリー留守宅の豪邸で盗みを働く17歳のカルリートス。ブロンドの巻き髪と類まれな美貌を誇る少年だったが、同時に平然と罪を犯す危険性を持ち合わせていた。ある日、カルリートスは新しい学校で荒々しい魅力を放つ少年ラモンと出会い、お互いに強く惹かれ合う。そして、意気投合した2人はさまざまな犯罪に手を染めていくのだった……。興奮が止まらない予告編はこちら!作品情報『永遠に僕のもの』8月16日(金)より、渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー配給:ギャガ©2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO
2019年08月15日史上初の快挙となる〈直木賞〉(第156回)と〈本屋大賞〉(2017年)のW受賞を果たした恩田陸の代表作『蜜蜂と遠雷』が、豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され10月4日(金)に公開される。そして、本作に即したインスパイアード・アルバムが9月4日(水)に発売されることが決定した!日本を代表するピアニストたちが、原作に登場するそれぞれのキャラクターに沿った演奏によって作り上げられた映像とアルバムに注目したい。主人公のひとり、松岡茉優演じる【栄伝亜夜】の演奏を担当するのは、感性豊かな音楽性と独創性で世界の数々の桧舞台で聴衆を魅了している実力派ソリスト河村尚子。松坂桃李演じる【高島明石】には国内外のコンクールで活躍し、2015年に行われたアイスショー『Fantasy on Ice』で羽生結弦と共演した実績を持つ福間洸太朗だ。森崎ウィン演じる【マサル・カルロス・レヴィ・アナトール】には、自身もマサル同様海外で育ち、その才能を幼いころから発揮してきた金子三勇士。そして鈴鹿央士演じる【風間塵】には、弱冠18歳にして第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝したほか、2019年6月に行われた第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位に輝いた藤田真央が参加。まさに映画史上最も贅沢な奏者陣が揃ったと言えそうだ。今回発売となるインスパイアード・アルバムは、亜夜、明石、マサル、塵が劇中のコンクールで演奏する楽曲を収録した全4種類!それぞれのキャラクターに寄り添って奏でられる演奏の美しさに酔いしれること間違いなしだ!さらには、劇中で演奏されるコンクールの課題曲でオリジナルの楽曲である『春と修羅』もキャラクター別に収録されている。*作曲を務めるのは国際的に評価の高いロンドン在住の作曲家・藤倉大。●アプリ版ぴあ“クローズアップ”のコーナーでは、水先案内人のひとりで音楽ライターの高坂はる香が、『あなたの知らない国際ピアノコンクールの世界』を連載中(7月30日から全10回予定)。これさえ読めば、映画もコンサートも、そしてアルバムも楽しめること間違いなしだ!
2019年08月08日2018年サンダンス映画祭のオープニング作品として注目を浴び、バラク・オバマ元アメリカ大統領が『万引き家族』や『ROMA/ローマ』『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』などと共に2018年のベストムービーに選出するなど話題を集めた『ブラインドスポッティング』。この度、日本版メインビジュアルと予告編が完成した。カリフォルニア・オークランド育ちの黒人のコリン(ダヴィード・ディグス)と幼なじみの白人マイルズ(ラファエル・カザル)、親友2人の間にある見えない壁を次第にさらけ出していく本作。サンダンス映画祭、SXSWほか世界の映画祭で絶賛され、オバマ元アメリカ大統領が2018年のベストムービーに選出し、ギレルモ・デル・トロ監督も大絶賛を贈るなど、話題を呼んだ作品がついに日本上陸。今回解禁された予告編では、オークランドの危険な街並みを背景に、真面目に“あと3日”を乗り切ろうとするコリンと、そんな心配をものともせず、自由奔放に過ごすマイルズとの姿がコミカルに描かれる前半から、黒人男性が白人警官に背後から発砲される現場を目撃してしまうシーンを境に一気に緊迫した映像へと転換。物語の真髄へと切り込んでいくスリリングな展開となっていく。コリンは地元オークランドで何の問題も起こさずに、指導監督期間残り3日間を無事に乗り切ることができるのか――。コリン役には、ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞を受賞、『ワンダー 君は太陽』やNetflixオリジナル『ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー』などにも出演する黒人ラッパー兼俳優のダヴィード・ディグス。そしてマイルズ役にはヒスパニック系白人のスポークン・ワード・アーティスト、教育者、舞台脚本家であるラファエル・カザルと、実際にベイエリアの高校で出会い、共にフリースタイル・ラップをしながら育った2人が脚本・主演。監督は、長編映画初となるカルロス・ロペス・エストラーダがつとめている。人種の異なる者や貧富の差がある者同士が混在する、現在のアメリカを描いた物語。ポスタービジュアルの「俺たちには、同じものが見えていると思っていた―」が意味することとは?お互いを見つめたときに、いかに全体像が見えずに色々なものを見落としているかを、観る者に問いかける作品となっている。『ブラインドスポッティング』は8月30日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月24日内気な少年がサーフィンを通し、自分自身を見つめ直していく姿が描かれる青春映画『ブレス あの波の向こうへ』をはじめ、オタク少年とその親友たちが連続殺人事件に挑む『サマー・オブ・84』など、今夏はフレッシュな若手イケメンの熱演が光る洋画作品がずらり。中でも予告映像の公開後、「美しすぎて鳥肌立った」「麗しさの極み」「顔が本当に良すぎるし、“ティモシー・シャラメ”感ある」とSNSを中心に話題を集めているのがロレンソ・フェロの美しすぎるビジュアルが印象的な『永遠に僕のもの』。そんな本作には、ロレンソ扮する主人公カルリートスとは真逆な魅力を放つ、もう1人の若手イケメンの姿も。今回は、そんなアルゼンチン発の“奇跡の美男子”たちに注目した。“天使の顔”を持つ実在の犯罪者を熱演!/ロレンソ・フェロまず紹介すべきは、その美貌のインパクトでSNSでも話題沸騰中の映画界の新星ロレンソ・フェロ。1999年にアルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれ、アルゼンチンの有名俳優ラファエル・フェロを父に持つ彼が演じたのは、神様が愛を込めて創ったとしか思えないビジュアルに、悪魔も逃げ出す傲慢な魂を持つ17歳の少年・カルリートス。ブロンドの巻き毛に、吸い込まれるような大きな瞳、艶やかに濡れた柔らかな唇、そして磁器のように滑らかな白い肌…。“天使”のような顔を持つ彼は、息をするようにナチュラルに、ダンスを踊るようにエレガントに、欲しいと思ったものは何でも手に入れ、目障りな者は躊躇なく殺すーー。複雑な魅力をあわせ持つカルリートスというキャラクターは、1971年にブエノスアイレスで殺人と強盗で逮捕され、当時の社会に衝撃を与えた実在の人物、カルロス・ロブレド・プッチからインスパイアを受け、誕生した。ロレンソは子役としての経験はありながらも、本格的に映画へ出演するのは初めてにして初主演。映画デビュー作にも関わらず、堂々とした熱演を見せ、海外のメディアからも「このベビーフェイス、鳥肌が立つほど、危険で可愛い」(Shockya.com)、「可愛さとぞっとする表情の繰り返し。ロレンソにやられた!」(Captivatingly nasty)、「ロレンソ・フェロは、強烈なカリスマ性を放っている」(El Mundo)などと、高評価を受けている。ロレンソ自身も「この映画は苦しかったけれど、本当に努力したし、本物の愛をこめた映画です。お気に入りのシーンを一つに選ぶことなんてできないし、全部をオススメしたい」と愛を語るほど、本作への思い入れはひとしおの様子。そんなロレンソだが、日本公開を記念して“初来日”を果たした際には、取材の合間にゲームセンターで大好きなポケモンのミュウツーのぬいぐるみをゲットしたり、美味しい和牛とお寿司も堪能するなど、日本を満喫。さらに映画公式Twittterでも、取材中に映画のフライヤーやプレスに落書きをしていたという可愛らしいエピソードが明かされており、役者としてストイックな一面を持つ一方で、少年っぽさの残る“やんちゃ”な素顔も、彼の魅力のひとつのようだ。“鋭い視線”とワイルドな存在感で圧倒!主人公と友情以上恋人未満/チノ・ダリンそして本作でロレンソとは真逆の役どころを熱演し、存在感を残しているのが、カルリートスの相棒ラモンを演じたチノ・ダリンだ。転校先で運命の出会いを果たした2人はチームを組み、新しい遊びに熱狂するように犯罪に手を染めていく。野性的な魅力に一目で心を射抜かれたカルリートスだったが、ラモンもまたカルリートスの輝くようなブロンドの美しい姿で平然と罪を犯す、そのギャップに強く魅せられていく。だが、楽しくも狂った日々は、思わぬ形で終わりを遂げようとしていた──。1989年、ブエノスアイレスに生まれたダリンは、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』などで知られ、「第65回サンセバスチャン国際映画祭」で生涯功労賞にあたるドノスティア・アワードを南米で初受賞した俳優リカルド・ダリンを父に持つ、注目の二世俳優。劇中では、その端正な顔立ちや妖艶さを感じさせる色気で、ロレンソには負けない独特の存在感を放っている。そんな対照的な雰囲気を持つキャラクターを演じたロレンソとダリンだが、撮影中もふたりは特に長い時間を共に過ごしたという。後にロレンソはそのおかげもあり本当の友達になれたとふり返っている。プライベートでもコミュニケーションを図り、グッと距離を縮めたことで、友情以上恋人未満な“美しくも妖しい”ふたりの関係を、見事に体現。早くもSNSでは、予告を観たユーザーから「BL要素強めで気になる」という声も多く挙がっており、ますます期待が高まるばかりだ。『永遠に僕のもの』は8月16日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月15日恩田陸の話題作を松岡茉優主演で映画化する『蜜蜂と遠雷』から、予告編と本ポスタービジュアルが到着した。また、本予告をもってお笑い芸人のブルゾンちえみが出演していることが明らかになった。今回到着した予告編では、母を亡くしたことがきっかけで、音楽の世界から失踪するも、このコンクールで再起を目指し再び舞台に戻ってきた栄伝亜夜(松岡さん)、家庭と仕事を持ちながらも出場年齢ギリギリで最後の夢にかける高島明石(松坂桃李)、新しいクラシックをやりたいという夢に向かうエリートのマサル・C(カルロス)・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、そして、“ピアノの神様”が遺した謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)と選ばれし4人が、世界最高峰の国際ピアノコンクールの舞台に登場。亜夜のピアノへの迷い、自身のクラシックと恩師の指導の狭間に揺れるマサル、圧倒的な才能の壁に苦悩する明石の様子も確認することができる。また、予告編でもちらっと登場しているが、芸人で「人は見た目が100パーセント」の出演も話題となったブルゾンさんが、明石の同級生で、明石の国際コンクールへの挑戦を密着しているジャーナリスト・仁科雅美として出演していることも明らかに。ドキュメンタリー番組を撮るため、ピアニストたちに鋭いインタビューをする反面、友人として明石を見守り、励ます役どころとなっている。映画作品への出演は今回が初となるブルゾンさん。「初めての映画ということもありましたし、さらに『蜜蜂と遠雷』は、もともと買って読んでいた作品でもあったので、ダブルで感慨深かったです」と出演を喜び、「とても素敵なチームで、私の撮影期間は1,2ヶ月ぐらいだったのですが終わるのが凄く寂しかったです」と撮影をふり返る。そして役作りについては「中学や高校時代を思い出しながら、松坂さんを同級生だと思い込む作業をしました笑あとは私のやった役は"一番視聴者に近い存在だな"と感じたので、とっつきやすい存在になったらいいな、というのを心がけました」とコメントしている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開
2019年07月15日ディズニー・チャンネルの「ディセンダント」でカルロス役を演じたキャメロン・ボイスが、6日の朝(現地時間)、わずか20歳の若さで他界した。家族の代理人は、「今朝、キャメロンが亡くなったということをお知らせするのは、本当につらいことです」と伝えている。具体的な病名は不明だが、キャメロンは闘病中だったとのこと。眠っている間に発作を起こして亡くなっていたという。キャメロンは9歳のときに、キーファー・サザーランド主演の『ミラーズ』でスクリーンデビュー。ディズニー・チャンネルで4シーズン続いた「ジェシー!」でルーク・ロス役を演じて人気を集めた。「ディセンダント」では「101匹わんちゃん」のクルエラ・ド・ビルの息子カルロスを演じており、同作の第3弾がアメリカで8月2日、日本では今秋放送される。『ディセンダント』でキャメロンとともに主要キャストを演じてきたダヴ・キャメロン、ソフィア・カーソン、ブーブー・スチュワートのインスタグラムでは、まだキャメロンの死について触れられていないものの、それぞれの最新ポストにファンから気遣うコメントや「本当にキャメロンは亡くなってしまったの?」という確認のコメントが寄せられている。「ディセンダント」の監督のケニー・オルテガ、「ジェシー!」でキャメロンと共演したチャールズ・エステンらはSNSでお悔やみのメッセージを投稿している。(Hiromi Kaku)
2019年07月08日“ポスト ティモシー・シャラメ”“南米のディカプリオ”と早くも話題を呼んでいるアルゼンチン映画『永遠に僕のもの』主演のロレンソ・フェロ。日本でもポスタービジュアルや予告が公開されると、SNSを中心に「麗しさの極み」「美しすぎて腰抜かす」「顔が本当に良すぎるし、“ティモシー・シャラメ”感ある」と熱い視線を集めている。1999年、アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれ、アルゼンチンの有名俳優ラファエル・フェロを父に持つ“映画界の新星”との呼び声が高いロレンソ・フェロ。彼が演じたのは、美しすぎるビジュアルに悪魔も逃げ出す傲慢な魂をたたえた、17歳の少年・カルリートス。まるで息をするようにナチュラルに、ダンスを踊るようにエレガントに、彼は欲しいものは何でも手に入れ、目障りな者は躊躇なく殺す。やがて転校先で出会った、荒々しい魅力を放つラモンと強く惹かれ合ったカルリートスは、2人でチームを組み、新しい遊びに熱狂するように犯罪に手を染めていく。だが、楽しくも狂った日々は、思わぬ形で終わりを遂げようとしていた――。カルリートスのモデルとなったのは、1971年にブエノスアイレスで殺人と強盗で逮捕され、当時の社会に衝撃を与えた実在の人物、カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ。その美しいビジュアルから「ブラック・エンジェル」「死の天使」と称され、犯罪とは程遠いように思えるその美貌でも大きな話題に。ブロンドの巻き毛に、吸い込まれるような大きな瞳、艶やかに濡れた柔らかな唇、そして磁器のように滑らかな白い肌…。ロレンソは“マリリン・モンローのような”人を発情させるほどの奇跡のビジュアルを体現!さらに、唯一無二の存在ゆえの孤独と、堕ちることの悦びを強烈かつポップに演じきり、ハバナ映画祭主演男優賞を始め海外の映画祭で数々の賞を獲得。海外のメディアからも「このベビーフェイス、鳥肌が立つほど、危険で可愛い。」(Shockya.com)、「可愛さとぞっとする表情の繰り返し。ロレンソにやられた!」(Captivatingly nasty)、「ロレンソ・フェロは、強烈なカリスマ性を放っている」(El Mundo)などと評され、スクリーンから放つ脅威のオーラで早くも世界を圧倒した。そんなロレンソだが、実は本格的に映画へ出演するのは今回が初にして、初主演となる。“映画デビュー”作ながらも、なんと1,000人もの候補者の中から、オーディションで主役に抜擢。その経緯について、「監督である僕を無視するような態度をとった。それはシャイだからなんだけど、そういうところがよかった」と当時の様子をふり返るルイス・オルテガ監督の言葉からは、どこか色っぽさが漂う雰囲気に反して、年相応なシャイで可愛らしい一面も垣間見ることができる。また、ロレンソは俳優業以外に、実は“ラップシンガー”としての一面も。「Kiddo Toto」の名で2018年よりアルバム1枚、シングル2枚を発表するなど、映画業界からはもちろん、音楽業界からも熱視線。そんなロレンソがまもなく初来日!6月27日(木)にはタワーレコード渋谷店にて、来日記念トークショー&日本最速フッテージ上映会を開催予定。イベントでは、なんとロレンソが集まった日本のファンと直接触れ合う超貴重なファンミーティングも予定している。『永遠に僕のもの』は8月16日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月26日映画『永遠に僕のもの』が、2019年8月16日(金)より全国の劇場で順次公開される。ペドロ・アルモドバルがプロデュース2018年にアルゼンチンでヒットを飛ばした映画『永遠に僕のもの』は、『人生スイッチ』などを手掛けたペドロ・アルモドバルによるプロデュース作品。第71回カンヌ国際映画祭では、ある視点部門への正式出品、第91回アカデミー賞では外国語映画賞アルゼンチン代表作品として選出された。実在した“美しき”連続殺人犯の少年を描くストーリーは、アルゼンチン犯罪歴史の中で最も有名な連続殺人犯の少年・カルリートスの、美しくも儚い青春を描き出すというもの。主人公・カルリートスのモデルとなったのは、17歳から相棒と手を組み、自分が望む全てのものを手に入れようと、窃盗、嘘を重ね、僅か数年で12名以上の殺人を犯した実在の人物、カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ。彼はその美しいビジュアルから「ブラック・エンジェル」「死の天使」とも呼ばれ、犯罪とは程遠いように思えるその美貌でも注目を集めた。そんなカルリートスを演じるのは『永遠に僕のもの』がスクリーンデビューとなるアルゼンチンの新星ロレンソ・フェロ。ポスト“ティモシー・シャラメ”とも称される美しいルックスとは裏腹に、時に妖しくも脆く危うい存在感で、社会に衝撃を与えた連続殺人犯の少年を演じきる。またカルリートスと新しい学校で出会うことになる少年・ラモン役には、チノ・ダリンが抜擢。荒々しい魅力を放つラモンは、少女のような繊細な美しさを放つカルリートスとはまるで正反対。そんな対照的な存在である2人は、いつしか互いに惹きつけられ、友情以上の感情が芽生えていくことにー。ストーリー1971年、ブエノスアイレス。幼いころから他人の持っている物を無性に欲しがったカルリートス(ロレンソ・フェロ)は思春期に入って、窃盗が天職だと気づく。カルリートスは新しく入った学校でラモン(チノ・タリン)という青年に出会い、一瞬にして魅了される。そしてラモンの気を惹こうとこれ見よがしな態度をとる。やがて2人はいとも簡単に殺人をするまでに発展し、連続殺人へとエスカレートしていく…。【詳細】映画『永遠に僕のもの』公開日:2019年8月16日(金)監督:ルイス・オルデガプロデュース:ペドロ・アルモドバル、アグスティン・アルモドバル、ハビエル・ブリア出演:ロレンソ・フェロ、チノダリン、ダニエル・ファネゴ、セシリア・ロス原題:EL ANGEL/2018年/アルゼンチン、スペイン/カラー/ビスタ/5.1ch/115分/字幕翻訳:原田りえ/映倫:R15
2019年06月20日松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、新人・鈴鹿央士の4人で、直木賞作家・恩田陸の新たな代表作を実写映画化する『蜜蜂と遠雷』。この度、彼らが演じる若きピアニストたちがそれぞれの想いを胸に、生命と魂を懸けた戦いに挑む姿が描かれた特報映像が解禁となった。2018、2019年と各映画賞を軒並み獲得している松岡茉優が主演を務め、共演には第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた松坂桃李、ハリウッドデビューも果たした期待の若手・森崎ウィン、そして新星・鈴鹿央士が大抜擢されている本作。監督・脚本・編集は『愚行録』で長編監督デビューを果たし、新藤兼人賞銀賞を受賞した新鋭・石川慶が手掛けている。この度届いた特報映像では、母を亡くしたことがきっかけで突如、音楽の世界から姿を消すも、世界最高峰の国際ピアノコンクールでの再起を目指し、再び舞台に戻ってきた元・天才少女、復活の神童:栄伝亜夜(松岡さん)の姿が…。さらに、生活者の音楽を掲げ、家庭と仕事を持ちながらも夢を諦めきれず、出場年齢ギリギリで最後のコンクールに挑む不屈の努力家:高島明石(松坂さん)。人気、実力ともに兼ね備えた優勝大本命のエリート、信念の貴公子:マサル・C(カルロス)・レヴィ・アナトール(森崎さん)。そして、コンクールに波乱を巻き起こす、いまは亡きピアニストが遺した謎の少年、祝福の異端児:風間塵(鈴鹿さん)という4人が登場。はたして、世界最高峰のコンクールで音楽の神様に愛されるのは誰なのか――?また、新たに解禁となった場面写真では、それぞれ映像に映る戦う姿とは違った表情が印象的。ピアノコンクールの外でも織りなされる、4人のドラマにも期待がかかるカットとなっている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開
2019年06月20日アルゼンチン犯罪史上最も有名な連続殺人犯の少年を取り上げ、本国でメガヒットを記録したペドロ・アルモドバル製作『EL ANGEL』(原題)が、邦題『永遠に僕のもの』として8月16日(金)より日本公開が決定。さらに主演のロレンソ・フェロの初来日も決定した。本作の主人公・カルリートスのモデルとなったのは、17歳から相棒と手を組み、自分が望む全てのものを手に入れようと、窃盗、嘘を重ね、さらにはわずか数年で12名以上の殺人を犯し、当時の社会に衝撃を与えた実在の人物、カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ。その美しいルックスから「ブラック・エンジェル」「死の天使」と称され、犯罪とは程遠いようにも思える美貌でも大きな話題を集めた。カルリートスを演じたのは、本作が“銀幕デビュー”となるアルゼンチンの新星ロレンソ・フェロ。キュートなルックスとは裏腹に、時に妖しくも脆く危うい存在感を放ち、スクリーンに強烈な印象を残した。また、本作は第71回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に正式出品、さらには第91回アカデミー賞外国語映画賞アルゼンチン代表作品に選出。海外のメディアからは「傑作!強い衝動に満ちた、真の犯罪ドラマ」(Screen international)、「アルモドバルの官能的なセンスに溢れていて最高」(NPR)、「匂い立つようなフェロモンに溢れた、強烈にクールな映画」(Cinemalogue)と評されており、世界中に衝撃を与えている。今回公開された日本版ポスターは、煙草をくわえ浴槽に横たわる少年・カルリートスが物憂げな表情で1点を見つめる艶っぽい姿を捉えたビジュアル。まだあどけなさが残る美貌が印象的な一方、すぐ傍にある拳銃や、ポスターの「堕ちる」という意味深な言葉からは、若い衝動のほとばしりと危うい成熟を想起させる。出会う人々の心を魅了し、時に狂わせる、カルリートスの不思議な魅力が凝縮されたポスタービジュアルに仕上がっている。ポスト“ティモシー・シャラメ”!初主演映画で世界を魅了さらに日本公開を記念して、ポスト“ティモシー・シャラメ”ともされる映画界の新星、ロレンソ・フェロの初来日が決定!彼は1998年11月9日生まれの20歳。本作でスクリーンデビューを果たし、初の主演を務めた。来日に合わせて6月下旬にジャパンプレミアの開催も予定しており、劇中の主人公・カルリートス同様、今年の夏はロレンソが日本中の女性を魅了することになりそう。ちなみに彼のインスタグラムは、アイコンがポケモンのミュウツー、スーパーマリオのTシャツを着用した写真をアップするなど、日本カルチャーへの興味も伺える。また、海外のメディアからは「このベビーフェイス、鳥肌が立つほど、危険で可愛い」(Shockya.com)、「可愛さとぞっとする表情の繰り返し。ロレンソにやられた!」(Captivatingly nasty)、「ロレンソ・フェロは、強烈なカリスマ性を放っている」(El Mundo)などと評され、まさに世界中から注目を集めている。『永遠に僕のもの』は8月16日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月07日様々な都市から受けたインスピレーションを、デザインに込めて。”The Science Of Genius”を由来とするブランド「T・S・O・G」のテーマは、”コネクティング with カルチャー”。アイテムは全て、ディレクターのカルロス・ズニーガが実際に旅をする中で受けたインスピレーションを元に作られています。その土地の気候や風土、文化など様々なこと・ものが生きたデザインは、シンプルながらも洗練されたものばかり。カジュアルさと品をバランスよく併せ持っており、シーンを問わず活躍します。注目アイテムはシティリュック!現在展開されているのは、シティリュック3種。日本、スイス、アメリカからインスパイアされたというデザインは必見です。 MUKO《ムコ》京都で見つけたシンプルさと時の流れにインスパイアされたシティリュック(カラー展開:アイボリー、ブラック) MONTREUX《モントルー》スイスの豊かな気候と通勤スタイルにインスパイアされたシティリュック(カラー展開:ブラック、ワイン) その他、ニューヨークからインスパイアされた「THE ONE」も発売中。下記のサイトより購入可能です。
2019年06月04日■ウオッチツリーとカシオスタンダードのセットを1名様にプレゼント厳選された国産のケヤキ材を使用。文字盤が見やすい最適な角度に設計しており、限られたスペースでも邪魔しないコンパクトなサイズ感も魅力の一つ。※ウォッチツリーとカシオスタンダード以外はプレゼントに含まれません。一日を共に過ごした時計が羽根を休めるにふさわしい、 格調高い専用スタンド「ウオッチツリー」。CASIOの頭文字であるCをかたどった天然木の卓上スタンドです。ケヤキ材の木目を活かしたフォルムが美しいウオッチツリーに腕から外した時計を横から挿してかけるだけで素敵なインテリアに。シンプルでベーシックなデザインで気軽にどこでも使えるスタンダードウォッチ「CASIO スタンダード」をセットにして1名様にプレゼント!ウオッチツリー(ナチュラル)3,500円(税込)CASIO スタンダード(MQ-24-7B2LLJF) 3,132円(税込)URL:www.e-casio.co.jpお問い合わせ先03-6362-4303受付け時間:AM 9:00 – PM 5:30土日・祝日・年末年始・夏期休暇等は除く■米国発のモダンバッグブランド【T・S・O・G】のシティリュックMUKO(ブラック)を1名様にプレゼントどんなスタイルにも馴染むベーシックなデザイン内ポケットも充実し、使いやすさも抜群です。ベーシックなデザインでユニセックスにもお使いいただけます。【T・S・O・G】からフォーマルにもカジュアルにも使えるシティーリュックを1名様にプレゼント。【T・S・O・G】とは米国発のユニセックスなモダントラベルブランドで、<CONNECTING with CULTURE>をコンセプトにしており、創業者であるカルロス・ズニーガが世界各地を旅し、訪れた土地の様々な文化や人々にインスピレーションを受けてデザインされております。今回プレゼントするMUKOシリーズは京都の建築物からインスピレーションを得ており、撥水キャンバスと本革のコンビネーションはクラシックな雰囲気ながらも”定番すぎない”モダンさを兼ね備えたアイテムです。サイズ:43cm x 30cm x 12cmカラー:ブラック/アイボリー重さ:約900g値段 :¥19,900(税抜)URL:お問い合わせ先株式会社ティーエスオージージャパンinfo@tsog.jp 応募方法は2STEP!STEP ①姉妹サイトの『FUDGE.jp』のプレミアム会員登録をするSTEP ④アンケートに回答して応募完了→応募はこちらから!ぜひ、たくさんのみなさんからの応募をお待ちしております!
2019年06月01日4月7日に初日を迎えた新国立劇場の《フィレンツェの悲劇》(ツェムリンスキー)と《ジャンニ・スキッキ》(プッチーニ)の2本立て上演。劇場のレパートリー拡充を課題に掲げる大野和士芸術監督が提唱する「ダブルビル」(1幕ものの比較的短いオペラを2本組み合わせて上演するプログラム)の第1弾だ。新国立劇場の平成最後のオペラ公演は「ひと粒で2度美味しい」ダブルビルで幕を開けた。【チケット情報はこちら】今回の2作品は悲劇と喜劇と対照的だが、どちらもフィレンツェを舞台とした物語という共通点がある。ともに20世紀初頭の作品という点も同じだ。《フィレンツェの悲劇》は1917年に初演された、上演機会の少ないレア作品。登場人物は3人だけで、妻を寝取られた亭主が浮気相手を殺してしまうという陰惨なストーリー。ひとりが時間を止めて朗々と歌う、いわゆるアリアはない。ふたり以上が同時に歌う重唱もなく、各自の台詞が連綿とつながって物語が進むのはワーグナー風だし、耽美的な音楽はリヒャルト・シュトラウスを彷彿とさせる。3人が出ずっぱりで音楽を作っていくだけに、歌手たちが背負う役割は大きい。亭主シモーネ役の世界的バリトン、セルゲイ・レイフェルクスはさすがの貫禄で、ほぼ半分は彼の出番という重要な主役を余裕で歌い切っていた。それに勝るとも劣らない見事な存在感を示したのが、女房ビアンカ役の、新国立劇場初登場のソプラノ齊藤純子。フランスを拠点にヨーロッパで活躍する彼女。これからもどんどん聴きたい人だ。一方の《ジャンニ・スキッキ》は1918年初演。死んだ富豪の遺産を自分たちに有利に残そうと企む親戚たちが策士ジャンニ・スキッキに相談するが、逆に彼に全財産を騙し取られてしまうという喜劇。主役ジャンニ・スキッキには、こちらも世界のトップ・バリトン、カルロス・アルバレスが登場して、軽妙な役どころを鮮やかに(最後には日本語も駆使して!)楽しませた。演出(粟國淳)が面白い!物語はすべて、巨大な書斎机の上で進む。1950~60年代風のポップな衣裳の登場人物たちは全員小人のようで、巨大なペンやインク瓶、ビスケットや天秤ばかりの間を動き回って、なんとも賑やか。子供が見ても楽しめそうだが、不倫殺人の物語とセットでは無理か?こっちも遺言状詐欺だし……。こちらは登場人物が総勢15人と多く、砂川涼子(ラウレッタ)、村上敏明(リヌッチョ)ら、アルバレス以外は日本人キャスト。超有名アリア〈私のお父さん〉から重唱の精緻なアンサンブルまで、屈託なく楽しんだ。性格の異なる2作品だが、20世紀の作品だけに、どちらも管弦楽が芳醇で濃厚。特に《ジャンニ・スキッキ》は、喜劇に気を取られて見過ごしがちだけれど、オーケストレーションの鮮やかさは強烈だ。沼尻竜典指揮東京フィルハーモニーの多様な響きが舞台を美しく彩った。公演は4月17日(水)まで、残りあと3回。取材・文:宮本明
2019年04月11日スペインに住み始めてから、ずっと食洗機を使っています。今では食洗機なしで生きていけない状況になっています(笑)。スペインではほとんどの家庭に食洗機があります。その理由は、キッチンにもちゃんとビルトインの食洗機が置けるようになっているからです。今回は、筆者が食洗機を19年使い続けて、食洗機なしで生きていけないと感じる理由、もっと日本でも使って欲しいと感じる理由をご紹介します。■ 食洗機のある生活忙しい日々、料理を作り終えて、さあ食べようというときにキッチンが汚れていると困ってしまいます。しかし、とりあえず、使った鍋類を食洗機に入れてしまえば片付き、スッキリした環境で食事ができます。食事が終わった後も、それぞれが食べ終わった後の食器を食洗機に並べれば、全員一緒に食事を終了することが可能です。ゆっくりコーヒーを飲みながら、映画やテレビを楽しめます。誰が皿を洗うかということでモメる必要もありません。また、食洗機ですっきりと洗い上げられた食器に慣れてしまうと、手洗いの食器をちょっと不衛生に感じるようになってしまいます。■ 食洗機はエコロジー食洗機を使いたいけど、アンチエコロジーなのではないかと思ってる人も多いかもしれません。これまでも手で洗うのと食洗機を使うのとでは、どちらがエコロジーかという実験が何度も繰り返されて来ました。イギリスのエコロジー団体Green Choicesの公式サイトの記事によると、食洗機を使った方が水の使用量も少なく、お湯で洗う場合と比べると機械が直接温めるため、より効率的にエネルギーを利用できるということです。また、ボン大学の研究によれば、食洗機での洗浄は、より衛生的でバクテリアを除去できるそうです。■ 食洗機に合わせた食器選びメインのお皿、スープ皿、デザート皿18枚で収納もスッキリ日本でなかなか食洗機が普及しない理由は、食洗機で洗えないものがあることではないでしょうか。輪島塗のお椀などはもちろん食洗機に入れられません。でも便利さを優先したい方は、普段使いの食器を食洗機対応の、ごく普通のセラミックにしてはどうでしょう。■ 食洗機の選ぶときのポイントアマゾンで食洗機を購入した人のコメントには、大きめのフライパンが入らなかったなどという書き込みが見られます。また、口コミや個人ブログの記事を読むと、意外に単身世帯が使っているようです。小さめの食洗機は単身世帯にはちょうど良くても、ファミリーには小さすぎるのではないかという疑問も投げかけていました。大きさを比べてみましょう。一般的な日本製の食洗機のサイズは幅550×奥行344×高さ598mm。ミーレをはじめとしたヨーロッパの標準サイズは、幅598×奥行570×高さ805〜870mm。高さに幅があるのは、ビルトインタイプですから、キッチンに合わせて高さを調節するためです。ご覧のように幅はあまり変わりませんが、特に奥行きが違いますね。人数に関係なく、使うお鍋の数は、3人家族でも5人家族でもあまり変わらないのではないでしょうか?実際、我が家は5人家族でしたが、現在上の子どもたち2人が大学に入り一人暮らしをしているため、3人家族になりました。それでも食洗機の使用頻度や洗い物の量はほとんど同じです。■ オススメの食洗機は「ミーレ」扉をキッチンの家具に合わせることも可能。こちらは友人のカルロスのキッチンですまずドイツ製の家電は長持ちします。夫の実家では1970年にミーレの食洗機を購入しましたが、なんと30年もの間使い続けました。しかし、スペインではボッシュはミーレの3分の1くらいのお値段で購入できます。だから、我が家はボッシュ。しかし、日本では、ミーレが40万円、ボッシュは30万円くらいで販売されています。配管工事はどちらを設置しても同じなので、差はますます少なくなりますね。ですから、もし食洗機を入れることに決めたら、筆者はミーレをオススメします。【参考】※Green Choices
2019年03月02日恩田陸の新たな代表作を松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、新人の鈴鹿央士という豪華キャストにより映画化する『蜜蜂と遠雷』。この度、公開日の決定とともに4人の演奏シーンの場面写真が到着、さらに劇中で奏でられる最高峰のピアノの音を担当する、日本を代表するピアニストたちが明らかになった。『勝手にふるえてろ』『万引き家族』の松岡茉優が主人公の元・天才少女役で主演を務め、社会人ピアニスト役には『居眠り磐音』『新聞記者』など大活躍を続ける松坂桃李。音楽エリート役には『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビューも果たした森崎ウィン。そして世界最高のピアニストが遺した謎の少年には、新星・鈴鹿央士が大抜擢。監督・脚本・編集は『愚行録』で見事な長編監督デビューを果たした石川慶と、日本映画界が注目するキャスト、スタッフ陣が集結したことでも話題の本作。■日本映画史上最も贅沢な“音”が鳴り響くそんな中、“実写化不可能”といわれた本作の“天才たち”のピアノの音を担当する、日本を代表するピアニストたちが明らかに。松岡さん演じる栄伝亜夜には、感性豊かな音楽性と独創性で世界の数々の舞台で聴衆を魅了している実力派ソリストであり、昨今は後進の指導でもその多才ぶりを発揮する河村尚子。松坂さん演じる高島明石には、国内外のコンクールで活躍をみせ、2015年に行われたアイスショー「Fantasy on Ice」で羽生結弦と共演した実績を持つ福間洸太朗。森崎さん演じるマサル・カルロス・レヴィ・アナトールには、自身もマサル同様に海外で育ち、その才能を幼いころから発揮させ、2018年には国際NGO「難民を助ける会」の創立40周年チャリティーコンサートにて、皇后さまの前で演奏もした金子三勇士。そして鈴鹿さん演じる風間塵には弱冠18歳にして国際コンクールで優勝した藤田真央が参加。まさに映画史上最も贅沢な演奏陣が顔を揃えた。さらに、宮沢賢治の同名の詩をモチーフにし、作中でコンクール曲となっているオリジナル楽曲「春と修羅」の作曲を手掛けたのは、国際的に評価の高い作曲家・藤倉大。15歳で英国留学した藤倉さんは、現代音楽の作曲家としてロンドンを拠点に国際舞台で活躍している。また、併せて劇中の演奏シーンの場面写真も到着。コンクールが舞台となる本作で、ピアニストという表現の難しい役を繊細かつ、感情的に演じきったキャスト4人の見事な演技にも注目。本物を追求したからこそ成し得た至極の“音”が響き渡る本作で、これまでに体験したことのない音楽の世界を体験できそうだ。なお、今年のゴールデン・ウィークに行われるクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭では本作とコラボした映画「蜜蜂と遠雷」ノベルティ付きセット券の発売が決定。福間さん、金子さんの出演公演と「春と修羅」の作曲をした藤倉さんプロデュース・出演公演の3公演を本作に先駆けて堪能できるチャンスとなっている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年秋、全国にて公開予定
2019年02月15日『マレフィセント』(14)の世界的ヒットを皮切りに、ディズニーの実写映画の勢いが凄まじい。2017年NO.1ヒットとなったミュージカル『美女と野獣』に続き、2018年はユアン・マクレガーが“大人になったクリストファー・ロビン”にハマった『プーさんと大人になった僕』、クリスマス映画の新定番として次世代女優マッケンジー・フォイの活躍と煌びやかな世界観を映し出した『くるみ割り人形と秘密の王国』が公開された。ところが、2019年のディズニー実写映画はさらにスゴい!予告編やビジュアル解禁にネットが沸く話題作が、怒涛の公開ラッシュとなっている。エミリー・ブラント主演『メリー・ポピンズ リターンズ』2月1日(金)アカデミー賞13部門にノミネート、主演女優賞(ジュリー・アンドリュース)など5部門を受賞した『メリー・ポピンズ』(64)の“その後”を描く『メリー・ポピンズ リターンズ』。『クワイエット・プレイス』のヒットも記憶に新しく、『イントゥ・ザ・ウッズ』でも美声を披露したエミリー・ブラントが新たなメリー・ポピンズを生き生きと演じ、ゴールデン・グローブ賞4部門ノミネートなど映画賞レースでも注目を集めている。物語の舞台は前作から20年後、大恐慌下のロンドン。バンクス家のピンチに、再びあの“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが帰ってくる!『モアナと伝説の海』の音楽でアカデミー賞にノミネートされたリン=マヌエル・ミランダ、ベン・ウィショー、コリン・ファース、メリル・ストリープ、そして前作に続いて出演するディック=ヴァン・ダイクも楽しみ。ティム・バートンの世界観に期待『ダンボ』3月29日(金)1941年のアニメーション映画は、“大きな耳”を持ったために仲間はずれにされてしまう象のダンボの成長物語。そして、『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』など独特の世界観で知られる鬼才ティム・バートンが手がける実写『ダンボ』は、そのコンプレックスを強さに変えたダンボが、離れ離れになった母を救うために仲間に支えられ、勇気を出して“飛ぶ”姿に期待が寄せられている。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のコリン・ファレルがサーカスの元スター団員ホルト役(今回はいい人)、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエヴァ・グリーンが空中ブランコ乗りのコレット役に、ティム・バートン版『バットマン』のマイケル・キートンがサーカス団長ヴァンデミア役と豪華俳優が名を連ねている。ウィル・スミスのジーニーはハマリ役!?『アラジン』6月7日(金)人生を変えるチャンスを待つアラジンと新しい世界に飛び出したい王女ジャスミンのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険、そしてランプの魔人ジーニーのコミカルな魅力が人気を集めた『アラジン』。1992年の世界興行収入1位となる大ヒットを記録し、主題歌「ホール・ニュー・ワールド」はアカデミー賞歌曲賞などに輝いた。『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が務め、ミュージカルとなる実写『アラジン』は大ヒットした『美女と野獣』を超えるか?と早くも話題。歌って踊れるアラジン役とジャスミン役には世界的オーディションが敢行され、新鋭のメナ・マスードと新『チャーリーズ・エンジェル』や『パワーレンジャー』のナオミ・スコットが選ばれた。さらに、ランプの魔人ジーニーを演じるのが“ザ・エンターテイナー”ウィル・スミスとあって、期待値は高まるばかり。“モフモフ”予告が話題に『ライオン・キング』全米公開7月19日(金)1994年に大ヒットしたアニメーション映画を、2016年に『ジャングル・ブック』を大成功させたジョン・ファヴローの手により実写化。11月に解禁された本国版予告では、王の後継者シンバがヒヒの呪術師ラフィキによって天高く抱き上げられる象徴的なシーンが、臨場感あるダイナミックな映像となって登場。シンバのモフモフぶりにも驚嘆の声が続出し、24時間で2億2460万回再生された。声優陣も豪華で、主人公シンバを演じるのはドナルド・グローヴァー、シンバの幼なじみナラをビヨンセほか、キウェテル・イジョフォー、アニメーション版でも声を務めたジェームズ・アール・ジョーンズなど。また、アニメーション版でアカデミー賞作曲賞を受賞したハンス・ジマーが再び音楽を担当する。注目女優テッサ・トンプソンが声優『わんわん物語』2019年2019年後半開始予定のディズニー独自のストリーミングサービス「Disney+」の作品の1つになるといわれるのが、1955年のアニメーション映画『わんわん物語』を実写化する『Lady and the Tramp』(原題)。高級犬レディと野良犬トランプのラブストーリーを描く物語は実写とCGの融合となるようで、監督は『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』のチャーリー・ビーン。主人公レディの声は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』『クリード 炎の宿敵』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』と出演作が続き、注目度上昇中のテッサ・トンプソン、トランプの声は『ガール・オン・ザ・トレイン』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のジャスティン・セロー。レディの飼い主で、実写で登場するダーリンは『さよなら、僕のマンハッタン』のカーシー・クレモンズが務める。こちらも配信作品に?『王様と剣』2019年「アーサー王伝説」を原案にしたT・H・ホワイトの小説が原作、1963年にアニメーション映画化された『王様と剣』も実写化。同作はウォルト・ディズニーが最後に手がけた映画としても知られる。原題は『The Sword in the Stone』(石に刺さった剣)で、後にアーサー王となる少年ワートと魔法使いマーリンが登場。「ゲーム・オブ・スローンズ」のブライアン・コグマンが脚本、監督は『28週後... 』フアン・カルロス・フレスナディージョと、ややダークな世界観となるのかも。一方で、魔法使いマーリンについて描く『ザ・マーリン・サーガ』も進行中といわれ、リドリー・スコットが候補に挙がっているらしい。アナ・ケンドリックがサンタの娘に!『Noelle』も2019年?往年のアニメーション映画の実写化ではないが、『イントゥ・ザ・ウッズ』や『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアナ・ケンドリックが、サンタクロースの娘を演じる『Noelle』(原題)が、2019年のクリスマスシーズンに登場しそう。父がサンタクロースを引退、怖気づいた兄に代わって彼女が家業を継ぐ物語。脚本・監督は『ラブソングができるまで』『Re:Life~リライフ~』のマーク・ローレンス。2020年以降も続く実写化の波。独自の配信サービスも影響か!?上記以外にも、さまざまなアニメーション映画の実写版やスピンオフ作品が続々と進められている。まず『ムーラン』は、1998年のアニメーション映画を『ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命』『クジラの島の少女』の女性監督ニキ・カーロにより実写化。世界5大陸で1,000人規模のオーディションが行われ、日本で歌手活動の経験もある若手女優リウ・イーフェイが大抜擢。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のドニー・イェンに『エクスペンダブルス』シリーズのジェット・リー、『SAYURI』のコン・リーと世界的なアジアのスターたちが脇を固める。特にコン・リーはアニメには登場しない新キャラのヴィラン(悪役)で、強力な魔女となるとか。2020年3月27日全米公開予定。また、アンジェリーナ・ジョリーとエル・ファニングが続投する『マレフィセント2』(原題)は2020年5月29日全米公開予定だ。ほかにも、エマ・ストーンが『101匹わんちゃん』の悪役クルエラを演じる『Cruella』(原題)、リース・ウィザースプーン主演でティンカーベルを主人公にした『Tinker Bell』(原題)、そしてトム・ハンクスの出演交渉が伝えられた実写版『ピノキオ』は『パディントン』シリーズのポール・キング監督らが手がけることが分かっている。実写とCGで描かれる『リトル・マーメイド』は、『メリー・ポピンズ リターンズ』が好評のロブ・マーシャル監督が担当。音楽は『メリー・ポピンズ リターンズ』にも出演するリン=マヌエル・ミランダ、アニメ版を手掛けたアラン・メンケンがタッグを組むらしい。ハワイに暮らす少女とエイリアンの友情を描いた2002年の『リロ&スティッチ』も実写化に。『シンデレラ』の王子を主役にした『Prince Charming』(原題)は『美女と野獣』の脚本を手がけたスティーヴン・チョボスキー監督がメガホン。1953年のアニメーションを実写化する『ピーター・パン』は、『ピートと秘密の友達』(16)を手がけたデビッド・ロウリーとトビー・ハルブルックスの再タッグとなる模様。さらには、ジーニーを主人公にした『アラジン』前日譚や『白雪姫』などもある。ディズニーは自社のアニメーション映画の実写化を推し進めてはいるが、誰もが知る名作ばかりだけに、往々にして評価のハードルは高くなる。『美女と野獣』や『シンデレラ』など、実写ならではの絢爛で壮大な映像と時代の空気を巧みに取り入れた物語をすでに体験してしまった観客の期待に、果たして応えるものとなるのか。とにかく、それぞれの続報を首を長くして待っていよう。(text:Reiko Uehara)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reservedアラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年01月05日寺⽥倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムでは、企画展「- Green, Green and Tropical - 木質時代の東南アジア建築展」を2019年2月6日から5月6日まで開催する。Eleena Jamil「Bamboo Playhouse」2015年 © Eleena Jamil Architect同企画展は、東南アジア諸国で注目を集める新世代の建築家やデザイナーによる木質デザインおよび建築空間の新潮流に焦点を当て、建築や家具デザイン、さらには調査研究を通して俯瞰するもの。紫檀、黒檀、チーク、マホガニーといった高品質の木材だけでなく、竹や籐などの植物材料も揃う東南アジア圏。古くから地元住民の間で共有されてきたノウハウの蓄積によって、多種多様な木質建築に富んでいる。同展では、伝統的あるいは慣習的に展開されてきたスローテクノロジーとも分類されるような建築群を紹介すると共に、「科学的に再現できない素材と技術」に注目し、隠されたシステムを明らかにしていく。坂茂「Paper Temporary Shelter - Philippines」2014年 ©Voluntary Architects Network素材は、時間と環境の流れの中でそれ自体が少しずつ変化していく。本来、自然由来の生の素材は、加工されて“地域の土着材料”による製品として日々の生活に取り入れられていく。また、たとえ製品として完成されたものでも“再生材料”として再構築され活かされ続ける可能性を持ち、そして予期せぬ災害が発生した場合、人々は従来の材料や技術による“緊急対応”によって、自身の知恵を活かそうとする。会場では、東南アジア圏におけるこれらの素材活用方法に関する3つのテーマセクション「<Vernacular / Conventional>地域性と土着材料」、「<Recycled Materials>再生材料の可能性」、「<Emergency Response>緊急対応の建築」に加え、同地域で実施されてきた調査研究やフィールドサーベイの成果、未来を見据えたレジリエントな建築技術の展望が紹介される。Adi Purnomo「Tanah Teduh #4」2013年 ©Adi Purnomo,Riichi Miyake参加作家は、建築家のAhmad Djuhara、Adi Purnomo、Andry Widyowijatnoko、Eleena Jamil、Ling Hao、Eriksson Furunes&Leandro V. Locsin Partners+Boase、坂茂、芦澤竜一、柄沢祐輔、デザイナーのAlvin Tjitrowirjo、Kenneth Cobonpue、研究者の岡部明子、畑聰一+清水郁郎、Joseph Yumi Espina+サンカルロス大学など。2019年2月23日の14時からは、Eleena Jamilを始めとしたゲストによる記念対談も開催。参加費は無料、事前申し込みが必要となる。【展覧会情報】- Green, Green and Tropical – 木質時代の東南アジア建築展会期:2019年2月6日〜5月6日会場:建築倉庫ミュージアム 展示室B住所:東京都品川区東品川2-6-10時間:11:00〜19:00(最終入館18:00)入場料:一般3,000円、大学生・専門学校生2,000円、高校生以下1,000円(展示室Aの企画展示「新素材研究所」の観覧料含む)※障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名無料休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、2019年3月4日~3月26日の期間
2018年12月21日先日もご紹介した建築業で働いているカルロスさんの生活のアイディアを紹介します。どこの国でもそうなのかもしれませんが、家を建て直すときは古いものが邪魔になります。全部のものを大切にしまい込むということは少ないようです。特に親の家を譲り受けて建て直すときなどは、いろいろと古いものが出て来たりしますよね。しかし、カルロスさんはそのような古いものを無料か、かなり低価格で受け取り、自宅で使っています。今回は超レトロなアイテムの再生法をご紹介いたします。■ 「古いドア」大邸宅の大きすぎるドアを小さくして使う!まず玄関のドアです。このドアはだいたい400年前のドアだそうです。そのため、高さが3m以上あり大きすぎるので、家を壊すときに払い下げになりました。ちなみにドアは比較的売りやすいもののひとつです。というのは、古いドアは乾燥しているので良いギターが作れるからです。ギターを作る人は、街を歩いて取り壊すことが決まった古い家などを訪ねて譲ってもらいます。古いドアから何百万円もするギターが作られこともあるのです。しかし、このドアはカルロスさんのおかげで、ドアとして生き続けることが決まりました。実は大きすぎるドアの真ん中部分を切ってもう一度繋げ、現状に合った大きさのドアに作り変えたのです。古いドアの問題は鍵のセキュリティですが、このように古いドアに鍵を付け替えています。古いドアの鍵は開けにくいというデメリットもありますがこれなら大丈夫です。■ 「古い照明器具」温かい光が溢れる家に!ランプを使ったことがない人には、これがびっくりするものだとは感じないかもしれません。こういうデザインの照明器具だと思った人も多いと思います。でも、これはオイルランプをリメイクしているのです。元々は電球のところに本当の「火」が付いていたのです。昔のものはデザインが素敵ですよね。私はろうそくも好きですし、普段、火を見る生活を好んでしていますが、やはり現実的に考えると電気を使った照明の方が安全です。カルロスは、しばらくはオイルを使って利用していたそうですが、とても気に入っていたので電化することにしたのだそうです。こちらはアンティークな照明器具。スペインなら病院などに使われていたようなタイプのデザインです。こちらは書斎の机に置くタイプの照明器具を絵画の照明に。ピラミッド型の照明をあえて逆さにつけました。モロッコ製のエスニックなデザインが素敵です。これは、屋根瓦です。スペインの屋根瓦はこんな形。屋根瓦にペイントして、壁に取り付け、内部に電球を設置して照明器具として使っています。■ 「テラスの洗面所」台は昔、おばあちゃんが使っていた(と思われる)ミシン台これはテラスの洗面所。テラスの掃除やちょっとした手洗いなどに使います。洗面の下の台は、なんとなく見たことがあるもの?若い方は見たことがないかもしれません。昭和博物館にあったような……。これは足踏みミシンの台です。足踏みミシンは、簡単に電気ミシンにできるんです。電気ミシンに作り変えてもらうと、台が不必要になるのですが、カルロスはデザインがとても気に入り、ミシンの台に大きな陶器の深鉢を置いて洗面所にしたのです。■ 「洗面台」寝室にあったサイドベッドテーブルを使用!バスルームにもいろいろな工夫が見られます。こちらの洗面所は、寝室にあるサイドテーブルに昔のホウロウの白いタライを乗せています。こちらの角度の方がわかりやすいですか?奥に見えるのは、トイレットペーパー。植木鉢を置くアイアンの三脚の上に陶器の深鉢を置いてトイレットペーパー置きに。アイアンの三脚は結構色々使えますよ。こちらは別のトイレにあったペーパーホルダー。モルテロというスペイン版すり鉢を置くための台なんです。下の部分はスパイスを入れる引き出し。本来はキッチンにあるものですが……。■ 建築家ならでは!レトロアイテムを取り入れた暮らし捨てる前にこれは何かに使えないかなと考えて、まったく別の使い方をしていく暮らし。素敵なものが次々生まれて、楽しくなりますね。改めて、古いものをもっと大切にしたいと思いました。
2018年11月17日今回は建築業で働いているカルロスさんの家を訪問しました。カルロスさんは建築で使われる素材に対して深い愛情を持っている人です。建築素材だけではなく、家具や家にある小物類にいたるまで大切にしています。古くなって捨てられているとどうにかして使えないかをいつも考えています。そんなカルロスさんの家をご紹介いたします。■ スペインの典型的な家をリノベーションスペインの細い道。ここにある家はどれも少なくとも築150年です。カルロスさんの家は左側の列の2番目。家の下にあるトンネル状のアーチをくぐり抜けて行きます。ここではよく観光客が写真を撮影してるんですよ。くぐり抜けると、玄関が見えてきました。■ 玄関は2階に!下にある入り口ではなく、階段を登ると玄関です。階段にもタイルが貼り付けてあります。■ 好きなものを好きなように飾る!こちらが玄関です。玄関には額装された古い家の窓。存在感があり、どっしりして、そしてこの窓を何百年もの間に開け閉めしていた人たちの息遣いが感じられます。玄関を上にしたのは、日の当たる部屋を居間と台所にしたかったから。いつもいる場所や人を招待する場所は明るい方がいいですよね。■ 窓のある明るいキッチンキッチンは自然光の中でお料理したい。お風呂やトイレ、キッチンには窓がない場合がありますが、湿気のこもりやすいところこそ窓が必要です。キッチンの家具の台の部分はスペインでは石を使うのが普通です。大理石やブラジル産のグラーノと呼ばれる石などですが、カルロスの家の台所はイケアの板を使っています。木のぬくもりがあっていいですね。窓のあるキッチンはやはり和みますね。おまけにここは2階。そして興味深いことに坂の多い街は裏と表とでは高さが違うため、実は表通りからすると4階に当たるのです。そのためこの窓から誰かが覗き込むということもなく、時には鳥のさえずりを聞きながらお料理ができます。キッチンはオープンタイプでダイニングとリビング、応接室、すべてを兼ねた部屋が隣に繋がります。キッチンがオープンだと臭いや煙などがソファーを汚してしまうのではないかと心配する人もいるかもしれません。だからキッチンには窓が必要なのです。そして、ちょっとしたおつまみを作りながらゲストとおしゃべりができるキッチン。理想的です!あちらこちらに並べられたアート作品。■ 1階に降りると「プライベートスペース」こちらは階下にある寝室。寝室はふたつあります。書斎。日本的に言えば多分4畳半くらいの小さなスペース。でも、その方が集中できます。シャワーのスペースにも窓があります。窓にもお気に入りのものがたくさん。バスマットは丸めてカゴにのせています。バスマットのカゴの右側は古いお香を炊くもの。骨董品です。多分イスラム教の寺院で使っていたものでしょう。左側にある蓋つきのツボ。日本なら梅干しが入っているようなツボですが、これはトイレのゴミ箱です。床は磨いていない大理石。自然の石の温かさを重視しています。■ 好きなものが周りにある幸せキッチンのある階の上は屋根の一部を取り払ってルーフバルコニーにしています。お気に入りの骨董品や素材についての詳細は、またの機会に紹介します。
2018年10月06日屋良朝幸主演のオリジナル・ミュージカル「THE CIRCUS!-エピソード2 Separation-」が6月17日(日)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、ストリートサーカス集団「ミラージュ」でありながら、大統領直属の極秘機関・通称 “THE CIRCUS” のスペシャルエージェントであるケント・バーンズ(屋良)と仲間たちの活躍を描く「THE CIRCUS!」シリーズ最新作。アメコミの世界から飛び出したような世界観で展開するニュースタイルダンスエンターテインメントショーで、2016年に上演された【エピソード0】、17年に上演された【エピソード1】に続く第3弾となる。出演は、屋良、矢田悠祐、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、青柳塁斗、蒼乃夕妃、田野優花、高橋駿一(PADMA)、菜々香という続投メンバーに加え、今作では寺西拓人(ジャニーズJr.)、島ゆいか、そして植木豪が出演。初演キャストの平方元基も映像出演が決定している。構成・演出・振付は、安室奈美恵やSMAPなど数多くのアーティストの振付や舞台「タンブリング」などの演出・振付を手掛けてきたTETSUHARU。音楽は今作から、AKB48の楽曲などでも有名な井上ヨシマサが担当する。見学したのは、第一幕の通し稽古。稽古が始まる前からキャストたちは「隙あらば」といった様子でダンスやアクションの確認をしており、稽古場は活気に満ちていた。冒頭、TETSUHARUから「のびのびやってください」と言葉があり稽古開始。幕が開いたとたん派手なアクション&ダンスが満載で、本シリーズのキャストにとっては必須である身体能力の高さを見せつけるかのような演出だ。音楽は、テーマソング含めすべて一新。バラエティ豊かな楽曲が揃い、屋良のヒップホップや、植木による熟練のダンスパフォーマンス、田野の美しい歌声などキャストそれぞれの魅力が引き出されていた。芝居に関しても、「THE CIRCUS!」の賑やかな世界観を描くテンポのいいやりとりはもちろん、前作で危険な高エネルギー隕石「コア」の波動を浴びた、カルロス(越岡)以外のミラージュメンバー(屋良・矢田・青柳・蒼乃・高橋・菜々香)の不安と、それをなんとかしてあげたいが不安が理解しきれずすれ違うカルロスの想いや、死んだはずの親友ベン(植木)と再会し、その存在を信じきれないケントの葛藤など、繊細な感情が描かれる本作。これまでの2作以上に濃厚な世界観が楽しめそう。開幕を楽しみに待ちたい。公演は6月17日(日)から7月1日(日)まで東京・よみうり大手町ホールで上演後、神奈川、大阪、愛知、福岡を巡演する。取材・文:中川實穂
2018年06月15日いまから5年前、ボストンマラソンのゴール近くで起こった爆破テロ事件で被害に遭い両足を失った、“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男を、ジェイク・ギレンホールが熱演する『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』。今年で122回目を迎えるボストンマラソンが4月16日に開催されることに合わせ、主人公ジェフ・ボーマンを演じ、自らプロデューサーも務めたジェイクや、ジェフ本人らが語る5分にも及ぶ特別映像が公開された。本作は、2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害に遭った青年ジェフ・ボーマンの身に起こった実話を映画化。テロに巻き込まれ、両足を失ったジェフが「ボストン ストロング」(ボストンよ、強くあれ)というボストン復興の象徴として脚光を浴びるも、耐えられない傷とプレッシャーを背負い、やがて克服していく姿を感動の人間ドラマとして描き出した。■世界中のランナーが憧れるマラソン大会を襲った無差別テロボストンマラソンといえば、出場者は約3万人、観客は約50万人にも及び、世界でも最大規模のマラソン大会の1つ。世界中の市民ランナーが「一生に一度は走ってみたい」と憧れる大会だ。アメリカ独立戦争が開戦した4月19日の「パトリオット・デイ(愛国者の日)」を記念して例年4月の第3月曜日に開催されており、1897年以来、今年で122回を数える長い歴史と伝統を持つ。だが、そんなアメリカにとって特別な“愛国者の日”の2013年4月15日に開催されたボストンマラソンで、爆弾テロ事件が発生、3人が死亡、282人が負傷した。その世界に大きな衝撃を与えた凄惨な事件から、5年が経過した。■モデルとなった本人が語る「僕の人生はすっかり変わった」このたび到着した特別映像では、リアリティに迫った本編映像や撮影現場の映像に加え、出演者やスタッフ、モデルとなった本人たちのインタビューが盛り込まれている。冒頭、主演のジェイク・ギレンホールは「これはテロの映画ではない。もっと大切なものを伝えている」と語り、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督も「メディアが伝えない、事件の本質を描いている」と、本作が人間ドラマであり、家族の物語であることを強調する。また、本編の主人公となったジェフ・ボーマンついては「生存能力と謙虚さがあり、ユーモアがある」(ジェイク)、「思った以上に明るくてユーモアがあって人間味があった」(プロデューサーのリヴァ・マーカー)と語り、大きな悲劇に遭った男の意外な性格にキャストとスタッフは驚いた様子だ。「コストコ」の店員だった男が突然テロに巻き込まれ両脚を失い、その現実を受け止められないままにヒーローに祭り上げられ、一挙手一投足まで注目される存在になる。特別映像では、この運命の残酷さを示すような映像が連なる中、モデルとなったジェフ・ボーマン本人もインタビューに登場する。「僕の人生はこの4年間ですっかり変わったよ。義足で一から歩き方を覚えるというのは本当にとても辛いことだ。でも嬉しいことも人生にたくさん起こった。3歳の僕の娘は僕の人生の光だ」と語り、ジェフの生きる姿勢、そして彼にとって何が支えとなったのかが明かされる。■ボストンで撮影した意義…「他にふさわしい場所は考えられなかった」そして、この物語の“もう一人”の主人公が町そのものであることにも気付かされる。ジェイクは「僕たちにとってボストンで撮影を行うことがとても重要だった。この映画を撮影するのに他にふさわしい場所は考えられなかった。できることは全てやったし、ボストンという町がどれくらい素晴らしい場所か、ボストンの人々がどんなに素晴らしい心を持っているか世界中の人々に伝わればいいな」と語る。映像には、2013年「ボストンストロング」を合言葉に、ワールドシリーズを制したボストン・レッドソックスやボストン・ブルーインズの試合で結束するボストン市民の姿と共に、復興したボストンという街への熱い想いも表現されている。「絶望的な環境でも、乗り越えることができる。それがこの映画のテーマだよ」と困難に打ち勝ったジェフを称えるジェイク。また、ジェフ本人は「僕はヒーローじゃない。いつも最前線で命をかけている警察官や消防士、救急医療士が真のヒーローだ。僕はただの生存者に過ぎないよ」と、自分を救ってくれた周りの人たちへの感謝を込めて語る姿が印象的だ。■“英雄”のイメージと現実とのギャップに苦しむ主人公ボストンマラソン爆弾テロ事件は、巻き込まれた多くの人々の人生を変えてしまったが、本作の主人公ジェフ・ボーマンも事件によって大きく人生を変えられてしまった。コストコで働いていたジェフは、元彼女のエリンとよりを戻すため、エリンが出場するボストンマラソンの応援に駆けつけた際、爆弾テロに巻き込まれてしまう。一命はとりとめたものの、両足を切断する重傷を負ったジェフは病室で目覚めると、FBIに犯人特定につながる重要な目撃情報を告げる。怪我を負いながらも犯人特定に貢献したジェフは、たちまちテロリストに屈しない“ボストン ストロング”というスローガンを象徴する英雄として、世間からもてはやされるように。しかし、世間から見られる英雄のイメージと、現実では1人で用を足すこともできない自分とのギャップに苦しみ、傷の痛みや事件の辛い記憶と闘っていた。やがて彼は、テロ現場で救ってくれた命の恩人カルロスとの再会によって、意外な事実に気づき、家族や恋人、仲間たちに支えられながら、再び自分の足で歩く決意を固めていくのだ。ジェフ本人の献身的な映画制作への協力もあり、ジェフの苦悩する姿やダメなところも赤裸々に描いた実話。事件から5年の節目を迎えるこの機会に、本作に関わった人々の思いを本映像からも触れてみてほしい。『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月16日ヨーロッパの巨匠による作品が一堂に集まるゴージャスな展覧会、『プラド美術館展ベラスケスと絵画の栄光』がはじまりました。そのプレス内覧会に潜入、 公式プレゼンターをつとめる及川光博さんのコメントも聞いてきました!スペインから名画が来日!【女子的アートナビ】vol. 102日本スペイン外交関係樹立150周年を記念して開催されている『プラド美術館展ベラスケスと絵画の栄光』では、スペインを中心にイタリアやフランドルの絵画など61点と9点の資料を含めた約70点を展示。ベラスケスやルーベンス、ムリーリョなど17世紀を代表する巨匠たちの作品をまとめて見られるまたとないチャンスです。ベラスケスって?ところで、タイトルにも出ているベラスケスとは、いったいどんな人なのでしょう?ディエゴ・ベラスケス(1599~1660)はスペインを代表する画家で、西洋絵画史においても最重要クラスに属する巨匠のひとり。美術愛好家として知られる国王フェリペ4世に気に入られ、宮廷画家として大活躍した人です。しかもベラスケスは王室侍従代や王宮建設の検査官兼会計官などさまざまな職に任命され、美術品の買い付けなども担当。1652年には王宮の重要ポストである王宮配室長にまでのぼりつめ、多忙を極めます。忙しすぎて過労死したという説もあるようですが、画家という職業があまり高い地位ではなかった当時のスペインでは異例の大出世を果たし、最後は貴族の称号も手に入れました。過去最大級のベラスケス7点は必見!それでは、見どころを数点ピックアップしていきます。やはり見逃せないのが、ベラスケスの作品です。彼の絵画は、プラド美術館で貸し出しを制限しているほど大切に扱われているので、7点一挙に日本で見られるのは今回がはじめての機会。国王の肖像画から宗教画まで、どれも見ごたえあるものばかりです。特に必見なのが、展覧会のメインヴィジュアルにもなっている作品《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》。フェリペ4世の長男、バルタサール・カルロス王太子を描いた油彩画です。馬に乗っている姿は堂々として気品にあふれていますが、彼は当時5~6歳だったとのこと。王位継承者としての輝かしい未来が伝わってきます。将来を期待されていた王太子ですが、王位を継ぐことなく16歳で早世しました。同展の見どころは、スペイン絵画だけではありません。イタリアの巨匠、ティツィアーノの《音楽にくつろぐヴィーナス》やフランドルの画家ルーベンスの見ごたえある名画も来日しています。比較的大きな作品が多いので、絵の前に立つとその迫力や神々しさに圧倒されることもしばしば。絵画鑑賞の醍醐味をたっぷり楽しめる展覧会です。及川光博さんがコンシェルジュに?!プレス内覧会には、公式プレゼンターを務める歌手で俳優の及川光博さんが出席。とってもステキなコンシェルジュ姿で現れました。及川さんは、展覧会の公式サイトに掲載されているPR動画で「あるお屋敷に仕えるコンシェルジュ、ミッチー」として出演。この動画では、プラド美術館やベラスケス作品への愛を熱く語る及川さんの姿を見ることができます。また、展覧会の音声ガイドも担当。美術展のガイダンスをするのは初めてとのことですが、「みなさんのお耳汚しにならないよう注意を払いつつ、ほどほどに個性を吹き込んで収録しました」と仕上がりに満足されている様子。そして、展覧会を実際に見た感想を「本物の迫力はスゴイというものを感じましたね」と述べ、「どうぞ一度といわず二度三度といらっしゃっていただきたいと思います」と熱くPRしました。この展覧会に来たら、ぜひ及川さんの甘い声が聞こえる音声ガイドを借りてみてください。プラド美術館展の見どころやベラスケスの生涯など、興味深い話もたくさん聞くことができますよ。同展は5月27日まで上野で開催。その後、6月13日から10月14日まで神戸の兵庫県立美術館に巡回します。スペインの至宝をどうぞお見逃しなく!Information会期:~5月27日(日)休館日:月曜日※*3月26日(月)、4月30日(月)は開館時間:9:30~17:30(入館は開館の30分前まで) (金曜日、土曜日は20時まで)会場:国立西洋美術館料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生 800円/中学生以下無料公式サイト:※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年03月09日本邦初、巨匠ベラスケスの傑作7点が出品黄金期といえる17世紀スペインを代表するのみならず、西洋の美術史上もっとも傑出した画家のひとりであるディエゴ・ベラスケス。マドリードのプラド美術館では、彼が残したおよそ120点のうち、46点を所蔵していますが、国民的画家としての重要性から、まとまった数で貸し出される機会は極めて限られています。本展には重要作ばかり7点が出品され、日本で開催される展覧会では過去最高の作品数です。うち4点をここではご紹介します。バルタサール・カルロス(1629-46)はフェリペ4世の長男として生まれ、広大なスペイン帝国の王位後継者として国中の期待を一身に背負って育てられました。本作は、フェリペ4世がマドリード市外に作らせたブエン・レティーロ宮殿の心臓部「諸王国の間」で、両親である国王夫妻の騎馬像に挟まれて扉口の上を飾っていたものです。5-6歳の王太子は落ち着き払って指揮棒を掲げ、凛々しく馬の両前脚を高く上げて王国の未来の確かさと明るさを強調しています。しかし王太子は王位を継ぐことなく、16歳で早逝しました。背景の風景はマドリード郊外のグアダラマ山脈を描いたもので、それを描き出す流麗でよどみのない色彩、そして写実性は本作にスペイン風景画史における傑出した地位を与えています。ベラスケスの主君であり、稀代の美術コレクターとしてスペイン王室に膨大な絵画コレクションを築いたフェリペ4世(1605-65年)。トーレ・デ・ラ・パラーダの「王のギャラリー」を飾っていたこの肖像では、その場にふさわしく狩猟服を身に付け、猟銃を持ち、猟犬を従えて戸外に立つ姿で表されています。狩猟は単に王族の嗜みであっただけでなく、戦争のための訓練でもあり、その腕前は統治者の軍事的責務と力量を示すものでもありました。ベラスケスの近代性は、ここに華美な装飾や狩りの獲物などを描いていないだけでなく、像主が国王であることを示す一切の道具をも排除し、一人の男を極めて率直に、しかし威厳をもって表している点にあります。これは主にセビーリャで活躍した17世紀スペインを代表する彫刻家モンタニェース(1568-1649年)の肖像です。宮廷風の衣装に身を包んだ彫刻家は肖像を制作中に手を休め、鑑賞者の側に視線を向ける姿で表されています。線描のみで荒描きされた制作中の像は、髭の形などからフェリペ4世であることが明らかです。鑑賞者の側には肖像のモデルがいるはずの場面設定も含め、これを《ラス・メニーナス》に描かれる、ベラスケスの自画像の原型と見なすこともできます。故にこれは単なる彫刻家の肖像ではなく、彫刻が絵画同様に知的創造であり、高貴なる自由学芸の一分野であると称揚しているものと解釈されています。当時の宮廷では障害を持つ矮人や道化たちが「慰みの人々」として仕えていることが常で、ベラスケスは彼らの肖像を数多く制作しました。「バリェーカスの少年」として知られる本作の像主は、本名をフランシスコ・レスカーノと言い、王太子バルタサール・カルロスの遊び相手として宮廷に暮らした矮人でした。ここでベラスケスは堅苦しい王候の肖像画のしきたりから解放され、構図や人物のポーズ、表情などにおいて先例のない新たな試みを行っています。短い脚や大きな頭部といった特徴を大ぶりの筆致で包み隠すことなく表しながら、それでいて像主には国王や貴族と何ら変わらぬ、一人の人間としての尊厳が与えられているのです。展示概要ベラスケスが宮廷画家として活躍した当時のスペインは、他にも多くの芸術家を輩出するとともに、国王らにより未曾有の規模で芸術の擁護と収集が行われ、絵画の黄金時代が築かれました。とりわけ、ベラスケスを宮廷画家としたフェリペ4世は3000点を超える美術作品を集めたメガコレクターでした。本展は、「芸術」「知識」「神話」「宮廷」「風景」「静物」「宗教」の7つの章で構成され、スペインだけではなく、イタリアやフランドル絵画の作例を加えて、61点の油彩画と9点の資料によって、17世紀のマドリード及びスペインの国際的なアートシーンを再現します。開催概要東京展会期:2018年2月24日(土) – 5月27日(日)会場:国立西洋美術館 [東京・上野公園]〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7開館時間:午前9時30分~午後5時30分(金、土曜日は午後8時)休館日:月曜日(3/26(月)、4/30(月)は開館)主催 国立西洋美術館、プラド美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網、BS日テレ後援 スペイン大使館お問合せ:TEL.03-5777-8600 (ハローダイヤル)兵庫展会期:2018年6月13日(水) – 10月14日(日)会場:兵庫県立美術館 [神戸市]〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1HAT神戸内主催 兵庫県立美術館、プラド美術館、読売新聞社、読売テレビ後援 スペイン大使館お問合せ:TEL.078-262-0901無料観覧券を5組10名様にプレゼント
2018年01月20日◼︎1967年 ”デトロイト暴動”の戦慄の一夜を映画化!今回DRESS読者のみなさまにご紹介したいのは、1967年に米国で起きた”デトロイト暴動”中に、とあるモーテルで起きた戦慄の一夜を映画化した『デトロイト』です。白人警官による不当逮捕や虐待に対する黒人住民たちの不満が「暴動」という形で爆発した”デトロイト暴動”は、43人の命が失われ、負傷者は1000人を超える大惨事となりました。死者の大半は、警官に射殺された黒人住民でした。昨今は、スマートフォンの普及により、米国白人警官による、無抵抗な黒人市民への暴行が知られることとなりましたが、本作の舞台は今から約50年前。50年もの歳月、歴史の闇に埋もれていた「アルジェ・モーテル殺人事件」の真相に迫ります。◼︎『デトロイト』ストーリー1967年、7月23日の深夜。アメリカ中西部の大都市デトロイトのとある無許可営業の酒場に、警察が押し入った。デトロイト市警の横暴な取り締まりに不満を抱えていた地元住民たちは、その不当な捜査に反発。住民と警察との間に小競り合いが生じ、一部の市民が暴徒化する。この騒乱をきっかけに、デトロイトの街の各地で、大規模な略奪・放火・銃撃が勃発した。こうした非常事態に、ミシガン州は州警察と軍隊を投入。街には無数の兵士と戦車が行き交うようになる。――そして、暴動発生から3日目の夜。とある食料品店に民間警備員として雇われていたディスミュークス(ジョン・ボイエが)はバージニア・パークのそばにあるアルジェ・モーテルから”狙撃者による発砲”があったという騒動を聞きつけ、警察とともにモーテルにやってきた。真っ先にモーテルに突入したのは、デトロイト市警の白人警官クラウス(ウィル・ポールター)。クラウスは、街で略奪を行っていた一般市民の黒人男性に発砲するなど、警察の規則に背く行為を行う、人種差別主義の危険人物だった。実は、モーテルでの発砲は、黒人青年カールが窓際でオモチャの銃をならしただけ。つまり、たわいない悪ふざけだったのだが、警察の突入に慌てて階段を駆け下りたカールを、クラウスはためらうことなく背後から射殺する。そして、クラウスはカールが倒れた現場にこっそりとナイフを起き、正当防衛を偽装するのだった。さらにクラウスの暴走は止まらず、モーテルに居合わせた若者たちを次々と拘束する。音楽業界での成功を夢見る、デトロイト出身の黒人ボーカルグループ「ザ・ドラマティックス」のリード・シンガーのラリー。メンバーの弟のフレッド。モーテルに滞在していたふたり組の白人の女の子、ジュリーとカレン。ベトナム帰りの復員兵グリーン。ふざけてオモチャの銃を撃ったカールの仲間のリー、オーブリー、マイケル。彼ら全8人を、クラウスは1階の廊下に整列させる。モーテルのどの部屋からも銃が見つからないことに苛立つクラウスは、8人に執拗な暴力を加え始める。クラウスによる過激な尋問はいっそうエスカレートし、モーテルに新たな惨劇を引き起こし……。◼︎監督は女性初のアカデミー監督賞受賞者キャスリン・ビグローこの衝撃作のメガホンをとったのは、女性初のアカデミー監督賞受賞者でもあるキャスリン・ビグロー監督です。1951年、カリフォルニア州サンカルロスに生まれたビグロー監督は、フィルムスクールで修士号を取得すると、83年に長編デビューします。91年の『ハートブルー』や、02年の『K-19』など多数の作品を発表し続けると、08年に約1500万ドルの低予算で製作した『ハート・ロッカー』が世界的に絶賛されました。イラク戦争の爆発物処理班に所属する米軍兵士を描いた同作品は、アカデミーで作品賞・監督賞を含む6部門を受賞します。さらに、女性CIA分析官によるオサマ・ビンラディン捜索の舞台裏を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』を12年に発表すると、同作もアカデミー賞の5部門でノミネートされるなど、センセーショナルな題材選びと、骨太な作風に大きな定評を得てきました。本作でも実際に起きたデトロイト暴動の「アルジェ・モーテル殺人事件」を圧倒的なリアリティで映像化し、その手腕を高く評価されています。◼︎映画史上に残る戦慄の”死のゲーム”。衝撃の40分に目が離せない警察や軍が、オモチャの銃による発砲を”狙撃者による発砲”と誤認したことに端を発した「アルジェ・モーテル殺人事件」の被害者は、若い男女9名(黒人男性7名、白人女性2名)。そのうちひとりの黒人男性が、デトロイト市警の白人警官に射殺され、残る8人が発砲の容疑者として、強制的な尋問を受けるはめになりました。人権問題に抵触しかねない現場への関与を恐れたミシガン州警察は、見て見ぬふりをして現場から立ち去り、モーテルは逃げ場のない密室状態となります。本作では、その拷問シーンがなんと40分も続きます。8人を廊下に並ばせ、ひとりを別室に連れ出し、その鼻先で拳銃を発砲した白人警官・クラウスは、泣き叫ぶ残りの7名に「あっけなく死んだぞ。嘘をつくとああなるんだ」と脅し文句を告げます。それは、8人を順番に殺すとほのめかし、彼らを完全に服従させようとする”死のゲーム”だったのですが……。現場に居合わせた黒人民間警備員のディスミュークスは、捜査に協力しながら、穏便にことを済ませようとしますが、興奮状態にあるクラウスを抑えることができません。果たして、8人の若者は無事にモーテルから抜け出せるのか……。約50年前に、アルジェ・モーテルで起きた事件のその衝撃の真相とは――?『デトロイト』は1/26(金)より全国公開です。◼︎『デトロイト』公開情報『デトロイト』2018年1月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』出演:ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アルジー・スミス、アンソニー・マッキー配給:ロングライド上映時間:142分公式サイト:© 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年01月19日ヴァイオリニスト奥村愛が、デビュー15周年記念企画として、来年2月、2日間のリサイタルを行う。【チケット情報はこちら】「15年間、本当に色々な経験をさせていただきました」と奥村は振り返る。「初めは弾くのに精一杯でしたが、共演者の方達から刺激をいただき、MCも鍛えられ、プログラムも幅をもって選曲できるようになって。有名だと思っていた曲が一般的にはそうでもなかったり、ヴァイオリンの何が難しいのかという、ヴァイオリン弾きには当たり前のことが知られていなかったりすることも改めて実感しました。発見を積み重ねてお客さん目線に立てるようになってきた一方、クラシックには絶対に崩してはいけない壁もあるので、その壁を前に、どこまで登れるか試行錯誤中です」今回のリサイタルの1日目には、ピアニスト・三輪郁との共演で、バッハのパルティータ第1番、モーツァルトのヴァイオリンソナタ26番、フォーレのヴァイオリンソナタ第1番ほかを演奏。2日目には、バッハのヴァイオリン協奏曲、ホルストのセントポール組曲をはじめ、ピアソラ、カルロス・サンタナなどの名曲を、ゲストであるギタリストの渡辺香津美や、奥村が信頼するメンバーからなるスペシャルストリングスと共に送る。「1日目は古典物を入れたかったので、まずバッハとモーツァルトを決め、後半は少しゆったりと聴いていただけるフォーレなどを選びました。2日目はガラリと変わって賑やかなコラボレーション。渡辺香津美さんとは以前共演した時、私が普通に演奏しているところにカッコよく乗ってきてくださり、音色に全く違和感がなかったことを覚えています。両方の公演にバッハを入れたのは、バッハがジャズやロックなど色々なジャンルの原点でもあるから。私自身にとってはコンクールの課題曲でした。20年ほど前、先生から“ここはこう弾きなさい”と細かく言われて弾いたバッハと、大人になってからのバッハでは何かが変わっているかもしれない。どちらの日程も、その場で感じることを大切に、楽しんで演奏したいですね」15周年を経て、彼女はどのようなヴァイオリニストを志向していくのだろうか。「私は割とさっぱりした性格で、いつもポジティブに過ごしていて、同級生などは“音を聴くとすぐ愛の演奏だとわかる”と言うのですが、それだけではなく、例えば重く渋い音など、もっともっと多彩な音を出したいんです。昔見た映像での、あるチェリストが晩年にお弾きになったカザルスの『鳥の歌』が忘れられなくて。そこには、技術うんぬんではなく、その時その年齢のその人にしか出せない音がありました。私も38年間、それなりに苦労もし、感情も増えているはずなので、そうした経験を音色に反映させたい。今の年齢でこそ出せる音色を、精一杯に表現していきたいと思っています」公演は2018年2月3日(土)・4日(日)に東京・浜離宮朝日ホールにて。チケット好評発売中。取材・文:高橋彩子
2017年12月14日深刻な少子化問題の打開策として政府が設立した公的機関“オトナ高校”を舞台に、三浦春馬が30歳のエリート童貞を演じるドラマ「オトナ高校」が、無事クラックアップを迎えたことが分かった。撮影最終日は、イケすかないエリート童貞を憎めない演技で体現してきた三浦さんと、謎の思考回路を持つ永遠のスペア処女・園部真希に見事なリアリティーを吹き込んできた黒木メイサのシーンを撮影。12月9日(土)放送の最終話中盤で訪れる“同棲生活解消”という局面を、本作らしい演技で表現し最終日を締めくくった。三浦春馬「新しい芝居へチャレンジする勇気を育ててくれた」またこの日は2人をねぎらうべく、きわどい言葉連発のエロ小悪魔教師・姫谷さくら役の松井愛莉がサプライズで現場に駆けつけ、遠慮がちにスタッフの中に紛れ込む松井さんの姿を見つけた三浦さんは「あれ?来てくれたんだ!ありがとう!!」と笑顔を見せた。撮影を終えた三浦さんは、「本っ当に楽しい現場で、3か月があっという間に過ぎていきました!素晴らしいスタッフ、力を持ったキャストの皆さんが、新しい芝居へチャレンジする勇気を育ててくれた3か月間でした。感無量で言葉にならないんですけど…本っ当に感謝しています!!」と挨拶。一方黒木さんは、「斬新な作品に関わることができて、本当に嬉しかったです。素晴らしい英人座長に引っ張られて、熱い現場でした」とふり返る。また「三浦春馬は本当に童貞なんじゃないか、と私は思っております(笑)それくらい素敵な英人でした!」と主演の三浦さん絶賛し、三浦さんも「スペアさんも本当に素敵でした!」と称えていた。■最終回あらすじ真希と人生初の同棲生活を始めた英人だが、肝心な一線を越える気配は依然として皆無。そんな中、オトナ高校のエロ小悪魔教師・姫谷さくらが英人を押し倒し、彼のファーストキスを奪うという暴挙に出た。キス現場を目撃した真希は当然のごとく激怒。その矢先、オトナ高校が来年度から正式開校することが決まり、いまいる生徒の教育は急遽今週いっぱいで終了することに。もちろん卒業できなかった生徒は優先的に第2期に入学できるというが、実績不足を理由に国家からクビを言い渡された熱血教師・山田翔馬(竜星涼)もいないオトナ高校に、居残るなんて…と絶望に暮れる処女・斑益美(山田真歩)。そんな中、勘違い街道まっしぐらの英人は藪から棒にリーダーに立候補し、驚くべきことに全生徒が賛同するという“奇跡”が巻き起こりる…。リーダーとして火が点いた英人は猪突猛進。だが、何かにつけて周りが見えなくなるのが英人のダメなところ。放置された真希の気持ちを思いやることをすっかり忘れたがために、同棲解消を言い渡されてしまう。その事実を知ったED童貞部長・権田勘助(高橋克実)は「いよいよ俺の出番だ」と、愛しの真希への急接近作戦を張り巡らせるのだが…。一方、教職をクビになる翔馬にはさらなる不幸が降りかかり、ついに自暴自棄に。翔馬への叶わぬ恋に身を焦がす益美、川本・カルロス・有(夕輝壽太)とも、怒鳴り合いの喧嘩になってしまう。そんな中、突如、さくらが失踪してしまい――?絡みまくる何角関係もの渦の結末とは?オトナ高校を卒業できるのは誰なのか?かつてない驚愕のラストが待ち受ける!「オトナ高校」最終話は12月9日(土)23時05分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月06日三浦春馬をはじめ、黒木メイサ、高橋克実らが出演するドラマ「オトナ高校」の第7話(12月2日(土)放送)に、「ゴールデンボンバー」の喜矢武豊がゲスト出演することが分かった。今回喜矢武さんが演じるのは、高橋さん演じるEDに悩む55歳童貞部長・権田勘助と、黒木さん演じる永遠のスペア処女・園部真希が訪れるバーの店長役。主人公のチェリートこと英人(三浦さん)とまさかの同棲生活を始めた真希の悩み相談に、真希に想いを寄せる勘助が乗るという、切ないシチュエーションが繰り広げられる中、店長が“そこで言っちゃダメだろうよ…”という禁句ワードを発し…。「ゴールデンボンバー」といえば、メンバーの歌広場淳が本ドラマの大ファンで、毎週オンエアのたびに熱いツイートを連発するほど。しかし今回出演が決定したのは、「コウノドリ」にゲスト出演するなど、映画に舞台にと幅広く活躍している喜矢武さん。このオファーに関して、「『ミュージックステーション』に出演したときに、マネージャーから『歌広場(淳)に聞かれるとややこしいから』と、こっそり呼ばれて、『オトナ高校』へのゲスト出演の話を聞かされたんです」と明かし、「僕、歌広からずっと「『オトナ高校』はいまイチオシのドラマだから、喜矢武さんに出てほしい」と言われてたんですよ!だから、素直にうれしいなって思いました」と実はかねてより歌広場さんから出てほしいと言われていたそう。また、出演シーンの撮影を終えた喜矢武さんは、「(出演シーンが)短けぇな(笑)!」とおどけながらも、「すいません…出演させていただき、本当にありがたいです。自分の演技がどうこうより、高橋克実さんと黒木メイサさんの演技を近くで見られたことが、幸せでした」と感想を述べ、「今回は監督さんが気を利かせてくれたのか、セリフをしゃべるシーン以外に、通行人として出演するシーンも追加していただいたんです。うっかりしていると見逃してしまうので、ぜひ画面の隅々まで見てください(笑)」と追加シーンもあったと明かした。そして、“出て欲しい”と歌広場さんに言われていたにもかかわらず、「実は、歌広にはまだ出演の件を伝えてないんです」と喜矢武さん。なんと、この公式発表をもって歌広場さんも知ることに。「出たよ~、歌広さん!喜矢武さん、『オトナ高校』に出たよ~!!」と歌広場さんへメッセージを寄せた。■第7話あらすじ園部真希(黒木メイサ)に人生初の愛の告白をしたエリート童貞・荒川英人(三浦春馬)。しかしこの男、何かにつけて間が悪いのが常…。あれこれ邪魔が入り、結局は真希の返事を聞けないまま、英人の告白は宙ぶらりんになってしまう。返事を待ちきれない英人は放課後、再び真希に突撃。すると「月曜まで待って」という、あんまりいい予感のしない言葉と、妙にとげとげしいリアクションを返されてしまい…。実は、英人にとって月曜はもうひとつの運命が懸かった日。55歳童貞部長・権田勘助(高橋克実)と共にニューヨーク出張へ旅立つ日だったのだ。一大プロジェクトのための出張ゆえ、どうしても参加したい英人だが、オトナ高校の生徒である限り、授業の欠席は絶対に認められない…。もう諦めるしかないのかと、落ち込む英人。そこへ、どんな運命のいたずらか、オトナ高校の教師・姫谷さくら(松井愛莉)と真希から同タイミングで、食事のお誘いメールが届く。しかも、2人とも日曜の夜を指定してきたのだ。うまく事が運べば、日曜中に童貞とオトナ高校を卒業し、出張に参加できるかもしれない――スケベ心が働いた英人は、あれほど真希に本気の告白をしておきながら、なんと2人とのデートをWブッキング。仕事の電話がかかってきたなどと稚拙な言い訳をしては、それぞれとの食事を何度もハシゴし、完全に間違った方法でガツガツ口説き落とそうとするが…!?そんな中、急展開!真希が英人に「同棲しましょう」と切り出し、自分の荷物を送りつけてきたのだ。突如として始まる珍同棲生活。しかし重たすぎる思考の真希と、自分勝手で潔癖症な英人は、お互い一歩も譲らず、2人は「男と女が付き合うって一体何なんだ」という迷宮に迷い込むことに。一方、オトナ高校の毒舌熱血教師・山田翔馬(竜星涼)に心を奪われてしまった処女・斑益美(山田真歩)と同性愛者の川本・カルロス・有(夕輝壽太)は、日々バトルを展開。ひたすら困惑する翔馬だが、国家から“ある責任”をなすりつけられ、窮地に陥ることに…!?「オトナ高校」第7話は12月2日(土)23時05分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日三浦春馬主演で贈るドラマ「オトナ高校」が、番組初のSNS連動の“お楽しみ企画”を実施することが決定。11月4日(土)放送の第4話で、三浦さんが「リアルタイムツイート祭り」に初挑戦することが分かった。本作は、深刻な少子化問題の打開策として、政府が設立した公的機関「オトナ高校」を舞台に、チェリートこと30歳のエリート童貞・荒川英人(三浦さん)ら、異性との性経験がない30歳以上の男女たちが繰り広げる、不器用なオトナたちの“学園ドラマ”。今回行われるこの「リアルタイムツイート祭り」は、第4話放送中、公式ツイッター上に寄せられた視聴者の質問に、三浦さんとスタッフがランダムに回答!オンエアを実際に見ながら、ひょっとしたら放送されたばかりのシーンの裏話が飛び出すかも…!?■第4話あらすじ高いだけでちっとも役に立たないプライドをかなぐり捨て、ありのままの自分をさらけ出し「童貞」であることを告白した英人(三浦さん)は、18年ぶりに再会した幼なじみ・中山遥香(松井玲奈)とついに両想いに。ようやく童貞、ひいてはオトナ高校を卒業できる、と希望の光が見えたのも束の間、英人が百人斬りの遊び人だという嘘八百の警告メールが遥香に送りつけられ、すべてはぶち壊しになってしまう。そこで、英人は犯人を突き止めようと一念発起。だが、そこはさすがの勘違い男、「犯人は自分と遥香の関係に嫉妬した女だ!」と、根拠のないポジティブさにあふれた結論に至ってしまう。その矢先。常に二番手止まりの処女・園部真希(黒木メイサ)の態度が急変!あれほど英人に冷たかった真希なのに、英人が東大卒と知った途端、妙に優しくなったのだ。真希が自分に気のある犯人だと思い込んだ英人は、真希の存在を猛烈に意識し始めることに…。そんな中、英人と真希はオトナ高校の“保健体育の授業”で、あろうことか「体位の実演」をさせられ…。まもなく、オトナ高校はいつまで経っても卒業できない生徒たちの意識を向上させるため、1泊2日の合宿研修旅行を敢行。ラブホテル見学からキャンプ場でのカレー作り、温泉旅館での宿泊まで…カップル成立を推進するイベントをガンガン盛込む。もちろん、独りよがりに暴走中の英人は行く先々で、り真希の好感度を上げようと必死。そんな中、英人がひとり男湯に浸かっていると、なぜだかそこに真希、更にはさくら(松井愛莉)まで入ってきて…!?一方、55歳の童貞部長・権田勘助(高橋克実)にも異変が…モテモテなのになぜか童貞の川本・カルロス・有(夕輝壽太)が、妙に権田に優しい疑惑が巻き起こり…?「オトナ高校」第4話は11月4日(土)23時5分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月03日三浦春馬を主演に、異性との性経験がない30歳以上の男女=「やらみそ(=ヤラないまま三十路)」たちが繰り広げる、不器用なオトナたちの学園ドラマを描く「オトナ高校」の第3話が、今週10月28日(土)に放送。今回は松井玲奈がゲスト出演することが発表されていたが、放送より一足先にラブラブ2ショット写真が到着した。ゲストの松井さんが演じるのは、三浦さん演じるチェリートこと30歳のエリート童貞・荒川英人の幼なじみ・中山遥香。いつまで経ってもプライドはエベレスト級に高く、女性に対する理解度も地球の裏側まで突き抜けそうなくらい低い英人は、当然のごとく童貞とオトナ高校を卒業できるメドは、まったくもって立っていなかった。ところが、この出口の見えない童貞地獄に、天から一筋の光が…!?何を隠そう第3話では、英人がオトナ高校の体験実習で“恋人代行サービス”のキャストに挑戦。そこで、客として再会した遥香と手つなぎデートをすることに!しかも、恋と体育では辛酸を嘗め続けてきた英人には珍しく、妙にイイ雰囲気に…?到着した写真では、そのラブラブぶり伝わるデートの模様が公開。写真を見る限りではすぐにでもくっつきそうな予感しかしない美男美女カップルだが…。■第3話あらすじプライドを土足で踏みにじる地獄のオトナ高校生活から脱却したい一心で、英人と常に二番手止まりの処女・園部真希(黒木メイサ)は共謀。2人で一緒に“卒業条件”である“童貞・処女の卒業”を果たした…と、真っ赤な嘘をついたものの、まんまと見破られた上に、罰として学級委員という名の雑用係に任命されてしまう…。その矢先、オトナ高校は新たな体験実習を導入。生徒たちに恋人代行サービスのキャストとなって、手つなぎデートした客のハートを掴み、業務終了後の親密交際に持ち込め、というのだ!こんなサービスを頼むような女はどうせ冴えない輩に違いない…と高をくくりながらも、英人は55歳の童貞部長・権田勘助(高橋克実)、モテモテなのになぜか童貞の川本・カルロス・有(夕輝壽太)とともに、客との待ち合わせ場所へ。ところが、そこに現れたのは爽やかでイイ感じの女子3人!しかも、英人を指名した相手は小学校時代の同級生・遥香だった。運命ともいうべき18年ぶりの再会――だが、そこには思わぬ落とし穴があり…!?やがて、英人たちは宿題として、異性を動物園デートに誘い、レポートを書くよう命じられる。権田と川本に焚きつけられた英人は、遥香を誘うことに。ところが、英人が武器とする知性で予期できる範囲など軽~く超えた方向から、猛烈な横やりが次々と入り…!「オトナ高校」は毎週土曜日23時05分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月25日