多くの野生動物が暮らす、アフリカのケニアで起きた出来事が、Instagramで話題になっています。『ケニア山国立公園』から1kmほどの場所にある村で、ライオンの目撃情報が相次いだのです。野生動物の管理をしている『ケニア・ワイルドライフ・サービス』には、村の住民たちから「生け垣の中にライオンが隠れている」という通報が寄せられました。「住民とライオンが衝突するような事態になっては危険だ」と思ったレンジャーたちは、すぐに現場へ向かいます。すると通報どおり、ライオンの顔が見えました。しかし、窓の真下にいるはずのライオンの体がないことに気が付きます。なぜならそのライオンの正体は…。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by KWS (@kenyawildlifeservice) ライオンの顔がプリントされた、エコバッグだったからです!地面に置かれたバッグは絶妙な位置でバッグの端が木で隠れて、ライオンの顔だけが見えていたのです。海外メディア『BBC』によると、バッグはこの家に住む女性が置いたもので、中にはアボカドの木の苗が入っていたのだとか。この投稿を見た人たちは、爆笑したようです!・今まで聞いた中で、もっともケニアらしい話だ。・大笑いした!本物のライオンが隠れているように見えるよ。・完ぺきなドッキリだ!これはだまされるね。ちなみにこのエコバッグは、フランスに本社があるスーパーマーケット『カルフール』で販売しているもの。ライオンのほかには、ヒョウなどがプリントされたデザインもあり、どれもかなりリアルです。『ケニア・ワイルドライフ・サービス』は、「通報は間違いでしたが、野生動物との衝突を避けるためにすぐに知らせてくれた人たちを称賛します」と、Instagramにコメントをつづっています。実際に道を歩いていて、このライオンの顔が見えたら、パニックになりそうですよね。生け垣にライオンが隠れているなんて、日本ではまず考えられないことですが、ケニアでは十分にあり得るのでしょう。一瞬ドキッとする出来事ですが、結果的には笑い話になってよかったですね![文・構成/grape編集部]
2022年05月11日株式会社エヴォリュエ(本社:東京都港区)は、新型コロナウイルス感染拡大により生活に困窮する状態が続いているアフリカ ケニアの子供達の学校教育や女性支援をサポートするため、11月29日(月)~12月5日(日)の1週間、ヤフオク!チャリティーオークションを開催することといたしました。【URL】 FV新型コロナウイルスの感染拡大による未曾有の事態に直面し、舞台芸術界も大きな打撃を受けました。人と人とをつなぐ「支え合い」の取り組みについて、株式会社エヴォリュエとして支援ができないか、紫吹淳と思いを巡らせておりました。制限がある生活の中で、少しでもおうち時間を楽しんでいただきたいとの思いから今年5月、ケニア大使館で紫吹淳が紫茶のオンラインお茶会を開催いたしました。このケニア産の「紫茶」との出会いが、今回チャリティーオークションを開催するに至る大きなきっかけを与えてくれました。ケニア臨時大使からアフリカの現状を伺い、多様な困難を抱える子どもたちが安心して過ごせて、自立し生きていく力を育む環境と、食糧や衛生用品などの緊急支援を届けるためにチャリティーオークションを実施することといたしました。紫吹淳の思い出の品で皆様が笑顔になり、ケニアの子供達の夢の実現、女性支援ができましたら大変嬉しいです。いつも紫吹淳を応援してくださる方、このチャリティーオークションに共感いただける方からのご支援をよろしくお願い申し上げます。株式会社 エヴォリュエ 代表取締役 菅 由美子【2021年5月12日(水)開催のオンラインお茶会の風景】お茶会参加者と談笑ワングェ臨時代理大使との記念撮影ケニア国旗と紫茶■収益金の一部を、一般社団法人A-GOALを通してケニアでの緊急支援に活用いたしますケニアでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により失業者が増加しています。また、経済的な理由から学校に通えない子どももいます。今回のチャリティーオークションの収益金の一部は、一般社団法人A-GOALを通して、ケニアのスラム地域に住む人々への食料支援・生理用品支援などに活用させていただきます。<11月20日にA-GOALセミナーに紫吹淳が参加し、ケニア現地の女性と対話しました。>紫吹「あなたの夢は何ですか?」現地女性「私はケニアの多くの子どもたちを助けたいと思っています。生理用品が買えないために、学校に行けない子どもたちもたくさんいます。」一般社団法人A-GOAL:コロナ禍において、アフリカ各国で、現地の地域スポーツクラブと連携し、食料配布や衛生用品の配布、スモールビジネスの立ち上げ支援などを行っている団体。ケニア・マラウイ・ナイジェリアなどで、1万人以上の人々を支援してきた。 A-GOAL1A-GOAL2紫吹淳ケニアの女の子■紫吹淳ヤフオク!チャリティーオークション~私にできることから一歩ずつ~【出品期間】2021年11月29日(月)~12月5日(日) 20:00頃(終了予定)【出品者】 株式会社エヴォリュエ▼詳しくはこちら【URL】 【会社概要】会社名 : 株式会社エヴォリュエ所在地 : 東京都港区南青山6-12-4-603代表者 : 菅 由美子設立 : 2004年5月URL : 事業内容: 芸能プロダクション 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日クロエ(Chloé)の2021年フォールコレクションから、ミフコ(mifuko)とのパートナーシップによる新作バスケットバッグが登場。ケニアの伝統工芸技術を駆使したハンドクラフトバッグケニアでものづくりを行うフィンランド発のブランド・ミフコとのパートナーシップによって生み出された新作バスケットバッグは、サステナブルなペーパー素材をケニアの伝統工芸技術によって編み上げた、ナチュラルな風合いが魅力。1つ1つ丁寧に、ハンドクラフトによって作り上げられている。バスケットバッグはトートバッグ型のラージサイズと、ショルダーバッグとして使えるスモールサイズの2サイズを用意。上品なブラウンやオレンジ、パープルに彩られたカーフスキンレザーのパーツ、ハンドルをあしらい、鮮やかなエッセンスをプラス。フロントのレザーパーツには、それぞれのバッグを作った女性職人のサインが記されている。尚、ミフコはクリエーションを通してケニアの農村に暮らす女性に対して安全な労働環境やフレキシブルな労働時間、安定した収入を保証。ケニアの女性たちの経済的自立を支援している。【詳細】クロエ 新作バスケットバッグ展開場所:クロエ 全国直営店・バスケットバッグ ラージ(H48×W30×D20) 100,100円・バスケットバッグ スモール(H18×W17×D10) 91,300円※価格はすべて税込。【問い合わせ先】クロエ カスタマーリレーションズTEL 03-4335-1750
2021年05月29日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、同性愛がタブー視されているアフリカ・ケニアを舞台に、レズビアンの恋を描いた映画『ラフィキ:ふたりの夢』を紹介します。■『ラフィキ:ふたりの夢』シアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開中実は今回、ケニア映画を初めて鑑賞した記者。まずはティーンエージャーのポップでカラフルなファッションやメークの大胆な色使いに目を奪われました。いっぽう大人の社会はそれとは真逆。女性の社会進出がいまだ発展途上。同性愛にいたっては法律で禁じられ、刑務所に送られることもあるという、今の日本では考えられないもの。同性愛者に対しての人々の嫌悪の強さには正直、驚かされました。ゴシップ好きのおばさんは万国共通なのに(笑)。さて、物語の主人公は、看護師になるのが目標のケナと、そんな彼女に「医師にもなれるのに」と大学進学をすすめるジキ。古いしきたりに縛られて生きたくないと意気投合した2人は、自由な価値観を持つ「本物になろう」と誓い合うのです。ところが、2人の父親は国会議員に立候補する、いわば敵同士。2人の仲を裂こうと躍起になりますが、若者たちの恋心は燃え上がるいっぽう。さながらロミオとジュリエットのようでもあります。本物の自分か、社会に受け入れられる自分か、2人はどちらを選択するのでしょうか。ケニア国内では上映禁止。世界が注目する話題作は必見です!
2019年11月18日女優の石原さとみが、日本テレビ系『24時間テレビ39 愛は世界を救う』(8月27~28日放送)で、アフリカ・ケニアを訪問し、安全な水の確保に尽力する日本人をレポートする。石原は2年前、看護師役を演じた映画『風に立つライオン』で、初めてアフリカを訪問。その際、現地で起こっている問題に直面しながら、何もできない自分に無力感を覚え、帰路の飛行機で「アフリカと向き合うことを、自分のライフワークにしていきたい」と誓ったという。こうして昨年『NHKスペシャル』でウガンダに訪問し、3度目となる今回はケニアを訪問。日本では蛇口をひねるだけで当たり前に出てくる「水」だが、訪れた村では水源がなく、子どもや女性たちが1日数回、往復1時間をかけて、川や沼に水汲みに行くのが日課になっていた。しかし、水を汲む横では、家畜の牛の群れが水浴びをしながら糞尿を垂れ流すなど、衛生状態が非常に悪かった。石原は、この水からの感染がもとで1歳半の幼児をコレラで亡くした母親に話を聞き、悲惨な現実にショックを受ける。そんな場所で石原は、日本の伝統的な井戸掘り技術「上総掘り」で安全な水を確保することに人生をかける日本人・越後比佐代さんと対面。少人数・短期間・低費用での作業が可能な技術で、越後さんは、水汲みの時間を短縮することで、子どもや女性たちに「自分のための時間ができたことで、夢を持って豊かな生活を送って欲しい」と願いを語る。石原はこのロケで、実際に水汲みや井戸掘りを体験し、「水を得ることがこんなにも大変だと、身を以て知ることができたのは、とても貴重な経験でした」と実感。また、「確実に1つの井戸で、多くの人が救われることが分かりました」といい、「私自身もこれで終わりではなく、今後何かしらの形で関わっていきたいと思いました」と、アフリカへの思いを新たにしたようだ。今年の『24時間テレビ』は、「愛 ~これが私の生きる道~」をテーマに、"愛"に支えられ、強く前向きな、"生きる道"を選んだ人々にスポットを当てて放送。メインパーソナリティーをアイドルグループ・NEWSが7年ぶりに務め、チャリティーパーソナリティーを女優の波瑠が担当する。
2016年08月19日ナイキ(NIKE)より、ケニアからインスパイアされた「ウィメンズ ナイキ エア リフト PRM」が登場。2016年6月15日(水)よりナイキ スポーツウェア取扱店などで発売される。つま先が2つに割れたユニークなかたちと、伸縮性のあるフィット感が魅力の「ナイキ エア リフト」。本来、このデザインは、裸足で効率よく走るケニアの長距離選手と、彼らの世界を席巻する活躍にインスピレーションを受けたものだ。そんな彼らに敬意を表した1足が、「ウィメンズ ナイキ エア リフト PRM」。ケニアのリフトバレー州にちなんでつけられたシューズの名前だけでなく、そのほかにも“ケニア”の要素はたくさん見受けられる。テキスタイルにはアフリカ各地に根付く古典的な斑点模様を採用。らに、フォルムはケニアの地形を表現。国を代表する地形でもある壮大な大地溝帯、グレートリフトバレーをインスピレーション源とし、シューズを特徴づけるつま先の親指部分のみを独立させて動かしやすくするデザインにした。【商品詳細】ウィメンズ ナイキ エア リフト PRM発売日:2016年6月15日(水)取り扱い店舗:ナイキ スポーツウェア取扱店、ナイキ公式オンラインストアNIKE.COM/SPORTSWEAR価格:12,960円(税込)【問い合わせ先】NIKE カスタマーサービスTEL:0120-6453-77
2016年06月17日前回に引き続き、ケニア取材のお話です。○成人の5.6%がHIVウイルスに感染しているケニアの現状「彼女はHIVポジティブです」病院を案内してくれたスタッフの言葉に少し驚いて示された方を見ると、若い女性の姿がありました。待合室の椅子に座っている女性は、いわゆるエイズ患者です。「この病院に通うようになり、診察を受け、薬をもらってラクになりましたが、それまでは頭痛がありました」同じ病院の産婦人科病棟では、赤ちゃんを抱いた若いお母さんに出会いました。彼女もまた、HIVポジティブ。妊娠中から医師の診察を受け、的確な対応をしたので赤ちゃんは感染を免れたと言います。こういう光景は、ケニアでは珍しくありません。なぜなら、死因の第1位がエイズであり、成人の5.6%がHIVウイルスに感染しているからです。○三大感染症をに対処するための投資「グローバルファンド」エイズはかつて、「かかったら死んでしまう」と恐れられていましたが、1990年代の後半に開発された「抗レトロウイルス薬」のおかげで、感染しても発症を防げるようになりました。ただし、HIVを体内から取り除く薬は現時点ではないため、薬を飲み続ける必要があります。病院などの医療インフラが整っておらず、薬を買う経済力を持たない人が多い途上国では、治療できずに亡くなる人がたくさんいます。そうした中、2000年には国連安全保障理事会でエイズ問題が取り上げられました。あまりに死者が多いので、国家存亡の危機と認識されたのです。同じ年に開かれた九州・沖縄サミットで、日本が提唱したことにより、2002年に感染症対策を支援するための「グローバルファンド」と呼ばれる基金が作られました。この基金は途上国の医療問題、特にエイズ、マラリア、結核の三大感染症に対処します。特徴は「ファンド」という名の通り、投資の発想で運営されていること。企業など民間部門と協力し、保健医療に携わる人材育成をしたり、医療NGOを支援し、若者向けにエイズ教育を行ったりします。病院のマネジメントシステムや医薬品の供給改善にも関わっています。これまで、「グローバルファンド」が支援した金額は合計で295億2473万米ドルにのぼり、そのうち、6割がサハラ以南のアフリカ向け。ケニアには7億2570万ドルが「投資」されています。リターンは明確で、グローバルファンドの國井修戦略投資効果局長は「人々の健康」と言います。國井さんは国際協力の経験が豊富な医師です。私が見学した病院で治療を受けていたエイズ患者の人々にも、投資の影響が及んでいるのでしょう。たまたま出会った患者が若い女性だったので、健康に暮らせれば、私たちと同じように、子育てや仕事をしながら普通に生きていけるんだろう、と思いました。○税金の使い方で守れる命がある日本政府は、この「グローバルファンド」に毎年100~300億円を出してきました。三大感染症で亡くなる人は年間300万人。これまで810万人のHIV感染者に抗レトロウイルス治療を提供し、結核やマラリアの予防や治療にも大きな成果を上げてきました。100億とか300億と聞いても、ピンとこないかもしれません。例えば、世論の反発を招いた新国立競技場と比較してみると分かりやすいと思います。当初1300億円で作る予定が、その後2520億円に跳ね上がりました。その差は1200億円。世論の反対が大きく白紙に戻ったものの、こういう金額を税金で払うことを認めようという議論さえあったことを思えば、数百万人の命がかかったプロジェクトにしては、100億円とか300億円というのは小さな金額ではないか、と私は思いました。自分のお金のことは、誰もが気になります。年金はいくらもらえるのか。貯金はいくらあればいいのか。どこに投資すればいいのか。自分と直接つながっている小さな金額だけでなく、自分の手を離れたように思える大きなお金の行く末も、注意深く見守ることが、将来のためには大事です。政府の投資は長期的には20代のみなさんの中高年から老年期に、国際社会での生きやすさという利子がついて、返ってくるからです。○著者プロフィール●治部れんげ豊島逸夫事務所副代表。1974年生まれ。1997年、一橋大学法学部卒業。同年日経BP社入社。記者として、「日経ビジネス」「日経マネー」などの経済誌の企画、取材、執筆、編集に携わる。2006年~2007年、フルブライト・ジャーナリスト・プログラムでアメリカ留学。ミシガン大学Center for the Education of Woman客員研究員として、アメリカ男性の家事育児分担と、それが妻のキャリアに与える影響について研究を行う。またツイッターでも情報発信している。○【連載】25歳のあなたへ。これからの貯”金”講座25歳。仕事や私生活それぞれに悩み不安を抱える年齢ではないだろうか。そんな25歳のあなたへ、日本を代表するアナリスト・豊島逸夫とウーマノミクスの旗手・治部れんげがタッグを組んだ。経済と金融の最新動向をはじめ、キャリア・育児といった幅広い情報をお届けする特別連載。こちらから。
2015年07月31日東京は毎日暑い日が続いていますが、夏バテしていませんか。私は先月、ケニアに行ってきました。サファリでキリンもシマウマも見ましたが、主な目的は保健医療に関する取材で、元駐日大使、保健長官(日本の厚生労働大臣に相当します)、地域の病院などを見ました。どんな取材だったか、[こちら]で全体像を見られます。○ケニアで乳児死亡率が高い理由ケニアの医療上の課題は、妊産婦死亡率や乳児死亡率が高いこと、そしてエイズなど感染症で亡くなる人が多いことです。「にゅうじしぼうりつ」って、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。生後1カ月以内の赤ちゃんが、出生1000人当たり、何人亡くなるか、という数字です。日本は本当に少なくて、わずか2.1人。一方、ケニアでは39人。背景には設備の整った病院で生まれるかどうか、という問題があります。日本では多くの人が病院で生みますから、緊急事態が発生しても対応しやすい。一方、ケニアでは、自宅出産が珍しくないことが、赤ちゃん死亡の多さにつながっています。合計特殊出生率は3.9に達しており、生まれる赤ちゃんも亡くなる赤ちゃんも多い(多産多死)ことが分かります。こうした状況を変えるため、ウフル・ケニヤッタ大統領は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジと呼ばれる、全国民を対象にした医療保険の制度を作ろうとしています。日本では、健康保険証を出せば全国どこでも自己負担は3割程度で診察してもらえます。それと似たような制度を作ろうとしていると考えると分かりやすいでしょう。日本はケニア政府によい条件でお金を貸し、またJICAで保健分野を中心に活躍していた専門家の渡邉学さんを保健省にアドバイザーとして派遣して支援しています。○ケニアの女性ジャーナリストとの間に感じた共通点1週間にわたる現地取材で、印象に残ったことのひとつが、現地の女性ジャーナリストとの会話でした。「日本にきたことがあって、NHKで研修を受けたのが勉強になった」と話す彼女と日本の少子化について話が及んだ時、私はこんな風に説明しました。「日本で働く女性にとっては、子どもは0か1か、選択に悩むところ。私は2人いるけれど、仕事を続けている40代女性としては珍しい部類に入ります」すると、ケニアの女性ジャーナリストはこう言いました。「それは面白いわ。確かにケニアは平均すると、女性が一生に4人の子どもを産む。けれど、高等教育を受けて都市部で働く女性の考えはだいぶ違う。私の周りだと、働く既婚女性は2人か3人か悩むけれど、働く未婚女性は1人か2人か、で悩むものだから」彼女は大手テレビ局で保健医療の問題を専門に取材する有名なジャーナリストで、話をした当時は公衆衛生の修士課程に通いながら働いていました。「ふつうのケニア女性」とは、だいぶ違います。彼女との会話はとても自然で日本の女友達と話しているみたい、と思いました。やはり、豊かになり、女性も教育を受けて自活できる仕事の道が見つかると、子どもの数は減っていくのでしょうか。ケニアで滞在した首都のナイロビは治安が悪く、ホテルやレストラン、住宅地などは壁と鉄条網で囲まれています。「絶対にホテルの敷地内から出ないでください。散歩もダメ」と言われる環境は、夜でも女性が普通に歩いている東京とは全く異なります。それでも、経済状況や仕事の状況が似ている年の近い女性同士は、似たようなことを考えているんだな……遠いところに来たと思っていましたが、共通点の方が多く感じられるワンシーンでした。○著者プロフィール●治部れんげ豊島逸夫事務所副代表。1974年生まれ。1997年、一橋大学法学部卒業。同年日経BP社入社。記者として、「日経ビジネス」「日経マネー」などの経済誌の企画、取材、執筆、編集に携わる。2006年~2007年、フルブライト・ジャーナリスト・プログラムでアメリカ留学。ミシガン大学Center for the Education of Woman客員研究員として、アメリカ男性の家事育児分担と、それが妻のキャリアに与える影響について研究を行う。またツイッターでも情報発信している。○【連載】25歳のあなたへ。これからの貯”金”講座25歳。仕事や私生活それぞれに悩み不安を抱える年齢ではないだろうか。そんな25歳のあなたへ、日本を代表するアナリスト・豊島逸夫とウーマノミクスの旗手・治部れんげがタッグを組んだ。経済と金融の最新動向をはじめ、キャリア・育児といった幅広い情報をお届けする特別連載。こちらから。
2015年07月29日アフリカ市場の獲得は過去10年間の目標世界最大のコスメティック・メーカー、ロレアル(LOreal)が、ケニアのコスメティック・ブランドの買収を決定した。4月15日、Ventures Africa が伝えた。数々の大手ブランドを持ち世界中でビジネスを展開しているロレアルが、ケニアのコスメティック・メーカー、インターコンシューマー・プロダクツ(Interconsumer Products Ltd.)の買収を決定した。ロレアルにとって新しい市場であるアフリカのローカルブランドを獲得することは、この10年間の目標であった。2011年、ロレアル初のナイロビ店をオープンしてからインターコンシューマー・プロダクツとの話し合いが進み、15日正式な契約が結ばれた。大手ブランドが狙うケニアのコスメティック市場インターコンシューマー・プロダクツはリーズナブルなコスメティック・ブランドとして、ウガンダ、タンザニア、ルワンダなど東アフリカの市場に広く流通されている。同社では、ヘアケア製品を扱うフラッグシップ・ブランド「Nice & Lovely」の売上げが好調で、全体の約18%を占めるということだ。その他には、石けん、香水、ベビー用品、シューズケア用品などがある。現在、ケニアのコスメティック市場は大手化粧品メーカーのターゲットとなっている。この数年間で、アメリカの大手メーカーであるエスティ・ローダー(Estee Lauder)やレブロン(Revlon)、スウェーデンのオリフレーム(Oriflame)が参入した。今後もケニアの市場争いは過熱すると予想されている。元の記事を読む
2013年04月17日ジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナルは、ケニアの大手商業銀行であるエクイティ銀行と、東アフリカの5カ国(ケニア共和国、ウガンダ共和国、南スーダン共和国、ルワンダ共和国、タンザニア連合共和国)における加盟店・ATMでのJCBカードの取り扱い業務に関するライセンス契約を締結した。エクイティ銀行は12月をめどに、まずはケニアでJCBカードの加盟店業務を開始し、その後4カ国にて順次業務を開始する。ケニアは、東アフリカ地域で最大級の経済規模と成長率を誇り、広大な国立公園や貴重な文化遺産などの観光資源に恵まれている。近年、日本をはじめ世界からケニアを訪れる渡航者数は増加傾向にあり、ケニア政府観光局によれば、2011年の日本人渡航者数は前年約16%増の1万2645人、全世界からの渡航者数は前年約15%増の126万5136人と大きな伸びを記録しており、それに伴い観光地を中心に国際クレジットカードの利用ニーズが高まっている。現在、ケニアにおけるJCB加盟店網は一部の観光地に限られているが、このたびのエクイティ銀行との提携により、合計5000店でJCBカードが使えるようになる。このほか、エクイティ銀行は周辺の4カ国でも、順次、JCBの加盟店業務を開始する予定で、東アフリカ地域でJCBカードの利便性が向上する。今回の提携は、今後の成長・拡大が見込まれるケニアのクレジットカード市場にてJCBカードの利便性を高めて会員のニーズに応えたいJCBおよびJCBIと、国際ブランドJCBの取り扱い開始によって加盟店サービスの拡充を図りたいエクイティ銀行の意向が合致し、実現する運びとなった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日飛騨高山にある木工房【オークヴィレッジ】とMOTTAINAIキャンペーンが共同開発した『MOTTAINAIの森 カッティングボード』(全4種)を、2011年10月8日(土)「木の日」に発売する。 この商品は、国産木材製品を日常生活の中で使い、日本の森を元気にすることをコンセプトにした『MOTTAINAIの森』シリーズの第一弾となる。MOTTAINAIキャンペーンでは2005年から、オリジナル商品の販売などを通してケニアの植林活動「グリーンベルト運動」を支援してきた。国連の定める「国際森林年」の2011年、日本国内の森林環境に目を向けたところ、木材資源の豊かな日本では手入れの行き届かない森林が増えていること、また、急峻な地形で曲がって育った木や繁殖力旺盛ながら樹齢が短く直径が25センチ以下の小丸太が、チップ材として粉々に砕かれてパルプとして使われる「もったいない」現状があることを知り、そうした「もったいない」木材で日本の森を元気にする商品を造ることができないかと、飛騨高山の木工房オークヴィレッジに共同開発を依頼したものだ。「カッティングボード」は、テキスタイルデザイナーのセキユリヲさんのデザイン。 通常は布に施す「パターングラフィック」を、オークヴィレッジの先端技術と職人の手仕事による焼印を組み合わせて木に表現するという、木工業界では初めての試みに成功し、フリーハンドで描いた自然なラインで温かみのある仕上がりを再現している。四季をテーマに、春は桜、夏は朴(ホオ)、秋は胡桃(クルミ)、冬は白樺と、それぞれの季節のイメージに合った木材を使用し、色合いや質感の違いを楽しめる4種類。カッティングボードとしてだけではなく、インテリアとしてもオススメだ。
2011年09月14日いつもおしゃれなファッションアイテムを届けてくれるフェアトレード・ブランド「ピープル・ツリー」で、ケニアの子どもたちに車椅子を届けるキャンペーンがスタートした。ケニアの生産者団体「ボンボルル・ワークショップ」のアクセサリー100個につき、車椅子1台が届けられる。 「ボンボルル・ワークショップ」のアクセサリーは、ひとつひとつ職人の手によって丁寧に作られたアイテム。秋冬のコレクションは、イヤリングやネックレス、ブレスレットなど、ゴールドに輝く真鍮(しんちゅう)がとても美しく、地味になりがちな秋冬のファッションを華やかに彩ってくれそうだ。しかし、ケニアの生産現場は、今、とても苦しい状況に置かれている。「ボンボルル・ワークショップ」は、国自体が貧しいケニアで、さらに厳しい状況にある体が不自由な人たちの暮らしを支えるため、障害を持つ人にアクセサリー作りや革細工のトレーニングをし、現在100名ほどを雇用している。しかし、世界的な不景気の波を受けて海外からの注文が減り、売上が大きく落ち込んでいるのだ。「ボンボルル・ワークショップ」と15年以上パートナーの関係にある「ピープル・ツリー」は、このキャンペーンで三輪の車椅子を作るための寄付を行い、障害を持つ子どもたちが自分の意志で移動できるようになること、さらには、車椅子の生産も行う「ボンボルル・ワークショップ」の新たな雇用を生み出すことを目指している。(C) People Tree / Miki Alcalde本キャンペーンは、新作以外にも「ボンボルル・ワークショップ」のすべての商品が対象となる。ピープル・ツリー直営店、全国の取扱店の他、カタログ通販やオンライン・ショップでも販売中だ。アクセサリーを買うことが、遠く離れたケニアの子どもたちの支援になるのなら。秋冬のおしゃれに、「ボンボルル・ワークショップ」のアクセサリーを選んでみてはいかが?◆キャンペーン概要期間:2011年8月25日~12月31日対象商品:ボンボルル・ワークショップによるアクセサリー対象店舗:ピープル・ツリー直営店(自由が丘、モザイク銀座阪急)、カタログ通販、オンライン・ショップ、モバイル・ショップ、全国のピープル・ツリーお取扱店舗(一部店舗のぞく)取材/池田美砂子
2011年09月13日