2月25(月)、ついに授賞式を迎えた世界最大の映画の祭典「第85回アカデミー賞」。様々なセレブたちが詰めかけた、この華やかな戦い。デザイナーの故石岡瑛子遺作となった『白雪姫と鏡の女王』で、今年唯一のノミネートとなった日本人として注目を集めていた「衣装デザイン賞」だったが、惜しくも受賞ならず。受賞を果たしたのは、キーラ・ナイトレイ主演で贈る『アンナ・カレーニナ』のジャクリーン・デュランが初の栄冠に輝いた。文学史上、最も美しく、最も哀しい愛の物語と言われるロシアの文豪レフ・トルストイの最高傑作「アンナ・カレーニナ」を映画化。物語は、19世紀末のロシアを舞台に満ちあふれる美貌を持ち、政府高官のカレーニンの妻であるアンナ・カレーニナ(キーラ)の破滅的な愛に溺れていく姿を描いたものだ。特集:アカデミー賞のBEST(text:cinemacafe.net)■関連作品:第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催アンナ・カレーニナ 2013年3月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
2013年02月25日【大変だがやりがいのある仕事。上司に状況を聞かれたときのアブナイ英語】It’s a tough job.【こんな風に聞こえるかも】うんざりするほど大変な仕事です。【ネイティブが使う英語】It’s a hard job.「hard」には、大変だけどやりがいがあるというニュアンスがありますが、「tough」には、困難という意味のほかに、もううんざりだといった意味が含まれています。仕事が耐えられない場合は「tough」を使用します。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月16日【別れ際に「I miss you.」と言われたときのアブナイ英語】Me too.【こんな風に聞こえるかも】私も私がいないのは寂しいです(?)【ネイティブが使う英語】I miss you too.「I miss her」などの会話の場合は「Me too.」で間違いありませんが、目的語が「You」になった場合は、自分のことを指してしまいますので、返答に注意しなければいけないと覚えておきましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月13日【体調が悪いことを伝えたいときのアブナイ英語】I feel bad.【こんな風に聞こえるかも】すみませんでした。【ネイティブが使う英語】I’m sick.直訳すると「私は気分が悪い」ですが、気分=身体の不調ではないと考えればfeelを使用せずに、ストレートに「I’m sick.」と伝えた方が良いと気がつくでしょう。「I feel bad.」は、相手に同情するときにも使用されます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月08日【飲み物を準備するとき会話でのアブナイ英語】 We have a pot.【こんな風に聞こえるかも】私たちはおまるを持っています。(!)【ネイティブが使う英語】 We have a thermos.ポット=魔法瓶というのは、日本独自もしくは一部の世代のみの発想かもしれません。英語は、「thermos」を使用します。「pot」は、丸いものやおまる、もしくはマリフアナの意味を指しますので使うときは十分にご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月31日【「Mind if I join you?」と聞かれたときのアブナイ英語】Yes!【こんな風に聞こえるかも】あなたを仲間に入れるのは嫌です。【ネイティブが使う英語】No, not at all.「mind」には、嫌がる、迷惑に思うといったニュアンスが含まれていますから、丁寧に訳すと「私と一緒に仲間になるのは嫌ですか?」となります。OKの場合は、自信を持って「No.」と答えましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月15日【週末の予定を聞かれたときのアブナイ英語】go to skiing.【こんな風に聞こえるかも】(文法が間違っていて不自然です)【ネイティブが使う英語】go skiing.ほかにも「go shopping」「go dancing」「go fishing」などがあげられます。この場合の「~ing」は、スポーツを行うという慣用表現として日常的に使われています。「go+動名詞」として覚えておきましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月06日【兄弟の人数を聞かれて。三人兄弟の場合のアブナイ英語】I have three.【こんな風に聞こえるかも】自分のほかに兄弟が三人います。【ネイティブが使う英語】I have two.「I have three.」と答えてしまうと四人兄弟を表します。日本では、自分をあわせた数を答えて会話が通じますが、これは日本独特の言い方であり、英語圏のほとんどの国が自分以外の人数を答えます。双子の場合は、「I have a twin brother.(sister)」となります。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月31日【家族の人数を尋ねるときのアブナイ英語】I have a family of three.【こんな風に聞こえるかも】私は3人の子どもがいます。【ネイティブが使う英語】We are a family of three.文を読むとなるほどと思うのですが、日本語で考えてしまうとすぐに「I have~」という文章が浮かんでしまいます。「family」はうちの子どもを意味する言葉に捉えられますので注意しましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月30日【相手の所在場所を確認したかったときのアブナイ英語】Are you there?【こんな風に聞こえるかも】もしもし?【ネイティブが使う英語】Where are you now?「Are you there?」は、親しい相手と電話をしている途中に、こちらの都合で相手を待たせてしまったときに使用されるイデオムです。日本語訳すると「もしもし?お待たせ」といった意味になります。親しい仲間と電話をするときなどに使ってみましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月29日『プライドと偏見』、『つぐない』に続き3度目のタッグとなるキーラ・ナイトレイ×ジョー・ライト監督の最新作『アンナ・カレーニナ』のポスタービジュアルと特報映像がこのたび完成した。文学史上、最も美しく、最も哀しい愛の物語として、いまもなお世界中の読者を涙と感動で包んでいるロシアの文豪レフ・トルストイの最高傑作「アンナ・カレーニナ」を映画化した本作。舞台は19世紀末のロシア。満ちあふれる美貌を持ち、政府高官のカレーニンの妻であるアンナ・カレーニナはサンクト・ペテルブルクの社交界の華。ある日彼女はモスクワへと旅立つ途中で、騎兵将校のヴロンスキーと出会い、2人は一目で惹かれ合っていく。アンナは欺瞞に満ちた社交界と家庭を捨て、ヴロンスキーとの破滅的な愛に溺れていくのだが…。豪華なドレスを身にまとい、満ちあふれる活力と美貌という、女性の誰もが憧れるアンナを演じるキーラは「素晴らしいキャラクターだからこそ、キャリアで一番の難役だった」と全力で役柄にのめり込み、身も心もアンナに成りきったよう。夫のカレーニンには、『シャーロック・ホームズ』シリーズのジュード・ロウ、傲慢さと繊細さを併せ持つヴロンスキーには、『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソン。本作でアーロンは、『キック・アス』の主人公・デイヴと同一人物とは思えないほど美しい姿で、アンナのロマンスの相手役を見事に演じている。同時公開となったポスター・ビジュアルと特報映像からも本作で描かれる煌びやかな世界を充分に堪能することができるはず。美しく壮大な音楽と共に幕を開ける今回の特報映像。19世紀ロシアの社交界の豪華絢爛なセットも去ることながら、「これが愛ね」とアンナがつぶやく舞踏会シーンの美しさは必見!初めて知った本当の恋に命を燃やし、叶わぬ愛に全てを捧げようとするアンナの正直で不器用な生き方は、多くの女性たちの共感を呼ぶに違いない。『アンナ・カレーニナ』は2013年3月29日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。© 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンナ・カレーニナ 2013年3月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
2012年12月27日『キック・アス』でダメダメなオタク・ヒーローを演じたアーロン・ジョンソンが、最新作『アルバート氏の人生』では一転、野心家な青年役で出演しているようだ。このほど、そんなアーロンからスペシャルコメントがシネマカフェだけに到着した。9世紀のアイルランド。モリソンズホテルでウェイターとして働くアルバート(グレン・クローズ)。人付き合いを避け、ひっそりと生活しているアルバートは、長年、誰にも言えない重大な秘密を隠してきた。それは、“彼”が貧しく孤独な生活から逃れるため、“女性”でありながら男性として生きてきたことだった…。『キック・アス』で注目を集め、『Anna Karenina』(原題)ではキーラ・ナイトレイと禁断の恋に落ちる将校を演じるなど、まさにスターダムを駆け上がっている真っ最中のアーロン。「変わった脚本や役柄を求められることが多いんです。できる限り作品ごとに変化を持たせたいんです」と自身の挑戦する姿勢を語る。本作で共演したグレンも、「アーロンは才能豊かな俳優よ。彼は仕事に意義を求めているの。俳優としてもっと成長したがっている。(『アルバート氏の人生』でも)彼は難しい役柄を求めて引き受けてくれたのよ」と称賛を送る。本作でアーロンが演じるのは、野心家のボイラー職人・ジョー。今回演じた役柄の魅力について「ジョーは、物凄く大きな夢や理想を持っているんです。僕はそういう役柄が大好きでとても共感できました。彼(=ジョー)は苦労続きで、前へ進めないでいる。それが夢の実現を邪魔しているんです。進もうとすれば、必ず彼は誰かに道を阻まれていますから…。そういう不遇な苦労をしています。僕とミア(・ワシコウスカ)の演じる役柄は、感情表現がとても自然な人だと映画を観ていただけると伝わると思います。それは感動的なくらい。こういう演技をしたときは、直感的に役柄を理解できたと感じられ、自分の演技に安心することができるんです」。そんなヘレン役を演じたミアについては「脚本の中に描かれたヘレンの印象ですが、おどけて皮肉を言ったり、生意気で人をイライラさせる女性という印象を受けました。ミアは見事にそういった女性を演じています。そしてミアは、さらにひとりの女性としての深みを持たせてもいるんです。ミアが演じるヘレンは、脚本よりも、情を感じさせたり母性的な愛情を感じさせてくれました」と撮影当時をふり返る。さらにアーロンは、本作でのグレンとの共演について「彼女は15年間も情熱的にこの作品を温めていました。それだけの強い信念を感じれば、一緒に冒険してみたいと思うものです」と役柄の面白さだけでなく、作品の持つパッションに惹かれたと明かしてくれた。来年は、『Anna Karenina』を始め、ブレイク・ライブリーやジョン・トラボルタと共演を果たす『Savages』(原題)に『キック・アス』の続編と続々と出演作が公開され、俳優としてさらなる飛躍の年となるはず。また、プライベートでは今年6月に23歳年上の女性との“年の差婚”を果たすなど、公私共に順風満帆なアーロン・ジョンソンから目が離させない。『アルバート氏の人生』は2013年1月18日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。■関連作品:アルバート氏の人生 2013年1月18日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Morrison Filmsキック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.
2012年11月30日映画出演の際、下半身の露出は絶対NGと必ず契約書に明記するキーラ・ナイトレイだが、胸を見せることには抵抗がないという。アメリカのファッション雑誌「Allure」12月号の表紙で、トップレスに黒いジャケットを羽織った姿で登場したキーラは「胸を見せることには全然抵抗はないの。だって、とっても小さいから。誰も興味がないでしょ」と語った。「きっと歳を取るごとに楽になっていくと思うの。簡単に『ノー』も『イエス』も言えるようになる」。キーラは映画出演のたびに、映画会社がポスターの彼女の写真に曲線美を描き加えることを面白がっているという。だが、2004年の出演作『キング・アーサー』のプロモーション写真に関しては怒り心頭だったとか。「本当に頭に来た。すごく、すごく垂れ下がっていたのよ」。「『キング・アーサー』のポスターで、彼らはものすごく奇妙に垂れた胸を描き足したの。確かに私は胸が小さい。だから彼らはデジタル加工を施した。それで出来上がったものを見せられたら…」と当時受けたショックを語るキーラ。「ポスターには私の顔がついてるんだから。“ファンタジーの胸をくっつけるのなら、せめて生き生きした感じのにしてよ”と思ったわ」。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年11月14日ブログ上で語られるキーワードを参考に、映画の“いま”を分析する「ブログ話題度ランキング」。今週はホラー、人間ドラマ、アクションと様々なジャンルで“ショッキング”な内容の作品が上位に目立った。見事1位に輝いたのは、低予算で制作されたにも関わらず口コミ効果などにより大ヒットを記録した『パラノーマル・アクティビティ』のシリーズ最新作となる『パラノーマル・アクティビティ4』。先週末より公開を迎えた本作は、その予想を裏切らない衝撃度でまたしても注目の的となっているようだ。1988年、2006年に発生した謎の未解決事件。一連の事件に関与したとされる女性・ケイティと、彼女に連れ去られた幼い男の子・ハンター。2人の消息はいまだつかめていないが、本作はこれまでのシリーズすべてが繋がる“第4の映像”となっている。公式ホームページには「誰でも分かる!<パラノーマル>解体新書」というコーナーもあるので、シリーズを通して観てない人も予習をしてこの冬一番の恐怖を味わいに劇場に足を運んでみては?そして3位にランクインしたのが心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユングの出逢いと友情、決別に至らせた禁断の愛を描く『危険なメソッド』。本作の衝撃と言えば、まさに彼ら2人の患者であり、決別の引き金を引くこととなる女性・ザビーナを演じるキーラ・ナイトレイの熱演。シャネルの香水「ココ・マドモワゼル」の顔も務めたあのキーラが、ヒステリー症状の患者の苦しみを表現するために、美しい顔を歪めたり、奇声を発するその姿は間違いなくショッキングな映像となっていることだろう。続く4位にランクインしたのは、『ダーク・シャドウ』を始め、独特の世界観で映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督が製作を務めた『リンカーン/秘密の書』。「人民の人民による人民のための政治」という演説でも有名な第16代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンが実はヴァンパイア・ハンターだったという内容の本作。斧を手に、ヴァンパイアと戦うリンカーン大統領の姿も十分“ショッキング”だが、バートン監督と『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフ監督による究極の映像体験で明らかにされる歴史の真実への衝撃度はそれを上回っているよう。ダニエル・デイ=ルイス主演で贈る『リンカーン』とは全く違う切り口なだけに、同じ“リンカーン映画”として注目している人も見受けられた。今週はジャンルは違えど映像的に、そして内容的にショッキングな作品がランクイン。映画にはスパイスとしてちょっぴり刺激が必要という方、ぜひこのランキングを参考にしてみてはいかが?ブログ話題度ランキング■ブログ話題度とは?ブログで話題の情報を提供する「kizasi.jp」独自のブログ解析エンジンにより、シネマカフェに掲載されている映画作品名がブログ上に掲載されている“話題度”をポイント化。いまブログ上で最も話題の映画作品のランキングを掲載しています。また、映画作品に関連する言葉も抽出して掲載。その作品がブログで、どのような言葉で語られているかを知ることができます。興行成績やDVD売上だけでは知ることの出来ない、映画ファンが“いま”話題にしている映画はどの作品か?ヒットの“kizasi”が見えてくるオリジナルランキングです。■関連作品:リンカーン/秘密の書 2012年11月1日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて3D/2D同時公開© 2011 Twentieth Century Fox危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.パラノーマル・アクティビティ4 2012年11月1日(木)よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年11月09日映画『危険なメソッド』の公開を記念した上映会が10月20日(土)に青山学院大学のキャンパス内にて行われ、占星術研究家の鏡リュウジが出席してトークショーを行い、またトークショーの後に心理学を専攻する学生たちとの座談会に臨んだ。本作は『クラッシュ』(’97)、『イースタン・プロミス』(’08)などで知られるデヴィッド・クローネンバーグ監督が、『つぐない』の脚本家クリストファー・ハンプトンの戯曲を映画化。偉大な心理学者であり、友人同士でもあったユングとフロイト、彼らの運命を変えた女性患者・ザビーナとの知られざる禁断の関係を史実に基づいて描いており。ユング役のマイケル・ファスベンダー、フロイト役のヴィゴ・モーテンセン、ザビーナ役のキーラ・ナイトレイという実力派キャストによる演技合戦にも注目が集まっている本作。まず、鏡さんは友人でモデルの道端ジェシカさんからロンドンで観たという本作を勧められ、楽しみにしていたことを明かした。鏡さんは「占星術は星の世界から送られてきているメッセージ。無意識の世界が一人一人の内部にある」と伝え、映画に絡めて精神分析と占星術のリンクする部分を解説した。鏡さんは深層心理学(特にユング心理学)にも詳しく、「ユングは多面的な人間で、分かりにくい人物」と分析。さらに、ユングが占星術や遠近術、占いなどオカルトの世界を肯定し実践もしていたということも説明し、会場に詰めかけた学生たちは熱心に耳を傾けていた。トークショーの後の座談会では、学生たちからの鋭い質問にできる限り分かりやすく答える鏡さんの姿が印象的だったが、心理学を学ぶ学生とあって質問も多岐にわたり、劇中、実在の人物でユングの患者・愛人でもあったザビーナがとるベットでの行動を取り上げ、「女性のマゾヒズムとナルシズムについてはどう思われますか?」との難しい質問に、さすがの鏡さんも「分からないですね。どうなんですかねえ…(苦笑)」とタジタジになる場面も見られた。作品のあちこちに鏡がモチーフとして使用されていることに触れ、学生のひとりが鏡さんに名前の由来を尋ねると、鏡さんは名前をつけた当時を思い出すように「“鏡”って、何かを写す、投影するということがきっかけにあったと思う」とふり返った。鏡さんは「鏡って本当のことを写さないでしょ」と学生に問いかけ、「鏡は自分の見たいイメージをそこに投影しているんじゃないかな」とも持論を展開した。そして最後に、本作の見どころを「綺麗ごとばかりじゃなくて、人間関係の泥沼を見てほしい」とアピールして締めくくった。鏡さんは心理学を取り入れた占星術を日本に紹介した第一人者。現在、テレビ、雑誌、サイトなど各方面で活躍。占星術にまつわる著書・翻訳書も多数出版している。女性誌の占い特集での人気は根強く10年来、第一人者として支持を得ている。『危険なメソッド』は10月27日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。特集:愛と心理学の三角関係■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年10月22日『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』で世界を驚愕させた鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督が放つ衝撃の問題作『危険なメソッド』が10月より公開となる。本作で男同志のバトルを繰り広げる心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユングの出逢いを収めた貴重な本編映像が到着した。心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユングの出逢いと友情、決別に至らせた禁断の愛を描き出す。若き日のユングをマイケル・ファスベンダー、フロイトをこれが3度目のクローネンバーグ作品となるヴィゴ・モーテンセンが演じ、彼ら2人の患者であり、決別の引き金を引くこととなる女性・ザビーナをキーラ・ナイトレイが体当たりで演じていることでも注目を集めている本作。若き精神科医のユングは、精神分析学の創始者フロイトの画期的な理論に刺激を受け、彼が提唱する”談話療法”という実験的な治療方法を新しい患者・ザビーナに試みる。公開されたシーンはその2年後、オーストリアのウィーンを訪れたユングは、敬愛するフロイトと初対面を果たした場面。談話療法によって劇的に症状が改善したにザビーナついて意見を交換する。この日、初対面にして13時間も熱く語り合い、親子にも似た師弟関係が生まれてゆく重要なワンシーン。劇中ではその後、ユングとサビーナは情事を重ね、彼女との問題をフロイトにも相談していた一方、思想の違いから2人の間には亀裂が生じていく…。しかし、フロイトを慕うユングもこれまでに心理学を探求してきた学者。2人はあまり意識していないようだが、些細だが、すでにこのときから両者の患者に対しての価値観のズレが生じていることも見えてくるはずだ。また、明日10月20日(土)はヴィゴ・モーテンセンの誕生日。これを記念して、『危険なメソッド』公式サイトがヴィゴ・モーテンセン特別バージョンに大変身!同日0時から翌21日(日)24時まで2日限定。『危険なメソッド』は10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。特集:愛と心理学の三角関係※こちらの本編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年10月19日フロイトとユング、そして2人にとって“運命の女”とも言える存在の美女・ザビーナ。心理学界最大のスキャンダルと呼びたい秘密の三角関係については、前回のコラムでご紹介しましたが、作品を面白くしているのは、キャスティングの妙によるところも大いにあります。常に思い悩んだ表情を見せるユングには、マイケル・ファスベンダー。これまで『ジェーン・エア』や『SHAME−シェイム−』などで、気品を感じさせながらも、様々な種類の苦悩を演じてきた彼ですから、今回は適役中の適役と言えるでしょう。デヴィッド・クローネンバーグをして「マイケルは贈り物だと思った。髭とメガネを付けると、昔の写真で見たことがあるような気がしてくる誰かを、僕たちは必要としていたからだ。それに彼の身のこなしや言葉遣い。マイケルは本当に素晴らしい、美しくも繊細な演技。マイケルのもつ幅を人々に気づいてほしいんだ」と大絶賛しています。面白いのはフロイトにはヴィゴ・モーテンセンという配役。クローネンバーグとは『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』と立て続けに組んでいるいわば監督のお気に入り。これまで、どこか野性的な魅力を覗かせることが多かったヴィゴですが、今回はセクシーでワイルドな魅力を封印。フロイト役で、すでに名声を確立した精神分析学の大家を想像以上に堂々と演じ、俳優としての優れた才能を改めて見せつけました。「ヴィゴは恐れない。いったん役に入り込むと、何物も彼を止めることはできない。完全無欠で非常に深い演技だ」という監督の言葉からも、その信頼関係の深さが見て取れます。監督にとっては、意外な配役でも何でもなかったということでしょう。ザビーナを演じたキーラ・ナイトレイも、このキャスティングについて話しています。「彼がフロイトを演じると聞いて興奮したわ。最高の俳優ですもの。こういう役を演じるなんてとてもエキサイティングだわ。だってフロイトをヴィゴ・モーテンセンが演じるなんて思わないでしょ。でも、性格描写が素晴らしいわ。リサーチする人が大好きだし、発見したことを聞くのも好きだわ。喜びだった。ワンシーンで共演したとき『どんな本を読んだの?』って聞いたわ。彼はフロイトが書いた本の完全なリストをくれたの。私はフロイトの伝記を読む余裕がなかったし、ヴィゴが読んだ本なら完ぺきだって思ったわ」。そう話すキーラ自身もかなり殻を破った演技を披露しています。ヒステリー症状の患者の苦しみを表現するため、美しい顔を歪めたり、奇声を発したり、泥の池で戯れたり。こういった演技は、表面的な真似事や小手先の演技だった場合、かえって興ざめになることも。でも、彼女の演技を見れば、以下の監督の言葉にも納得できるはず。「彼女はよく準備している。完ぺきな準備だ。そういう人がシーンに入り、動きのあるシーンに投げ込まれて突然変化する。野原の中央に立って話す代わりに、濡れた髪で池の中に入り、体中を泥だらけにする。彼女はそれを好んでやる。彼女は騎馬兵以上だ。しかも義務感からやるわけではない。あふれんばかりに快活にやってのける。信じられないくらいにね。そうできる俳優もいれば、できない俳優もいる。彼女は本当にやってのけるんだ。彼女との仕事で、最初にヴィゴとした経験と同じ経験をした。彼女が素晴らしいのは分かっていたが、彼女があれほど優秀だとは気づかなかった。彼女は卓越している。才気あふれる女優だ。世界最高の女優たちと仕事をしてきた中で、これまで仕事をしたどの女優にも劣らない」。鬼才に“世界最高の女優のひとり”と称される彼女ですが、「彼女を演じる上で難しかったのは、ザビーナがとても気難しく、強烈で、人にとっては脅威にもなり得る人間でありながら、彼女が病人で、犠牲者でもあるという奇妙な線を行き来することだった」とのこと。そんな難しい役柄を演じる際に、衣装は大いに助けになったそう。「衣装が大きな役割を担っているわ。彼女にピッタリのものを何とか見つけられたから良かった。彼女は着るものにうるさくないし、あの時代としては完ぺきな身なりとも言えない。自分のことを汚らわしく、下品だと思っていたら、自分を着飾ったり、髪を整えたりしないでしょ。人に自分を見られたくないし、自分にうんざりしているのだから」。キーラが言うように、衣装は本作で、ザビーナの内面の変化を映し出すかのように、変わっていきます。冒頭に登場する彼女は、自分を否定している人物ですからかなり乱れた姿をしていますが、治療が功を奏し気持ちが安定してくると、当時の裕福な家庭の女性らしく、髪を乱れなく結い、帽子を手にし、優雅な淑女へと変身を遂げていきます。特にラストで見せる威厳ある淑女然とした姿には、彼女の人生における苦悩の軌跡を見て来た者として、ある種の感慨に襲われることでしょう。危うい関係にあった3人が魂をぶつけ合うさまを見事に演じた俳優たち。その競演を、単に“息の合った演技”と称するのでは何かが足りない気がして仕方ありません。あの凄まじい会話の応酬、感情のやり取りを観ていると、もしかすると互いに讃え合う3人の俳優たちの中には、フロイト、ユング、ザビーナに緊張関係があったように、やはりどこかに似たようなせめぎ合いがあり、それを経て生まれた互いへの敬意が賞賛を生んだのではないかとさえ思うのです。そしてもしかすると、誰か2人が演技合戦を展開しケミストリーを生んだと思えば、残る1人がちょっと羨望に似た感情を迸らせるというような、三角関係に似たものもあったのかもしれないとも。よく、“キャスティングで、映画が成功するかどうかは80%決まってしまう”と言いますが、この3人が選ばれたときから、クローネンバーグが表現したかった独特の緊張感と切なさが、成功裏にスクリーンに焼き付けられることは決まっていたと言えるのでしょうね。(text:June Makiguchi)特集:愛と心理学の三角関係■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年10月19日“恋する街”ニューヨークのマンハッタンを舞台に、4人の男女の想いが交差する大人の恋愛模様を描いた『恋と愛の測り方』のブルーレイとDVDの発売を記念して、4人のメインキャストが自身の恋愛や結婚観について赤裸々トークを繰り広げているコメントが到着した。その他の写真「とても落ち着かない気分になった」と語るキーラ・ナイトレイが演じるジョアンナは、夫マイケルが出張中に昔の恋人アレックスと再会して、激しく気持ちが揺れ動く。「自分に正直になった結果の浮気と夫婦関係の複雑さを描いてる。“のぞき”の映画ね。他人の生活をのぞき見してる感覚よ」と独特の表現で感想を吐露。その相手アレックス役のギョーム・カネは、“人は誰のものでもない”というテーマに惹かれたと説明する。「たとえ結婚していても、誰かを愛する気持ちは抑えることができない」と、やけぼっくいに火が点いた関係に一定の理解を示す。また、夫マイケルを演じたサム・ワーシントンは、「僕も浮気をされたり、誘惑された経験がある」と衝撃の過去を告白。同僚のローラと惹かれあうマイケルが、彼女と泊りがけの出張に出かけるシーンは、ワーシントンにとって嫌な思い出がよみがえるシチュエーションだったようで「出演をためらったよ。でも、今までの自分の経験をこれに生かせると思えた」と辛い経験を投影したことを明かす。ローラを演じたエヴァ・メンデスは、「彼女の孤独と、男を寝取ることとの関係」を感じてほしいといい、「いろいろ考えさせられる作品ね。わたし個人のことを聞き出されてる気がするわ」と意味深な発言をしていた。4人の顛末は映画本編を観てほしいが、「道徳的な善悪をはっきりさせない作品なの」とキーラが語るように、本作は、観る者に状況だけを見せて、その判断を委ねる構成になっている。この一連のコメントは特典映像に収録される予定だが、本編と併せて鑑賞すれば自分自身や過去の経験、そして夫婦関係を見直すことになるかも!? アナタの“恋と愛の測り方”を確かめるために鑑賞してみてはどうだろうか。『恋と愛の測り方』発売中Blu-ray4935円(税込)DVD3990円(税込)発売元・販売元:ポニーキャニオン文:鴇田 崇
2012年10月02日世界の映画ファンたちを魅了し続ける鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督が今秋、再び日本を驚愕させることとなる。彼の最新作にして衝撃の問題作『危険なメソッド』が10月より公開となるが、このほど一足早く本作を鑑賞した著名人たちから絶賛のコメントが届けられた。心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユングの出逢いと友情、決別に至らせた禁断の愛を描き出す。若き日のユングをマイケル・ファスベンダー(『プロメテウス』)、フロイトをこれが3度目のクローネンバーグ作品となるヴィゴ・モーテンセンが演じ、彼ら2人の患者であり、決別の引き金を引くこととなる女性・ザビーナをキーラ・ナイトレイが体当たりで演じていることでも注目を集めている本作。劇中で綴られるそのあまりに衝撃的な内容に、女流作家・よしもとばななは「始めはとんでもない映画だと思ったけど」と語るも、「クローネンバーグ特有の、切ないムードあふれる映像と不思議なポジティブさにいつのまにか惹き込まれていた!」と巨匠クローネンバーグの手腕に舌を巻いた様子。さらに占星術研究家の鏡リュウジは、キーラが見事に演じ上げたザビーナに大きな感銘を受けたようで、「20世紀における“無意識の発見者”フロイトとユングその人の“無意識”を揺るがし、突き動かした若く美しいひとりの女性の物語。ザビーナ・シュピールラインは現代という時代の“無意識(アニマ)”そのものだ」とコメントを寄せている。また、舞台演出家の宮本亜門は「監督は舞台劇から生まれたこの作品を、品格高く、シンプルに映画化した。決裂への経緯や、ユングらとの生々しい深層心理をえぐるように描かれ、飽きることなく引き込まれた」と語り、すかっりクローネンバーグ監督の演出に魅入られたようだ。さらに、人気コミック「ぼのぼの」の作者で知られる漫画家・いがらしみきおからは穏やかな作風に反し、鋭いコメントが!「クローネンバーグの新境地。ハリウッドの監督はみんな死んでしまったに等しい今、生き残るのはクローネンバーグだけかも」。人を描き、人を見続けた彼らを唸らせる『危険なメソッド』。濃厚な人間模様が展開する衝撃の内容をぜひこの秋、体験してほしい。『危険なメソッド』は10月27日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年09月28日韓国のキム・ギドク監督『Pieta』(原題)が金獅子賞を受賞し、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『The Master』(原題)が銀獅子賞と例年稀に見ぬ巨匠監督たちの受賞に沸いた今年のヴェネチア国映画祭。「ミュウミュウ」が手掛けたショートフィルムプロジェクトが行なわれたり、「グッチ」の新作が発表されたりと今年も今年も映画とファッションのコラボレーションが見られたが、レッドカーペットの上では女優たちの華やかなドレス姿に大きな歓声が贈られていたようだ。セレブたちの「透け感」テクニック今年のヴェネチア国際映画祭に出席した女優たちの美しいドレスで、最も多く見られたのが今年のトレンドの一つ「透け感」を意識したセクシーなスタイル。中でも海外メディアでも注目を集めたのが、『The Reluctant Fundamentalist』(原題)を引っさげ参加した、ケイト・ハドソン。お腹から左足に沿うように施されたかぎ編みが絶妙なセクシーさを演出する透け感溢れる「アトリエ・ヴェルサーチ」2012年秋コレクションとなるこのドレス。そこに「エディ・パーカー」のクラッチバックと「ファベルジェ」の抑え目なジュエリーを合わせ、大人の女性ならではのセクシー&エレガントなスタイルを披露。「透け感」テクで注目したいセレブがもう一人。ジュード・ロウと共に『Anna Karenina』(原題)のプレミアに参加した、キーラ・ナイトレイだ。薄手のフラッタースリーブと大ぶりの花が連なったデザインの淡いピンクガウンが組み合わさった「シャネル」の2012秋コレクションのドレスで登場したキーラ。この袖周りのみ透け感を投入するテクニックは、今年多くの女子たちが取り入れたスタイルでもあるが、ここに銀のバックルベルトで甘さを締めるのがキーラ流。いやらしくなり過ぎず、上品に使いこなす彼女たちの「透け感」テクを参考にしてみては?話題のヤングセレブに注目!今年のヴェネチアで注目を集めたのはケイトやキーラだけではなく、『Spring Breakers』(原題)に出演する4人の若手女優たちが、多くの映画ファンを沸かせていたのも印象的だった。中でも、ジャスティン・ビーバーの恋人で知られるセレーナ・ゴメスとヴァネッサ・ハジェンズ、この2人のヤングセレブの衣装に多くの注目が集まっていた。セレーナは、今年のトレンドのもう一つ「ゆるフワ」を取り入れ、右側にたっぷりとボリュームをもたせた「アトリエヴェルサーチ」の淡いメタリックピンクのドレス、さらに別の日には透け感のある「ドルチェ&ガッバーナ」秋冬2012コレクションのブラック&ゴールドが印象的なカクテルドレスで登場。一方のヴァネッサは、透け感のあるビロードの生地に金の刺繍や装飾が施された「テンパリーロンドン」のドレスに、「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」の金のクラッチバックでドレッシーな大人のドレスに挑戦し会場を魅了した。ヤングセレブと言えばもう一人。同映画祭でのイベントの一環として行なわれた「グッチ」の女性用新フレグランス「グッチ バイ グッチ プルミエール」の発表会イベントに参加した「ゴシップ・ガール」でお馴染みのブレイク・ライブリー。もちろん「グッチ」製の真紅のカクテルドレスで登場し、一躍話題をさらっていた。さらに、ブライアン・デ・パルマ監督最新作『Passion』(原題)での参加となったノオミ・ラパスは、「ヴァレンチノ」のレースで仕立てられた真緑のドレスと、かなりチャレンジングな衣装で登場するなどカンヌ国際映画祭やアカデミー賞よりも少し挑戦的なドレスが多く見られた。ヴェネチア以外にもトロントなど、賞レースを占う“前哨戦”とも言われるこの時期の映画祭。ファッションにも余念がないセレブ女優たちは、本格的なレース本番までにいろいろなパターンを試している最中(?)なのかも。現在開催中のトロントや先日閉幕したモントリオール世界映画祭などでのセレブたちのゴージャスなドレス姿もぜひチェックしてみて!■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.第69回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]
2012年09月11日キーラ・ナイトレイが、結婚式で「ジーンズにTシャツ」でもかまわないようだ。英ロックバンド「クラクソンズ」のジェイムス・ライトンと婚約中のキーラだが、カール・ラガーフェルドがウェディングドレスをデザインしてくれたら「とても寛大」だと明かす一方で、ドレスを着ることが一番の選択肢かどうかを迷っているという。「もしカールが私のためにドレスをデザインしてくれたらとても寛大よね。カールは素晴らしいデザイナーだもの。私が『イエス』と答えるかって?でも正直、『Anna KArenina』(原題)の後にクリスマス後にクランクアップ予定の撮影が入ってるのよ。その撮影が終わったら、ドレスとか招待客、式場のことを考え始めるでしょうね。私がどんな式にしたいかによるけど。もしいろいろ考えたプランが良くなかったら、ジーンズにTシャツでウェディングっていうこともあり得るかもね(笑)。とにかくまだ何も決めていないのよ」と話している。辛口コメントで有名なカールをキーラは「良い人」だと評価しており、「シャネル」のキャンペーンモデルを務めた作品を気に入っていると「Vogue.co.uk」に語っている。「カールは本当にとても良い人よ。撮影中にはカールは座って、私と手を繋いでいたの」と明かし、「シャネルのキャンペーン撮影は大作映画のそれとは大違いなの。だってシャネルは私がふくれっ面をしててもそれを許してくれるんだもの」と語った。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年09月07日キーラ・ナイトレイは「永遠に女優を続けていたくはない」ようだ。女優のキャリアを一生続けていたくはないというキーラは、もっと家にいる時間が取れる仕事に変えるために将来的に女優業を辞めるかもしれないと語っている。「同じことをずっと永遠にやり続けることが必ずしも好きだっていうわけじゃないのよ。いつも違う経験ができるから演技は大好きよ。でも常にプレッシャーや負担が付き物なの」。「家でもっと時間を過ごせて、普通の社会的な生活ができるような仕事をしたいかって?もしそうできればいいわよね。でも同時に自分のいまの仕事が大好きだし、この仕事に就けて本当にラッキーだと思っているの。ただそれが永遠に続くかどうかっていうのは分からないっていうことね」。ただ、演技を辞めたら自分が次に何をするかはまだ分からないともキーラは認めている。「演技を辞めたら自分が何をするかなんてまるっきり見当もつかないわ。でもあるとき『この興味は満足させたわ。じゃあ次の私の興味は何かしら?』って立ち止まって考えることはあるの」。「3歳の頃から女優になりたかったし、私の人生の中で演技は長い時間を占めてきたの。でも年をとっても自分の考え方を変えなかったら、大変なことになると思うの。やだ、私なんか50代みたいなことを喋り始めてるわね。でもね、誰しも『これって永遠に続くの?』っていう言葉が頭をよぎることはあるものよね」。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年08月13日『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』で世界を驚愕させた鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作にして衝撃の問題作『危険なメソッド』がこの秋、遂に日本で公開となる。心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユングの出逢いと友情、決別に至らせた禁断の愛を描いた本作の注目の予告編がシネマカフェにいち早く到着した。20世紀初頭、1856年生まれのフロイトと1875年生まれのユングは出会い、師弟のような友情を育む。精神科医として病院に勤める29歳のユングは、フロイトの提唱する“談話療法”に刺激され、新たな患者・ザビーナに実践し、彼は彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止めることに成功。だが、医師と患者の一線を越えてしまった2人は秘密の情事を重ねるようになり、ユングの中に生まれた葛藤はフロイトとの友情にも亀裂を生じさせていく…。若き日のユングを『プロメテウス』の公開を控えるマイケル・ファスベンダー、過激な情動を内に秘めた美しき患者・ザビーナをキーラ・ナイトレイ(『恋と愛の測り方』)、フロイトをこれが3度目のクローネンバーグ作品となるヴィゴ・モーテンセンが熱演。史実に基づく物語には偉大なる心理学者2人の友情、知られざる女性患者との愛、野心と挫折、欲望と嫉妬のドラマが凝縮されており、ユングがザビーナの心の奥底に眠る倒錯的な“性”を焙り出していく精神分析シーンや、ユングとフロイトが意見交換する夢分析のシーンなど、知的好奇心を刺激する描写も満載の一作に仕上がっている。3人の演技派によるぶつかり合いも気になるところだが、こちらの予告編映像を見るかぎり、キーラの演技が一際異彩を放っていることはお分かりいただけるだろう。鋭い感性と知性の持ち主にして、マゾヒスティックな性癖を隠し持つ女性を、絶叫シーンやセックスシーンなどをこなし、文字通り体当たりの演技で魅せている。さらに予告編で気になるのが、ユングに「自分の分析ができてないな」と助言(?)をする、ヴァンサン・カッセル演じる快楽主義者オットー・グロスの存在。どうやら彼はユングとザビーナの“触媒”役となるらしいが…?この危険なトライアングルで結ばれたユング、フロイト、ザビーナの行き着く先とは?まずはこちらの予告編からドラマティックかつスリリングな禁断の世界を覗いてみて。『危険なメソッド』は10月27日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。※こちらの映像はYouTubeシネマカフェチャンネルにてご覧いただけます。『危険なメソッド』予告編■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年07月25日心理学における二大権威、ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユング。革新的な精神分析の研究で多大な功績を残し、その後のあらゆるアートや思想などに大いなる影響を与え続ける彼らの間に育まれた友情、そして決別に至らせた禁断の愛の関係を描いた一作が誕生。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』の鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作『危険なメソッド』が10月27日(土)より日本にて公開されることが決定した。20世紀初頭、1856年生まれのフロイトと1875年生まれのユングは出会い、師弟のような友情を育む。1904年、精神科医として病院に勤める29歳のユングは、フロイトの提唱する“談話療法”に刺激され、新たな患者・ザビーナに実践し、彼は彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止めることに成功。だが、医師と患者の一線を越えてしまった2人は秘密の情事を重ねるようになり、ユングの中に生まれた葛藤はフロイトとの友情にも亀裂を生じさせていく…。『つぐない』の名脚本家クリストファー・ハンプトンによる舞台劇(主演レイフ・ファインズ)を、クローネンバーグ監督自ら映画化を熱望し実現させた本作。史実に基づくこの物語には、偉大なる心理学者2人の友情、知られざる女性患者との愛、野心と挫折、欲望と嫉妬のドラマが凝縮されており、ユングがザビーナの心の奥底に眠る倒錯的な“性”を焙り出していく精神分析シーンや、ユングとフロイトが意見交換する夢分析のシーンなど、知的好奇心を刺激するシーンも満載。クローネンバーグ監督のもとに集まったキャストも豪華!科学では推し量れない人間の矛盾に苦悩する若きユングを演じるのは、『SHAME−シェイム−』、『ジェーン・エア』、『プロメテウス』などの話題作が相次ぐマイケル・ファスベンダー。彼と友情を育み、やがて決別を図るカリスマ心理学者・フロイトには、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『イースタン・プロミス』に続きクローネンバーグとタッグを組む演技派、ヴィゴ・モーテンセンが扮し、重厚な存在感を発揮。そして、2人の研究にも影響を与えた実在の女性・ザビーナを演じるのは、キーラ・ナイトレイ。『わたしを離さないで』、『恋と愛の測り方』など、しっとりとした大人の女性の魅力を増してきた彼女が、本作では鋭い感性と知性の持ち主にして、マゾヒスティックな性癖を隠し持つ女性に変貌し、凄まじい絶叫シーンや過激なセックス・シーンにも体当たりで挑戦している。3人の織り成すスリリングなドラマに注目!撮影ではフロイトとその家族が実際に長年住んだウィーンの家も使用するなど、20世紀初頭のヨーロッパの様式と詩情の再現に徹底したこだわりを見せたクローネンバーグ監督の渾身の一作。『危険なメソッド』は10月27日(土)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。■関連作品:危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.
2012年07月02日『イースタン・プロミス』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のデヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作『危険なメソッド』が10月27日(土)から日本公開されることが決定した。その他の写真独創的な映像と、重厚な世界観で多くの観客を魅了してきた鬼才クローネンバーグ監督最新作の主人公は、歴史に名を残す心理学者のユングとフロイトだ。物語は、若き日のカール・グスタフ・ユングが、ジークムント・フロイトと出会い、友情を築きながらも美しい女性患者サビーナをめぐって葛藤し、決別の時を迎えるまでを綴る。ユングを演じるのは、『ジェーン・エア』や『プロメテウス』など話題作に次々と出演するマイケル・ファスベンダー。そして近年、クローネンバーグ作品の常連ともいうべきヴィゴ・モーテンセンがフロイトを、物語のカギを握る女性ザビーナをキーラ・ナイトレイが演じる。本作は『つぐない』の脚本家クリストファー・ハンプトンの戯曲を自ら映画脚本化したもので、フロイトとその家族が実際に住んだウィーンの家などで撮影を敢行し、20世紀欧州の美と苦悩に満ちた男たちの人間ドラマを描いている。『危険なメソッド』10月27日(土) TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2012年07月02日キャサリン・キーナー(『マルコヴィッチの穴』)が、『ONCEダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督最新作『Can a Song Save Your Life?』(原題)へ出演することになった。キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロも共演する本作は、ミュージシャンのカップルが成功を求めにニューヨークにやって来て、ボーイフレンドの方が成功を収めた途端に女性ミュージシャンが捨てられてしまい、悲嘆に暮れている彼女を見出した落ち目の音楽プロデューサーが、成功への道筋を手助けしていくうちに2人の間に恋が芽生えるというストーリー。本作でキャサリンは、その音楽プロデューサーと疎遠になっている妻・ミリアム役を演じるという。キャサリンのほかにも、ジェームズ・コーデン、ヘイリー・スタインフェルド、さらには「マルーン5」のフロントマンであるアダム・レヴィーンらが出演予定で、ニューヨークでクランクインを予定している。また、キャサリンと『40歳の童貞男』でタッグを組んだ経験のあるジャド・アパトウ が同作のプロデューサーを務める。キャサリンは本作以外に、ポール・グリーングラス監督作品『Captain Phillips』(原題)でトム・ハンクスと共演し、さらにコメディー作品の『The Croods』(原題)や『Peace, Love, & Misunderstanding』(原題)などの公開を控えている。
2012年06月28日『キック・アス』のアーロン・ジョンソンが、既に2人の娘をもうけている23歳年上の映画監督、サム・テイラー=ウッドと6月21日(現地時間)、イギリスのサマーセットで挙式した。22歳の新郎は、45歳の新婦が監督を務めた『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』で、若き日のジョン・レノンを演じたのをきっかけに交際が始まり、2009年10月に婚約。翌2010年7月に長女が、今年1月に次女が誕生した。サムには前夫との間にも娘が2人いて、アーロンは若くして4児の父親ということになる。パブリストの発表によると、サムは「アレクサンダー・マックィーン」のサラ・バートンがデザインしたドレス、アーロンは「トム・フォード」のスーツを着たという。今後は夫婦揃って、姓は“テイラー=ジョンソン”を名乗るとのこと。全米で9月公開予定のキーラ・ナイトレイ主演の『Anna Karenina』(原題)の予告編では、アーロンは既に“アーロン・テイラー=ジョンソン”とクレジットされている。アーロンは7月に全米公開されるオリバー・ストーン監督の最新作『Savages』(原題)でブレイク・ライブリー、テイラー・キッチュらと共に主演を務め、今年後半には『キック・アス』の続編『Kick−Ass 2』(原題)の撮影を控えている。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:キック・アス 2010年12月18日よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開© KA Films LP. All Rights Reserved.
2012年06月25日アカデミー賞受賞作『アーティスト』でフランス人初の主演男優賞獲得の快挙を果たしたジャン・デュジャルダンの最新主演作『プレイヤー』が6月23日(土)より公開となる。プレイボーイという役どころでコメディアンの実力を発揮する“ダメ男”ぶりに注目の本作だが、注目すべきは彼のみならず!彼に負けず劣らず、色気あるダメ男ぶりを露呈しているのが、同じくフランス随一の伊達男、ギョーム・カネ。その何とも情けない“浮気現場”の一幕を動画にてお届け。ジャン・デュジャルダンとジル・ルルーシュの2人の浮気男の情けなくも愛おしい大人の恋愛ゲームを中心に、各監督による9つのストーリーがオムニバス形式で展開する本作。ギョームは、妻子がいながら浮気に身を投じる、正真正銘の“ダメ男”を演じている。現在公開中の『恋と愛の測り方』では、キーラ・ナイトレイ扮するかつての恋人にスマートに、そして情熱的なアプローチをするフランスの“イイ男”を魅力的に演じていたギョーム。俳優として母国・フランスだけでなく英国圏でも人気を集め、私生活では2001年に女優ダイアン・クルーガーと結婚し、2006年に離婚。現在は、ハリウッドでも幅広い活躍を見せ、フランスを代表する女優マリオン・コティヤールと交際中で昨年には第一子を設ける、正真正銘の“モテ男”なのだが、その華麗なるイメージを本作では見事に覆している。浮気相手との情事を終えた直後に、突然妻が帰ってくるという惨事に見舞われてしまった夫(ギョーム)。その証拠を隠すべく、彼が取るとんでもない行動とは…?色男にしてダメ男なギョームのチャーミングな魅力と共に、ぜひ一笑いを。『プレイヤー』は6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:プレイヤー 2012年6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2012年06月22日ロックバンド、キーボード担当と映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや、「プライドと偏見」で一躍有名女優の仲間入りを果たしたキーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)。その美しさは多くの女性の羨望の的だが、彼女がついに婚約をしたと伝えられた。英タブロイド紙のMail Onlineが現地時間25日伝えたところによると、かねてからのボーイフレンドであった、ジェイムズ・ライトン(James Righton)と婚約したという。彼はロックバンド・クラクソンズのキーボーディストで、28歳。キーラは現在27歳なので、同世代カップルとなる。プライベートはオープンにしない方針2人は2011年の4月から、共通の知人を通じて知り合い、交際を続けていたということで、今年2月に入ってからはすでにロンドンで同棲していると伝えられている。キーラのエージェントも婚約の事実を認めた。映画俳優が私生活をオープンにしすぎることには反対の意を示し、プライバシーの大切さ、公私の別をはっきりつけることを表明している彼女。それだけに婚約の詳細は伏せられているが、世界的美女の婚約ということで、注目を集めている。まずは祝福の言葉を送りたい。そして、今後新たな境地での彼女の活躍にも期待したいところだ。元の記事を読む
2012年05月27日結婚3年目の夫婦を中心に男女4人のある一夜を描いた大人のためのラブストーリー『恋と愛の測り方』が先日公開となった。パートナーがいるにも関わらず、ほかに気になる人が現れてしまうという普遍的な愛のテーマを描いた本作。公開に先駆けてシネマカフェの女性読者を対象に行った試写会で、ずばり“浮気”をテーマにしたアンケートを実施したところ、気になる結果が明らかに。果たして女性たちの“浮気度”、浮気に対する考えとは?4人の男女の恋愛模様から、「心の浮気」と「体の浮気」、浮気の境界線を問う本作にちなんで「心の浮気と体の浮気、どちらが許せない?」という質問を投げかけると、なんと約70%の女性が「心の浮気」と回答!少し意外な回答ではあるものの、体の浮気はそこに愛情が介在していない可能性があるのに対し、心の浮気ともなると相手への愛ナシには成立し得ないと考える女性が多い様子。また、「あなたは浮気をしたことがありますか?」という直球の問いに対しても驚きの結果が。約半数の女性が「はい」と答えたのだ。そもそも人によって曖昧なのが、浮気の境界線。気持ちが少しでも傾いたら浮気なのか、肉体関係を持ったら浮気なのか、その判断は人それぞれ異なるが、会場の約半数の女性が「浮気経験アリ」と答えた。しかし、「浮気をしたことがバレたことがある?」との問いには99%が「いいえ」と回答!バレないようにするのが浮気の流儀なのか、それとも女性が男性よりも一枚上手なだけなのか…。意外とも思える女性たちの実状がうかがえる結果となったが、実際に“心の浮気”を体験したこの女性はどう思ったのだろう?夫の出張中に忘れられない元カレのアレックス(ギョーム・カネ)と再会し、彼への恋心に気づいてしまう女性・ジョアンナを演じたキーラ・ナイトレイは語る。「これは肉体的な浮気と精神的な浮気のどちらがより悪いのか、という問題を提起する作品なの。その行動に対する善悪を問いただすのではなく、自分が登場人物たちと同じシチュエーションにいたとしたら、どういう行動をし、相手のことをどう思うかということを考えさせられるの。この映画を観たら、誰の行動が正しくて誰の行動が間違っているのかという、それぞれの価値観について話し合うと思うし、それってすごく大事なことだと思う」。キーラが言うように、本作の鑑賞後にお互いの価値観について話し合ってみるのも面白いかもしれない。果たして恋とは?そして愛とは?あなたなら、同じ立場になったときどんな行動を取るだろうか――?『恋と愛の測り方』は全国にて公開中。特集:恋と愛のちがいって…■関連作品:恋と愛の測り方 2012年5月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Last Night Productions, Inc.■関連記事:サム・ワーシントンインタビュー「自分の過去の経験を活かした」恋愛とは?『恋と愛の測り方』で男女のホンネが対立!?恋愛観解剖レポート:女性編『恋と愛の測り方』で男女のホンネが対立!?恋愛観解剖レポート:男性編一組の夫婦を通して考える。恋と愛の境界線、身体と心の“浮気”の境界線『恋と愛の測り方』ハート型ジュエリングブックマーカー&プレスを5名様にプレゼント
2012年05月15日