博多華丸が主演を務める『羽世保スウィングボーイズ』が、10月23日に東京・明治座で初日を迎えた。本作は、九州のとある架空の港湾都市・羽世保を舞台に、ジャズの盛んなこの町の造船会社で巻き起こる様々な逆境と、それに真っすぐ立ち向かう社員たちの姿、そして揺るぎない家族愛を笑いと涙で描く完全オリジナルの物語で、博多華丸は本格タップダンスと和太鼓に挑戦。国内でも有数のタップダンサーやジャズの生バンドも登場し、音楽的な要素もふんだんに盛り込まれている。昨年7月には福岡・博多座、8月に大阪新歌舞伎座で上演され、好評を博していた。出演者は博多華丸のほかに、南沢奈央、大場美奈、中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.)、財木琢磨、斉藤優(パラシュート部隊)、椿鬼奴、幸田尚子、天津木村、松岡裕哉、坂本あきら、天宮良、大空ゆうひ、長谷川初範が名を連ねた。作・演出はG2が手がけている。また、初日公演後には合同取材会が行われ、博多華丸が登壇。なお『羽世保スウィングボーイズ』は10月28日まで同所で上演される。合同取材会レポート――「明治座初日の冒険」とおっしゃっていましたが、その冒険を終えられた感想は。博多華丸(以下、博多)何とか転覆せずに出航できたかなという感じです。去年博多座、新歌舞伎座でやらせていただき1年以上経って最後の最後に明治座です。みんな、なんとなくできるのではないかという空気感が蔓延していたところ、演出のG2さんがピシャッっと「1からやるつもりだから」と。博多座でご覧になった方からするとだいぶ変わっていると思います。役者さんだけでなくてダンサーさんも太鼓の皆さんもいろいろな仕事をされて経験を積んで、さらにパワーアップした集合体になったので、いい作品になったのではと思っています。――1年2カ月ぶりの和太鼓とタップダンスの練習の方はいかがでしたか。博多自主トレはやっていたのですが、演奏と一緒にというともう一度やり直しなので。バンドさんが入ったのが1週間ぐらい前なので、今日の点数は60点ぐらいですかね。意外と自分に厳しいところがあるんです(笑)。伸びしろがあるということで、この6日間でさらに成長したいと思います。――自主練はどのようにされていたのですか。博多NHKで朝ドラを 見ながら、こんなふうに(タップの仕草をして)していました(笑)。和太鼓はさすがに家にはないので、それなりに自分でリズムを刻んだりですけど。そのほか演技もありますのでなにもかもやるのって大変だな、大谷はすごいなと思いますね。――福岡とはお客さんの反応は違いますか。博多たぶん違うと思います。まず博多弁がどこまで通じるか。博多座ではナチュラルな博多弁でやるので、全国の方が聞いたら分からない会話もあると思います。東京の方にも伝わりやすい博多弁を探り探りやっていますが、東京のお客様もとてもいい雰囲気で、助けていただきました。――カンパニーのみなさんの雰囲気もすごくいいように感じました、座長としていかがですか。博多本当に頼りになります。タップダンサーの方も去年は台詞が初めてなのでぎごちなかったのですが、稽古するたびにメキメキ成長して、ダンスに限らず、歩いたり普通の立ち姿の稽古なども自主的にやってまとめてくださった。すごいいい仲間に恵まれたなと思います。――千穐楽に向けての意気込みをお願いします。博多誠心誠意、この舞台にぶつけたいと思いますので、少しだけ「あさイチ」の方は大吉さんにお任せして私の方は座っているだけという可能性もありますが、その分、明治座に力を注ぎたいと思います(笑)。――まだご覧になっていないお客様へ、ここをぜひ見てほしいというところがありましたらお願いします。博多どれも素敵なシーンだと思いますが、後半のジャズとタップのセッションは毎回素敵だなと思いますね。200点を目指していきたいと思いますので、ご期待ください。<公演情報>『羽世保スウィングボーイズ』10月23日(日)~28日(金) 東京・明治座作・演出:G2【出演】博多華丸南沢奈央 大場美奈 中村浩大(Jr.SP / ジャニーズJr.) 財木琢磨 斉藤優(パラシュート部隊) 椿鬼奴 幸田尚子 天津木村 松岡裕哉 坂本あきら 天宮良大空ゆうひ 長谷川初範【チケット料金】S席:12,500円A席:9,000円B席:6,500円U25チケット(25歳以下・当日引換券):4,500円チケット購入リンク:公式サイト:
2022年10月25日「役に立ちたい」という想いは、誰しも抱いているものです。ですが、自分の知識や技術などが不足していると、想いに反して役に立てないことも。鳥の創作漫画を描いている、初丸うげべそ(@ugebes0)さんは、ハト先輩に憧れる、スズメくんのエピソードをTwitterに投稿しました。スズメくんは、憧れのハト先輩に対し、羽を整える『羽づくろい』をしようと自ら申し出たのですが…。『スズメくんの羽づくろい』スズメくんの羽づくろい pic.twitter.com/hDeq3aSoZD — 初丸うげべそ (@ugebes0) October 13, 2022 力の加減ができず、ハト先輩をただ痛がらせてしまったスズメくん。技術を磨くために帰宅し、練習台に選んだのは、まだ幼い妹スズメの『バブチュン』です!修練に励もうとする、スズメくんの意思は偉いのですが、明らかに人選ならぬ『鳥選』ミスですね…。どんな事態になるか、想像がついた母親は、身をていして『バブチュン』を庇うのでした。漫画には、「お兄チュン、ドンマイ」「お母様の覚悟、見させていただきました!」などの反響が上がっています。子を想えばこそ、いろいろなことの練習台になっている親は、人間でも多いでしょう。子育て中のみなさま、お疲れ様です![文・構成/grape編集部]
2022年10月23日飛び猫合同会社は写真家 五十嵐 健太の飛び猫写真展を2023年1月14日(土)から東京スカイツリータウン・ソラマチ9Fにある郵政博物館で開催いたします。また、同時開催の「もふあつめ展」コーナーで展示をする飼い猫の写真募集を開始いたしました。五十嵐 健太 飛び猫写真展 in 郵政博物館《会期》2023年1月14日(土)~3月21日(火・祝)《会場》〒131-8139東京都墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン・ソラマチ9F 郵政博物館《入館料》大人300円、小・中・高校生150円※障がい者手帳をお持ちの方と介助者の方は無料となります。《開館時間》午前10時00分~午後5時30分※9階に上がれるのは、午前10時からです。また、入館は午後5時までです。※館内へは、ペット同伴でのご入場をお断りしております。盲導犬や介助犬などにつきましては、障害をお持ちのお客様とともにご入館いただけます。休館日 不定休《郵政博物館公式サイト》 《同時開催もふあつめ展 飼い猫写真コーナーの応募方法》1、もふあつめ展の公式Instagramをフォロー 2、ハッシュタグ「#もふあつめ展2023郵政博物館に参加希望」を付けて飼い猫写真をInstagramに投稿で応募完了※何枚でも投稿して構いません。3、抽選で長辺15センチ程度の写真が展示されます※Instagram応募コーナーは参加無料※展示予定の方にはInstagramのDMで事前にご連絡いたします※約400~500枚を展示予定募集詳細 ■写真家プロフィール五十嵐 健太写真家、1984年生まれ、千葉県出身。商品や印刷物に多数の写真採用される。主な著書「飛び猫」KADOKAWA、「フクとマリモ」KADOKAWA、「ねこ禅」KADOKAWA、他合計12冊の累計発行部数は10万部を越える、SNSの総フォロワー数19万4千人。全国の商業施設やアート施設などで写真展が開催されてきた。公式ホームページ: 公式Instagram : 猫写真1 飛び猫 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日飛び猫合同会社は、累計発行部数5万部越えの飛び猫シリーズの新刊写真集「飛び猫にゃんこ島編」を、2022年10月19日(水)に発売いたします。第1弾写真集「飛び猫」KADOKAWAの発売から7年8か月が経ち、新たに訪れた九州の離島や瀬戸内海の離島で暮らす猫たちの写真を撮り1冊にまとめました。九州や瀬戸内の離島をメインにした猫の写真集《あらすじ》前作は千葉県の漁港と瀬戸内海の離島の猫を撮影した写真集。今作は九州の新たに訪れた離島や瀬戸内海の離島で撮影した離島をメインにした写真集です。離島の住民に飼われている猫たちの伸び伸びとした元気なシーンがたくさん収録されています。《書籍情報》「飛び猫にゃんこ島編」著者五十嵐 健太定価1,400円+税ISBN9784991268700発行飛び猫合同会社《著者プロフィール》五十嵐 健太写真家、1984年生まれ、千葉県出身。商品や印刷物に多数の写真採用される。主な著書「飛び猫」KADOKAWA、「フクとマリモ」KADOKAWA、「ねこ禅」KADOKAWA、他合計10冊の累計発行部数は10万部を越える、SNSの総フォロワー数19万4千人。全国の商業施設やアート施設などで写真展が開催されてきた。(画像はプレスリリースより)【参考】※著者公式サイト
2022年10月14日飛び猫合同会社は、累計発行部数5万部越えの飛び猫シリーズの新刊写真集「飛び猫 にゃんこ島編」を、2022年10月19日(水)に発売いたします。第1弾写真集「飛び猫」KADOKAWAの発売から7年8か月が経ち、新たに訪れた九州の離島や瀬戸内海の離島で暮らす猫たちの写真を撮り1冊にまとめました。写真集の書影写真集の書影2《あらすじ》前作は千葉県の漁港と瀬戸内海の離島の猫を撮影した写真集。今作は九州の新たに訪れた離島や瀬戸内海の離島で撮影した離島をメインにした写真集です。離島の住民に飼われている猫たちの伸び伸びとした元気なシーンがたくさん収録されています。《書籍情報》「飛び猫 にゃんこ島編」著者 五十嵐 健太定価 1,400円+税ISBN 9784991268700発行 飛び猫合同会社仲良さそうな猫1仲良さそうな猫2《著者プロフィール》五十嵐 健太写真家、1984年生まれ、千葉県出身。商品や印刷物に多数の写真採用される。主な著書「飛び猫」KADOKAWA、「フクとマリモ」KADOKAWA、「ねこ禅」KADOKAWA、他合計10冊の累計発行部数は10万部を越える、SNSの総フォロワー数19万4千人。全国の商業施設やアート施設などで写真展が開催されてきた。公式ホームページ 公式Instagram 《関連イベント》猫本専門 神保町にゃんこ堂 サイン会&ミニ写真パネル展示日程:2022年10月19日(水)12時~14時場所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-2 姉川書店内著者サイン会と写真パネル展示(2022年10月末まで)を予定しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「真面目に生きる人々の暮らしを守る『傘』になろう」石子(有村架純)と羽男(中村倫也)、街の弁護士事務所『潮法律事務所』の最終決戦が幕を開ける。『石子と羽男』最終話底力を見せる『潮法律事務所』不動産投資詐欺に遭った日向理一郎(平田広明)が殺害された事件。何者かが理一郎に『青いライター』で火をつけたという大庭拓(望月歩)の証言をもとに、捜査は続けられていた。一方、綿郎(さだまさし)が受け持つ不動産詐欺と共通点が多いことから、石子と羽男は理一郎の妻・綾(山本未來)と綿郎の依頼者・高岡(森下能幸)に共同で仲介業者グリーンエステートを訴えることを提案する。今回のことでまた職を失うことになった大庭だったが、その表情は晴れやかで、綾に声を上げるよう背中を押すなど人一倍張り切っていた。「いまこそ底力を見せる時」と、事務所を上げて皆で訴訟の準備を進めていく。しかし綾は、自業自得などとネットで非難され、訴訟を続けることへ恐怖心が芽生えていた。ネットの興味は刹那的なものだ。だが、大きな声を上げて批判する者たちが作る影に、多くの声が隠れてしまうのが現実だ。弱気になる綾に、この裁判は続けるべきだと石子は訴えた。自分を守るためには、声を上げることがまず大事である。綾を救うのは、批判する者じゃなく、「笑っていてほしい」という夫の切なる願いなのだ。そんな中、何日か連絡がつかなかった綿郎が帰ってくる。綿郎は詐欺につながる証拠を見つけるため、榊原(森本のぶ)が経営するバーの常連となっていた。そして綿郎が得た情報から、グリーンエステート社長・刀根(坪倉由幸/我が家)と四つ葉ハウジング社長・榊原、さらには投資家の御子神慶次(田中哲司)にも繋がりがあったことが判明。法律の抜け穴を見事に通った巧妙な不動産投資詐欺の実態が見えてきた。そして口頭弁論当日。裁判官はまさかの羽男の父・泰助(イッセー尾形)だった。泰助のプレッシャーもあり、羽男は指摘に対して言い返すことができず、手の震えも再発してしまう。そこにいつも見守ってくれる石子の姿はなかった。実は石子は、下請けの施工業者と刀根の会話の証拠を持って、法廷に駆け付けるはずだったが、御子神のお付きに証拠を取られ、その際に手を負傷していた。「あなたにも守りたいものがあるならば」と、必死に説得を試みた末に得た証拠を、石子は簡単に手放さなかった。違法カジノへの潜入の時にも感じた、危険な状況の中でも貫かれる石子の芯の強さの現れだ。自分のルールを守ることには妥協せず、人に寄り添うためにできる努力を惜しまない石子の姿勢をずっと見てきた羽男。そんな石子の強い意志を継ぐ思いで、記憶力を駆使し、証拠を見つけることに奮闘していく。第1話とは大きく異なる、石子と羽男の2人そして羽男は御子神の居場所をSNSから突き止め、石子と共に会いに行く。蒸した煙草を車窓から投げ捨て、悠々と車から降りてきた御子神の言葉は『強者』の語り口だった。詐欺への加担や証拠を持ち去ったことは全て受け流し、法律は自分を含めた強い人間のために存在し、力の弱い人間が勝つようにはできてないと鼻で笑われる始末。ついには施工業者も口を閉ざし、打つ手無しとなった羽男達。手がかりの糸を掴めばすぐ切られ、見つければ遮られ…の繰り返しだ。しかし直ぐ後退りしていた頃の羽男は、もういない。石子も大庭も同じだ。ちょっとした出会いで、遭遇で、彼らの人生は良い方向に大きく変化した。ここから潮法律事務所の反撃が始まる。大庭は、拓が書き続けていた『蒼』の文字は、『蒼色』のライターということを伝えるものだったと気づく。その色のライターを持つのは、刀根だ。そして羽男の姉の検事・優乃(MEGUMI)の巧妙な話術にまんまと乗せられた刀根が、犯行を自白。あの日理一郎を尾行していた刀根は、自ら命を絶とうとする理一郎に手持ちのライターで火を放ったのだ。そして不動産投資は御子神が計画したものだということも判明する。綾と高岡の裁判は無事に勝訴。残るは御子神を追い詰める方法。そのヒントは、塩崎(おいでやす小田)が連れてきたご近所さんが訴えた『ポイ捨て』だった。羽男が思い出したのは、御子神が煙草をポイ捨てしている瞬間。それから1ヶ月、大庭と石子と共に、全ての証拠を回収し、自分の真顔と共に写真で収めた。法の隙間を掻い潜るのならば、強い者が無下にした小さな穴から攻めれば良いのだ。御子神は廃棄物処理法違反で現行犯逮捕される。たかがポイ捨てだけで自分は負けないと笑う御子神に、石子は物申す。「力が弱い者も、強い者も、同じ世界で平等に生きてくために必要なルール。法律はそのためにできていくんだと思うんです」しかし「弱い人間は所詮その程度だ」と御子神に強く返され、後退りする石子。代わりに一歩前に出たのは、羽男だった。「あなたが弱者と呼ぶ人たちは、強くなりたいって思ってないんじゃないですかね?」初めての依頼の時、フリーズした羽男に代わり一歩前に出たのは石子だった。それとは逆の構図である。支え合った時間を思い、胸が熱くなる瞬間だ。弁護士資格のないパラリーガルの石子。臨機応変さに欠ける頼りない弁護士の羽男。そんな相棒コンビはこれまでお互いの『足りない』を補い合ってきた。弱い者が群れることは情けないことではない。誰かに頼ることは素敵なことだ。そして御子神は世間の批判の声を浴び、理事を退任させられる。たかがポイ捨てだと笑い、切り捨てた小さな中ある、捨てられるべきではない、沢山の人の訴えだった。羽男が言う通り、権力とは無縁に、ただ普通の日常を送りたいと願う者たちの救いとなるのが法律である。最終話、特殊詐欺に立ち向かう手立てに、『ポイ捨て』は弱いのかもしれない。同じように、法律には限界が存在することも、綺麗事だけでは上手くいかないことも描かれてきた。しかし法律は力の弱い人々が声を上げ、寄り添ってできた歴史だ。未来を変えるため、まず知ろうとする者、そして一歩踏み出そうとした者に、これからも寄り添いながら変化していくのだ。簡単に変わらないものもある。だからこそ初めから100%とはいかなくて、変わり始めようとしたその瞬間に価値があることもこの作品が描いたことだ。暮らしの近くにある問題に直向きに寄り添ってきた作品の最後だからこそ納得する落とし所なのだ。そして今作で何度も映し出される『足』は、暮らしを守るために歩み出す人の足だろう。誰かに歩み出すきっかけを与えられるのは、きっと法律だけではない。そして歩み出すきっかけを与え合った、石子と羽男。羽男は、父親に重圧をかけられ続けた過去から、自分らしく一歩踏み出すために、ありのままの自分を告白する。「君は優秀ではない」と厳しい言葉をかけられたが、羽男はその言葉が何よりも嬉しかった。泰助の「頑張りなさい」は、本当の羽男を認めた暖かい言葉なのだ。ふつうの親子の姿が、確かにそこにあった。そして石子も。大庭との交際も順調。そして羽男には「これからも俺の隣にいてください」と相棒としてプロポーズされたが、綿郎の後押しも受け、司法試験を受けることを決めていた。二人前、『爆盛り』以上の相棒弁護士としてこれからも羽男の横にいるために。迎えた試験当日、交差点で足がすくむ。石子の心に、雨雲がかかる。そんな石子にそっと傘を差し出したのは、羽男だ。また柱の影に隠れて待ってたように、絶妙なタイミングで表れた相棒は、その雨雲を、その過去が見えないように傘を差し出す。石子は一歩、また一歩背中を押され、過去を乗り越えていくのだ。思えばオープニングで石子と羽男が持つ黒い傘の内側は光っていた。それはきっと真面目に生きる人に訪れる、日々の暮らしの幸せなのかもしれない。確かにずっと晴れていれば傘はいらない。だが、他人には見えずとも、雨に降られている人がいる。小さなトラブルの裏に、大切な暮らしがある。そしてその傘を使うのは、この作品を見た私たちである。自分が持つ『傘』を誰に差し出しますか?『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』過去のドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年09月22日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が9月16日放送回でフィナーレを迎えた。石子、羽男それぞれが踏み出した新たな道に「良かった」の声が殺到、SNSには早くも続編を希望する声が寄せられている。「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」などを手がけてきたスタッフによる異色リーガル・エンターテインメントとして話題を振りまいてきた本作。司法試験当日に事故を目撃したトラウマから試験を受けられなくなった石田硝子を有村さんが。父親の過剰な期待を苦痛に感じてきた羽根岡佳男を中村さんがそれぞれ演じ、また不動産投資詐欺に巻き込まれた大庭蒼生役で赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長の弁護士・潮綿郎役でさだまさしも共演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。石子と羽男は、綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いと気が付き、同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案する。そして口頭弁論当日、羽男は裁判所のトイレで裁判官の父・泰助(イッセー尾形)と顔を合わせる。なんと泰助が裁判官をすることになったという。不十分な証拠と泰助を前にした羽男はしどろもどろになってしまう…というのが最終回の展開。その後、大庭が名義貸しした刀根(坪倉由幸)が綾の夫・日向が被ったガソリンに火を放ったことが判明、詐欺事件についても認めたことで裁判に勝利する。裁判が終わったあと、羽男は泰助に“自分は頼りない弁護士。動揺もするし気丈にも振る舞えない。記憶力も1人じゃ使いこなせない”と話す。泰助は「君は優秀ではないね」と答え、1回目の公判は見るに堪えず、事務所も紹介できないと告げるが、羽男は涙を浮かべ「やっと本当の俺を見てくれた。それが嬉しいです」と返答する…。本当の自分の姿を父に認めてもらえた羽男に、SNS上では「羽男が父に自分を見せられたこと。サイコー」「漸くありのままの自分を受け入れて貰えたね」「羽男も一歩踏み出せて本当に良かった」「羽男さんの父との向き合い方、素敵だった」などの声が送られる。そして石子は綿郎に後押しされる形ながら、再び司法試験を受けることを決める。試験当日、事故を目撃した横断歩道で当時の様子を思い出してしまう石子だが、そこに羽男が現れ水色の傘で石子の視界を遮る。「とっとと受かってこい」と笑顔を見せる羽男…石子は横断歩道に歩みを進め、試験会場へと向かう…。このラストシーンにも「最後の石子ちゃんに傘をさしてあげるところ本当によかった」「石子ちゃん,トラウマを克服出来て良かった」「羽男のおかげでいつもの自分を取り戻した石子 大切な相棒だね」「石子さんが、トラウマで立ち止まった時、そっと差し出した傘のシーンが、このドラマの象徴だなぁと思った…」といった声が多数。このラストの前に、羽男が石子に“相棒”として「これからも俺の隣にいてください」と想いを伝え、その言葉を受けた石子が司法試験に再挑戦することを告白するとともに、相棒弁護士として羽男とのコンビを続けていきたいと答えるシーンがあり、2人が弁護士としてコンビを続けることを示唆する終わり方に「司法試験に合格した石子さんが見たいです。これなら続編、必ずありますね」「石子さん、司法試験合格してたらいいなぁ相棒弁護士として石羽コンビ続行して欲しい!」など、早速続編を希望する声も寄せられている。(笠緒)
2022年09月17日「テッパチ!」、「純愛ディソナンス」、「ユニコーンに乗って」、「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」、「オールドルーキー」といったオリジナル作品が目立つ夏ドラマ。シネマカフェでは、「好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題し、読者アンケートを実施。今回は、好きな夏ドラマの上位10作品をランキング形式で発表。まずは、<第1位~第3位>をご紹介。第1位/距離感にキュン…“ひと聞き惚れ”から始まるラブストーリー「NICE FLIGHT!」見事1位となったのは、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が主演する「NICE FLIGHT!」。本作は、空と空港を舞台に、パイロットや航空管制官たちを描く“ひと聞き惚れ”ラブストーリー。玉森さん演じる“ツイてるコーパイ”倉田粋が、ある悪天候フライトで耳にした航空管制官・渋谷真夢(中村アン)の冷静かつ的確な管制に助けられたことから物語は始まる。仕事はできるが恋愛には不器用な真夢と、人との距離が近い副操縦士・粋。そんな2人の恋の進展にドキドキしながらも、恋愛だけでなく、パイロットや航空管制官、整備士、キャビンアテンダントなど、空港に携わる人たちの仕事の様子もしっかり描かれているのも本作の見どころ。また、吉瀬美智子演じる機長・喜多見七海、尾上右近演じる航空整備士・酒木ジェームス、黒川智花演じるチーフパーサー・飯塚理香子、阿部亮平(Snow Man)演じる航空管制官・夏目幸大、玉城ティナ演じる管制官訓練生・河原かすみといった、2人を取り巻く人物たちとのやりとりも話題となっている。アンケートでは「穏やかなお話だけどキュンキュンが止まらない! 安心してみていられるドラマ!」、「大人のお仕事ラブストーリーで今時珍しい爽やかな恋愛と航空会社の細かい仕事が色々分かって面白い」、「金曜日のご褒美癒やしドラマ。航空業務が、リアルに丁寧に描かれているのも良い」、「航空関係の仕事がリアリティに描かれていて面白い。パイロット以外のいろんな職種にもスポットライトがあたり、飛行機の凄さを知りました。また、爽やかなキュンもたくさんあるし、メインの2人がとにかく応援したくなる素敵なキャラクター」と、放送が金曜日ということもあって、1週間の疲れを癒やす時間になっている視聴者も。第2位/陸上自衛隊を舞台に描く熱血青春ドラマ「テッパチ!」続いて第2位は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いをコミカルに描く、町田啓太主演の「テッパチ!」。町田さんがやけっパチな自衛官候補生・国生宙を、そのバディである馬場良成を佐野勇斗が演じ、自衛官候補生パートの第一部、最後の難関となる総合訓練を経て、晴れて陸上自衛官となった宙や馬場らを描く第二部へと物語は続き、日々壁にぶつかりながらも少しずつ成長していく姿が描かれる。ほかにも、北村一輝、白石麻衣、佐藤寛太、坂口涼太郎、工藤阿須加、桐山漣らが出演している。行ったアンケートでは、「心に傷をおったり、自分の居場所がない人間が、何かを探して前向きに生きて行こうとする姿に胸を打たれました」、「毎回グッと来るストーリーで、自然と涙腺が緩んでしまう」、「人間模様が熱い!入り組んだ伏線のあるお話ではないけれど、その分真っ直ぐな心情に思わず心を揺さぶられます」、「第一班の群像劇がよかったから」などと、友情や恋といった熱きドラマに、多くの視聴者の心が揺さぶられた様子。「テッパチ!」最終話(9月14日放送)あらすじ宙(町田啓太)たちのことを心配していた八女(北村一輝)は、馬場(佐野勇斗)がいまも病気休暇ということになっていると冬美(白石麻衣)から教えられ、それを宙に伝える。それから数日後、宙たちは出動要請を受け、土砂災害の現場に向かうが…。第3位/“石羽コンビ”の掛け合いが好評「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」そして第3位は、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男」。本作は、有村さん演じる東大卒の崖っぷちパラリーガル・石子と、中村さん演じる高卒の弁護士・羽男のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメント。キーパーソンとして赤楚衛二が出演するほか、石子の父で律事務所の所長をさだまさし、羽男の姉である検事をMEGUMI、よく事務所に出入りするご近所さんをおいでやす小田が演じている。また本作は、ゲストにも注目。小関裕太、木村佳乃、宮野真守、趣里らが出演し、視聴者を楽しませた。アンケートでは「考えさらせられる内容なのに軽やかに話が進むので見ていて重くなりすぎず心地よい」、「身近な訴訟案件をわかりやすくコミカルに描いているし、キャラが皆可愛いところが好き」、「石子さんと羽男くんのコンビ感が素敵! なかなか考えさせられるドラマかなと思います」、「とにかく面白い。テンポもよく飽きさせない。毎回様々な演出の工夫も見られ、石子と羽男の軽妙なやり取りがどこかホッとする」といった感想が寄せられた。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」最終話(9月16日放送)あらすじ大庭(赤楚衛二)が放火容疑で逮捕された。羽男(中村倫也)が接見に行くと、大庭は罪を認めた。さらに、放火のあった公園トイレの焼け跡から、一人の遺体が見つかる。大庭の無罪を信じつつも動揺する石子(有村架純)と羽男。二人は放火のあった現場を訪れ、さらに大庭の家族にも会いに行くのだが…。第4位~第10位は以下の通り。第4位「六本木クラス」パク・ソジュン主演で大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、竹内涼真主演で六本木を舞台に描く日韓共同プロジェクト、ジャパン・オリジナル版の「六本木クラス」。新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、中尾明慶らが競演している。▽読者の声・「ストーリーはもちろん演者たちの熱い演技が本当に光ってる。楽しくて毎週楽しみです」・「リメイクもので展開が分かっていても、ワクワクが止まらない!」・「音楽もストーリーも最高に素敵 キャラクターがみんな生きている」第5位「初恋の悪魔」林遣都と仲野太賀がW主演し、「Mother」『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二が贈る小洒落てこじれたミステリアスコメディ。林さんや仲野さん、松岡茉優、柄本佑が演じる、警察署に勤めているが捜査権のない訳ありの4人をを描く。▽読者の声・「坂元裕二さんの予測のつかない、名台詞の詰まった物語。キャストの演技力が凄すぎ。物語の世界をこれでもかと魅力的に演じている」・「先の読めないストーリー展開と実力派キャスト陣の演技合戦が見事で、各話何回もリピートするほどこの作品の世界にどっぷりハマっています」・「回を重ねる毎にとても面白い。1時間がいつもあっという間に感じる」第6位「魔法のリノベ」“住宅リノベーション”をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という魔物に立ち向かう主人公たちを描くお仕事ドラマ。主演を波瑠が務め、間宮祥太朗、遠藤憲一、原田泰造(ネプチューン)、金子大地、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らバラエティ豊かな面々が共演。▽読者の声・「リノベのビフォーを描いたエンディングがとても素敵です」・「リノベをすることで家族の生活も変わる。リノベ前後の部屋の変化がエンディングでながれるのが毎回楽しみです。 リズミカルで明るく月曜日から元気をもらえる!」・「梅玄コンビが良い。美男美女でスタイルも抜群で見映えの相性良いのに、セリフのやり取りも素晴らしいし、過去一最高のバディだと思う」第7位「ユニコーンに乗って」永野芽郁主演の本作は、教育系スタートアップ企業の若きCEOのもとに、ある日突然、自分の会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマンが部下として転職してきたことから始まる物語。仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く、大人の青春ドラマ。教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のメンバーを、西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰、前原滉、青山テルマが演じている。▽読者の声・「逆境におちいっても、立ち向かっていく主人公に惹かれる」・「前向きになれます。若い人たちと人生経験のある人の関わり方がそれぞれいいところが出ていてとても参考になります」・「成長する様、仲間愛、小鳥さんの気の使い方、ステキです」第8位「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」「King & Prince」永瀬廉が主演する本作は、誰もが知る戦国武将のクローン高校生たちが大集結した、とんでもない学校を舞台に、英雄たちが学園のてっぺんを目指して大暴れする学園天下獲りエンターテインメント。永瀬さんが織田信長を演じるほか、山田杏奈、西畑大吾(なにわ男子)、萩原利久、犬飼貴丈、三浦翔平、満島真之介らがクラスメイトを演じている。▽読者の声・「戦国武将のキャラがそれぞれ濃くて見ていて面白く、感動もあり、歴史も学べるし毎回楽しみです」・「キャストが豪華で、他とは被らない作風が面白い」・「今を輝く役者さんが大勢出演していて内容も面白くて観るのが楽しみ」第9位「みなと商事コインランドリー」缶爪さわ・椿ゆずの同名漫画のドラマ化。草川拓弥、西垣匠、奥智哉、豊嶋花ら注目の若手が出演している。▽読者の声・「心情を丁寧に描いていて、観ていてきゅんきゅんしたり胸が苦しくなったりします」・「夏にぴったりの爽やかで美しい映像と切ないストーリーで、演者も皆素晴らしいから」・「BLだけではない人の心の深さ。誰かを本気で好きになる気持ちが伝わる作品。出てくる人が皆さん、魅力的で内容もキュンキュンや切なさがある」第10位「家庭教師のトラコ」「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦が手掛ける本作は、橋本愛が合格率100%の伝説の家庭教師を演じ、3人の母親と3人の子どもを救う、個別指導式ヒューマンドラマ。美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美がそんな母親を演じるほか、中村蒼、細田佳央太も出演。▽読者の声・「毎回心に響くセリフがあってみてるだけで学べるようなドラマで見応えがある」・「正しいお金の使い方に、考えさせられる」・「お金と人との関係性について勉強になる」次回は、好きな夏ドラマのキャラクター編ランキングを発表。こちらもお楽しみに。【シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマTOP10】1位:NICE FLIGHT!2位:テッパチ!3位:石子と羽男-そんなコトで訴えます?-4位:六本木クラス5位:初恋の悪魔6位:魔法のリノベ7位:ユニコーンに乗って8位:新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~9位:みなと商事コインランドリー10位:家庭教師のトラコ※【9月10日 更新】:一部順位に誤りがありましたので修正しました。※投票期間:8月31日(水)~9月7日(水)※2022年7月期に放送されている“夏ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2022年09月10日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」。その9話が9月9日放送。石子と羽男、大庭の“3人ハグ”に「このバランス最高」「いいトリオだな」などの声が殺到している。西田征史が脚本を担当し、プロデュースを新井順子が手がけ、演出には塚原あゆ子という「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」など話題作を送り出してきたスタッフが再集結した本作。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」で働いている石田硝子を有村さんが。弁護士で写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主・羽根岡佳男を中村さんがそれぞれ演じ、前回のラストで警察に連行された大庭蒼生には赤楚衛二。石子の父で「潮法律事務所」を経営しているがいつも赤字状態という石子の父・潮綿郎にさだまさしといったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。大庭が放火容疑で逮捕され、羽男が接見に行くと「自分がやった」と言うが理由については黙秘する。さらに放火のあった公園のトイレの焼け跡から一人の遺体が見つかる。石子から手紙を託された羽男が大庭の前で手紙を読み上げると、「俺、弟を守りたかったんです」と罪を認めた理由について話し始める。大庭によれば、事件の日たまたま実家に帰っていたという。大庭のジャンパーを持って散歩に行った弟の拓(望月歩)が帰ってくると、怯えてケガをしていたといい、翌日警察が自分のもとに来て防犯カメラの画像を見せた際、それが自分のジャンパーを着た弟だと気づき、かばうために「自分がやった」と供述。遺体はタクシー運転手の日向という男性で、彼は「グリーンエステート」という会社に騙され、社長の前で焼身自殺しようと考え、登記簿を調べたところ大庭が社長だったことから彼のもとに出向き、同じ服装をした弟の前で自らに火を放った。大庭は入社したナカマルの刀根(坪倉由幸)に名義貸しし、グリーンエステートの社長となっていた…というのが9話のストーリー。拓が警察に証言したことで大庭は不起訴となり釈放される。警察署から出てくる大庭を出迎える石子。その姿を見た大庭は腕を広げ石子のもとに駆け寄るのだが…羽男が石子の横から現れ、大庭を抱きしめてしまう…。その様子を見ていた石子は「それ、私のやつ全部やっちゃってるんですよ!」と羽男に注意するのだが、羽男は大庭が自分に向かって手を広げたと主張し…そんな2人をみていた大庭は、石子と羽男両方抱きしめる…。この“3人ハグ”に「3人のハグ、こっちまで笑顔になる」「石子と羽男と大庭の3人でのハグが最高によかった。このバランス最高」「羽男さんがハグの邪魔したのに、にっこにこの笑顔で石子と羽男両方ハグする大庭くん優しすぎ!笑」「3人でハグの流れ、いいトリオだなーって思った」などの声が殺到。その後、田中哲司演じる投資家の御子神と綿郎が談笑する姿が映し出されると、視聴者からは「ん!!??え、どゆこと!!??石子パパ!!??」「お父さん、ワザと近づいてるの?」「おっ!父ちゃんが本丸に乗り込んでいる」などの声が上がる。同時に「どゆこと!?!?黒幕じゃないよね!?違うよね!?」「お父さんが黒幕なんて絶対思わねぇからな!」といった反応も巻き起こっている。【第10話あらすじ】綿郎が「何日か出かけてくる」とメッセージを残し連絡が取れなくなる。綿郎が御子神と一緒にいた目論見とは?一方、警察は拓が殺人事件の現場で見たという「もう一人」の人物を捜すが手掛かりがつかめない。綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件が同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案する…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年09月10日兵庫県にある加古川市立神野小学校創立150周年記念事業実行委員会(所在地:兵庫県加古川市)は、当校の150周年記念事業として、在校生が県鳥コウノトリの生態を通し「命」の大切さを学べるよう、校内に巣塔を建てるプロジェクトの運営資金をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて募集を開始しました。募集期間は2022年8月30日(火)から9月30日(金)で、募集金額は100万円を目指します。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト ■記念プロジェクト立ち上げの背景と概要神野小学校は、兵庫県加古川市内北東部の川や山、雑木林に田畠の長閑な自然に恵まれた環境の中にあります。近年の秋冬の風物詩として、神野地域にコウノトリが飛来するようになりました。近隣の川やため池を中心としたこれまでの環境学習に加え、コウノトリの見学や生態について学ぶ機会が子供たちに定着しつつあります。情操教育の一環として、生き物や環境について広く興味を持ちより深く学ぶきっかけになればと、2020年よりコウノトリの巣塔を当校内に建てる計画をあたためてきました。【連綿と続いてきた穏やかな自然環境をこれからも繋いでいきたい】150周年という記念すべき年、「自然、地域、人の絆」を感じさせる記念事業を目標に、クラウドファンディングを立ち上げました。地域の方々と共に、全国にいらっしゃる卒業生にもぜひこのプロジェクトを支えていただき、「かんのっ子によるかんのっ子のための記念碑」建設にご協力いただきたいと考えています。支援者様からご提供いただいた資金は、巣塔建設費用として活用させていただきます。全国の神野小学校150年間の卒業生の方々、ならびにコウノトリ巣塔プロジェクトにご賛同いただける方々からのご支援いただけましたら幸いです。2021年11月神野町に飛来したコウノトリ■リターンのご紹介500円/1,000円/3,000円/5,000円/10,000円/30,000円/50,000円【返礼品内容一例】1,000円 :150周年ロゴ&校章プリントオリジナルミニクリアファイル(1枚)5,000円 :オリジナルコウノトリロゴ入りコットン製ファイルバッグ、150周年ロゴ&校章プリントオリジナルクリアファイル(3枚)10,000円:プーマ製タオル神野小学校オリジナルスタイル(ブラック)、150周年ロゴ&校章プリントオリジナルミニクリアファイル(3枚)30,000円:150周年記念誌(1冊)、150周年記念写真アートパネル5枚セット、150周年ロゴ&校章プリントオリジナルミニクリアファイル(3枚)※返礼品のお届けは、2022年11月より開始いたします。商品によって配送予定スケジュールが異なりますので、クラウドファンディングサイトで詳細をご確認ください。■プロジェクト概要プロジェクト名: 神野小学校の創立150周年を記念して、コウノトリの巣塔を建てたい期間 : 2022年8月30日(火)~9月30日(金)URL : ■これまでの活動2020年より、町内会、PTA、学校による実行委員会準備室を立ち上げ、子供達と地域をつなぐ様々なイベントを計画しました。2021年10月に正式に実行委員会が発足しましたが、長引くコロナの影響もあり、延期・中止等に見舞われ当年を迎えることとなりました。可能な限り少しずつ企画を実行しています。【2022年実施終了イベント】・150周年記念ロゴの公募・ドローンによる記念の人文字撮影・運動会の歴史写真展を運動会後に屋外にて開催加古川市立神野小学校150周年記念ロゴ■これからの活動クラウドファンディング「コウノトリの巣塔建設」以外にも、地域の方々および卒業生が、母校との絆を結びお祝いの気持ちを形にするアイデアで進められています。周年記念式典では、以下のイベントを計画しています。【神野小学校150周年記念式典】開催日:2022年10月1日(土)式典イベント・卒業生 日坂明広さん(有限会社ブロッサム 代表(JFTDジャパンカップ7回優勝))による生花パフォーマンス実演・元女子陸上競技選手 小林祐梨子さんによる講演・卒業生(中高生を中心とした有志)による国歌及び校歌の金管生演奏・[地域史上初]伝統行事「獅子舞」の5地区合同演舞神野地区の伝統行事「獅子舞」また、校内以外では下記の企画を開催し、地域と学校の絆にあふれたお祝いをいたします。【神野小学校創立150周年記念歴史写真展】小学校を挟んで位置する神野町の2つの寺院(常光寺、寶塔寺)にご協力いただき、神野小学校に資料として残る古い写真を本堂の特設コーナーに展示した歴史写真展を開催します。(常光寺は神野小学校の始まり「天徳学校」のあったお寺です。)展示期間:・常光寺(じょうこうじ)〒675-0003 兵庫県加古川市神野町神野332-12022年9月21日(水)~10月14日(金)午前9時~12時/午後1時半~4時(入場は各終了30分前まで)・寶塔寺(ほうとうじ)〒675-0005 兵庫県加古川市神野町石守786-142022年9月26日(月)~10月21日(金)午前9時~午後4時(入場は終了30分前まで)費用 :入場無料 ※法要等で展示がお休みになる場合がございます。■加古川市立神野小学校について兵庫県加古川市にある、児童数350名(2022年現在)の公立小学校。1872(明治5)年10月1日に創立し今年で150周年を迎えます。明治5年9月の学制発布直後に「天徳学校」として創立した加古川市内で最も古い小学校です。「自ら学ぶ心豊かな神野っ子(よく考える子 助け合う子 たくましい子)」の育成を教育目標とし、学びの場にふさわしい安全・安心で快適な環境づくりにつとめるとともに、学校・家庭・地域が協働し、地域とともにある学校づくりを進めています。学校ブログ:かんのっこぶろぐ2( )子供たちの活動の様子を中心に校長室からお届けしています。神野小学校校章天徳学校・創立時の校舎(禅堂)■運営概要委員会名: 神野小学校創立150周年記念事業実行委員会代表者 : 代表 坂田重隆所在地 : 〒675-0003 兵庫県加古川市神野町神野691 くすの木会館内設立 : 2021年10月事業内容: 加古川市立神野小学校創立記念プロジェクト運営Facebook: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月08日有村架純と中村倫也が共演する「石子と羽男」の第8話が9月2日放送。父の綿郎に敬語で話しかけてきた石子が“タメ口”に…「全私が泣いた」など感動の声とともに、「グッとくるのは、それまでの積み重ねの描写があればこそ」と脚本にも賛辞が送られている。本作は「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」などのスタッフが送る、東大卒崖っぷちパラリーガルと高卒弁護士のコンビによる異色リーガル・エンターテインメント。キャストは大庭と交際することになったパラリーガル・石田硝子=石子に有村さん。驚異的な記憶力を誇る弁護士・羽根岡佳男=羽男に中村さん。石子の高校時代の後輩で彼女と付き合う夢を叶え、就職も決まった大庭蒼生に赤楚衛二。羽男の姉で東京地検の若手エースとして期待されている検事の羽根岡優乃にMEGUMI。石子の父で「潮法律事務所」を経営している潮綿郎にさだまさしといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。潮法律事務所に“隠れ家”を売りにしている創作料理店の店主・香山信彦(梶原善)が、店が知らぬ間にグルメサイトに掲載されてしまい、取り消すためにサイトの運営会社を訴えたいと相談してくる。羽男と石子が運営会社の顧問弁護士を訪ねると、そこには羽男の因縁の相手、丹澤(宮野真守)の姿が。羽男は掲載の取り消しを求めるが丹澤はそれを拒否、交渉は決裂する。示談が成立せず裁判で争うことになったため、石子と羽男は裁判に向け店側に有益な情報を集め始めるのだが、採算度外視で常連のために店を続ける信彦のために、亡くなった妻が苦労していたことや、息子夫婦と大喧嘩になったことなどを知った石子は、自分の父・綿郎との関係を重ねてしまう…というのが今回のおはなし。綿郎と言い合いになってしまった石子は羽男に対し、弁護士としての父を尊敬はするが、母を苦しめたという気持ちはぬぐえないと語る。「だから敬語?」と常に綿郎に敬語で話しかけていることを指摘する羽男に「自分でもわかりません」と答える石子。羽男は「所長、タメ口に戻りたがってたよ」と綿郎の想いを伝える。その後案件が解決し、綿郎は石子に「今更なんだけど、お母さんや硝子ちゃんに苦労させてしまって、ごめんなさい」と謝罪。和菓子を買ってきたから食べるか、と話す綿郎に、石子は涙を浮かべながら「座ってて、私が出すよ」と“タメ口”で答える…。このシーンに「石子がお父さんにタメ口を言う辺り家族って感じに近づいてきたなんかうるっとした」「石子ちゃんも潮先生の依頼人への想いを汲んでしっかりと向き合えてタメ口でまた話せるようになって全私が泣いた」など感動の声とともに。「敬語→タメ口だけでこんなにグッとくるのは、それまでの積み重ねの描写があればこそ」「じわじわと石子の過去に迫り、わだかまりが解消されていく美しさ…本当素晴らしい」など、脚本の素晴らしさに触れるコメントも。ハッピーエンドで終わるかと思われたその直後、帰宅する大庭を警察官が囲む。刑事から「放火事件の件で署までご同行を…」と告げられた大庭はパトカーに乗せられ、連行されていく…。ラスト数十秒、まさかの急展開に「最後で奈落に落とされたわ」「大庭くんどうなっちゃうんですか」「来週たのしみでもあるし怖いよ....」「放火殺人って穏やかじゃないな。怖いな一体何があってどう関わってるのか」などSNSは阿鼻叫喚の状態になっている。【第9話あらすじ】大庭が放火容疑で逮捕された。羽男が接見に行くと、大庭は「自分がやった」と罪を認める。理由については黙秘して何も話さない。さらに放火のあった公園トイレの焼け跡から、一人の遺体が見つかる。大庭の無罪を信じつつも動揺する石子と羽男。二人は放火のあった現場を訪れ、さらに大庭の家族にも会いに行く…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年09月03日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人生は些細なきっかけで大きく変化する。悪い方にも、良い方向にも…。そして法で守ることができないことは山ほどある。7話はそんな法律の壁を現代の若者の問題から紐解いていく。『東横キッズ』を連想させる『山ヨコキッズ』羽男(中村倫也)は、自転車をぶつけて、キッチンカーを破損させた人物を探して欲しいという相談を受ける。依頼として引き受けた羽男は石子(有村架純)と繁華街の『山ヨコキッズ(以下、山ヨコ)』が集う場所で聞き込みを行うことに。多くは様々な事情で家には帰らない未成年で、案件と呼ばれる援助交際を行う少女も多い。皆が居場所を求め、日々を必死に生きているのだ。彼らは社会や大人を自ら切り離すように、全く二人の話に耳を貸さなかった。その後、ドラレコの映像から破損させたのが山ヨコのリーダー的存在『K』であるということが判明したが、連絡を取る手段が見つからないでいた。そんな時、羽男のもとに山ヨコキッズの1人、川瀬ひな(片岡凛) から、「Kの情報を渡すから今すぐ来てほしい」と電話を受ける。友人の美冬(小林星蘭)が父親・東(野間口徹)から暴行を受け、追われているというのだ。美冬は母親の再婚相手である現在の東から暴力で支配されていた。1ヶ月前に暴行を受けた日に家を飛び出し山ヨコに来てからは、二人は唯一心を許し合える存在となった。暫くして石子と羽男が現場に到着するが、美冬は途中の歩道橋の階段で足を踏み外し、集中治療室へ運ばれる事態となる。こんな時、真っ先に連絡すべきは警察だ。しかし、彼女らが警察に頼れば、また居場所を失うことになる。山ヨコにいる若者は皆、大人を信用も期待もしていないのだ。だが、ひなは美冬のため、偶然知り得た大人の電話番号に全てを託した。そして意識を無くした美冬の代わりに「父親を虐待で訴える」というが、本人の意思は不明であり、疑わしいというだけで裁くことはできない。この『推定無罪』というきまりは冤罪を防ぐためにある一方で、時に裁かれるべき罪を守ってしまう。弁護士は法律の範疇でしか動けないし、法には限界点が存在するのは確かなのだ。それでも、石子は繋がりができた以上見捨てることはできないと、自分のルールを破り、ひなを家に泊まらせることにした。石子が美冬に肩入れする理由とは…そんな中、Kが権力争いの末に殺害される事件が報道される。事件発生は9月9日。10日のドライブレコーダーにKが映るはずがないことに、羽男が気づく。ドラレコに映った人物は美冬だった。Kと客の紹介料で揉めた腹いせに、隠し撮りされたデータを奪い取るため、店に忍び込んだという。咄嗟に逃げた時、車体に傘をぶつけてしまったのだ。「車を傷つけたのが美冬さんなら…」とひらめく羽男たち。修理代の賠償について父親に話を聞くのを利用して、暴行の証拠を掴む糸口を見つけたのだ。しかし、父親の元に訪れ、話を聞き出そうとするも、石子が過度に詰め寄ってしまい、そのまま門前払いされてしまう。石子がここまで肩入れするのには理由があった。ひながわずかでも心を開いてくれた瞬間は、二人の人生の希望だと強く感じていた。「人生って、些細なことで変わると思うんです」石子は自分自身がそれを一番良く理解っていたのだ。目の前で突然起きた交通事故、その日は最初の司法試験の朝だった。それから毎年、試験を受けるたびにフラッシュバックし続けた。今もパラリーガルのままなのはこれが原因だった。美冬の出血を見て顔を覆っていたのも、過去のこの記憶が脳内に過ぎっていたのだ。事故が無関係であるはずの目撃者の人生さえ狂わせる。石子は山ヨコの若者も同じだと感じていた。望まない環境に今いるのは、決して本人だけの問題ではない。人生は、望まぬ方向に一瞬で変わってしまうのだ。しかし、石子は続ける。「逆に、私たちとの遭遇で、彼女たちの人生を少しでも変えられる」石子の頑固な性格でありながら、諦めずに何か方法を探る、この柔軟な考えはいつも調査に風を吹かす。石子は大庭の自宅を訪れ、協力のもと二週間前のドラレコ映像の美冬にアザを発見する。その映像と美冬がKに隠し撮りされた動画をもとに、法廷で東に見せ迫ると、責任を取ると証言し、キッチンカーの件は解決目前となった。残るは虐待の証拠…。二人はとある秘策を思いついていた。東の酒癖の悪さを聞き、塩崎(おいでやす小田)と大庭(赤楚衛二)がお酒の席で悪事を吐かせようという作戦だ。まずはさりげない世間話から始め、調子に乗ってきたら一気に核心に迫る。石子が用意したシナリオをコミカルに演じる二人が東を饒舌にさせていく。殴れば言いなりになる。子供が世間に出た時に恥をかかないようにするために必要な『しつけ』。「虐待はしていない」と主張する大人は、これを『しつけ』と言う。だが、これはれっきとした暴行罪だ。でも、しつけと履き違える親は一向に減らないし、近所や親族との繋がりが弱くなった現代においてはより虐待の事実は見えにくくなった。虐待や家庭問題で苦しむ子供を全員救うことは難しく、大人一人で救えることなんて、高が知れている。だが街を賑わせる沢山の音の中に、居場所を求め彷徨う若者の声は響き続ける。私たちはその声一つにひとつにこれから続く尊い人生があることを忘れてはならない。確かに期待しても叶わないことの方がずっと多い。それでも選択と偶然の繰り返しの中で、希望のための一瞬のきっかけだって存在する。それを逃さないためにも、法律が存在する。ひなと美冬は、石子と羽男という大人に偶然出会い、そして正しい法との向き合い方を知った。「もう逃げないで戦います」暴行傷害で声を上げたのは、意識を取り戻した美冬自身だった。そしてキッチンカーの賠償も、綿郎(さだまさし)の援助を受け、ひなも一緒に働いて返すことを決めた。前話の「変わろうとしたその瞬間が未来を変えていく」というメッセージの後に、法律には限界があり、人生は時に悪い方向へと変化するというのを描くのは少し酷だったのかもしれない。だが、何でもしてあげられるスーパーマンになれなくても、居場所を探し、良い方向に変化を求める者に、逃げ道は用意できる。誰かに歩み出すきっかけを与えられるのはきっと、この物語を見た私たちだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年09月01日仲のいい友達には、ちょっかいをかけたくなる時がありますよね。相手が怒ると分かっていても、イタズラ心は抑えきれないものです。コザクラインコのピピくんと、オカメインコのポポくんと暮らす、飼い主(@UgcpRnLV6mjKGfO)さん。ピピくんがポポくんにちょっかいをかける瞬間を撮影し、Twitterに投稿しました。その映像がこちら!冠羽チャーンス! #コザクラインコ #オカメインコ pic.twitter.com/4CAxUeCmxM — ポポピピ (@UgcpRnLV6mjKGfO) August 23, 2022 ポポくんの頭部にある冠羽を、キラキラした目で見つめるピピくん。次の瞬間、イタズラ心を抑えきれなかったのか、冠羽にかじりつきました!すると、ポポくんは「うわぁー!!」と、勢いよく頭を振ります。その後「やめてよ!」といわんばかりに、ピピくんを威嚇(いかく)しました。しかし、ピピくんの表情からは反省の色が見られません…。むしろ、「そう、その反応が見たかった…!」といわんばかりの、満足気な表情です。【ネットの声】・それは怒られちゃうよね。でも、ピピくんの、ちょっかいをかけたくなる気持ちは分かるなー!・2羽のやり取りがかわいすぎて、お腹を抱えて笑っちゃった。・「何すんじゃー!こらぁぁ!!!」っていう声が聞こえてきそう。爆笑!・イタズラ前の、ピピくんの表情がたまらない。ちょっかいをかける前って、わくわくする!まるでコントのような2羽のやり取りに笑ってしまいますね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月25日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人間はいつかこの世にさようならを言う日がやってくる。大切な人に想いを伝えられないまま、朝日を出迎え、夜を受け入れることを繰り返し、老いていく。きっと今日もどこかで誰かが、自分には「もう遅い」と夢を諦めていくのだ。第5話では『相隣紛争』の裏に隠された想いを描くと共に、この時代を生きる全ての年代の人へのエールが送られた。今回の依頼人は行きつけのそば店で働く塩崎(おいでやす小田)。綿郎(さだまさし)のおしゃべり仲間だが、今回は重大な相談事を抱えているようだった。話を聞くと、塩崎の叔父・重野義行(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸び、毛虫が大量発生して困っているという。早速、石子(有村架純)と羽男(中村倫也)はその隣人・有森万寿江(風吹ジュン)に枝を切除することをお願いしに行くも、有森はすんなり了承し、この案件は一件落着かと思えた。しかし後日、塩崎が事務所に駆け込むなり叫んだ。「おじさん、裏の人に訴えられたって!」なんと万寿江から、重野のピアノの騒音に悩まされたことへの謝罪と慰謝料を要求する書類が届いたのだ。確かに騒音問題はよくある相隣紛争の事案で、普通の生活音ですら訴えられることもある。だがこれは、自らの穏やかな暮らしを守るための訴えだと考えると、決して見過ごせない問題だ。しかし今回は、虫への苦情が来たことへの腹いせのように思えてくる。石子は、万寿江に相当なプレッシャーを与えた代償ではないかと、頭を抱え悩んでいた。そんな時、羽男からまさかの言葉をかけられる。「君、もういいよ。マジで。出しゃばりすぎじゃない?」石子は弁護士の方針に従うべきパラリーガル。だが、ようやく息が合ってきたと思い始めたときに告げられ、ショックを受ける。相棒となった石羽コンビにまさかの『相棒紛争』の危機が訪れるのだった。しかし、羽男に「事務所で経理をやれ」と言われて大人しくしていられる石子ではない。お金をもらう以上は依頼者のために尽くす、それが『私のルール』なのである。石子は早急に事務を済ませ、大庭(赤楚衛二)が頼まれた調査に同行したが、その帰り石子が突然腹痛を訴える。大庭に担がれ向かった病院で、卵巣のう腫の疑いがあると診断される。しかし、人に余計な心配はかけたくないという石子の優しさと頑固さで、冷房の当たりすぎと嘘をついてしまう。それを聞いて安心する大庭は、カイロを持つタイプと貼るタイプの両方を買ってきたり、レンタカーを借りたり、石子を目に見える優しさで包み込む。石子は笑みを浮かべ、素直に感謝を伝えた。そんな大庭の逆の優しさを見せるのが、羽男だ。言いつけを守らず調査に出る姿を見て、呆れた顔をする羽男だったが、石子が体調を悪くしていることにとっくに気づいていた。出勤が遅れるという置き手紙で病院に行ってきたことも察するくらいだった。そんな不器用な優しさに気づくことができるはずもなく、石子は同行を認めようとしない羽男を言葉でまくし立てる。初めは「やだ」と駄々をこねる子どものように断る羽男だったが、嘘をつき続けるのも限界だった。「休め」と言っても絶対に聞かない石子に無理させないため、わざと厳しい言葉をかけていたのだ。羽男が心配してくれていたことを知って、石子は溢れ出す涙を拭う。相手のことを考えた優しさは目に見えるものだけじゃない。大丈夫じゃないのに、大丈夫だという遠慮によって、相手にかえって申し訳ない気持ちさせないための気遣いだって、優しさだ。そして、検査の結果、良性の腫瘍だとわかった石子はいつも通りのやる気満々な姿を見せる。それに「元気なら元気で面倒くさいなぁ」と笑う羽男だったが、石子の言う通り、天才を象っていた髪も服もいつの間にかラフに変わっていた。お互いの足りない部分を補い合い、傷ついた心も癒す二人は、誰がなんと言おうと『相棒』だろう。いつも罵り合いつつも、二人らしく解決するのが最強の石羽コンビなのだ。そして今回の訴えは、司法書士だった町内会長が内容証明を作成したことが判明。これには法的な拘束力はないものの、重野は、万寿江が話す気がないなら満額を払うと言い出す。実は二人には面識はないと言っていたが、一緒に映画を見に行くほどの仲だったのだが、疎遠になり、数ヶ月会っていない状態だったのだ。重野が敷地に侵入する枝葉や虫をずっと放置していたのは、今更会わす顔がないと思っていたからなのであろう。一方の万寿江は違った。万寿江は、何も口に出さない重野の優しさを誰よりも知り、心惹かれていた。だがたとえ疎遠になったとしても、弁護士を介してではなく、直接伝えに来て欲しかったのだ。今回の訴えも、会長に不本意に進められていただけだった。こうして無事に内容証明は取り下げられたのだが、石子と大庭は、想い合う二人がこのまま疎遠でいることを心残りに思っていた。そして羽男も巻き込み、3人は重野が万寿江に会わなくなった理由を探り当てたのだった。重野は慢性腎不全を患っていた。万寿江に会わなくなったのも、これから衰えていくだけの自分が迷惑になると感じていたからだ。「高齢者が恋なんてみっともないでしょう?」重野はそう言い、寂しそうに笑う。そこで一番に声をかけたのが、今、全力で石子に恋をする大庭だ。「好きな人には好きって言っていきましょうよ。何歳だろうがいいじゃないですか!」誰にだって健康診断の結果を知るのが怖くなる日がやってくる。お酒に弱くなり、朝の目覚めが謎に良くなって、物忘れが多くなるのを感じる日が来る。そういった歳を重ねることへの恐怖が、いつの日か、愛おしく思えるようになれたら。そう願う人々が、いくつになっても自分らしく楽しく生きている人を素敵だと感じるのは、自分の未来こそ、年老いた者達の今だからなのだろう。大人のはずの羽男が、大庭の恋の行方を中学生の修学旅行の夜みたいに思いっきり楽しんでいたように。子供のようにはしゃぐのも、恋を楽しむのも、新しい日々を受け入れ、新たな気持ちと出会うのに、遅すぎるということはないのだ。「高齢者の方々は人生を楽しむ義務があるんじゃないですかね?」羽男の言葉に、重野は生前整理を進める事を決意する。重野は一歩踏み出す。何度も練習した、万寿江が大好きな曲を奏で、やってくる素敵な未来を想像するのだ。救いの手はそこにある、何歳でも遅くはない。歩む道や時代、一歩を踏み出す歩幅が違くても、エンドロールはまだまだ先だ。そして大庭も、石子に想いを伝える。第5話で描かれた、大切な誰かに、今、想いを伝えること、何も言わない優しさ。依頼人と主人公達の関係性がこのテーマで上手く交差し、私達へささやかな希望を与えてくれただろう。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月19日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」の5話が8月12日放送。大庭の“告白宣言”からの“告白の告白”に「なんてフェアでピュア」などの声が相次ぐなか、告白の結果を知りたがる羽男にも「やり取りサイコーカワイイ」など“可愛い”の声が続出している。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。キャストは学生時代から真面目でコツコツ積み上げていく、石のように頭が固い性格で「石子」と呼ばれてきた倹約家の東大卒パラリーガル・石田硝子に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したものの自主退学、フォトグラフィックメモリーを駆使して司法試験も一発合格した弁護士・羽根岡佳男=羽男に中村さん。石子の高校時代の後輩で彼女に想いがある大庭蒼生に赤楚衛二。根っからのお人好し&人情派なためお金にならないトラブルを格安で請け負い、事務所の経営を逼迫させている石子の父・潮綿郎にさだまさしといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)の隣家の木が自宅まで伸びてきて、毛虫が大量発生して困っていると言う。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江はすんなり了承するが、後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…というのが今回のストーリー。事務所からの帰り道、大庭は羽男に「俺、石子先輩のことが好きです」と伝える。「なんでそれ俺に教えてくれたの?」と聞く羽男に、大庭は「告白の結果が良くても悪くても気まずい空気になるのがあれなんで…」と答え、いつ告白するのかと問う羽男に、時期はまだ決めてないと返す大庭。「言ったら教えて」と言う羽男に大庭は「結果はどうであれ、告白したら…鼻を触ってサイン出します」と伝える。「ライバル(かもしれない人) に告白を宣言するなんてなんてフェアでピュアな子なんでしょ」「まっすぐで不器用で若くて可愛い」「大庭くん一途で可愛いな告白がんばれ~」などの声が上がるなか、大庭は石子を呼び止め「ちょっと先輩に話があって…」と切り出す。察した羽男が先に帰ると、大庭は就職の面接で手ごたえがあったことを明かし「就職決まったら石子先輩に告白します。今はしませんけど…」と“告白の告白”。視聴者からは「それはもう告ってるのと同意では?笑」「告白しますって告白したら告白やん」などのツッコミが続出する。その後、大庭は羽男の前でつい鼻を触ってしまうのだが、それを見た羽男は立ち上がり小声で「いまのこれ、そういうこと!?」と興奮状態に。「かゆかったんで」と答える大庭だが、羽男は「隠すなよ(笑)、それならそれでいいんですけど」とニヤニヤ。「違うとも言い切れないんですけど」と思わせぶりな答えを返す大庭に「意味深~どっちどっちどっち!」と、告白の結果について迫る…。そんな羽男と大庭のやり取りに「羽男と大庭っち乙女」「ちょーっと!なにこのふたりのやり取りサイコーカワイイ」「羽男女子な反応、可愛すぎる」「どっちどっちどっち?!って盛り上がってるの可愛い」など、SNSは羽男に対する“可愛い”の声が溢れる状態となっている。【第6話あらすじ】幽霊物件と知らずに家族で分譲賃貸マンションに越して来た高梨拓真(ウエンツ瑛士)。幼い双子の息子を抱え育児ノイローゼ気味だった妻の文香(西原亜希)だが、匿名の手紙で「孤独死があった部屋だ」と知らされたことで幻覚や幻聴を訴えるように。拓真は潮法律事務所を訪ね、不動産会社に引っ越し費用の請求と違約金発生の契約を無効にしてほしいと申し出るが、不動産会社社長の六車瑞穂(佐藤仁美)にも言い分があり…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月13日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「ひき逃げなんてやってない!」例えば事故を起こしたとき、そう訴えたとしても目に見える証拠が無ければ、あらぬ罪を着せられることがある。第4話は誰にでも起こり得る、そんな我々の生活のすぐそばにある事案について描かれた。『石子と羽男』第4話は電動キックボードの事故とある夜中、潮法律事務所の所長・綿郎(さだまさし)、弁護士・羽男(中村倫也)とパラリーガル・石子(有村架純)のもとに、依頼の連絡が舞い込む。依頼者は、以前綿郎が依頼を請け負ったことがある堂前絵実(趣里)。その妹の一奈(生見愛瑠)が、電動キックボードで走行中に新庄隆信(じろう/シソンヌ)と衝突してしまった事故の弁護依頼だった。一奈は新庄に声をかけるも、「怪我はない、何もしなくていい」と言われ、そのまま帰宅。しかし、気になって交番を訪れた際に、新庄が帰宅後に意識不明になったと聞かされ、一奈はそのまま逮捕されたという。一奈からは「すぐ被害者に駆け寄った」と聞き、羽男は「今回も示談で片付けられるだろう」と思っていたが、状況は一転。被害者である新庄の妻に話によると、目を覚ました新庄が一奈が自分を置いて逃げたと証言したという。加害者と被害者で証言が明らかに食い違っていた。事故の瞬間を映す防犯カメラの映像はなく、救護をしたという証拠は見つからない。結局、争いは裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)とやりあう羽目に…。まず羽男は法廷で、「一奈が事故を起こしたことはない」と確認する。実は2年前に事故で親を亡くし、姉の絵実が視力を失っていた。だからこそ、被害者側の気持ちを十分理解し、安全運転を心がけていたことを羽男は主張する。しかし優乃の尋問で、一奈は二人乗りをして、歩行者に衝突、通報することなく立ち去るという非行歴があったことを明かされるのだ。羽男にとってはまた予想外の事態。そして、新庄から1000万の高額の示談金を要求されてしまう。そんな中、事故の際、新庄から甘酸っぱい匂いがしたと一奈が証言する。しかし、匂いという形のないものは証拠にはならず、決め手には欠ける。前話のインターネットで一度削除しても完全には消去できず証拠として残るという話もそうであるが、ドライブレコーダーを始め、現代は様々な証拠が残り易い。だが今回は、たまたま死角の場所での出来事。新庄があの日、あの場所で何をしていたのか、本人の口から明かされない限り、真実に迫ることが難しいのである。しかも、一度嘘をつかれている羽男は一奈を信じることができなかった。ついでに姉からは、弁護士をやめた方がいいと言われ、弱気になるばかり。そんな羽男を励ますのは、石子と綿郎だ。羽男は地道な聞き込みを続け、ついに有力な証言を得る。あの日、新庄が事故の直前に訪れていた場所、そこは違法カジノの現場だった。その店にある水タバコの香りこそ、りんごの甘酸っぱい匂いだった。そして石子と羽男が潜入を試みるも、直ぐにバレてしまい、店員と取っ組み合う事態に…。その時、面接終わりの大庭(赤楚衛二)が助けに入り、通報を受けた警察も駆けつけ、違法カジノ現場は摘発されて一件落着。垣間見える、石子の芯の強さしかしこの急な乱闘シーンの中で一番驚くのが、誰もが怯んでしまうような時までも冷静に対応を試みる石子の芯の強さだ。曲者の羽男に振り回されるだけの石子ではないのである。だがそんな凸凹コンビにも、ようやくバディ感が出てきた。不器用な二人は呑みの誘い方もクセがすごいのだが、そんな二人らしく、夜明けの都会の空を背にして、非常階段でひっそりと打ち上げをするのだ。羽男は記憶力という才能と、想定外のことに対応しきれない無力の狭間で、弁護士としての覚悟が自分にはあるのか何度も悩んできたことを石子に伝える。そのことは、父である綿郎からとっくに聞いていた石子は、羽男の天才キャラを茶化しながらも、優しく励ました。朝の光が柔らかく二人に差す中、羽男は髪を手で崩す。天才を演じるためのオールバックは、羽男にとって「できる子」と言われ続けた呪いそのものだ。そんな自分を着飾ってきたストッパーを外す姿に胸が熱くなった。法廷の外で得た『勝利』迎える第二回公判。羽男は、新庄が違法カジノに訪れていることに迫り、虚偽の証言をしていることを主張。そして羽男の『相棒であるパラリーガル』石子が証拠を持って、法廷のドアを開ける。その証拠は、絵実が毎日目撃者探しのビラ配りを続けたことでSNSで話題となり、それを偶然目にした運転手が提供してくれた、事件当日のドライブレコーダーの映像だった。そのドライブレコーダーに映っていたのは、事故後、新庄に駆け寄り、救急車を呼ぼうとしている一奈の姿だった。その様子を傍聴席で一奈を見守る盲目の絵実に、石子は言葉で伝える。一奈と絵美は涙を流す。たとえ目には見えなくとも、姉妹の揺るぎない信じ合う気持ちが勝ったのだ。そしてもう一つのきょうだいの勝利。それは羽男と優乃だ。優乃の「身内に甘すぎるっていうのも、考えもんだよね」という言葉が気になる羽男だったが、その後の大庭の調べで、新庄の妻が検察の身内であることが判明。そして石子は優乃が初めから違法カジノの存在を知っており、上層部にもみ消されずに摘発させるために、羽男に内情を暴かせたことを見抜く。優乃は権力に屈することなく、弟である羽男の力を信じたのだ。「弟をよろしくね」と言う優乃から感じるのは、確かな羽男への愛情だ。しかし、執行猶予の判決で釈放され、姉妹が抱き合うという感動だけで終わらせないのが今作だ。「人を殺す可能性があることに無自覚だった」この一奈の言葉は、法改正により電動キックボードが無免許で自由に乗れるようになる現代を生きる私たちへ向けた注意喚起。電動キックボードは重大な事故を引き起こし、人を殺める可能性を秘めた乗り物だ。多くの人が普段使う自転車もそうである。手軽だからこそ、自分は起こさない、生涯関与することがないという気の緩みが生まれてしまう。この問題は、人ごとではない。今この車を通り抜けた時、この角を曲がった時…そうなる可能性があるのだと、普段から意識づけることはできるはずだ。そしてこれは自分を守ることにも繋がる。自分に過失はないという主張が通るわけではない。その事故の詳細を知る自分と相手、その意見が食い違えば、その瞬間、目に見えなくなった真実は不確かな証言でしかなくなる。しかも目撃者の証言、ドライブレコーダーの記録だって、必ずしも得られるとは限らない。この気の緩みが事故を引き起こし、目に見える物理的な被害を受け、最悪の場合、冤罪という被害者に自分がなり得るのだ。目に見えない大切な繋がりを、大切に思う誰かを傷つけるかもしれないということを、私たちは忘れてはならないのだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月12日有村架純と中村倫也が共演する「石子と羽男」第4話が8月5日オンエア。第2回公判での羽男の“アドリブ”に「がっつり心掴まれてしまった」などの声が続出。ゲスト出演した生見愛瑠の演技に驚きの声も寄せられている。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリー。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めているパラリーガル・石田硝子役を有村さんが。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主である弁護士・羽根岡佳男(羽男)役を中村さんがそれぞれ演じる。また潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生役に赤楚衛二、お金にならない案件ばかり請け負って石子に呆れられている潮綿郎役にさだまさし、羽男の姉で東京地検の若手エースとして期待されている検事の羽根岡優乃役にMEGUMIが演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)が運転する電動キックボードにぶつかり転んだ新庄隆信(じろう)が帰宅後、容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し、一奈が逮捕されてしまったという。一奈から「すぐに男性に駆け寄った」と聞いた石子と羽男は示談の可能性を探るが、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判で羽男は優乃と争うことに…というのが今回のおはなし。石子たちは新庄が事故の日、ひどく酔っていたという証言を得る。さらに事故の前に新庄がいた店が違法カジノだった事も判明。一奈に通報されると自分が違法カジノに出入りしてることも発覚してしまうと考えた新庄は、彼女に通報させないようにした…。証人探しのため絵実は綿郎らの力を借りてビラ配りをする。それが身を結び当日現場近くにいたトラックのドライブレコーダー映像が手に入り、それを裁判所に提出するにあたり石子が書いたシナリオに合わせ、石子と羽男は一芝居打つのだが、その際、石子の台本には「私のパラリーガル」と書かれていた部分を、羽男は「私の相棒のパラリーガル」と言い換える…。アドリブが苦手なはずの羽男が見せた石子への感謝と敬意に「相棒のパラリーガルです。」と言った羽男の揺るがない眼差しも全てが、温かくて身に染みる」「法廷のシーンで石子が作った台本に無かった[相棒のパラリーガル]って羽男が言ったとこグッと来た」「羽男が相棒のパラリーガルと言ったの良かった。石子も嬉しそうだったね」「パラリーガルが…というはずのとこで“相棒の”パラリーガルが、って言い直すの、なんかもうがっつり心掴まれてしまった」など感動の声が続出。またゲスト出演した生見さんに「めるるっぽさも見えない完全な堂前一奈を演じてた」「姿勢もいつものめるると違うし、一奈になりきってたね」「バラエティで観る時とはまた別の顔をもっていて驚いている」などの感想が多数寄せられている。【第5話あらすじ】そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸びて毛虫が大量発生して困っていると言うのだ。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江は了承。問題は解決したかに思えたが後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月06日現在放送中のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」のParaviオリジナルストーリー「塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-」第3話に、赤楚衛二がゲスト出演することが分かった。有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメントドラマ「石子と羽男」。一方、「塩介と甘実」は、潮法律事務所の近くにある「そば処 塩崎」を舞台に、本編で様々なトラブルを解決する石子と羽男に憧れている塩崎啓介、通称“塩介”(おいでやす小田)は、自身の店にも「トラブル解決承ります、蕎麦ができるまでに!」という裏メニューを用意。注文された蕎麦が出来上がるまでの時間で、店を訪れる客の悩みやトラブルを推理で解決しようと奮闘する――というストーリー。ドラマ本編で、大庭蒼生役で出演中の赤楚さん。石羽コンビにとって初の依頼人となった大庭は、その後の物語に新たな展開を生むキーパーソン。「塩介と甘実」では、「高校時代の同級生に約束を4回もドタキャンされた」という悩みを抱え、塩介に相談する…という展開になる。Paraviオリジナルストーリー「塩介と甘実-蕎麦ができるまで探偵-」第3話は8月5日(金)本編第4話放送終了後に独占配信開始。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月05日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。空を見上げる時間すら曖昧で無駄なひとときと感じてしまうぐらい、誰もが生き急ぐ現代。最近は、その作品の中身ではなく、表面が重視されることが多くなってきたように思う。そして『ファスト映画』もその一種だ。反省の色が見えない依頼人パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)のコンビに『国選弁護』の依頼が舞い込む。国選弁護とは、資金不足などで弁護士を雇えない人に対して、国が代わりに指定するという制度である。羽男は名を売るチャンスだと意気込み、早速接見に向かうが依頼人の口から飛び出したのは衝撃の言葉だった。「ファスト映画の何が問題なんですか?」今回の依頼は、映画を10分に短く編集した『ファスト映画』を動画サイトに無断アップロードし、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された、映画監督を目指す大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。初めは周りに映画を共有するために投稿していたが、誤って通常公開すると再生回数がぐんぐん伸びた。その後、次々ファスト映画を投稿し、著作権法違反の罪で逮捕されたのだ。しかし、後悔していると思われた遼平は、少しも反省していなかった。金儲けのためではないし、映画離れが進む中で、見た人が「映画を好きになった」「時間がないとき助かった」と感想が寄せられると、自らの罪を正当化する。確かに今はコンテンツの大量生産、大量消費の時代であるが、娯楽に割ける時間はそう多くはない。それは大人だけではなく、子どもも同様だ。しかも話題の移り変わりは激しく、流行に置いてかれまいと、物事のあらすじだけ理解できればそれで満足してしまう人もいる。度々話題に上がる作品の『倍速視聴』もその例で、じっくり誠実に作品と向き合う時間は重視されない傾向にある。しかし、ファスト映画は断固として許されるべきものではない。羽男は少しも反省しない遼平の言い訳や法廷での態度に手も足も出なかった。事件が思わぬ場所に飛び火そんな中、新たな事件が巻き起こる。名前が似ているため、ファスト映画を投稿したと誤解された山田恭兵監督(でんでん)がSNSで炎上していた。丁度、新作映画公開前というタイミングだ。そんな山田監督のファンである大庭(赤楚衛二)は、石子を誘って最新作『穢れし曳航』の舞台挨拶を見に行く。しかし、炎上の影響を受けたのか、客足は乏しかった。そしてさらにひどい事態へと発展し、最新作のファスト映画がネットに出回った。「売名行為」「自作自演」、書き込みは根拠のない誹謗中傷で溢れた。ネットは話題性があり、一度燃えたものが何よりの好物だ。事実を知らず、袋叩きにする者ばかりだ。この状況を知った石子は、「山田監督を手助けすることで、監督のファンである遼平との関係の潤滑剤になり得るのではないか」という父・綿郎(さだまさし)の助言を受け、監督に弁護士を紹介することにした。そして石子はその夜、遼平にそのことを相談してほしいと羽男にお願いするため、電話をかける。すると、いつもは他人に一切の興味もなさそうな羽男が突然、石子に弁護士を目指す理由を尋ねてきた。「父親の影響?」と聞く訳には、羽男が法曹一家生まれであることが関係しているように思える。姉・優乃(MEGUMI)は検事、父は名高い裁判官。羽男は記憶力の才能を買われ、昔から「できる子」と言われ続けた。父の目の輝きはいつも才能への期待だけで溢れ、羽男は弁護士にならざるを得なかったのだ。それとは反対に石子は、自分から父の姿に興味を抱いた。依頼者の心の棘を抜き、再出発のお手伝いができる弁護士に憧れたのだ。それもあり、人の些細な変化に気づける石子は、羽男の普段とは違う振る舞いを心配する。二人は顔を見合わせれば言い合いばかりする凸凹コンビだが、電話越しには和やかな雰囲気だ。「人に物を頼むときはなんていうのかな?」という、いつも通りの上から目線な感じと、優しく笑う羽男のギャップも垣間見えた。そして「おやすみなさい」という石子の言葉に少し驚いた表情をする羽男。『才能』としてではなく、『一人の弁護士』として必要とされている実感が、羽男の中で形づき始めていた。そして依頼を諦めかけていた羽男だったが、フォトグラフィックメモリーの能力で、ファスト映画内で制作陣しか知り得ない未使用のカットが使われていることに気づく。石子はそれを山田監督に伝えに行くと、監督は既に制作スタッフ・諸星(今井隆文)であることに気づいていた。炎上した原因でもあるファスト映画という罪に手を出してしまったのだ。監督は、諸星の再出発の芽を摘まないよう、訴えは起こさないことを決めた。見物人だった『私たち』が『当事者』へと変わる瞬間そして残るは遼平だ。何も聞き入れない遼平に、石子は罪と向き合ってもらうための秘策を思いつく。それは、山田監督の最新作のファスト映画を見せることだった。接見に訪れた羽男に、動画を予告なしに見せられた遼平は、「こんな編集をされたら、よさが伝わらない」「本編を見る楽しみを奪われたも同然」と激怒する。そんな遼平に、羽男は一言。「それがあなたのやっていたことなんですよ」最新作は上映打ち切りとなったが、映画を見ずに誹謗中傷する人、ファスト映画だけ見て評価する人で溢れた。たった10分の動画だけで映画を『見た気になる』のだ。これは中身までは知ろうとしないまま、記事の見出しだけで意見し、判断することと同じ、現代の悪き風潮だ。罪とは知らずに、これは誰かのためになっているという自己中な正義感。ゼロから長い時間かけて創り上げた作品を一瞬で潰し、関わる全ての人を苦しめる行いに知らぬ間に加担しているのだ。「あなたが加担した、ファストの世界が、どれほど罪深いものか。少しはわかっていただけましたか」いつもの石子と羽男の掛け合いが、この台詞で重なり合う。その声は右から、左から、視聴者を包み込む。今この一人の少年の物語に触れるただの『見物人』だった私たちが『当事者』だったみたいに…。『石子と羽男』第3話が描いた『許されざる罪』裁判の結果、執行猶予がつき、出所した遼平は、その日、山田監督に土下座し、謝罪する。「また映画に関わって生きたい」と思う遼平。彼が映画を愛する心に嘘はないだろうし、切った豆苗もまた伸び始めるように、一度ゼロになったとしても、人は何度だってやり直せる。今作は、そうしたやり直したいと願う人の声にも寄り添ってきたのだ。山田監督に肩をたたかれ、赦しの言葉が返ってくると期待した表情で顔を上げた遼平に告げられたのは、尊敬する監督からの、何よりの制裁の言葉。「未熟で申し訳ない、どんなに謝罪をされても、受け入れることはできません」一度間違えてしまったことを無しにはできない。今は法律以外にも社会的制裁を受け、そしてデジタルタトゥーとして一生治らない傷を負う。だがその背景には、それ以上に傷ついた者たちがいる。大きな声を上げる者たちに隠れた、声を上げられない多くの者たち。今作の『声をあげることが大切だ』というテーマの中で、今話が描いたのは『許されざる罪』。一人の青年の悲しい結末は残酷でもあった。だが、ファスト映画が、縮めた時間に詰まった誰かの大切な時間を奪う行為という揺るがない姿勢を貫いたことに大きな意味がある。誰もが忙しなく生きる時代。無駄や曖昧な時間が淘汰される時代。「最近、空見上げる余裕もなかったな」羽男のひとことが、今、どう響いて聴こえるだろうか。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月04日有村架純と中村倫也W主演の「石子と羽男」の3話が7月29日オンエア。視聴者からは羽男と父親の関係に「前向きなプレッシャーが強い」「辛過ぎる」などの声が寄せられるとともに、羽男の「よろしくお願いします」の言い方も話題となっている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験予備試験も司法試験も一発合格した高卒弁護士コンビが、誰にでも起こりうる生活の中にあるトラブルに挑む本作。パラリーガルとして父親のマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子を有村さんが、写真のように見たモノを記憶するフォトグラフィックメモリーの持ち主である羽根岡佳男(羽男)を中村さんがそれぞれ演じ、石子の高校時代の後輩で潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生に赤楚衛二。お金にならないトラブルを格安で請け負って石子に呆れられている、石子の父で弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は羽男に国選弁護の依頼が舞い込む。案件は映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。しかし国選弁護は資金不足などが理由で弁護士を雇えない人に対して国が弁護人を立てる制度であり、石子はあまりお金にならない国選弁護の依頼に乗り気ではない。一方羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々。しかし接見してみると遼平は、全く反省しておらず、想定問答を用意するも公判で自らの主張を繰り広げる。裁判所で羽男は検事をしている姉の優乃(MEGUMI)と遭遇。そこで石子は羽男の父親が裁判官であることを知り、以前「受験は親のためにした」と羽男が口にしたことを思い出す…というストーリーが展開。その後羽男の父・泰助(イッセー尾形)の誕生会で、羽男がマチベンで働いていることが話題に上る。自分が前の事務所をクビになったことを話す羽男だが、泰助は「君は誰にも負けない。小さい頃から君の才能を目の当たりにしてきたんだよ。君は天才だよ」と聞く耳を持たない…。「身内からの前向きなプレッシャーが強いパターンか…つらいな…」「貶すタイプじゃなくてひたすらに期待してくるタイプか…本当に信じ込んでるぶんタチ悪いな」「これ辛過ぎるな、お父さんからの期待と、お姉ちゃんからの悪意のない弄り」など、羽男の辛さに共感するコメントが寄せられる。そして遼平を反省させる良い方法を思いついた石子は「聞きたいですか?」と羽男に迫る。無言で小さくうなづく羽男に「人にものを訊ねる時は、なんて言うんですか~?」と問いかける石子。それに対し羽男は小声で「よろしくお願いします…」と口にして頭を下げる…。「よろしくお願いしますの声wwwwwwwwちっちゃ」「よろしくお願いしますって言い方が小さすぎる笑」「世界一かわいい「よろしくお願いします」「弱気のよろしくお願いしますかわいい」など、羽男の「よろしくお願いします」の言い方にも多くのコメントが投稿されている。【第4話あらすじ】潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が。妹の一奈(生見愛瑠)が電動キックボードで新庄隆信(じろう)と衝突。その後、新庄の容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し一奈が逮捕されてしまったという。「すぐに男性に駆け寄った」という一奈に、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判となり羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月29日現在放送中のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」第4話(8月5日放送)に、趣里、生見愛瑠、じろう(シソンヌ)がゲスト出演することが分かった。本作は、有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメントドラマ。第4話は、昨今話題のモビリティ・電動キックボードでの事故が発端となるストーリー。電動キックボードにぶつかって転んだ男性が、帰宅後に容体が急変。警察はひき逃げ事件として捜査し、妹が逮捕されてしまった、として潮法律事務所に堂前絵実から弁護の依頼が舞い込む。石子(有村さん)と羽男(中村さん)は、示談の可能性を探るが、男の妻はひき逃げを主張し、裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことになってしまう――というあらすじ。今回、潮法律事務所に連絡してくる依頼人・堂前絵実を演じるのは、「レッドアイズ 監視捜査班」「DCU~手錠を持ったダイバー~」などに出演した趣里さん。交通事故で両親を亡くし、一緒にいた自身の命は助かったものの視力を失っている絵実。その際、親身になって支えたのが綿郎(さだまさし)だった。そして、絵実の妹で、事故の加害者である一奈を演じるのは、現在公開中の映画『モエカレはオレンジ色』ではヒロイン役を務めた生見さん。警察に逮捕されてしまうが、一奈は事故直後に相手の男性を救護し、「ケガはない」と言われたと主張。勝気で少々荒っぽいが、お姉ちゃん子で素直な性格だ。趣里さんは「(プロデュースの)新井順子さんと(演出の)塚原あゆ子さんとご一緒させていただくのはすごく久しぶりで、もう一度お仕事したいなと思ったのですごくうれしかったです。身が引き締まる思いで、頑張ろうって思いました」と明かし、「目が不自由な役というのは初めてだったので取材させていただきましたが、前向きにポジティブに人生を生きるという印象を受けました。絵実にもいろいろな過去があるんですが、大切な妹のために頑張るっていうのは思っていました。石子と羽男のコンビがいてくれると助かる人はたくさんいるだろうなって思いました。歩くときとか気をつけようと。ぶつからないように人に優しく生きようと思わせてくれるお話です」と今回のストーリーについてコメント。生見さんは「今回の撮影で電動キックボードに乗るために原付免許をとりましたが、(運転が)結構難しくて、これを無免許で乗るのは怖いって思います。身近な事件を題材にしたお話で、誰にでも起こり得ることなので、改めて私も気をつけなきゃなと思いました。そして家族の大切さとか、あったかさを感じる作品になっているので、そういうところも見ていただけるとうれしいなと思います」とアピールした。なお、一奈が運転する電動キックボードと接触事故に遭う新庄隆信役で「シソンヌ」じろうさんが出演。「ドラマにレギュラーで呼ばれることはありません。大体1話ゲストで役柄は、変なやつ、嫌なやつ、気持ち悪いやつ、変で嫌なやつ、変で気持ち悪いやつ、変で気持ち悪くて嫌なやつ、の6択です。今回はどの役柄でしょうか。6択以外かもしれませんよ」と意味深なコメントを残している。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月29日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ガチャをする時、なんとも言えないドキドキとワクワク感を味わえるだろう。欲しいもののためについ何度も回してしまうものだ。だが近頃は、『親ガチャ』という、人生で一度しか回せないガチャの名前をよく聞くようになった。第二話ではその『親ガチャ』という言葉が大きなテーマとなっていく。『石子と羽男』第2話のテーマは『親ガチャ』「息子が無断でゲームに課金してしまったんです!」パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)、バイトとして新しく仲間に加わった大庭(赤楚衛二)が務める潮法律事務所の法律相談会に訪れたのは、母・相田瑛子(木村佳乃)と、息子・孝多(小林優仁)の親子。塾へ通うための連絡手段用のスマホでゲームに無断で高額課金してしまい、返金請求するも、親会社がそれに応じてくれない…という相談だった。小学生であっても自分用のスマートフォンを持つのが当たり前になってきた時代、こうした未成年者による無断の課金が増えており、身近な事案だろう。早速この案件を請け負うことにした羽男達は、ゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ね、強気な姿勢で『未成年者取消権』を主張する。しかしその担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)だった。いかにも曲者全開の丹澤は、成人だと自ら偽ったことに落ち度があると主張。二人を圧倒し、またも羽男は何も言い返すことができなかった。そして石子達は顧問弁護士との話し合いの結果を伝えに相田家を訪れる。説明の間、瑛子の隣でただ黙っていた孝多だったが、突然、受験が嫌で課金をしたと言い出す。「そんなこと嘘でしょ!」と瑛子に強く問い詰められ、顔を背ける孝多。家中、受験に向けた張り紙で溢れている。孝多が「良い学校に入って楽をさせたい」と言ったと瑛子は話していたが、もしかしたら自分の願望を押し付ける『お受験ママ』の毒親なのではないかと疑ってしまう。その後二人は塾を訪れ、孝多から「受験が嫌だと主張するために課金をしたというのは本当だ」と聞く。中学受験を経験していた羽男は、受けたくなくても、親のために受験する子どもの気持ちが痛いほどわかっていた。塾に通う生徒達の中にも自分の意志には反し、親からのプレッシャーをかけられている子ども達が多いだろう。『親ガチャ』という言葉を小学生が軽く使っているのには驚くのだが、気軽に使われるようになった今だからこそ、子どもでも自分の生まれた落ちた環境に憂うのだ。高額請求を仕組んだ真犯人とは返金のため調査を続けていた石子達だったが、事態は思わぬ方向に進む。事務所に突然駆け込んできた相田親子から告げられたのは、ゲームアカウントの乗っ取りと25万円の高額請求の発覚だった。直ぐに警察の協力を要請したが、情報開示を待つ傍ら、石子は調査を続ける。気になるのは母・瑛子の生活だが、石子が見たのは、ダブルワークで夜まで懸命に働く瑛子の姿だった。一方の羽男は、ドロパズで遊んでいると見せかけて、孝多のアカウントを乗っ取った人物とゲーム内でコンタクトを取ることに成功する。その人物は意外にも塾に通う孝多の友人だった。話を聞くと模試でカンニングをダシにされ、孝多のアカウントで課金し続けろと脅迫されていたという。このことから、カンニングとパスワードを知り得ることのできる人物に絞り込まれる。そしてお互いの得意を生かして、石子と羽男がお互いにヒントを見つけ、25万円の高額請求を仕組んだ真犯人を突き止めた。『石子と羽男』第2話で改めて気付く根幹のメッセージ事務室で友人が誤ってパスワードを口にしたのを耳にし、授業中預かっているスマホのロックを解除できた人物は一人だけ。その時スマホを管理していた塾の職員・深瀬(富田望生)だ。深瀬は以前、勤めていた塾で同じような問題を起こしていた。その動機は、自分は親から高校を出たら働けと育てられ大学にも行けなかったその腹いせだという。受験する子どもの足を引っ張っても、何も生まれないし、自分の過去は変えられるはずもない。だが、深瀬は自分のこの行いを正当化し、満足しているような態度でこう言い放った。「みんな親ガチャで当たり引き当てた勝ち組でしょ?」生まれ落ちたその瞬間から、他人と何かしら差がついているのは否定はできない。人は生まれながらにして経済力や容姿による様々な格差を感じずにはいられないのである。だからこそ誰しも『親ガチャ』を盾に、人生における失敗を『全て』生まれ落ちた環境のせいにしたくなってしまう。ひどい親が存在するのも事実、経済格差で学びの機会の幅に差があるのも事実。簡単に変えることのできない現実がそこにはある。だが石子の言う通り、生まれ落ちた環境を受け入れる必要はないし、家族であっても無理して家族でいなくて良い。だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎないそして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。そして孝多もそれを受け取り、自分のため、そして親のために前向きに中学受験に取り組もうと頑張ってきた。石子はそんな親子を見て、一人で自分を育てくれた母親を重ねていた。石子は瑛子に母子家庭を支援する制度があることを紹介するのだった。今話も重いテーマとなったが、重くなりすぎず、後味良く終われるのは、『声を上げる』というメッセージがブレずにあるからなのだと思う。一番欲しいものであっても、簡単に手に入るくらい人生は上手くいくものではない。だが、だからこそ、土砂降りの雨が降っても傘を差し出してくれる存在と共に、『出会い』という素敵なガチャで、価値ある何かと出会う人生を送っていきたいと思わせてくれる第二話だった。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月28日有村架純×中村倫也W主演「石子と羽男」第2話が7月22日オンエア。赤楚衛二演じる大庭に「週末の癒やしになりそう」などの声が続出。“癒しキャラ”ぶりが好評のなか、ゲスト出演した宮野真守には「また出てくれないかな」と再登場を願う声も寄せられている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリーが展開する本作。キャストは学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、少しの無駄も許さない倹約家な東大卒パラリーガル・石田硝子役に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したが半年で自主退学、フォトグラフィックメモリーの持ち主で、その能力を駆使し司法試験も一発合格した高卒弁護士・羽根岡佳男役に中村さん。共演には石子の高校時代の後輩で、前回、カフェで携帯を充電して訴えられ潮法律事務所に依頼に来たことがきっかけで、再就職先が見つかるまで潮法律事務所でアルバイトすることになった大庭蒼生に赤楚さん。困っている人を放っておけない、根っからのお人好し&人情派で、お金にならないトラブルを格安で請け負っているため、事務所の経営がいつも赤字状態で、石子から「ほどほどにしてください」と厳しく釘を刺されている石子の父・潮綿郎にさだまさし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話は大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに、相田瑛子(木村佳乃)と小学生の息子・孝多(小林優仁)親子がやってくる。相談は孝多が内緒でスマホゲームに課金、ゲーム会社から高額請求され、返金してもらいたいというもの。羽男らはゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねるが、相手方の担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野さん)だった…というもの。丹澤役で出演した宮野さんに「上半身しか映ってないのにそこでもうスタイル良いの分かっちゃうの最高」「大きな窓の前でぽっけに片手つっこんで珈琲を淹れる逆光丹澤弁護士 絵になりすぎててあかん」といった声が。「願わくば羽男さんの元同僚役のマモの出番もまた見たい…」「また出てくれないかなマモちゃん」など“再登場”を願う声も多数。孝多が課金を止めたにも関わらず、その後も瑛子の元に高額請求が続き、何者かが孝多のIDとパスを知って不正アクセスを行っている可能性が浮上。事件は予想外の展開を迎えていく。一方、石子に対する大庭の行動にも視聴者の注目が集まる。雨の中、ジャケットを傘替わりにして事務所に急ぐ石子とすれ違った大庭は、自分の持っていた傘を差し出す。大庭が濡れると言って断る石子に「一緒ならいいですか?ちょうど今、事務所に忘れ物あったの思い出して」と伝え、石子を自分の傘に入れ一緒に事務所に向かうのだが、そこでジョークを話そうとして先にオチを口にしてしまう…。そんな大庭にも「傘をほぼ石子さんに差してあげる蒼生くん優しい。惚れる」「大庭くんって不器用だけど天然かな?と思ってたら、天然すぎて笑った」「まっすぐで優しくて、たまに天然発言?しちゃう大庭蒼生くん、週末の癒やしになりそう」「大庭さんが癒しキャラになってますね 来週も楽しみです」など、大庭の癒しキャラぶりにも多くの反応が集まっている。【第3話あらすじ】羽男に「国選弁護」の依頼が舞い込む。ファスト映画を動画サイトに無断アップして、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護だった。お金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子に対し、羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々だったが、遼平は反省どころか悪態をつき羽男は振り回されることに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月23日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。日々の生活は、小さなトラブルで溢れている。その問題は、誰かに相談するまでもない小さなものばかりではあるが、普通の毎日を過ごすために解決しておきたいし、予期せぬところで訴えられるなんて御免である。とある青年・大庭蒼生(赤楚衛二)も「そんなコトで訴えます?」と、街の弁護士事務所『潮法律事務所』に駆け込んでいた。「カフェで充電していたら訴えられたんです!」そんな相談に向き合うのは、パラリーガル・石田硝子/石子(有村架純)と、ぎっくり腰になった硝子の父・潮綿郎(さだまさし)の弁護士代理でやって来た羽根岡佳男/羽男(中村倫也)。『真面目で石のように頭が固い』石子は自分のルールを堅く持っており、型破りな方法で切り込む羽男とはそりが合わない。話し合いにギリギリ到着する羽男に二度と会いたくないと思っていたところに、弁護士として本格採用されたのだ。だが、石子も負けてはいられない。石子はカリスマ的振る舞い方が書かれた羽男のメモを見つける。影に隠れタイミングを見て登場したことを見破られてしまった羽男。『クセつよ』な羽男の一強の関係かと思いつつ、堂々言い返す石子とのバランスの良さを既に感じる。型破りな天才弁護士を演じる『羽男』と弁護士になれない崖っぷちパラリーガルの『石子』の、真面目に生きる人々の暮らしを守る傘になる、リーガルストーリーが幕を開けた。有村架純と中村倫也の掛け合いが光る『石子と羽男』第1話依頼人のカーキャプテンの会社員・大庭の話を聞き、二人は早速カフェを訪れ、羽男は自信満々に余裕な表情を浮かべ店長(田中要次)と対面する。しかし引き下がらない店長を前にして、羽男は急に黙り込んでしまう。怒鳴る声、机を叩く音、羽男の中で全ての音が次第に小さくなっていく。羽男はこの案件を諦めると言い出した。一瞬見ただけで覚えられる『フォトグラフィックメモリー』という能力ゆえ、羽男は高卒ながら司法試験も一発合格。しかし、請け負う案件は失敗だらけだった。決められた予定が崩れる不測の事態への対応できず、途端にフリーズしてしまうのだ。そんな羽男の記憶力をヒントに、石子は店長が資金繰りに困っていることを一人で調べ上げていた。請求を考え直すならば、相談に乗るという提案を思いつく。石子がパラリーガルとしてできる最大限のことを尽くし、弁護士の羽男が膨大な知識量で提案を行う。互いの足りない部分を補い合って解決まで導く、二人の掛け合いの演出が光っていた。これで一件落着かと思ったが、羽男は大庭が務める整備工場の本社・カーキャプテンの支店が、カフェの目の前にあることに気がつく。「本当の狙いは、別にあるんじゃないですか?」羽男はこう切り出し、大庭は初めの訴えの奥に隠された問題を二人に話す。大庭は元々は本社で働いていたが、支店長(丸山智己)によるパワハラを超えた、職場いじめが行われていた。大庭は仕事を押し付けられ、連日の叱責や物理的被害も受けていた。そして同僚の沢村(小関裕太)が業務を助けたことをきっかけに、その標的は沢村に向かった。いじめを目撃した大庭が会社に告発するも、いじめと判断されずに大庭はそのまま左遷されてしまったのだ。未だに会社でのいじめが指導の一環やただのパワハラだとされ、いじめと認められず根本的な解決がなされないことも多い。しかし、侮辱罪、名誉毀損、強要罪、暴行罪…いじめはれっきとした犯罪である。「いじめは法律で裁かれるべきです」ここでまたはっきりと名言してくれたことに、大きな意味を感じた。二転三転とする展開に引き込まれる調査を進めていた石子達だったが、社員からパワハラをしていたのは大庭だと聞かされる。暴言を含めたプレッシャーを与えるパワハラメールの送信者は大庭で間違いないようだった。話が二転三転とする展開が視聴者を、様々な人の思惑に踊らされる石子達と同じような感覚にさせてくれる。しかし、この依頼が本当に復讐ならば、危険な橋を渡りたくない羽男にとってはやっかいな展開だった。だが、今救いを求める人を見捨てるわけにはいかない。羽男は大庭が撮影してきた動画を一人眺め、ついに解決の糸口を見つけ出した。羽男が大庭に真相を確認すると、沢村が支店長に脅され、退席した隙にパワハラメールを書き込んだようだった。そして大庭が本支店のヘルプに入る日に、計画性に長けた羽男は考えた作戦を実行する。沢村が録音していたボイスレコーダーを証拠として提出すれば上手く行く。そう思っていたが、沢村は様々な圧に負け、決断しかねていた。予想外。計画が崩れてしまった羽男はまたフリーズしてしまう。そしてバトンを貰って前へ出たのは石子だ。「なぜ、声を上げないんですか?」石子のこの言葉が重く響く。誰しも声を上げることが情けないと感じてしまう。自分よりも大きな存在を動かすことなど、自分にはできないし、誰かに頼ったところで現状が変わるとは考えられないのだ。弁護士に相談するのは最終手段でしかない。だが、石子はこう続け、私たちに大切な法律への向き合い方を教えてくれた。「声を上げていただかなければ、お手伝いできません。ぜひ法律を上手に活用し、幸せに暮らしていただければと存じます」まず声を上げなければ、自分の人生を守るために皆に平等にある法律が意味をなさない。人間関係を円滑にするためのルールを活用することは、何も間違っていないのだ。そして、沢村はその再生ボタンを押すのだ。いつも近くにある法律というセーフティーネット、そして近くにいる大切な仲間である大庭を信じて。夕日の裏で二人を映すカットに言葉はなかった。声を上げる大事さを描いた後だからこそ、言葉は必要ない確かな友情が形として際立っていたように思う。ただ『おもしろい』だけで終わらせない魅力がある『石子と羽男』『そんなコトで訴えます?』がサブタイトルの今作。だが、どんなに些細なトラブルでも、その裏にある大切な生活を、そして心を守るために声をあげても良いのだ。美味しいお酒を飲んで、夜風にあたる…なんていう、何気ない毎日の幸せを守るためにある法律を使うことへのハードルを下げてくれた初回。そして、羽男が支店長に対しても「あなたはあなたで声を上げればいいじゃないですか」と伝えていたのが、どんな人にも平等に、法に守られる権利があることを強調していたのがさらに素敵だった。お互いの足りない所を上手く補い合う『石羽コンビ』と大庭を新たに仲間に加えた『潮法律事務所』が、ついに動き出した。人々の小さな問題から始まり、様々な視点で現代社会の問題へ切り込んでいく物語に期待が高まるばかりだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月21日有村架純と中村倫也がW主演するTBS新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が7月15日からスタート。視聴者からは羽男のキャラに「新鮮」という声が多数。石子とのコンビぶりには「パワーバランス面白い」などの反応も上がっている。西田征史がオリジナル脚本を担当、プロデュースに新井順子、演出に塚原あゆ子という「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結。東大卒崖っぷちパラリーガルと高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる身近な珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、東大法学部を首席で卒業。だが司法試験に4回落ち、5回目も落ちるのが怖くてパラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子に有村さん。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主で、司法試験も一発合格。自分が周りからどう見られているかの“ブランディング”を何よりも気にし“型破りな天才弁護士”を装おうとする羽根岡佳男に中村さん。カフェで携帯を充電していたら訴えられてしまい、潮法律事務所に依頼に来る石子の高校時代の後輩・大庭蒼生に赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長でもある弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は羽男が綿郎の采配で「潮法律事務所」に採用され、そこにカフェで携帯電話を充電していたら店から訴えられたと大庭が相談してくる。実は大庭の行動には裏があって…という展開。放送が始まると視聴者からは羽男のキャラクターに「天才弁護士に憧れてる主人公って新鮮!」「リーガルドラマの主人公として新鮮な魅力」「できる弁護士風だと思って見てると羽男おもろwww」などの声が上がる。また彼の持つフォトグラフィックメモリーという能力には「フォトグラフィックメモリーすごい能力なんだけど」といった驚きの声と共に「羽男のフォトグラフィックメモリー能力を存分に発揮できる案件望む」など、羽男が能力を生かすシーンに期待の声も。「しっかりきっちりしていて頭脳な石子となんだかんだ一緒に行ってくれる口と表が上手な羽男くん、二人のパワーバランス面白い」「努力で生きてきた石子と、自分の能力に気づかずひ弱になってる羽男がいい塩梅で補い合って成立してる」と石子と羽男のコンビぶりも好評を博している模様。また1話の依頼者として登場、ラストでは潮法律事務所でアルバイトを始めることになる大庭を演じる赤楚さんには「赤楚くんは笑顔も最高だけど、ちょっと憂いを帯びた表情も秀逸」「電車のドアが閉まる時のあの表情とか、一気に心が持ってかれる」「内に溜めたものが堪えきれずに表情に出てきてしまうの上手いな…と今日再認識」等々、その表情に触れた投稿が数多く寄せられている。【第2話あらすじ】大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに一組の親子が。母・相田瑛子(木村佳乃)によれば小学生の息子・孝多(小林優仁)が内緒でスマホゲームに課金し、ゲーム会社から高額請求され困っているという。返金してもらいたいと相談された羽男たちがゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねると、担当弁護士は羽男の元同僚の丹澤文彦(宮野真守)だった…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月16日本日からスタートした有村架純&中村倫也W主演ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の第2話(7月22日放送)に、木村佳乃と宮野真守がゲスト出演することが分かった。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)という“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメント。このコンビの元には、毎回様々な依頼人がやって来るのだが、第2話では、木村さん演じる12歳の息子・孝多(小林優仁)と暮らすシングルマザーの相田瑛子が依頼人。息子が無断でゲームに課金してしまい、ゲーム運営会社に返金を要求したが応じてもらえず困っている…という内容だ。一方、人気声優であり、歌手や俳優としても活躍する宮野さんが演じるのは、「リック&ベンジャミン法律事務所」で羽男と同期だった弁護士・丹澤文彦。羽男は瑛子から依頼された案件で古巣を訪ねることになり、丹澤と再会。バチバチと火花を散らす2人に注目。「成人が18歳になったことも含めながら、ゲーム課金についての知識がスッと入る脚本で大変面白かった」と物語の印象を語った木村さんは、「撮影では倫也くんのキメ顔がいろいろあったりして、面白かったですね。倫也くんの役と架純ちゃんの役が全く違うタイプで、天才肌タイプと努力しているタイプの頭の良い2人のマッチングがすごく面白いです」とふり返る。宮野さんは「ドラマへの出演はとても緊張するのですが、オファーをいただけてとてもうれしかったです」と喜び、「難しい言い回しもありつつだったので、集中力を高めながら撮影に臨みました。皆様に楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月15日鳥類の中でも、とても頭がいいといわれるカラスは、生ごみを荒らすことがあるため、迷惑な鳥というイメージがありますね。そんなカラスの意外な一面が見られる動画が話題になっています。空を飛んでいる2羽のカラスが?アメリカに住むライアン・ラムレイさんが、海を訪れていた時のことです。彼は頭上の空を飛んでいる2羽のカラスに目を留めました。カラスが空を飛んでいることは、特に珍しくはありません。ところが、ライアンさんが見たカラスたちは、ただ『飛んでいる』だけではなかったのです。彼が思わず言葉を失った、驚きの映像がこちらです。@lumbum_ 100percent want to reincarinate into a crow #fyp #natureismetal #nature #birdsoftiktok #fullsend #sundaymoodaf #church ♬ original sound - ryan lumleyぴったりと寄り添って飛んでいる2羽のカラスは、まるで一緒に踊っているかのよう!同じタイミングで上昇したり、ターンをしたりして、2羽の動きは見事にシンクロしています。目の前で繰り広げられるカラスの優雅なダンスシーンに、ライアンさんもびっくり。この動画には40万件を超える『いいね』が集まり、驚きの声が上がっています。・なんて美しい、シンクロ飛行だ!・間違いなく、このカラスたちは愛し合っているね。・信じられない!まるでディズニー映画を見ているようだわ。カラスは一度つがいになると、一生相手を変えないといわれています。大空を舞台に、まるで仲よくダンスを楽しむような動きを見せた2羽のカラス。もしかするとカラスたちはライアンさんに、自分たちのラブラブっぷりを見せ付けたかったのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年06月23日アメリカのオレゴン州で撮影された動画に、多くの人が魅了されています。この日、自宅の居間にいた撮影者さんは、窓のほうからバサバサという音を聞きました。気になって外に出てみると、地面に1羽のハチドリがいたのです。撮影者さんはハチドリを手ですくいあげて、胸の前でそっと抱き寄せました。その後、家にスマートフォンを取りに戻り、ハチドリの前で手を広げると、親指の上に乗ってきたそう。そして、もう片方の手で動画を撮り始めると、ハチドリが驚くべき姿を見せたのです。ハチドリが動くたびに、羽の色が鮮やかなピンク色に変化!この鳥は『アンナハチドリ』という種類で、頭の羽がうろこ状になっており、光の反射によって色が変わって見えるそう。動画を見た人たちも、自然が作り出した美しい鳥の姿に驚きが隠せないようです。・なんという美しさ!目の前で見たらどんなに感動するだろう。・羽の色が変わる様子をずっと見ていられる。・ハチドリは神様が作った芸術作品だね。このハチドリは1分間ほど手の上にとどまった後、撮影者さんの顔から1m前後離れたところでホバリングをして、飛び去っていきました。撮影者さんは数年前に、息子を亡くしたのだそう。「このハチドリは、大切な息子の訪問だったことに間違いありません。この思い出を一生大切にします」とつづっています。もしかすると本当に、天国の息子さんが、美しいハチドリの姿になって会いにきたのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月13日2020年2月生まれの男の子・たろうくんのママ・てんてこまいさんが備忘録としてゆる〜く描く、親バカ全開!?な育児絵日記。ある日、子連れで大量の買い物をしたとき、あまりの重さで……。不意のカワイイひと言にHP回復…!子どもを連れての買い物、本当に大変ですよね……。 しかも、おむつやおしりふきなど、かさばるものに限って同時になくなってしまうことも。そんな日に限って、買い物カートに乗らずに「あるくの!」なんて言われてしまったり。 この日のてんてこまいさんは、まさにそんな状況だったそうです。 両手にいっぱいの荷物&イヤイヤ期の2歳児、そのうえ隣の車との距離がほんのわずかなので、チャイルドシートに乗せにくい……。 てんてこまいさんが思わず呟いてしまったひと言に……!? この「ごめぇん」は破壊力高い!!ハートをズキュンと撃ち抜かれてしまっています!! 悪気なく言ったひと言に、こんなかわいい謝り方をされたら、「イヤイヤイヤ!!」ってなりますよね。 ギューッと抱きしめながら、「重いなーってことは、大きくなってうれしいなーってことやで!!」「大きくなってくれてありがとうね! 大好き!!」と全力フォローをするてんてこまいさん。手には重たいはずの荷物がかかったままで、足もプルプル震えているけれど、そんなことおかまいなし!子どものカワイイひと言で、疲れがぶっ飛んだのでした。 SNSのコメント欄でも「かわいいは正義! かわいいは最強!」「かわいいが大渋滞」「めちゃくちゃ共感!」など、かわいさにメロメロになる人多数。 毎日予想外のことが起きて、思い通りにいかないことのほうが多い子育て。でも、子どもたちはママ・パパのことが大好きなので、ちゃんと見ていてくれますよ。 不意に出る、カワイイひと言に元気も回復!大変だけれど、宝物の毎日ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター てんてこまい2020年2月生まれの男の子(たろう)のママ。Instagramで育児奮闘記やズボラ母の生態について描いています。親バカすぎて夫に引かれることもしばしば。
2022年06月03日アイドルグループ・NMB48の前田令子、南羽諒が24日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演。“センターを務めること”の大変さについて語った。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。24日の配信には、オーディションの頃から親交のある前田令子と南羽諒が登場した。配信冒頭、企画趣旨を伝え終えた前田は「“あまり見ることがない組み合わせ”と言いましたけれど……最近なんか、めちゃくちゃ見るんじゃないですかね(笑)?」とツッコミ。「チームNの『夢中雷舞』公演にまたぎ出演をさせていただいているので、羽諒といっぱい公演出たりとか。同期ということもありますし、候補生時代はずっと一緒にいた」と説明した。ツイッターで事前にリスナーから募集した質問に答える「NMB48とおしゃべり」のコーナーでは、「公演でそれぞれセンターをしていますが、どこが大変とかってありますか?」という質問を最初にピックアップ。前田は「大変なところいっぱいあります」と前置きしながら、「まずは、後ろが見れへん」「1回間違えたら終わり」と話した。これには、南も「終わり!」と深く共感。「めっちゃ危なかった時があった」「センター初日の1曲目! サビで(笑)! ホンマに頭が真っ白になって、めちゃくちゃ焦ったんです。でも、体が勝手に動いてくれて大丈夫やった」と振り返る。南の冷や汗ものだったエピソードを聞いた前田は「今までは(後ろから)みんなを見られるポジションで公演をやってたから、前おらんかったら焦るよな」「しかも後ろと前のポジションで振りも全然違うんですよ」と補足。南が「普段からセンターをやってる方はホンマにすごいと思った」と話すと、前田は「ホンマにそう」「『もっと支えないと』って思った」と、しみじみと語った。
2022年05月25日