皆さんは、パートナーに裏切られた経験はありますか?今回は夫にカマをかける妻のエピソードとその感想を紹介します。イラスト:大野はなカーナビに残された見知らぬ住所夫と幼い娘と暮らしている主人公。ある日、主人公はカーナビに残された見知らぬ住所の履歴を見つけたました。夫の会社ではなく、アパートの住所だったことを怪しく感じる主人公。部屋に戻った主人公は、夫に車の掃除をしたことを伝えると…。夫の表情が固まり、さらに怪しさが増します。そして後日、夫が忘れたころにカマをかけることに。夫を追求すると…出典:愛カツ主人公が「行ったことある?」と地域名を言うと、夫は「ないなぁ…」と言いました。カーナビの履歴に出てきて、試しに家の前まで行ったことを主人公が告白。続けて、アパートのベランダに、夫が「汚れて捨てた」と言っていたシャツが何枚も干してあったことを伝えます。思いもよらない主人公の追及に、夫は言葉を失ってしまうのでした。読者の感想カーナビに、見知らぬアパートの住所が残っていると怪しいですね。捨てたはずの夫の服が、自宅ではないアパートに干してあると驚いてしまうでしょう。(30代/女性)カーナビに残っていた住所の家まで、行ってみた主人公は行動力があるなと思いました。主人公のように追及されると、夫と同じく言葉を失ってしまいますね…。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年04月02日みなさんは、パートナーの行動に怪しいと思ったことはありますか?今回はカーナビの履歴から夫の嘘を見抜いたエピソードを紹介します!普段飲まない夫がお酒を…?夫はそのまま車中泊で朝帰り帰宅した夫が怪しすぎるカーナビの履歴を確認すると修羅場になることを予想…お酒を飲んで車中泊をしたと話す夫が、妻に嘘をついていたようです。何食わぬ顔で朝帰りしたのは、妻として許せない裏切りですよね。夫婦でしっかり話し合いができることを願いたいです。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年10月26日目的地を設定すると、車での経路を案内してくれる、便利な『カーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)』。知らない土地でも迷わず運転できる一方、時に不可解な出来事が発生し、人々を混乱させているようです。ミロチ(mirochi8989)さん一家が、車で兵庫県まで出かけた日のこと。寝ている子供を気遣いながら、帰りの道程をミロチさんが運転していると、ホラーな体験をしたといいます。『高速道路で体験した怖い話』たった1分の寄り道で、到着予定時間が40分も伸びていることに驚いたミロチさん夫婦。電車であれば、乗り継ぎの関係で、数分の遅れでも到着時間が大幅にずれることがあり得ます。しかし車の運転では、大きな渋滞にでも巻き込まれない限り、そのようなずれは発生しないはず。異様な事態を疑問に思った夫が、原因に気が付きます。カーナビの怪奇現象にゾッ運転中、誰も触れていないにも関わらず、カーナビの目的地が変わっていたことが判明。幽霊の仕業かとゾッとしたのもつかの間、目的地となった地域の名産品などに心奪われた夫婦は、やや心が躍ってしまったのでした!「起こった出来事は1mmもフェイクなしの、まんま実話」というエピソードに、ツッコミが相次ぎました。・ホラーちゃうんかあぁい!・何もなくて笑った。・ハラハラからの落差が好き。その後、ミロチさんは、もう触りたくないカーナビの電源を消し、自宅までの道を暗記して、自力で運転して帰ったとのこと。もしカーナビにいたずらしたのが幽霊なら、自分の愛する地域の魅力知ってもらえて喜んでいる…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年09月24日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。前回の話に引き続き、夫との離婚を決意した女性からのエピソードを紹介します。朝帰りをした夫を怪しむ主人公。カーナビを確認すると、知らない住所の履歴があったようです…。これはアパート?怪しさは増すばかり…夫にカマをかけると…アパートのベランダに夫のシャツが!!どういうこと?夫の浮気はバレバレ!カーナビの履歴から、夫の浮気を暴いた主人公。出来心とはいえ、家族を裏切ったことに変わりはありませんよね…。夫との縁が切れて、子どもと幸せな生活が送れてよかったです!作画:大野はな原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年08月30日皆さんは、夫の浮気に勘づいたことはありますか?今回は妻の里帰り出産中に浮気した夫のエピソードを紹介します。カーナビが故障出産後、里帰りで夫と離れて暮らしていた女性。ある日夫から、カーナビを修理に出したいと連絡がありました。そして壊れたカーナビの写真を送ってくれたのです。写真を見ると…。女性もののバッグ出典:愛カツ夫が送ってくれた写真には、女性もののバッグが写っていました。そのうえ窓から見える景色も、見知らぬ場所です。夫は「同僚を家に送ったときの忘れ物だよ」と言い訳しますが、怪しく思った妻は帰宅。そして夫のスマホを確認すると、浮気の証拠がたくさん出てきてしまいました…。信用が失墜里帰り出産で頑張っている中、夫の浮気を知ったらショックですよね。どれだけ言い訳をされても、もう信用できないかもしれません。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月11日ドライバーを正しき道へと導いてくれる、カーナビゲーション(通称:カーナビ)。行ったことのない場所へ向かう際に役立つほか、地図が苦手な人や方向音痴の人には、救世主ともいえる存在です。しかし、そんな救世主がいてもなお、人は時に迷ってしまうことがある模様。どんなに優れた機械でも、人間が使いこなさなくては意味がないのです…。姉に、カーナビと一緒にガイドを任せた結果…?家族との賑やかな日常を漫画で描いている、まむ(mamu.0801)さん。ある日、姉妹で初めて行く場所へ向かうことになり、妹に運転を任せることになりました。まむさんは、カーナビと一緒に目的地までのガイドを担当。人間とハイテクな機械による、素晴らしいタッグになるはずだったのですが…。ハイテクな機械といえど、完璧ではありません。カーナビを導入していても、人間が指示を正確にくみ取る必要があります。『カーナビの指示を理解し、まむさんがドライバーの妹に伝える』というプランだったはずが、サポートをするどころか、時にカーナビの妨害をする展開に!カーナビの指示を大きなくしゃみでかき消し、左右を誤るというミスを連発し、あまつさえ『黙って自ら戦力から降りる』という手段を選んだ、まむさん。2人と1台による、コントのようなやり取りに、多くの人が笑い声を上げたようです!・カーナビの扱いが下手だから、まむさんの気持ちが痛いほど分かります…!・爆笑して腹が痛い。沈黙こそ最強…!・外で読んじゃダメなやつ…!2人のやり取りで吹いた。漫画を描いたまむさんは、ブログでもエッセイ漫画を公開中。Instagramで未公開のエピソードもあるほか、漫画のまとめ読みもできるので、気になる人はチェックしてくださいね。まむの巣[文・構成/grape編集部]
2023年05月02日初めて行く土地や、道が分からなくなった時などに便利なのがカーナビです。地図だけでなく、音声も使って道案内をしてくれるため、分かりやすく運転ができるもの。中島めめ(nakajimameme)さんは、地元にある図書館まで運転しました。カーナビの音声を流しますが、中島さんはあえて頼らず、家族から聞いた道で行こうとしたところ…。家族の言葉を信じ、曲がらず真っ直ぐ道を走った中島さん。しかし、どこまで真っ直ぐに行けばいいのかが分からなくなりました!中島さんは自分が知っている道まで一度戻り、再び図書館に向かったのです。迷ったことで中島さんは運よく、図書館の開館時間に合わせて到着。「前向きに生きるしかない」と、ポジティブに考えたようです。中島さんのエピソードに、カーナビを使ったことがある人から、共感や体験談が寄せられました。・「300m先、左です」といわれても、車の中で300mが分からないので困惑することはあります…。・私も中島さんと同じような経験があり、夫から「まずはカーナビに従って」といわれました。・曲がることを案内された時、だいたいその1つ前の道に入ってしまいそうになります。運転や道に自信がない場合は、まずはカーナビに頼るのが一番ですね![文・構成/grape編集部]
2022年12月01日車に乗るうえで、多くの人が搭載しているであろうカーナビ。今でこそ、機能が充実し、道案内としての精度も上がっていますが、ひと昔前はカーナビを利用していることで思わぬトラブルに巻き込まれかけてしまった人も少なくなかったようです。浮世絵風のイラストで、さまざまな『あるある』を紹介する、山田全自動(y_haiku)さんもまた、その昔、カーナビで怖い思いをした1人。機械であるカーナビを相手に、頻繁にケンカし、最終的に命を狙われかけたという、山田全自動さんの実体験を早速ご紹介します。遠回りになるルートを表示したり、目的地まで距離があるにもかかわらず、案内を終了したりと、当時、山田全自動さんが使っていたカーナビは、その役割をまったく果たしてくれませんでした。次第に、カーナビを信用しなくなっていった山田全自動さんは、目的地こそ入力しても、表示されるルートや案内に従わなくなっていきます。すると、カーナビはまるで機嫌を損ねたかのように、何も音声を発さなくなったのだとか。それだけならまだしも、ついには車が海に突っ込んでしまうかのような案内をしてきたというのですから驚きです…!怖っ…こいつ、絶対感情ある…。そう恐怖した山田全自動さん。心霊体験にも似たようなエピソードは反響を呼び、多くのコメントが寄せられました。・目的地に行きたいのに、絶対に周辺で放置される。・無視していると無言になるのも、カーナビがいうことを聞いてくれないのも、『あるある』ですね!・カーナビは、ちょいちょい嘘をつくので、Googleマップに心移りした。このままでは海に突っ込んでしまうことを、山田全自動さんが事前に気付いたものの、万が一を考えるとゾッとするエピソード…。機械であるカーナビが、意思をもつなど、にわかには信じられない話です。しかし、偶然では片付けられない出来事の数々に「もしかして…」なんて想像がふくらみます![文・構成/grape編集部]
2022年10月17日■前回のあらすじ夫は「休日出勤」と言うけれど、ハナと映画に行くのでは? と疑ってしまうヒヨリ。気になって夫の会社を訪ねるも、やはり夫は出社していませんでした。それでもヒヨリは、夫のことを信じたくて…。走行経路を確認すると、最悪の状況が待っていました。それでもヒヨリは、真相を確かめるべく立ち上がるのです!次回に続く「夫の浮気相手が想定外過ぎた」(全33話)は21時更新!コミックライター: ひより
2022年08月25日「夫は温厚だけど、唯一厳しくする相手がいる」そう話すのは、家族との日常を漫画で描いている、なりたりえ(@rienarita)さん。いつも温厚で他人の悪口を発することがない、なりたさんの夫ですが、『ある相手』の前だと、あたりが強くなるといいます。しかし、車に乗ると…。温厚な夫が、唯一、厳しくする相手。(再掲) #エッセイ漫画 #コミックエッセイ #日常漫画 pic.twitter.com/M9BJkCrWy2 — なりたりえ (@rienarita) May 12, 2022 なりたさんの夫が強く当たる相手とは…車のカーナビ!外出する際、なりたさんの夫は必ず目的までの情報を調べるのだとか。そのため、カーナビの指示に異論がある様子。運転中、カーナビの指示に対し「お前のいうことは聞かん!」といわんばかりに、いちいち口出しをしてくるカーナビに反抗をするのです…!しかし、そのせいか時々カーナビから復讐されることも。なりたさんの夫 vs カーナビの戦いは、今後もゴングが鳴り響きそうです!【ネットの声】・カーナビの復讐で吹き出した。田んぼのど真ん中に案内されるの、あるある…。・笑った!カーナビ相手だと、やたらと反抗する人っているよね。・豹変するの、自分もだわ…。カーナビに復讐されるところも同じ。どうやら、「カーナビのいうことに従いたくない!」という強い意思を持っている人は一定数存在するようです。機械に戦いを挑む際は、しっぺ返しを食らわないように気を付けてくださいね…![文・構成/grape編集部]
2022年05月19日アンドロイドのタブレットをカーナビにする場合、運転の頻度や走行時間によって使い方が変わってきます。筆者宅の場合、車を使うのは一週間に1回あるかどうか、近所への買い物なので、走行時間は30分以下がほとんど、長くても1時間程度というパターンでした。この場合、走行中にバッテリをフル充電することができないため、どうしても自宅に持ち帰って充電を行う必要があります。もう少し乗っている時間が長い、頻度が高いのであれば、ある程度充電できるのですが、筆者宅の利用パターンではどうしようもありません。車から常時電源を供給する方法もありますが、2つの点で問題があります。1つは、ほとんどのモバイルデバイスは、大半の時間をバッテリで駆動する前提で作られているために、月単位の時間、充電状態にしたときに、劣化などの問題が考えられる点です。これまでに使ってきたモバイル機器の中には、長期間充電状態にしたときに壊れてしまうものがいくつもありました。さすがに火を噴いたものはありませんでしたが、起動しなくなるものがほとんどでした。何が起こるかは、機器の設計と使われている部品次第です。内蔵バッテリが劣化して電力が出せなくなると、外部から電力を供給しても起動しなくなる機器もあります。もう1つは、自動車という環境を考えると、夏などは、車内がかなり高い温度になる可能性があります。これだけでもスマホーとフォンやタブレットに対して強いダメージが加わるのに、さらに通電状態だともはや結果が想定できません。こうした理由から、普通のスマホやタブレットを自動車の中で常に通電状態にしておくことはお勧めできません。とはいえ、毎回取り付け、取り外しするのも結構面倒です。実際、ときどきは持って帰るのを忘れて2~3日放置してしまうことがありました。このとき、スリープ中の消費電力が大きいと、バッテリ残量がなくなってしまい、ナビが必要なときに充電しないと使えない状態になってしまう可能性があります。結局、できる限りスリープ中の消費電力を抑える必要があります。いろいろとやってみたところ、充電しないでも数日は充電しないでよさそうな程度にまで持っていくことがが可能でした。なので、持ち帰って充電でも、あまり神経質になる必要はありません。ただ、注意するのは、冬場、気温が下がると、バッテリの出力が小さくなり、一時的にバッテリ残量が低下することがあります。このため、本来はバッテリが残っているのに冬の朝などにバッテリ残量が少なくなって、省電力モードに入ってしまうことがありえます。(写真01)は、寒いときに車にNexus 7を放置したときのバッテリ残量のグラフです。ときどきバッテリ残量が急激にさがり、そのあと回復しているのですが、充電は行われていません。Battery-Widgetのグラフには、バッテリ温度も記録されているのですが、そのグラフを見ると、温度が0度近くまで下がっています(写真02)。もう1つ注意するのは、Googleのマップアプリは、ナビゲーションを行っている間は、本体をスリープさせないようになっています。ナビゲーションを行わなければ、起動していても、スリープ状態に入ることができます。普通はこれで問題がないのですが、たとえば、ナビゲーションを使って目的地に向かっている途中に食事を取るなどの場合、ナビゲーションが動きっぱなしだと、停車中もスリープになりません。この間、アクセサリ電源だと、本体内のバッテリを消費し続けます。この点には、注意する必要があります。○できる限りアンドロイドのスリープ電力を下げる方法できるだけ本体の消費電力を下げるため、いろいろと設定をためしてみました。方法の1つは、前回紹介した動作するアプリの数を減らすことです。アプリの中には、同期処理を使い、自身が起動されていなくても、通信を行うものがあり、これが電力を消費し、場合によっては、モバイルネットワークで通信を行ってしまいます。アプリの数を減らすのが一番有効ですが、アンドロイドの同期設定もできる限りオフにしておく必要があります。標準搭載されているアプリの中には、無効化やアンインストールができないものがあるからです。Nexus 7の場合、標準的な実装ということで、このようなアプリは少ないのですが、他社製品の場合には、メーカーで入れたアプリなどが無効化できないこともあり、同期設定をしておかないと、電力やパケット容量を消費してしまう可能性があります。また、Playストアアプリは、自身で、アプリのアップデートや自動インストールを行います。これに関しては、アプリ内部でしか設定ができません。Playストアアプリは、「アプリの自動更新」や「通知」の「アプリのアップデート」をオフにしておく必要があります。バッテリ消費を抑えるには、まず、スリープ状態を数時間程度維持して、「設定」 ⇒ 「電池」で、バッテリの消費具合を調べます。グラフが急激に下がることがあれば、なんらかのアプリが起動して電力を使っている可能性があります。なお、非充電時間内に消費されたアプリごとの電力の割合は、この「電池」設定で調べることができます。開いたときに、消費電力の大きなアプリや機能(Wi-Fiや画面表示など)を順に表示されます(写真03)。また、アプリは、設定や、バージョン、その他の不具合で、スリープに入ることを阻止してしまうことがあります。また、スリープ中のシステム状態は、「電池」の画面でグラフをタップして表示させることができます(写真04)。グラフが大きく表示され、その下に、モバイルネットワークや無線LAN、画面などの状態が線で表示されます。短い縦線が間隔を空けて並ぶのは問題ありませんが、太い横線がずっと続いているのは、その機能が長時間活動していたことを示します。また、スリープしている時間内に「スリープなし」の項目に線が表示されるのは、なんらかのアプリ(またはシステムモジュール)が起動していることを意味します。どのアプリがスリープ中に起動しているのかは、完全にはわかりませんが、各アプリの電力消費状態を調べることである程度予想がつきます。「設定 ⇒ 電池」で消費電力の大きなアプリが表示されているとき、これをタップすると、消費電力などを調べることができます。Android 6.0では、「設定 ⇒ アプリ」でアプリを選択したあと「電池」(写真05)を選んでも同じ情報を表示させることができます。Android 6.0では、すべてのアプリを調べることが可能です。Android 5.xまでは「設定 ⇒ 電池」にリストされたアプリしか調べることができません。ここに「スリープモードにしない」という項目がある場合(写真06/07)、アプリは、動作中にシステムがスリープしないように設定しています。この値は、前回充電してからのバッテリ駆動期間内にスリープを阻止した時間の合計です。これを見ることで、どのアプリ(またはシステムモジュール)がスリープ中に動作しているのかのアタリをつけることができます。このときアプリは、設定を変更したり、アンインストールや無効化で対策が可能なのですが、「Google Play開発者サービス」などのシステムモジュールはどうすることもできません。(写真08)は、設定が完了し、車に放置した場合のものです。約3日間で45%で、ほぼ6日程度はバッテリがもつ計算になります。このとき、「設定 ⇒ 位置情報」の「モード」は「高精度」になっていたため、Wi-Fiがずっとオンのままになっています。この3日間の消費のうちWi-Fiは35%を消費しており、ちょっと大きいようにも思えますが、あくまでも割合です。「設定 ⇒ 位置情報 ⇒ モード」を「端末のみ」としてGPSでのみ位置測定を行うようにすれば、無線LANは、スリープ中は完全にオフにできます。「端末のみ」にしてGPSだけを使う設定にすると、位置測定が完了するまでに時間がかかるようになり、乗車してすぐにナビができない状態になります(目的地などの設定はできるが、案内が行われない)。使い勝手を優先するなら「高精度」、スリープ時の消費電力を優先するなら「端末のみ」ですが、ナビゲーションという目的を考えると、「高精度」にしておくべきでしょう。このような感じで、Nexus 7をカーナビとして利用することができました。最大のメリットは、PCなどで目的地に予めスターをつけるなどしておくことができる点です。また、マイマップ機能などを使って、用途別マップを作ることも可能です。と、今回の話はここまで。さて、ここでお知らせがあります。本連載、僚誌マイナビニュースへと移籍することになりました。といっても内容は変わらず、次回分から掲載場所がこちら(URLリンク)へ変更になるだけです。引き続きお付き合いいただければ幸いです。○関連リンク■連載バックナンバーはこちら
2016年02月22日○マップマッチングの使用を抑えるナビゲーションシステムの作り方都市の高密度化、屋内駐車場や多層構造の高速道路は、カーナビゲーションシステムにとって重大な障害だ。現在は推測航法とマップマッチングという2つの手法を用いているが、後者を選択した場合はさらに複雑となり、サードパーティのプロバイダーからの地図データに依存しなければならない、という問題が生じる。また、特に密度の高い都市では常に都市改革が行われているため、地図データは絶えず変化する。この問題に対処するため、マップマッチングに代わる手法として、マルチGNSSレシーバーを使用するという方法がある。マルチGNSSレシーバーは、高精度3D測位を利用して、外部のマップマッチングソフトウェアへの依存度を軽減しながらも、信頼性の高いナビゲーションを提供できる。本稿では、カーナビゲーションシステムのソフトウェア開発要件を簡素化し、開発に必要な時間とコストを削減する、マンハッタンや上海などの測位が難しい地域で実証に成功したマルチGNSS技術について解説する。通常、ナビゲーションシステムの標準的な「自動車推測航法(ADR)」ソリューションはカスケードで接続され、標準的なGNSSレシーバーでフィルター処理された位置情報を、第2のフィルターで外部センサ(ジャイロスコープ、加速度計、ホイールティック・センサ)のデータで補正する。注:ホイールティック・センサとは、車輪の移動の正確な速度と距離を測定するエンコーダ。エンコーダの種類によっては、移動の方向も測定可能これらのフィルターはカルマンフィルター(線形二次推定器(LQE)))型で、ランダム・バリエーションを含む時系列の測定を使用し、未知の変数を推定するアルゴリズムを実装している。リアルタイム・フィルターで現在の状態変数とそのバラつきを推定してから、次の測定を使用して加重平均計算によってこれらの推定値を更新する。標準的なADRシステムデザインには、2つのカルマンフィルターのカスケード接続により、必然的な累積誤差が発生し、位置精度の劣化につながるという限界がある。したがって、ナビゲーションシステムで累積誤差を補正できるようにするためには、マップマッチングへの依存度を高めざるを得ない。これにより、絶えず変化する外部の地図データへの依存関係が生まれ、さらには、GNSSレシーバと外部のマッピングサービスのインタフェースのためにソフトウェア開発とリソース開発に必要なオーバーヘッドが大きくなる。これらの問題に対処するため、ユーブロックスは1つのカルマンフィルターにセンサデータを融合する「密結合ADRアルゴリズム」を開発した。4世代の製品にわたって改良されたこのソリューションでは、衛星ナビゲーションデータと個々の車輪の速度、ジャイロスコープ、加速度計の情報を結合している。この統合技術により、推定誤差を最小限に抑え、スイスのトンネル内でもマンハッタンの高層ビル街でも、走行中に高い精度の測位情報を提供できる。この技術では、外部の地図データに依存せず、都市環境でも位置を正確に追跡できるため、マップマッチングへの依存度を低下させることが可能だ。つまり、ナビゲーションシステムのエンジニアは、マップマッチングの使用を最小限にし、推測航法をナビゲーションシステムに統合するために必要な設計労力を削減することができるということだ。これによって開発コストの削減にもつながるだろう。○単一フィルターを用いたソリューションの実装ユーブロックスの3D ADRソリューションは、あらゆる道路状況で中断のない測位を提供するため、ADR技術を組み込んだIC「UBX-M8030(2つのAEC Q100認定バージョンで提供)」と、小型モジュール「NEO-M8L」という2つのコンポーネントで提供される。ライン装着およびアフターマーケットのカーナビゲーションシステム向けに設計されたADRチップとNEO-8MLは、事前の構成がほぼ不要で、初期セットアップ後はキャリブレーションを永続的に保持する。設計に関連するもう1つの大きなメリットは、製品の方向に依存せずに車両内に配置できることで、工場キャリブレーション時または走行中であっても補正が可能であるという部分だ。この単一フィルターの3D ADRソリューションは、測位精度の向上のみならず、設計時間とコストの削減、システムのサイズと複雑さを低減させることが可能だ。自動キャリブレーション機能搭載のADRチップは、5.5mm×5.5mmx0.59mmと小型で、ホイール・ティック、単軸/3軸ジャイロスコープ、単軸/3軸加速度計など、さまざまなセンサの組み合わせをサポートする。加速度計をサポートしているため、GNSS信号なしでも高度変化時の精度が向上する。このチップは72チャネルのu-blox M8エンジンをベースとし、初期測位時間はコールドスタートから26秒、そしてホットスタートからは1秒で測定が可能。また、チップはGalileoに対応(E1B/C)しており、外部フラッシュメモリのファームウェアを使用してアップグレードができる。以下、図1にあるNEO-M8Lは、全地球測位チップに3D加速度計とジャイロスコープを内蔵した初の12.2mm×16.0mmサイズのモジュールとなる。-167dBmという先端のナビゲーション感度を実現し、内蔵の加速度計とジャイロスコープのみで、屋内外を問わず、車両の正確な地理的位置を計算することができる。加速度計とジャイロスコープの統合により、外部コンポーネント数、システムのサイズ、およびBOMコストを最小限に抑えられることができる。NEO-M8Lのブロック図は、以下の図2となる。NEO-M8モジュールは同時並行受信GNSSレシーバを使用してマルチGNSSシステム(GPS、GLONASS、Galileo対応、BeiDou、QZSSなど)を受信/追跡する。デュアル周波数RFフロントエンド・アーキテクチャであるため、3つの信号のうちの2つを同時に受信して処理することができる。M8レシーバはデフォルトでGPS(SBASとQZSSを含む)とGLONASSを同時並行受信するように構成されており、消費電力を重視する場合は、GPS、GLONASSまたはBeiDouを使用する単一GNSS操作向けにレシーバを構成することが可能だ。米国のGPSに代わるロシアのGLONASS衛星システムは、GLONASS L1OF衛星信号の受信と追跡が可能で、法的規制に応じて、GLONASSレシーバの設計が行える。このモジュールは、BeiDou Navigation Satellite System(北斗衛星導航系統)によって提供されるB1信号も受信/追跡が可能。BeiDou B1衛星信号の受信/追跡機能とGPSの併用は高いカバー率を誇り、信頼性と精度を向上させることができるだろう。BeiDouは現在、地域展開のみだが、2020年にはグローバル展開を予定しており、Galileo E1B/C信号が利用可能になった場合、SQIフラッシュメモリを装備したNEO-M8Lレシーバはファームウェアのアップデートによってそれらの受信と処理が可能になる。著者紹介Florian Bousquet(フロリアン・ブスケ)u-bloxプロダクト・マーケティング・マネージャー2014年よりu-blox AGの位置情報製品戦略チームに所属し、民生・産業市場向け製品、特にウェアラブルとテレマティクス・ソリューション製品の開発を担当する。2011年、u-blox AGのEMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)のセールスチームに、フィールド・アプリケーション・エンジニアとして入社。u-blox AG入社以前は、携帯電話の音声回路向けのミクスド・シグナル開発エンジニアとして、NXPとST-Ericssonに在籍した経験を持つ。現在、スイス・チューリッヒに在住。フランス・ニースのソフィア・アンティポリス大学の理工科学校にて、電気工学の学位を取得。
2016年02月05日車のナビが壊れてしまったので、使わなくなったLTE版Nexus 7(2013)をカーナビにしてみました。しかし、これが意外と簡単ではありませんでした。というのは、筆者の場合、車に乗るのが週1回あるかどうか、なので、消費電力の大きな設定やスリープしないアプリを入れていると、すぐにバッテリがなくなってしまい、車に乗るときには、残量ゼロという状態になってしまうからです。ナビ中は消費電力が小さくないので、充電しながらだと、バッテリ残量がわずかに増えるかどうか、場合によっては逆に減ってしまう可能性もあります。なので、乗車したときにゼロの状態からだと、多少充電したところで、途中で切れてしまう可能性があります。このため、インストールするアプリを厳選して、動作時や待機時の消費電力をできるだけ小さくし、通信量も可能な限り抑えます。記事の大きさもあり、今回は、カーナビや関連アプリなどを解説します。○車の電源供給とアンドロイド自動車は、大きく2つの電源供給が可能で1つは、シガーライタープラグのようにキーに連動している電源です。一般にこれは「アクセサリ電源」と呼ばれます。しかし、内部には、キーが抜けた状態でも電源を供給できる「バックアップ電源」もあります。カーナビなどは、車の配線を途中で分岐させて、アクセサリ電源とバックアップ電源の両方を供給することが普通です。アクセサリ電源のほうは、シガーライターアダプタなどを使えば、簡単にUSB電源として利用できますが、バックアップ電源は内部配線や、ヒューズボックスなどから取り出す必要があり、かなり面倒な作業になります。もう1つ、使い勝手としては、車のキーが抜けた状態では、Nexus 7は、スリープ状態に入り、キーを入れてオンにしたら、スリープから復帰して、キーがオンの間は、スリープに入らないようにしたいのです。車は筆者以外にも家族が利用するので、面倒な操作は不可能です。ましてや車を降りるときには、アプリを終了して電源ボタンでスリープに入るなんて操作は「絶対」にできません。普通のカーナビのようにキーをまわせばオン、抜けばオフになってほしいわけです。しかし、アンドロイドのタブレットなどは、バッデリ充電のためにマイクロUSBコネクタがある程度で2種類の電源を使い分けることはできません。そこで、設定を使って、車のキーが回されたら、Nexus 7がスリープから復帰して画面がオンになるようにしました。また、これに連動できるアプリならば、利用することが可能です。逆に、動作中はスリープに入らないようになっているアプリは、停車時にアプリを終了させる必要があり、ちょっと面倒なのと、忘れてバッテリを消費させてしまう可能性が小さくありません。○どのアプリがいい?まずは、Playストアから無料で使えるカーナビ用アプリをダウンロードして入れてみることにしました。試してみたのは、・カーナビNAVIRO・Yahoo!カーナビの2つです。どちらもカーナビ専用アプリで、アンドロイド標準のマップアプリのナビゲーション機能よりは高機能なようです。NAVIROは、ドライブレコーダー機能を持ち、圧縮機能により通信量を抑えることが可能です。これに対してYahoo!カーナビは、雨雲レーダー機能や駐車場検索機能などがあります。どちらも渋滞情報のVICSなどに対応しており、本格的なカーナビ機能を持つアプリです。ただ、結果からいうと、この2本は、標準のマップアプリに比べると、カーナビとしては高性能なのですが、使って見ると、起動中はナビゲーションをしていなくても、スリープに入らないようになっているため、筆者の目的には合致しませんでした。高機能なので使いたいのですが、降車するときには、アプリを終了させないと、バッテリがすぐに切れてしまいます。なので、残念ながら本格的なカーナビアプリの利用はあきらめ、アンドロイド標準のマップでナビゲーション機能を使うことにしました。せめて、ナビゲーションをしていないときにスリープにはいるようになっていたり、そういう設定があれば、こちらを使ったのですが、少なくともマップアプリはナビゲーションが行われていない地図のみを表示している状態だと、スリープを禁止しません。また、筆者の場合、近所のみの運転で、遠出することもなければ、高速に乗ることもなく、都内を走ることもありません。なので、最低限のナビゲーションがあれば、十分としました。とはいえ、マップアプリのナビゲーションはカーナビや専用アプリのような高度な機能はありませんが、十分実用的です。評価したNAVIROには、ドライブレコーダーの機能や圧縮によりデータ通信量を抑えるという機能があり、LTE経由での利用には、向いているのかとおもったのですが、やはり動作中は、スリープしませんでした。とりあえず、ナビはマップアプリを使うことにして、別途ドライブレコーダーアプリを捜すことにしました。条件としては、スリープ状態に入れば記録がオフ、アクセサリ電源がオンになり、充電中になったら記録を開始できるものが必要です。筆者が見つけたのは、・ドライブレコーダー簡単!というアプリです。このアプリは、設定により、起動するとすぐに自動録画が始まり、画面がオフになったときに記録停止、再度画面がオンになったら記録再開という設定が可能でした。これにより、車のキーに連動してドライブレコーダーとして利用することが可能です。さて、次回は、不要なアプリを削除、無効化する設定や、通信量、バッテリ残量などのための関連アプリなどを紹介する予定です。○関連リンク■連載バックナンバーはこちら
2016年02月02日●パイオニアは行動予測で操作が不要なナビ11月8日まで東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショー。カーナビはそもそもは道案内のための機器だが、通信やクラウド、センサー、表示デバイス技術の進歩により、人と車をつなぐインタフェースへと変貌しつつある。ここでは、各メーカーが開発しているカーナビの最新技術を紹介していきたい。○パイオニア - 行動予測で操作が不要なナビ普通のナビでは、目的地を指定したり、その周辺の施設を検索するといったように、ユーザーが、何らかの操作をして情報を引き出す必要がある。スマートモビリティシティ(西4ホール)にあるパイオニアブースで、目玉の一つとなっているのが、新コンセプト「In-Vehicle Context Awareness」のシミュレーター。車内のカメラでドライバー個人を認証し、行動履歴から情報を推定して提供するものだ。単純に目的地を推定するだけでなく、好みの音楽やおすすめの情報、状況に応じた情報を提供する。たとえば、目的地に早く着いた祭に、近くのカフェを自動で検索するといった具合だ。また、センサーによって、運転中の疲労や眠気を検知し、音や香りで眠気を覚ますという機能も体験できる。同ブースには、開発中のヘッドアップディスプレイも展示。現在のヘッドアップディスプレイはドライバーの約3m先に情報を表示するが、新型では5m以上先となる。これにより、前方とヘッドアップディスプレイの情報を見る際に目の焦点移動が小さくなる。2018~19年の製品化を目指しているとのことだ。パイオニアではスマートモビリティシティだけでなく、西3ホールのブースにも既存のナビ製品を出展している。こちらでは、サイバーナビで利用できる音楽ストリーミングサービス「Music Cruise Channel」に注目だ。●富士通テン、ドライバーよりも先に危険を見つけるナビ○富士通テン - ドライバーよりも先に危険を見つけるナビ富士通テンのブースでも、次世代コックピットのシミュレーターを展示している。車の周囲の状況をドライバーよりも先に検知することで、危険を未然に防ぐ技術などを体験できる。下の写真は、進行方向に歩行者がいることをヘッドアップディスプレイで知らせているところだ。また、虹彩認証技術とウェアラブルセンサーの体験コーナーを用意。ウェアラブルセンサーは、耳たぶに挟むクリップ状のセンサーと、首にかけるバイブレーターを組み合わせたものだ。ドライバーの眠気を検知すると、音で知らせると同時にバイブレーターが振動する。●三菱電機、「路面ペインティング」で周囲に合図○三菱電機 - 「路面ペインティング」で周囲に合図三菱電機のブースでは、運転支援系技術のコンセプトカー「EMIRAI3 xDAS」と3Dヘッドアップディスプレイに注目だ。EMIRAI3 xDASは、センシング技術やテレマディクス技術などによる運転支援機能を搭載したコンセプトカーだが、10月23日に発表した「路面ライティング」コンセプトの一部も搭載している。路面ライティングは、車の前進や後退、旋回、ドアオープンなどを示すアニメーションを路面に映し出すというものだ。3Dヘッドアップディスプレイのメリットは、立体化して見せることで、小型のディスプレイでも深さを表現できること。展示されている3Dヘッドアップディスプレイでは、約10m先に情報を表示することが可能だという。焦点の移動を意識せずに、ヘッドアップディスプレイからの情報とリアルな前方の状況を見ることができる。2020年ごろの実用化を目指しているとのことだ。
2015年10月29日ヤフーは、同社が提供するカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」のiOS/Android版において、よく利用するルートの登録ができる「Myルート」機能を追加した。「Myルート」機能では、よく利用するルートと走る曜日・時間を設定することで、設定した曜日・時間から1時間はアプリ上にそのルートの混雑状況と所要時間が表示されるようになる。また、登録しているルートが混雑している場合は、他のルート候補が表示される。混雑状況や所要時間の自動表示はオフにすることもできる。「Myルート」への登録は、ルート検索結果画面右上の「送信」ボタンから可能。登録数は、最大20件まで。別の端末へ情報を引き継ぐことはできない。
2015年07月13日ソフトバンクモバイルと西菱電機、クラリオンはこのほど、カーナビゲーションシステムとIP無線機を一体化した業務車両向け車載端末「UA-1137A」を発表した。3社によると、カーナビとIP無線機を一体化したIP無線サービスは業界初だという。提供するサービスは、クラリオンの業務車両向け車載端末SOLID AD-1シリーズ「UA-1137A」にUSBスティック型データ通信端末とPTT(プッシュ・トゥー・トーク)のマイクを接続することで実現。ソフトバンクが提供する「SoftBank 201SJ」や「SoftBank 301SJ」などのIP無線機との相互呼び出しや音声通話(単方向)も可能だ。IP無線サービスの利用には別途契約が必要なものの、従来の業務用無線のような無線免許申請や無線資格従事者による基地局設置工事が不要になるため、コスト削減に繋がるとしている。価格はオープンで、端末の導入台数の規模によって個別見積もりとなる。なお、Solid-ADは、Androidベースの車載端末であるため、カスタマイズが容易だ。今回も、SI向けにクラリオンが用意しているSDKを活用してIP無線システムの融合を果たした。USBスティック型データ通信端末+PTTマイクをカーナビと繋いだだけの簡便な機器構成で「効率の良い配車システム構築に繋がる」(クラリオン 常務取締役 大町 秀雄氏)。SDKを活用した事例としては、配送業務支援や安全運転解析サービスなどもあり、無線機にとどまらず、ハードウェアと共に固定化されていた業務車両に必要とされる機能に柔軟に対応できるようになる。なお、これらのソフトウェアは、SDカード経由でドライバーに提供される。今回の発表では、W-CDMA(3G)の900MHz/2.1GHz帯の対応にとどまっているが、今後のLTE化については「将来的には当然そうなると思う。LTEになっても、伝送路がLTEになるだけで、IP無線としての機能は変わらない」としており、将来的にスムーズな置き換えも十分可能といえそうだ。
2015年04月29日アイシン・エィ・ダブリュは13日、同社のスマートフォン向けブランド「dribrain(ドライブレイン)」のiPhone向けカーナビアプリケーション「NAVIelite(ナビエリート)」について、新しい料金プランを利用可能としたアップデート版の発売を開始した。NAVIeliteは、クルマの中での使いやすさを追求した本格カーナビアプリとして、2011年1月に発売を開始。地図データを内蔵し、通信できない場所でも目的地検索やルート設定、ルート案内などのカーナビ機能ができる。さらに、目的地の目の前まで音声案内や地図案内を行う「Door to Doorダイレクトガイド」をはじめ、リアルタイムの渋滞表示と渋滞回避ルートの提案機能、年に6回以上最新版に更新する地図データ、通信を利用して仲間を待ち合わせ場所まで案内する「待ち合わせナビ」、相手がどこにいるか地図上に表示する「イマドコナビ」など、本格的かつ多彩な機能やサービスを備える。このたび、初期購入の費用を抑えて導入しやすくしたほか、短期間の継続オプションを用意することで、ユーザーのカーライフに合わせた使い方ができるプランを提案。初期購入の費用は、従来の年間3,800円から月間400円に変更され、継続オプションは従来の年間3,800円を継続しつつ、新たに月間400円で利用可能となっている。Android版の料金プランに関しては6月以降の変更を予定している。なお、4月13日~6月30日の期間「今だけもらえる! NAVIelite ホンモノキャンペーン」を開催。同キャンペーンは、「公式Twitterのツイートへリツイート」「公式Facebookのキャンペーン投稿へコメント」「キーワードと共に専用アドレスへメール」のいずれかで応募すると、自転車やスピーカー、ヘッドホンなどの豪華賞品が当たるというもの。詳しくは、同キャンペーンのWebサイトまで。
2015年04月14日パナソニックは3月25日、同社のカーナビ「美優Navi」シリーズと連携できるドライブレコーダー「CA-DR01D」を発表した。発売は5月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税込30,000円前後だ。CA-DR01Dは、据え置き型カーナビ「美優Navi」と接続して使用する専用のドライブレコーダー。「美優Navi」と連携し、カーナビの画面でドライブレコーダーの操作が可能だ。録画した場所の地図と映像をカーナビ画面に同時に表示し、撮影場所を確認しながら映像再生を行える。撮像素子には92万画素の1/3型CMOSセンサーを採用。白とびや黒つぶれを低減する「ワイドダイナミックレンジ」機能により、視認性の高い映像を記録できる。記録形式はMP4(H.264)、HD(1,280×720ドット)/28fpsの記録に対応。30fpsだと映すのが難しい60Hz地域のLED式交通信号の映像も録画できるとする。録画モードは、エンジンスタートと連動した「常時録画モード」、Gセンサーが衝突などを検知して録画開始する「イベント録画モード」、手動で録画・停止する「手動録画モード」の3種類を用意する。レンズはF1.6と明るく、画角は水平115度・垂直65度。記録メディアにはmicroSDHCメモリーカードを使用する。本体サイズはW55×D85×H36.2mm、重量は約270g(コード含む)。
2015年03月26日ヤフーは3月11日、カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」で、今夏より三井住友海上火災保険のアプリ「スマ保『運転力』診断」と連携すると発表した。「Yahoo!カーナビ」は、2014年7月にサービスを開始後、累計300万ダウンロードに迫る勢いで利用者が拡大している。4月より、アプリ内で提供する渋滞情報に、従来のリアルタイムのVICS情報に加え、同アプリが保有しているプローブ情報を元にした独自の渋滞予測データを提供する。これにより、従来カバーできていなかった道路を含む広範囲の情報など、アプリで提供する渋滞情報の品質が一層高まるとしている。一方、三井住友海上火災保険の「スマ保『運転力』診断」は、スマートフォンの加速度センサーやGPS情報などを基に、ドライバーの運転力を客観的に評価するアプリ。「Yahoo!カーナビ」と連携することで、ドライバーの運転傾向の分析・診断が表示されるようになるという。さらに、「Yahoo!カーナビ」と連動しさまざまなサービスを提供するカーテレマティクス事業「ヤフーカーナビプラス(仮称)」も構想しており、「Yahoo!カーナビ」と親和性の高い領域のパートナー企業と、今夏より順次連携していく。
2015年03月12日ドライブになくてはならないものとなったカーナビ。最新のカーナビは、ただ目的地へ道案内してくれるだけでなく、さまざまな便利機能が搭載されています。そんな新機能をわかりやすく紹介しているのが、パナソニック「ストラーダ 美優Navi(ビューナビ)」のスペシャルムービー『家族の夢』。この動画が「感動する!」と話題を集めています。『家族の夢』を手掛けたのは、新鋭の金井純一監督。夢を追う少年の姿、そしてそれを温かく支える家族の応援を描いています。自分の家族を思いださせる内容に思わず胸が熱くなります。そして『家族の夢』には、サイドストーリーとして3つのムービーも制作されました。この3つのムービーでは、「ストラーダ 美優Navi(ビューナビ)」の機能がよりわかりやすく説明されていて、愛情溢れる家族の世界がさらに広がっています。■翔太のリクエスト篇ブルーレイディスク再生機能によって、自宅で録画した番組を再生することが可能。翔太は移動中でもバッティングを解説した番組のブルーレイディスクを観てスキルアップを目指します。グループでドライブに出かけるときは、ブルーレイディスクを用意しておきましょう。遠出したときの長時間ドライブも、万が一渋滞につかまっても、ブルーレイデイスクを再生すれば、皆でずっと楽しめるから、長時間のドライブもきっと苦になりません。翔太のリクエスト篇、動画は コチラ ■優菜の笑顔篇移動中に退屈さからむずがる優菜。母は見守りカメラ付きリアモニターでその様子を伺いながら、優菜の退屈が紛れるように、クマのムービーを再生して退屈しないようにしてあげます。ドライブ中は、運転席と助手席からは後ろの座席の様子がわかりにくいもの。それでも、見守りカメラ付きリアモニターがあれば後ろの様子がすぐわかります。後ろの座席の女友達がもし眠ってしまっていたら、運転中の気になる彼と仲良くなるチャンスかも。優菜の笑顔篇、動画は コチラ ■おじいちゃんの安心篇今日の翔太の送り迎えは祖父母が担当。初めて行くグラウンドでも、安心運転サポート機能でとくに注意が必要な場所も表示と音声できちんと案内してくれるので安心です。複数の車で大勢で出かけるときは、運転を担当する人が全員、目的地への道順をよくわかっていたり、運転慣れしているとは限りません。そんなドライバーの運転は少し不安を感じるかもしれませんが、安心運転サポート機能がついていれば目的地までリラックスしてドライブが楽しめます。おじいちゃんの安心篇、動画は コチラ 「家族の夢」本篇と3つのサイドストーリーを見てクイズに答えると、全問正解した人の中から抽選で5名にJTB旅行券50,000円があたる「動画を見て、当てよう! 家族の夢キャンペーン」も実施中。(5月11日まで)ぜひ、 コチラ から応募を。・パナソニック 「ストラーダ 美優Navi(ビューナビ)」 公式サイト
2015年03月11日ヤフーは、同社が提供するカーナビゲーションアプリ「Yahoo!カーナビ」において、7日より開通予定の首都高速中央環状線と、8日に開通予定の圏央道について、開通直後から対応すると発表した。ルート検索データに加え、開通区間のVICS渋滞情報も取得できる。「Yahoo!カーナビ」は、イラストと音声によるルート案内をはじめ、VICSから取得する渋滞や交通規制情報に対応したカーナビアプリ。7日より開通予定の首都高速中央環状線と、8日開通予定の圏央道(寒川北ICから海老名JCT)に即日対応する。対応することで、開通区間を含めたルート検索や、VICS渋滞情報の取得も可能となる。アプリのアップデートなどは必要なく、自動的に反映されるという。「Yahoo!カーナビ」は、App Store、Google Playよりダウンロードでき価格は無料。対応OSはiOS 6.0以降、Android 4.0以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月06日ヤフーは18日、iOS、Android向けに提供する無料のカーナビゲーションアプリ「Yahoo!カーナビ」のアップデートを実施した。最新版では、タブレットに最適化したユーザーインタフェースが利用可能となったほか、高速道路に絞った渋滞状況がわかる「高速渋滞マップ」などを追加した。後者はスマートフォン・タブレット共通の機能となる。タブレット向けに最適化したユーザインタフェースは、ワイド2画面対応となるのが特徴。高速道路は地図とハイウェイモード、一般道では地図と交差点右左折案内を2画面に分割して表示する。対応端末は、iOS版ではiPhone 6 Plus、iPad mini、iPad Air、Androidでは5.5インチ以上のファブレットとタブレット。同アプリを新規ダウンロードまたはバージョンアップすることで、端末側で認識し、タブレットに最適化したユーザインタフェースを表示する。また、アップデートにより、スマートフォン版、タブレット版に共通して、高速渋滞マップ、交通事故多発箇所の表示、経由地入れ替えに対応する。高速渋滞マップでは、日本地図上に高速道路だけを配置した広域地図を表示、VICS配信のリアルタイム情報を反映するほか、「渋滞」「混雑」「チェーン規制」「通行止め」を色分けして掲出する。帰省地点のアイコンをタップすることで、原因と規制内容も知ることができる。交通事故多発箇所は、公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA)提供の情報を表示する。設定により、表示の有無を選択できる。経由地入れ替えに対応したことで、目的地だけでなく、経由地の設定と順番の入れ替えが可能となった。また、ルート設定時の出発点を「現在地」以外からも選択できるようになった。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月18日ヤフーは12月18日、無料アプリ「Yahoo!カーナビ」のタブレット対応版の提供開始を発表した。App StoreとGoogle Playよりダウンロードできる。また、タブレットUIの提供に合わせて「高速渋滞マップ」も提供する。タブレットに最適化したUIは、iOS向けではiPhone 6PlusとiPad mini、iPad Air、Android向けでは5.5インチ以上のファブレットとタブレットで利用できる。このUIは横画面で使用した場合のみ利用できるほか、設定からスマートフォン向けのUIに変更も可能だ。タブレットに最適化した部分では、ワイド2画面表示に対応しており、高速道路では地図+ハイウェイモード、一般道では地図+交差点右左折案内を表示する。タブレット最適化UIの開発者インタビューについては「Yahoo! カーナビのタブレット版が年内に登場 - 開発者インタビュー」をご覧いただきたい。その他の新機能としては、日本地図上に高速道路のみを表示する、広域の「高速渋滞マップ」を提供。渋滞情報はVICS配信のリアルタイム情報を反映するだけではなく、「渋滞」や「混雑」「チェーン規制」などの表示もひと目でわかるようになっている。これらの情報は、アイコンをタップすると原因の説明が表示されるため、規制が長引くかどうかがわかり、運転ルートの参考にできるという。ほかにも交通事故多発箇所の表示や経由地入れ替えに対応。これらの新機能はユーザーレビューやSNS上の意見、ヤフーに直接寄せられた問い合わせなどから対応を図ったという。例えば、これまでもYahoo!カーナビ内でクーポン情報が提供されてきたが、Android版は年内、iOS版は年明けからファミリーレストラン「ガスト」のクーポンが配信される。クーポン情報はユーザーにも好評とのことで、ファミレスの駐車場が満車の場合にすぐに周辺の駐車場が探せる"細かいところに気が利く"機能も用意している。また、ユーザーの声からではない""開発者としてこだわった"ポイントとして、ブランドマークや建物の3Dモデリングがある。ブランドマークは、大手チェーンストアのロゴを地図上に記載しているもので、マイナビが入居するビルでも複数のコンビニやファストフードのロゴが並んでいた。これは「地図上でお店を表現する時に、マークを出すのが一番」(ヤフー R&D統括本部 開発 松田 義和氏)という理由で掲載したもの。ただし、こういったアイコンを掲載する場合、確認は一社ごとの個別対応になるといい「正直なところ大変です(笑)」と松田氏は話す。それでもユーザーの利便性のため、多くの企業のロゴを掲載してきており、「地域ごと、地場で有名な企業さまのロゴもできれば入れたい」とも語っていた。一方の建物の3Dモデリングでは、今年竣工した「虎ノ門ヒルズ」などの建物が、そのままの形で3D化され、表示されている。こちらは、出来合いの物を使っているのではなく、1つずつ手作業で作り上げているのだという。Yahoo!地図とデータを共有している部分もあるが、Yahoo!カーナビの開発を行っている名古屋の建物のいくつかは「気合が入っています(笑)」(松田氏)としていた。Yahoo!カーナビは公開後、約100日で200万ダウンロードを突破している。
2014年12月18日ヤフーは14日、スマートフォン向けカーナビゲーションアプリ「Yahoo!カーナビ」が200万ダウンロードを突破したと発表した。アプリ公開後105日目の11月12日に達成した。12月にAndroidタブレット版のアプリも提供予定であることも公表した。「Yahoo!カーナビ」は、イラストと音声によるルート案内をはじめ、VICSから取得する渋滞や交通規制情報に対応したカーナビアプリ。様々なカーナビアプリとしての機能を備え、地図データの更新なども含めて無料で利用でき、公開後23日目の8月22日に100万ダウンロードを突破、そして11月12日に200万ダウンロードに数値を伸ばした。200万ダウンロードの内訳は、iOS版で130万以上、Android版で69万以上としている。今後は、同アプリの機能拡充を図るとともに、タブレット端末に最適化したAndroid版「Yahoo!カーナビ」アプリを12月中旬に、iPad向けを2015年1月以降に提供する予定。タブレット版では、画面の大きさを活かし、2画面設計などを採用する予定だという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月14日カーオーディオやカーナビなど車載情報機器メーカーのトップブランドとしてグローバルで卓越したブランド力を発揮するアルパイン。同社は1967年の創業以来、世界中のドライバーや自動車メーカーに愛され続けている。1978年には、当時世界最高速を誇ったスーパーカー、ランボルギーニ・カウンタックLP5000Sをキャラクターカーとして採用し、同車とともに確固たる地位を確立していった。そして現在、アルパインは未来価値を創造する”モービルメディア・イノベーションンカンパニー”を目指し、世界17カ国、50数拠点で新たな事業活動にチャレンジしている。iPodやスマートフォン、携帯電話などの急速な普及や、交通インフラのITS(高度道路交通システム)化、電子化が進む自動車の中枢機能の高度化・複雑化といった流れを受けて、かつてのカーオーディオ、カーナビゲーション単体の開発から自動車の基幹部品としてのシステム開発へと、その業務領域をシフトしている。このように変化・成長し続けるアルパイングループの経営基盤を、ITを駆使して支えているのが、アルパイン情報システム(AISI)である。同社は1991年にグループのソフトウェア開発部門を結集した新戦略会社として設立以来、グループ全体の情報システム領域を一貫して担ってきた。○成長分野を支えていくために、クラウドへ注力AISIの取締役 システム統括部 部長の阿部巧氏は、「今後アルパインの本業もクラウドにシフトしていく中で、ITを専門とする我々がそのビジネスをサポートするようになってきています」と語る。「カーオーディオもカーナビも従来はどちらかというとハードウェアがメインで、その品質には自信を持っていますが、最近ではソフトウェアのウエイトが非常に大きくなっています。そこで、ソフトウェア開発のサポート領域を強化しつつ、車載と連携したクラウドサービスの基盤をグローバルでいかに構築していくかが、この先の大きなテーマとなっています。今後、グループにおけるAISIの果たす役割はさらに増していくことでしょう」(阿部氏)実際、アルパインが策定した中期経営戦略「VISION 2020」の中でも、重点的に取り組むべき領域の1つにクラウド対応が指定されている。同社にとってクラウドサービスは、車載ビジネスにおける"プラスα"の成長分野としての期待がかかっているのである。○18のWebサイトをプライベートクラウドに集約、スケーラビリティと低コストを両立将来に向けたアルパインのクラウド戦略の皮切りと言えるのが、グループ企業のWebサーバーを中心としたプライベートクラウドへの集約である。現在、国内向けの”alpine.co.jp”と海外向けの”alpine.com”を中心とした18のサイトをGMOクラウドのプライベートクラウド上に構築しているのだ。「最もアクセス数の多いalpine.co.jpでは、月間PVが約440万にも及び、現在も増加傾向にあります。これまで特にトラブルもなく、また将来を見越してもGMOクラウドの優れた安定性と拡張性には満足しています」と語るのは、AISI システム統括部の佐藤敦氏だ。アルパインでは、クラウド移行以前にもGMOクラウドのホスティングサーバーを活用してWebサイトを運営していた。しかしユーザーの増加や提供するサービスの拡大などにより、さらなるコストメリットの追求と柔軟にリソースを追加できる環境を実現すべく、クラウドへの移行に踏み切ったのである。「例えば最新のカーナビの場合、ネットを介してマニュアルや地図情報の差分データを配信しているため、今後ユーザーが増えるにつれて、サーバーの増強が必要となります。クラウドを利用することで、コストを抑えて、そうした課題の解決も図ることができたのです」(佐藤氏)また、以前のホスティングサーバーのようにハードウェア障害に備えて余剰サーバーを用意する必要がなく安価で負荷分散環境も構築する事が可能になり、応答性能と可用性の向上も果たすことができたのだ。○サービスメニューの充実と長年培った信頼が決め手に「既にホスティングサービスでGMOクラウドのサービスレベルの高さを十分に実感していましたので、あえて他社のサービスを選択してリスクを負うメリットを感じませんでした。低コストでありながらサービスの監視や復旧などメニューが充実しているうえ、万が一サーバーに障害が生じた際にも、当社の状況を熟知しているエンジニアからサポートが受けられるという安心感は大きいですね」と佐藤氏は強調する。AISIではGMOクラウドに対しバックアップメニューの追加などいくつかの要望を出したところ、それが標準メニューとして実装されることとなった。「標準メニューとして提供されているので、さらに安心して利用することができます」(佐藤氏)また、堅牢なセキュリティもAISIがGMOクラウドのプライベートクラウドを選ぶ際の重要な要件となった。取引先の自動車メーカーの設計データや顧客情報といった極めて機密性の高い情報を社内で扱うアルパインでは、非常に厳しいセキュリティ基準が設けられているのである。GMOクラウドのサービスはこの基準を満たしていることから、アルパインとしては初めて社内業務にもクラウドを活用することとなったのだ。現在、欧州工場との設計データの交換システムは、クラウド上に構築されている。「ハードウェアの信頼性が増し、ストレージやCPU等のリソース配置がタイムリーにできるようになったことで、サイト運用が非常に柔軟になりました。サーバー負荷が特に大きい地図の差分データも、お客さまに素早くお届けできるようになったのです」と佐藤氏は笑顔を見せる。最後に阿部氏はGMOクラウドに寄せる期待を次のように語った。「今後、クラウドの活用が進む中で、当社には事業部門からの相談に応じたり適切な提案を行ったりという役割がますます求められていくことでしょう。そのためにも新事業領域であるクラウドのノウハウを蓄積していかねばと思っています。ITの潮流がめまぐるしく変化するなか、GMOクラウドには専門家としての知見を活かして価値の高いサービスを提供し続けていただきたいですね」○GMOクラウド PrivateとはGMOクラウド Privateは、仮想化基盤として定評のあるヴイエムウェア社の「VMware vShpere」を採用したプライベートクラウドサービスです。様々な要件に対応する柔軟性とSLA99.999%の高い信頼性で、幅広いお客さまのニーズに対応します。GMOクラウド Private公式サイト
2014年10月29日富士通テンは10月15日、「Future Link(フューチャー リンク)」に対応した「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビゲーションシステムの新製品「SZシリーズ」を発表した。ラインナップは「AVN-SZX04i」「AVN-SZ04iW」「AVN-SZ04i」の3機種で、発売は11月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は、AVN-SZX04iが200,000円前後で、AVN-SZ04iWとAVN-SZ04iが120,000円前後(いずれも税込)。SZシリーズは、通信ユニットを標準装備した「AVN(AVナビゲーションシステム)」。富士通テンでは、「人」「クルマ」「社会」のデータをつなぎ合わせて、新たなモビリティライフを提供するサービスを「Future Link」と名付けている。2014年11月時点でのFuture Linkのサービスは、地図の自動更新、駐車場の自動検索、コールセンターからの遠隔サポート、バックアップ機能などだ。地図は1カ月に1回更新され、自動的にダウンロード、インストールされる。また、施設情報は2カ月に1回更新され、最近建てられた施設でも目的地として検索することが可能だ。駐車場の自動検索は、ナビの目的地の2km手前まで近づくと自動的に行われる。駐車場の位置だけでなく、空車情報や料金なども表示される。コールセンターからの遠隔サポートは、電話では解決に手間取るような問い合わせに対して、コールセンター側からAVNを遠隔操作して問題を解決するというもの。なお、SZシリーズでは、これらのサービスに掛かる通信費や地図の更新料は、2017年10月まで無料。また、同社ではFuture Linkのサービスを今後も積極的に推進していくとしている。今後、Future Linkのサービスが拡大した場合も、それらのサービスがSZシリーズから利用可能となる予定だ。Future Linkのサービス以外では、音声対話アプリ「CarafL」を強化。目的地の検索だけでなく、AV機能や通常のナビの操作も音声で行えるようになった。AVN-SZX04iとAVN-SZ04iW、AVN-SZ04iの違いは、サイズとメモリ容量。AVN-SZX04iは9V型のディスプレイを搭載しており、メモリはナビ用の32GB(メモリーカード)に加えて、エンターテインメント用に16GB(メモリーカード)を使用可能だ。AVN-SZ04iWとAVN-SZ04iは7V型のディスプレイを採用。AVN-SZ04iWは200mm幅で、AVN-SZ04iは180mm幅。メモリ容量は32GB(メモリーカード)だ。また、同社では、SZシリーズから通信ユニットを省いたAVN「Zシリーズ」の3モデル「AVN-ZX04i」「AVN-Z04iW」「AVN-Z04i」と、スタンダードなAVN「AVN Liteシリーズ」の3モデル「AVN-G04」「AVN134MW」「AVN134M」も同時発表している。発売はいずれも11月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は、AVN-ZX04iが170,000円前後、AVN-Z04iWとAVN-Z04iが90,000円前後、AVN-G04が70,000円前後、AVN134MWとAVN134Mが60,000円前後となっている(いずれも税込)。
2014年10月15日富士通テンはこのほど、「ECLIPSE」(イクリプス)ブランドのカーナビの2012年秋モデルを発表した。従来は上位機種のみに搭載されていた画質補正LSI「Vivid View Processor3」をスタンダードモデルにも導入し、高画質なのが特徴だ。発表されたのは「AVN-F02i」「AVN-G02」の2機種。ともに価格を抑えたスタンダードモデルながら、画質補正LSI「Vivid View Processor3」を搭載して画質を向上させるなど充実した機能を搭載している。ナビ機能では超圧縮技術「Lフォーマット」により、施設情報に「営業時間外」「ドライブスルー」などの詳細情報を追加。交差点では通常地図の拡大ではなく、専用拡大図を表示する。さらに3Dジャイロと高低差データの組み合わせで自車位置精度も向上した。AV機能も強化しており、新たにYouTubeに対応。また、従来のMP3、WMAに加えてUSBモードでのAAC再生にも対応している。「AVN-F02i」は、「つながる機能でもっと便利に」をキャッチフレーズに、iPhoneとの連携機能を搭載。iPhoneアプリケーションをまとめて管理できるランチャーアプリ「Drive Port」や、ドライブ専門の音楽アプリ「music Chef」に対応している。Bluetoothを搭載しているので、iPhoneはカバンの中に入れたままでも音楽再生が可能だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日カーナビ皆さんお持ちですか?筆者は持っていません。理由は、「高いから」。COBS ONLINEの読者にも聞いてみると、回答者の約3割がカーナビを持っていましたが、持っていない7割の人の持たない理由は、「高い」、「必要がない」からだそうです。そんな世間の空気を察してか、docomoとパイオニアが「ドコモドライブネット powered by カロッツェリア」というスマートフォン(以下、スマホ)専用のカーナビアプリとクレイドル(台座)を共同開発し、発売したそうです。使えるか、使えないのか、実際、体験してみました。調査期間:2011/9/8~2011/9/12アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数1,000件(ウェブログイン式)■カーナビとしての機能は?まず、車に乗りこみ、スマホとクレイドルをセット。クレイドルは、ダッシュボードに置き、シガーソケットから電源を取り込みます。スマホの置き場所もドリンクホルダーばりに簡単なので、カーナビ初心者でも迷いません。では、目的地のセットです。アプリを立ち上げ、行き先を検索で入れます。スマホのフリック入力が使えるので、ストレス無く入力できました。近くのデパートを指定しました。いよいよ出発。運転中は、ルート案内はもちろん、ゴールまでの所要時間や距離も表示され、交差点の手前では「300メートル先で右折」などの音声案内もしてくれます。左折予定の交差点を見逃してしまいましたが、リルートが表示され、焦ることなく目的地に到着できました。「カーナビとして十分使える」というのが正直な感想です。■スマホならではの機能ほかにも、スマホの特徴を引き出した機能もあります。例えば、TV番組で紹介されたお店の検索。自分が今いる場所の近くにスポット名が表示され、そこをタッチすると詳細情報の画面が現れます。どの番組に掲載されたのか以外にも、住所、電話番号、URLが表示されます。COBS ONLINEに採ったアンケートでも、カーナビに欲しい機能として、「行き先の近くのおいしいお店やおすすめスポットを紹介してほしい」(25歳/女性)といった声が多く挙がっていたので、この機能、まあまあ便利かなと思います。ほかにも、グループ位置共有という友人の位置情報が分かるおもしろ機能もありました。アプリをダウンロードしている人同士でかつ相手が位置情報の許諾がないと使えませんが、友人のいる場所が分かります。かつ、スマホなので、友人のアイコンをタッチすれば、携帯の番号が表示され、そのまま通話もできます。あとは、駐車場の空・満情報、ガソリンスタンド価格情報、グルメ情報が検索できるとか、地図が常に最新状態だとか、ネット回線があるスマホならではの機能があって、いろいろはかどりそうでした。■クレイドル(台座)っていらないのでは?開発元のパイオニア販売の方が近くにいたのでクレイドル(台座)を買わなくても良いか聞いてみました。――すいません。お金無いので、このクレイドル(台座)って買わなくてもいいですか?パイオニア販売(根井さん)「……そうですね(笑)。ただ、クレイドルには現在地を正しく表示させるための複数のセンサーが内蔵されているので、あるのと無いのとでは、自車位置の精度が全然違います。さらに、クレイドルがあると、一般の渋滞情報(VICS)の5倍以上の情報が詰まった、パイオニア独自のリアルな渋滞情報(スマートループ渋滞情報)を配信できるので、渋滞の精度があがって、イライラせずにハッピードライブができますよ」■スマホの画面で見づらくないの?――画面が意外と見やすかったんですが、何か工夫ってされてるんですか?パイオニア販売(根井さん)「ありがとうございます。スマホの画面は、従来のカーナビに比べると、画面サイズが小さくなるので、必要十分の情報に吟味し、まとめました。とはいえ、地名や道路、交差点などナビゲーションに必要な情報は網羅されているのでご心配はいりません」――ありがとうございました。月々315円のアプリの利用料とクレイドルの初期投資(15,000円(税抜))は必要ですが、固定式のカーナビと違い、車を持って無くても、レンタカーや友達の車で使えたり、最新の地図情報をダウンロードしたり、クレイドルでスマートフォンを充電したり、音楽を聞いたり、ハンズフリーで通話をしたり……。あと、自分の運転の燃費が良いか、悪いかを判断もしてくれるので、このアプリとクレイドルを使うと、普通にドライブするよりも、楽しいドライブができるので、興味がある方は、買ってみてもいいかもしれません。文●山田忍(エフスタイル)【関連リンク】感度が良くなる。カロッツェリアのスマートフォン用カーナビクレイドル【コラム】こんな車はイヤだ!【コラム】マジで暑いor寒い!電車の冷房の設定温度って何度?
2011年09月26日