お庭やベランダを緑でいっぱいできたら、次はアクセントを置いてセンスアップしたくなります。そんなとき、イングリッシュガーデンのデコレーションがとても参考になります。そこでご紹介するのがお庭が映えるこのアイテムたち。世界の主なガーデニングスタイルガーデニングスタイルにはおもに「イタリア式」「フランス式」「イギリス式」があり、「イタリア式」と「フランス式」は、植物やプランターなどをシンメトリー(左右対称)に整然とレイアウトしていくという特徴があります。いっぽうの「イギリス式」は、植物が自生したままのような、自然な雰囲気を作ります。自然のままの雰囲気づくりは、整然と並べるよりも実はセンスとテクニックがものを言うことを、ガーデニング好きな方なら感じていらっしゃるでしょう。ヘタをすると雑草のように見えてしまいがちな「自生感」を上手に演出したいとき、イングリッシュガーデンで見かけるアレが、手助けをしてくれるんです。イギリスでもっとも美しい村の景色をお庭に自然な草花のお庭を演出する手助けになる、イングリッシュガーデンでよく使われるアレとは、「石のオブジェ」。イングリッシュガーデン風のガーデンデコ〔BIBURY(バイブリー)〕を取り扱う株式会社スパイスさんによると、「イギリスでもっとも美しいと言われるバイブリーという村があるんですが、そこは緑あふれる自然の中に石造り中心の街並が溶けこんで、足を踏み入れると中世にタイムスリップしたような感覚にさえなるんです。朽ちた木のはしごや割れたプランターでさえ、素敵なオブジェに映る。緑一辺倒になりがちなお庭に石造りのオブジェをちょっと置くだけで、リッチ感やアールデコ感が出るんだと、教えてくれる場所です」と、石造りの魅力を教えてくださいました。とはいえ、無造作にどこにでも置けば素敵になるわけではありません。引き続き、置き方のポイントを教えていただきました。個性とセンスはチラ見せがお約束「ハーブなどの植物の植え込みの中に何気なくおき、オブジェの顔がさりげなく見えるようようにしてみてください。庭だけではなく、ベランダでもレンガ敷きの上や素焼きプランターにいれた植物と組み合わせれば、イングリッシュガーデンの雰囲気が出せます」気に入ったオブジェと全面をどーんと見せたくなりますが、そこはおさえて、植物のなかからさりげなく、チラ見せするのがポイントなんですね。石のようで石じゃない「石づくり風オブジェ」も便利実際にどんなオブジェの種類があるのか、〔BIBURY〕の商品を見てみると、中世イギリスの映画の中に出てきそうな、街の広場にある石造りの水飲み場さながらのトレイや、多肉植物の形でブックエンドにもなるオブジェなど、デザインはかなり豊富。でも実は〔BIBURY〕の商品は、石ではなく、樹脂だそうです。「石よりも軽量なので、持ち運びや移動など、気軽に扱いやすいと思います。また、水に強く、石の雰囲気そのもの(細かなリテール)も再現できるのも、樹脂製の特長です。時間の経過とともに自然にできる味のある雰囲気も、再現しやすいんですよ」(BIBURY)本物の石にこだわるも良し。住宅事情や手軽さから「石づくり風」を選ぶも良し。ナチュラルなイングリッシュガーデンみたいなお庭、作れそうな気がしてきました。BIBURY●ライター力武亜矢
2018年05月01日