夫と娘、息子、猫と一緒に暮らしているちくまサラさん。原因不明のできものに悩まされたときのことをマンガにされています。ある日、ふとしたときに気付いた、左足のすねのできもの。傷も赤みもなく、触ってみても痛みもなく、いつできたのかもわかりません。皮膚科で診てもらうと「骨腫だと思うので、形成外科を受診して」と言われ大ショック。形成外科でCT検査をしたところ、「骨腫ではないけれど、手術して細胞を検査しないとわからない」と言われ、無事手術を終えました。傷口をぶつけたらケロイドに骨腫の手術が終わり、麻酔がいつ切れるかヒヤヒヤしながら、家に到着しました。いつもは家事と育児でバタバタ動き回っているのですが、できるだけ安静にと、床に足を伸ばして座っていたら、下の子が私の足を踏んづける勢いで走ってきてヒヤリ。間一髪で足を引っ込め、なんとか無事でした。先生から「傷口はぶつけたりしないように。ケロイドになる可能性があります」と言われていたので、必死でした!手術の傷口ですが、びっくりするくらい痛くなかったです。さすがに痛みがゼロということはなかったですが、今まで経験した2つの手術(産後の血腫と痔)に比べたら全然平気でした。「なぜだろう?」と考えたんですが、恐らくすねという何もない部分だったからかも。裏側のふくらはぎだったら筋肉があるから、また違ったかもしれない。もっと痛かったかも?と思いました。あんな大騒ぎして車椅子に乗らなくてもよかったかも。松葉づえも想像していたけど、完全に杞憂でした。それでも、「数日は歩かないように」とのことだったので、園の送り迎えは夫と義母さんにお願いして、なるべく安静にしていました。しかし、私の意に反して子どもたちが私の足の上に落ちてきそうになったことが何回もありました。あと猫がなぜか、傷口を目がけて激しい頭突きを繰り出すこともあり、寝ていても常に油断できませんでした。そして、台風。準備から片付けまでほとんど私ひとりでやる羽目になったんですよね。足をかばいながら頑張りましたよ。そんなこんなでいろいろあったけど無事に抜糸をしてもらいました。傷痕は少し膨らんでいてちょっと青タンみたいになってたけど、大丈夫とのことでした。-----------------------術後、痛みはそれほどではなかったにしても安静に過ごしたいときに限って、子どもと猫のお世話に加えて、台風対策まで大変でしたね。ご主人とお義母さんが協力してくれたことも心強かったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子どもとの向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いている。
2023年10月19日肌のごわつきやざらつきを感じる角質肥厚。角質肥厚が起こると、肌触りが悪くなるだけでなく、肌表面に凹凸ができるなど見た目にも影響を与えます。柔らかい肌を取り戻すためには、効果的なスキンケアを毎日行うことが重要です。本記事では、角質肥厚で硬くなった肌を柔らかくするスキンケアを紹介します。角質肥厚について出典:byBirth角質肥厚とは、肌が硬くなってごわついている状態を指します。ここでは、角質肥厚が「起こる原因」と「肌に与える影響」について解説します。角質肥厚が起こる原因角質肥厚が起こる主な原因は、次の5つです。肌のターンオーバーの乱れ肌細胞は本来28日で生まれ変わりますが、加齢や紫外線などのダメージにより、リズムが崩れることがあります。ターンオーバーの乱れによって肌に炎症などのトラブルが起こると、ごわつきとなり角質肥厚の原因となるのです。肌の乾燥肌が乾燥すると、角質層が硬くなってめくれ上がり、肌表面がざらつき角質肥厚の状態になります。気温の寒暖差寒暖差が激しいと、肌に負担となるため保護しようと角質が厚くなります。また血流も悪くなるため、ターンオーバーが乱れてさらにかさつきやごわつきがひどくなることも。紫外線気温の寒暖差と同様に、紫外線も肌にとっては大きなダメージとなります。紫外線から肌を守ろうと角質を厚くするため、角質肥厚が起こりやすくなるのです。長時間のマスクの着用マスクを長時間着用すると、肌のうるおいを奪ってしまい、乾燥して肌が硬くなります。また、汗や皮脂で蒸れてかぶれて炎症が起こることで、肌が硬くなり角質肥厚が起こる場合もあります。角質肥厚が肌に与える影響出典:byBirth角質肥厚が起こると、肌が厚くなって硬くなるため、化粧水などの浸透が悪くなりさらに乾燥しやすくなります。すると、より一層ターンオーバーのサイクルが乱れ、角質肥厚に加えてシワやシミなどのエイジングサインが表れるリスクが高まります。また、角質肥厚は肌のキメを乱すため、毛穴の黒ずみや開き、ニキビなどのトラブルにつながり、肌の見た目も悪くしてしまうのです。美しく健やかな肌を守るには、角質肥厚を起こさないようにすることが非常に重要です。角質肥厚で硬くなった肌を柔らかくするスキンケア出典:byBirth肌にごわつきを感じ、角質肥厚を起こしていることに気づいたら、早めに対処して解消するようにしましょう。ここでは角質肥厚を改善するスキンケアを4つ紹介します。古い角質をオフする古い角質が溜まって角質肥厚を起こしている場合は、やさしく角質をオフできるアイテムを使うことをおすすめします。例えば、酵素洗顔は蓄積した古い角質が剥がれ落ちるのをサポートしてくれます。小鼻やあご先など汚れが溜まってざらつきやすい部位から洗いましょう。週2~3回行い習慣化することでターンオーバーが整い、柔らかい肌が蘇ります。また、クレイパックやスクラブを週1回スペシャルケアとして取り入れるのもよいでしょう。古い角質はもちろん、毛穴に落ち込んだ汚れを吸着もしくは掻きだして取り除き、肌を柔らかく滑らかな状態にしてくれます。ただし、角質オフできるアイテムはやりすぎるとかえって肌を乾燥させ、角質肥厚が悪化してしまうことがあるので、使用頻度は守るようにしましょう。基礎化粧品を使って保湿し、乾燥を防ぐ角質肥厚を起こしている硬い肌は、うるおいが不足しています。肌を柔らかくするために、化粧水、乳液、クリームを使ってしっかりと保湿しましょう。化粧水はコットンに湿らせて顔全体がひんやりするまで細かくパッティングして肌に浸透させます。肌のごわつきがひどく乾燥が気になる場合は、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど高保湿成分配合の化粧水を使うとよいでしょう。化粧水の後は、乳液 → クリームの順に塗布して水分の蒸発を防ぎます。とくにクリームには油分が多く含まれるため、使用するとうるおいを長時間キープできます。また、美容有効成分の配合量も多く浸透力も高いため、しっかりと塗るようにしましょう。紫外線対策を徹底する角質肥厚を起こさないために、紫外線対策は大切です。紫外線は、一年を通して常に降り注いでいるので毎日対策を行いましょう。簡単にできる対策は、日焼け止めクリームを塗ることです。朝のスキンケアの最後に日焼け止めクリームを塗る習慣をつけましょう。下地効果のある日焼け止めクリームを使えば、下地を塗る工程を省けて時間短縮になります。また、日差しが強い夏などは、帽子、サングラス、日傘などのアイテムを併用して紫外線対策を徹底することをおすすめします。シートマスクや美容液を使用する角質肥厚を和らげ、肌を柔らかくするために、シートマスクや美容液を使ったお手入れをプラスしましょう。シートマスクは、水分と保湿成分がたっぷりと含まれており、顔全体にうるおいを与えて肌を柔らかくしてくれます。また、美容液は基礎化粧品の中でも有効成分の配合量が多く、即効性が期待できるアイテムです。保湿有効成分配合量が多い美容液を使えば、短期間で角質肥厚を解消し、柔らかくすべすべの肌を取り戻すことができるでしょう。まとめ出典:byBirth角質肥厚が起こる主な原因は、「肌のターンオーバーの乱れ」「肌の乾燥」「気温の寒暖差」「紫外線」「長時間のマスクの着用」の5つです。角質肥厚が起こると、肌が厚くなって硬くなるため化粧水などの浸透が悪くなり、シワやシミなどのエイジングサインが表れ、毛穴の黒ずみや開き、ニキビなどによって肌の見た目も悪くなるリスクがあります。硬くなった肌を柔らかくするスキンケアは、「古い角質をオフする」「基礎化粧品を使って保湿し、乾燥を防ぐ」「紫外線対策を徹底する」「シートマスクや美容液を使用する」ことの4つです。肌のごわつきやざらつきが気になり始めたら、角質肥厚に有効なスキンケアを実践して、もちもち柔らかい肌を取り戻しましょう!
2022年05月17日質問:料理中に足にお湯をこぼしてやけどをしました。健康保険の範囲内でレーザー治療はできますか?先日、料理中に、足にお湯をこぼしてやけどをしました。膝の上に5mmくらいのケロイドができてしまい、色が濃く目立ってしまいます。レーザー治療を考えていますが、健康保険の範囲内で、治療ができるのでしょうか?どの程度まで、目立たなくなるのでしょうか?また、切除術も可能でしょうか?術痕が残ってしまわないか心配です。東京都:ぴなぴなさん(40)回答:やけど後のケロイド治療についてお答えします。――ケロイドの保存的治療について足にお湯をこぼした部分がケロイドになってしまったということですね。ケロイドに関しては、大きく分けて二通りの治療法があり、「保存的治療」と「手術および放射線治療」と呼ぶことができます。それぞれについてご説明をしていきたいと思います。保存的治療には、柴苓湯(さいれいとう)という漢方薬やトラニラストと呼ばれる内服薬による治療や、ステロイド軟こうやヘパリン類似物質を含む外用薬を患部に塗ること、ステロイドのテープを貼ること、液体窒素などでケロイド部分を凍結・壊死させる方法、ステロイドの注射をケロイド部分に打つ方法、そしてご相談者さまが考えていらっしゃるというレーザー治療などが含まれます。レーザー治療に関しては、レーザーの種類などを含めさまざまなやり方があり、一長一短ですので、受診される医療機関で詳しく説明を受けられることをおすすめします。大きさによっては何回かに分けてケロイド部分を縮めていき、ケロイドが平らになってきたら、今度は血管に反応するレーザーを用いて赤みを取る、といった方法がよく行われているようです。レーザーによるケロイド治療は、基本的に保険適用外になり、小さなものであっても数万円程度かかることが多いようで、皮膚科や美容皮膚科、美容形成外科といった科が専門になります。<ケロイドの手術および放射線治療について>また、もう一方の手術および放射線治療に関してですが、手術については肥厚している部分を切り取り、突っ張りを解除する手術を行うことになります。ご相談者さまのように小さなものが一つであれば、入院でなく日帰りで、局所麻酔で行える施設も多いかと思います。切除した後で、傷が広がったり、引きつれたりしないように一定期間、しっかりテープや装具で固定を行うことも、きれいな傷の治りのために非常に重要です。ケロイドの種類として、「真性ケロイド」と呼ばれる傷の範囲を超えて増大するタイプのもの(肩や胸に多く体質的な要素が強い)であれば、再発防止のため手術の後、放射線治療を行いますが、傷の範囲にとどまるタイプの「肥厚性瘢痕」(ひこうせいはんこん)であれば、手術と固定のみで放射線は使わないようです。ケロイドの治療を行うと、赤みやふくらみ、かゆみが減り、かなり目立たなくなることが多いですが、完全になくなるということではないので、そのあたりも処置を受けられる前に、担当の医師によく確認されることをおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日医師限定のSNS「MedPeer」を運営するメドピア株式会社では、「先天性肥厚性幽門狭窄(きょうさく)症の治療」に関するインターネットリサーチを行った。調査対象はメドピアに会員登録をしている小児科、小児外科の医師で、有効回答数は272件。先天性肥厚性幽門狭窄(きょうさく)症は乳幼児に見られる消化器系疾患で、生後2~3週間ごろからミルクを噴水のように大量に吐くようになる病気。飲んだミルクが胃より先に進まなくなり、栄養を吸収できず体重があまり増えなくなる。原因は胃と十二指腸をつなぐ幽門括約筋周辺の肥大といわれている。小児外科の教科書には手術が第一選択と記載されていることが多く、小児科の教科書には内科的治療(幽門括約筋の弛緩(しかん)剤等の投与)が一般的とされている。では現場では実際、どちらの治療法を用いていることが多いのだろうか。手術と内科的治療それぞれのリスク等を両親に説明し、相談した上で治療法を決定すると答えた医師が28%。症状の深刻さに応じて、内科的治療ではなく手術をしたほうが良い場合は手術となるようだが、一般的には内科的治療が先行する場合が多い。「相談して決める」に次いで「外科の先生に相談した上で、内科的治療を行う」が21%。「入院期間・手術時間もそれ程かからないため、手術を行う」は20%。内科的治療は、手術よりお金も時間もかかるようだ。一方、手術はそれなりに体への負担も懸念される。症状の重さや幽門筋の厚みなど個々の体の特徴をよく医師から聞き、患者側が治療について正しい知識を得た上で、治療法を選択すべきだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日