クリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』の最新映像が公開になった。本作は全米興収が2億ドル(約240億円)を突破しており、イーストウッド監督のキャリアの中で最大のヒット作になった。最新映像本作は、13週に渡ってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得したクリス・カイルの自伝を映画化した作品で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するカイルがイラク戦争におもむき、仲間を守りながら、壮絶な戦いを繰り広げる様と、戦争で命をかけながら同時に故郷に想いをはせ、良き夫、良き父でありたいと葛藤する姿を描いた問題作。ブラッドリー・クーパーが主演と製作を務め、徹底的に役作りをして主人公カイルを演じている。このほど公開された映像ではクーパー演じる主人公が称えられる場面から始まる。彼は圧倒的な狙撃能力を駆使して敵を160人以上も射殺し、アメリカに大きく貢献した。無論、彼は好戦的な人間ではなく「どの狙撃も仲間を守るためだ」と語る。しかし、戦地で彼が覗き込む狙撃銃のスコープには爆弾を抱えた幼い子どもが捉えられ、彼らの舞台は敵地で民間人の家のドアを蹴破り、建物は炎をあげて崩れ、ある仲間は命を落とし、ある仲間は深い傷を負う。映像は繰り返される戦闘の中でクリス・カイルが次第に追いつめられていく様が緊迫感のある演出で描かれる。ちなみに本作は興行だけでなく評価も高く、第87回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演男優賞、脚色賞、録音賞、編集賞、音響編集賞の6部門にノミネートされている。『アメリカン・スナイパー』2月21日(土) 全国公開(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月29日今年度のアカデミー賞で6部門にノミネートされ、クリント・イーストウッド監督作品史上最大のヒット作となった『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)の90秒の本予告映像が29日、公開された。本作は、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員で、米軍史上最強とうたわれた伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を描いた作品。全米興行収入は2億ドル(240億円)を突破し、『グラン・トリノ』の興行記録を更新して、84歳にしてイーストウッド監督作史上最大のヒット作となった。公開された本予告は、戦争により心がむしばまれていくクリス・カイルの葛藤や、幼い子供にまで銃口を向けなければならない戦争の現実と狂気が伝わる映像となっている。イーストウッドは「これまでに戦争を扱った映画を作ったが、このストーリーはクリスの功績と、人生の個人的な側面が、どう交わるかを描いている。戦争がひとりの人物に与えるダメージが明らかになるが、家族全体に与えるプレッシャーも描かれている」と説明し、「このストーリーを語ることが、特に意味深いものだと思った」と本作に込めた思いを告白。心の病に悩む元兵士により2013年2月2日に射殺されたクリス・カイルと、その直前に直接電話で話をしていた、主演兼プロデューサーのブラッドリー・クーパーも「これは従軍経験者のほとんどが乗り越えなければならない状況を描いた普遍的なストーリーなんだ。彼らは刻々と変化する緊迫した戦場にいたのに、帰国すると突然"普通の日常"に引き戻される。僕はそこにとても心を動かされた。僕はこれが戦争映画というよりは、人物を検証している映画である点が気に入っている」と語る。第87回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・脚色賞・録音賞・編集賞・音響編集賞の計6部門にノミネートされた本作。先日行われた米一般市民2,385人を対象にしたネット調査では、本作『アメリカ・スナイパー』が本年度アカデミー賞「作品賞」受賞に最もふさわしいと22%が回答し、候補作の中でダントツの1位となっている。(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月29日本年度アカデミー賞「作品賞」「主演男優賞」など6部門にノミネートされ、クリント・イーストウッド監督史上最大ヒットを記録している最新作『アメリカン・スナイパー』。“イーストウッドの最高傑作”と全米映画界が賞賛を贈る本予告映像が、ついに解禁された。9.11以降のイラク戦争、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)の任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。狙撃の精度の高さで任務をこなし、“レジェンド”の異名を轟かせる彼は、敵からは“悪魔”と恐れられていた。過酷で終わりのない戦争は、幾度となくクリスを戦地へと向かわせ、彼の心を次第に蝕んでいく…。解禁された予告映像では、ブラッドリー・クーパー演じる実在したスナイパーの葛藤や、幼い子どもにさえ銃口を向けなければならない戦争の現実と狂気を、砂嵐が舞う激戦地の緊張とともに訴えていく。また、シエナ・ミラー演じる愛する妻と涙を目に浮かばせ電話で話す場面でも描かれているように、ブラッドリーはカイルの苦悩を迫真の演技で演じ切り、エモーショナルなドラマを作り上げている。イーストウッド監督は、アカデミー賞受賞作の『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』、さらに『グラン・トリノ』の興行記録を更新し、84歳にして監督作史上最大のヒット作となった本作について、「これまでに戦争を扱った映画を作ったが、このストーリーはクリスの功績と、人生の個人的な側面が、どう交わるかを描いている」とコメント。「戦争がひとりの人物に与えるダメージが明らかになるが、家族全体に与えるプレッシャーも描かれている。私はこのストーリーを語ることが、特に意味深いものだと思ったんだよ」と、ほかの戦争映画とは一線を画す本作への想いを語る。米国で多くの女性客の共感を集めているのは、こうした夫婦と家族の葛藤も描かれているからにほかならない。実在したスナイパー、クリスの同僚と厳しい訓練をこなし、役作りに励んだ主演であり、プロデューサーでもあるブラッドリーも、「これは従軍経験者のほどんどが乗り越えなければならない状況を描いた普遍的なストーリーなんだ。彼らは刻々と変化する緊迫した戦場にいたのに、帰国すると突然“普通の日常”に引き戻される。僕はそこにとても心を動かされた。僕はこれが戦争映画というよりは、人物を検証している映画である点が気に入っている」と語る。第87回アカデミー賞での6部門ノミネートに加え、米一般市民に行ったネット調査では、アカデミー賞「作品賞」受賞に最も相応しいと、候補作の中でもダントツの支持を集めた本作。日本での公開が待ち遠しい。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月29日2014年にクリント・イーストウッド監督が映画化し大ヒットとなった、『ジャージー・ボーイズ』が、今年6月にブロードウェイミュージカルとして初来日が決定。2005年ブロードウェイ初演。トニー賞をはじめ、グラミー賞、オリビエ賞他数々の栄冠に輝いた感動のミュージカルが日本にやってくる。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』チケット情報『ジャージー・ボーイズ』は1960年代、ザ・ビートルズに先駆けて世界中で一大センセーションを起こした伝説のヴォーカルグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の物語。4人の若者たち(フランキー・ヴァリ、ボブ・ゴーディオ、トミー・デヴィート、ニック・マッシ)の夢と栄光、苦悩と再起を、彼らの永遠の名曲とともに描いていく。本公演で演奏される全33曲は、ザ・フォー・シーズンズの『恋はヤセがまん』(Big Girls Don’t Cry)、『シェリー』、『恋のハリキリ・ボーイ』(Walk Like A Man)、『1963年12月(あのすばらしき夜)』(Oh.What A Night)、『君の瞳に恋してる』(Can’t Take My Eyes Off You)など多くのヒット曲たち。これらが物語を華やかに、時には哀しみと共に彩るのだ。チケットぴあでは現在一般発売に先駆け、前から10列目までの席を確約する「超良席先行」と、S席1,000円割引・A席500円割引で、座席は1階中通路以降を確約する「早割先行」を2月6日(金)まで受付中。現在もブロードウェイを含め全世界で2,000万人以上のファンを感動と熱狂で包みこんでいる本作品。音楽、ミュージカル、演劇、映画、そしてエンターテインメントを愛する全ての人々に足を運んでもらいたい。■ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」6月25日(木)~7月5日(日)全15回会場: 東急シアターオーブ(東京都)料金:S席-13000円 A席-11000円 B席-9000円【超良席先行】前から10列目までのお席を確約【早割先行】S席1,000円割引・A席500円割引。座席は1階中通路以降を確約どちらも2/6(金)23:59まで先着受付
2015年01月27日米BOX OFFICE MOJOは1月23日~1月25日の全米週末興業成績を発表した。前週初登場のクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で伝説の狙撃手を描いた作品『アメリカン・スナイパー』が2週連続トップ。累計興行収入が前週の9,363万ドルから2億13万7,000ドルとなり、一気に2億ドルの大台を突破した。2位は『The Boy Next Door(原題)』が初登場。ロブ・コーエン監督、ジェニファー・ロペス、ライアン・ガスマン主演のサイコスリラーで、年の離れた男女の禁断の関係が泥沼の結果を引き起こす。7位『Strange Magic(原題)』も今週初登場。ジョージ・ルーカスが、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』をベースに脚本、製作総指揮を担当したミュージカルアニメで、ゴブリンや妖精、小鬼らの衝突や縄張り争いがこれまでも親しまれてきた楽曲に乗せて描かれる。ジョニー・デップがちょび髭をたくわえたナルシストの美術商に扮する主演作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は初登場9位に。キリル・ボンフィリオリの小説『チャーリー・モルデカイ』を『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』『スパイダーマン』『パニック・ルーム』など数々のヒット作で脚本を手がけ、デップの主演作『シークレット ウインドウ』でメガホンを取ったデヴィッド・コープ監督が映画化したアドベンチャーだ。
2015年01月26日クリント・イーストウッド監督がブラッドリー・クーパーを主演に迎えて贈る『アメリカン・スナイパー』。イーストウッド監督作品史上、最高のオープニング成績で全米初登場NO.1を獲得し、2月に発表される本年度アカデミー賞にも、作品賞・主演男優賞を含め6部門ノミネートされるなど注目度がグンと上がっている本作から、最新ビジュアルと共に胸が締め付けられるWEB限定の映像が到着した。米軍史上最強と謳われた伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝が原作となる本作。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。精度の高い狙撃で仲間を救い、“レジェンド”と讃えられたが、敵からは“悪魔”と恐れられ、賞金をかけられてしまう。だが、愛する家族を国に残しての戦地への遠征は、クリスの心を次第に蝕んでいく――。今回公開されたビジュアルのキャッチコピーには、「彼は帰ってきた。心は戦場においたままで。」と妻の目線から描かれている。劇場窓口調査でも最高ランクのA+の評価であるに加え、戦争ジャンルの映画でありながらも、男女比57:43と女性層が多く劇場へ足を運んでいることから、主人公とその妻が織りなす家族の葛藤とドラマが、多くの女性の共感を呼んでいることがうかがえる。主演クリスを演じるブラッドリーの妻役に抜擢されたのは、『G.I.ジョー』のシエナ・ミラー。イーストウッド監督は、「この映画は緊迫したアクションが満載だ。だが映画の魂であり、ストーリーを展開していくのは人間関係。クリスと戦友たちとの関係、そして特にクリスとタヤの関係はこの映画の中で一番重要だ」と断言。また、クリス・カイルの妻タヤ・カイル本人は、「クリス・カイルの映画の監督をクリント・イーストウッドが引き受けてくれるなんて、これ以上のことはないです。そして、この映画に関わった人々みんなが、要求されている以上のことをやり遂げてくれたことに私はとても感謝をしています。常に自分の責任以上のことをやろうとした、ひとりの人物を描くのに相応しいと思います。」と、夫であり英雄であり、ひとりの男の半生を描いた製作者たちに賞賛と感謝のコメントを寄せた。到着した最新映像にも、愛する妻と涙をにじませながら電話をするブラッドリーの姿が。巨大な砂嵐が舞い、壮大なスケールで展開する極限の激戦地。緊迫の状況下で聞こえる妻の声…その声に答えるように「家に帰るよ」と伝えるブラッドリーの迫真の演技に目が離せない。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日今年度アカデミー賞で6部門にノミネートされ、『アバター』を超えるクリント・イーストウッド監督作品史上最高のオープニング成績で全米初登場1位を獲得した『アメリカン・スナイパー』のWEB限定最新映像と最新ビジュアルが23日、公開された。本作は、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員で、米軍史上最強とうたわれた伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を描いた作品。主演ブラッドリー・クーパーが、プロデューサーとして自ら映画化権を獲得し、過酷な食事制限を課して、戦争の狂気に取りつかれた主人公の感情を繊細にリアルに演じている。このたび公開された映像は、巨大な砂嵐が舞う極限の激戦地で、緊迫の状況の中、クリス・カイルが愛する妻と涙をにじませながら電話をするシーン。ブラッドリー・クーパーの迫真の演技が心に訴えかける。また、シエナ・ミラー演じる妻タヤが、戦場から帰ってきた夫クリス・カイルを迎える場面を収めたビジュアルも公開。「彼は帰ってきた。心は戦場においたままで。」と妻タヤの言葉がキャッチとして描かれている。本作についてイーストウッドは、「この映画は緊迫したアクションが満載だ。だが映画の魂であり、ストーリーを展開していくのは人間関係。クリスと戦友たちとの関係、そして特にクリスとタヤの関係はこの映画の中で一番重要だ」と断言する。また、クリス・カイルの妻タヤ・カイル本人も、「クリス・カイルの映画の監督をクリント・イーストウッドが引き受けてくれるなんて、これ以上のことはないです。そして、この映画に関わった人々みんなが、要求されている以上のことをやり遂げてくれたことに私はとても感謝をしています。常に自分の責任以上のことをやろうとした、ひとりの人物を描くのに相応しいと思います」と製作者たちに称賛と感謝を示している。(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月23日クリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』の最新映像とビジュアルが公開になった。どちらも主人公クリス・カイルと妻タヤに焦点をあてたもので、過酷な戦場と穏やかな家庭の間で揺れ動き、時に激しく揺さぶられるふたりの関係を描いている。『アメリカン・スナイパー』新映像本作は、13週に渡ってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得したクリス・カイルの自伝を映画化した作品で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するカイルがイラク戦争におもむき、仲間を守りながら、壮絶な戦いを繰り広げる様と、戦争で命をかけながら同時に故郷に想いをはせ、良き夫、良き父でありたいと葛藤する姿を描いた問題作。ブラッドリー・クーパーが主演と製作を務め、徹底的に役作りをして主人公カイルを演じている。本作で主人公のクリスは何度か戦場と家庭を行き来する。戦場では圧倒的な狙撃能力を駆使して相手を仕留め、その名前は敵にも轟くほどになり彼の命を狙う者の数は増えていくが、彼は“よき夫、よき父親”でありたいとも強く願っている。しかし、戦場に行くたびに彼にかかる重圧は大きくなっていき、彼の心は蝕まれ、最愛の妻タヤも厳しい局面に立たされる。イーストウッド監督が「映画の魂であり、ストーリーを展開していくのは人間関係。クリスと戦友たちとの関係、そして特にクリスとタヤの関係はこの映画の中で一番重要だ」と語る通り、本作では戦争を描いた作品でありながら人間ドラマが中心に据えられている。このほど公開された映像は、戦場にいるクリスと自宅にいるタヤが衛星電話を使って会話するシーンが中心になっている。いつ命を落としてもおかしくない戦場と、穏やかなリビングが電話回線で結ばれ、タヤは極限状態のクリスの声を耳にしながら何もすることができない。これまでの戦争映画では描かれなかった緊迫したシーンだ。ちなみに映画のモデルになったクリスの妻タヤ・カイルは「クリス・カイルの映画の監督をクリント・イーストウッドが引き受けてくれるなんて、これ以上のことはないです。そして、この映画に関わった人々みんなが、要求されている以上のことをやり遂げてくれたことに私はとても感謝をしています。常に自分の責任以上のことをやろうとした、ひとりの人物を描くのに相応しいと思います」と製作者たちを賞賛している。『アメリカン・スナイパー』2月21日(土) 全国公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., WV FILMS IV LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-U.S.. CANADA, BAHAMAS & BERMUDA.(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-ALL OTHER TERRITORIES.
2015年01月23日昨年、主演作『The Interview』(原題)の全米公開をめぐって大騒動となったセス・ローゲンが、今度はクリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』を観た感想のツイートで物議を醸している。セスは18日(現地時間)、「『アメリカン・スナイパー』は、『イングロリアス・バスターズ』の第3章で上映していた映画をちょっと思い出させる」とツイートしたが、これを作品批判だと受け取った人たちから抗議や非難が寄せられたのだ。来月発表の第87回アカデミー賞で6部門にノミネートされている『アメリカン・スナイパー』はイラク戦争で戦った実在の狙撃手、クリス・カイルを描いた作品。一方、クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』(’09)には、ユダヤ系フランス人の女性が館主を務めるパリの映画館でナチスのプロパガンダ映画が上映される場面がある。ダニエル・ブリュール扮する主人公はドイツ軍の狙撃兵が演じているという設定だ。セスは19日に「何かが別の何かを“ちょっと思い出させる”と言っただけ。『アメリカン・スナイパー』は好きだ。ただタランティーノの映画のシーンを思い出しただけだよ」「2作を較べたんじゃない。較べるのと思い出すのじゃ、大きな違いがある。リンゴを見るとオレンジを思い出す。でも、この2つを比較することはできない」と弁明をツイートした。確かに、セスのツイートは作品批判ではない。だが、一部のフォロワーが過剰反応し、それがまたネットで拡散して騒ぎになってしまった。セスは「もし、大したニュースがないっていうなら、どうぞこの機会に、勝手に騒ぎを大きくしてください」ともツイートしている。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月21日第87回アカデミー賞で6部門にノミネートされたクリント・イーストウッド監督最新作『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)の30秒特別映像が20日、公開され、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優ブラッドリー・クーパーからコメントも寄せられた。昨年12月25日にアメリカの4館で限定公開された本作は、5日間で1億2,000万円を突破し、限定公開作品(10館以下)で歴代最高の興行記録を樹立。先週末発表された第87回アカデミー賞のノミネートでは、作品賞・主演男優賞・脚色賞・録音賞・編集賞・音響編集賞の計6部門にノミネートされた。主演ブラッドリー・クーパーは「これはクリス・カイルと彼の遺族、そして国のために自らを犠牲にして従事する全ての人たちとその家族へ贈られた賛辞だと思います。クリスを演じられたことは本当に光栄です。オスカーにノミネートされたことを、シエナ(・ミラー)、クリント(・イーストウッド)、ジェイソン・ホール(脚本家)、シールズのチーム3の隊員たちとこの映画に関わった全ての人たちと喜びたいです」と、3年連続の主演男優賞ノミネートへの喜びを語った。そして、実話とは思えない衝撃的な展開が収められた30秒の特別映像も公開。愛する妻から出産の報告を受けるクリス・カイルが、突如戦地で銃撃戦に巻き込まれる様が描かれている、緊迫の映像となっている。本作は、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員で、米軍史上最強とうたわれた伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝を映画化した作品。主演ブラッドリー・クーパーが、プロデューサーとして自ら映画化権を獲得し、過酷な食事制限を課して、戦争の狂気に取りつかれた主人公の感情を繊細にリアルに演じきる。(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月20日『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞「監督賞」に輝いた巨匠クリント・イーストウッドの最新作『アメリカン・スナイパー』。このほど、第87回アカデミー賞において「作品賞」「主演男優賞」など6部門にノミネートされた本作の主演ブラッドリー・クーパーから、喜びのコメントが到着。さらに、緊迫感漂う劇中の特別映像も公開された。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。精度の高い狙撃で仲間を救い、“レジェンド”と讃えられたが、敵からは“悪魔”と恐れられ、賞金をかけられてしまう。だが、愛する家族を国に残しての戦地への遠征は、クリスの心を次第に蝕んでいくのだった…。米軍史上最強と謳われた伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝が原作となる本作は、戦地での任務と愛する家族との間で揺れ動く彼の真実のドラマを描いている。1月16日(金)から全米3,555館で封切られた本作は、週末3日間で興行収入108億円を突破(約9,020万ドル)。2015年最大のオープニングであることはもちろん、これまでの歴代1月全米公開作品の記録の2倍以上もの数字を叩き出し、1月公開作品での史上最高のオープニング新記録を樹立。堂々の全米初登場NO.1を獲得している。本作のプロデューサーとして映画化権を獲得し、アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたブラッドリーは、「これはクリス・カイルと彼の遺族、そして国のために自らを犠牲にして従事する全ての人たちとその家族へ贈られた賛辞だと思います。クリスを演じられたことは本当に光栄です。オスカーにノミネートされたことを、シエナ(・ミラー)、クリント(・イーストウッド)、ジェイソン・ホール(脚本家)、シールズのチーム3の隊員たちとこの映画に関わった全ての人たちと喜びたいです」とコメントを発表した。また、今回解禁となった映像では、実話とは思えないほど衝撃的な展開がクリスを襲う。彼が、妊娠中の愛する妻から喜びの報告を長距離電話で受けていたその瞬間、銃撃戦が勃発。その通話は途切れてしまう…。映像の最後に残る、潜めるような息づかいがさらに緊迫感を倍増させており、まさに手に汗握る映像となっている。ブラッドリーが実際のネイビー・シールズとともに過酷な役作りを経て挑んだ演技には、期待が高まるばかり。『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』に本作と、3年連続となるアカデミー賞ノミネートを果たした彼の渾身の演技を、まずはこの映像から確かめてみて。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日米BOX OFFICE MOJOは1月16日~1月18日の全米週末興業成績を発表した。味方からは“最強の狙撃手”と称賛され、敵からは“悪魔”と恐れられた伝説のスナイパーにまつわる実話を映画化した『アメリカン・スナイパー』が前週21位からトップに急上昇。クリント・イーストウッドが監督、ブラッドリー・クーパーが主演を務める作品で、2014年12月25日の限定公開から3週目に拡大公開され、今年度アカデミー賞で作品賞、主演男優賞を含む6部門にノミネートされたことから一気に興収を伸ばした。2位も初登場の『The Wedding Ringer(原題)』。結婚を目前に控えた花婿と付添人を演じる男の騒動を描いたコメディだ。3位『Paddington(原題)』も初登場。イギリスの作家マイケル・ボンドの児童文学『くまのパディントン』を実写化した映画で、映画“ハリー・ポッターシリーズ”のプロデューサー、『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』の脚本家らが製作に参加している。前週トップのリュック・ベッソン監督&リーアム・ニーソン主演によるアクションシリーズ最新作『96時間/レクイエム』は4位にランクダウン。キング牧師を中心にアメリカの公民権運動を描いた『Selma(原題)』も前週2位から5位に順位を下げた。その他初登場10位の『Blackhat(原題)』は、『ヒート』『コラテラル』などを手掛けたマイケル・マン監督の最新作。天才ハッカーとネットワーク犯罪組織の戦いを描き、主役を“マイティ・ソー”シリーズのクリス・ヘムズワースが演じている。
2015年01月19日クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』が、この週末に9000万ドルを売り上げ、全米1位に輝いた。昨年末からニューヨークとロサンゼルスで限定公開されており、16日に拡大された。この数字はイーストウッド監督のキャリア史上最高であるほか、1月公開作の中でも最高記録となりそうだ。その他の写真アメリカは19日(月)がマーティン・ルーサー・キング・Jr.の誕生日を祝う祝日で、この日も含めた4日間の売り上げは1億ドルを超えると見られている。これまでのイーストウッド監督の初公開最高記録は『グラン・トリノ』の2950万ドル。『アメリカン・スナイパー』は、来月のアカデミー賞に、作品部門、主演男優部門を含めた6部門でノミネートされている。日本では2月21日(土)より全国公開される。文:猿渡由紀
2015年01月19日監督組合賞(DGA)のノミネーションが発表になった。候補入りを果たしたのは、ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)、モルテン・ティルドゥム(『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)。その他の画像候補入りが有力視されていた『Selma(原題)』のアヴァ・デュヴァーナイ、『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャーが漏れたのが一番のサプライズだ。代わって、作品部門、主演男優部門で有力視されていたものの、監督部門ではそれほど注目されていなかった『イミテーション・ゲーム~』のティルドゥム、今回の賞レースでやや遅れを取っていた『アメリカン・スナイパー』のイーストウッドが食い込んでいる。また、先日、ゴールデン・グローブのコメディまたはミュージカル部門作品賞を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』は、DGAにも候補入りしたことで、オスカーに向けてはずみをつけた形だ。DGAの結果はオスカーの監督部門の結果と重なることが多いため、業界内では重要視されている。授賞式は2月7日。文:猿渡由紀
2015年01月14日日本時間1月12日に行われる第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式を皮切りに、いよいよ本格化する賞レース。特に「主演男優賞」を始めとする主要部門は、代名詞となる大ヒット作を擁し世界的ブレイクを果たした英国俳優や、ハリウッドを次に背負って立つ者、従来のイメージとはガラリと異なるキャラクターに挑んだ者たちがひしめき合い、混戦模様となりそう。しかも、彼らの多くが、実在の人物、とりわけある分野における“天才”といわれる人物を演じているのが、大きな特徴だ。その“天才”たちに注目した。■エディ・レッドメイン&ベネディクト・カンバーバッチ、2大英国俳優で“理系”対決まずは、『レ・ミゼラブル』のマリウス役で日本でもファンを増やしたエディ・レッドメインが、“車椅子の天才”と称される物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じる『博士と彼女のセオリー』(3月13日公開)。その著書「ホーキング、宇宙を語るービッグバンからブラックホールまで」は世界1,000万部を売り上げ、現代宇宙論に多大なる影響を与えた。本作は、学生時代にホーキング博士と出会い、献身的に彼を支え続けた女性の自伝を基に映画化。難病を抱えながら、現在も精力的に研究と講演を続けている博士の知られざる半生と、フェリシティ・ジョーンズが演じた妻ジェーンとの25年間におよぶ、ふたりの愛の“セオリー”を描き出していく。エディは、21歳で余命2年の宣告を受けてから、徐々に病が進行していくホーキング博士を熱演。萎縮していく体と、その一方で、むしろ豊かなほどに表情を形作っていく瞳や眉の動きまでそっくりに演じてみせ、博士自身から太鼓判を押されたほど。電動車椅子に乗り、音声装置を介して会話をするその姿は、まさに博士の生き写しのようにも見えてくる。本作でエディは、第68回英国アカデミー賞(BAFTA)、ゴールデン・グローブ賞など「主演男優賞」、フェリシティも同じく「主演女優賞」の候補となっており、第87回アカデミー賞においても有力候補と目されている。また、同じ天才でも、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチは、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(3月公開)で第2次世界大戦中にナチスドイツの暗号<エニグマ>を解読した数学者に扮した。実は彼も、かつてBBCのTV映画でホーキング博士を熱演したことがある。本作で演じた天才数学者アラン・チューリングは、大戦下、史上最強といわれた暗号機<エニグマ>を解読、やがては戦争を終結させ、1,400万人もの命を救ったとされる人物。彼が暗号解読の中で見つけた概念は、現代の必需品コンピュータの礎ともなる世紀の創造だった。だが、その後、アランはある秘密によって悲運な運命を辿ることになってしまうのだ。カンバーバッチは、人付き合いがやや苦手なこの天才役もハマり役となり、共に暗号解読に挑んだキーラ・ナイトレイら仲間たちとの関係は、単なる伝記映画とは一線を画すヒューマン・ドラマともなっている。『それでも夜は明ける』などを送り出した“アカデミー賞直結”とされるトロント国際映画祭「観客賞」を受賞しており、カンバーバッチも英国アカデミー賞など「主演男優賞」に軒並みノミネート、アカデミー賞ノミネートも確実視されている。■アーティスト&レスラー&スナイパー…心を揺さぶる各界の“天才”の半生一方、ウソのようなホントの夫婦の出来事を鬼才ティム・バートン監督が映画化した『ビッグ・アイズ』(1月23日公開)には、“画家”の天才が登場。60年代のポップ・アート界に一大ブームを巻き起こし、アニメ「パワーパフガールズ」などやバートン監督自身の作風にも大きな影響を与えた、大きな瞳の子どもたちの絵“ビッグ・アイズ”。内気で口下手な妻マーガレットを演じたエイミー・アダムス、口八丁手八丁でやけに人に好かれる“人たらし”の夫ウォルターを演じたクリストフ・ヴァルツは、そろってゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門「主演女優賞」「主演男優賞」にノミネートされている。さらに、スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロと、3人の人気実力俳優で描くのはレスリングを取り上げた『フォックスキャッチャー』(2月14日公開)。コメディのイメージが強いカレルが、笑顔を封印。付け鼻を付けて臨んだ五輪強化チーム“フォックスキャッチャー”代表の大富豪デュポンは、登場した瞬間から圧倒的な存在感を見せる。本作で、揃って金メダリストでありながら正反対な性格である“天才兄弟”マーク&デイヴ・シュルツを演じるのが、チャニングとマーク。チャニングは『マジック・マイク』のときとはまた違う“レスラー”らしい筋肉を付け、渾身で本作に挑んだ。また、マークも本人激似の役作りを見せており、そんな兄弟のトレーニングシーンには異様な雰囲気さえ漂っている。ベネット・ミラー監督がカンヌ国際映画祭「監督賞」を受賞している本作では、ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)にスティーヴ、「助演男優賞」にマークがノミネート。オスカーではスティーヴとチャニングで「主演男優賞」Wノミネートの可能性もあるという。そして、全米で12月25日クリスマスに公開され、がぜん注目を集めているのが、ブラッドリー・クーパーが実在の天才“狙撃手”クリス・カイル役で主演した、クリント・イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)だ。12月に発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で、イーストウッドは「監督賞」に輝き、「作品賞トップ10」にも選出。新年早々、アカデミー賞の行方を占う米製作者組合(PGA)賞、さらに米脚本家組合(WGA)賞「脚色賞」にもノミネートされ、ここへきて台風の目となりそうな勢い。製作も務めたブラッドリーは、実在した海軍特殊部隊ネイビー・シールズを演じるため、厳密な食事制限とトレーニングで約18kgも体重を増加させて体を作り、仲間からは“レジェンド”、イラク側からは“悪魔”と称された役柄に真摯に挑んでいる。いずれも、実話に基づく“天才”たちの物語には、人としての愛と喜びのみならず、その才能ゆえの苦悩と葛藤を抱えた数奇な運命が描かれ、見応え十分。果たして、この中から栄えある栄冠を手にする者はいるのか、今後の動向に注目していて。(text:cinemacafe.net)
2015年01月11日2014年、日本のみならず世界中が沸いたディズニーのミュージカルアニメ『アナと雪の女王』。その社会現象的大ヒットを受け、大みそかに行われた紅白歌合戦では、同じく大ヒットを記録した「Let It Go~ありのままで~」をまずMay J.が歌い上げ、日本語版でアナの声を演じた神田沙也加が「生まれてはじめて」を熱唱。字幕版で雪の女王エルサの声を務めたイディナ・メンゼルが圧倒的な歌声で披露した「Let It Go」を、最後には出演者全員で合唱するなど、昨年の最後の最後まで盛りあがりを見せていた。さらには、名匠クリント・イーストウッドが自らもファンだったポップスグループ「フォー・シーズンズ」の物語を彼らの音楽とともに紡いだ『ジャージー・ボーイズ』、井上三太による伝説的コミックを園子温監督が豪華キャストで実写映画化したバトル・ラップ・ミュージカル『TOKYO TRIBE』、入江悠監督が映画化した青春ロックムービー『日々ロック』など、洋画でも、邦画でも音楽映画が次々に公開された1年となった。実は2015年も、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ANNIE/アニー』(公開:1月24日)、ロッテルダム国際映画祭正式出品も決まった渋谷すばる主演の『味園ユニバース』(公開:2月14日)から、実写版『シンデレラ』と同時公開となる待望の続編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』(公開:4月25日)など、幅広いジャンルの音楽映画が続々登場。その大きなムーブメントは、継続していくようだ。まず、『ANNIE/アニー』は、『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』で注目を集めた天才子役クワヴェンジャネ・ウォレスが、現代の“アニー”として名曲「TOMORROW」を歌い、観客を魅了。共演はオスカー俳優のジェイミー・フォックス、新婚のキャメロン・ディアスと豪華な顔ぶれ。第72回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門において「主演女優賞」と「主題歌賞」にノミネートされている。続く、『マエストロ!』(公開:1月31日)では、次世代を担う若手実力派・松坂桃李と日本映画界の顔・西田敏行が、それぞれヴァイオリン演奏と指揮に初挑戦。オーケストラの人間模様が鮮やかに、ときにコミカルに描き出されていく。特に、松坂さんが猛特訓でマスターしたという、スタジオジブリ『耳をすませば』の天沢聖司さながらのヴァイオリニスト姿には注目。2月には、渋谷さんが映画単独初主演を務め、二階堂ふみや鈴木紗理奈らと共演する『味園ユニバース』が公開となる。本作は、『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』など、オリジナリティ溢れる“青春”を描くことに定評のある山下敦弘が監督を務め、大阪を舞台に音楽をふんだんに使った人間ドラマを描く。俳優として高く評価されながらも、“歌い手”であることにこだわり続けてきた渋谷さんは、山下監督のもとでその才能を爆発させ、本作で出会った「歌しか記憶がない男」というキャラクターを好演。本作の主題歌も担当し、劇中では和田アキ子の「古い日記」、松田聖子の「赤いスイートピー」、スピッツの「チェリー」など懐しい名曲を歌い上げるなど、その歌唱力が存分に発揮されている。また、大阪を拠点に活動するエンタテインメント集団「赤犬」と渋谷さんとのコラボレーションも必見だ。さらに、3月、4月はディズニー・ミュージカルが相次いで登場。メリル・ストリープやジョニー・デップなど豪華キャストが出演した『イントゥ・ザ・ウッズ』(公開:3月14日)は、赤ずきんやシンデレラといったおとぎ話の主人公たちの、ハッピーエンドの“その後”を描き出していく。第72回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル・コメディ部門「作品賞」「主演女優賞」(エミリー・ブラント)と、メリルが「助演女優賞」にノミネートされ、注目を集めている。そして、『アナと雪の女王』の新作短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』では、イデナや、アナ役のクリスティン・ベルらオリジナルキャスト&スタッフ陣が再集結。「Let It Go」を始めする数々の名曲を生んだ、ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペスも再び音楽を担当し、新曲を書き下ろすという。2015年も注目の音楽映画。あなたは、どんな音楽に酔いしれたい?(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年01月06日「第39回報知映画賞」の表彰式が12月17日(水)、都内で開催され、「主演男優賞」を受賞した岡田准一、「主演女優賞」の宮沢りえ、「助演男優賞」の津川雅彦、「助演女優賞」の大島優子、「新人賞」の登坂広臣(三代目J Soul Brothersrs from EXILE TRIBE)らが出席。受賞者への花束贈呈には、役所広司、秋元康、片桐はいり、安藤サクラ、池松壮亮、HIROら豪華サプライズゲストが次々と駆けつけ、会場に華を添えた。今後の国内映画賞の行方を占う意味でも話題を集める同賞。今年大ヒットを記録した『永遠の0』(山崎貴監督)で特攻パイロットを熱演した岡田さんは、ジャニーズ初となる快挙に「このような光栄な賞をいただき嬉しく思う。若い頃に悩んでいたとき、『芝居を続けなさい』と道を示してくれた事務所の方や役者の先輩方のおかげで何とか芝居を続けてこられた。今後とも精進していきたい」と感謝の気持ちと決意を語った。「新人賞」は、賛否両論を巻き起こした鬼才・中島哲也監督の野心作『渇き。』でヒロインに抜擢された小松菜奈、『ホットロード』で俳優業に初挑戦した「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣、向井理と片桐はいりが姉弟役を好演した『小野寺の弟・小野寺の姉』で長編デビューを果たした西田征史監督が受賞した。小松さんは、優等生に隠された狂気を演じ切り「全てが初めてで大変なこともたくさんあったけど、素晴らしい環境のおかげで伸び伸びと演技ができました」と笑顔。サプライズで駆けつけた中島監督は、「自分が来たら『絶対泣くぞ』とスタッフに言われたけど、(小松さんは)全くの無表情(笑)。コソコソ隠れて出て来る必要なかった」と冗談交じりに祝福した。同じく初演技での受賞となった登坂さんは、「まだまだ恐縮な気持ち。この賞にふさわしい表現者に成長していきたい」と抱負を述べ、花束贈呈に駆けつけた「EXILE TRIBE」のプロデューサー・HIROさんも、「身内のメンバーの受賞を心から光栄に思う。これからもともに初心を忘れずに頑張っていきたい」と気を引き締めた。「作品賞」には、奥田瑛二の長女・安藤桃子監督作『0.5ミリ』が輝き、安藤監督をはじめ、主演で妹の安藤サクラ、助演男優賞受賞の津川雅彦、共演の坂田利夫が勢ぞろい。女優賞を独占した『紙の月』チームも、花束贈呈に駆けつけた池松壮亮と吉田大八監督と受賞の喜びを分かち合った。特別賞には、社会現象を巻き起こしたディズニーの大ヒット作『アナと雪の女王』が選出された。なお、“長年の映画界への貢献”として同賞を贈呈予定だった故・高倉健さん(享年83)は、故人の遺志を尊重し、所属事務所の高倉プロモーションが受賞を辞退した。<「第39回報知映画賞」受賞結果一覧>■作品賞・邦画部門:『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■作品賞・海外部門:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■特別賞:『アナと雪の女王』(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日女優の宮沢りえが12月17日(水)、都内で開催された「第39回報知映画賞」の表彰式に出席。7年ぶりに映画主演を務めた『紙の月』(公開中)での体当たりの演技が高く評価され、「主演女優賞」に輝いた。2002年の「たそがれ清兵衛」でも同賞を受賞している宮沢さんは、「銀幕を彩った大先輩たちも同じ場所に立って受賞されたと思うと、本当に感動でいっぱいです。『志高く誠実に頑張りなさい』と言われているようで、己にムチをいっぱい打ちたい気持ち」と感無量にスピーチした。花束贈呈には、共演の池松壮亮が駆けつけた。池松さんは、宮沢さんとの濡れ場にも挑み「りえさんの覚悟がこういった形で認められて個人的にもうれしい。りえさん、おめでとうございます」と祝福。宮沢さんも、「“本番”という嘘の時間を、”本当”のもので一所懸命に埋めてくれた池松さんら共演者の方々にも感謝でいっぱい」と熱いハグを交わした。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子も、栄えある「助演女優賞」を受賞。大島さんは、「賞とは縁遠いものだと思っていた。この賞に出合わせてもらい心から感謝。時に励みに、常に自信に、これからの糧にさせていただきたいと思います」と飛躍を誓った。「AKB48」の総合プロデューサー・秋元康がサプライズで祝福に駆けつけると、感極まって思わず涙ぐむ姿も見せた。『紙の月』は、「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」などで人気を誇る作家・角田光代のベストセラー小説の映画化。年下の不倫相手(池松さん)のため、顧客の金を横領してしまう女性銀行員(宮沢さん)の姿を描き出した。宮沢は、「7年ぶりの主演という中で、監督が緻密に丁寧に志高く、私を支えて引っ張ってくれたのだと思う。感謝しています」と、メガホンをとった吉田大八監督に改めて感謝の意を述べた。<「第39回報知映画賞」受賞結果一覧>■作品賞・邦画部門:『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■作品賞・海外部門:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■特別賞:『アナと雪の女王』(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年12月17日『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞「監督賞」に輝くクリント・イーストウッドが、ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、重厚な人間ドラマを描き出す『アメリカン・スナイパー』。そのN.Y.プレミアが12月15日(現地時間)に開催され、イーストウッド監督とブラッドリー、さらにシエナ・ミラーが出席した。原作は、クリス・カイル本人による自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」。舞台となるのは、9.11以降のイラク戦争。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するクリス・カイル(ブラドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を守ること」。国の正義を信じ、実直に任務を遂行し続けた男は、仲間からは“レジェンド”と崇められ、イラク側からは“悪魔”と恐れられ、賞金がかけられるほどの存在となる。終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせるが、愛する家族を国に残した度重なる戦地への遠征は、クリスの心を徐々に蝕んでいき…。この日、ブラッドリー、シエナ、イーストウッド監督の3人がレッドカーペッにト降り立つと、世界中から集まった報道陣や観客の熱狂で迎えられ、会場は大きな盛り上がりを見せた。“伝説のスナイパー”と謳われる主人公・クリスを演じたブラッドリーは、巨匠イーストウッド監督との初タッグに「素晴らしい!一生に一度の夢が叶った気分だよ!」と大興奮。さらにブラッドリーは、役づくりのために過酷なトレーニングと食事制限を敢行。外見を含めて、戦争により徐々に心が蝕まれていく主人公の心理を繊細に演じている。「大変な長い道のりでした。集中を要したし、大変だったけど、こういった犠牲が私にとってはクリス・カイルに近づく、準備の期間になりました」。そして先日、“アカデミー前哨戦”といわれるナショナル・ボード・オブ・レビューで「監督賞」を受賞し、アカデミー賞受賞にも期待が集まるイーストウッド監督は、その意気込みを聞かれるも「あまり考えないようにしている」と謙虚な姿勢で答えながら穏やかな笑みを浮かべ、「ただ映画作りをしていることが楽しいし、私くらいの歳になると仕事を続けられることだけで光栄なんだ」と、84歳を迎えてもなお、あふれんばかりの創作意欲をのぞかせていた。『アメリカン・スナイパー』は2015年2月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日伝説のスナイパーの真実とその半生を描いた最新作『アメリカン・スナイパー』(2015年2月21日公開)のニューヨーク・プレミアが、現地時間15日に行われ、クリント・イーストウッド監督、主演ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラーらがレッドカーペットに登場した。本作は、13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得した、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員クリス・カイルの自伝を映画化した作品。84歳にして精力的に作品を世に送り続けるイーストウッド監督がメガホンをとり、本作で、アカデミー前哨戦といわれる米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞にて監督賞に輝いた。ニューヨーク・プレミアでアカデミー賞への意気込みを聞かれたイーストウッド監督は「あまり考えないようにしています。ただ映画つくりをしていることが楽しいし、私くらいの年になると仕事を続けられることだけで光栄です」と謙虚な姿勢で答え、「クリス・カイルという人間のキャラクターに惹かれた。とても興味深い人物で、彼のご家族にも会い、彼があきらめなければいけなかったことや、戦地で達成したようなことなどを伺った」と2013年に不慮の事故でこの世を去った主人公クリス・カイルについて語った。また、本作では自らプロデューサーとしても映画化権を獲得し、過酷なトレーニングと食事制限を敢行して主人公の心理をリアルに演じたブラッドリー・クーパーは、イーストウッド監督との初タッグについて「素晴らしい! 一生に一度の夢がかなった気分だよ!」と大興奮。「監督と今回コラボレーションしてクリス・カイルのストーリーを伝えることができたことも、光栄でした」と喜びを表した。そして、演じたクリス・カイルを「すごいカリスマ性をもっている力強い人で、彼の達成したこともそうだし、彼が自分を犠牲にして自国にささげたものも多大だと思う」とたたえ、「私たちがきっちり仕事できていれば、この映画は世に出て、いろんな人に影響を与えると思う。元兵士たちに一人でないという気持ちを与えることもできるし、戦争に行っていない一般の方々に、どういう気持ちだったか伝わると思う」と本作の果たすべき役割を語った。(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., WV FILMS IV LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA.(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-ALL OTHER TERRITORIES.
2014年12月17日クリント・イーストウッド監督が、伝説のスナイパーの真実とその半生を描いた最新作『アメリカン・スナイパー』(2015年2月21日公開)で、米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞監督賞を受賞したことがこのほど、明らかになった。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞監督賞に輝くクリント・イーストウッド監督。このたび、最新作『アメリカン・スナイパー』で、第87回アカデミー賞の前哨戦、米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞にて監督賞に輝いた。監督賞受賞は、『インビクタス/負けざる者たち』(2009年)に次ぐ2度目となる。また、2014年のトップ10(作品賞除く)にも選出された。本作は、13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得した、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員クリス・カイルの自伝を映画化した作品。クリス・カイルは、2003年にイラク戦争が始まってから4回にわたり遠征し、常人離れした狙撃技術で、公式記録としては米国史上最多数の160人を射殺したとされている。クリス・カイルを演じるブラッドリー・クーパーは、本作では自らプロデューサーとして映画化権を獲得し、過酷なトレーニングと食事制限を敢行。徐々に心をむしばんでいく主人公の感情を繊細にリアルに演じきった。そして、カイルの最愛の妻を『GIジョー』のシエナ・ミラーが演じる。「『ミリオンダラー・ベイビー』以来のイーストウッド最高傑作」と米誌が称賛している本作は、第87回アカデミー賞において、多くの部門でのノミネートが期待されているが、現地時間2015年2月22日に発表される授賞式の前日が日本公開日となる。また、2014年12月12日(現地時間12月11日)には、ゴールデン・グローブ賞のノミネーション発表も控えている。(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., WV FILMS IV LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA.(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-ALL OTHER TERRITORIES.
2014年12月04日ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀作品に『A Most Violent Year(原題)』が選ばれた。犯罪に満ちた1981年のニューヨークを舞台にしたダークなドラマで、同作品に出演するオスカー・アイザックとジェシカ・チャステインも、それぞれ主演男優賞、助演女優賞を受賞した。主演男優賞では、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンも同時受賞している。その他の情報主演女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、助演男優賞は『バードマン・・・』のエドワード・ノートン、監督賞は『アメリカン・スナイパー』のクリント・イーストウッド。アニメ賞は『ヒックとドラゴン2』、」外国語映画部門にはアルゼンチンの『Wild Tales(原題)』が輝いている。文:猿渡由紀
2014年12月04日年末の国内外の映画賞レースがまもなく発表されていくが、11月28日(金)、第39回を数える「報知映画賞」の全9部門が発表された。毎年、注目を集める「主演男優賞」および「主演女優賞」。「主演男優賞」には、今年ロングランヒットを記録した『永遠の0』で戦時下を懸命に生きた青年を好演した岡田准一が、「主演女優賞」では『紙の月』(公開中)で7年ぶりの映画主演作として話題を呼び、多額横領体当たりの宮沢りえが受賞した。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子が「助演女優賞」を受賞した。「新人賞」に目を向けてみると、公開後、空前の賛否両論を巻き起こした中島哲也・監督作『渇き。』でヒロインに大抜擢された、小松菜奈が受賞。優等生の裏に潜む狂気を見事演じ切り高い評価を得た。『渇き。』以降も、『近キョリ恋愛』で山下智久の相手役となり、2015年には人気漫画の実写映画化作品『バクマン。』でもヒロイン役を演じている。「特別賞」には、「社会現象として世間に大きな話題を提供した」ことが評価された『アナと雪の女王』、そして「長年の映画界への貢献」として、今年11月10日にこの世を去った名優・高倉健(享年83)に贈られた。<第39回報知映画賞/受賞一覧>■作品賞(邦画):『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■作品賞(海外):『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■特別賞:『アナと雪の女王』(社会現象として世間に大きな話題を提供したことに対して):高倉健(長年の映画界への貢献に対して)※授賞式は12月中旬を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月28日クリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』のポスター画像が解禁になった。本作で主演を務めるブラッドリー・クーパーは撮影前に過酷なトレーニングを積み、18キロ増量して全身全霊で“米国の英雄”と称された男の苦悩と真の姿を演じている。その他の写真本作は、13週に渡ってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得したクリス・カイルの自伝を映画化した作品で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するカイルがイラク戦争におもむき、仲間を守りながら、壮絶な戦いを繰り広げる様と、戦争で命をかけながら同時に故郷に想いをはせ、良き夫、良き父でありたいと葛藤する姿を描いている。クーパーは自ら自伝の映画化権を取得し、主演だけでなくプロデューサーも務めた。さらに彼は食事制限とトレーニングで体重を18キロも増量して役づくりに挑み、狙撃シーンに備えるため実弾を使った特訓も積んだという。さらにクーパーはカイル本人とも電話で話したそうで「彼と一度でも話すことができて、本当に良かった。あれはとても短い会話だった。でも僕は彼に、この映画をどれだけ真剣に作りたいと思っているかを伝えたんだ。そして、彼がハリウッドに対してどんな恐れを抱いていたとしても、それをひとまず忘れて、僕を信頼してほしい、このストーリーを全力で伝えるから」と語ったという。その後、カイルは自身と同じ心の病に悩む元兵士によって射殺され、この世を去ってしまったが、クーパーは「彼の遺族がこの映画を気に入ってくれるか、彼と同じような体験をした人々が共感できるか、一般の観客が人間性というものに胸を動かされるかどうか。僕にとって大事なのはそれだけだ」という想いを胸に撮影に臨んだそうだ。このほど公開されたポスターには、そんなクーパー演じる主人公カイルの苦悩に満ちた表情をとらえた画像に、“米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親”という衝撃的なコピーがデザインされている。『アメリカン・スナイパー』2015年2月21日(土) 全国公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., WV FILMS IV LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-U.S.. CANADA, BAHAMAS & BERMUDA.(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC-ALL OTHER TERRITORIES.
2014年11月27日クリント・イーストウッド監督が俳優ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、伝説のスナイパーの真実とその半生を描く最新作『アメリカン・スナイパー』(2015年2月21日公開)の劇場用ポスタービジュアルが27日、公開された。本作は、13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得した、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員クリス・カイルの自伝を映画化した作品。2011年に米『ピープル』誌の"最もセクシーな男性"に輝いた主演ブラッドリー・クーパーが、過酷なトレーニングと約18キロも体重を増量して、実在のクリス・カイルを熱演する。舞台は9.11以降のイラク戦争。「どんな過酷な状況でも仲間を守ること」という任務を命じられたカイルは、実直にその任務を遂行し続け、仲間から"レジェンド"と崇められるが、イラク側からは"悪魔"と恐れられ、カイルの首に賞金をかけられるほどの存在となる。そして、愛する家族を国に残し、幾度となく戦地へ向かうクリスの心は、徐々に蝕んでいく。2003~2009年にかけての4度のイラク遠征で、カイルは公式に確認されているだけで米国史上最多数の160人を射殺したとされている。2013年2月2日に、自身と同じ心の病に悩む元兵士に射殺され、カイルは短すぎる生涯を終えたが、ブラッドリー・クーパーは「彼と一度でも話すことができて、本当に良かった。あれはとても短い会話だった。でも僕は、この映画をどれだけ真剣に作りたいと思っているかを伝えたんだ。そして、彼がハリウッドに対してどんな恐れを抱いていたとしても、それをひとまず忘れて、僕を信頼してほしい、このストーリーを全力で伝えるから」と、映画化にあたってクーパー本人と直接電話で話したことを明かした。アメリカが今直面する問題に真っ向から挑んだ意欲作で、「『ミリオンダラー・ベイビー』以来のイーストウッド最高傑作」と米誌が報じている本作。共演には、シエナ・ミラー、ジェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネルらが名を連ねる。(C)2014 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2014年11月27日加瀬亮が主演するホン・サンス監督の最新作『自由が丘で』の公開に先駆け、『世界の巨匠たちが魅せる“加瀬亮”を感じる夜』と題したオールナイトイベントが、12月6日(土)にシネマート新宿で開催される。その他の情報本イベントは、『自由が丘で』が12月13日(土)に封切られるシネマート新宿で、クリント・イーストウッド、ミシェル・ゴンドリー、アッバス・キアロスタミ、ガス・ヴァン・サントなど、世界の名監督たちの作品に出演してきた加瀬の代表作『TOKYO!』『ライク・サムワン・イン・ラブ』『永遠の僕たち』を一挙上映するもの。チケットの一般発売は、22日(土)午前10時より開始される。なお本イベントは18歳以上の観客が参加できる。最新作『自由が丘で』公開記念! 世界の巨匠たちが魅せる、“加瀬亮”を感じる夜12月6日(土)会場:シネマート新宿 (東京都)開場22:30/開映22:45(終了4:45頃)料金:2000円(税込)チケット発売:11月22日(土)10:00AMより
2014年11月19日『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞「監督賞」に輝くクリント・イーストウッド監督が、ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、米軍史上最強といわれた狙撃手クリス・カイルの半生を描いた最新作『アメリカン・スナイパー』。このほど、早くも来年のアカデミー賞最有力候補との呼び声が上がる本作の日本公開日が、アカデミー賞授賞式前日に当たる2015年2月21日(土)に決定、特報映像も解禁された。本作はニューヨーク・タイムズ紙で13週に渡りベストセラー1位(18週間ランキング入り)を果たした、元・米海軍特殊部隊隊員クリス・カイルの自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」(原書房)を映画化。カイル(ブラッドリー・クーパー)は自身の狙撃の腕前で多くの同胞を救い、“レジェンド”の異名を持つ人物だった。しかし、彼の腕前は敵も知るところとなり、やがてその首に賞金がかけられてしまう。一方で、カイルはイラクでの活動の中、遠い戦地にいながらも故郷に置いてきた家族の良き夫、良き父でありたいというジレンマを抱えていた。だが、2003年から2009年まで、4回もの過酷な遠征を経験している彼は、妻子の元へ戻っても戦争の傷を癒せずにいた…。“レジェンド”と讃えられたスナイパーを描いた本作の特報映像は、2分弱の短い中でも、カイルの苦悩、戦地での手に汗握る緊張感などが十分に伝わってくるもの。銃弾を装填する音から始まり、BGMもなく静かで緊迫した空気が溢れる映像は、戦場とは“生と死”が隣り合わせの世界だということを意味している。彼が故郷で感じた生きる喜びと証がフラッシュバックされるものの、自ら構える銃が標的にしているのは、爆弾のような物を抱え米軍に近づく戦地の子どもだ。果たして、カイルの銃弾は子どもに向けて放たれてしまったのか…。クリス・カイル役を演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』で2度オスカー・ノミネートされているブラッドリー・クーパー。実は本作のプロデューサーとして、映画化権を獲得したのも彼だ。今回厳密な食事制限に加え、カイルの同僚であるネイビー・シールズと共に過酷なトレーニングを行い、撮影に挑んだという。また、彼の妻役を、実生活でも1児の母となったシエナ・ミラーが務めている。アカデミー賞レースをにらみ、今年12月25日に北米で限定公開した後、2015年1月16日に全米公開が予定されているという本作。だが、早くも賞レースの大本命と言われることに対し、プロデューサーであり主演でもあるブラッドリーは、「僕には、クリス・カイルと彼の家族をきちんと描く義務があった。それは絶対的なことだ。彼の遺族がこの映画を気に入ってくれるか、彼と同じような体験をした人々が共感できるか、一般の観客が人間性というものに胸を動かされるかどうか。僕にとって大事なのはそれだけだ。彼の人生は評価されてしかるべきもの。僕らはこの映画でそれを実現できたらと思っているよ」と、実在の人物を正しく描き、見る者に伝えることが何よりも大切だと説く。こうしたブラッドリーの想いを、“人間の本当の姿”や“本当の正義”を訴えてきた名匠イーストウッド監督はどのようなドラマに仕上げているのか。日本公開も現地時間2015年2月22日に発表される第87回アカデミー賞授賞式の前日ということもあり、世界中の注目が集まる本作を、まずは特報映像からひと足先にご覧あれ。『アメリカン・スナイパー』は2015年2月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日クリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』の日本公開日が来年2月21日(土)に決定し、特報映像が公開になった。『アメリカン・スナイパー』特報映像本作は、13週に渡ってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得したクリス・カイルの自伝をブラッドリー・クーパーを主演に迎えて、映画化した作品で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するカイルがイラク戦争におもむき、仲間を守りながら、壮絶な戦いを繰り広げる様と、戦争で命をかけながら同時に故郷に想いをはせ、良き夫、良き父でありたいと葛藤する姿を描いている。このほど公開された映像は、銃弾を銃に装填する音から始まり、戦場でスコープを通してターゲットを狙うクリスの姿が描かれる。戦場では状況は刻一刻と変化し、時にはターゲットを狙撃するべきかどうかは本部ではなく“本人の判断”にゆだねられる場合がある。撃たなければこちらの命がなくなる可能性があるが、誤って撃った場合、罪のない人をあやめることになる。撮影にあたって過酷なトレーニングに挑んだクーパーの緊迫感のある演技と、スコープ映像、そして爆弾のようなものを手渡しするターゲット……撃つべきか? 極限状態で迷うクリスの脳裏に、幸福な家族との光景が浮かび上がる。実在の人物を演じるにあたりクーパーは「僕には、クリス・カイルと彼の家族をきちんと描く義務があった。それは絶対的なことだ。彼の遺族がこの映画を気に入ってくれるか、彼と同じような体験をした人々が共感できるか、一般の観客が人間性というものに胸を動かされるかどうか。僕にとって大事なのはそれだけだ。彼の人生は評価されてしかるべきもの。僕らはこの映画でそれを実現できたらと思っている」とコメント。イーストウッド監督の演出の下で、クーパーがどんな演技を見せるのかも注目だ。『アメリカン・スナイパー』2015年2月21日(土) 全国公開
2014年11月07日現在、日本でも監督作『ジャージー・ボーイズ』が好評を博しているクリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー(原題)』が来年2月に日本公開になることが決定した。ブラッドリー・クーパーを主演に迎えて、米軍史上最強といわれた狙撃手クリス・カイルのドラマを描くという。その他の写真圧倒的な評価を獲得しながら、休むことなく精力的に新作を発表し続けるイーストウッド監督が早くも新作を手がけている。『アメリカン・スナイパー(原題)』は、13週に渡ってニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位を獲得したクリス・カイルの自伝を映画化した作品で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するカイルがイラク戦争におもむき、仲間を守りながら、壮絶な戦いを繰り広げる様と、戦争で命をかけながら同時に故郷に想いをはせ、良き夫、良き父でありたいと葛藤する姿を描いている。戦争によって生じた傷や家族との距離、戦い続けることの葛藤を描いた本作は、今年12月25日に北米で限定公開され、2015年1月16日に全米公開を予定しており、その完成度しだいではオスカーの有力候補になりそうだ。『ジャージー・ボーイズ』公開中『アメリカン・スナイパー(原題)』2015年2月公開
2014年10月16日現在公開中『ジャージー・ボーイズ』のクリント・イーストウッド監督の次なる最新作『アメリカン・スナイパー』(原題)が、早くも来年2月に日本で公開されることが決定。ブラッドリー・クーパーを主演に、イラク戦争で活躍した実在の狙撃手の伝説と葛藤を描く。数々の名作を世に出し続ける巨匠イーストウッドが手がけた『ジャージー・ボーイズ』は、半世紀を経ても愛され続ける名曲を生んだ4人組“ザ・フォー・シーズンズ”の結成から活躍、挫折、再生までの実話を、彼らの名曲と共に描き、現在も大ヒット中だ。その熱も冷めぬ間に、今回発表されたイーストウッド監督の最新作は、13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位(18週間ランキング入り)を獲得したクリス・カイルの自伝を原作とし、再び実在の人物を描く『アメリカン・スナイパー』だ。イラク戦争下、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズ隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)のミッションは、どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること。“leave no man behind(誰一人残さない)”というモットーを持ち前の狙撃の精度で見事に体現し、多くの仲間を救ってきたカイルは、「レジェンド」の異名を轟かせてきた。だが、その腕前がゆえに、反乱兵から逆に賞金をかけられ、標的にされてしまう。そして、戦地でも故郷の家族を思い続け、良き夫・良き父でありたいというジレンマを抱えながら6年間で4度の過酷なイラク遠征を経験した彼は、妻子の元へ戻ってもなお、戦争の傷を癒せずにいた…。主人公である実在した狙撃手を演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のブラッドリー・クーパー。2度のオスカー・ノミネートを果たし、演技にも定評がある彼は、プロデューサーとして自ら映画化権を獲得し、体当たりの演技で挑む。共演にはシエナー・ミラー、ジェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネルを迎える。イーストウッド監督とブラッドリーがアメリカが直面する問題に挑んだ本作は、12月25日に北米で限定公開の後、2015年1月16日に全米公開を予定。早くもアカデミー賞レース大本命と呼び声が各方面から上がっている。“本当の人間の姿”や“本当の正義”と向き合った『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』に続く、アカデミー賞獲得に繋がる作品となるのか。また本作では、どのような人間ドラマを描くのか、またもや注目を集めることになりそうだ。『アメリカン・スナイパー』(原題)は2015年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日