クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』のブルーレイ&DVDが4月8日(水)に発売されることが決定した。本編だけでなく、ノーラン監督が語るドキュメンタリーなど約180分の特典映像が収録される。その他の写真本作は地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描いていた作品で、昨年末に日本でも公開され、映画ファンから高い評価を得た。ブルーレイには監督が語るドキュメンタリー『サイエンス・オブ・インターステラー』をはじめ、劇中に登場したロボット“Tars”と“Case”にまつわる秘蔵映像、本物にこだわり抜いたスタッフたちの軌跡を追ったメイキングなどが約179分に渡って収録される。また、同日には数量限定でブルーレイ2枚とブックレット、デジタルコピーが収録されたスチールブック仕様のアイテムも発売される。『インターステラー』4月8日(水) ブルーレイ&DVDリリース3月25日(水) デジタルセル先行配信開始発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015年02月04日世界中で公開早々、興行収入4.5億ドルの大ヒットを記録し、日本でも初登場1位を獲得した、巨匠クリストファー・ノーラン監督待望の最新作『インターステラー』。このたび、徹底した秘密主義者で知られるクリストファー監督が日本のファンのために用意したという、本邦初公開の日本限定TVCMが解禁となった。世界的な食料飢饉などの環境変化から地球の寿命が尽きかけた、そう遠くはない未来。地球の寿命が途絶える前に居住可能な惑星を新たに探すため、幼い娘を持つ元エンジニア、クーパー(マシュー・マコノヒー)や生物学者のアメリア(アン・ハサウェイ)ら少数のクルーが前人未到の地へと向かう。彼らは自らの使命を全うし、愛する家族の元へ帰ることができるのか…。公開に先立ち本作を鑑賞した庵野秀明、大谷健太郎、大友啓史、中田秀夫、李相日ら映画監督からも、「映画館で見るべき1本」として賞賛されている本作。その日本限定TVスポット映像「世界号泣編」では、わずか15秒の間でも涙があふれてきそうなほど俳優陣の演技に圧倒される。「台本を読んだときから涙がとまらなかった」「これを観て泣けない人なんていないはず」と生物学者役のアン・ハサウェイや女性科学者役を演じたジェシカ・チャステインらも語っているだけに、公開を迎えた日本でも、すでに鑑賞した人たちからは「オールタイムベスト1に入る傑作」「開始1時間で涙が止まらなかった」など、ソーシャルメディアに感動と共感の書き込みが殺到。特に、マッケンジー・フォイ(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)演じる娘・マーフに「必ず帰る」と約束したマシュー・マコノヒーの姿と、映像の中でも「愛は時間も距離も超える」と語るアン・ハサウェイの演技には、それぞれ2度目のアカデミー賞の声も上がるほどだ。本作で驚くべきなのは、ほぼCGを使わずにつくられた革新的な映像だが、やはり父娘の壮大な愛の物語が見どころ。“宇宙をも越える”家族の愛を、まずはこの映像から確かめてみて。『インターステラー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月28日11月22日から全国512スクリーンで公開がスタートしたクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』が、土日2日間で動員数13万7,490人、興行収入1億9,338万円を記録し、週末興行ランキングで第1位の好スタートを切ったことが25日、明らかになった。本作は、壮大な宇宙を舞台に、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマ、そして、父娘の愛と絆を描いた感動作。幼い子供を持つ父親であり、重大な使命を担う元エンジニア、主人公クーパーをマシュー・マコノヒーが熱演する。ノーラン作品では初めての泣ける映画ということもあり、これまで圧倒的に男性ファンが多かった本監督作品ではめずらしく、週末の劇場には多くの女性が訪れた。公開前に行われた試写会でも涙する観客が続出。「開始1時間で涙が止まらなかった」「号泣した」「ノーラン作品で初めて泣いた」「オールタイムベスト1に入る傑作だった」と感動によったものが目立った。さらに、日本を代表する映画監督も絶賛。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの庵野秀明監督は「圧巻です。面白かったです」、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督は「映像の革命家ノーランが空前絶後のスケールで描く未来への希望」とコメントを寄せ、大友啓史監督、中田秀夫監督、李相日監督らも、映画館で見るべき1本と称賛している。なお、世界では11月7日より公開され、わずか数日で全世界興行収入1億3,000万ドルを超え、世界興行ランキングでオープニング1位を獲得。23日までには全世界興行収入は4億ドルを超える結果となり、世界中で支持を集めている。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月25日クリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』がついに先週末、日本での公開を開始した。本作は最新の宇宙物理学の研究成果や仮説を設定に組み込んで、壮大なSFドラマが描かれるが、平行して父である主人公と子供たちのドラマも描かれる。公開前に行われたモニター試写会に参加した観客の多くのは“家族の絆と親子愛”が心に響いたようだ。その他の写真本作は、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描いた超大作で、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演している。地球を飛び出し、人類未踏の地へと旅立つ者たちを主人公にした作品だけあり、本作の映像は圧倒的だ。ノーラン監督は、CGを合成するためのグリーンバックを使わないで撮影に挑み、可能な限りロケ撮影を行って“実物”の迫力をフィルムに収めた。そこにデジタルの力が加わった映像は大スクリーンに映えるものばかりで、モニター試写の参加者は宇宙に存在するワームホール、見渡す限りが水で埋め尽くされた惑星の描写を高く評価した。また、宇宙に旅立つ主人公クーパーと、地球で父を待つ娘のドラマに感動した観客が多く、上映後のアンケートでは「主人公と娘のシーンでは何度も泣かされた」「圧倒的な映像と感動ドラマがバランスよく描かれていて関心した」「父の気持ちも、娘の気持ちもよくわかる。長丁場だったがキャラクターに感情移入できた」「クーパーが娘と別れて旅立つ前半のシーンですでに泣いてしまった」などの声があげられた。ちなみに、宇宙に旅立つクルーはクーパーだけでなく、複数名登場するが、みなそれぞれに事情があり、葛藤があり、地球に残してきた者がいる。劇中では地球から遠く離れ、まったく逃げ場のない宇宙船の中でクルーたちのドラマがじっくりと描かれる場面もあり、「スペクタクルもすごいが、ノーラン監督がしっかりと人間ドラマを描いていたので驚いた」などの感想も聞かれた。本作は映画館で観たくなる壮大な映像と、感動できるドラマが最大の見どころで、今後、口コミなどでさらに動員を増やすことが期待されている。『インターステラー』公開中
2014年11月25日クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』が11月22日、ついに公開を迎えた。壮大な宇宙を舞台に、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマ、そして、父娘の愛と絆を感動的に描いた本作で、主人公クーパー演じるマシュー・マコノヒー、クーパーと共に旅するアメリアを演じるアン・ハサウェイと並び、女優のジェシカ・チャステインが、物語の鍵を握る女性科学者を演じている。そしてこのたび、ジェシカ・チャステインが「爆発があちこちで起きる単なる超大作じゃないの。とてもエモーショナルな映画なの」と本作の魅力を語り、撮影秘話も告白。「大ファンだった」というノーラン監督の作品に初めて出演した彼女は、「クリスはいつも、なにか反応できる状況を作り出してくれる」と、実際の環境を追及する監督のやり方は、演じる役者にとってとても大切なことだと語った。――最初に脚本を読んだ時、自身の役にどんな印象を持ちましたか?このキャラクターをとても気に入ったわ。彼女は宇宙物理学者で、地球が直面している農業の危機から、私たちを救おうとしているの。私が気に入っているのは、ストーリーを通して彼女が経験するエモーショナルな旅なの。彼女が子供の時、トラウマになるようなことが起きるわ。それで彼女は、物理や数字、公式の影に隠れるの。でも自分の仕事を通して、彼女は実際、なにかスピリチャルなものを学んでいく。愛は決して消えないというのを学ぶことになるの。そしてそのことがきっかけで、自分が子供の時に持っていたアイディアに気づくわけ。とても怒っていて、傷ついていて、弱々しくて、サボテンみたいな人を演じるのは面白いと思ったわ。そして最後に彼女は、花のように開花するの。――今回、初めてクリストファー・ノーラン監督と仕事をしたわけですが、実際に彼と仕事をしてどうでしたか?私は彼の作品の大ファンだったわ。彼が今までに手がけたすべての作品が大好きだった。『メメント』のような小さな作品も、もちろん『インセプション』も、その間の作品もすべてね。私が理解していなかったのは、、、なぜなら、これは私が今までにやった一番大きな作品なの。演技のシーンが、スペシャル・エフェクトやそのためのテクニックによって、端に追いやれることになるかどうかもわからなかった。それが私が心配していたことだったの。でもそれは完全に誤っていたわ。私が現場に行ったら、キャラクター同士の関係が、彼(クリス)にとって、とても重要なのがわかったの。――ノーラン監督は、現場で実際に撮影できるエフェクト(特撮)をかなりやるそうですね。砂ぼこりとかはそうだった。そういったことは普通、後から足したりするけど、そこで使われていたものはすべて彼らが作り出したの。彼らは厚紙から、体で分解できるもの(砂ぼこり)を作ったの。――そういったことは、演技をする上で役立ちましたか?役立つわ。間違いなく、そういったことが起きた方がいい。私が聞いた話では、『タイタニック』でジェームズ・キャメロンは、水を冷たくさせたかったの。水を暖かくしたくなかったの。なぜなら水に触れた瞬間にそれがわかるからね。息づかいとかから。私は自分の回りにある環境に反応する方が好き。役者として私は、常に真実を探しているの。その状況での真実をね。もしグリーンスクリーンとか、砂ぼこりがぶつかってくるフリをしながらなにかを演じていたら、それらは、私のキャラクターが本当にすべきことの邪魔になるわ。――たくさんのVFX(視覚効果)が詰まったSF超大作でも、ノーラン監督は、できる限りそれらがリアルに感じられるように気を配っているんですね。私たちがヘアとメイクのテストをしている時、ロボットのタース(TARS)役のビル・アーウィンもそこにいたの。昨日、マシュー・マコノヒーが言っていたわ。「ビルはほかのどの役者よりもずっとその場にいた」ってね。シーンの中で、ただそこに(タースが)立っていたり、置いてあったりする場合でも、ビルはそこにいたの。その背後でずっとそれを演じていた。私がタースと関わるシーンはなかったけど、クリスはいつも、なにか反応できる状況を作り出してくれるわ。――本作では、宇宙船の人たちとビデオスクリーンを通してやりとりする場面があります。直接彼らに話しかけるわけではないあのシーンを演じるのは、どれくらいチャレンジでしたか?カメラに向かって話しかけるの。でもそういったことは、彼女のフィーリングを演じる上で役立ったわ。役者としては、他の人たちと演技をするのが好きだけど、この女性は、置いてきぼりにされた人なの。完全に置いてかれた人なの。私はクリスとの仕事で、それを初日に撮影したの。私は最初とても驚かされた。「このシーンから始めるの?」って感じでね。――とても大事なシーンですよね。そうなの。とても鍵となるシーンなの。でも彼がそうしてくれてよかったわ。なぜなら(まだその時は)どこか居心地が悪くて、どうしていいかわからない感じで、それはまさにこのキャラクターがそこで感じているべきものだったの。1人でカメラを見ているというのはね。分かるでしょ?とても小さな部屋で、クリスと数人の人たちだけでそれを撮影したわ。すべての役者たちが、自分の過去やなにか個人的な経験から(シーン内の)感情を探るように、私も昔の感情を思い起こしながら、この映画の撮影を始めたの。(C) Kaori Suzuki(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月24日マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインら豪華キャストが、壮大な宇宙を舞台に人類の未来を懸けた途方もないミッションに挑む、クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』。いよいよ明日11月22日(土)となった日本公開を前に、“映像の革命家”ともいわれるノーラン監督の撮影の秘密に迫ったメイキング映像が解禁。あくまでも“リアルな実写”にこだわったノーラン監督の最新作には、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの庵野秀明や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史など、日本を代表する多くの映画監督も圧倒され、脱帽する絶賛コメントを寄せていることが分かった。そう遠くない未来。劇的な環境変化や世界的な食糧難によって、地球の寿命は尽きかけていた。人類が居住可能な新たな惑星を探すため、元NASAのエンジニア、クーパー(マシュー・マコノヒー)は「必ず、帰ってくる」という娘との約束を胸に、生物学者のアメリア(アン・ハサウェイ)や数少ないクルーたちと共に、前人未到の地へと旅立つ――。いち早く公開された各国では軒並みNO.1を達成し、世界興行ランキングのオープニング記録NO.1を獲得、すでに全世界で興行収入320億円を突破する大ヒットとなっている本作。圧倒的スペクタクルで描かれる、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマだけでなく、娘との約束を守るため、どんな困難な事態にも決してあきらめないマコノヒー演じる父親の姿も多くの共感と感動を呼んでいる。この壮大な物語を創り上げるため、ノーラン監督はなんと実物大の宇宙船を制作し、実際に極寒地などで大規模なロケを敢行。その様子はメイキング映像にも映し出されているが、500エーカー(612,100坪/2,024,000平米)にわたる土地にトウモロコシを栽培したり、本物の砂嵐を起こさせたりしながら、その中で役者たちに演技をさせていたという。また、製作総指揮にも名を連ねる世界有数の物理学者キップ・ソーンや、技術顧問に国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、あくまでも徹底的なリアリズムにこだわったノーラン監督。そうして描き出された、CGにはない現実味のある世界観の中で生まれた父娘の強い絆には、胸を打たれ号泣する女性も続出とか。さらに、日本が誇る精鋭監督たちも手放しで絶賛を送っている。<映画監督たちの絶賛コメント>庵野 秀明(映画監督)ストイックゆえに圧倒的なビジュアル。無機物と物理計算に特化したCG映像。シンプルでみごとなドラマとストーリー。3時間もの上映時間をまったく感じさせない役者と演出。圧巻です。面白かったです。お時間ある方は是非、アイマックスでの御鑑賞をお勧めします。大友 啓史(映画監督)何のために、人は自らの命を投げ出すのか。観る者の知性と好奇心を揺さぶりながら、まるで科学者のような手際でその答えが導かれていく。時間と、時空と、次元を超えて。映像の革命家ノーランが空前絶後のスケールで描く未来への希望。李相日(映画監督)誰も目にしたことの無い世界、誰も辿り着けない異次元の領域にこの映画は存在している。これは、映画を超越した”創造物”だ。神山健治(アニメーション映画監督)「娘に愛想をつかされようと、父は一人世界を救う」。ダークナイト以来、クリストファー・ノーラン監督が一貫して抱き続けている哲学が本作にも通底している。誰にも頼まれなくても世界を救うのだ、と。ノーラン渾身の叙情詩。―大谷 健太郎(映画監督)相対論や量子論が好きな人には垂涎の宇宙の映画。でも決して難しくない。この映画には、人類の想像も及ばないほど広大な宇宙の果てに、父娘の愛を、全身全霊で感じ取り、驚愕し、感動する「初体験」が待っている。森本晃司(アニメ監督)彼らの想像力は次元を越えて希望の扉を叩く。五次元表現にも打ち震えましたが、親子の絆にも涙が止まりませんでした。時空を超えて愛を届ける、なんてロマンチックな話なの。『インターステラー』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月21日クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)の撮影秘話に迫ったメイキング映像が21日、公開され、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの庵野秀明監督や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督など日本を代表する映画監督から、本作を絶賛するコメントが続々と寄せられていることも明らかになった。世界興行ランキングのオープニング1位を獲得し、すでに全世界で興行収入320億円を突破する大ヒットを記録している本作は、壮大な宇宙を舞台に、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマ、そして、父娘の愛と絆を感動的に描いた作品。ノーラン監督は撮影にあたって、実際の極寒地でのロケや、実物大の宇宙船を制作。500エーカー(202万4,000平方メートル)のトウモロコシ畑を作り、本物の砂嵐のなかで役者に演技をさせた。また、物理学者キップ・ソーンや、技術顧問として国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、徹底的にリアリズムを追及。メイキング映像では、その様子が映し出されている。そして、日本を代表する映画監督から絶賛のコメントが寄せられ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの庵野秀明監督は「圧倒的なビジュアル。無機物と物理計算に特化したCG映像。シンプルでみごとなドラマとストーリー。3時間もの上映時間をまったく感じさせない役者と演出。圧巻です。面白かったです」と太鼓判。『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督も「映像の革命家ノーランが空前絶後のスケールで描く未来への希望」とたたえる。また、『フラガール』『悪人』の李相日は「だれもたどり着けない異次元の領域にこの映画は存在している。これは、映画を超越した"創造物"だ」、『NANA』シリーズの大谷 健太郎監督は「人類の想像も及ばないほど広大な宇宙の果てに、父娘の愛を、全身全霊で感じ取り、驚愕し、感動する"初体験"が待っている」と表現。さらに、神山健治監督と森本晃司監督もそれぞれ、「ノーラン渾身の叙情詩」、「親子の絆にも涙が止まりませんでした」と絶賛している。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月21日『インセプション』『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督が、壮大な宇宙を舞台に父娘の愛と絆を描いた最新作『インターステラー』(11月22日公開)。人類の存亡を懸け、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描いた本作について、ノーラン監督は「新しい挑戦がたくさんあった」と語る。初めて"宇宙"を舞台に描いた本作で、ノーラン監督は徹底的にリアリティを追及し、CG技術に頼るのではなく、実際に実物を撮影することにこだわった。そして、過酷なロケ地での撮影も行ったが、「本当に厳しい環境に行くことは、リアルさをさらに深めることになる」と、俳優たちにとっても重要なことだったという。――本作で、ご自身にとって新たな挑戦だったことは?この映画には新しい挑戦がたくさんあった。宇宙の旅を描くという挑戦は、長い間やってみたかったのに、一度もやったことがないものだった。技術的な観点から言うと、とても難しい。われわれはグリーンスクリーンを使わないという決断を下した。効果スタッフに環境を全部引き渡したくなかったんだ。窓の外の景色をリアルにしたかった。だからわれわれはセットを建てた。セットというより、シミュレーターに近いものだったよ。中に座ると、窓の外で、宇宙船が異なる外力に反応している様子が見えるし、感じることができる。そんなふうに、自然な方法でこの映画のリアリティを達成することがとても重要だったんだ。――リアリティを追及するため、かなり過酷な現場で撮影を行ったそうですが、現場で最も大変だと感じたことを教えてください。スタッフにとっては、ウォーター・プラネット(水の惑星)がもっとも大変だったと思う。膝までの深さの水の中に3日間立っていたんだ。機材を置くところがどこもなくてね。すべてを持っていないといけなかった。乗り物を動かさないといけなかったし。凍えるほどだった。ものすごく寒かったよ。でも実は、僕はそういうのが好きだったんだ(笑)。そう、実際は好きだったんだよ。――なぜ、過酷な現場が好きなのですか?何もそこには置けなかったからだよ。まるで小さな映画をやっているみたいだった。突然、余分な装備をすべて取り除かないといけなかった。そういう要素をとても楽しんだよ。また、カメラクルーにチャレンジすることがとても楽しかった。役者たちにチャレンジすることもね。彼らは、想像できるもっとも厳しい環境に行く宇宙飛行士を演じているわけだからね。本当に厳しい環境に行くことは、そのリアルさをさらに深めることになるんだ。――ウォーター・プラネットは、アイスランドで撮影されたんですね。そうだよ。僕たちが『バットマン・ビギンズ』を撮影した氷河の近くに(あの場所)見つけたんだ。あの映画で使わなかった氷河のところに、撮影するために戻ったんだ。その近くに、氷河が溶けた水のような、河川デルタみたい場所があって。見渡せる限りね。2、3フィートの深さしかないけど、黒い砂が下にあって、深く見える。深い海のように見えるけど、そこを歩くことができるんだよ。――そのように徹底してリアルを追及して描いた宇宙が舞台の作品ですが、作品の根底にあるのは父娘の絆と愛の物語です。監督自身が父であることが、この映画に与えている影響を教えてください。僕にとってはそれがこの映画のすべてだと思う。それがこの映画を作りたかった理由だ。この映画の中心にあるのは、父親と子供たちの関係だ。それがとても強い。だから僕はこのキャラクターと彼の旅、彼の難しい心情に深く共感した。僕にとってこれはとても個人的な映画になった。そういう興奮は、人が感情的に強くつながりをもつことに関係している。個人的にとても強く感じると、それによって人はとても大胆で、風変わりな場所に連れ出される。スリルあふれる映画体験のアトラクションにね。フィルムメイカーはそういう素晴らしいコンビネーションを持つべきだと思う。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月20日『ダークナイト』、『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』の公開を前に11月19日(水)、父と娘の愛を描く本作にちなんで、元プロ野球選手の東尾修とその娘にして石田純一の妻で、ゴルファーの東尾理子によるトークイベントが行われた。地球で人類が生きていくことができる“期限”が迫る中で、人類の未来のために宇宙探査のミッションを背負った者たちのドラマを描く本作。その一員である主人公は娘と必ずまた帰ってくると約束を交わす。このトークイベントの直前に映画本編を鑑賞したという東尾親子だが、2人とも劇中の父と娘の姿に涙したそう。修さんは「まだ目が赤い。(理子さんに)バレないようにするの大変だった。我慢してたんです」と語るが、ひとつ席を開けて同じ列で観ていた娘にはバレバレだったようで「我慢できてない(笑)。鼻水をすする音が聞こえました。最後はティッシュを渡しました(笑)」と語る。父の涙を目にするのは初めてだったようで「見たことがなかったです!」と驚きの表情を浮かべていた。修さんはこの映画を「もっと早く、10年、20年前に観たかった」とも。その真意を問うと「(プロ野球の)現役当時は福岡と東京で離れて住んでいて、たまに会う喜びや絆…と『たまに』という言葉がいつも付いていた。もっと早く観ていれば、娘に対しても違った形があったかも…」と少し悔いるように語った。理子さんは子供時代の父の不在について「ずっといないのが当たり前で慣れていた」とあっけらかんと語りつつ、「ママからは『パパは家族のために頑張っている』と聞かされていた」と父が家族のために家を空けていることはしっかりと理解していたよう。修さんは、数年前には関西地域限定とはいえ、理子さんの石田純一との結婚に伴い「ベストファーザー・オブ・ザ・ブライド」、つまり“花嫁の父”としてベストファーザー賞を受賞している。そんな修さんから見て、現在の義理の息子である石田さんの評価はというと「ベスト・ファーザーに認めます。太鼓判を押す」と絶賛。たっぷりと家族サービスができる石田さんが「羨ましい」と本音も。理子さんも夫・石田さんのパパぶりについて「お願いすることがない。頑張ってるというより自然にやってくれる。(石田さんの理子さんとの結婚以前の)ほかのお子さんにとってはどうだったのか分かりませんが(笑)、私と理汰郎にとってはベストファーザー!」と笑顔を見せた。また、この日は映画にちなんで理子さんが父への思いを綴った手紙を朗読。手紙の中で、理子さんは修さんの現役時代のチームメイトで、大ファンだった清原和博に会わせてもらえたことを一番嬉しかったことに挙げ、さらに「子供の頃にはできなかった家族旅行に一緒に行けるように、長生きして下さい」と伝え、修さんを感激させていた。『インターステラー』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月19日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』でアン・ハサウェイが主人公と共に宇宙へと旅立つブランドを演じている。『ダークナイト ライジング』に続いてノーラン作品に出演するハサウェイは本作でどんなキャラクターを演じたのだろうか? 彼女に話を聞いた。その他の写真『インターステラー』はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描く。本作は監督の意向で、映画の内容を事前に伝えすぎないよう細心の注意がはらわれている。よって彼女が演じたブランドについても、具体的な情報などはここでは伝えない方が良いだろう。ただ、ハサウェイは自身が演じた役は「とてもタフだけど、同時にとても弱々しい面も持ち合わせている」と分析する。「彼女はタフにならないといけなかった人なの。彼女にはそれが必要だった。それが彼女の責任で、その責任を彼女は喜んで受け入れていたわ。そして、自分の中にある傷つきやすい面を知ることを拒んできたの。でも、すべてをコントロールする出来る人はいないわ。だからそういった(脆い)面が出てくるの」。“人類を救う”という壮大なミッションを携えて広大な宇宙へと旅立ったブランドたちは、多くの困難と想像を絶する光景に出会い、その心は大きく揺れ動く。しかし、ハサウェイは本作を「希望を感じさせてくれる映画」だという。「クリスのユニークな点は、彼のような知的な人が、驚くべき楽観主義だいうこと。彼は、私たちをとんでもなく複雑で、要求の多いジャーニーに連れていきながら、最後に希望を感じさせてくれるの。フィルムメイカーとしての彼の頭脳明晰な点は大好きだけど、この映画はそれだけじゃない。人間の魂や、人と人の関係についての映画なの。そういった作品が存在し、その中に出演していることをとても誇りに感じているわ」。人類の命運をかけた旅はどんな結末を迎えるのか? 主人公クーパーやブランドたちは宇宙で何を見たのか? すべては謎に包まれているが、ハサウェイはこの映画に出演することで「ずっと地球は美しい場所で、素晴らしい贈り物なのはわかっていたけど、この映画のおかげでそういったことをより深く感謝するようになった」という。「自然のそのままの美しさに自分が魅了されていることに気づくの。アクセサリーも流行の服も要らない。ただここに座って、そよ風を感じて、葉が揺れるのを見るだけで十分ね。この映画の前にそういったフィーリングを今ほど意識していたかはわからないわ」。ノーランの作品はいつも壮大で、考え抜かれた設定や物語が描かれるが、その中心にあるのは誰も共感できる“人間ドラマ”だ。ハサウェイが役を通してたどった“心の旅”を大きなスクリーンで堪能してほしい。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年11月17日クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日 日本公開)が、11月7日より全米3,561のスクリーンで公開され、5日間(11月5日~9日※5日から北米249館で先行上映)で興行収入約5,215万1,000ドルを記録。世界62のマーケット(北米を除く)では、週末3日間(11月7日~9日)で約8,000万ドルを稼ぎ出し、わずか数日足らずで全世界興行収入約1億3,215万1,000ドルとなる大ヒットスタートを切った。強い! 今や、クリストファー・ノーランのブランド力は、最強である。これまで見たことのない革新的で独創的な世界観、そしてそれを見事に王道のエンターテイメントにまで昇華させ、だれもが楽しめる作品を創りあげた。勝因はいくつもあるだろう。だが中でも、数多くの人々の心をわしづかみにしたのは、究極とも言える父娘の強い絆と愛の物語だった。たとえ舞台が壮大な宇宙となっても、ノーランが常に作品の根底に描くのは、血が通った人間による愛の物語なのだ。○父娘の究極の親子愛と、自己犠牲のドラマにうなる!本作の主人公、元NASAのパイロットでエンジニアのクーパーを演じるのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。近未来の地球では、劇的な環境の変化や世界規模の食料難により、人類は滅亡の危機にひんしている。パイロットを辞め、農夫としてトウモロコシを育てていたクーパーに、ある日、人類が住むことができる新たな惑星を探すという命懸けのミッションが課せられるのだ。もちろん、クーパーも葛藤する。そりゃそうだ、生きて帰ってこられる保証なんてどこにもない。むしろ、帰還できる可能性なんて限りなくゼロに等しいのだから。妻に先立たれたクーパーには、息子と娘がいるが、好奇心旺盛で、ロケットや宇宙など科学的なものに興味を示す娘マーフ(マッケンジー・フォイ)とは、特別な絆を感じているようだ。「君の娘さんの世代で世界は終わる」と告げられたクーパーは、愛する娘と共に世界の終わりを待つか、それとも娘の未来のために旅立つかという、究極の決断を迫られる。そして彼が選んだのは娘の未来だった。「行かないで」と懇願し泣きじゃくる娘に対し、「親は子供の記憶の中で生きる、とママも言っていただろう」と諭すシーンが実に切ない。覚悟を決め、「必ず、帰ってくる」と娘を強く抱きしめる姿に、涙腺崩壊は必至だ。クーパーと同じく二児の父でもあるマコノヒーは、ノーラン監督作について「これだけ壮大な世界を、彼のように描ける人はほかにいない。でも、どんな規模の作品であっても、彼の映画は必ず何か個人的で親密なものになる。この映画にはもっと人間の血が通っている。ここで描かれているのは、バットマンのような架空の存在ではなくて、実際の人間なんだからね(笑)」とたたえるが、本作もしかり。クーパーを完全無欠のヒーローに仕立て上げるのではなく、父親として子供を守れないかもしれないという苦悩をも描き込むことで、より見る者の心を揺さぶっていく。また、残されたマーフの心情も並行して映し出される。父クーパーのいる場所は、あまりにも地球から遠く、意思疎通はできない。父を愛するがゆえに、裏切られたのではないかという疑心が彼女の心をさいなむ。その一方で、クーパーは、次から次へと予想外の出来事に見舞われ、身の危険にさらされていく。そこで彼の頭をよぎるのは、ある博士から言われた言葉だ。「父親は死ぬ前に何を思い浮かべると思う? 子供の姿だ」。その言葉をかみしめたクーパーは、娘との約束を決してあきらめない。果たして、最大の危機を乗り越えられるのか!? 見ている方が固唾を呑むような展開である。また、父と娘のドラマといえば、クーパー親子に寄り添うだけではなく、クーパーと共に旅をするアメリアと、彼女の父・ブランド教授親子の関係性もつづられる。アメリアを演じたのは『レ・ミゼラブル』(2013年)でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイだ。アンは「世界を広げたり、文明を進化させたりする時には必ず、自分自身より大義を優先させる少数によって、大きな犠牲が払われてきた」と、アメリアたちの勇気ある行動を敬う。実際、アメリア自身も、自分の人生を犠牲にしてミッションに参加し、それ以上に、全てを承知で娘を送り出した、マイケル・ケイン扮するブランド教授の葛藤は計り知れないものがあるだろう。そんな親子愛のドラマが、丁寧かつ多層的に描かれている点が素晴らしい。○人間の弱さと強さの両面を描いたことで、浮き彫りになった愛の力本作の脚本は、クリストファー・ノーラン監督と、弟のジョナサン・ノーランの共著だが、これまでどおり、決して紋切り型で人間を語らない、懐の深い洞察力は健在だ。例えば、クーパーが「人は自分の家族や友人には献身的になれるが、他人にはそうなれない」といった愚痴をこぼすシーンがある。そういうキレイ事では済まされない、核心をついたセリフが、見る者の心に一石を投じていく。また、地球の未来を託されたクーパーやアメリアら有能な科学者やエンジニアたちは、選ばれし人々だが、劇中で描かれる宇宙の果てしない孤独の中では彼らの人間的なもろさをもあぶり出していく。チャレンジャーたちも人間だから、未知の地では恐怖や孤独感も感じるわけだ。時には動揺し、われを失う姿も赤裸々に描写される点が実にリアル。特に、中盤で用意された、サプライズのトラップには、思わず目を見張る。もちろん、こちらは見てのお楽しみということで。だが、そういう人間の暗部もきちんと描くからこそ、後半の着地点である愛の力に、さらなる説得力が生まれる。そう、本作の旅の終着駅は、ずばり愛なのだ。導入部は一見すると科学的で、見ている私たちも、クーパーたちと同様に、予測不能の冒険をさせられる気分になる。しかし、その波乱に満ちた航海を終えた後、こんなにおおらかで力強い結末に涙するとは、誰が予想できようか?やはりノーランが伝えたいメッセージは、人をつなげ人を救うのは、いつの時代も人間同士を結びつけてきた愛なのだ。それが、過不足なく、雄弁に語られる。もはや、このストーリーテリングは神業に近い。そしてノーランは公言する。「これは、父親であることの意味を描いた作品でもある。それがこの映画を作りたかった理由であり、そしてとても個人的な映画となった。僕の制作プロセスにおいて、そういうアイデアを最優先にしているからこそ、宇宙の要素を楽しむものだけでなく、ストーリーのある映画になっていると思う」と。4人の子供を持つノーランが描く感動作『インターステラー』。クリストファー・ノーランがフィルムメーカーとして、さらなる進化を遂げたことを実感できそうだ。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月17日『インセプション』『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)の見どころに迫る約13分間の特別映像がこのほど、公開された。わずか数日で世界興行収入1億3,000万ドルを超え、世界でのオープニング記録1位を記録した本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。幼い子供を持つ父親であり、重大な使命を担う元エンジニア、主人公クーパーをマシュー・マコノヒーが熱演する。公開された特別映像は、撮影の舞台裏と、本作で描く物語について、ノーラン本人とキャスト&スタッフが激白する超貴重映像。ノーランは「これは人間を描いた映画。でも宇宙を舞台に展開する以上、僕にとって一番の大作で意欲作だ」とアピールし、「クリス(ノーラン)は作品のスケールやSF要素に人間性を盛り込み見事にバランスをとっていく」(マシュー・マコノヒー)、「出演できて幸運だったわ。傑作が多い彼の作品の中で特に壮大だもの」(アン・ハサウェイ)と、アカデミー賞受賞コンビも手ごたえを語る。そしてノーランは、「宇宙船内部もリアルな環境にして、グリーンスクリーン撮影を避けた。まったくしてない」と徹底的にリアルにこだわったとコメント。「彼は実際に撮影することを常に目指している」(特殊効果監修のスコット・フィッシャー)、「クリスは特殊なロケ地で惑星の雰囲気を創り出すの。本物だからこそ映像がリアルなのよ」(製作のリンダ・オブスト製作)と、スタッフ陣もノーランの徹底ぶりを明かす。さらに、最初の時点で「重力の異次元移動の観点で、科学はどこまで進歩しているか、ブラックホール周辺の重力と光の影響を科学に忠実に描こう」と思ったと語るノーラン。ワームホールに関して権威の1人である理論物理学者で、今回製作総指揮として参加したキップ・ソーンも「ワームホールを正確に描いた映画は今までなかった。ブラックホールも同じだ。今回初めて、その描写がアインシュタインの一般相対性理論に基づいている」と太鼓判を押す。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月16日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』の13分にもおよぶメイキング映像が公開になった。ノーラン監督の本作にかける想いが伝わるインタビューや、貴重な撮影風景がギッシリとつまっている。特別映像本作はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描く。このほど公開された映像ではノーラン監督をはじめ、監督のパートナーで、プロデューサーでもあるエマ・トーマス、マコノヒーら出演たち、スタッフが作品についてじっくり語るほか、映画のメイキング場面も多数収録。なぜ、ノーラン監督は“宇宙”を題材にした作品を手がけることになったのか? 可能な限りVFXを使いたくない監督はどのようにして“惑星間”航行の場面を描き出したのか? そして本作が単なるSFではなく、感動作といわれるのはなぜなのか? 初公開の場面や貴重な映像を交えながら、本作の魅力がたっぷりと紹介されており、映画鑑賞前には“予習”として楽しむことができ、映画を鑑賞すると再び振り返ってメイキングシーンを確認したくなる密度の高い映像になっている。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年11月14日『インセプション』『ダークナイト』などヒット作を世に送り続ける巨匠クリストファー・ノーラン監督が、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡と愛する家族の未来を守るために立ち上がる父親を描いた最新作『インターステラー』。このほど、本作の日本公開日となる“11月22日”が、“マシュー・マコノ日(ヒー)”として日本記念日協会によって認定されたことが明らかになった。明日か10年後か、現実に起こり得る、そう遠くない未来。世界的な食料飢饉、劇的な環境変化によって地球の寿命が尽きかけている世界で、重大な使命を担う壮大な旅に、まだ幼い子どもを持つ元エンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)と数少ないクルーが選ばれた。居住可能な惑星を探すという、人類の限界を越える不可能にも思える史上最大のミッションを達成するため、前人未到の未開の地へと旅立つ彼ら。果たして、自らの使命を果たし、愛する家族の元へ帰ることができるのか…。圧倒的スペクタクルで描かれる壮大な宇宙空間を舞台に、「君の娘の世代で世界は終わる」と告げられた父親が、“必ず帰る”ことを誓った娘との親子の絆が描かれる人間ドラマとなっている本作。前作『ダラス・バイヤーズクラブ』でエイズ患者を熱演し、アカデミー賞など「主演男優賞」を総ナメ、またTVドラマシリーズ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」でもエミー賞候補となったマシュー・マコノヒーは、本作でも主演を務め、すでにアカデミー連続受賞の呼び声が上がるほど高い評価を得ている、ハリウッドで最も旬な男。そんな彼の渾身の一作である本作の日本公開を記念し、公開日の“11月22日”が“マシュー・マコノ日(ヒー)”として認定されることとなった。日本記念日協会の認定書がLA現地時間の10月26日にマシュー本人の手元に届くと、日本語で「アリガトウ!」と大感激している様子。「自分の名前で自分の日ができるのなんて、いままで一度もなかったよ。僕の誕生日は、ちょうど11月なんだよね。僕にとって初めての僕の日。とても光栄なことです」と興奮気味に喜びを語る。また「これから22日をどうしようか考えなくちゃね。なにか日本を表現できるものがいい。たとえば着る洋服でこの日を祝うとか、それか、日本に毎年電話をかけるとか。僕が何をしているか、何処にいるかを知らせるのもいいね。日本での僕の日にね」と、記念日設立によって自らイベントを提案も。そして、まさかのマシューの提案を実現させるべく、配給元であるワーナー・ブラザーズ映画は現在、絶賛検討中だという。日本にいる大勢のマシューファンも、この記念日の設立でいっそう思い入れの強い作品となりそうな本作。ぜひ、“マシュー・マコノ日(ヒー)”を彼と共に過ごせるイベントを期待したい。『インターステラー』は11月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月11日アカデミー賞主演男優賞受賞の俳優マシュー・マコノヒーが主演を務めるクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』の公開を記念し、公開日の"11月22日"が「マシュー・マコノ日(ヒー)」として日本記念日協会によって認定されたことが10日、明らかになった。主演のマシュー・マコノヒーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』でエイズ患者を演じ、第86回アカデミー賞にて主演男優賞を受賞。『インターステラー』では、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという、史上最大のミッションに挑む主人公を演じている。すでに本作でも高い評価を得ており、アカデミー賞連続受賞が期待されている。本作の日本公開を記念し、このたび、公開日の"11月22日"が「マシュー・マコノ日(ヒー)」として認定された。10月26日(LA現地時間)に、「マシュー・マコノ日」認定書がマシュー本人の元に届けられ、彼は日本語で「アリガトウ!」と大感激。「自分の名前で自分の日ができるのなんて、今まで一度もなかったよ。僕の誕生日は、ちょうど11月なんだよね。僕にとって初めての僕の日。とても光栄な事です」と終始興奮していたという。そして、「これから22日をどうしようか考えなくちゃね。なにか日本を表現できるものがいい。例えば着る洋服でこの日を祝うとか、日本に毎年電話をかけるとか。僕が何をしているか、どこにいるかを知らせるのもいいね。日本での僕の日にね」と、記念日を盛り上げる企画を自ら提案。まさかのマシューの提案を、配給元のワーナー・ブラザース映画は絶賛検討しているとのことだ。本作では、壮大な宇宙空間を舞台に、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマが描かれるだけでなく、マシュー演じる主人公と娘との愛と絆の物語が展開される。共演のアン・ハサウェイも、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞を受賞しており、2人のアカデミー賞コンビの演技に、日本でも期待が高まる。(C)2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月11日『ダークナイト』『インセプション』で知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』が、11月22日(土)に日本公開を迎える。『インターステラー』は"星と星との間"を意味する言葉で、地球環境の変化と食糧飢饉で人類の滅亡が近づく中、移住可能な惑星を探しに宇宙へ旅立つ壮大な冒険と、運命を担うことになった男と娘の感動的な絆のドラマが描かれているという。秘密主義で知られるノーランらしく今回も内容の多くはまだ謎に包まれているが、公開を前に、人類が太陽系を離れてほかの惑星へ移住するというストーリーに、現代の科学がどの程度近づいているか、宇宙ライターの目線で検証する。○移住できる新惑星はいずれ見つかる? 研究進む系外惑星太陽は、自ら輝いている星、つまり恒星。私たち人類が住む地球から一番近い恒星が太陽である。そして、太陽以外の恒星の周囲を回っている惑星を、系外惑星と呼ぶ。『インターステラー』では、系外惑星の探査が描かれているようだ。太陽系に惑星があるのならば、ほかの恒星にも地球のような惑星があると考えられる。系外惑星が存在するという予想は古くからあり、観測も長い間行われてきた。惑星は恒星に比べて小さく、また、自ら輝かない。そのため、系外惑星を地球から直接観測するのは非常に難しいのだ。恒星が惑星を持つ証拠を得るために、さまざまな方法が考案されてきたが、多くの系外惑星を発見することは難しかった。しかしその後、恒星の前を惑星が通り過ぎる時に生じる明るさの周期的な変化をとらえる観測手法が確立された。2009年3月に打ち上げられたアメリカのケプラー宇宙望遠鏡は、この手法で系外惑星の候補を見つける専門の衛星である。その観測の成果はめざましく、4000個以上もの系外惑星候補をリストアップ。それらの惑星候補を検証し、現在までに3000個以上の系外惑星が見つかっている。地球に似た系外惑星としてよく知られているのが、地球から18光年離れた「グリーゼ581g」。質量は地球の3倍程度と近い上、恒星から適度な距離にあり、生命に不可欠な水が液体で存在できる温度の範囲に入っている。観測された中では、生命が存在する可能性が最も高い系外惑星とされたが、その後の観測でグリーゼ581gは実際には存在しないとする意見も出ており、現在も議論が続いている。系外惑星についてさらに多くの知見を得るべく、日本も参加するTMT(30メートル望遠鏡)が2022年の観測開始を目指し、ハワイのマウナケア山の山頂に建設中である。ほかにも、ハッブル宇宙望遠鏡の後継であるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、チリに建設予定のGMT(巨大マゼラン望遠鏡)といった計画も進行中で、これらは系外惑星の直接観測、とりわけ大気の存在やその組成について、そして、生命の生存に適した領域に存在するか、これまで以上に詳しく知る手助けになるだろう。人間が住める系外惑星の発見が、近い将来実現するかもしれない。○本作でも描かれる! 惑星間移動の鍵を握るワームホールとは?さて、人間が居住可能かもしれない系外惑星が見つかったとして、次はそこへどのようにして行くかが大きな課題となる。現在のところ、人類がもっとも遠くまで送った人工物はNASAのボイジャー1号である。1977年9月の打ち上げから37年かけて、地球から約190億キロ、地球と太陽の距離の127倍に到達した。これは、太陽から最も遠い惑星である海王星までの距離の約4倍であり、光なら17時間以上かかる遠さである。それでも、宇宙の広さからすればほんのわずかな距離でしかない。仮にボイジャー1号が太陽から一番近い恒星、4.4光年先にあるケンタウルス座アルファ星をまっすぐ目指した場合、ボイジャー1号の現在の速度は秒速16キロであるため、到着には8万年もかかる計算になる。8万年かけてもすぐ隣の恒星までしか行けない現在の技術では、それよりもはるかに遠い系外惑星への人類移住など現実的ではないのだ。それでは『インターステラー』の登場人物たちは、どのようにして系外惑星へ旅をするのだろうか。ヒントとなるのは、製作総指揮の一人に、ブラックホールや重力理論の研究で知られる物理学者のキップ・ソーンが参加していることである。彼はカール・セーガンが執筆したSF小説『コンタクト』に、ワームホールによる星間旅行のアイデアを提供した。『コンタクト』は1997年にジョディ・フォスター主演で映画化され、『インターステラー』の主演のマシュー・マコノヒーも、ジョディ・フォスターの相手役として出演している。ワームホールとは、離れた空間どうしを結ぶ近道である。普段はリンゴの表面しか移動できない虫を考えた時、リンゴの内部を通って別の場所へ出られる虫食い穴(ワームホール)があれば、まさに近道となる。アインシュタインの一般相対性理論から存在が予言されたが、現在のところ実際に観測されたワームホールはなく、どのような自然現象がワームホールを生み出すかもわかっていない。とはいえ、ワームホールが将来にわたって見つからないとは限らない。ブラックホールも、当初は存在が予言されたものの、実在するとは考えられていなかった。しかし、X線天文衛星の登場で実在が証明され、現在では多数のブラックホールが観測されている。ワームホールについても、観測する手法の研究が現在も進んでいる。余談だがキップ・ソーンは、ワームホールを利用したタイムトラベルも、理論上可能であることを示している。高速で移動する物体は時間の流れが遅くなることを利用し、ワームホールの入り口と出口のうち、一方だけを光に近い速度で移動させて、過去への扉にするというものだ。これは、ワームホールが作られた時点より過去には移動できない種類のタイムマシンであるため、われわれが今いる現在にタイムトラベラーが来ない理由も説明できるという。現在の研究では、ワームホールは非常に不安定な存在であり、たとえ実在したとしてもすぐに消滅してしまうと考えられている。キップ・ソーンは、ワームホールを光や物質が通れるよう維持するために負のエネルギーを持つ物質、「エキゾチック物質」を用いるという考えを示した。エキゾチック物質は理論上の存在で実在は証明されていない上、どのようにすれば作れるのかも現在のところまったく不明である。それでも、『インターステラー』では、ワームホールを使った"惑星間移動"が描かれることだろう。おそらく実際の科学上の制約を乗り越えて、われわれが見たことのない世界を描き出してくれるに違いない。「僕は観客に、このストーリーが巨大なスクリーン上で展開するのを観て、のめりこんでほしい。僕はすばらしいキャストと独創性にあふれる映画制作のパートナーたちに恵まれた。僕らは全員が団結して、この映画のどの瞬間もリアルに感じられるように奮闘した。なぜなら、宇宙の旅を描く大作映画を作る喜びは、観客を一緒に宇宙に連れていくことにあるからだ」と語っているクリストファー・ノーラン監督。理論上証明できるリアルな科学を描いた彼と、アカデミー賞俳優たちが織りなす壮大なストーリーにも期待したい。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月10日『インセプション』『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日 日本公開)が、世界興行ランキングでオープニング1位を獲得したことが10日、明らかになった。11月7日から全米3,561のスクリーンで公開された『インターステラー』。5日間(11月5日~9日、5日から北米249館で先行上映)で興行収入約5,215万1,000ドルを記録し、世界62のマーケット(北米を除く)では、週末3日間(11月7日~9日)で約8,000万ドルを達成した。そして、全世界興行収入は約1億3,215万1,000ドルとなり、同時期公開のディズニー最新作『ベイマックス』を抑え、週末の世界興行ランキング1位を獲得した。本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。主演にマシュー・マコノヒー、共演にはアン・ハサウェイと、アカデミー賞受賞コンビが迫真の演技を披露している。宇宙をテーマに壮大な愛を描いた感動の物語は、女性の共感も呼び、観客の約半数近くを女性が占めているという。クリストファー・ノーラン監督は本作について「映画に入りこまれるようなスリリングな気持ちと、感動的な気持ちを抱いてくれると思う」と語り、主演のマシュー・マコノヒーも「ノーランを筆頭にわれわれがまいて長年かけて耕してきた種が、やっと実になり、収穫できた。一切後悔することがなかったほど、やりきった感はあったよ」と自信を見せている。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月10日『インセプション』『ダークナイト』などを手がける巨匠クリストファー・ノーラン監督が、オスカー俳優のマシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイを迎えて描く『インターステラー』。超・秘密主義を貫き、未だその全貌を明かそうとしないノーラン監督だが、このほど本作の最新映像30秒間とビジュアルが解禁された。現実に起こりうる、そう遠くない未来。世界的な食糧飢饉、劇的な環境変化によって、地球の寿命は尽きかけていた。生きて帰れるか分からない、重大な使命を担う壮大な旅に選ばれたのは、まだ幼い子どもを持つ元エンジニアの男・クーパー(マシュー・マコノヒー)と数少ないクルーのみ。彼らは、居住可能な新たな惑星を探すため、前人未到の未開の地へと旅立つ。それは人類の限界を超える不可能にも思える史上最大のミッション。果たして彼らは、自らの使命を全うし、愛する家族の元へと生還することが出来るのか…?今回、解禁されたビジュアルでは、父と娘の姿、未知の世界の入り口“ワームホール”、あたり一面が白銀の氷の惑星、山のような波が迫る水の惑星などが、人類の存亡を懸けたミッションに挑むマシューたちの姿と共に描かれている。公開された最新映像でも「必ず帰るよ」と娘に約束するマシューや、「あきらめない!」と力強く誓うアンが愛する家族の未来を守るため、命をかけて奮闘する様子が確認できる。また、日本時間11月6日(木)午前7時30分に豪華キャストによるライヴ会見が実施されることも決定。急遽開催が決まったというこのライブ会見には、元エンジニアのクーパー役のマシュー・マコノヒー、生物学者アメリア役のアン・ハサウェイ、科学者のジェシカ・チャステインの3名が出席する予定で、グループ間でお互いの顔を見ながらビデオ・チャットができる、Google Playのサービス「Google Hangout」内にて行われる。米ワシントンD.C.の歴史あるスミソニアン国立航空宇宙博物館にて、宇宙科学の専門家を交えながら約1時間かけてファンからのQ&Aに応えるという。その模様は全世界同時配信予定だ。『インターステラー』は11月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』の公開を記念して、日本時間6日(木)の朝7時30分からワシントンD.Cのスミソニアン国立航空宇宙博物館で出演者による会見が行われ、その模様がGoogle Playのサービス“Google Hangout”を通じて全世界にリアルタイムで配信されることが決定した。『インターステラー』最新映像本作はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描く。会見にはマコノヒー、ハサウェイ、チャステインが登壇し、宇宙科学の専門家を交えながら約1時間かけてファンからの質問にこたえる予定。“Google Hangout”は、グループ間でお互いの顔を見ながらビデオ・チャットができるサービスで、この会見に日本から参加することができる。また、先ごろ本作の最新映像と4種類のビジュアルが公開された。映像は約30秒と短いが、主人公のクーパーと子どもたちのドラマや、クーパーたちが宇宙で出会う“想像を絶する光景”の数々が収録されている。また、新ビジュアルにも、時空のある場所から別の場所をつなぐトンネルのような“ワームホール”や、氷の惑星が描かれており、映画への期待が高まる内容になっている。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年11月05日クリストファー・ノーラン監督が、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、愛する家族の未来のため史上最大のミッションに挑む人間たちのドラマを描く最新作『インターステラー』。来週11月5日からの全米公開を前に、10月26日(現地時間)、米・ロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターにて本作のワールド・プレミアが行われ、本作で主演を務めたマシュー・マコノヒーにとっては「主演男優賞」を受賞した今年3月の第86回アカデミー賞以来、そして共演のアン・ハサウェイにとっても「助演女優賞」を受賞した昨年の第85回アカデミー賞以来となる、思い出深い場所でのカーペットイベントとなった。『インセプション』『ダークナイト』シリーズなど、圧倒的な映像世界とストーリーで観る者をつねに驚愕させてきたノーラン監督が、2人のオスカー俳優とともに仕掛けるのは、“地球の寿命”に直面し、新たな星を探すことになる人類の物語。この日、TCLチャイニーズ・シアターには主演のマシューを始め、アン、ジェシカ・チャステイン、マッケンジー・フォイ、ノーラン監督、プロデューサーのエマ・トーマスと豪華な面々が集結。レッドカーペットならぬブラックカーペットに降り立ったキャストたちには、集まった約3,000人近い観客から熱狂的な声援が送られていた。また、超がつく秘密主義者として知られるノーラン監督の、『ダークナイトライジング』以来となる最新作がついにお披露目されるとあって、全世界11か国・計300人のプレスも詰めかけ、この歴史的瞬間を見守った。本作により、トム・ハンクス以来となる2年連続のオスカー受賞も期待されているマシューは、「アカデミーはちょっと先だけど、今夜ここカリフォルニア・ハリウッドでやっと長年かけて頑張って、まいて耕してきた種が、やっと実になり収穫できるような気持ちだ。食後のデザートの時のような気持ちだよ」と感慨深げ。ノーラン監督とのタッグをふり返りながら、「撮影は本当に苛酷だったけど、ラッキーなことに『もっとこうすればよかった』と後悔することが何もなかったから、それはとても幸運なことだったよ」と、自信を覗かせていた。一方、ネイビーのシックなドレスで登場したアンも、エンドクレジットを見て「自分の名前がそこにあることが恐縮してしまったほどだったわ。(アカデミー賞は)獲ったらすごく素晴らしいことだけど、獲らなくてもこの映画が唯一無二であることには変わりはないと思います」と真摯にコメントした。女性科学者を演じたジェシカは、大胆なスリットとレースが印象的なブラックのドレスで登場。日本のファンに対して、「みなさんが映画を観れることをわくわく待っています。この映画の世界に飛び込んでいって、全身で体験してほしいですね。でも、真髄の部分は“愛情”です。いつ涙を流したのか分からないし、いつ息をしていたかも分からないくらい感情的になる作品。ぜひ家族と一緒に観て、ハグをしてもらってほしいです」と、本作のテーマをアピールした。そして、ノーラン監督も、「この作品は大作ですから、多くの人に観てもらうことを、僕は期待してます。日本のみなさんが私の映画を心待ちにしてくれていると聞いて、とてもハッピーです。映画を実際に観たら、スリリングな乗り物に乗ったような気持ちと、感動的な気持ちを持ち帰ることができると思います」と、日本での公開を首を長くして待つファンたちに向けて語った。さらに監督は、オスカーについて振られると「我々の直近のゴールは映画をみなさんに観てもらうこと。初日の成功を祈っています」と謙虚に答えていたものの、いま、最も輝いている俳優陣たちの自信に満ちた姿を見るかぎり、この中の誰かがオスカー像を手にすることになるかもしれない。『インターステラー』は11月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月28日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』のワールドプレミアが現地時間26日にハリウッドのTCLチャイニーズシアターで行われ、約3000人のファンが集まった。その他の写真本作はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描く。プレミア会場にはマコノヒー、ハサウェイ、チャステインらキャストたち、ノーラン監督やプロデューサーのエマ・トーマスらが登場。会場には宇宙をイメージさせる“ブラックカーペット”が敷かれ、全世界から集まった約3000人のファンと報道陣300人が、謎のヴェールに包まれていた本作の初披露を見届けた。マコノヒーは「撮影は本当に苛酷だったけど、ラッキーなことに『もっとこうすればよかった』と後悔することが何もなかったから、それはとても幸運なことだった」と語り、ハサウェイは「この映画を初めて見たのは、父と一緒だったんですが、『今までの中の最高の映画体験だった』と言ってくれました。父親は多くの映画をたくさん見てるんですが、その彼が人生で一番だと言ってくれたことが、この映画がどれだけ素晴らしいかを物語っている」とコメント。ノーラン監督は「日本のみなさんが私の映画を心待ちにしてくれていると聞いて、とてもハッピーです。映画を実際に見たら、スリリングな乗り物に乗ったような気持ちと、感動的な気持ちを持ち帰られることができると思います」とメッセージをおくった。本作は今週末から全米で公開され、11月22日(土)から日本公開になる。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年10月28日クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)のワールド・プレミアが27日(現地時間26日)、アメリカのロサンゼルスで行われ、主演マシュー・マコノヒー、共演アン・ハサウェイ、クリストファー・ノーラン監督らが登場した。本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。会場のTCLチャイニーズ・シアターには、レッドカーペットならぬブラックカーペットが敷かれ、主演のマシュー・マコノヒー、共演のアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マッケンジー・フォイ、クリストファー・ノーラン監督、エマ・トーマスプロデューサーが、約3,000人の観客から熱狂の中迎えられた。マシュー・マコノヒーは「まいて耕してきた種が、やっと実になり収穫できるような気持ちだ。食後のデザートの時のような気持ちだよ」と喜び、「撮影は本当に苛酷だったけど、後悔することが何もなかったから、それはとても幸運なことだったよ」とコメント。胸元の開いたセクシードレスで登場したアン・ハサウェイは、多くの映画を見ている父親から「今までの中の最高の映画体験だった」と言われたことを明かし、「この映画がどれだけすばらしいかを物語っている」と自信を見せた。ジェシカ・チャステインも「いつ涙を流したのかわからないし、いつ息をしていたかも分からないくらい感情的になる作品」とアピール。クリストファー・ノーラン監督は「長い時間を費やして、映画を作った制作が終わり、みんなに見せられるのでうれしい」と喜び、「スリリングな乗り物に乗ったような気持ちと、感動的な気持ちを持ち帰られることができる」と作品を紹介した。また、アカデミー賞について聞かれると、「直近のゴールは映画をみなさんに見てもらうこと。初日の成功を祈っています」と答えた。なお、会場のTCLチャイニーズ・シアターは、マシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイにとって特別な場所。マシュー・マコノヒーは、今年の第86回アカデミー賞で『ダラス・バイヤーズクラブ』で主演男優賞を受賞した場所であり、アン・ハサウェイにとっても、昨年の第85回アカデミー賞で『レ・ミゼラブル』で助演女優賞を受賞した思い出の地となっている。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. AllRights Reserved.
2014年10月28日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』の最新映像が公開された。果てしなく広がる宇宙を旅する主人公たちの姿が描かれた壮大な映像で、同時に公開されたポスター画像では最も身近な存在である“家族”の姿が描かれている。最新映像本作はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャスティン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、かつては美しく輝いていた惑星・地球が、その寿命を終えようとしている未来が舞台だ。映像の冒頭で描かれる地球は荒廃しており、マコノヒー演じる主人公は、マイケル・ケイン演じる男から「君の娘さんの世代で世界は終わる」と宣告される。そこで男は宇宙へと旅立ち、人間が新たに居住可能な惑星を探す旅に出る。そこからは息をのむシーンの連続だ。土星の輪をくぐる宇宙船、まだ人類が見たこともない水に満たされた惑星、そして別の惑星では氷の山のような物体が地面と空からせり出している。ここは一体、どんな惑星なのか? 主人公の後ろを共に歩く四角いロボットのような物体の正体は? 何度も繰り返して観て、内容を予想したくなる映像だ。一方で本作では主人公と子どもたちのドラマがしっかりと描かれるという。主人公は愛する子どもたちの未来を守るために宇宙へと旅立ち、自分の子を、人類を守るためにあらゆる困難を乗り越えようとする。ノーラン監督は本作について「この映画ではあらゆることが描かれている。人が自分をどう定義づけるかとか、この世界において自分は何なのかとか。でも僕にとってこれは、父親であることの意味を描いた作品でもある。僕の制作プロセスにおいて、そういうアイデアを最優先にしているからこそ、宇宙の要素を楽しむものだけでなく、ストーリーのある映画になっていると思う」とコメント。本作はスクリーンでしか味わえない映像体験と、予想もつかないストーリー、そして誰もが共感できる親子のドラマがそろった作品になりそうだ。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年10月23日『インセプション』『ダークナイト』などで知られるクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)の最新映像と劇場用本ポスターが23日、公開された。本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。史上最大のミッションに挑む主人公のクーパーを、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが演じる。秘密主義のノーラン監督は、なかなか全貌を明かそうとしないが、このたび、最新映像と劇場用本ポスターが公開。映像では「君の娘さんの世代で世界は終わる」と告げられたクーパーが、意を決して宇宙へ飛び立ち、一面白銀の氷の惑星、山のような波が迫る水の惑星など、未開の地で冒険を繰り広げる様が描かれる。撮影にあたっては、実際に極寒地でロケを行い、実物大の宇宙船も制作。撮影の技術顧問として、国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、徹底的にリアルにこだわった。「僕はCGの宇宙船はどうしても嫌だったんだ。わざわざロケ撮影をするなら、その景観に実際に置ける物を作らなきゃ」とノーラン監督は振り返る。また、ノーラン監督は「この映画ではあらゆることが描かれている。人が自分をどう定義づけるかとか、この世界において自分は何なのかとか。でも僕にとってこれは、父親であることの意味を描いた作品でもある」と明かす。そして、主演のマシュー・マコノヒーも「彼(監督)のこれまでのどの作品よりも野心的。それでいて、その壮大さに人間性と親密感が押しつぶされてはいないんだ。むしろ、この映画にはもっと人間の血が通っている」と絶賛している。(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年10月23日『ダークナイト・ライジング』から2年。ついに世界待望のクリストファー・ノーラン最新作『インターステラー』が、11月22日(土)より公開する。超秘密主義で知られ、本作についてもいまだに全貌を明かそうとしないノーラン監督だが、このたび、ストーリーの一部が垣間見える4枚の場面写真が一挙公開となった!世界的な食糧危機、地球環境の変化によって、誰もが人類の滅亡を見守ることしかできなくなった近未来。地球最大の危機を救うために、元エンジニアの男(マシュー・マコノヒー)が選ばれ、新たに宇宙で発見された前人未到の未開の地へと旅立つ。しかしそれは、人類の限界を超える不可能に思える壮大なミッションだった。主人公は、“必ず戻る”という言葉の通り、自らの使命を果たし、愛する家族の元へと生還できるのだろうか――。主演は、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞「主演男優賞」を受賞したマシュー・マコノヒー。そして『レ・ミゼラブル』で「助演女優賞」を受賞したアン・ハサウェイ、話題作に次々と出演している『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン、監督としても活躍する『ファーナス/訣別の朝』のケイシー・アフレックなど実力派が集結。さらに、『アリスの恋』(’74)でアカデミー賞「主演女優賞」に輝いたエレン・バースティンや、ノーラン作品常連で、『ハンナとその姉妹』(’86)、『サイダー・ハウス・ルール』(’99)で2度の同「助演男優賞」に輝いているマイケル・ケインも顔を揃えた。今回解禁されたのは、NASAの宇宙服を着たマシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイが何かを見つめるシーン、ヘルメットまで装着したアン・ハサウェイが何かを見上げているシーン、クルーたちが宇宙の未開の地へと降り立つシーン、食糧不足の危機に取り組むジェシカ・チャステインのシーンの4枚。どれも想像を掻き立てる写真ばかりだ。ノーラン監督は本作について、「脚本家で弟のジョナサンが、マシュー演じるキャラクターとその家族の壮大な旅を描いた。彼らのミッションをリアリティに満ちたものにするため、多くの革新的な技術を組み合わせたよ。でも詳しいことは言えないんだ。映画を観にいって、驚いてほしいからね(笑)」と、あくまでも秘密主義を突き通す。「僕は幼いころ、ロンドンのレスター・スクエアにある映画館の大きなスクリーンで、父と一緒に『2001年宇宙の旅』を見た。とても印象に残っているよ。本作でも、同じようなスケールの作品を作りたいという野望があった。ぜひ親子で、巨大なスクリーンで体験してほしい。それが僕がこの作品に込めた想いだ」と熱く語っている。常に世界中に衝撃を与えてきたノーランの最新作。宇宙を舞台に、人類の存亡をかけた壮大な物語を、ぜひスクリーンで体験して。『インターステラー』は11月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月07日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日2009年の『(500日)のサマー』をきっかけにブレイク、クリストファー・ノーラン監督作『インセプション』でその人気は確固たるものとなり、続く同監督作『ダークナイト ライジング』は“彼のための作品だったのでは?”とも囁かれる存在感を見せつけた。さらに、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で7部門にノミネートされた『リンカーン』でも好演に注目が集まっている。爽やかな笑顔で表に姿を現したかと思えば、スクリーンの中では一変して全く違った顔を見せる男、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。そんな彼が本当に違う“顔”を作り上げて挑んだのが最新主演作『LOOPER/ルーパー』だ。自身にとって「アイドル」とまで語るブルース・ウィリスとの共演、構想から約7年もの歳月を費やしたという本作についてたっぷりと語ってもらった。大友克洋監督作『AKIRA』(’88)やアメリカの作家フィリップ・K・ディックにインスパイアされ、SFをふんだんに盛り込んだという本作。前述の通り、ジョセフが構想段階から加わり長年温め続けた作品ということで、ストーリーはジョセフ自身に語ってもらうことにしよう。「タイムトラベルの物語で、僕の役は暗殺者・ジョーだ。悪者が時空間を利用して殺人を犯す。過去に戻ってね。暴力が暴力を呼ぶという負の連鎖が引き起こされ、それが時空を超えて“ループ”するって展開なんだ。僕の役は、“ループ”のシステムに問題が発生して、未来から送られてきた30年後のジョー(ブルース)の始末に失敗する。ブルースが演じたジョーは、僕よりずっと強くて、僕は逃げた彼を捜すハメになるんだよ」。と、かなり複雑なストーリーだが、本作には知らず知らずの間にスクリーンの中に引きずり込まれてしまう強力な魔法が仕掛けられている。ジョセフの相当な思い入れが伝わってくるが、しかしこの作品、「制作開始までは、簡単じゃなかった(笑)」そうだ。「僕は(本作の監督の)ライアン・ジョンソンのデビュー作『BRICKブリック』(’06)に出演して、それ以来の友達なんだ。それで、その映画を撮り終わってから間もなく彼が、タイムトラベルについての映画を作りたいという、この映画のアイディアを僕に話してくれた。SF大作として作りたかったから色々と大変で、とりわけ本格的に作ろうとしたら、やっぱり普通はとてもお金がかかるものだからね。だけど、僕らにはそれほどの資金がなかったんだ。それで、試行錯誤を繰り返しているうちに、とうとうブルース・ウィリスが脚本を読んでくれるってところまでこぎ着けたんだ。しかも彼がすごく気に入ってくれて、『やる!』って言ったんだよね。それが僕らにとっては、本当に勝利の瞬間だった。そのおかげで映画が始動して、制作できることになったんだよ」。※こちらインタビューの【後編】は、下記ページよりご覧いただけます。特集「ジョセフ・ゴードン=レヴィット」:『LOOPER/ルーパー』は1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。© 2012 LOOPER DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCLOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開(C) 2012 LOOPER DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2013年01月07日すべてのヒーローの原点にして頂点に君臨する“スーパーマン”を、『ダークナイト』シリーズのクリストファー・ノーランが製作、『ウォッチメン』、『300[スリーハンドレッド]』のザック・スナイダーが監督を務めた、新たなスーパーマン誕生の物語『マン・オブ・スティール』。このたび、あろうことかスーパーマンが手錠をかけられ逮捕されるというヒーロー史上前代未聞な衝撃のポスター・ビジュアルが公開になった。先日、海外で予告編が解禁されるとワーナー・ブラザースの公式youtubeアカウントでは2,475万回(12月26日時点)視聴されるなど、全世界の注目を一手に集めている本作。日本でも公開となったこの予告編には、スーパーマン逮捕を予兆するかのように育ての父ジョナサン・ケントの言葉をクラーク・ケントが反芻している。「父はこう信じていた。世界はまだ、本当の僕を受け入れられないと。そうだろうか?」と。今回公開となったポスターには、まさに父の不安が最悪の形となってしまった、手には手錠、そして周りには戦闘服を着た軍人のような人物が脇を固め、ヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンが連行されるという異常事態が描かれている。その表情は影が落ち全く読み取れないが、圧倒的なパワーを持つスーパーマンであればその力で逃げ出すことも可能なはず…。にも関わらず素直に連行されるという事態に、否応なしに父・ジョナサンの言葉が思い出される。「ほかの俳優がスーパーマンのスーツを着ると、全くそぐわないものになる。たとえそれが名優であってもね。だがヘンリー(・カヴィル)がスーツを着ると、一種の衝撃的な確信を得たんだ」とスナイダー監督が語る通り、本ポスターでもヘンリーは、陰影のついた肉体から筋肉の隆起と力強さがみなぎる「これぞスーパーマン!」という身体を披露している。コスチュームの来日、予告編登場、そして今回のポスター解禁と次々に情報は明らかとなるが、ポスターが公開されたことでますますストーリーの謎は深まるばかり。果たしてスーパーマンは何かの陰謀で捕まったのか?それとも、その力を受け入れられず人類の敵と見なされたのか?情報が公開されるたび衝撃の事実が一つ、また一つと登場する本作。次なる情報を心して待ちたい。『マン・オブ・スティール』は2013年夏、全国にて公開。© 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:マン・オブ・スティール 2013年夏、全国にて公開(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2012年12月28日クリストファー・ノーランが「バットマン」に新たなる解釈描き上げた最高傑作『ダークナイト』シリーズ。ノーラン監督が描く革新的な映像美と壮大な世界観で、公開を迎えるたびに話題をさらってきた本作で、2005年から7年間、バットマンこと主人公・ブルース・ウェインを演じたことは、俳優クリスチャン・ベイルにどんな意味をもたらしたのか?まもなく『ダークナイト ライジング』のDVD&ブルーレイがリリースとなる今、改めてクリスチャンにその胸の内を語ってもらった。“闇の騎士”バットマンがジョーカーを葬ってから8年の世界が描かれる本作。平穏な日々で満たされていたかのように見えた“ゴッサム・シティ”を揺るがす、破壊者・ベインが姿を現したことで、世界の様相は一変する…。まずは、壮絶なラストで幕が引かれた『ダークナイト』から8年後という設定。この描かれることのない8年という歳月を、クリスチャンはどのように解釈していたのだろうか?「ストーリーの冒頭は『ダークナイト』の終盤で作り上げられた虚構のツケが廻ってきた状態を描いているんだ。虚構は社会の秩序を保ち、希望を保つためのものであったけど、いずれ真実は暴かれる。虚構はその場しのぎとしては功を奏した。おかげで人々は希望を持つことができたんだ。ただ、それがいつまでも続くわけがなく、ゴッサムでは今、その歪みが表面化しつつある…といった状態なんだ。バットマンは消えてしまい、ブルース・ウェインも見る影もなく、完全に世捨て人と化しているんだ。彼は一連のことで自責の念に苛まれていて、誰にも会いたくないんだ。世間との関係を完全に断ち切ってしまっている。体を鍛えるようなことも一切しておらず、衰弱している。精神的にも疲れ果てているんだ」。と惨憺たる様子で、長い歳月によってブルースは“ヒーロー”でなくなってしまったと語る。そんな彼が『ダークナイト ライジング』では、アンハサウェイ演じるキャット・ウーマンやジョセフ・ゴードン=レヴィット演じる若き警官・ジョンたちに触れることで、ひとりの人間として、そして多くの人々の希望を背負ったヒーローとして再び復活を果たすこととなる。そんなどんな正義のヒーローでも、どんな凶悪なヒールでも、マスクを一枚はがせば悩みを抱えたただの人間――というのが、アメコミ作品の魅力の一つ。本シリーズを通して“ヒーロー”であるバットマンと、世界的な大富豪だが“ひとりの人間”であるブルースとをどのように演じ分けてきたのだろうか。クリスチャンは「ブルースとバットマンは結局、同一人物だよ」と語るが、その真意は?「ブルースは多重人格者なんだ(笑)。ただ、バットマンはブルースに内在するいくつもの人格の延長線上にあるもの。両親の殺害現場を目撃するという不幸な過去をひきずる内気な寂しい子供のようなブルースもいれば、パフォーマンスばかりで実際にはなんの役にも立たないと思われているプレイボーイのブルースもいる。そして、バットマンは誠実なんだ。世の中の不正に対する憤りや、人の役に立ちたいという気持ちや、ゴッサム・シティを破壊しようとする輩を阻止したいという気持ちを昇華させた誠実さこそがバットマンなんだよ。だからバットマンとブルースを別々のものとして考えたことはないんだ。でないと、なんでこんな“変なスーツ”を着込んで走り回らないといけないんだろう?ということになるだろ(笑)。スーツを着込んでも、尚その獰猛性に説得力を持たせるには、そもそも怪物のような人物に仕立てあげなければならなかったんだ」。そして、そんな人間味にあふれたどん底の状態の“ダークヒーロー”バットマンが本作で対峙するのは、外見からして恐ろしい悪役・ベインだ。このシリーズ最大にして最凶の敵を演じたトム・ハーディとのバトルシーンには、意外な落とし穴があったとも…。「基本的なところからして難しいシーンがいくつかあったね。僕の声がトムに聞こえなかったり、逆に彼の声が聞こえなかったりするときもあったよ(笑)。だからお互いに襲いかかる前に喋る台詞の内容が分かるよう、手話みたいなジェスチャーを決めたりしたんだ」。そうやって普通の人間としての葛藤に苦しんだり、「変なスーツ」に悪戦苦闘したりとクリスチャンにとってたくさんの思い出が詰まった本作。最後に、この大人気となったシリーズ3部作を経て、俳優として大きな変化があったと明かしてくれた。「大いに意義深い体験になったね!一つのシリーズで同じキャラクターを3回にわたって演じるというのは初めてだったし。僕の人生や家族の人生を大いに変える体験となったよ。それと、こういう大作でも、ちゃんと中身をもたせて、キャラクターをしっかり作り込むことができるということも分かった。それに、いままで夢にも見なかった仕事の声がかかるきっかけにもなったんだ。キャリアの観点から言っても、いままでは監督から声がかかっても出資者は興味を持ってくれないという状態が続いていたけれど、いまだと映画を製作する資金がちゃんと集まるんだ。全てバットマンのおかげさ(笑)」。『ダークナイト ライジング』<セル>『ダークナイト ライジング』[Blu-ray&DVD]価格:3,980円(税込)『ダークナイト ライジング』[Blu-ray]価格:7,980円(税込)『ダークナイト トリロジー』ブルーレイBOX[Blu-ray]価格:7,980円(税込)発売/販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売日:12月5日(水) ※同日レンタル&オンデマンド配信開始公式サイト: & © DC Comics ©2012 Warner Bros. Entertainment. All rights reserved.© Barcroft Media/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2012年12月04日アメコミヒーローたちの頂点に立つスーパーヒーロー“スーパーマン”を新たな物語として描く『マン・オブ・スティール』が2013年に公開されることが明らかになってからというもの、映画ファンの間では次なる情報を求めて、ネット上でも大きな話題を集めている。そんな本作が2DとIMAXに加え“3D”版でも上映されることが、このほど明らかとなった。1938年、アメコミ出版社・DCコミック社が出版したコミックスに登場して以来、圧倒的な人気を集め、幾度にもわたりアニメ、ドラマ、映画化されてきたスーパーマン。近年では、2006年に劇場公開されたブライアン・シンガー監督作『スーパーマン・リターンズ』やスーパーマンになる前の青春時代を描いた人気TVシリーズ「ヤング・スーパーマン」が記憶に新しいところだが、本作ではこの74年間の歴史を覆す全く新しい“ヒーロー誕生”の物語が描かれる。この“3D”での上映、海外メディアではすでに大きな話題となっているのだが、「何故そこまで?」と疑問に思う人も少なくないはず。これまでにも『アリス・イン・ワンダーランド』や『アベンジャーズ』など様々な3D作品が登場しているが、今年大ヒットを記録した『ダークナイト ライジング』然り、『インセプション』然り、クリストファー・ノーランが手がけてきた作品に3D映画は存在しない。しかし今回、製作として指揮をとる本作で、初となる3D化に挑戦することとなり、新たな作品を発表するごとに世界を驚かせてきたノーランの「映像センス」×「3D化」という計算式を思い浮かべれば、海外メディアの騒ぎようも納得できるというもの。さらに、本作の監督を務めるのは『300[スリーハンドレッド]』などで知られる、“映像の魔術師”ザック・スナイダーとあって、映画ファンならずともワクワクさせられること必至の事態なのだ。今回の3D化について、スナイダー監督は「今作は2D、3D、IMAX。どのバージョンでもビジュアル的に素晴らしい経験になるはずだ。昔ながらの2D映画を好むファンを視野に入れながら、3Dが今日多くの人に受け入れられているということを踏まえ、我々は『マン・オブ・スティール』を彼らの期待にも応えられるようにデザインし撮影した。あくまでも我々は作品全体とストーリーが確かなものになることを第一に考え、力を注いできた。3Dはそれらを更に楽しめる効果だと考えている」と、自信をのぞかせるコメントを発表している。クリストファー・ノーランの深い人間描写と重厚なストーリー構成、そして3D公開に伴って圧倒的スケールと大迫力の映像となって誕生する本作。2013年の最注目作品となることは間違いなさそうだ。『マン・オブ・スティール』は2013年、全国にて公開。■関連作品:マン・オブ・スティール 2013年夏、全国にて公開© 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2012年11月09日