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シーズンが変わるごとに、街にあふれる不思議ファッション。当初はジロジロ見られていても、気づけばみんな同じ……なんてことも毎年の光景で、もう当たり前です。2011年春のトレンド女子ファッションのうち「苦手なアイテム」を男女それぞれに聞きました。調査期間:2011/1/31~2011/2/1アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 480件(ウェブログイン式)■大ぶり、大げさは嫌われるアンケートの選択肢として並べたアイテムは、次の11点。「トレンチコート」、「ポンチョ」、「マキシ(ロング)ワンピース」、「花柄ワンピース」、「フリルブラウス」、「柄レッグウォーマー」、「フラットシューズ(バレエ系シューズなどヒールのない靴)」、「黒縁のデカメガネ」、「ストール」、「大ぶりのネックレス」、「その他」。結果は以下のようになりました。男性の苦手は、1位黒縁のデカメガネ……38.2%(68票)2位大ぶりのネックレス……34.8%(62票)3位柄レッグウォーマー……18.5%(33票)女性の苦手は、1位黒縁のデカメガネ……50.3%(152票)2位柄レッグウォーマー……25.5%(77票)3位ポンチョ……20.5%(62票)なんと、男女とも苦手なファッションの1位は、「黒縁のデカメガネ」。黒縁メガネは、2008年にジョニー・ディップが来日時にかけていたことをきっかけにブームになったと言われています。苦手の理由をみると、「かなり視力の悪い人だと勘違いしてしまいそう」(29歳/男性)、「アラレちゃんみたい」(26歳/男性)、「顔より目立っているから」(28歳/男性)、「大木凡人をイメージしてしまう」(27歳/女性)など、勘違い系に見えるというコメントが多数。次に、男子は「大ぶりなネックレス」が苦手とか。女子にとっては、いつもの印象に華やかさをプラスできるアイテムですが、「大げさというかヤリスギ」(31歳/男性)、「強そうに見える」(24歳/男性)、「自分を誇示したいよう?」(28歳/男性)とバッサリ。派手そう、強そう……など、華やかなハズが裏目に出てしまいました。一方で、「男は小ぶりなアクセサリーが好きなのでは?」(34歳/男性)なんて声も。男子目線では、柔らかな印象のほうが好感度大ということでしょうか。男子の苦手3位で、女子からも不評なのが「柄レッグウォーマー」です。男女で理由が違う点が面白く、●男子の意見「毒々しい色で目が疲れる」(30歳/男性)「暑そうに感じる」(25歳/男性)「脚は生が一番」(28歳/男性)●女子の意見「足が太く見える」(28歳/女性)「自分には無縁。使い勝手に困りそう」(26歳/女性)男子は「見る」目線なのに対して、女子は「着る」目線の理由が挙がりました。なかなか、オシャレに着こなすことが難しいアイテムのようで、「まあ、上手に着こなせたらモデルになってますわ」(25歳/女性)という居直り発言も出ました。また、「マキシ(ロング)ワンピース」では、「スソを地面に引きずって歩く女性を見た。うまく着こなさないとただの『おひきずり』」(28歳/女性)という遭遇談も。オシャレとダサイの境界線が難しいアイテムであります。女子の3位の「ポンチョ」にも注目。男子はランク外というものの、「山登り?」(34歳/男性)、「どんな服?」(26歳/男性)など、男性陣からの疑問符が多いアイテムでした。ちなみに、山登り用でもなければ、雨の日に着るアレでもないですよ。男女を問わず、個々の主張が激しい「お目立ちアイテム」にダメだしが集中した結果となりました。「やりすぎKY」(28歳/男性)ということのようです。この春は、空気読みアイテムで攻めるとしますか。(岩田なつき/ユンブル)【関連リンク】【コラム】‘70年代~’90年代のファッションを振り返る【コラム】あなたのおしゃれを自己採点してください!【アンケート】あなたの思う「オシャレ」って何ですか?
2011年03月03日ドラマからお笑いにいたるまで、多様な番組を配信してきた携帯放送局「BeeTV」にて、本日11月20日(土)より新たなコンテンツとしてファッションマガジン「Topping Fashion Magazine」の配信がスタートする。記念すべき第1回目のカバーガールは大人気モデルのアンジェラベイビー!こちらの一部画像が、シネマカフェに到着した。「Topping Fashion Magazine」には、今回のアンジェラベイビーをはじめ、毎月トップモデルがカバーガールとして登場し、自分流のコーディネート術を分かりやすくシーン別に紹介。誰もが持っている何気ない定番アイテムに、彼女たちがオススメする“プラスワン”のトッピングを施すだけで、見た目も気持ちも変わる――そんなコンセプトで“トッピング術”を伝授する番組となっている。単に見て楽しむだけにとどまらず、ほしいアイテムを携帯やネットを通じてすぐに購入できるのも魅力のひとつ。CMや雑誌に引っ張りだこでカリスマ的な人気を誇るアンジェラベイビーが、今回、出演する「デート編」のコーディネートは以下のとおり。スパンコールチュニック:LagunaMoonラビットファーコート&ハイウエストデニムショーパン:snidelサイドテープニーハイブーツ:Vll Xll XXXレザーレトロバッグ:snidelアンジェラはこの「Topping Fashion Magazine」について「ファッションに関心のある女の子にとって欠かせない番組になってほしい」と語っており、今回のコーディネートに関しては「デートのキーカラーは、ピュアなイメージのある白がお気に入り。最初に会ったときの印象はとても大事だし、多くの男性はピュアなイメージの女の子が好きだと思う」とアドバイス。クリスマスを前に、使えるコーディネートをのぞいてみては?「Topping Fashion Magazine」はBeeTVにて11月20日(土)より配信開始。「Topping Fashion Magazine」公式サイト© BeeTV■関連作品:女たちは二度遊ぶ 2010年7月3日より新宿バルト9にて1週間限定公開© BeeTV■関連記事:行定勲インタビュー映画として携帯ドラマを作りズームで遊んだ鬼才高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!
2010年11月20日2009年のヴェネチア国際映画祭。一人の新人監督の作品が注目を集めました。監督の名前はトム・フォード。映画界では新人ですが、ファッション界では知らない者などいない大物。グッチやイヴ・サンローランといった、老舗ながら勢いを失いつつあったブランドを再生させたファッションデザイナーとして知られ、いまでは自らの名を冠したブランドも持つ人物です。元々、映画通としても有名で、彼が展開するブランドの戦略(広告キャンペーン、CMなど)はすぐに「映画好きだな」と分かるものばかり。ですから、彼が監督デビューしたいらしいという噂を聞いても、「そうだ!監督でもやってみよう」などと、思いつきでメガフォンを取るわけではないことは分かっていました。さらに、2004年には映画製作会社を立ち上げたあたりから、“本気だな”とは思っていましたが、まさかファッション業界でも数々の功績を残し、現在もばりばりに活動中の彼の映画がこんなに早く観られるとは。そこで、ファッション界のみならず、映画界をも賑わわせている彼のデビュー作の話題を、3回シリーズでお届けしたいと思います。題材は、1980年代に出会っていたというクリストファー・イシャーウッドの小説「A Single Man」。若き日とは違い、愛する者を失い人生の意味を見出せなくなった中年の男に訪れた精神の危機を描いています。そんな物語を彼なりのフィルターを通して描いた映画『シングルマン』は、トム・フォード自身の内面を投影した作品になったのだそう。これまでは、彼がどんな服をデザインしているかにばかり興味があったけれど、この作品を観ると、彼がどんな人物なのか、どんな哲学を持ったクリエイターなのかということに俄然、興味がわきました。「私がどんな経歴でどんな人間か、先入観を持ってこの映画を観た人の多くが驚くと思う。私はとてもロマンティックだし、しょっちゅう孤独を感じている。でもみんなそうだよね?映画は、普段の私のイメージとは違うかもしれない。だからこそ一番自分らしい作品と言えるだろう。ファッションは束の間だが、映画は永遠だ。映画は人に挑んでくる。考えさせてくれる。主人公のジョージの中には、私自身が大きく投影されている。多くの人に訪れる中年の精神的危機のようなものだ。私は若いときに物質世界でかなり成功した。経済的安定、名声、仕事の成功、必要以上の物質的所有物…。私は私生活を満喫していたよ。23年間連れ添った人生最高のパートナー、2匹の素晴らしい犬、多くの友人。だがなんとなく自分の道を見失っていたんだ。ファッションデザイナーとして、実際に店頭で売り出される数年前から未来のコレクションをデザインする毎日。我々の文化は物質で何でも問題が解決できると、我々に信じさせようとしている。私は完全に人生の精神面をおざなりにしてきた自分に気づいたんだ」とトム・フォード。舞台は1960年代。主人公は、最愛の恋人を失った大学教授。「几帳面でなにもかもコントロールしたがる。そういう性格は、僕の性格とも似ているんだけど」と監督はとあるインタビューで話しています。こんな話を聞いてしまうと、隅々までに彼の美学が浸透している本作だけに、さぞ独裁者ぶりを発揮したのだろうと思っていました。当然ながら衣裳は全て自らが手掛けているでしょうと。でも驚いたのは、監督自らがミラノで作らせたのは、主演のコリン・ファースとニコラス・ホルトの衣裳だけ。初監督作品なら、自分が最も得意とする分野については特にこだわりを寄せてしまうのが常。ところが彼は、手放すべきところは手放し、優秀な信頼できるスタッフに任せているのです。これも、限られた時間で最高のものを生み出すための“潔さの美学”、“リーダーの美学”なのでしょう。例えばコスチュームデザイナー。「衣裳担当のアリアンヌは、本当にいろいろな意味で私をサポートしてくれたよ。彼女は衣裳に限らず、物を見分ける素晴らしい目を持っている。優れた衣裳デザイナーだ。少ない時間と予算で完璧な時代衣装を準備してくれた」。美意識が高いトム・フォードに彼の専門分野である“服”を任されるとは、一体どんな気分だったのでしょう。でも、アリアンヌ・フィリップスだって、『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』、そしてトム・クルーズ&キャメロン・ディアスの新作『ナイト&デイ』でも活躍する売れっ子。2人のコラボの成功は、トムが彼女を信頼し任せることができなければ実現しなかったはずなのです。デザイナーとして偉大な功績を持つトム・フォードはこれまでに、グッチやイヴ・サンローランと歴史ある(=ひと筋縄ではいかない)メゾンを率いてきた成功者。つまり、真のクリエイターであり、きちんと仲間を信頼できるリーダーなのです。考えてみれば、哲学のあるコレクションを仕上げていくデザイナーの仕事と、良質な映画を創り上げていく監督の仕事とは、規模の違いこそあれ、とても似ているものなのかもしれません。何もないところからイメージを築き上げ、それを現実のものとするスタッフとともに、ひとつの世界観を作り出す。この作品は、例えるならば、トム・フォードが心血を注いだ渾身のコレクションであり、一着の最高に美しいタキシード。彼が創り上げたもうひとつのマスターピースと言えるでしょう。さて、そんなトム・フォード作品ですから、衣裳はもちろん、温か味のあるミッドセンチュリー的インテリア、主人公の心情にあわせて変わる色彩など、ビジュアルはすこぶる素晴らしく、彼の美意識の集大成としても一見の価値アリです。でも、それだけではないのが彼の“本物”たる所以。きっとビジュアルばかりにこだわったように見えたら、先入観も手伝って、トム・フォードが自ら作ったブランドのイメージビデオに見えたかもしれません。そんなリスクを免れたのは、彼が持つ映画的な言語センス。音楽の選び方、セリフの粋、適切なキャスト…。全てに総合的な芸術センスが感じられるのです。そのシーンが単に見かけだけ美しいわけでなく、どんな意味を持ち、何を含んでいるのか、未来への暗示をきちんと表現しているあたりに、思わずニヤリ。例えばそれは、監督自らがミラノでこれだけは作らせたという、コリン・ファースとニコラス・ホルトの衣裳からも分かります。2人は、物語を運んでいくキーパーソンです。そして、教授と生徒、老いと若さ、硬と柔、陰と陽、過去と未来を象徴するキャラクターでもある。こういった対比を体現するファースとホルトは、着ているものも対照的です。几帳面で折り目正しいダークなスーツを着るファースに対し、彼の人生に射す光のような役のホルトは、白くふんわりとしたモヘアのセーターを着ています。明るく眩しいほどの色味と質感からは主人公にとって実際にそうであるように、天使のような優しい存在感を感じさせます。うーん、美しい。この2人が並んでいる姿を見ると、監督が、どうしてもこの二人に関しては衣裳を任せなかったこだわりも伝わってくるというものです。いやいや、大変な新人監督が登場しました。早くも次が楽しみです。さて、ここに登場した俳優たち。コリン・ファースはおなじみでしょうが、「ニコラス・ホルトって誰よ」と思った方、『アバウト・ア・ボーイ』の少年を思い出してみて…。驚きですよね。ニコラスをはじめ、キャストについては3回目のコラムでじっくり取り上げますので、お楽しみに。vol.2 9/21 coming soonvol.3 9/27 coming soon(text:June Makiguchi)■関連作品:シングルマン 2010年10月2日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009 Fade to Black Productions, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:あの『アバウト・ア・ボーイ』の子役のニコラス・ホルトが『シングルマン』でヌードに【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれから【アカデミー賞】ファッションチェック!〜番外編<セレブカップル>〜オスカー主演男優賞のゆくえクルーニー&フリーマンの戴冠阻むは“過小評価の男”?本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠
2010年09月14日毎年移り変わる流行やファッション。流行に合わせ、さまざまなオシャレを取り入れている方も多いのではないでしょうか。さて、コブス読者といえば主に20代~30代前半の男女が中心ですが、その世代が10代だったころ、「アムラー」……細まゆにルーズソックス、ミニスカに厚底の靴を履くファッションが爆発的に流行りましたよね。ほか、髪の毛をピンクや緑に染め、目の周りを真っ黒に囲うメイクをした「ヤマンバ」と呼ばれる摩訶不思議な少女たちも渋谷にたくさん出没しましたが、今はあまりお目にかかりません。男性も、いわゆる「ギャル男ファッション」が流行りました。時代によって変わっていくファッションを、世代ごとの声とともに少し振り返ってみようかと思います。■1970年代「パンタロン」、「ニュートラ」の爆発的流行!・「当時はすその広がったズボン、パンタロンが流行ってねぇ。ラッパズボンとも言ったな。アレを履いている男女はカッコよかった」(57歳/男性)・「民族っぽい『フォークロア系』なんてファッションも流行ったな。あと『ニュートラ』って言うのが流行ってね、今の若者ファッションへの影響も大きいと思うなぁ」(59歳/男性)「ラッパズボン」まで極端にすそは広がってなくとも、今も女性のあいだではベルボトムは定番化していますよね。「ニュートラ」とは、ニュー・トラディショナルの略で、トラディショナル(=伝統的)なスタイルに高級ブランドのアクセサリーなどをコーディネートしたファッション。セレクトショップのブームや海外ブランドの利用の大衆化などを背景に、「JJ」や「CanCam」などのファッション誌が取り上げたそうです。今は若者がブランド品を持っているのも当たり前ですが、70年代あたりから始まったことなのですね。■1980年代「聖子ちゃんカット」、「テクノカット」、「ボディコン」が一世を風靡!・「松田聖子のデビュー当時の髪型をまねた『聖子ちゃんカット』が流行りました。私も友達も、みんなやっていたな」(47歳/女性)・「80年代後半には『ボディコン』が流行り始めた。しっかりした肩パットに原色のミニワンピース。ボディコンファッション、当時大好きだったなぁ(笑)」(50歳/男性)・「男子のなかでは、もみあげをそろえて襟足を刈り上げた『テクノカット』って髪型が流行ったな」(50歳/男性)現代では、オードリーの春日さんが「テクノカット」ですが、当時は大流行したそうです。聖子ちゃんカットって今では見ませんが、20代の私でもどんな髪型かすぐにイメージできます。よほど流行っていたのでしょうね。■1990年代前半は「ディスコ全盛期」!!・「もうバブルは下火になっていたけれど、ジュリアナやマハラジャに通っていたときは楽しかった……。毎晩のように踊り明かして、VIPルームで食べ放題に飲み放題、男も選び放題(笑)」(37歳/女性)た……楽しそう!!!!!!バブル、一度経験してみたかったなぁ。そして、1996年ごろになると「アムラー」という言葉が生まれ、細まゆにルーズソックスが流行というファッションへ移行していくのですよね。昔のファッションって、今から見ると「ダサい!」と思うものの、時代は繰り返されるもの。いつかまた、リバイバルした聖子ちゃんカットやボディコンが若者に流行する時代が来るのかもしれません。(桜まゆみ+プレスラボ)【関連リンク】【診断】平日アフター5ファッション診断【コラム】一目ぼれされやすいファッションアイテムは、男性は黒縁メガネ、女性はスカート!【コラム】婚活ファッションのルールとは?
2010年08月09日2010年も、半分が過ぎました。これまでどんな映画に出会いましたか。その中で、お気に入りのファッションは、見つかりましたか?映画とファッションは切っても切り離せないもの。映画の印象と、そこに登場するファッションは強く繋がっているものです。例えば、『ローマの休日』とオードリー・ヘップバーンのファッションのように。今年、そんな素敵な関係は見つけられたでしょうか。個人的に、2010年はクラシカルなファッションの映画が気になった年。特に『17歳の肖像』、『(500日)のサマー』、『抱擁のかけら』、『ココ・アヴァン・シャネル』、『シャネル&ストアヴィンスキー』が醸し出していたテイストが好き。ファッションデザイナーのココ・シャネルを題材にした2作は当然のラインナップと言えるでしょう。そして、スペインのペドロ・アルモドバルが見せる、ファッションとインテリアの粋な関係からも目が離せませんでした。『抱擁のかけら』は多くの意味で、彼自身の『オール・アバウト・マイ・マザー』と対を成す作品。あの作品、そしてあのヴィジュアルが大好きな人には、こちらも大切な作品になったことでしょう。そんな中で、ベストルックを決めるのは難しいけれど、最も真似できそうな“リアルクローズ”という意味では、『(500日)のサマー』の多彩なワードローブは簡単に盗めるものばかり。DVDを購入して、再度しっかりチェックするというのもアリかなと思っています。そして下半期、特にこの夏のファッションを占うなら、やはりその指標となるのは、『セックス・アンド・ザ・シティ2』でしょう。アラブ首長国連邦のアブダビ・ロケで見せた、4人のファッションのエキゾティックで華やかなこと。ロングスカーフやターバン、たっぷりとしたドレープ使いの服や帽子、陽の光を受けてキラキラと輝く色合わせなどが魅力です。ただ、日本人にはちょっと大胆すぎるかな…という方には、エスニックテイストだけをちょっと真似してみるのもいいですね。最近は、チュニックにスパッツやパンツを合わせるのが定番スタイルのひとつになっていますが、蒸し暑い日でも風をはらんで涼しく過ごせるので、この夏も大活躍しそう。特に、エスニックテイストのものは、ここ数年の人気アイテムですが、最近では刺繍やビーズ、スパンコールなども施されていたり、カラーバリエーションも鮮やかで豊かだったりと、より洗練されたものも登場しているので、ちょっとしたパーティにも活躍しそう。シンプルなデザインのものが多いので、いつもとは違ったちょっと大胆な色を選んでみれば、“SATC”気分でわくわくできるのではないでしょうか。エスニックなテイストをもっと味わうなら、7月3日(土)から公開される『アデルファラオと復活の秘薬』も参考になりそう。これは、エジプトが舞台のクラシカルなアクション映画です。ヒロインの優雅なドレス姿が、アクションとミスマッチでとってもユニーク。でも、この映画については次回じっくりお話しするので、ちょっとお預けとしましょう。秋以降は、また、クラシカルなファッションが気になり出しそうな予感。ファッションデザイナーのトム・フォード初監督作品の『シングルマン』、ジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『ミックマック』など、ファションだけでなく、作品そのものがスタイリッシュというツワモノも。とにかく、下半期も華やかなファッションの話題には事欠かない映画界。ぜひ、自分モードの映画をみつけて、楽しんでみてくださいね。(text:June Makiguchi)■関連作品:(500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinemaシャネル&ストラヴィンスキー 2010年1月16日よりシネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© EUROWIDE FILM PRODUCTION抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoセックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc. シングルマン 2010年秋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009 Fade to Black Productions, Inc. All Rights Reserved.アデル/ファラオと復活の秘薬 2010年7月3日より全国にて公開© EUROPACORP - APIPOULAIPROD - TF1 FILMS PRODUCTIONミックマック 2010年9月4日より恵比寿ガーデンシネマにて先行、9月18日より全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA■関連記事:愛と才能に生きた2人『シャネル&ストラヴィンスキー』ブルーレイを3名様プレゼントシネマLIVE!にて来日レポート&メイキング映像もご紹介!『アデル』鑑賞券を5組10名様にプレゼントシャーロット&ミランダがぶっちゃけ子育てトーク!『SATC2』本編映像が到着『セックス・アンド・ザ・シティ2』、アブダビでは上映禁止かサラ・ジェシカ、亡き友人デザイナーの衣裳まといCFDA特別賞プレゼンター務める
2010年06月25日今年も大いに盛り上がりを見せたアカデミー賞。各賞のゆくえと共に、毎回注目を集めるのが美しきセレブたちのファッション。世界最大の映画の祭典にふさわしく、レッドカーペットは息を呑むほど眩いドレスに身にまとった女優たちで、ファッションショーさながらの輝きを放っていた。今年の傾向のひとつとして目立っていたのがシルバー系のドレス。『マンマ・ミーア!』でその名を知らしめた人気若手女優のアマンダ・セイフライドは昨年の赤いドレスとは打って変わって、ボリューム感たっぷりの煌くシルバーのドレスで登場。シャープな胸元のデザインと、腰からドレープされた美しいトレーンが印象的なドレスはアルマーニ・プリヴェのもの。今年のベストドレッサーの一人と言っても間違いなさそう。レッドカーペット常連のキャメロン・ディアスは、ゴールドの刺繍を全面にあしらい一層ゴージャスなドレスでさすがの貫禄。オスカー・デ・ラ・レンタのこのドレスはキャメロンのパーフェクトなブロンドヘアともぴったりマッチしていた。昨年、『愛を読むひと』で主演女優賞を受賞し、今年は主演男優賞のプレゼンター務めたケイト・ウィンスレットもウェストで切り替えされた、ひときわ個性的なストラップレスドレスで。上下で微妙に違うシルバーの生地を使ったこのイヴ・サン=ローランのドレスは、ケイトの透明感のある肌を引き立て、相変わらずの美しさで注目を集めた。そして、今年の主演女優賞に見事輝いたサンドラ・ブロックは、レッドカーペットでもベストドレッサーに値するほど高い評価。マルケーザのガウンは、トップは透け感のあるエレガントな刺繍が施され、床までストンと流れ落ちるスカートは後ろ姿も美しいライン。レッドカーペットでひときわ視線を集めたサンドラだったが、主演女優賞の受賞も伴い、この夜、文句なしに最も輝いていた女優と言えるだろう。写真は左から、アマンダ・セイフライド、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、サンドラ・ブロック。特集:2010アカデミー賞:Richard Harbaugh / Matt Petit / © A.M.P.A.S.■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASしあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:【アカデミー賞】ファッションチェック!〜ブルー&パープル編〜【アカデミー賞】作品賞&女性初監督賞『ハート・ロッカー』妻6冠、夫3冠で決着【アカデミー賞】サンドラ・ブロックに主演女優賞史上初ラジー賞と同時受賞【アカデミー賞】主演男優賞は“最も過小評価されている俳優”ジェフ・ブリッジス【アカデミー賞】助演女優賞は『プレシャス』のモニーク!
2010年03月08日今年もあとわずか。この時期になると、つい1年を振り返りたくなるのが人情というもの。このコラムでも、いろいろとファッションのお話をしてきましたから、ファッションを通して今年の映画界を振り返ってみることにしました。あの女優も来日したし、あの俳優、あの監督も登場したし…。でも、私が2009年、最も話題となり注目を集めたおしゃれセレブを選ぶなら、断然マイケル・ジャクソン。その偉大なる存在、その思い出にベストドレッサー賞を捧げたい。そんな気持ちです。実は某媒体で、年末になるとその年のベスト3を挙げる企画があるのですが、今年も悩みました。観たい作品を全てチェックできたわけでも、観るべき作品を全て観たわけでもありませんが、鑑賞できた作品の中には、規模の大小に関係なく、心に響くものが個運にも多くありました。ベスト3と言わず、ベスト10くらいは挙げたかったのですが、文字数にも限りあり。そこで、何とか5本ほどに絞ったのですが、それ以降の最大の悩みは、『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』を入れるかどうか。ご存知の通り、マイケルの素顔、人となりを知ることができ、才能を再認識でき、ひとつのステージが出来上がっていく過程がつぶさに観察できるという、素晴らしい作品です。マイケル・ジャクソンという不世出のエンターテイナーの魅力を十二分に伝えたという意味では、記録映画の傑作。でも、あれを“映画”としてほかの作品と並べてしまっては、他作品の監督が浮かばれないような気がしたのです。つまり、マイケルが相手じゃな、相手が悪いよ…という感じ。そこで、かなり悩んだ末、残念ながらベスト3から外しました。あの作品は、マイケルそのもの。作品を評価するかどうかでは語りきれないと思ったのです。そんなわけで、あの映画について語りたい欲求は満たされないまま。ならば、ここで語りましょうというわけです。マイケルといえば、個性的でキレのあるダンスと抜群の歌唱力で知られた人ですが、ファッションも唯一無二のセンスを持ち、数多くのトレンド作りにも貢献しました。帽子や、手袋、キラキラの靴下など、彼らしいアイテムもいっぱい。当時、マイケルファッションを真似する人もいましたが、『THIS IS IT』を観て驚いたのは、マイケルは30代でも40代でも、そして50代でも、マイケルそのものだったということ。晩年は、さまざまなトラブルに見舞われ、記者会見に不思議なスーツで現われたり、車から奇妙なマスクをして登場したりと、一時期のカリスマ性は消えていたように感じていました。数年前、大騒ぎになった事件の性質も考えると、一流のスターだった彼もいまは単なる奇人変人という印象すら多くに人に与えていたはず。ところが、映画で観た50歳のマイケルは、細い身体にゆとりあるシャツ、ジャケット、そして超極細パンツという、輝いていた頃のマイケルファッションのまま。単品でみれば、あまり魅力を感じないだろうなと思うアイテムも、自分の感覚で組み合わせて、スタイルとして確立してしまう。流行など関係なし。マイケルでなければ似合わない。そんなザ・マイケルスタイルで歌い踊っていたのです。それにしても、かつての記憶を裏切らないファッションで見せる彼の才能は、若いダンサーたちと比べても、やはり別格でした。そう、彼はひとつのスタイルを、しっかりと築き上げた人。それは、エンターテイメントしかり、ファッションしかり、生き方しかり。その全てがあいまって、伝説となった人。自分が好むと好まざるとに関わらず、伝説になるべくして生まれてきた彼は、いろいろと辛いことも多かったことでしょう。直接会ったことも、話をしたこともありませんから想像の粋を出ませんが、彼の晩年の奇行からは内側に何らかのアンバランスがあったことをうかがわせます。でも、映画を観れば何だかそんな奇妙な言動をすっかり忘れ去ってしまえるほど、圧倒的な純粋さに心惹かれてしまうのです。この映像がなければ、多くの人の中にあのままの単なる変人として記憶されたまま、余生を送っていたかもしれません。もしも、コンサートが行われていて、限られた人だけがあの素晴らしいステージを見ていたとしたら、そのほかの人、つまり私のようにすでに彼に偏見を抱いてしまっていた人は、やはり彼に対するイメージを変えることなどなかったでしょう。個人的には、あのコンサートを観たかったという気持ちと、もしかすると、この方がマイケルの凄さはより多くの人に伝わったのではという気持ちとがないまぜになっているのです。偶然の産物であるこの映画、この幕切れこそが、やはり彼がなるべくして伝説となった存在だという証なのかも。50歳で、身体もボロボロだったと囁かれていた彼が、誰よりも切れのよいダンスを見せ、しかも踊りながら歌っているのに全く息も切らさず音程も外さない。それを見せつけられ、こちらは呆然。改めて彼の才能の偉大さを認識したときには、マイケルはいない。不幸な死だったと耳にしますが、惜しまれながら去っていくというのは、やはり人生を全うしたということなのでしょう。彼が確立したスタイルは、ファッションのみならず、全てが一流。彼が亡くなった2009年6月25日以降は、彼の名曲の数々がミュージックビデオとともに繰り返し流されましたが、やっぱりあなたは抜群にかっこよく、抜群にお洒落で、抜群に偉大だった。マイケル・ジャクソンというエンターテイナーに敬意を表して。(text:June Makiguchi)※2006年7月よりお届けしてきました、連載コラム「ファッション小噺」は今回をもって終了いたします。2010年からは装いを新たにお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!DVDでもマイケル・ファッションをチェック!「マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション」(DVD・1枚組)価格:2,980円(税込)※約80分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」(DVD・2枚組)価格:3,990円(税込)※約130分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(Blu-ray)価格:4,980円(税込)※約170分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」(DVD)価格:3,990円(税込)※ジャクソンファミリーの映像集など貴重映像を収録。発売日:2010年1月27日(水)発売/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?1万個限定『マイケル・ジャクソン…』DVDボックスが1日で完売予告編も到着!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!
2009年12月24日今回のファッション小噺は、映画における衣裳をクローズアップしてみました。衣裳というのは、物語の舞台となる場所、時代、そして人物そのものを映す鏡でもある重要アイテムのひとつ。そこで、そんな衣裳の“重要性”について、話題の日本映画『蘇りの血』を例に、考えてみることに。『蘇りの血』は、豊田利晃監督が『空中庭園』以来、4年ぶりに手がけたことで注目を集めている作品です。歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている説話“小栗判官”をモチーフにした時代もの。ドラマー・中村達也、草刈麻有、渋川清彦、板尾創路、新井浩文ら個性派の競演も見ものです。そんな話題作の中で、もうひとりの登場人物であるかのように、映画を、そして俳優たちを支える衣裳。担当は、スタイリストとしてファッション誌、広告、映画、舞台とジャンルを問わず活躍している伊賀大介さん。時代ものの衣裳としては、『さくらん』、『真夜中の弥次さん喜多さん』で、すでに腕をふるっています。今回は、監督からどのような希望があり、どうやって制作していったのでしょう。「あまり具体的に“こうして、こうして”とかはありませんでした。話自体もいつの時代か分かんなくていい、というようなことでしたね。鎌倉時代とか、江戸時代のとかそういうのじゃないからと。だから、好きにデザインしてくれと。基本としては着物であることだけ。あとは自由に考えてみてくれという感じだったので、そうしました(笑)。伝統という部分もあまり意識しなかったですね。一応フォルムとして着物であることが大事だという前提があって、それを破らなければ別にいいやみたいな感じですかね。いきなりジーパンとか出てこない限り、まぁいいだろうという(笑)」。ロケ地は、下北半島の大自然の中。衣裳制作の途中には、ロケハンに同行し、イメージを膨らませていったのだとか。「そのときに自然がすごかったんです。だから、それに対抗するようなものじゃないと、と思った。劇中にもありますが、大木ばっかりなんで、こういう有機的なものを上手く取り入れて入っていくのがいいなぁというのがありました」。時代ものはこれまでも手がけてきたものの、本作で特に気を配った部分は一体感だったのだとか。「今回は登場人物たち全員が一個というような感じというか…。みんなでいっしょくたみたいな。『真夜中の野次さん喜多さん』はもう完全に漫画として作ったし、『さくらん』はとにかく突き抜けたビジュアルをという想いから作ってた感じ。今回は生きてる感じというか、そういうものが視点の中にハマるといいなというのがあった」。今回楽しかったのは、やはり現場でのやりとりだったのだそう。「部屋の中でシコシコ縫ったりしてても別にあんま面白くない。まぁ“俺だけが知っている”というのはあるんですけど、やっぱり役者さんが全部支度して、メイクもして服も着けて、美術もあってカメラが回ってみたいなものが全部揃った瞬間はやっぱ面白いですね」。映画の中でのスタイリスト、衣裳の役割はあくまでも、役者と監督が“こういうものを撮りたい”という想いを実現させるための“サポート装置”だと思っているという伊賀さん。映画では、俳優さんが衣裳を着て演技をしたり、激しい動きをしたりするけれど、そういう意味では、ファッション誌の撮影などとは大いに違いを感じているとか。「雑誌の仕事から、舞台、映画をやるようになったんですが、全部違う“次元”のものなんですよね。ファッション誌は“二次元”じゃないですか。前から見て、見える部分がきれいだったら後ろは安全ピンだらけでもいいっていう世界。でも舞台だと、ステージの上の役者に、“ここがちょっとほつれちゃってるから見せないように芝居してくれ”と言うことはないじゃないですか。何かあったとしても、その時のお客さんしか見ないという前提ですよね。つまり、絶対に同じものが無い。そういう意味では俺の中では、一番リアルなんで、舞台は“三次元”なんですよね。映画になると“四次元”というか。これは50年後の人が観るかもしんないじゃない。作っているときは、それがどんな動きをするかもまだ分からないし、また編集でも変えられたりするんですけど、やっぱり映画というのは時間を超えないと面白くないというか。もちろん時代考証もある程度は必要なんでしょうけれど、結局、今の生地で着物を作ったとしても江戸時代のものと比べられないし、絶対にどこかでミシンで縫ったものとかも入るし。そういうことよりは形が見えるスピード感みたいなものを重視したいなっていうのはあります。だけど、全部楽しいんです。二次元も三次元も四次元も」。今回は、主人公たちが水に浸かるシーンも登場する。「まぁ、そういうものは苦労ではありますけど(笑)、まぁ楽しい苦労ですかね。最初に衣裳を決める時点で、これは洗うとどうなのか?みたいなそういう検証はしますね」。物語の中でのお題や、監督からのリクエスト、そういった制限がある中で、クリエイティビティを発揮していくコツはあるのでしょうか。「それがあるから他が面白いというか。僕が監督で映画撮るわけじゃないんで。逆にルールがあることによって美術がフォローしてくれたりとか、いろんな部署が絡み合うところが映画の面白いところだと思うんですよね。“俳優部”っていう言い方があるじゃないですか。役者は役者で作品の為にあって、僕たちは衣裳やって、音楽は音楽で、編集は――と。あと、この映画の色のトーンを決める人、カラーリストにも仕事があって、みんなそれぞれスペシャリティを持って臨むわけじゃないですか。そこがやっぱ面白い。だから任された一点を研ぎ澄ますということがコツですかね。まぁ武器ですよね、それが。だけどそれが予想外にものすごく良く見えたりすることもあるから、また面白い。だから、“決め過ぎない”っていうのがコツですかね。“僕の作った衣裳は、絶対に常にこう見えてほしいからこうであってほしいんだ!”となると、ほかのみんなは困っちゃうじゃないですか?だけど役者の演技によっては、俺が想像してたものより全然良く見えたとか、照明さんがやってくれたことで良く見えたとか、そういうことって往々にしてあると思うんですよね。それがやっぱり、楽しいですね。仕事ってそういう制限があるもの。雑誌は雑誌で時間ないし。今日来て、いま服選んで、30分後に撮影して、もうそれで終わりという世界。そのスピード感みたいなものも、それはそれで面白い。何回も衣裳合わせして、段々似合ったものを作り上げていく過程をたどる映画の衣裳というのも面白いですし。どっちも面白いです」。ちなみに、普段、道行く人を見て「こんな服着せてみたい」とか「この人はこういう服似が合うな」とか、そういう職業病的な部分はあるのでしょうか。「こんな服を着せてみたいというのはあまりないですけど、道行く人を見るのはすごく面白いですよ。服を着ない人なんていないじゃないですか。だから、“面白いものが転がってるなー”って思いますよね。“僕が決めた事が絶対にいい!”とか思っているわけじゃないですし、ファッション雑誌をやる上でも。“こういうのカッコいいと思うよ”って思ってやっているだけですけど、例えばそのコーディネートを3万人ぐらいがやってて、銀座にその格好の人しかいなかったら怖いじゃないですか(笑)。だから、おばさんとかでもすごいグッと来るときがありますよ。アシスタントには、“芝居とか映画とかやりたいんなら、とにかく山手線に乗れ!山手線に限らず電車に乗った方がいい”と言います。山手線ってよく考えてみると、すごい不思議なシステムじゃないですか。基本130円とか払うだけで、箱が環状型に動いて、どこで降りてもいいという。あれで一周するだけでものすごく、いろいろな人の流れがある。そうゆうの見てると面白いですよ。“これが主婦なんだ”とか、“これが女子高校生なんだ”とか。服だけじゃなくていろんなことが見えちゃうところも面白い。ふと気づくと、“すごいな、全員ケータイいじってるじゃん!”とか。あとは、目の前のサラリーマンとか女子高生とか、俺みたいな格好の奴とか、全員が携帯を出しているとき、みんなのケータイの色が一緒とか、すごい不思議なことって結構いっぱいある。だから道ゆくことは楽しいですよ」。そういうことを、面白いと感じられるのはやはり職業病なのでしょうか。「職業と言うより、僕、結構なんでも面白がっちゃうんですよ。それは別に、自然とかでもいいんですけど、“いまの風、すげえな”とか。ロマンティック過ぎることじゃないですけど。例えば、夕日がやばいねとか、今日の東京タワーはカッコいいねとか、そういうのも全部一緒。テレビで見たオバマが格好いいねとか。あらゆることに興味がある。作りものでも本物でもね。小学生の群れとかも面白いです(笑)。さっき、車で甲州街道を走ってたら、すごかったんですよ、落ち葉が。ものすごい量の落ち葉がブワっと来てて。“これすごいな”って。こういうの、なかなか撮ろうと思っても撮れないじゃないですか、ちゃんとセッティングしようとしても。ものすごい人数の美術さんがいて、落ち葉があって、カメラがあって、風を吹かせないといけないっていう。だから、それは面白いなぁって思いますね、偶然な感じがね」。自らの言葉で、映画のこと、衣裳のこと、そして、スタイリストとしての自由な精神や発想法について、楽しく語ってくれた伊賀大介さん。彼が腕を振るった衣装が見られる『蘇りの血』で、その伸び伸びとした才能をぜひチェックしてみて!(text:June Makiguchi)■関連作品:蘇りの血 2009年12月19日よりユーロスペースほか全国にて公開© 「蘇りの血」製作委員会■関連記事:草刈正雄の愛娘、危うくマムシに襲われる羽目に!?『蘇りの血』公開記念イベント豊田利晃監督“ナチュラルハイ”で撮った復帰作がフィルメックスで喝采!
2009年12月18日先日、クリスチャン・ルブタンの発表会に行ってきました。ルブタン自身も姿を現した会場には、芸術的とも言える靴の数々が、テーブルの上でまるでご馳走のように並び、それはそれは美しく煌いていました。ルブタン氏自身が、「わたしの人生は思いがけない偶然の一致の連続です」と語っているように、パリの労働者階級の地として知られる12区で生まれ育った彼が、幼少期にMuseum of African Artで出会ったシャープなヒールの画に出会ったことを発端に、いまでは最も注目されるシューズ・デザイナーの一人となりました。そんな彼の作品は、そのドラマティックな人生を反映させているかのようにとても劇的。自らのブランド設立は1992年と意外にも最近ですが、独自のセクシーでフェミニン、かつ軽快なデザインと、シグネチャーとも言える“レッドソール”に惹き付けられる女性は多数。映画界にもルブタンをこよなく愛する女優たちは大勢います。ニコール・キッドマン、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ブランシェット、マドンナ、キャメロン・ディアス、アンジェリーナ・ジョリー。そして、元スーパーモデルで、現フランス大統領のサルコジ夫人、カーラ・ブルーニも愛用者の一人です。さらに、映画界とのつながりはこんなところにも。2007年には、鬼才デヴィッド・リンチとコラボレーションを行い、カルティエ財団の回顧展のために“Fetish”と名づけられたシューズをデザイン。そのフェティシズム漂うシューズを、リンチがフォトグラフに収めるのですから、この上ないコラボです。そんなルブタンのハイヒールを履く。これは、女性にとってひとつの“達成”ではないでしょうか。どんなにシンプルなブラックのパンプスでも、美しすぎる曲線と、真っ赤なアウトソールが、それはルブタンなのだと歩みを進めるたびに主張してしまう。ハイヒールを履くと、ただでさえ自然と背筋が伸び、不思議とワンランク上の女になったような気になるもの。なんともマジカルなアイテムなのですが、それがルブタンだと気持ちがさらに高揚。魔法に輪をかけてくれるのです。先日あるテレビ番組で言っていたのですが、ブランド物を身につけるとその高揚感からかストレスが減り、女性ホルモンの分泌が活発になるという研究結果があるそうで。“どうでもいい格好”で人前に出るよりもお洒落をした方が、自然と身が引き締まり、自信もみなぎるということらしく、ブランド物による“引き上げ効果”は実在するようです。持ち物によってその人の価値が上がるわけではありませんが、気分が良くなるならそれはもうけもの。これはブランド物に限ったことではなく、自分に自信をもたらしてくれるお気に入りアイテム全てに言えることなのでしょう。いい女になれたら、○○を買う。シャネル・スーツかもしれないし、エルメスのバーキンかもしれない。これさえ持っていればいい女だと思い込むのは勘違いというものですが、これが似合うほどのいい女になりたいという指標にするのは楽しいはず。経済的には今すぐに買えるものだとしても、それを自信を持って身につけるだけの余裕を目標とするのもおつなもの。だとしたら、ルブタンもそれが似合うだけのいい女になろうという指標になってくれるブランドのひとつなのかもしれません。もしかすると、映画『あなたは私の婿になる』の主人公・マーガレットも、「いつかは…」とルブタンに憧れてきた女の子の一人だったのかもしれません。40歳になり、ニューヨークにある出版社の書籍部門で鬼の編集長と恐れられるようになった彼女のトレードマークは、膝丈のタイトスカートと真っ赤なソールのルブタンのヒール。社会的には絵に描いたような成功者ですが、プライベートは無味乾燥。ある日、カナダ人の彼女は、ビザの関係で強制退国させられることに。そこで思いついたのが、3年間も彼女の言いなりになってきた草食系男子の部下・アンドリューと偽装結婚すること。そう、彼女は日本のみならず世界に増殖中のクーガー女=肉食系女子なのです。常にかっちりとウエストの絞られたスーツは彼女の戦闘服。マーガレットを演じたサンドラ・ブロックも「彼女にとっては戦場で着る甲冑ね。タイトで、ぎゅっと締まっていて、最高な服よ。彼女は自分が美人だって自覚はあるけれど、その服装は美しく見せるためのものではないわ。自分自身を保つために、拘束したり強制したりすることに馴れているの。あの甲冑を脱がせたら、きっと破綻してしまうのよ」。その仕上げをしてくれるのが、成功者としての証であるルブタン。それを履き続けることで、自らを鼓舞し続けようとするかのような彼女は、典型的な“肩肘を張った系”のキャリア女。例え田舎に行こうとも、ルブタンを脱ごうとはしません。彼女にとって、それは自分が成功者であることを忘れずにいる、お守りのようなものなのでしょう。ところが、アンドリューとの偽装結婚の過程で、プライドが少しずつ崩されていきます。女心の変化と、それに伴う外見の変化が、この映画の見どころのひとつなのですが、さて、どう変わるのかは観てからのお楽しみ。最初は成功者の証として選んだブランドでも、それに頼り切るのではなく、もっと自然に接することができたなら、それこそがいい女の証なのかも。さて、マーガレットはどうなりますか。戦闘用の靴として用いていたルブタンを、本当に愛する靴のひとつとして扱える女性となる日がくるのか…。好きだからそのブランドを選ぶ。なぜなら、その良さを本当に理解しているから。高級ブランドだというだけでそれを必要としているわけではないと思えたときこそ、本当に美しいものを見分ける力が備わったということ。そう思えたときこそ、それを自信を持って身につけることができるときなのでしょう。そんな風に履きこなすルブタンは、いっそう履く人を輝かせてくれるに違いありません。(text:June Makiguchi)クリスチャン・ルブタン公式サイト■関連作品:あなたは私の婿になる 2009年10月16日より全国にて公開©Touchstone Pictures, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:上司命令で結婚!?『あなたは私の婿になる』試写会&プレスセットを5組10名様プレゼント
2009年11月30日一糸乱れぬおかっぱヘアに、大ぶりのサングラス。身体に沿ったタイトスカート。コレクションのフロントロー。ファッションに興味がある人なら、このヒントを得ただけで、自動的に、米「ヴォーグ」誌の鬼編集長アナ・ウィンターを思い浮かべることでしょう。“氷の女王”、“ドレスを着たダース・ベイダー”。そんな異名をとるのも、妥協を許さない徹底したプロ意識と底知れぬ影響力ゆえ。まだ駆け出しのマーク・ジェイコブスをルイ・ヴィトンの、ジョン・ガリアーノをディオールのクリエイティブ・ディレクターに推し、大成功に導いたのも彼女。一度、大金をかけて行った撮影でも、不要と思えばその写真は潔くボツにする。ミラノコレクションの最中、彼女が一度アメリカに帰国したいと言い出したせいで、コレクションの間に、彼女にどうしても新作を見てもらいたい主要デザイナーたちがショーの日程を急遽変更。コレクションが大混乱した。スタッフの仕事ぶりに不満な際は徹底的に打ちのめす。など、武勇伝は尽きません。11月のコラムは、ファッションの秋を感じていただくために、ファッショナブルな映画をご紹介しています。第一回目は、このアナ・ウィンターと彼女の仕事ぶりを追った映画です。映画『プラダを着た悪魔』で、メリル・ストリープが演じた編集長は彼女がモデルだと言われるけれど、「本当にこんな人なんているの?」「女性誌の編集部の実情は?」と興味をそそられた方には、ぜひ観てほしいのがこのドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』。いままで、誰も足を踏み入れることができなかった“禁断”の米「ヴォーグ」編集部に入り込み、アナ・ウィンターに密着。その密着度は、300時間以上、約9か月に及んでいるのですから、そそられた好奇心を満たすには十分です。気になる中身は…とにかく面白い!それが、ファッション業界の流行が生まれる現場であり、現実だから。撮影が始まったのは2007年ですから、移り変わりの早いファッション業界ゆえ流行についてはさて置いても、仕事にまつわる緊張感、緊迫感、絶望感に高揚感、その臨場感には圧倒されるほど。誰もが知りたかった世界、プロとしての真髄を映し出しているのですから、面白くないわけがないのです。アナについて少し。1970年にロンドンでハーパース&クイーンのファッション局からキャリアをスタート。6年後にはニューヨークに拠点を移し、「ハーパース・バザー」誌、「ニューヨーク」誌などを経て、「ヴォーグ」誌に。36歳で英国版、38歳で米国版の編集長になり、低迷していた「ヴォーグ」に新風を吹き込み、世界で最も影響力の大きい女性誌に育てあげたのです。そして、自分自身も世界で最も影響力のある女性のひとりにのぼりつめたのです。撮影当時57歳。編集費は2億円とか、それにプラスして自由に使っていい年間のおこづかい(経費?)2,000万円も支給されているとか、ゴージャスすぎる噂も。一流デザイナーたちも、彼女の反応を最も気にし、その鋭い視点と感性、的確な時代感覚に頼り、発表前の作品をチェックしてもらう様子まで捉えたこの作品は、ファッション業界の内幕ものの領域を超えています。もちろん、まばゆいばかりの服、靴、バッグなどに彩られた華やかな業界ですから、ファッションを見る、コーディネートを学ぶ意味でも大いに役立ってくれるでしょう。でも、これは、ファッションをフィルターにして、一人の社会的成功者の素顔、仕事ぶり、人生観、プライベートまでを赤裸々にした興味深い人物伝。自らの強みを「決断力」と語ったアナからは、運や個人的感情に頼らない仕事への真摯な態度がうかがえます。アナの一言で全てが覆り、編集部が上へ下への大騒ぎになる。へとへとになり、腹を立て、困惑するスタッフたちの姿はまさに最前線そのもの。アナのやり方が、全ての業界、全ての会社、全ての人にベストだとは思わないけれど、自分らしいやり方で成功を手にしてきた彼女の姿を見ていてかなり刺激を受けたのは事実。そして、どこかすがすがしいのです。耳にしていたよりも、ずっと人間臭くて魅力的だったアナ・ウィンター。その知られざる素顔を知ることのできる貴重な映像の数々が目白押しですが、これが実現できたのも、そろそろアナが引退を考えているからとか。気になります。彼女が引退すれば、ここで一気に業界内の勢力図が書き換えられるはずですから。日本語タイトルは『ファッションが教えてくれること』、原題はファッション誌で最も重要とされる“9月号”を指す「The September Issue」。でも、内容を表すとしたら「アナが教えてくれること」かな。ファッションに興味がある人はもちろん、仕事で悩んでいる人も、大いに勇気をもらえるはず。仕事の厳しさをまだ知らない学生や、編集やファッションの世界に憧れている若い世代にもきっと、良い指標となる作品に違いありません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ファッションが教えてくれること 2009年11月7日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開©2009 A&E Television Networks & Actual Reality Pictures,Inc.All rights Reserved■関連記事:あなたのお気に入りのN.Y.映画は?最新N.Y.映画&ドラマグッズセットを5名様プレゼント
2009年11月17日先月、10月20日の新聞を見て、びっくりした方も多いのでは?経済欄の向かいに、どーんと、ファッションデザイナー、トム・フォードの大きな写真。そこには、「MEET TOM FORD TODAY OCTOBER 20TH 6PM to 7PM TOKYO ISETAN」の文字。そう、この日、トム・フォード自身が新宿の伊勢丹にある自らのショップに、新しい香水の発売記念イベントのためにやってきたのです。相変わらず、麗しい。今回の来日は実に4年ぶり。実は、この時期に開催されていた第22回東京国際映画祭での初監督映画の上映のために日本を訪れていたのです。トム・フォードをかの有名なファッションデザイナーだと気づかずに見かけた映画ファンは、さぞびっくりしたことでしょう。「俳優さん?」、「こんなカッコいい人が監督?」と。そんなトム・フォードが手掛けたのは、『A Single man』(原題)。英国人の教授・ジョージが、長くパートナーだったジムの死後、自らの人生の意味を問い直すという物語。60年代を背景に、悲恋物語が美しく綴られます。1964年発表された劇作家、クリストファー・イシャウッドによる同名小説が原作で、80年代に原作を読んだトムはそれ以来、シンプルで誠実な物語に魅了され続けてきたのだそうです。作品のテーマは「過去でなく、現在を生きることの重要性、そして、人生における些細な出来事こそが、実は人生において大きな意味を持つことを理解すること」と語るトム・フォード。自らもゲイであることをカミングアウトしている彼ですが、ジェンダーに関係なく生きていく上で気づかされる大切な個人的な想いや情熱を、ファッションとはまた別の、映画というメディアを通し、美しい2次元の映像で表現しています。主演は、コリン・ファース。今年のヴェネチア国際映画祭で本作がコンペティション部門に出品された際には、主演男優賞も受賞しています。「コリンが凄いのは、表情を変えず、もちろん一言のセリフを発さずとも、目の動きだけで感情を伝えてしまうことだ」とトムもコリンを絶賛しています。実は、監督にも、主演俳優にも、そしてもちろん物語にも、話題いっぱいの本作は、映画祭でももの凄い人気だったため、残念ながら上映に参加できなかった私。海外同様、国内で初上映となった東京国際映画祭での評価も高く、観るのが待ちきれません。来春には、私たちも劇場で楽しめそうなので、そのときを一緒に待つことといたしましょう!(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!
2009年11月13日映画祭大使を務める木村佳乃、グリーンアンバサダーのモデルの杏の揃っての登場で幕を開け、今年も国内外の数々の豪華女優陣による美しいファッション合戦が観客、報道陣一同を魅了した東京国際映画祭オープニング・イベント。ここでその華麗なるドレス・ファッションを一挙チェック!今年は、とりわけベージュや薄いピンクのフェミニンで女性らしい柔らかな印象のドレスが目立った。美貌を誇る中華系の女優陣の中では、日本でも人気の香港女優、ヴィッキー・チャオは大胆に背中を見せたドレスを清楚に着こなしていた。また、『わたし出すわ』の小雪は、ゴールドをあしらったシンプルなデザインで、抜群のプロポーションを披露。そして、鳩山由紀夫首相と並んでの登場となった宮沢りえは、シフォンを利かせた上品なベージュのドレスで、落ち着いた印象。また、ブラック&濃紺の大人びた雰囲気のドレスを着こなす女優陣もちらほら。黒のスパンコールに紺のミニスカートでかわいらしくまとめた井上真央や、胸元が印象的なドレスで美肌を効果的に見せた佐々木希。フレッシュな2人に対して、ハリウッドの大スターのシガニー・ウィーバー、そして鈴木京香もシックな装いで大人な女優の風格を漂わせていた。若手女優陣ではほかに、鮮やかなターコイズブルーのミニワンピにパープルのタイツで、作品の元気なイメージをアピールした長澤まさみ。白ワンピに大きなイヤリングで美脚を覗かせた戸田恵梨香なども華を添えた。さらに、際立っていたのが“赤”ファッション。映画のイメージカラーと合わせて、見事な赤の競演を見せつけた広末涼子、中谷美紀、木村多江の『ゼロの焦点』組は圧巻。『アバター』のゾーイ・サルダナも、その華奢な体でミニのフリルドレスを着こなし、チャーミングな笑顔をふりまいていた。そして、赤と言ったら忘れてはならないのが、アントニオ猪木のトレイドマーク、赤のスカーフ。この日ももちろん、首にしっかりと巻いて喝!さて、あなたのお好みはどのファッション?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントオーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日今回は、ちょっと趣向を変えてDVDの話題です。ファッションの話題ではありません。ごめんなさい。というのも香港に行ってきたから。なぜ、香港とDVDかというと、「香港で『ダークナイト』を観た?」と訊ねられたから。もちろん観ました、『ダークナイト』。昨年は、某誌で「2008年ベスト3」を選んだ際に、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『パコと魔法の絵本』と共にランクインさせたほどのお気に入り。バットマンシリーズなのに、バットマンのバの字も出さないタイトル。ヒーロー映画、しかも娯楽超大作なのにとことん怖い。暗くて救いがないのに、女性受けもめっぽう良い。と、異例づくし。思い出すだけでも震えます。香港では今回、ペニンシュラホテルを中心に取材してきたのですが、「『ダークナイト』を観た?」と聞いてきたのは実はお世話になったペニンシュラのスタッフ。「はい、もちろん!大好き!!」と答えると、「あのヘリコプターのシーンは、ここで撮影されたんですよ」。はっとしました。そうだった、冒頭は香港だったではないですか。久しぶりに香港に来るというのに、うっかり失念しておりました。帰国して、さっそく観返した私。確かに。ブルース・ウェインが、マフィアと繋がりのある取引相手を追って、香港に赴くシーン。彼の右腕であるフォックスが空から到着する際に、九龍島が空撮で登場しますが、そのヘリポートがまさにペニンシュラホテル。ここは、一般の旅行者でも使用可能。空港までの送迎なら、5人まで乗れて片道1,200香港ドル(約15,600円)。また、最近では新しいサービスもスタートさせています。有名なロビーのカフェ、the lobbyでのアフターヌーンティー(混んでいても並ばなくてOK)がついて、ヴィクトリア湾一周という5分の遊覧飛行が一人1,080香港ドル(約14,040円)。SPA by ESPAでの50分トリートメントと5分の遊覧飛行で一人1,680香港ドル(約21,840円)。なかなかリーズナブルですよね。しかも『ダークナイト』ファンなら、気分に浸るのにもってこいです。今回は残念ながら、ヘリポートには行けませんでしたが、大好きな映画の近くにいるというのは、嬉しいもの。今度、ペニンシュラホテルに宿泊する際は、ぜひ利用してみたいと思います。ちなみに、バットマンがひらりと飛び降りる高層ビルは、国際金融中心第二期という正式名称を持つIFC。100万ドルと称される夜景が美しい香港でも、ひときわ目立つ印象的なデザインのビル。香港島にあるこちらへの観光もお勧めです。なお、取材の記事は10月にverita誌上で掲載されます。お楽しみに!特集はすでにスタートしているので、お立ち寄りを。今回ご一緒したスタイリスト、近藤亜子さんのブログで、香港取材の様子がチェックできます。旅ファッションも素敵なので、ぜひご覧くださいませ。ダークナイト特別版(2枚組・DVD)価格:3,980円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2008 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:人気ドラマシリーズ「ギャラクティカ」がSFの頂点、サターン賞で史上初の3冠獲得未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワードリリー・フランキーにも結婚願望あり?映画館大賞トークに登場、過激な役作りも…ゲイリー・オールドマン、『アイアンマン2』には出演しない僅差の2位にリリー・フランキーが歓喜のコメント!劇場スタッフ選出映画館大賞決定
2009年09月28日今年は、エンタメ界に素敵なシンクロニシティが起こりました。ファッションデザイナー、ガブリエル・シャネルの生涯を描いた作品が、2009年だけで3本も誕生。大地真央主演に舞台も上演されるなど、今年はまさにシャネル・イヤーなのです。シネマカフェ読者にも、シャネルのファンは多いはず。女性なら一度はシャネル・スーツに身を包んでみたいという想いがあるのではないでしょうか。数々の功績と伝説に彩られた、ココ(シャネルの愛称)の人生については、ある程度は知られています。でも、まだまだ知らないことはいっぱい。そんなココの生涯を、違った視点で辿ることができるのですから、ファッションに関心のある人にとってはこの上ない喜び。もちろん、ファッションにはそれほど興味がないという人にも、時代を築いた女性の一代記として十分に見応えを感じられるはずです。そんな作品たちの中で、成功するまでのガブリエル・シャネルの軌跡を辿っているのが、『ココ・アヴァン・シャネル』。直訳すると、シャネル以前のココ。つまり、“シャネル”としての名声を得る前の無名時代を中心に描いています。シャネル初心者にとっては、最も親しみやすい作品かもしれませんね。シャネルという魅力的な人物が形成されていった時代性、彼女の成功を後押しした数々の出来事、成功の影で犠牲になった平凡な幸せなど、背景もきちんと描かれているので、シャネルというブランドの精神や、その魅力の必然性などを感じられると思います。もちろん、「シャネルについてはいろいろ知っている」という大ファンが痺れるような仕掛けもいっぱい。ココが実際に所有していたアクセサリーが登場したり、コンセルヴァトワール・シャネルの協力により貸し出されたドレスとジュエリーが登場したり。特にファッションショーのシーンは注目。モデルたちが着用しているのは、衣裳ではなく全てが本物のシャネル。大変な眩さでした。ところで、オドレイがシャネルを演じるのでは「キュート過ぎるのでは?」と思うかもしれませんが、なかなかどうして。ボーイッシュ=中性的な魅力で、女性の社会進出の基礎を築いた芯の強さや、“デコラティブ”の対極にある“シンプル”を体現。意志の強そうな大きな瞳が、ココが秘めていたであろう情熱を、エレガントに魅せてくれました。しかも、彼女はシャネルNo.5の現役ミューズ。広告用フィルムの監督は『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ。以前、ニコール・キッドマンと『ムーラン・ルージュ』のバス・ラーマン監督が組んだ映像も話題となりましたが、今回も映画界のゴールデンコンビならではの、ドラマティックな映像が楽しめます。「CHANEL No.5 THE FILM」はシャネルの公式サイトで鑑賞可能。9月の『ココ・アヴァン・シャネル』公開までちょっと時間がありますから、それまではNo.5の映像を味わってみてください。次回は、シャネルを描いたほか2作をご紹介します!(text:June Makiguchi)『ココ・アヴァン・シャネル』公式サイトシャネル公式サイト■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月、全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年06月12日アウター要らずの日も増えて、そろそろ薄着シーズンに突入ですね。そこで「今こそ、春色アイテムでコーディネートの鮮度をUP!気分もUP!」そんな今年ならではのカラー物ファッションをまとめました。40代以上の日常にもサラリと馴染む取り入れやすさ、必見です。【1】 主役ワードローブ、今っぽさ満点シャツ季節の変わり目からグッと出番が増える重宝ワードローブといえば”シャツやブラウス”ですよね。手持ちのシャツをクローゼットから取り出して袖を通してみたら(あれ、何だかパッとしない。鮮度が足りないかも?)・・・少しトレンドのスタイルと違っているように感じたら、アップデートのタイミング。今っぽさで選ぶなら、この《バンドカラー》を選べば一気に旬顔に。・ ニュアンスカラーで挑戦しやすい。・ 適度なハリとドレープで気映え◎・ 背中タックが、年齢の出やすい後姿をカバー。春色×トレンド襟×気映えデザインで、毎日の着こなしに自信がつくイチオシの1枚です! 【ご紹介したアイテム】 くすみパステルカラーの、きれい色バンドカラーブラウス。明るいカラーを取り入れて、トレンドスタイルにもフィット。⇒ 【ウォッシャブル】春色 バンドカラーブラウス/ディシテ dignite【送料無料】 【2】 コーデ力2倍、夏まで着られるニット4月に入ったらウールニットにはさようなら、サラッと薄手のシャリ感ニットに衣替え。そこで、ニット好きさんにぜひチェックしただきたい、春〜夏に向けてフル出場の清涼感ニットが登場です。・ 前後2wayで、コーディネート力2倍。・ 清涼感、防臭、保湿、抗菌のミント混紡。・ スカートもパンツも、着こなしテクニック不要。淡色ボトムに合わせたら、このキレイ色が映えて可愛いだろうな。。。と春コーデの楽しみが広がります。ベーシックから差し色まで全5色。色違いでヘビロテすれば、朝の洋服選びも時短できそうです。 【ご紹介したアイテム】 春から長く着回せて、ワードローブに常備しておきたい爽やかなニット。着回しやすい理由は、素材感と前後2WAYで着られるシンプルデザイン⇒ ペパーミントヤーン 前後2WAYニット/アグレアーブル Agreable 【3】 新色、人気のプルプルポンチパンツ毎日スタッフ誰かが着用していると言えるほど、愛用率NO.1を誇るプルプルポンチパンツから、2021SS新色が出ました。新色は「シェルピンク」「ミントグリーン」。特に人気の「ミントグリーン」は、初回入荷分が残りわずかですッ。・・・私はタックインが似合わない40代体型なのですが、先日スタッフがシェルピンクにオーバーサイズのベージュトップスを合わせているのを見て、これならいけそう!と決断。普段あまり着ない優しい色味のパンツに、家族からもウケよしです。大人のくすみパステル色でコーディネートを楽しんで、履き心地は究極のラクチンさ。やっぱりこのパンツ、名品です。 【ご紹介したアイテム】 日本製の特殊繊維を使用した、その名も「プルプルポンチ」生地で仕立てたパンツ。プルンと弾むような弾力でしわになりにくく、履き心地も抜群で美脚を叶えます。⇒ プルプルポンチ タックパンツ/アグレアーブル Agreable 【MADE IN JAPAN】 【4】 マスクで食事、そのスマートさを先取りマスクを外して、一口お茶を飲んで、またマスクをして会話。そんな、飲食時のマスクの付け外しを、エレガントにスマートに魅せるならこのコード。「差し色ネックレスが、マスクコードに変身?!」なかなか気になる先取りアイテムです。レビューで活用シーンを聞いてみると、・ 人との外食・お茶の際・ テレワーク中、宅配の受け取り時に・ 子供の塾の送迎時・ お友達とのランチに・・・お使いいただいているようです。便利なアイテムでありながら 「普段着のワンポイントになってお洒落!」「ネックレスとして使用頻度が高いです。」というファッションアイテムとしての高評価も。ハレの日や勝負会食には、シルクの上質マスクとのコーデもおすすめです。 【ご紹介したアイテム】 マスク姿に彩りとファッション性をプラスしてくれるマスクコード。マスクコードとして使わない時は、ネックレスとしても使える2way仕様。⇒ 【アンジェ別注】000 トリプル・オゥ 2WAYマスクコード 60cm/マスクストラップ/ネックレス 【ご紹介したアイテム】 夏は涼しく冬は暖かいシルクは、肌にも優しくマスクにはピッタリの素材。まだしばらく続きそうなマスク生活、肌に優しく良いものを。⇒ 000 トリプル・オゥ シルクフェイスマスク/やさしい刺繍のマスク 【5】 お友達とカブらない、個性美ストールアウター未満の薄着での外出。仕上げに冬素材のストールを巻いたら、、、首回りだけ冬っぽい〜。そんな季節の変わり目あるあるに、私も慌てて春夏素材のストールを探し始めました。この雰囲気、憧れます。素材の軽やかさ。春らしい色使い、遊びゴコロのあるパターン。エアリーなシルク混の大人素材。お洋服だとハードルが高い色味も、ファッション小物なら取り入れやすいですものね。春らしさをフワッとまとえば、同僚や友達からそれステキの声が聞ける予感。 【ご紹介したアイテム】 ふわっとエアリーな薄手生地に、手描きの柄で彩りを加えたストール。シルク混のなめらかな生地は、敏感な素肌にも心地よく。⇒ シルク混 ストール/アグレアーブル Agreable いかがでしたか?続々入荷している春ファッション。おさらいチェックしてみると「このアイテムがちょうどいい!」と新発見にワクワクします。こんな時こそカラーアイテムを投入して、気分上げてオシャレを楽しみましょう♪ ■ファッションのはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2001年12月05日2月も折り返しがすぎ、いよいよ春物ファッションを本格的にチェックしていきたい時期ですね。今回は、今の暮らしに合ったデザイン・仕様にアップデートしたアイテムについて、カテゴリー別にご紹介します。ずっと変わらないと思っていた定番アイテムでも、暮らしの変化の中で、出番が減ったり、一昔前な雰囲気が出てしまったりとファッションは日々変わりゆくもの。今年の春、これからの新定番として活躍すること間違いなしのアイテム、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。デニムは、「ライトグレー」「ブラック」にカラーチェンジで新鮮さをプラス誰もが1枚は持っていて、通年活躍する万能アイテム「デニム」。暖かな陽気に加え、軽やかな素材のトップスとも相性ばっちりだから、春には特に良く着るという方も多いと思います。ブルーデニムが主流ですが、今年はそのお馴染みのカラーとはひと味違う、「ライトグレー」や「ブラック」デニムが注目されているんです。そんないつもと違うカラーのデニムを取り入れるなら、アンジェスタッフも愛用率の高い 「ライクラ混デニム ボーイフレンドスキニー × フルレングス」 がおすすめ。最大の特徴は、ライクラ®ファイバーという特殊繊維を使用することで実現した驚異のストレッチ性。伸びるだけでなく、縮む力もあるから、ほどよく脚にフィットし、きれいなラインをつくってくれます。初めて履いたスタッフが「ジャージみたいに楽!」と驚くほどの快適さだから、おうちで過ごすときにもぴったり。「ライトグレー」や「ブラック」はどんな色とも合わせやすいため、コーディネートに悩む必要はなし!いつものブルーデニムに合わせているものとの組み合わせでも、デニムのカラーを変えるだけで今年っぽさを感じられますよ。 【ご紹介したアイテム】感動の履き心地。隅々までこだわった人気の本格加工ストレッチスキニーデニムの、フルレングス。股上は浅すぎず、フィット感があり快適な履き心地です。⇒ ライクラ混デニム ボーイフレンドスキニー × フルレングス【送料無料】」 ニットは、キレイ色×変化球デザインでカジュアル仕上げおうち時間が多く、ファッションの傾向もカジュアル志向に向かっている今。これまで以上にニットやパーカー、スウェット地のトップスなどラフに着られるものが活躍していると思います。真冬の厚手ニットから春ニットに移行するなら、「カジュアルに着られる」が今の気分。 「3WAY レイヤードニット/Agreable【送料無料】」 は、編地の異なる2枚のニットを重ねて着る新鮮な着こなしができるアイテム。上に来るショート丈のニットは「片畦編み」で、ほどゆるシルエット。下に来るのは、程よいフィット感の「リブ編み」で、スッキリとしたデザイン。2つをあわせると、立体感が出るから、シンプルなボトムとあわせても、遊び心のあるカジュアルニットコーデが楽しめます。また、単品で使っても万能!・「片畦編み」ニットはトレンドのシャツとのレイヤードに・「リブ編み」ニットは、暖かくなってからも1枚で単品使いとセット使いの合わせ技で、コーディネートの幅が広がる、2枚セットが嬉しいアイテムです。 【ご紹介したアイテム】リブ編みニットと片畦編みの2種類の長袖ニットのセット。重ねて着れば、旬のレイヤードスタイルに。冬から春先まで活躍します。⇒ 「3WAY レイヤードニット/アグレアーブル Agreable」 スカートは、今年も長め丈!&楽チン着心地ムードへ先にご紹介したデニムやニットにも共通する今年らしさは、「カジュアル感のある楽な着心地」。長い時間をおうちやご近所周辺で過ごすのに、欠かせないキーワードですよね。これまでよくスカートを履いていたという方も、おうち時間が増え、ふわっとフレアなタイプやピタっとしたタイトスカートなど、シワや座り方に気遣うアイテムの出番が減っていませんか。 「細プリーツ タイトスカート/Agreable【送料無料】」 は、おうちでも快適にスカートスタイルを楽しみたい方にぴったりの1枚。ストンと落ちるIラインシルエットだからぴたっとしすぎず、おしりや腰のラインを拾わないデザイン。ウエスト全体がゴムになっているからストレスフリーな履き心地で、生地全体もストレッチがきいていて、足さばきもスムーズ!シワにもなりにくいから、ずっと座っているお仕事の日も安心して着ることができます。一見ハードルが高そうに見える少し光沢感のある素材は、今っぽいカジュアルコーデをつくるにぴったり。きれいめにあわせるよりも、パーカーやスニーカーなどカジュアルコーデの定番アイテムと合わせて、バランスをとる今年らしいコーディネートに挑戦してみませんか。 【ご紹介したアイテム】細かなプリーツが入った光沢素材で、トレンド感たっぷりの旬顔スカート。細すぎないタイトシルエットで、スタイルアップも。⇒ 「細プリーツ タイトスカート/アグレアーブル Agreable」 目から上が"顔"時代!?アクセサリーは、シーズナル&華やかに外出時はマスクが欠かせない今。いつものようにメイクをしてもほとんど隠れてしまい、リップやチークなど顔に明るさを与えてくれるメイクの効果が激減、、、。そんなちょっと寂しい顔周りにプラスしたいアイテムは、「大ぶりなピアス」。耳元にピアスやイヤリングをつけることで、目から上しか見えていなかった顔周りに、アクセントが加わり印象がぱっと華やかに。印象付けるには、小ぶりなものよりも存在感のある大ぶりなものが◎。 「MSNOM リングラタン ピアス/イヤリング タッセル付き」 は、爽やかな印象のタッセル付きのラタンリングを付けはずしでき、2wayで楽しめるデザイン。ラタンリングを外すと、極小ビーズのリング単体に。タッセル付きだとカジュアルすぎるというときは、シンプルな単体付けをするなど、シーンに合わせて使い分けができるので、お仕事シーン休日問わず活躍してくれます。 【ご紹介したアイテム】耳元に1つ加えるだけで、ぐんと印象的に見せてくれるラタンとタッセルのデザイン。ラタンのリングは取り外せて、シンプルなビーズのフープピアス(イヤリング)としても使えます。⇒ 「MSNOM リングラタン ピアス/イヤリング タッセル付き 2way set」 バッグは、かちっとしすぎない&PC・タブレットを持ち歩けるが新条件!最後にご紹介するのは、バッグ。お仕事用バッグとプライベート用バッグを分けているという方は多いと思いますが、リモートワークを取り入れる会社も増え、週5日フル出勤という体制が変化してきた今、お仕事バッグの見直しをするならこの春が良いタイミングになりそう。 「牛革 A4対応 ワンハンドルバッグ/アグレアーブル」 は、PCやタブレットがすっきり収まるサイズで、表面にシボがあり、上質感が漂う牛革を使用しているから、お仕事仕様にぴったり。飾りなどをつけずシンプルなデザインに仕上げ、すっきりみえるワンハンドルにすることで、革素材としては軽量の約450gという重さ。PCや書類などを入れると重くなってしまうお仕事バッグだから、少しでも軽量で肩や腕への負担を軽減できるのは、嬉しいポイントです。また、新鮮なスクエア型はトートバッグを思わせるデザインで、適度にカジュアルに寄せてくれているため、お仕事だけでなく、お出かけのときでもフル活用できること間違いなしのアイテムです。 【ご紹介したアイテム】A4対応で、ノートパソコンを入れて持ち運べる本革バッグ。ミニマルだからこそ、レザーならではの上質感が映える、こなれたデザインです。⇒ 「牛革 A4対応 ワンハンドルバッグ/アグレアーブル Agreable」 今の暮らしに合った「カジュアル志向」なアイテムたちをご紹介してきましたが、いかがでしたか。大きく変化している働き方や暮らしの中で、ファッションについても「今の自分に必要なもの・ちょうどよいもの」は変わってきているはず。出会いと別れの季節の春に、今持っているものを見直して、無理せず着られて、気分が上がる、そんな春服をお迎えしてくださいね。 ■ファッションのはなし K.Yasuzumiアンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2001年12月05日雨だから仕方なく履いている長靴、ファッション性を諦めて着ているレインコート、捨てられず溜まるビニール傘。。。そんな梅雨コーデに「お気に入りを1点投入」してアップデートしませんか?今回のコラムでは、たとえ天気予報が雨でも外出気分を上げられるような、レインシューズ、雨傘、レインコートを厳選してご紹介します。【1】 王道「HUNTER」は、ショートタイプが人気いわゆる長靴だと、「玄関で脱ぎにくい」「下駄箱の中でかさ張る」「暑い」そんなお悩みがちらほら。。。そこで、このショートタイプを選ぶ方が増えています。(実際、ママ友もショート率高め。)・ 水溜まりも雨もバシャバシャ行ける、防水性。・ 坂道や階段でも滑りにくい、グリップ力。・ 前にロゴ、サイドゴア、後ろにプルタブ、全方位満足デザイン。雨の日=「HUNTER」が履ける特別な日になる♪パンツでもスカートでも、足元が主役のファッションを楽しんでくださいね。 【ご紹介したアイテム】クラシックなアンクルブーツを、履きやすいサイドゴア仕様にアップデートさせたデザイン。歩行をサポートしてくれる高いグリップ力や優れた防水性で、雨の日も安心して履けます。⇒ ハンターサイドゴアレインブーツ/HUNTERWOMENSORIGINALCHELSEA【送料無料】 【2】 上品な艶、「HUNTER」優等生ローファーもう雨の日コーデに悩まない!朝、忙しくてバタバタしがちな方には、こちらのローファータイプの「HUNTER」もおすすめです。いつも通りの服に合う、玄関で即決レインシューズ・ 玄関でササっと履ける。・ いつも通りに合わせられる、万能コーデ力。・ 「曇りと雨、どっちかな?」というお天気でも堂々と履けるルックス。上品マットな艶と控えめなロゴ使いも大人っぽくて、年齢を問わずに愛用できる1足です。 【ご紹介したアイテム】「HUNTER」から、ローファータイプのレインシューズが登場。防水性に優れ柔らかな履き心地のラバー素材と、レインシューズには見えないデザインも魅力です。⇒ ハンターラバーローファー/HUNTERORIGINALPENNYLOAFER【送料無料】 【3】 レインコートに見えない、新作レインコートレインコートしてはもちろん、梅雨冷えのアウターとしても着られる「ATELIER BRUGGE」の新作レインコート。雨の日も曇りの日も、梅雨の間ずっと出番が続きそうです。羽織るだけで今っぽくなる、新作デザイン・ レインコートには珍しい、丈の前後差。・ 旬を感じるオーバーサイズのこなれ感。・ 軽やかさとシルエットが女性らしいワンマイルコートとして。曇りの日でも抵抗なく羽織れる、タウンユース寄りデザインが新鮮。着ない日はコンパクトに収納できるポーチ付きも嬉しいですね。 【ご紹介したアイテム】きれいめに着られるレインウェア。カジュアルすぎない女性らしいシルエットが特長で、通勤や旅行など幅広いシーンで活躍します。専用ポーチ付きで持ち運びも◎。⇒ ポケッタブル ワンマイルレインウェア/アトリエブルージュ ATELIER BRUGGE 【4】 ざっくりポンチョは卒業、自転車用レインコート自転車の定番、大きめのざっくりポンチョ型レインコートだと、雨が上がった後に「その恰好、、、どこから来たの?」感が出てしまうことあります。(←経験談)そこで新発見、”街歩きもできる、自転車用レインコート”NEW ARRIVAL!・ 自転車での通園・通勤に。・ 膝上や内腿のビチョビチョを防げるガード付き。・ 晴雨兼用のアウター感覚で買い足したい。※前を開けてギュッと絞ればこんな軽快スタイルに。雨降りでも自転車マストな方へ。ファッション性だけでなく、軽くて/防水/裏地のベタつき軽減素材で、妥協ナシな1着をお見逃しなく。 【ご紹介したアイテム】機能面もデザイン面にもこだわって作られた、自転車専用のレインコート。雨をしっかり防ぎながら、街歩きにもOKなデザインに仕上げられました。⇒ 防水 自転車用レインコート(レインバイザー対応) 【ご紹介したアイテム】「サイクルモードレインコート」のフードに固定できる専用レインバイザーです。広めのツバで顔を守り、水濡れによるメイク崩れを防ぐこともできます。UVカット率90%⇒ 防水 自転車用レインコート専用 レインバイザー 【5】 思わず見とれる、made in Japan 雨傘雨の街中で思わず目で追ってしまう、それほど美しく、品のある傘。アンジェ別注カラーを含む全7色からお選びいただけます。日本の職人技。この傘を作れる職人と今同じ時代を生きている。こちらは独特の丸いフォルムが魅力的な長傘タイプ。3段階の長さに畳め、持ち歩く姿もエレガント。こちらは約200gと軽量な折り畳みタイプ。大人の所作に映える美しさ。「どの色にしようかな?」と考えているだけでもワクワクしてきます。 【ご紹介したアイテム】創業77年の老舗傘工房WAKAOから届いた、バンブークラシック雨長傘。熟練の職人によって作られた深張りの丸みのあるフォルムは差し姿も美しく決まります。⇒ WAKAOバンブーハンドルレイン長傘/アンジェ別注カラー 【ご紹介したアイテム】WAKAOバンブーハンドルミニ傘。富士絹と呼ばれる上質素材に天然の竹を使ったパーツを組み合わせ、約200gと軽量なので、お出かけの際にも負担がなく持ち歩けます。⇒ WAKAOバンブーハンドル折りたたみレイン傘/アンジェ別注カラー いかがでしたか?雨の日ならではのお気に入りアイテムを1つ持っておくと、その出番が楽しみになって、雨でも気持ちに余裕が生まれるもの。ぜひお気に入りを見つけにウィンドウショッピング気分でお立ち寄りください。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2001年12月05日どんどん秋めいているのに、まだまだ暑いこの季節。夏から秋へ移り変わるシーズンは、ファッションも何を着ればいいのか困ってしまいますよね。今日はいつものお洋服に少し秋気分をプラスしてくれる、秋小物をご紹介します。小物から秋を取り入れて、秋を先取りしてみませんか?■ 季節を先取り。小物から始める、秋のファッションコーディネート帖秋の気配を感じながらも、じんわりと汗をかいてしまうこの時期。真夏でもなく秋とも言い切れないこんな季節は、ファッションも迷いがちです。そんな時には、夏に着ていたお洋服に秋仕様の小物を合わせましょう。小物からコーディネートがぐぐっと秋めきます。トップス:スタッフ私物スカート:ランダムフレアスカートdignite(9月中旬発売予定)< Before >白いトップスと茶色いスカートのファッションコーディネート。ラフィアのクラッチバッグやサンダル、大振りのアクセサリーを合わせて夏の装いです。トップス:スタッフ私物スカート:ランダムフレアスカートdignite(9月中旬発売予定)服はそのままに、バッグや靴といった小物をチェンジ!同じコーディネートでも、小物を変えることによって秋口にぴったりな装いに。コーディネートにプラスしたバッグは「LSSCENEバンブーハンドル2WAYミニバッグ」。リッチな風合いながらも気兼ねなく使える合成皮革のボディに、上品なバンブーハンドルを合わせた2wayバッグはどこかクラッシックな印象です。肩掛けにしたリ手で持ったり、アクセサリーを着けるような感覚で身につけられるのに、長財布もしっかり入ってその収納力も抜群です。▼ご紹介した商品⇒ 「LSSCENEバンブーハンドル2WAYミニバッグ」 プラスした秋仕様のパンプスはこちらの「レース切替パンプスchampdefleure」。立体的なフロッキーレースにスエード調素材を合わせたパンプスは、秋をいち早く先取りできるデザインです。こんなレース切り替えのポインテッドトゥなら、足元に取り入れるだけで装いに女性らしい品が生まれますよ。▼ご紹介した商品⇒ 「レース切替パンプスchampdefleure」 ■ おめかししたいお出かけにも♪今日ご紹介したアンジェの秋小物たちは、きちんと感も出せるから食事会やコンサートのようなちょっとおめかしして行きたいようなお出かけにもぴったり。ワンピース:ラップ風ワンピースdignite(9月中旬発売予定)ぜひこんな秋小物たちで、季節を先取りして、秋のお出かけを楽しんでみませんか? ■ファッションのはなし
2001年12月05日