パトリシア・ハイスミス原作、知られざるベストセラーの初映画化となった『キャロル』。昨年のクリスマス限定上映に続き、今年も1週間の限定上映が決定した。クリスマスのニューヨーク。美しくミステリアスな婦人キャロル(ケイト・ブランシェット)とフォトグラファーを夢見ながらも百貨店で働くテレーズ(ルーニー・マーラ)を描いた愛の名作『キャロル』。『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、第88回ゴールデン・グローブ賞では最新作『TAR/ター』で主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットと、本作でカンヌ国際映画祭女優賞ルーニー・マーラが共演し、その年のアカデミー賞ダブル女優賞(主演、助演)ほ6部門ノミネートされ話題を呼んだ。1950年代を再現した美しい衣装、スーパー16ミリフィルムで撮影された情感ある映像、名曲の数々が映画史に残る“出会い”の瞬間に観る者を引き込んでいく。2022年、キャロルとテレーズが運命的に出会ったクリスマスにあわせ恵比寿ガーデンシネマにて2日間限定で上映したところ、瞬く間に満席となった本作。ファンの期待に応え、本年も同じく恵比寿ガーデンシネマにて限定上映を実施。上映劇場も拡大し、東京のほか大阪(シネ・リーブル梅田)、愛知(三越映画劇場)、千葉(キネマ旬報シアター)でも上映する。また、昨年に続きキャロルのテーマカラーでもある“赤”を纏った(マフラー、手袋、帽子などの小物でも可)来場者には『キャロル』のオリジナルステッカーのプレゼント企画も用意される(先着限定)。『キャロル』は12月22日(金)~28日(木)恵比寿ガーデンシネマほかにて1週間上映。「キャロル」クリスマス特別上映企画<上映劇場・スケジュール>東京:恵比寿ガーデンシネマ 12月22日(金)~28日(木)千葉:キネマ旬報シアター 12月23日(土)~29日(金)愛知:三越映画劇場 12月15日(金)~25日(月)大阪:シネ・リーブル梅田 12月23日(土)~25日(月)(シネマカフェ編集部)
2023年12月12日『太陽がいっぱい』『キャロル』『アメリカの友人』を生んだ名作家に迫る『パトリシア・ハイスミスに恋して』より本編映像が解禁された。アメリカの作家パトリシア・ハイスミスの、生誕100周年を経て発表された秘密の日記やノート、貴重な本人映像やインタビュー音声、元恋人たちや家族によるインタビュー映像を通して、人気作家の知られざる人生を追うドキュメンタリー。この度解禁された本編映像では、1950年代当時のレズビアンにとってバイブルであり、ハイスミスの自伝的要素のある名作「キャロル」(52/初版の題名は「The Price of Salt」)の誕生秘話が紐解かれている。映像は、ハイスミスの元恋人であり、レズビアン・パルプ・フィクションと呼ばれるジャンルを確立した小説家のマリジェーン・ミーカーが当時のレズビアン・カルチャーを解説。ハイスミス自身の貴重なアーカイブ音声を引用しながら、トッド・ヘインズによる映画化作品『キャロル』(15)の名シーンに、小説の一節を読み上げるグウェンドリン・クリスティー(「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)のナレーションが重なる。「キャロル」は1950年代で初めてハッピーエンドを迎えたレズビアン小説であったが、ハイスミスはクレア・モーガンという偽名で出版しなければならず、90年になって初めてハイスミス名義で再版された。2021年になってようやく発表されたハイスミスの膨大な日記やノートの引用や、元々ハイスミスのファンだったために本作の出演が実現したというグウェンドリン・クリスティーによるナレーションも見どころだ。また本作について各界著名人から、「矛盾だらけの世界で小説の中だけが、彼女の永遠だったのかもしれない」(玉城ティナ)、「この映画を観て、さらに『キャロル』という物語のことを深く愛した」(児玉美月/映画文筆家)、「強く愛を求め、たくさんの恋をしながらも、孤独でなくては書いて=生きていけない創作者の業に胸を抉られた」(小説家・王谷晶)といった絶賛コメントが寄せられている。『パトリシア・ハイスミスに恋して』は11月3日(金・祝)より新宿シネマカリテ、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パトリシア・ハイスミスに恋して 2023年11月3日より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film
2023年10月27日『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』そして『キャロル』の原作者として知られる作家パトリシア・ハイスミスの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『Loving Highsmith』(原題)が邦題『パトリシア・ハイスミスに恋して』として11月3日(金・祝)より公開決定、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。欧米ではアガサ・クリスティーと並ぶ人気を誇る、サスペンス・ミステリー作家、パトリシア・ハイスミス(1921-1995)。トルーマン・カポーティに才能を認められ、『見知らぬ乗客』(51)、『太陽がいっぱい』(60)、『アメリカの友人』(77)、『キャロル』(15)などの映画史に残る名作の原作の数々を生みだした。中でも、当時偽名で発表した『キャロル』は自伝的小説であり、1950年代のアメリカでハッピーエンドを迎えた初のレズビアン小説だった。しかし、ハイスミス自身は、女性たちとの旺盛な恋愛活動を家族や世間に隠す二重生活を余儀なくされていた。本作は、ハイスミスの生涯を、生誕100周年を経て発表された秘密の日記やノート、貴重な本人映像やインタビュー音声、家族による証言、そしてアルフレッド・ヒッチコックやトッド・ヘインズ、ヴィム・ヴェンダースらによる映画化作品の抜粋映像を織り交ぜながら、彼女の謎に包まれた人生と著作に新たな光を当てるドキュメンタリー。さらに8月19日(金)より公開中のウルリケ・オッティンガー『アル中女の肖像』(79)の主演・衣装で知られるタベア・ブルーメンシャインや、作家のマリジェーン・ミーカーなど、ハイスミスの元恋人たちによる貴重なインタビューは、多くの女性から愛されたハイスミスの謎に包まれた魅力を紐解くと同時に、当時のレズビアンカルチャーを知る貴重な証言となっている。監督・脚本はドキュメンタリー監督、脚本家として活躍するスイスの映画監督、エヴァ・ヴィティヤ。「未発表の日記を読み始めるうちに、彼女自身に恋をしてしまった」と監督が語るように、本作はハイスミスの生誕100周年である2021年に刊行された、彼女の恋愛生活を赤裸々に綴った日記を基に制作されている。ナレーションを担当するのは、大ヒットドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」、Netflixドラマシリーズ「ウェンズデー」で知られるグウェンドリン・クリスティー。そしてフランスのギタリスト、ノエル・アクショテが書き下ろし、ビル・フリゼールとメアリー・ハルヴォーソンが演奏に参加した楽曲に導かれ、現代ますます再評価の高まる女性作家の仮面の下に隠された、惚れっぽく、傷つきやすく、愛を渇望し続けた、知られざる素顔が明かされる。予告編映像は、グウェンドリンが朗読するハイスミスの日記の一節から幕を開け、彼女の日記やノートの一部、そして元恋人のマリジェーン・ミーカーやモニーク・ビュフェ、家族の貴重なインタビュー映像を垣間見ることができる。日本版ポスタービジュアルでは、多くの女性たちから愛された若かりし日のハイスミスの姿に、彼女の作家人生を表現する「彼女が望んだもうひとつの人生は小説の中にあった」というキャッチコピー、そして彼女が愛した猫やカタツムリなどのモチーフに彩られている。『パトリシア・ハイスミスに恋して』は11月3日(金・祝)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月27日2023年11月〜12月にミュージカル『クリスマス•キャロル』の日本全国公演の開催が決定いたしました。本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる小説をもとにしたオリジナルミュージカルで、1年に1度「クリスマスイブ」という特別な日に繰り広げられる、不思議で心温まる12時間の奇跡が鮮やかな音楽やダンスとともに描かれます。主役スクルージを務めるのは松村雄基。卓越した表現力を活かして、近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、『ソーホー・シンダーズ』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などでも活躍。今回、冷徹な守銭奴という新境地に挑みます。またスクルージにとって鍵となる三人の女性を演じるのは杉本彩。女優、作家、ダンサーとして幅広く活躍し、2014年に設立した現在の「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」の理事長として、動物福祉の啓発にも取り組む杉本が、7年ぶりにヒロインを演じます。そしてスクルージの親友かつビジネスパートナーのマーレイ(幽霊)役は吉田要士。多くのミュージカルで活躍、この作品に初演から深く関わってきた吉田が脇を支えます。本作の演出・台本・音楽は、ブロードウェイミュージカル『サウンド オブ ミュージック』『フットルース』をはじめ、『ALICE』『FAME』『NOW.HERE.THIS』やハウステンボスのショーなどの演出、脚本を手掛けてきた西田直木が務めます。東京はじめ全国19か所22回上演される本作、ぜひ劇場でクリスマスの奇跡をご堪能ください。そして今回、全国公演開催決定にあたり、スクルージ役の松村雄基、三人の女役の杉本彩、マーレイ役の吉田要士からコメントが到着!★スクルージ役:松村雄基コメント・プロフィール「僕が演じるスクルージという役は、人に関心を持たない、誰のことも愛さないし、誰からも愛されない、強欲で孤独な老人です。でもこの心を閉ざした老人が、いろんなクリスマスイブの奇跡に出会い、そして周りにいる人たちのたくさんの愛によって徐々に心を開いていくというファンタジックな物語です。僕もスクルージに共感できる部分たくさんはあります。物語前半の「何がクリスマスだ!」という気持ちも少なからず分かりますし、後半のいろんな人と出会って、自分は一人じゃない、誰かに生かされているんだ、その思いを誰かにあげたい、それが幸せなんだという風に気づいていく、そんな部分にも共感できました。この作品は、世界各地、さまざまなところで映像化、舞台化されている素晴らしい作品です。ですのでプレッシャーはありますが、僕は僕なりの、そして今回ご一緒させていただくスタッフ・キャストの皆さまと力を合わせて、ご覧いただくお客様に楽しんでいただけるように精一杯頑張って素敵な舞台をお届けしたいと思っております。」<プロフィール>東京都出身。1980年テレビドラマ『生徒諸君!』の沖田成利役でデビュー。1984年放送の『少女が大人になる時 その細き道』で大映テレビドラマの初レギュラー。以後『不良少女とよばれて』『スクール☆ウォーズ』とレギュラー出演が続き、1980年代には大映ドラマの常連俳優として活躍。その他、映画『恋子の毎日』、『悲しきヒットマン』、舞台『女たちの忠臣蔵』、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、『ソーホー・シンダーズ』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』等に出演。#コメントYouTube動画URL: ★三人の女(イザベラ・イライザ・イボンヌ)役:杉本彩コメント・プロフィール「私はこの『クリスマス・キャロル』という作品が本当に大好きです。人はどう生きるべきか、どう生きたら幸せになれるのか、この作品をご覧になった方は、誰もがその答えを見つけることができると思います。自分以外の誰かを愛し、そして誰かを幸せにすることで、自分の心が満たされ、自分自身も幸せを感じることができるのだと、この物語が大切なことを教えてくれる。それがこの作品の魅力だと思います。今回7年ぶりにこの作品に出演しますのでプレッシャーはありますが、7年経って今の私だからこそ感じられること、表現できることがあるのでは、という思いでチャレンジします。本作では三人の女性を演じます。イザベラはスクルージの心にしっかりと寄り添うように演じたいですし、ショーの中で生きている華やかなイライザを以前よりもっと華やかに、そしてもう一人は老婆ですが、なるべく自然に、凄みのある老婆を演じたいと思います。観てくださる方の心に愛と感動と幸せを届けられるよう頑張ります。」<プロフィール>1987 年、東レ水着キャンペーンガールでデビュー。TV「ウリナリ」(NTV 系)に出演し、芸能人社交ダンス部メンバーとして多くの大会に出場、入賞を果たす。2004年に公開された主演映画「花と蛇」の演技で邦画界に衝撃を与えた。 そして狂気の愛を新たなるテーマとし、2005年「花と蛇 2パリ/静子」では極限の愛の表現者として君臨。 女優、作家、ダンサーとして幅広く活躍中。2014年に設立した現在の「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」の理事長として、動物福祉の啓発にも取り組む。#コメントYouTube動画URL: ★マーレイ役:吉田要士コメント・プロフィール「『クリスマス・キャロル』というチャールズ・ディケンズの大作を、ミュージカルに仕立て上げた西田直木さんの台本、演出が本当に素晴らしく、さらに音楽も素敵で、その音楽を聴くだけでも十分にお楽しみいただける作品です。その中でも僕が演じるマーレイと親友であるスクルージが最後のシーンで歌う曲が特に重厚感があって心の中が浄化されていくような気持ちになります。ご注目いただきたいポイントです。僕は、子どもの頃からミッション系の学校に通っていたこともあり、クリスマスが大好きで、さらにロンドンに留学中にも華やかなクリスマスを体験し、とても心に残っております。そんな大好きなクリスマスの作品である、『クリスマス・キャロル』に初演からずっとマーレイ役で出演させていただいており、今回松村雄基さんとは初めて、杉本彩さんは2回目で、お二人と共演することで新たな『クリスマス・キャロル』を作っていきたいと思います。自分もまたゼロからやり直すくらいの気持ちで挑んでいきたいなと思っております。」<プロフィール>神奈川県出身。大学卒業後ロンドンへ 2年間留学。渡英中に“ミス・サイゴン・スクール”に在籍する。幅広いキャラクターをこなす演技力と、ロンドンで鍛えた歌唱力には定評がある。個性がきらりと光る性格俳優として、『マイ・フェア・レディ』、『サウンド オブ ミュージック』、『GHOST』など、数々のミュージカル作品に出演。現在はミュージカルのみならず、ソロコンサートやサルサバンド《MAMBO MAGIC ORCHESTRA》のライヴを行う他、朗読劇への出演、ミュージカルナンバーの訳詞、またボイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。#コメントYouTube動画URL: 【STORY】1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは、街中の人から嫌われていた。その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。実はボブの息子のティムは難病に侵されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスだろうと覚悟し、少しでも幸せな思い出をつくるためであった。その夜、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。すると突然、7年前に亡くなった共同経営者であったマーレイの亡霊が現れた。マーレイは「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」と言う。恐れおののくスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして、自分の行いを客観的に見る為に、時間旅行へ誘う(いざなう)。渋々、クリスマスの精霊達と共に旅立つスクルージ。美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ (過去) を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界 (現在) を目の当りにし、想像を遥かに超えた死後 (未来) に苦悩する事になるが.....さぁ、あなたと旅する奇跡の12時間... 結末はあなた自身の心で見つけてください。【公演概要】タイトル:ミュージカル『クリスマス•キャロル』原作:チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」より演出・台本・音楽:西田直木音楽:張替政彦振付:吉田潔キャスト:スクルージ松村雄基三人の女(イザベラ・イライザ・イボンヌ)杉本彩マーレイ吉田要士過去のクリスマスの精霊植松恵理現在のクリスマスの精霊真樹めぐみ未来のクリスマスの精霊市川由希ボブ橋本伶和シェリル山上由依子マーサ田中夢羽ティム/Wキャスト吉田瑠那ティム/Wキャスト萩原ゆめのスクルージ(青年時代)宮野怜雄奈アンサンブル中桐光貴花咲まこと市原実紗小林実加松橋頼良水沢ふうスケジュール&チケット:<東京都品川区>〜きゅりあん大ホールリニューアルオープン記念〜きゅりあん大ホール2023年11月20日(月)2023年11月21日(火)<広島県広島市>上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)2023年11月26日(日)<愛知県名古屋市>愛知県芸術劇場大ホール2023年12月7日(木)<愛知県豊橋市>穂の国とよはし芸術劇場プラット主ホール2023年12月13日(水)<京都府京都市>京都劇場2023年12月19日(火)2023年12月20日(水)上記公演問い合わせ:あなぶきエンタテインメントTEL:03-6809-1267★9月9日(土)より一般発売開始。全国19ヶ所22回公演。※上記公演以外は、チケットの発売日が異なります。詳細は公式サイトにてご確認ください。☆千穐楽☆<北海道札幌市>カナモトホール(札幌市民ホール)2023年12月26日(火)公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月09日戦争に翻弄される、ウクライナ、ユダヤ、ポーランドの3家族を描く『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』よりシーン写真が解禁された。ウクライナの民謡を基に生まれた楽曲<キャロル・オブ・ザベル>の歌に支えられ、戦時下でもひたむきに生き続けた家族の姿を描き出した本作。この度、解禁となったのはシーン写真10点。訪問者の度に怯えながら玄関のドアを開く姿や、政府に連行されることが決まったユダヤ人家族が、なんとかして子どもだけ残そうと静かに別れを交わし<2度と戻れない旅>に向かう姿のほか、ウクライナ、ユダヤ、ポーランド、それぞれ国は違っても、戦火のもと、ともに身を寄せ合いながら過ごす子ども達の様子などがとらえらている。いずれも身勝手な国の事情に翻弄され生活を奪われながら、それでもなんとか生き抜こうとする<普通の人たち>の姿を切り取っている。ロシアによるウクライナへの侵攻が始まったのは2022年2月24日。ウクライナは抵抗を続けているが、この戦争は現在も世界中に多大な影響を与え続けている。本作が作られたのは2021年だが、本作で描かれる戦争の理不尽さは、この侵攻が始まることを予感していたかのようだ。『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』は7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年05月13日戦争に翻弄されたウクライナの人々を描く『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』より予告映像とシーン写真4点が解禁された。1939年1月、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)を舞台に、戦争によって過酷な運命にさらされる人々を描く本作。解禁された予告編では、ユダヤ人が住む母屋に、ウクライナ人とポーランド人の家族が店子として共に暮らす様子を捉えたシーンから始まる。民族は違っても、音楽家の両親の影響を受け、歌が得意なウクライナ人の娘ヤロスラワが歌う、ウクライナの民謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」を通し、交流を深める3家族。しかし間もなく第2次大戦が開戦。スタニスワヴフは、ナチス・ドイツによる侵攻とソ連によって占領され、ポーランド人とユダヤ人の両親たちも迫害によって連行、娘たちだけがスタニスワヴフの家に残されることになってしまう。ウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィアは、残されたユダヤ人の娘ディナ、ポーランド人の娘テレサの3人の娘たちを自分の娘と分け隔てなく、守り通して生き抜くことを誓うが…。ソ連が撤退した後は、ナチスドイツに占領される過酷な運命を辿るスタニスワヴフ。だが「大きな舞台で“鐘のキャロル”を歌うの。みんなにいいことが起きる歌だから」と、歌うことで皆に幸せが訪れると信じ、歌い続けることを願う少女の姿、そして美しい歌声に胸打たれる予告編となっている。併せてシーン写真も解禁。3家族が民族を超えて一つの食卓を囲む姿のほか、「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌い、皆に幸せを届けようとするウクライナ人の少女・ヤロスラワ、迫害を受けた両親から残された娘たちを守り抜くため、兵士からの尋問から逃れ、そして寄り添うウクライナ人の母ソフィアの姿が切り取られている。『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』は7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月14日ウクライナの民謡をもとに生まれたクリスマスソング<キャロル・オブ・ザ・ベル>の歌に支えられ、ひたむきに生きる戦時下の家族の姿を描き出した『Carol of the Bells』が邦題『キャロル・オブ・ザ・ベル家族の絆を奏でる詩(うた)』として公開決定。ポスタービジュアルが解禁された。1939年1月、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)にあるユダヤ人が住む母屋に、店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引越ししてくる。ウクライナ人の娘ヤロスラワは音楽家の両親の影響を受け歌が得意で、特にウクライナの民謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」は、歌うと幸せが訪れると信じ、大事な場面で都度その歌を披露する愛らしい女の子だった。しかし、間も無く第2次大戦が開戦、スタニスワヴフはナチス・ドイツによる侵攻とソ連によって占領、ポーランド人とユダヤ人の両親たちも迫害によって連行され、娘たちだけがスタニスワヴフの家に残されることになってしまう。残されたユダヤ人の娘ディナ、ポーランド人の娘テレサの3人の娘たちを分け隔てなく、必死に守り通して生きていくウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィア。だがその後、さらに戦況は悪化、ナチスによる粛清によってウクライナ人である自身の夫も処刑されてしまい、自分の娘、ポーランド人の娘、ユダヤ人の娘に加えて「この子には罪はない」とナチス・ドイツの息子も匿うことになるが――。この度解禁されるポスタービジュアルは、「なにがあっても、生きる」というコピーが添えられた、ウクライナ、ポーランド、ユダヤの3家族がともに食卓を囲んでいるもの。人種、国、文化、それぞれ違いは関係なく、人として助け合いながら清廉に強く生きようとする、その想いを象徴するものとなっている。ウクライナ在住監督「女性や子供は常に戦争の人質」2022年2月24日、ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって1年あまり。ウクライナは抵抗を続け、この戦争は現在も世界中に多大な影響を与え続けているが、本作をこの侵攻が始まることを予感していたかのように2021年に作り上げたのは、これまでドキュメンタリーを主戦場としてきたオレシア・モルグレッツ=イサイェンコ監督。現在もキーウに住み、子を持つ母親でもある監督は、「この映画は、ロシアによるウクライナの本格的な侵攻の前に制作されましたが、その時点でさえ私たちが住む国は戦争中の状況でした。老いも若きも、ウクライナに生きる人々の中に戦争や悲劇的な出来事を経験せずに生き延びている人は一人もいませんので、この映画に取り組むことは私にとって非常に重要でした」と言う。そして「今、この映画はさらに現代との関連性が高まっています。映画で描かれたように、実際の戦争において、女性や子供は常に戦争の人質です。妊娠中だった私の姉と姪は、占領地の地下室に28日間過ごすことを余儀なくされました。なので、私は私たちの映画が記憶から消し去られてはいけない過去を反映したものであり、そして未来はウクライナ人と世界にとってより良きものになるはずだと考えています」とその想いを語る。加えて「この映画はあらゆる国家における<文化と伝統>が人間性においてもっとも偉大な宝物であることを提示します。登場人物たちは、作中殆どの時間を外界から隔絶されていますが<音楽>が彼女らをその悲しみから守っているのです」とコメント。「ポーランド人、ユダヤ人、そしてウクライナ人の女性の声を代弁」「この映画は戦争こそ人類が発明した最悪のものであると人々に訴えかける重層的な物語です」と語るのはプロデューサーのアーテム・コリウバイエフ。「物語は女性たちと子供たちに焦点を当て、そして脚本のクセニア・ザスタフスカそしてオレシア・モルグレッツ=イサイェンコという女性映画人によって制作されました。彼らは20世紀にこの国が直面した最も暴力的で、残酷な人災であった戦火の真っただ中を生きたポーランド人、ユダヤ人、そしてウクライナ人の女性の声を代弁しています。古来より女性は家族的な伝統と国家の文化的価値観を子供たちに託す役目を担わされてきました。より良い未来を築くために、新しい世代は過去を記憶しなければなりません」。「この物語において過去と現在を結び付けているのは、今や世界で最もポピュラーなクリスマスソングの一つとなった“キャロル・オブ・ザ・ベル”の基になったウクライナの新年の歌<シェドリック>です」と語っている。『キャロル・オブ・ザ・ベル家族の絆を奏でる詩』は7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月07日映画『キャロル』が、クリスマスに向けて特別上映される。恵比寿ガーデンシネマにて、2022年12月24日(土)・25日(日)の2日間限定上映。クリスマスのNYが舞台の名作映画『キャロル』映画『キャロル』は、クリスマスのニューヨークを舞台に、ケイト・ブランシェット演じる、美しくミステリアスな婦人キャロルと、ルーニー・マーラ演じる、フォトグラファーを夢見ながらも百貨店で働くテレーズの2人の愛を描く名作映画だ。ケイト・ブランシェット×ルーニー・マーラが描く愛の物語『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、映画『TÁR(原題)』では第88回ゴールデングローブ賞主演女優賞部門にノミネートされたケイト・ブランシェットと、『キャロル』でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得したルーニー・マーラの豪華な共演はもちろんのこと、50年代を再現した美しい衣装や、スーパー16ミリフィルムで撮影された映像、名曲の数々にも注目。中でも、思わず引き込まれてしまう“出会い”の瞬間は、映画史に残る名場面となっている。恵比寿ガーデンシネマでクリスマス特別上映2人が運命的に出会ったクリスマスに合わせ、恵比寿ガーデンシネマで『キャロル』を特別上映。『キャロル』のテーマカラーでもある赤いアイテムを身に着けて来場すると、先着でプレゼントを配布する嬉しい特典も用意している。〈映画『キャロル』あらすじ〉1952年、ニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見た。鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇、真っ白な肌、ゆったりした毛皮のコート。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名はキャロル。このうえなく美しいそのひとにテレーズは憧れた。しかし、美しさに隠されたキャロルの本当の姿とは……。不幸な結婚、偽りの人生、何より大切な娘を夫に奪われようとしていた。それを知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わってゆく……。【詳細】映画『キャロル』クリスマス特別上映上映日:2022年12月24日(土)・25日(日) 17:00上映劇場:恵比寿ガーデンシネマ料金:一般・大学生 1,300円 /シニア 1,200円/高校生以下 1,000円/障がい者 1,000円※チケット販売は鑑賞日の2日前より販売開始(通常販売)■入場者プレゼント(先着限定)キャロルのテーマカラー“赤”を纏って(マフラー、手袋、帽子などの小物でも可)来場した人に先着限定で、「キャロル」のオリジナルステッカーをプレゼント。■作品詳細映画『キャロル』(2015/アメリカ/カラー/DCP/ビスタ/118分)監督:トッド・ヘインズ出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、カイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー、サラ・ポールソン、他提供:ファントム・フィルム/KADOKAWA配給:ファントム・フィルム
2022年12月24日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演し、人生を変える出会いを描いた『キャロル』。この度、2人が演じたキャロルとテレーズが運命的に出会ったクリスマスに合わせ、12月24日(土)、25日(日)の2日間限定で特別上映されることが決定した。クリスマスのニューヨークを舞台に、美しくミステリアスな婦人キャロル(ケイト・ブランシェット)とフォトグラファーを夢見ながらも百貨店で働くテレーズ(ルーニー・マーラ)を描いた愛の名作『キャロル』。『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、最新作『TAR』ではヴェネチア国際映画祭主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットと、本作でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、最新作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』がトロント国際映画祭にて観客賞次点となったルーニー・マーラが競演。『キャロル』オリジナルステッカー今年も賞レースを賑わせている2人は、その年のアカデミー賞で主演/助演女優賞ほか6部門にノミネート。50年代を再現した美しい衣装、スーパー16ミリフィルムで撮影された映像、名曲の数々が映画史に残る“出会い”の瞬間に観る者を引き込み、根強いファンを生んだ。『キャロル』オリジナルステッカークリスマスに合わせて開催される今回のイベントでは、特別上映に加え、キャロルのテーマカラーでもある赤を身につけた(マフラー、手袋、帽子などの小物でも可)来場者には先着限定で、『キャロル』オリジナルステッカーを配布するプレゼントが企画されている。『キャロル』は12月24日(土)17時~、25日(日)17時~恵比寿ガーデンシネマにて上映。(text:cinemacafe.net)
2022年12月17日『glee/グリー』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズなどの人気ドラマを手掛けてきたライアン・マーフィーが、第79回ゴールデングローブ賞でキャロル・バーネット賞を受賞する。キャロル・バーネット賞は2019年に創設。最初の受賞者であるキャロル・バーネットに敬意を表して名付けられた。ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会が、「画面上または画面外でのテレビへの優れた貢献」をした人を表彰する。2019年にキャロル、2020年にエレン・デジェネレス、2021年にノーマン・リアが受賞し、ライアンは4人目の受賞者となる。(2022年は映画会社や多数の俳優のボイコットにより受賞者の選出なし)。ファンから「まさに受賞にふさわしい人。キャリアがすごく長いというわけではないが、テレビ界の歴史に与えたインパクトはあまりにも大きい」「レジェンド!」「おめでとう!」と祝福メッセージが寄せられている。ライアンは来年のゴールデングローブ賞で自身のキャロル・バーネット賞受賞のほか、製作総指揮を務めたNetflixドラマ「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」で男優賞(エヴァン・ピーターズ)、助演女優賞(ニーシー・ナッシュ)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス)、作品賞にノミネートされている。(賀来比呂美)
2022年12月16日市村正親が自らのライフワークと語るミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』が12月7日、日比谷・日生劇場にて開幕。初日のステージの様子と、市村、武田真治、相葉裕樹ほかキャスト陣&演出・井上尊晶のコメントをお届けする。左より)スクルージ役-市村正親、未来のクリスマスの精霊役-阿部裕、ボブ・クラチット役-武田真治英国の文豪チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作に、数々の著名な映画やミュージカルの音楽を生み出したレスリー・ブリカッスが脚本・作曲・作詞を手がけた、クリスマスシーズンにピッタリなミュージカル。左より)過去のクリスマスの精霊役-愛原実花、スクルージ役-市村正親左より)イザベル役 実咲凜音、若き日のスクルージ役 相葉裕樹、過去のクリスマスの精霊役 愛原実花、スクルージ役 市村正親1994年の日本初演以来、今回で3年ぶり7度目の主演スクルージ役を務める市村正親。来年には役者生活50周年を迎える73歳とは思えない程のパワーで、舞台上を始終駆け回り、飛び、全身を使って喜怒哀楽を表現していく。2013年にリニューアルして以来4度目の出演となるボブ・クラチット役の武田真治は、ダブルキャストを含めた子役キャスト総勢14名と共に、一家の大黒柱として優しくも時に厳しく、より良い作品作りのため先導して稽古を重ねてきた。今回が本作初出演で、市村とは2015年の『ラ・カージュ・オ・フォール』ぶりの共演という相葉裕樹は、二役を担う作品はこれが初めてということで、それぞれのキャラクターが持つ背景や心情を探りながら丁寧に作り上げていく。ほか前回公演から引き続き出演の実咲凜音、安崎求、愛原実花、今陽子、今井清隆らをはじめ、カンパニーキャストほぼ皆が複数の役を担い、パワフルな歌唱と迫力のダンスを次から次へと魅せていく。左より)スクルージ役-市村正親、ジェイコブ・マーレイ役-安崎求左より)現在のクリスマスの精霊役-今井清隆、スクルージ役-市村正親クリスマスイブの深夜に出会った過去・現在・未来の3人の精霊たちによって自分を見つめ直し、新しい人生をはじめる決意をしたスクルージの姿や、精霊たちがスクルージに残していった言葉の数々は、観る人すべての明日への活力になるだろう。【コメント】市村正親「頑固でお茶目でユーモアのあるスクルージを」演出:井上尊晶3年ぶりに市村スクルージが帰ってきました!日生劇場で、キャストとスタッフのボルテージは最高潮に達しています。今回は2つのシーンで、1992年初演版を甦らせました!それは来て観てのお楽しみ。前回観た方も是非またご来場下さい!180年前に書かれたディケンズの原作は、今なお人の心に訴えかけています。時代を、世界を超えて普遍的な物語なのでしょう。2022年のクリスマスを私達と共に──。スクルージ役:市村正親今回で7回目のスクルージ。頑固でお茶目でユーモアのあるスクルージをお見せしたいと思います。皆さんが新しい気持ちで2023年を迎えられるように頑張ります。日生劇場にてお待ちしております。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ボブ・クラチット役:武田真治寒くなってきましたが、この素晴らしい物語に触れて皆様も心を温めていただけたらと思います。日生劇場でお会いいたしましょう。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ハリー/若き日のスクルージ役:相葉裕樹無事になんとか幕を開ける事ができました。とっても素敵な景色を見る事ができ、皆さんの温かい拍手にとても心が温かくなりました。千穐楽まで誰一人欠けることなく駆け抜けたいと思いますので、ぜひ何度でも劇場に遊びにいらしてください。お待ちしてます。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ヘレン/イザベル役:実咲凜音初日を迎えられたことも近頃では奇跡のようなことなので、凄く嬉しく感じています。この作品は観たあとから、すぐ自分自身にもできることや、変えていけることなど、勇気を貰えるパワーワードみたいなものがたくさんある作品ですので、それを少しでもみなさん一人一人が受け取って、プラスの方向に動いていくような影響を与えられたらいいなと思いますし、その作品の一部として精一杯力を注ぎたいと思います。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』ジェイコブ・マーレイ役:安崎 求また高所恐怖症の季節がやって参りました。クリスマスのお願いとしては、まずはこの公演が最後まで無事に行えることが一番なのですが、もう一つはなかなかやっぱり高いところに吊るされていると怖いなと思うので高所恐怖症というのを克服できるようにお祈りしたいと思います。何回も再演されているこの作品。市村さんについていこうという作品です。市村さんのスクルージは、いつも違った顔を見せてくださるので、それにいいリアクションができたらいいなと思います。また、人の温かみや教えなど自分がこういう目にあっているからもっとより良い人生を送ってほしいというメッセージをスクルージだけではなく、皆さんに伝えられたらいいなと思います。これからクリスマスに向かって、カンパニーみんなでもっと盛り上がっていくと思いますので、是非劇場に足を運んでクリスマスを皆さんと一緒に過ごしたいなと思います。どうぞ観にきてください。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』キャストコメント&公演・イベント情報クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊役:愛原実花無事に初日を迎え、お客様の笑顔を見る事が出来てとても嬉しいです!前回演じた時には湧き出てこなかった感情や、気付けていなかった部分の台詞や歌詞の素晴らしさに稽古場から勉強の毎日でした。劇場に足を運んで下さったお客様に楽しんで頂けますよう大切に演じたいと思います!!よろしくお願いします。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』フェジウィッグ夫人役:今 陽子お稽古場でもコロナの心配など色々ありましたが、無事にみんなで初日を迎えることができて良かったです。あとは最後までみんなで健康に公演が出来ることが一番大事なことだと思いますので、みんなで健康に気を付けて千穐楽を迎えられるように頑張りたいと思います。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』現在のクリスマスの精霊役:今井清隆スクルージ初日の幕が開きました。この作品がお届けできること、スタッフ、出演者一同本当に嬉しく思っております。心温まる作品ですので、どうぞご家族、あるいはお友達とそれから恋人、もちろんおひとりでも構いません、劇場に足をお運びください。お待ちしております。ミュージカル『スクルージ ~クリスマス ・キャロル~』(撮影:田中亜紀)ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』2022 ダイジェスト映像<公演概要>ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』【東京公演】※ツアー公演なし期間:2022年12月7日(水)~25日(日)会場:日生劇場上演時間:2時間45分(1幕80分、休憩20分、2幕65分)【キャスト】スクルージ:市村正親ボブ・クラチット:武田真治ハリー/若き日のスクルージ:相葉裕樹ヘレン/イザベル:実咲凜音ジェイコブ・マーレイ:安崎 求クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊:愛原実花フェジウィッグ夫人:今 陽子現在のクリスマスの精霊:今井清隆【スタッフ】原作:チャールズ・ディケンズ脚本・作曲・作詞:レスリー・ブリカッス演出:井上尊晶主催・企画制作:ホリプロ上演協力:劇団ひまわり【チケット】()・S席11,500円/A席6,500円(全席指定・税込)・U25チケット6,500円(※25歳以下対象・当日引換券・要証明書)・ イベント割() 11,500円⇒9,500円・当日券:公演の当日券は各公演、開演の1時間前より「日生劇場 当日券窓口」にて先着順にて販売。ホリプロステージ(WEB/要会員登録)でも開演時間まで販売。(Yシート、U-25当日引換券、イベント割当日引換券の取り扱いなし)公式HP: 公式Twitter: チケット情報はこちら: 【東京公演イベント情報】■ホリプロステージ会員限定貸切公演対象日程:12月18日(日)13:00特典:・アフタートーク(登壇者:武田真治、実咲凜音、愛原実花)・来場者全員プレゼント:ステッカー■スペシャルイベント対象日程:12月12日(月)13:00/12月13日(火)13:00/12月14日(水)18:00内容:カーテンコール後に全キャストによる「スペシャルクリスマスメドレー」披露、その後、写真撮影OKの時間が設けられます。■公演グッズ通販: ホリプロステージオンラインショップ()通販期間:2023年1月31日(火)23:59まで※電子書籍版の公演プログラムあり。(販売は 「電子書籍サイトReader Store」() にて)
2022年12月08日ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』が3年ぶりに2022年12月7日(水)から日生劇場で上演される。開幕を前にした11月21日(月)、都内で製作発表会見があり、市村正親、武田真治、今井清隆らが登壇。劇中の3曲を披露したほか、公演に向けた意気込みを語った。舞台は19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブを迎えた街は賛美歌が流れ、陽気な賑わいを見せていた。しかし、金貸しを営むスクルージ(市村正親)はひたすら不機嫌だ。クリスマスなんか大嫌い。ドケチな彼は今宵も借金の取り立てに勤しみ、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。そんな彼のもとに深夜、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていく……。本作は、1970年のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』(原題『Scrooge』)をもとに、脚本・作詞・作曲をレスリー・ブリカッスが担当し、1992年にバーミンガムにて初演。以後、世界各地で上演されるようになった。1994年の日本初演以降、7度目のスクルージ役となる市村正親。来年は役者生活50周年ということで「本当によくやっているなと自分を褒めております」と切り出し、「初めてスクルージをやった頃はメイクに約2時間かかりました。今日は10分で終わっております。なぜでしょう?メイクが上手くなったんですね」などと会場の笑いを誘う。「ついこの間『ミス・サイゴン』を卒業しました。しかし、スクルージという役は今がちょうど脂が乗っている時期。市村正親のスクルージをぜひご堪能いただけたら」などと語っていた。ボブ・クラチット役の武田真治は「クリスマスシーズンにこの作品に関われることは、エンターテイメントの世界で生きる者にとって贅沢な時間」とコメントし、「3年前は個人的には独身でしたが、今回は家庭を持つ者の温かみみたいなものが自分の中で表現できたらなと思います」。現在のクリスマスの精霊役の今井清隆は「前回は3年前で、世の中の状況が今とは違いました。人との絆や命の大切さが殊更重く感じられるこの時代。この作品を見てくださった方に生きる希望や勇気を与えられたら」と述べた。上演時間(予定)は1幕80分、休憩20分、2幕60分。公演は12月25日(日)まで。演出は井上尊晶。そのほかの出演者は相葉裕樹、実咲凜音、安崎 求、愛原実花、今 陽子ら。取材・文:五月女菜穂
2022年11月25日11月12日、吉田栄作が主演を務めるミュージカル『クリスマス・キャロル』の囲み取材とプレビュー公演が都内で行われた。本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」をもとにしたオリジナルミュージカルで、一年に一度の特別な日に繰り広げられる不思議で心温まる12時間の奇跡が、鮮やかな音楽やダンスと共に描かれる作品となっている。ブロードウェイミュージカル「サウンドオブミュージック」「フットルース」をはじめ、多くのミュージカルを手がけてきた西田直木が演出・脚本・音楽を担当。1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは、街中の人から嫌われていた。その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。実はボブの息子のティムは難病に冒されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスだと覚悟し、少しでも幸せな思い出を作るためであった。その頃、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。すると突然、7年前になくなった共同経営者だったマーレイの亡霊が現れた。マーレイは「欲に取り憑かれた人間は、死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」という。恐れ慄くスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして、自分の行いを客観的に見るために、時間旅行へ行こうと提案する。渋々クリスマスの精霊たちと共に旅立つスクルージ。美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ(過去)を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界(現在)を目の当たりにし、想像を遥かに越えた死後(未来)に苦悩することに…。スクルージを演じるのは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、近年ミュージカルでも活躍中の吉田栄作。「『クリスマス・キャロル』というお話が、なぜ世界中の広い世代の人たちに愛され続けているのかを、この年齢になって、この物語と再会して、2ヶ月間じっくり向き合って再確認しました」と作品への想いを語り、「今回はオリジナルとは違う設定、演出もありますが、笑いあり、華やかな歌やダンスショーあり、涙ありの心温まる最高の作品になりました」と自信に満ちた力強い言葉で本作の魅力を伝えた。スクルージにとって鍵になる女性、婚約者のイザベラ、女優のイライザ、墓泥棒のイボンヌの3役を演じるのは早見優。「今はスクルージの恋人イザベラの格好をしてますけど、女優だったり、老婆だったり、違うタイプのキャラを演じるので、お稽古中、『あれ? 今、誰だっけ?』ってなることもありました」と稽古でのエピソードを披露。スクルージの親友で共同経営者だったマーレイ(幽霊)を演じるのは、多くのミュージカルに出演し、『クリスマス・キャロル』にも複数の出演経験のある吉田要士。「ストーリーだけでなく、音楽も本当に素敵な曲ばかりで、コンサートもやりたいぐらいです。最高に幸せになれるミュージカルですので、ぜひとも全国の皆さんにご覧いただきたいと思います」と音楽の良さをアピールし、「6年ぶり、5度目の『クリスマス・キャロル』をやらせていただきますが、とても新鮮な気持ちです。栄作さんと優さんのお芝居から影響を受けまくって、今回ゼロから作らせていただきました」と、吉田栄作と早見優との共演によって、新たに引き出された部分があると語った。吉田栄作と早見優は、ドラマ以来、30年ぶりの共演。吉田(栄作)が「単発ドラマでしたが、僕が主演をやらせていただいて、早見さんに淡い恋のお相手を演じていただきました。また共演できて嬉しいです」と再共演の感想を語った。早見が「栄作さん、全然お変わりなく、『30年前?』って感じです」と吉田(栄作)の印象を伝えると、吉田(栄作)も「早見さんは、今回の作品の中で『君はキレイなままだよ』っていうセリフがあるんですが、そのままですね」と返した。そして、「昨日、栄作さんから早めのクリスマスプレゼントをいただきました。“カニ味噌”です(笑)。稽古の時、たまに栄作さんが『このレシピ、美味しいんだよ』って2つの具材で作れる美味しいレシピを教えてくださるんですけど、その中にカニ味噌を使ったものがあって、『近くのスーパーにカニ味噌は置いてないです』って話したら、私だけじゃなく何人かの方にもカニ味噌を買ってきてくださいました(笑)」という微笑ましいやり取りがあったことも明かした。ミュージカル『クリスマス・キャロル』は11月13日(日)の山梨・甲斐市双葉ふれあい文化館を皮切りに、12月21、22日の東京芸術劇場を経て、12月25日(日)の長野・岡谷市文化会館 カノラホールまで全国20ヶ所22公演が上演される。早見は「コロナ禍で舞台ができなかったり、地方を回ることも出来なかった中、今回は20ヶ所回らせていただきます。普段、ミュージカルや舞台をあまり観られてない方々も、お近くに行きましたらぜひご観劇いただければと思います。素敵なお話なので、クリスマスの魔法にかかっていただければと思っております」と全国を回れる喜びを伝えた。最後に吉田栄作も「ミュージカル版『クリスマス・キャロル』。最高に心温まる最高なファンタジーになっています。秋田、盛岡から高知、熊本まで全国20ヶ所を回ります。ぜひ皆さん、劇場でお待ちしております」というメッセージを送り、囲み取材を締めくくった。<公演概要>公演名:ミュージカル「クリスマス・キャロル」公演日:2022年12月21日 (水)~12月22日 (木)会場:東京芸術劇場 プレイハウス※2022年11月13日(日)より全国ツアー全22公演がスタート※チケットの購入などは各地公演情報をご参照ください公式HPサイト 各地公演情報はこちら 【キャスト】スクルージ:吉田栄作三人の女<イザベラ・イライザ・イボンヌ>:早見優マーレイ(幽霊):吉田要士過去のクリスマスの精霊:星野真衣現在のクリスマスの精霊:真樹めぐみ未来のクリスマスの精霊:市川由希ボブ:渡辺亮シェリル:小林あゆみティム:畠中一花吉田瑠那(Wキャスト)マーサ:田中夢羽スクルージ(青年時代):平山トオルアンサンブル:清水廉池田紫陽橋本伶和堂園愛子西原杏佳松橋頼良水沢ふう演出・台本・音楽:西田直木企画・製作:あなぶきエンタテインメント株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月13日市村正親が主演を務めるミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』が、2022年12月東京・日生劇場にて上演されることが決定した。本作は、英国の国民的作家チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作としたクリスマスシーズンミュージカルの決定版。1970年12月にイギリスとアメリカで上映され、日本でも同時期に『クリスマス・キャロル』の邦題で公開された英国産ミュージカル映画『スクルージ』がもとになっている。ミュージカル版『スクルージ』は1992年イギリス・バーミンガム アレクサンドラ・シアターで初演され、スクルージ役を演じたのは脚本・音楽・作詞のレスリー・ブリカッスの盟友アンソニー・ニューリーだった。日本での初演は1994年。この公演で市村正親が主演して以降97、99年、2013年に新演出版、2015年、2019年と市村自身ライフ・ワークとして再演を重ねている。人嫌いのけちで意地悪な金貸しの老人だが、どこか滑稽で、愛嬌がある主人公・スクルージ。クリスマスイブの晩、亡くなったかつての親友・マーレーの亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていき、泣いたり笑ったり感動したり、スクルージは一夜の夢の中でその心根と運命を変えていく。全編に息づくあたたかなクリスマスの情景も本作の魅力の一つ。舞台となる19世紀のロンドンで、年齢や身分は関係なく誰もが心を躍らせて、年に一度のクリスマスを祝う中で展開する、愛すべき人々の物語となっている。公演は日生劇場にて上演。 ツアー公演はなし。チケット発売情報詳細は決まり次第公式HPにて発表されるので、引き続き注目してほしい。<コメント>■市村正親チャールズ・ディケンズの代表的な作品といえば「クリスマス・キャロル」「オリバー・ツイスト」です。 今月まで『オリバー!』でフェイギンを演じていました。その『オリバー!』を経て、『スクルージ』に戻れるということは非常に光栄ですし、『スクルージ』としてますます人生観をたっぷりと、彼の生き様を出せるのかなと思うと今からワクワクしています。また『スクルージ』の世界のキャラクターとお会いできるのは楽しみです。 特にクラチット一家に会うのをとても楽しみにしています。■井上尊晶(演出)市村スクルージが日生劇場に帰ってきます。前回公演の2019年から3年。その間、 世界は変わってしまいました。 未だコロナは終息していません。 この2年でコロナで亡くなられた方、 コロナでなくても亡くなられた方との別れは、 いつもと違う想像以上の悲しみに包まれたと思います。 どんなに辛い事だったでしょう。 死は誰にでも訪れます。 しかし死者はいなくなったわけではない。 生きている人々の記憶に必ず存在しているはずです。原作は1843年にチャールズ・ディケンズによって書かれた不朽の名作「クリスマス・キャロル」。 この物語はクリスマスの夜、 「死者」と出会い「死」と向き合う事で人生を見つめ直し奇跡が起きます。舞台も一瞬の一夜の儚いものですが、 観た人の記憶に永遠に残るものです。この『スクルージ』を、 この時代に、 気持ちを新たに、 市村正親さんと共に作りたいと思っています。そして観客の皆さん、 一緒に奇跡を起こしましょう。劇場でお待ちしています。【公演概要】ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』<東京公演> ※ツアー公演なし期間:2022年12月会場:日生劇場主催:ホリプロ企画制作:ホリプロ<キャスト>市村正親ほか<スタッフ>原作:チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』より脚本・音楽・作詞:レスリー・ブリカッス演出:井上尊晶主催・企画制作:ホリプロ上演協力:劇団ひまわり公式HP: 公式Twitter:
2021年12月27日アカデミー賞の前哨戦の1つである、第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間2月28日に開催され、『ノマドランド』がドラマ部門作品賞を受賞した。テレビの部ドラマ部門ではNetflixの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男女優賞を独占、さらに助演女優賞も受賞、Wノミネートだった主演女優、助演女優賞の候補者を除いて全て制覇した。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は「つらい人生を歩んでいる全ての人々に、この作品を贈ります。さよなら、とは言いません。また会いましょう、と言います」とスピーチしたジャオ監督は監督賞も受賞。アジア系アメリカ人女性として初であり、さらに女性監督の受賞は1984年のバーブラ・ストライサンド(『愛のイエントル』)以来、2度目の快挙だ。ドラマ部門主演男優賞を受賞したのは、昨年43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)。妻のテイラー・シモーヌ・レドワードが代理で受賞した。同主演女優賞は『The United States vs. Billie Holiday』(原題)のアンドラ・デイが受賞した。助演女優賞のジョディ・フォスター(『The Mauritanian(原題)』)など、下馬評とは異なるサプライズ受賞がいくつか飛び出し、映画部門で最多6ノミネートされた『Mank/マンク』は残念ながら、無冠となった。今年はコロナ禍により、例年は1月開催の授賞式が2月末となり、さらに史上初の試みとして、ニューヨークとロサンゼルスに会場を分け、ティナ・フェイとエイミー・ポーラーが米国東西両岸から2元中継で司会を務めた。米国の東西両岸の会場のセットでティナとエイミーはオープニング・トークを実施。ティナ・フェイは授賞式直前に報道された、賞を主催する団体「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」の会員の人種の偏りや映画会社による豪華な接待疑惑などについて「HFPAは90人程度のインターナショナルな、黒人抜きのジャーナリストによる構成で、彼らはいい生活を求めて、毎年映画の取材旅行に出かけています」「では、ヨーロッパの変人たちが今年は何を選んだのか見てみましょう」と踏み込んだ。最初に発表になったのは映画部門の助演男優賞。昨年の助演女優賞受賞者のローラ・ダーンがプレゼンターとして、ロサンゼルスの会場であるビヴァリー・ヒルトンに登場、『Judas and the Black Messiah』(原題)のダニエル・カルーヤの受賞を発表した。自宅で待機していたダニエルがZOOMでスピーチを始めたのだが、いきなり接続が悪くて音声が聞こえない。ローラ・ダーンが「中継がうまく行かないようです」と一旦切り上げたが、ダニエルは「繋がってるよ!」と言い続けて、再び画面が戻り、スピーチすることができた。他の候補者たちもZOOMで参加し、ビル・マーレイ(『オン・ザ・ロック』)はシャンパングラスを掲げて祝福。自宅で家族や親しい人々と参加した候補者たちはいつもよりリラックスした表情。スピーチの最中も彼らが受賞者に寄り添い、時には子どもたちがハグしたり、和やかな雰囲気だった。受賞を逃した候補者のリアクションも例年より大きめ。テレビの部のドラマ部門で「ザ・クラウン」のダイアナ妃を演じたエマ・コリンの主演女優賞受賞を、同部門候補だった共演者のオリヴィア・コールマン(「ザ・クラウン」)は自分のことのように喜んでいた。セリフの大半が韓国語であることから、作品賞ではなく外国語映画賞候補になり、見事受賞を果たした『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督は自宅から幼い娘と一緒に参加。アメリカに移民した韓国人の一家を描く半自伝的な作品について「この子のために作りました」とスピーチ。映画について「自分たちの言葉で語ることを学ぼうとする家族の物語です。それはどのアメリカの言葉や外国の言葉よりも深い、心の言葉です」と語った。映画の部<ドラマ部門>作品賞『ノマドランド』主演女優賞アンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday』)主演男優賞チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)主演女優賞ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)主演男優賞サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)アニメーション作品賞『ソウルフル・ワールド』(Disney+)外国語映画賞『ミナリ』助演女優賞ジョディ・フォスター(『The Mauritanian』)助演男優賞ダニエル・カルーヤ(『Judas and the black Messiah』)脚本賞アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)監督賞クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)作曲賞『ソウルフル・ワールド』トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステ歌曲賞「lo si(Seen)」(Netflix『これからの人生』)テレビの部<ドラマ部門>作品賞「ザ・クラウン」(Netflix)主演女優賞エマ・コリン(「ザ・クラウン」)主演男優賞ジョシュ・オコナー(「ザ・クラウン」)<ミュージカル/コメディ部門>作品賞「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ(「シッツ・クリーク」)主演男優賞ジェイソン・サダイキス(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)<リミテッドシリーズ/テレビ映画部門>作品賞「クイーンズ・ギャンビット」(Netflix)主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)主演男優賞マーク・ラファロ(「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」)助演女優賞ジリアン・アンダーソン(「ザ・クラウン」)助演男優賞ジョン・ボイエガ(「Small Axe」)セシル・B・デミル賞ジェーン・フォンダキャロル・バーネット賞ノーマン・リア(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ソウルフル・ワールド 2020年12月25日よりDisney+(ディズニープラス)にて配信©2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信ミナリ 2021年3月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24
2021年03月01日グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』の公開を記念し、『君の名前で僕を呼んで』『キャロル』『ムーンライト』『あと1センチの恋』の豪華4作品を「恋に落ちる名作」として特集上映することになった。本作は、幼なじみの青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語る新たな傑作。この公開を記念して、これまでファントム・フィルムが配給してきた愛の名作を集めた特集上映企画「4夜連続上映 恋に落ちる名作」を東京と大阪で同時に開催。ラインアップは本作を描くうえでドランがインスパイアされたと公言している『君の名前で僕を呼んで』をはじめ、『キャロル』『ムーンライト』『あと1センチの恋』の豪華4作品。本作『マティアス&マキシム』では幼なじみであるマティアスとマキシムが偶然のキスをきっかけに互いへの想いに気づきはじめる。ポスタービジュアルにもなっているこのキスが、2人にとってまさにその瞬間。『君の名前で僕を呼んで』では初めての身を焦がすような経験が、『キャロル』では惹かれ合っていても世間に許されない関係が、『ムーンライト』では消し去ることのできない秘めたる恋心が、『あと1センチの恋』では近すぎて言えない本当の想い…と、それぞれの形で“恋に落ちる瞬間”、そして誰かを好きになることの切なさと歓びが鮮烈に描かれている。様々な愛の形を描いた映画ファンの記憶に残る、いずれも忘れられない名作ラブストーリー4本となっている。『マティアス&マキシム』は9月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あと1センチの恋 2014年12月13日より全国にて公開© 2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBHムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLC君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2020年09月07日5日(現地時間)、第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式が「ザ・ビバリー・ヒルトン」で行われた。コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが司会、ピアース・ブロスナンの息子のディラン&パリス兄弟がアンバサダーを務めた。ノミネーションが発表された時点では、映画の部に関してはノア・バームバック監督の『マリッジ・ストーリー』、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』のNetflix作品が強さを見せつけていたが、受賞となったのはローラ・ダーン(『マリッジ・ストーリー』)の助演女優賞のみ。『アイリッシュマン』は無冠という意外な結果となった。【第77回ゴールデン・グローブ賞受賞リスト】映画の部ドラマ部門■作品賞『1917 命をかけた伝令』■主演女優賞レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』■主演男優賞ホアキン・フェニックス『ジョーカー』ミュージカル/コメディ部門■作品賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』■主演女優賞オークワフィナ『フェアウェル』■主演男優賞タロン・エジャトン『ロケットマン』※以下、部門共通■助演女優賞ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』■助演男優賞ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』■監督賞サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』■脚本賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』クエンティン・タランティーノ■歌曲賞「I’m Gonna Love Me Again」(『ロケットマン』)■作曲賞『ジョーカー』■アニメーション映画賞『Missing Link』(原題)■外国語映画賞『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督テレビの部ドラマ部門■作品賞「サクセッション」■主演女優賞オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」■主演男優賞ブライアン・コックス「サクセッション」ミュージカル/コメディ部門■作品賞「Fleabag フリーバッグ」■主演女優賞フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」■主演男優賞ラミー・ユセフ「Ramy」(原題)リミテッドシリーズ/テレビ映画部門■作品賞「チェルノブイリ」■主演女優賞ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon」(原題)■主演男優賞ラッセル・クロウ「The Loudest Voice」(原題)※以下、部門共通■助演女優賞パトリシア・アークエット「The Act」(原題)■助演男優賞ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」上記のほか、トム・ハンクスが映画界の功労を称えるセシル・B・デミル賞、エレン・デジェネレスがテレビ界の功労賞にあたるキャロル・バーネット賞を受賞した。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”フェアウェル 2020年春より全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.【Netflix映画】アイリッシュマン 2019年11月27日よりNetflixにて全世界同時配信開始パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED1917 命をかけた伝令 2020年2月14日より全国にて公開©2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ジュディ 虹の彼方に 2020年3月6日より全国にて公開© Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
2020年01月06日「セサミストリート」で長年に渡ってビッグバードとオスカー・ザ・グラウチを演じたキャロル・スピニーが亡くなったという。同番組などの教育プログラムを手掛ける「セサミ・ワークショップ」がツイッターで報告した。「『セサミストリート』でビッグバードとオスカー・ザ・グラウチの中に入っていた、伝説的な人形使いのキャロル・スピニーが、2019年12月8日、85歳でコネチカット州の自宅で亡くなりました。キャロルはジストニアを患っていました」。「セサミ・ワークショップ」の共同創設者、ジョーン・ガンツ・クーニーは、「彼が旅立ったことにみんなで悲しんでいます。そして彼が世界中の子どもたちと『セサミストリート』に与えてくれたものに対し、感謝してもしきれないと感じています」とコメントしている。キャロルは1969年から昨年まで「セサミストリート」に出演。2015年までは身長約250センチ、重い着ぐるみの中に入ってビッグバードを演じ、昨年までは声優として出演していた。「セサミストリート」への出演は、同番組クリエイターで1990年に亡くなったジム・ヘンソンに誘われたことがきっかけ。2人は1960年代初期に人形使いサークルで出会って友情を築き、ともに「セサミストリート」に欠かせない重要な人物となった。キャロルが演じたビッグバードは、アメリカで切手になったり、議会図書館の「生ける伝説賞」に選出されたり、ハリウッドの殿堂入りを果たすなど、番組の外でも大活躍した。(Hiromi Kaku)
2019年12月09日エレン・デジェネレスが来年1月5日に開催される第77回ゴールデングローブ賞にて、キャロル・バーネット賞を受賞することが明らかになった。月曜日(現地時間)、ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が発表した。エレンもSNSで「新しい週の始まりに、最高のニュース。ありがとう、ハリウッド外国人映画記者協会」と報告している。HFPAの代表ロレンツォ・ソリアは「彼女の番組はシットコムからスタンダップコメディまで、お茶の間に欠かせないものとなっています。彼女はテレビ界のパイオニアで、その魅力と知性で25年近く視聴者を引き付けてきました。また、テレビ界での成功に加え自分のプラットフォームが持つ影響力を通し、献身的な慈善家として声を上げ、優しさや喜びを広めてきました」とエレンの功績を称え、授賞の理由とした。今年新設されたキャロル・バーネット賞は、テレビ界への貢献者に贈られるもので、今年はキャロル・バーネット本人が受賞した。エレンは二代目の受賞者となる。なお、来年のゴールデングローブ賞で、映画界での貢献者に贈られるセシル・B・デミル賞はトム・ハンクスが受賞者に決定している。(Hiromi Kaku)
2019年11月05日TVアニメ『キャロル&チューズデイ』のライブイベント「『キャロル&チューズデイ』2nd LIVE ~Army Of Two~」が本日10月6日、東京・品川ステラボールで開催される。『キャロル&チューズデイ』は『カウボーイビバップ』(1998年)などの制作で知られる、渡辺信一郎監督とアニメスタジオのボンズ、音楽レーベルのフライングドッグが再び手を組んで制作されたアニメ作品。物語は人類が火星に移住し、AIが音楽を提供するようになった時代を舞台に、ミュージシャンを志す2人の少女を中心に展開する。ストーリーや映像だけでなく、こだわりぬかれた音楽にも注目度が高い。作中で歌われる全編英語の楽曲を歌うシンガーは、声優とは別に全世界オーディションから選ばれたという。本日の公演は劇中に登場するキャロル&チューズデイのキャロル役・Nai Br.XX(ナイ・ブリックス)とチューズデイ役・Celeina Ann(セレイナ・アン)、アンジェラ役・Alisa(アリサ)のパフォーマンスとなる。8月に行われた前回も好評だっただけに、今回のステージにも期待したい。■公演情報「『キャロル&チューズデイ』2nd LIVE ~Army Of Two~」日時:10月6日(日)開場17:00/開演18:00会場:東京都 品川ステラボール出演:キャロル&チューズデイ(Vo. Nai Br.XX & Celeina Ann)、アンジェラ(Vo. Alisa)
2019年10月06日「不思議の国のアリス展」が、横浜・そごう美術館で2019年9月21日(土)から11月17日(日)まで開催される。その他、福岡、静岡などでも開催。『不思議の国のアリス』の魅力を紹介イギリスの作家、ルイス・キャロルによる世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』は、誕生から約150年を迎えてもなお、多くの人を魅了し続けている物語。「不思議の国のアリス展」では、『不思議の国のアリス』の原点や、少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターの魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介する。ルイス・キャロルのスケッチやジョン・テニエルの下絵会場内には、日本初公開となるルイス・キャロルによる「アリス」のスケッチや、『不思議の国のアリス』の挿絵を手掛けたジョン・テニエルの直筆原画を展示する。草間彌生やエリック・カールの作品もその他、アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子、舘鼻則孝など多彩なアーティストが独自の世界観で表現した「アリス」が集結。それぞれのアーティストのフィルターを通した「アリス」を楽しめる。また、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、2つの物語に登場する、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティといった、ユニークなキャラクターたちを魅力的に描いた作品なども展示される。舘鼻則孝のヒールレスシューズ舘鼻則孝は、「もし、アリスからオーダーをもらったら」というストーリーを思い描き、ヒールレスシューズ「Alice Blue Shoes」を制作。舘鼻は制作にあたり、「伝統的なストラップシューズ『メリージェーン』にブルーとレッドのクリスタルストーンをあしらい、好奇心旺盛でガーリーなアリスのイメージに、少し大人で清楚な要素をプラスした」と語っている。関連イベントハードロックカフェコラボピンバッジ付前売券や限定コラボグッズ横浜会場のそごう美術館では、前売限定で「ハードロックカフェ」とコラボレーションしたオリジナルピンバッジ付チケットを販売。また、コンセプトショップ「水曜日のアリス」とコラボレーションした、展覧会限定デザインのグッズも展開される。リアル脱出ゲームとのコラボ「リアル脱出ゲーム」とのコラボレーションイベントが実施される。参加者は、消えたシロウサギを追いかける途中で迷い込んだ薄暗い書斎で、次々と現れる不思議な暗号をヒントに謎を解き明かし、「不思議の国」からの脱出を目指す。詳細「不思議の国のアリス展」横浜展会期:2019年9月21日(土)~11月17日(日) ※会期中無休開館時間:10:00~20:00(最終入館は、閉場30分前まで)※最終日の11月17日(日)は10:00~17:00(最終入館は16:30まで)場所:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 横浜駅東口 そごう横浜店 6階観覧料金:大人 1,500円(1,300円)、大学・高校生 800円(600円)※( )内は20名以上の団体および前売券 ※障がい者手帳各種持参者、および同伴者1名は入館無料※ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードの持参者は前売・団体料金にて観覧可能※前売券は2019年7月4日(木)~2019年9月20日(金)に販売。限定ピンバッジ付前売券:1枚 3,000円(税込) ※数量限定につき、なくなり次第終了。■リアル脱出ゲームキット販売価格:1,500円(税込) ※会場にて販売【問い合わせ先】そごう美術館TEL: 045-465-5515■巡回・神戸(兵庫県立美術館)会期:2019年3月16日(土)~5月26日(日)・松本(松本市美術館)会期:2019年7月13日(土)~9月8日(日)・福岡(福岡市美術館)会期:2019年12月3日(火)~2020年1月19日(日)・静岡(静岡市美術館)会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)・名古屋 ※会期など詳細未定。・新潟 ※会期など詳細未定。
2019年05月18日春はなにかと変化の多い時期です。新しい環境に飛び込んだり、今よりも上のステージへ挑戦したり…。初めての体験や出会いに期待が膨らむ半面、先のことを考えて不安を感じる人もいるのではないでしょうか。そんなときは、占いで未来を予測してみましょう!今回は、数字をキーワードに2019年を徹底解読。アメリカ数秘術界の第一人者、キャロル・アドリエンヌさんの『2019年の年間予測』から今年のテーマや幸運のヒントをお届けします。■2019年はどんな年?2019年がスタートしてもうすぐ3ヶ月。数秘術から見ると、今年はどんな年にあたるでしょうか。「ユニバーサルイヤー」という数字から、世の中全体にどういう流れが起こるのかを読み解いてみましょう。◎今年全体のテーマ2019年はユニバーサルイヤー3のエネルギーを持つため「バイタリティー」「敏速さ」「シンクロニシティー(意味のある偶然の一致)」、そして「クリエイティビティー(創造性)」がキーワードとなります。今年に入って、急に物事が進み出したり、動きたくなったり、疎遠になっていた人に連絡を取りたくなったりした人も多いはずです。そんなときは、躊躇せずに進んでみてくださいね。世界中でクリエイティブな天才が登場します。携帯やコンピューター、インターネットのさらなる高速化による物事の発展には、かなり期待できるでしょう。ソーシャルメディアの影響はますます拡大し、同時に個人情報が漏れる懸念も今まで以上に深刻になりそうです。楽観的思考や、リスクを伴う決断もスピーディに下すような空気が社会全体に広がるでしょう。世界的に人口増加の兆しも見えます。幼児の死亡率低下の可能性も。発明の分野では若い世代がリーダーシップをとり、明るい見通しの1年が見込めるでしょう。また、オープンなコミュニケーションが活発になりそう。質問すること、物事に対して新しい見解を持つことが求められます。様々な分野の人たちが同じ社会意識に目を向け、パートナーシップを結ぶケースも増えていきます。物事の「結果」でなく、その過程の「ストーリー」に注目し、芸術的な表現や「モチベーション(やる気)」を活性化させるプログラムといったものが流行る1年となるでしょう。◎2019年を構成する4つの数字ユニバーサルイヤー3が持つ総合的な影響に加えて、2019年を構成する以下4つの数字も多少なりとも私たちに影響を与えます。2: 協調と平和が必要とされる1000年紀0: 人間の意識の発達の高まりとより賢明で開かれた決断の必要性1: 革新。誠実で勇気ある個人の行動。新発見。突破口の開拓9: 教育や環境変化、社会経済のギャップ、健康への意識◎未完の課題を示す、カルマの数また、2019年の数の下二桁の数19は、カルマの数19。このため、これまで解決しなかったカルマに再度フォーカスが当たり、それを意識することになるかもしれません。特に、誤解によるすれ違い、欲に目がくらみ決断した物事、裏切りに起因した過去の問題が浮上してくる可能性もあります。これらは今年のうちにできるだけ解決してみてくださいね。そうすることで人生のカルマを解消できますよ。■あなたのパーソナルイヤー次は、あなた自身の運気に注目してみましょう。数秘術では、「パーソナルイヤー」という数字で、あなたに課せられた「今年のテーマ」を読み解くことができます。◎パーソナルイヤー算出方法あなたの生まれた月と日の数字に2019のそれぞれの数字を足してください。その合計の数を一ケタになるまで足していきます。その一ケタの数字が2019年のあなたのパーソナルイヤーです。例えば、11月27日生まれの人の場合は:1+1 + 2 + 7 + 2 + 0 + 1 + 9 = 23 (2 + 3) = パーソナルイヤー5※あなたのパーソナルイヤーは、あなたが生まれた月に関係なく、1月1日から始まり12月31日に終了します。あなたのパーソナルイヤーの数字はいくつでしたか?数字ごとに今年のテーマを解説いたします。■パーソナルイヤー 1新しい9年サイクルのスタートです。たくさんのチャンスの可能性を秘めたユニバーサルイヤー3の影響を受けるため、今までにないクリエイディブなアイディアをどんどん表現してみてください。「こんなことをして、何になるのだろう?」「人から受け入れてもらえるだろうか?」という不安が心をかすめても、まずは「やってみる」こと。今年は種まきの時期なのです。新しいビジネスをスタートしたり、家族を持ったりするのにも適した年です。◎今年のテーマ豊かさを築くイメージをしましょう。手に入れたいものは何でしょうか?今年は楽観的になることであなたの持っている運が開ける年です。既存の考え方に縛られないように、自分が本当に求めている人生をクリエイトしましょう。あまりに楽観的になりすぎて、他人から利用されないように注意することも必要ですが、今年のあなたは直感に耳を傾ければ自分で答えを出せるはずです。◎恋愛・人間関係人気者になれそうです。普段は家に閉じこもってばかりの人も、今年はぜひ外に出かけてみてください。普段社交的な人は、楽しい1年を過ごせるでしょう。だだし、他人の「問題」に必要以上に関わらないよう気をつけてくださいね。ビジネス、ロマンチックな分野での長く続く良好な関係が始まる可能性があります。◎今年の課題物事を引き延ばすことや、本音を言わないことは今年のエネルギーには合いません。せっかくのチャンスを逃がさないために行動を起こしましょう。「鉄は熱いうちに打て」「思い立ったら吉日」が今年のあなたのモットーです。■パーソナルイヤー 2強い絆で結ばれた友人や仲間ができる可能性があります。自然な形でたくさんの良い出会いに恵まれるでしょう。夢や希望は色々な形でサポートされるはずです。頭で考えるのでなく、自然の流れに身を任せてみるといいでしょうね。◎今年のテーマ今年は「自分の心に正直になる」というのがテーマです。人から何かを頼まれると断れないタイプの人や、物事を頑張りすぎるタイプの人は、身体が発するメッセージに耳を傾けてみましょう。例えば、身体が重く感じたり、肩が凝ったりする場合は、「やめたほうがよい」という身体からのメッセージです。直感に耳を傾けることで、まだその時期ではない物事を無理して進める必要はないとわかるはず。今年あなたの魂が求めていることは「平和」「愛」そして「つながり」です。◎恋愛・人間関係愛やつながりを楽しみましょう。たくさんの人とつながることで幸せを感じますが、同時に必要な「一線」を意識すること。人のために奔走しすぎるとバランスが崩れます。自分を大切にして!24時間他人を喜ばせる必要はないのですから。あなたが一番大切にすべき人は「あなた」だ、ということを忘れないでくださいね。◎今年の課題孤独を感じたり、自信を失ったりすることがあったら、「楽しく健康な行動」に意識を向けてみましょう。運動をして、心と身体のバランスを取ってください。気持ちが楽になりますよ。それでも気分が晴れない場合は、カウンセリングを受けたり、頼れる人に相談したりすることで解決法を得られるはず。良くない人間関係は切ること。そうでなければ、時間を浪費することになります。■パーソナルイヤー 3自己表現に注力しましょう。ユニバーサル数3の影響で、家にいるよりも、人と出かけたり、外で過ごしたりすることが多くなるでしょう。「毎日パーティー」とまではいきませんが、社交性溢れる1年になるはず。生産性も高まり、物事がスムーズに進むような感覚になるでしょう。もし求職中だとしたら、あまりに自由な時間がありすぎて暇を持て余してしまうかもしれません。その場合は、何か興味を持って携われることを学んでみましょう。今すぐでなくても近い将来それが役に立つはずですから。◎今年のテーマ活動的、外交的に毎日を過ごし、アイディアが湧いたらそれを人に伝える、ということが今年のテーマとなります。3の数は空想家のエネルギーを持っています。叶えたい夢や手に入れたい結果をイメージすることが得意なのです。今年、パーソナルイヤー3の影響にあるあなたの場合、直感を信じて敏速に行動に移すことで、素晴らしい何かを手に入れる可能性があります。今年のあなたの成功は、今までの思考パターンでなく、色々な要素やアイディアをユニークに組み合わせることで手に入るはず。あなたの持っているスキルや興味に合った考えを持つ人と一緒に何かをするといいでしょう。豊かさは必要なタイミングでやってきます。◎恋愛・人間関係再び恋に落ちる可能性があります。心が魅了されたり当惑させられたりする1年です。メール、テキスト、ネットやソーシャルメディアなどのツールを使ってのやりとりではなく、直接人と会うことをおすすめします。そちらのほうが今年のあなたに幸運をもたらしてくれるはずですから。共通の趣味を持つ人と一緒に旅行に出かけるのもいいでしょう。妊活中の人は、吉報が期待できますよ。また、愛してはいけない人と恋に落ちる可能性もあるので注意してくださいね。◎今年の課題夢を語るだけで実際に行動を起こさなければ、願いは叶いません。冒険をするのはいいのですが、エネルギーを分散させすぎないように注意してくださいね。まさに自分が求める言葉を語ってくれる人が現れそうです。耳を傾けましょう。ただし、あまりにも条件が良すぎる話には注意してください。オープンで楽観的な思考になりやすい今年、だまされないよう注意しましょう。■パーソナルイヤー 4今年は計画やアイディアを行動に移す年です。クリエイティブなエネルギーを持つユニバーサルイヤー3の影響で、今年のあなたは集中して効率良く仕事に取り組みたいという気持ちで一杯なはず。予想外のところから素晴らしいサポートをもらえる可能性が高いのですが、物事が実際に形になるまでには、あなたが計画しているよりも時間がかかるかもしれません。そうであったとしても焦らず、ベストなタイミングで物事が進む、と信じてくださいね。◎今年のテーマ今年のユニバーサルイヤー3のバイブレーションは、現実的エネルギーを持つあなたの今年のパーソナルイヤー4と相互に影響し合うことで、素晴らしいチャンスをもたらしてくれます。が、努力をせずに「棚からぼたもち」を期待したら、せっかくのこの年のエネルギーを最高の形で受け取ることはできません。大切なゴールに向かって真剣に取り組みましょう。仮に挫折したとしても、今年のあなたはすぐに立ち上がれるはず。◎恋愛・人間関係状況にもよりますが、結婚したり、同棲を始めたり、関係がより深いものになる可能性が高いのです。あなた、あるいはパートナーに恋愛関係以外の(異性あるいは同性の)親しい友人ができるかもしれません。別々に旅行をしたり、新しい友人と旅行に出かけたりすることもあるでしょう。どのような場合でも自分の心に正直に、正しい選択をすること。◎今年の課題少し行き詰まりを感じてしまうかもしれません。このまま現状維持か、何か変化を起こすべきか、と決断を迫られる可能性もあります。「とりあえずやってみよう」という前向きなユニバーサルイヤー3の影響が強い年なので、そのような場合も、あまり深く考えず、生活の中に小さな変化を取り入れてください。そのことによって暗闇の先に希望の光が見えてくるはずですから。■パーソナルイヤー 5変化を受け入れる年です。物事がスムーズに流れ、「魔法」のような出来事が起こりやすいエネルギーを持つユニバーサルイヤー3の影響で、今年のあなたは昨年の年末とは全く違う状況にいるはずです。今まで以上に自由、旅行、ビジネスの機会を求める気持ちを強く感じるはずです。ずっとやりたかったことを実践することになるかもしれませんね。今年のあなたならできるはず。決まった枠にとらわれずに、思い切ってチャレンジしてみてください。◎今年のテーマ今年の目的は、変化を起こし、新しい自分になること。躊躇せずにどんどん冒険を。行動しましょう。健康になるための生活習慣、競技のためのトレーニング、地元の環境問題に関わるのもおすすめです。心惹かれたり、気になったりしたらとにかく行動を起こすことで運がますます開けます。◎恋愛・人間関係心が揺れる年です。ふわふわした浮気性のエネルギーを持つユニバーサルイヤー3と、冒険心溢れるエネルギーを持つパーソナルイヤー5の組み合わせの影響で、今年は生活環境がガラリと変わりそうです。予想だにしないような出来事、セクシャリティにおける課題が生じそう。同時に二人の人に心惹かれる、ということも。あなたがシングルなら、たくさんの人からデートのお誘いがくるかもしれません。自由を謳歌したい今年のあなたは、恋人を一人に決めるのは難しいことでしょう。◎今年の課題必要な時に変化を起こせなかったり、エネルギー散漫になってしまったりしないように注意しましょう。変化には多くの場合、不安な気持ちも伴いますが、新しい物事へのチャレンジを躊躇しすぎないこと。■パーソナルイヤー 6ユニバーサルイヤー3のフレンドリーなエネルギーを受け、今年パーソナルイヤー6のあなたはロマンス、気の合う友人たちとの時間、地域の活動で大忙し。また、家族に対しての責任が増える可能性もあります。家の改築などを始めたり、家族との関係に安定感を覚えたりする年になったりもするでしょう。かなりの確率で、結婚、子供の誕生、卒業、親の介護、あるいは別居などの転機が訪れそう。どのような形であれ、世界のどこにいても安定した気持ちを覚えるはずです。◎今年のテーマ約束を守るのは、今年のあなたにとって特に大切なこと。他人の成功のために努力することはあなたに大きな満足感を与えてくれます。特に豊かさのエネルギーを持ったパーソナルイヤー3の影響で、今年は「成功の種を蒔いた庭の手入れ」の時期であり「成功の根を伸ばす」年なのです。誰かと一緒に仕事をすることになったり、歌やダンスのレッスンを受けることになったり、何かを他人に教えたり。あるいは無償のサービスを提供することになるかもしれませんね。◎恋愛・人間関係今年は意識していつも以上に愛情と感謝の気持ちを表現すること。すでにパートナーがいる人は、その関係を、本心から労わることが大切です。結婚、子供、年老いた親の介護、ビジネスパートナーシップなどがあなたの心を占める1年となるでしょう。◎今年の課題他人があなたに頼ってきます。サポートするための予定を入れすぎないこと。長期に渡ってストレスを受け続けると健康によくないですよ。他人を構うのと同様に、自分のことも忘れずに労わりましょうね。■パーソナルイヤー 7今年のあなたは、期待を胸に秘めながら、直感を信じて言葉の裏にある本当の意味を読み取っていくことになるでしょう。パーソナルイヤー7の影響を受けているあなたは、本来ならば一人の時間を持ちたいと思っているはず。ですが、元気溢れるユニバーサルイヤー3の影響でゆっくりとした時間を持つのがなかなか難しく、圧倒されるような場面に遭遇することがあるかもしれません。本当に自分にとって価値があるものともう一度関わっていく年です。できれば生活を見直してシンプルにするといいでしょう。身体、精神両方の「デトックス」にも適した年です。◎今年のテーマ今年はあなたの現状と、これから向かっていく先を再度確認することが重要です。あなたにとって一番大切なものは何でしょうか?一歩下がって物事を見ることも必要かもしれません。バランスを崩している部分があるかどうか、自分自身の声に耳を傾けてみましょう。そうすることで自分の本当に欲しいものがわかるはずですから。以前に求めていた物事や、手に入れたかった物質的なものは今のあなたにとって価値がないと感じる可能性も。◎恋愛・人間関係静けさを求めるパーソナルイヤー7にあるにもかかわらず、社交的なユニバーサルイヤー3の影響で、人に囲まれていても心の奥では孤独を感じたり、居心地が悪い感覚を覚えたりする場面があるかもしれません。ライフスタイルを見直したり、今までの人間関係が終わったりする可能性もありますが、「必要なこと」として受け止めましょう。手放すことで見えてくる本質や、新たに手に入るものもあるのですから。労わり合える人間関係を築いていくことが今年のテーマです。◎今年の課題時が経つのが非常に早く感じる1年になるでしょう。恋愛中の人は、その関係を失う恐怖を感じたり、もしくは相手がいない人はそのことに寂しさを感じたりするかもしれません。しかし、今のあなたには、一人で過ごす時間が必要なのです。この「孤独」がクリエイティブな物事を生み出すための洞察力を与えてくれると信じてください。大丈夫、あなたの人生は、必要なことがしかるべきタイミングで起こっているのですから。■パーソナルイヤー 8社交的でクリエイティブなエネルギー溢れるユニバーサルイヤー3と、野心的なエネルギーを持つパーソナルイヤー8が相互に影響を与え合うことで、あなたにとって今年はチャンス、繁栄、そして満足でいっぱいの1年になるでしょう。その幸運に便乗したい、という人たちが周りに集まってくるかもしれません。また、仕事の面では好感触のフィードバック、昇給、昇進が期待できます。金銭面では、携帯、コンピューターなどの機器をアップグレードしたり、新居や車を購入したりと出費が増える予感。さらに旅行、華やかなお付き合いのため、出て行くお金も増えるということを意識しておいてくださいね。◎今年のテーマあなたがこれまで正しい決断をしながら、目標に向かって進んできたのであれば、運がいいユニバーサルイヤー3と、今年のあなたのパーソナル数8の組み合わせにより、非常に素晴らしい1年になるはずです。これまで一生懸命働いてきたことへの結果が出るでしょう。他人が問題解決のヒントを求め頼ってくるかもしれません。非常に鋭い洞察力や、ビジネスライクな対応を求められる場面に遭遇したら、公明正大に行動すること。あなたは目先の利益でなく、尊厳を持ってリーダーシップを取る必要があります。◎恋愛・人間関係心を広く持ち、かつ一般常識に基づいて行動しましょう。一般的にパーソナルイヤー8は経済的な豊かさを期待できる年ですが、法的な事柄、契約に関する問題に直面する可能性もあります。ロマンチックでエネルギー溢れるユニバーサルイヤー3は、パーソナルイヤー8のカリスマ性をより一層高めるため、結婚、あるいは離婚の可能性が高まりやすいでしょう。子供、教育、健康に関することでの出金もあるかもしれません。共働きの夫婦は、仕事、権威、大きな決断に関する話し合いが必要になるかも。◎今年の課題多忙によるストレスがプライベートに影響を与えることになるかもしれません。あまり無理をせず、現実的で堅実なゴールを設定して。仕事上での関係を進める際には、直感に耳を傾けることをおすすめします。お人好しになって人を信じすぎることがないように注意が必要です。形はどうあれ、予想外の結果があなたにとって有害になる可能性ある、という点を心に留めておきましょう。■パーソナルイヤー 9ボジティブで活動的なエネルギー溢れるユニバーサルイヤー3と、すべてを受け入れる偉大な愛に満ちたパーソナルイヤー9の組み合わせに影響を受ける今年のあなたは、素晴らしい出来事を経験するでしょう。今年は「与えることで受け取れる」ということを頭において過ごしてくださいね。もちろん、手に入れるだけでなく、失うものもあります。が、これは「もうすでにあなたにとって必要がないもの」なのです。「頭ではわかっていても、心ではそう感じない」というような、感情と理論が相反する出来事が起こり、混乱してしまうかもしれません。今年は9年サイクルの最終なので、抱えているプロジェクトがあれば完結しましょう。今年のあなたはパワフルです。そのため、あなたの言動が他人に与える影響を意識してください。誰かに感化され、一歩が踏み出せない場面もあるかもしれません。幸運な今年は、旅行に出かけたり、福祉などの活動に関わったりすることをおすすめします。◎今年のテーマ今年は学びや経験の総決算の年です。これまでの人生を振り返り、複雑な気持ちになる時もあるでしょう。あなたが人生の次のステップに進むためのキーワードは「許し」です。痛みや後悔を認識しつつ、「その時にできる限りのことをした」ということを理解し、自分や他人を許しましょう。◎恋愛・人間関係9年サイクルの最終年である今年は、人間関係、恋愛関係が根本的に変わったり、終わりを迎えたりすることもあります。今年は新たな成長と理解(特に自分を深く理解すること)がテーマ。ロマンチックな関係が急進展したりすることもありそうですが、その場合、おそらく相手は過去からご縁があった人でしょう。新しい関係がスタートしたとしても、慌てて結論を出さずに、今年の末まで様子を見ることをおすすめします。「すべての出来事には始まりと終わりがある」「与えることで受け取れる」と信じてくださいね。◎今年の課題好ましくない生活習慣、ネガティブ思考、変化を恐れいつまでも安定した場所に留まろうとするパターンなどを一掃する年です。過ちを後悔すると共に、今の自分を受け入れ、何を変えるべきかを考えてみてください。来年から始まる新しい9年サイクルを最高のものにするために、変化は大切なのですから。宇宙が必要な物事を与えてくれる、と信じましょう。■数秘術とは…数秘術とは、生年月日や名前の数字からその人の生まれ持った運命、人生の課題、克服すべき課題などを明らかにしていく学問です。元は紀元前6世紀頃に起こったピタゴラス学派の教えを受け継ぎ伝えられてきたとも言われています。ユニバーサルイヤーとは:その1年、世の中全体にどういう流れが起こるのかを表す数字パーソナルイヤーとは:それぞれ個別の人に課せられた、その年のテーマを表す数字キャロル・アドリエンヌアメリカの数秘術界の第一人者であり、世界的なスピリチュアル・カウンセラー。ライフ・コーチ、ワークショップ講師などとして活躍。ゲスト・スピーカー、セミナーの主宰・コーディネイターとして、世界10ヶ国以上での講演を行っている。
2019年03月15日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、第76回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間1月6日に開催され、『ボヘミアン・ラプソディ』がドラマ部門作品賞、主演男優賞を受賞した。候補となった2部門を制覇した『ボヘミアン・ラプソディ』で、フレディ・マーキュリーを演じ、主演男優賞を受賞したラミ・マレックは「クイーンに感謝します。ブライアン・メイ、あなたに。ロジャー・テイラー、あなたに」と授賞式に出席したクイーンのメンバー2人に感謝のスピーチ。そしてフレディに「これはあなたのため、あなたの賞です、ゴージャス!」と呼びかけた。最多6部門で候補になった『バイス』はクリスチャン・ベールがミュージカル/コメディ部門で主演男優賞を受賞、『グリーンブック』がミュージカル/コメディ部門作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞で最多3部門を受賞した。外国語映画賞を受賞したNetflixの『ROMA/ローマ』はアルフォンソ・キュアロンが監督賞も受賞。歌曲賞を受賞したレディー・ガガはステージ上で涙ぐみ、「音楽業界では女性が真剣に扱ってもらうのはとても難しい。でも、この3人は私をサポートしてくれました」と共作者のマーク・ロンソン、アンソニー・ロッソマンド、アンドリュー・ワイアットに感謝し、「ブラッドリー、大好きです」と締めくくった。『バイス』で、ジョージ・W・ブッシュ政権下で「史上最強」とも「史上最悪」と言われ、影の実力者として知られたディック・チェイニーを演じ、主演男優賞に輝いたクリスチャン・ベールは「インスピレーションを与えてくれたサタンに感謝します」とスピーチ。関係者や家族に感謝を述べて、「誰か忘れていなかったっけ?」と客席の妻に助けを求める微笑ましい一幕も。主演女優賞を受賞した大ベテランのグレン・クローズは、本当に驚いた様子で涙ぐみながら、プレゼンターのゲイリー・オールドマンからトロフィーを受け取った。「みんなここに上がるべきよ」と賞を競った候補者たち4人をたたえた。司会を務めながら、テレビの部ドラマシリーズ主演女優賞を受賞したサンドラ・オー(『キリング・イヴ/Killing Eve』)は感極まった様子で関係者に感謝を述べたあと、客席にいた両親に「お母さん、お父さん、愛してる」と韓国語で語りかけた。日本からノミネートされた『万引き家族』(外国語映画賞)、『未来のミライ』(アニメーション映画賞)は惜しくも受賞を逃した。■映画の部ドラマ部門作品賞『ボヘミアン・ラプソディ』主演女優賞グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』主演男優賞ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』ミュージカル/コメディ部門作品賞『グリーンブック』主演女優賞オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』主演男優賞クリスチャン・ベール『バイス』助演女優賞レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』助演男優賞マハーシャラ・アリ『グリーンブック』監督賞アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』脚本賞ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・ヘインズ・クリー、ピーター・ファレリー『グリーンブック』音楽賞ジャスティン・ハーウィッツ『ファースト・マン』歌曲賞「Shallow」『アリー/ スター誕生』外国語映画賞『ROMA/ローマ』メキシコアニメーション映画賞『スパイダーマン:スパイダーバース』■テレビの部ドラマ部門作品賞「ジ・アメリカンズ」主演女優賞サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」主演男優賞リチャード・マッデン「ボディガード -守るべきもの- 」ミュージカル/コメディ部門作品賞「コミンスキー・メソッド」主演女優賞レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」主演男優賞マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」リミテッドシリーズ/テレビ映画部門作品賞「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」主演女優賞パトリシア・アークエット「Escape at Dannemora」(原題)主演男優賞ダレン・クリス「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」助演女優賞パトリシア・クラークソン「KIZU-傷-」助演男優賞ベン・ウィショー「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」セシル・B・デミル賞ジェフ・ブリッジスキャロル・バーネット賞キャロル・バーネット(text:Yuki Tominaga)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCスパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Foxファースト・マン 2019年2月8日より全国にて公開女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxグリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.天才作家の妻 -40年目の真実- 2019年1月26日より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(c)META FILM LONDON LIMITED 2017ビール・ストリートの恋人たち 2019年2月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2019年01月07日チャールズ・ディケンズの不朽の名作「クリスマス・キャロル」が生まれる過程を描いた「The Man Who Invented Christmas」が、『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』の邦題で11月30日(金)より全国公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと特報も公開された。■ストーリー1843年10月、家族や家の維持費で金欠状態だった小説家チャールズ・ディケンズは、どうにかヒット作を生み出そうと奮闘していた。新作の執筆に没頭しているうちに小説の世界に入り込んでいったディケンズは、やがて現実と幻想の境目が曖昧になっていく…。そこで「クリスマス・キャロル」の登場人物スクルージらと出会い、幼少期の隠された記憶や実父との確執といった自分の問題と対峙していく――。■『美女と野獣』ダン・スティーヴンス×『人生はビギナーズ』クリストファー・プラマー共演!新作の執筆に挑む若き日のチャールズ・ディケンズを演じるのは、ディズニー映画『美女と野獣』で脚光を浴び、ドラマ「ダウントン・アビー」「レギオン」などでも絶大な人気を誇るダン・スティーヴンス。また、彼の前に分身のように現われてインスピレーションを与えるスクルージを『人生はビギナーズ』『ゲティ家の身代金』のオスカー俳優クリストファー・プラマーが、息子の名声に頼ってばかりいるが、どこか憎めないチャールズの父を『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョナサン・プライスがそれぞれ演じている。イギリスの実力派俳優たちの個性豊かな芝居を見事にまとめ上げたのは、ドラマ界でも活躍するバハラット・ナルルーリ監督。■期待が高まるティザー&特報公開!この度公開されたティザービジュアルは、テーブルの上にある開かれた本がファンタジー感たっぷりに煌めく印象的なデザインとなっており、物語の始まりを予感させる。また、「あなたは、本当の『クリスマス』を知っていますか?」というキャッチコピーが、知られざるクリスマスのルーツへの興味をそそる。同時に解禁された特報では、ダン・スティーヴンス演じるチャールズ・ディケンズが、「クリスマス・キャロル」の主人公スクルージを生み出す瞬間を予感させるシーンをはじめ、過去、現在、未来を司る3人の幽霊などお馴染みのキャラクターも登場。ダークかつユーモアたっぷりなテイストで楽しめる本作は、クリスマス映画の新定番になりそう。■新感覚吹き替え版の公開が決定!さらに本作では、事前知識なしで楽しめる、鑑賞者にとって分かりやすい意訳を心掛けた吹き替え版も公開される。19世紀のイギリスの情勢、「クリスマス・キャロル」の内容なども、本編を観るだけで全て習得できるという、“わかりやすい”を極めた新感覚の吹き替え版だ。「クリスマス・キャロル」を読んだことのない人も、時代背景を知らない人でも楽しむことができる。吹き替えの豪華声優のキャスティングも決定しており、こちらも続報に注目したい。170年以上に渡って愛され続け、幾度も映画化されてきた英文学の傑作「クリスマス・キャロル」。その物語がいかにして誕生したのか、その創作過程とディケンズの心の旅を、お馴染みのキャラクター・スクルージとの出会いを交えながら、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描いた本作をお見逃しなく。『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』は11月30日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月21日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、ルイス・キャロル著『鏡の国のアリス』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル(Lewis Carroll)1865年より、世界中で古くから愛されてきた好奇心旺盛な少女アリスが主人公の児童小説「不思議の国のアリス」。本書『鏡の国のアリス』は、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」刊行150周年記念として2015年に刊行された、高山宏の新訳と佐々木マキの書き下ろしイラストの新訳・新挿絵版「不思議の国のアリス」の完結編である。愉快な仲間と出会い異界への冒険をする少女アリスの世界と、読者の世界の架け橋となっているのが佐々木マキの挿絵だ。安心感のある曲線と優しい色使いで描かれたキャラクターや風景は、本書に緩やかに溶け込みながら物語のユニークさを拡張させていく。絵本作家としても多くの作品を発表している佐々木マキの挿絵は、“主人公アリス”と“幼少期の読者自身”を自然と重ね合うような役割を果たし、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる。忘れかけていた記憶や感情を取り戻しながら日常に小さな勇気を与えてくれる、そんな特別な一冊になるだろう。現在、NADiff modernでは新刊『鏡の国のアリス』を記念して佐々木マキフェアを開催中。直筆サイン本やオリジナル版画、グッズ、関連書籍を多数そろえています。是非、ルイス・キャロルと佐々木マキのキュートで不思議な世界をお手に取って感じてみて下さい。【書籍情報】『鏡の国のアリス』著者:ルイス・キャロル訳:高山宏絵:佐々木マキ出版社:亜紀書房ハードカバー/237ページ/B6判発刊:2017年12月24日価格:1,700円
2018年01月04日『エデンより彼方に』『キャロル』のトッド・ヘインズ監督の最新作にして、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された『Wonderstruck』(原題)が、『ワンダーストラック』として2018年4月より全国公開されることが決定した。1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くし、おばさんに預けられる少年ベン。実父を知らないベンは、母の遺品から父のある手がかりを見つける。その50年前の1927年、ニュージャージー。両親が離婚し、厳格な父に育てられる聴覚障害のある少女ローズは、いつも孤独だった。憧れの女優リリアン・メイヒューの記事をこっそり集めたスクラップブックがローズの宝物。ある日、ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧れの女優に会うため、それぞれニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人の物語は、やがて謎めいた因縁で結びつけられ、1つになっていく――。本作は、マーティン・スコセッシ監督『ヒューゴの不思議な発明』原作者ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説の映画化。アメリカでは先週10月20日(現地時間)にニューヨークとロサンゼルスの2都市4スクリーンで限定公開され、館アベレージ2万ドル弱の好スタートを記録した。ヘインズ監督の最新作にして、アカデミー賞6部門にノミネートされた『キャロル』に続いてカンヌコンペティション入りを果たし、第55回ニューヨーク映画祭の目玉となるセンターピース作品として上映されるなど、世界中の映画ファンの熱い注目を集めている本作。「まさに、完璧」(Indie Wire)、「独創的な傑作」(Hollywod Reporter)、「優しくて愛にあふれた感動作」(Playlist)など、海外メディアからも好評で、今後の映画賞レースの大本命との呼び声も高く、アカデミー賞最有力候補のひとつとなっている。これまでも人種差別や、同性愛など社会的マイノリティをテーマにしたドラマを描いてきたヘインズ監督。本作では、1977年・ミネソタの母を亡くした少年ベンと1927年・ニュージャージーの聴覚障がいの少女ローズという疎外された2人の子どもたちを主人公に、それぞれが見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2つの物語が交互に語られていく。本作で脚本家デビューを果たした原作者のセルズニックは、ローズのパートは「白黒でサイレント」、ベンのパートは「カラーで音あり」で描くなど、独創的にその世界観の違いを表現。ヘインズ監督は、脚本の最初の1ページを読むや、瞬く間にその類まれな映画的アイデアに満ちた内容に惹かれたことを明かし、セルズニックの脚本家としての手腕を絶賛している。少年ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』で注目を集めた天才子役オークス・フェグリー。少女ローズ役には、自身も聴覚障害を持ち、今回映画初出演となる13歳のミリセント・シモンズが大抜擢。この2人をつなぐ重要な役どころとなる人物を演じるのは、映画『SAFE』『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』に続き、ヘインズ監督と4度目のタッグとなるオスカー女優のジュリアン・ムーア。また、少年ベンの母親役には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートの実力派ミシェル・ウィリアムズ。製作には、『6才のボクが、大人になるまで。』のジョン・スロスと、『キャロル』『アリスのままで』のクリスティーン・ヴェイコンとパメラ・コフラーが名を連ね、アマゾン・スタジオとロードサイド・アトラクションズにより全米配給される。『ワンダーストラック』は2018年4月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月24日LGBTコミュニティを正しく扱う映画、ニュース、テレビなどを表彰するGLAAD賞が発表された。映画部門で受賞したのは『キャロル』。TVコメディシリーズは、アマゾンの『トランスペアレント』、ドラマシリーズはNetflixの『センス8』、テレビ用映画またはミニシリーズは、HBOの『Bessie』が受賞。リアリティ番組は、ケイトリン・ジェンナーの『I am Cait』とジャズ・ジェニングスの『I am Jazz』が同点受賞した。『キャロル』/その他の情報『センス8』は、最近、女性としてカミングアウトしたリリー・ウォシャウスキーがクリエートしたSFミステリー。ウォシャウスキーは、カミングアウト以来初めて公の場に姿を現し、受賞スピーチで「カミングアウトしたのには多くの理由がありますが、GLAADのすばらしい人たちも、そのひとつです」と語った。『I am Cait』と『I am Jazz』ではジェンナーとジェニングスが、『Bessie』では主演のクイーン・ラティファが舞台に上がって賞を受け取っている。『キャロル』公開中文:猿渡由紀(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年04月04日『フォックスキャッチャー』のベネット・ミラーが、『クリスマス・キャロル』を監督することになった。その他の情報チャールズ・ディケンズの古典文学は、すでに何度か映画化されており、2009年にもロバート・ゼメキスがパフォーマンス・キャプチャー版を製作している。今回の『クリスマス・キャロル』は、劇作家トム・ストッパードが脚色。ストッパードは4度トニー賞を受賞、『恋に落ちたシェイクスピア』でオスカーの脚本賞を受賞している。ミラーは『カポーティ』と『フォックスキャッチャー』で、オスカーの監督部門にノミネートされている。『フォックスキャッチャー』では、カンヌ映画祭の監督賞も受賞した。また、彼が監督した『マネーボール』は、作品部門ほか6部門でオスカーにノミネートされている。文:猿渡由紀
2016年03月04日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演した映画『キャロル』が日本で大ヒットを記録していることを記念して、明日20日(土)から、上映劇場(一部をのぞく)で、来場者に日本限定のオリジナルポストカードがプレゼントされることが決定した。その他の画像本作の舞台は1950年代のニューヨーク。裕福で、愛する娘にも恵まれているが、どこか謎めいた女性キャロルと、ジャーナリストになりたい夢を持っているが生活のために百貨店で働いている若い女性テレーズは偶然に出会い、ふたりの運命が大きく動いていく様が描かれる。映画は公開前から多くの映画賞で栄冠に輝き、試写会参加者の口コミも広まっていたため、公開初日から満席の回が続出。公開から数日で早くもリピーター客が出現するなど、息の長い興行が期待されている。これを記念して、20日(土)から全国の『キャロル』上映劇場(一部をのぞく。配布劇場は映画公式サイトに掲載予定)で、来場者にキャロルとテレーズのポストカードがプレゼントされる。カードは数量限定でなくなり次第、終了になる。『キャロル』公開中(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年02月19日ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが出演する映画『キャロル』が先週から日本でも公開され、好評を集めている。公開前に実施されたモニター試写のデータによると、作品のクオリティだけでなく、観客それぞれが自分自身の境遇や将来について想いをはせることができるドラマに高い評価が集まっているようだ。その他の写真本作の舞台は1950年代のニューヨーク。裕福で、愛する娘にも恵まれているが、どこか謎めいた女性キャロルと、ジャーナリストになりたい夢を持っているが生活のために百貨店で働いている若い女性テレーズは偶然に出会い、ふたりの運命が大きく動いていく様が描かれる。本作はカンヌ映画祭で好評を集め、本年度のアカデミー賞では主演女優賞、助演女優賞にノミネート。完成度の高い作品として映画ファンから期待を集めていたが、実際に作品を観賞した観客の声を集約したところ、「恋愛がしたくなった」「家族について考えた」「自分の夢について考えた」という声が「感動した」という感想とほぼ同数集まった。また女性の主人公の作品だけに、同性からの支持が高く「時代は変わっても女性としての生き方、苦しみ、悩みは同じだと思った」「ふたりの女性のどちらの気持ちも理解できた。複雑な女性の心理がよく描けている」などの声があがっている。もちろん、映画としての評価も高く、出演者の演技、演出、スーパー16ミリフィルムを駆使した映像を評価する声も多い。オスカーの発表も控えており、今後、口コミでさらに観客層が広がっていくのではないだろうか。『キャロル』公開中(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2016年02月17日