『ハンニバル・ライジング』でフランスからハリウッド進出を果たしたギャスパー・ウリエルが、イヴ・サン=ローランの伝記映画でサン=ローラン役に抜擢された。ギャスパーは現在、「シャネル」のメンズフレグランス「ブルー ドゥ シャネル」の顔を務めており、過去には「ロンシャン」の2008-2009年秋/冬キャンペーンでケイト・モスとイメージ・キャラクターを務めた経験もあり、ファッション界にも広く精通している。本作を担当する仏映画会社のフィルムズ・ディストリビューションのニコラ・ブリゴー=ロベールはギャスパーの起用について「カンヌ映画祭後とあって、ギャスパーには多くの観客のファンがついたこともあり、彼が今回この役柄を獲得することに至ったのです」と語っている。ベルトラン・ボネロが監督を務め全編フランス語となる本作は、1960年代から70年代にかけてのサン=ローランの活躍にスポットライトを当てるという。本作は来年の春にもクランクインを予定しているが、一方で、サン=ローランの長年の恋人であるピエール・ベルジェから製作許可が降りたジャリル・レスペール監督が手がける別のサン=ローランの伝記映画も現在プロダクションが進行中だ。■関連作品:ハンニバル・ライジング 2007年4月21日より日劇PLEXほか全国にて公開
2012年11月07日23日夜(現地時間)、カンヌ映画祭「ある視点」部門で、7人の監督によるハバナを舞台にしたオムニバス映画『7 DIAS EN LA HABANA』(原題)が上映され、ベニチオ・デル・トロ、エリア・スレイマン、ギャスパー・ノエ、エミール・クストリッツァらが舞台挨拶を行った。監督のひとりとして登壇したデル・トロは「ここに立つことができて、本当に光栄です。楽しんで観てもらえれば」と挨拶は短かったが、終始ニコニコでご機嫌な様子だった。デル・トロは、ニューヨークからハバナの映画学校にやってきた若者(ジョシュ・ハッチャーソン)が酒を飲みすぎてハメを外すという、まるで本人を彷彿させるようなユーモアたっぷりのエピソードの作品を監督している。また、エミール・クストリッツァは今回演出ではなく、本人役で出演している。「今日は舞台に上がる予定じゃなかったんだけど、いつもティエリー・フレモー(映画祭ディレクター)に、舞台に上げられちゃうんだよ。ハバナでの撮影はとても面白い経験だった」と語った。客席には、同部門の審査委員長のティム・ロスの姿もあり、7人の監督の個性あふれるエピソードを楽しんでいる様子だった。第65回カンヌ国際映画祭は、5月27日(現地時間)まで開催。(photo/text:Ayako Ishizu)特集:第65回カンヌ国際映画祭あなたが観たいのは?「カンヌ映画祭」投票■関連作品:7 DIAS EN LA HABANA (原題)
2012年05月25日まもなく公開となる映画『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』で、謎めいた“天使”を演じているギャスパー・ウリエルのインタビュー動画と、実際のギャスパーの天使姿を捉えた本編映像が到着した。『クジラの島の少女』が激賞されたニキ・カーロ監督の最新作で、ブルゴーニュ地方で理想のワイン作りを追求するひとりの男の人生を描いた本作。ギャスパーが演じているのは大きな翼を持った天使・ザス。主人公の農夫・ソブラン(ジェレミー・レニエ)にワイン造りの奥義を授け、時に人生の苦味や深さを説く。天使の翼の着け心地は?という問いにギャスパーはニュージーランドでの撮影で初めて翼を目にしたときのことをふり返り「感動したし圧倒された。強くて、美しくて大きくてすごかったよ」とニッコリ。ただし、実際に身に着けて撮影が始まると、自在に動かすのにかなり苦労したよう。「重くて大変だった」と明かしてくれた。また、天使という存在を演じたことについても「とても面白い経験だった」と満足そう。「シンプルに素直に、子供みたいに演じることを心がけた」と語る。「物語が進むにつれてどんどん変化していく」というキャラクターの内面にも注目!まずはこちらの映像でギャスパーのインタビューと実際の天使姿をチェック!『約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語』は10月23日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:約束の葡萄畑あるワイン醸造家の物語 2010年10月23日よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開© 2009Ascension Film Kortex Acajou Films■関連記事:【シネマモード】VIVA!秋のヨーロッパ映画!ワインに隠された愛、悲愁、天使の助言『約束の葡萄畑』試写会に10組20名様ご招待
2010年10月21日『カルネ』、『カノン』などで国際的に評価を集めながらも、その過激な作風で“フランス映画界の異端児”との異名をとるギャスパー・ノエ監督。時間を逆戻りさせるという驚異の演出で紡ぐ衝撃の問題作『アレックス』から7年――。待望の新作『エンター・ザ・ボイド』がようやく日本に到着しました。あてもなくTOKYOにやってきて、日々ドラッグに溺れるオスカーと、彼を頼りにやって来た妹リンダを軸に語られる、不思議な輪廻転生の物語。シネマカフェでは、今年3月に行われたフランス映画祭のために来日していたノエ監督を直撃。新作について話を聞きました。7年前、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のために『アレックス』を持ってノエ監督が来日したとき、映画祭スタッフだった私は、彼のお世話をしたことが。奔放な発言と、気さくな人柄が魅力という印象のノエ監督でしたが、久々にお会いする監督は、いったいどうなっているのでしょうか。まず尋ねたのは、ファンにとっての最大の関心事。これほどまでに新作発表まで時間がかかった理由でした。「実はファイナンスなんだ。『アレックス』を撮る前、すでにこの脚本は出来上がっていたんだ。でも、有名な俳優が登場する予定もなかったし、『アレックス』に比べ不安要素が多かった。東京で撮影するとなると、クリアしなければならない問題も多いしね。出資者も、予算内で仕上がるのか不安だったようだ。様々な演出のためにお金の必要なプロジェクトだったせいもあるんだ。東京で撮影するのが第一希望だったんだよ。でも、一度訪れたことのある香港でも、いい映画が撮れると思っていたんだ。あと、ラスベガスにも興味があった。カラフルな街だからね。でも、あそこはマフィアの街だから、行きたくなかったんだ(笑)。とにかく、雑多な部分もあって、色の多い街で撮りたかった。多くの人が、なぜ東京かと尋ねたけど、このビジュアル、このエネルギーが欲しかったからなんだ。ただ、街と物語とがリンクしているわけじゃない。『ロスト・イン・トランスレーション』は、日本の文化を映し出したり、アメリカと日本の文化の違いを表したりしていたけれど、この作品はそういった作品じゃない。この映画を撮るのに、もっともふさわしい舞台だったということなんだ」。東京というロケ地にも、作品の出来にも大満足だという監督。「新しい体験を観客に提供するという大きな目標が達成できたと思う」と、とても嬉しそうに笑います。「『アバター』公開の後になってしまったけれど、新しい映像体験という意味では同じだろうね。『アバター』では3Dグラスをかけなければならないけれど、この作品では眼鏡をかけずに物語の世界に入っていける。僕の場合は、3D技術なしで、イメージ(映像)とサウンドだけで、それをやったんだ。いわばトリップ感覚というものだ。143分間を劇場で過ごして、“うわー、トリップしちゃった”と思ってもらえたら嬉しい。そう、ドラッグなしで体験できる飛ぶ感覚を味わってほしいね」。彼が言う“トリップ”感覚は、様々な映像技術を使い分けることで実現しています。例えば、フォーカスの合っていない映像を映し出しながら、観客に“自分がめまいを起こしているのか”と錯覚させていくというように。冒頭のタイトルクレジットで、すでにノエ監督の“視覚への悪戯”は始まっています。つまりわずか最初の数分で、彼の術中にはまってしまうという感じ。「冒頭のタイトル部分は、実は最後に制作したんだ。この映画の冒頭にふさわしいタイトルロールをと思って、インパクトの強いものにした。この作品はまるでジェットコースターのようなんだ。それも、最初からドーンとスピードを上げていくもの。そういうタイプの絶叫マシーンが個人的に好きだからね。きちんと座って、シートベルトを締めていないと振り落とされるよ!」いたずらっぽく笑う監督ですが、実はテーマはかなり神秘的。本作での最大のテーマは、リンカーネーション=輪廻転生なのです。「18歳のとき、輪廻転生や死後の世界に興味を持って、様々な本を読んだんだ。宗教的なバックグラウンドがなかったからかもしれないね。そのときは、仏教、キリスト教など、どんな宗教に関する深い知識はなかったんだ。そこで出会ったのが『死者の書』。死者の魂が肉体を離れてから冥府の国に入るまでの過程を描いたもので本当に気に入ったんだ。その話を完全に信じたというよりも、魅了された。とてもポエティックな本だから。ここに描かれた世界観は、人に勇気を与えると思う。正直に誠実に生きるという勇気をね。例えば、カルマの話なんかも興味深い。業は、死んでも失われることがなく、輪廻転生によって代々受け継がれる。現世での行いが、次にどんな姿に生まれ変わるかにも影響するという考えも面白い。僕は、どんな人間、どんな動物に生まれ変わりたいかと聞かれたら、またギャスパー・ノエに生まれたい!って言うね(笑)。そんな考えが、この映画にも反映されている。生命のループだ。だから、最後の最後を注意深く観てもらいたいんだ」。いつも彼の作品を観ていて思うのは、グロテスクな表現やタブーなどを躊躇せず取り込んでいく大胆さと不敵さ。でも、そこにある本意は作品を知れば分かります。それは、彼なりに人生の神秘や美しさ、尊さを強調するためのひとつの手法なのだということが。今回も、輪廻転生、生命誕生など、人生の神秘や美しさを強調するために、グロテスクな演出が随所でなされています。時折、驚かされすぎたり、目を覆いたくなったりするものもあるけれど…。「グロテスクな表現や、インパクトのある突飛と思われる表現でも、それが滑稽なものになってしまったら、僕のポリシーに反するんだ。本作では、男性性器や女性性器も映し出されるけれど、それが笑いの種になってしまってはいけない。ドキュメンタリーを見るときのように、凄いものを見たという感覚になってもらわなければ。『2001年宇宙の旅』を観て映画の虜になったジェームズ・キャメロンが、後に『アビス』を撮ったように、僕もこの作品を撮る際は『2001年宇宙の旅』を心の中に置いていたんだ。もしかすると、これまで観てきたあらゆる映画が、念頭にあったのかもしれないな。それらが僕の中で咀嚼、消化され、今回の作品に注ぎ込まれているのかもしれない。プラス、僕の観たいものがね。例えば、最後に流れるセックスシーンこそ、僕が映画で観たいもの。今回はついに撮ったぞという感じだね」。彼が言っている“あれ”とは、ラブホテルの各部屋を、鳥瞰図で映し出すという演出。確かに、これまで観たことのない映像です。「スタジオにラブホテルを作って、クレーン撮影したんだ。CGも使って、様々な効果を出した。面白かったよ」。ベッドシーンでCGとは、さすがはギャスパー。でも、過激な異端児と言われるだけに、拒絶も多いのでは?「実のところ、敵は多いよ。でも、敵が僕を強くしてくれるんだ。新作がリリースされると、批評が出るよね。良い評価は凄く嬉しいけど、実は悪い評価も同じぐらい楽しく読ませてもらっている。ある人が、ものすごく僕の作品を嫌って、あまりに嫌いすぎたんで、僕のところに文句を言いに来たんだ。でも、話をしているうちに、結局その人は僕のファンになっちゃった(笑)。こんな経験も1度や2度じゃない。強いってわけじゃないんだ。そんな状況も楽しむことができるというだけ。少なくとも、観た人に影響を与えているんだから、それは光栄なことだね。もちろん、進んで嫌われている訳じゃないし、気に入ってもらえれば嬉しいけど、もし嫌われてしまったのなら、その状況を楽しむしかない。“あなたの新作、大嫌いでした”と言われたとき、“ありがとう本当にありがとう”って答えるんだ。“分かっています、ああいう映画が嫌いな人がいることは”ってね。すると相手は“うーん、でも実はそんなに嫌いでもないかな”とか言い出したりする。“君はクールだって分かっているんだよ”とか。そうなれば、更に“ありがとう”だね。この世にはあまりにも多くの人がいるんだから、好みはそれぞれだよ」。自分が進む道をまっすぐに見据えて、敵までも巻き込んで、映画作りを楽しんでしまうギャスパー・ノエ監督。もしかすると過激な演出は、ここまで自分らしい表現をしても、分かってくれる人がいるはずだという観客への信頼なのかもしれません。「僕は映像を使って楽しみたいだけ。映画から、どんな反応がもたらされて、どんな変化が人々に起きるのかを見るのが楽しみなんだ。もちろん、僕が好む映像スタイルは、一般の観客には時としてやり過ぎだと感じられることは分かっているんだけれど、これが僕のやり方だから仕方がないんだ」。ギャスパーが仕掛ける、新しい挑発『エンター・ザ・ボイド』。あなたは、どう受け止めるでしょうか。(text:June Makiguchi)■関連作品:エンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開■関連記事:【シネマモード】映画祭ならではの豪華な顔ぶれ。アウディ主催のパーティへジェーン・バーキン仏語は「セルジュの腕の中で学んだ」フランス映画祭開幕ギャスパー・ノエのTOKYOを舞台にした衝撃作『エンター・ザ・ボイド』予告編初公開
2010年05月21日これはやはり、映画祭関連イベントならではの顔ぶれ。会場に足を踏み入れて、そう思ったのがフランス映画祭期間中の3月20日(土)に、原宿の「Audi Forum Tokyo」で開催されたパーティです。足を踏み入れると、パッと目をひいたのは立ち姿の素敵な男性。暗がりの中で目を凝らすと、その正体は大森南朋氏。なるほど、シルエットだけでもカッコいいはずですね。先日、ベルリン国際映画祭で主演女優賞に輝いた寺島しのぶ女史の姿も見えるし、『007/慰めの報酬』、『潜水服は蝶の夢を見る』で強い印象を残したマチュー・アマルリック、新作『エンター・ザ・ボイド』がまたしても映画界を震撼させたギャスパー・ノエ監督、『オーケストラ!』がフランス国内外で高い評価を得ているラデュ・ミヘイレアニュ監督らの姿も。インタビューで覗かせる仕事モードの表情とはちょっと違った、カジュアルなムードでひとときを楽しんでいました。パーティの冒頭には、フランス映画祭団長を務めたジェーン・バーキンの姿も。いつも肩の力が抜けている彼女は、ナチュラルなメイクと、なかなか出来そうで出来ない無造作ヘア、華やかなシルバースパンコールのトップス×ブラックのパンツで登場。一緒に乾杯の音頭をとった寺島女史の白いジャケットも、ダークな服が目立つパーティ会場でひときわ輝いていました。それにしても、400人が集ったというこのパーティ、決して内輪の会ではないのだけれど、映画人のみなさんの表情がなぜか柔らかい。その理由を考えてみると、どうやら客層に関係がありそう。この日集まったのは、映画関係者よりもファッション関係の方がちょっと多めの様子。映画周辺のプレス関係者があまりいなかったせいで、日本の映画関係者も仕事を忘れ、普段着の表情でいられたのかもしれません。日仏の映画人がシャンパン片手に交流したことで、また素晴らしい作品が生まれることになれば映画ファンとしても嬉しいですね。今年のフランス映画祭の主要テーマである「パッション」と、アウディのコーポレートカラーである「赤」をかけて、「Red Passion」をテーマに据えたこの催し、その名も「Audi Red Passion Party」。会場となったフォーラムの2Fは、赤が基調でとってもパッショネイト。会場に展示された真っ赤なスーパーカー「R8」も、車好きにはたまらない演出だったことでしょう。映画の話はもちろん、車の話にも花が咲き、いつまでも賑わっていた夜でした。(text:June Makiguchi)■関連作品:オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reservedエンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開■関連記事:クラシックが奇跡を起こす!『オーケストラ!』五線譜ノートを5名様プレゼントジェーン・バーキン仏語は「セルジュの腕の中で学んだ」フランス映画祭開幕さあ、人生を奏でよう!『オーケストラ!』試写会に10組20名様ご招待ギャスパー・ノエのTOKYOを舞台にした衝撃作『エンター・ザ・ボイド』予告編初公開
2010年04月07日「フランス映画祭2010」が3月18日(木)、東京・六本木ヒルズで開幕し、同所で行われたオープニング・セレモニーで来日代表団の団長、ジェーン・バーキンら15人が華やかにレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。先立って行われた記者会見に出席したジェーンは、「桜の時期だと聞いていたので、凄く楽しみにして来ました。日本には10〜15回も訪れているのに、いまだに桜を見ることが出来ていません。今回も難しそうなので、お花見にまた日本に戻ってきたい」と親日ぶりをアピール。日本の映画の印象について「『東京物語』など昔の作品でも女性が大切に描かれていると思います。フランス、特にパリでは海外の映画の上映も多いです。北野武はとても人気があってペドロ・アルモドバルやウディ・アレンと同じくらい有名よ」と話した。英国・ロンドン出身で1968年にフランスに移り、作曲家の故セルジュ・ゲンズブールと2度目の結婚をして、デュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がヨーロッパで大ヒットするなど話題を呼んだ。流暢に話すフランス語について「イギリス出身の私は、フランス語で歌や演技をするのに苦労した。きちんと学習していなくてセルジュの腕の中で覚えたの。だから最初はスラングばっかり。イギリスではなかなか言わない“R”の発音は、40年経ってやっとキレイな発音ができるようになったわ」とふり返った。オープニング作品の『ミックマック』(原題/ジャン=ピエール・ジュネ監督)の上映前に、代表団15人が舞台挨拶。ジェーンは「日本のみなさまは、世界一素晴らしい観客。日本での人気があったからこそ、こうして団長に選ばれて来ることができました。とても光栄です」と笑顔。同作のジュネ監督は「“ミックマック”と“ビックマック”を混同しないように」と表情を変えずにフレンチジョーク(?)。同作は、悪徳企業に挑む男たちの戦いを描くハートウォーミング・コメディ。「自由に作ってあるから楽しんで」と語りかけた。代表団の1人、ギャスパー・ノエ監督だけがこの日は欠席。ジェーンは「ノエは明日来ます」と説明した。同映画祭は、ユニフランス主催で1993年から始まり、今年で18回目。2005年までは横浜、2006年からは東京や大阪などで、昨年からは東京で開催。今年はジェーンが出演した『テルマ、ルイーズとシャンタル』を含む長編14作と短編9作を上映する。『ミックマック』は夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開。「フランス映画祭2010」は3月22日(月・祝)まで開催中。(text:Yoko Saito)フランス映画祭2010開催期間:3月22日(月・祝)まで開催中会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ公式サイト:■関連作品:ミックマック (原題) 2010年夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMAシスター・スマイルドミニクの歌 2010年初夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開クリスマス・ストーリー (原題) 2010年秋、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開パリ20区、僕たちのクラス 2010年6月12日より岩波ホールにて公開© Haut et Court - France 2 Cinemaエンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reservedあの夏の子供たち 2010年初夏、恵比寿ガーデンシネマにて公開■関連記事:さあ、人生を奏でよう!『オーケストラ!』試写会に10組20名様ご招待ギャスパー・ノエのTOKYOを舞台にした衝撃作『エンター・ザ・ボイド』予告編初公開フランスのオスカー、セザール賞が発表。ヴァンサン・カッセル亡父に捧げる主演男優賞
2010年03月19日衝撃的な物語と独特の映像美で、新作を発表するごとに論議を巻き起こすフランスの鬼才ギャスパー・ノエ。問題作『アレックス』に続き、昨年のカンヌ国際映画祭を沸かせた最新作で、“TOKYO”を舞台にした『エンター・ザ・ボイド』の予告編がどこよりも早くシネマカフェに到着した。物語の着想の元となったのは“輪廻転生”の思想。あてどなく日本を訪れ、魔都“TOKYO”でドラッグのディーラーとして暮らす主人公・オスカーは、最愛の妹・リンダをこの街へ呼び寄せる。ほどなく彼女はナイトクラブでストリッパーをするようになるが、そんなある日、オスカーは警察の取締りを受け、銃で撃たれてしまう。意識が薄れ、彼の魂は陶酔に包まれて肉体から離脱するが、愛する妹を思う気持ちから魂は死を受け入れず、妹を追って夜のTOKYOを彷徨する――。『アバター』のSFXを担当したクリエイター、ピエール・ブファン率いるビジュアル・エフェクトチーム「BUF」が創造した映像の中で描かれるセックスとドラッグと死、そして輪廻転生。刺激的な映像世界をさらに際立たせるべく、音楽にはダフト・パンクのトーマ・バンガルテルが参戦!さまよえる魂が向かう先は?今回も論議を呼ぶこと必至。ギャスパー・ノエが作り出したTOKYOに注目せよ!『エンター・ザ・ボイド』は5月15日(土)よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:エンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開
2010年03月11日