旅行好きのパパママの間で、いま人気上昇中の子連れ海外旅行先のひとつが、マレーシアのコタキナバル。ボルネオ島北西部に位置するサバ州の州都で、周辺にはサンゴの海や地球最古の熱帯雨林など手つかずの大自然が広がっています。海あり山ありのネイチャーアイランドには、子どもの五感を刺激してくれるアクティビティがめじろ押し。そこで今回は実際に現地で体験したなかから、とくに家族旅行におすすめしたいアクティビティをご紹介します。■野生動物に会いに行く!「テングザル観察リバーサファリ」冒険気分を味わえるリバーサファリ地球最古の熱帯雨林が茂るボルネオ島は野生動物の宝庫ゆえ、動物に会いに行くオプショナルツアーも豊富。なかでも小さな子連れでも参加しやすいのが、「テングザル観察リバークルーズ」です。マングローブの生い茂る川をボートで進んでいくと、スタッフの「あそこにいるよ」の声。指さす方向を見ると、大きな鼻が目を引くボルネオ島固有のテングザルが枝をゆさゆさと揺する姿が。テングザル以外のサルや水トカゲなど多数の動物を見ることができました。驚くほど多様な動物が暮らすボルネオ島。テングザルは大きな鼻が特徴日没後は天気がよければ、ホタル観賞です。木々のまわりで輝く無数のホタルの群れは、まるでクリスマスツリーのような美しさ。今回はクリアス川でのリバークルーズを楽しみましたが、ガラマ川でも楽しめます。いずれもコタキナバルからは片道約2時間。午後出発で夕食付きの半日プランが一般的です。■サンゴ礁の海を楽しむ!「アイランドホッピング」サピ島のビーチ。とにかく海の青さに感激!コタキナバル沖には、5つの島(ガヤ島・サピ島・マヌカン島、マムティク島、スルグ島)からなる海洋公園「トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園」があり、このうち1~2島を巡るアイランドホッピングツアーが人気。コタキナバル市内からスピードボートでわずか15分と近いのに、海の青さが段違い! 魚も多く、子どもたちも大はしゃぎです。人気アクティビティ、ジップライン「コーラルフライヤー」(40kg以下の子どもは親と二人乗りで体験可)はとにかく爽快!サピ島とガヤ島を結ぶ全長250mシュノーケリングやパラセーリングなどマリンアクティビティもいろいろ。子どもが小学生くらいなら、家族でチャレンジしてみると楽しいですよ(※アクティビティによって対象年齢が違うので詳細は現地で確認を)。■先住民の暮らしに触れる!マリマリ文化村マリマリ文化村。こんなつり橋もあり、大人もワクワク!少数民族が30以上も暮らすサバ州。先住民族のライフスタイルを再現した「マリマリ文化村」は、子どもが楽しみながら異文化に触れられる絶好の観光スポットです。吹き矢体験。ほかに火起こしレクチャーや地酒の試飲も見学の最後は見応えのある民族の舞踏ショーで締めくくり■市内観光も異文化体験のひとつ白と青のコントラストが美しい「コタキナバル市立モスク」市内観光でも発見がいっぱいです。市内にはモスクも多く、ヒジャブ(イスラム教の女性がかぶるスカーフ)を身に付けた女性の姿を見れば、子どもも日本とは違う異文化を自然に感じられるでしょう。マレーシアの人たちは温厚でフレンドリーなので、市場やお土産もの屋さんでは、ぜひ子どもも交えて店員さんとコミュニケーションをとってみることをおすすめ。そうしたリアルな体験は、子どもが世界を理解する感性を育む素地になってくれるはず。サバ州の民芸品を集めたショップ「カダイク」は、ぬいぐるみ、かご製品、ナマコ石けんなどお土産の品ぞろえが豊富親子ともに冒険心をくすぐられるコタキナバル。紹介した海や森でのアクティビティはオプショナルツアーとして、ホテルのツアーデスクや現地の旅行会社などで申し込めます。日本では味わえないネイチャー体験は、親子の一生の思い出になりますよ。取材協力サバ州観光局 マレーシア航空 ※この記事は2018年6月現在の情報です。
2018年06月19日子連れ海外旅行の旅先として、近ごろ人気が高まっているマレーシアのコタキナバル。きらめくビーチあり、森の動物との出会いあり、地元の人とのふれあいあり…とファミリー向きの要素がいっぱい!直行便を利用すれば、成田から約6時間と意外に近く、施設の充実したリゾートホテルもあるので赤ちゃん連れでも安心です。今回は子連れ・赤ちゃん連れに楽しいコタキナバル旅行の魅力を徹底紹介します!コタキナバル沖に浮かぶ、サンゴ礁に囲まれたサピ島のビーチ。コタキナバルではアイランドホッピングも気軽に楽しめる■動植物の楽園!コタキナバルってどこ?コタキナバルは、ボルネオ島北西部に位置するサバ州の州都です。ボルネオ島は、マレーシア・インドネシア・ブルネイの国境をまたぐ世界で3番目に大きな島で、地球最古の熱帯雨林が生い茂り、多様な動植物の宝庫。そのため、コタキナバルではオラウータンやテングザルなど、動物に会いに行くオプショナルツアーも充実しています。森の野生動物を探しにいくツアーも豊富島のまわりは美しいサンゴ礁に囲まれ、マリンアクティビティも多彩。海も森もすぐ近くにあるので、本物のネイチャー体験を親子で気軽に楽しめます。サピ島でのパラセーリング体験サバ州は10~3月がモンスーン季とされますが、年間を通じて大きな気候の変化はなく、基本的に一年中旅しやすい旅先です。■コタキナバルが子連れ旅行におすすめの3つの理由自然体験が豊富なこと以外にも、赤ちゃん連れ・子連れにうれしい理由があります。1.直行便があるスケジュールは限られますが、マレーシア航空が、月・木の週2便、成田/コタキナバルの直行便を運航しています(※)。フライト時間は約6時間。直行便がない日はクアラルンプール経由で。その場合は乗り換え時間を含めて11時間強かかるので、往復のいずれかだけでも直行便が利用できるとフライトの負担がグンと減らせますね。2.時差が少ないコタキナバルと日本の時差は1時間(日本より1時間遅い)だけなので、時差ボケしらず。子どもの体力的な負担も少なくてすみます。3.温厚な国民性マレーシアの人たちは温厚な国民性で、子ども好きも多くフレンドリー。子どもと一緒にいるだけで現地の人とのコミュニケーションの機会が増えるかも! レストランも基本的に子連れウェルカム。島なのでおいしいシーフードがリーズナブルに楽しめます。マレーシア航空の成田/クアラルンプール線は、2018年5月より新機材エアバスA350-900型機で運航されている。内装もピカピカで快適※マレーシア航空の成田/コタキナバル線は2018年5月18日~7月22日までの期間、一時的に運航を休止していますが、7月23日から再開予定です。■コタキナバルの治安や衛生環境は?ガヤストリートにある人気ラクサ店「イーフン」。子連れの姿もコタキナバルは基本的に治安もよく、街歩きも安心です。ただ、スリや置き引きなどはあるので、一般的な海外旅行と同程度の注意は必要。衛生状態も良好で、とくにリゾートホテルに滞在しているのであれば神経質になる必要はありませんが、日本の夏と同様の気配りを。飲み水はミネラルウォーターを使うようにします。カラフルな建物が多く、フォトジェニックなコタキナバルの街並み日差しが強いので子ども用の日焼け止めや帽子、森へ行くときは虫よけも忘れずに。オムツは街のスーパーにも売っていますが、水遊び用のオムツは入手しづらいので日本から持っていくことおすすめ。ミルクも飲み慣れたもののほうが安心です。■コタキナバルで子連れにおすすめのホテルと選び方のポイント開発が進むコタキナバルでは年々新しいホテルがオープンしているのでホテルの選択肢は豊富。子連れなら、海沿いにあるプール付きのホテルがよいでしょう。たまにはスパやバーでのんびりしたいママパパは、キッズクラブやベビーシッターサービスの有無もチェックしておくとよいですよ。子どもはやっぱりプール遊びが大好き!「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」コタキナバル国際空港から車で約10分、コタキナバル市街地へも車で10分と便利な立地にある「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」も、子連れに人気のホテルのひとつ。赤ちゃん向けプールや子ども向けスライダー、ボルネオ唯一のウォーターパークなどがあり、プール・水遊びはバッチリ。5~12歳の子どもが無料で利用できるキッズクラブ(※5歳以下は保護者要同伴)もあり、図工やゲームなど日替わりアクティビティのほか、毎週金曜夜にはキッズパーティも開かれます。「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」の朝食ブッフェにはかわいいキッズコーナーもホテル前のタンジュンアルビーチは夕陽の名所。絶景サンセットを家族で楽しむ人も多い赤ちゃん連れや子連れのコタキナバル旅行では、ホテルのプールやビーチ遊びをメインに、オプショナルツアーをいくつか組み合わせるのがおすすめ。手つかずの大自然のなかで、本物のネイチャー体験ができるコタキナバル。今後ますます注目が高まりそうな旅先です。取材協力サバ州観光局 マレーシア航空 ※この記事は2018年6月現在の情報です。
2018年06月14日ボルネオ島の玄関口、マレーシア・サバ州「コタキナバル」で初の5つ星シティホテルといえば、「ハイアット リージェンシー キナバル」。そのロビーエリアに隣接する形で、2014年にオープンしたのが「タンジュン リア カフェ」。朝は、ゲストのための朝食ビュフェが提供され、夜はモダンキュイジーヌビュッフェを楽しめるオールデイダイニングで、とりわけ人気が高いのが世界各国の料理を楽しめる「ランチビュッフェ」だ。レストランの入口とロビーの開放的な空間オープンキッチンスタイルのモダンな店内チキンライスをオーダーできるコーナーレストラン内は、オープンキッチンスタイルが取られ、調理をするシェフの姿が見てとれる。活気あるキッチンに登る湯気に、食欲をそそる香り……。思わず、立ち止まって見入ってしまいそうになる。選びきれない程の世界各国料理の数々マレーシア料理の数々マレーシア料理から、中華料理、西洋料理など多岐に渡る料理の数々は、それぞれの国ごとにプレゼンテーションがされていて、華やか。一度見て回っても覚えきれない程のバリエーション豊富な内容に、心躍ること間違いない。蒸したての飲茶が並ぶマレー風焼き鳥「サテ」マレーシア人の食卓に欠かせない「サンバルソース」の種類も豊富元々はお祝いの際に食べられる、マレーシアのもち米料理「レマン」はサンバルとの相性もいいこだわりの必食料理グリルコーナー大きな塊のパルメザンチーズを削りとり、香り高いうちにトッピングをしてくれるシーザーズサラダや、ウェスタングリルコーナーの肉料理は、フード部門のディレクター・ダリル氏が教えてくれた、必食メニュー。シンプルながらもこだわりの深い逸品は、必ず味わいたい。香り高いパルメザンチーズ充実のデザートはマレーシアンスイーツに注目!アパム・バリ美しく並べられたケーキや、フルーツ、更にはマレーシアならではのデザートは、別腹で楽しみたい。特に、マレーシア風パンケーキ「アパム・バリ」や、マレーシア風かき氷「アイスカチャン」は人気の逸品。ケーキコーナーマレーシア料理をはじめ、各国料理を楽しめるランチビュッフェの料金は、1人RM90(約2,400円)で、コストパフォーマンスの良さを十分に感じる。「タンジュン リア カフェ」は、コタキナバルで優雅にランチを楽しむなら、ぜひ候補に入れたいレストランだ。※日本円表記は、2015年9月30日の為替レートに準じます。(photo: Satsuki Ichikawa / text: Ai Tanaka)
2015年09月30日