全米公開時には3週連続のNo.1に輝き、『シンデレラ』や『マレフィセント』を超える興行収入を記録するなど、世界中からの大絶賛を集めているディズニーの『ジャングル・ブック』。このほど、本作の主人公の少年モーグリを育てた愛情深い母オオカミについて、その声を務めたオスカー女優ルピタ・ニョンゴが語る特別映像が解禁となった。本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリ(ニール・セディ)を主人公に、自然の掟と共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを謳いあげる物語。ジャングルに取り残された赤ん坊のモーグリは、黒ヒョウのバギーラによって母オオカミのラクシャに預けられ、ジャングルの子となった。しかし、モーグリの前にある日、人間への復讐心に燃える恐ろしいトラのシア・カーンが現れる。「人間は、ジャングルの敵だ!」と叫ぶシア・カーンの言うとおり、モーグリはジャングルの“脅威”なのか?それとも、ジャングルに光をもたらす“希望”なのか?モーグリを取り巻く動物たちを演じるのは、ベン・キングズレー(黒ヒョウのバギーラ)、ビル・マーレイ(クマのバルー)、クリストファー・ウォーケン(巨大なサルのキング・ルーイ)、スカーレット・ヨハンソン(ヘビーのカー)、イドリス・エルバ(トラのシア・カーン)など、ハリウッドを代表する名優たち。今回到着した映像では、愛に満ちた永遠の母・オオカミのラクシャに生命を吹き込んだルピタ・ニョンゴが、自身の演じたキャラクターを紹介。同時に、野生に暮らす彼らのリアリティとともに、動物たちの愛に満ちた姿が描かれている。ラクシャは、人間の赤ん坊・モーグリを我が子として迎え入れた母オオカミだ。自身が産んだオオカミの子と一緒にモーグリを育て、惜しみない愛を注ぎ、あらゆる危険から守り抜こうとする、優しくて毅然とした母性を持っている。モーグリを守るためなら、相手がシア・カーンであろうとも、命懸けの覚悟を見せ、モーグリとの別れを深く悲しむ愛情深いキャラクターだ。『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を獲得し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも“登場”したルピタは、自身が生命を吹き込んだラクシャのことを、「とにかくこのキャラクターが大好きよ」と絶賛。続けて「彼女は守護者、永遠の母だわ。自分で産んだわけではなくても、自分自身の子として迎えた息子を、彼女はただただ守りたいのよ」とその魅力を明かしている。本映像に登場するラクシャを含めた、動物たちとのさまざまな経験や出会いを通じて、自身の生き方を模索し始めたモーグリが、ジャングルを変える力となっていく様を描く本作。緑深きジャングルに輝く、モーグリと動物たちの生命の力と愛を感じてみて。『ジャングル・ブック』は8月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月01日MCM(エムシーエム)は、英国デザイナーのクリストファー・レイバーンとコラボレーションし、2017年春夏コレクションをロンドンメンズコレクションにて発表する。日本時間で2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)より、ファッションプレスもライブストリーミング配信を行う。ブランド初のランウェイショーとなる今シーズンは、プロジェクションマッピングなどを駆使して趣向を凝らしたショーを展開。アイコニックな「ビセトス柄」と、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学をユニークに融合させ、ユニセックスのアイテムを披露する予定だ。【詳細】MCM×クリストファー・レイバーン 2017年春夏コレクション開催日時:2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)【問い合わせ先】MCM GINZA HAUS 2TEL:03-5159-6555
2016年06月13日全米で2週連続No.1を獲得し、興行成績とともにトップ批評家からも高評価を集めている『ジャングル・ブック』。このほど、ディズニーが最先端の映像テクノロジーで描き出した、ジャングル唯一の人間モーグリの運命に迫る日本版予告編とポスタービジュアルが解禁となった。本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリ(ニール・セディ)を主人公に、自然の掟と共に雄々しく生きるものたちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを謳いあげる感動の物語。ジャングルに取り残された赤ん坊のモーグリに手を差し伸べたのは、黒ヒョウのバギーラだった。彼はこの幼き命を母オオカミのラクシャに託し、モーグリはジャングルの子となる。バギーラからは自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わり、ラクシャからは惜しみない愛を注がれ、モーグリは幸せに暮らしていた。しかし、人間への復讐心に燃える恐ろしいトラのシア・カーンがジャングルに戻ってきたことで、モーグリの唯一の故郷であるジャングルを捨てるように駆り立てられてしまう。果たして、シア・カーンが言うように、人間であるモーグリはジャングルの“脅威”なのか?それとも、ジャングルに光をもたらす“希望”なのか…?全米では圧倒的な差をつけて2週連続興収ランキング1位を獲得し、全世界では5億2847万7426ドル(約570億7,550万円)を達成した本作(BOX OFFICE MOJO調べ、1ドル=108円換算)。さらに、全米批評家サイト「Rotten Tomatoes」でも94%という高評価を維持(4月24日付)、「『アバター』以来の心奪われる世界を描いた映画の一つ」(ザ・ワープ)、「並外れた映像とクオリティとまるで生きているかのような動物たちの演技が忘れられない」(ザ・ハリウッド・レポーター)など、メディアも絶賛を贈っている。到着した予告編映像では、実写とCGが融合した最先端の映像テクノロジーによって、リアルでありつつ、現実世界には決して存在しえない“人間味”あふれる動物たちや、息をのむほど美しいジャングルが描かれている。黒ヒョウのバギーラ役のベン・キングズレー、クマのバルー役のビル・マーレイ、巨大なサルのキング・ルーイ役のクリストファー・ウォーケンなど、大御所たちが声の出演で動物たちに生命を吹き込んでいるが、イドリス・エルバの威嚇的なトラのシア・カーンや、「忘れないで…あなたは私の息子」とモーグリに語りかけるルピタ・ニョンゴのオオカミのラクシャが特に印象的だ。メガホンをとった『アイアンマン』シリーズや『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のジョン・ファヴローも、「オオカミに育てられたモーグリが、トラの出現によって家族と引き離されてしまう場面をとってみても、リアルなキャラクター描写のおかげで、大切な我が子を奪われた母親の悲しみといった深い感情が切実に伝わってくるはずです」と明かすように、映像では親子愛にもスポットが当てられている。同時に公開された日本版ポスターからも、ラクシャのモーグリに対する愛情だけでなく、動物たち全てが大きな愛でシア・カーンから彼を守っている様子が見てとれる。なぜ、彼らは人間の子モーグリを守るのか?また、幼い心で真摯に自分の本当の居場所を模索し、信念のために毅然と戦う小さなヒーローには、誰もが声援を送らずにはいられない。圧倒的な映像美で映し出される力強い生命の物語は、この夏、驚きと共感の渦を日本にも巻き起こすことになりそうだ。『ジャングル・ブック』は8月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日8月に公開になる超大作『ジャングル・ブック』がすでに公開されている地域で圧倒的な成功をおさめている。アメリカでは2週連続でランキング1位を獲得し、全世界の興行収入はすでに570億円を突破。批評家たちも絶賛する本作は一体、どんな作品なのか? 日本版予告編映像が公開になった。その他の画像/圧巻の映像このほど公開になった映像の舞台になっているは、動物たちが暮らしているジャングルだ。ある事情からジャングルに取り残された愛らしい赤ん坊は、黒ヒョウとオオカミに育てられ、たくましい少年モーグリに成長する。しかし、人間への復讐に燃えるトラが、モーグリをジャングルの“脅威”だと言い出したことから、彼の運命は大きく動きはじめる。最新のテクノロジーを駆使して描かれた本作はまず、そのスケールの大きさに驚かされる。縦横無尽に動く動物たち、画面のはるか彼方まで広がる大自然と雲間から差し込む太陽光の表現、群れをなして疾走する動物たちにモーグリ少年が飛び移るシーンは圧巻だ。さらに劇中に登場する動物たちはみな表情が豊かで、単なる動物ではなく“キャラクター”として描かれており、映像の後半にはモーグリと彼を育てたオオカミの感動的なシーンも登場。本作は、大画面で観たくなるアドベンチャーと、観終わったあとも胸に残るドラマの両方を追求した映画になっているようだ。本作は、『アイアンマン』のジョン・ファヴローが監督を、12歳の新人ニール・セディが主演を務め、ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、ルピタ・ニョンゴ、クリストファー・ウォーケン、スカーレット・ヨハンソンが動物の声を演じている。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー
2016年04月26日先週、全米で公開され、興行ランキングで首位になった超大作『ジャングル・ブック』が8月11日(木)から日本で公開されることが決定した。ジャングルの動物たちに育てられた少年モーグリの大冒険と、彼に待ち受ける運命を描いた作品だ。その他の情報本作の主人公モーグリは、ジャングルに取り残され、黒ヒョウやオオカミに育てられた。彼は厳しい自然を生き抜く知恵を身につけて成長するが、人間への復讐に燃えるトラのシア・カーンは、モーグリをジャングルの“脅威”だと言う。映画は、モーグリとジャングルの動物たちのドラマを最新の映像テクノロジーを駆使して描く。『アイアンマン』のジョン・ファヴローが監督を、12歳の新人ニール・セディが主演を務め、ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、ルピタ・ニョンゴ、クリストファー・ウォーケン、スカーレット・ヨハンソンが動物の声を演じる。映画は今月15日(現地時間)に全米で公開され、3日間で興行収入約111億8520万円を記録。全世界49地域でも公開されすでに約314億超の興収を叩き出している。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー
2016年04月19日全米初登場1位を記録したディズニーの実写映画『ジャングル・ブック』が、8月11日に日本公開されることが18日、明らかになった。本作は、ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然のおきてと共に雄々しく生きる者たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを描く物語。モーグリ役に抜てきされたのは、2,000人ものオーディションから選ばれた12歳の新人ニール・セディで、ジョン・ファヴロー監督は「彼に特別な"何か"があるのは一目瞭然だった」と語る。強烈な個性を放つ動物たち役には、ハリウッドを代表する豪華スターが声優として集結。ベン・キングズレー(黒ヒョウのバギーラ)、ビル・マーレイ(クマのバルー)、ルピタ・ニョンゴ(オオカミのラクシャ)、クリストファー・ウォーケン(巨大なサルのキング・ルーイ)、スカーレット・ヨハンソン(ヘビのカー)など、主役級の名優たちが動物たちに命を吹き込んだ。メガホンをとるのは、『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー。さらに、2度のアカデミー賞に輝く視覚効果スーパーバイザーのロバート・レガートをはじめとするハリウッド最高峰の映像制作チームが結集した。最先端の映像テクノロジーによって、モーグリ以外は動物も大自然もすべてがCGで表現され、現実以上にリアルでありながら、現実世界には決して存在しえない"人間味"あふれる動物たちや、美しいジャングルが誕生した。日本公開に先駆け、現地時間4月15日に全米4,028スクリーンで公開され、全米初登場1位を獲得。公開3日間で興行収入約1億356万7,000ドル(約111億8,520万円)の大ヒットスタートとなり、4月に公開された映画で歴代第2位の記録に。各メディアから「並外れた映像クオリティとまるで生きているかのような動物たちの演技が忘れられない」「魅了されるテクノロジーとクラシックな作品の融合はあなたも好きになる!」と絶賛の声が上がり、全米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のトップ批評家による評価でも95%という高評価を獲得している。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved..
2016年04月19日ハーイ、みなさん!桜の季節を楽しんでいますか?1年の中でも最も素敵な時期ですよね。実はアメリカにいる私も、桜を愛でるチャンスに恵まれました。出張でワシントンDCに来たのですが、きれいな桜に出会えたんです!でも桜を見ると、東京に帰りたくなっちゃう!!さて、そろそろ映画の話をするわね。まずは、今年の春と夏に公開される、注目の最新作をいくつか簡単にご紹介します。まずは、ディズニーの実写映画『ジャングル・ブック』。この映画は、イドリス・エルバ、スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイ、クリストファー・ウォーケン、ベン・キングスレーなど、ハリウッドのトップ俳優たちが、声の出演をしています。いま公開されているトレーラーなどを見る限り、とても魅力的だし面白そうですよ。公開されたら、きっと大ヒットすると思うわ!アメリカでは4月15日に公開です。それからもうひとつの4月公開作は、<a href="">『スノーホワイト/氷の王国』</a>(4月22日全米公開)。2012年に公開された<a href="">『スノーホワイト』</a>の続編で、主演はクリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、ジェシカ・チャステイン、エミリー・ブラントが出演しています。前作はユニバーサルの大ヒット作になりました。おそらく皆さんも覚えているかもしれないけど、『スノーホワイト』に出演していたクリステン・スチュワートは、監督ルパート・サンダースとの不倫がバレて、ビッグスキャンダルになりましたよね。この騒ぎが収まってすぐに、ユニバーサルは、“クリステン・スチュワートは次回作には出演しない”と発表しました。だから『トワイライト』ファンや、クリステン・スチュワートのファンには残念なニュースだけど、彼女はこの映画のどこにも出演していません。次に待ち遠しい超大作といえば、『キャプテン・アメリカ』シリーズの最新作ですよね!クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ロバート・ダウニー・ジュニア、ジェレミー・レナー、そしてドン・チードルが出演する<a href="">『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』</a>は、5月6日全米公開です。チャドウィック・ボーズマン演じるブラックパンサーと、トム・ホランド演じる新スパイダーマンが、ついにベールを脱ぎます。このシリーズは、これまで世界的に大ヒットしていて、興行成績もレビューもバツグン!だから最新作も、絶対に面白いと思います。そしてスーパーヒーローといえば、<a href="">『X-MEN:アポカリプス』</a>も忘れてはいけません。こちらは、5月27日に全米公開。ジェニファー・ローレンス演じるミスティーク、マイケル・ファスベンダー演じるマグニートが見られますよ。『X-MEN』シリーズは長年にわたって大成功を収めてきたので、最新作も期待を裏切ることはないはず!はい、私も大ファンです!最後に、今年公開のアニメ作品で、最も関心を集めているのは、2003年に大ヒットしたピクサーの<a href="">『ファインデンング・ニモ』</a>の続編ではないでしょうか。前作から10年以上も経ってしまいましたが、絶対に見る価値はあるでしょう。予告編の映像は、ソーシャルメディアを通じて公開されています。<a href="">『ファインディング・ドリー』</a>の全米公開は6月17日。声の出演は、トークショーの司会で有名なエレン・デジェネレス、ダイアン・キートン、エド・オニール、タイ・バーレル(エドとタイは、人気テレビシリーズ「モダン・ファミリー」の出演者です)、イドリス・エルバ、マイケル・シーン。ちなみにドリーは、ディズニーとピクサー映画のキャラクターの中で、フェイスブックの“いいね!”の数が最も多いキャラクターなんです。その数はなんと2,500万!『ファインディング・ドリー』もこの夏の大ヒット作になることは間違いないです!ではみなさん、引き続き美しい春を満喫してね。また来月お会いしましょう!(text:Lisle Wilkerson)
2016年04月05日ジョニー・デップが、先日亡くなったイギリスの名優、クリストファー・リーへの追悼コメントを発表した。7日(現地時間)に93歳で亡くなった名優とジョニーは1999年、ティム・バートン監督の『スリーピー・ホロウ』で初めて共演。その後も『ティム・バートンのコープス・ブライド』『チャーリーとチョコレート工場』(共に2005年)、『アリス・イン・ワンダーランド』(’10)そして『ダークシャドウ』(’12)とバートン監督作で共演している。ジョニーは「サー・クリストファー・リーは素晴らしい人でした。とても優しく寛大で、温かく、魅力的な人でした。完ぺきな紳士です。彼は芸術と人生、双方のインスピレーションでした。僕たちは一緒に時間を過ごし、僕は彼の輝かしさの近くに迎え入れられる名誉と幸運を得ました。彼の友情を、これからもずっと僕の心の中で大切にしていきます」と綴る。「彼は、彼と同種の人間の最後の人でした。稀な見本です。魔法にかけるようであり、威厳があり、その賢明さと同じくらい高貴で勇ましかった。素晴らしい精神と美しい心と意志の強さは、後に続く世代に受け継がれていくでしょう。永久に続く尊敬と愛、称賛と感謝を大切な友人に、彼の家族と彼が愛した女性、ギッテに捧げます」。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月17日ドラキュラ役で知られる俳優クリストファー・リーが亡くなった。93歳だった。その他の情報英国俳優のリーは、270本以上の映画に出演し、最も多くの出演作をもつ俳優としてギネスブックに記載されている。初めてドラキュラとしてスクリーンに登場したのは、1958年の『吸血鬼ドラキュラ』。以後、8度この役を演じた。そのほかの出演作に『フランケンシュタインの逆襲』『シャーロック・ホームズの冒険』『007 黄金銃を持つ男』『三銃士』『1941』『スリーピー・ホロウ』『アリス・イン・ワンダーランド』『ダーク・シャドウ』などがある。『ロード・オブ・ザ・リング』『スター・ウォーズ』『ホビット』シリーズにも複数回出演した。1961年にデンマーク人のモデル、ギッテ・クロエンケと結婚。夫妻には娘がひとりいる。『007』シリーズの原作者イアン・フレミングは従兄弟にあたる。文:猿渡由紀
2015年06月12日『吸血鬼ドラキュラ』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサルマン役で知られるイギリスの名優、クリストファー・リーが7日(現地時間)、ロンドンの病院で亡くなっていたことが明らかになった。享年93。リーは呼吸器系の問題と心臓疾患のため、チェルシー・アンド・ウェストミンスター病院に3週間前から入院していたが、先月27日(現地時間)には病室で93歳の誕生日を祝ったばかりだった。1940年代から俳優として活動してきたリーは、1958年に『吸血鬼ドラキュラ』でドラキュラ伯爵を演じて人気を博し、『ウィッカーマン』(73)、ジェームズ・ボンドの敵役・スカラマンガを演じた『007黄金銃を持つ男』(74)などに出演。80歳を過ぎても『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、ドゥークー伯爵を演じた『スター・ウォーズ』シリーズ、『チャーリーとチョコレート工場』(05)や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)などティム・バートン監督作などに出演。90代を迎えて以降も現役で活躍を続け、昨年はなんとヘヴィ・メタルのEP「Metal Knight」をリリース。先月半ばには、11月から撮影開始を予定している『The 11th』(原題)への出演決定が報じられていた。映画の遺作は『ホビット決戦のゆくえ』(14)になる。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月12日ナーズ(NARS)がデザイナーのクリストファー・ケイン(Christopher Kane)とコラボしたコレクション「Christopher Kane for NARS Collection」を、5月15日に数量限定で発売する。スコットランド出身のクリストファー・ケインは、モダンな洞察力で女性らしいルックを創り上げる、ファッション界において最も注目されているデザイナーの1人。06SSシーズンにロンドンのファッションウィークで自身のショーを発表して以来、スコットランドのデザイナー・オブ・ザ・イヤーを2回受賞。その他、「BFC ブリティッシュ・コレクション・オブ・ザ・イヤー」や「BFC ヴォーグ デザイナー・ファッション・ファンド」など数多くの賞を受賞している。09年には「アトリエ ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のディフュージョンライン「ヴェルサス(Versus)」のクリエイティブディレクターに就任した。今回のコレクションはナーズの大胆な美の哲学に、ケインの意外性とエッジィさを生み出す美学を反映したもの。ルックをリバイブさせるエネルギーとして、ネオンカラーを積極的に使用。そこに、力強さとスタイルを共存させながら、ヌードカラーとのバランスによってネオニュートラルなスタイルを生み出した。コレクションについて、ケインは「僕らのシグネチャーデザインである、過去のコレクションから集めた作品をベースにしているよ。これらの作品は当然、クリストファー ・ケインの3つのテーマカラー、僕らの規範である大胆なネオン、ブランドの色とも言えるヌードと、それからフューチャリスティックな輝きのイリデッセンスを取り入れている。これらの色はそれを最も純粋な感覚で表現したかったんだ」と語っている。アイシャドーはローズとゴールドのグリッターが輝く「NARS シングルアイシャドー 2095」(2,500円)と、ピンクライラックとバイオレットの2色を合わせた「NARS デュオアイシャドー 3903」(4,200円)の2アイテムを用意。一方、マットテクスチャーのブラッシュは、ソフトベージュの「NARS ブラッシュ 2056」(3,000円)とネオンピンクの「NARS ブラッシュ 4057」(3,000円)が展開される。更に、ケインの15SSコレクションショーでキーアイテムとして使用された、ヴァイオレットカラーの「イルミネイティング マルティプ」(4,800円)も登場。目もとやチーク、リップにシアーな光沢感を与えてハイライト効果を発揮する。その他、リップグロスはネオピンクの「N 5602」、桜貝色のピンクの「N 5603」、フューシャの「N 5604」、ネオンコーラルの「N 5605」の全4色(各3,000円)が登場する。
2015年04月02日15SSコレクションのランウエイから、今春夏メイクのヒントを紹介するシリーズ。5回目は「クリストファー・ケーン(Christopher Kane)」。デザイナーのケーンが学生時代の恩師に捧げた、過去と現在をつなぐコレクションは、セクシーでコンテンポラリーだが、同時に伝統を重んじる気品に溢れている。バレリーナのようなソフトなチュールや、深みのあるブラウンレッドのドレス、トランスペアレントなブラウスなど、その美しさに目を奪われる。メイクもコレクションに合わせて、フレッシュで光り輝くイメージ。透明感のあるシンプルな色使いで、その人が本来持つ個性を引き出してくれる。モイスチャークリームで保湿をした後、肌に輝きをもたらす美容液「NARSskin オプティマルブライトニングコンセントレート」を使用。メイクを長持ちさせる効果のある美容液は、なめらかでキメの整った艶肌へと導く。次に、UV効果のあるモイスチャライザーをオン。しみや毛穴など気になる部分はカバーしつつ、質感はナチュラルに。さらにルースパウダーを重ねて美しい光をプラス。仕上げにクリストファー・ケーンが「ナーズ(NARS)」とコラボレーションした「ザ マルティプル Violet Atom」を、ハイライトとして鼻筋などの顔の高い位置に軽くたたき込む。淡い紫のカラーが虹色の輝きを放つ。頬骨からこめかみにかけてもCラインを描くように指で広げ、同様にまぶたや口元にも乗せる。光を受けて輝く肌は、見る角度によって揺らめくように色を変える。女性としての自信が静かに満ち溢れるフレッシュなメイキャップは、エレガントなスタイルにフィットする。リードアーティストはナーズのルチア・ピエローニ(Lucia Pieroni)。主な使用アイテムは、「NARSskin ルミナスティックモイスチャークリーム」「ピュアラディアント ティンティッドモイスチャライザー」「ライトリフレクティングセッティングパウダー」「ザ マルティプル Violet Atom:Christopher Kane for NARS Collection)[2015年5月限定発売]」(すべてナーズ)など。
2015年03月21日多くのミュージシャンに多大な影響を与えた天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝説の黄金期を描く映画『JIMI:栄光への軌跡』。本作で、ジミの才能を見出し、世界に解き放った女性リンダ・キースを演じているのが、英国出身の新鋭女優イモージェン・プーツだ。大作だけではなく名だたる巨匠たちのアート系作品でも幅広く活躍し、本作ではレトロファッションをキュートに着こなす彼女に注目した。1966年5月。名もないバックバンドのギタリスト、ジェームズ(アンドレ・ベンジャミン)はN.Y.のナイトクラブのステージでリンダ・キース(イモージェン・プーツ)と出会う。ジェームズの才能を見出したリンダは、ジェームズを音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーと引き合わせる。それまで陽の目を浴びることのなかった天才ギタリストは、彼らとロンドンに渡り…。音楽にそれほど詳しくない人でも、その名は耳にしたことがあるだろう天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。本作は、ジミにとって人生最大の転機となった1966年のニューヨークのナイトクラブでの運命的な出会いから、イギリスでのデビュー、やがて頂点に昇りつめるまでの伝説の2年間を描いている。その中で、ジミの人生を大きく動かしたヒロインの1人、リンダ・キースを演じているのがイモージェンだ。リンダは「ローリングストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズのガールフレンドでもあった。「彼女が時代を動かし、揺さぶった女性であることは確かなことよ」とイモージェンは言う。10代でデビューした彼女は『Vフォー・ヴェンデッタ』(’05)、『28週後…』(’07)などで注目を浴び、コリン・ファレル、アントン・イェルチン共演の『フライトナイト/恐怖の夜』(’11)、『ニード・フォー・スピード』(’14)といった大作のヒロインから、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケンら共演の『25年目の弦楽四重奏』(’12)などにも相次いで出演してきた。2011年にフランスの名門ブランド「クロエ(Chloe)」のフレグランスの広告塔にも抜擢され、2012年には「エイチ&エム(H&M)」が「マルニ(MARNI)」とコラボレーションしたコレクション「MARNI at H&M」のキャンペーンフィルム(監督はソフィア・コッポラ)にも出演し、映画界だけでなくファッション界でもその人気も確立。また、『リング』シリーズの中田秀夫監督の英国進出作の『Chatroom/チャットルーム』(’10)、ケイリー・フクナガ監督、ミア・ワシコウスカ主演の『ジェーン・エア』(’11)に出演するなど、ジャンル問わず活躍の場を広げ、その演技を評価される若手女優へと成長を遂げてきた。最近では、マイケル・ウィンターボトム監督の『ミスター・スキャンダル』(’13)でブリティッシュ・インディペンデント・アワーズ「最優秀助演女優賞」を受賞、今後も、ピーター・ボグダノヴィッチの13年ぶりの新作長編『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』(’14)、クリスチャン・ベールやナタリー・ポートマンなど豪華キャスト共演のテレンス・マリック監督作『The Knight of Cups』(’15)など、名匠の話題作が控えている。本作のキャスティングときを、製作のジェフ・クロッタがふり返って言う。「彼女たち(イモージェン・プーツとキャシー・エッチンガム役のヘイリー・アトウェル)は脚本を読んで、この作品と恋に落ちた。製作準備を進める18~20か月の間、役を降りずにずっと待っていてくれたんだ。ほかの仕事が終わるたびに、進捗をチェックしてくれた」。その役が実際に動き出すまでの間を、イモージェンも「撮影開始の1年半前に(監督のジョン・)リドリーに会ったの。誰かを世の中に送り出すことの意味と、他の人達が自分のことにとらわれている間、人は孤独であるということを話しあったの。これは音楽だけじゃなくて、映画業界でもよくあることだから」と明かす。さらに、「ジミとリンダの関係は、キャシー・エッチンガム(ジミのガールフレンド)と彼との関係とは全く違ったものだわ。性的な関係ではなかった。この映画では、リンダは手に入れることのできない女性として描かれている。彼女とジミは好奇心と興奮とプラトニックな愛情で互いに引きつけられる。彼女は母のように彼のことを気にかけている」と役柄を説明。「たぶんリンダにとって彼を手放すのはつらいことだったでしょうね。彼女はジミのために必死に働き、戦った。それはグルーピーの域を超えるものだったと私は思う」と、役への情熱を語った。今年、イタリアのブランド「ミュウミュウ(Miu Miu)」の春キャンペーン広告モデルにも抜擢された彼女は、本作の好演でいっそう注目を集めることになりそうだ。『JIMI:栄光への軌跡』は4月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月11日クリント・イーストウッド監督の最新作『ジャージー・ボーイズ』のブルーレイとDVDが発売になった。6月には本作の基になったブロードウェイミュージカルの来日公演も決定しており、様々な角度から本作を楽しむことができる。その他の画像映画は、ブロードウェイでロングランを続けているミュージカルを題材にした作品で、4人の若者が音楽グループ“ザ・フォー・シーズンズ”を結成し、栄光と挫折を経験するヒューマンドラマで実話が基になっている。“ザ・フォー・シーズンズ”は、1960年に結成され、3曲連続でビルボードチャート1位に輝くなど大成功をおさめた。劇中には『君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)』『シェリー(Sherry)』など彼らがおくりだしたヒット曲の数々が登場する。このほどリリースになったブルーレイ&DVDには本編だけでなく、舞台を基に映画化されるまでの過程を追ったドキュメンタリーや、本作でも名演技を見せたクリストファー・ウォーケンの魅力に迫った映像、そして映画のラストに登場する華やかな“グランドフィナーレ”の撮影に臨むスタッフ・キャストの姿を追ったメイキング映像が収録されている。また、6月には、渋谷の東急シアターオーブで全世界の観客を魅了したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の上演が決定。日本では映画によってその存在が知られた伝説のミュージカルが日本で初めて上演される。現在、早割チケットの予約受付が先着順で始まっている。『ジャージー・ボーイズ』ブルーレイ&DVD 発売中発売元:ワーナーブラザース・ホームエンターテインメントブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』6月25日(木)~7月5日(日)全15回会場: 東急シアターオーブ(東京都)料金:S席13000円 A席11000円 B席9000円※2月6日まで超良席先行、早割先行受付中
2015年02月05日名匠クリント・イーストウッド監督が、伝説的ポップグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の成功と、その裏側にあった真実の物語を描く『ジャージー・ボーイズ』。9月27日に封切られた日本でも、すでに絶賛の声を集めている本作から、フィナーレを飾るエンドロールのミュージカル風映像が、世界で唯一、日本でのみ限定解禁。主演のジョン・ロイド・ヤングらキャスト陣とともに、名優クリストファー・ウォーケンの、まさかの軽快ステップも拝めることが分かった。米・ニュージャージー州に暮らすコネも金もない4人の若者たち。だが、彼らは、神から与えられた歌声と曲を作る才能、そして息の合った完璧なハーモニーで、やがて一躍トップスターへと駆け上がる。しかし、その裏側で生まれたグループ内の嫉妬、裏切り、借金。やがて、それはグループに崩壊をもらたし、最愛の家族の失う者までも…。それでも、絶望の先に生まれた名曲「君の瞳に恋してる」と音楽が、彼らを再び結びつける――。ひと足先に鑑賞した著名人やマスコミ関係者からは“今年NO.1の傑作”との呼び声も高く、一般の観客からも「自分の人生ベスト5に入る作品」「予想を上回る素晴らしい映画!ラスト20分は鳥肌モノ!」「最高の映画。音楽に包まれる幸福感でいっぱいになる」と、ブログ、Twitter、Facebookなどに早くも感動と共感の書き込みが相次いで寄せられている本作。特に、本編のフィナーレを飾るアカペラの「シェリー」から始まるカーテンコールのような演出は、音楽にも造詣が深いイーストウッド監督らしい「粋過ぎる計らい」と多くの観客が賞賛ポイントに挙げており、その反響の大きさから、今回、そのエンドロール映像が日本でのみ特別に解禁となった。エンドロールの演出に関して、イーストウッド監督は「ミュージカルなら、カーテンコールで全員が出てきて拍手に応えるが、映画では普通しない。そこで俳優たちが、『ザ・フォー・シーズンズ』の大ヒット曲に合わせて歌い踊るという、華やかに終わらせるシーンを思いついたんだ。みんな、大いに楽しんでくれたよ。クリストファー・ウォーケンまで、タップを踏んでるんだ(笑)」と楽しそうにコメント。確かに、「ザ・フォー・シーズンズ」の面々を演じたキャストたちと並んで、マフィアのボスを演じたウォーケンも、さすがミュージカル出身らしく軽快なステップを披露している。華やかな大団円で最後まで観る者を楽しませてくれるのは、確かな経験と手腕を持つイーストウッドならでは。劇場を出るときに、思わず口ずさんでいるに違いない名エンディングを、この映像からも確かめてみて。『ジャージー・ボーイズ』は新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャージー・ボーイズ 2014年9月27日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT
2014年10月10日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日“ロックでポップ”なシニア合唱団とある老夫婦の深い愛を描き、現在大ヒット公開中の『アンコール!!』。本作を筆頭に、2013年は様々なジャンルの音楽映画が豊作な年。ベートーベンを奏でる弦楽四重奏団や、往年の名曲「マイウェイ」の誕生秘話を描いた、音楽とドラマの融合した見応えある作品が相次いで公開される。ロンドンに暮らす、無口で気難しく頑固者のアーサー(テレンス・スタンプ)は、がんが再発した最愛の妻・マリオン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)に頼まれ、彼女の趣味であるシニア合唱団“年金ズ”に渋々参加することに。“年金ズ”は、シンディ・ローパーやシーロー・グリーン、モーターヘッド、スティーヴィー・ワンダーなど、ロックやポップスに挑戦する、シニアばかりのユニークな合唱団。美人なのに恋愛ベタな音楽教師・エリザベス(ジェマ・アータートン)や個性派ぞろいの仲間と出会い、アーサーの毎日が思いもよらない方向に変わっていく――という物語だ。しかも、主題歌は『タイタニック』で知られるセリーヌ・ディオンが、本作のために書き下ろした新曲「Unfinished Songs」。世界の歌姫が放つ力強い歌声は、感動の余韻にひたる観客の心を、さらに明るく照らしてくれるだろう。一方、現在公開中の『25年目の弦楽四重奏』は、結成25周年を前にした弦楽四重奏団のチェリスト、ピーターの突然の引退宣言から物語が始まる。ピーターはパーキンソン病の告知を受けていた。今季をもって引退したいと申し出るピーターに、残されたメンバーは動揺を隠せない。冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第1バイオリンのダニエル、色彩と質感を与える第2バイオリンのロバート、深みを添えるビオラのレイチェル、そしてチェロのピーターが支えている完璧な四重奏(カルテット)は、それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、不協和音が響き始める。バラバラに崩れ始めた“四角(カルテット)”に、最終楽章の幕は上がるのか…。『カポーティ』の名優フィリップ・シモーア・ホフマンに、キャサリン・キーナー、クリストファー・ウォーケンといったアカデミー賞俳優たちが、ベートーベンの名曲「弦楽四重奏第14番」にのせて奏でるのは、人生の“軌道修正”の方法だ。最後に紹介したいのは、名曲といえばフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を思い浮かべる人も多いのでは?『最後のマイウェイ』(7月20日公開)は、この曲を作りながらも、39歳で夭逝したフランスのスーパースター、クロード・フランソワの人生を描いている。彼の知られざる一生に興味を持った市川海老蔵が、予告編のナレーションを担当していることも話題だ。「マイ・ウェイ」を作った男、クロード・フランソワ。フランスのスーパースターにして、200を超える作詞・作曲を手がけ、生涯に6,700万枚のレコードを売り上げ、現在も更新中。時代を先取りしたマーケティングのプロ。酒もドラッグも無縁で禁欲的に体を鍛え歌って、踊って、振り付けもし、他のアーティストのためにも曲をプロデュース。出版社を立ち上げ、“ファンクラブ”を世界で初めて作り、フランスのテレビに黒人・白人混成の女性ダンスユニットを出演させた。しかし1978年、アメリカデビューが決定した直後、彼は夭逝、世界にその名を伝えることはなかった。ミュージシャンとなった自分を生涯許さなかった父へ、最後に聞かせたかった曲が「マイウェイ」だったという…。いつも音楽と共にあるのは、その人の人生。時に人は大切な誰かのために、音楽という手段で愛を伝える。この夏、そんな優しい音楽にあふれた映画にあなたも酔いしれてみては?『アンコール!!』はTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンコール!! 2013年6月28日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開(C) Steel Mill (Marion Distribution) Limited 2012 All Rights Reserved.25年目の弦楽四重奏 2013年7月6日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C) A Late Quartet LLC 2012最後のマイ・ウェイ 2013年7月20日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) Tibo & Anouchka
2013年07月11日あまりにネガティブな発言で話題を集める人気モデルの栗原類が7月3日(火)、都内で行われた映画『ビーストリー』のDVD発売記念イベントに出席した。栗原さんと言えば、バラエティ番組に出演し、その“後向き”なキャラクターが話題となり、某検索サイトの急上昇検索ワードランキングで1位を獲得したばかり。この日は「美女と野獣」をモチーフにした本作にちなみ、野獣系ファッションで登場するも「普段、野獣系のファッションをしている方々に申し訳ない」と早速ネガティブ発言!栗原さんにとっては、初のイベント出演だったが「僕なんかより、もっといい人がたくさんいるのに…。僕には魅力なんて一つもありません」と“ネガティブ番長”の本領を発揮していた。現代を舞台に、魔女の呪いによって醜い(=ビーストリー)外見になってしまった主人公・カイルが、イケメンだった本来の姿を取り戻すため、1年以内に内面を愛してくれる女性に出会おうと奮闘するファンタジック・ラブストーリー。わがままで自意識過剰な“オレ様”キャラの主人公を演じるのは、『アイ・アム・ナンバー4』で注目を浴びるアレックス・ペティファー。ヒロインには「ハイスクール・ミュージカル」で日本でも人気を誇るヴァネッサ・ハジェンズ。また、オルセン姉妹のメアリー=ケイト・オルセンが美しい魔女を演じている。終始、自信なさげな栗原さんは「自信を持つと、浮かれちゃうので、自信を持つことはありません」。一躍“時の人”となった現状にも「なぜ注目されるのか分からないです。自分ではネガティブとは思いませんし…」と謙そんし、「内面と外見、どちらが大切か?人それぞれの価値観だと思います。(しばし沈黙)うまく答えられなくてすみません…」と恐縮しきり。ラブストーリーの要素もある本作だが、本人は「恋愛ですか…。僕には恋人ができないと思っているので、考えるのは現実的ではない。こんな暗い僕を受け止めてくれる人はいません」とこれ以上ないネガティブ思考で取材陣を圧倒していた。それでも将来については「役者に興味は…あります」と言い、「好きなのはクリストファー・ウォーケンやジョン・トラボルタ。それに六角精児さん」となかなかの“渋好み”。単にネガティブなだけではなく、真面目に謙虚にわが道を行く栗原さんだった。『ビーストリー』DVDは、7月4日(水)よりTSUTAYA限定レンタル開始、8月2日(木)よりリリース開始。『ビーストリー』DVD7月4日(水)TSUTAYA限定レンタル開始8月2日(木)¥3,990(税込)レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ発売元:カルチュア・パブリッシャーズセル販売元:ハピネット© 2011 CBS FILMS INC■関連作品:ビーストリー 2012年2月4日より新宿武蔵野館ほかにて公開© 2011 CBS FILMS INC
2012年07月03日『ダークナイト ライジング』の日本公開を来月に控える鬼才クリストファー・ノーラン監督が、ウォリー・フィスターの監督デビュー作で製作総指揮を務めることとなった。フィスター監督は『メメント』(’00)、『バットマン』3部作、『プレステージ』(’06)などで撮影監督を務めたノーラン組の常連スタッフで、『インセプション』(’10)ではアカデミー賞撮影賞に輝いた人物。ノーランと妻でプロデューサーのエマ・トーマスは待望の監督デビュー作となる彼のスリラー作品(タイトル未定)に製作総指揮として参加する。ノーラン夫妻が2002年のスリラー作品『インソムニア』でタッグを組んだアルコン・エンターテイメント社が本作の資金調達を担当する。同社のプロデューサー、ブロデリック・ジョンソンとアンドリュー・A・コソーヴの2人は「ノーランとエマは映画作家、コラボレーター、ストーリーテラーとして大掛かりなことから細かいことに至るまで、非常に優れた才能があり、また2人と一緒に働けるのが嬉しいです」とコメントした。リージェンシー・ボイスが共同プロデュースを務め、ジャック・パグレンが脚本を担当する同作は、ストーリー内容と出演者は未定で、クランクインは今年の年末を予定している。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年06月15日第84回アカデミー賞授賞式で、『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマーが助演男優賞を獲得した。マイク・ミルズの実体験を基に、晩年に突然ゲイであることをカミングアウトする父親と息子の愛と人生の再スタートを描いた本作。クリストファーは、自身に正直に自由を謳歌する父親をユーモアたっぷりに演じている。現在82歳、その俳優歴は半世紀以上にのぼる大御所中の大御所。『サウンド・オブ・ミュージック』(’64)のトラップ大佐役など数々の作品で名演を見せてきた彼だが、意外にもオスカーノミネートは2009年の『終着駅-トルストイ最後の旅-』が初めてで、今回の受賞は同賞において最高齢での初受賞となった。今回の助演男優賞部門は、同い年のマックス・フォン・シドー(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)や、ニック・ノルティ(『Warrior』)などベテラン勢が揃ったが、クリストファーがこれまでの映画賞レースと順当の強さを見せた。手にした金のオスカー像に向かって「あなたは私より2歳しか年上じゃないんだね。母の種にいたときからこのスピーチを予定してました」と冗談を飛ばすや、ほかの候補者に称賛を贈り「(共演の)ユアン・マクレガーとこの賞を共有したい」と語った。特集:第84回アカデミー賞 Harbaugh / ©A.M.P.A.S.■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日ジェームズ・フランコが今秋公演を予定していたニコール・キッドマン共演の舞台を降板したことを、彼のパブリシストが発表した。本作でジェームズはブロードウェイ・デビューを果たすはずだった。ジェームズが出演を予定していたのはテネシー・ウィリアムズ作の「青春の甘き小鳥」で、年齢を重ねた落ち目の女優・アレクサンドラが俳優志望の若いジゴロ・チャンスに翻弄される物語。1959年の初演ではジェラルディン・ペイジとポール・ニューマンが演じ、1962年の映画版『渇いた太陽』でも2人が主演を務めた。1975年から76年の再演ではクリストファー・ウォーケンがチャンスを演じている。35年ぶりの再演がニコールとジェームズの共演ということで、2011年〜12年のブロードウェイ上演作の中でも特に期待を集めていたが、ジェームズの降板によって今秋公演の予定は白紙となった。最新主演作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(写真)が全米で大ヒットを記録したジェームズは現在、サム・ライミ監督、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ共演の『Oz : The Great and Powerful』(原題)を撮影中、長寿TVシリーズ「General Hospital」にも出演している。さらに、イェール大学の博士課程で学ぶ身でもある。パブリシストは降板の理由を明らかにしなかったが、この忙しさでは、舞台稽古の時間をとるのもままならないはず。降板は必然だったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2011年10月7日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation■関連記事:『猿の惑星』で研究者を演じるジェームズ・フランコは4つの大学に通う高学歴男!その知能の高さに人間も唖然…『猿の惑星:創世記』特報&ポスターが到着邦題決定『猿の惑星:創世記』猿が試験管を握る衝撃の画像が解禁!
2011年09月01日