出口の見えない長いトンネルからなかなか抜け出せない生活を送っているなか、気分を一新したいと思うことはありませんか?そんなときにオススメしたいのは、カリフォルニアにある砂漠のリゾート地を舞台にした一風変わったラブコメディ『パーム・スプリングス』。そこで、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。アンディ・サムバーグさん【映画、ときどき私】 vol. 373コメディアンとしてアメリカで絶大な人気を誇り、俳優としても活躍しているアンディさん。劇中では、のん気な皮肉屋で一見お調子者のように見える主人公のナイルズを演じています。ある出来事をきっかけに、一度眠ると同じ日を毎日繰り返してしまう“タイムループ”に閉じ込められたナイルズとそれに巻き込まれてしまう女性サラの2人を描いた本作。今回は、この作品でゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされたアンディさんに撮影秘話や自身の経験などについて、お話いただきました。―本作は、無名の監督と脚本家のコンビによる作品ですが、サンダンス映画祭では史上最高額(当時)で配給権が売買されるほど熱狂的な盛り上がりを見せる作品となりました。アンディさんからの助言で脚本を修正した部分もあったそうですが、どのようなアドバイスをされたのでしょうか?アンディさんまずは「もっとスケール感を大きくしていいよ」という話をしました。というのも、彼らにとってはもともと友達と砂漠でお金をかけずにこっそりと撮影しようとしていた企画でしたからね。なので、もう少し予算をかけても大丈夫であることを伝えたんです。―それによって、作品はどのように変わりましたか?アンディさん爆発のシーンや効果を使った演出などを加えることで、シークエンスが大きくなりました。あとは、ストーリーテリングや恋愛の部分においてもレベルを引き上げることができたんじゃないかなと。結果的に、さまざまなジャンルがブレンドされているチャレンジングな作品になったと思います。―本作のどういったところに魅力を感じていますか?アンディさん僕はとても幸せな結婚生活を送っているので、人生においていい人間関係を望むのであれば、相手を信じて飛び込まなければいけないと思っています。この作品ではそういう必要性についても、美しいメタファーとして描かれているんですよね。僕は好みがはっきりしているほうですが、今回のように最初からこんなにハマる物語はレアだと思います。この作品ではすべての要素が魅力的に感じた―今回は、主演だけでなく、製作にも入っていますが、その理由についても教えてください。アンディさんそれはもともと「主演と製作をしてもらえませんか?」という形でオファーをいただいた経緯があったからですが、あとは純粋にタイムループものが好きだったからというのも理由ですね。ただ、『恋はデジャ・ブ』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』といったタイムループを描いた素晴らしい作品がすでに存在していたので、このジャンルに挑戦することにはナーバスになっていたところはありました。でも、この作品は同じタイムループものでも、そういった名作が終わったところからを描いているように感じたんです。たとえば、『恋はデジャ・ブ』ならビル・マーレイがその後1000年間ループに閉じ込められていたらどうなるか、みたいなことですね。キャラクターも含めて、すべての要素が魅力的に感じましたし、そういったことに対して深いレベルまで到達しているところが気に入りました。ほかにも、大きな笑いがありつつ、そういったコメディ作品にはないようなエモーショナルな部分も描かれているのがすごくいいなと思ったところです。―これまで演じてこられたコメディチックなキャラクターと、本作のようなドラマの部分を含んだキャラクターとどちらのほうが演じやすいですか?アンディさん企画にもよりますが、若いころはどちらかというとコメディチックな役で知られていたので、当時はそういう役を演じるのが大好きでした。もちろん、いまでも好きではありますが、最近はもっと地に足のついた役を演じてほしいと言われることも増えていますね。僕としては、脚本を読んでから決めるようにしていますが、判断の基準は自分が参加することによってその作品がダメになるか、それともよくなるか、ですね。今回の場合は、これまで僕が演じてきた役のイメージよりもドラマのシーンが多い役でしたが、自分にはそれを演じられるスキルがあると自負していたし、ユーモアを描いたシーンもあることがわかっていたので、役に入りやすいんじゃないかなという思いもありました。日本のみなさんに劇場で観てもらえるのがうれしい―ナイルズはお調子者のようで、実は心優しい人物ですが、ご自身のパーソナリティに近いところがあるのでは?アンディさんそんなふうに言ってもらえるのは、うれしいことですね。僕がそういった役柄に惹かれるのは、人の優しい気持ちを信じているのと自分自身の性格がうまくハマる部分があるからだと思います。だから、みなさんにもリアルに感じてもらえるのかなと。実際、僕は普段の生活で怒ったりすることがあまりないので、怒っている演技を求められるときは少し身構えてしまうほど。どのくらい怒っていいのかわからなくて、怒りすぎた演技をしてしまうことがあるんですよね(笑)。そういったこともあって、ナイスなキャラクターは役者としての僕にも合っているのかもしれません。もちろん内側には葛藤もありますが、優しい人たちの姿を観客に見せたいという気持ちがあるんだと思います。この作品も日本の劇場で公開できることは、すごくクールでうれしいことです。―絶妙な会話のやりとりも見どころでしたが、アドリブをされることもありましたか?アンディさん今回、現場でのアドリブというのはほとんどありませんでした。というのも、撮影に入る前に脚本家とかなりいろいろと話し合ってセリフを決めていきましたから。あとは、事前にリハーサルを何度も重ねていくなかでサラ役のクリスティン・ミリオティたちとも相談しながらセリフを足したので、そこで変えることはあっても、撮影中に変えることはあまりしませんでした。ほかにも、今回は予算がそこまで大きくなかったことやスケジュールがタイトだったこともあって、自由にカメラを回したり、何度もテイクを重ねられなかったので、そのぶんテイクとテイクの間に十分に話し合ってから撮影をするようにしました。今回はそれがうまくいったと思っています。クリスティンだったらパーフェクトだと思った―クリスティンも非常に素晴らしかったですが、彼女を抜擢した理由は?アンディさんこれまでにクリスティンが出演しているドラマなどを見て、プロデューサーとも最初からクリスティンだったらパーフェクトなんじゃないかと話していました。彼女の演技は作品によって全部違うので、役者としてすごくワクワクする存在なんです。あとは彼女と共演すれば、きっと僕もよりよい役者に見えるんじゃないかなという思いもありましたけど(笑)。―(笑)。ただ、クリスティンは製作陣とミーティングしたあと、数か月経っても連絡がなかったので、出演できないと諦めてアフリカ旅行に出発してしまったとか。連絡がつかずに、危うく役を逃しかけたと聞きましたが、そのときのことを教えていただけますか?アンディさんミーティングではすごくいい感じだったので、オファーをした瞬間に「やりましょう!」という返事が来ると期待していたんです。でも、3日間くらい経っても何の連絡がなかったので、もしかして本当はやりたくないんじゃないかなと……。そしたら、「いまクリスティンはアフリカのど真ん中にいて、連絡が取れません」と言われたんですよ(笑)。そういう事情があったんですけど、最初はナーバスになりましたね。でも、実は彼女も僕と同じようにフラストレーションを感じていたと聞いて、うれしかったです。自分は負のループにはまらないように気をつけている―無事にクリスティンに決まって本当によかったです!また、こういったタイムループものだと、何度も同じテイクを重ねて大変だったと思いますが、特に苦労したのはどのあたりですか?アンディさん今回の撮影方法としては、ロケーションごとにわけて、そこで起きていることを脚本に沿って撮りました。キャラクターが経験する感情面を順番に追いながら撮影できたのは、演じるうえで助けになったと思います。ただ、毎回目を覚ますシーンは一番大変でしたね。というのも、セリフがないぶん、その前に何が起きていたのかを踏まえて、表情だけでニュアンスを表現しなければいけなかったので。そういう意味では、ユーモアがあるような派手なシーンのあとのほうがワッと言って起きればいいので楽でした。今回は同じ衣装で同じ場所で演じていることが多かったので、いろんなバージョンでたくさん撮れたのはよかったと思います。―劇中では、ナイルズもサラも孤独や絶望のループから抜け出せなくなっている姿が描かれていますが、ご自身にもそういう経験はありますか?アンディさん最近の話で言うと、ここ1年は僕が住んでいるエリアはずっとロックダウンなので、そういう意味では負のループから抜け出せていない感じはありますよね。ただ、この作品で描いているのは、僕たち人間が陥りやすいパターンや何度も繰り返してしまう選択について。僕自身は、なるべくそういうループにはまらないようには気をつけています。だからこそ、僕はこの映画が好きなのかもしれないですね。自分のミスから学んで、新たに進むことが大事―ちなみに、どのようにしてそのループにはまらないように意識しているのでしょうか?アンディさん人にとって大事なのは、自分がミスを犯したら一歩下がってそれが何なのかに気づくこと、そして同じミスに再び向かってしまいそうならその自分を止めることだと思います。それはとても難しいことではあるけれど、自らの間違いから学び、自分を許したうえで新しい方法に取り組むべきではないかなと。そんなふうに対応できれば、人生をうまく生きていると言えるんじゃないかなと思います。僕自身はそこまで大きな壁にぶつかったこともフラストレーションを感じたこともないので、すごく恵まれているのかもしれないですけどね。ただ、人間関係においては、同じ間違いを繰り返さないようにしているので、友人たちともきちんと連絡を取り合うように心がけています。とにかく、いまのロックダウンから抜け出せないのは、誰にとってもつらいことだよね。―もしタイムループにはまってしまったとしたら、ご自身の人生のなかで、何度でも味わいたい最高の日ともう二度と味わいたくない最低な日をそれぞれ教えてください。アンディさん最悪な1日で思い出すのは、高校時代かな。詳しくは言えないけど、屈辱的な日もたくさんあったからね(笑)。人生で最高な日は、妻と結婚した日や娘が生まれた日だけど、あまりにも強烈な出来事だから、それを毎日経験したいかというとどうかな。何度も繰り返したら、「はいはい、娘が生まれるんだよね?わかったわかった」ってなっちゃうかもしれないですから(笑)。そういう意味では、子どものころに家族とビーチに行った日は、天気も風の具合もランチもすべてがちょうどよかったので、繰り返すとしたらそんな“ちょうどいい日”がいいですね。インタビューを終えてみて……。オンラインでの取材ではありましたが、画面越しでも伝わってくるアンディさんの人柄の良さと優しい笑顔にすっかり魅了されました。本作でもアンディさんのさまざまな魅力が全開となっているので、物語とともに存分に堪能してください。憂鬱な気分も一気に吹き飛ばしてくれる!タイムループものとしてはもちろんのこと、ラブストーリーとしても、コメディとしても、ドラマとしても見どころ満載の本作。同じことを繰り返しているような感覚に陥っているいまだからこそ、1日1日の大切さを教えてくれる秀逸な1本として必見です。取材、文・志村昌美ストーリー砂漠の保養地であるパーム・スプリングスで、恋人と結婚式に参加していたナイルズは、幸せムードになじめずにいるサラと出会う。一見お調子者だが全てを見通したようなナイルズにサラは興味を抱き、2人はいい雰囲気になる。ところが、そこに謎の老人が現れ、ナイルズを襲撃。負傷したナイルズは洞窟へと逃げ込み、サラはあとを追いかける。その後、一度眠りに落ちると結婚式の日の朝にリセットされる“タイムループ”に閉じ込められたことに気がつくサラ。ナイルズは、先にループにハマっており、すでに同じ日を数えきれないほど繰り返しているという。果たして2人は、永遠に続く時間の迷宮から抜け出すことができるのか……。何度も見たくなる予告編はこちら!作品情報『パーム・スプリングス』4月9日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー配給:プレシディオ・Filmarks©2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2021年04月08日『アナと雪の女王』シリーズでエルサを演じているイディナ・メンゼルとアナを演じているクリスティン・ベルが、ハリウッドの殿堂入りを果たした。パンテージ劇場の前に、それぞれ2681番目と2682番目の星型プレートが刻まれた。2人はそろって火曜日(現地時間)に開催されたセレモニーに出席。イディナは真っ赤なドレス、クリスティンは対照的に真っ白なドレス姿で登場した。ユーモラスな性格で知られるクリスティンは、記念スピーチでもクリスティン節を炸裂させ、笑いを誘った。まずは、「“プリティ・ウーマン”がお金のために体を売った神聖なストリートで、セレモニーに参加できてとてもうれしいです」とハリウッドの殿堂が『プリティ・ウーマン』のロケ地であることにかけてジョーク。さらに、「この星型プレートの本当の価値を知ることができるのは、ここで誰かがひったくりと格闘して、犯人がカバンを『Let It Go』(放せ)って叫ぶときだと思います。被害者が犯人を見上げて『それ、彼女の歌じゃないから。バカじゃないの!』って言うんです。そのときやっと、私は本当に成功したと思うことができるでしょう」とスピーチ。『アナと雪の女王』で大ヒットした「レット・イット・ゴー」エルサ役のイディナの歌であり、自分は歌っていないということを自虐的に周囲に再認識させ、笑わせた。(Hiromi Kaku)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年11月21日石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、インドネシアの現代アーティストであるアイ・チョー・クリスティン(Ay Tjoe Christine)の日本の美術館での初個展となる「アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を4月28日から8月19日まで開催。《Too Many Fishes》2013 Oil on canvas 170×200cm©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアイ・チョー・クリスティンはインドネシアの西ジャワ州バンドン出身の、インドネシアで活躍する現代アーティスト。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせた。2001年に、フィリップ・モリス・インドネシアン・アートアワードで入賞したのを皮切りに、2009年には香港アートフェアにおいてSCMP アート・フューチャー・プライズを受賞、また2015年にはプルデンシャル・アイ・アワード(絵画部門)を受賞するなど、着実にアーティストとしての地歩を築いている。キリスト教の説話や精神的主題に基づいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられている。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は自身の揺れ動く感情の在りようを示す一方、カンヴァスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れている。本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など、約50点の作品を通して、およそ20年にわたる多角的な創作活動の成果を紹介する。《Lama Sabakhtani #01》2010 430x250x400cm ミクストメディア・インスタレーション©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Arts多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域では、じつにダイナミックで多様な文化が育まれてきた。本展では、アジアのまなざしが映し出す多様性を通して、自由の希求、アイデンティティ、成長とその影、コミュニティ、信仰と伝統、歴史の再訪など、東南アジアにおける現代アートの特徴とその発展の一端を垣間見ることができる。また、「世俗の時代」あるいは「理性の時代」と呼ばれる現代において、今に生きるアーティストの多くは自己の理性や感性に基づく作品を次々に生み出している。その一方で、アイ・チョーはキリスト教の聖書、すなわち「外」の世界に着想を求める。宗教に起因するものばかりではないが、宗教という「人」を見つめるまなざしを内包するアイ・チョーの作品は、人間存在の本質や生きるうえで重要な価値や意味を見いだすきっかけを今の時代に与えてくれるのかもしれない。近年、ますます多様化するアートの表現方法。その中において、時に彫刻やインスタレーションに挑戦しながらも、純粋に絵画表現を追い求めるアイ・チョーの姿勢は、現代美術館として常に考えていかなければならない、「芸術とはなんであるか」という問いを我々に投げかけているかのようでもある。《I need your hand #2》2009 135x170cm アクリル・カンヴァス©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアジアとヨーロッパの歴史や文化、宗教のはざまで独自の創作活動を展開するアイ・チョー・クリスティン。彼女の20年におよぶ活動を回顧する展覧会を、東アジアをはじめとするアジア圏の多様な文化を受容し、またその独自の文化を世界に発信してきた国際都市・金沢において開催することは、世界各国の都市に対する理解や協働を絶えず模索するこの街で、多様な文化や宗教について理解を深めるきっかけとなるだろう。初日となる4月28日には、同館レクチャーホールにてアーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を開催。アイ・チョーは、自身の作品について語る際に、しばしば「霊性」や「寓意」(あるいは寓話)といった形而上的な言葉を用いる。それらは、彼女自身の宗教観あるいは人間観に基づいて端的に発せられた言葉だと思われるが、気ままで無秩序にも見える彼女の作品の第一印象とは大きなギャップを感じさせる。アーティスト・トークでは、人生の普遍的な問題に常に向き合ってきたアイ・チョー芸術の特質を、本展出品作品を通して作家自身が解き明かす。なお、定員は80名、参加無料。4月6日より、ウェブサイトで先着順にて申込み受付を開始する。【展覧会情報】アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意会期:4月28日~8月19日会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12、14住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで、チケットの販売は閉場30分前まで)料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円休館日:毎週月曜日(ただし4月30日、7月16日、8月13日は開場)、7月17日アーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」日程:4月28日会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール時間:14:00〜15:30料金:無料定員:80名申込方法:ウェブサイトにて4月6日 10:00から申込み受付開始(先着順)※逐次通訳付き
2018年04月06日『アナと雪の女王』の続編、『Frozen 2』(原題)の製作がついにスタートしたようだ。同作でアナの声を務めているクリスティン・ベルが「Radio Times」に語った。「ちょうど収録が始まったばかりなのよ」と明かすも「詳しくは何も言えないけどね。だって、間違いなくディズニーに監視されているはずだから」とクリステン。「台本を読んですっごくワクワクしたということだけは言えるわ!」。クリスティンによれば、続編は『アナと雪の女王』よりもずっと“深い”物語になるそうで、誰かがトラブルに巻き込まれて誰かが助けに行くというような、『アナと雪の女王』の単なる延長にはならないと断言している。2015年初め、ディズニーは『アナと雪の女王』の続編製作を発表。現在までに明らかになっているのは、2019年11月29日(現地時間)に公開予定あるということくらいだ。収録が始まったとはいえ、公開までは2年以上も先…。しかし、ディズニーも待ちくたびれたファンを喜ばせることを忘れてはいない。アメリカでは11月22日に、オラフが主役のショートムービー『Olaf’s Frozen Adventure』(原題)が公開される。ホリデーをテーマとした映画で、上映時間は21分。オリジナルキャストが集結し、挿入歌はすべて新曲という凝りっぷりだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月14日1999年に婚約、2000年に結婚したベン・スティラーとクリスティン・テイラーが別々の道を歩むことになった。「Entertainment Tonight」に「18年の月日をカップルとして共に過ごしてきましたが、お互いへの愛と尊敬はそのままに、別れることを決めました」と発表している。2人は「僕たちが両親、親しい友人として、子育てを最優先にしていくことに変わりはありません」と宣言しており、マスコミにプライバシーを尊重するよう求めている。現在51歳のベンと45歳のテイラーは、1999年のTVドラマ「Heat Vision and Jack」(原題)での共演をきっかけに交際に発展。ベンは2007年、「Entertainment Tonight」に「彼女に初めて会ったとき、『この人だ!』と思ったんだよね。『素敵な人だ。大好きだ』って感じたんだ」とクリスティンとの初対面について語っていた。2人には2002年にエラ・オリヴィアちゃん、2005年にクインリン・デンプシーくんが誕生している。2人は『ズーランダー』や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などで仲良く共演もしており、昨年2月に行われた『ズーランダー2』のプレミアでは共に「ユーモアが長年の結婚生活の秘訣」と語り、まさか別離に向かって進んでいるようには見えない話しぶりだった。(Hiromi Kaku)
2017年05月29日東京国際映画祭最優秀監督賞/観客賞 W受賞!1942年、パリでユダヤ人が“ヴェルディヴ(冬季競輪場)”に収容された悲劇を描いた衝撃のベストセラーが、12月17日(土)いいよ公開される。こちらを記念して、主演のクリスティン・スコット・トーマスのインタビューをお届けする。●原作タチアナ・ド・ロネの小説はすでにご存知でしたか?娘を通して知ったの。シナリオを読んで素晴らしいと思ったので、この小説知ってる?と娘にたずねたところ「その映画、絶対やらなきゃだめよ、すごいじゃない!」と言ってくれた。当時、私はブロードウェイの舞台に立っていたのだけど、「それならぜひ読まなくては!」と思ったわ。この小説と出来上がった映画は兄弟のような関係で、共通する部分もあれば、それぞれ違った素晴らしい個性があったりする。●貴女にジュリアという人物を演じる決意をさせたものは?まずはストーリー、人は前進を続けながらどのように過去と共存すればいいかを示しているわ。それにジュリアは素晴らしい女性なの。彼女は母親であり、人生に責任をもって行動するジャーナリストでもある。ジュリアは1942年7月のヴェルディヴのユダヤ人一斉検挙について、当時10才の少女だったサラについて調査をするけれど、今を生きながら戦争とも向き合うの。●ジル・パケ=ブランネール監督によると、貴女の人生はジュリアの人生に重なるものがあり、貴女のシンプルな演技が必要不可欠だったということですが。個人的には胸がいっぱいになるシーンは多々あったけれど、お涙頂戴な演技はご法度だった。私は外国人としてもう何年も前からパリに住み、医者やジャーナリスト、弁護士の知り合いが大勢いる環境で生きている。最近では、イラクやコソボの戦地を取材した素晴らしい女性報道記者と知り合いになったわ。現地で彼女は悲惨な情景を目の当たりにしたけれど、自宅に戻るまでは、気丈に取材を続けたそうなの。語り伝えることは私たちひとりひとりの義務じゃないかな。それはまさにこの作品を通して、監督が見事に実践していることだと思うの。●最後に。この映画が本当に描いていることを忘れないで欲しいわ。それは人生が続いていくということ、人間には立ち直る力があるということなの。最悪な悲劇に直面しても私達は進みつづけるのよ。作品情報『サラの鍵』配給:ギャガ12月17日 銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー(c) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
2011年12月05日6月1日(火)に開催された映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』ジャパン・プレミアの模様を動画でお届け!サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソンがステージ上に姿を現すと約3,000人のファンの熱狂と興奮は最高潮に。4人はそれぞれ、覚えたての日本語を交えてファンに感謝のメッセージを送った。「アリガトウ!」の連呼に客席からは大歓声がわき起こった。レッドカーペットでも、笑顔でファンのサインや握手の求めに応じる4人。クリスティンとマイケル・パトリック・キング監督はカメラの前で立ち止まり、シネマカフェの読者に向けてメッセージを送ってくれた。イベントの最後には、サラの音頭で登壇陣、観客が一緒にシャンパンで乾杯!ステージ上でサラたちはグラスを片手に抱き合い、キスの嵐。会場は再び拍手と歓声に包まれた。映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』は6月4日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERYシネマカフェSweet「love SATC 『セックス・アンド・ザ・シティ2』特集」■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.■関連記事:IKKO、にしおかすみこらが“和製『SATC』”に!「思い込みでOK」サラ・ジェシカ絶叫「We Love Love Love Love You!」にファン3千人も熱狂『SATC』4人が日本で揃い踏み!サラ・ジェシカの劇中のお気に入り衣裳は?サラ・ジェシカら「SATC」の4人が日本到着成田はファッションショーさながら!シネマカフェ的海外ドラマvol.153「SATC」が教えてくれた喜怒哀楽最終回
2010年06月03日