■前回までのあらすじ中学を卒業した春に、母は「女の子は可愛くないと…」と整形をすすめてきた。そのときすでに予約は取られていたのだった…。》 「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった… ■私の母はみんなから「良いお母さん」と言われる…■私が“本当にしたかったこと”は母には言えなかったとても熱心な母で、私には何でも良いものを与えてくれました。でもそれが、私にとってはかえって苦しくなってしまうこともあったのです。しかし母は私のためを思ってやってくれているのだから─……不満に思ってしまう私が悪いんだ─……そう思うと、何も言うことができませんでした。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月20日これは私の母、私、そして子どもと繋がる親子の物語です。※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。■中学を卒業した15歳の春、母は私に言った…■あれから20年経ち、私は母になったこんにちは!グラハム子です。このたび新連載を描かせていただけることになりました。この話は漫画家になる前から、「いつか誰かに発信したい、自分の中だけで留めてはおけない…」と思っていた話で、私の経験を基にしたコミックエッセイです。ただ、実話をもとに、登場人物など一部フィクションもまざっております。どうぞよろしくお願いいたします!■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込))ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月19日こんにちは! グラハム子です。うちには子どもが2人います。5歳の息子と、4歳の娘です。年も近いし、2人とも同じように育ててきたつもりなのですが…性格が全然違うんですよね。性格って、もちろん環境の影響もありますが、それでもある程度は生まれ持っているものがあるのだなぁと思います。娘は愛情表現がとても上手。スキンシップが大好きです。■娘は甘え上手! きょうだいの違いハグをしてあげるととてもよろこびます。一方、息子はあまりスキンシップは得意ではない様子。息子から寄ってくることはほとんどありません。でも…こんなふうに、バレないように(ばっちりバレてますが)くっついてきます。いわゆる甘え下手な子なんだなぁと思います。甘え下手な子だって、別に「甘えたくない」というのではないんですよね。甘え方が不器用なだけで、本心は甘えたいのだと思います。なので息子には■息子からのサインを見逃さないいきなりハグではなく、まずは息子の話を聞くところから始めます。そして息子の気持ちがほぐれてきたら、手をつないでみたり。だんだんとスキンシップをとります。なんだか清純派なカップルみたいですね(笑)でも恋人の場合も、出会ってすぐに燃え上がる情熱派カップルと、そうではなく、穏やかに愛を確かめ合う静かなカップルがあると思います。もしかしたたら子どもとの関わり方も、それと似ているのかもしれません。娘はグイグイ甘えてくれるし、グイグイ親の愛が欲しいタイプ。息子は穏やかに甘えてくれて、穏やかな愛が欲しいタイプ。どちらが良いってことはありません。どっちもそれぞれ良い。どっちも良いのですが、息子の甘え方はわかりにくいので、見逃さないようにしたいなぁと思います。■甘えと甘やかしの違いを考えてみるちょっと話はそれますが、よく「子どもに甘えさせるな」なんていう声を聞きます。ですが、私はむしろ子どもには十分に甘えさせてあげたいと思っています。「甘え」と「甘やかし」は似ているようで違うんじゃないかな。わたしは、その違いをつぎのように考えています。甘えは子どもから求めてきた時にあたえるもの。(話を聞くことや、スキンシップなどの精神的な要求は、自立に必要な甘え)甘やかしは子どもが求めていないのに、親の都合であたえるものではないかと思います。(例えば、いつも先回りして靴を履かせることや、おもちゃなどの金銭的な要求に毎回応えると、自立を妨げる甘やかしになりかねない)なので私は「子どもの甘えはしっかり受け入れろ」「親が自分の都合で甘やかすな」この2つを意識しながら子育てをしています。息子も娘も、今はまだ小さいけれど、これからどんどん自分でできることが増えて、そしていつかは自立するときが来るのでしょう。それまでは、それぞれのやり方で、求められたら大いに甘えさせてあげたいと思っています。
2019年12月13日グラハム子さんの人気コミックエッセイ。今回は、公園でお友だちと一緒に「丸太渡り」をしたときのエピソードです。ひとりで先に進めるお友だちとは違って、娘は私と手をはなすのを怖がっていました…。うちには年少の娘がいます。先日、公園でのこと。■遊具で遊ぶ母と娘の何気ない姿別に何気ない、よくある親子の光景ですよね。でも、以前の私だったら、他の子と比べて「できる」「できない」ばかりを気にしていて、「ちーちゃんもやってみなさい」と、無理やり手をはなしてやらせていた気がします。そして結局、娘はできなくて、「丸太渡りをやりたい!」という本来の気持ちすらもつぶしてしまうパターン。それを見て「何でやらないの! できるようにならないよ!」と怒ってしまう悪循環…。■家族の笑顔が増えた理由は、たぶんでももう今は、他の子と比べないようにしています。比べるとしたら、以前の娘と比べる。ほかの子からすればレベルの低いことかもしれないけど、娘にとっては「よくがんばった!」娘のレベルに合わせて挑戦し、できたことを一緒によろこぶ。そうすれば、子どもの挑戦する気持ちはどんどん膨らむんじゃないかな。それに、私自身もいつも笑顔でいられて、とても気持ちが良いです。人と比べて必要以上に落ち込んだり、優越感に浸ったりする人は、ひょっとしたら、笑顔でいる時間が短いかもしれません。実は、以前の私がそうでした。「他人と比べないこと」多くの育児書にもかいてあるし、頭ではわかっています。ただ、ずっと競争社会を生きてきた大人にとっては、それがなかなか難しいときもある…。でも、育児3年目くらいから、少しずつできるようになってきました。そうしたら、私だけじゃなく家族の笑顔も増えました。できる、できないなんて気にしない。子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添って、大切に育ててあげたいなぁと思っています。
2019年12月06日グラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイ。今回のエピソードは、出産前に勘違いしていた育児のアレコレについて。王道(?)のものから、ちょっと驚きの勘違いも飛び出します。みなさんは、子育てにまつわることについて、「子どもが生まれるまで勘違いしていたこと」ってありますか?私はけっこうあります。■仕事を休めるから子育てはラク?まずは王道ですが、コレ。産休、育休とは、イコール「仕事を休んでお金をもらえて、子育てオンリーの楽な生活をしている」と思っていました。確かに「休」という漢字がついているので仕事は休んでいますが、別に楽な生活をしているわけではありません。むしろ、赤ちゃんのお世話は仕事以上に大変なことだって多々あります。「子育てだけなんて、楽できて良いなー」と思っていた若き日の自分を殴りたい。子育ての大変さは、自分が子どもを産んで初めてわかったのでありました。次はプレママ教室でのこと。■赤ちゃんが寝ている間は自分の時間?赤ちゃんは2時間おきに起きる。ということは、「寝ている間の時間はフリータイム」と思っていました。しかし実際はもちろん…こんな感じで、全然プレママ教室で教わった通りにはいきませんでした。プレママ教室で習った「赤ちゃんはよく寝る」うちの子の場合、これはまぁ正しかったです。ただ、正確には「赤ちゃんは抱っこしてあげると良く寝る」つまり「赤ちゃんは抱っこしていないと寝ない」だから、「自分の時間なんてほとんどない」なのでありました。■子育て生活の想像はむずかしい〜!3つ目の勘違いは私は若いころ旅行が好きで、フラッとひとり旅によく出かけていました。宿の予約サイトを見ていると、結構な確率で書いてある文章。「添い寝無料!」私はこれを…と、ホテル業界のユーモアだと、盛大な勘違いをしていました。おまけになどと狂った妄想までしておりました。(あ、もちろん実際にはお願いしていませんよ! 今思えば、うっかりやらなくて本当に本当に良かったです…!)添い寝無料、って赤ちゃんのことだったんですね! 今では家族で旅行に行く際、とても助かっております。以上、子どもが生まれる前の勘違いでした。みなさまも何かおもしろい勘違いエピソードがあったらぜひ教えてください。
2019年11月29日こんにちは! グラハム子です。突然ですが、私はひとりっこです。子どものころは、自分がひとりっこなのがすごく嫌でした。これを言うと、「ひとりっこは家で遊ぶ相手がいなくて寂しいもんね」なんて言われます。でも、嫌だったのはそんな理由ではありません。むしろひとりの時間が好きな私にとって、遊び相手がいないことはそんなに苦ではありませんでした。では、何が嫌だったのかと言うと…■その1、大人の言葉は世間話と分かっていても私が子どもの頃、まわりの大人たちは会話の端々で、このようなことを言っていました。(別に私のことを言っているのではなくても、大人の会話は意外と聞こえていました)大人たちに悪気があったわけではないと思います。ただの世間話だとも分かります。一番印象に残っているのは、小学校2年生のときのことです。教室内なのに友だちとふざけて走り回り、先生に怒られました。まあここまでは当然のことだったと思います。「連絡帳に書いておうちの方に伝えます」先生はそう言うと、連絡帳になにか書き始めました。■その2、親からの期待も一身に受ける正確な文章までは覚えていませんが、こんな感じのことが書かれていました。『ひとりっこだからのようです』この一文が私はとてもショックでした。「この文、書く必要ある…?」子どもながらにそう思いました。先生はひとりっこにあまり良くないイメージを抱いているということ。ひとりっこというだけで、最初から良くないレッテルを貼られてしまっているということ。そしてそれをひとりっこの親にわざわざ伝えるということ。このとき、いろいろなことがショックでした。とにかく、「ひとりっこは、きょうだいがいる子よりも劣っていると思っている人もいる」ということを、幼いながらに知った出来事でした。また、愛情を受けるだけなら何の問題もないのですが、同時に、期待も希望も一身に受けることになるんじゃないでしょうか。とくに我が家の場合、子どもがひとりしかいないから親の気持ちが分散されず、一気にのしかかってくるような気持ちになりました。私はこんなふうに、親の期待や希望をひとりで背負っている状況になってしまいました。もちろん親によって程度の差はあると思います。ただ、私の親の場合はとくに子どもへの期待や希望が強く、それがとても苦しかったのを覚えています。■自分の子どもに伝えたいこと(私にきょうだいがいたら親の期待も分散されて、自分の希望を優先させられたのかな…きょうだいが欲しかったな…)とずっと思っていました。今、自分が親になって思うことは…。まず、ありがたいことに私の周りには「ひとりっこだから●●●」というネガティブな固定観念を言う人はほとんどいません。これは時代や環境の変化も大きいと思います。きっと、ひとりっこ世帯が多くなって、偏見がなくなってきたのかなと感じます。とてもうれしいです。親からの期待については、今考えれば「ひとりっこだからの問題」ではなく、結局は親による話だなと思います。「親は子に期待してしまう」これはもうしょうがないことです。どんな親だって、表立って口には出さなくても、少なからず子どもに「こうなってほしい」という気持ちは抱いてしまうものなんじゃないかなと思います。そして、その気持ちが強ければ、きっと子どもは敏感に気付いてしまうのではないでしょうか。でもだからこそ、「親の期待には応えなくてもいい。応えなくたって全然、親不孝じゃない。自分の人生なんだから、自分を優先していいんだよ」これを私は、子どもに伝えたいと思っています。■親になってあらためて考えてみると…まとめると、結局はひとりっこであること自体が嫌だったわけではなく、周りの大人からの影響でつらい思いをしていた様な気がします。子どもに偏見や固定観念を持たせるのは大人だと考えます。私はひとりっこで、しかも母とふたり家族だったので、まぁそれはそれは周りからいろいろと言われました。(もしかしたら言っている方には自覚がないかもしれません。ただ、言われている方は普段から敏感になっているのもあり、会話の端々からそれを感じてしまうものです)すべての子どもが、どんな家族構成だろうと家庭環境だろうと、劣等感を持たずに生きていける社会になってほしいものです。
2019年11月22日こんにちは! グラハム子です。うちの4歳の娘、ピンクとか、フリフリとか、キラキラしたかわいらしい、少し派手なデザインのものが大好きです。一方、私はシンプルなものが好き。普段からアクセサリーもほとんどしません。なので、洋服を買いに行くと…■母はシンプルが、娘はフリルが好き私の全く好みじゃないものを次々とえらんできます。お互いの好みが違うのでしかたないことではあるのですが、自分の子にはやっぱり「私自身がかわいいと思うものを着て欲しい」という気持ちもちょっぴりあります。だけど、私自身が子どものころ、家庭の方針で「スカートNG」で育ってきました。スカートが履きたくて泣いたこともあります。自分で好きな服を選べる周りの子たちがとてもうらやましかったです。なので自分の子どもには、「なるべく本人が着たいものを本人に選ばせて、着させてあげよう」と思っています。普段、家や家のまわりで過ごすときはこれで良いんです。ただ、お友だちと会うときやお出かけするときなど、少しおしゃれをさせたいときは、少々考えてしまいます。■たまのお出かけはママにも選ばせてそんなときは、こう言います。このとき、私が大事にしているポイントは、「娘の選んだ服を否定しない」(ダサい、趣味が悪い、などは言わない)ことと、「自分は好きであると伝える」こと。それから「今日は」ということ。(いつもは娘が自分で選んだ服、たまに私が選んだ服というバランスです)そして「着なさい」「着てはいけません」と強制しないことです。■親子で趣味の押しつけや強要をしない私自身、スカートが履けなくて何が嫌だったかと言うと、スカートが履けない事実そのものよりも、「いつも母親の理想を押し付けられている」「自分の希望が全く通らない」「自分の趣味を全否定される」のが嫌でした。だから、私は娘に同じ思いをしてほしくないなぁと思います。人には好みがあって、それば全ての人がバラバラです。好みが似ている人はいますが、全く同じって人はなかなかいません。現に、ガーリーだったりフェミニンだったり、いろいろなデザインがあるのは、それを好きな人がいるから販売されているんだと思います。ただ娘と私の趣味が違っただけで、むしろ娘からしたら、私の選ぶ服はきっと地味に感じているのでしょう。当たり前ですが、いろんな趣味の人がいて良いんです。とはいえ、娘と自分との趣味の違いをちょっぴり寂しく思いつつも、娘の自我が出てきたことをうれしく感じています。成長すれば自我が出てくるのは当然のこと。ちゃんとそれを認めて、大切に育ててあげたいと思っています。どんな女の子になるんだろう。楽しみです!
2019年11月08日こんにちは! 年長・年少兄妹の母、グラハム子です。あっと言う間に夏も終わり、秋ですね。とはいえ、公園に行くとまだまだ虫もいます。公園遊びの天敵は、蚊ではないでしょうか。うちの子たちはすぐ刺されてしまうタイプ。しっかり虫よけしていても、なぜか刺されます。軽く私の3倍は刺されています。きっと蚊も若い子の血がおいしいのかな?今日は、そんな憎き蚊にまつわるエピソードを書きたいと思います。それは幼稚園の帰り、ママさんたちと公園に行ったときのことでした。■公園でママ友とおしゃべりそのときでした。■ママ友のほっぺにとまった蚊を…!ほっぺにとまっている蚊を見たら、もう条件反射というか、口よりも先に手が出てしまいました。なんと、ママさんをビンタしてしまったのです。ママ友をビンタするなんて、多分人生でコレっきりだと思います。実にとんでもないことをしでかしました。(このあと、笑って許してくれました。優しい方で良かった…!)憎き蚊。一説によると、蚊は気温が15度以下になると血を吸わなくなるそうです。確かに冬って刺されませんもんね。もうすぐ蚊もおとなしくなってくれるでしょう。もうすぐ冬がやってきますね。1年ってあっという間だな。
2019年10月25日みなさんは「自分の子には言えるけど、他の家の子には言えないこと」ってありますか? 今日は少し、私自身の子ども時代の話をしようと思います。私は子ども時代、容姿が整っている子ではありませんでした。体形も少しぽっちゃりしていました。■家族に容姿のことを言われてそれをよく家族にと言われていました。おそらく家族としては、悪意があって言っていたわけではなく「もっとかわいくなってほしい」という期待や、テレビなどで芸能人がやっている「少し容姿をいじることで笑いを生み出すコミュニケーション」をしていたのだろうと思います。ただ当時、子どもだった私はそういうふうに考えることができず、ただ悲しかったのを覚えています。「言われていることは事実だから仕方ない」と思っていました。ある日、母と出かけたときに偶然、同じ小学校の、私よりも太っている真人くん(仮名)に会いました。そしてそのまま真人くん、真人くんママと一緒に少しお茶をすることになりました。その席で母は、家で私にいつも言っていることとは全く違うことを言ったのです。真人くんたちとわかれた後、母に聞きました。■母の考え方を聞いてみると…すると母は私はこのとき、言葉では言い表せない、複雑な感情に包まれました。「真人くんに言えないのなら、私にも言わないで欲しい」と思いました。「でも家族だから本音を言い合えるの…?」とも思いました。とにかくとてもいやだったのを、20年以上たった今でも覚えています。そして今、大人になって思うことは「ほかの家の子に言えないことは、自分の子にも言わない」私は基本的にはこれで良いと思っています。■子どもへの声かけに迷ったら例えば、などは頑張れば、ほかのおうちの子にも言える範囲の注意だと思います。これらは本人に言えば、なおしてもらえる部分だからです。でもなどは、ほかのおうちの子に言えるはずありません。と、いうことは自分の子にも言ってはいけないのです。 「家族だから無礼講」なんて、私はないと思っています。家族からの言葉だからって、子どもは傷つきます。むしろ家族だからこそ、余計に傷つくこともあるのです。でもここで難しいのが、「家族だから言えること」のなかには、「家族しか言ってくれないこと」があるということ。例えば、体臭や他人では言いづらいマナー、また子ども自身が生きづらくしている要因など、誰かが言わないと本人が困ってしまうといったことが世の中にはあると思います。そこは家族だからこそ、言う必要があるのでしょう。もっともシンプルに考えると「自分が言われていやなことは、人にも言わない」これにつきると思います。これは幼稚園生でも教わることだと思います。なのに、大人になるとわからなくなってしまう人もいて…。人間って複雑ですね。子どもへの声かけ。もし言うべきか言わないべきか迷うことがあったら、いったん、シンプルに考えるのもひとつの方法だと思います。 ↑ウーマンエキサイトベストコミック大賞はこちらから!
2019年10月11日こんにちは! グラハム子です。わが家には猫がいます。名前はモスラ。子どもができる前から飼っています。モスラをペットショップに見にいったときは、まだ子どももいないし、うちはせっかくペット可のアパートだし…と気軽な気持ちでした。そこでゲージに並ぶ猫たちはどれも数万円以上するなか、なぜかひときわお手頃価格なのがモスラでした。>> 「いぬねこ うちのこ。」特集 ■家族の一員となる猫との出会いは当時はとくに猫に詳しいというわけでなく、種類や見た目にもこだわりのなかった私たち。この子に決めました。そして強くたくましく育ってほしいと思い、名前はモスラと付けました。子猫のモスラは、まだ普通の猫の餌は食べられません。餌を水でふやかして、離乳食を作ってあげる必要がありました。遊びたい盛りの子猫なので、猫じゃらしなどを持ってきては「遊んで」と催促してきました。すぐ膝の上に乗ってきて「なでろ」とも。夜も、もちろん同じ布団に入ってきます。とにかく甘えん坊の猫でした。結婚を機に見知らぬ土地へ引っ越し、専業主婦になった私にとって、モスラはかけがえのない存在でした。夫が仕事に行っている間、孤独で押し潰されそうになったりもしたのですが、モスラがいつも寂しさを和らげてくれました。そんな生活を続けていたある日、私の妊娠がわかりました。私たち夫婦は大喜び。モスラもこの頃には子猫期を過ぎ成猫期になっていたので、そこまで手もかからず、これなら赤ちゃんとも問題なく生活できると思っていました。■初めての子育てで慌ただしい毎日赤ちゃんがやってきました。かわいい赤ちゃん。はじめての育児。その生活は想像以上に大変でした。すぐ泣くし、泣き止んだと思っても抱っこしないとまた泣くし…ずっと赤ちゃんにつきっきりの生活で、クタクタでした。そんな日が続いたある晩のこと。「あれ? なんか臭いぞ…あっ!」モスラのおしっこでした。それからしばらくの間、モスラはトイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがありました。そんなある日、育児雑誌を読んでいて目に留まったのが「上の子の赤ちゃん返り」の記事。その内容は『下の子が生まれると、今まで出来ていたこと(ひとりでご飯を食べる、トイレに行くなど)が出来なくなってしまうことがあります』といったものでした。これを読んで、ハッとしました。「ひょっとして、モスラは赤ちゃん返りかもしれない」赤ちゃんが生まれてから、モスラを構ってあげられる時間が一気に減っていました。それからはなるべく空いた時間にモスラのことをなでたり、声をかけるようにしました。餌もお皿ではなく手であげたり、モスラが寝ているところに添い寝したり、できるだけ子猫のころと同じように接するようにしました。すると、モスラもだんだんトイレ以外でおしっこする回数が減っていきました。モスラもきっと赤ちゃん返りのような状態だったんだ。モスラも大事な家族なんだ、とあらためて思えた出来事でした。モスラは猫だけど、わが家の長男でもあります。今では5歳4歳になった人間の弟、妹とも遊んでくれています。結婚してすぐの孤独なとき、いつも側で私を支えてくれたモスラ。これからもずっと、わが家の家族の一員として暮らしていきます。
2019年09月27日うちの夫は出不精です。いわゆるインドア派。私はというと、どちらかといえばアウトドア派。天気の良い休日は、なるべくなら外でレジャーを楽しみたいタイプです。なので…私「今度の休日は、公園に行こうよ!」夫「えー…疲れてるんだよ」子どもたち「行きたい! 行きたい!」とまあ、こんな感じで夫は本当はいやだけど、しぶしぶ行く。というパターンが結構あります。もちろん夫抜きで、私と子どもたちのみで行くこともあるし、夫の希望に合わせて家でゆっくり過ごす日もあります。休日の家族レジャーに夫が参加するのは、5割くらいかなぁ〜という感じ。しかし夫がレジャーに参加した場合。現地に着いても…■家族レジャーで不機嫌そうな態度の夫こんな感じで、イラっとするし、悲しい思いをすることが多いです。そんな夫にも、唯一のアウトドア趣味があります。それが「釣り」。釣りだったら嫌がらずに出かけます。今年の夏休みは、家族で釣りに行きました。私は「普段はやらないけど、今までの人生で何回かは釣りをやったことがある」という感じ。そして、私が今まで経験した釣りは、すべて「生きていない餌」を使ったものでした。しかし今回の釣りは「生き餌」を使った釣り。「イソメ」という生き物を、生きたまま餌にして使いました。■夫の趣味を家族で楽しもうと思ったけどもともと虫が苦手な私。なんでこんな気持ち悪い作業をしなくちゃいけないのか。せめてこんな作業があると事前にわかっていたなら、ビニール手袋のひとつでも用意できたのに…。もうテンションはガタ落ちです。すると夫から…この言葉で私もプツンっとキレてしまいました。■家族を不快にさせない態度も「思いやり」そしてこのセリフを自分で言ったあと、 私自身も、今までの夫の気持ちをわかっていなかったんだと、ハッとしました。「乗り気じゃないレジャーにしぶしぶ参加する」これって結構、苦痛です。でも「しぶしぶだからといって、始終、つまらなそうな態度」だったら、それもまた見ている方は不快だと思います。今まで私たち夫婦は「お互いの気持ちに寄り添えていなかったんだなぁ」と思いました。それに気づけたことが、今回の釣りでの一番の収穫でした。自分の気持ちに素直なのは決して悪いことではないけれど、一緒に行動している相手がいる以上、相手を不快にさせないように気をつけるのは当たり前の思いやりではないでしょうか。そんな当たり前の思いやりを自分は忘れてしまっていたのだな、と反省しました。また、このことをきっかけに、夫も少し態度が改まったように感じます。世の中にはいろいろな人がいます。いろんな価値観・考え方があって、それは全て悪くない。自分と違うからといって、責めるのは違いますよね。せっかく夫婦になったのだから、お互いを尊重しつつ、お互いが無理せず楽しめる。そんな過ごし方・生き方を心がけていきたいと思っています。
2019年09月13日これは今よりも少し前のお話です。当時3歳だった娘には、好きな男の子がいました。■同じクラスに好きな男の子がいる娘の態度はそして誰に似たのか肉食系な娘は、いつも、あっくんにべったりでした。お迎えのときには、いつも先生に…こっちが聞いていて恥ずかしくなるほど一途なようでした。「まぁ先生たちも笑いながら話しているし、本人も毎日楽しそうだし、別に親がどうこう言うことじゃないよなぁ〜」と、このときは、のんきに考えていたのですが…ある日、あっくんのママと会ったとき。■もしかしたら男の子は嫌がっていたの? これは私の考え過ぎかもしれません。でも私の目には、あっくんは少しいやな表情を浮かべていたように見えました。そしてあっくんのママも、うちの娘からあっくんをサッと守ったように感じました。そして、その光景を見て、思いました。「もしかしてあっくんは娘がしつこいと感じて、いやだったのかも…ママには自分の気持ちを言えたけれど、娘には言いづらかったのかもしれないな」と…。あっくんに対する申し訳なさと、「ちょっと娘はしつこいけど、まぁこれも子どものかわいい恋かな」なんて、のん気に考えていた自分の想像力のとぼしさを反省しました。その日、娘にはいつもより少しきつめに伝えました。親として、子どもの恋路に口は挟みたくないと考えていました。でも娘の年齢では、恋というよりは「お友だち」として好きだという要素が大きかったと思います。だったら「お友だちにいやな思いをさせてはいけない」と教えるのは、親の役目だと私は考えました。ただ、娘はあっくんが純粋に好きでくっついてるのだから、その気持ちをないがしろにして無理やり引き離してしまうのも、また少し違う気がして…。でもあっくんの気持ちも考えると、どうしたらいいのかわかりませんでした。そしてそのまま少しのモヤモヤを抱えつつ。ときは流れ、娘は転園。あっくんとはお別れになりました。あのとき、どうしたらよかったのでしょう。もしかしたら、私から担任の先生に相談できていれば、一緒になにか考えてもらえたのかもしれません…。いまでも思い出す出来事ですが、これだという解決策がいまだに思いつけずにいます。
2019年08月23日こんにちは! 2児の母、グラハム子です。うちの子たちは現在、年長さんと年少さん。毎朝、起きてから家を出るまでバッタバタです。■時計が読めない子どもに、時間を伝えるには?2人ともまだ時計が読めないので、時間を伝えたいときは「長い針が●●になったら」という伝え方をしていました。数字が読める上の子は、これでなんとなくわかるようですが…。問題は下の子。まだ数字もちゃんと理解していません。なので当然これが毎朝の光景でした(笑)。この状況を打破する良い方法はないか、考えてみました。課題は「今、何をする時間なのか?」を子どもたちに伝えることです。そして思いついたのがコレです!■子どもにもわかりやすいイラスト時計なにかをする時間になったら、時計の針部分を動かして、用意した文字の説明とイラストを貼りかえます。これで子どもに「なにをする時間なのか」を視覚的に意識してもらえるようにしました。制作時間は約30分でした。材料は画用紙、ペン、はさみ。それから、つまようじ1/5本(時計の針の中心部分)、マスキングテープ。そして、家にある実際の時計のすぐ近くにこれを貼りました。ちなみに裏はこうなっています。マスキングテープ部分にマステを丸くして貼り、つけたり剥がしたりできる仕組みです。マステの粘着力が弱くなったら、丸くしたマステを付け替えればオッケー。うちではだいたい2週間くらい持ちます。上の子はひらがなが読めるので文字だけでも大丈夫なのですが、まだひらがなの読めない下の子用にイラストも用意しました。もしイラストが苦手な方は、ネットで「子ども 歯磨き イラスト」などと検索するとたくさんでてくるので、それを印刷しても良いと思います。これを導入したところ…以前より時間を意識して朝の身支度をしてくれるようになりました。また、朝の身支度以外にも「長い針が6になったら公園に行くよ」「長い針が9になったら寝る時間だよ」など、なにかと使えて便利です。小学生になったら本格的に時計の勉強が始まります。それまでに、まだ読めはしなくても、時計や時間への興味を持ってくれたら良いな〜と思います。
2019年08月09日こんにちは! 5歳3歳兄妹の母、グラハム子です。今回は子どもの感染症の話を書きたいと思います。保育園や幼稚園に通い出すと、いろいろな感染症にかかりますよね。でもこれは誰もがとおる道。しかたありません。ある日、園から1枚のお便りがありました…。■一家揃ってアタマジラミに感染していたそして何気なく息子の頭を見てみると…い、いるー!よく見ると、息子の髪にはところどころ小さくて白い卵のようなものが付いていました。(まてよ、息子にいるってことは…)娘にもいるー!!と、いうことはもれなく私にも夫にもいるということでしょう(泣)そういえばここ最近、ずっと頭がかゆかったんです。でも「頭がかゆい=シラミ」とはまさか思いませんでした。年齢のせいかシャンプーが合わなくなってきたのかなぁ〜なんてのん気に考えていました。ともかく、一刻も早くシラミを駆除したいので、急いで皮膚科へ!「毎日お風呂に入れて髪も洗ってるのになぁ…」と、正直、ちょっとショックでした。皮膚科でお医者さんに診てもらうと、やっぱりアタマジラミ。「清潔にしていても感染する」と聞いて、ショックが少しやわらぎました。そしてお医者さんに教わったり、自分でネットでシラミについて調べた結果…<グラハム子調べのアタマジラミ対策>などのことがわかりました。なのでクシ、ヘアゴム、子どものクラス帽などは煮沸して駆除し、布団や枕はスプレーで撃退しました。■シラミのおかげ!? スキンシップが増えた髪の毛にはシラミ駆除シャンプーと、シラミ専用クシをやりました。こうして2週間、子どもたちの髪の毛を毎日丁寧にクシでとかしました。おかげで2週間後には、キレイさっぱりシラミはいなくなりました。思えばシラミ期間は、子どもたちとすごくスキンシップがとれた2週間でした。シラミがいなかったら、とても毎日あんなに長い時間子どもたちをひざにのせて、髪をなでたり触ったりすることはなかったと思います。かゆいし、気持ち悪いし、もう2度とシラミには感染したくないけれど、子どもたちと触れ合ってのんびり過ごせたことだけは良かったなと思います。それ以来スキンシップをかねて、日ごろから子どもたちの頭をよく見て、なでたりクシを通したりするようにしています。
2019年07月26日こんにちは! 5歳3歳の兄妹を育てているグラハム子です。子どもが歩き始めてからは、ほぼ毎日のように公園に行っている気がします。今は2人とも幼稚園生のわが家ですが、子どもたちが今よりもう少し小さいころは、公園に行くとちょっと困ったことがありました。それは…■子どもにとってはゴミも魅力的?親にとってはただのゴミでも、子どもにとっては未知なる魅力的な物体なのでしょう。とにかく何でもすぐ拾ってしまいました。ゴミ箱のある公園なら私が拾ってササッと捨てれば良い話なんですが、うちが普段行く公園にはゴミ箱が設置しておらず。どうしていいのかわかりませんでした。子どもが生まれる前は公園のゴミなど、正直あまり気にしていませんでした。よく見ると、結構落ちてるものなんですね…。昔からポイ捨てはダメということはわかっていたけれど、子どもが生まれてからは、あらためてポイ捨ての悪さをひしひし感じるのでありました。■みんなが使う公園をきれいにある日、たまたま公園に、お菓子をビニールに入れて持って行ったことがあります。お菓子を食べて、自分たちのゴミをビニールに入れて帰ろうとしたら、息子が自分たちの出したゴミじゃないものまで拾ってくれました。その心がうれしくて、たくさん褒めました。子どもたちには、大きくなってもポイ捨てをしない大人になってほしいです。自分が子育てをしてみて、はじめてわかることってたくさんありますね。
2019年07月12日こんにちは! 5歳3歳兄妹の母、グラハム子です。今回は子どもたちに言われてうれしかった言葉について描こうと思います。うれしかった言葉。王道はやっぱり…■子どもの「ママ大好き!」で疲れもふっとぶこれですね。どんなに疲れていても、子どもたちのこのひと言でまたがんばれます。私を疲れさせるのも子どもたち。でも、癒やしてくれるのもまた、子どもたちです。「がんばれ」と応援してくれる人は多いと思います。そんななか、息子はこのとき「がんばってるね」と言ってくれました。いつもそばでがんばりを見ていて、認めてくれているんだなと思うと、うれしかったです。 これは妊婦さんを見かけると言います。と言っても、おなかのなかにいたことを覚えているわけではなく、私が「あなたたちも生まれる前はママのおなかにいたんだよ」と教えたからだと思いますが…。でもおなかにいたことをうれしそうにしてくれると、私もうれしいです。一緒の生命体で過ごしたって、あたり前のことだけど、すごいことですよね。あと、最後に。これは言葉ではありませんが…■子どもがくれるうれしい言葉、小さな幸せ娘の描く絵は、家族がつながっている絵が多いです。それが私はとてもうれしいんです。そしてなぜか、いつも夫より私の方を大きく描いてくれます。そこがまた「私って娘にとっては大きい存在なのかな~」と勝手に解釈して、なんとなく誇らしくなっています。笑以上、子どもたちに言われてうれしかった言葉でした!うれしい言葉。小さな幸せ。毎日の中に散らばっています。聞き逃したらもったいない。忙しさにかまけず、探すのを楽しみながら過ごしていけたら良いなと思います。
2019年06月28日こんにちは! グラハム子です。ウーマンエキサイトが 「令和ママはopen主義!」 を提案しています。新しい時代の幕開け、より子育てしやすい社会になっていくことを願っています。いまの日本はまだまだ、「子育てイコール母親」の考え方が根強い気がします。でも母親だってひとりの人間です。人間は十人十色。子育てが得意な人もいれば、不得意な人もいる。キャパの大きさだって人それぞれなはずです。たまに、子育ての話題で「母親なんだから」「望んで産んだのだから」「皆やってるのよ」…などの意見をみかけます。それを見て、たしかに自分で望んで子どもを産んだ。たしかに他の人はできているかもしれない。こんなことで弱音を吐く自分がダメなのかも…。そんなふうに考え、助けを求められずに、がんばりすぎてしまう人もいるのです。■子育ての悩みや責任、我慢も全部解放!子育てのいろんな感情を押し込めていたら、解放しちゃいましょう!そしてその気持ちを受け取った人に、伝えたい!■イクメンはもう古い! 社会が子育てに参加する時代いまはまだ、男親が育児をすると「えらいね!」「いい旦那さんね」「奥さんは何やってんの」なんて言われることが多いです。令和では、「男親の育児参加がえらい」、ではなく、あたり前の社会になれば良いなと思います!\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年06月14日「あれ? 妊娠かも?」最初にそう思ったのは、生理の遅れに気づいた時です。その他には、とくに初期症状のようなものは感じられませんでした。検査薬を試してみると陽性の線が出て、そのとき一気にうれしさがこみ上げてきました。しかし、うれしさと共に浮かび上がったのが、とある心配でした。じつは私たち夫婦は入籍だけすました状態で、まだ結婚式を挙げる前だったのです。■初めての妊娠、予約済の海外挙式どうする?もう式場や泊まるホテルは決定済、ウエディングドレスも購入した後でした。このまま順調に妊娠が進めば、4ヶ月での挙式になります。「妊娠 4ヶ月」と検索すると、まだ安定期前。人によっては悪阻などの症状で苦しんでいる時期だとわかりました。「どうしよう…」 悩みました。一生に一度の結婚式。本音を言えば挙げたい。ウエディングドレスを着てみたい。でも、1番優先するべきはおなかの赤ちゃん。ブライダル会社に相談すると、「マタニティ婚でも海外挙式される方もいらっしゃいますよ」とのこと。実際に海外挙式のマタニティプランなども見せてもらいました。それでますます悩んでしまいました。そして悩んだ結果…夫婦で話し合い、結婚式はキャンセルすることにしました。■つわりの体調不良でネガティブ妄想に…ちょうどキャンセルしたころから、私の体も悪阻などの体調不良が出てきました。体の調子が悪くなると、心も情緒不安定に…。「母になるのだから強くならないと!」と思える日もあれば、「無事に産まれてくれるだろうか。私に子育てできるのだろうか…」という不安に延々押しつぶされそうになる日もありました。また、妊娠・出産以外のことでも、普段なら考えないようなネガティブ妄想におちいってしまうこともありました。■「やっぱりウエディングドレスを着たい!」ですが安定期に入ると、徐々に回復し、心も安定していきました。すると…私の中で沸々とあの願望がよみがえってきました。なので、正式な結婚式ではないけれど、写真撮影と、国内で親しい友人だけのささやかなパーティーを開くことにしました。そのころにはもうおなかも目立っていたので、以前購入したドレスはマタニティ用にお直ししました。来てくれた友人は、みんな温かい言葉をかけてくれました。憧れの海外挙式ではなかったし、ちゃんとした結婚式でもなかったけれど、この日のことは大切な思い出になりました。そして月日は流れ。現在、私たち夫婦は結婚6年目。2人の子どもがいます。しかし、やっぱり南の島への憧れがまだ消えません(笑)なので、いつか家族旅行でリベンジしたいと思っております!【グラハム子さんの妊娠出産ストーリー】● 妊娠の喜びもつかのま、心も体も不安定に…予約済み海外挙式どうしよう? ● つわりで何もかもがクサイっ! 大変な毎日、上の子のある行動で心に変化が ● 無痛分娩と決めていたけど…。2人目出産が怖すぎてたどり着いたのは
2019年05月24日こんにちは。5歳3歳兄妹の母、グラハム子です。うちは息子が1歳2ヶ月、娘は1歳4ヶ月で断乳しました。断乳を決めた理由はいろいろありますが、■子どもの虫歯や小食が心配で…断乳作戦を開始!インターネットで「断乳 方法 1歳過ぎ」などと検索すると、いろいろと方法が出てきたので、まず私がやったのは、「ばんそうこう作戦」。息子のときも娘のときもやりました。近所のドラッグストアで売っているばんそうこうの中で1番大きなものを購入し、娘の大好きなキャラクターを描く。そしておっぱいに貼っておく。娘の場合、おっぱいが欲しいときは自分で私の服をめくってきました。するとそこには、いつもあるはずのおっぱいではなく、大好きなキャラクターが…。最初は怒りながら泣いていた娘でしたが、そのうち笑うようになりました。何度服をめくっても大好きなあのヒーローが「いないいないばぁ」するのが楽しいようでした。こうして、日中はわりとスムーズに断乳することができました。手こずったのは夜の部です。夜は、彼を見せてもちっとも泣きやみません(むしろもっと泣く)。■断乳中の夜泣きにゲッソリでも抱っこしたりあやしたり、いろいろやっているうちに本人も泣き疲れて寝ます。が、しかし、またすぐ起きます。最初の3日はこれの繰り返しでした。ところが、4日目から変化が...! 起きて泣いても、お茶を飲むと落ち着くようになりました。どうやら「泣いてもおっぱいはもらえない」と気がついたようでした。そして1週間後には夜起きても泣かなくなり(隣に私がいると、安心してそのまま寝てくれる)、2週間後には起きる回数自体、ひと晩で1、2回になりました。ここまでくれば、もう断乳成功を確信しました。確信した日、1人で夜中に祝杯をあげました。また、断乳中は、息子は夫の部屋で寝ていました。夫の仕事が翌日休みのときは、娘も夫の部屋で寝て、夜泣きの対応をしてもらいました。これが本当に救われました。わが家は夫の協力があったおかげで、断乳が夫婦の中で「共通のがんばった思い出」になりました。「あのときは大変だったよね」と、たまに話題にのぼります。と思ってしまう自分もいるのですが(笑)、それはまぁ置いといて。これから断乳を考えている方へ。断乳は寝不足との戦いでもあります。旦那さんやまわりの方に頼れるときは、遠慮せず頼ってください。旦那さんも、できる限り奥さんをサポートしてあげてくださいね。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2019年05月07日こんにちは。5歳3歳の兄妹を育てているグラハム子です。今回はつわりの思い出を書きたいと思います。つわり、1人目のときは「ちょっと気持ち悪いなぁ」くらい。車酔いをしているような感じでした。食べ物も、食の好みに多少の変化はあったものの「この匂いがダメ!」というものはありませんでした。仕事も休まず働けていました。問題は2人目のときでした。■第一子がつわりが軽かった場合、第二子はどうなる?まさにトイレがお友だち状態でした。朝起きた瞬間からもう気持ち悪い。臭いにも敏感で、すべてのモノのニオイが普段の5倍増しくらいに感じました。マスクを二重に付けて生活する日々でした。そして思ったのは、つわりの重さや症状は、一人目と二人目ではまったく違うということ。●出産は「経産婦の方が軽い」●男の子の方がつわりが重い出産に関してこんなことを言われがちですが、出産にしても一概には言えないし、ましてやつわりもそんなことはないんじゃないかと思います。少なくとも私の場合それは当てはまりませんでした(うちは1人目男の子、2人目女の子)。本当に人それぞれなのだと思います。■赤ちゃんがいることを理解していない第一子。でも…そして、2人目以降の妊娠の場合、つわり中も上の子のお世話があるから、ものすごく大変だということ。上の子がまだ小さい場合は、親の体調不良なんておかまいなし。わが家の場合、2人目を妊娠したのは上の子が10ヶ月のときだったので、上の子自体がまだまだ赤ちゃん。母のおなかに新しい赤ちゃんがいるなど、理解できていませんでした。でも…理解できないながらも、なんとなくおなかをなでてくれることがあって、それを見るとフッ…と心が穏やかになるのでありました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2019年04月26日じつは、うちの息子は最近までトイレでうんちができませんでした。完ぺきにできるようになったのは5歳になってからです。おしっこは、幼稚園入園をキッカケに、3歳でできるようになりました。ただ、うんちだけがなかなかトイレでできなかったのです。おしっこのトイレトレーニング完了までの話は、 「周りと比べて焦るトイトレ。何歳でオムツ外れたかなんて人生に関係ある?」 をお読みください。■トイレトレーニングの壁。うんちだけできない!うんちをするときは、わざわざ自分でパンツからオムツにはき替えて、部屋の隅っこでカーテンに隠れて力む始末。 幼稚園でおなかが痛いと言って早退してきたときは、オムツでうんちをしたら一瞬で治ったこともありました。幼稚園にはオムツがないからかたくなに我慢していたようです。さすがにこれではマズイ。そこでネットで調べてみると、うちの子のように『小はできるけど大はできない』という子は意外に多いようでした。なので、そういう子に有効なトイトレのアイデアもすぐに見つかりました。が…『トイトレに焦りは禁物』というのはわかってはいたのですが、ついに怒ってしまいました。ダメとはわかりつつも、まわりと比べるような発言もしてしまいました。すると、今度は我慢しすぎたようで…息子は便秘になってしまいました。■親が焦るのをやめたとたん成功したトイトレもう焦るのはやめました。どうせいつかはとれるのだから、気長に行こう、と腹をくくりました。すると、その1週間後…。息子の顔は誇らしげでした。そしてそれ以来、だんだんと自宅でもトイレでできるようになりました。なぜ急にできるようなったのか理由はわかりませんが、息子には息子のペースがあるんだろうなと思います。私が焦らなくなったことも、かえってよかったのかもしれません。そんなわけで、息子は5歳でようやくうんちができるようになりました! が、今思えばトイレでうんちができなくても、生活でそこまで困ったことはなかったかも…。唯一困ったことといえば、私が勝手に焦って、まわりと比べてしまって、息子にプレッシャーをかけてしまっていたことなのでありました。
2019年04月12日こんにちは。5歳3歳の兄妹の母、グラハム子です。今回は子どもたちが3歳と1歳だったころの話。私が洗い物をしていたときのことです…。■子どもに袋菓子をそのまま渡したら…息子にせがまれ、とりあえず近くにあった袋入りのおやつを渡しました。そして洗い物を終え、子どもたちの方へ行くと…!なんと「食べられません」の袋が開いているではありませんか!!聞いても1歳児が答えてくれるはずもなく...。袋の中に入っていたものも粉末状だったので、減っているのかどうかなど、詳細がまったくわかりませんでした。急いでパソコンに向かい、誤飲の危険性を検索しました。すると、情報としては次のようなことが出てきました。「お菓子の中に入っている乾燥剤は大きく分けてシリカゲルか生石灰の2種類がある。シリカゲルは食べても大丈夫だけど、生石灰は食べたら危険」というもの。急いで袋を確認すると、そこには「シリカゲル」でもなく「生石灰」でもない、謎のカタカナが…。(どんな名前だったかは忘れてしまいました。すみません。とにかくカタカナでなにか書いてありました。)さて困りました。■誤飲の相談窓口があった!もう一度パソコンに戻り、情報収集します。すると、『中毒110』という誤飲の相談窓口電話があることを知りました。そこで、急いでそちらに電話することに。 事情を説明すると「わかりました。ただ今お調べしますので、少々お待ちください」と少しの間があり…。「そちらの成分はシリカゲルと言って、中毒性は低いものなので、病院は行かなくて大丈夫です。そのままおうちで様子を見てみてください」それを聞いて、一気に急に全身の力が抜けました。今回、娘が誤飲したかもしれない乾燥剤は、処置するほどの影響はないものでした。しかし、今回はたまたま運が良かっただけの話で、誤飲は恐ろしいものです。その場の家事を優先し、子どもにたいして雑な対応をしてしまったことを、心底反省しました。もしも私の不注意のせいで子どもに何かあったら…考えただけでもゾッとします。■子どもにお菓子をあたえるときは…それ以降、お菓子を渡すときは、必ず中に乾燥剤が入っていないか確認し、入っていたら抜いてからお皿に出したり、お菓子ケースに移したりして渡すようになりました。「いい勉強になった」とは言ってはいけないけれど、あの出来事があったから、それ以来お菓子のあげ方には慎重になれました。家族が毎日笑顔で過ごせるようにすることが、私のもっとも大切な役目のひとつです。<参考>公益財団法人 日本中毒情報センター: 中毒110番
2019年03月22日子育てしていると、どうしてもたまりますよね。ストレスって。「仕方のないことだ」と頭ではわかっていても、子どもが言うこと聞かなすぎるとイライラしてしまうし、家事育児に協力的じゃない夫の姿を見ると鬼の形相になってしまいます。だからと言って感情のままに子どもを叱りつけると、自己嫌悪におちいって結局はさらにストレスが増えるし、夫に言いたいことを言うと場合によってはけんかに発展してしまい、何日もイライラが続いて負のループに入ってしまう…。そんなストレス地獄におちいらないために! 私がやっている発散法をご紹介します。■自分の気持ちは相手に伝える夫が実行してくれるかは別として、とにかく自分の気持ちは口に出して伝えます。実行してくれなくても、言えただけで結構スッキリします。■自分のなかの自分をほめる育児をしていると、子どもを褒めることは多いですが、早起きやお弁当作りなどをがんばっても、自分がほめられる機会ってまずありません。なので、自分の中にもう1人の自分を飼っているような感覚で、ことあるごとに自分をほめます。本当にささいなことでもほめます。「今日も朝起きられた! がんばっている!」「ペットボトルをちゃんと分別して捨ててえらい!」「子どもを怒鳴らず落ち着いて注意できた。花マル!」「グータラ旦那にやさしくできた私、すばらしい!」するとだんだん自分にほめられることがうれしくて、丁寧な生活になり、ストレスが減っていきました。■自分のための大切な時間を過ごす別にコーヒーじゃなくてもいいのですが、私はコーヒーが好きなので。紅茶が好きな人は紅茶でも、お酒が好きな人はお酒でもOKだと思います。インスタントのものじゃなくて、ちょっと高級な豆を買って飲みます。「自分のためのコーヒー。自分のための時間」と思えるので、良いリフレッシュです。どこかに出かけるでも良いですが、自宅でできるくらいの手軽さが良いと思っています。いつでもできますからね。あと、ケーキなどの食べ物でも良いと思いますが、私の場合、太るとそれもまた別のストレスになってしまうので、飲み物が合っています。飲み物なら毎日でも気にせず飲めるのが良いですね。■好きなことを生活に取り入れる「漫画を読む」でも「たくさん寝る」でも。好きなことなら何でも良いです。私の場合、1番手っ取り早いのが柔軟体操です。私は学生時代にダンスをやっていたので、その名残でいまだに柔軟が好きです。体が伸びる感じが気持ちいい。仕事中、「集中力がなくなってきたな」とか、「気持ちがのらないな」と思った時ときは、柔軟をして体と心をスッキリさせています。ちなみに今はフィギュアスケートのレイバックスピンのポーズを練習中です。まったく意味はありませんが、楽しいです(笑)。育児や仕事以外のプチ目標があることで、良い気分転換になっているのだと思います。あとは庭いじりをすること。これも気分転換になります。ただ、庭いじりは今の季節は寒くて…春になったらまた野菜を植えようと思っています。あと最近は多肉植物を育て始めたので、多肉をお世話する時間も好きです。こういった「趣味」というほどのものではないけれど、ちょっとした好きなことを生活の合間に取り入れることで、良い息抜きになっています。■ストレス発生源? それでも子どもと遊ぶワケストレスの主な発生源が子育てなのに、「子どもと遊ぶのがストレス発散法?」と思うかもしれませんが、私の場合、子どもと関わるチャンスを無駄にしてしまうと(なんで時間があったのに遊んであげられなかったのだろう)と、また別のストレスが生じてしまいます。なので自分の今するべきことの優先順位がわからなくなってしまったら、とにかく子どもとの関わりを優先します。部屋が汚かろうと、ご飯がレトルトだろうと、子どもと思いっきり遊んだときの心地よい疲労感は格別です。それに何より、子どもの楽しそうな笑顔を見ると、不思議とストレスがスーッと消えていくんですよね。ストレスとは厄介なもので、1つ解消したとしても、まらすぐ別のところから生まれてくる。完全にストレスを失くすことはできないから、うまく付き合っていくことが大切なのだと思います。ため込んで大きなストレスになってしまう前に、小出しに、小出しに。ちょこちょこ、そのつど解消していくのがポイントです。また、その発散法は人によってもさまざまだと思います。自分に合った方法を見つけられたらこっちのもんですよね。私もきっとまだまだ自分に合った方法があると思うので、どんどん見つけて、ストレスフリーな生活を追求していく所存でございます!
2019年03月08日こんにちは。5歳3歳の兄妹の母、グラハム子です。私の住んでいる地域は、もう寒さのピークは過ぎたかな〜という感じです。これからだんだんと春に向かっていくのでしょう。今回は最近、私が子育てで悩んだときに「この考え方は良いな、参考にしよう」と思ったエピソードを2つほど紹介します。■朝から子どもにイライラ…そんなときどうする?まず、ひとつ目。それは「子どもたちの朝の支度が遅くてイライラしちゃう」といったような内容を、ママ友とLINEしていたときの話。返ってきた返事は…こうでした。私は今まで自分のイライラの対処法として、お気に入りのコーヒーを飲むとか、趣味の柔軟体操をするとか、そういった「子どもとは関係ないのひとりの時間を作る」ことで心を落ち着けていました。これも自分にとって良い方法だと思っています。それに対して、この「鏡の前に子どもと一緒に立つ」という方法は、子どもの行動自体をストレスだと思わず、すべてを受け入れるということ。■子ども抱いた自分の姿を見て感じたことこれを実践したとき、子どもの小ささはもちろん、「こんな小さい子のしたことで、その都度イライラするなんて、自分はなんて器が小さいんだろう」と同時に自分の小ささもわかりました。とくにうちは子どもの歳が1歳半しか離れていないので、本当は上の子もまだ小さいはずなのに、お兄さん扱いしてしまう場面が多々あったことに気がつきました。この方法で1人ずつ抱っこして鏡に映ると、「下の子はこんなに小さい、でも上の子もこんなに小さい」と、2人それぞれがまだまだ幼いことを再確認できるのでありました。■「かっこ悪い」ストレートに子どもに伝わる言葉があるもう1つも、ママ友からご教示(ママ友は教えているつもりはないと思いますが…笑)いただいたものです。じつは以前、うちの子がこんなことを言ったのです。今思えば、われながら長ったるいし、意味不明な返しだったなあと思います。 何を言いたかったのかと言うと、子どもには他者と比べて優越感や劣等感を抱いたり、人や自分の価値を決めたりしないでほしいと言うことです。でもそれをどうやって子どもに伝えれば良いかわかりませんでした。そんなある日、ママ友と一緒にいたとき、こんな会話がありました。ママ友の言った「そういうこと言うの、かっこ悪い」。これはじつに的確で、子どもにもわかりやすくて、私の心にヒットしました。■「子育て論」を取捨選択するには子育てもいろいろなので、自分の心にヒットしたものだけ採用していけば良いと私は思っています。逆を言えば、どんなに影響力がある人が言った子育て論も、自分の心にヒットしなければただの世間話。世間話は「そういう考え方もあるんだな〜」くらいに、脳みその端に置いておけば良いのだと思います。本やネットからだけでなく、身近な人から教わることって、結構あるもんです。子どもが今5歳ということは、私自身も母親として5歳。まだまだ学ぶことばかり。人生って、意外とおばさんになってからの方が楽しいです。
2019年02月22日こんにちは! グラハム子です。今月のテーマが「パートナーの良いところ」ということで、夫の良いところをちょっと考えてみました。そして私がまずパッと思い浮かんだのが…■つき合っていたころは「どこにでも連れて行きたい」くらい!うちの夫の良いところは何と言っても外見です(笑)。なんと、過去には社内に夫のファンクラブも存在していました。「どこに行くにも連れて行きたい!」自慢の彼でした。…でした。いまは、と言いますと…あのころのイケメンはどこに行ったのやら。いまではすっかり所帯染みたおじさんです。出会って10年。時の流れとはなんとも残酷です。しかしそれはお互いさまで、私も夫と出会ったころとはだいぶ変わりました。でも、夫から「もっとキレイになってよ」なんて言われたことは一度もありません。そして私自身も、夫の外見がおじさんになってしまったからイヤかと言うと、けっしてそういう訳ではなく。むしろ、どんどん好きになっています。好きって言うと恥ずかしいですね。どんどん大切な存在になっています。■血のつながり関係なく「家族」に感じる愛情初めて子どもが生まれたとき、「この子は世界一可愛くて大切だ」と本気で思いました。もちろんテレビなどに出ているモデルの赤ちゃんの方がかわいい顔立ちなのは承知ですが、それでも「私の中で1番かわいくて大切」なのは、わが子たちです。しかし、子どもは最初から自分と血がつながっていますが、夫はもともとは他人です。だから、付き合った当初から子どもに対して持つのと同じような感情は抱けません。一緒に過ごす時間が多くなって、結婚して、だんだんと夫も「私の中で1番大切」になったのだと思います。見た目とか、職業とか、相対的な評価なんてどうでも良い。だらしない一面があったって別に良い。すべて受け入れることができて、きっとそれが家族になるということなのでしょう。■今になってわかる! 先輩が言っていたことの意味そういえば若いころ、仕事場の先輩たちにこう言われたのを思い出しました。あのころはピンとこなかったけど、今ならわかります。家族だけに抱く特別な愛おしい感情。もし夫も私を同じように思ってくれていたら、うれしいものです。
2019年02月08日こんにちは! グラハム子です。今回は、前回のからの続きのお話です。「あら前回を読んでないわ!」って方は、 「母の「習い事がんばれ」は、子どもを追い詰めないのか?」 をお読みください。■子どものころの習いごと、得たものと失ったものいま、大人になって、そのスポーツをやっていたことを後悔はしていません。やっていたおかげでずっと運動は得意だったし、体力や根性もついたし、チームワークの大切さも学べました。むしろ良いことづくめです。また、そのときのメンバーで、今でも仲良くしてくれている大切な友人もいます。度重なる遠征費などをおしまず出してくれ、支えてくれた親にも感謝しています。…でも、でも、もしあのとき母が辞めさせてくれていたら。「私はどんな子ども時代を過ごせていたのだろう?」と、ふとしたときに考えてしまうのです。■「習い事辞めたい」に夫は…?さて。話は戻りますが、A先輩達との食事会が終わり、夫と私は一緒に帰りました。(当時はまだ結婚前で付き合っていた)帰りの車内でこんな話をしました。■「習いごと辞めたい」と言うときの子どもの気持ち私はそれを聞いた瞬間「ああ、この人の子どもになりたい。この人と子どもを育てたい」と思いました。 子どもがずっと続けてきた習いごとを辞めてしまうのは「もったいない」と思う人も多いと思います。また実際、私も親になってみて「子どもにこの習いごとをやって欲しいな」と思う気持ちもよくわかります。ただ、私が経験して思うのは、子どもはただ親が大好きなんです。親の喜ぶ顔が見たいからがんばる。もし習いごとを辞めたら親が悲しむのはわかっている。それでも、なお「辞めたい」と言ってくるということは、子どもながらに相当勇気を出して、苦しみながら言ったんだと思います。だからその言葉を「子どもの言うことだ」と思わず、一度ちゃんと向き合ってあげることも、必要なのかもしれません。現在、わが家の上の子もいくつか習いごとをしています。もし「辞めたい」と言ってきたら「もう少し頑張ってみたら?」ではなく、「どうして辞めたいの?」と、まずは理由を聞こうと思っています。そしてその理由によって、またどうするかを子どもと一緒に考えていきたいです。もちろん辞めたいなんて思わず、楽しんでくれていることが一番ですからね。一度きりの人生。子どもたちには、楽しく、自分らしく生きてほしいと願っています。
2019年01月25日今回のグラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイは、子どものときの習いごとにまつわる切ない思い出について。前後編でお届けします。あけましておめでとうございます!今年は大厄年のグラハム子です。ちなみに、夫は私のひとつ年上です。今回は、私が夫と結婚を決めた理由のひとつを描きたいと思います。それはまだ結婚前、夫(当時はまだ彼氏)とともに、共通の知人たちと食事をしたときでした。■子どもの習いごとの悩みに知人たちは…こんな会話を聞きました。本当に、なにげない会話の一部だったと思います。でも、私にはすごく胸に刺さる会話でした。なぜなら、私自身が昔、A先輩の息子と同じような経験をしたからです。■“母の希望の習いごと”に自分が向いていないと思ったら私は幼稚園のころ、とあるスポーツの習いごとを始めました。きっかけは覚えていなくて、気がつけば通っていた感じです。おそらく母の希望だと思います。最初の数年は疑問を持たず通っていました。母も応援してくれていました。が、小学校2年生のころ、 私は母にそう言いました。理由は、「自分にはその習いごとがあまり向いていない」と気づいたからです。でも母は と言いました。私は言われたとおり、もう少しがんばることにしました。でも、やっぱり自分には向いていないと思う気持ちは変わりませんでした。変わらないどころか、日に日に、その気持ちは増していきました。だんだんと行きたくなくなり、習いごとを休む日も多くなっていきました。週3日ある習いごとでしたが、月に1回も行けないときもありました。それでも母はやめさせてはくれませんでした。■私のぽっかり開いた穴に母がいる…小学校高学年になると、もう「やめること」をあきらめました。だんだんまた通うようになり、すると母もよろこんでくれました。中学校ではその習いごとの部活に入りました。強豪校で、成績は県大会でも常に上位でした。メダルや賞状をもらうたび、母はとてもよろこんでくれました。私もメダルをもらったり、賞賛されることはうれしかったです。でも、ずっと自分の本当の気持ちは、ぽっかりと穴が開いてしまっていて。その穴の中に他人(おもに母)が住んでいるような感じでした。…長くなりましたので、続きは後編に…。後編は、「もし子どもの時、習い事を辞めさせてくれたら…」と思ったときに、夫が言った言葉とは…。子どもが親に対して持っている気持ち、親になって初めてわかる気持ちを見つめなおします。
2019年01月11日チョコレートやジュースを与える時期ひとつをとっても、家庭よって考え方はさまざま。「家庭の数だけ子育てがある」という言葉を痛感したときの、グラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイです。こんにちは! 4歳、3歳兄妹の母、グラハム子です。子育てをしていると、よく『子育てに正解はない』『家庭の数だけ子育てがある』なんて言葉を聞きますよね。私は子どもたちが今よりもう少し小さいころに、それを痛感する出来事がありました。それは、初めて遊ぶお友だちの家にお邪魔したときのことです。 お友だちがまだ食べさせていない食べものを持って行ってしまいました。この『食材を与える時期』は、各家庭によってかなり差があると思います。ちなみにうちは、上の子は2歳過ぎまでチョコが入ったものはあげませんでしたが、下の子は上の子が食べているのを見ると欲しがるので、2歳前からあげていました。そしてこれはチョコだけではなく、ジュースだとか、炭酸飲料だとか、いろいろなものに当てはまります。別に誰が悪いわけでもないけれど、食べられないものを持って行ってしまったときの、あのなんとも言えない申し訳なさ。なるべくなら味わいたくありません。それに子どもたちだって全員で仲良く一緒のものを食べたいはず。なのでそれ以来、初めて遊ぶお友だちのときは、なるべく事前に、軽い感じで確認をするようにしています。またアレルギーについても普段の会話から気にしたり、こちらもできるだけ事前に「もしアレルギーなどで食べれないものがあったら教えてね」と連絡すると、みなさん教えてくれます。 もし事前に確認ができなかった場合は、『全員が食べられそうなもの』を考えて持って行くようにしています。各家庭で違って当然の子育て。家庭の数だけ子育てがある。それぞれを尊重し、気持ちのいいお付き合いができたら良いと思います!
2018年12月28日もうすぐクリスマス、親にとっては悩ましくも楽しいプレゼント選びの時期ですね。グラハム子さんの息子くんは今年、初めて「サンタさんへのお手紙」を書くとのこと…いったいなにをお願いするのでしょうか? 人気インスタグラマーグラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイです。こんにちは! 4歳、3歳の兄妹の母、グラハム子です。今年ももう12月ですね。12月といえば…そう、クリスマスです! 若いころも、まぁクリスマスは浮かれポンチだったけれど、子どもが生まれてからはよりいっそう、楽しみな一大イベントになりました。去年までのクリスマスは… このようにサンタさんにお願いをしていましたが、今年は そう、息子が自分自身でサンタさんにお手紙を書くと言ったのです! 息子は現在、幼稚園の年中さん。だいぶひらがなが読めるようになってきました。なので、頑張ってひらがなを書く練習をしています。サンタさんには、ちゃんと自分で書いたお手紙を渡したいのだそうです。クリスマス。サンタさんからプレゼントをもらうのは子どもたちだけれど、きっとサンタ(親)側の方が、たくさん子どもたちから幸せをもらえている気がします。でもここでちょっぴり心配なことが…。息子、今の段階ではまだ象形文字のような、読めない文字を書いています。もしこの状態でサンタさんにお手紙が来たら…。 「一体なにが欲しいのかわからない!」ってこともありえます(笑)初めてのお手紙。きっと私たち夫婦にとって宝物になるんだろうな、と思います。もうすぐやってくるクリスマスが楽しみです。
2018年12月07日つい先日、突然、救急車で運ばれるほど体調を崩してしまったというグラハム子さん。でも夫は仕事中で、実家も遠く頼れないという状況でした。そんなとき、頭に浮かんだ人とは? 人気インスタグラマーグラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイです。こんにちは。4歳息子、3歳娘の母、グラハム子です。ここ最近、一気に冷え込んできましたね。体調を崩されている方も多いのではないでしょうか。私はといいますと、じつはつい先日、救急車で運ばれる事態が起きました。それは日中、1人で家で仕事をしていたときのことです。 何もしていないのに、突然鼻血が出てきました。「まぁ鼻血なんてすぐ止まるだろう」と思い、しばらく鼻をティッシュで押さえていました。しかし、30分以上たってもまったく止まる気配がなく…。血の出方も「タラー…」とかではなく、「ドバドバ」と言う感じ。気づけばティッシュ1箱を使い切ってしまいました。 とりあえず、まずは救急電話相談(救急車を呼んだ方がいいか相談にのってくれるところ)に電話をしてみました。すると「それは今すぐ救急車を呼んでください」とのこと。思ったよりも深刻な事態だったようです。まず夫に電話をしてみましたが、出ません。わかってはいましたが、夫は仕事中は電話に出られません。また、うちは両方の実家も遠いので頼ることもできません。そんなことを考えているうちに、だんだん貧血になってきたのか、体に力が入らなくなってきてしまい…。「いよいよマズイ」、そう思った私は、少し勇気を出して近所のママ友に電話をしました。 するとすぐにママ友が来てくれました。 さすが同じ主婦なので、私が何もしなくても要望をすべてわかってくれて。救急車に乗るまでずっと付き添ってくれました。病院に着くとまずは鼻血を止める処置をしてもらって(これがすごく痛かった)、少し休んだ後に止血剤をもらいました。くわしい検査は後日で、今日はもう帰っていいということになりました。ひと安心し、先ほどのママ友に連絡しました。こうして結局、車で迎えに来てもらってしまい、この日ママ友には、もう何から何までお世話になりっぱなしでした。本当は家族に頼れればそれが良いのかもしれません。だけど、旦那さんが忙しい、実家が遠い…など、さまざまな理由で家族に頼れない人もたくさんいると思います。そんなとき、側に手を差し伸べてくれる人がいるって、すごくありがたいことです。 結婚して、家を建てて、この地域に住み始めてそろそろ5年。子どもも近所の幼稚園に通い始め、私にもママ友ができてきて…。この環境にも少しずつなじんできた気がします。こうしてだんだんと、第2の地元になっていくのでしょう。
2018年11月30日