ロムアンド(rom&nd)とローソンの共同開発ブランド「アンドバイロムアンド(&nd by rom&nd)」の2024年バレンタインコスメとして、「グラッシーボムティント」の新色が登場。2024年1月9日(火)より、全国のローソンにて数量限定発売される。アンドバイロムアンド、“チョコカラー”の限定リップティント2023年3月、韓国コスメブランドのロムアンドとローソンの共同開発により誕生したブランド「アンドバイロムアンド」。そんなアンドバイロムアンドが2024年バレンタインに向けて展開するのは、ブランド内で高い人気を集めるリップティント「グラッシーボムティント」の限定色だ。「グラッシーボムティント」は、"ぷるんと潤う”ツヤリップを叶えるチップタイプのリップティント。軽やかなつけ心地と、シアー感のある発色が魅力だ。2024年バレンタイン限定色として、あたたかい血色感をプラスするミルキーなブラウン系「VD01 Milky cocoa」と、苺チョコが甘く弾けるようなローズ系「VD02 Choco bomb」の"甘すぎない”チョコレートカラー2色を展開する。VD01 Milky cocoa:チョコレートを溶かしたようなあたたかなココアカラーVD02 Choco bomb:ミルクチョコにいちご味をプラスしたような甘めカラー【詳細】「アンドバイロムアンド グラッシーボムティント」5.5g 限定2色 各820円<数量限定>発売日:2024年1月9日(火)数量限定発売取扱店舗:全国のローソン(一部店舗を除く)【問い合わせ先】株式会社韓国高麗人蔘社TEL:03-6279-3606
2024年01月07日セリーヌ(CELINE)の2024年夏コレクションから、マスター アンド ダイナミック(MASTER & DYNAMIC)とコラボレーションしたワイヤレスヘッドフォンが登場。2024年3月6日(水)より、セリーヌ表参道・銀座・麻布台ほかにて発売予定だ。トリオンフマークやセリーヌロゴを配したヘッドフォンニューヨーク発のプレミアムオーディオブランド・マスター アンド ダイナミックと、セリーヌのコラボレーションによるワイヤレスヘッドフォンがお目見え。全3色のヘッドフォンは、素早く安定した接続のBluetoothを搭載。バッテリー寿命は最大30時間を誇る。サイドに「トリオンフマーク」をデザインブラウンレザーとオールブラックの2モデルでは、両サイドにトリオンフマークをエンボス加工で施した。耳に装着した時はもちろん、首にかけた時にもアイキャッチなアクセントとなっている。ブラック&シルバーにはロゴを刻印また、ブラックとシルバーカラーのコントラストが際立つモデルも登場。サイドにはセリーヌのロゴをあしらい、シャープな表情に仕上げている。【詳細】セリーヌ×マスター アンド ダイナミック ワイヤレスヘッドフォン発売日:2024年3月6日(水) 予定取扱店舗 :セリーヌ表参道・銀座・麻布台、公式オンラインストア予定価格:各126,500円カラー:ブラック×ブラック、ブラック×シルバー、タン×シルバー【問い合わせ先】セリーヌ ジャパンTEL:03-5414-1401
2023年11月17日ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の放送25周年および映画公開15周年を記念した『【初回限定生産】セックス・アンド・ザ・シティ 完全版 2-Film&TVシリーズ コンプリートBOXセット』が、12月6日(水) に発売されることが決定した。『セックス・アンド・ザ・シティ』は、ニューヨークに住む30代の独身女性4人の等身大の生活と本音をコミカルに描いたガールズドラマ。放送直後から人気を博し、エミー賞に50回以上ノミネート・7回受賞、ゴールデングローブ賞にも24回ノミネート・8回受賞するなど一大ムーブメントを巻き起し、今もなお根強い人気を誇っている。このたび発売されるのは、本作のTVシリーズと映画すべてを網羅した完全版コンプリートBOX。TVシリーズ全6シーズンに加え、映画2本を含めたコンプリートBOXのリリースは今回が初となる。また【初回限定生産】のみの特典として、特別仕様見開きBOXに、52ページにおよぶ特製ブックレット、また特製アートカードなど、ファンにはたまらないアイテムが付属する。『セックス・アンド・ザ・シティ 完全版 2-Film&TVシリーズ コンプリートBOXセット』トレーラー映像<リリース情報>【初回限定生産】セックス・アンド・ザ・シティ 完全版 2-Film&TVシリーズ コンプリートBOXセット12月6日(水) リリース価格:32,780円(税込)※Blu-ray2枚組&DVD19枚組『【初回限定生産】セックス・アンド・ザ・シティ 完全版 2-Film&TVシリーズ コンプリートBOXセット』立体写真『【初回限定生産】セックス・アンド・ザ・シティ 完全版 2-Film&TVシリーズ コンプリートBOXセット』展開図【初回限定生産特典】・特別仕様見開きBOX・特製ブックレット(52P)・特製アートカード(5枚セット)【映像特典内容】<TVシリーズ(約156分)>●シーズン2・SEASON INDEX ・CAST&FILMMAKERS(静止画)・AWARD&NOMINATIONS(静止画)・FEATURETTE●シーズン3・音声解説(第9話〜12話)・CAST&FILMMAKERS(静止画)・AWARD&NOMINATIONS(静止画)●BONUS DISC・最終回直前スペシャル・「SATC」の脚本家によるパネルディスカッション・3つの別のエンディング・削除シーン<MOVIE 1(約47分)>エクステンデッド版・サラ・ジェシカ・パーカーと監督のインタビュー・SATCファッションの全て・未公開シーン・ファーギー スタジオ収録の裏側※未公開シーンには「監督マイケル・パトリック・キングによるコメンタリー」音声があります。映像特典合計時間は「未公開シーン」を1つ分として記載しております。<MOVIE 2(約84分)>・「SATC2」の舞台裏- サラ・ジェシカ・パーカー&監督マイケル・パトリック・キングが語る- ファッショントーク-「SATC」流ウェディング- 偉⼤なる80年代・「SATC」ノスタルジア︓シリーズを振り返る-「SATC」の華麗なるオトコたち・「SATC2」を彩るアリシア・キーズの音楽商品ページ: and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc. (C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2023年09月20日19 世紀後半にイギリスで盛んになり、その後、世界各地へと広まったアーツ・アンド・クラフツ運動。その歩みを、テキスタイルや壁紙、家具、金工など、約 170 点の多彩な作品を通じて紹介する展覧会が、神奈川県・横浜のそごう美術館で、9月16日(土)から11月5日(日)まで開催される。アーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻すこと、さらには「生活」と「芸術」を一体化することを目指して展開された。イギリスで中心人物となったのは、デザイナー、画家、詩人、社会主義者として多方面で活躍したウィリアム・モリス(1834-1896)だ。手仕事が生活と結びついていた中世を理想とし、精力的に活動したモリスの思想と実践は、同時代の芸術家やデザイナーたちに広く受け入れられ、またリバティ商会といった企業がデザイナーたちと協働することで、さらなる広がりを見せた。同展の魅力のひとつは、そのモリスが生活を豊かにするために生み出した魅力的なデザインの壁紙やファブリック、さらに美しい書物づくりを目指した彼が情熱を傾けた私家版印刷工房「ケルムスコット・プレス」の仕事など、多くの代表作が登場することだ。さらにモリスの影響を受けた芸術家たちは、壁紙のみならず、タイルや家具、金工、食器など様々な分野で運動を展開させており、同展ではそうした多彩な作品を目にすることができる。世界各地へと広がったアーツ・アンド・クラフツ運動は、それぞれの地の文化や風土、社会情勢を反映して展開していくが、特にアメリカでは、機械工業を柔軟に取り入れることで、独自の発展を遂げたという。建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)やティファニー・スタジオなどの洗練された作品が並ぶのも同展のもうひとつの魅力だ。今回は特別展示として、ライトの作品《マーティン邸のステンドグラス・ドア》と映像とのコラボレーションも体験できる。現代の生活にもつながる美しいデザインの数々を堪能したい。<開催情報>『アーツ・アンド・クラフツとデザインウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』会期:2023年9月16日(土)~11月5日(日)※会期中無休)会場:そごう美術館)時間:10:00~20:00(入館は閉館30分前まで))料金:一般1,200円、大高1,000円)公式サイト:
2023年09月08日熟成蜜芋スイーツ専門店「アンド オイモ トウキョウ(& OIMO TOKYO)」の新作スイーツ「蜜芋の焼きいもカヌレ」が、2023年9月1日(金)より、アンド オイモ トウキョウ各店ほかで販売される。熟成蜜芋スイーツ専門店「アンド オイモ トウキョウ」新作スイーツザ・ペニンシュラ東京に本店を構え、こだわりの蜜芋を使用したスイーツを展開する熟成蜜芋スイーツ専門店「アンド オイモ トウキョウ」。新作となる「蜜芋の焼きいもカヌレ」は、国産シルクスイートをじっくりと熟成させた蜜芋を焼き芋にし、カヌレの中にごろっと贅沢に閉じ込めた一品。シルクスイートには甘味料を一切使用しておらず、芋本来の甘さを味わえるのがポイントだ。生地表面は蜜芋の皮から抽出した香りを纏い、カリッとした軽やかな食感に。中に忍ばせている濃厚な蜜芋とも相性抜群の仕上がりとなっている。また、解凍方法や解凍時間によって異なる風味や食感を楽しめるため、好みに合わせて味わうことができる。ザ・ペニンシュラ東京のスイートルームでのウェルカムスイーツにまた「蜜芋の焼きいもカヌレ」は、アンド オイモ トウキョウ各店での販売はもちろん、5つ星のラグジュアリーホテル、ザ・ペニンシュラ東京のスイートルーム宿泊者に向けたウェルカムスイーツとしても提供される。【詳細】「蜜芋の焼きいもカヌレ」発売日:2023年9月1日(金)※数量限定販売店舗:アンド オイモ トウキョウ ペニンシュラ本店、アンド オイモ トウキョウ カフェ 中目黒店、公式オンラインショップ※公式オンラインショップでは、9月3日(日) 10:00~販売(その後、毎週日曜日10:00より販売開始)価格:2,460円(4個入)
2023年09月03日アミル・アンド・ザ・スニッファーズの来日公演が、9月6日(水) に渋谷CLUB QUATTRO、7日(木) に梅田Shangri-laで開催される。アミル・アンド・ザ・スニッファーズは、エイミー・テイラー(vo)、ガス・ローマー(b)、ブライス・ウィルソン(ds)、デクラン・マーチンス(g)から成るガレージ・パンク・バンド。2016年にメルボルンのシェアハウスで結成され、1st EP『Giddy Up』は、わずか12時間で曲を書き、録音したという。続いて、2017年にリリースされた『Big Attraction EP』には、ウィットに富んだ「I’m Not A Loser」、オイパンクの勢いある「Westgate」、そして荒々しい暴力を感じさせる「Mole (Sniff Sniff)」などを収録。これらの初期のEPは、オーストラリアのロックからラップ、70年代パンクまで様々な影響を受けていることを感じさせるが、そのサウンドは全てスニッファーズ独自のものに仕上がっている。その後は、2019年5月にデビューアルバム『Amyl and The Sniffers』、2021年にセカンドアルバム『Comfort to Me』をリリースするなど精力的に活動を行っている。来日公演のチケットは現在一般発売中。アミル・アンド・ザ・スニッファーズ来日公演のチケット情報はこちら!()<ライブ情報>アミル・アンド・ザ・スニッファーズ Japan Tour 2023『アミル・アンド・ザ・スニッファーズ Japan Tour 2023』9月6日(水) 渋谷CLUB QUATTRO9月7日(木) 梅田Shangri-la開場18:00 / 開演19:00チケット情報:()
2023年09月01日日常ではさまざまな記号を使います。本記事の「正式名称クイズ」として出題するのは「&」です。なお「アンド」は、一般的な読み方ではあるものの、正式名称ではありません。「&」の正式名称、あなたは分かりますか。※本記事でいう正式名称とは「JIS X0201規格」での名称のことを指しています。アンドは「略称」であり、正解は…「&」は多くの人が「アンド」と呼んでいることでしょう。パソコンやスマートフォンでもアンドと入力すれば、変換候補に「&」が出てきます。しかしアンドは、あくまでも一般的な読み方(通称)。正式名称は「アンパサンド」です。キーボードでは、アンパサンドと入力してもしっかり「&」が変換候補に出てきます。正式名称があまり知られていない、そのほかの記号正式名称が広く周知されていない記号は、ほかにもいくつかあります。通称と正式名称が異なる記号として、代表的なものは以下の通りです。・「!」一般的な読み方:びっくりマーク正式名称:感嘆符・「?」一般的な読み方:はてなマーク、クエスチョンマーク正式名称:疑問符・「♯」一般的な読み方:シャープ正式名称:番号記号・「@」一般的な読み方:アットマーク正式名称:単価記号、コマーシャルアット「久々」などの「々」も、漢字ではなく記号に分類されます。正式名称は「同(どう)の字点」。形の特徴から「ノマ点」と呼ばれることもあります。普段、記号の正式名称が何なのか意識する機会はあまりありません。理由としては、文字を打つ際に、記号の名前を入力して変換するケースは少ないことが挙げられます。多くの場合、コマンドやシフトにプラス数字などで記入するでしょう。スマートフォンで入力する際も、記号キーがあるため、記号の名称を打ち込むことはありません。仮に名称を入力する場合でも、一般的な呼び方で変換できるケースが多く、正式名称まで記入しません。このような理由から、正式名称が広く知られていない記号は多くあります。この機会に、そのほかの記号について調べてみるのもおすすめです。[文・構成/grape編集部]
2023年07月16日「オビ=ワン・ケノービ」や「キャシアン・アンドー」、「マンダロリアン」などを生み出してきた「スター・ウォーズ」オリジナルドラマシリーズの最新作「アソーカ」の配信日が、8月23日(水)に決定。特別映像も到着した。本作の主人公アソーカ・タノは、かつてアナキン・スカイウォーカー、後のダース・ベイダーの唯一のパダワン(※)であり、「スター・ウォーズ」ファンから絶大な人気を誇るキャラクター。「マンダロリアン」シーズン2で実写作品に初登場し、白色の二刀流のライトセー バーで圧倒的な強さを見せファンを熱狂させた。続く「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」では、後の伝説のジェダイである若きルーク・スカイウォーカーとの“完璧”な共演が実現。マンダロリアンからグローグーを託されたルークが、『エピソード5/帝国の逆襲」でヨーダから受けたフォースの訓練をグローグーに受け継ぐような姿を、アソーカもまた優しく見守っていた(※パダワン...ジェダイになるためにジェダイ・オーダーで訓練を積むフォース感知者)。アソーカ・タノはジョージ・ルーカスからの「アナキンにパダワンが欲しい」という強い希望を受け、スタジオジブリの長編アニメーション『もののけ姫』のヒロインであるサンをモデルにして生まれた日本に深い縁のあるキャラクター。アソーカの名もまたルーカスが名づけたことを本作の監督も務めるデイヴ・フィローニが公言している。そんなアソーカはアニメーション作品『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』でアナキン・スカイウォーカーのパダワンとして初登場。ジェダイだったアソーカはその後、正義の守護者たちであるはずのジェダイ・オーダーへの信頼を失い、ジェダイの道を捨てアナキンとも決別する。そして、ダークサイドに堕ちたアナキンがダース・ベイダーとなってから再会を果たし、変わり果てた姿のかつての師と死闘を繰り広げた壮絶な過去を持つ。これまでのオリジナルドラマシリーズでは、アソーカのマスターであるアナキンの息子、ルーク・スカイウォーカーとのサプライズ共演で全世界のファンの胸を熱くしたデイヴ・フィローニ監督。アソーカはほかにもオビ=ワン・ケノービやレイア、ルークの母パドメ・アミダラ、ヨーダ、そしてダース・モールなど、スターウォーズ正史に登場する数多くのキャラクターと、アニメーションシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」にも登場し、本作にも出演するスローン大提督、有能なパイロットのヘラ・シンドゥーラやマンダロリアンの戦士サビーヌ・レン、そしてストリート育ちからジェダイの修行をし、仲間を守るために行方不明となっていたエズラ・ブリッジャーなど様々なキャラクターと深いつながりを持っている。いわばアナキンやルークに次ぐ「スター・ウォーズ」のもう一人の主人公ともいわれるアソーカの知られざる物語は、ジェダイがほぼ残っていない暗黒の時代を舞台に明らかにされる。「アソーカ」は8月23日(水)よりディズニープラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2023年06月08日スター・ウォーズドラマ「キャシアン・アンドー」の主演・製作総指揮を務めているディエゴ・ルナが、クリスチャン・ハーロフのYouTubeチャンネルに出演。マーベルの映画『Fantastic Four』(原題)で、「メインキャラクターのリード・リチャーズ/Mr.ファンタスティックを演じるらしい」といううわさについて言及した。「ちょうど今朝、そのうわさになっているらしいことについて話していた。うわさの一部になるということは、仮に半分が真実だとしても、すごい情報量になって流れるものなんだとわかったんだ」と肯定も否定もしないあいまいな答え方で明言を避けた。「唯一言えるのは、今後2年間はすごく忙しいということ。2年後に自分が映画をやりたいと思うかどうかもわからない。2024年までは、アンドーを演じているよ」と語った。ハーロフは理解を示すも、「リード・リチャーズのことを好きかどうかは聞いてもいい?」と尋ねると、ディエゴは「アハハハハ…」と笑ってこれ以上は話せないという意思表示をしてみせた。『Fantastic Four』(原題)は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャンクマン監督がメガホンを取ることが決定しているが、キャストの発表はまだ行われていない。2024年11月8日に全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ファンタスティック・フォー 2015年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2015 MARVEL & Subs. © 2015 Twentieth Century Fox
2022年12月27日アールグレイ専門店「アンドアールグレイ(& EARL GREY)」から、2022年のクリスマスケーキが登場。アンドアールグレイ神戸本店では2022年12月21日(水)まで、仙台駅店では12月20日(火)まで予約を受け付ける。極上”台湾カステラ”のクリスマスケーキ日本初のアールグレイ専門店「アンドアールグレイ」から、2022年のクリスマスケーキがお目見え。ブランドを代表する、”しっとりふわふわ”食感の「台湾カステラ」をアレンジした、個性豊かなケーキがラインナップする。アールグレイ香るクリスマスケーキ中でもイチオシなのは、1番人気を誇るアールグレイフレーバーの台湾カステラに、茶葉たっぷりの香り高い紅茶クリームを合わせた「フォーチュン アールグレイ ノエル」だ。一口食べると、芳醇なベルガモットが香る、アールグレイ好きにはたまらない1品となっている。コク深い生クリームのクリスマスケーキ「フォーチュン ホワイト ノエル」は、プレーンの台湾カステラを、北海道産生クリームでデコレーションしたケーキ。トップには甘酸っぱいイチゴやブルーベリーを飾り、華やかなビジュアルに仕上げた。仙台店限定のクリスマスケーキまた、仙台店限定のクリスマスケーキ2種も登場。アールグレイフレーバーの台湾カステラで、紅茶の生クリームをサンドしたケーキと、プレーンの台湾カステラでコク深い生クリームを挟んだケーキがラインナップする。クリスマス限定のクッキー缶ケーキに加えて、神戸本店にてクリスマス限定のクッキー缶も販売する。缶の中には、国産小麦と北海道産バターをたっぷり使用し、1枚1枚丁寧に焼き上げた6種のクッキーをイン。ツリーやポインセチアモチーフなどのクリスマスらしいキュートな見た目にも注目だ。【詳細】アンドアールグレイ 2022年クリスマスケーキ予約期間:神戸本店 2022年12月1日(木)~12月21日(水)仙台店 2022年12月1日(木)~12月20日(火)受渡期間:2022年12月23日(金)~12月25日(日)受渡場所:神戸本店、仙台店 ※配送不可予約方法:店頭、通販「BASE」※数量限定につき、なくなり次第終了。※電話での予約受け付けも可能。メニュー例:「フォーチュン アールグレイ ノエル」2,970円(12cm)「フォーチュン ホワイト ノエル」2,970円(12cm)「フォーチュン アールグレイ クリスマスボックス」1,944円(11cm)※仙台店限定「フォーチュン ホワイト クリスマスボックス」1,944円(11cm)※仙台店限定■「クリスマス限定クッキー缶」1,944円販売場所:神戸本店、通販サイト「BASE」販売期間:神戸本店 12月10日(土)~通販サイト「BASE」 12月1日(木)~12月22日(木) ※12月10日(土)より順次発送
2022年12月09日「スター・ウォーズ」の実写ドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」のシーズン最終話となる12話が配信。キャシアン(ディエゴ・ルナ)の育ての母で、惑星フェリックスの住民のリーダー的存在だったマーヴァ(フィオナ・ショウ)が亡くなり、帝国保安局:ISBのデドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)監査官や、ルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)らはフェリックスの「リックス通り」で執り行われる葬儀にキャシアンが現れると踏んで待ち構える。革命の目覚め、反乱軍の誕生に、一歩ずつ向かっていく本作。12話のポストクレジットには、キャシアンがナーキーナ5で作らされていた大量の部品が組み込まれ、着々と完成に近づく究極破壊兵器デス・スターも登場し、シーズン2への期待をさらに高めた。主要人物が大集合した「リックス通り」に反乱の宣誓が響く危険を顧みずにフェリックスに戻ってきたキャシアン。とあるレンガの壁の石に触れ、父クレム・アンドー(ゲイリー・ビードル)との過去のやりとりを思い出している。前回説明されたように、フェリックスの習わしによって死者の遺灰はモルタルと混ぜられ、名を刻まれて死者の石として壁の一部になる。今度は、母マーヴァがその石となるのだ。7話で、アルダーニの帝国基地を襲ったのは我が子キャシアンとも知らずに、“眠りから目覚めて”フェリックスで戦うことを決めたマーヴァ。「一緒にどこかへ行こう」というキャシアンに「逃げていては勝てない」とマーヴァは蘇った闘志を明かして、母子はそれきりになっていた。そんな彼女のための葬送曲は壮大で、かつエモーショナル。住民たちが次々とリックス通りに集まってくる。その葬送曲は、監禁され拷問されて、やつれたビックス(アドリア・アルホナ)の耳にも届いている。そのビックスのもとへ救助に向かうキャシアン。キャシアンの足取りを追うデドラたちISB、キャシアンを探すシンタ(ヴァラダ・セス)やヴェル(フェイ・マーセイ)、ルーセン、そしてシリル・カーン(カイル・ソーラー)らの姿があり、緊迫は音楽とともに徐々に増してくる。キャシアンはここに至るまで、4~6話で描かれたアルダーニの作戦で命を落としたネミック(アレックス・ロウザー)の宣誓書を何度も聞いたことだろう。帝国の専制政治は恐怖の裏返しで、いつほころび滅ぶかもしれない恐怖から圧政を強めているのだ、とネミックが語りかける。忘れるな、小さな抵抗のさざ波が、やがて帝国を覆い尽くす洪水となる、のだと。その宣誓書や、父クレムの言葉、母マーヴァが最後に遺した言葉がキャシアンをここまで来させた。さらに葬儀では、マーヴァのホログラムが「私たちは眠っていた。向き合いたくない真実から目を背けていた」と民衆に語りかけ、その間に「帝国の闇が錆のように広がり、自由を侵食してしまった」と語る。もう遅いかもしれなくても、目を覚まして戦うことを呼びかけるマーヴァ。帝国側も民衆の団結を恐れてキリキリとし始める中、「戦え!」という彼女の言葉が口火となり、フェリックスの民衆と帝国側が激突する。それは例えば香港や、最近のイランでも起きている人々の戦いのよう。いまも実際に起きている蜂起そのものだ。キャシアンや、マーヴァの死者の石で帝国兵士を叩きつけていくブラッソ、父サルモン・パークを拷問で廃人にされたウィルモンなど、1人1人、名前を持つ者たちの権利と自由、愛、尊厳、歴史や文化を奪おうする者との戦いだ。このクライマックスの迫力、臨場感はやはりCGに頼り切りでは出せない。広大なセットならではだ。民衆の心に炎を焚きつけた“フェリックスの娘”マーヴァに、「カッコよかったな」とボソッと呟くキャシアン。その後、ビックスやB2EMOたちを秘かに逃し、「君らのもとに戻る」と約束するキャシアン。さらには、一部始終を見守っていたルーセンの船に忍び込み、「殺すか、仲間にするか」と4話で交わした会話を逆に言い返すキャシアン。今回のキャシアンは一匹狼を気取ることをやめ、“普通の人々”の連帯を促す立派な統率者にも見えた。マーヴァのように、彼も相当カッコいいじゃないかと誰もが感じたはずだ。最高の「スター・ウォーズ」前日譚広場で壮絶な攻防に巻き込まれたデドラは、シリルに助けられる。デドラにとって、反乱分子のまとめ役アクシス(ルーセン)へと繋がるカギだったアント・クリーガーの部隊をパータガス少佐(アントン・レッサー)がアルダーニの報復として全滅させてしまったことは痛い。今回のフェリックスの“暴動”も全責任を負わされそうだ。彼女のISBでの立場はかなり危うくなったはずで、シーズン2ではシリルと2人でどんな形で登場するのか、気になるところ。また、コルサントで人知れず動いてきたモン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)。彼女はISBのスパイの目を逸らすため、夫ペリンにギャンブル依存の嫌疑がかかるようにし、銀行家ダヴォ・スカルダンの息子と娘リーダ(ブロンテ・カーマイケル)を見合いさせる。家族を犠牲にするしかなかったモン・モスマが、慈善好きな元老院議員という隠れ蓑を捨てたら、その行く道もたった1つ。これからは、さらなる犠牲も伴うはずだ。本作は12話というボリュームながらも、『ローグ・ワン』へと、希望の始まりへと繋がる前日譚として、ひと言でいうなら「最高」の出来だった。銀河で生きる、“普通の人々”の目覚めの物語となっていた。現在撮影中というシーズン2では、『ローグ・ワン』の直前に至るまで4年間の彼らの旅路が描かれていくことをクリエイターのトニー・ギルロイは明かしている。「キャシアン・アンドー」はディズニープラスにて独占配信中(全12話)。(上原礼子)
2022年11月27日残すところあと1話になった「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。命からがら帝国の収容施設を脱出したキャシアン(ディエゴ・ルナ)は、何とかナーキーナ5から逃げ出すことができた。その頃、フェリックスではキャシアンの育ての母マーヴァ(フィオナ・ショウ)が亡くなり、その知らせはコルサントまで届いていた。彼女の葬儀にキャシアンが訪れるはずと、帝国保安局:ISBは目を光らせる。また、ルーセン・レイエル(ステラン・スカルズガルド)はソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)に情報を持って再び会いに行く。いよいよ役者が揃ってきた感のある本作、ときには「スター・ウォーズ」であることを忘れてしまうほど人間ドラマにのめり込み、ときには「スター・ウォーズ」らしさにニヤリとする、その絶妙なバランスに唸った回となった。マーヴァとモン・モスマ、2人の母と2つの伝統“フェリックスの娘たち”といわれた反乱分子の元リーダーであり、地元で名の知られていたマーヴァ。その死を多くの人が悼み、ブラッソ(ジョプリン・シブテイン)らが手を貸している。長らくアンドー家の一員として過ごし、マーヴァの話し相手だったドロイド、“ビー”ことB2EMOの悲嘆も伝わってくるかのよう。感情を持ったドロイドの視点の描写は斬新だった。もしかしたら、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でキャシアンの相棒となる元帝国軍の警備ドロイド・K-2SOの“中の人”はビーなのかも…。それほどの“人間味”が、呆然と悲しみに暮れるビーの中に見えた。ちなみに、ビーの声を担当しているのはデイヴ・チャップマン。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から3作品にわたり、あのBB-8をコロコロ動かしていたクルーの1人で、『ローグ・ワン』でもドロイド操作を担当した。フェリックスの習わしで、亡くなった人の遺灰をモルタルと混ぜ、レンガの壁の一部にする、というのは実に興味深い。そうして彼らは共に生きていくことができるわけだ。そんなマーヴァの家の前を見張るのは、ルーセンからキャシアンの始末を頼まれているシンタ(ヴァラダ・セス)。もちろん、ISBも張りついている。拷問によりすっかり変わり果ててしまったビックス(アドリア・アルホナ)は、マーヴァの死さえ知らないかもしれない。シリル・カーン(カイル・ソーラー)も、キャシアンへの復讐の絶好の機会とばかりにフェリックスに向かうようだ。コルサントにいるヴェル(フェイ・マーセイ)は、応援のためシンタのもとへ駆けつけるという。キャシアンの母が亡くなったとクレア(エリザベス・デュロー)にルーセンへの伝言を頼むヴェル。その後、彼女がいとこ、モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)の家で目にしたのは信じがたい光景だった。ヴェルの世代はすることもなかった、すでに廃れたはずの故郷シャンドリラの保守的な教義のようなもの、「真実と安定、信頼が編み込まれる」という“習わしの三つ編み”を13歳のリーダ(ブロンテ・カーマイケル)が喜々として暗唱している。初登場のときから“あまり似ていない”と思っていたモン・モスマとリーダの母子だが、リーダはその習わし通りに長い髪をしっかりと三つ編みにする一方で、母はずっとショートヘアだ。ヴェルも髪は伸ばしているが任務以外で結ったり、編んだりはしない。リベラルで革新的な母、日和見で政治に無関心な父のもとで、娘が保守に傾倒していく…なんだか現実にもあり得る話だ。涙を堪えながら娘を見つめるモン・モスマの決断を悟ったときは、身震いがした。こうした毎回のエピソードの積み重ねで、登場人物それぞれへの愛着がどんどん増す。キャシアンやルーセンの“逃げ方”がまさに「スター・ウォーズ」例えば「マンダロリアン」は“ザ・チャイルド”ことグローグーや、実写のアソーカ・タノ、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』後のルークなど、ズルいほどの設定やとっておきの隠し球のような仕掛けが随所にあり、それを一ファンとして楽しんだが、「キャシアン・アンドー」はまたひと味違う。次回最終話の中心となるフェリックスでのマーヴァの葬儀に向け、主要人物が続々と集まってくる展開や、ルーセンとソウの損得だけを考えた駆け引きの緊迫感などはやはりスパイ・スリラーといった感じ。その一方、ナーキーナ5で現地の猟師たちの網に捕まったキャシアンとメルシ(ダンカン・パウ)が「待ってくれ。話し合おう」と請う姿はまるでハン・ソロのよう。魚が獲れなくなったのは帝国のせい、何もかも帝国のせいだと話しているうちに、猟師たちはなぜか解放してくれ、船でニアモスまで送ってくれた。こうした必死さのなかの緩さも「スター・ウォーズ」だ。何より、『ローグ・ワン』でジン・アーソを迎えに行ったり、スカリフの地上部隊を任されたりとキャシアンが厚い信頼を置いていた数少ない人物だったであろうメルシ軍曹とこんなふうに出会って、手を取り合って生き延びてきたのだと思えば、なかなか胸アツ。ソウ・ゲレラに会った後、ルーセンが帝国の偵察船に捕まってしまったときも牽引ビーム(懐かしい!)から逃げ切り、スマートにハイパージャンプするなんて「スター・ウォーズ」の醍醐味。あのライトセイバーのような赤いビームは何だったのか、ここで“オルデラン”が出てきたことも気になるところだが、ついに次回、フェリックス、そしてコルサントを舞台にシーズン1が終幕する。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中(全12話)。(上原礼子)
2022年11月20日アフタヌーンティー・ラブアンドテーブル(Afternoon Tea LOVE&TABLE)から、クリスマス限定「ル レクチエのミルクレープ」「ベリーとマスカルポーネのクリスマスミルクレープ」が登場。2022年12月1日(木)から12月25日(日)までアフタヌーンティー・ラブアンドテーブル全店にて発売される。クリスマス限定ミルクレープ1枚1枚丁寧に焼き上げたもちもち食感のクレープにフルーツやクリームを重ねたアフタヌーンティー・ラブアンドテーブルの人気ミルクレープから、2種類のクリスマス限定ミルクレープが登場。“幻の洋梨”のミルクレープ「ル レクチエのミルクレープ」は、生産の難しさから“幻の洋梨”と呼ばれる芳醇な香りの新潟県産「ル レクチエ」を使用したミルクレープ。ブランデー入りのホイップクリームとディプロマットクリームをクレープ生地と合わせ、「ル レクチエ」のとろけるような食感と甘みを堪能できる贅沢な一品に仕上げた。ベリー&マスカルポーネのミルクレープ一方、「ベリーとマスカルポーネのクリスマスミルクレープ」は、もちもちのクレープ生地と軽やかなマスカルポーネ入りのクリーム、甘酸っぱいフランボワーズジャム、フレッシュな苺を何層にも重ねたミルクレープ。仕上げに苺、ブルーベリー、ラズベリーをトッピングし、華やかさをプラスした。【詳細】アフタヌーンティー・ラブアンドテーブルのクリスマス限定ミルクレープ期間:2022年12月1日(木)~12月25日(日)場所:アフタヌーンティー・ラブアンドテーブル全店商品:・「ル レクチエのミルクレープ」お茶付き 1,760円・「ベリーとマスカルポーネのクリスマスミルクレープ」お茶付き 1,760円※数量限定となり、なくなり次第終了となる。
2022年11月19日『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、そして『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に繋がる物語として、反乱軍の誕生を描く「キャシアン・アンドー」。その10話では、ついにキャシアン(ディエゴ・ルナ)が“反乱の意志”を表明し、帝国の強制労働収容施設から脱出。また、コルサントではある“密会”も描かれた。それぞれに見せ場のあったアンディ・サーキスとステラン・スカルスガルドが纏うリーダーシップや威厳、醸し出されるキャラクターの人間味に圧倒された回となった。「道は1つ」キャシアンに感化されたキノ・ロイまずはナーキーナ5の収容施設。前回、“52D”のウラフが脳卒中で亡くなったことで、キャシアンは脱出するチャンスは新入りが補充される明日しかないと確信する。しかも、それは最後のチャンスだ。「明日しかない」と、キャシアンは“52D”をまとめるキノ・ロイ(アンディ・サーキス)を焚きつけるも彼は態度を渋る。でも、もし5,000人もの収容者が一気に反乱を起こしたなら、逃げのびる手はある。「俺は服従するより 奴らと戦って死ぬ方を選ぶ」とキャシアンはキノに宣言する。そして翌日、新入りが来るタイミングを見計らって、キャシアンは水道管を壊して水漏れさせ、床の通電をダウンさせる。また、“52D”のキノたちは工具や部品を投げつけながら部屋を脱出、次々に別の階へも声をかけていく。やはり人海戦術が物を言う。そこで8階の司令室を制圧したキャシアンはキノに言うのだ。皆を鼓舞するのは「あんたじゃなきゃダメなんだ」と。彼の指示なら皆が耳を傾けるからだ。「どこまで逃げられるか、何人が生きて出られるか、すべて俺たち次第」「今日のようなチャンスは二度と来ない」と全館に向けて話すキノは、「服従するより 奴らと戦って死ぬ方を選ぶ」とキャシアンの言葉をそのまま収容者たちに伝える。キャシアンを見つめながら力強く、迷いもなく話すキノ。演じるアンディ・サーキスの鬼気迫る演技もあって、本シリーズに屈指の名シーンがまた1つ誕生した。その姿は、彼がパフォーマンスキャプチャーで演じた『猿の惑星』で強固なリーダーシップをとったシーザーをも思い起こさせた。お互い助け合い、誰かが戸惑っていたり、迷ったりしていたら鼓舞して背中を押せ、というキノ。生きのびる道はたった1つだけ、「道は1つ!道は1つ!」という声が次々に重なっていく。しかし、何という皮肉か。海に囲まれた施設から脱出するためには飛び降りて力の限り泳ぐしかないのだが、「泳げないんだ」とここに来て足を止めてしまうキノ。そんな彼に別れを告げる間もなく、キャシアンは人波に押し出されるように海に飛び込んでいく。アンディ・サーキスが演じたキノ・ロイは『ローグ・ワン』には登場しない。「スター・ウォーズ」史にその“名前は刻まれなくても”、彼や5,000人の収容者たちは確かにここで、生き抜くために戦ったのだ(ただ、お願いだからもう黒人のキャラクターを最初に撃たないでもらいたい)。自分は見ることのない未来のために戦うルーセン・レイエル一方、コルサントではモン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)が反乱のための資金を守るべく、銀行家ダヴォ・スカルダン(リチャード・ディレイン)と対面する。帝国が元老院を通さずに決めた金融規制には抜け道もある、と彼はモン・モスマにささやく。そのための手数料はいらないと言う彼が求めた別の条件は、なんと彼の14歳の息子とモスマの13歳の娘リーダの婚姻だった。さあ、どうする、モン・モスマ。娘の人生を、その尊厳をも、犠牲にすることになるのだろうか…。また、ルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)は意外なある人物と秘かに会う。帝国保安局:ISBでパータガス少佐(アントン・レッサー)のもと、デドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)とともに働くロニ・ヤング(ロバート・エムズ)だ。彼は1年近く反乱分子側のスパイをしていたらしい。デドラが最近“アクシス”なる人物を追っていること、アルダーニ事件との接点を探り始めていること、フェリックスでの出来事との関わりも調べ、これらが一直線に繋がると考えていることをルーセンに伝えるロニ。さらにはアントン・クリーガー派のパイロットを囮にした帝国の作戦のことも伝える。これほどの“ネタ”を持ってきたロニは最近父親になったことで、もうこんな危険な役目は降りたいと考えていた。だが、ルーセンにとってロニは手塩にかけてきた重要なスパイ。手放しはしない。ロニの二重生活や、そのストレスをねぎらいつつ「君こそ我々の英雄だ」とまで言う。ならば、ルーセンにとっての犠牲は何か、ロニにそう問われたルーセンの答えもまた胸震える場面となった。愛や平穏な日々は捨て、亡霊と夢を分かち合っている。彼にとっても“道は1つ”であり、自身の怒り、エゴ、強情さ、闘争心が逃れられないその道を歩ませる。綱渡りどころか、地面すらもないところを進み続けているのだ、と。たとえクリーガー派が全滅しても、やむを得ない犠牲であり、帝国を油断させる術になるという。敵(帝国)を倒すためなら良識など捨てて敵の方策をも利用する。ロニの子どもも育っていく未来を思うなら、反乱という1つの道のため、「自分は見ることのない夜明けのために命を燃やす」と言うルーセン。「自分は見ることのない夜明け」という言葉に、『ローグ・ワン』のラストでジン・アーソと抱き合うキャシアンの姿が重なる。ルーセンはロニを説得しながら、もっと英雄が必要だという。彼が言うように大衆から感謝されたり、脚光を浴びたりすることはない、その後の物語では名前さえも言及されないような英雄たちだ。ルーセンらも『ローグ・ワン』に登場しない時点で今後の運命は暗示されている。さて、残すところあと2話。逃げのびたキャシアンは、反乱軍の創設はどうなるのか、期待が高まる。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜日17時よりディズニープラスにて独占配信中(全12話)。(上原礼子)
2022年11月12日『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で命がけのミッションに挑んだ勇者たちの1人、キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)の知られざる過去が明かされていくドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。第9話では、帝国の施設で強制労働させられているキャシアンたちの置かれた状況や、ビックス・カリーン(アドリア・アルホナ)への尋問、反乱分子のおびき寄せ方など、帝国の無慈悲で非人道的な残虐さが改めて浮き彫りになった。ISBのデドラが反乱分子たちに迫りつつある第6話でキャシアンたちが成功させた惑星アルダーニの襲撃事件は、自由を奪われた各地の“反乱分子”たちの闘志に火をつけ、連帯を促すことになったものの、帝国が圧政をますます強めるきっかけとなってしまった。まずは、キャシアンを追う帝国保安局:ISBのデドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)の尋問、いや、拷問に言葉を失う。ドクター・ゴースト(ジョシュア・ジェームズ)がダイゾン・フレイという衛星にいた知覚種族の虐殺時の“悲鳴”を加工したという、それ以上想像もしたくない音声を聞かされ、当初の強気なビックスは消え去ってしまった。彼女はキャシアンとフェリックスで再会したこと、彼が大金を持っていたことなどを洗いざらい話すしかなく、デドラは先に拷問したサルマン・パアクの情報からますます、部品の調達屋“アクシス”と複数の反乱分子のネットワークに近づいていく。前回、ソウ・ゲレラやルーセン・レイエル(アクシスの正体)が名前を出したマヤ・ペイ、アント・クリーガーにも辿りついている。クリーガー側のパイロットを捕らえたらしく、次回は囮にしてさらに彼らに近づくようである。その一方、挫折したエリート、シリル・カーン(カイル・ソーラー)の陰湿さが何だか恐ろしい。キャシアンを逆恨みしている様子で、いまにも一線を越えそうだ。もしかしたら彼は今後、デドラとは違うやり方で何かをしでかすのかもしれない。そんな帝国だからこそ、モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)は必死になる。だが、元老院議会で帝国の強権体制と独裁化の危険性を訴えてもブーイングが起こるばかり。水面下で、寄付の名目で動かしてきた反乱のための資金は以前のように処理できなくなり、40万クレジットの帳尻合わせが必要になるピンチに。幼なじみのテイ・コルマ(ベン・マイルズ)が紹介すると話した人物も信用しきれないようだ。四面楚歌のモン・モスマの前に、ヴェル(フェイ・マーセイ)が現れてくれてよかった。ヴェルはモン・モスマのいとこだったのだ!アルダーニに関わっていたことは秘密だが、彼女の「私たちは選んだ、暗黒と戦う道を。それに命を捧げている」という言葉は、不安だらけのモン・モスマの背中を押すことになっただろうか。死だけが、解放を意味する…ナーキーナ5では、残りの刑期わずかなキノ・ロイ(アンディ・サーキス)は秩序を守ってさえいれば、“家に帰れる”と信じていた。キャシアンは担当ライン“52D”の別の囚人と会話して看守の状況を探ったり、トイレの配管に細工をしたりと、秘かに準備を整えようとしている。しかし、同じ班のウラフ(クリストファー・フェアバンク)が脳卒中で倒れたことで、医務員から前日起こった混乱は4階で釈放されたはずの人間が2階に移ってきたからだったことを聞かされる。釈放されても、“家には帰れない”…。帝国は人を人とも思わず、キャシアンたちはドロイドよりも安上がりで、いくらでも代わりがきくと考えている。不平不満だろうが、未来への希望だろうが、監房で何を話したとしても彼らは聞く耳すら持たない。誰も聞いちゃいないのだ。老齢で病に倒れたウラフがよほど安らかに解放された、という医務員の言葉に、キャシアン、そしてキノ・ロイも反乱の決意を固めていくことになる。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜日17時からディズニープラスにて独占配信中(全12話)。(上原礼子)
2022年11月06日『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』とその直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる者たちの物語を描いたオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。9月21日より毎週水曜日16時から配信されていた本作が、アメリカのサマータイム終了に伴い、11月9日に配信される第10話より配信時間が毎週水曜17時からに変更となる。現在、第9話まで配信され、これまで「スター・ウォーズ」史において明かされてこなかった反乱軍誕生の瞬間が徐々に描かれている本作。『ローグ・ワン』お馴染みのキャラクターも次々と登場し、残り3話への期待が益々高まっている。※9話までのネタバレを含みます。ご注意ください。劇中では、いまだ帝国への反乱の意を見せることのないキャシアン。果たして何をきっかけに『ローグ・ワン』で描かれた“大義”のために身を捧げるような人間に変化し、反乱軍の一員として立ち上がることになるのか。また、『ローグ・ワン』へと直接繋がる物語が描かれている本作には、お馴染みのキャラクターも登場しファンを喜ばせている。第7話には、『ローグ・ワン』でキャシアンの相棒として登場した帝国軍の警備ドロイドK-2SOと同種のドロイドが登場。『ローグ・ワン』ではキャシアンが反乱軍用に再プログラムした姿で登場したが、果たして7話で登場したあのドロイドがK-2SOなのか?また、第8話には過激な戦士ソウ・ゲレラが登場するほか、第4話からは『ローグ・ワン』でキャシアンに極秘任務を託したモン・モスマが反乱軍形成に向けて着々と動きを見せており、これからキャシアンとどのように出会い手を組むことになるのか。着々と『ローグ・ワン』に近づきつつある物語に「スター・ウォーズ」ファンからは、「確実にのちに反乱軍に繋がることをしてて面白いな!」「『ローグ・ワン』の反乱軍のキャシアンに近づいてきてる気がする!また次が楽しみ!」など、SNS上では今後の展開に期待の声が上がっている。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜日17時からディズニープラスにて独占配信中(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2022年11月04日ディズニープラスオリジナルの「スター・ウォーズ」ドラマ「キャシアン・アンドー」8話、キャシアン(ディエゴ・ルナ)は偽名を使い、“何もしていない”観光客に扮していたはずが、帝国が発令した再判令(PORD)により突然6年の罪を言い渡され収監されてしまう。彼が連行されたのは、帝国の重警備収容施設ナーキーナ5。キャシアン(と私たち視聴者)は初めて、帝国の兵器力の影にある強制労働の実態を目の当たりにする。さらに今回は、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』やアニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場してきた反乱分子の過激派ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)が、ついにシリーズに姿を見せた。“公の秩序”の名の下に監視・統制し、強制労働させる帝国ナーキーナ5には海の中に幾つもの収容所が作られ、それぞれが7階建て7部屋ずつの作業場になっていた。無機質で清潔そうに見える床は強力な電流が流れる仕組みになっており、キーフ・ガーゴことキャシアンは到着早々の“洗礼”と担当テーブルの作業が遅れたことから2度も電撃を受けてしまった。何を作っているのかは不明だが、同じような部品をひたすらに大量に組み立てて運んでいる。『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』から『ローグ・ワン』の間に完成した究極破壊兵器デス・スターや、銀河中に配置されるスター・デストロイヤーなどの部品なのか。この突貫作業ぶりはデス・スターかもしれず、キャシアンがその一部を作っていたかもしれないとは皮肉だ。ここで、キノ・ロイという監督官としてサプライズ登場したのが、なんとアンディ・サーキス!『スター・ウォーズ』シリーズ続3部作でファースト・オーダーの最高指導者スノークをモーションアクターとして演じたほか、最近では『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のアルフレッド役や『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』監督として知られる彼だ。また、ナーキーナ5のオレンジの線が入った囚人服はBB-8のことを思い出した。キノ・ロイにとって重要なのは、彼の担当ライン“52D”を絶対に遅らせないこと。あと249日で出所できるというが、それは不確かだ。囚人たちの会話から、アルダーニの帝国要塞基地襲撃・強奪事件がきっかけで発令されたPORDにより量刑が大幅に増したことを知るキャシアン。「何も知らない」とシラを切るも、アルダーニがきっかけで自分もこうなるとは…。やはりここで身元がバレるわけにはいかないのだ。キャシアンが残りの刑期「2189」日を、12時間ひたすら部品を作り続け作業効率が悪ければ“シビれ”させられて、おとなしく過ごすわけがない。今後、脱出か救出か、何らかの事件が起こるはず。これぞドラマシリーズの醍醐味!前半の展開が利いてきた序盤1~3話や4~6話に登場したキャラクターや出来事が、8話にして有機的に関わりを持ち始めており、シリーズで物語を紡ぐ醍醐味を今回特に味わえた。しかも、キャシアンのいる収容所のようにこれまでのヒーロー譚とはまるで違う、表には出てこなかった支配と反乱の“裏側”を露呈している。帝国保安局:ISBのデドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)は、惑星フェリックスでキャシアンとルーセン(ステラン・スカルスガルド)を取り逃がし、標準局(総務部のような部署?)に左遷されたシリル・カーン(カイル・ソーラー)と初めて対面する。野心剥き出しのシリルは「自分は役に立つ」と猛アピール。デドラは盗まれた帝国の航空電子機器や通信機器が“アクシス”と名づけた人物に繋がっていることを掴み、キャシアンからその人物に辿ることができると考えている。その“アクシス”こそ、ルーセンだ。一方、ルーセンからキャシアンの“始末”を依頼されたヴェル(フェイ・マーセイ)はフェリックスでシンタ(ヴァラダ・セス)と再会を果たし、ビックス(アドリア・アルホナ)を見張る。シンタにとって「私情は禁物」、2人の恋は二の次で大義のための戦いが最優先事項だという。アルダーニでスキーンが語ったように、シンタが最も恐れ知らずでタフと話したのもうなづける。シンタが当てつけで話したように、ヴェルは裕福な家族から逃げている令嬢なのかも。とにかく2人が結ばれることを願いたい。ビックスは、反乱の奇襲作戦を巡らせている最中に倒れたマーヴァ(フィオナ・ショウ)の面倒を見ていた。マーヴァは“フェリックスの娘たち”と呼ばれる反乱分子グループの元会長だったらしい!「スター・ウォーズ 反乱者たち」の主人公である惑星ロザルのケイナンやエズラのような人々がフェリックスにもいた、ということ。“フェリックスの娘たち”のスピンオフをぜひ見たいところだが、ビックスはフェリックスに現れたデドラに捕らえられてしまった…。また、反皇帝派の支持者を取りまとめたいモン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)。張りついた笑顔から放たれる言葉から、真意を組みとるのはなかなか難しい。「反乱者たち」とほぼ同時代ではあるものの、同シーズン3くらいの“覚悟”に徐々に近づいていくのか、彼女が前線に出るまでの過程がますます楽しみになる。そして、アルダーニの黒幕が自分と知られるわけにはいかないルーセン。ビックスからの通信を一方的に切り、ルーセンはある人物に会いにいく。それが満を持して登場したソウ・ゲレラ。銀河に幾多に存在する反乱分子グループのうち、最も過激で知られるアナーキスト。ルーセンはわざとらしく「アルダーニは君の仕業か」と言ったりするが、ゲレラはお見通しだ。帝国の発電基地を襲うためアント・クリーガーという人物と会うように頼んでも、ひと筋縄ではいかない。コルサントで笑顔を隠れ蓑にするモン・モスマとも、ずっとソリが合わない。反乱軍としてさらに団結し、希望のきっかけとなった『ローグ・ワン』の前日譚に続々と役者が揃ってきた。1シーズンが12話と「スター・ウォーズ」実写ドラマシリーズでは最長だが、今作はまるで中だるみを感じさせない。むしろ新展開でも、すぐにその世界観に入り込める。改めてクリエイター陣の手腕に感服した。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年10月29日「スター・ウォーズ」最新作となるオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。その折り返しとなる7話「声明」(Announcement)が配信、前回でキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)たちが仲間を失う犠牲を払いながら何とか成功させたアルダーニ要塞基地からの大金強奪の余波が描かれた。惑星コルサントにいる、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で反乱軍のリーダー的存在となった元老院議員モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)はもちろん、キャシアンが育った惑星フェリックスにもそのニュースは届いていた。何より、パルパティーン皇帝はこの件に大変“お怒り”で、帝国保安局:ISBの権限を恐ろしく広げ、銀河帝国の締めつけをいっそう強めることになる「声明」を出した。アルダーニの件が帝国のファシズムをさらに推し進めた『ローグ・ワン』や『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以降で目にしてきた帝国の圧政は、キャシアンも加わったアルダーニの一件が発端になっていたのだ。だが、銀河中に伝わった“蜂起の英雄”となったチーム7人のうち、生き残ったのはクレムことキャシアンを入れて3人だけ。誰よりも大義に賭けていたネミック(アレックス・ロウザー)も命を落としてしまった。恋人同士であるヴェル(フェイ・マーセイ)とシンタ(ヴァラダ・セス)は離れ離れに。アルダーニに残ったままのシンタは、帝国のスター・デストロイヤーが到着する様子を目にしている。テロによる強盗事件などと報道しながら、面目丸つぶれの帝国は容赦のない報復措置に出た。反乱者たち(パルチザン)をかくまえば厳しい税徴収が待っている。“アルダーニの目”の日に狙いすました計画だったことも面白くないのだろう。各地独自の習わしや祭り、伝統行事などをも統制しようとする。さらにパルパティーン皇帝の「声明」によれば、ISBは監視、捜索、逮捕を独断で行えるようになり、軍部の資源や情報を自由に利用できるという。公序再判決指令、略して再判令(PORD)でこれまでの実刑判決はすべて見直され重罰化、未納の罰金や税金は全額徴収。さながらISBは、ナチスの屋台骨であったゲシュタポのようだ。だが、ISBのデドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)は、アルダーニの事件は反乱者たちの「宣言」(Anouncement)だと認識していた。秘かに、過去2年の銀河中の帝国軍基地と修理施設を対象にした航空電子機器や通信機の紛失を調べさせていたデドラは、確固としたデータをつかんだらしい。会議でパータガス少佐(アントン・レッサー)に進言すると初めて評価されたが、まだまだ何か起きそう。デドラは常に先を見ている。一方、強奪作戦成功の報を聞いたルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)は笑いが止まらない。状況を案じて彼の店を訪れたモン・モスマには、「革命は金がかかる」「後戻りはできない」と釘をさした。帝国が恐怖を蔓延させれば、その分、憎悪や反抗心も増幅していく。ルーセンは、それを反乱の原動力にしようとしている。アルダーニの件に背中を押された多くの普通の市民たちが蜂起し命を落としても、大義のもとでは致し方ない、というのだ。ヴェルと接触した彼のアシスタント、クレヤ(エリザベス・デュロー)も同じ考えだ。モン・モスマは食事会に乗じて、旧友テイ・コルマ(ベン・マイルズ)に協力を請う。「もう帝国にはうんざり」「少し過激な思想の持ち主かも」とどこまで本気なのか、それとも警戒のためなのか、そんなことを言う彼に、モン・モスマは世間一般の自分のイメージは礼儀正しいが優柔不断、チャリティーに一生懸命な“イラつく女”だと話す。だが、それは偽りの姿であり、隠れ蓑。“石を見せつけて巧妙にナイフを隠す”パルパティーン流を彼女なりに実践していると言い、自分も「少し過激な思想の持ち主」と同じ言葉を返している。テイ・コルマは信用できる人物だろうか、いずれ分かる。ちなみにこの7話では、パルパティーンの名前が2度も出てきた。シリーズでパルパティーン皇帝ことダース・シディアス役を演じてきたイアン・マクダーミドは、先日「東京コミコン」での来日が決まったばかり。もし、今後「キャシアン・アンドー」に登場するようなことがあれば、大いに盛り上がるだろう。逃げたキャシアンには新たな展開が…そんな中、キャシアンはフェリックスに舞い戻り、旧知の2人の女性に別れを告げることになる。1人はキャシアンの養母マーヴァ・アンドー(フィオナ・ショウ)。今回、彼の養父であったクレム・アンドー(ゲイリー・ビードル)がどのように亡くなったのか、その凄惨さが明らかになった…。人種差別や優生思想を嫌というほど感じさせる場面だ。それ以来13年間、身を潜めて生きてきたマーヴァはアルダーニ要塞基地への襲撃と強奪を知り、もう逃げずに戦い抜くことを決める。マーヴァ役を演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや近年では「キリング・イヴ/Killing Eve」で知られるフィオナ・ショウ。繊細かつ、鬼気迫る演技を見せている。マーヴァは基地襲撃の“勇敢な英雄”の1人が、目の前にいる息子だとは夢にも思っておらず、キャシアンも打ち明ける気などない。面倒なことには巻き込まれたくないのがキャシアンだ。幼馴染みでかつての恋人でもあったビックス・カリーン(アドリア・アルホナ)との別れ際にも、これまでも逃げ続けてきたことを非難されていた。大金を持って逃げても、もはや安らげる場所などないのに、キャシアンはあえて自身の心の奥底を覗かないようにしている。案の定、リゾート地のような惑星ニアモスでふとしたことから帝国に捕まってしまい、再判令(PORD)により収監されることに(おそらく脱獄するのだろうが…)。『ローグ・ワン』にも登場したショア・トルーパーとキャシアンの“親友”K-2SOと同じ型のエンフォーサー・ドロイド(監視用ロボット)が登場すると、キャシアンの人間くさい部分が見えていた。また、ニアモスではかつてないほど軽快で開放的な音楽が、緊迫のスパイ&ポリティカル・サスペンスの雰囲気を一変させた。『ムーンライト』や「キング・オブ・メディア」などの音楽を手掛けてきたニコラス・ブリテルが、「スター・ウォーズ」の世界観で本領発揮してきた感じがたまらない。折り返しとなった7話は、冷戦時代のロシア人スパイ夫妻を主人公にした「ジ・アメリカンズ」のステファン・スカフが脚本、監督は「ザ・クラウン」「SHERLOCK/シャーロック」などのベンジャミン・カロンという布陣。カロン監督は終盤の11話、12話も手掛けるらしく、コルサントでの政治的な攻防が主となるのかも。8~10話までの3話分は、1~3話で手腕を発揮したトビー・ヘインズが再びメガホンをとる。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年10月23日「キャシアン・アンドー」6話では、4話・5話と紡いできた惑星アルダーニでの強奪作戦がついに決行!アルダーニ特有の神秘的な天文現象の“目”も期待される中、“ミッション:インポッシブル”な作戦は無事に達成されたが、貴重な人命も失われることに…。1~2話で溜めて溜めてからの3話があったように、今回も4~6話を通して起・承・転+結の盛り上がりを見せた本作。改めて、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のキャシアン(ディエゴ・ルナ)に至るまで、そのキャラクターの変遷の陰には多くの犠牲があったことを思わずにはいられなかった。手に汗握る!『スター・ウォーズ』のスパイミッション「大義に身を捧げる」つもりなど、まるでなかったキャシアンにも、ついに作戦決行の夜が訪れた。アルダーニ人が古来から崇拝する“目”と呼ばれる流星群の飛来に紛れ、要塞基地の厳重な金庫から帝国1宙域の四半期分の給与を奪うのだ。入念に準備されていたとはいえ、これがなかなかのアナログ、かつ綱渡り状態で危なっかしいところが、実に『スター・ウォーズ』らしい。タラミン(ガーシュウィン・ユスターシュ・Jnr)の指揮で歩哨になりすまし、要塞基地へと侵入したキャシアンたちは、アルダーニ人への嫌悪しかない司令官と、彼の態度やここでの生活に辟易している妻子を人質にとって金庫を開けさせ、貨物室の兵士たちの人海戦術によって8000万クレジットもの大金を貨物船ロノへと運ばせる。キャシアンがルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)から預かった貴重なブルー・カイバーが5万クレジット以上の値打ち、ルーセンからの報酬が20万クレジットというから、莫大な金額だ。だが、通信妨害装置を取りつけたものの、彼らの通信を偶然傍受した伍長が数人の部下を引き連れて金庫へと駆けつけ、さらに非常事態を察知した近くのアルケンジ航空司令部からもタイファイターが飛び立とうとしていた。少しずつ降り注ぐ流星群と、かつては1万5,000人ほどいた見物客がわずか60人程度に減ってしまったアルダーニの“祝祭”の盛り上がりとともに緊迫感が増していき、キャシアンやヴェル(フェイ・マーセイ)たちが兵士を追い立てる怒号もますます激しくなる。流星群に紛れて飛び立てるタイムリミットが迫る中、キャシアンが貨物船を飛ばし、大ケガを負ったネミック(アレックス・ロウザー)の指示を信じたことで、空を覆う流星群の間を何とか切り抜けることができた。しかし、元ストームトルーパーだったことが明かされたタラミン、帝国を裏切ったゴーン中尉(スーレ・リミ)が撃たれ、そして、キャシアンの内に秘めたわずかな善意というのか、自由や正義を求める心を見抜いていたネミックも結局、助からなかった。反乱の代償が『ローグ・ワン』のキャシアンを形成する奇襲作戦は成功し、帝国から大金を奪うことはできたものの、“行動する理由”の体現者、ネミックが命を落とすことになった(なんとなくフラグは立っていたが)。また、スキーン(エボン・モス=バクラック)が前回語った帝国のせいで兄を失ったという身の上話は嘘で、実際はキャシアンと同じ傭兵だったという告白。瀕死のネミックの治療中に、8000万クレジットを2人で山分けして逃げようと提案した彼をキャシアンが撃ち殺すという衝撃的な結末…。仕事は終えたから、もう関わりたくないと立ち去ろうとするキャシアンに、ヴェルはネミックが記していた“希望”が詰まった宣言書を託す。それが彼の遺志だからと。キャシアンはその宣言書を、ちゃんと受け取っている。キャシアンにとっても、彼の物語の行方を見守る私たちにとっても、ネミックやスキーンたちはたった3話分の登場ながら忘れがたいキャラクターとなったはず。『ローグ・ワン』に至るまで、彼らのような命がいったいどれだけ犠牲になるのか。ネミックのように、信念に従った善良で純粋な若者の命もどれだけ奪われることになるのか。各エピソードで蓄積されていくその代償が、『ローグ・ワン』のキャシアンを形成することになるのだ。一方、アルダーニで反乱者の奇襲があったらしいと聞いた、遠くコルサントにいるルーセンの安堵と喜びようといったら…。“名もなき”反乱者が大義のためにこうして身を捧げていることを、彼はどれだけリアルにとらえているだろうか。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年10月15日日本初アールグレイ専門店・アンドアールグレイ(&EARL GREY)から、新作「マカロンジェラート」が、2022年10月8日(土)より神戸本店にて発売される。自分でカスタムできる新作「マカロンジェラート」水の代わりに、農林水産大臣賞受賞の極上抹茶や、インド、スリランカなど世界各地の上質な茶葉から数十倍に濃縮抽出したお茶を使用し仕上げる「アンドアールグレイ」のジェラート。フルーツやミルクで作った濃厚ジェラートの味わいに爽やかな茶葉の香り加わった、“香るティージェラート”として人気を集めている。ジェラートの色に合わせて、マカロンの色もセレクト可能新作「マカロンジェラート」は、そんなアンドアールグレイこだわりのジェラートを、色鮮やかなマカロンで挟んだ1品だ。ジェラートサイズに手作りした大きなマカロンは、ジェラートの色味に合わせてセレクト可能。味わいはもちろん、色の組み合わせをカスタムして、自分だけの「マカロンジェラート」を楽しんでみて。【詳細】「マカロンジェラート」594円発売日:2022年10月8日(土)販売店舗:アンドアールグレイ 神戸本店■店舗情報アンドアールグレイ 神戸本店住所:兵庫県神戸市中央区磯上通8丁目1-10営業時間:11:00~18:00(火曜定休日)TEL:078-891-3361
2022年10月11日ヴィーガンフルーツサンド専門店「フルーツアンドシーズン」が、2022年秋ヴィーガンスイーツ専門店としてリニューアル。その第1弾として、新作フルーツタルトが2022年10月15日(土)より発売される。"行列ができる”ヴィーガンサンド専門店が進化2021年1⽉に東京・恵⽐寿にオープン以来、行列ができるほど人気を集めたヴィーガンフルーツサンド専⾨店「フルーツアンドシーズン」。愛知県岡崎市の⼋百屋「ダイワスーパー」が厳選するこだわりのフルーツと、乳・卵などの動物性⾷品を⼀切使⽤しないヴィーガン対応のフルーツサンドは、"センスの良い手土産”としても支持を集めている。2022年秋、そんな「フルーツアンドシーズン」が、よりラインナップの幅を広げたヴィーガンスイーツ専門店としてリニューアル。その幕開けを飾る第1弾として、看板商品のフルーツサンドよりも⻑い開発期間をかけた、自慢のフルーツタルトを提供する。新作フルーツタルトの全貌を紹介完成したフルーツタルトは、フルーツサンド同様、動物性⾷品不使⽤のヴィーガン対応に加え、⼩⻨粉を使⽤しないグルテンフリー仕様。サクサクとした⾷感に、コクのある⽢みが特徴のタルト⽣地は、⽶粉やアーモンドを⽤いて仕上げたものだ。また主役となる高級フルーツは、タルトに敷きつめた⾖乳ベースの⾃家製クリームの上に、たっぷりとデコレーション。軽い⼝当たりのタルトと⾖乳クリームの組み合わせが、旬のフルーツの美味しさを最⼤限に引き⽴てくれる。10cmサイズ&季節ごとに異なるラインナップ通常サイズは、"おひとり様”で楽しめる10cmサイズのミニホール。メニューは、季節ごとに異なるラインナップを常時5~10種類程用意しており、第1弾のデビュー時にはみかん、パイン、キウイ、ナガノパープル、シャインマスカット、梨、苺などを展開する。特別サイズのバースデーケーキもなお通常サイズの(10cm)と同時に、数人でシェアできるホールサイズ(18cm)のバースデータルトの予約販売も開始。「Happy Birthday」のメッセージ入りトッパーも、オプションで購入することが可能だ。詳細フルーツアンドシーズン新作フルーツタルト発売日:2022年10月15日(土)<通常サイズ(10cm)>メニュー:みかん 1,404円/パイン 1,080円/キウイ 1,080円/ナガノパープル 1,944円/シャインマスカット 2,160円 /梨 1,188円/ 苺 1,512円<ホールサイズ(18cm)>メニュー:パイン 4,860円 / シャインマスカット 8,964円 / 苺 9,000円〜(12⽉より) / マンゴー 7,560円オプション:バースデーキャンドル 100円、トッパー 800円予約開始:2022年10⽉12⽇(⽔)〜※10⽉15⽇(⼟)店頭受け取り分より公式LINEアカウント:@995ztect※価格は全て、仕⼊状況により変更がある場合あり。<フルーツアンドシーズン店舗情報>住所:東京都渋⾕区恵⽐寿⻄1-10-1クリーンパレス1F営業時間:10:00〜19:00※イートインなし定休⽇:⽉曜(祝⽇の場合は営業、翌⽇は振替休業)
2022年10月09日『スター・ウォーズ』シリーズの新たなドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」の5話が配信。惑星アルダーニで、帝国の要塞基地から四半期分の給与を盗み出す危険な作戦に加わることになったキャシアン(ディエゴ・ルナ)。亡き養父の名前クレムを名乗った彼は作戦実行の準備を仲間たちと進めることになるが、これまで常に単独行動をしてきたためチームプレイは不慣れ。前回、たき火を囲んで食事をしながら「こいつを信じていいものか」と互いを探り合うようなシーンで終えたように、まずはキャシアンが自身の能力をアピールし、仲間への不信感を拭う努力が必要になった。みんな、それぞれに反乱の理由がある5話のタイトルは「やった側は忘れる」だ。あらゆる暴力がそうであるように、それを振るった側は傲慢で、簡単に忘れてしまい気にも留めていないが、やられた側は絶対に忘れない。一生ものの傷になる。たとえ身体は癒えたとしても、決して癒えない恐怖と痛みが残る。例えば、チームのスキーンは身体にいくつかタトゥーを入れられている。チームのほかの人間は何も知らないが、キャシアン/クレムはすぐに気づいた。“クレイト・ヘッド”や“バイ・ザ・ハンド”とはおそらく、帝国の強制収容所のようなものだろう。これに対し、13歳から3年間、シポという少年院にいたとキャシアン/クレムは話す。その後、前回でルーセン・レイエル(ステラン・スカルズガルド)に話したように紛争中のミンバンで料理人をした。食べて寝て、ただ命があることが何より重要だった10代のキャシアンは、生き抜くために誰も信じず、一匹狼でいるしかなかったわけだ。また、作戦前夜になって、スキーンは戦う理由を、農民だった兄が何世紀も続いた栽培地を帝国に水没させられ、身投げしたからだと打ち明ける。本作と同様にディズニープラスで配信中の「一流シェフのファミリー・レストラン」のリッチー役で知られるエボン・モス=バクラックの、怒りと憎しみで疲れ切ったやさぐれ具合はリッチーのキャラクターをつい思い出してしまう。このスキーンに、キャシアン/クレム、ヴェル、ネミック、タラミン、シンタ、ゴーン中尉の総勢7名。とても完璧とはいえない穴だらけのチームは、“ローグ・ワン”のようにそれぞれのキャラクターが立っている。スキーンによれば、若いネミック(アレックス・ロウザー)は大義に賭ける信念が半端ない。僕たちの権利はそう簡単には奪えないのだ、と彼は言う。海ドラファン注目の俳優が演じていることも相まってか、一見、水と油のように見えるネミックとスキーンがお互いのよき理解者でもある点はときめかずにはいられない。また、ネミックが話した帝国による暴力のほんの一端ともいえるのが、予行演習をしていたらタイファイターが地上すれすれに飛んできたことだ。地上にいるキャシアンやネミックたちの視点からそれをしっかりと見せることで、彼らの憤りを感じとることができるだろう。シンタ・カース(ヴァラダ・セス)の場合は、これまでどんな人生を歩んできたのか、冷徹で恐れ知らずで、一番タフだとスキーンは言う。“毛布を分け合う”仲のシンタとヴェル(フェイ・マーセイ)は同性カップルらしい。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ではラストに取って付けたようだった恋人たちに比べると、より自然な描かれ方ではある。さらに作戦の鍵になるのは、帝国を裏切ることになるゴーン中尉(スーレ・リミ)だ。彼は、3年に一度、アルダーニの目と呼ばれる神秘的な天文現象に合わせて決行される作戦に向けて、いっそう厳しく部下たちに目を配っていく。兵士たちの罰則として「冬期休暇」を持ち出すあたり、巨大企業のような銀河帝国の一職員にちょっとだけ同情したりもする(ちょっとだけ)。彼らの中にはアルダーニの目を楽しみにしている者もいれば、帝国が自ら破壊する谷の景色をすばらしいと言う者もいる。とはいえ、先住民族であるアルダーニ人への差別意識は露骨だ。ゴーン中尉に対して、白人の伍長が「におったでしょう」と言うシーンは不快極まりない。アルダーニの女性に恋をし、その女性と昇進と、帝国への忠誠心も失ったというゴーン中尉の戦う理由も明らかにされた。さて、ではキャシアンだ。みんなの戦う理由を知ったことで少しずつ仲間意識が芽生えたように見え、それぞれの利き手を当てて配置換えを進言するなど、持ち前の観察眼も発揮した。やがて緊張感が高まる作戦前夜には、キャシアンは大義など関係なく報酬のために作戦に加わったと告白する。それでも、彼も十分すぎるほどに“やられて”きた側だ。とにかくチームプレイに慣れておらず、協調性はないが、基地からの脱出手段である貨物船ロノを飛ばせる人間は他にいない。「俺が来なかったら、どうなっていたか」。これはチームのみんなも認めざるを得ない。いよいよ来週は、作戦決行だ!キャシアンたちを案ずる者と、追う者もし“何か”が起きた場合、矢面に立つのは議員という立場の自分だと自覚しているモン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)。やはり内でも外でも戦っており、娘リーダとの関係もうまくいってない様子。新しい財団を設立したらしく、これを利用して反乱のための資金を動かすつもりだろう。同じくコルサントにいるルーセンはキャシアンたちが心配で、気が気でない様子。キャシアンが捕まれば、彼の身も危うい。「明日の夜には終わっている」という助手のクレヤに「もしくは始まるか」と応じている。今回の大それた作戦で帝国に一矢報いることができれば、銀河中に波紋が広がるはずだ。帝国保安局のデドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)は組織的な反乱の兆候を掴みつつあった。盗品の傾向や同じ手口。上司には元刑事の勘を認めてもらえないが、ケッセル(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のL3-37らドロイドやウーキーら労働者たちの反乱か)に、フォンドア、ジャクーの照準機、ベース・ケイの弾頭、そしてキャシアンが盗んだスターパスと、銀河中で点々とする盗みや騒乱は無作為ながらも作為的だと直感している。一方、挫折したエリート、シリル・カーン(カイル・ソーラー)には母親の皮肉が堪える。疎遠のおじさんのコネを頼りにしようとするが、この先、彼はどうするのか。どんな形でキャシアンと再会するのか、気になるところだ。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年10月08日前回の「キャシアン・アンドー」で、指名手配されたキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)は、買い取り屋を装ったルーセン・レイエル(ステラン・スカルズガルド)とともに惑星フェリックスを後にした。ルーセンはキャシアンに問う。ここから再び逃げて捕まり絞首刑になるか、それとも大義のためにある重要な任務に手を貸すか。究極の選択を迫られたキャシアンは、ルーセンとアルダーニという惑星へ向かうことに。厳重警備の帝国の基地から、彼らの“給与資金”を奪う作戦に加わるが…。これまでのSWドラマとは異なる、懐かしい目新しさルーセンはもちろん、新たに合流したヴェル(フェイ・マーセイ)たち作戦チームの素性もよく知らぬまま仲間に加わることになったキャシアン。船を操縦でき、銃を扱え、何言語かを話せて、身寄りもない彼こそを“求めていた”とルーセンは話している。いわば、反乱の“駒”としてはぴったりというわけだ。しかし、作戦決行は3日後とあまりに急な話で、おそらく寄せ集めの精鋭であるヴェルの仲間たちは動揺や猜疑心を隠しもしない。彼らも命をかけた作戦になることを重々承知しており、「彼は決意している人だと思う」というネミック(演じるのは「このサイテーな世界の終わり」『最後の決闘裁判』アレックス・ロウザー!)の言葉でようやく渋々納得することになる。大義のために身を投じるとキャシアン自身は(まだ)宣言していないものの、彼の肝の座り方からヴェルやネミックたちは何かを感じ取っていたはず。すでにこの時点で、「君は連中(帝国)と戦って死ぬ」と『ローグ・ワン』での展開をルーセンに“預言”されているのも興味深い。帝国とは、アルダーニような雄大な自然や、神秘的な歴史とその価値、定住していた人々の暮らしなどを度外視して、権力の拡大と支配のために聖なる川の流れをせき止め、兵器や物資・資金の大規模な中継補給基地を作りあげてしまうような連中だ。この辺りは、現実の肥大化するグローバル企業などとも近しいものがある。舞台となる惑星アルダーニを表現した壮大なロケーションは、とにかくすばらしかった。実は「キャシアン・アンドー」は、これまでの『スター・ウォーズ』ドラマシリーズとは異なり、多くのシーンでロケ撮影や大規模セットでの撮影が実現している。「マンダロリアン」のために開発されたという仮想の背景を巨大なLEDスクリーンに投影させる「ステージクラフト」は確かに画期的な撮影技術で、観る者をすぐさま遙か彼方の銀河系にいざなってくれたが、その革新的技術を過信するようになっていた感は否めない。今作では前回も、ロンドンのパインウッド・スタジオに建設されたフェリックスの大規模セットが迫力とリアリティにひと役買っていたし、今回は「ゲーム・オブ・スローンズ」を思い起こすようなスコットランド・ハイランド地方でのロケ。帝国のタイファイターの音を聞きつけたキャシアンとヴェルがとっさに岩場に隠れ、その上をタイファイター2機が飛んでいくシーンには、「これだ!」という忘れかけていた懐かしい感触があった。劇中で語られる神秘的な星ならではの出来事と“帝国の侵蝕”も、こうした光景を目の当たりにしたからこそ納得がいく。反乱にも、資金が必要一方、キャシアンと別れたルーセンがどこへ向かうかと思えば、久々に登場した旧共和国(現・銀河帝国)の首都にあたる惑星コルサント。反乱分子のブレインから高貴な古物商へ、ステラン・スカルスガルドだからこその一瞬の豹変演技も「待ってました!」といったところ。また、個人的希望も含むが、ルーセンの船のコンピュータが『ローグ・ワン』のK-2SOの声によく似ていたような気もする。そして、ここで登場してくるのが、モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)だ。やがて反乱軍のリーダーとなる、惑星シャンドリア選出の女性議員。夫への贈り物を選びに…とか言いつつ、ルーセンと密談する。アルダーニでは帝国兵士や職員の給料を横取りする作戦が行われようとする傍ら、ここでも「資金はあるけれど(いまは危険で)動かせない」とお金の話が出てくる。反乱分子たちが組織化し、帝国に刃向かえるだけの船や物資を備えるにはやっぱり先立つものはお金なのだ。もはや「スター・ウォーズ」の看板がなくとも、今作は立派にスパイ・スリラーやパルチザンのドラマとして成立している。さらに、政敵と同じテーブルを囲めという夫に振り回されて外でも内でも戦うことになるモン・モスマには、韓国ドラマの財閥の女性たちさえ重なってしまう。デドラ・ミーロ(デニース・ゴフ)に注目すれば、巨大企業で出世を目指して“身の丈以上の評価を望むな”と責められる女性の戦いともいえ(「オビ=ワン」ではリーヴァが同じことを言われていたような…)、シリル・カーン(カイル・ソーラー)はトラブルの対応に大失敗してしまった理想主義のエリートだ。今回の脚本は、本作のクリエイター、トニー・ギルロイの弟で『ボーン・レガシー』『キングコング:髑髏島の巨神』『ナイトクローラー』などを手掛けたダン・ギルロイ。監督は、スカルスガルドとユアン・マクレガーが共演したジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化『われらが背きし者』の女性監督スザンナ・ホワイト。この布陣で引き続き5、6話も手掛けるらしく、スパイ・スリラー&パルチザン・ドラマ(+お仕事ドラマ)の色あいはますます濃くなるだろう。「キャシアン・アンドー」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年10月02日『スター・ウォーズ』シリーズには『新たなる希望』から『ジェダイの帰還』におけるレイア・オーガナや、『ファントム・メナス』から『シスの復讐』におけるパドメ・アミダラのように、常に物語の重要な人物として信念を持った芯の強い女性たちが描かれてきた。反乱軍の誕生について明かされるオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」にも、正史で反乱軍のリーダーとして度々姿を見せてきたレジェンド、モン・モスマや、キャシアンの心の支えとなるビックス、帝国軍の将校デドラ・ミーロという女性キャラクターが登場。反乱軍の誕生のカギを握る重要な3人を紹介する。本作に登場する3人の女性キャラクターは、それぞれ全く異なる立場、性格だが、強い信念を持ち、それぞれがキャシアン(ディエゴ・ルナ)を取り巻く存在として物語の行方を握る。1人目の女性は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で反乱軍のリーダーとして登場したモン・モスマ。本作の主人公であるキャシアンとは、『ローグ・ワン』において反乱軍として共に戦う同士で、固い信頼関係で結ばれている。本作では、そんな2人の出会いと、2人がどのようにして革命の第一歩を踏み出すのかが描かれるが、モン・モスマを演じるジェネヴィーヴ・オライリーは自身が演じるキャラクターについて「彼女は、皇帝パルパティーンが統治する男性社会に生きています。自分の信念を持っている彼女は、自分の意思とは反する、抑圧されたシステムの中で行動していかなければならないのです。でも、私たちは、彼女が女性として自分の声を上げていく様子を目にすることができます」と語る。「そうして彼女は、自分と同じような意見を持つ人に出会い、コミュニティ、協力者たちを見つけ、最終的に『ローグ・ワン』に出てくるリーダーになるんです」と、正義のために尽力するモン・モスマの知られざる過去が描かれることを明かす。2人目の女性は、アドリア・アルホナ演じるビックス。彼女は、幼くして両親を亡くしたキャシアンの心の支えとなる女性。アドリアはビックスについて「彼女は恐れを知らない、大胆な女性。忠誠心と思いやりを持ち合わせた人物で、周囲の人のことを気にかけすぎることがあります。だからこそ、周りの人が安心できるように人一倍大胆でパワフルに振る舞うのです」と、そのキャラクターの豪胆さを語る。3人目の女性は、先の2人とは対照的な野心家で、キャシアンを追い詰めるという目的のためには手段を択ばない帝国保安局(ISB)の将校デドラ・ミーロだ。デドラを演じるデニース・ゴフは「最初に出てくる時、彼女は一番下の地位にいます。男性社会に生きている彼女は野心的で、自身の立場から這い上がろうとしています」と語り、デドラが上の立場を目指す女性であることを明かしている。キャシアンを取り巻き、反乱軍形成においても重要な3人の女性たち。それぞれ、どんな活躍を見せるのか注目だ。「キャシアン・アンドー」はディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年09月26日『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、そして『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の出来事の5年前、帝国軍が支配する暗黒の時代に反乱軍として立ち上がった人々の始まりを描く「キャシアン・アンドー」。一挙配信となった初回3話では、モーラーナ1という星で些細な揉めごとから帝国系の企業プリ=モーの社員2人を殺害してしまったキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)が指名手配され、潜伏していた星フェリックスでプリ=モーの保安部隊に追われることになる。その窮地を救ったのは、帝国軍の盗品を購入しに来た“秘密の買い取り屋”(ステラン・スカルスガルド)ほか、キャシアンの育ての親マーヴァ(フィオナ・ショウ)はじめフェリックスの労働者ら市井の人々だった。かつて有毒物質に侵され帝国が見捨てた星ケナーリ出身のキャシアン。その少年時代、マーヴァが彼を宇宙船で救い去ったように、謎多き“買い取り屋”とともにフェリックスを後にしたキャシアンは革命の中心部へと向かっていくのだ。『ローグ・ワン』と『新たなる希望』に繋がる前日譚『スター・ウォーズ』シリーズの原点『新たなる希望』のオープニング・クロール(お馴染みの冒頭の黄色い文字群)に記された「……反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは“デス・スター”と呼ばれ……」というほんの数行を大きく広げた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(以下『ローグ・ワン』)。キャシアンやジン・アーソなど、正史と呼ばれるスカイウォーカー・サーガには登場してこなかった人物たちを主人公に、今作のクリエイターでもあるトニー・ギルロイが脚本を手掛けた。『ローグ・ワン』は「フォース」や「ライトセイバー」への言及はあったものの、ジェダイもお馴染みのキャラクターも登場せず、ラストがそのまま『新たなる希望』の冒頭シーンに直結するので、『スター・ウォーズ』の導入としても新規ファンが入りやすい作品となった。そして、帝国のヤバさを具現化したデス・スターを『新たなる希望』で破壊するきっかけを作ったのは、何の特別な力も持たない人々であり、居場所はなくしても信念は失わなかった“ならず者たち”(ローグ・ワン)であったこと(さらにダース・ベイダーが無双するサービスまで含めて)が多くのファンの心を震わせることにもなった。その“ならず者たち”の中で最もミステリアスな存在だったのが、キャシアン・アンドーだ。6歳で初めて反乱軍と出会い、やがて革命に身を投じてスパイ活動や破壊工作、暗殺といった汚れ仕事を請け負う情報将校となったというキャシアン。『ローグ・ワン』で少しだけ語られた彼の過去を掘り下げながら、反乱同盟軍の黎明期を描く今作は全24話となり、たっぷりと時間が割かれる模様。今回配信されるシーズン1の12話分で1年間が描かれ、11月より撮影予定のシーズン2は3話ごとにおよそ1年、12話で4年間について描き、シーズン2最終話は『ローグ・ワン』に直結するとギルロイが明らかにしている。ならば今後、『ローグ・ワン』のキャラクターたちにも再び会えるかもしれない。改めて時系列を整理すると、今作「キャシアン・アンドー」は銀河帝国が成立しダース・ベイダーが誕生した『エピソード3/シスの復讐』と、帝国軍と反乱同盟軍が本格的に交戦する『エピソード4/新たなる希望』の間の物語。先のドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」では『シスの復讐』から10年ぶりのオビ=ワンとダース・ベイダーの再会が描かれたが、今作はそれから4年ほど後にあたり、『ローグ・ワン』と『新たなる希望』の5年前という位置づけ。『新たなる希望』でルークたちがデス・スターを破壊した戦いは「ヤヴィンの戦い」と呼ばれており、今作1話冒頭の年号「BBY 5」は「Before Battle of Yavin」を意味する。映画のように丁寧に紡いだ新たな物語は見応えたっぷり最初の1話ではまったく新しい星が登場し、これから何が始まろうとしているのか、なかなか全容がつかめないが、その後2話の中盤あたりからフェリックスを舞台にプリ=モーの保安部隊との激闘が繰り広げられる3話まで、手に汗握る秀逸な展開を一気に見せていく。監督を託されたのは、エミー賞受賞の「ブラック・ミラー」シーズン4・第1話「宇宙船カリスター号」や「Sherlock/シャーロック」シーズン2・第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」などのトビー・ヘインズだけあって海外ドラマファンも要注目だ。先日の「D23 Expo 2022」で「映画的なクオリティを維持した」とルーカス・フィルム社長キャスリーン・ケネディが自信たっぷりに語っていたように、この初回3話が一挙配信となったのも納得。3話で約2時間、まるで1本の映画のように丁寧に序章を紡いでいる。ディエゴ・ルナが引き続き演じるキャシアンは疑り深く、機転が利き度胸もあるところ、そしてドロイドだけが唯一本音を話せる相手という点では相変わらずだが、まだ無鉄砲なウブさがあり、やや自己中心的な印象を受ける。また、フェリックスのような星では多くの労働者たちがクローン戦争の後始末にまだ追われていることが分かる。「オビ=ワン・ケノービ」でも描かれたように、帝国の圧政に対する反乱分子は連帯・拡散されつつあり、フェリックスで帝国軍の部品を横流しする女性ビックス(アドリア・アルホナ)もそれに通じ、彼女が“買い取り屋”をキャシアンへと繋げている。おそらく反乱軍の中枢に近い人物と思われる“買い取り屋”を演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズや最近では『DUNE/デューン砂の惑星』で強烈なインパクトを放ったステラン・スカルスガルド。怪しげだが、彼はキャシアンの素性をよく知っていた。「今度は“我々”の声を聞かせてやる」と、彼は言う。無遠慮に乗り込んできたプリ=モーの保安部隊に対する、狼煙のごとく連なる市民たちの騒音がまさにそれだ。その音は、正史では“名もなき”兵士たちという表現で片付けられ、ひとくくりにされてしまう、そんな労働者や市井の人々たちの声そのものだ。“ジェダイの騎士”ルーク・スカイウォーカーや、レイア・オーガナ“議員”、ハン・ソロ“将軍”とは違い、英雄としてその名は残らなかったとしても、1人1人名前を持つ彼らが一体どれだけ銀河帝国に立ち向かってきたのか。今作は、特別な力も、頑強なアーマーも持たぬ本当に生身の人間たちが立ち上がる物語ともいえるだろう。このシリーズを見終えたら、『ローグ・ワン』でジン・アーソと抱き合いながらデス・スターの犠牲となって散ったキャシアンへの見方がガラリと変わることをいまからも期待している。「キャシアン・アンドー」はディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2022年09月25日オリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』が、9月21日よりディズニープラスで日米同時配信開始された。本作は『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』の直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる名もなき人々の物語。予告編から既に映画レベルだという声が多数挙がるほど、壮大なスケールが感じられる本作。もちろん最先端のCG技術を駆使したシーンも多々あるが、実はこれまでの『スター・ウォーズ』ドラマシリーズと比べ多くのシーンで“ロケ撮影”にこだわって制作されている。それは数々のロケ地で撮影し、圧倒的な世界観を描いてきた映画シリーズのこだわりを受け継いだ結果なのだ。例えば『スター・ウォーズ』の伝説的存在であるルーク・スカイウォーカーが暮らすタトゥイーンの家も、チュニジア南部にあるマトマタという街で撮影された。その他にもグアテマラ、スペイン、サウジアラビア、ノルウェーなど『スター・ウォーズ』は様々な国と地域で実際に撮影されており、ロケ撮影だからこそ感じられる臨場感を観客に与えるだろう。ロケ撮影はスコットランドやイングランドなど各地、イギリスのパインウッド・スタジオに建てられた巨大なスタジオなど、全12話あるうちのほとんどのシーンが物理的に存在する場所。そのなかでも製作陣がこだわったのが、スコットランドのハイランド地方に存在する「クルアチャン・ダム」という巨大なダムにセットを組んだロケ撮影だったという。周囲を山々で囲まれた、その出で立ちは存在感抜群。本作のプロダクション・デザイナーを務めたルーク・ハルは「スコットランドのハイランド地方に惑星のセットを建てるというアイデアはとても魅力的なものでした。『スター・ウォーズ』に登場する惑星の多くは砂漠か氷ですが、本作ではそれらとは違うバージョンの惑星を作り出せる具体的な景観を見つけたいと思っていたのです」と語っている。さらに「あのダムをよく見ると、ダース・ベイダーのマスクのような様相をしています。このシリーズで私たちがやろうとしていたことは、どの景観にもちょっとした“帝国の暗い影”を落として描くことだったので、その点でも完璧なロケ地でしたね」と撮影に一貫して込めたこだわりを明かした。また主人公のキャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナは、そうしたリアルなロケやセットでの撮影に対し「歩きながら左右のどちらを向いても、そこにはしっかりと何もかもが存在しているんだ。ひとつのドアをくぐればその中の生活を見ることができる。店はちゃんと店だし、階段の先には行先がある。そういう風に、すべての事物がストーリーに何かを注ぎ込んでいるんだ。ルークは最高な仕事をやり遂げたと思うよ。ものすごく入念で、ものすごく具体的だよ」と喜びを告白。映画シリーズのこだわりを受け継いだロケ撮影、そしてリアルさを求めた細かなこだわりなど、徹底して製作された『キャシアン・アンドー』。映画クオリティの映像にも注目しつつ、その世界観を堪能してほしい。『キャシアン・アンドー』9月21日(水)ディズニープラスで初回3話独占配信
2022年09月23日史上最も泣ける「スター・ウォーズ」と称された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、名もなき勇者たちが反乱軍として立ち上がる物語「キャシアン・アンドー」。この度、9月21日(水)本日配信の本作の日本版声優が発表された。今回発表されたのは、『ローグ・ワン』に登場し、本作では“反乱軍の誕生”に大きく関わる重要キャラクター、主人公で反乱軍の情報将校キャシアン・アンドー、反乱軍の女性リーダー モン・モスマ、反乱軍の過激な戦士ソウ・ゲレラを吹き替える3名。キャシアン・アンドーを加瀬康之、モン・モスマをさとうあい、ソウ・ゲレラを立木文彦が続投する。冷静沈着で情報を武器に戦略を練りながら戦うキャシアン・アンドー。『ローグ・ワン』では全てを失い、6歳の頃から戦いの運命に巻き込まれたことを明かしており、後にレイア姫やジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーらも協力することになる反乱軍の形成に深く関わることに。今回の続投に加瀬さんは「緊張と期待が大きかったです。『ローグ・ワン』よりも過去のキャシアンをどう表現して成長させていけるのか…。とにかく挑みました。まさかキャシアンが主人公として描かれるドラマが制作されるとは思いませんでしたので、『ローグ・ワン』の人気の凄さを改めて実感しました」と語り、「今回のドラマではキャシアンの過去が細かく出てきます。生い立ち、家族、過去と向き合いながら戦うキャシアンの物語は期待大です。もっと掘り下げていって欲しいですね」とコメント。また、『エピソード6』で初登場し、映画シリーズやアニメーション作品でも活躍するモン・モスマ役のさとうさんは、「ジェダイの帰還」のソフト版でモン・モスマを演じて以来、アニメーション作品なども含めて何度もモン・モスマを演じてきたSWレジェンド。演じるときのコツについて「モスマの"気品"を持ちつつ、力む事なく演じるよう心掛けております。難しいですが…」と解説し、「本作ではモスマの私生活、家族のお話にも期待して頂きたいと思います」とアピールした。『ローグ・ワン』のソウ・ゲレラは、過激で向こう見ずな戦い方をするために、敵だけでなく味方からも悪評が立ってしまうキャラクター。そんなソウ・ゲレラが本作に登場することについて立木さんは「役との強い縁と、“フォース”を感じます」と喜び、本作については「今作は、『スター・ウォーズ』のルーツとなる物語ですから、SWファンなら観ないという選択肢は全くもってありません。ぜひ隅から隅まで何回も観てみて下さい。必ず新しい発見があるはずです」とファン必見の作品となっているようだ。「キャシアン・アンドー」初回3話は9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年09月21日『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる人々の物語を描いたオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。本作に登場するモン・モスマは、“女性リーダー”の存在が珍しかった時代に注目を浴びることになった、『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスの想いが詰まったキャラクターであるという。『ローグ・ワン』の物語でも、反乱軍をまとめるリーダー的存在として活躍したモン・モスマ。モスマは、1983年に公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で初登場したキャラクターだ。スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(C)2022 Lucasfilm Ltd.ディズニープラスで配信中『エピソード6/ジェダイの帰還』が公開された1983年は、現在と比べると世界的にもまだ管理職や政界においての女性の進出率は低く、映画の中でも男性たちを統括するような“女性リーダー”が描かれることは多くなかった時代。ルーカスはそんな時代に、世界中が熱狂するエンターテインメント『スター・ウォーズ』の作品で“女性リーダー”のキャラクター、モン・モスマを誕生させた。本作でそんなモスマを演じているジェネヴィーヴ・オーライリーは「ジョージ・ルーカスがこのキャラクターを1982年にクリエイトし、反乱軍の女性リーダーを作り出しました。それは、この時代にはとても偉大なことでした。彼は当時、キャロライン・ブラキストンが演じたモン・モスマに注目を浴びさせたのです」と、自身の演じるキャラクターのはじまりについて想いを告白。“女性リーダー”であることにルーカスが強いこだわりを込めたほか、“女性の社会進出”という時代の先端を走るキャラクターだという。『エピソード6/ジェダイの帰還』では、ハン・ソロやランド・カルリジアン、レイアなどのレジェンドキャラクターが集まる反乱軍の作戦会議で指揮を執り、第2デス・スター破壊のための計画を説明したモスマ。初登場ながらに圧倒的な存在感を見せ、ファンの注目を集めたのだ。その後モスマは『エピソード3/シスの復讐』をはじめ、「スター・ウォーズ 反乱者たち」などのアニメシリーズにも度々登場。反乱軍のみならず、そして『スター・ウォーズ』の壮大な歴史における重要なキャラクターとなっている。そして本作では、そんなモスマがなぜ反乱軍の形成に関わることになったのか、知られざる過去がついに明らかになる。オーライリーは「脚本のトニー・ギルロイは今回、モン・モスマについて学ぶことをとても大切にしています。私たちは、彼女が何のために戦い、どういったことに葛藤するのかを見ることが出来ます。特に政治的な世界においてね。女性が帝国の議会の男性の独裁者に対して、どのように変化を起こすのか。そこには、とても独特な物語があります。トニーの手掛けるストーリーテリングはとても洗練されていて、女優として、観客として、とても有難いと思うような形で、モン・モスマを扱っています」と、本作「キャシアン・アンドー」で描かれるモスマについて語る。『スター・ウォーズ』の歴史において、レイアやルーク、ハン・ソロが関わり、常にストーリーの要であった〈反乱軍〉。ついに明かされる組織の形成期に彼女はどう関わってくるのか、注目だ。「キャシアン・アンドー」初回3回は9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年09月12日ユニクロ(UNIQLO)とヘルムート ラング(HELMUT LANG)のコラボレーションライン「ユニクロ アンド ヘルムート ラング(UNIQLO and HELMUT LANG)」クラシックカットジーンズが登場。2022年9月26日(月)に発売される。ヘルムート ラングの名作ジーンズが現代に復活現在はアーティストとして活躍するヘルムート・ラングが手掛けたアイテムの中でも、特にカルト的な人気を誇る90年代の代表作「クラシックカットジーンズ」。今回はこの名作を、ユニクロとジーンズの研究施設「ジーンズイノベンションセンター」が現代版として再構築した。よりミニマルな佇まいに再構築年代を問わずスッキリと履けるアイコニックなシルエットはそのままに、ユニクロのジーンズでは初となるリサイクルコットンとオーガニックコットンを素材に採用。また、ステッチとボタン&リベットには身生地に馴染むカラーを採用することで、よりミニマルな佇まいに仕上げている。価格は9,990円で、カラーはオフホワイト、ブラック、ネイビーの3色がラインナップ。サイズは28〜35インチのユニセックス展開となっている。商品情報「ユニクロ アンド ヘルムート ラング」クラシックカットジーンズ発売日:2022年9月26日(月)価格:9,990円カラー:オフホワイト、ブラック、ネイビーサイズ:28〜35インチ(28、34、35はECのみ)販売店舗:ユニクロ、セオリー、プラステ 3ブランドのオンラインストアおよび一部店舗にて取り扱い
2022年09月12日全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる名もなき戦士たちの物語を 描いたオリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』がディズニー公式動画配信サービス Disney+(ディズニープラス)独占で9月21日(水)より日米同時配信開始となる。このたび、約3年ぶりの実施となり世界中が大きな盛り上がりを見せているディズニーファンイベント[D23 Expo 2022]にて、キャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナ、モン・モスマ役のジェネヴィーヴ・オライリー、カイル・ソーラー、アドリア・ アルホナ、ルーカス・フィルム社長のキャスリーン・ケネディら豪華キャスト陣が『スター・ウォーズ』パネルに登壇。あわせて、本作の配信を待ち望むファンの期待をさらに高める緊迫の最新予告が公開された。『ローグ・ワン』そして『新たなる希望』の5年前、帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代を舞台に、これまで『スター・ウォーズ』の歴史において常に要となる存在であった〈反乱軍〉の誕生が描かれる本作。極秘チーム「ローグ・ワン」で命がけのミッショ ンに挑んだ名もなき戦士たちのひとりであり、情報将校として活躍したキャシアン・アンドーの知られざる過去が明らかになる。『スター・ウォーズ』のパネルに登壇したキャスリーン・ケネディは、配信を目前に控えている本作について「このシリーズでは、映画的なクオリティを維持し、24話を作りました。最初の12話が11日後に配信となります。現在は残りの12話の撮影開始を間近に控えています」と本作が映画と変わらないクオリティで制作されていることを明言。キャシアンを演じるディエゴ・ルナは「(前作の)5年前に遡るのですが、このキャラクターたちを見たら、みなさん信じられないと思いますよ。特にキャシアンは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での彼を見た人は、あんなことができるようになるのかと信じられないでしょう。これは革命への目覚めの物語です。戦うための目的を知るのです」と本作でのキャシアンについて語った。また、モン・モスマを演じるジェネヴィーヴ・オライリーは、「みなさんに見てもらえることにワクワクします。みんなまたキャシアン・アンドーにぞっこんになりますよ。『私が演じているモン・モスマに関しては、みんなは反乱軍の柱のような存在と見ていたと思うのですが、本作では彼女が女性として、反乱軍を作ろうとしている一方で、帝国の政治の暗い影を操ろうとする様子を見られます』とモン・モスマの知られざるストーリーについても触れることを明かした。公開された予告編には、本作のメインキャラクターが続々と登場。『ローグ・ワン』でデス・スター破壊のために設計図 を盗むミッションに挑んだ際、武器となる“情報”を巧みに使い分け、チームにとって最も有効な戦術を探った本作の主人公キャシアン・アンドー。6歳の頃から帝国軍に立ち向かう戦いに加わったことが明らかとなっており、本作では大義のために軍人を装い帝国軍へと潜入する。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で初登場し、映画シリーズやアニメーション作品『スター・ウォーズ 反乱者たち』でも活躍するモン・モスマは、反乱軍のリーダーを務める存在。議員という立場を利用して 反乱軍の創成に協力する、本作の注目人物となっている。そして予告編には、『ローグ・ワン』で登場した反乱軍の過激な戦士ソウ・ゲレラも登場。「君は奴らと戦って死ぬ。それならば大義に身を捧げないか」と帝国に立ち向かおうとする初期の反乱軍、そしてそんな反乱軍に対し「組織的な反乱分子の狩りを始めなければ」と対抗する帝国軍の、手に汗握る緊迫したシーンがふんだんに映し出された予告編となっている。ルークやレイア、ハン・ソロなど、『スター・ウォーズ』のレジェンドキャラクターものちに深く関わる反乱軍がいかにして誕生したのか?知られざる真実がついに明らかとなる。ファンから史上最も“泣ける”『スター・ウォーズ』と称された『ローグ・ワン』を手掛けたトニー・ギルロイが再び脚本を担当する本作。トニー・ギルロイは「僕は、革命の地盤がどんどん進んでいく様子を描きたいと思った。このギャラクシーには、帝国に自分の惑星をめちゃくちゃにされ、抑圧されている人々がたくさんいる。それがやがて革命へとつながっていくんだ。このシリーズは回を重ねるごとにどんどんビッグになっていくよ」と本作について言及している。『キャシアン・アンドー』9月21日(水)よりディズニープラスにて初回3話日米同時配信開始。
2022年09月12日