「次にブレイクしそうな俳優のチェックは欠かさない!」という女子も多いかと思いますが、国内だけでなく、海外にも目を向けてみれば、まだまだ知らないイケメンともめぐり会えるもの。そんななか、今回オススメしたいのは、幅広いタイプが揃うドイツ人俳優!そこで、現在大ヒット公開中のドイツ映画のなかから選りすぐったイケメンたちをご紹介したいと思います。まずは、驚きの実話をもとに映画化したことで話題のこちら……。『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』!【映画、ときどき私】 vol. 137突然発症した先天性の病気が原因で95%の視力を失ってしまった青年サリー。それでもホテルマンになるという夢を叶えるため、目が見えないことを隠したまま5つ星ホテルの研修生として働くことに。本作は、サリーの奮闘する姿を笑いあり涙ありで描いた感動作です。原作者はなんと15年もの間失明していることを周囲に秘密にしていたそうですが、ハンデを克服するために血のにじむような努力をしてきた彼の半生には、誰もが心を動かされるはず。そんなサリーに魅力を与えているのは、主演を務めたこの方……。コスティア・ウルマン演劇監督のドイツ人の父とインド人バレリーナの母を持つハーフということもあり、エキゾチックな雰囲気のコスティア。子役時代からキャリアをスタートさせている実力派で、ドイツでは同世代のなかではもっとも知られている俳優のひとりとも言われているほど。本作で見せる何事にも全力で向き合うまじめさとチャーミングな笑顔には、誰もがキュンとなること間違いなしです!続いては、サリーの親友であるマックスを演じたこちら……。ヤコブ・マッチェンツドイツ人イケメンと聞いて、青い目に金髪を想像した人も多いかと思いますが、まさにそのイメージ通りのヤコブ。劇中ではプレイボーイの役ということもあり、女たらしではあるものの、どこか憎めない愛嬌には思わず引き込まれてしまうはず。スーツ姿も、おしゃれな私服姿もキマっているので、お見逃しなく。本作ではそんな2人が繰り広げる熱い友情も見どころですが、恵まれた環境にいるとつい忘れがちなことや夢を持つことの大切さ、そして努力することの意味を思い出させてくれます。続いてご紹介するのは、2016年度のドイツ映画興行収入でNo.1を記録するほどの大ヒットとなった注目作。それは……。『はじめてのおもてなし』!難民の青年との出会いをきっかけに、ある家族がそれぞれの人生を見つめ直すさまを映し出した心温まるコメディ。ドイツでも大きな議論を巻き起こしている難民問題をシリアスに描くのではなく、誰もが抱えている身近な問題を交えながらユーモアたっぷりに描いており、幅広い層から共感を得ている作品です。そのなかで、一家の長男を演じているイケメンとは……。フロリアン・ダーヴィト・フィッツ以前、『君がくれたグッドライフ』という作品で主演を務めた際に、ananwebにコメントを寄せてくれたこともあるフロリアン(写真・中央)は、ドイツでは国民的俳優のひとり。今回は仕事ばかりに追われるあまり、息子との関係に悩むシングルファーザーを演じていますが、スラリとした長身で、少し年上の男性が好きな女子にオススメです。また、息子のバスティを演じている子役(写真・左)も今後イケメンへと成長しそうな有望株なので、青田買いしたい人はぜひこちらにも注目してみてください。そして最後は、本作でインターンの医師として登場するこの方……。エリヤス・エンバレクチュニジア人の父とオーストリア人の母を持ち、彫りの深い顔立ちが印象的なエリヤス。インスタでは鍛えあげられた肉体美も披露するなど、ドイツでは女性を中心にかなりの人気を誇っているとのこと。優しい笑顔とあふれる色気には、日本の女子も虜になってしまうはずです。家族の絆はもちろん、自分の人生において本当に大切なことは何かを気づかせてくれる本作は、仕事や恋愛に悩める女子にとっても必見です。以上、オススメのドイツ映画とともに、注目のドイツ人イケメン俳優をご紹介しました。次の休みは、さっそくお目当てのイケメンに会いに劇場へと足を運んでみては?『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』の予告編はこちら!『はじめてのおもてなし』の予告編はこちら!作品情報『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』1月13日(土)、新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー配給:キノフィルムズ© ZIEGLER FILM GMBH & CO. KG, SEVENPICTURES FILM GMBH, STUDIOCANAL FILM GMBH『はじめてのおもてなし』1月13日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開配給:セテラ・インターナショナル©2016 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG / SENTANA FILMPRODUKTION GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH
2018年01月18日©YUMIMOROTOこんにちは、アートディレクターの諸戸佑美です。お正月映画はもう何かご覧になられましたか?今年も一緒にたくさん素敵な映画に出会いたいですね。映画を通して、さまざまな世界をお伝えできれば幸いです。さて、2018年度最初におすすめする映画は、サリア・カハヴァッテの奇跡の実話を『白バラの祈りゾフィー・ショル、最期の日々』のマルク・ローテムント監督が映画化しドイツ全土で大ヒット!映画『5パーセントの奇跡嘘から始まる素敵な人生』をお送りします。先天性の病気で95%の視力を失った青年サリーの夢は、ミュンヘンにある最高級の5ツ星ホテルで一流のホテルマンになることでした。突然、どん底に突き落とされた彼に寄せられた周囲の助言は、「もう、夢は諦めろ。現実的になりなさい」というものばかり。果たして、無謀とも呼べる彼の夢は叶うのか、そして恋の行方は……?夢、挫折、友情、努力、恋愛……人生に大切なことがすべて詰まった、笑って泣けるハートフル・エンターテイメント!ぜひお楽しみください!■映画『5パーセントの奇跡〜嘘から始まる素敵な人生〜』あらすじー95%の視力を失った青年が、5ツ星ホテルで働くために"大芝居"を打つ!父母と美しい姉の4人家族、ドイツ人の母、スリランカ人の父の間に生まれたサリー。学校を卒業してからの彼の夢は、一流のホテルマンになることでした。ところが突然、目の前が“真っ暗”となる先天性の病気による網膜剥離になってしまいます。手術をしてなんとか保てたのは、なんとたった5パーセントの視力。父は心配して「障がい者の学校へ転入しろ」と言いますが、サリーは自分の夢を諦めたくありませんでした。「普通の学校を出て、一流ホテルで働きたい!」と宣言し、理解のある母と姉の協力を得て、障がい者であることを隠してホテルマンになるという、サリーの荒唐無稽、奇想天外な挑戦が始まります。残りの学校の試験を何とか丸暗記によって卒業したサリーは、早速ドイツのホテルに願書を送りまくります。しかし、現実は厳しく、視覚に障がいがあることを正直に申告した願書は、ことごとく突き返されてしまうのでした。そこで、苦肉の策ながらその事実を隠して、ついにミュンヘンの5つ星一流ホテルから“研修生”としてのチャンスを得るのでした。どんな苦難の道に立たされても、サリーは強い意志を持ち諦めなかったのです。優しく誠実なハンサムガイで、人一倍ホテルマンになることに情熱を燃やすサリーを支えたのは、周囲の人々の善意や友情でした。人事面接に遅れてやってきたマックスは、ホテルやレストランを経営する両親の放蕩息子で女ったらしですが、面接の際、サリーに助けられたことでふたりの間に友情が芽生え、いち早くサリーの障がいを見抜き協力を申し出ます。マックスのおかげで、ホテル内部の構造をすべて丸暗記することで、5パーセントの視力をカバーしながら行動するサリーですが、研修の難易度はどんどん上がっていきます。厳しい指導教官クラインシュミットが担当するバー研修は、サリーにとって最大の難関でした。リクエストされたカクテルをグラスに手際よく正確に用意しなければなりません。青ざめるサリーを心配そうに見守るマックス。そしてその夜、マックスの父親のレストランが閉まってから、彼と一緒に猛練習するサリーの姿がありました。目の前の相手もぼんやりとした光の集合体にしか見えない状況で、耳で、鼻で、触覚で、と視覚以外の感覚を総動員させてスキルを磨いていくのです。そんなある日、サリーは実家の農場で収穫した作物をホテルに納入しているシングルマザー、ラウラの話し声を聞いて好きになります。アフガニスタンから難を逃れてドイツにやってきた元外科医の皿洗いのハミドの協力のお陰で、ついにふたりは親しくなるのですが……。サリーは、自分が5パーセントの視力であることを彼女に言えないでいました。なんとかカクテル作りをマスターし始めるサリーのさらなる試練は、バーのグラス磨きでした。汚れを目で確認できないサリーは、何度もやり直しを命じられ、徹夜で作業をすることも。そんな矢先、彼の実家では父親が女を作って失踪してしまいます。慣れない仕事の緊張と過労、そして家族の崩壊という事件が押し寄せ、心身ともに限界に達してしまったサリーは、絶望的になりいつの間にかドラッグに手を出すように……。果たしてサリーは、研修を乗り切り、採用試験まで漕ぎつけられるのでしょうか?彼の未来は!?■魅力的な実力派俳優陣に心響く言葉の力”on the true story"という触れ込みの映画は数多くあるけれど、本作『5パーセントの奇跡』ほどその名がふさわしい映画は他にありません。こんな素晴らしい青年が本当に実在したんだという真実を多くの人に知ってもらいたい。また、劇中のサリーの独白で「以前、ブッタの本で読んだ。”幸福への道はない。道が幸福なのだ”」や「急ぐならひとりで行け。遠くへ行くのなら仲間と行け」など、心に響く言葉の力も見どころのひとつ。サリーは数々の困難に見舞われますが、いつも相手の話に耳を傾け、自分の気持ちを自分の言葉で伝えて周囲とのより良いコミュニケーションを育んでいくのです。主人公サリー役にドイツ若手俳優の中でも人気のコスティア・ウルマン!サリーを支える研修生仲間のマックス役に『僕らの家路』『ヒトラーへの285枚の葉書』のヤコブ・マッチェンツのほか、ヨハン・フォン・ビューロー、アンナ・マリア・ミューエらが脇を固めて見応え充分。健常者であれ障害者であれ、夢を持つすべての人々に贈る、笑って泣いて元気になる人生の応援歌です。■映画『5パーセントの奇跡〜嘘から始まる素敵な人生〜』作品紹介2018年1月13日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー!公式ホームページ原作:MEIN BLIND DATE MIT DEM LEBEN(サリヤ・カハワッテ著)原題:Mein Blind Date mit dem Leben監督:マルク・ローテムント製作総指揮:アンヤ・フォーリンガー製作:ヨウコ・ヒグチ-ツィツマン、ターニャ・ツィーグラー共同製作:ステファン・ガートナー、イザベル・ハンド、ロドルフ・ブエット、カッレ・フリッツ音楽:ミヒャエル・ゲルトライヒ、ジャン=クリストフ・リッター撮影:ベルンハルト・ヤスパー編集:チャールズ・ラドミラルキャスティング:ステファニー・ペールマン美術:クリスチャン・アイゼレアート・ディレクション:マイキー・アルソフ舞台装飾:ガブリエラ・アウゾーニオ衣装:ラモナ・クリムコウスキーメイク:シャーロット・チャンキャサリーナ・デ・マロトキ音響:フランク・ハイドブリンクサウンド・デザイナー:アレクサンドル・ザール音響効果:チャンギス・シャロック製作国:ドイツ製作年:2017年映倫区分:PG-12配給:キノフィルムズ/木下グループ上映時間:111分© ZIEGLER FILM GMBH & CO. KG, SEVENPICTURES FILM GMBH, STUDIOCANAL FILM GMBH■映画『5パーセントの奇跡〜嘘から始まる素敵な人生〜』キャストコスティア・ウルマン=サリヤヤコブ・マッチェンツ=マックスアンナ・マリア・ミューエ=ラウラヨハン・フォン・ビューロー=クラインシュミットニラム・ファルーク=シーラアレクサンダー・ヘルト=フリートキダ・コドル・ラマダン=ハミド絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年01月13日実話を映画化し、ドイツで大ヒットを記録した映画『MY BLIND DATE WITH LIFE』が、『5パーセントの奇跡嘘から始まる素敵な人生』の邦題で2018年1月13日(土)より日本公開されることが決定。あわせて本作のポスタービジュアルも到着した。先天性の病気で95%の視覚を失った青年が、「5つ星ホテルで働きたい!」という夢を叶えるために、一世一代の“大芝居”を打つ。なんとこの青年、目が見えないということを隠して、一流ホテルで見習いを始めるのだ!持ち前の明るさと機転を利かせ、周囲からの助けも借りながら、ホテルの研修課題を次々とクリア。ところが、ある女性との出会いにより、完璧だった偽装計画が徐々に綻び始めてしまう…。本作は、10代のときにほぼ全盲に近くなってしまった将来有望な学生サリヤ・カハヴァッテの実話に基づく物語。この奇跡の実話を、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のマルク・ローテムント監督が映画化した。主演は、『誰よりも狙われた男』などに出演し、エスニックな野性味と端正な甘いマスクが魅力の超イケメン俳優コスティア・ウルマンが演じ、また彼を支える研修生仲間の“ちょっと難あり”のマックス役を、『シャトーブリアンからの手紙』などに出演し数々の受賞歴に輝く若手俳優ヤコブ・マッチェンツ。“鬼教官”のクラインシュミット役を名優ヨハン・フォン・ビューロー。視覚障がいを隠して恋愛関係に発展するシングル・マザーのラウラを『青い棘』のアンナ・マリア・ミューエが好演している。そして公開決定にあわせて、コスティア演じる主人公サリーの秘密道具である“ルーペ”をアクセントに、弱視の主人公が見つめる世界を表現したポスタービジュアルも公開された。運命に翻弄されながらも、決してあきらめず最後に夢を実現するサリーの姿が心を震わせる本作。この真実に驚き、嘘から始まった“5%の奇跡”に笑って泣いて、明日からも頑張ろうと元気が沸いてくる人生賛歌となっている。映画『5パーセントの奇跡嘘から始まる素敵な人生』は2018年1月13日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月25日『ラ・ラ・ランド』にも大きな影響を与えたジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』を彷彿とさせる、カラフル&ポップで小粋な社会派フレンチ・ミュージカル『Surquel pied danser』(英題:Julie and the Shoe Factory)が、邦題『ジュリーと恋と靴工場』として、9月、日本公開されることが決定した。田舎町に住むジュリーは、就職難の中、ようやく高級靴メーカーの工場で試験採用を手にする。だが、靴職人の女たちは迫る近代化の波でリストラされることを恐れ、抗議のためパリの本社に乗り込み騒動を起こす。巻き込まれたジュリーはあやうくクビになりかけるが、ほのかな恋の予感も…。職人の意地とプライドをかけてアイデンティティを求める、勇ましく、たくましい女たちとともに、ジュリーは靴工場閉鎖の危機を乗り越え、本当の幸せを手にすることができるのか?25歳、職なし、金なし、彼氏なしのジュリーがやっと手にしたのは、フランスのロマン市にある高級靴ブランドの靴工場での仕事。ジュリーと女性靴職人たちは、“戦う女”と名付けられた赤い靴を武器に、工場閉鎖の危機を乗り超えようとするーー。そんな現代社会を色濃く映したテーマを、ポップなロマンチック・コメディ・ミュージカルに仕上げたのは、本作で長編デビューとなるポール・カロリ・とコスティア・テスチュの新鋭監督コンビ。2017年のパームスプリングス国際映画祭で新人監督賞にノミネートされ、話題を呼んだ。現代女性の葛藤を抱える主人公ジュリーを好演するのは、『EDEN/エデン』のポーリーヌ・エチエンヌ。くるくると変わるキュートな丸い瞳は躍動感と生命力にあふれ、思わず共感してしまう主人公をみずみずしく演じている。また、どこか60年代のフレンチ・ミュージカルの香り漂う、靴や洋服の計算され尽くした色や配置と、本物のダンサーを起用したコケティッシュな踊りと歌には、いつのまにか魅了されてしまうこと間違いなし。本作の舞台となったフランスのロマン市は、元・米大統領夫人ミシェル・オバマ御用達の「ロベール・クレジュリー(Robert Clergerie)」や、かつては「シャルル・ジョルダン(CHARLES JOURDAN)」の工場もあった場所。実際に高級靴の生産地としても知られている。劇中で使われている靴や靴箱は、現地で作られたものが採用されており、歌やダンスだけでなく、細部までこだわり抜いた、現代の“ジャック・ドゥミ”テイストのミュージカルとなっている。『ジュリーと恋と靴工場』は9月23日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月29日