真木よう子主演映画『アンダーカレント』のDVD&Blu-rayが、来年3月6日(水)にリリースされる。原作は、2004年8月から1年間「月刊アフタヌーン」にて連載された豊田徹也の同名漫画。2009年の"漫画界のカンヌ映画祭”フランス・アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに出品され、同年にパリで開催されたJapan Expoで第3回ACBDアジア賞を受賞。2014年に「このマンガがすごい!」(「smart」宝島社アンケートより)感動部門1位に輝き、フランスでも2020年に発表された「2000年以降絶対に読むべき漫画100選」の3位を獲得した。本作への出演を熱望していた真木さんが、月乃湯を営む主人公のかなえを演じ、原作のかなえに寄り添い、心の揺れや葛藤を見事に演じきったほか、井浦新、永山瑛太、江口のりこ、リリー・フランキーらが出演している。監督は、『愛がなんだ』が大ヒットを記録し、いま邦画界で最も期待される監督のひとり、今泉力哉。音楽は、『万引き家族』も担当した細野晴臣。今回リリースされるDVD&Blu-rayは、特典ディスク含め2枚組。特典ディスクには、メイキングやイベント映像集を収録予定だ(※特典ディスクはDVD)。『アンダーカレント』商品情報【発売日】2024年3月6日(水)【価格】Blu-ray6,600円(税込)、DVD 5,500円(税込)発売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©豊田徹也/講談社©2023「アンダーカレント」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年11月26日国内外で「まるで一本の映画のようだ」と高い評価を受けている豊田徹也さんの漫画『アンダーカレント』。その実写映画化で、主演を務めるのは真木よう子さん。どのシーンも、心の奥底にある苦しみを忘れずに演じました。「お話をいただく前に、私も“映画になるな”と感じながら原作を読んでいました。日常を描いたヒューマンドラマなので、奇抜な設定や展開がいらないですし、無理なく映画にできそうだなと。好きな漫画の映画化、しかも主人公ということで、断る理由がなかったです」真木さんが演じるかなえは、夫が失踪した後、なんとか家業の銭湯を再開させるが、ある想いをずっと秘めながら日常を送る。「かなえちゃんは、はたから見れば普通の生活に戻れたように思えるけど、苦しみを忘れていないし、そこから逃げてもいません。ずっと“アンダーカレント=心の奥底”に苦しみを抱えながら生きているということを大事に、どのシーンでも忘れてはいけないと思いながら演じました。私も、かなえちゃんが受けた衝撃ほどではないけど、ずっとここ(と胸に手を当てる)に残っている出来事があるんですよね。だから、かなえちゃんにも寄り添えるんです」かなえへの想いが溢れ、今泉力哉監督と意見がぶつかったことも。「一番かなえちゃんのことを知っているのは私という自負があったので、かなえちゃんの感情について今泉さんの解釈を聞き、“かなえちゃんのことをわかってもらえてない”と感じたシーンがあったんです。『それじゃ、この子がかわいそうじゃないですか』と訴えましたが、険悪になったということではないんです。双方『わかりました、ごめんなさい』という感じで、その場で終わったので安心を。私、切り替えが早いんですよ。この作品も撮影が終わったら役を引きずることなく『ウェ~イ!!お疲れさまでした~』って踊りながら帰ってましたから(笑)」失踪した夫・悟を演じるのは永山瑛太さん、銭湯に住み込みで働く男を演じた井浦新さん、探偵を紹介した友人役の江口のりこさんなど、芸達者が勢ぞろい。その中でも、現場でインパクトを残したのは…。「リリー(・フランキー)さんでしょう!全部持っていかれましたけどいいやと思って。あんな化け物みたいな人が来ちゃったら諦めるしかないです(笑)」チャレンジングだった撮影として選ぶのは、かなえが服を着たまま、水に飛び込むシーン。「映画全体にとって大切なシーンだとわかっていたので、いつも以上に頑張ったんでしょうね。鼻に何も詰めず背面から入って、浮かんで沈んでとやっていたら、3日間、塩素で鼻がやられ、匂いも味もしなくなってしまいました(笑)。この作品は水もそうなんですけど、静かな低いトーンの声だったり、銭湯のお湯だったり、音がすごくいいんです。スマホやテレビよりも、映画館で観たほうが鮮明に響いてくると思います。『アンダーカレント』を映画館で観たって言えば、“わかってる人感”が出て、きっとモテますよ(笑)」『アンダーカレント』かなえは夫の悟と銭湯を共同経営していたが、悟が突然、失踪を遂げる。うさんくさい探偵を雇い悟を探すが、知らなかった事実が次々と明らかに。音楽は細野晴臣。第42回バンクーバー国際映画祭出品作。10月6日全国公開。©豊田徹也/講談社©2023「アンダーカレント」製作委員会まき・ようこ1982年10月15日生まれ、千葉県出身。2014年の第37回アカデミー賞では、映画『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をW受賞。出演映画『大いなる不在』は来年公開。ブラウス¥61,600スカート¥124,300(共にTory Burch/トリー バーチ ジャパン TEL:0120・705・710)アクセサリーは本人私物※『anan』2023年10月11日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・藤井希恵(THYMON Inc.)ヘア&メイク・Miyuki Ishikawa(B.I.G.S.)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年10月10日真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこらが共演する『アンダーカレント』。この度、登場人物たちの衣装に込められた思いが明かされた。衣装を担当した馬場恭子と藤原千弥は、原作にできるだけ従いながら、キャストに合わせて衣装を調整していったという。かなえ役の真木さんは普段のラフなスタイルと、探偵・山崎の報告を受けるために出かけて行くときのお出かけ用ファッションでメリハリをつけたという。また、堀役の井浦さんはもともとスタイルがいいため、作業着を用意して色気が出ないようなルックを作り上げたそう。リリーさん扮する探偵の山崎に関しては、原作者の豊田徹也氏が今泉力哉監督に、原作では登場からラストに向かうに従って、服の色が白っぽい色からグレー、紺と変わり、最後には黒になると説明していたという。映画本編の季節が夏から冬になっていくというのもあるが、かなえに誠実に向き合わなければいけないという山崎の心境の変化が込められている。映画では最後は濃いグレーのスーツ姿となり、碁盤など珍妙な柄のネクタイやだらしない着こなしから、真面目なトーンに変化していくようにスタイリング。原作漫画から受け継がれた、登場人物の心情に寄り添う衣装となっている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月09日映画『アンダーカレント』の舞台「月乃湯」に、千葉県のマスコットキャラクター、チーバくんが登場した。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新が演じる。『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉がメガホンをとった。本作の舞台となる銭湯「月乃湯」は千葉県市川市の「石乃湯」で撮影。今回、『アンダーカレント』の撮影でも協力していた千葉県フィルムコミッションとの取り組みのひとつとしてチーバくんが登場。「月乃湯」のスタッフとして働くのかと思いきや、始まったのは真木扮するかなえちゃん風グラビア撮影会。番台で物思いに耽ったり、湯船で浮かんだり、脱衣所の台に寝転ぶかなえちゃんの真似をするチーバくんの姿が公開された。なお、石乃湯では今月20日(金) まで映画『アンダーカレント』の写真展を実施中だ。<作品情報>『アンダーカレント』公開中原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年10月09日豊田徹也による同名漫画の実写化した映画『アンダーカレント』が明日から公開になる。本作で共同脚本と監督を務めたのは、『愛がなんだ』『ちひろさん』など話題作を数多く手がける今泉力哉監督。本作では3人の登場人物の過去、現在、そしてその先を丁寧に描きながら、ひとの心の“奥底=アンダーカレント”にある感情を丁寧に描き出している。本作の主人公・かなえは、夫・悟が突然失踪してしまい、周囲の人々の助けを借りながら、銭湯「月乃湯」を再開する。そんなある日、堀と名乗る謎の男が「働きたい」と現れ、彼は銭湯に住み込みで働くことになる。同じ頃、かなえは友人から胡散臭い私立探偵を紹介され、失踪した夫の行方を捜すことに。突然の失踪、突然の同居人の出現……不思議な日々の中で、かなえは自分の心の底に沈めていた想いに気づいていく。本作の原作は、フランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による伝説的同名漫画。熱狂的なファンも多く、過去に映画化を望んだ映画製作者もいたというが、今回は今泉監督が豊田氏と直接会って、映画化の許可を得たという。「豊田さんは、作品をつくることに対する純度の高い方だと思っています。実際にお会いすると難しい方ではまったくなくて、とてもやわらかい方でした。話をしていく中で、豊田さんと自分はものをつくる時のベースになるものや、大事にしていることが似ていると思いました。だから、最初にお会いした時に豊田さんから『この原作って映画にして面白くなると思います?』って聞かれた時に『絶対に面白くします!』じゃなくて『確かにそうですよね』って答えたんです。『難しいと思います』と。そんな会話から始まったことで、信用してもらえたのかもしれないです。とにかく豊田さんはまっすぐで真摯な方でした。この作品も『ちひろさん』もそうでしたけど、この原作がやりたい、この漫画を映画にしたい、というよりは“この原作者に会いたい”とか”この人の描いた世界観や感覚に興味がある”という感じが近いのかもしれないです。『アンダーカレント』の作者は本当のさみしさや孤独を知っている人、という感覚がありました。それは人によっては知らないままでも生きいけるものだし、なんなら知らない方が幸せかもしれない。でも、そこを描いていることに惹かれました」今泉監督が語る通り、本作では夫が失踪してしまった女性、銭湯に住み込みで働く謎の男、そして妻の前から姿を消した夫……それぞれの孤独やさみしさが、細かな表情やしぐさ、そして時間の積み重ねによって描き出される。物語の中ではさまざまなことが起こるが、登場人物の内面を単純化するような描写や強引な展開、大事件はひとつも描かれない。本作では出来事ではなく、“そこに流れる時間”を何層にも重ねることで作品が出来上がっているのだ。「そうですね。だから時間であったり、空気とか、まさにアンダーカレントという言葉に象徴されるような“通底している存在”が大事で、これをどうやって映画にすればいいんだろう? と思いましたし、撮っている時も完全にはわかっていなくて、ただの出来事の羅列になってしまうんじゃないか、という恐怖はずっとありました。こうして完成した作品を観ても、どこまであの空気を描けているのか、どこまで出来事の羅列になっていないか……まだ客観的には観れないですね」登場人物が魅力的であってほしい、と常に思っています本作では登場人物がセリフでわかりやすく感情を説明したりはしない。むしろ彼らが“自分でも気づいていなかった”感情や時間がゆっくりと浮かび上がっていく瞬間が描かれる。大きなきっかけはないし、明確な転換点もない。しかし、その感情は最初からずっと奥底にあった。それが静かに浮上してくるのだ。「真木さんをはじめ、俳優陣は本当に大変だったと思います。ただ、非常にレベルの高い、いろんな経験をしている俳優さんたちだったので、最初からこうしてください、ということはほぼなくて。まずはやってもらって、自分の想像していないことが起こったとしても『そちらの方が正解かも』という想いで撮影してました。僕としては、俳優さんがその役をガッツリと掴んでいるよりは、少し迷っている方が良いと思っているんです。演じることってそれだけで疲弊するし、今回はどの役も事前に考えてきたことを現場でやればいい役ではないので、テストしている時と本番ではやっぱり芝居は違う。でも、僕としては俳優さんのアイデアを先に潰してしまうことはしたくないと思っていますし、芝居ってひとりではできなくて、目の前にいる人と対峙して生まれるものだと思っているので、キャスティングの際も真木よう子さんをよく知っている人々を選びました。過去の時間も取り入れたいと思っていました」今泉監督は「わかりやすい物語があって、わかりやすい結末があるようなものをあまり作りたいとは思わないですし、本作では“人をわかるってどういうことですか?”ってセリフが出てきますけど、答えが出ないからこそ題材にできるんだと思います」と語る。一方で本作は決して難解な作品ではない。本作で描かれる感情は誰もがアクセスできるもので、何よりも観終わったあと、登場人物たちを“愛すべき存在”と思える魅力的な作品なのだ。『アンダーカレント』は観終わったあとすぐにスラスラと感想が出てくるような映画ではないのかもしれない。しかし、この映画は観た人の中にずっと残り続けるものになるはずだ。「とにかく登場人物が魅力的であってほしい、と常に思っています。物語が魅力的とか、そこにある謎が解けて、とかそういうことじゃなくて、とにかく人物が魅力的で、愛せるか。映画をつくっていて一番やりたいことはそこなんです」『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開豊田徹也/講談社 2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月05日真木よう子主演、今泉力哉監督の『アンダーカレント』で、音楽を担当した細野晴臣の音源作品「Undercurrent」が10月4日(水)にリリースされることが分かった。高い評価を受けている豊田徹也の同名長編漫画を映画化した本作は、突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえ(真木よう子)、彼女の前に「働きたい」と現れる謎の男・堀(井浦新)、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎(リリー・フランキー)らを中心に、心の奥底<アンダ―カレント>に閉じ込めた気持ちを描く、ヒューマンドラマ。細野晴臣によるサントラは、10月4日(水)にKAKUBARHYTHM/mediumより各音楽プラットフォームにて発売される。さらに限定のアナログ版が1月にリリースされることも同時に発表された。また、本作のイメージビジュアルをベースとした美しいジャケットも同時解禁。映画を見る前の予習に、見た後のリフレインに、原作漫画を読みながら、と作品世界にどっぷりと浸れる音源作品となっている。<細野晴臣コメント>映画「アンダーカレント」に添えたイメージの数々を再構築しました。映画用には音の断片を極力シンプルに、素っぴんに近い形で作りました。音の世界を完成形にすれば、映画に溶け込む隙がなくなると思ったのです。ですから今回アルバムとしてまとめる際は、音楽の世界を再構築することが必要でした。とはいえ映画のために作った素材以外は使用していません。そして静けさと激しさが同居した映画、「アンダーカレント」のイメージがこの様になりました。細野晴臣「Undercurrent」は10月4日(水)より各音楽プラットフォームにて配信開始。(限定のアナログ盤は1月リリース予定)『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月03日2004年に発表されて以来、国内外で読み継がれる豊田徹也の伝説的コミック『アンダーカレント』が、恋愛映画の名手、今泉力哉監督によって映画化、10月6日(金)から公開される。主演は真木よう子。今泉監督にとっては、『ちひろさん』に続くコミック原作の映画化。これまでの軽やかなタッチの恋愛ドラマとは一線を画す、ミステリアスなヒューマン・ドラマだ。音楽は細野晴臣が担当。『アンダーカレント』undercurrent ── 下層の水流、底流。(表面の思想や感情と矛盾する)暗流。と、映画の冒頭で字幕が表示される。人間の心の奥底には、表向きにみえていることとは相反する暗い部分がある、ということか。真木よう子演じる主人公かなえは夫とふたりで家業の銭湯を営んでいた。夫の悟(永山瑛太)は、かなえの大学時代の同級生で、卒業してから数年後に再会、交際して4年、結婚して4年、銭湯を仲むつまじく共同経営していた。しかし、その夫が突然失踪。一時休業していたが、気を取り直し、お手伝いのおばちゃん(中村久美)の助けを借りて再開したところだ。その翌日、この「月乃湯」で働きたいと銭湯組合から紹介された男がやってくる。堀といい、ボイラー技師などの資格を持つが、こういう仕事は初めてらしい。来たその日から働き出し、月乃湯に住み込む。物静かでまじめそうな堀は、役にぴったりの、井浦新が演じている。やがて、常連客たちも少しずつ顔をみせ、おちついた日常が戻ってきたのだが……。ある日。かなえは、近くのスーパーで、大学時代の同級生・菅野(江口のりこ)とばったり出会う。悟の失踪をきいた菅野は、知り合いの探偵(リリー・フランキー)を紹介してくれるという。その探偵がうさん臭くて不安だったが、消息を知りたい一心で調査を依頼する。そして、途中報告できかされたのは、かなえの知らない悟の秘密。映画は、ミステリアスに展開していく。 夫の失踪の理由と実の姿は?突然現れ、住み込んでしまった堀は何者?ふつうの精神状態ではいられないかなえ自身にも、ときおり、不思議な心象風景があらわれる。ドラマを進ませるのは、リリー・フランキー演じる私立探偵・山崎の存在だ。豊田徹也の原作にもあるキャラクターで、実は、20年近く前に発表されたこのコミックでも、リリーをイメージして描かれていたという。いわば、未来の映画化を先取りしたような”当て書き”だったのだが、どこか不真面目そうで、いいかげんに見えるけれど、本質を見ているあたり、まさにリリーさんがまとう雰囲気を体現している。夫のことはわかっていたつもりだと言うかなえに、山崎が問いかける。「人をわかるってどういうことですか?……」逆にいえば、人は、どんなに親しい人でも、家族でも、自分のことですら、本当にどこまでわかっているのか。いつもの軽やかな今泉監督作品とは、全体の雰囲気も多少異なる本作なのだが、リリー・フランキーが登場するとどこかユーモラスに変調するのは、今泉作品っぽい、とも感じられる。月乃湯で働くことになった堀とかなえの関係も微妙な雰囲気を漂わせる。多くを語らない井浦には男の色気を感じる。真木よう子の持つ色っぱさも含めて、このふたりには、おとなの緊張感がある。この距離、例えば、個人的には、ミア・ファロー主演の『フォロー・ミー』を思い出した。映画の舞台挨拶での、真木よう子と江口のりこのやりとりが、ワイドショーやネットで話題になった。ふたりは旧知。真木が江口のことを「親友です」と話したのに、江口が「つきあいが古いだけで、親友ではありません」と応えた。いかにも江口らしい自然な「塩対応」と感心したが、まさに、人のことなんて、わかっているようで、わからない、この映画そのままで思わず笑ってしまった。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)豊田徹也/講談社 2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月02日映画『アンダーカレント』より、リリー・フランキー扮する怪しい探偵・山崎道夫の場面写真とメイキング写真が公開された。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新が演じる。山崎は失踪したかなえの夫・悟を探すことになる探偵。カラオケボックスでの調査報告後、ショックを受けるかなえをよそに一人熱唱するなど、言動すべてが常識から外れた男。他人の厄介ごとなんて一番苦手と言いながら、かなえに対しては親身になっていく、という重要な役どころだ。本日10月1日(日) が「コーヒーの日」ということで、公開された写真では物語後半の大事な局面となる山崎がドリップコーヒーを淹れるシーンと、コーヒーを飲んでいる休憩中の姿が切り取られている。ちなみに、原作者の豊田徹也は『アンダーカレント』の次に、コーヒーにまつわる様々な人間ドラマ17編のオムニバス作品『珈琲時間』を描いており、同作にも数話、探偵・山崎が登場。豊田曰く、山崎はリリー・フランキーをモデルにしたキャラクターとのこと。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年10月01日真木よう子を主演に、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこら実力派俳優が集結した今泉力哉監督『アンダーカレント』から、「まるで1本の映画を観ているようだ」と評された原作漫画の冒頭19ページと映画本編の冒頭映像10分23秒が期間限定で先行公開された。「もともと映画みたいな作品だから、どうなるんだろうか」「映画みたいな漫画なので好き。ラストがどう描かれるのか、気になるわ...」「大好きな漫画だけど、あまりにもそのままで映画的すぎてどういう仕上がりになるのだろうか」など、実写映画化の一報を聞いた原作ファンからX(旧 Twitter)上には期待感に溢れたコメントが多数投稿された本作。公開を直前に控え、原作ファンの声に応えるべく、映画のような漫画をどのように映画化したのか、その一端が垣間見られる原作漫画と映画の冒頭シーンの比較映像が解禁。今回の映像は、まず細野晴臣による映画版の音楽にのせ、原作漫画が見開きで19ページ分デジタルで立ち読みできるような感覚でゆっくりと進んでいき、その画やカット割りの記憶が刻まれた状態で、その後、映画本編の冒頭10分23秒が流れる…という構成。今泉監督は、オリジナルではない原作のある作品を作る際は「ファーストシーンとラストシーンが大事」と語っており、「そのシーンの前後を想像できるよう作っている」とこだわりに言及。また、「自分は小さなエピソードや微細なことが好き。漫画や小説で好きなシーンはだいたいそういうところだったりする。だから自分でこのシーンは使う、カットする、の取捨選択ができない。映画として再構成するときは信頼する脚本家さんに任せている」と明かしている。今回の冒頭映像だけでも原作にない要素が加わっていたり、原作のささやかなエピソードがそのまま再現されていたりと全編にわたり、どのような仕上がりになっているのか気になる映像になっている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月30日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』より、原作漫画でリリー・フランキーがモデルだという探偵・山崎のキャスティングと撮影時のエピソードが明かされた。豊田徹也の同名長編漫画を映画化した本作。原作漫画の探偵・山崎のモデルは、映画版で同役を演じるリリー・フランキーであるという。リリー・フランキー演じる山崎道夫は、失踪したかなえの夫・悟を探すことになる探偵。カラオケボックスでの調査報告後、ショックを受けるかなえの前で一人熱唱するなど、言動全てが常識から外れている。他人の厄介ごとなんて一番苦手と言いながら、かなえに対しては親身になっていく…という役どころだ。原作者の豊田徹也氏はこのキャラクターを当時、河出書房新社から発売されている季刊文芸誌「文藝」で特集されていたリリー・フランキーの写真を見ながらイメージを膨らませて描いたそう。それから20年近く経つものの、実際にモデルである俳優リリー・フランキーが演じることになった山崎の場面写真と、原作漫画のカットを比べると、確かに雰囲気がそっくりだ。山崎役のキャスティングについて、今泉力哉監督は「豊田先生から『是非リリーさんで』というプレッシャーは全くなかった」と前置きしつつ「適当な男に見えて、実は一番の切れ者。少し色気もあるという独特の佇まいが出せる人は、やはりリリーさんしか考えられませんでした」と指摘している。豊田氏とリリー・フランキーは撮影現場で初対面。リリー・フランキーは自身がモデルであることをその場で直接豊田氏に聞いてから「緊張感が出た(笑)」と胸の内を明かし、「探偵ぽくならないといけない部分となってはいけない部分とのバランスが難しかった。山崎の中でも、かなえとの距離感が縮まっていく感じとか、探偵ではない部分の匂いができるだけ出たらいいと思って演じた」とふり返っている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月27日今泉⼒哉監督の最新作『アンダーカレント』(10月6日公開)の公開を記念して、9月6日に“アンダーカレント湯”オープンイベントが東上野の寿湯にて実施され、主演の真木よう子、銭湯ペンキ絵師の田中みずきが参加した。映画『アンダーカレント』の本編からインスパイアされて描かれたペンキ絵を背景に秋らしい色合いの浴衣姿で登場した真木は、「今年は浴衣を着る機会がなかったので嬉しい」と満足気。劇中では銭湯の店主で夫が失踪してしまった主⼈公かなえを演じており、「撮影は夏でしたが、真冬の設定だったのでボイラー室のシーンは結構暑くてヤバかった。銭湯の掃除は大変だと思いました」と銭湯ロケならではの苦労を明かした。入水シーンも話題となっている本作だが、専用プールでの撮影について真木は「自信がありました。まあできるだろうと思った」と話したうえで「調子に乗ってやったら鼻に塩素が入って3日間くらい味も匂いもしなかった。しかも脚立に足を引っかけて踏ん張っていたのでキツかった」と身振り手振りで熱演を報告していた。漫画好きとして知られる真木だけに、原作は20代の頃にすでに読んでいたという。漫画原作の実写化には懐疑的だったが「今回はそんな私の漫画愛があったので、実写化するならば頑張らないといけないと思った。撮影中は毎日台本と漫画の2冊を持ち込んで漫画のシーンと変わらないシーンがあったとしたら、かなえの表情や捉え方などを研究しました」とファンゆえのこだわりを明かした。一方、銭湯ペンキ絵師の田中は、真木扮するかなえが水中に沈む姿を捉えた今回のペンキ絵について「真木さんが水中に沈む中で薄っすらと目を開けておられて、それがすべてを受け入れているかのような表情に見えた」とコンセプトを説明。富士山に繋がる構図については富士=不死・普遍のイメージだと解説した。⽇本で3名しかいない銭湯ペンキ絵師の一人である田中によって描かれたペンキ絵に真木は「ビックリしました」と完成度に驚き、「『アンダーカレント』のかなえちゃんを描いてもらった気がして、富士山と繋がっていて素晴らしい絵だと思った」と感激。そしてタイトル文字の上にサインを書き加えた。銭湯ペンキ絵全景最後に真木は、「この映画は言葉では言い表せない人間の葛藤などを描いていて、だけれど観た後に気持ちが落ちるような映画ではなくて、人を理解することの幸せを感じられる映画になっています。人と寄り添うことの大切さについて少しでも考えてもらえたら嬉しいです」とアピールしていた。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年09月06日今泉力哉監督作『アンダーカレント』がバンクーバー国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが分かった。また、9月21日(木)に完成披露上映会が実施されることも決定した。今回正式出品が決定したパノラマ部門は、世界各地から注目の映画を上映する部門。2018年には是枝裕和監督の『万引き家族』が外国長編映画観客賞を受賞し、今年も是枝監督の『怪物』の上映が決まるなど、近年日本映画が多く注目されている映画祭だ。バンクーバー映画祭プログラムガイドでは下記のように評価され、今回の上映に海外からも期待が寄せられている。また、今泉力哉監督からもコメントが到着した。「今泉力哉の心揺さぶるドラマは、『他人の心の内をどうすれば知ることができるのか』という、普遍的な問題に対し珍しいアプローチをする作品だ。映画の冒頭、かなえ(真木よう子)は夫の悟(永山瑛太)が忽然と姿を消して休業していた銭湯を再開しようとしていた。そこへ堀(井浦新)が仕事を探しに現れ、不穏な空気が流れ始める。一方、私立探偵の山崎(リリー・フランキー)は悟の失踪について調べていた。次第に、かなえが2つの重荷を背負った女性であることが浮かび上がってくる。解決できない謎と、あえて明かさない秘密。豊田徹也のマンガを映画化した今泉監督は、観る者に忍耐を求め、その忍耐に十分に報いる作品を作り上げた。ゆったりとしたペース、控えめな感情、心理的な曖昧さが、驚くべき事実を次々と明らかにするための完璧なお膳立てとなっている。瞑想的で、詩的で、さりげなく、『アンダーカレント』は挑発的な問いを投げかけ、豊かな答えを与えてくれる」(バンクーバー映画祭プログラムガイドより)<今泉力哉監督コメント>バンクーバー国際映画祭で本作が上映されること、とても嬉しく思っています。国や地域を超え、この映画のひとつの主題である「人をわかろうとすること」や「理解できない存在をそれでも理解しようとして寄り添うこと」がカナダの観客にどう届くのか、単純に楽しみです。埋められない心の穴や罪の意識を引き連れて、それでも他者と関わりながら生きていく登場人物たちが、映画が終わった後も観客ひとりひとりの中で生き続けますように。監督 今泉力哉また、9月21日(木)には新宿バルト9にて完成披露上映会を実施。真木よう子、永山瑛太、江口のりこ、そして今泉力哉監督が登壇する予定。解禁日時より先行予約がスタートする。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月06日10月6日(金) 公開の映画『アンダーカレント』が、第42回バンクーバー国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが決定した。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野を江口のりこが演じる。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務める。今回正式出品が決定したパノラマ部門は、世界各地から注目の映画を上映する部門。2018年には是枝裕和監督の『万引き家族』が外国長編映画観客賞を受賞し、今年も是枝監督の『怪物』の上映が決まるなど、近年日本映画が多く注目されている。映画祭のプログラムガイドには、「今泉力哉の心揺さぶるドラマは、“他人の心の内をどうすれば知ることができるのか”という、普遍的な問題に対し珍しいアプローチをする作品だ。映画の冒頭、かなえ(真木よう子)は夫の悟(永山瑛太)が忽然と姿を消して休業していた銭湯を再開しようとしていた。そこへ堀(井浦新)が仕事を探しに現れ、不穏な空気が流れ始める。一方、私立探偵の山崎(リリー・フランキー)は悟の失踪について調べていた。次第に、かなえが2つの重荷を背負った女性であることが浮かび上がってくる。解決できない謎と、あえて明かさない秘密。豊田徹也のマンガを映画化した今泉力哉は、観る者に忍耐を求め、その忍耐に十分に報いる作品を作り上げた。ゆったりとしたペース、控えめな感情、心理的な曖昧さが、驚くべき事実を次々と明らかにするための完璧なお膳立てとなっている。瞑想的で、詩的で、さりげなく、『アンダーカレント』は挑発的な問いを投げかけ、豊かな答えを与えてくれる」と評価され、今回の上映に期待が高まっている。第42回バンクーバー国際映画祭は、9月28日(木) から10月8日(日) にかけて開催。『アンダーカレント』は、9月28日(木) の21時、30日(土) の12時30分(いずれも現地時間)に上映される予定となっている。また、本作の完成披露上映会を9月21日(木) に新宿バルト9で行うことが決定。主演の真木をはじめ、永山、江口、今泉監督が登壇予定で、チケットは先行抽選販売を9月14日(木) まで実施中。■今泉力哉監督 コメントバンクーバー国際映画祭で本作が上映されること、とても嬉しく思っています。国や地域を超え、この映画のひとつの主題である「人をわかろうとすること」や「理解できない存在をそれでも理解しようとして寄り添うこと」がカナダの観客にどう届くのか、単純に楽しみです。埋められない心の穴や罪の意識を引き連れて、それでも他者と関わりながら生きていく登場人物たちが、映画が終わった後も観客ひとりひとりの中で生き続けますように。<作品情報>映画『アンダーカレント』10月6日(金) 公開公式サイト:完成披露試写会のチケット情報はこちら:豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月06日映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』と、映画『アンダーカレント』の公開を記念したキャンペーンが本日8月30日(水) より実施されている。キアヌ・リーブスが主演を務める『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、復讐の果てに裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィックの活躍を描くノンストップ・キリングアクション。一方、真木よう子が主演を務める『アンダーカレント』は、夫が突然失踪した銭湯の女主人・かなえが雇った探偵とともに夫を探し始め、夫の知られざる事実を知ることになるヒューマンドラマとなっている。「戦闘or銭湯!?」と題し行われる今回のキャンペーンは、電子チラシサービス「Shufoo!」ポイント会員に登録し、期間中にキャンペーンに応募した方を対象に映画のオリジナルノベルティを各10名にプレゼント。また、各映画公式およびShufoo!両方のX(旧Twitter)アカウントをフォローし、対象のキャンペーンポスト(旧ツイート)を、リポスト(旧リツイート)をすると、抽選で5組10名に「ムビチケ(オンライン)」がプレゼントされる。<キャンペーン情報>映画オリジナルノベルティプレゼントシュフーポイント会員に登録し、シュフーポイントを使って応募すると(1口10ポイント)、抽選で映画のオリジナルノベルティ(非売品)をプレゼント。【賞品】・『ジョン・ウィック:コンセクエンス』特製“報いのピンバッジ”:10名様・『アンダーカレント』特製リフレッシュ銭湯タオル:10名様応募期間:9月27日(水) 23:59まで公式X フォロー&リポストキャンペーン各映画の公式およびShufoo!両方のX(旧Twitter)アカウントをフォローし、対象のキャンペーン投稿をリポスト(旧リツイート)した方を対象に抽選でムビチケをプレゼント。【賞品】・ムビチケ(オンライン):各5組10名様※応募期間終了後、当選者にはDM(ダイレクトメッセージ)で当選連絡をいたします。【応募期間】・『ジョン・ウィック:コンセクエンス』:9月8日(金) 11:00~9月13日(水) 23:59・『アンダーカレント』:9月21日(木) 11:00~9月25日(月) 23:59【Xアカウント】・Shufoo!(シュフー)電子チラシサービス:・映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』:・映画『アンダーカレント』:<作品情報>映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』9月22日(金) 公開公式サイト: & (C)2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.映画『アンダーカレント』10月6日(金) 公開公式サイト:豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月30日日本一古い映画祭と言われる湯布院映画祭にて『アンダーカレント』が初披露され、上映後約120人の映画ファンの前に井浦新と平石明弘プロデューサーが登壇した。本作は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務め、音楽は細野晴臣が担当する。初お披露目となる本作の制作のきっかけについて「原作漫画自体が映画のようで、すぐに実写映画化したい、リアルな役者が演じているのが見たいと思った」と平石プロデューサーが語ると、真木よう子演じる銭湯「月乃湯」の女主人・かなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を演じた井浦も「原作漫画が映画のような作りなので、実写映画化は監督が大変そうだと思っていた。他の監督では違う、今泉力哉監督だからやるんだなとすごく納得した」と今泉監督のチャレンジに敬意を表した。平石明弘プロデューサー井浦は自身の役柄について「真木よう子さんとの2人芝居が怖かった。その怖さが楽しみに変わっていった。真木さんとは『さよなら渓谷』以来の共演で、そのときはワンシーンだけでお互いそこで出しきる芝居。今回は時間をかけていっしょに作っていく流れで、芝居を超えて真木よう子がかなえになっていく様を目の前で見られて、今泉監督のもと真木さんと芝居ができたことは幸せなこと」と主演女優との共演に思いをはせた。本作を観たばかりのシンポジウム参加者からは矢継早に感想や意見が出ると、同じく一緒に鑑賞していた井浦は「観終わったあと、真木さんのいろんな目や表情が印象に残った」と語り、「独特の間がある、セリフのないところで何かを語っている作品。現場でも、役者が自然な間を作っているけど、監督が編集で作っている間もあって、今泉監督が『アンダーカレント』を作ると、こういう間ができるんだな」と感嘆した。井浦新また、参加者から原作漫画にはない映画オリジナルのラストシーンに質問がおよぶと、平石プロデューサーは該当シーンについて「原作漫画の読後感を大事にしたい、観た人によっては希望のもてるラストシーンにしたかった」と理由を語り、そのラストシーンに独特な解釈を披露した参加者に井浦は「その解釈は面白い」と前置きし「この作品のテーマでもある『誰かをわかることができるのか』『自分のことをわかることができるのか』というのは簡単なことじゃない。なにかと白黒つけたい世の中だけど、よくわからないから、あいまいだから救われるということもある。だからいろんな解釈があっていいと思う」とトークが白熱した。今泉監督のほか、録音や撮影に関してなど、そのクオリティの高さについても意見が交わされ、「今泉監督の渾身の作品」「今年のベストテンに入る作品」など参加者から太鼓判を押されるなど、予定終了時刻を過ぎてもなお絶賛のコメントが続き、興奮冷めやらぬ中、この湯布院映画祭という舞台で初お披露目になった本作について、平石プロデューサーが「“銭湯”を舞台にしたこの映画が、温泉地である湯布院で初上映されたことに感慨深いものがあります。また、この地に戻ってきたい」と締め、凱旋アピールした。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年08月27日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』よりスペシャルポスターが解禁された。『愛がなんだ』『ちひろさん』などの今泉力哉が監督を務める本作は、豊田徹也の同名長編漫画を映画化した話題作。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野には江口のりこなど、実力派俳優が集結した。この度解禁となったのは、スペシャルポスター6種。映画の内容を深く掘り下げて作り出されており、作品の世界観を残しつつ新たな魅力を引き出している。また、「誰しも、人には言えない大切な<嘘>を秘めている。」「人をわかるって、どういうことですか?」「生きるための嘘は、罪ですか?」「それでも私はあなたを知りたい」「本当のことは、誰かを傷つけ、そしていつか救い出す。」「いなくなる、ってことはここにいた、ってこと。」という深く心に残る本作を象徴する珠玉の言葉たちに、情感あふれる様々なシーンが切り取られ、強いメッセージが心に深く染み渡ること必至だ。また、ひと足先に本作を鑑賞した各界の著名人からも絶賛の声が届いている。今泉監督の『his』に出演した宮沢氷魚は「自分に正直に生きたいと思わせてくれる作品」、イラストエッセイストの犬山紙子は「観る哲学だった」、今泉監督の『街の上で』の共同脚本も手掛けた漫画家の大橋裕之は、「全キャストがハマってて、終わり方も凄く好きでした」と、それぞれが本作のタイトル通り、心の底流・深いところを刺激されたようだ。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月24日10月6日(金)公開の映画『アンダーカレント』のスペシャルポスター6点が公開された。あわせて[Alexandros]の川上洋平、宮沢氷魚、犬童一心監督ら各界の著名人からコメントが到着した。本作は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務め、音楽は細野晴臣が担当する。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野を江口のりこが演じる。この度公開されたスペシャルポスター6種は、「誰しも、人には言えない大切な<嘘>を秘めている。」「人をわかるって、どういうことですか?」「生きるための嘘は、罪ですか?」「それでも私はあなたを知りたい」「本当のことは、誰かを傷つけ、そしていつか救い出す。」「いなくなる、ってことはここにいた、ってこと。」という本作を象徴する言葉とともに、情感あふれる様々なシーンが切り取られている。さらにひと足先に本作を鑑賞した各界の著名人から絶賛の声が到着。ミュージシャン・[Alexandros]の川上洋平は、「ある程度の年齢になって疼き始める、伏在していた憂い。河口へと流し出せなかった主人公にいつのまにか自分を重ねていました。観てよかった」とコメント。今泉監督の『his』に出演していた俳優の宮沢氷魚は、「必ず真実が全ての人を幸せにするとは限らない。真実が他人を傷つけ、自分を苦しめてしまう時もある。 だから人は自分や大事な人を守るために幾度も嘘に逃げる。そして気がついたら嘘に取り憑かれ、本当の自分を見失ってしまう。でも、そんな自分と向き合い、自分の心には偽ってはいけないと思う。強く生きていく必要はない。自分に正直に生きたいと思わせてくれる作品です」と感想を語った。なお、各界の著名人からコメント全文は以下の通り。【コメント一覧】■映画監督・犬童一心今泉サスペンス、下腹に効く不意打ち。舌先で凍りついた言葉、人肌で溶かされ声となって聞こえてくる。施しようのない痛さ、そして、切なさ。■イラストエッセイスト・犬山紙子観る哲学だった。深く深く心の奥に潜る体験がこの映画にはある。人を知るってなんだろう、自分を知るってなんだろう。あまりに完成された、ファンにとって聖域のような原作を、映画化した今泉監督の覚悟が伝わってくる。細野晴臣氏の音楽もあまりに素晴らしい。アンダーカレントを映画で観られてよかった。■フリーアナウンサー・女優・宇垣美里水底に揺蕩うように、淡々とした日常から浮かび上がる、心の深いところの微細なゆらぎ。私たちはこれからも、わけのわからない自分と向き合い、わかるわけもない他人とともに、生きていくしかないのだ。なんだかそう身につまされて、心がぎゅっとなった。■マンガ家・イラストレーター・大白小蟹人間の身体の底の方に流れている、その人自身でさえも知覚するのが難しいような「本当のこと」について描いた原作の物語が、映画という形式で生身の肉体をもって新たに語り直されること。それはこの物語にとって、とても幸福なことなのではないか、と、食卓を挟んで向かい合うかなえと堀さんを観て思いました。■漫画家・大橋裕之水中に漂う無数の泡。アニメ『銀河鉄道の夜』のあるシーンを思い出したのは、どちらも音楽が細野さんだからなのかもしれない。原作との違いを意識しながら観てしまったけど、全キャストがハマってて、終わり方も凄く好きでした。■芸人・ハナコ 岡部大ハナコ岡部の奥にいる岡部大はどんな人間だったか、少し曖昧になるときがあります。そして岡部大自身も、大人になって色んな「ふり」をすることを覚えて、本当の自分を出さないことがあります。楽しいふりや平気なふり、忙しいふりや考えているふり。バス停でのサブ爺の言葉が、やけに心に刺さりました。大切な人と、自分自身と、改めてもっと向き合ってみよう、話をしようと思いました。■ミュージシャン・オカモトコウキ(OKAMOTO‘S)友達と少し連絡を取ってないだけだと思ってたのに、気付けばお互い随分と変わってたりする。全てがちょっとした事なんだろう。そんな時、この人はこうだと思ってた事はある種自分の思い込みもあると気づかされるのだ。自分の近くにいる人のこと、どこまでわかってるだろう?あなたは何に囚われて生きているのだろう?登場人物の些細な心の動きは、普段は忘れている疑問を呼び起こす。とても繊細で、大切な空気感を閉じ込めている作品。■アップリンク吉祥寺 支配人・小川賢人「人をわかるってどういうことですか」素直で勝手な人間模様が愛おしい。いろいろな水が銭湯にもある。自分の輪郭が曖昧になったとき、そっと包み込んでくれる水。 全てを過去として、洗い流してくれる水。目の前にいた筈の水面の月は遠く。<心の奥底>に触れたとき、うたかたの記憶が波紋する。“「ちゃんと好き」って、どういうこと? ” から10年経った今も問い続ける今泉監督の最新作、ぜひ劇場で。■芸人・かが屋 賀屋壮也お先に観させていただきましてすみません。ありがとうございます。美しい映像、美しい真木よう子さん、そしてもし自分の近くの人が…と少し怖い想像をしてしまう物語。隠してるのともまた違う心の底の底にあるもの、コントロールが難しいもの。自分にとってはなんだろうと考えるきっかけになりました。あと、カラオケのシーンがあるんですがそこがめっちゃ好きでした。観るのをオススメします!■ミュージシャン・川上洋平 [Alexandros]ある程度の年齢になって疼き始める、伏在していた憂い。河口へと流し出せなかった主人公にいつのまにか自分を重ねていました。観てよかった。数年前に読んだ原作の答え合わせのような映画でした。鑑賞後どじょうを食べたくなるかな、と思いましたがなりませんでした。■芸人・パンサー 菅良太郎この映画を人に勧める時、どんなジャンルと言えばいいのだろうとしばらく考えたが『なぜカテゴライズして勧めなければいけないんだろう』と根本から凝り固まった思考をマッサージされるような映画でした。 原作のコメディ感は抑え気味ながらも刺さるセリフはしっかりとそのままで。 是非カップルで観てほしい、鑑賞後の話し合いはいつもより濃厚になることでしょう。■フリーアナウンサー・久米宏私は真木よう子さんのファンです。この作品では抑えに抑えた演技、ほとんど何もしていないと言っていいぐらいです。それが、現実感と深みを与えています。 ますます彼女のファンになりました。■シンガー・ソングライター・崎山蒼志得てしてこの空白を、私は言い表せないでいる。折り重なっていく人間の、人生の模様。出会い、別れていく中で隠したままの、隠されたままの気持ち。知らずも、馴染みある美しく静謐な風景の中、紡がれる会話が、私の中に染み入って、時折胸のざわめきが押し寄せた。私は私のことすら、未だに分からないままでいる。そのままでいいとも思いつつ、アンダーカレントという言葉の意味を、改めて反芻している。■脚本家・高田亮誰にだって過去はある。嘘をついて過去から逃れ続けるか、いつかどこかで決着をつけるのか。生きるほど過去は大きくなっていき、決着のつけられない過去が積み上がっていく。やりくりできない過去とどう折り合いをつけていくのか。みんなぎりぎりのところで生きている。静かな物語が力のある画のなかで運ばれていく心地よさと居心地の悪さの快感が、深い余韻を残すラストに導いてくれる。今日もなんとかやりくりをして生きていこう。■YEBISU GARDEN CINEMA 支配人・田川尚史嘘をついた事のない人はこの世にいるのだろうか、嘘には2種類あり誰かを守る嘘と、自分を守る嘘。悟がついてきた嘘は自分を守るため、かなえの嘘も自分を守るため、堀の嘘はどうだろう。きっと誰かを守るため。ご飯を買ってきたのを黙った嘘、薪割を忘れた嘘。悟が嘘をつかなくても良い世界で生きて来たなら結末はどうなっただろうか―。映画を観た帰り道少しだけ考えてみてほしい、自分の生きている世界は嘘が必要な世界か…。■株式会社 arca CEO & Creative Director ・辻愛沙子普通に過ごして見えるあの人もこの人も、 誰にも見せない痛みを抱えて生きている。分かり合えないからこそ、人は寄り添い合えるのかも知れない。暗い川底を覗くかのようにそんな人の奥底を映し出す、心剥き出しの物語。■KBC シネマ1・2・八重尾知史心底。という表現があるように、本音や真実は心の奥底にある。それは言えずに居る内に沈殿し、やがて堆積する時間や嘘に覆い隠されていく。澄んだ水面を掻き回し濁すような出来事が泥を掘り起こすまでは。隣り合う人も、まして己すら掴み切れない心。それが触れ合い、すれ違う様の恐ろしさも愛おしさも余さず描き切れる稀有な作家、今泉力哉監督はその領域に到達したと思う。■新宿バルト9 支配人・花田尚謙信じている相手が本心を見せてくれているのかわからない。話してくれた事が本当の事なのかもわからない。場合によっては本当の事を知らない方が幸せなのかもしれない。色々な事を感じたり、考えさせられたりしながら映画を観てました。 人それぞれなのだと思いますが、あらためて他人との関係性や自分の在り方を考えさせられる作品でした。■センチュリーシネマ 支配人・藤野優言い知れない哀しみを抱えながらそれでも生きていく。 ゆっくりと哀しみを超える。とても生命力を感じた作品でした。今泉監督っぽい時折ユーモアあるシーンにほぐされましたが、より哀しみを深刻にも感じさせられました。いつもそばにいたって相手のことをすべて知り尽くすことはできない、、 そんな中で真木さんの演技から、それでもそばにいるよと言葉をかけてくれているような、救いの光が見られました。■俳優・藤原季節初めて特報の映像を見た瞬間から、主人公の瞳に引き込まれて、一番観たい映画だった。アンダーカレント。そこに流れる、風景も音も感情も、僕には心地よくて、ずっとそこに浸っていたい気持ちになった。しかしその場所は時折、静かに叫び出したくなるような息苦しい何処かに変わった。激流でもなく、濁流でもない、何処か。主人公の瞳を見つめながら、そこはもしかすると、とても深い場所なんじゃないかという気がした。アンダーカレント。undercurrent。ああ、もう一度、映画館で観たい。いま僕は、静かに叫び出したい気持ちだ。■映画監督・松本優作人の綺麗なところ、汚いところ、全てが入り混じった心の底流。 表面には決して表れない人々の感情に寄り添い、掬い取ろうとする今泉監督の演出に心を強く打たれました。 また、自分自身の生き方を改めて考え直すきっかけにもなりました。 人と人との関わりが薄くなりつつある今の時代に、是非観てほしい作品です。■マンガ解説者・南信長好きなマンガの映画化には期待より不安が上回る。『アンダーカレント』のように完成度の高い作品であればなおさらだ。が、それは杞憂だった。全編に人生の不条理と喪失感を漂わせながら淡々と描かれる原作の世界観が、見事に再現されて違和感がない。そこに生身の人間が演じるからこその動きや間、表情が新たな彩りを加える。20年近く前の作品が今映画化された奇縁にも驚く。マンガと映画の幸福な出会いがここにある。■俳優・宮沢氷魚必ず真実が全ての人を幸せにするとは限らない。真実が他人を傷つけ、自分を苦しめてしまう時もある。だから人は自分や大事な人を守るために幾度も嘘に逃げる。そして気がついたら嘘に取り憑かれ、本当の自分を見失ってしまう。でも、そんな自分と向き合い、自分の心には偽ってはいけないと思う。強く生きていく必要はない。自分に正直に生きたいと思わせてくれる作品です。■芸人・パンサー 向井慧TV ではいつも元気な人が実は楽屋ではおとなしかったり、髭でロン毛の無口そうな人が実は社交的だったり、口角が常に上がっているような笑顔の人が実は鬱屈としていたり。そして、それすらその人の一部に過ぎなかったり。他人の事が全てわかるなんて事はない。わからないからこそわかろうとする時間を手放してはいけない。「人をわかるってどういう事ですか?」この台詞が頭から離れなくなる映画でした。■漫画家・安田弘之手塩に掛けて野菜を育てた農家みたいな気持ちなんです。原作者って。 その野菜の味を見つけてくれる人がいて。 料理にしてくれる料理人がいて振舞ってくれるお店があって。 自著の『ちひろさん』に引き続きまたまた美味しい料理に仕上がっていた『アンダーカレント』を観てなんだか自分も誇らしかったです。 (…ね?今泉さんなら間違いないでしょ?)顔も知らない原作の豊田さんにドヤ顔の念を飛ばしました。 ラストに映画オリジナルの追加シーンがあります。 僕はこの追加シーンがとても好きです。■ゲームクリエイター/脚本家・山中拓也誰しも心の底には、他人に踏み込ませたくない何かがある。 それは透明度の低い底流(アンダーカレント)。 水面を眺めているだけでは見えない何か。 誰かの心を覗こうとすれば、最初に水面には映るのは自分の顔で。 誰かに踏み込むということは、自分を見つめることと同じで。 そんな営みの薄くまとわりつく不安と恐怖を、自然で美しい日常描写と共に描いてくれる丁寧で静謐な映画でした。この映画は、他人をわかりたくて、わかろうとして、わからないってことを、わかりあう。 物語を見届けたあとにわかるのは、そうやって見つけた「わからない」は最初の「わからない」よりもちょっとだけ優しくて、ちょっとだけ息がしやすい気がするってことでした。■センチュリーシネマ 副支配人・脇田直佳ヒロイン、かなえが水中を漂うシーンが印象に残る。 ただ沈んでいるのではなくて、かなえの心の奥底のイメージを表したかの様な透明感のある映像、 少し暗い水中に仄かに差し込む光は物語展開と共に自分にも馴染んでくるイメージに思えてくる。 落ち着いた季節、秋の鑑賞に相応しい、静かなヒューマンドラマ。 劇場のスクリーンで是非浸ってください。『アンダーカレント』10月6日(金)全国公開(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月24日映画『アンダーカレント』の新たな場面写真7枚が公開された。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野を江口のりこが演じる。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務める。公開された写真では、真木扮するかなえの陰と陽の絶妙な表情のグラデーションが映し出され、突然現れた謎の男・堀と何かを見て驚く様子や突然失踪した夫・悟と仲睦まじかった頃の笑顔などが切り取られている。また、カラオケボックスで失踪した夫・悟の調査報告を神妙に聞くかなえと対照的にひょうひょうとした表情の探偵・山崎や、銭湯の待合室でかなえと楽しそうに子どもたちを囲む友人の菅野の姿も。さらに、何かに怯え鬼気迫る表情や、お風呂に浸かり物思いにふける様子など、かなえの心の奥底が垣間見え、それぞれの登場人物たちが織りなすドラマに想像が掻き立てられるシーンが収められている。<作品情報>映画『アンダーカレント』10月6日(金) 公開公式サイト:豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月08日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』より場面写真が解禁された。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野には江口のりこと実力派俳優が集結した本作。この度公開された場面写真では、真木さん扮するかなえの陰と陽の絶妙な表情のグラデーションが映し出され、突然現れた謎の男・堀と何かを見て驚く様子や突然失踪した夫・悟と仲睦まじかった頃の笑顔などが切り取られている。さらにカラオケボックスで失踪した夫・悟の調査報告を神妙に聞くかなえと対照的にひょうひょうとした表情の探偵・山崎や、銭湯の待合室でかなえと楽しそうに子どもたちを囲む友人の菅野の姿も捉えられている。ほかにも、何かに怯え鬼気迫る表情や、お風呂に浸かり物思いにふける様子など、かなえの心の奥底が垣間見え、それぞれの登場人物たちが織りなすドラマに想像が掻き立てられる場面写真となっている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年08月08日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』より本予告と本ビジュアルが解禁された。「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外から熱狂的な人気を誇る豊田徹也の同名長編漫画を実写映画化した本作。この度、解禁となった本予告は、主人公・関口かなえ(真木よう子)と、かなえが営む銭湯に突然現れた謎の男・堀隆之(井浦新)との対峙から始まる。かなえは突然失踪した夫・関口悟(永山瑛太)のことで頭を悩ませていた。住み込みで働きたいと申し出た堀との奇妙な日常が続く中、偶然に再会した大学時代の友人・菅野よう子(江口のりこ)の紹介で、どこか怪しげで風変わりな探偵・山崎道夫(リリー・フランキー)に悟の捜索を依頼する。「人をわかるってどういうことですか?」と山崎がかなえに聞き取りをするシーンでは、かなえは虚を突かれたかのように絶句。突然失踪した夫、突然現れた謎の男、どこか怪しげで風変わりな探偵…連続して出現するミステリアスで不可解な登場人物によって知らぬ間に物語の核心に引き込まれていく。そして、あることをきっかけに浮かび上がってくるそれぞれの想いとは…。音楽界の至宝・細野晴臣の楽曲にいざなわれ、物語は主人公・かなえの心境の変化とともに救いを見出していく。併せて解禁された本ビジュアルには、「なぜ男は現れ、なぜ夫は消えたのか――」というミステリアスな言葉が添えられている。上段には主演・真木さんと物語のキーマンを担う井浦さんとの2ショット。突然現れた謎の男・堀隆之と湖面を前に佇む主人公・関口かなえの表情が、「喪失」「孤独」「偽り」を静かに想起させ、どこかサスペンスフルに映し出されている。かたや下段では真木さんと、突然失踪したかなえの夫・関口悟を演じる永山さんとの2ショット。仲睦まじかった頃の2人は、ともに理解しあい、愛しあっているかのように見えたが…。幸せそうなこの夫婦の描写には、上段で記したイメージとは対照的に「温もり」「愛」「幸福」が感じ取れる。「偽りも、本当も、抱きしめながら、生きていく。」のコピーとともにこの2つの描写が一つになることで、複雑で且つ繊細に奥底で揺れ動く心が表現されている。さらに、7月21日(金)より全国の上映劇場(一部劇場を除く)及び、オンラインにて映画『アンダーカレント』のムビチケが発売(税込¥1,500)。カード型前売券の券面には、かなえの心の<アンダーカレント(底流)>を想起させるブルーの美しいイメージビジュアルが採用されている。オンライン券には、イメージビジュアルのスマホ壁紙がプレゼントされる。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年07月21日映画『アンダーカレント』の本ビジュアルと本予告編が公開された。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務める。公開された本ビジュアルには、「なぜ男は現れ、なぜ夫は消えたのか――」というミステリアスな言葉が添えられている。上段には主人公・関口かなえ(真木よう子)と物語のキーマンを担う突然現れた謎の男・堀隆之(井浦新)とのツーショットが映し出されており、堀と湖面を前に佇むかなえの表情が、「喪失」「孤独」「偽り」を静かに想起させ、どこかサスペンスフルな描写となっている。かたや下段では、かなえと突然失踪した彼女の夫・関口悟(永山瑛太)とのツーショットが。仲睦まじかった頃のふたりは、ともに理解しあい、愛しあっているかのように見えた……。幸せそうなこの夫婦の描写には、上段で記したイメージとは対照的に「温もり」「愛」「幸福」が感じ取れる。併せて公開された本予告は、かなえと彼女が営む銭湯に突然現れた堀との対峙から始まる。かなえは突然失踪した夫・悟のことで頭を悩ませていた。住み込みで働きたいと申し出た堀との奇妙な日常が続く中、偶然に再会した大学時代の友人・菅野よう子(江口のりこ)の紹介で、どこか怪しげで風変わりな探偵・山崎(リリー・フランキー)に夫の捜索を依頼する。本作のキーとなる「人をわかるってどういうことですか?」と山崎がかなえに聞き取りをするシーンでは、かなえは虚を突かれたかのように絶句する。俳優陣の演技力が如実に発揮されたシーンの数々では、心の奥底に秘めた本音が観る者の心を震わせる。そして、本作の音楽を手がける細野晴臣の楽曲にいざなわれ、物語はかなえの心境の変化とともに救いを見出していく――。映画『アンダーカレント』本予告<作品情報>映画『アンダーカレント』10月6日(金) 公開公式サイト:豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年07月21日真木よう子と今泉力哉監督が初タッグを組み、国内外から熱狂的な人気を誇る伝説的漫画を映画化した『アンダーカレント』。その音楽を細野晴臣が担当することが発表され、そのほか豪華クリエイター陣が集った特報とティザービジュアルが解禁となった。この度解禁されたティザービジュアルは、「生きるための嘘は、罪ですか?」という心に刺さるコピーとともに、水中に浮遊する主人公・かなえ(真木さん)の心の奥深くに潜む何かを感じさせる、美しくもどこかミステリアスなもの。また、メイン写真は、かなえが銭湯の湯船にプカッと浮かび、何か考えこんでいるような原作のコマを忠実に再現した1枚となっている。特報は、主演の真木さんを筆頭に日本映画界を代表する実力派俳優陣を迎え、本作で新しい一面を開花させた今泉監督の映像表現がうかがえる。突然、失踪した夫の悟(永山瑛太)。そこに突如現れた謎の男・堀(井浦新)。さらに怪しげな探偵・山崎(リリー・フランキー)の姿も。「生きるための嘘は、罪ですか?」との言葉とともに、俳優陣の表情から登場人物が抱える繊細な心情が想像される特報映像となった。音楽を担当するのは音楽界の至宝・細野晴臣。『万引き家族』(18)で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞、第65回グラミー賞を受賞したハリー・スタイルズのアルバム「Harry’s House」の由来にもなった「HOSONO HOUSE」(50周年記念盤)を5月25日にリリースしたばかりと、日本のみならず世界のアーティストに影響を与え続けている。細野晴臣本作での楽曲提供でも、まさにアンダーカレント、深層に響き渡るようななんとも心地よい音色で観る者を物語の中へいざなう。ティザーポスターを手掛けたのは『万引き家族』『パリ13区』など邦画・洋画を問わず数々の作品に携わってきたデザイナー・大島依提亜。映画の内容を深く理解した上で作り出されたビジュアルは、作品の世界観を残しつつ新たな魅力を引き出している。そして本作のキービジュアルの写真撮影を担当したのは、これまで今泉監督の『愛がなんだ』『街の上で』『窓辺にて』をはじめ、様々な映画のキービジュアルとなる写真の撮影を手掛けてきた、国内外で活躍する注目の写真家・木村和平。俳優(キャラクター)に流れる感情を、その人物が置かれた空間や時間とともに切り取れる写真家として、今泉監督から圧倒的な信頼を得ている木村さんが手掛けた写真を活かし、美しくも複雑な感情を宿したティザービジュアルに仕上がった。なお、原作漫画「アンダーカレント」単行本の再重版も決定している。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年06月01日映画『アンダーカレント』の特報映像とティザービジュアルが公開された。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野を江口のりこが演じる。監督は『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた今泉力哉が務める。公開されたティザービジュアルは「生きるための嘘は、罪ですか?」という心に刺さるコピーとともに、水中に浮遊する主人公・かなえの心の奥深くに潜む何かを感じさせる、美しくもどこかミステリアスな仕上がり。メイン写真は、かなえが湯船にプカッと浮かび、何か考えこんでいるような、原作のコマを忠実に再現している。(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会また特報は、本作で新しい一面を開花させた今泉監督の魅力的な表現が詰まった映像となっている。突然、夫の悟が失踪したかなえ。そこに突如現れた謎の男・堀。「生きるための嘘は、罪ですか?」と俳優陣の表情から登場人物が抱える繊細な心情が想像でき、人間が持つ寂しさと温かさが伝わる本作への期待度が高まる内容となっている。音楽を担当するのは、第65回グラミー賞を受賞したハリー・スタイルズのアルバム『Harry’s House』の由来にもなった『HOSONO HOUSE』(50周年記念盤)を5月25日(水) にリリースするなど、日本のみならず世界のアーティストに影響を与え続けている細野晴臣。ティザーポスターを手がけたのは『万引き家族』『パリ13区』など邦画・洋画を問わず数々の作品に携わってきたデザイナー・大島依提亜。そしてキービジュアルの写真撮影は、これまで今泉監督の『愛がなんだ』『街の上で』『窓辺にて』をはじめ、さまざまな映画のキービジュアルとなる写真の撮影を手がけてきた、写真家・木村和平が担当した。映画『アンダーカレント』は10月6日(金) に公開される。映画『アンダーカレント』特報映像<作品情報>映画『アンダーカレント』10月6日(金) 公開公式サイト:豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年06月01日真木よう子主演映画『アンダーカレント』の公開日が10月6日(金)に決定。主人公を取り巻く超個性的なキャラクターを演じる井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央といった7名のキャストも明らかになった。本作は、フランスを中心とした海外でも熱狂的な人気を誇る豊田徹也の唯一の長編漫画の映画化。人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ贈りたい、穏やかな日常に漂う“心の奥底に沈めた想い”を描き出す、心震える物語だ。井浦さんが演じるのは、かなえ(真木さん)が営む銭湯「月乃湯」に住み込みで働くことになる謎の男・堀隆之。リリーさんが、失踪したかなえの夫・悟の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎道夫役。永山さんが、突然失踪したかなえの夫・関口悟を演じる。江口さんが、かなえと悟の大学の同級生で、かなえに山崎を紹介する菅野よう子役。中村さんが「月乃湯」を手伝う気の良いおばちゃん・木島敏江役、康さんが煙草屋の店主で「月乃湯」の常連・田島三郎役。内田さんが「月乃湯」の近所に小学生の娘と暮らすシングルマザーの藤川美奈を演じる。<キャストコメント>■井浦新撮影は雨の日の多い暑い夏でした。ロケ地も銭湯や水辺、身体に纏わりつく湿度、常に水を感じていた撮影期間でした。この作品のキーになる水に寄り添われていたのは、映画の神さまからのギフトだったのかもしれません。原作の漫画がすでにシネマティックなので、今泉組でつくる映画は各部が高いハードルを超えていく必要がありました。たくさんの大小様々な奇蹟が浮かんできたり漂ったりして、それを皆んなで丁寧にすくい集めていました。■リリー・フランキー人の心の底流に揺らぐ、透明で、つかみきれないもの。今泉監督の目線は、その映らないものを丁寧に手のひらですくいます。■永山瑛太今泉監督作品が好きだったので、自分が出演する事が決まった時は、あの、変わった風貌の監督と会えるのか!こわい監督なのか!?と身構えましたが、「今泉力哉」って感じのカッコいい人でしたから、どんな演出にも応えられるよう、思考停止のまま現場へ向かいました。真木よう子さんとは何度も共演してますが、今まで彼女が演じてきた役が持つ、揺らぎや葛藤とは違う、本当の真木よう子の何かを目の前でひしひしと感じました。ただ、私はよく分からない感情になりました。かなえは何を感じていたか、分からなかったので、皆様が劇場で汲み取って頂き、真木よう子の力を存分に味わってもらいたいです。■江口のりこ『愛がなんだ』以来、また今泉さんの映画に参加出来ることが、とても嬉しかったです。繊細な脚本がどのような映画になっているのか、楽しみです。■中村久美まず原作を読んだ時、私で大丈夫かな?と少し不安になりました。私自身の佇まいを考えますと、善良なオバチャンの部分が見え難いのではないかと心配だったのですが、今泉監督で主演が真木よう子さんと少しずつイメージを膨らませ、自分なりの屈託のないオバチャン像を創り上げました。皆さんに受け入れられたら嬉しいです。作品はとても素敵に仕上がっておりますので是非劇場に足をお運び下さい。■康すおん人間って解らない、永遠に。深くて複雑で。好きかと聞かれると戸惑う。でも人間は他の何よりも一番面白い。だから人間を演じたい。そんな思いをずっと持ってきました。物語にはそんな人間達が描かれていました。その一員となれた事、本当に嬉しかったです。最初にお話を頂いてから、長い時間をかけて映画が完成しました。この時間は、自分に様々な作用をしました。関わった人達も同じかもしれません。色々な想いが詰まった『アンダーカレント』を多くの人に見ていただけると幸いです。■内田理央私は銭湯の常連のシングルマザーの藤川美奈を演じさせて頂きました。短い時間でしたが、今泉監督の作品に携わることができ、そして皆さまとお芝居をすることができたことをとても嬉しく思います。脚本は見入るように読みましたが、それがどのように映像になっているのか…私もとても楽しみにしております。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年秋公開予定(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年04月10日日本をはじめ海外でも人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写映画化作品『アンダーカレント』の公開日が、10月6日(金) 決定した。本作は、豊田が2004年8月より1年間にわたり『月刊アフタヌーン』(講談社)に連載していた作品で、人間関係が希薄になりがちな今の時代だからこそ贈りたい、おだやかな日常に漂う“心の奥底に沈めた想いを描き出す”物語。監督は、『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手掛けた今泉力哉、主演は真木よう子が務める。家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。彼の行方は一向に分からず、途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかしあることをきっかけに、堀、悟、そして実はかなえも閉ざしていた心の底流(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくるー。併せて、真木よう子演じるかなえを取り巻く個性的なキャラクター7名が発表され、コメントも公開された。かなえが営む銭湯「月乃湯」に住み込みで働くことになる謎の男・堀 隆之には、『かぞくのくに』でブルーリボン賞助演男優賞を受賞し、今泉力哉監督とは『かそけきサンカヨウ』(21) 以来2回目となる井浦新。失踪したかなえの夫・悟の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎道夫には、『そして父になる』(13) で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いた『万引き家族』(18) では主演を務めたリリー・フランキー。突然失踪したかなえの夫・関口悟には、『ディア・ドクター』(09) で日本アカデミー賞優秀助演男優賞、ブルーリボン賞助演男優賞を受賞し、『怪物』(23) の公開が控える永山瑛太。かなえと悟の大学の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する・菅野よう子には、『事故物件 恐い間取り』(20) で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、今泉力哉監督作品では『愛がなんだ』(19) に続く出演となる江口のりこが名を連ねた。また、月乃湯を手伝う気の良いおばちゃん・木島敏江には、今泉力哉監督作品に『his』(20)、『猫は逃げた』(22)と続いて出演する中村久美。煙草屋の店主で月乃湯の常連・田島三郎には、40歳で映画デビューし、各作品において繊細で独特な存在感を見せる康すおん。そして、月乃湯の近所で小学生の娘・みゆと暮らすシングルマザー藤川美奈として、TVドラマ『おっさんずラブ』(18) で日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞を受賞した内田理央が出演している。<キャスト コメント>■井浦新(堀隆之 役)撮影は雨の日の多い暑い夏でした。ロケ地も銭湯や水辺、身体に纏わりつく湿度、常に水を感じていた撮影期間でした。この作品のキーになる水に寄り添われていたのは、映画の神さまからのギフトだったのかもしれません。原作の漫画がすでにシネマティックなので、今泉組でつくる映画は各部が高いハードルを超えていく必要がありました。たくさんの大小様々な奇蹟が浮かんできたり漂ったりして、それを皆んなで丁寧にすくい集めていました。■リリー・フランキー(山崎道夫 役)人の心の底流に揺らぐ、透明で、つかみきれないもの。今泉監督の目線は、その映らないものを丁寧に手のひらですくいます。■永山瑛太(関口悟 役)今泉監督作品が好きだったので、自分が出演する事が決まった時は、あの、変わった風貌の監督と会えるのか!こわい監督なのか!?と身構えましたが、「今泉力哉」って感じのカッコいい人でしたから、どんな演出にも応えられるよう、思考停止のまま現場へ向かいました。真木よう子さんとは何度も共演してますが、今まで彼女が演じてきた役が持つ、揺らぎや葛藤とは違う、本当の真木よう子の何かを目の前でひしひしと感じました。ただ、私はよく分からない感情になりました。かなえは何を感じていたか、分からなかったので、皆様が劇場で汲み取って頂き、真木よう子の力を存分に味わってもらいたいです。■江口のりこ(菅野よう子 役)『愛がなんだ』以来、また今泉さんの映画に参加出来ることが、とても嬉しかったです。繊細な脚本がどのような映画になっているのか、楽しみです。■中村久美(木島敏江 役)まず原作を読んだ時、私で大丈夫かな?と少し不安になりました。私自身の佇まいを考えますと、善良なオバチャンの部分が見え難いのではないかと心配だったのですが、今泉監督で主演が真木よう子さんと少しずつイメージを膨らませ、自分なりの屈託のないオバチャン像を創り上げました。皆さんに受け入れられたら嬉しいです。作品はとても素敵に仕上がっておりますので是非劇場に足をお運び下さい。■康すおん(田島三郎 役)人間って解らない、永遠に。深くて複雑で。好きかと聞かれると戸惑う。でも人間は他の何よりも一番面白い。だから人間を演じたい。そんな思いをずっと持ってきました。物語にはそんな人間達が描かれていました。その一員となれた事、本当に嬉しかったです。最初にお話を頂いてから、長い時間をかけて映画が完成しました。この時間は、自分に様々な作用をしました。関わった人達も同じかもしれません。色々な想いが詰まった『アンダーカレント』を多くの人に見ていただけると幸いです。■内田理央(藤川美奈 役)私は銭湯の常連のシングルマザーの藤川美奈を演じさせて頂きました。短い時間でしたが、今泉監督の作品に携わることができ、そして皆さまとお芝居をすることができたことをとても嬉しく思います。脚本は見入るように読みましたが、それがどのように映像になっているのか……私もとても楽しみにしております。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:公式Twitter:公式Instagram:公式Facebook:
2023年04月10日伝説的コミックを実写映画化した今泉力哉監督作『アンダーカレント』の主演を真木よう子が務めることが分かった。併せてイメージビジュアルと映像、コメントが到着した。豊田徹也の同名コミックを実写化した本作。『愛がなんだ』『あの頃。』『街の上で』『ちひろさん』などの話題作を次々と世に送り出してきた今泉力哉監督の手により、発売から18年の時を経て、満を持して遂に映画化される。本作で主演を務める真木よう子は、今泉監督とは初のタッグ。本作は、2018年に公開の『焼肉ドラゴン』以来、5年ぶりの映画主演となる。主人公・かなえ役を務める真木さんは、『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で同賞最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、数々のヒット作で異彩を放ってきた。真木さんは「しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です」と、久々の主演作に熱いコメントを寄せた。さらに今泉監督からも「きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています」と、主演・真木さんへの信頼と情熱を語っており、両者の厚い信頼性がうかがえる。解禁されたイメージビジュアルと映像では、タイトルの「アンダーカレント(undercurrent)」が意味する【下層の水流、底流。(表面の思想や感情と矛盾する)暗流】を表現したものとなっており、心の<アンダーカレント(底流)>への想像を掻き立てる。原作コミック「アンダーカレント」および豊田徹也氏はじめての短編集は、コミック DAYS、U-NEXTほか各電子書店で配信中だ。■主演:真木よう子(関口かなえ役)コメント全文原作をかなり前に読んでいて、この作品を映画で表現できたらと思うことがあり、まさか本当に映画化され、自分にオファーをいただけるとは驚きました。大好きな原作だったので、断る理由がありませんでした。今泉さんは、彼の中でもう既に絵を描いているタイプの監督なので、そのような方には信頼し、全てお任せするようにしています。普段は監督と相談したり等しますが、今回それはしないようにしました。私は、しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です。どうか映画館にて見届けて頂けたら幸いです。■監督:今泉力哉 コメント全文真木よう子さんとご一緒できたこと、とても光栄でした。真木さんは、かなえを演じるにあたって、日々、真剣に、深く、そこにいてくれました。銭湯での撮影時に、私が現場で脚本を手にして迷っていると、誰かが背後から私の肩にふっと手を置いて励ましてくれて。振り返ると、それは真木さんの手でした。なんと心強かったことか。きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています。本当にこの映画が必要な人に、その悩みを知る人に、この映画が届きますように。今泉力哉『アンダーカレント』は2023年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年秋公開予定(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年03月16日豊田徹也の人気漫画『アンダーカレント』が映画化。2023年10月6日(金)に公開される。主演は真木よう子、監督は今泉力哉。豊田徹也の伝説的コミック『アンダーカレント』映画化『アンダーカレント』は、豊田徹也による唯一の長編漫画。2004年8月より1年間に渡り講談社『月刊アフタヌーン』にて連載され、2005年10月には単行本を出版。「まるで1本の映画を観ているようだ」「何度も読み返したくなる」と漫画評論家や口コミで高い評価を得て、カルト的な人気を呼んだ伝説的漫画作品だ。加えて、フランスを中心とした海外でも人気を博し、2020年にフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」では、世界中の名だたる漫画がランクインする中、堂々の3位に選出されている。そんな『アンダーカレント』が、満を持して映画化。“人を知ろうとすること”の尊さを教えてくれる、心が震えるヒューマンドラマを描き出す。真木よう子が5 年ぶりに主演主演を務めるのは、映画『焼肉ドラゴン』以来、5年ぶりの主演作となる真木よう子。映画『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、数々のヒット作で異彩を放つ真木よう子が主人公・かなえ役を担当する。主人公・関口かなえ…真木よう子家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送っていたかなえ。しかし突然、悟が失踪してしまう。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開。そんなある日、「銭湯で働きたい」と堀と名乗る謎の男がやってくる。堀隆之…井浦新かなえが営む銭湯 「月乃湯」に銭湯組合の紹介を通じてやって来る謎の男。住み込みで働くことになる。山崎道夫…リリー・フランキー風変りな探偵。失踪したかなえの夫・悟の行方を期間限定で探すことになる。関口悟…永山瑛太失踪したかなえの夫。菅野よう子…江口のりこかなえと悟の大学の同級生。かなえに探偵・山崎を紹介する。木島敏江…中村久美月乃湯を手伝う気の良いおばちゃん。田島三郎…康すおん煙草屋の店主。月乃湯の常連。藤川美奈…内田理央月乃湯の近所に、小学生の娘・みゆと暮らすシングルマザー。監督は今泉力哉監督を務めるのは、『愛がなんだ』や『あの頃。』『街の上で』『窓辺にて』など話題作を次々と発表し、映画『ちひろさん』も手がける今泉力哉。『アンダーカレント』の紡ぐ繊細で静謐な人間ドラマを、みずみずしくリアルな描写で映像化している。また、脚本は、『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉力哉とともに手がけている。音楽は細野晴臣音楽を担当するのは、細野晴臣。深層に響き渡るような音色で物語の中へと誘うような楽曲を提供している。映画『アンダーカレント』あらすじ家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。彼の行方は一向に分からず、 途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・ 山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかし、ある事件をきっかけに、堀、悟、そしてかなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。【作品詳細】映画『アンダーカレント』公開日:2023年10月6日(金)出演:真木よう子、井浦新、 リリー・フランキー、永山瑛太、 江口のりこ、 中村久美、康すおん、内田理央監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社「アフタヌーン KC」刊)製作幹事:ジョーカーフィルムズ、朝日新聞社企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ配給:KADOKAWA
2023年01月19日フランスメディアが選ぶ「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」で3位にランクイン、日本をはじめ世界中でカルト的な人気を誇る伝説的漫画「アンダーカレント」が、『窓辺にて』『愛がなんだ』の今泉力哉監督により映画化されることが決定。2023年秋に公開される。原作は、2004年8月より「月刊アフタヌーン」(講談社)にて1年間に渡り連載され、「まるで1本の映画を観ているようだ」「何度も読み返したくなる」と漫画評論家の間や口コミで高い評価を得て、2005年10月には単行本が出版された豊田徹也の唯一の長編漫画。2009年、パリで開催されたジャパンエキスポにおいて、フランスの批評家と記者が選出する「第3回ACBDアジア賞」を受賞、2010年には「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選出。さらに2020年にフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」では、世界中の名だたる漫画がランクインする中で3 位に選ばれるなど、フランスを中心とした海外でも人気を博している。そんなカルト的な人気を誇る伝説的漫画が、発売から18年の時を超えて映画化。物語は、家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送る、かなえが主人公。しかし突然、悟が失踪。彼の行方は一向に分からず、 途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日から、かなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかし、ある事件をきっかけに堀、悟、そして。かなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が徐々に浮かび上がってくるーー。監督を務めるのは、『愛がなんだ』で社会現象を巻き起こし、その後も『あの頃。』『街の上で』、第 35 回東京国際映画祭にて観客賞を受賞した稲垣吾郎主演作『窓辺にて』など話題作を次々発表、来月には有村架純主演のNetflix映画『ちひろさん』の公開が控えるなど、いま日本映画界で最も支持を集める映画監督の一人・今泉力哉。今泉力哉監督ネット上では「静かな傑作」「奥深い表現力」など絶賛の声が多数ある原作で描かれる繊細で静謐な人間ドラマを、見事な手腕で、みずみずしく、そしてリアルに活写。脚本は『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉監督とともに手がけた。コミュニケーションツールが目まぐるしく発展すると共に、人間関係が希薄になりがちないまの時代に、人を知ろうとすることの尊さを教えてくれる、心が震えるヒューマンドラマとが誕生した。なお、途絶えることのない原作ファンの熱い声を受け、「アンダーカレント」単行本の重版も決定している。『アンダーカレント』は2023年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダーカレント 2023年秋公開予定(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年01月16日日本をはじめ海外でも人気を誇る伝説的漫画『アンダーカレント』が今泉力哉監督により初の映像化。2023年秋に公開されることが決定し、監督からコメントが到着した。原作は2004年8月より1年間にわたり「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載され、漫画評論家の間や口コミで高い評価を得て、2005年に単行本も出版された豊田徹也の唯一の長編漫画。その後も人気は衰えず、2009年パリで開催されたジャパンエキスポにおいて、フランスの批評家と記者が選出する「第3回ACBDアジア賞」を受賞。2020年にはフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」で3位に選ばれるなど、フランスを中心とした海外でも人気を博している。家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえだったが、ある事件をきっかけに、堀、悟、そしてかなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。監督を務めるのは、『愛がなんだ』『あの頃。』『窓辺にて』など話題作を次々と発表し、来月には有村架純主演『ちひろさん』の公開が控えるなど、日本映画界で注目すべき映画監督のひとり・今泉力哉。脚本は『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉とともに手がけている。また、原作ファンの熱い声を受け、『アンダーカレント』単行本の重版が決定。全国の書店ならびにネット書店にて発売中だ。【今泉力哉(監督)コメント】この世界にはそれが存在することで誰かが救われるという作品があって、そして、そういうものを生み出す人がいて、豊田徹也さんの『アンダーカレント』はそういう漫画で、豊田さんはそういう人だ。映画化にあたり、豊田さんと何度もふたりきりで会っていろんな話をした。はじめて会った日に4時間お茶をしたのだが、まだまだ話し足りなかった。帰り際、原田芳雄さんのエッセイ『B級パラダイス俺の昨日を少しだけ』をいただいた。豊田さんは「僕はいいんだけど、登場人物が嫌な思いをしない映画にしてください」と言った。登場人物が嫌な思いをしないように。とってもすてきな言葉だと思った。コロナ禍でお茶をしたある日、会計時に自分の分のコーヒー代を、きっとこういうご時世だからだろう、衛生面からラップにくるんでご用意してくださっていて。この繊細さをきちんと映画にしたいと思った。私はキリスト教徒なのだが、熱心な信者ではなくて、それでもたまに教会に行くと心が澄む感覚になるのだが、自分にとっての豊田さんはそういう人で、会うと心が澄む。とても繊細で面白い方で、日々、自分は映画監督に向いていないなと思いながら映画をつくっているのだが、こういう原作の映画化の話が来ることはとても光栄だし、きっと器用に生きることができない人にしか生み出せないものがあると信じて、これからも生きていきます。かなえや堀も、今もどこかで元気でいてくれたら。監督今泉力哉『アンダーカレント』2023年秋公開(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年01月16日HEALVIS正規日本輸入代理店SunCart.は、生体電流と似たマイクロカレントを継続的に放出し、手首の負担を軽減するヘルスケアアイテム「HEALVIS(ヒルビス)」のリストバンドが、Makuakeでの販売開始1週間で目標額の700%を達成したことをお知らせいたします。Makuakeページ : マイクロカレントの効果YouTube: 純チタンシリコンリストバンド◆商品特徴(1)“マイクロカレント”を継続的に放出し、手首の負担を軽減「HEALVIS」は自社開発した特殊なチタンカプセル“NodeCore”から理想的な600μA以下のマイクロカレントを放出しています。このマイクロカレントは人の肌では感じられないほど弱いため、装着時にほとんど刺激を感じません。またこの“NodeCore”は充電などの電源は一切不要。継続的にマイクロカレントを放出するため非常に経済的です。充電不要でマイクロカレントを継続的に放出(2)サージカルクラスのチタンとシリコンゴム製で、肌が弱い方でも装着できる。チタンやシリコンゴムは人の汗の成分に反応しないため、長時間の使用もOK。激しいスポーツでも違和感なく装着できます。※“NodeCore”を肌に密着させなければならないので、長時間使用すると圧迫で肌が赤くなる場合があります。基本的に8時間程のご使用をお薦めしています。(3)スポーティーでお洒落なデザイン韓国で意匠登録済みのスタイリッシュなデザインで、使うシーンを選びません。しかも肌に優しく軽い素材なので長時間着用してもほぼ負担がかかりません。普段からゴルフやテニスなど手首を使うスポーツや、スマホやパソコンで手首に負担が掛かっている方、仕事やスポーツで体を酷使して労わりたい方にぜひご使用いただきたいアイテムです。韓国で意匠登録済みのお洒落なユニセックスデザイン(4)国際規格IPX7の防水防塵仕様雨の中のプレーはもちろん、水泳やサーフィンなど常に水に触れるようなスポーツでも使用が可能です。もちろん、プレーが終わってシャワーを浴びる際も外す必要がありません。◆マイクロカレントとはマイクロカレントは体内を流れる生体電流と似た「微弱電流」を外部から取り入れ、体の機能を整えるケア技術です。さらにこの生体電流は体のエネルギーの生産にも関わっています。生体電流が人のエネルギー生産にも関わっていることから、現在一流アスリートの間でトレーニング後に乱れた体をケアする技術として、生体電流に似た電荷を外部から取り入れるマイクロカレントを体調管理の一部に取り入れる人も増えています。「HEALVIS」はそのマイクロカレントを電源不用で半永久的に放出するスポーツ用リストバンドです。◆利用シーン例・ゴルフやテニス、野球など手首を酷使するスポーツに・トレーニングなどパフォーマンスが重要なアスリートに・普段からスマホやパソコンなどで手首に負担が掛かる方に・日頃から体に関心がある方に・家事や育児で元気に活動したい方に・ご両親や日頃頑張っている方へのプレゼントに「身体を想いながら暮らす」を実現できます。大切な方へのギフトとしても最適です。◆プロジェクト概要プロジェクト名: 【付けるだけで手首をケア】ゴルフなどのスポーツに。体を支えるチタンシリコンバンド期間 : 2022年1月17日~2021年2月27日URL : ◆リターン一覧(税込) ※全てカラー選択可・1個 (限定50) 早割20%OFF 11,440円・2個セット (限定100) 25%OFF 21,450円・3個セット (限定30) セット割30%OFF 30,030円・4個セット (限定20) セット割40%OFF 34,320円・1個 (限定500) Makuake割15%OFF 12,155円その他にもリターンを用意しております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月25日