オスカー俳優ラッセル・クロウがアマンダ・セイフライド、そして子役のカイリー・ロジャーズとともに、1冊の小説を通して親子のかけがえのない絆を描く『パパが遺した物語』。このほど、劇中では“愛娘”に「ポテトチップ」というキュートなニックネームをつけた主演のラッセルが、自身の子ども時代のニックネームについて語るコメントが到着した。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は、妻と幼い娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)の3人で幸せに暮らしていたが、ある日事故で妻を亡くし、自分も後遺症に悩むことになる。小さな娘を男手一人で育てようと必死で新作小説を執筆するも、批評家からは酷評。経済的にも、健康面からもケイティに対しての養育能力を疑われたジェイクは、唯一の家族であるケイティとの生活を守るために、すべてをかけた新作小説を書き始める。それは、自分と娘についての物語だった――。そして20年後、ケイティ(アマンダ・セイフライド)は心に悲しみを抱えたまま大人になった。愛を見失い、自暴自棄に生きるケイティは父の小説の大ファンだという青年(アーロン・ポール)と出会う…。劇中で、愛娘ケイティのことを「ポテトチップ」と呼んでいる、ラッセル演じるジェイク。ポテトチップスという誰もが好きなものとケイティのブロンドの髪色からつけたと思われるそのニックネームは、父親の深い愛情がたっぷり詰まっていることを感じさせるもの。子ども時代には、その人それぞれに合ったニックネームを持っていた人も多いはずだが、ラッセル自身も子どものころはニックネームがたくさんあったと言う。「ハイスク―ルでは友達に『クレイジー』と呼ばれていました。頭が狂った意味のクレイジーではなく、オーストラリアのスラングで、クロウ→クロウイ→クロージー→クレイジーの流れで。いま、オーストラリアでは大半の人に『ラスティー』と呼ばれていますが、正直イラっとしています(笑)。でも、オーストラリアの著名人で、ニックネームがないと、嫌われているということなので、まあいいとしましょう」と、ラッセルは当時のエピソードも交えて語る。また、「生まれたときに鼻の上にアルファベットの『R』がミルクスポット(乳児湿疹)で描かれていたことから、Rから始まる名前をつけてくれたそうです。私が生まれた1964年は、ビートルズが人気急上昇している時代で、父の兄弟からは長年リンゴーと呼ばれていました(笑)」と自身の名前の由来についても明かしてくれた。一方、彼の“愛娘”ケイティの幼少時代を演じたカイリーは、「ラッセルは私をいろんなニックネームで呼んだの。「イルカ」「サル」「カボチャ」とかね(笑)」と楽しげに明かし、ラッセルについては「彼は世界中で一番素敵な人。本当のパパみたいだった。ラッセルと一緒にアドリブで演技をするのがとても楽しくて、撮影が終わるといつも一緒に話したり本を読んだりしていたわ」と“パパ”との思い出をふり返る。対する、ラッセルも「カイリーは本当に可愛らしい子だ。感情的にとても落ち着いている子で、毎日のセットでは笑いが絶えず、とても楽しかったです」と語っており、2人は本当の父娘のように絆を深め、撮影を心から楽しんでいた様子だ。『パパが遺した物語』は新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パパが遺した物語 2015年10月3日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月13日公開中の映画『パパが遺した物語』の特別映像が公開になった。名優ラッセル・クロウ、『テッド2』のアマンダ・セイフライドらが、本作の魅力や、監督を務めたガブリエレ・ムッチーノの魅力を語っている。『パパが遺した物語』特別映像本作の主人公は、心に傷を抱えていきる女性ケイティ(セイフライド)。大学で心理学を学んでいる彼女は、ある理由から人を愛することができなくなっていた。そんなある日、彼女は小説家だった父ジェイク(クロウ)が自分と娘について書いた遺作を敬愛する青年と出会ったことを機に、自分の過去に向かいあう。本作を手がけたムッチーノはイタリアで生まれ、2000年代からアメリカで活動している映画監督で、ウィル・スミス主演の『幸せのちから』や、『7つの贈り物』など、心に痛みを抱えたキャラクターを描くことに長けた人物だ。本作でも心に傷を負った娘と、愛する娘のために全身全霊をかけて生きる父のドラマを繊細なタッチで描いており、製作のシェリル・クラークは「監督にはガブリエルが最適だと思った」と言い、脚本家は監督の魅力が最大限に引き出されるように脚本を書き直したという。キャラクターがただ泣き叫んだり、悩みをセリフで言うだけでなく、ささやかな仕草や表情、俳優の動きから登場人物たちの愛情や苦悩、悲しみを描き出すため、監督は現場ではつねに2台のカメラを用意。俳優が感情のおもむくままに演じられる環境を作り上げ、情熱的に演出に取り組んで俳優のポテンシャルを引き出しているという。父親役を演じたクロウは「この作品は家族や親子の愛、喪失と悲しみを描いている。観る人は誰しも共感をおぼえるだろう」と言い、ムッチーノ監督は「まず自分が感動する、自分の心が動かした作品を作りたいといつも思っています。まずは脚本が重要です。対話の大切さ、それも自分の心が動かすものや感動させるものを探しているし、セットでもまずは自分の心が揺さぶるような、締め付けるような何かを探し続けています」とコメントしている。本作は父と娘の絆を丁寧に描き出しており、これまでのムッチーノ作品同様、感動、感涙必至という声が多くあがっている。『パパが遺した物語』公開中
2015年10月08日ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが父娘役で演じる映画『パパが遺した物語』が10月に日本公開となる。この度、父としてのラッセルの一面が垣間見れるシーンがシネマカフェに到着した。舞台はNY。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は、溺愛していた7歳の娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)と引き離されてしまう。交通事故を起こし、同乗していた妻が亡くなり、ジェイクも入院することになったのだ。7か月後に退院したジェイクはケイティに、これからは“ずっと一緒”と約束し、自分と娘についての物語の執筆を始める。20年後、大学院で心理学を学ぶケイティ(アマンダ・セイフライド)は、悲しい経験から人を愛することができなくなっていた。そんなとき、ジェイクの小説を敬愛する作家志望のキャメロンと出会い、恋におちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするが──。今回到着した映像は、小説の執筆に集中するあまり、ケイティの迎えに行く時間が過ぎてしまったジェイク。焦って学校に向かうものの、ほかの生徒はみんな帰宅している中、ケイティは「最後の一人はイヤなの」とご機嫌斜め。夕飯の時間になっても機嫌が治らないケイティに困り果てるジェイクだが、ジェイクなりの方法でなんとかケイティのご機嫌を治すことに成功。実際に息子を持つラッセルだが、普段自分の子どもの機嫌を治すときも同じような方法を使って仲直りしてるのかも?と感じさせる、父としてのラッセルの一面が垣間見れるシーンになっている。本作で父・ジェイクを演じるのは『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞した名優ラッセル・クロウ。娘・ケイティには『レ・ミゼラブル』のコゼット役や公開中の『テッド2』にも出演しているアマンダ・セイフライド。監督には、父と息子の絆を描く『幸せのちから』で、世界中を涙で包んだガブリエル・ムッチーノが務める。今回の映像でも登場した幼少期のケイティ演じたカイリーは「ラッセルは本当に素敵な人だった。世界中で一番素敵な人。私は彼のことを知らなかったから、私にとって彼は“ただのラッセル”なの。」とふり返り、「一緒に笑ったり、話したり、ふざけたりしていたから、本当に楽しかった。アドリブでの演技の仕方も教えてくれた。でも教えてもらった中で一番印象に残っているのは、常に思いやりをもって優しい人間でいることがとても大切なんだっていうことかな。それが人生で一番大切なことだって教えてくれたの」とラッセルとの仲睦まじいエピソードを明かした。また、ラッセルは「カイリーは本当にかわいくて賢い子だよ。僕との劇中での関係をそのまま演じ続けようとするんだ。次の場面の状況を読み、本物の父娘のように振る舞うことができる。」と絶賛!さらに「僕がバカなことを言ってもお構いなしなんだ。パパの愛情表現だと分かっているんだよね」と語っている。思わず涙してしまう予告編も合わせて、ラッセルとカイリーちゃんの本当のような父娘の姿をまずこちらからご覧あれ。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より新宿ピカデリー、、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月12日キャメロン・ディアスの夫、ベンジー・マッデンが妻の誕生日に愛情あふれるメッセージをインスタグラムにアップした。キャメロンは先月30日、43歳の誕生日を迎えた。36歳のベンジーはインスタグラムに、今年1月に結婚した愛妻とのツーショットをアップ。「僕の美しい妻へ、ハッピー・バースデー。僕の親友であり、そのほかのすべてでもあって…書くことはいくらでもある。僕は最高にラッキーな男だ。ここで一生暮らせるんだから。彼女を愛してる!!もっと幸せが続きますように、ベイビー!!」と絵文字満載のお祝いメッセージを添えた。ベンジーはオーストラリアでオーディション番組「The Voice」の審査員を務めていて、キャメロンの誕生日は現地で迎えたようだ。2人は先月31日(現地時間)にロサンゼルスに戻ったが、空港でキャメロンがデニムシャツやバッグでおなかの辺りをカバーするようにしていたことから、気の早い大衆紙などは、おめでたの憶測をめぐらしている。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月02日ウィル・スミス親子共演の『幸せのちから』で父と息子の絆を繊細に描き世界中を涙で包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドという親子を描く最新作『パパが遺した物語』(原題:『Fathers and Daughters』)が公開が、10月3日(土)に決定。併せて、ラッセル・クロウの優しい眼差しが印象的な劇中ビジュアルも公開された。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は交通事故で同乗していた妻を亡くし、彼自身も入院したことから、溺愛していた7歳の娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)と引き離されてしまう。7か月後に退院したジェイクは、ケイティにこれからは「ずっと一緒」と約束する…。25年後、大学院で心理学を学ぶケイティ(アマンダ・セイフライド)は、悲しい経験から人を愛することができなくなっていた。そんなとき、父が自分と娘とのことを綴った遺作を敬愛する作家志望のキャメロン(アーロン・ポール)と出会い、恋におちる。ケイティは過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするのだが…。本作は、心に傷を持つ主人公のケイティが、ある出逢いをきっかけに、亡き父との思い出を辿り始める物語。次第に明かされていくのは、父と娘の純粋すぎる愛情と、無邪気だったケイティが変わってしまった理由。自分の命が残り少ないと知っていた父と、母に続いて、いつかは父もいなくなることを恐れていた娘。スクリーンからあふれる、「この幸せな時間を1秒でも長く」という2人の願いは、観る者の胸を強く切なく締めつける。成長したケイティを演じるのは、『レ・ミゼラブル』『テッド2』のアマンダ・セイフライド。小説家だった父のジェイクには、『レ・ミゼラブル』『ビューティフル・マインド』などで知られるアカデミー賞俳優ラッセル・クロウ。子ども時代のケイティには健気で愛くるしいカイリー・ロジャーズが扮するほか、キャメロンには海外ドラマ「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール、さらに『ANNIE/アニー』のクヮヴェンジャネ・ウォレスに、ダイアン・クルーガー、ジェーン・フォンダと錚々たるキャストが出演。さらに、時を超えて愛される「カーペンターズ」の名曲「Close to You」が本作を盛り上げる。1枚のビジュアルからも分かる、娘を見守り続ける父の大きな愛情。時を経て明らかになる父娘の愛の絆は、この秋、感動を呼ぶに違いない。『パパが遺した物語』は10月3日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日名優ラッセル・クロウ、『テッド2』のアマンダ・セイフライドが出演する感動作『パパが遺した物語』が10月に日本公開されることが決定した。ニューヨークで暮す女性を主人公に、父と娘の絆を描いた感動作だ。その他の情報本作の主人公は、心に傷を抱えていきる女性ケイティ(セイフライド)。大学で心理学を学んでいる彼女は、ある理由から人を愛することができなくなっていた。そんなある日、彼女は小説家だった父ジェイク(クロウ)が自分と娘について書いた遺作を敬愛する青年と出会ったことを機に、自分の過去に向かいあう。『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノが監督を務めており、娘に純粋な愛を寄せる父と、父を想う娘のドラマが綴られた感動作になっているという。『パパが遺した物語』10月3日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年07月14日ターミネーターの生みの親であり、『ターミネーター』『ターミネーター2』の監督・脚本を手がけたジェームズ・キャメロン監督が最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月11日公開)について語るインタビュー映像が11日、公開された。公開された映像はおよそ2分半。キャメロンが最新作を評するコメントの合間に、未公開シーンを含む本編映像が差し込まれた構成となっている。キャメロンは「冒頭は見覚えのあるシーンで、1、2作目をリスペクトしたつくりだ」としながら、「予想外の展開で未知の領域に踏み込んでいる。新たな命が吹き込まれたシリーズの”ルネッサンス”だ」と絶賛。また、自身が創造したキャラクターが帰ってきたとうれしそうに語り、「私にとって3作目の『ターミネーター』だ」と、本作を初期2作品の正統な後継作であるとも位置づけている。本作で12年ぶりにシリーズに復帰したアーノルド・シュワルツェネッガーは、インタビューで「もともとこの映画は彼のアイデアだ」と明かし、本編を見たキャメロンから、すぐに電話が来たことを告白。そこでの言葉は、「アーノルド、これはファンタスティックだ!!100点満点だ!!」だったという。これにはシュワも、「彼からそんな風に言ってもらえて本当に素晴らしい」と答えている。なお、キャメロンのコメントとともに公開された新たな本編映像は、若いシュワ型ターミネーターが全裸で地面に手をつきかがみながら登場するシーンをはじめ、若いシュワと中年のシュワが激突するシーン、サラ・コナーが敵に容赦なくガンを打ち放つシーンなど、緊迫感のある場面が続々登場している。7月6日にシュワとコナーを演じたエミリア・クラークが来日することでも話題となっている本作。キャメロンは、映像の終盤で、「『ターミネーター』シリーズのファンは、必見の作品だ」と語っている。(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年06月11日5月27日(現地時間)、『あの頃ペニー・レインと』や『バニラ・スカイ』で知られる映画監督キャメロン・クロウの最新作『Aloha』(原題)のLAプレミアに主演のブラッドリー・クーパーとエマ・ストーンらが登場した。映画『Aloha』は、2011年に米国で公開された『幸せへのキセキ』以来となるキャメロン・クロウ監督の最新作で、ハワイを舞台にしたラブコメディーだ。エマは、担当スタイリストに「頭からつま先までリラックスしたスタイル」を希望したそうで、白のワンピースに白ジャケというきれいめスタイルでありながら、ヘアスタイルを「くつろいでリラックスした、ナチュラルな動きのあるくしゃくしゃのウェーブヘア」に仕上げることで、映画の舞台であるハワイのビーチのラフなリラックス感をまとわせたスタイルで登場。このヘアスタイル、一見して無造作ヘアに見えるのだが、実はセレブスタイリストにより入念に作りあげられている。まず、モロッカンオイルのアイテムを使用しながら髪本来のツヤを引き出す。そしてうなじのあたりから髪をとりわけて、ヘアアイロンで全体をラフなカールに仕上げた後、ブラシでやさしくほぐしていく。次にフラットアイロンをあててウェーブをバラバラにし、動きと荒れたような効果をつくりだしている。仕上げにもたっぷりとモロッカンオイルのヘアスプレーを吹きかけて完成。映画『Aloha』は、5月29日に米国で公開となった。劇中に披露されたエマのナチュラルビューティな演技にも注目したい。(text:Miwa Ogata)
2015年06月03日米BOX OFFICE MOJOは5月29日~5月31日の全米週末興業成績を発表した。米カリフォルニア州を襲った未曾有の大地震と津波被害から人々を救う災害パニック大作の『カリフォルニア・ダウン』が初登場首位。『キャッツ & ドッグス 地球最大の肉球大戦争』のブラッド・ペイトン監督がメガホンを取り、“ワイルド・スピード”シリーズをはじめ、『G.I.ジョー』『ヘラクレス』などでアクション俳優として活躍するドウェイン・ジョンソンが、ロサンゼルスの消防局に所属する主役のレスキュー隊員を演じている。日本では当初5月30日に公開が予定されていたが、4月に公開の延期が発表され、以降未定となっている。女子アカペラ部の奮闘を描いた青春ドラマ『Pitch Perfect 2(原題)』が前週同様2位をキープ。前週トップのディズニーのSFアドベンチャー『トゥモローランド』は3位に後退し、週末興収1,380万3,000ドルと失速した他、以下の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』も3位から4位へと順位を下げた。6位には『あの頃ペニー・レインと』『バニラ・スカイ』のキャメロン・クロウ監督最新作『Aloha(原題)』が初登場。ハワイの米空軍基地に赴任した、ブラッドリー・クーパー演じる軍事コンサルタントと、エマ・ストーン演じる監視役の女性軍人、レイチェル・マクアダムス演じる主人公の元恋人の3人の男女の関係を描いたラブストーリーだ。累計興収4億ドルの驚異のヒットを続ける『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、前週同様5位に留まり、依然止まらぬ勢いを今週も見せつけている。
2015年06月01日キャメロン・ディアスが衰え知らずのセクシーさ全開で“裸”を披露し、ゴールデンラズベリー賞を受賞するなど話題になった『SEX テープ』が、新宿シネマカリテにて開催される“カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015”、通称“カリコレ”にて6月9日(火)より公開されることが決定。予告編映像が到着した。ラブラブな恋愛期間を経て結婚したアニー(キャメロン・ディアス)とジェイ(ジェイソン・シーゲル)。2人の子どもにも恵まれ、順風満帆な生活を送っているように見えたが、“性生活”は停滞気味ですっかりセックスレス。夫婦は再び“熱い夜”を取り戻そうと、思いつきで自分たちのセックス動画を撮影し、完全燃焼する。ところが、どこをどう間違ったのか、そのプライベート動画が“クラウド”上にアップ!!2人はその動画の全世界“拡散”を防ぎ、平穏な家庭生活を守るべく、とんでもない行動に出ることに…。全米大ヒットを記録した『バッド・ティーチャー』のジェイク・カスダン監督、主演のキャメロン、ジェイソン・シーゲルらスタッフ&キャストが再集結して贈る、ちょっぴりエッチなロマンティック・ラブコメディがついに日本上陸を果たす。本作で描かれるのは、昨年もセレブを中心に大きな問題となった“クラウド”や“動画共有サイト”にある超プライベートな映像の流出と、インターネットによって世界中に拡散されてしまう危機に立ち向かっていく倦怠期夫婦のドタバタ劇。主演を務めたキャメロンは、本作と『The Other Woman』(原題)で本年度ゴールデンラズベリー賞「最低主演女優賞」を受賞しているが、その衰え知らずのセクシーかつキュートな魅力で本領発揮!? 文字通り“裸”で“体当たり”の刺激的なセックス・シーンにも挑戦する。時にリアルに、ちょっぴりエッチに、たっぷりな笑いを見せてくれながら、スマホ全盛時代の“アブナイ”一面も見せてくれる本作を、まずはこちらから確かめてみて。『SEX テープ』は6月9日(火)より新宿シネマカリテ “カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015”にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月19日ジェームズ・キャメロン監督の妻が、カリフォルニア州で経営する学校の食事を完全菜食にすることを計画している。キャメロン監督の妻で女優のスージー・エイミスは2006年、カリフォルニア州カラバサスで子どもたちに環境保護について教える「ミューズ・スクール」を開校したが、今秋から同校で提供する食事では肉を禁止して完全に植物由来の食品のみにするという。妻の活動に協力しているキャメロン監督は「The Hollywood Reporter」誌で「ミューズで提供するのは100%植物由来の食事です。一般的には“ヴィーガン”と呼ばれていますが、私たちは“ホールフード(whole food)と呼んでいます」と語る。スージーによると、同校は全米唯一(つまり初)の完全植物由来食を提供する学校になるそうだ。「ミューズ・スクール」はスージー&レベッカ・エイミスと姉妹が2006年に開校した非営利の私立学校で、2歳から高校生までを対象に環境問題を中心の教育を行なっている。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月27日ラッセル・クロウが22日(現地時間)に行なわれたアカデミー賞授賞式への出演依頼を断っていたことが分かった。理由はラグビーの試合観戦だという。22日、ラッセルはイギリス北西部に赴き、ラグビーのワールドクラブ・チャレンジの「サウス・シドニー・ラビトーズ」の試合を観戦した。同日にアメリカ・ロサンゼルスで開催された第87回アカデミー賞授賞式のプレゼンター役の打診があったが、「ラビトーズ」の共同オーナーであり、試合観戦を優先したという。「ライアン・ゴズリングと一緒にプレゼンターをやる話があったんだ。でも、先方から日程を聞いて、『悪いけど、先約があるんだ』と言ったんだよ」と語ったラッセル。「世界の中にはまったくラグビーが知られていない地域もあるけど、じっくりルールを説明して、試合映像を見せれば、誰もがすぐ夢中になるよ」とラグビーの布教活動にも熱心な様子。本業である映画界最大のイベントを蹴ってしまうほどの情熱を注いでいるとあって、「ラビトーズ」がイギリスのクラブチーム「セント・ヘレンズ」に39対0で圧勝し、大満足だったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月25日5日(現地時間)に挙式したキャメロン・ディアス&ベンジー・マッデン夫妻。ハネムーンは国内に出かけ、27日はロサンゼルスでNBAの試合を観戦するなど、大人しめの新婚生活を楽しんでいるようだ。昨年はキム・カーダシアン夫妻やジョージ・クルーニー夫妻の海外でのド派手な結婚式が話題になったが、キャメロンたちはビバリーヒルズの自宅で挙式し、新婚旅行の行き先も海外ではなくワイオミング州ジャクソンホール。豪華なキャビンに宿泊しつつ、食事は地元のレストランでフライドチキンやジャンバラヤ、ハッシュパピー(揚げパン料理)など、アメリカ南部の料理を楽しんだとか。その後ロサンゼルスに戻ると、ベンジーの双子の弟・ジョエル&ニコール・リッチー夫妻と彼らの子ども2人も一緒に、ビバリーヒルズの高級ホテルでブランチに出かけた。そして27日にはロサンゼルスのステイプル・センターで行なわれたNBAのレイカーズ戦観戦へ。試合の合間にキスするところを観戦客を映すカメラ「キス・カム」がとらえ、場内のスクリーンに映し出されると、客席からは新婚の2人を祝福するような歓声が飛び交っていた。雄大な自然に囲まれてリラックスし、気のおけない家族や友人と楽しい時間を過ごす。キャメロンとベンジーは最高の新婚生活を満喫しているようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月29日先日、結婚を発表したキャメロン・ディアスを始め、ジェイミー・フォックス、クワベンジャネ・ウォレスら豪華キャストが出演するブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ANNIE/アニー』。このたび、彼ら主要キャストが歌う、映画オリジナルソング「WHO AM I?」の本編映像が解禁となった。IT企業のCEOで、次期NY市長に立候補している大富豪スタックス(ジェイミー・フォックス)は、ある日、少女・アニー(クワベンジャネ・ウォレス)が事故に遭いそうなところを救う。実親に捨てられ、元歌手のアガサ・ハニガン(キャメロン・ディアス)が営む施設で暮らしていた彼女を、スタックスは選挙戦に利用するため引き取ることを画策。また、アニーも有名になれば実親が名乗り出ると信じ、スタックスの選挙活動に協力することに。こうして、何の接点のないふたりの共同生活が始まり…。今回到着した本編映像に登場するのは、キャメロン演じる過去に絶望した女性ハニガンと、ジェイミー演じる未来に貪欲な男性スタックス。彼らふたりが、やや悲しそうな表情を見せながら、映画のためにつくられた新曲「WHO AM I?」をクワベンジャネ扮するアニーと共に歌い上げている。アニーの里親であり元歌手のハニガンは、人気歌手になりそびれた過去から逃れられず、昼間から酒を飲んではいい男に色気で迫り、子どもたちには八つ当たり。夢を諦めたいまの自分を受け入れることができていない。また、次期NY市長を狙うスタックスも、富と名声を追い続けるあまり、周囲との間に壁ができ、心に隙間を抱えてしまった大人だ。極度の潔癖症で子ども嫌いな彼が、アニーとの共同生活で希望を捨てない勇気と前向きな生き方に触れ、本来の自分の姿を思い出していく。オリジナル曲「WHO AM I?」を熱唱したキャメロンとジェイミーは、この曲から生き方を見つめ直していくふたりの大人について、こんなコメントを寄せている。■ジェイミー・フォックス(スタックス役)人々は、とても裕福な人、とても貧乏な人、両極端でありながら、実は似ていたりする。恵まれない人はあまりにものつらさに、生きていく意味はあるのかと思うかもしれない。すべてを手に入れてしまった人は、逆にすべてが手に入ったので、その先、生きる意味はあるのだろうかと思うかもしれない。■キャメロン・ディアス(アガサ・ハニガン役)ハニガンは男がいないから悲しいんじゃない。男ならば彼女のことが好きで彼女を追いかけている人がいるしね。彼女がなぜ自分のことを落伍者だと思い、幸せになれないでいるかというと、それは彼女がスターではないから。そんな風に有名になることが幸せをもたらしてくれると思っている人は、現実にもたくさんいるわ。ハニガンはいまの社会にまん延していることを象徴していると思うわ。みんな、「いいね」の数や、Instagramでのフォロワーの数で自分の価値を決めている。自分の投稿を見て、「いいね」と言ってくれる人が多ければ多いほど、自分の価値も上がると思っている。本当は自分で自分自身を愛することを学ばなければいけないのに。人に愛を与えられる人間になるためには、人の愛を受け容れる必要がある。これは現代のストーリーだけれど、そういうことはいつの時代にもある。本当は自分自身を愛することを学ばなければいけなかったのに。内に秘めた心の声を代弁し、本来の自分に思いを馳せるオリジナルソング。まずはこの映像から、大人ふたりの本当の気持ちに耳を傾けてみて。『ANNIE/アニー』は1月24日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年01月19日ブロードウェイ・ミュージカルの傑作を豪華キャストで映画化する『ANNIE/アニー』の公開を前に、先ごろ結婚式を挙げたキャメロン・ディアスが歌って踊る劇中シーンの映像が解禁された。『ANNIE/アニー』特別映像本作は、溌剌とした孤児の少女アニーと、ワケありな大富豪の交流を、舞台を現代のニューヨークに移して描くミュージカル映画。『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』で注目を集めた天才子役クワヴェンジャネ・ウォレスがアニーを演じるほか、ジェイミー・フォックスがアニーの運命を変えるIT長者でNY市長候補のスタックスを演じ、キャメロン・ディアスが共演する。意外にもミュージカル映画への出演ははじめてとなるディアスが演じるのは、補助金目当てで孤児のアニーの里親となったハニガン。元歌手で、今でもショウビズ界への夢をあきらめずにいる女性という役柄で、ディアスは「以前から歌って踊れる映画に出演したかったの。この役のために一生懸命努力したわ。一番苦労したのは、歌うことに対する恐怖心を克服することだった」と明かす。このほど公開された映像は、スタックスの選挙参謀をつとめるガイ(ボビー・カナヴェイル)がハニガンに悪だくみをもちかけるシーン。ガイは、世間の注目を集めて支持率を稼ぐため、アニーと両親の感動の再会劇を仕組もうと協力をあおぐ。ディアスは、「音楽監督のマット・サリヴァンと音楽コーディネーターのロン・ホワイトとはじめて会ったとき、自分が感じている恐怖や不安を泣きながら打ち明けたわ。ふたりのおかげで恐怖心や不安感を追い払ってから仕事にとりかかることができたの」とも語っており、本映像では、セクシーなドレス姿のディアスが、楽曲『EASY STREET』を歌い、踊る姿を披露している。『ANNIE/アニー』1月24日(土)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2015年01月07日米西海岸時間5日夜に行われたキャメロン・ディアス(42)とベンジー・マッデン(35)のウエディングの様子が明らかになった。会場はビバリーヒルズにあるディアスの自宅で、招待客は約100人。出席者には、マッデンの兄弟ジョシュとジョエル、ジョエルの妻で、新郎新婦を引き合わせたニコール・リッチーのほか、ライオネル・リッチー、グウィネス・パルトロウ、ドリュー・バリモア、トニー・コレット、ジャド・アパトーらの顔ぶれが見られた。式は、ユダヤ教の伝統にもとづいたもの。乾杯の音頭は、ディアスの母が行った。ライオネル・リッチー、ライアン・アダムスの演奏に続き、午後10時にケーキカットが行われたという。ディアスは昨年、『ANNIE/アニー』など3本の出演作が北米公開されたが、現在は何も撮影をしておらず、しばらくは新婚生活をゆっくり楽しめそうだ。文:猿渡由紀
2015年01月07日キャメロン・ディアスとベンジー・マッデンが5日(現地時間)、ロサンゼルスの自宅で結婚式を挙げた。2人は「PEOPLE.com」に「最も親しい家族や友人たちに囲まれて新しい旅をスタートできるなんて、私たちにとって、これ以上の幸せはありません」とコメントを寄せている。キャメロンとベンジーは、ベンジーの双子の弟・ジョエルの妻であるニコール・リッチーを介して知り合い、昨年5月から交際を始め、昨年クリスマス直前に婚約した。先週末に自宅でリハーサル・ディナーが行われ、両家の親族やドリュー・バリモアやジョエル・マッデン&ニコール・リッチー夫妻を始めとする親しい友人たちが招かれた。3日にはイタリアン・レストラン「Il Cielo」を訪れ、少人数のグループでお祝いをしていたらしい。また、翌4日夜はロサンゼルス地区のホテルでキャメロンが独身最後の夜を女友達と過ごすバチェロレット・パーティも開いたという。5日朝から、自宅には大量の白い花などが運び込まれ、式の後のパーティ用の大きなテントが設置された。この時点では混乱を避けるためか、近隣住民にはゴールデン・グローブ賞授賞式前のパーティを開く、と伝えていたそうだ。結婚式は屋内で執り行われ、その後のパーティは屋外のテントで開催された。招待客は90人程度で、キャメロンと仲良しのドリュー・バリモア、リース・ウィザースプーンやグウィネス・パルトロウらもいたという。ジャレッド・レトやジャスティン・ティンバーレイク、メジャーリーグのスター選手のアレックス・ロドリゲスなどなどと恋の遍歴を重ねてきたキャメロンも42歳にしてついに花嫁に。7歳年下のベンジーと、どうぞ末永くお幸せに!(text:Yuki Tominaga)
2015年01月06日キャメロン・ディアス(42)とミュージシャンのベンジー・マッデン(35)が、米西海岸時間5日夜に結婚式を挙げることがわかった。Usmagazine.comが報道したもの。ふたりは前日4日に、招待客を集めてビバリーヒルズで3時間のディナーを楽しんだという。その他の情報ディアスとマッデンは、昨年5月、ニコール・リッチーの紹介で知り合った。リッチーは、マッデンと一卵性双生児であるジョエル・マッデンと結婚している。婚約が発覚したのは先月下旬で、かなりのスピード結婚だ。新郎新婦いずれにとっても、初めての結婚。ディアスは過去に、マット・ディロン、ジャスティン・ティンバーレイク、アレックス・ロドリゲスなどと交際歴がある。マッデンは、一時期リッチーの親友だったパリス・ヒルトンとつきあったが、2008年に破局している。文:猿渡由紀
2015年01月06日ベンジー・マッデンが、恋人のキャメロン・ディアスのために2万5,000ドル(約300万円)もするブラック・オパールを購入していたことが分かった。ベンジーは先日オーストラリアに滞在中、離ればなれに過ごしているキャメロンが恋しくてたまらなくなり、彼女のために希少な宝石として知られるオパールを購入したという。オパールの深いブルーがキャメロンの瞳の色とよく似合うと考えてのことだとか。関係者は「キャメロンは、こんな美しいものはいままで見たことないと思っているようです。とても気に入っていますよ」と話している。ベンジーの双子の兄弟・ジョエルと結婚しているニコール・リッチーの紹介で知り合った42歳のキャメロンと35歳のベンジーは今年の春から交際が始まった。密かに婚約し、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーで挙式するのではという噂もある2人だが、キャメロンは相変わらず結婚願望はなさそう。インタビューなどで聞かれるたびに「夫とか結婚とか興味ないわ」と言い、結婚しなければという考えにとらわれず、自由に生きたいと話している。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月01日2015年1月、シネスイッチ銀座ほかで公開されるイギリス映画『おみおくりの作法』。ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で「監督賞」含む4賞ほか、数多くの映画祭を席巻してきた本作は、身寄りなく亡くなった人を弔う仕事をする公務員、いわば“イギリス版おくりびと”のような主人公の物語。本作のようにいままでなかなか知られなかった職業や、初めて耳にする職業にスポットをあてた映画は数多い。今回は、そんな一風変わった仕事を描いた映画の数々をピックアップ。また、本作のようにコツコツ真面目に仕事と向き合うことから人生が輝きだす主人公たちにも注目してみた。『おみおくりの作法』は、ひとりきりで亡くなった人を弔う、几帳面で誠実なロンドン市の民生係ジョン・メイが、故人の人生を紐解き、人と出会うことで新たな人生を歩みだす物語。死者にも、誰に対しても丁寧にあたたかく向き合う主人公の姿と思いがけないラストには、万国共通に観る者の胸を打ち、ヴェネチア国際映画祭始め、世界各国の映画祭で数多くの賞を受賞した。監督は大ヒット作『フル・モンティ』を生み出した名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニ。死と向き合う民生係という難しい役どころを情感豊かに演じるのは、『戦火の馬』『思秋期』などで知られる、イギリスを代表する名優、エディ・マーサン。また、共演には、大ヒットTVシリーズ「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」で注目されているジョアンヌ・フロガットなど、個性的な俳優が集結する。こんなお仕事まで! 映画から知る珍しい職業の数々例えば、本作『おみおくりの作法』の舞台となったイギリスでは、実際に主人公のジョン・メイと同じ仕事をしている民生係は存在するものの、その職業についての認知度は低く、映画を観るまで「こういった職業があることすら知らなかった!」とも言われていたという。日本でも、葬儀にあたり亡くなった人の体を清め、おくりだす納棺師という職業の主人公を描いた『おくりびと』では、納棺師という職業に初めてスポットが当てられた。同作は改めて日本の葬儀様式や死生観、“おみおくり”について考えさせる作品となり、第81回アカデミー賞「外国語映画賞」受賞するなど、海外でもそれは受け入れられていた。また、パゾリーニ監督のプロデューサー作『フル・モンティ』では、やむなく男性ストリッパーとなった男たちを描いており、“クリニクラウン”(クリニック+クラウン:道化師)と呼ばれる個性的な医師が主人公となるロビン・ウィリアムズ主演『パッチ・アダムス』、武器商人を描いた『ロード・オブ・ウォー』、風俗店の風変わりなサービスを描く『やわらかい手』、数学者の苦悩を描いた『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』、映画予告編や映画音楽の製作者が登場する『ホリデイ』、ピアニストの演奏中に楽譜をめくる『譜めくりの女』などのほか、スパイク・ジョーンズ監督がオスカー「脚本賞」を受賞した『her/世界でひとつの彼女』では、“手紙の代筆行”をしている主人公とOSとの恋がテーマとなった。堺雅人主演、沖田修一監督の『南極料理人』では、南極観測隊員たちのために基地で食事を作る料理人が主人公となり、思いもよらない南極での生活や、限られた食材(生もの一切なし)で食事を作る工夫と困難、そして食事を通して人々の想いが繋がっていく様がコミカルに描かれていた。一方、オスカー俳優フォレスト・ウィテカーが主演した『大統領の執事の涙』では、1950~80年代という激動の時代のアメリカで、アイゼンハウワー、ケネディ、ニクソン、レーガンら8人の大統領のもとで歴史を目撃してきた黒人の執事の人生に迫ったことも記憶に新しい。イギリス発といえば、ジュリアン・ジャロルド監督『キンキーブーツ』では、倒産寸前の靴工場で、ひょんなことから知り合ったドラァグクイーン(キウェテル・イジョフォー)の助言を元に女物の紳士靴=キンキーブーツを作り出し、再起をかける靴職人(ジョエル・エドガートン)を描き、次第に育まれてゆくふたりの友情も見どころとなっていた。頑張った分だけ人生が輝くことを教えてくれる、お仕事映画さらに、『おみおくりの作法』では、主人公ジョン・メイはプライベートも仕事も、何事も丁寧に規則正しくこなす人物だが、彼が最後に担当した“おみおくり”の仕事と真剣に向き合うことによって、その人生が変化していく姿も物語の重要なテーマだ。仕事が人生のすべてではなくても、仕事によって人生が変わる可能性はある。優しい視点から、そう教えてくれる映画は、これまでにも数多く公開されてきた。黒澤明監督によるヒューマンドラマの名作『生きる』では、志村喬演じる、仕事の情熱を失った定年間際の市役所市民課長が、自身が余命いくばくもないと知ったことから、残された時間の中で「自分にできること」について改めて考え、仕事への情熱を取り戻す姿が描かれている。ウィル・スミスの親子共演が話題となった『幸せのちから』が描くのは、事業の失敗により一度はホームレスにまでなりながら、最終的には成功をつかみ、億万長者となった実在の男の半生。愛する息子との生活のため、証券会社の正社員をめざす父親の奮闘は単なるサクセスストーリーではなく、父子の愛情や絆を感じさせた。家族の絆といえば、マット・デイモン主演、キャメロン・クロウ監督『幸せへのキセキ』は、自宅として買い取った動物園を再生させるべく、飼育員や地域住民と協力して苦難を乗り越えていく男の物語だった。半年前に妻を失った悲しみや、意思疎通が難しくなっていた子どもたちとの関係は、動物という命と向き合う仕事を通じて修復されていった。また、ジョン・メイの生真面目さは、第37回日本アカデミー賞「最優秀作品賞」受賞作『舟を編む』で、松田龍平が演じた辞書編集者・馬締にも通じるものがある。馬締だけでなく、一人ひとりが言葉に対して真摯に取り組み、8年もの年月をかけて1冊の辞書が完成するまでの裏側を見せつつ、まじめに生きるものの達成を見せていた。まじめにコツコツと慎ましく生きてきたものの、不況のため職を失い、次から次へと災難が降りかかてしまう、アキ・カウリスマキ監督の『浮き雲』の夫婦も同様だ。だが、レストラン経営という新たな活路を見いだし、奮闘する彼らの真面目さとふたりの絆は、最後には小さな幸せを運んできてくれた。ちょっと珍しいお仕事でも、丁寧に向き合い、自分の人生を見い出していく主人公たち。それまで真面目にコツコツ頑張ってきた努力が報われる、そんな心に染みる感動のラストは、どの作品でも共通項といえそうだ。『おみおくりの作法』は2015年1月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月26日2014年秋、話題作がひしめく中で、続けて公開される2作品に重要なキーパーソンとして出演している女優、レイチェル・マクアダムス。『ラブ・アクチュアリー』などのラブコメの巨匠、リチャード・カーティス監督の集大成ともいえる『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(9月27日公開)では、持ち前の親しみやすさでキュートな存在感を放つ一方、フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となった『誰よりも狙われた男』(10月17日公開)では、スパイ小説の大家ル・カレの世界を映像に昇華させたアントン・コービン監督のもと、シリアスな演技を披露する。まったくタイプの異なる作品ながら、両監督がそろって絶賛するレイチェルの魅力に迫った。1978年、カナダ生まれのレイチェルは、幼いころから演技に携わり、早くから女優の道を志していた。テレビドラマなどに出演したのち、リンジー・ ローハン主演のティーン映画の金字塔『ミーン・ガールズ』(’04)で“意地悪な”学園の女王を演じて注目を集める。そして、同年、ライアン・ゴズリングと共演した『きみに読む物語』の大ヒットで世界的にブレイクを果たした。2005年には『ウエディング・クラッシャーズ』や『幸せのポートレート』に出演。さらに、ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウ共演の『シャーロック・ホームズ』(’09)と、続く『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』(’11)ではアイリーン・アドラー役を軽やかに演じて印象を残した。作品ごとにまったく違った姿を見せる変幻自在の演技力で、名だたる巨匠監督たちにも愛されており、11年にはウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』、12年にはヴェネチア国際映画祭とトロント国際映画祭で上映されたテレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー』、そしてブライアン・デ・パルマ監督の『パッション』と相次いで出演してきた。今後は、ジェームズ・フランコと共演するヴィム・ベンダース監督の『Every Thing Will Be Fine』(原題)や、ブラッドリー・クーパーと共演するキャメロン・クロウ監督作が控えるなど、いまや、ハリウッドには欠かせない存在となっている。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』では、注目の新鋭・英国男子、ドーナル・グリーソン演じる主人公ティムの恋人で、後に妻となるメアリー役に。キュートで親しみやすい笑顔を振りまきながら、実直な演技でハートウォーミングな物語に華を添えている。カーティス監督は、そんなレイチェルを起用を、「以前から切望して、今回やっと叶った。『ミーン・ガールズ』での演技を観て、レイチェルならコメディを演じ切れるはずだという確信があったんだ」と明かす。「彼女はどの作品でも素晴らしい演技を見せてくれるし、癒しの力を持っている。彼女は非常に面白味のある女優だし、この映画でも見事に才能を発揮してくれたと思う。シーンのたった10秒で、私が望む通りの感情を表現してみせ、台本なんて必要ないんじゃないかと思うほどだったね。彼女はスタートした瞬間からすべてを表現しているから、初めて見る素晴らしい才能にちょっと圧倒されたよ」と絶賛した。一転、『誰よりも狙われた男』では、人権団体に所属する若い弁護士アナベル・リヒター役を演じたレイチェル。国際指名手配されている謎めいたチェチェン人イッサ・カルポフを助けるため尽力し、イッサと、フィリップ・シーモア扮するテロ対策のスパイチームを率いるバッハマン、そしてウィレム・デフォー演じるハンブルグの大手銀行家とを結ぶ重要な役どころを熱演する。ル・カレの原作小説を、スタイリッシュな映像感覚と繊細なストーリーテリングで、ハイクオリティな知的エンターテイメントに仕立てたコービン監督は、「今回、レイチェルは普段演じているような役柄ではなく、よりシリアスで挑戦的な役を演じているが、とても素晴しかったよ」とふり返っている。「裕福な家庭に育ったアナベルを演じる彼女の姿はとても美しかった。彼女の父親は裁判官の設定だが、アナベルは彼女なりに反抗をするんだ。今回、レイチェルは本当によくやってくれたと思う。ウィレムとフィリップの役の間で、非常に美しいバランスをもたらしてくれた」と、実力派キャストが勢ぞろいした本作での健闘を称えた。まるで別人のような、この2作での彼女にぜひ注目してみて。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』は9月27日(土)より全国にて公開。『誰よりも狙われた男』は10月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバウト・タイム愛おしい時間について 2014年9月27日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2014年09月18日ころころと笑う。とは、まさに彼女の笑い声を指すのではないか。「昨日は1日オフだったから、原宿や渋谷に行ったの。109で可愛いものをいろいろ買い込んじゃったわ。ソックスに、スマホケースに…私はとにかくカワイイものが大好き!だから、日本のアクセサリーは私の好みにピッタリね」と、うきうき語る姿がとびっきりチャーミング。出演作『マレフィセント』を引っ提げ、エル・ファニングは待望の初来日を果たした。とは言え、滞在はわずか数日。プロモーション活動の合間を縫い、多忙な16歳は「カワイイもの」を求めて精力的に東京の街を駆け巡ったようだ。日本に到着した際は開口一番、「キディランドに行きたい!」と目を輝かせていたが?「もちろん行ったわ!時差ボケで朝早くに目が覚めちゃったから、丸1日ショッピングできたの。ハローキティのグッズも買ったし、ブライスドールも買ったし…。夜には新宿のロボットレストランに連れて行ってもらったのよ。何だかキラキラピカピカしていて、アメリカにはない雰囲気だった(笑)。アメリカにない感じと言えば、女の子たちのファッションね。着こなしに自信を持っていて、本当にクールだと思う。私の地元には個性を周りに合わせようとする子も多いけど、日本の女の子たちは“目立って何が悪いの?”って感じ。重ね着も上手だし、気分に合わせてファッションを選ぶ姿勢が素敵だわ」。そんなエル自身の本日の装いは、『マレフィセント』で演じたオーロラ姫を思わせるワンピース。ガーリーなシルエットを長い手脚でキュートに着こなす姿からはすでに女性らしさも漂っていて、映画の中のあどけない“オーロラ姫”とは少々印象が異なるが、「そうなの。おかしいわよね。自分でも、映画を観ていて『あれ?私、ちょっと若くない?』って思ったわ(笑)。でも、撮影当時は14歳だったんだもの。今は16歳だし、2年って大きいわね」と笑う。ディズニーの名作アニメ『眠れる森の美女』のヒロインにして、邪悪な妖精・マレフィセントに呪いをかけられる悲運のプリンセス、オーロラ。エル自身もディズニーアニメを観て育ち、「大人になったら何になりたい?と聞かたら、『ディズニーアニメのお姫様』と答えるような子供だった」という。「だから、ある意味、今回の作品でオーロラを演じられたことは人生のゴールよね(笑)。プリンセスを演じた自分を誇らしく思っているわ。しかも、ディズニープリンセスの中で、オーロラは一番のお気に入りだったの。私もオーロラも髪がブロンドで外見に共通点があるし、ドレスは私の大好きなピンク色だし(笑)。そんな思い入れのあるキャラクターに息を吹き込むことができただけじゃなくって、新しい世代に向けてオーロラ姫を演じられたのが私にとっては特別なこと。だって、まだ幼い従妹は『マレフィセント』や『アナと雪の女王』を観ながら育っていくんだもの。そう思うと、本当に嬉しくなるわ」。しかしながら、この『マレフィセント』はおとぎ話の単なる実写化ではない。悪役として知られるマレフィセントの事情を描く挑戦的な姿勢が、すでにそれを物語っている。「生まれながらにして邪悪な人間は誰もいない。それが、この作品のメインテーマなの。マレフィセントがそうしたように、人は自分の身に起きたことを受け、自分を守ろうとしたり、行動を起こしたりする。そうすることで、時に誤解を受けてしまうものなのよね。オーロラの父もそう。結構な悪者だけど(笑)、実は可哀想な人なんじゃないかしら。でも、自分で選択して運命を決めたわけだから、哀しいけど仕方のないことよね」。また劇中には、エル曰く「おとぎ話の中だとあっさり受け入れられがちだけど、よくよく考えるとちょっとおかしいこと(笑)」を、愛情と敬意をもってユーモラスに描くシーンも見られる。ハンサムな王子がオーロラ姫にキスをするシーンがまさにそうで、本作のフィリップ王子は一目惚れして恋に落ちたとは言え、出会って間もない姫へのキスを「していいのかな…」とためらう。「ちょっとユーモアがあっていいわよね。おとぎ話のそういった部分にあえて言及しているのが、この映画の面白い部分でもあると思う。確かに、出会って間もない上に、寝ている女の子にキスをするなんて問題があるもの(笑)」。ちなみに、エルがキスシーンに初めて挑戦したのは『ジンジャーの朝さよなら、わたしが愛した世界』の撮影にて。その時は「どうしよう!?って思った」そうだが、今回のあまりにも有名なシーンにはどのような気持ちで臨んだのだろうか。「そうよね。あまりに有名なシーンだったのはよく分かってる。でも、笑っちゃったりして、なかなか撮れなかったの(笑)。オーロラは眠っていて、まつ毛も動かしちゃいけないから、私はとにかくじっとしていなくちゃいけなかった。けれど、目をつむっていても、顔が近づいてくるのって気配で分かるでしょう?息もかかってくるし!だから、どうしてもビクッと身構えちゃうのよね。恥ずかしさもあったのかな…。いろんなアングルから何度も撮ったから、撮影には1日かかったの」。2歳8か月で女優人生が始まり、ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』、J.J.エイブラムスの『SUPER8/スーパーエイト』、フランシス・フォード・コッポラの『ヴァージニア』、キャメロン・クロウの『幸せへのキセキ』など、錚々たる監督たちの作品に次々と出演。順調にキャリアを重ねる中、「ここまで大きな規模の撮影に参加したのは初めて。しかも、共演はアンジェリーナ(・ジョリー)だし」と目を輝かせる。「特殊効果を多用した作品という点でも、私にとってはものすごい挑戦だった。髪型や衣装が変わるたびに全身をスキャンされるなんて、今までの撮影にはなかったことよ。台の上に立って、ちょっとずつ台を回してもらいながらスキャンされるの(笑)。グリーンバックでの演技も慣れなかったし、初めての経験だらけだった。そんな中、演じるキャラクターに思いを注ぎ込むことの大切さを知ったし、演じることの楽しさを改めて感じたわ。すぐそばには、世界一素晴らしいお手本がいたしね。マレフィセントが自分のかけた呪いの恐ろしさに気づき、眠っているオーロラの隣で涙するシーンのアンジェリーナには本当に胸を打たれた。目をつむっていても、感情がひしひしと伝わってきたの」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開(C) 2014 Disney Enterprises, Inc.
2014年07月02日『バッド・ティーチャー』のジェイク・カスダン監督がキャメロン・ディアス&ジェイソン・シーゲルを再び主演に迎えて贈る『SEXテープ』の日本公開が8月に決定。併せてポスタービジュアルも公開となった。結婚10年、子ども2人。子育てに追われ、最近すっかりセックスレスになってしまったアニー(キャメロン・ディアス)とジェイ(ジェイソン・シーゲル)は、出会った頃のような濃密で刺激的な“最高の体験”を求めて、HOW TO本「ジョイ・オブ・セックス」に倣いさまざまな“ポジション”で3時間のマラソンセックスを慣行しそれを撮影。しかしそのシークレット映像が“クラウド”にアップロードされるという、まさかのハプニングに見舞われ…。本作は、寝室での夜の営みをテープに録画することで夫婦関係を改善しようと試みるカップルを描いたドタバタ・コメディー。『バッド・ティーチャー』以来2年ぶりの共演となるキャメロンとジェイソンのほかに人気テレビシリーズ「ザ・ホワイトハウス」ロブ・ロウ、『ザ・マペッツ』『バーニー/みんなが愛した殺人者』ジャック・ブラックらが参加している。今回公開されたポスタービジュアルからも“SEXテープ”の流出を阻止するべく2人の奮闘ぶりが読み取れる。大胆な演技にも挑戦するキャメロンたちの姿にも要注目だ。『SEXテープ』は8月22日(土)よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月04日2005年にTVコマーシャルに出演したジョージ・クルーニーについて、ラッセル・クロウが馬鹿にしたことに対し、ジョージがそれに反発した事に端を発した2人の舌戦を覚えておられるだろうか?ラッセルは「僕はジョージ・クルーニーのようにスペインでスーツの広告に出たりはしないし、ハリソン・フォードみたいに日本でタバコの宣伝に出たりもしない」と語り、ジョージは「アーティストがアーティストを批判するのは好まない」と応戦したのだ。その事件について、8年を経過した今、ジョージは男性誌「Esquire」最新号でこう語っている。「ラッセルが僕に詩集を送ってきたんだ。それは彼が言ったたわ言に対する謝罪の印だと思う。とにかくあのときは、何の前触れもなく、突然に彼が噛み付いてきたんだ」。さらに続けて「僕は、『ラッセルこそ自分のロック・バンドを宣伝するために、自分の知名度を利用しているじゃないか。僕もハリソンや、デ・ニーロと一緒にバンドを結成しようかな。いいアイディアをありがとう』とジョークでかわしたんだけれど、彼の腹の虫はまだ収まらなかったんだ。さらに、彼は僕を指して『やつは自分を第2のフランク・シナトラだと思っている』と来たから、メモをラッセルに送ったんだよ。『こうやって2人の有名人がただ喧嘩してるのを喜ぶのはゴシップ雑誌だけだと思うよ。一体、どうしたんだい?』ってね」。ジョージは、ラッセルが突然送ってきた詩集を彼なりの謝罪の印だと受け取り、その年の英国アカデミー賞で受賞を果たしたら、スピーチで読むつもりだったという。残念ながら、ジョージが製作・主演した『シリアナ』(’05)での受賞は逃してしまったため、ラッセルの詩集は披露されなかったのだとか。8年前の出来事とはいえ、いまだに分からないのは、なぜ突然ラッセルがキレて、名指しでジョージやロバート・デ・ニーロ、ハリソン・フォードを批判したのかということだ。(text:Mieko Nakaarai)
2013年11月12日キャメロン・ディアスとペネロペ・クルスが女の魔性と純真を体現し、ブラッド・ピット、マイケル・ファスベンダー、ハビエル・バルデムが男の切なさや愚かさを滲ませる心理サスペンス『悪の法則』。力強い女性像は、リドリー・スコット監督作の代表として印象付けるが、群を抜いて妖艶で謎めいた雰囲気を漂わせるキャラクターを披露したのが、大女優キャメロンだ。この度、その魔性の女っぷりが確認できる映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。すべての始まりは、若くハンサムで有能な弁護士が、出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことだった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見たその欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。自分たちがこの世の闇に渦巻く“悪の法則”に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに…。キャメロンは、ハビエル演じるカウンセラーの友人の派手好きな実業家ライナーの豪邸に住むミステリアスな愛人・マルキナ役を熱演。公開された映像では「懐かしむって、失ったものが戻るように願うこと。でも、戻らない。真実に温度などないんだから。」と真顔で冷静に言い放つキャメロンの姿。それを聞いたハビエルも凍りついた表情を見せている。コメディやドラマでキュートな笑顔が魅力的な彼女だが、本作では、いままでスクリーン上で見たことのない氷のような冷酷なキャラクターとして新境地を切り開いているようだ。マルキナという女性についてキャメロンは、「マルキナは社会病質者で、とても頭が切れる人。彼女はどんなことでもやれる。マルキナには人間らしさはまったくないの。彼女が常に自問していることは、どうやって自分にふさわしいものを手にできるか?何が自分のものになるか?それ以外のことは何一つ、誰のことも気にならない。彼女が望んでいるのは全てのことからもっと多くを奪うということだけ。マルキナはあらゆる男のパワーを取り上げて吸いつくすの」とコメント。従来のイメージを根底から覆す異色のキャラクターに挑んだスター俳優たちが、大胆に挑発するセクシュアルな魅力を披露する本作。眩い陽差しと漆黒の夜が鮮烈なコントラストを成すアメリカ南西部を舞台に、魔性の女と化すキャメロンの姿をチェックしてみて。『悪の法則』は11月15日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪の法則 2013年11月15日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年10月10日キャメロン・ディアス、ブラッド・ビット、ペネロペ・クルスなど超一流スターが集結したことで早くも海外で話題となっている映画『悪の法則』が11月15日(金)に日本公開が決定!このほどキャメロンとペネロペの超セクシーな劇中ビジュアルがお披露目となった。物語の舞台はテキサス。喉の渇きと同じく、この街に集まる怪しげなセレブリティたちの欲望は尽きることがない。“カウンセラー”と呼ばれる弁護士もそのひとり。彼が遊び気分で手を出した麻薬取引をきっかけに、一人、そしてまた一人と危険な罠に絡めとられていく…。今回お披露目となったビジュアルは、キャメロンとペネロペがタオル一枚で横たわり、何かを見つめながら笑みを浮かべている姿。“コメディの女王”と呼ばれるキャメロンだが、本作では悪女役での出演となり、その笑みには何か危険な雰囲気が漂っているが…。映画化に挑むのは3度のオスカー・ノミネートに輝くリドリー・スコット監督。スタイリッシュかつスキャンダラスな映像美と、登場人物たちの偽りの仮面を、まるで表皮を一枚ずつ剥いでいくような細やかな演出を披露している。脚本は、アカデミー賞受賞作『ノーカントリー』の作家コーマック・マッカーシーが手がけている。本作はキャメロン、ブラッド、ペネロペを始め、ハビエル・バルデム、マイケル・ファスベンダーが出演。センセーショナルでスキャンダラスな“いつもの彼ら”とは違う俳優陣に誰もが引き込まれるはず。『悪の法則』は11月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪の法則 2013年11月15日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2013年07月17日ミュージカルの金字塔を映画化した『レ・ミゼラブル』。プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ氏は舞台版同様、俳優の生歌で全編撮影することを力説した『英国王のスピーチ』(10)のトム・フーパー監督の熱意に感銘を受け、本作を始動したことを明かした。その他の写真氏は40年以上も英米の演劇界で活躍を続けるミュージカル界の大重鎮で、ブロードウェイ・ミュージカルの歴代ロングラン作品ベスト3、『オペラ座の怪人』『キャッツ』、そして『レ・ミゼラブル』をプロデュースした剛腕だ。誰よりも『レ・ミゼラブル』を知り尽くす専門家で、作品を深く愛する人物。それだけに舞台版同様、全編を俳優の生歌で撮影するという一大スケールで企画をキックオフした中心人物かと思うが、実は「フーパー監督が最初の構想に待ったをかけた張本人だよ(笑)」と経緯を明かす。「当初は3分の1がセリフだったけれど、フーパー監督の提案で全編同録に変えた。とてもうれしかったよ(笑)」。俳優の生歌で同録する手法を採用したことで、舞台版のDNAを見事に継承した本作。その上、空間的なスケールを得た映画版では、主人公ジャン・バルジャンが苦役に従事する冒頭シーンを皮切りに、後半の革命による激突シーンまで大迫力の一大叙事詩として完成した。フーパー監督は俳優の“表情”と“風景”が重要だったと語っていたが、この点、氏もうなずいて補足する。「舞台では限定的な空間で演じるので、俳優たちの移動や細かい表情の変化をお見せすることは無理だけれど、カメラがある映画の場合は微妙に変わる表情や声色をキャッチできる。演技のスタイルも全然違うので、新しい魅力を加味できたよ」。舞台版にはない新曲「Suddenly」も登場するなど、伝統に囚われない挑戦的な試みを許す氏の広い度量と眼力が作品に新たな息吹を与えたことは確か。そして緻密な方程式の元、企画を進めることがプロデューサーとしての最大の使命かと思えば、意外にも思い切った決断も時に重要だという。「ミュージカルを観て感銘を受けたトムと会ったわけだけれど、僕は『英国王のスピーチ』(10)を観てなくて、実はよく知らない人だった(笑)! でも、その時に映画化のビジョンを熱く説明してくれて、決め手は同録での撮影にこだわったことかな。僕と同じ理由で重要だと力説したことが、今回監督をお願いした最大の理由だよ」。『レ・ミゼラブル』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年12月25日「恋愛だけじゃダメかしら?」公開記念でキャメロン・ディアスとジェニファー・ロペスが共演したことで注目されている最新話題作「恋愛だけじゃダメかしら?」が12月15日公開となることを記念し、現代女子を応援する企画が続々と実施される。この「恋愛だけじゃダメかしら?」は、豪華キャストでおくられるハートフル妊娠ラブコメディ。現代の女性が持つ悩みと本音が詰まったアンサンブルムービーとなっている。寒さも吹き飛ばして女子温度アップ!公開を記念し、東京・渋谷の「JINNAN CAFE」では、苺の農耕ホットチョコレートドリンク「スウィートハートチョコレート」を用意。このドリンクをオーダーすると、ロンドンから日本初上陸を果たしたばかりのラウンジブーティブランド「ベッドルームアスレチクス」のルームシューズや映画のオリジナルグッズが抽選でプレゼントされる企画も実施するそうだ。ルームシューズは、もこもこでキュートなあったかグッズ。ロンドンでも大流行しているアイテムだ。寒い冬を冷え知らずで乗り切りたい。このタイアップキャンペーンは、同店で公開日の12月15日から12月29日まで実施される。また同じく東京・渋谷の「FREEMAN CAFE」でもキャンペーンを開催。こちらでは冬限定ドリンクメニューとして用意された「焼きマシュマロミルクティー」を注文すると、全員に「恋愛だけじゃダメかしら?」が1000円で鑑賞できる割引がプレゼントされる。また、作品を鑑賞した半券を会計時に提示すると、同店の食事代が10%割引となるお得なサービスも提供するそうだ。こちらも12月15日から12月29日までの実施となっている。映画を楽しみながら、タイアップキャンペーンも活用し、冷え知らずの女子温度アップと幸せオーラで、自分らしく輝ける女子を目指してみては。元の記事を読む
2012年12月14日ラッセル・クロウが、ビリー・ジョエルの元妻で料理評論家のケイティ・リーと交際しているようだ。ラッセルは10月に妻のダニエル・スペンサーと結婚9年目にして友好的に別れたと報道されたばかりだが、今月9日(現地時間)の早朝にニューヨークにあるグリニッチ・ホテルの応接間の暖炉の前でケイティと抱き合ってるのが目撃されており、目撃者は2人がお互いずっと手を繋いだままだったと「New York Post」紙に明かしている。「ラッセルとケイティは親密な会話をしていたようですね。お互いぞっこんのように見えました。ケイティはその日の午後にはまだホテルにいましたね。午後2時にもラッセルと、同じ暖炉のところで一緒にいるのを見かけました」。ただ複数の関係者によれば、2人はすでに交際を始めてから数週間経っているものの、まだ真剣なお付き合いという段階ではないよう。そんなラッセルの新作『レ・ミゼラブル』は来週21日(金)から日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年12月12日キャメロン・ディアスが、浮気男に復讐するという強烈な役柄で新作コメディ作品『The Other Woman』(原題)に出演することになった。ハリウッド業界人が選ぶ脚本ランキングのブラックリストでトップ10入りした経験もある弁護士出身の脚本家メリッサ・スタックが脚本を手がける本作は、自分は恋人にとってのただの浮気相手(the other woman)にすぎないと知った主人公の女性が、男の妻と共謀して復讐するさまをコミカルに描く作品だ。長年連れ添った夫に裏切られた3人の熟女たちの復讐劇をコミカルに描いたダイアン・キートン主演作『ファースト・ワイフ・クラブ』のキャラクターたちの世代を若くしたような作品になる模様だ。今回のニュースを発表したキャメロンの代理人によれば、『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』で主人公・アニーを演じたコメディエンヌ、クリステン・ウィグも本作のキャスト候補に挙げられているという。キャメロンは、今後もベニチオ・デル・トロと共演する新作アクションコメディ作品『Agent: Century 21』(原題)など話題作が目白押しだ。■関連作品:ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン 2012年4月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2012年11月15日