ラシダ・ジョーンズ主演のダークなユーモアに溢れたミステリースリラー作品「サニー」が、「Apple TV+」にて配信決定。ビジュアルも公開された。本作は、日本在住のアイルランド人作家コリン・オサリバンの小説「ダーク・マニュアル」を原作に、A24が製作。『オン・ザ・ロック』「アザー・ブラック・ガール」のラシダが演じるのは、京都に住むアメリカ人のスージー。謎の飛行機事故で夫と息子の消息がわからなくなり、人生が一転。お見舞いとして手渡されたのは、彼女の夫が勤める電子機器メーカーが製造したという、サニーという名の新型家庭用ロボット。慰めようとしてくるサニーに対し、腹を立てるスージーだったが、やがてふたりの間には予想しなかった友情が生まれていく。そしてふたりは、スージーの家族に起きた本当のことを探っていくうちに、恐ろしい世界に足を踏み入れていく。脚本と製作総指揮を、自身の会社バブカ・ピクチャーズを通じ、「アフェア 情事の行方」「ラスト・タイクーン」のケイティ・ロビンスが手掛け、製作総指揮にはA24と主演のラシダも名を連ねた。また、監督・製作総指揮として、ルーシー・チェルニアク(「ステーション・イレブン」「このサイテーな世界の終わり」)が参加する。Apple、A24、ラシダがコラボレーションをするのは、ソフィア・コッポラ監督作『オン・ザ・ロック』に続き2度目となる。そしてキャストには、西島秀俊、ジョアンナ・ソトムラ、ジュディ・オング、YOU、アニー・ザ・クラムジー、そして國村隼が名を連ねている。本作は10話構成となり、最初に2話配信され、9月4日まで毎週水曜日に1話ずつ配信となる。Apple TV+「サニー」は7月10日(水)Apple TV+にて全世界同時配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日カナダ人作家・アンドリュー・カウフマンの同名小説を、G2が10年の構想を経て舞台化する『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』。その初日の幕が、4月1日(月)、東京・日本青年館ホールで上がり、さらに大阪、名古屋でも上演される。そこで初日直前に行われた会見、公開ゲネプロの模様をレポートする。妻のステイシーを含めた13人の人々は、銀行強盗からなんとも風変りな要求をされる。「今持っている物の中で最も思い入れのある物を差し出せ」と。ある者は腕時計を、ある者は写真を、そしてステイシーは電卓を強盗に差し出す。それらを受け取った強盗は、「私はあなたたちの魂の51%を手にした」と告げ去って行く。それから13人の被害者たちの身の上に、奇妙な出来事がふりかかり始めて――。舞台化不可能と言われてきた小説だが、一読すればそれはすぐに納得出来る。13人の被害者たちに起きるそれぞれの事件が、現実には決して起こり得ないものばかりなのである。かつての恋人に心臓を抜き取られ、体から抜け出したタトゥーのライオンに追いかけ回され、年老いた母親は98人に分裂する。そして僕の妻は、表題の通りどんどん縮んでいく。それらの見せ方が第一難関と思われる本作だが、演出はこれまでさまざまなタイプの作品を手がけてきたG2。あらゆる舞台表現を駆使することで、見事にこの難問をクリアしてみせた。山田うんの振付によるダンサー陣の身体表現。かみむら周平の音楽。乘峯雅寛の美術。ムーチョ村松の映像。そしてもちろん俳優の演技。その一つひとつは決して過度ではなく、逆にとてもシンプルなものばかり。例えば映像にしても、そのもの自体を映し出すようなことはほぼなく、とても抽象的。一方で小道具などは具象が多いのも面白い。その一つひとつがステージ上で有機的に融合し、さらに観客の想像力が加わることで、舞台でしか作り得ない『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』を完成させることに成功している。オープニングは銀行強盗のシーン。物語のすべての始まりとなる重要なシーンだが、その見せ方に一気に引き込まれた。カメラを使った演出は、まるで観客もその場に居合わせてしまったような、ライブならではの緊迫感。その中心にいるのは、真っ赤な衣裳(=伊藤佐智子)が目を引く銀行強盗だ。その異様な存在感に、この物語が一筋縄ではいかない方向に転がっていくことを予見させる。それら舞台ならではの表現にも心奪われるが、本作の面白さはさらに別の一面にもある。数々の事件がそれぞれメタファーとなっており、人間ドラマとしても非常に考えさせられる部分が大きいのだ。その中心となるのは、もちろんステイシーとその夫である僕のふたり。夫婦の心の距離感を、実際に距離を持たせることで表現する点などはつい笑ってしまうが、自らを顧みてドキリとする人も多いだろう。そしてやはり注目すべきは、なぜ妻は縮んでしまったのか。観客一人ひとりで受け取り方はもちろん異なるが、この夫婦関係の変化を追うことで、その答えの片鱗が見つかるはずだ。初日の幕開けを前に、僕役の谷原章介はこう語る。「この舞台はステイシーから聞いたことを僕が脳内再生している面があるんですが、要はG2さんの脳内再生舞台でもあると思います。余白の多いこの舞台から、お客様がどれだけイメージを膨らませられるか。それが肝だと思っています」。またステイシー役の花總は、「この舞台を作るために、スタッフ、キャスト総動員で挑んでいます。ぜひこの作品の持つ力、そして我々カンパニーが持つ力を、多くのお客様にお届け出来たらいいなと思っています」と意気込んだ。取材・文:野上瑠美子<公演情報>舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』原作:アンドリュー・カウフマン脚本・演出:G2出演:花總まり 谷原章介平埜生成 入山法子 栗原英雄中山祐一朗 吉本菜穂子 幸田尚子 楢木和也(梅棒) 西山友貴 吉﨑裕哉 山口将太朗 黒田勇 須﨑汐理 山崎眞結【東京公演】2024年4月1日(月)~4月14日(日)会場:日本青年館ホール【大阪公演】2024年4月20日(土)~4月21日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【愛知公演】2024年4月26日(金)〜4月28日(日)会場:御園座チケット情報:()公式サイト: © 2010 by Andrew KaufmanUsed by permission of The Rights Factory Inc. through Japan UNI Agency, Inc., Tokyo
2024年04月03日綾辻行人の傑作ミステリーを実写映像化した「十角館の殺人」より新ビジュアルと場面写真が解禁された。タイム誌が選ぶ【史上最高のミステリー&スリラー本】オールタイム・ベスト100にも選出され、映像化不可能と言われた「館」シリーズ、記念すべき第1作目「十角館の殺人」をドラマ化した本作。名だたるミステリー作家や著名人から賞賛のメッセージが寄せられ、配信前から注目が集まる中、ついに、先週3月22日午前“十”時にHuluで独占配信がスタート。週末の3月23日は、Hulu総合視聴ランキングで第1位(Hulu調べ)を獲得した。全5話を一気見する視聴者も続出し、SNS上には絶賛コメントが溢れている。この度、天才建築家・中村青司が設計した“十角館”の平面図の各部屋にミス研メンバーを演じる望月歩、長濱ねる、今井悠貴、鈴木康介、小林大斗、米倉れいあ、瑠己也それぞれの姿が描かれた、新ビジュアルが解禁。さらに、場面写真も一挙解禁。すでに解禁されていた江南(奥智哉)、島田(青木崇高)と同様、いくつもの表情を見せるミステリ研究会のメンバーたちが捉えられている。合宿のために訪れた十角形の館を舞台に、彼らを襲う連続殺人…。その犯行は果たして、メンバーによる凶行なのか、外部による犯行か、それとも?物語の最後に訪れる、想像を超えた衝撃の結末をぜひ見届けてほしい。そして、3月30日(土)26時10分~(3月31日(日)深夜2時10分~)に放送の「&Hulu」では、十角館を訪れるミス研メンバーの撮影の裏側を捉えた特集の放送が決定。(日本テレビ系、関東ローカル)。貴重なキャストインタビューやメイキング映像をふんだんに盛り込んだ内容となっている。Huluオリジナル「十角館の殺人」はHuluにて独占配信中(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月29日過去に起こった凄惨な殺人事件と、その事件をモチーフにした小説企画を立ち上げた編集者、作家たちの思惑が複雑に絡み合うミステリー『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』が本日からWOWOWで放送・配信される。桐谷健太、倉科カナ、橋本良亮、蓮佛美沙子、斉藤由貴らが出演する本作は、最後の最後まで展開が読めず、すべてが解決した後も心にズシリと重みが残る重厚なエンターテインメント作品だ。この作品のタイトルを聞いたときにまず頭に浮かぶのは、「“坂の上の赤い屋根”って?」という疑問ではないだろうか。この赤い屋根の建物とはなにかというと、前述の“過去に起こった凄惨な殺人事件”の現場となった、坂の上に建つ家のこと。高級住宅地として知られる地域の中でも特に大きく、鮮やかな赤い屋根が目立つその家には、かつて開業医を営む一家が暮らしていたが、娘の青田彩也子(演:工藤美桜)が恋人の大渕秀行(演:橋本良亮)に洗脳されて両親を殺害する事件が発生し、社会を震撼させる。その後逮捕された大渕は裁判中にすべてを告白した書籍『早すぎた自叙伝』を出版。裁判では彼に洗脳された彩也子が両親に手をかけたと判断され、大渕は死刑、一方の彩也子は無期懲役が確定する。本作の物語がスタートするのは、それから18年後。多くの人はこの事件を忘れていたが、新人作家の小椋沙奈(演:倉科カナ)は、“女子高生両親殺害事件”をモチーフにした小説の企画を、『早すぎた自叙伝』をヒットさせた編集者・橋本涼(演:桐谷健太)に持ちかける。数年前に新人賞を受賞したもののその後は鳴かず飛ばずだった沙奈だけに「ヒット作を書きたい」という功名心を持つのは当然なのだが、それ以上に「この事件を本にせねばならない」という謎の義務感に駆られている様子。私生活もまた謎めいている彼女が、この“坂の上の赤い屋根”で起きた事件にこれほど入れ込むのはなぜなのか……。本作の原作は、真梨幸子の同名小説。真梨は『殺人鬼フジコの衝動』や『5人のジュンコ』『聖女か悪女』など、登場人物たちの暗部に分け入る心理描写と衝撃的な展開の運びで人気を博しており、読んだ後にイヤな後味が残るミステリー=イヤミスの名手のひとりとしても知られている。その真梨とWOWOWといえば、真梨作品初のテレビドラマ化となった『連続ドラマW 5人のジュンコ』でも手を組んでおりすでに信頼を確立済み。さらに今回監督を務めるのが『殺人鬼フジコの衝動』のドラマ化も手掛けた村上正典というだけあって、真梨自身も「素晴らしい組み合わせです。期待しかありません」と喜びのコメントを残している。まさに万全の布陣で描かれる真梨ワールド。坂の上の屋敷をめぐって現在と過去を行き交いながら繰り広げられる物語には、“期待”どおりのイヤミス展開が待ち受けているに違いない。編集者・橋本と作家・沙奈の取材を通して明らかになっていく真実とは?そして死刑囚として獄中にいる大渕はそこにどのように関係していくのか?ぜひその衝撃的な結末を確かめてみてはいかがだろうか。すべての発端となる第1話は、WOWOWプライム、WOWOW4Kで本日午後10時から無料放送、WOWOWオンデマンドでの配信も開始される。また、WOWOWのYouTubeチャンネルでは第1話の無料配信も行われている。WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』3月3日(日) 午後10時 放送・配信スタート<全5話>【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送(第1話無料放送)、【WOWOWオンデマンド】にて配信出演:桐谷健太倉科カナ橋本良亮床嶋佳子工藤美桜七五三掛龍也西村元貴 / 宮崎美子渡辺真起子蓮佛美沙子斉藤由貴原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)音楽:やまだ豊、南方裕里衣プロデューサー:村松亜樹(WOWOW) 、橋本芙美(共同テレビ) 、関本純一(共同テレビ)制作協力:共同テレビ製作著作:WOWOW公式サイト: 真梨幸子・原作『連続ドラマW 5人のジュンコ』:
2024年03月03日篠原涼子、バカリズムがW主演として初共演するフジテレビ4月期の金9ドラマ「イップス」が4月12日(金)より放送開始されることが分かった。主人公は、ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(バカリズム)。ミコはデビューから立て続けにベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたが、現在は書けなくなってしまいワイドショーのコメンテーター業を副業ながら本業並みにこなしていた。一方の森野はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。2人は、プレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまう“イップス”(心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし、「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと)を抱えていたのだ。そんな絶不調な2人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく。2人の捜査から犯人の目星はつき、容疑者本人に問い詰めようとするが森野のイップスが発動してしまって…。“書けなくなってしまった”ミステリー作家と、“解けなくなってしまった”エリート刑事。絶不調なイップスバディが時には助け合い、もがきながらもリスタートを目指す。完全オリジナルストーリーとなる本作は「古畑任三郎」(1994年ほか、フジテレビ系)などをほうふつとさせる倒叙式の構成となっており、多彩な顔ぶれとなる犯人には毎話豪華ゲストが登場する予定だ。そして、今作でバディを組む篠原さんとバカリズムは、映画『ウェディング・ハイ』(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初。そんな2人が、イップスを抱えもがきながら、時には助け合いながら謎を解き明かしていく。初共演の絶不調コンビがどのような活躍を見せるのか注目だ。篠原涼子篠原さんは「久しぶりのフジテレビドラマで緊張しているのですが、スタッフやキャストの皆さま、そしてバディとなるバカリズムさんの力をお借りしながら頑張りたいです」と意気込みを語り、「原作のないオリジナル作品で結末がまったくわからないので、私自身も物語を楽しみながら演じていきたいです」とコメント。バカリズムさんとの初共演については「役者さんとしてご一緒させていただけるのですごく楽しみです!」と喜びを明かした。また自身が演じる黒羽ミコを「今まで経験したことの無いような役柄」と説明。さらに「このドラマを通して、イップスに関して考える時間を作るきっかけになればと思います。そしてバカリズムさんとのセッションが楽しみなので、早く皆様にもお届けできればと思っています」と視聴者へメッセージを寄せた。バカリズムまた脚本ではなく主演として参加するバカリズムさんは、「筧(昌也)監督も脚本のオークラさんも昔から知っている方々。信用できますし撮影が楽しくなりそうです。篠原さんともご一緒したことはあるのですが、お会いするのは初めてなので緊張しています」と心境を語り、「思った以上にせりふが多くて大変そう」と不安も口にしつつ、演じる森野徹については「ちょっとクセのある警察官です。篠原さんも自分も2人ともややこしい性格の役柄です(笑)」と解説。また、初共演となる篠原さんの印象について「自分が高校生の頃からずっと第一線で活躍されている方で、その頃からまったくイメージは変わりません。実際にお会いしてみて、久しぶりに“わ、芸能人だ…!”とすごく緊張してしまいました。実は、『ウェディング・ハイ』の脚本を書いた際、篠原さんの出演が決定してからは宛書きというか脳内で篠原さんの声が再生されながら書いていきました。そして書いたモノ以上にもっと面白く作ってくださり感動しました」と『ウェディング・ハイ』での製作秘話も明かしている。また視聴者に向け「撮影はこれからスタートしていきますが精一杯頑張りますので、まずはリアルタイムで視聴していただきたいです」と語った。「イップス」は4月12日(金)21時~フジテレビにて放送(※初回15分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月14日「U-NEXT」はこの2月に映画『ミステリと言う勿れ』『リボルバー・リリー』を独占配信する。本日より配信が始まった『ミステリと言う勿れ』は、田村由美の同名人気漫画の映像化。菅田将暉、柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華ら注目の俳優陣が集結し、広島を舞台に、再び整がシリーズ最大級の謎に挑む。興行収入は47億円を突破し、観客動員数300万人を越える大ヒットを記録、2023年の実写邦画興収第3位にランクインした本作。狩集汐路役の原さんは、本作で「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。2月14日(水)より配信となる『リボルバー・リリー』は、行定勲監督初のアクションムービー。1924年の東京を舞台に、史上最強のダークヒロインを綾瀬はるかが熱演。「第47回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞および「第48回報知映画賞」主演女優賞を受賞した(※報知映画賞は本作と『レジェンド&バタフライ』での受賞)。加えて、『ゆとりですがなにか インターナショナル』も2月の注目作品。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が出演する、宮藤官九郎脚本の社会派コメディドラマが、劇場版としてカムバック。こちらは2月28日(水)より配信がスタートする。<「U-NEXT」2月の注目の作品>『ミステリと言う勿れ』【配信開始日】2月9日(金)0:00配信予定【価格】550円(税込)/視聴期限:2日間『リボルバー・リリー』【配信開始日】2月14日(水)12:00配信予定【価格】レンタル:399円(税込)/視聴期限:2日間購入:2,750円(税込)『ゆとりですがなにか インターナショナル』【配信開始日】2月28日(水)0:00配信予定【価格】600円(税込)/視聴期限:2日間(シネマカフェ編集部)■関連作品:リボルバー・リリー 2023年8月11日より全国にて公開©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2024年02月10日2024年2月4日~2月29日(木)芳林堂書店高田馬場店で予約受付中推理作家協会賞短編部門を受賞し、ミステリーやホラーなど幅広いジャンルで活躍する人気作家、矢樹純さんの『幸せの国殺人事件』(ポプラ社)が2023年9月13日に発売。少年少女たちの瑞々しい感情と友情を描いた、著者初の青春ミステリーとして、話題になっています。このたびは、2024年1月19日で矢樹純さんのメールマガジン「やぎのおたより」が300通を達成することを記念して、芳林堂書店高田馬場店にてキャンペーンを実施します。キャンペーン概要2024年2月4日(日)~2024年2月29日(木)期間中に芳林堂書店高田馬場店にて本書をご予約いただいたお客様に、「矢樹純さんのサイン」と「お客様のお宛名」が入った書籍を店頭販売、または代引発送にて販売。また、特典として、『幸せの国殺人事件』作中人物が登場する特別掌編小説「幸せの家殺人事件」をプレゼントします。【ご予約受付期間】2024年2月4日(日)~2024年2月29日(木)【ご予約申し込み・商品引き取り方法】〇お申し込みは、芳林堂書店高田馬場店3階にて、店頭、お電話、メールにて承ります。※商品の性質上、宛名入りサイン本のご用意にはお時間を頂戴いたします。ご理解いただきお申込みいただきますよう、お願い申し上げます。TEL:03-3208-0241e-mail: baba@horindo.co.jp 詳細は、芳林堂書店高田馬場店公式サイトをご確認ください。矢樹純先生『幸せの国殺人事件』(ポプラ社)お宛名入りサイン本キャンペーン : メールマガジン「やぎのおたより」とは?矢樹純さんが2018年6月より週1回発行し続ける無料メールマガジン。漫画原作者や小説家としての日常や創作の裏話などを、週に一度、日記形式でお届けしています。著者略歴矢樹純(やぎ・じゅん)小説家、漫画原作者。1976(昭和51)年、青森県生まれ。実妹とコンビを組み、加藤山羊の合同ペンネームで、2002(平成14)年、「ビッグコミックスピリッツ増刊号」にてデビューする。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの原作を担う。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞に応募した『Sのための覚え書きかごめ荘連続殺人事件』で小説家としてデビュー。2019年に上梓した短編集『夫の骨』が注目を集め、2020(令和2)年に表題作で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する。他の小説作品に『がらくた少女と人喰い煙突』『妻は忘れない』『マザー・マーダー』『残星を抱く』『不知火判事の比類なき被告人質問』がある。公式サイト: メルマガ「やぎのおたより」: 公式ブログ「やぎのくらし」: 公式note: 公式X(Twitter): 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月07日マーベル初の本格ミステリー・サスペンス映画『マダム・ウェブ』が、2024年2月23日(祝・金)に公開へ。主演はダコタ・ジョンソン。マーベル初の本格ミステリー・サスペンス映画『マダム・ウェブ』の主人公は、原作コミックで未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う重要なキャラクターであるマダム・ウェブ。マーベルの他のヒーローがフィジカルな特殊能力を持つこととは異なり、目には見えないパワーを持つことから注目を浴びてきた。そんなマダム・ウェブの誕生の物語を描くのが本作『マダム・ウェブ』だ。生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にした、のちのマダム・ウェブで救命士のキャシー・ウェブが、自らの出生の秘密と共に壮大な運命の糸に巻き込まれていくミステリー・サスペンスとなっている。突如覚醒した未来予知の能力に戸惑いながらも、キャシーは偶然出会った3人の少女が、謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことで、その男から少女たちを守ることに。少女たちに隠された“重要な秘密”と、同じ予知能力を有する謎の男の目的とはいったい何なのか。マダム・ウェブ役にダコタ・ジョンソン主人公マダム・ウェブを演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズや『サスペリア』のダコタ・ジョンソン。また、『ユーフォリア/EUPHORIA』のシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』や2024年公開の『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』にも出演するセレステ・オコナーらが揃う。主人公・マダム・ウェブ(キャシー)...ダコタ・ジョンソンニューヨークで救命士として働く。ある日、救命活動中に巻き込まれた生死を彷徨う大事故をきっかけに、未来予知の能力を手にする。未来を予知するだけでなく、自分の意思で未来を変えられる力を持つ。3人の少女に隠された「重要な使命」を知り、彼女たちを助けることに。エゼキエル・シムズ…タハール・ラヒムキャシーと同じ予知能力を持ち、少女たちを執拗に狙う黒いマスクの男。ジュリア ・コーン ウォール…シドニー・スウィーニーアーニャ ・コラソン…イザベラ・メルセドマティ ・フランクリン…セレステ・オコナー未来に重要な使命を持つという、偶然に出会った3人の少女。黒いマスクの男に追われており、黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまう。さらに、『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・メルセド、『モーリタニアン 黒塗りの記録』や2023年12月1日(金)に公開の『ナポレオン』のタハール・ラヒムなど、豪華俳優陣が名を連ねている。日本版声優に大島優子、潘めぐみ、伊瀬茉莉也など日本版吹替え声優として、主人公のマダム・ウェブことキャシーは大島優子が担当。また偶然キャシーと出会った3人の少女のうちジュリア役を、アニメ『ハンター×ハンター』や『【推しの子】』の潘めぐみ、アーニャ役を『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』など話題作への出演が続くファイルーズあい、マティ役を『ハンター×ハンター』や『チェンソーマン』の姫野役などの伊瀬茉莉也が務める。このほか子安武人や荻原聖人、坂本真綾らも吹替えを行う。監督はS・J・クラーソン監督は、『マーベル/ジェシカ・ジョーンズ』や『コラテラル 真実の行方』を手掛けたS・J・クラーソン。「全ての運命が彼女から始まる」と意味深な言葉を残しており、これまでにないマーベル映画を期待できそうだ。映画『マダム・ウェブ』あらすじ生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にしたのちのマダム・ウェブことキャシー。ある日、キャシーは偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される未来を見たことから、それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを守ることに。助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる。男の目的は一体?そして、少女たちの使命とキャシーの能力の秘密が明らかになっていく。【作品詳細】映画『マダム・ウェブ』公開日:2024年2月23日(祝・金)監督:S・J・クラーソン出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、アダム・スコット日本版吹替えキャスト:大島優子、潘めぐみ、ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人、坂本真綾配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント原題:MADAME WEB
2023年11月19日マーベル初の本格ミステリーサスペンス『マダム・ウェブ』が2024年に公開されることが決定。併せて予告映像が公開となった。マダム・ウェブは、原作コミックで未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれ、フィジカルな特殊能力をもつ他のヒーローとは異なる存在として注目を浴びてきた。今回公開された予告映像に映るのは、マダム・ウェブの若かりし姿。ニューヨークで救命士として懸命に人の命を救ってきたキャシー(のちのマダム・ウェブ)は、生死を彷徨う事故をきっかけに、‟未来予知”の能力を手にする。突如覚醒した能力に戸惑いながらも、キャシーは未来を予知するだけでなく、自分の意思で未来を変えられることにも気づく。ある日キャシーは偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることに。‟重要な秘密”を持つとされる少女たちは一体誰なのか、キャシーと同じく未来が見える黒いマスクとスーツの男はどこからやって来たのか。やがてすべては、キャシー出生の秘密とともに、壮大な“運命”の糸で結びついていく。主人公マダム・ウェブを演じるのは、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズや『サスペリア』などで知られるダコタ・ジョンソン。さらに『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクしたシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』や2024年公開の続編『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』にも出演のセレステ・オコナー、『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・メルセド、『モーリタニアン 黒塗りの記録』や12月1日(金) 公開の『ナポレオン』のタハール・ラヒム、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズのエマ・ロバーツ、『セヴェランス』のアダム・スコットといった面々が出演する。監督は『Marvel/ジェシカ・ジョーンズ』『コラテラル 真実の行方』のS・J・クラークソンが務める。併せて公開されたダコタとクラークソン監督がキャラクターについて語る特別映像では、ダコタは「知性こそがマダム・ウェブのスーパーパワー」だと断言。クラークソン監督も、空を飛べるスパイダーマンとも、変身できるヴェノムとも違い、「マダム・ウェブのパワーは目に見えないもの」と語る。突然手にした予知能力をキャシー自身も最初は信じられないでいるが、監督は「すべての運命が彼女から始まる」と意味深な言葉を残している。さらに本作についてシドニー・スウィーニーは「今までとは全く異なるヒーロー映画になる」(米・Variety)、エマ・ロバーツも「これまでにない切り口のマーベル映画」(米・Collider)と語っている。『マダム・ウェブ』予告映像『マダム・ウェブ』特別映像<作品情報>『マダム・ウェブ』2024年公開公式サイト: TM 2023 MARVEL
2023年11月16日10月27日(金)、28日(土)、29日(日) の全国映画動員ランキングは、先週2位に後退した『ミステリと言う勿れ』が首位の座を奪還した。先週1位だった『ONE PIECE FILM RED』は2位をキープ。3位は、初登場の『ドミノ』がランクイン。主演のベン・アフレックと、『シン・シティ 復讐の女神』のロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだエンタテインメント。愛する娘が行方不明になり、その行方を追う刑事は、銀行強盗に関する通報を受け現場に急行し、そこで娘の写った写真を発見する。そして彼の前に現れた謎の男。この男が娘の行方を知っているのか? 刑事は男を追うが、この男は“相手を思うままに操る”恐ろしい人物だった。共演はウィリアム・フィクナー、アリシー・ブラガら。公開2週目の『ザ・クリエイター/創造者』は、1ランクダウンで4位に。先週5位だった『アナログ』は変わらず順位をキープした。そのほか『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』が初登場6位に。2000年に放送された『デジモンアドベンチャー02』を映画化した作品で、デジモン史上最大の危機に大人になった大輔たちが再びチームで出動する。また、『ONE PIECE FILM RED』とともにランキングに返り咲いた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』も、先週に引き続き8位とTOP10内を堅守している。今週は『ゴジラ−1.0』『おしょりん』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『火の鳥 エデンの花』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ミステリと言う勿れ』2位『ONE PIECE FILM RED』3位『ドミノ』4位『ザ・クリエイター/創造者』5位『アナログ』6位『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』7位『おまえの罪を自白しろ』8位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』9位『ゆとりですがなにか インターナショナル』10位『映画プリキュアオールスターズF』
2023年10月30日韓国の大ヒットドラマ「夫婦の世界」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」が、フジテレビ毎週月曜~金曜の「ハッピーアワー」(※関東ローカル)にてアジアの話題作第1弾として11月6日(月)よりスタートする。ハッピーアワー枠!11月は大人気アジアドラマ一挙放送10月から、枠リニューアルとなった「ハッピーアワー」枠は、家事や子育て、在宅ワークなど、家で忙しい1日を過ごしている視聴者が、昼下がりのひととき、ささやかな自分へのご褒美としてちょっとお得な、ちょっとうれしい時間を過ごせるように、過去ドラマのリピート放送だけにとどまらず、毎月テーマを設定しながら「これまでの常識にとらわれない」ラインアップ構成を目指していく。その枠で、11月6日(月)からは「大人気アジアドラマ一挙放送!」と題し、人気ドラマ「夫婦の世界」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」の放送が決定。「夫婦の世界」第一部:13時50分~まず、13時50分から放送の第一部は、熟年夫婦の危機や婚外恋愛、人間関係の闇を描いたイギリスの大ヒットドラマ「女医フォスター 夫の情事、私の決断」(BBC One)を韓国でリメークした「夫婦の世界」(2020年/JTBC、全28話)。妻として、母として、周囲から頼られる医師として、人がうらやむ全てを手に入れ、完璧な人生を生きてきたチ・ソヌ(キム・ヒエ)を、夫のマフラーについていた“たった1本の髪の毛”が地獄に突き落とす…。夫の不倫をきっかけに生活や人間関係、家族の形が一変していく、猛烈な勢いの展開から目が離せない大人の激情ラブロマンス。韓国ケーブルドラマ史上歴代最高視聴率となる28%を記録し、大ヒットとなった超話題作を、日本語字幕付き・二か国語放送で地上波平日デイタイムに初放送。日本でもリメイクドラマが話題となったばかりだ。「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」第二部:14時48分~続いて、14時48分から放送の第二部は、韓国の入学試験と私教育、医療界を題材に、高級住宅街に住む一見華やかな上流階級の人々のし烈な競争と複雑な人間関係を、風刺を効かせて描いた社会派サスペンス「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」(2018年~2019年/JTBC、全30話)。韓国での初回放送時の視聴率は1.7%だったが、次第に反響を呼び、最終話の視聴率は23.8%を記録。全世界で支持を集める人気ドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」を超え、2019年に非地上波チャンネル歴代最高視聴率の記録を塗り替え、韓国で社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ。さらに、アジア最大のテレビ番組コンペティション「第24回アジア・テレビジョン・アワード」にて最優秀ドラマ作品賞を受賞、ならびに韓国映画・ドラマ界の最大級のアワード「第55回百想芸術大賞」にてTV部門・演出賞を含む4部門を獲得するなど国内外で高い評価を受けた。タイトルの「SKYキャッスル」とは、劇中に登場する高級住宅街の名称。「SKY」は韓国における最難関の大学とされるソウル大学(S)、高麗大学(K)、延世大学(Y)のイニシャルを合わせたものであり、学歴が重視される韓国の上流社会では“SKY”でなければ認められないという風刺の意味が込められている。他人事とは思えない、それぞれの思いに共感し、引き込まれること間違いなし。なお、この2作は放送終了後、TVer、FODで日本語吹き替え版の無料見逃し配信を実施する。<ハッピーアワー>「夫婦の世界」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」は11月6日より毎週(月)~(金)13時50分~/14時48分~よりフジテレビにてそれぞれ放送(※関東ローカル)。※放送後、TVer・FODにて無料見逃し配信予定(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日写真と映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援することを目的として2002年に始まった東京都写真美術館の『日本の新進作家』展。将来性のある作家を紹介してきた同展の記念すべき第20回目となる展覧会が、10月27日(金)から2024年1月21日(日)まで開催される。今回は「見るまえに跳べ」をテーマに、不確かな時代を生き抜くための原動力を探る。21 世紀に入ってから、2001年のアメリカ同時多発テロ、2011年の東日本大震災、2020年に本格化した新型コロナウイルスの世界的感染拡大、そして2022年から今に続くロシアによるウクライナ侵攻など、日常を揺るがす大きな出来事が起こるなか、不安や迷い、そして深い孤独を感じずにはいられない人々のこわばった心をどう解きほぐすことができるのか。そう問いかける同展は、自らも孤独と向き合い、生きるための原動力の在処を写真作品によって示そうとする5人の作家を紹介するものだ。動物や昆虫、植物、オブジェやフィギュア、図版などを組み合わせたイマジネーション豊かな写真で独特の世界観を生み出す作家うつゆみこ。2016 年より、上野界隈に集まる人々を正面からとらえた〈路上〉シリーズを継続的に発表してきた淵上裕太(ふちかみ ゆうた)。新宿や横浜、大阪市西成区など、その街に通い詰めることでしか出会えない人々を独特の距離感で写した写真が強い存在感を放つ星玄人(ほし はると)。世界各国を旅し、幅広い分野で活動を展開しながら、写真、映像、インスタレーション、空間体験等によって表現の可能性を模索するビジュアルアーティスト夢無子(むむこ)。そして、真摯な眼差しで被写体の命と向き合い続け、2022年に出版された初の写真集『Helix』(出版・皆川明[minä perhonen] )も話題を呼んだ山上新平(やまがみ しんぺい)。5人それぞれに独自の手法をもつが、いずれも人とのつながりをたぐり寄せようとする作品によって観る者のかたくなな心を溶かし、人生の豊かさとは何かを思い出させてくれる力をもつ作家たちだという。前向きに歩む気持ちが込められた展覧会タイトル「見るまえに跳べ」も印象深い。<開催情報>『見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol. 20』会期:2023年10月27日(金)~2024年1月21日(日)会場:東京都写真美術館 3階展示室時間:10:00~18:00、木金は 20:00 まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館翌平日休)、12月29日(金)~1月1日(月・祝)料金:一般700円、大学560円、高中・65歳以上350円※1月2日(火)、3日(水)、21日(日)は無料公式サイト:
2023年10月19日これまでに数多くのベストセラー小説を生み出してきた人気作家の湊かなえさんが、2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編「落日」。湊さんの”令和最高傑作”とも名高い本作の映像化は、北川景子さんや竹内涼真さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱量高い演技に“心震える究極の一作”と話題で、現在WOWOWオンデマンドで全話配信中です。そこで、物語のカギを握る重要な役どころを演じたこちらの方にお話をうかがってきました。竹内涼真さん【映画、ときどき私】 vol. 607新進気鋭の映画監督と新人脚本家が15年前に小さな町で起きた一家殺害事件の真相に迫っていく本作で、事件の犯人である立石力輝斗を演じている竹内さん。30歳を迎えて最初の作品で、自身初となる死刑囚役に挑んでいます。今回は、役作りで意識したことや共演者との忘れられない瞬間、そして人生のヒントを見つける方法などについて語っていただきました。―以前からこういった役を演じてみたいと思われていたそうですが、お話があったときはどのようなお気持ちでしたか?竹内さん配役というのは年齢や見た目によって決まってくるところもあると思いますが、実は昔からこういう役にも挑戦したいと思っていました。でも、僕にそういうイメージがなかったのか、挑戦する機会がなかったんですよ。そんななかで、30歳というタイミングでこういった薄暗い陰のある役に巡り合えて、自分に任せていただけるんだということが純粋にうれしかったです。―ご自身でこういう役ができると感じていらっしゃったのはなぜですか?竹内さん誰にでも陰と陽の部分があると思いますが、そういう意味で感覚的にできるんじゃないかなというのがありました。それに、人が隠したいと思うところを表現するのが俳優の仕事だと思うので。あとは、自分のなかでもいまだったら陰の部分を出せるタイミングだったのかもしれないです。妹がいなければ、違う力輝斗になっていたかもしれない―今回は非常に難しい役どころだったと思いますが、どのような準備をして挑まれたのでしょうか。竹内さんまずは、台本をすごく読み込みました。この作品において、ミステリーの肝となるのは、彼がなぜ死刑を選んだのかということ。ただの殺人鬼ではないので、そのあたりは自分のなかで筋を通しておきたいと考えました。あとは、服装や髪型だけでなく、佇まいにいたるまでいろんなアイデアを出し合いながら作り上げました。―確執のある劇中の兄妹とは違って、実際の竹内さんは妹さんと仲が良いイメージですが、同じ兄としての立場や感情が生かされたところもあったのではないかなと。竹内さん確かに、自分にも妹がいることがどこかでリンクしていた部分はあったかもしれません。でも、意識的にしていたことではないので自分ではわからないですが、もし僕に妹がいなかったら違う力輝斗になっていた可能性はあると思います。北川さんとは、本気で心のぶつかり合いができた―事件の真相を追う映画監督役を演じられた北川景子さんとのクライマックスシーンは、本作において非常に大きな見どころでしたが、現場の様子について教えてください。竹内さん実は、北川さんとはそのシーンを撮るときに初めてお会いしました。でも、お互いに本気で心のぶつかり合いができたので楽しかったですし、感慨深かったです。短い時間ではありましたが、しっかりとコミュニケーションができましたし、全力を出せたと思います。―相手が北川さんだからこそ刺激を受けたり、引き出されたりした部分もあったのかもしれませんね。竹内さん北川さんはとても気さくで、自分のパーソナルスペースをオープンにしてくださる方なので、会った人はみんな好きになりますよ。相手を緊張させずに、フレンドリーに入り込んできてくださるので、そういうのって大事だなと。だからこそ、長年いろんな作品に出られたり、たくさん主演を務めたりされているんだろうなと改めて感じました。あと印象に残っているのは、北川さんの肌がキレイすぎてびっくりしたこと。ピカピカに光っていたので、「すっごいキレイだな」と思いながら見ていました(笑)。大事なのは、つねにアンテナを敏感に張っておくこと―確かに、画面越しでもその美しさは伝わってきました。今回ご一緒された内田英治監督とは3年振りとなりますが、監督は竹内さんの成長ぶりに驚いたとか。30歳になったこともあるかもしれませんが、ご自身で振り返ってみても変化を感じる部分はありますか?竹内さんいろんなことに対する考え方は、だいぶ変わりましたね。といっても、別に30歳になったからというわけではなく、自分としては自然と変わっていくタイミングに従っているだけという感覚です。でも、20代のときに比べたら生活も、食事も、朝起きる時間も、物事への取り組み方もまったく違いますね。すべてにおいて、意識する次元が変わったんだと思います。―年齢や経験を重ねていくなかでご自分なりに変わっていったのか、それとも周りからの影響ですか?竹内さん自分で気づくこともあるし、相談した人からの言葉に救われることもあるので、両方ですね。人生のヒントはいつどこにあるかわからないので、つねにアンテナを敏感に張っておくのは大事だなと感じています。すべて自分の捉え方次第ですからね。あとは、一生懸命だけでなく真面目にやっていかないと成功しないと思うので、求める真面目さのレベルも変わってきました。かっこつけているわけじゃないんですけど、「周りを変えたかったら自分が変わるしかない」と考えています。というのも、僕は周りが自分の鏡だと思って生きているので、物事がうまくいかないときは、自分に問題があるんだなと思うほうです。そこはつねに意識しているかもしれないですね。ネガティブでいる時間はもったいない―過去には自分のネガティブ思考がうまくいかない原因だと考えて、意識的にポジティブになる癖をつけてご自身を変えたこともあったとか。竹内さん変わるまでに1年くらいかかりましたが、そうしないと人生がいい方向にいかないことに気がついたんです。時間を大切にしようと思ったら、ネガティブになってモジモジしている時間はもったいない。自分が幸せになれる物事の捉え方をしていかないと、自分が行きたい方向に最短距離では行けませんから。そのためには、普段からだらけていてはダメなので、ポジティブな思考にするためにも自分をいい状態にすることが大事だと考えるようになりました。そこから起きる時間や生活も変わっていったんだと思います。―そんななかで、竹内さんを癒してくれる時間といえば?竹内さんそれは親友と夜中までいろんな話をしたり、家族や友達とおいしい物を食べたりしているときです。ほかにいろんな趣味もありますが、コーヒーにこだわったりと、好きなことはとことん追求するタイプですね。オフのときはそういうところに時間を使ってバランスを取るようにしています。自分で自分の可能性を決めつけてはいけない―いま思い描いている今後の夢についても、お聞かせください。竹内さん目標というのは、大きいのも小さいのもどちらも大事ですが、つねに自分の心とカラダと相談しながら、上に向かって設定しています。最近は配信によって世界各国で視聴できる時代なので、世界で戦える作品に参加していきたいというのが、いまは自分のモチベーションになっています。―以前からマーベル作品の大ファンであることも公言されているので、海外を目指す可能性もあるのではないでしょうか。竹内さん海外に行ってみたいというよりも、自分が好きな作品を作っている人たちと仕事をしてみたいとか、日本とは規模が違う現場で世界を見てみたいという気持ちはあります。もちろん、日本にも良さはありますが、それだけでなく各国のいいものをたくさん自分のなかに取り入れていきたいです。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。竹内さんまず大事なのは、自分の可能性を自分で決めつけないこと。僕もまだ30代なので偉そうなことは言えませんが、“成功のヒント”みたいなものは意外と身の周りに転がっていて、それをキャッチできる状態かどうかが大切な気がしています。いまは何でもすぐ調べられる便利な時代でもあるので、なりたい自分でいたいと思うことは、誰にでもできることだと思っています。インタビューを終えてみて…。本作では、いままでのイメージを打ち壊すような新たな一面を見せている竹内さん。映像からだけでなく、言葉や表情からもこれまで以上に高い意識で役と向き合っているのが伝わってきました。俳優としても、人としても魅力を増していく竹内さんがどのような30代を過ごされるのか楽しみなところです。魂の叫びに、胸が締めつけられる!事件の裏に隠された真相とそれぞれの思いが交錯し、観る者をどんどんと引き込んでいく衝撃のミステリー。心を揺さぶる真実が明かされたとき、そこに差し込む“希望の光”を誰もが感じずにはいられないはずです。取材、文・志村昌美スタイリスト・徳永貴士(SOT)ヘアメイク・佐藤友勝カメラマン・福岡諒祠(GEKKO)ストーリー初監督作品で国際的な評価を得た新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)。注目を集めるなか、新人脚本家の甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ちかける。物語の基となるのは、真尋の生まれ故郷でもある笹塚町で15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”。引きこもりの男性・立石力輝斗(竹内涼真)が高校生の妹・沙良(久保史緒里/乃木坂46)を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた事件だった。真尋の師である人気脚本家の大畠凜子(黒木瞳)は、真尋の背中を押すいっぽうでこの事件に興味を示し始める。この事件を追うことは、香と真尋それぞれが抱える“ある過去”とも向き合わなければならないことを意味していた。事件を調べていくうちに、2人は衝撃の真実にたどり着くことに…。引き込まれる予告編はこちら!作品情報「連続ドラマW湊かなえ『落日』」WOWOWオンデマンドにて全4話配信中
2023年10月18日東野圭吾の傑作ミステリーを成井豊の脚本・演出で舞台化した『仮面山荘殺人事件』が2019年の初演以来、4年ぶりに再演される。初日を前に10月上旬に行われた通し稽古の模様を取材した。製薬会社社長の森崎が所有する別荘に、森崎夫妻、数か月前に自動車事故で亡くなった夫妻の娘の朋美の婚約者だった高之、朋美の親友で作家の桂子、朋美の従姉妹の雪絵ら8名が朋美を偲んで集まるが、そこに逃走中の2人組の銀行強盗が侵入し、彼らを軟禁する。高之らは外部との接触を試みるも全て失敗に終わり、ついに1人が死体で発見される。だが状況から考えて、犯人が強盗たちであることはありえなかった。残された7人は犯人探しを開始するが……。物語は高之と朋美が幸せいっぱいのムードで結婚式の打ち合わせをする回想シーンから始まるが式の1週間前、教会に最後の打ち合わせに向かった朋美の運転する自動車が崖から転落して朋美は亡くなってしまう。山荘で起きた殺人事件の行方と並んで、警察の捜査で居眠り運転による事故と結論づけられた朋美の死の真相が物語の主軸となっており、高之と朋美の出会いや馴れ初め、その後、仲を深めていくさまが時折、回想シーンで挿入される。初演で木戸邑弥と平野綾が演じた高之と朋美を今回、溝口琢矢と清水由紀が演じているが、清水は事故でバレリーナの夢を絶たれ、自殺を試みるほどの絶望の淵に落とされるも、高之との出会いをきっかけに幸せを掴みとっていく朋美を情感豊かに好演。溝口も、朋美の愛を真正面から受け止める好青年・高之を見事に演じており、ふたりのシーンには見ている側が気恥ずかしくなるほどのラブラブ感を醸し出している。一方、銀行強盗犯による軟禁&殺人(しかも犯人は身内にいる!?)というショッキングな事件に遭遇する山荘内の面々も一見、どこにでもいそうな人物をそれぞれの俳優陣がしっかりと味付けし、個性豊かに演じている。推理や状況の把握など、どうしても説明的なセリフが多くなりがちな中で、緊迫した密室劇と会話劇の面白さをしっかりと感じさせてくれる。そして、終盤の大どんでん返し! 怒涛の展開に圧倒されつつ、この原作小説が演劇で表現されることの意味を実感させられ、東野作品の中でも決して多くの人に知られているとは言えないこの作品を舞台化しようと考えた成井の慧眼ぶりに驚かされる。キャスト陣の演技を楽しみつつ、あっと驚く展開に心地よくのみ込まれてほしい。取材・文・撮影:黒豆直樹<公演情報>舞台『仮面山荘殺人事件』原作:東野圭吾(講談社文庫)脚本・演出:成井豊出演:溝口琢矢 / 清水由紀 / 畑中智行(キャラメルボックス) / 三浦剛(キャラメルボックス) / 原口健太郎(劇団桟敷童子) / 岡田さつき(キャラメルボックス) / 森めぐみ(キャラメルボックス) / 瀧原光(NORD) / 稲田ひかる / 北見翔(GROUP THEATRE) / 上ノ町優仁 / 松崎浩太郎 / 南木春香【東京公演】2023年10月11日(水) ~ 10月15日(日)会場:サンシャイン劇場【大阪公演】2023年10月18日(水) ~10月19日(木)会場:サンケイホールブリーゼチケット情報公式サイト
2023年10月10日映画『ミステリと言う勿れ』が公開中だ。原作は、田村由美の同名人気コミック。2022年1月クールに連続ドラマとして放送され、大きな話題を呼んだヒット作が、スクリーンに舞台を移し、さらにスケールを増して帰ってきた。その中で、新たな出演者のひとりとして名前を連ねるのが俳優の松下洸平だ。キーパーソンを演じる松下に、公開後の今だから話せる役への想いを聞いた。※この記事は、本編の核心に迫るネタバレが含まれています。未見の方はご注意ください。朝晴には、愚かで、ちょっと情けない人でいてほしかったシリーズ最大級の新たな謎と呼び声が高い通称“広島編”。代々、遺産をめぐる争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家。その因縁を証明するかのように、汐路(原菜乃華)らの親を乗せた車も崖下に転落、命を落とした。はたしてこの遺産相続事件の真相はどこにあるのか。久能整(菅田将暉)の辿り着いた答えは、150年前から受け継がれてきた呪いのバトン。そこでキーパーソンとなるのが、代々、顧問弁護士として狩集家に仕えてきた車坂義家(段田安則)の孫・朝晴(松下洸平)だった。自分の重ねてきた罪を告白する朝晴は、愚かで、哀れで、だけど吸い込まれるほど無垢だった。松下洸平はこの難役にどのようにアプローチしていったのだろうか。「代々信じ継がれてきたことを遂行したまでだ、だから自分がやったことは悪いことではないというのが彼の言い分ではあります。でもはたして本当にそれだけなのかな、と台本を読んだときに思ったんです。人を殺めることが罪になることくらいは、彼も当然わかっている。彼の中にも罪悪感や後ろめたさは絶対にあって、だからあの場でジタバタあがこうとしたんだろうなと」松下洸平は、まるで役との距離を冷静に測るように、そう話しはじめた。「整くんも『悪事と思っていないなら隠すことはないはずです』って言ってますよね。あそこで朝晴は『そうだ、自分は悪いことはしていないんだ』とハッとする。あれも100%本心でそう言っているというよりは、どこかでそう自分に言い聞かせているところが絶対にあるはずで。、そのせめぎ合いをしっかりと表現したかったんです。朝晴には、愚かで、ちょっと情けない人でいてほしかったから、その塩梅についてはたくさん考えました」家同士の宿命に取り憑かれた狂人ではない。あくまで、生身の人間として朝晴を生きようとした。「事件が起きたことを汐路のせいにするのも、そうすることで自分がやったことから逃げ切りたいという気持ちがあった気がするんですよね。朝晴が単純なサイコパスに見えないように、というのは意識して芝居に臨みました」汐路にとって、朝晴は初恋の人。その好意につけ込むように、朝晴は彼女の心に呪いの言葉を残していく。「朝晴は汐路に『僕に嘘をつくなんて悲しいよ』と言う。あの言葉も汐路を傷つけるための言葉であったと同時に、本心で悲しんでいると思ったんですよね。朝晴が犯行について語る場面は、本編の中ではたぶん10分くらいだと思うのですが、その10分の間に、いくつもの顔を見せたいと思っていました」(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社言葉にならないものを目と目でぶつけ合った見せ場となる自供シーンでは、久能整役の菅田将暉をはじめ、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、そして柴咲コウと実力者たちと対峙した。「台本を読んで朝晴についていろんなことを考えましたが、実際にみなさんと対峙することで、溢れてくる感情がたくさんありました。中でもいちばん強く心を動かされたのは目です。キャストのみなさんの目から出てくるエネルギーをたくさん感じさせていただきました。その分、僕も負けじと目で訴えかけた。言葉にならないものを目と目でぶつけ合うシーンになったと思います」強い結びつきを持つ狩集家と車坂家。そこで育った汐路らと朝晴は、限りなく身内に近い。これまでの長い関係性を壊すものだということを微塵も感じていないような顔で。「朝晴は汐路たちを裏切ったとすら感じてないんだと思います。やってはいけないことをやっているので、責められて当然であることは本人も自覚しています。だけど、こちらにはこちらの言い分があるというのが彼の理屈です。あなたたちにわからない、僕にしかわからないものがあるんだよという気持ちを込めて、理不尽な目で僕も彼らを見つめ続けました」松下洸平の声はウェットだ。どこか泣いているようにも聞こえる、繊細な音。それが、聞く者の琴線を震わせる。哀れな朝晴の言葉が、いつまでも消えない跡のように、鼓膜に残り続ける。「狩集家の人々に責められた朝晴は最後に『君らにはわからないよ』と言う。あれがなんとも悲しくて、個人的に好きな台詞です。もっと家柄や血筋のようなものから自由になれたらよかったのにと、僕は思います。でも、そういう信念にすがらないと生きていけない性分であることも理解できる。僕だって、自分で自分を鼓舞するために、根拠のない思い込みや自己暗示みたいなもので言い聞かせるときはあります。そうでもしないと立っていられないんです。朝晴のしたことは決して許されることではないけれど、そういう面では共感できるところはあるかもしれません」(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社母のおかげで自分の感性を信じることができた家の伝統というものは、時に個人を押し潰す。しきたりめいた言い伝えに、朝晴はずっと縛られてきた。だが、松下自身は画家の母親の下、のびのびと育てられたと言う。「うちはフリーダムな家族です。そのフリーダム精神を僕自身、色濃く受け継いでいる感じがします。そういう家庭で育ったから今の僕があるのかなと思います」そう言って、こんなエピソードを明かしてくれた。「僕は小さい頃、絵を描くことが好きな子どもでした。放課後も教室の隅っこでずっと絵を描いていて。ただ、周りの子が人気の漫画のキャラクターを描いているのに対して、僕が描いているのは現実のもののスケッチでした。決してバカにされたわけではないんですけど、あるとき『子どもらしくない絵だね』って言われたことがあります」他の人にはない感性や視点を、人は「個性」と呼ぶ。だが、そうした「個性」は必ずしもありがたかられるわけではない。時には「異端」となり、奇異な視線を向けられることもある。「そう言われたときに、自分は人とは違うのかって一瞬疑っちゃったんです。でもこれが自分の好きな絵だから変えることはできないし、絵を描くことをやめるなんてできない。だからこそ、人と違うことに悩んだ時期もありました」だが、自ら「フリーダム」と称する家族や、信頼できる友人たちが松下洸平の感性を育ててくれた。「母は、人と違うことを決して止めませんでした。そのおかげで、自分の感性を信じることができたと思います。」28、9歳の頃は、この仕事に向いていないと思っていた謎解きの面白さもさることながら、世の中の矛盾や違和感に光を当てた言葉の数々が突き刺さる『ミステリと言う勿れ』。本編に登場する「自分が下手だってわかるときって、目が肥えてきたときなんですよ」という台詞もまた多くの人の胸を突く言葉だ。「自分ができないと気づいた瞬間こそが本当のスタートだと思います。」松下洸平も少し懐かしそうに微笑んで頷いた。「どんな仕事も人間関係も自分の好き嫌いがはっきりした瞬間って、自分ことを理解した瞬間でもあると思っていて。なんでも最初は見えるものすべてが面白そうだし、キラキラしているものだと思います。でも、長く続けていくと、自分の趣味嗜好みたいなものがわかってくる。そこで、自分はこういうものが好きなんだとか、嫌いなんだというのがわかってくるのかなと思っています」今や出演作品が引きも切らない売れっ子俳優だが、自分自身の才能の壁にぶち当たったこともあった。「28、9ぐらいのときに、この仕事に自分は向いていないのかなと思ったこともありました」かつて人と違う個性に悩んだ少年・松下洸平を救ったのは、周りの人だった。そして、才能の壁にもがく俳優・松下洸平を救ったのもまた人だった。「それでも僕がこの仕事を続けられているのは、そんな僕に声をかけてくれる方々がいてくださったからです。『次はこういう作品をやるから出てみない?』『何か一緒にやろうよ』――そういう言葉の一つひとつが、僕の俳優人生をつないでくれています。そうこうしているうちに30を過ぎて、そこからはちょっと吹っ切れたというか、やるしかないと腹を括れたところはありました」演劇の世界でその才能を見出された松下は、多くの演出家の下で研鑽を積んだ。自分の未熟さを突きつけられた場面は数え切れない。それでも自分を信じて、周りで支えてくれる人を信じて、道なき道を突き進んできたから、今の松下洸平がある。「演劇の世界には厳しい人もたくさんいらっしゃるので、下手くそとストレートに言われることも時にはあります。そのたびにもうここまでかと心が折れそうにもなったし、逆になにくそと気持ちを奮い立たせることもできた。今振り返ってみれば、どの言葉も言ってもらってよかったと思えるし、そういう厳しい言葉が僕を成長させてくれたんだと思っています」現在36歳。その落ち着きのある物腰は、「円熟」という言葉すら想起させる。だが、当人は決して経験にも評価にもあぐらをかかない。「基本的に、もっとああしておけばよかったと反省することしかない。しかも厄介なのが、この仕事は正解がないんですよね」キャリアを積めば、時にこれまで積み上げてきたものが、自分の成長を妨げることもある。自信は、他人の意見やアドバイスを拒む殻になる。松下洸平が30代半ばを迎えた今も瑞々しく見えるのは、そうした殻をまるで感じさせないからだろう。「作品づくりは自分ひとりの力ではなにもできません。いろんな人の力が合わさることで良い作品が出来上がると思います。自分が絶対に譲りたくない部分は大事にしつつ、周りの声をしっかり受け止めて考えてみることが大切だと思っています」この謙虚さ、この素直さが、松下洸平が愛される理由だ。人から認められ、人から求められることで、自分を奮い立たせてきた感性の人は、これからもたくさんの人の支えを借りながら道なき道を歩いていく。取材・文:横川良明撮影:木村直軌<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』全国公開中(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年09月22日少年少女たちの瑞々しい感情と友情を描いた、著者初の青春ミステリーアップルシード・エージェンシー契約作家の矢樹純さんの新刊『幸せの国殺人事件』(ポプラ社)が9月13日に発売されました。あらすじ中学一年の薗村海斗は、最近は学校に来なくなってしまっている同級生・桶屋太市、同じく同級生の女子・烏丸未夢と、オンラインゲームを通して交流を深めていた。ある日三人は、廃園になった遊園地≪ハピネスランド≫で撮影されたと思われるある動画を見てしまう。《動画見た?》《このことで話したい》《明日学校終わったらうち来て》その動画が一体何なのかを突き止めるため、三人はハピネスランドに侵入することに……。思わぬ方向へ展開していく事件を追いながら、海斗たちは少しずつ真実に近づいていく―。気鋭のミステリー作家が、少年少女たちの友情と成長を描く、傑作青春ミステリの誕生です。『幸せの国殺人事件』に登場する少年達も、それぞれ悩みや葛藤を抱え、時には衝突しながら、事件を追う中で成長していきます。その辺りも読みどころではありますが、もちろん自分はミステリー作家ですので、これまでの作品同様、盛りだくさんのサスペンスと謎を詰め込んだハラハラ&ワクワクするお話に仕上げました。若い読者の方にも、大人の読者の方にも、3人の少年少女の一夏の冒険を夢中になって楽しんでいただければと思います。(矢樹純noteより)青春小説としてもミステリとしても楽しめる作品です。矢樹さんの小説を読んだことがある人も読んだことのない人も、本作をきっかけに矢樹作品の世界に触れていただけたら幸いです。著者略歴矢樹純(やぎ・じゅん)小説家、漫画原作者。1976(昭和51)年、青森県生まれ。実妹とコンビを組み、加藤山羊の合同ペンネームで、2002(平成14)年、「ビッグコミックスピリッツ増刊号」にてデビューする。『あいの結婚相談所』『バカレイドッグス』などの原作を担う。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞に応募した『Sのための覚え書きかごめ荘連続殺人事件』で小説家としてデビュー。2019年に上梓した短編集『夫の骨』が注目を集め、2020(令和2)年に表題作で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する。他の小説作品に『がらくた少女と人喰い煙突』『妻は忘れない』『マザー・マーダー』『残星を抱く』『不知火判事の比類なき被告人質問』がある。公式サイト: メルマガ「やぎのおたより」: 公式ブログ「やぎのくらし」: 公式note: 公式X(Twitter): 幸せの国殺人事件 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月18日Office P・T企画主催、『ロールプレイング・ミステリー 劇場裏の散歩者 桃野探偵事務所の事件簿 case.2』が2023年11月3日 (金・祝) ~2023年11月5日 (日)に世界館(大阪府大阪市港区波除6-5-15)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2023年9月15日(金)10:00より発売開始です。カンフェティにて2023年9月15日(金)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter P・T企画が贈る観客参加型ミステリーは、単なる観客で終わることはありません。参加者は物語の一部となり、事件を解決するために自らの推理力を駆使します。そして、今回の『劇場裏の散歩者』では、これまで以上に没入感あふれる体験が約束されています。『ロールプレイング・ミステリー』とは、推理をより深化させ、参加者を事件の舞台である会場に引き込む新しい推理アトラクションです。参加者は眼の前で観るドラマで展開される作中の関係者の言動だけでなく、参加者自身が登場人物の1人として事件現場?である会場を巡り、解決の手がかりを見つけ出し、推理に没頭できます。これにより、従来の観客参加型ミステリーにはない臨場感と没入感が実現します。『劇場裏の散歩者』は、ミステリーファンや冒険心旺盛な方々にとって、決して見逃せない体験となることでしょう。ご期待ください。【あらすじ】 貴方は、とある劇場で起こった殺人事件の生き残り。 その貴方の元へ、一通の招待状が届く。 =「あの日」を共有した貴方へ= この度、閉鎖されていた劇場を再開する事となりました。 そこで再開記念パーティーへ貴方をご招待致します。 アトラクションとして、あの日の演目を一部再演致します。団体概要■OfficeP・T企画とは 1997年に結成。全ての公演を座付き作家が執筆し、『サスペンス』を専門に上演。大阪の小劇場と呼ばれる劇場が閉鎖されつつあった2003年より、上演会場をレストランやバーなどに移し、国内外の名作ミステリーを舞台化した観客参加型ミステリー、『ミステリー名作選』シリーズを開始。客席と舞台の境界のない演劇は、劇場では味わえない臨場感であり、また観客が観ているだけにとどまらず、推理するというゲームを楽しむことができるので、ミステリーファンを中心に、演劇に初めて接するお客様にも多くのリピーターを生み出す。定期公演以外ではファミリー向けなどのホテル公演なども行う。 2020年には配信ミステリ『名探偵たちの白昼夢』を行い、配信上で参加型ミステリイベントを開催。また2022年、2023年にはよみうりカルチャー配信講座・学ントにて『有栖川有栖ミステリー倶楽部』で有栖川有栖氏のミステリ講座のドラマ部分を担当。劇場だけでなく様々な方法でミステリイベントを届けている。【この情報に関する問い合わせ】Office P・T企画担当:丹原祐子(たんばらゆうこ) 携帯:090-8121-8585電話・FAX06-7173−3933E-mail info@ptkikaku.com 公演概要『ロールプレイング・ミステリー 劇場裏の散歩者 桃野探偵事務所の事件簿 case.2』公演期間:2023年11月3日 (金・祝) ~2023年11月5日 (日)会場:世界館(大阪府大阪市港区波除6-5-15)■出演者オオサワシンヤ坂本さやかことぶきつかさ五馬さとし(劇団ひこひこ)白木原一仁(プロデュースユニットななめ45°)村上森子(舞夢プロ)■公演スケジュール11月03日(金・祝) 11:00/16:0011月04日(土) 11:00/16:0011月05日(日) 11:00/16:00※開場は開演の30分前※上演時間は推理時間60分を含め120分を予定しています。■チケット料金(整理番号付き・税込)全席自由:4,500円 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月14日映画『ミステリと言う勿れ』公開記念として、本日9月9日に放送された「ミステリと言う勿れ特別編」が、Blu-ray&DVD化。来年2月21日(水)にリリースが決定した。2022年1月期に放送された菅田将暉主演の連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。主人公・久能整が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べているだけで、登場人物たちが抱える様々な悩み、事件の謎までも、いつの間にか解きほぐされてしまう新感覚ミステリー。ある一族の遺産相続の謎に巻き込まれる“広島編”を描く映画の公開に先駆けて放送された特別編は、連続ドラマのepisode1に一部新撮を加えたリブート版と、原作コミックス11巻で描かれている通称“タイムカプセル編”で構成。待望の初登場となる、志尊淳演じる相良レンにも注目だ。「ミステリと言う勿れ特別編」Blu-ray&DVD商品情報2024年2月21日(水)Blu-ray&DVD発売(同日DVDレンタル開始)・Blu-ray[1枚組]価格:¥5,170(税込)品番:PCXC-50173・DVD[1枚組]価格:¥4,180(税込)品番:PCBC-52767発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン(C)田村由美/小学館(C)フジテレビ▼ストーリー久能整(菅田将暉)は大学の同級生・寒河江健が遺体で発見された事件で殺人の疑いをかけられてしまう。大隣警察署の風呂光聖子(伊藤沙莉)巡査、池本優人(尾上松也)巡査、青砥成昭(筒井道隆)警部、そして薮鑑造(遠藤憲一)警部補から聴取を受けることに。一方、相良レン(志尊淳)は大学内で刑事たちに話を聞かれる。天達春生(鈴木浩介)は、自分のゼミ生である整、レンを心配していた。事件解決から数日後、レンから日当1万円の変なバイトに誘われた整。最初は断る整だったが、「何かあっても整くんなら何とかするよね」と無邪気に笑うレンに観念し、しぶしぶ参加することに。バイト当日、数年前まで学校として使用されていたという旧校舎に集合。主催者の坂巻洋子(篠原涼子)と秘書の桐江(塚地武雅)が大勢の参加者を教室で出迎え、坂巻から「30年前に埋められたタイムカプセルを探して欲しい」とバイトの真の目的が明かされる――。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月09日スペシャルドラマ「ミステリと言う勿れ特別編」と映画『ミステリと言う勿れ』の放送・公開を前に、キャスト陣が見どころを語る映像がYouTubeにて公開された。田村由美による漫画を、菅田将暉主演で実写化とした本シリーズ。天然パーマがトレードマーク、カレーをこよなく愛する大学生・久能整が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで、事件の謎が解かれていく新感覚ミステリー作品だ。特別編では、連続ドラマのepisode1に一部新撮を加えたリブート版と、原作11巻の“タイムカプセル編”を。映画では、広島を訪れた整が、狩集家の一族の遺産相続の謎に巻き込まれる、原作コミックス2巻から4巻で描かれている通称“広島編”を描く。今回公開された映像は、第1話再放送内で紹介されたもの。撮影の様子とともに、菅田さんをはじめ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、柴咲コウのインタビュー映像が登場している。SNSでは「公開がますます楽しみになりました!」、「公開初日に観に行きたい」、「絶対見に行きます」と公開を楽しみに待つファンが多く見られる。土曜プレミアム映画公開記念「ミステリと言う勿れ特別編」は9月9日(土)21時~フジテレビにて放送。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年08月24日映画『ミステリと言う勿れ』の公開に先駆けて放送される「ミステリと言う勿れ特別編」に、志尊淳が相良レン役で出演することが分かった。連続ドラマepisode1リブート版と、新作の“タイムカプセル編”で構成されるこの特別編。大学の同級生が遺体で発見され、整が殺人の疑いをかけられてしまうepisode1の事件に、新たな視点を加え、その中で原作ファンを中心に高い人気を集める“整×レン”の知られざる出会いのエピソードが描かれ、その後のエピソードとして、レンから変なバイトに誘われた整が、30年前に埋められたタイムカプセルを探し出す物語が、タイムカプセル編となっている。志尊さんが演じるレンは、整と同じ東英大学の同級生で、天達春生(鈴木浩介)准教授ゼミの仲間。カチューシャでかき上げたヘアスタイルがトレードマークで、底抜けに明るい性格で誰にでも気さくに話しかけ、自然と自分のペースに巻き込んでいく高いコミュニケーション力を持っている。連続ドラマ放送時には「レンはいつ出るの?」「ドラマでも“整×レン”を見たい!」というリクエストが数多く寄せられていたが、今回待望の初登場となる。秋ドラマ「フェルマーの料理」で高橋文哉とW主演を務めることでも注目を集める志尊さん。今作への参加について「正直、お話を頂いた時は、僕に務まるんだろうか、とたくさん考えました。ですが、その旨をお伝えした際に、(松山博昭)監督をはじめとしたチームの皆さんがとても熱い気持ちでこの作品に向き合う姿を見て、自分にできることがあれば、全力でやらせて頂きたいと思いました。この作品に参加することができ、うれしい気持ちでいっぱいです」と語り、「伏線、伏線、伏線の物語。どういう展開になっていくのか。ドキドキハラハラしながら見てもらえると思います。この作品が、そして相良レンが1人でも多くの人に愛されますように」と視聴者へメッセージを寄せている。菅田さんと志尊さんは、菅田さんが主人公・赤場帝一を、志尊さんがその右腕・榊原光明を演じた『帝一の國』で初共演し、「トドメの接吻」以来、約5年半ぶりの共演。「人としても俳優としても尊敬している菅田くんと、またご一緒できた時間はとても刺激的でした。今回から参加させて頂く僕を、懐深く受け入れて下さいました。この作品を背負い、この作品に向き合う姿を近くで見させてもらったことで、作品に対する熱意をひしひしと感じることができました。菅田くんとの共演は、ただただ楽しかったです」とふり返っている。そのほか、整やレンと共にタイムカプセル探しに参加する尾形芽衣を内田慈、鈴木を山脇辰哉が演じる。土曜プレミアム映画公開記念「ミステリと言う勿れ特別編」は9月9日(土)21時~フジテレビにて放送。『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月11日2023年9月5日(火)発売決定株式会社SCRAP(所在地:東京都渋谷区、代表:加藤隆生)は、あなたの手で写真を読み解き、事件の真相にせまる新機軸のミステリーゲーム『ミステリー写真集 人が消える街』を2023年9月5日(火)より発売することを発表いたします。【特設サイト】 『ミステリー写真集 人が消える街』ビジュアル本作『ミステリー写真集 人が消える街』は、熱海市協力のもと制作いたしました、写真集を使った新機軸のミステリーゲームです。この写真集と、インターネットにアクセスできる端末があれば、プレイヤーが自らの手で写真集の裏に隠された事件を紐解く、サスペンスドラマのようなハラハラドキドキの体験をお楽しみいただけます。不自然な構図、怪しげな看板、見切れた人物…。さらには写真集には似つかわしくないクイズキャンペーンのチラシが挟まった、どこかがおかしいこの写真集の裏に隠された真実を、あなたは解き明かすことができるでしょうか。本作は、リアル脱出ゲーム参加者1,000万人突破記念公演である『終わらない夏祭りからの脱出』にて先行販売いたします。会場で購入いただいた方には、作中でも登場する熱海後楽園ホテルのペア宿泊券が抽選で当たるシリアルコード付きの絵はがきをプレゼントいたします。また、少年探偵SCRAP団(FC)の方が対象の予約販売では、同じく作中で登場する民宿いなほのペア宿泊券が当たるシリアルコード付きの絵はがきが特典として付属いたします。リアル脱出ゲームを手掛けるSCRAPが新たにお届けする新機軸のミステリーゲーム『ミステリー写真集 人が消える街』に、どうぞご期待ください。『ミステリー写真集 人が消える街』概要■特設サイト ■ストーリーふらっと入った本屋で、何気なく買った熱海の写真集。パラパラとめくると、何かがおかしい。不自然な構図、怪しげな看板、見切れた人物……。さらには、写真集には似つかわしくないクイズキャンペーンのチラシが挟まっている。気になったあなたは、学生時代から入り浸っていたネット掲示板にアクセスした。他のユーザーとともに考察するにつれ、この街で起こった恐ろしい事件が次々と発覚していく。「リアル脱出ゲーム」で世界中を熱狂させているSCRAPが贈る新機軸のミステリーゲーム。果たしてあなたは、写真集に隠された真実を暴くことができるだろうか?■プレイ形式所要時間:約120分参加人数:制限なし ※1~2人プレイ推奨『ミステリー写真集 人が消える街』プレイイメージ1『ミステリー写真集 人が消える街』プレイイメージ2『ミステリー写真集 人が消える街』プレイイメージ3■必要環境パソコン/スマートフォン/タブレットなどインターネットに接続できる端末■料金2,860円(税込)■販売スケジュール▼『終わらない夏祭りからの脱出』会場限定特典付き最速販売幕張メッセにて開催される『終わらない夏祭りからの脱出』内ギガマーケットにて数量限定で先行販売いたします。当日会場でお求めいただいた方には、特典として「『熱海後楽園ホテル』ペア宿泊券 抽選応募シリアルコード付き 絵はがき」をプレゼントいたします。└最速販売期間:2023年8月26日(土)~27日(日)▼少年探偵SCRAP団(FC)限定特典付き予約販売SCRAP公式ファンクラブ「少年探偵SCRAP団」団員の方には、特典付きの予約販売を受付いたします。また、本予約にお申込いただいた方には、特典として「『民宿いなほ』ペア宿泊券 抽選応募シリアルコード付き 絵はがき」をプレゼントいたします。└予約受付期間:2023年8月8日(火)13:00~20日(日)23:59※9月1日(金)以降順次発送▼SCRAP GOODS SHOP(EC)での予約販売└予約受付期間:2023年8月8日(火)13:00~※9月1日(金)以降順次発送▼全国書店/ネット書店/店頭販売2023年9月5日(火)※Amazonなどのネット書店での予約は8月8日(火)から開始となります。※ネット書店で購入の方は、発売日以降の発送となります。各種先行販売特典特典詳細についてはこちらをご参照ください。 ■商品に関するお問い合わせ株式会社SCRAP SCRAP出版 担当:佐古田、大塚TEL:03-5341-4570■企画制作SCRAP■協力熱海市補足情報SCRAPとは?2008年、株式会社SCRAPを設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。TV局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けている。■公式サイト: 過去のリアル脱出ゲームの様子1過去のリアル脱出ゲームの様子2過去のリアル脱出ゲームの様子3 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月08日空前の大ブームを巻き起こした「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」や、回を重ねるごとに視聴率が上昇した「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」などの大ヒット韓国ドラマを「ABEMA」では8月、全話無料配信。毎週500作品以上が無料配信されるABEMA BIG SUMMERを開催する。8月に全話無料配信が決定した作品は、「コーヒープリンス1号店」など数々の作品に主演し不動の人気を誇るコン・ユが主演を務め、キム・ゴウンらが共演、「太陽の末裔Love Under The Sun」などのキム・ウンスクが脚本を手掛けたファンタジー・ラブロマンス「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」。セレブな家族たちの受験戦争を描き、スリリングなストーリー展開と中毒性溢れる名台詞の数々に視聴率1.7%から23.8%まで急上昇した話題作「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」。さらには、『パラサイト』のパク・ソダムが演じたヒロインと3人の御曹司の同居ロマンスを描く爽快ラブコメディ「シンデレラと4人の騎士<ナイト>」など、バラエティ豊かな作品ラインアップを8月前半と後半に作品を入れ替え、全話無料配信。また8月は、「ABEMA」にて新作や独占番組が続々と登場し、さらに毎週500作品以上が無料配信される「ABEMA BIG SUMMER」を開催。「ABEMA BIG SUMMER」では、デビューミニアルバム「FIRST IMPACT」のタイトル曲「WA DA DA」が世界的ヒットとなった9人組グローバルガールズグループ「Kep1er」を誕生させた、日中韓ガールズグループオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」と、7月に初来日し東京国際フォーラムでの初のファンコンサートを成功させ話題を集めた「FANTASY BOYS」が誕生した「少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~」を8月7日(月)から1週間全話無料配信。そして、デビューが決定すると瞬く間に世界各国で話題を呼び、デビューアルバムとして初めてミリオンセラーを記録した「ZEROBASEONE」を誕生させたグローバルオーディション番組「BOYS PLANET」も8月14日(月)から1週間全話無料配信。なお、現在毎週火曜22時より、活動中のガールズグループと女性アーティストをパズルを完成させるように組み合わせて最強グローバルガールズグループを完成させるサバイバル番組「QUEENDOM PUZZLE」。毎週金曜20時50分より「BTS」「ENHYPEN」「LE SSERAFIM」「NewJeans」らが所属する「HYBE」のネクストガールズグループの最終メンバーを決めるサバイバル番組「R U Next?」など、いま最注目の韓国エンターテインメントを楽しめる番組も放送中となっている。韓流ドラマ8月全話無料配信スケジュール【8月1日(火)~8月15日(火)の期間、全話無料配信の作品】シンデレラと4人の騎士だから俺はアンチと結婚した不滅の恋人人形の家願いを言ってみて刑務所のルールブック【8月16日(水)~8月31日(木)の期間、全話無料配信の作品】トッケビ~君がくれた愛しい日々~(字幕)ここに来て抱きしめてSKYキャッスル~上流階級の妻たち~100日の郎君様私はチャン・ボリ!スカーレットレター -裏切りの代償-サバイバル番組8月全話無料配信スケジュール【8月7日(月)~8月13日(日)の期間、全話無料配信】Girls Planet 999:少女祭典少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~【8月14日(月)~8月20日(日)の期間、全話無料配信】BOYS PLANET現在放送中のサバイバル番組QUEENDOM PUZZLE毎週火曜22時~放送中R U Next?毎週金曜20時50分~放送中(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日ワンショット・ミステリー映画『メドゥーサ デラックス』が、2023年10月14日(土)に公開される。“ヘアコンテスト”で起きた変死事件を描くワンショット・ミステリー映画『メドゥーサ デラックス』は、ヘアコンテストを舞台にしたカリスマ美容師の変死事件を“ワンショット撮影”で映し出すミステリー。ヘアコンテストの裏側で何が起きたのか、なぜカリスマ美容師が死ななければならなかったのかを、事件後にささやかれる関係者の噂話に耳を傾けながら探っていく。コンテスト会場の廊下をメドゥーサの蛇のごとくうねりながら進み、部屋から部屋へと、関係者たちの間に広がる混乱と真相を映し出す映像は、瞬きすら惜しいほどの美しさと緊張感でいっぱいに。 物語の時間軸と同時進行で観客も謎を辿っていく、新感覚の展開に注目だ。ヘアスタイルはレディ・ガガも手掛けたユージン・スレイマンが担当また、劇中に登場する華やかなヘアスタイルも要チェック。劇中のヘアスタイルを手掛けたのは、レディ・ガガのヘアメイクを手掛けるなど、“最も独創的なヘアスタイリスト”と称されるユージン・スレイマンだ。シャネル、ルイ・ヴィトン、イッセイ ミヤケ、 ケンゾーといったブランドのランウェイのヘアや、エルメス、バレンシアガ(BALENCIAGA)、ヨウジヤマモトの山本耀司、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどとのコラボレーションも過去に手掛けている。美容院で育ったトーマス・ハーディマンによる監督・脚本監督・脚本を務めたのは、トーマス・ハーディマン。美容師の親を持ち、自身も美容院で育った経歴を持つ。『メドゥーサ デラックス』は、トーマス・ハーディマンにとって初の長編作品。自身のルーツとしても特別な想いのある“髪”をテーマに、マーダーミステリーを構築した。尚、『メドゥーサ デラックス』の北米配給権はA24が獲得。世界中の映画祭でも話題を呼んでいる。撮影監督は『女王陛下のお気に入り』のロビー・ライアン世界で絶賛されたワンショット撮影を務めたのは、ヨルゴス・ランティモスの『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞候補にもなった撮影監督ロビー・ライアン。ケン・ローチの『わたしはダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』や、マイク・ミルズが監督を務めた『カモン カモン』など数々の話題作を手掛けてきた名手だ。映画『メドゥーサ デラックス』あらすじ年に一度のヘアコンテスト開催直前、優勝候補と目されていたスター美容師 ・モスカ が変死を遂げた。担当モデルが席を外したわずか数分のうちに、奇妙にも頭皮を切り取られた姿で発見されたのだ。会場には、ライバルの美容師3人と、それぞれが担当するモデルたち4人。さらにコンテストの主催者やモスカの恋人、警備員を巻き込みながら、彼女たちは事件や人間関係に関する噂をひそひそと囁きはじめる。「私たちの中に殺人鬼が潜んでいるのかも」「モスカは報いを受けるべきだった」「彼女はコンテストに勝つため不正を働いている」「あなたが殺したの?」【詳細】映画『メドゥーサ デラックス』公開日:2023年10月14日(土)監督:トーマス・ハーディマン撮影:ロビー・ライアンヘアスタイリング:ユージン・スレイマン音楽:コアレス出演:アニタ・ジョイ・ウワジェ、クレア・パーキンス、ダレル・ドゥシルバ、デブリス・スティーブンソン、ハリエット・ウェッブ、カエ・アレキサンダー、ルーク・パスカリーノ原題:MEDUSA DELUXE
2023年07月14日ミステリー監修に推理作家 床品美帆を迎えた本格ミステリー作品デストルドー9製作委員会企画制作、『二階堂優の事件簿~ラビュリントスの迷宮~』が2023年8月17日 (木) ~2023年8月20日 (日)にテアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter 『二階堂優の事件簿』第二弾チケット販売開始、コラボ企画実施決定!2023年4月に上演した朗読劇『二階堂優の事件簿(にかいどうすぐるのじけんぼ)』のご好評を受けて、新作制作が決定!前作に引き続き、ミステリー監修に推理作家の床品美帆先生を迎えた本格ミステリーをお届けします。出演には浦尾岳大、岡延明をはじめ、集貝はな、保村真など人気声優が多数決定しました。さらに朗読公演とのコラボ企画として、近年話題の"マーダーミステリー"とのコラボ企画を実施します。マーダーミステリー&ボードゲーム専門店「ふくぶくろ」(株式会社GoldGrace)にてオリジナルシナリオを7月17日(月)よりリリース予定!第一弾 朗読劇「二階堂優の事件簿〜プロクルステスの寝台〜」『二階堂優の事件簿~ラビュリントスの迷宮~』STORY“「夏だ!海だ!お宝まるっといただきだ~!」”2023年8月。無職、ニート、ときどき探偵──二階堂優(にかいどう・すぐる)は大学生の森雄吾(もり・ゆうご)のマンションに居候している。「働かないなら今すぐ出て行け!」いつものように雄吾に怒られる優のもとに、1通の招待状が届く。差出人は──『クラブBBB』。招待状にはこう書かれていた。『名探偵・二階堂優殿。貴方を素晴らしい場所にご招待いたします。愛する助手を1名連れてぜひお越しください。』指定された場所は人口約300人の小さな島『宇志寿(うしじゅ)島』。そこで『あること』に挑戦し、見事クリアできたなら大金を約束する──「行く!!!」優は嫌がる雄吾を連れて参加することに。宇志寿島に到着した2人は、会場として指定されたホテルを訪ねる。主催者として現れたのは仮面をつけたいかにも怪しい男。仮面の男は参加者たちに告げる。「これから皆様には『迷宮ラビュリントス』に挑戦していただきます」宇志寿島の地下には、島全体に広がる巨大な迷路が存在する。その名も『ラビュリントス』。一度入れば二度と出られないと言われる、ギリシャ神話に登場する迷宮の名を冠した迷路──ラビュリントスの中には財宝が隠されており、最初に見つけた者がすべて手にいれることができるという。参加者は優と雄吾を含めて6人。3人の探偵と3人の助手。揃いも揃って曲者揃い。ゲーム感覚で始まった迷宮攻略だが──やがて事件が起きる。果たして優たちは、財宝を手に入れ無事に迷宮から脱出することができるのか?“「これは、探偵たちによる探偵たちのための、命を懸けたバトルロイヤルなのです!」”コラボ企画「二階堂優の事件簿×マーダーミステリー」『観るミステリー』から『参加するミステリー』へ──今度の主人公は『あなた』です。ミステリー朗読劇「二階堂優の事件簿」が今夏、マーダーミステリー化いたします。8月上演の朗読劇「二階堂優の事件簿~ラビュリントスの迷宮~」とリンクするオリジナルシナリオでお送りします。どうぞお楽しみに!公式サイト: 【マーダーミステリーとは?】マーダーミステリーとは、中国で流行し、2019年頃に本格的に日本上陸したゲームです。参加者たちが物語の登場人物のひとりとなり、事件(その名の通り殺人事件)解決やそれぞれの目的を達成するために推理や議論を行います。登場人物の中には「犯人」も存在するため、プレイヤーたちは『犯人を見つけ出す』または『犯人として捕まらずに逃げ切る』ことなどを目標にプレイします。犯人はシナリオごとに決まっているため、一度プレイしてしまうと当然、誰が犯人かはわかってしまいます。つまりは『ネタバレ厳禁』。一度プレイしてしまえば二度と遊べなくなってしまうのもマダミスの大きな特徴です。参加者たちによって様々な物語が紡がれていくマダミス。その物語は、ひとつとして同じものはありません。マーダーミステリー日本上陸と同じ、2019年に誕生した舞台演劇「デストルドー9」シリーズ。登場人物のひとり「二階堂優(にかいどう・すぐる)」を主人公に描くミステリー朗読劇「二階堂優の事件簿」の、初のコラボレーション企画です。公演概要デストルドー9製作委員会『二階堂優の事件簿~ラビュリントスの迷宮~』公演期間:2023年8月17日 (木) ~2023年8月20日 (日)会場:テアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8)■出演者浦尾岳大(尾木プロTHE NEXT)岡延明(ソニー・ミュージックアーティスツ)集貝はな(アトミックモンキー)有井ちえ(ジャスティスジャパンエンターテイメント)高橋咲田中文哉(アトミックモンキー)わだこなつ(ジュネス)寺木慧佑(ToyLateLie/MNOP)三上哲(ネクシード)保村真※一部Wキャスト■スタッフ脚本演出:渡辺流久里ミステリー監修:床品美帆舞台監督:森貴裕(株式会社M.TLab)劇伴:前田大介(FlatOut合同会社)/千谷和史照明:佐藤恵音響:株式会社PROFITスタイリスト:ANDANTE Co.,Ltd./石原由美ヘアメイク・メイク:比屋根リサ宣伝美術・スチール撮影:佐藤宏軌/高附麻衣当日制作:高山夏姫企画協力(マーダーミステリー制作):株式会社Gold Grace企画制作:デストルドー9製作委員会■公演スケジュール8月17日(木)19:008月18日(金)14:00/19:008月19日(土)13:00/18:008月20日(日)12:00/16:00・開場は開演の30分前・受付開始は開演の40分前【Wキャストスケジュール】2023年8月17日(木)19:00(有井ちえ・わだこなつ・保村真)18日(金)14:00(有井ちえ・田中文哉・三上哲)19:00(有井ちえ・わだこなつ・三上哲)19日(土)13:00(有井ちえ・田中文哉・保村真)18:00(集貝はな・わだこなつ・保村真)20日(日)12:00(集貝はな・わだこなつ・保村真)16:00(集貝はな・田中文哉・三上哲)■チケット料金SS席:9,000円S席:8,500円(主催のみ取り扱い)A席:6,500円B席:4,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<カンフェティ限定>1,000円割引!B席 4,000円 → カンフェティB席 3,000円! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月06日映画『ミステリと言う勿れ』の本ポスタービジュアルが公開された。本作は、天然パーマがトレードマークで友だちも彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田将暉)が、時に優しく時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たちが抱える様々な悩みも、事件の謎までも解いてしまうという新感覚ミステリー。今回舞台となるのは、原作でも人気の高いエピソードの通称“広島編”。広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる。今回公開となったのは、【この謎が、僕を放さない。】というコピーとともに、何者かにマフラーを引っ張られ、振り返る愛らしい整の姿が目を惹く最新ポスタービジュアル。さらには、通称“広島編”に登場する、狩集家遺産相続の関係者たちが、神妙な表情を浮かべ、それぞれの交差する想いが垣間見える仕上がりとなっている。併せて新キャストとして、原菜乃華演じる汐路の母親・狩集ななえ役で鈴木保奈美、汐路の父親で8年前に起きた交通事故で命を落とした狩集弥(わたる)役で滝藤賢一、そして汐路たちの亡くなった祖父・幸長の従妹の鯉沼鞠子役で松坂慶子、狩集家の顧問税理士・真壁軍司役で角野卓造、松下洸平演じる車坂朝晴の祖父で狩集家の顧問弁護士を務める車坂義家役で段田安則が出演することが発表された。<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 公開(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年06月29日すれ違う友情が切ない余韻を残す、息もつかせぬホラー×ミステリー。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』をご紹介します。〈呪われたゲームがあるんだって。遊ぶと死ぬ、とか〉。同級生でガールフレンドの霧江莉久(きりえ・りく)に、都市伝説めいたゲームを探そうと誘われた高校生の志崎晴(しざき・はる)。実際に3人の男性がプレイした後で亡くなっており、噂のゲームが混入したソフトの山は、ある因縁があって、雨森葉月(あめもり・はづき)の住まいに運び込まれていた。葉月は莉久が心を許している無二の存在で、呪いについて研究している大学院生。半信半疑だった3人だが、あるときから晴は〈黒い影〉を見るように。かくて、晴、莉久、葉月は問題のゲームを探さなくてはいけなくなる。死を招くゲームはどれなのか。その呪いは解けるのか。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』はそんなぞくぞくする設定で描かれる。「ゲームをテーマにしたいと前から考えていました」呪いのゲームを特定しようと始まった推理は、呪いが発動するには条件があるのではないか、実はいくつもあるのではないか…等々、一種のロールプレイングゲームのよう。晴たちが向き合わなくてはいけない課題が変遷していき、それがゲームというものの本質にも迫っていく。「ゲームをテーマに書くなら、単に、主人公たちがゲームを遊ぶとかゲームの中に入り込む話ではなく、“ゲームとは何か”を分析的に解き明かす話にしようと思っていました。そのときには、ちょっとアドベンチャー的な要素も入れて、主人公たちががんばって新しい道を開いていくみたいな感じを出したいなというのもありました」実は晴には、心にのしかかっている出来事がある。中学時代の友人・雪広(ゆきひろ)が死ぬ前に会ったのが自分だったからだ。ゲームに疎かった晴を誘い、その楽しさを教え、〈人生なんて、しょせんはゲームだ〉とうそぶいていた雪広。彼の死の真相が呪いのゲーム探しのパラレルなストーリーとして走り、読者を揺さぶる。「晴がゲームを追いかける理由が必要だなと考えていて、雪広という存在が出てきました。ふたりの関わりを見ても、現実社会でのゲームの盛り上がりを見ても、ゲームって人と人とをつなぐものというか、人の間にあって初めて意味が出るものなのだなとあらためて感じましたね」晴だけではなく、莉久も葉月も癒えない傷を抱えている。少しずつ変わる彼らを見届けてほしい。『きみはサイコロを振らない』ゲームは現代のものと思われがちだが実は神話にも通じる世界。古典とのつながりを葉月が語る、新名さんらしい考察部分も興味深い。KADOKAWA1815円にいな・さとし1992年生まれ、長野県出身。大学時代はワセダミステリクラブに所属。2021年「虚魚」が横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉を受賞し、デビュー。他の著作に『あさとほ』。撮影・鈴木慶子※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年06月25日2023年9月15日に公開予定の、映画『ミステリと言う勿れ』の追加出演キャストが発表されました。映画『ミステリと言う勿れ』ドラマレギュラーキャストが続投田村由美さんの同名漫画を原作にした『ミステリと言う勿れ』。2022年に、俳優の菅田将暉さんを主演に迎え、フジテレビ系でドラマが放送されました。映画版では、原作ファンの間で『広島編』と呼ばれ、根強い人気を誇るエピソードが描かれます。また、ドラマ版で大隣警察署の面々を演じた、巡査役の伊藤沙莉さんと尾上松也さん、警部役の筒井道隆さん、シリーズ通してのキーパーソンとなる謎に包まれた男を演じた永山瑛太さんが、映画版にも出演。撮影時の状況を「ドラマから笑いの絶えない現場だったので、今回の撮影でも笑顔が絶えなくて幸せでした」と尾上さんが語ったほか、ほかの出演者も「懐かしくて楽しかった!」とわきあいあいとした雰囲気が伝わります。今回、映画版の場面写真も初解禁されるなど、映画の公開に向けてますます盛り上がりを見せる『ミステリと言う勿れ』。公開日を、多くのファンが指折り数えて待っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月31日1978年に第31回日本推理作家協会賞を受賞した大岡昇平による裁判小説『事件』が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定した。ミステリー作家・宮部みゆきにも多大な影響を与えた本作。1978年には映画版が製作され、丹波哲郎、永島敏行、松坂慶子、大竹しのぶ、渡瀬恒彦ら豪華スターが共演し数々の映画賞を受賞した。今回のドラマ版では舞台を昭和から令和に移し、取材を基に、当時未導入の裁判員裁判制度での心理戦を描写。生まれ育った環境から飛び出そうと葛藤する人々を通して社会の闇をえぐり、その先に光る繊細な希望を人間ドラマとして濃密に描く。監督を務めるのは、『連続ドラマW インフルエンス』『連続ドラマW 絶叫』など重厚な人間ドラマを手掛けてきた水田成英。主人公の弁護士・菊地大三郎役は、ドラマや映画で存在感を放ち続ける椎名桔平が務める。WOWOWでの主演は『連続ドラマW 神の手』以来、約4年ぶりとなる。本作では、過去に裁判⻑として自身が下した判決がトラウマになりながらも、抜群の洞察力と機知に富む弁舌で、殺人の罪を問われている被告人と被害女性のみぞ知る事件の裏に潜む孤独や絶望、真相をたぐり寄せていく元エリート裁判官の弁護士を演じる。<椎名桔平(菊地大三郎役)コメント>■本作のオファーを受けた際のお気持ち裁判小説の傑作と謳われる原作を、「現代に置き換え、人間ドラマとして骨太な作品を作りたい」との趣旨を頂き、大変だろうけど是非演じてみたいと思いました。■原作もしくは脚本を読まれた際の感想や、今回演じられた役・菊地大三郎についての印象原作は半世紀以上も前の小説ですが、そこに描かれた人間模様は今も色褪せない魅力に溢れています。多くの人が詳しくは知らない裁判の制度や手続きが、驚くほど緻密に書かれていて、そのドラマチックな展開に心が躍りました。脚本に関しては、500ページ余りの原作を、その推理要素の面白さを損なう事なく全4話にまとめ、時代背景を現代にする上で、とても上手く裁判員制度や成人年齢引き下げによる影響を取り入れていました。そこから弁護士である自分の役において、タブレットを使用してメモや現場写真を撮る事を思いついたり、少しパーマをかけたヘアースタイルを考えたり出来ました。元裁判官で現在は弁護士である菊地は、裁判官時代の5年前に自ら下した判決について、今も自問自答を繰り返している人間です。刑事事件を裁く責任の重さを改めて感じさせられるキャラクターであり、50歳を過ぎた彼が事件を通して成⻑する姿に、自分の人生を重ねてみたりもしました。■役作りで心がけたことや、撮影を終えての感想、撮影現場の印象役を作る上では、しつこく脚本を読み込みました。そして遠方にいる知人の弁護士に、メールを通して何度も疑問点に答えてもらったり、現職の裁判官と面談が叶う幸運にも恵まれました。その後、殺人事件の刑事裁判の法廷に傍聴に行き、実際の裁判の空気感や法律用語の言い方などを参考にさせて頂きました。現場でも弁護士の監修が立会い、収録の直前まで、リアリティにこだわりました。真冬の寒さ厳しい時期の撮影でしたが、スタッフ、キャスト全員で真摯に作品に向き合い続け、撮影終了時はやり切った感で一杯でした。正月返上で準備をしてきたスタッフの皆さんに、ゆっくり休んでねという気持ちでしたね。撮影現場の印象としては、重い題材を扱っている事もあり、常に一定の緊張感を携えている感じでした。その中で水田監督を中心に、全員が持てる力を余すこと無く、懸命に取り組んでいる現場でした。■視聴者へのメッセージ「間違わない人間なんていない。間違えれば、やり直せばいい」その言葉にようやく辿り着いた菊地の心情を一つの拠り所と考えて演じました。法廷ミステリーとしてだけでは無く、人間賛歌の作品としても、是非皆さまに見て頂けたら嬉しく思います。<水田成英監督 コメント>■本作をドラマ化するにあたっての感想・意気込み「裁判」は決して遠い存在ではありません。被告人や証人として証言台に立ったり、裁判員として参加したり……誰もが関わるかもしれない、身近なものです。約半世紀前に書かれた原作の、フィクションとは思えぬ程のリアリティ、そして、裁判員制度が始まった現代裁判ならではのリアリティを感じていただければと思います。■主演の椎名桔平さんについての印象実際の裁判の傍聴に行ったり、専門的なことまで自ら弁護士の方に取材をしたり、準備段階から撮影まで、我々も大事にしている「リアル」に、細部までこだわっていた印象です。菊地弁護士目線で、細かい台詞の言い回しを考えたり、現場でアイデアを出したりしながら、人間味のある菊地弁護士を作り上げてくれました。■撮影で心がけたことや撮影を終えての感想半年以上、裁判所に足を運び、40件程の裁判を傍聴した経験を、画や台詞の細部にいかしました。傍聴中、検察の話を聞くと極悪人に見えた被告人が、弁護士の話を聞いていたら同情したくなることがありました。このような、実際の裁判を傍聴しているような感覚を『事件』でも表現できればと思っております。■視聴者へのメッセージ当初、『事件』は『若草物語』というタイトルで新聞に連載されていました。法廷ミステリーである『事件』を、現代の若者が抱える生きづらさ、若さや貧しさゆえの弱さ、⻘春も描かれた人間ドラマとしての側面とあわせてお楽しみいただければと思います。<作品情報>『連続ドラマW 事件』WOWOWにて8月放送・配信スタート(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】【キャスト・スタッフ】出演:椎名桔平 ほか原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)監督:水田成英脚本:三田俊之【ストーリー】ある資材置き場で刺殺体が発見される。被害者は地元で細々とスナックを経営する20代女性。ほどなく19歳の⻘年が殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕された。⻘年の弁護は、ある裁判を機に過去にとらわれ、“真実”に背を向けた元裁判官の弁護士・菊地大三郎(椎名桔平)に託された。⻘年の自白もあり、すぐに判決が下る単純な裁判だと思われたが、検察での取り調べから一転、裁判で⻘年は殺意を否認する。⻘年のことを調べるうちに、再び“真実”と対峙する菊地。やがて法廷では意外な事実が次々と露見し、裁く者を惑わせる。果たして⻘年は、本当に「人殺し」なのか―― 。公式サイト:
2023年05月29日今後は本名である"キャッスル・キャサリン"としてRIZINガールの活動以外にもテレビ出演やグラビア活動YouTube含めたSNS領域など形にとらわれず幅広く活動予定RIZINガール2022 キャシー(キャッスル・キャサリン)LeoManagement株式会社( 本社:東京都渋谷区:代表取締役:荻原聡志 )は『RIZINガール2022』 水色担当で唯一のハーフとして活躍するキャシー(キャッスル・キャサリン)とマネジメント契約を締結した事をお知らせします。●キャッスル・キャサリンプロフィールアメリカと韓国のハーフ 愛知県名古屋市出身生年月日:2001年6月18日(21歳)身長:168cm趣味:筋トレ、旅行、コスプレ2022年日本最高峰の格闘技イベント『RIZINガール2022』 水色担当に選出。現在の格闘技ブームや「RIZIN」の人気と共にRIZINガールへの注目も高まりフォロワーも増え続け海外を含めた格闘技ファンから注目度が高まっています。●RIZINガールとは日本最高峰の格闘技イベント「RIZIN」の公式ラウンドガール『RIZINガール2022』として活動。歴代のRIZINガールは就任後、多くのメディアに取り上げられ、コンテストの受賞、幅広い芸能活動のオファーなどスターの登竜門となり注目度が年々上がっている。▼本人コメントコメントを読んで頂きありがとうございます。RIZINガールはキャシーで活動しますが、今後は本名のキャッスル・キャサリンとしてありのままの自分を表現し、幅広い領域に活動の場を広げより多くの方に応援頂けるよう精一杯努力しますのでよろしくお願いいたします。▼キャッスル・キャサリンSNS各種■Instagram ■TikTok ■Twitter ●お仕事に関する問い合わせ※お仕事のご依頼は詳細と共にお願い致します info@leo-mgmt.com ♦レオマネジメント株式会社について唯一無二の価値提供をコンセプトにインフルエンサーマーケティング戦略などを活用しクライアントに合わせ顧客の様々な問題を解決する。日本のクリエイティブな力を世界に届ける為に"SAMURAI NFT STUDIO"を2022年設立。多くのインフルエンサーや様々なアーティストのマネジメントや育成、プロデュースを行い現在多くの共創プロジェクトを進行中。会社概要会社名 : LeoManagement株式会社代表取締役社長: 荻原 聡志所在地 :東京都渋谷区神宮前1-11-11 グリーンファンタジアビル503号室本件に関するお問合せメール info@leo-mgmt.com キャッスル・キャサリン 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月24日映画『ミステリと言う勿れ』の特報映像が公開された。本作は、天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する大学生の主人公・久能整(菅田将暉)が、膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで事件の謎が解かれていく新感覚ミステリー。今回舞台となるのは、原作でも人気の高いエピソードの通称“広島編”。広島を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に巻き込まれる。公開された特報映像は、ヒロインとして整を狩集家の遺産相続事件に巻き込んでいく狩集汐路(原菜乃華)の「久能整くん、力を貸して――。」という言葉と力強い表情に戸惑う整の姿から始まる。ドラマでお馴染みの音楽とともに、“広島編”らしく、宮島の厳島神社や原爆ドームなど、広島の名所が映し出されている。何やら物騒な汐路の説明とともに、蔵の鍵、日本人形、遺言書、そして神妙な面持ちで映し出される、狩集家の関係者・赤峰ゆら(柴咲コウ)・車坂朝晴(松下洸平)・狩集理紀之助(町田啓太)・波々壁新音(萩原利久)の姿。登場人物がもれなく全員怪しく見える状況の中、整は川へと落ちてしまう――。また特報の終盤には、激しく洋服を引っ張り合う整と汐路が。「どうして拒否もOKも“結構です”なんだろう日本語って。結構です!本当に嫌なんです!」と、いつもの整ぶしが炸裂するが、汐路から「面倒くさいなぁ……」と言い放たれる展開に。『ミステリと言う勿れ』らしく、軽妙なおしゃべりや微笑ましいやり取りも垣間見え、今後の展開が気になる内容となっている。映画『ミステリと言う勿れ』は9月15日(金) に公開される。映画『ミステリと言う勿れ』特報映像<作品情報>映画『ミステリと言う勿れ』9月15日(金) 公開(C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社関連リンク映画公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年04月20日