ケンゾー(KENZO)のアイコニックなフレグランスシリーズ「フラワー バイ ケンゾー」から、“振袖”着想の新作「フラワー バイ ケンゾー オーデパルファム メメント エディション」が登場。2020年4月24日(金)より数量限定発売される。“振袖”着想の20周年記念フレグランス“香りを持たないポピーに、もし香りを与えたら…”というアイデアのもと誕生したフレグランス「フラワー バイ ケンゾー」。2020年、誕生20周年というメモリアルイヤーを迎えるにあたり、日本の伝統的な行事「成人の日」の華やかな振袖からインスピレーションを得た「フラワー バイ ケンゾー オーデパルファム メメント エディション」を発売する。“きもの風”花柄ボックス&真っ赤なボトルパッケージはケンゾーのルーツでもある日本の着物から着想を得た鮮やかなデザイン。真っ赤なボトルにブルーのストローがアクセントになっており、フラワープリントを施したキャップのポピーモチーフも目を惹く。エキゾチックでポップな花柄をあしらったアウターボックスは、まるで華やかな振袖を纏った日本女性のようなビジュアルで、ギフトボックスのようにオープンできる特別仕様となっている。ブルガリアンローズが主役のパウダリー・フローラル調香師アルベルト・モーリヤスが手掛ける香りは、「フラワー バイ ケンゾー」を象徴するブルガリアンローズをベースに、フレッシュな花々に満ちたパウダリー・フローラル。スパイシーなピンクペッパーがいきいきとした香りを放つと、エレガントなブルガリアンローズとバイオレットが花開き、パウダリーなブルボンバニラとホワイトムスクがセンシュアルなハーモニーを奏でる。【詳細】フラワー バイ ケンゾー オーデパルファム メメント エディション(ナチュラルスプレイ) 50mL 10,500円+税発売日:2020年4月24日(金)より数量限定【問い合わせ先】ケンゾー パルファム[LVMHフレグランスブランズ]TEL:03-3264-3941
2020年03月29日ケンゾー(KENZO) 2020年秋冬ウィメンズコレクションが、2020年2月26日(水)フランス・パリで発表された。新クリエイティブディレクター、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタによるデビューショーである。光と希望に満ちたランウェイで野外会場での開催を行った今季、広々とした広場には透明のビニールで作られた、トンネル型のランウェイが登場。燦々と降り注ぐ太陽がビニールを通り抜け、眩しいほどの光に満ちたランウェイで、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタによる初のコレクションが幕を開けた。ジェンダーレスなシルエットコレクションの最大の特徴となるのは、メンズ同様にゆったりとしたロング丈を基調としていること。膝丈まで伸びるロングニットに、地面に伝うかのようなロングコートは、いずれもモデルの体躯をすっぽりと包みこむようなオーバーサイズで、男女の性差を感じさせないジェンダーレスなデザインに仕上がっている。機能面も重視またそれらのワードローブは機能性も重視。つばさのように広がるパーカー、寝袋にもなるダウンジャケット、まゆのように軽くジッパーで広がるドレスなどが登場。またアウター類も、複数のジップが施されており、アレンジ次第で形を変容させることができる。美しき思い出をプリントに少年時代にアゾレス諸島で過ごした夏の日々を、今季の着想源のひとつにしたフェリペ。コレクションの中には、その島での美しい思い出を物語るようなモチーフも登場。バラの騙し絵からなるカモフラージュ柄や、自然を駆け巡るような馬のプリントが、フード付きジャケットやキャップといったアイテムに姿を現した。新たな“タイガー”を携えてケンゾーへのオマージュを捧げる、アイコニックなタイガーも登場。ニットやロングコートに現れたそのモチーフは、時に鮮やかに、時に抽象絵画のように、そして時には水彩画のようなアプローチで描かれ、生まれ変わった姿を観客へと贈る。モノトーンが基本パレットは落ち着いたアースカラーを基本に、モノトーンのスタイリングを提案。時折差し込まれたグリーン、ブルー、レッドと鮮やかな色彩がコレクション全体にリズムをもたらしていた。
2020年02月29日ケンゾー(KENZO)とパラディウム(PALLADIUM)のコラボレーションによるスニーカーが登場。2019年11月6日(水)よりケンゾー各店舗および公式オンラインストアにて発売される。ケンゾーとフランスのシューズブランド・パラディウムのタッグで登場するのは、ハイカットとローカットのスニーカーだ。ケンゾー創設者の高田賢三が1980年代後期と1990年代初期に行った最初のコラボレーションをオマージュした、ユニセックスシューズのリローンチとなる。ベースとなるのは、パラディウムが1950年代初期に作ったアウトドアブーツ。そこにケンゾーが“都会探検”のコンセプトを加え、遊び心がありつつも洗練されたスニーカーに。機能性のあるナイロンのアッパーを、レトロながらも存在感のあるラバーのアウトソールに組み合わせた。ハイカットはウィメンズのレッドとメンズのブラック、ローカットはメンズ・ウィメンズともにピンクとグリーン、ブラックの3カラーでの展開となる。カラフルなボディにはヴィンテージロゴをあしらい、ポップな雰囲気に仕上げた。【詳細】パラディウム パラショック by ケンゾー(PALLADIUM Pallashock by KENZO)コレクション発売日:2019年11月6日(水)取扱店舗:ケンゾー各店舗、公式オンラインストア展開アイテム:・ローカット 26,000円+税〈メンズ・ウィメンズともにピンク / グリーン / ブラック〉・ハイカット 29,000円+税〈ウィメンズ:レッド / メンズ:ブラック〉
2019年10月20日ケンゾー(KENZO)から、“アイ(目)”モチーフの「タリ(TALI)」バッグに2019年秋冬コレクションの新作が登場。バッグの名に冠せられた「タリ」とは、「タリスマン=護符(TALISMAN)」から派生した言葉で、魔力をもち、幸運をもたらすと考えられているモノのこと。「タリ」バッグには、2013-14年秋冬コレクションからキャロル・リムとウンベルト・レオンが採用して以降、目覚めと精神的覚醒の意をもつケンゾーのシンボル“アイ”モチーフを象徴的に用いている。「タリ」バッグにおいて“アイ”モチーフは、バッグを開閉する際のクラスプとして機能。瞼の形をした装飾と、ブラックのコンベックスボタンからなる3D構造の“アイ”クラスプは、そのコンベックスボタンを軽く押すと外れる仕組み。ワンタッチで開閉できるバッグの中には、スエード調のライニングがのぞく。素材の豊富なラインナップも、「タリ」バッグの魅力だ。新作では、クロコダイルのエンボス加工を施したカーフスキンやキルトラムスキンのテクスチャーで展開する。サイズはミディアムとラージを揃えており、取り外し可能なストラップにより、いずれもハンドバッグとしても、ショルダーバッグとしても使用できる。外側には、マグネット式ポケット、内側にはジップポケットを完備し、収納力も兼ね備えている。なお、バッグが持つスピリチュアルな意味をアジア各国で、その国を代表するインフルエンサーが紹介するキャンペーンビデオも公開。日本からはAMIAYAが登場している。【詳細】ケンゾー「タリ」バッグ 2019年秋冬シーズン新作発売時期:2019年9月~クロコ型押し(ミディアム) 99,000円+税キルティング(ミディアム) 119,000円+税キルティング(ラージ) 129,000円+税【問い合わせ先】ケンゾーパリ ジャパンTEL:03-5410-7153
2019年10月13日ケンゾー(KENZO)は、創立者・高田賢三に捧げる、現デザイナーのキャロル・リム & ウンベルト・レオンによるコレクション「メメント(Memento)」第4弾をフランス・パリで2019年2月27日(水)に発表した。高田賢三の「トマト」柄が蘇る高田賢三のアーカイブから異なる要素を選び出し、過去3回のコレクションを発表してきたケンゾー。今季は、過去のケンゾーコレクションの中でもとびきりビビッドなピースをピックアップ。高田賢三が大好きな「食べ物」に焦点を当て1992年春夏に登場した「トマト」柄をセレクトして現代に蘇らせた。丸いトマトの膨らんだシルエットや水滴のついたみずみずしさ。フレッシュなトマトそのもののリアリスティックなモチーフをテキスタイルに落とし込み、メンズのシャツ・ショーツ、ウィメンズのスモッグドレス・メッシュシャツに取り入れた。完熟トマトを想起させる真っ赤なトマトと、フレッシュな印象のイエローのトマトは、サラダのように丁寧に“盛り付けられ”、テキスタイルから顔を出している。アイコニックな「タイガー」はリアルにまた、ケンゾーを象徴するタイガーは今季も起用。トマト柄にあわせてリアリティを追い求め、1991年に初登場したリアルなタイガーをセレクト。ブルーと黄褐色の2色で表現され、Tシャツ、セーター、シャツなど様々なピースに姿を現した。KENZOロゴアクセサリーの登場KENZOロゴは、バリエーション豊富なアクセサリー群に起用。ウエストバッグ、バックパック、トートバッグ、ノットバッグなどフォルム違いで様々なバッグに取り入れられ、スリッポンスニーカーにもロゴを配置してアイコニックに仕上げた。前代未聞「観客席が動く」体験型ショーこのメメント第4弾コレクションは、前代未聞な「体験型」ショーでお披露目。観客席のシートが右に左に、前に後ろに、さらに斜めにも動き周り、アミューズメントパークのアトラクションさながらの空間で披露された。新メメントコレクションを纏ったのは、モデルではなくダンサー。動き回る観客先の動きに合わせるように、迫ってきたり回転したり。情熱あふれる眼差しで、新作ウェアとともにほとばしるエネルギーを観客先に送っていた。
2019年03月03日ケンゾー(KENZO) 2019年 秋冬ウィメンズコレクションが、2019年1月20日(日)にフランス・パリで開催された。中華系ペルー人のルーツを着想源に今季ブランドが焦点を当てたのは、19世紀に中国・広東省からペルーへと移住したウンベルトのルーツ。見知らぬ南米の土地で暮らし始めた彼らは、異国人と交流によって、カラフルでありながら、どこかオリエンタルなムードが漂う異独自の文化を築き上げていったという。そんな彼らが生み出す色彩を落とし込んだ、コレクションが展開される。エコファーを主役にメンズとの合同ショーとなった今季。ウィメンズで最も象徴的だったのは、カラフルに彩られたシャギーなフェイクファーである。ロングコートをはじめ、ヘッドウェア、グローブ、シューズと、幅広く使用され、立体感溢れるボリューミーなシルエットを演出する。エメラルドグリーンに彩られたエコファーのジャケットには、女性の肌を透かせるブルーのドレスを差し込んで。寒色で纏めたスタイリングの中で、相反する素材がコントラストを描くことによって、アウターの存在をより強調させている。グラフィック×グラフィックで躍動感をカラフルな色彩が溢れる中で、一段と存在感を放っていたのは、複数の絵具を混ぜたかのようなグラフィック。レッド、ブルー、パープル、ホワイト…と重なるようにして出来上がるグラフィックのセットアップには、その上に、渦をまくようなピンクのグラフィックのトップスを重ねて。躍動感溢れるグラフィックが入り混じる、アイキャッチなスタイリングを作り出している。“米袋”ベストも“ペルーの米”にインスピレーションを得た、ユニークなアイテムも登場。ミリタリー風のジャケットに重ねられたのは、ケンゾーが生み出した架空のブランド米「黄金の竹」のパッケージをデザインしたベスト。色がすすけた裾や、袖から飛び出す切りっぱなしの繊維から、“米袋”のリアルな表現が伺える。エスニックなテイストのニットセーター明るいイエローのニットウェアは、大ぶりのフリンジをたっぷりとあしらったエスニックなムード。けれど女性らしさも忘れてはいけないから、ウエストラインを強調するぴったりとしたシルエットや、裾に大きく入れたスリットなど、フェミニンな要素もプラスしていた。
2019年01月24日ケンゾー(KENZO)が、東京・表参道のジャイル(GYRE)3階に新しいストアを12月15日にオープンする。同店では、ウィメンズ、メンズ、アクセサリー、フットウエア、 レザーグッズに加えて、国内で唯一キッズラインを展開する。コンクリート、ホワイトセメント、ミラー、そして大理石などの無機質な要素でしつらえられた150㎡の空間には、クリエイティブ・ ディレクターのキャロル・リムとウンベルト・ レオンによる最新のリテールストア・コンセプトが施されており、ケンゾーの世界観を存分に体感することができる。さらにショッピングを楽しめるようデジタルエリアに設け られたモニターには、 シーズンコンセプトをテーマに様々なグラフィックが映し出される。【ショップ情報】KENZO Omotesando住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F電話:03-6427-3259
2018年12月10日ケンゾー(KENZO)は、キャロル・リムとウンベルト・レオンによるキッズラインを東京・表参道 GYREの新店舗「ケンゾー 表参道」で国内で唯一発売。展開は、新店オープンとなる2018年12月15日(土)から。クリエイティブ・ディレクターのキャロル・リムとウンベルト・レオンによるケンゾーは、エイチ&エム(H&M)とコラボレーションをしたり、高田賢三のアーカイブを再現したコレクション「メメント」シリーズを展開するなど、ユニークなアイデアのもと様々な形でファッションを提案している。そんなキャロル・リムとウンベルト・レオンによるキッズラインが、国内では唯一、新店となる表参道店で発売をスタート。プルオーバーやTシャツなどのアイテムを豊富なカラーバリエーションで取り揃える。さらに「ケンゾー 表参道」には、ウィメンズ、メンズ、アクセサリー、フットウェア、レザーグッズも揃え、ブランドの世界観を存分に体感できる空間作りを目指す。メンズとウィメンズは、コーナーを色分けして紹介。コンクリート、ミラー、そして大理石などの無機質な要素を散りばめ、カーペットにはタイガー柄を。プレイフルな雰囲気が広がるショップには、シーズンコンセプトをテーマにした様々なグラフィックを映し出すモニターを設置。各国にあるケンゾーのショップにも設けられており、映像は世界同時配信されるという。【詳細】「ケンゾー 表参道」オープン日:2018年12月15日(土)住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3FTEL:03-6427-3259
2018年12月03日ケンゾー(KENZO)の人気フレグランス「ケンゾー ワールド オーデパルファム」より、クリスマスに向けた初のコフレが登場。2018年11月9日(金)から数量限定で発売される。「ケンゾー ワールド オーデパルファム コフレ」は、人気の「ケンゾー ワールド オーデパルファム」に、コフレ限定のオーデパルファムと同じ香りのボディローションと、ケンゾーのモチーフの“アイ(目)”がデザインされた黒のポーチがセットに。全身で香りを体験できる贅沢なコフレとなっている。「ケンゾー ワールド オーデパルファム」は、華やかなアンバー・フローラルの香り。ピオニーとジャスミンが主役となり、時間と共に豊かなフローラルブーケが広がっていく。個性的な“アイ(目)”モチーフは、パワフルでフェミニンなケンゾー ウーマンをイメージしている。なお、コフレはトロピカルな水色のスペシャルボックスに入っており、大切な人へのプレゼントや、自分へのご褒美もぴったりだ。【詳細】ケンゾー ワールド オーデパルファム コフレ<数量限定>発売日:2018年11月9日(金)価格:10,500円+税セット内容:・ケンゾー ワールド オーデパルファム(ナチュラルスプレイ) 50ml ※現品・ケンゾー ワールド ボディローション 75ml ※非売品・ケンゾー ワールド オリジナルポーチ ※非売品※スペシャルボックス入り【問い合わせ先】ケンゾー パルファムTEL:03-3264-3941
2018年10月15日ケンゾー(KENZO)の人気フレグランスシリーズ「ケンゾー ワールド」より新作「ケンゾー ワールド インテンス オーデパルファム」が、2018年10月12日(金)より発売される。また、同日より初のメイクアップ製品となるアイシャドウ「ケンゾー ワールド パレット」も登場する。「ケンゾー ワールド インテンス オーデパルファム」「ケンゾー ワールド」は、クリエイティブ・ディレクター、キャロル・リムとウンベルト・レオンのファッションに対するヴィジョン、つまり自らのスタイルを持つことを体現したフレグランス。新作となる「ケンゾー ワールド インテンス オーデパルファム」では、彼ら2人のように2つの個性を兼ね備えた。香りのベースは、華やかなフラワーブーケを想わせる「ケンゾー ワールド オーデパルファム」。そこに今回、深くも柔らかなブラックプラムとセンシュアルなバニラの香りを掛け合わせた。2つの大胆な掛け合わせが、パワフルで強さを持った女性を演出する、恐れ知らずのフェミニニティを纏わせる。「ケンゾー ワールド パレット」「ケンゾー ワールド パレット」は、アイ パレットと「ケンゾー ワールド オーデパルファム」のミニサイズのセット。“自分らしさを大切に”という想いから生まれたアイ パレットには、マザー・オブ・パールをたっぷり含ませ、大胆なルックを叶える8つの色を揃えた。目元に陰影を与えるチャコール&グレーや華やかなゴールドなどの濃密な色、ベルベットのような滑らかなテクスチャー、そして閃光なまでのグリッターなど。すべてを兼ね備えたアイシャドウは、パレットに付属するアプリケーターで目元に塗布する。ひとつは明るい色、もうひとつは深めの色で使い分けられるよう、ダブルエンドの仕様だ。【詳細】ケンゾー ワールド インテンス オーデパルファム(ナチュラルスプレイ) 30mL 8,000円+税ケンゾー ワールド パレット 7,500円+税セット内容:ケンゾー ワールド アイ パレット(アイシャドウ 8色×2g)、ケンゾー ワールド オーデパルファム(ナチュラルスプレイ) 1mL発売日:2018年10月12日(金) <数量限定発売>【問い合わせ先】ケンゾー パルファムTEL:03-3264-3941
2018年09月09日絶滅の危機に瀕する野生のトラを救うためのキャンペーンとして、ファッションブランドのケンゾー(KENZO)がタイガービールと世界自然保護基金(WWF)とコラボレーション。野生のトラをモチーフにした限定コレクション「Rare Stripes」を発表した。今回のコレクションの商品にはオーガニックテキスタイルの世界基準「GOTS(Global Organic Textile Standard)」に適合したオーガニックコットン100%が使用されており、収益はWWFの野生トラ保護活動の支援に充てられることになっている。From L-R Esther Goh (SG), Julienne Tan (KH), Humberto Leon and Carol Lim, Meryl Smith (US) and Sean Lean (MY)横行する密漁や生息地の破壊によって、この100年ほどで世界中の野性のトラの個体数は急激に減少し、その数は約3,900頭だ。今なお引き起こされる違法なトラの密漁によって、その生命は日々脅かされている。タイガービールとWWFは6年間のパートナーシップを結び、2022年までに世界における野生のトラの生息個体数を倍する目標を掲げた「Tx2」というグローバルな取り組みを進めている。今回のコレクションもその取り組みの一環。8頭の野生のトラの生涯にヒントを得て作られたユニークで類をみないコレクションによって野生のトラの保護に対する人々の関心を高め、Rare Stripesを展開することでトラ倍増計画の支援を得るのが目的だ。Artist Esther Goh (SG) sketching in CambodiaWWFのトラ保護プログラム(WWF Tiger Alive Initiative)のリーダー、マイケル・バルツァー(Michael Baltzer)は次のように述べた。「野生のトラの生息数を倍増させるグローバルな取り組みは、トラを絶滅から救うことのできる絶好の機会で、より多くのブランドが触発されてこの目標を支援するようになっています。Rare Stripesコレクションは人々の関心を高め、野生のトラ倍増計画のための資金を集め、ブランドがこのプロジェクトに貢献することでしょう。」KENZOの共同クリエイティブ・ディレクター、ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム (Carol Lim)の2人は、タイガービールと協力して世界で活躍する4人の新進気鋭のアーティストを抜擢し、限定コレクションを制作。今回選ばれたのは、コンテンポラリーアーティスト兼彫刻家のメリル・スミス(Meryl Smith、米国)、イラストレーターでデザイナーのエスター・ゴー(Esther Goh、シンガポール)、イラストレーター兼版画家のジュリエンヌ・ タン(Julienne Tan、タンザニア)、ビジュアル・デジタルアーティストのショーン・リーン(Sean Lean、マレーシア)の4人。7月21日午後3時より世界での販売が開始、東京・銀座 GINZA SIX 3Fのケンゾーストアおよびケンゾーのeコマースサイトkenzo.comにて全世界で購入できる。
2018年07月20日ケンゾー(KENZO)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年6月24日(日)にフランス・パリで発表された。様々な出会いを描く今シーズン今季のショー会場は、天井から植物が吊るされた、ボタニカルな空間。ステージが設置されているのだが、特にそこに意味はなくて、皆が分け隔てなく盛り上がれるように、ランウェイはオーディエンスからステージに至るまで迷路のように配置された。今季、クリエイティブディレクターのウンベルト・レオンとキャロル・リムが表現したかったのは「様々な出会い」だ。ショーがスタートする合図は、トランペットの音。ブラスバンドの生演奏が、会場を快活とした音で満たしていく。今季のウィメンズコレクションは、とにかくカラフルで、ジョーゼットやパイソンなどのクラシックで上質な素材イエローやグリーン、コバルトブルー、ライラック、オレンジといった明るいカラーであわせた。そこに絡み合うローズやバード柄、チェックのプリントは、センシュアルな服の上で自由に出会い、華やかでロマンティックなムードを創り出す。特に目を惹いたのは透け感のある素材とレイヤードしてこれらの柄を立体的に見せるスタイリング。ドットのワンピースにはシースルーのドットを、ギンガムチェックのショートパンツには、バード柄の総レースを。これだけ楽しい色とプリントがあっても、ポップになるわけではない。なぜならシルエットは常に女性らしいエフォートレスなフォルムだから。ドレープがナチュラルに感じられる、繊細なドレスルックを主流としている。一方で、柔らかなウールやニットによるスーツスタイルは、とにかくタイトな提案で、ウエストラインからヒップラインにかけてぴったり身体に添っている。また、アクセサリー類では、キャリアバッグからインスパイアされた「ドット」と「グディ」が登場している。また、ケンゾーらしい和洋折衷なエッセンス満載の下駄のようなサンダルは、カラフルなノームコアスタイルに抜群のインパクトを与えていた。
2018年06月28日ケンゾー(KENZO)初のジェル状フレグランス「フラワー バイ ケンゾー クッション」が、2018年7月20日(金)、数量限定で発売される。初のジェル状フレグランス調香師のアルベルト・モリヤスが、本来香りをもたないポピーの花に"ケンゾーが香りを与えたなら"というコンセプトのもとに生み出した「フラワー バイ ケンゾー」。新しく登場する「フラワー バイ ケンゾー クッション」は、スパイシーなピンクペッパーに、フローラルなアロマが続き、ムスクとバニラの優しいパウダリーが溶け合う「フラワー バイ ケンゾー」の香りをそのまま閉じ込めた、ケンゾー初のジェル状フレグランスだ。ポピーの花を配したシルバーのコンパクトケースを開け、中のプレートを軽くプレスすると、みずみずしく、ひんやり軽い着け心地のジェルが押し出される。パフを使って首、うなじ、デコルテ、胸の谷間、ひじや手首の内側になでるようにつければ、華やかな香りを長時間身に纏うことができる。真っ赤なボトルの限定フレグランスも夏のエネルギーを閉じ込めたような数量限定フレグランス「フラワー バイ ケンゾー レッド オーデトワレ」も8月10日(金)に発売。調香師のアルベルト・モリヤスが手掛けた「フラワー バイ ケンゾー レッド オーデトワレ」は、ブラッディマンダリンがはじけると、太陽を浴びたレッドプルメリアのフローラルに、海風を彷彿とさせるソルトが重なり、ピュアなホワイトムスクが余韻を残す。新しいフレグランスは、象徴的なポピーを称えた、燃え立つようなレッドカラーのボトルに収められている。【詳細】・フラワー バイ ケンゾー クッション 14g 5,500円+税<数量限定>発売日:2018年7月20日(金)・フラワー バイ ケンゾー レッド オーデトワレ 50mL 9,300円+税<数量限定>発売日:8月10日(金)【問い合わせ先】ケンゾー パルファムTEL:03-3264-3941
2018年06月17日ケンゾー(KENZO)から“水の世界”を表現したフレグランス「アクア ケンゾー」と「アクア ケンゾー プールオム」が登場。2018年5月1日(火)より発売される。イメージしたのは、息を呑むほど美しいこの“水の世界”。アクアブルーの世界を表現したメンズ向けフレグランス、ウィメンズ向けフレグランスを同時にリリースする。女性向けの「アクア ケンゾー オーデトワレ」は、マンダリンを丸ごと取り入れ、みずみずしくジューシーな仕上がり。鮮やかなラズベリーリーフと豊かなマグノリアの花びらを組み合わせて、フレッシュ・フローラルを完成させた。男性向けの「アクア ケンゾー プールオム オーデトワレ」は、サンダルウッドとシダーウッドに、甘酸っぱいピンクペッパーをアクセントとして加え、さらにほのかにスウィートなヘーゼルナッツリーフを重ねた。ピュアでフレッシュなウッディ調の香りが楽しめる。ボトルとパッケージにも、水のモチーフを刻んだ。インスピレーションを与えたのは、葛飾北斎。北斎の波から着想を得て“水の世界”をモダンに表現した。【詳細】ケンゾー・アクア ケンゾー オーデトワレ 30mL 5,000円+税、50mL 7,000円+税・アクア ケンゾー プールオム オーデトワレ 30mL 5,000円+税、50mL 7,000円+税発売日:2018年5月1日(火)【問い合わせ先】ケンゾー パルファム [LVMHフレグランスブランズ]TEL:03-3264-3941
2018年04月27日ケンゾー(KENZO)から新作フレグランス「ケンゾー ワールド オーデトワレ」が登場。2018年3月23日(金)に発売される。新しいフレグランス「ケンゾー ワールド オーデトワレ」は、調香師のフランシス・クルジャンとマイア・レルナウトによる遊び心いっぱいのフルーティー・フローラルの香り。ケンゾーワールドシリーズの象徴でもある華やかなピオニーと、太陽の恵みを受けた暖かみのあるアーモンド ブロッサムが溶け合うフローラルノートに、みずみずしい洋梨のアクセントが加わり、アイリスのパウダリーな柔らかさが続いていく。ボトルデザインには、ケンゾーファッションのクリエイティブ・ディレクター、ウンベルト・レオンとキャロル・リムによって生み出された"アイ(目)"モチーフを採用。アイコンバッグ「ケンゾー カリフォルニア バッグ」に着想を得た淡いピンクのキャップと、アイのジュエリーコレクションを思わせるローズゴールドのチャームは、フェミニティの中にも遊び心を感じさせる。ボックスにも印象的なアイが描かれ、天面にはネーミングである“ケンゾー ワールド”の文字が点字で施されている。【詳細】ケンゾー ワールド オーデトワレ発売日:2018年3月23日(金)価格:30mL 6,800円+税、50mL 9,300円+税【問い合わせ先】ケンゾー パルファム〔LVMHフレグランスブランズ〕TEL:03-3264-3941
2018年02月09日ケンゾー(KENZO)の2018年秋冬コレクションが、2018年1月22日(月)に発表された。今季も、メンズ・ウィメンズの合同ショーで、パリ・ファッション・ウィークの最後を飾る。会場では、デザイナーのウンベルトが、お姉さんの結婚式の前の日に髪を染めて怒られたという実体験を劇団員たちが再現し、それをリアルタイムで大きなスクリーンに映し出した。まるでひとつの映画館のような空間。映画は見た瞬間だけではなくて、私たちの心に大きく残る。これまで人々に大きな影響を与えてきた映画のその魅力を、ワードローブにも投影したのだ。テーマは「My Sister’s Wedding」だ。ウエストラインを強調したサファリジャケット、大胆なプリントのタイトスカート、パンクなレザーのボディコンシャスなドレス……。スタイリングも同様。例えば、ボックス型のクラシカルなモヘアコートはトラックスーツと合わせた。ファーストルックから続けて登場するフェミニンとマスキュリンが交差するルックに、ケンゾーの多彩なものを積極的にとり入れるその姿勢を感じる。中盤になるファブリックが刺激を帯びる。花柄は蛍光カラーが織り交ぜられ、エキセントリックなスタイルへ。一方で、メンズでも採用されていたシルクサテンの桜のジャカードは、ローゲージのざっくりとしたニットに組みあわせられ、ペールカラーも相まってフェミニンな印象で登場。ナイトパティーを想わせるアシンメトリーなドレス、シースルーのアンサンブルなどセンシュアルなエッセンスもスタイリングの中に微量に交えていく。最後はグリッターに満たされる。この煌びやかさは、ランウェイというひとつの映画のフィナーレを飾るかのよう。スパンコールがミラーボールのように輝き、ケンゾーのランウェイ、そしてパリコレクションを締めくくった。今シーズンは彼の思い出も交えて、皆の思い出になるワードローブだと余韻を残して。
2018年01月25日ケンゾー(KENZO)の2018年春夏コレクションの世界観を体感できる期間限定イベント「KENZO celebrates JAPAN」展が、東京・表参道で開催される。国内先行発売のコレクションアイテムもストアへ並ぶ。会期は、2017年12月7日(木)から2018年2月24日(土)まで。クリエイティブディレクターであるキャロル・リムとウンベルト・リオンが手掛けるケンゾーの2018年春夏コレクションが期間限定で表参道「EYR OF GYRE」に登場。「KENZO celebrates JAPAN」というイベント名に相応しく、ケンゾー創始者・高田賢三の出身国である日本を讃えた内容となっている。2018年春夏コレクションのミューズとなったのは、日本を代表する二人、音楽家・坂本龍一とスーパーモデル・山口小夜子。2人の魅力を讃えて、コレクションでは「坂本龍一の生まれ変わりである男性と山口小夜子の生まれ変わりである女性が出会う」ストーリーを、ケンゾーの色鮮やかなファッションを通して表現した。会期中には、2018年春夏コレクションのテーマで彩られたケンゾーの世界観を堪能できるほか、ギャラリースペースにて、最新コレクションのモチーフをアート作品として展示。また、コレクションアイテムの国内先行発売をはじめ、スニーカー「KENZO Move」のGYRE限定カラーが店頭へ並ぶ。【詳細】期間限定イベント「KENZO celebrates JAPAN」展期間:2017年12月7日(木)~2018年2月24日(土) 11:00~20:00会場:EYE OF GYRE /GYRE 3F住所: 東京都渋谷区神宮前5−10−1 ※期間中に27,000円(税込)以上購入した人には、限定ピンバッチをプレゼント。【問い合わせ】TEL:03-3498-6990
2017年12月02日ケンゾー(KENZO)のポップアップイベント「KENZO celebrates JAPAN」展が、表参道のアートスペース、アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)にて、12月7日から2018年2月24日まで開催される。1964年、高田賢三は国際的なファッションデザイナーになる夢を抱き、日本からパリへ船で海を渡った。1970年に、現ケンゾー本社の近隣にあるGalerie Vivienneに「ケンゾー(KENZO)」を創業。彼の作品は、当時からファッション業界に大きな影響を与え、今もなお、業界の枠を超えて多くの人々の記憶に刻まれ続ける。本展は、KENZOのクリエイティブ・ディレクターであるウンベルト・レオンとキャロル・リムが手掛けた、ケンゾーのクリエーションを紹介。最新コレクションのモチーフをアート作品として展示する。また、2018年春夏シーズンの最新コレクション国内先行発売をはじめ、スニーカー「KENZO Move」のジャイル限定カラーを展開。イベントストアで販売する最新コレクションは、「KENZO celebrates JAPAN」というタイトルにふさわしく、高田賢三の出身国である日本を讃える。2018年1月中旬から国内先行発売する2018年春夏コレクションのミューズは日本を代表する2人。1人はブランドの観点を象徴する現代の人、音楽家であり活動家でもある坂本龍一。そしてもう1人はこの世が生み出した偉大なスーパーモデル山口小夜子。この2人の感性。計り知れない坂本龍一の才能、そしてパターン、プリント、シルエット、カラーのミックスの可能性を体現した山口小夜子の魅力 - 2人の偉業を讃えたコレクションが、日本国内ではこのイベントストアにて先行発売される。期間中、税込2万7,000円以上の購入者を対象に、限定ピンバッチをプレゼント。【イベント情報】KENZO celebrates JAPAN会期:12月7日〜2018年2月24日会場:EYE OF GYRE住所:渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F時間:11:00〜20:00
2017年12月01日ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)によるケンゾー“ラ コレクション メメント(KENZO - LA COLLECTION MEMENTO)が、パリの劇場トリアノンを会場にショーを開催した。ウィメンズコレクション中に発表されるコレクション「メメント」は、メンズコレクション中に発表されるプレタポルテ(高級既製服)とは異なり、高田賢三の功績を讃える内容となっている。今シーズンは広島神楽を招聘し、演奏と共に服を見せた。イメージソースは、1986年にスタートした「KENZOジーンズ」。当時発表されたデニムから着想を得て、タグをそのまま意匠として使用しているのが特徴で、葛飾北斎の神奈川沖浪裏や、竹林の中の虎の意匠が散りばめられ、ハワイアンのイメージも新たにプラスしている。カラーは藍とサムライレッドと名付けられた茶がかった赤の2色を基本にし、ジーンズ類はハイウエスト&ワイドなカッティングでアップデート。また、キモノスリーブ、キモノ身頃のトップスが多く見られ、サンハットを合わせて独自のスタイリングを見せていた。高田賢三のクリエーションを参照しながらも、新たな解釈を加えてモダンでフレッシュに仕上げ、プレタポルテのコレクションよりもさらに若々しさを漂わせる内容となっていた。
2017年10月08日ケンゾー(KENZO)は、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月27日(水)「メメント2(Memento No2)」コレクションを発表した。ケンゾーの創立者・高田賢三への功績に尊敬の意を掲げ、現デザイナーのキャロル・リム & ウンベルト・レオンがモダンに蘇らせるメメント第2弾は、東洋のエッセンスとアメリカ素材を融合させた、1986年のKENZOジーンズがインスピレーション源。デニム素材はもちろん、アーカイブから高田を象徴するタイガーがモチーフの「バンブータイガー」、そして竹にフォーカスした「バンブーストライプ」の2プリントに着目し、クリエーションを進めた。まず題材となったのは、夏の定番水着、そして開放感溢れるハワイアンプリントの2つだ。そこにアメリカ人から見た日本の要素が加わり、新しいクリエーションが生まれる。着物のディテールや腰を巻くラップベルト。和の要素が鮮やかなプリントシャツやドレスにのっていく。アーカイブプリントから着想を得て、ハワイアン模様にタイガーとバンブーを登場させた。グリーンやピンクが鮮やかに顔を出すプリントはスイムウェアにし、シャツはあえて褪せた色にしてヴィンテージライクに仕上げた。KENZOジーンズの基本ファブリックであるデニムは、藍色とほんのりダークな赤色・サムライレッドにアレンジ。メンズはボトムスを、ウィメンズはハイウエストジーンズとワークウェアを作った。さらに、これらのジーンズにバンブープリントをあしらったオーバーオールも展開する。これは、ジャンプスーツを数多く出した高田のアイデアからだ。小物ラインからは、アクティブなデザインを。PVC素材で作ったバックパックとキャップ、そして身軽に動けるウエストポーチを提案。バッグには、高田のコレクションを想起させるブランドロゴのタグをプラス。さらに、ビーチシーンにもぴったりなサンハットまでも。タイガー&バンブーモチーフミックスのショートパンツと合わせれば、夏の装いは完璧だ。
2017年10月04日ケンゾー(KENZO)の2018年春夏コレクションが、パリファッションウィーク最終日の2017年6月25日(日)に発表された。5日間にわたって開催されたパリコレクションもついに最終日。ラストショーはケンゾーだ。今シーズンもメンズ・ウィメンズ統合で発表。そのシチュエーションを活かし、今回は坂本龍一の生まれ変わりである男性と山口小夜子の生まれ変わりである女性の出会いを描いたという。サイケデリックなモチーフは、70年代~80年代の2人が若かった当時を想わせる。メンズではテーラードの打ち出しからはじまり、様々な色柄を乗せてスポーティーなニュアンスを匂わせた。特に、顕著に表れたのはモーターサイクルのテイスト。ジャケットはパッチワークでポップに表現し、シャツはまるで架空のチームを想わせるロゴ入りだ。ボトムスは一貫してハイウエストで提案している。フォーマルでもタックによって大きく膨らんだペグトップ・パンツや、インパクトのあるテキスタイルは緩いシルエットのハーレム・パンツを合わせるのが、今シーズンのムードらしい。一方ウィメンズでは、エッジィなスタイルをグラマーなドレスを中心に表現している。光沢のあるドラスティックなワンピースは、フリルやラッフルをあしらい、シアーなブラウスをプラス。まるでトルネードのようにあしらわれた波打つディテールの存在感は大きく、ドレスをより躍動的に見せてくれる。ストライプは、自由気ままに洋服を走り抜け、シースルーの素材でセンシュアルなテイストも加味する。それらはまさしく、山口小夜子の繊細さと力強さをそのまま見ているようでもある。2人の出会いに際して登場したポップな花柄は、セットアップで提案。そして、独特のペイズリー柄、斜めにも縦にも走るストライプ、立体的な絞りのプリーツ。多彩なテキスタイルは、組み合わせることでより一層、パワーをみなぎらせている。
2017年06月29日ケンゾー(KENZO)は、カプセルコレクション「メメント(Memento)」をウィメンズ・ファッション・ウィーク期間中に発表し続けることをアナウンスした。2017-18年秋冬シーズンよりメンズ・ファッション・ウィーク中にメンズ・ウィメンズ合同ショーを開催したケンゾー。「メメント」はこのコレクションルックとは別の位置づけとなり、高田賢三の功績をより讃え、アーカイブにフォーカスしたシリーズとなる。1964年単身パリへ渡った高田賢三。花柄、カラフルな色彩、世界の民族衣装など新しいものを多く採り入れた既成概念を打ち崩したファッションは、当時からファッション業界に大きな影響を与えた。2011年、ウンベルト・レオン、キャロル・リムがクリエイティブ・ディレクターに就任以来、高田賢三特有の精神、色にフォーカスしてきたが、「メメント」ではより色濃くブランドのDNAを伝える。第1弾となる今回は、ケンゾーの広告ビジュアルの中から、Hans Feureとのコラボレーション作品に着目。大西洋・カナリア諸島のランサローテ島で撮影されたビジュアルには、日本人モデルの山口小夜子も登場している。フラワープリントやアニマルモチーフはリアルに再現され、また高田賢三が好んで使ったコットンが多用されフリルワンピースなどが制作されている。当時、斬新な登場となったオールインワン、アイコンともいえるスモックドレス。初期のコレクションとなる1971年に登場したミックスカラーのニットベストや19801年秋のドレス、ライオンや象などが重なり合ったアニマルスウェットシャツも現代に蘇っている。ピースは全29体。コレクションラインとは異なる、タグがあしらわれているのにも注目だ。
2017年03月08日ケンゾー(KENZO)の2017-18年秋冬コレクションが2017年1月22日(日)にフランス・パリで発表された。今シーズンのパリファッションウィークの最後を飾るケンゾーのショーは盛大に行われた。ブランド初のメンズ・ウィメンズ合同ショーでもあり、観客の期待は一層高まる。それを助長するのは、ランウェイのバックステージが真ん中に配置されたダイナミックな会場構成だ。いつもなら見えないはずのモデルたちの着替えまでがステージの真ん中で行われている。まずはメンズからのスタート。近未来的なスーツルックがブルーやイエローといった原色で表現されていく。合わせたニットは淡いグラデーション。鮮やかなカラーパレットが続々と提案される。対照的に奇抜なアニマル柄も登場している。ニットなどとはテクスチャーの全く異なるメッシュ素材にのせたトラ柄は、ミリタリーパンツとレイヤードさせて組み合わせた。そこに加わる幾何学模様は徐々に規則性を為しはじめ、私たちになじみ深いアーガイル柄へと変貌を遂げる。これが今シーズンのキーテキスタイルと言えるだろう。そこから派生するようにチェック柄が提案されているのだが、マウンテンパーカーの中にダウンを着たステレオタイプを崩壊させるスタイリングによって、トラッドな模様がおのずと近未来的な柄に見えてくる。そして、ウィメンズも同様のエッセンスが注入されている。序盤からチェック柄は昇華され、紐を編み込んだ立体的かつ躍動的なものとなって現れている。トラッドなチェックをフューチャリスティックな柄に見せる手法、ボリュームのあるダウンをインナーとして採用する発想が冴えわたっていた。紐のディテールは、チェック柄以外にも今シーズンのアイコニックなデザインとして採用されている。タイトスカートのスリットから舞い踊るように短冊状のファブリックが靡いていたのが印象的だ。異質的なレイヤードを繰り返す中でも、ウエストのドローコードやベルトによって女性らしいシルエットは維持されている。中にはコルセットのような太いベルトで滑らかな体のラインを強調しているルックも見受けられた。それとは逆に、袖をデフォルメしたコートで女性の力強さを示唆するスタイルも提案されいてる。
2017年01月26日ケンゾー(KENZO)の期間限定ストアが、2017年1月20日(金)から5月7日(日)まで六本木ヒルズにオープンする。ケンゾーは、ウンベルト・レオンとキャロル・リムがクリエイティブ・ディレクターに就任以来、日本では初めての、ウィメンズ&メンズコレクションをフルラインナップする複合ショップを2017年4月、銀座・GINZA SIXにオープンする。期間限定ストアはこれに先駆け、新しいコンセプトに基づいて展開されるショップとなる。ゆったりとしたスペースを構える店内には、最新の2017年春夏コレクションをはじめ、六本木ヒルズ限定アイテムや、キッズウェアも揃える。さらに、スペシャルなインスタレーションやディスプレイも展開されていく予定だ。【詳細】ケンゾー 六本木ヒルズ 期間限定ストア期間:2017年1月20日(金)~5月7日(日)場所:六本木ヒルズ ウエストウォーク2階住所:東京都港区六本木6丁目11−1営業時間:11:00~21:00TEL:03-3470-3002展開アイテム:ウィメンズ、メンズ、レザーグッズなど
2017年01月22日ケンゾー(KENZO)が11月3日に発売されるH&Mとのコラボレーションコレクションより、ルックブックの全アイテムと、音楽家の坂本龍一らを起用した新たなキャンペーンイメージを同時公開した。写真家のジャン=ポール・グードが撮影を手掛け、ファッション、音楽、アート、環境活動など様々な分野で世界的に活躍する7名をアンバサダーとして起用した同広告キャンペーン。前回公開された一部に続きこの度は、坂本龍一の他、ロザリオ・ドーソン、クロエ・セヴィニー、シューテズカトル・マルティネスらのビジュアルイメージが公開された。また、同時公開されたルックブック画像は、どれもプリント、カラー、個性に溢れており、今回のコラボレーションを特徴づけている。国内での展開は、H&M原宿、銀座、渋谷、新宿、名古屋松坂屋、心斎橋及びオンラインストア(hm.com)にて。動画引用元: (H&MオフィシャルYouTube:
2016年10月15日ケンゾー(KENZO)とH&Mのコラボレーションコレクションの日本展開店舗が発表された。同コレクションは、11月3日に世界中の250以上のH&Mの限定店舗及びオンラインストアにて展開予定。日本での展開店舗は、レディースがH&M原宿、銀座、渋谷、新宿、名古屋松坂屋、心斎橋、メンズが原宿、銀座、渋谷、新宿、名古屋松坂屋、心斎橋、戎橋メンズ館となっている。また、発売日当日に店舗に並べる参加者を事前に募集。10月10日まで()応募が可能となっている。。また、ジャン=ポール・グードが手掛けたキャンペーンビジュアルの一部が公開された。ファッション、音楽、アート、環境活動など様々な分野で世界的に活躍する7人をアンバサダーに任命。そのうち今回は、ヒップホップアーティストのチャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)、モデルのイマン(Iman)、ラッパーのスボイ(Suboi)の3人によるルックが公開された。キャンペーンでは、グードが自身で撮影した写真を切り取り、新たに再構成したハンドメイドカットの手法が採用されている。コレクションみなぎるパワーやキャラクターが表現されている。
2016年09月24日H&Mが10月17日、写真家のジャン=ポール・グードが手掛けたケンゾー(KENZO)とのコラボレーションコレクションの広告キャンペーンをスタートする。同広告キャンペーンは、7人の多様なセレブリティやリーダーたちを主役としたもの。イマン、ロザリオ・ドーソン、チャンス・ザ・ラッパー、坂本龍一、クロエ・セヴィニー、スボイ、シューテズカトル・マルティネスといった7人が主役としてキャンペーンに登場する。ケンゾーのクリエイティブディレクターのキャロル・リムとウンベルト・リオンは同広告キャンペーンについて、「私たちは尊敬する方々と一緒に仕事をすることが大好きで、ジャン=ポール・グードは本物のアイコン的存在です。KENZO×H&Mのために撮影された彼の写真は素晴らしく、コレクションの個性と前向きさと自由さを捉えています」とコメント。ジャン=ポール・グードは、「H&Mとキャロルとウンベルトと一緒にKENZO×H&Mのキャンペーンに取り組むことは、真に冒険です。私は彼らのコレクションに臨む姿勢、そして彼らの若さ、エネルギー、楽しさ、スタイルが大好きです」と語っている。なお、H&Mとケンゾーのコラボレーションコレクションは11月3日、世界中の250以上のH&Mの限定店舗及びオンラインストアにて展開される。
2016年09月14日