大政絢が、コナリミサトの漫画「ひとりで飲めるもん!」のドラマ化でWOWOWドラマ初主演することが決定。グルメドラマ初主演で、ギャップが凄いバリキャリOLを熱演する。原作は、黒木華、中村倫也、高橋一生ら出演でドラマ化された「凪のお暇」や、4月からドラマ化が放送スタートする「珈琲いかがでしょう」で知られるコナリさんが描く、働く女性のちょい飲みグルメストーリー。大政さんが演じるのは、化粧品会社コスメーズの広報部に勤務する28歳の主人公・紅河メイ。容姿端麗で社内では一目置かれる存在だが、やっかみも多い。そんな彼女は、仕事帰りの飲食チェーン店でのひとり飲みすることが、自分への何よりのご褒美。至福の一杯に酔いしれ、ひたすら美味しいものをリーズナブルに食べ、今日をリセットしていくのだ。職場ではクールで何事も完璧なキャリアウーマンだが、仕事が終われば一転してひとり飲みを謳歌する、社内では知られざる別の顔が発動と、二面性のある役柄で新境地に挑む大政さんは「自分がちょうど30歳の節目となる年齢でこのお話を頂き、とても光栄な気持ちと緊張感が同時にきました。でも、コナリミサトさん原作の漫画『ひとりで飲めるもん!』を読んだ時に、一人の女性が仕事を全力で頑張りながらチェーン店で一人飲みする主人公の姿を見て肩の力が抜けたというか、自分自身もリラックスしてやろうという気持ちになれました」と明かし、「私も食べることが大好き!お酒を飲むことが大好き!それを息抜きや頑張る糧にしているタイプなのでとても共感しながら演じました!」とコメント。また毎話、1店舗ずつ実在の飲食店が登場するのも作品の大きな見どころ。第1話から順に「天丼てんや」「餃子の王将」「吉野家」「はなまるうどん」「かつや」「フォルクス」「カレーハウスCoCo壱番屋」「スシロー」と有名チェーン店が集結。大政さんは「大変な時期ではありますが、食べる喜び、幸せを存分に感じられる。そして、誰しもが一度は行ったことがある場所なのでとても共感できて食べにいきたくなる。そんなドラマになっています!」とメッセージを寄せた。そしてコナリさんは「『ひとりで飲めるもん!』の実写ドラマ化、とてもとても嬉しいです!!」と喜び、「大政絢さんの紅河メイのビジュアルがはちゃめちゃに紅河メイで飛び上がりました。クールビューティーがほどけたときの『なまらうみゃ~!』とのギャップもすごい楽しみです」と放送に期待している。なお、イガリシノブプロデュースブランドの「WHOMEE」が、メイが働くコスメ会社コスメーズの商品として登場することも分かった。WOWOWオリジナルドラマ「ひとりで飲めるもん!」は6月4日(金)WOWOWオンデマンドにて全8話一挙配信、毎週金曜日23時30分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2021年03月31日ドラマ「凪のお暇」で話題となったコナリミサトの漫画「珈琲いかがでしょう」が、同作にも出演した中村倫也主演でドラマ化決定。監督・脚本は『かもめ食堂』の荻上直子が手掛ける。原作は、素敵な移動珈琲屋さんの店主は街から街へ、行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく、“幸せを運ぶ珈琲物語”を描いた同名漫画。2014年~2015年にかけて「WEBコミック EDEN」で連載され、2018年にはアニメ化もされた。「凪のお暇」では、“メンヘラ製造機”ゴンを演じた中村さんだが、今作では、店主・青山一に扮する。以前から原作ファンの間で、青山のビジュアルや仕草、佇まいが、「中村倫也にしか見えない」という声も挙がっており、今回原作ファン待望論が現実になった。移動珈琲店「たこ珈琲」店主の青山は、移動珈琲車に乗り、街から街へ、行く先々で、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく。爽やかで飄々とした王子様に見えるが、その裏には想像を絶する秘密が…。今回テレビ東京ドラマ初主演となった中村さんは「オファーをいただくずっと前、一昨年に原作者のコナリさんとお仕事させていただきまして、その頃にこの漫画も読んでいたんです。たいへん楽しく拝読させていただきました。なので世界観の共有はバッチリかなと」とコメント。原作ファンの声は中村さんの元にも届いていたようで「『お待たせしました』といったところでしょうか。これで僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思うので、良かったなと思います。笑」と安堵し、「影と包容力のある、珈琲屋のぽわぽわした兄ちゃんとしてまずは存在できればと思います」と意気込む。そして「知らぬ間にコーヒーカップについてしまった汚れを綺麗に落としていくような、そんな作品になると思います。癒しとハラハラを内包するこのドラマをぜひ楽しんでいただければと思います」と視聴者へメッセージを寄せた。「中村さんの演じてくださったゴンが素晴らしすぎたので青山も素晴らしすぎる未来しか見えません」と期待を寄せる原作者のコナリさんは、「最終回までの脚本をすでに読ませていただいているのですが、原作エピソードはもちろんのこと、ドラマオリジナル回もあって楽しみです」と明かしている。なお、監督・脚本は、『かもめ食堂』『めがね』『彼らが本気で編むときは、』などで知られる荻上監督。さらに監督には、『パラレルワールド・ラブストーリー』の森義隆、『ケンとカズ』の小路紘史が名を連ねる。「珈琲いかがでしょう」は2021年、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年01月07日いよいよやってまいりました、年に一度のマンガ祭り、「ananマンガ大賞」の発表です!作品の魅力をじっくり紹介♪恋も仕事も捨て出直す、そんな女子に共感が?!アンアン編集部のマンガ好きのスタッフが、山のようにある愛読作品の中から、読者におすすめしたい作品を選ぶこの賞。世間のマンガ賞に比べると、自由気まま度はかなり高い賞ですが、なんと今年で8年目!!ということで、本年度も好き放題選ばせていただこうと思うのですが、一応改めて、審査基準をご紹介。(1)イケメンが出てくること、(2)ラブストーリーであること、(3)現在連載中であること、そして、(4)読んだあと“楽しかった~”というハッピーな読後感がもらえること。この4つの基準を軸に、じっくり、じっくり選ばせていただき…。2017年は、コナリミサトさんの『凪のお暇』を大賞に選出しました!パチパチパチ!空気を読むのに疲れた凪が、自分を取り戻すラブコメディ。空気を読んで生きてきたOLの凪が、あるきっかけで「空気は読むものではない、吸うものだ」と気付き、仕事と恋を捨てる!ちょっぴり懐かしい感じのタッチが新鮮な、人生リセットマンガ。『エレガンスイブ』(秋田書店)で連載中。3巻が’18年1月に発売予定。主人公は空気を読んで生きる冴えないOLの、凪ちゃん。空気を読みすぎた結果、職場で“おとなしいいい子”という、本来とは違うキャラになってしまった主人公。彼女の毎日を言い表すなら、“なんだかなぁ”。唯一の趣味が〈節約〉という凪。この生きづらさ、共感する人が多いのでは…?仕事も男もすべて断捨離。人生をリセットし、ありのままに生きることに!そんな凪が、職場で同僚にいいように使われていたこと、そして「冴えない自分の唯一のカード」と思っていた彼氏・慎二のある本心を知ってしまい、仕事、人間関係、持ち物、すべて断捨離。その潔さ、ちょっと気持ちよさそうで羨ましい。移り住んだアパートの隣室に住む謎の男子と恋の予感があったり?郊外の6畳一間のアパートで、貯金を切り崩すニート生活をスタート。飾り気ゼロ、クセ毛全開の凪ですが、隣に住む男子といい感じに…?!他にも同じアパートに住む小学生やハロワで出会う女子など、新しい人間関係を構築します。クズメンだと思ってた前彼、本当は今でも凪のことを…?!「セックスがいいから付き合ってるだけ」と、凪がいないところで言い放った、前彼の慎二。目の前から突然いなくなった凪に納得がいかず、転居先までしつこく追いかけてくる始末。社内イチのモテ男なのに、彼の本心はいったい?!『凪のお暇』コナリミサト1~2巻各680円/秋田書店(C)コナリミサト/秋田書店コナリミサトさんマンガ家。2000年デビュー。『まんがタイムオリジナル』(芳文社)で「ひとりで飲めるもん!」連載中。お酒好きみたいです?!※『anan』2017年1月3・10日号より。写真・中島慶子(本)(by anan編集部)
2018年01月06日第8回「ananマンガ大賞」を受賞したコナリミサト先生に、受賞記念インタビュー! 『凪のお暇』の制作秘話など、じっくりお伺いしました。――そもそもこの作品は、どんなところからヒントを得て、描き始めたのでしょうか?私の好きなマンガは、美味しい料理や、実際にやってみたくなる小ネタなど、〈実用系情報〉が入っているのが多いので、自分もそういうものを描きたかったんです。新しい連載を考えていたのが〈節約小ネタ〉に興味があった時期だったので、まず、1話に1つ、「節約小ネタ」を入れようと決めました。あと、一時期私、会話の中で「わかる〜」という言葉を多用していたんですよ。これってすごく便利な言葉なんです。言われたときには共感された気がして嬉しいし。実はよくわかってないのに、とりあえずその場が収まるから使ってしまうときもあったりして…。でもふと、「わかる〜」を多用する私は、相手にも自分にも誠実ではないのかも…と、悩んだことがあって。そこからヒントを得て、空気を読んで「わかるわかる」と言いすぎて壊れちゃった女の子が、節約する話を書こう、と。――主人公の凪がリセットする姿は、清々しく、羨ましいです。読者の方からも、それこそ「わかる!」といった声をたくさんいただいたのですが(笑)、私としてはその多さにびっくりしました。現実世界の、凪と同世代の女の子たちは、もっと上手く生きているイメージがあったので…。でも実はみんなこういう経験をしていて、リセットしたいって、心のどこかで思っているのかもしれないですね。私も含め(笑)。――そんなふうに共感を集める凪は、どんな女の子ですか?冒頭のOL時代の彼女は、空気を読んでいる間に、“言いやすく、押し付けやすい、おとなしい女子”。その文脈だけだと、彼女は聖人君子なピュアピュアな女の子かな、と思うんですが、案外とそうではない。恋人のことを、「私のカード」と言える計算高さも持ってる、ごく普通の子だと思います。リセット後、空気を読むのをやめたことで、本来の自分を少しずつ取り戻していくのですが、そのプロセスを描くのは楽しいです。――ラブコメとして笑える部分もあり、一方、身につまされるくだりもある。バランスが絶妙です。少女マンガだけでなく、少年マンガもたくさん読んで育ってきたので、少年マンガのラブコメ感が大好きなんです。なので、常に笑ってほしいです。一方で、読者をギクッとさせたいという思いもあって。ハッとして背筋が伸びる、そんなセリフやシーンを描きたいと、いつも思っています。――1月に3巻が出ると伺っています。彼女の人生と恋路はどうなっていくのでしょうか…。3巻では、前彼の慎二となぜ付き合うことになったのか、また凪が空気を読む人に育った背景などが描かれます。ラブだけでなく、凪の人間性を新しい側面からも描くので、そのあたりも楽しみにしていただけると嬉しいです。――凪に執着するツンデレの慎二と、優しいけれど言葉に重みがまったくない隣人のゴンさん。どっちもモテそうな男子ですが、コナリ先生はどちらが好み?えーーーー?!どっちも好みじゃない…(笑)。2人の中間みたいな男性がベストだと思うんですが、作者としては、そんなに簡単には主人公を幸せにはしてあげないぞ、という気持ちがあるので、もうちょっと凪ちゃんには苦労してもらおうと思います(笑)。『凪のお暇』1~2巻各680円/秋田書店(C)コナリミサト/秋田書店コナリミサトさんマンガ家。2000年デビュー。『まんがタイムオリジナル』(芳文社)で「ひとりで飲めるもん!」連載中。お酒好きみたいです?!※『anan』2017年1月3・10日号より。(by anan編集部)
2018年01月06日